JP2018140800A - 定量注出キャップ - Google Patents
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Abstract
【課題】注出する内容物の計量精度を向上させることが可能な定量注出キャップを提供すること。
【解決手段】下端開口部が容器体内に連通する連通筒31と、有底筒状の計量筒32と、連通筒31及び計量筒32それぞれの上端開口部を一体に覆う被覆体23と、を備え、被覆体23には、計量筒32内の内容物を注出する注出孔73Aと、連通筒31及び計量筒32の上端開口部同士を連通させる連絡通路74Aと、が形成され、被覆体23が、連通筒31及び計量筒32の上端開口部を閉塞した状態で、注出孔73Aと計量筒32の上端開口部とを連通させる注出位置と、連絡通路74Aが連通筒31及び計量筒32の上端開口部同士を連通させる計量位置と、の間を、キャップ周方向に移動可能に配設されている。
【選択図】図1
【解決手段】下端開口部が容器体内に連通する連通筒31と、有底筒状の計量筒32と、連通筒31及び計量筒32それぞれの上端開口部を一体に覆う被覆体23と、を備え、被覆体23には、計量筒32内の内容物を注出する注出孔73Aと、連通筒31及び計量筒32の上端開口部同士を連通させる連絡通路74Aと、が形成され、被覆体23が、連通筒31及び計量筒32の上端開口部を閉塞した状態で、注出孔73Aと計量筒32の上端開口部とを連通させる注出位置と、連絡通路74Aが連通筒31及び計量筒32の上端開口部同士を連通させる計量位置と、の間を、キャップ周方向に移動可能に配設されている。
【選択図】図1
Description
本発明は、定量注出キャップに関する。
この種の定量注出キャップとして、下端開口部が容器体内に連通する円筒状の内ノズルと、内ノズルを径方向外側から覆い、内ノズルの外周面との間に計量室を形成する円筒状の外ノズルと、外ノズルの上端開口部を閉塞する被覆体と、を備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。ここで、内ノズル及び外ノズルは、同軸に配置されており、内ノズル及び外ノズルそれぞれの中心軸は、容器体の中心軸に対して傾いている。
このような定量注出キャップでは、まず、定量注出キャップを装着した容器体を例えば倒立させ、内ノズルを通して容器体内の内容物を計量室に流入させ、その後、容器体を正立させて計量する。そして、被覆体を取り外して外ノズルの上端開口部を開放した後に、容器体内の内容物が内ノズルを通して流通しない程度に容器体を傾けて計量室内の内容物を注出させる。
このような定量注出キャップでは、まず、定量注出キャップを装着した容器体を例えば倒立させ、内ノズルを通して容器体内の内容物を計量室に流入させ、その後、容器体を正立させて計量する。そして、被覆体を取り外して外ノズルの上端開口部を開放した後に、容器体内の内容物が内ノズルを通して流通しない程度に容器体を傾けて計量室内の内容物を注出させる。
しかしながら、上記従来の定量注出キャップでは、計量した内容物を注出している間も内ノズルと外ノズルの上端開口部とが連通しているので、計量した内容物を外ノズルの上端開口部から注出させている間に、容器体内の内容物が内ノズルを通して不意に注出されることがある。
そこで、本発明は、注出する内容物の計量精度を向上させることが可能な定量注出キャップを提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するために以下のような手段を採用した。すなわち、本発明の定量注出キャップは、下端開口部が容器体内に連通する連通筒と、有底筒状の計量筒と、前記連通筒及び前記計量筒それぞれの上端開口部を一体に覆う被覆体と、を備え、前記被覆体には、前記計量筒内の内容物を注出する注出孔と、前記連通筒及び前記計量筒の前記上端開口部同士を連通させる連絡通路と、が形成され、前記被覆体が、前記連通筒及び前記計量筒の前記上端開口部を閉塞した状態で、前記注出孔と前記計量筒の前記上端開口部とを連通させる注出位置と、前記連絡通路が前記連通筒及び前記計量筒の前記上端開口部同士を連通させる計量位置と、の間を、当該被覆体の中心軸回りの周方向に移動可能に配設されていることを特徴とする。
この発明では、被覆体が計量位置にあるときに、容器体内の内容物は、連通筒内及び連絡通路を通って計量筒内に流入して計量され、被覆体が注出位置にあるときに、計量筒内と注出孔とが連通し、注出孔を通して計量した計量筒内の内容物を注出させる。この注出位置では、連絡通路を通した計量筒内と連通筒内との間の連通が遮断されており、計量筒内の計量された内容物を注出している間に容器体内の内容物が注出孔を通して注出されないので、注出する内容物の計量精度を向上させることができる。
また、本発明の定量注出キャップでは、前記連通筒及び前記計量筒の前記上端開口部を一体に覆い、前記連通筒の前記上端開口部と連通する連通孔及び前記計量筒の前記上端開口部と連通する計量孔が形成された栓体を備え、前記被覆体のうち前記連絡通路を画成する壁部の下端が、前記栓体の上面に摺接してもよい。
この発明では、例えば粉体の内容物が計量後に栓体上に残存した場合など、連絡通路に内容物が残存した場合であっても、被覆体を計量位置から注出位置へ移動させる過程で、連絡通路の壁部が栓体の上面を摺動することで、このように残存した内容物が容器体内に戻されやすくなる。これにより、計量した内容物の注出中に連絡通路に残存した内容物が共に注出されることを抑制するので、注出する内容物の計量精度をより向上させることができる。
