JP2018139411A - 基地局、ユーザ端末、通信方法及びプロセッサ - Google Patents

基地局、ユーザ端末、通信方法及びプロセッサ Download PDF

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【課題】D2D通信に関する通信モードを適切に選択可能とするネットワーク装置及びユーザ端末を提供する。【解決手段】基地局は、直接的な端末間通信である直接通信をサポートするユーザ端末に対して、直接通信に利用可能な直接通信周波数帯に対する測定を行うための設定情報を送信する。設定情報は、測定の結果を示すチャネル情報を基地局に送信するための周期を示す情報を含む。基地局は、チャネル情報をユーザ端末から受信する。直接通信周波数帯は、複数のサブチャネルから構成される。複数のサブチャネルのそれぞれは、複数のリソースブロックから構成される。チャネル情報は、サブチャネルごとの受信強度に基づく統計情報である。チャネル情報は、周期に従って前記ユーザ端末によって送信される。【選択図】図8

Description

本発明は、D2D通信をサポートする移動通信システムにおいて用いられるネ基地局、ユーザ端末、通信方法及びプロセッサに関する。
移動通信システムの標準化プロジェクトである3GPP(3rd Generation Partnership Project)では、リリース12以降の新機能として、端末間(Device to Device:D2D)通信の導入が検討されている(非特許文献1参照)。
D2D通信では、近接する複数のユーザ端末がネットワークを経由せずに直接的な端末間通信を行う。一方、移動通信システムの通常の通信であるセルラ通信では、ユーザ端末がネットワークを経由して通信を行う。
3GPP技術報告書 「TR 22.803 V12.1.0」 2013年3月
一般的に、近接するユーザ端末間で行われるD2D通信のデータ伝送レートは、セルラ通信のデータ伝送レートよりも高い。よって、ユーザ端末に適用する通信モードとしては、セルラ通信よりもD2D通信を常に優先することが考えられる。
しかしながら、D2D通信のデータ伝送レートは、必ずしもセルラ通信のデータ伝送レートよりも高いとは限らない。例えばユーザ端末が基地局に近接するような場合には、セルラ通信を行った方が、D2D通信よりも高いデータ伝送レートが得られる可能性がある。
そこで、本発明は、通信モードを適切に選択可能とするネットワーク装置及びユーザ端末を提供することを目的とする。
第1の特徴に係る基地局は、直接的な端末間通信である直接通信をサポートするユーザ端末に対して、前記直接通信に利用可能な直接通信周波数帯に対する測定を行うための設定情報を送信する。前記設定情報は、前記測定の結果を示すチャネル情報を前記基地局に送信するための周期を示す情報を含む。前記基地局は、前記チャネル情報を前記ユーザ端末から受信する。前記直接通信周波数帯は、複数のサブチャネルから構成される。前記複数のサブチャネルのそれぞれは、複数のリソースブロックから構成される。前記チャネル情報は、前記サブチャネルごとの受信強度に基づく統計情報である。前記チャネル情報は、前記周期に従って前記ユーザ端末によって送信されるる。
第2の特徴に係る通信方法は、基地局が、直接的な端末間通信である直接通信をサポートするユーザ端末に対して、前記直接通信に利用可能な直接通信周波数帯に対する測定を行うための設定情報を送信する工程であって、前記設定情報は、前記測定の結果を示すチャネル情報を前記基地局に送信するための周期を示す情報を含む、工程と、前記基地局が、前記チャネル情報を前記ユーザ端末から受信する工程と、を備える。前記直接通信周波数帯は、複数のサブチャネルから構成される。前記複数のサブチャネルのそれぞれは、複数のリソースブロックから構成される。前記チャネル情報は、前記サブチャネルごとの受信強度に基づく統計情報である。前記チャネル情報は、前記周期に従って前記ユーザ端末によって送信される。
第1実施形態及び第2実施形態に係るLTEシステムの構成図である。 第1実施形態及び第2実施形態に係るUEのブロック図である。 第1実施形態及び第2実施形態に係るeNBのブロック図である。 第1実施形態及び第2実施形態に係る無線インターフェイスのプロトコルスタック図である。 第1実施形態及び第2実施形態に係る無線フレームの構成図である。 第1実施形態及び第2実施形態に係るD2D通信を説明するための図である。 第1実施形態の動作概要を説明するための図である。 第1実施形態に係る動作パターン1乃至3において共通の事前動作を示すシーケンス図である。 第1実施形態に係る動作パターン1のシーケンス図である。 第1実施形態に係る動作パターン2のシーケンス図である。 第1実施形態に係る動作パターン3のシーケンス図である。 第1実施形態及び第2実施形態に係る通信効率の導出方法を説明するための図である。 第2実施形態に係るシーケンス図である。