この発明では、例えば粉体の内容物が計量後に栓体上に残存した場合など、連絡通路に内容物が残存した場合であっても、被覆体を計量位置から注出位置へ移動させる過程で、連絡通路の壁部が栓体の上面を摺動することで、このように残存した内容物が容器体内に戻されやすくなる。これにより、計量した内容物の注出中に連絡通路に残存した内容物が共に注出されることを抑制するので、注出する内容物の計量精度をより向上させることができる。
また、本発明の定量注出キャップでは、前記連通筒または前記計量筒に対して固定され、前記容器体からの離脱を抑制する離脱抑制体を備えてもよい。
この発明では、容器体内の内容物の計量中や注出中など、容器体に装着した定量注出キャップを操作している間に定量注出キャップが不意に離脱することを抑制するので、定量注出キャップの操作性を向上させることができる。
この発明では、容器体内の内容物の計量中や注出中など、容器体に装着した定量注出キャップを操作している間に定量注出キャップが不意に離脱することを抑制するので、定量注出キャップの操作性を向上させることができる。
また、本発明の定量注出キャップでは、前記離脱抑制体が、前記容器体のヒンジキャップの蓋体が係止される回転抑制部を備えてもよい。
この発明では、被覆体を計量位置と注出位置との間で移動させているときに連通筒及び計量筒が被覆体と共に周方向に移動することを抑制するので、定量注出キャップの操作性をさらに向上させることができる。
この発明では、被覆体を計量位置と注出位置との間で移動させているときに連通筒及び計量筒が被覆体と共に周方向に移動することを抑制するので、定量注出キャップの操作性をさらに向上させることができる。
この発明にかかる定量注出キャップによれば、被覆体が注出位置にあるときに連通筒内と計量筒内との間の連通が遮断されるので、計量した内容物の注出中に容器体内の内容物が注出されることが抑制され、注出する内容物の計量精度を向上させることができる。
以下、本発明による定量注出キャップの第1実施形態を、図面に基づいて説明する。なお、以下の説明に用いる各図面では、各部材を認識可能とするために縮尺を適宜変更している。
本実施形態にかかる定量注出キャップ1は、例えば図3に示すような容器体2に装着して使用される。まず、この容器体2について簡単に説明する。
容器体2は、内容物が収容される有底円筒状の容器本体3と、容器本体3の円筒状の口部4に装着されたヒンジキャップ5と、を備えている。なお、容器体2としては、従来使用されている既製の容器体2を使用することができる。
容器本体3内の内容物は、例えば固体(粉体)や液体など、流動性を有するものである。なお、内容物は、加温や振動など外部環境の変化により、流動性を発揮するものであってもよい。
本実施形態にかかる定量注出キャップ1は、例えば図3に示すような容器体2に装着して使用される。まず、この容器体2について簡単に説明する。
容器体2は、内容物が収容される有底円筒状の容器本体3と、容器本体3の円筒状の口部4に装着されたヒンジキャップ5と、を備えている。なお、容器体2としては、従来使用されている既製の容器体2を使用することができる。
容器本体3内の内容物は、例えば固体(粉体)や液体など、流動性を有するものである。なお、内容物は、加温や振動など外部環境の変化により、流動性を発揮するものであってもよい。
ヒンジキャップ5は、口部4に装着された円筒状の取付体11と、取付体11にヒンジ接続された有頂筒状の蓋体12と、を備える。
取付体11は、口部4を外側及び内側から挟む二重円筒状の取付筒部13と、口部4の内側に配設される円筒状の取出筒部14と、を有している。取付筒部13の上端部には、蓋係止突部13Aが外側に向けて突設されている。さらに、取出筒部14の下端部の内周面には、図3ではすでに分離されているが、中栓15が弱化部16を介して接続されている。
蓋体12の円筒状の側壁部17の下端部には、取付筒部13の蓋係止突部13Aに係止する蓋係止凹部17Aが形成されている。
取付体11は、口部4を外側及び内側から挟む二重円筒状の取付筒部13と、口部4の内側に配設される円筒状の取出筒部14と、を有している。取付筒部13の上端部には、蓋係止突部13Aが外側に向けて突設されている。さらに、取出筒部14の下端部の内周面には、図3ではすでに分離されているが、中栓15が弱化部16を介して接続されている。
蓋体12の円筒状の側壁部17の下端部には、取付筒部13の蓋係止突部13Aに係止する蓋係止凹部17Aが形成されている。
定量注出キャップ1は、図1及び図2に示すように、キャップ本体21と、キャップ本体21内に配設された円板状の栓体22と、キャップ本体21に取り付けられた円箱状の被覆体23と、を備える。なお、図2では、被覆体23を省略して示している。
ここで、栓体22及び被覆体23は、それらの中心軸線が共通軸上に位置する状態で配設されている。以下、この中心軸線をキャップ軸(回転軸)Oと称し、図1においてこのキャップ軸Oに沿ってキャップ本体21から被覆体23に向かう方向を上方、その逆方向を下方とする。また、キャップ軸Oから見た平面視でキャップ軸Oに直交する方向をキャップ径方向、キャップ軸O回りで周回する方向をキャップ周方向とする。
ここで、栓体22及び被覆体23は、それらの中心軸線が共通軸上に位置する状態で配設されている。以下、この中心軸線をキャップ軸(回転軸)Oと称し、図1においてこのキャップ軸Oに沿ってキャップ本体21から被覆体23に向かう方向を上方、その逆方向を下方とする。また、キャップ軸Oから見た平面視でキャップ軸Oに直交する方向をキャップ径方向、キャップ軸O回りで周回する方向をキャップ周方向とする。
キャップ本体21は、円筒状の連通筒31と、有底半円筒状の計量筒32と、を備える。これら連通筒31及び計量筒32は、それぞれの中心軸がキャップ軸Oと平行に配設されており、キャップ径方向に連ねられて配設されている。
連通筒31は、連通筒31の中心軸線がキャップ軸Oからキャップ径方向にずれた位置に配設されている。
連通筒31の下端部には、破断された弱化部16に係止する連通筒係止突部31Aが全周にわたって形成されている。また、連通筒31の外径は、取出筒部14の内径と同等となっており、連通筒31は、取出筒部14内に挿入可能となっている。そして、連通筒31のうちキャップ径方向で計量筒32から離間する側面には、容器体2の蓋体12が取り付けられる離脱抑制体33が設けられている。
連通筒31は、連通筒31の中心軸線がキャップ軸Oからキャップ径方向にずれた位置に配設されている。
連通筒31の下端部には、破断された弱化部16に係止する連通筒係止突部31Aが全周にわたって形成されている。また、連通筒31の外径は、取出筒部14の内径と同等となっており、連通筒31は、取出筒部14内に挿入可能となっている。そして、連通筒31のうちキャップ径方向で計量筒32から離間する側面には、容器体2の蓋体12が取り付けられる離脱抑制体33が設けられている。
離脱抑制体33は、連通筒31の外周面からキャップ径方向外側へさらに突出する接続壁部41と、接続壁部41のキャップ径方向外端に連設された円板状の係止部42と、を有する。
接続壁部41は、接続壁部41の突出方向でキャップ径方向外側から見て上方に開口するU字状をなしている。
接続壁部41は、接続壁部41の突出方向でキャップ径方向外側から見て上方に開口するU字状をなしている。
係止部42の外面には、キャップ径方向外側へさらに突出する円筒状の回転抑制筒部(回転抑制部)43が設けられている。回転抑制筒部43の外径は、蓋体12の側壁部17の内径と同等となっており、回転抑制筒部43の外端部には、蓋体12の側壁部17の下端部が係止される側壁係止突部43Aが全周にわたって設けられている。なお、側壁係止突部43Aは、全周にわたって形成されていなくてもよい。
また、係止部42の下端部の内面と連通筒31の外周面との間の隙間には、定量注出キャップ1を容器体2に装着したときに取出筒部14が配設される。そして、係止部42の下端部の内面には、定量注出キャップ1を容器体2に装着したときに取付体11に形成された蓋係止突部13Aが係止される第1取付筒係止凹部42Aが設けられている。さらに、係止部42の下端部の内面には、定量注出キャップ1を容器体2に装着したときに取付体11の取付筒部13の上端が当接または近接する第1リブ部42Bが突設されている。
また、係止部42の下端部の内面と連通筒31の外周面との間の隙間には、定量注出キャップ1を容器体2に装着したときに取出筒部14が配設される。そして、係止部42の下端部の内面には、定量注出キャップ1を容器体2に装着したときに取付体11に形成された蓋係止突部13Aが係止される第1取付筒係止凹部42Aが設けられている。さらに、係止部42の下端部の内面には、定量注出キャップ1を容器体2に装着したときに取付体11の取付筒部13の上端が当接または近接する第1リブ部42Bが突設されている。
計量筒32は、連通筒31よりも下方に突出しており、平面視で半円状の底板部45と、底板部45の外周縁から上方に向けて延設された半円筒状の周筒部46と、を有する。
底板部45は、定量注出キャップ1を容器体2に装着したときに容器本体3の肩部3Aの傾斜に沿うように、キャップ径方向外側に向かうにしたがって下方に向かうように傾斜している。
周筒部46の下端部には、周筒部46の内側に向けて段状に窪んだ段部47が形成されており、周筒部46において平面視で直線状の部分のうち段部47よりも上側の部分は、連通筒31に連なっている。
底板部45は、定量注出キャップ1を容器体2に装着したときに容器本体3の肩部3Aの傾斜に沿うように、キャップ径方向外側に向かうにしたがって下方に向かうように傾斜している。
周筒部46の下端部には、周筒部46の内側に向けて段状に窪んだ段部47が形成されており、周筒部46において平面視で直線状の部分のうち段部47よりも上側の部分は、連通筒31に連なっている。
段部47は、上段部48と、上段部48の下端に連設されて上段部48よりも周筒部46内に窪む下段部49と、を有する。この段部47の外面と連通筒31の外周面との間の隙間には、定量注出キャップ1を容器体2に装着したときに取出筒部14が配設される。
上段部48の下端部の外面には、係止部42と同様に、定量注出キャップ1を容器体2に装着したときに取付体11に形成された蓋係止突部13Aが係止される第2取付筒係止凹部48Aが設けられている。第2取付筒係止凹部48Aの上下方向の位置は、第1取付筒係止凹部42Aと同等となっている。また、上段部48の外面には、定量注出キャップ1を容器体2に装着したときに取付体11の取付筒部13の上端が当接または近接する第2リブ部48Bが突設されている。