[実施形態の概要]
第1実施形態に係るネットワーク装置は、データパスがネットワークを経由するセルラ通信、及びデータパスが前記ネットワークを経由しない直接的な端末間通信であるD2D通信をサポートする複数のユーザ端末からなるユーザ端末群を制御する。前記ネットワーク装置は、前記ユーザ端末群に含まれるユーザ端末間のチャネル状態に関する第1のチャネル情報と、前記ユーザ端末群に含まれるユーザ端末と前記ネットワークとの間のチャネル状態に関する第2のチャネル情報と、に基づいて、前記セルラ通信及び前記D2D通信の中から、前記ユーザ端末群に適用する通信モードを選択する制御部を備える。
第1実施形態では、前記制御部は、前記第1のチャネル情報から導出されるD2D通信効率と、前記第2のチャネル情報から導出されるセルラ通信効率と、を比較することにより、前記通信モードを選択する。
第1実施形態では、前記D2D通信効率は、前記ユーザ端末群に含まれる各ユーザ端末が前記D2D通信を行う場合における当該各ユーザ端末のデータ伝送レートの統計量である。前記セルラ通信効率は、前記ユーザ端末群に含まれる各ユーザ端末が前記D2D通信を行う場合における当該各ユーザ端末のデータ伝送レートの統計量である。
第1実施形態では、前記D2D通信は、移動通信システムの上りリンク無線リソース又は下りリンク無線リソースを利用して行われる。前記D2D通信効率及び/又は前記セルラ通信効率は、前記D2D通信及び前記セルラ通信のそれぞれの無線リソースの利用効率が反映されたものである。
第1実施形態では、前記制御部は、前記セルラ通信効率よりも前記D2D通信効率が高い場合に、前記通信モードとして前記D2D通信を選択する。前記制御部は、前記D2D通信効率よりも前記セルラ通信効率が高い場合に、前記通信モードとして前記セルラ通信を選択する。
第1実施形態では、前記第1のチャネル情報は、前記D2D通信に利用可能な周波数帯についてのチャネル状態を示す情報である。前記第2のチャネル情報は、前記セルラ通信に利用可能な周波数帯についてのチャネル状態を示す情報である。
第1実施形態では、前記ネットワーク装置は、前記ユーザ端末群に含まれるユーザ端末から前記第1のチャネル情報を受信する。前記制御部は、前記受信した第1のチャネル情報から導出される前記D2D通信効率を前記比較に使用する。
第1実施形態では、前記ネットワーク装置は、前記ユーザ端末群に含まれるユーザ端末から前記D2D通信効率を受信する。前記制御部は、前記受信したD2D通信効率を前記比較に使用する。
第2実施形態に係るユーザ端末は、データパスがネットワークを経由するセルラ通信、及びデータパスが前記ネットワークを経由しない直接的な端末間通信であるD2D通信をサポートする複数のユーザ端末からなるユーザ端末群に含まれる。前記ユーザ端末は、前記ユーザ端末群に含まれるユーザ端末間のチャネル状態に関する第1のチャネル情報と、前記ユーザ端末群に含まれるユーザ端末と前記ネットワークとの間のチャネル状態に関する第2のチャネル情報と、に基づいて、前記セルラ通信及び前記D2D通信の中から、前記ユーザ端末群に適用する通信モードを選択する制御部を備える。
第2実施形態では、前記制御部は、前記第1のチャネル情報から導出されるD2D通信効率と、前記第2のチャネル情報から導出されるセルラ通信効率と、を比較することにより、前記通信モードを選択する。
第2実施形態では、前記D2D通信効率は、前記ユーザ端末群に含まれる各ユーザ端末が前記D2D通信を行う場合における当該各ユーザ端末のデータ伝送レートの統計量である。前記セルラ通信効率は、前記ユーザ端末群に含まれる各ユーザ端末が前記D2D通信を行う場合における当該各ユーザ端末のデータ伝送レートの統計量である。
第2実施形態では、前記D2D通信は、移動通信システムの上りリンク無線リソース又は下りリンク無線リソースを利用して行われる。前記D2D通信効率及び/又は前記セルラ通信効率は、前記D2D通信及び前記セルラ通信のそれぞれの無線リソースの利用効率が反映されたものである。
第2実施形態では、前記制御部は、前記セルラ通信効率よりも前記D2D通信効率が高い場合に、前記通信モードとして前記D2D通信を選択する。前記制御部は、前記D2D通信効率よりも前記セルラ通信効率が高い場合に、前記通信モードとして前記セルラ通信を選択する。
第2実施形態では、前記第1のチャネル情報は、前記D2D通信に利用可能な周波数帯についてのチャネル状態を示す情報である。前記第2のチャネル情報は、前記セルラ通信に利用可能な周波数帯についてのチャネル状態を示す情報である。
[第1実施形態]
以下において、本発明をLTEシステムに適用する場合の実施形態を説明する。