上段部48の下端部の外面には、係止部42と同様に、定量注出キャップ1を容器体2に装着したときに取付体11に形成された蓋係止突部13Aが係止される第2取付筒係止凹部48Aが設けられている。第2取付筒係止凹部48Aの上下方向の位置は、第1取付筒係止凹部42Aと同等となっている。また、上段部48の外面には、定量注出キャップ1を容器体2に装着したときに取付体11の取付筒部13の上端が当接または近接する第2リブ部48Bが突設されている。
また、キャップ本体21の上端部は、全周にわたって連続して延びる円筒状の周壁部50となっている。この周壁部50は、キャップ軸Oと同軸に配設されている。
周壁部50の下端には、連通筒31のうち計量筒32との接続部分にキャップ径方向で対向する部分に段差なく連なっている。また、周壁部50の下端には、周筒部46のうち平面視で円弧状の部分が段差なく連なっている。
周壁部50の上端部の内周面には、被覆体23を取り付ける被覆体係止凹部50Aが全周にわたって形成されている。
周壁部50の下端には、連通筒31のうち計量筒32との接続部分にキャップ径方向で対向する部分に段差なく連なっている。また、周壁部50の下端には、周筒部46のうち平面視で円弧状の部分が段差なく連なっている。
周壁部50の上端部の内周面には、被覆体23を取り付ける被覆体係止凹部50Aが全周にわたって形成されている。
栓体22は、周壁部50の内側に配設される円板状をなしており、栓体22の下面には、連通筒31及び計量筒32の内側に各別に配設される筒状の第1及び第2内筒部51、52が下方に向けて延設されている。また、栓体22には、上下方向に貫通し、連通筒31及び計量筒32内に各別に連通する連通孔22A及び計量孔22Bが形成されている。
被覆体23は、周壁部50の内側で栓体22上に配設される有底円筒状の基部61と、基部61にヒンジ62を介して連設された有頂円筒状のキャップ体63と、を備える。これら基部61及びキャップ体63は、キャップ軸Oと同軸に配設されている。
基部61は、平面視で円状の下壁部71と、底板部45の外周縁から上方に向けて延設された円筒状の側筒部72と、を有する。これら下壁部71及び側筒部72は、キャップ軸Oと同軸に配設されている。
基部61は、平面視で円状の下壁部71と、底板部45の外周縁から上方に向けて延設された円筒状の側筒部72と、を有する。これら下壁部71及び側筒部72は、キャップ軸Oと同軸に配設されている。
下壁部71には、下壁部71を上下に貫通する流通孔71Aが形成されており、この流通孔71Aの開口縁部には、上端開口部が注出孔73Aとされた円筒状の注出筒部73が上方に向けて延設されている。流通孔71Aは、図1及び図2に示す注出位置において、平面視で計量孔22Bと重なっており、注出筒部73は、計量筒32内と連通している。
また、下壁部71の中央部には、上方に向けて突出する長円椀状の膨出壁部74が形成されている。膨出壁部74は、キャップ軸O方向に垂直な平面に沿って延在している。また、膨出壁部74の内側には、連絡通路74Aが画成されており、連絡通路74Aは、連通孔22A及び計量孔22B同士を連通可能となっている。なお、連絡通路74Aは、図1及び図2に示す注出位置において、連通孔22A及び計量孔22B同士を連通させていない。
さらに、膨出壁部74の下端は、栓体22の上面に摺動可能に当接している。
また、下壁部71の中央部には、上方に向けて突出する長円椀状の膨出壁部74が形成されている。膨出壁部74は、キャップ軸O方向に垂直な平面に沿って延在している。また、膨出壁部74の内側には、連絡通路74Aが画成されており、連絡通路74Aは、連通孔22A及び計量孔22B同士を連通可能となっている。なお、連絡通路74Aは、図1及び図2に示す注出位置において、連通孔22A及び計量孔22B同士を連通させていない。
さらに、膨出壁部74の下端は、栓体22の上面に摺動可能に当接している。
側筒部72の上端部は、キャップ径方向外側に向けて突出する平面視で円環状の第1フランジ部75が全周にわたって延設されている。第1フランジ部75は、キャップ本体21の周壁部50の上端上に位置しており、第1フランジ部75の外周縁のうちの一部には、ヒンジ62が接続されている。
また、側筒部72の上端部の外周面には、周壁部50に形成された被覆体係止凹部50Aに係止される被覆体係止突部72Aが全周にわたって形成されている。これにより、被覆体23のキャップ周方向の移動が案内される。なお、被覆体係止突部72Aは、周壁部50の内周面に密接してシールを形成してもよい。
また、側筒部72の上端部の外周面には、周壁部50に形成された被覆体係止凹部50Aに係止される被覆体係止突部72Aが全周にわたって形成されている。これにより、被覆体23のキャップ周方向の移動が案内される。なお、被覆体係止突部72Aは、周壁部50の内周面に密接してシールを形成してもよい。
キャップ体63は、平面視で円状の上板部76と、上板部76の外周縁から下方に向けて延設された円筒状の筒壁部77と、を備える。これら上板部76及び筒壁部77は、キャップ軸Oと同軸に配設されている。
上板部76の下面には、注出筒部73の内側に配設される円筒状の栓筒部78が下方に向けて延設されている。
筒壁部77の下端部は、側筒部72の上端部内に嵌合されている。また、筒壁部77の内周面には、膨出壁部74の長軸方向の側面が近接または当接している。
上板部76の下面には、注出筒部73の内側に配設される円筒状の栓筒部78が下方に向けて延設されている。
筒壁部77の下端部は、側筒部72の上端部内に嵌合されている。また、筒壁部77の内周面には、膨出壁部74の長軸方向の側面が近接または当接している。
筒壁部77の上下方向の中間部の外周面には、キャップ径方向外側に向けて突出する平面視で円環状の第2フランジ部79が全周にわたって延設されている。第2フランジ部79は、第1フランジ部75上に位置しており、第2フランジ部79の外周縁のうちの一部には、ヒンジ62が接続されている。また、第2フランジ部79の外周縁には、ヒンジ62が接続される周方向の一部を除いて、円筒状の囲繞筒部80が下方に向けて延設されている。囲繞筒部80は、側筒部72と共に周壁部50を径方向で挟み込む。なお、第2フランジ部79のうちキャップ軸Oを径方向で挟むヒンジ62の反対側の部分は、キャップ径方向外側に向けて突出しており、操作用のツマミを形成している。なお、図1及び図2に示す注出位置において、ヒンジ62と離脱抑制体33とは、キャップ周方向で位置合わせされている。
次に、以上のような構成の定量注出キャップ1の使用方法を説明する。
まず、図3に示すように、ヒンジキャップ5の中栓15を引き上げながら弱化部16を破断し、中栓15をヒンジキャップ5の取付体11から取り外す。そして、図4に示すように、定量注出キャップ1の連通筒31をヒンジキャップ5の取出筒部14内に挿入し、定量注出キャップ1を容器体2に装着する。このとき、連通筒31の連通筒係止突部31Aと取出筒部14に残っている弱化部16とを係止させる。また、係止部42に形成された第1取付筒係止凹部42A及び計量筒32に形成された第2取付筒係止凹部48Aと取付筒部13の蓋係止突部13Aとを係止させる。なお、離脱抑制体33とヒンジキャップ5のヒンジとは、容器体2の中心軸を周回する方向で位置合わせされている。
まず、図3に示すように、ヒンジキャップ5の中栓15を引き上げながら弱化部16を破断し、中栓15をヒンジキャップ5の取付体11から取り外す。そして、図4に示すように、定量注出キャップ1の連通筒31をヒンジキャップ5の取出筒部14内に挿入し、定量注出キャップ1を容器体2に装着する。このとき、連通筒31の連通筒係止突部31Aと取出筒部14に残っている弱化部16とを係止させる。また、係止部42に形成された第1取付筒係止凹部42A及び計量筒32に形成された第2取付筒係止凹部48Aと取付筒部13の蓋係止突部13Aとを係止させる。なお、離脱抑制体33とヒンジキャップ5のヒンジとは、容器体2の中心軸を周回する方向で位置合わせされている。
そして、図5及び図6に示すように、蓋体12をヒンジキャップ5のヒンジ回りに回動させ、蓋体12の蓋係止凹部17Aを回転抑制筒部43の側壁係止突部43Aに係止させる。なお、図6では、被覆体23を省略して示している。これにより、被覆体23をキャップ軸O回りに回転させたときにキャップ本体21及び栓体22が被覆体23と共にキャップ軸O回りに回転することが抑制される。
さらに、被覆体23をキャップ軸O回りに回転させて被覆体23を注出位置から連通位置へ移動させる。図5及び図6に示す連通位置において、連絡通路74Aは、連通孔22A及び計量孔22B同士を連通させる。
さらに、被覆体23をキャップ軸O回りに回転させて被覆体23を注出位置から連通位置へ移動させる。図5及び図6に示す連通位置において、連絡通路74Aは、連通孔22A及び計量孔22B同士を連通させる。
その後、被覆体23を連通位置とした状態で、図7(a)に示すように、定量注出キャップ1を取り付けた容器体2を計量筒32が下側となるように傾ける。これにより、容器本体3内の内容物は、連通筒31内、連絡通路74Aを通って計量筒32内に流入する。そして、図7(b)に示すように、容器体2を正立姿勢とする。これにより、計量筒32内には、計量筒32の容積に応じた内容物が計量される。その後、図7(c)に示すように、被覆体23をキャップ軸O回りに回転させて被覆体23を連通位置から注出位置へ移動させる。
図7(c)に示す注出位置において、連通孔22Aは、栓体22によって閉塞され、計量孔22Bは、注出筒部73と連通される。そのため、連絡通路74Aは、連通孔22A及び計量孔22B双方と連通していない。また、膨出壁部74の下端が栓体22の上面に摺動可能に当接しているので、例えば内容物が粉体である場合に、栓体22上に内容物が残存していても、膨出壁部74の下端によって擦切られ、連通筒31を通して容器本体3内に戻される。そのため、内容物は、計量筒32の容積に応じて正確に計量される。
そして、図7(d)に示すように、容器体2を再び傾ける。計量筒32内の内容物は、計量孔22B及び注出筒部73を通って外部に注出される。
再び計量する場合には、容器体2を正立姿勢とした状態で、被覆体23をキャップ軸O回りに回転させ、被覆体23を注出位置から図5及び図6に示す連通位置へ移動させる。
以上のようにして、容器本体3内の内容物を計量筒32で計量して外部に注出させる。なお、内容物の注出後に定量注出キャップ1を容器体2から取り外してもよい。
再び計量する場合には、容器体2を正立姿勢とした状態で、被覆体23をキャップ軸O回りに回転させ、被覆体23を注出位置から図5及び図6に示す連通位置へ移動させる。
以上のようにして、容器本体3内の内容物を計量筒32で計量して外部に注出させる。なお、内容物の注出後に定量注出キャップ1を容器体2から取り外してもよい。