(システム構成)
図1は、第1実施形態に係るLTEシステムの構成図である。図1に示すように、第1実施形態に係るLTEシステムは、UE(User Equipment)100、EUTRAN(Evolved−UMTS Terrestrial Radio Access Network)10、及びEPC(Evolved Packet Core)20を備える。
UE100は、ユーザ端末に相当する。UE100は、移動型の通信装置であり、接続先のセル(サービングセル)との無線通信を行う。UE100の構成については後述する。
E−UTRAN10は、無線アクセスネットワークに相当する。E−UTRAN10は、eNB200(evolved Node−B)を含む。eNB200は、基地局に相当する。eNB200は、X2インターフェイスを介して相互に接続される。eNB200の構成については後述する。
eNB200は、1又は複数のセルを管理しており、自セルとの接続を確立したUE100との無線通信を行う。eNB200は、無線リソース管理(RRM)機能、ユーザデータのルーティング機能、モビリティ制御・スケジューリングのための測定制御機能などを有する。「セル」は、無線通信エリアの最小単位を示す用語として使用される他に、UE100との無線通信を行う機能を示す用語としても使用される。
EPC20は、コアネットワークに相当する。E−UTRAN10及びEPC20によりLTEシステムのネットワークが構成される。EPC20は、MME(Mobility Management Entity)/S−GW(Serving−Gateway)300を含む。MMEは、UE100に対する各種モビリティ制御などを行う。S−GWは、ユーザデータの転送制御を行う。MME/S−GW300は、S1インターフェイスを介してeNB200と接続される。
図2は、UE100のブロック図である。図2に示すように、UE100は、複数のアンテナ101、無線送受信機110、ユーザインターフェイス120、GNSS(Global Navigation Satellite System)受信機130、バッテリ140、メモリ150、及びプロセッサ160を備える。メモリ150及びプロセッサ160は、制御部を構成する。UE100は、GNSS受信機130を有していなくてもよい。また、メモリ150をプロセッサ160と一体化し、このセット(すなわち、チップセット)をプロセッサ160’としてもよい。
複数のアンテナ101及び無線送受信機110は、無線信号の送受信に用いられる。無線送受信機110は、プロセッサ160が出力するベースバンド信号(送信信号)を無線信号に変換して複数のアンテナ101から送信する。また、無線送受信機110は、複数のアンテナ101が受信する無線信号をベースバンド信号(受信信号)に変換してプロセッサ160に出力する。
ユーザインターフェイス120は、UE100を所持するユーザとのインターフェイスであり、例えば、ディスプレイ、マイク、スピーカ、及び各種ボタンなどを含む。ユーザインターフェイス120は、ユーザからの操作を受け付けて、該操作の内容を示す信号をプロセッサ160に出力する。GNSS受信機130は、UE100の地理的な位置を示す位置情報を得るために、GNSS信号を受信して、受信した信号をプロセッサ160に出力する。バッテリ140は、UE100の各ブロックに供給すべき電力を蓄える。
メモリ150は、プロセッサ160により実行されるプログラム、及びプロセッサ160による処理に使用される情報を記憶する。プロセッサ160は、ベースバンド信号の変調・復調及び符号化・復号などを行うベースバンドプロセッサと、メモリ150に記憶されるプログラムを実行して各種の処理を行うCPU(Central Processing Unit)と、を含む。プロセッサ160は、さらに、音声・映像信号の符号化・復号を行うコーデックを含んでもよい。プロセッサ160は、後述する各種の処理及び各種の通信プロトコルを実行する。
図3は、eNB200のブロック図である。図3に示すように、eNB200は、複数のアンテナ201、無線送受信機210、ネットワークインターフェイス220、メモリ230、及びプロセッサ240を備える。メモリ230及びプロセッサ240は、制御部を構成する。
複数のアンテナ201及び無線送受信機210は、無線信号の送受信に用いられる。無線送受信機210は、プロセッサ240が出力するベースバンド信号(送信信号)を無線信号に変換して複数のアンテナ201から送信する。また、無線送受信機210は、複数のアンテナ201が受信する無線信号をベースバンド信号(受信信号)に変換してプロセッサ240に出力する。