ここで、蓋係止凹部17Aと側壁係止突部43Aとの係止を解除させるだけで、定量注出キャップ1は、容易に容器体2から取外し可能となる。そのため、取り外した定量注出キャップ1を(そのまままたは洗浄した後に)別の容器体2に装着して使用してもよい。これにより、定量注出キャップ1を再利用する。また、取り外した定量注出キャップ1を洗浄した後に同じ容器体2に装着し直してもよい。これにより、定量注出キャップ1の清潔さを維持する。
以上、本実施形態にかかる定量注出キャップ1によれば、被覆体23が注出位置にあるときに連通筒31内と計量筒32内との間の連通が遮断されるので、計量した内容物の注出中に容器本体3内の内容物が注出されることが抑制される。また、被覆体23を計量位置から注出位置へ移動させる過程で栓体22上に残存している内容物が膨出壁部74の下端によって容器本体3内に戻され、計量した内容物と共に注出されることを抑制する。したがって、注出する内容物の計量精度を向上させることができる。
また、蓋体12の蓋係止凹部17Aを回転抑制筒部43の側壁係止突部43Aに係止させることにより、内容物の計量、注出中に定量注出キャップ1が容器体2から離脱することを抑制すると共に、被覆体23の操作中にキャップ本体21が被覆体23と共にキャップ周方向に回転することを抑制するので、定量注出キャップ1の操作性を向上させることができる。
また、蓋体12の蓋係止凹部17Aを回転抑制筒部43の側壁係止突部43Aに係止させることにより、内容物の計量、注出中に定量注出キャップ1が容器体2から離脱することを抑制すると共に、被覆体23の操作中にキャップ本体21が被覆体23と共にキャップ周方向に回転することを抑制するので、定量注出キャップ1の操作性を向上させることができる。
次に、本発明による定量注出キャップの第2実施形態を図面に基づいて説明する。なお、ここで説明する実施形態は、その基本的構成が上述した実施形態と同様であり、上述した実施形態に別の要素を付加したものである。したがって、以下の図面において上記図面と同一構成要素に同一符号を付し、この説明を省略する。
本実施形態にかかる定量注出キャップ100のキャップ本体101では、容器本体3の口部4に装着可能な円筒状の連通筒102と有底半円筒状の計量筒103とがキャップ径方向に連ねられて配設されている。
連通筒102は、円筒状の上側筒部104と、上側筒部104よりも大径の円筒状の下側筒部105と、上側筒部104の下端と下側筒部105の上端とを接続する円筒状の移行筒部106と、下側筒部105よりもキャップ径方向外側に配設された円筒状の装着筒部107と、下側筒部105及び装着筒部107の上端同士を接続する平面視で円環状の環状接続部108と、を有する。これら上側筒部104、下側筒部105、移行筒部106、装着筒部107及び環状接続部108は、同軸に配設されている。
連通筒102は、円筒状の上側筒部104と、上側筒部104よりも大径の円筒状の下側筒部105と、上側筒部104の下端と下側筒部105の上端とを接続する円筒状の移行筒部106と、下側筒部105よりもキャップ径方向外側に配設された円筒状の装着筒部107と、下側筒部105及び装着筒部107の上端同士を接続する平面視で円環状の環状接続部108と、を有する。これら上側筒部104、下側筒部105、移行筒部106、装着筒部107及び環状接続部108は、同軸に配設されている。
下側筒部105は、定量注出キャップ100を容器本体3の口部4に装着した際に、容器本体3の口部4の内側に挿入可能となっている。
装着筒部107は、定量注出キャップ100を容器本体3の口部4に装着した際に、容器本体3の口部4を外側から囲むように配設される。装着筒部107には、上下方向の全長にわたって延在するスリット107Aが連通筒102の中心軸回りを周回する方向に間隔をあけて複数(本実施形態では2つ)形成されている。これにより、スリット107Aによって分割された装着筒部107の片は、この片の上端を起点として外側に向けて広がることができる。
装着筒部107は、定量注出キャップ100を容器本体3の口部4に装着した際に、容器本体3の口部4を外側から囲むように配設される。装着筒部107には、上下方向の全長にわたって延在するスリット107Aが連通筒102の中心軸回りを周回する方向に間隔をあけて複数(本実施形態では2つ)形成されている。これにより、スリット107Aによって分割された装着筒部107の片は、この片の上端を起点として外側に向けて広がることができる。
また、装着筒部107の外側には、円筒状の固定リング(離脱抑制体)109が装着筒部107の外周面を囲むように配設されている。
固定リング109の下端部には、内径が固定リング109の上端部と同等である厚肉部109A(図12参照)と、内径が固定リング109の上端部よりも大きい薄肉部109Bと、がキャップ周方向に交互に形成されている(本実施形態では、2つの厚肉部109Aと2つの薄肉部109Bとが交互に形成されている)。薄肉部109Bは、キャップ周方向でスリット107Aによって分割された装着筒部107の片に対応して形成されており、薄肉部109Bのキャップ周方向の長さは、スリット107Aによって分割された装着筒部107の片のキャップ周方向の長さよりも長い。
環状接続部108の外縁部は、装着筒部107よりも外側に突出している。
固定リング109の下端部には、内径が固定リング109の上端部と同等である厚肉部109A(図12参照)と、内径が固定リング109の上端部よりも大きい薄肉部109Bと、がキャップ周方向に交互に形成されている(本実施形態では、2つの厚肉部109Aと2つの薄肉部109Bとが交互に形成されている)。薄肉部109Bは、キャップ周方向でスリット107Aによって分割された装着筒部107の片に対応して形成されており、薄肉部109Bのキャップ周方向の長さは、スリット107Aによって分割された装着筒部107の片のキャップ周方向の長さよりも長い。
環状接続部108の外縁部は、装着筒部107よりも外側に突出している。
計量筒103は、底板部45と、底板部45の外周縁から上方に向けて延設された半円筒状の周筒部110と、を有する。
周筒部110のうち平面視で直線状の部分の下端部には、周筒部110の内側に向けて段状に窪む段部111が形成されており、この段部111よりも上側の部分は、連通筒102の上側筒部104及び移行筒部106に連なっている。
段部111の下面は、環状接続部108の一部を構成している。
周筒部110のうち平面視で直線状の部分の下端部には、周筒部110の内側に向けて段状に窪む段部111が形成されており、この段部111よりも上側の部分は、連通筒102の上側筒部104及び移行筒部106に連なっている。
段部111の下面は、環状接続部108の一部を構成している。
次に、以上のような構成の定量注出キャップ100の使用方法を説明する。
まず、図10に示すように、ヒンジキャップ5全体を容器本体3の口部4から取り外す。そして、図11に示すように、定量注出キャップ100の連通筒102を容器本体3の口部4に装着する。このとき、固定リング109の薄肉部109Bとスリット107Aによって分割された装着筒部107の片とは、容器体2の中心軸を周回する方向で位置合わせされているので、装着筒部107を口部4に装着する際に装着筒部107の上記片が外側に広がり、装着筒部107を口部4の口係止突部4Aを乗り越える。このようにして、定量注出キャップ100を容器本体3の口部4に装着する。
まず、図10に示すように、ヒンジキャップ5全体を容器本体3の口部4から取り外す。そして、図11に示すように、定量注出キャップ100の連通筒102を容器本体3の口部4に装着する。このとき、固定リング109の薄肉部109Bとスリット107Aによって分割された装着筒部107の片とは、容器体2の中心軸を周回する方向で位置合わせされているので、装着筒部107を口部4に装着する際に装着筒部107の上記片が外側に広がり、装着筒部107を口部4の口係止突部4Aを乗り越える。このようにして、定量注出キャップ100を容器本体3の口部4に装着する。
定量注出キャップ100を容器本体3の口部4に装着した後、図12に示すように、固定リング109を固定リング109の中心軸回りに回転させる。これにより、装着筒部107の上記片と固定リング109の厚肉部109Aとが容器体2の中心軸を周回する方向で位置合わせされ、装着筒部107の上記片が外側に広がって口部4の口係止突部4Aを乗り越えることが規制される。また、図12及び図13に示すように、被覆体23をキャップ軸O回りに回転させて被覆体23を注出位置から連通位置へ移動させる。
被覆体23を連通位置とした状態で、図14(a)〜図14(d)に示すように、第1実施形態と同様の方法で、容器本体3内の内容物を計量筒103で計量し、計量筒103で計量した内容物を注出させる。
被覆体23を連通位置とした状態で、図14(a)〜図14(d)に示すように、第1実施形態と同様の方法で、容器本体3内の内容物を計量筒103で計量し、計量筒103で計量した内容物を注出させる。
なお、本実施形態の定量注出キャップ100においても、固定リング109をその中心軸回りに回転させ、固定リング109の薄肉部109Bとスリット107Aによって分割された装着筒部107の片とを固定リング109の中心軸を周回する方向で位置合わせすることにより、容易に容器本体3から取外し可能となる。そのため、取り外した定量注出キャップ100を例えば別の容器本体3に装着したり洗浄したりしてもよい。
以上、本実施形態にかかる定量注出キャップ100によっても、上述した実施形態と同様の作用、効果を奏するが、連通筒102を容器本体3の口部4に装着しており、連通筒102の下端が容器本体3の肩部3A内に進入していないので、容器本体3を傾けたときに容器本体3内の内容物が連通筒102の下端部によって阻害されずに連通筒102内により滑らかに流入する。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることができる。
例えば、キャップ体と栓体とを一体的に形成してもよく、栓体を設けなくてもよい。
第1実施形態では、離脱抑制体に回転抑制筒部が形成されているが、回転抑制筒部が形成されていなくてもよい。また、第1実施形態では、離脱抑制体が連通筒に設けられているが、計量筒などキャップ本体の他の部分に設けられていてもよい。さらに、回転抑制体自体が設けられていなくてもよい。
被覆体の回転軸は、キャップ軸と一致していなくてもよい。
連通筒及び計量筒は、計量筒の周筒部が連通筒に連なっているが、連なっている必要はなく、また、連通筒及び計量筒は、キャップ径方向に並んで配設されている必要はなく、キャップ周方向にずらして形成されていてもよく、上下方向にずらして形成されていてもよい。
定量注出キャップは、容器のヒンジキャップの中栓を取り外したりヒンジキャップ自体を取り外したりした後に容器本体の口部に装着して使用されるが、あらかじめ容器本体の口部に装着されていてもよい。また、容器には、ヒンジキャップ以外の他のキャップやシールが取り付けられていてもよい。