ネットワークインターフェイス220は、X2インターフェイスを介して隣接eNB200と接続され、S1インターフェイスを介してMME/S−GW300と接続される。ネットワークインターフェイス220は、X2インターフェイス上で行う通信及びS1インターフェイス上で行う通信に用いられる。
メモリ230は、プロセッサ240により実行されるプログラム、及びプロセッサ240による処理に使用される情報を記憶する。プロセッサ240は、ベースバンド信号の変調・復調及び符号化・復号などを行うベースバンドプロセッサと、メモリ230に記憶されるプログラムを実行して各種の処理を行うCPUと、を含む。プロセッサ240は、後述する各種の処理及び各種の通信プロトコルを実行する。
図4は、LTEシステムにおける無線インターフェイスのプロトコルスタック図である。図4に示すように、無線インターフェイスプロトコルは、OSI参照モデルの第1層乃至第3層に区分されており、第1層は物理(PHY)層である。第2層は、MAC(Medium Access Control)層、RLC(Radio Link Control)層、及びPDCP(Packet Data Convergence Protocol)層を含む。第3層は、RRC(Radio Resource Control)層を含む。
物理層は、符号化・復号、変調・復調、アンテナマッピング・デマッピング、及びリソースマッピング・デマッピングを行う。UE100の物理層とeNB200の物理層との間では、物理チャネルを介してユーザデータ及び制御信号が伝送される。
MAC層は、データの優先制御、及びハイブリッドARQ(HARQ)による再送処理などを行う。UE100のMAC層とeNB200のMAC層との間では、トランスポートチャネルを介してユーザデータ及び制御信号が伝送される。eNB200のMAC層は、上下リンクのトランスポートフォーマット(トランスポートブロックサイズ、変調・符号化方式)及びUE100への割当リソースブロックを決定するスケジューラを含む。
RLC層は、MAC層及び物理層の機能を利用してデータを受信側のRLC層に伝送する。UE100のRLC層とeNB200のRLC層との間では、論理チャネルを介してユーザデータ及び制御信号が伝送される。
PDCP層は、ヘッダ圧縮・伸張、及び暗号化・復号化を行う。
RRC層は、制御信号を取り扱う制御プレーンでのみ定義される。UE100のRRC層とeNB200のRRC層との間では、各種設定のための制御信号(RRCメッセージ)が伝送される。RRC層は、無線ベアラの確立、再確立及び解放に応じて、論理チャネル、トランスポートチャネル、及び物理チャネルを制御する。UE100のRRCとeNB200のRRCとの間に接続(RRC接続)がある場合、UE100は接続状態(RRC接続状態)であり、そうでない場合、UE100はアイドル状態(RRCアイドル状態)である。
RRC層の上位に位置するNAS(Non−Access Stratum)層は、セッション管理及びモビリティ管理などを行う。
図5は、LTEシステムで使用される無線フレームの構成図である。LTEシステムは、下りリンク(DL)にはOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiplexing Access)、上りリンク(UL)にはSC−FDMA(Single Carrier Frequency Division Multiple Access)がそれぞれ適用される。
図5に示すように、無線フレームは、時間方向に並ぶ10個のサブフレームで構成される。各サブフレームは、時間方向に並ぶ2個のスロットで構成される。各サブフレームの長さは1msであり、各スロットの長さは0.5msである。各サブフレームは、周波数方向に複数個のリソースブロック(RB)を含み、時間方向に複数個のシンボルを含む。各リソースブロックは、周波数方向に複数個のサブキャリアを含む。1つのサブキャリア及び1つのシンボルによりリソースエレメントが構成される。
UE100に割り当てられる無線リソースのうち、周波数リソースはリソースブロックにより構成され、時間リソースはサブフレーム(又はスロット)により構成される。
DLにおいて、各サブフレームの先頭数シンボルの区間は、主に制御信号を伝送するための物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)として使用される領域である。また、各サブフレームの残りの部分は、主にユーザデータを伝送するための物理下りリンク共有チャネル(PDSCH)として使用できる領域である。
ULにおいて、各サブフレームにおける周波数方向の両端部は、主に制御信号を伝送するための物理上りリンク制御チャネル(PUCCH)として使用される領域である。各サブフレームにおける残りの部分は、主にユーザデータを伝送するための物理上りリンク共有チャネル(PUSCH)として使用できる領域である。