さらに、定量注出キャップは、従来使用されている既製の容器体に装着可能な形状に設計されてもよい。これにより、使用者は、既製の容器体に定量注出キャップを装着することにより、容器体に計量機能を容易に付加して計量容器として使用できる。
例えば、キャップ体と栓体とを一体的に形成してもよく、栓体を設けなくてもよい。
第1実施形態では、離脱抑制体に回転抑制筒部が形成されているが、回転抑制筒部が形成されていなくてもよい。また、第1実施形態では、離脱抑制体が連通筒に設けられているが、計量筒などキャップ本体の他の部分に設けられていてもよい。さらに、回転抑制体自体が設けられていなくてもよい。
被覆体の回転軸は、キャップ軸と一致していなくてもよい。
連通筒及び計量筒は、計量筒の周筒部が連通筒に連なっているが、連なっている必要はなく、また、連通筒及び計量筒は、キャップ径方向に並んで配設されている必要はなく、キャップ周方向にずらして形成されていてもよく、上下方向にずらして形成されていてもよい。
定量注出キャップは、容器のヒンジキャップの中栓を取り外したりヒンジキャップ自体を取り外したりした後に容器本体の口部に装着して使用されるが、あらかじめ容器本体の口部に装着されていてもよい。また、容器には、ヒンジキャップ以外の他のキャップやシールが取り付けられていてもよい。
さらに、定量注出キャップは、従来使用されている既製の容器体に装着可能な形状に設計されてもよい。これにより、使用者は、既製の容器体に定量注出キャップを装着することにより、容器体に計量機能を容易に付加して計量容器として使用できる。
この発明によれば、注出する内容物の計量精度を向上させることが可能な定量注出キャップに関して、産業上の利用可能性が認められる。
1,100 定量注出キャップ、2 容器体、4 口部、5 ヒンジキャップ、12 蓋体、22 栓体、22A 連通孔、22B 計量孔、23 被覆体、31,102 連通筒、32,103 計量筒、33 離脱抑制体、43 回転抑制筒部(回転抑制部)、73A 注出孔、74 膨出壁部(壁部)、74A 連絡通路、109 固定リング(離脱抑制体)、O キャップ軸(中心軸)
Claims (4)
- 下端開口部が容器体内に連通する連通筒と、
有底筒状の計量筒と、
前記連通筒及び前記計量筒それぞれの上端開口部を一体に覆う被覆体と、
を備え、
前記被覆体には、前記計量筒内の内容物を注出する注出孔と、前記連通筒及び前記計量筒の前記上端開口部同士を連通させる連絡通路と、が形成され、
前記被覆体が、前記連通筒及び前記計量筒の前記上端開口部を閉塞した状態で、前記注出孔と前記計量筒の前記上端開口部とを連通させる注出位置と、前記連絡通路が前記連通筒及び前記計量筒の前記上端開口部同士を連通させる計量位置と、の間を、当該被覆体の中心軸回りの周方向に移動可能に配設されていることを特徴とする定量注出キャップ。 - 前記連通筒及び前記計量筒の前記上端開口部を一体に覆い、前記連通筒の前記上端開口部と連通する連通孔及び前記計量筒の前記上端開口部と連通する計量孔が形成された栓体を備え、
前記被覆体のうち前記連絡通路を画成する壁部の下端が、前記栓体の上面に摺接することを特徴とする請求項1に記載の定量注出キャップ。 - 前記連通筒または前記計量筒に対して固定され、前記容器体からの離脱を抑制する離脱抑制体を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の定量注出キャップ。
- 前記離脱抑制体が、前記容器体のヒンジキャップの蓋体が係止される回転抑制部を備えることを特徴とする請求項3に記載の定量注出キャップ。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017035826A JP2018140800A (ja) | 2017-02-28 | 2017-02-28 | 定量注出キャップ |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2021054448A (ja) * | 2019-09-27 | 2021-04-08 | レック株式会社 | 液体計量具 |
CN112960262A (zh) * | 2019-12-12 | 2021-06-15 | 李红彪 | 一种便于定量倒取的容器 |
-
2017
- 2017-02-28 JP JP2017035826A patent/JP2018140800A/ja active Pending
Cited By (4)
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JP2021054448A (ja) * | 2019-09-27 | 2021-04-08 | レック株式会社 | 液体計量具 |
JP7393906B2 (ja) | 2019-09-27 | 2023-12-07 | レック株式会社 | 液体計量具 |
CN112960262A (zh) * | 2019-12-12 | 2021-06-15 | 李红彪 | 一种便于定量倒取的容器 |
WO2021115140A1 (zh) * | 2019-12-12 | 2021-06-17 | 李红彪 | 一种便于定量倒取的容器 |
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