(D2D通信)
第1実施形態に係るLTEシステムは、直接的な端末間通信(UE間通信)であるD2D通信をサポートする。ここでは、D2D通信を、LTEシステムの通常の通信であるセルラ通信と比較して説明する。セルラ通信は、データパスがネットワーク(E−UTRAN10、EPC20)を経由する通信モードである。データパスとは、ユーザデータの通信経路である。これに対し、D2D通信は、UE間に設定されるデータパスがネットワークを経由しない通信モードである。
図6は、D2D通信を説明するための図である。図6に示すように、D2D通信は、データパスがeNB200を経由しない。相互に近接するUE100−1及びUE100−2は、eNB200のセルにおいて、低送信電力で直接的に無線通信を行う。このように、近接するUE100−1及びUE100−2が低送信電力で直接的に無線通信を行うことにより、セルラ通信と比べて、UE100の消費電力を削減し、かつ、隣接セルへの干渉を低減できる。
(第1実施形態に係る動作)
以下において、第1実施形態に係る動作について説明する。
(1)動作概要
図7は、第1実施形態の動作概要を説明するための図である。図7に示すように、eNB200が管理するセルには、複数のUE100(UE100−1及びUE100−2)が在圏している。ここで「在圏」とは、UE100がアイドル状態(RRCアイドル状態)であるか接続状態(RRC接続状態)であるかを問わないが、第1実施形態では、各UE100が接続状態であるケースを想定する。
第1実施形態に係るeNB200は、セルラ通信及びD2D通信をサポートする複数のUE100(UE100−1及びUE100−2)からなるUE群を制御する。eNB200は、UE群に含まれるUE100間(UE−UE間)のチャネル状態に関する第1のチャネル情報と、UE群に含まれるUE100とeNB200との間(eNB−UE間)のチャネル状態に関する第2のチャネル情報と、に基づいて、UE群に適用する通信モードを選択する。従って、UE100−1及び100−2からなるUE群を1単位として、UE100−1及び100−2の通信モードを一括して選択できる。また、セルラ通信を行うかD2D通信を行うかをチャネル状態に基づいて選択できるため、通信モードを適切に選択できる。
D2D通信からセルラ通信への切り替え判断を行うケースでは、「UE群」とは、互いを通信相手としてD2D通信を行っている複数のUE100である。これに対し、セルラ通信からD2D通信への切り替え判断を行うケースでは、「UE群」とは、互いを通信相手としてセルラ通信を行っており、かつ近接している複数のUE100である。或いは、D2D通信もセルラ通信も行っていない状態(但し、制御信号は送受信可能な状態)から通信を開始する際に、D2D通信又はセルラ通信の何れかを選択するようなケースでは、「UE群」とは、第1のチャネル情報及び第2のチャネル情報を測定しており、かつ近接している複数のUE100である。
eNB200は、第1のチャネル情報から導出されるD2D通信効率と、第2のチャネル情報から導出されるセルラ通信効率と、を比較することにより、通信モードを選択する。第1実施形態では、eNB200は、セルラ通信効率よりもD2D通信効率が高い場合に、通信モードとしてD2D通信を選択する。eNB200は、D2D通信効率よりもセルラ通信効率が高い場合に、通信モードとしてセルラ通信を選択する。
D2D通信効率は、UE群に含まれる各UE100がD2D通信を行う場合における当該各UE100のデータ伝送レート(以下、「UE−UE間データ伝送レート」という。)の統計量である。セルラ通信効率は、UE群に含まれる各UE100がセルラ通信を行う場合における当該各UE100のデータ伝送レート(以下、「eNB−UE間データ伝送レート」という。)の統計量である。このように、UE群全体として、D2D通信及びセルラ通信の何れの通信効率が高いのかを比較評価することにより、UE群に適用する通信モードを適切に選択できる。
第1実施形態では、D2D通信は、移動通信システム(LTEシステム)の上りリンク無線リソース又は下りリンク無線リソースを利用して行われる。D2D通信効率及び/又はセルラ通信効率は、D2D通信及びセルラ通信のそれぞれの無線リソースの利用効率が反映されたものである。通常、D2D通信は、セルラ通信に比べて無線リソースの利用効率が高い。よって、D2D通信効率をセルラ通信効率よりも相対的に高く評価することにより、システム全体の効率の向上を図ることができる。
第1実施形態では、第1のチャネル情報は、D2D通信に利用可能な周波数帯についてのチャネル状態を示す情報である。第2のチャネル情報は、セルラ通信に利用可能な周波数帯についてのチャネル状態を示す情報である。これにより、より正確なチャネル情報を得ることができる。
第1実施形態では、eNB200は、UE群に含まれるUE100から第1のチャネル情報を受信する。eNB200は、受信した第1のチャネル情報から導出されるD2D通信効率(UE−UE間データ伝送レート)をセルラ通信効率との比較に使用する。或いは、eNB200は、UE群に含まれるUE100からD2D通信効率(UE−UE間データ伝送レート)を受信する。eNB200は、受信したD2D通信効率をセルラ通信効率との比較に使用する。
(2)具体例
(2.1)動作シーケンスの具体例
次に、第1実施形態に係る動作シーケンスの具体例として、動作パターン1乃至3について説明する。図8は、動作パターン1乃至3において共通の事前動作を示すシーケンス図である。図8に示すように、eNB200は、チャネル測定の設定(測定タイミング、報告タイミング、報告内容など)を示すチャネル測定設定情報をUE100−1及びUE100−2に送信する。報告タイミングには、周期的又はイベントトリガがある。周期的の場合、報告する周期を指定してもよい。イベントトリガの場合、イベント(例えば測定結果が更新されたこと)を指定してもよい。
図9は、動作パターン1のシーケンス図である。動作パターン1は、D2D通信からセルラ通信に切り替える動作である。動作パターン1では、かかる切り替え手順に先立ち、eNB200は、UE100−1及びUE100−2のそれぞれからUE−UE間データ伝送レートを予め取得していると仮定している。
図9に示すように、ステップS101において、UE100−1及びUE100−2のそれぞれは、eNB−UE間チャネル測定用の参照信号(RS)をeNB200に送信する。eNB200は、受信した各参照信号に基づいてチャネル測定を行い、UE100−1及びUE100−2のそれぞれについて第2のチャネル情報を取得する。
ステップS102において、UE100−1及びUE100−2のそれぞれは、UE−UE間チャネル測定用の参照信号を送受信する。UE100−1及びUE100−2のそれぞれは、受信した参照信号に基づいてチャネル測定を行い、第1のチャネル情報を取得する。
ステップS103において、UE100−1及びUE100−2のそれぞれは、eNB−UE間チャネル測定用の参照信号(RS)をeNB200に送信する。eNB200は、受信した各参照信号に基づいてチャネル測定を行い、UE100−1及びUE100−2のそれぞれについて第2のチャネル情報を取得する。
ステップS104において、eNB200は、第2のチャネル情報からeNB−UE間データ伝送レートを導出し、保存する。
ステップS105において、eNB200は、UE−UE間データ伝送レートに基づくD2D通信効率とeNB−UE間データ伝送レートに基づくセルラ通信効率とを比較し、切り替え判断を行う。eNB200は、D2D通信効率よりもセルラ通信効率が高い場合に、通信モードとしてセルラ通信を選択し、D2D通信からセルラ通信に切り替えると判断する。
ステップS106において、eNB200は、セルラ通信への切り替え要求をUE100−1及びUE100−2に送信する。UE100−1及びUE100−2は、切り替え要求に対する応答をeNB200に返してもよい。
ステップS107において、UE100−1及びUE100−2は、D2D通信からセルラ通信に切り替えて、セルラ通信を行う。
図10は、動作パターン2のシーケンス図である。動作パターン2は、D2D通信からセルラ通信に切り替える動作である。ここでは、動作パターン1との相違点を説明する。
図10に示すように、ステップS121において、eNB200は、第2のチャネル情報からeNB−UE間データ伝送レートを導出し、保存する。
ステップS122において、eNB200は、図8に示すチャネル測定設定情報で指定した報告タイミングに至る前の時点でUE−UE間データ伝送レートを取得するために、現状のUE−UE間データ伝送レートの計算要求をUE100−1及びUE100−2に送信する。UE100−1及びUE100−2のそれぞれは、現状のUE−UE間データ伝送レートを計算し(ステップS123)、現状のUE−UE間データ伝送レートをeNB200に送信する(ステップS124)。
ステップS105において、eNB200は、UE−UE間データ伝送レートに基づくD2D通信効率とeNB−UE間データ伝送レートに基づくセルラ通信効率とを比較し、切り替え判断を行う。eNB200は、D2D通信効率よりもセルラ通信効率が高い場合に、通信モードとしてセルラ通信を選択し、D2D通信からセルラ通信に切り替えると判断する。以降の動作については、動作パターン1と同様である。
図11は、動作パターン3のシーケンス図である。動作パターン3は、セルラ通信からD2D通信に切り替える動作である。動作パターン1では、かかる切り替え手順に先立ち、eNB200は、eNB−UE間データ伝送レートを予め取得していると仮定している。
図11に示すように、ステップS201において、UE100−1及びUE100−2のそれぞれは、UE−UE間チャネル測定用の参照信号を送受信する。UE100−1及びUE100−2のそれぞれは、受信した参照信号に基づいてチャネル測定を行い、第1のチャネル情報を取得する。
ステップS202において、UE100−1及びUE100−2のそれぞれは、第1のチャネル情報からUE−UE間データ伝送レートを導出する。
ステップS203において、UE100−1及びUE100−2のそれぞれは、UE−UE間データ伝送レートをeNB200に送信する。
ステップS204において、eNB200は、UE100−1及びUE100−2のそれぞれから受信したUE−UE間データ伝送レートを保存する。
ステップS205において、eNB200は、UE−UE間データ伝送レートに基づくD2D通信効率とeNB−UE間データ伝送レートに基づくセルラ通信効率とを比較し、切り替え判断を行う。eNB200は、セルラ通信効率よりもD2D通信効率が高い場合に、通信モードとしてD2D通信を選択し、セルラ通信からD2D通信に切り替えると判断する。
ステップS206において、eNB200は、D2D通信への切り替え要求をUE100−1及びUE100−2に送信する。UE100−1及びUE100−2は、切り替え要求に対する応答をeNB200に返してもよい。
ステップS207において、UE100−1及びUE100−2は、セルラ通信からD2D通信に切り替えて、D2D通信を行う。
(2.2)通信効率導出方法の具体例
図12は、通信効率の導出方法を説明するための図である。まず、D2D通信効率の導出方法を説明する。図12に示すように、各UE100は、UE−UE間のチャネル状態に関する第1のチャネル情報を取得する。第1のチャネル情報は、D2D通信に利用可能な周波数帯(利用可能リソースブロック)についてのチャネル状態を示す情報である。第1のチャネル情報は、例えば、利用可能リソースブロックごとのSINR(Signal−to−Interference plus Noise power Ratio)の合成SINR(平均SINR又は実効SINR)である。実効SINRとは、単純平均により得られる平均SINRとは異なり、エラー訂正を考慮したSINRである。次に、各UE100又はeNB200は、第1のチャネル情報からUE−UE間データ伝送レートを導出する。例えば、各UE100又はeNB200は、第1のチャネル情報をチャネル品質の指示子(例えば、CQI:Channel Quality Indicator)に変換し、その指示子に対応する変調・符号化方式(MCS)を特定し、そのMCSに対応する単位データサイズ(例えば、TBS:Transport Block Size)をUE−UE間データ伝送レートとする。そして、eNB200は、各UE100のUE−UE間データ伝送レートの統計量をD2D通信効率として導出する。統計量とは、例えば合計値、平均値、最大値、最小値、又は最頻値などである。このようにして、基本的なD2D通信効率が導出される。
次に、セルラ通信効率の導出方法を説明する。各UE100又はeNB200は、eNB−UE間のチャネル状態に関する第2のチャネル情報を取得する。第2のチャネル情報は、セルラ通信に利用可能な周波数帯(利用可能リソースブロック)についてのチャネル状態を示す情報である。第2のチャネル情報は、例えば、利用可能リソースブロックごとのSINRの合成SINR(平均SINR又は実効SINR)である。次に、各UE100又はeNB200は、第1のチャネル情報からeNB−UE間データ伝送レートを導出する。例えば、各UE100又はeNB200は、第2のチャネル情報をチャネル品質の指示子に変換し、その指示子に対応するMCSを特定し、そのMCSに対応する単位データサイズをeNB−UE間データ伝送レートとする。そして、eNB200は、各UE100のeNB−UE間データ伝送レートの統計量をセルラ通信効率として導出する。統計量とは、例えば合計値、平均値、最大値、最小値、又は最頻値などである。このようにして、基本的なセルラ通信効率が導出される。
基本的なD2D通信効率及び基本的なセルラ通信効率は、そのまま比較に用いてもよいが、システム全体の効率の観点から調整を行った上で比較してもよい。例えば、基本的なD2D通信効率に正のオフセットを加える、或いは、基本的なセルラ通信効率に負のオフセットを加える。通常、D2D通信は、セルラ通信に比べて無線リソースの利用効率が高いため、D2D通信効率をセルラ通信効率よりも相対的に高く評価する。
(2.3)メッセージフォーマット
UE100からeNB200に送信するメッセージとしては、様々な種類が想定される。
UE−UE間データ伝送レート(又は第1のチャネル情報)をUE100からeNB200に送信する場合、一方のUE100の識別子、他方のUEの識別子、及びUE−UE間データ伝送レート(又は第1のチャネル情報)を含んだメッセージとしてもよい。或いは、UE群に識別子が割り振られていれば、UE群の識別子及びUE−UE間データ伝送レート(又は第1のチャネル情報)を含んだメッセージとしてもよい。
eNB−UE間データ伝送レート(又は第2のチャネル情報)をUE100からeNB200に送信する場合、eNB200のセルの識別子、UE100の識別子、及びeNB−UE間データ伝送レート(又は第2のチャネル情報)を含んだメッセージとしてもよい。
また、第1のチャネル情報及び第2のチャネル情報は、リソースブロックごとのSINR又はCQIであってもよく、サブバンドごとのSINR又はCQIであってもよく、全バンド(ワイドバンド)のSINR又はCQIであってもよい。或いは、SINR又はCQIに代えて、チャネル特性行列又はパスロスなどを使用してもよい。
(第1実施形態のまとめ)
上述したように、eNB200は、セルラ通信及びD2D通信をサポートする複数のUE100(UE100−1及びUE100−2)からなるUE群を制御する。eNB200は、UE群に含まれるUE100間(UE−UE間)のチャネル状態に関する第1のチャネル情報と、UE群に含まれるUE100とeNB200との間(eNB−UE間)のチャネル状態に関する第2のチャネル情報と、に基づいて、UE群に適用する通信モードを選択する。従って、UE100−1及び100−2からなるUE群を1単位として、UE100−1及び100−2の通信モードを一括して選択できる。また、セルラ通信を行うかD2D通信を行うかをチャネル状態に基づいて選択できるため、通信モードを適切に選択できる。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態について、第1実施形態との相違点を主として説明する。第2実施形態は、システム構成及び動作環境については、第1実施形態と同様である。
(第2実施形態に係る動作)
上述した第1実施形態では、eNB200主導でUE群の通信モードを選択していたが、第2実施形態では、UE100主導でUE群の通信モードを選択する。つまり、第2実施形態は、第1実施形態とは判断主体が異なる。その他の点については、第1実施形態と同様である。
(1)動作概要
第2実施形態に係るUE100は、UE群に含まれるUE100間(UE−UE間)のチャネル状態に関する第1のチャネル情報と、UE群に含まれるUE100とeNB200との間(eNB−UE間)のチャネル状態に関する第2のチャネル情報と、に基づいて、UE群に適用する通信モードを選択する。第1のチャネル情報は、D2D通信に利用可能な周波数帯についてのチャネル状態を示す情報である。第2のチャネル情報は、セルラ通信に利用可能な周波数帯についてのチャネル状態を示す情報である。
UE100は、第1のチャネル情報から導出されるD2D通信効率と、第2のチャネル情報から導出されるセルラ通信効率と、を比較することにより、通信モードを選択する。UE100は、セルラ通信効率よりもD2D通信効率が高い場合に、通信モードとしてD2D通信を選択する。UE100は、D2D通信効率よりもセルラ通信効率が高い場合に、通信モードとしてセルラ通信を選択する。
D2D通信効率は、UE群に含まれる各UE100がD2D通信を行う場合における当該各UE100のデータ伝送レート(UE−UE間データ伝送レート)の統計量である。セルラ通信効率は、UE群に含まれる各UE100がセルラ通信を行う場合における当該各UE100のデータ伝送レート(eNB−UE間データ伝送レート)の統計量である。D2D通信効率及び/又はセルラ通信効率は、D2D通信及びセルラ通信のそれぞれの無線リソースの利用効率が反映されたものであってもよい。
(2)動作シーケンスの具体例
図13は、第2実施形態に係るシーケンス図である。ここでは、セルラ通信からD2D通信に切り替える動作を説明する。
図13に示すように、ステップS301において、UE100−1及びUE100−2のそれぞれは、eNB−UE間チャネル測定用の参照信号(RS)をeNB200に送信する。eNB200は、受信した各参照信号に基づいてチャネル測定を行い、UE100−1及びUE100−2のそれぞれについて第2のチャネル情報を取得する。
ステップS302及びS303において、UE100−1及びUE100−2のそれぞれは、UE−UE間チャネル測定用の参照信号を送受信する。UE100−1及びUE100−2のそれぞれは、受信した参照信号に基づいてチャネル測定を行い、第1のチャネル情報を取得する。
ステップS304において、UE100−1及びUE100−2のそれぞれは、第1のチャネル情報からUE−UE間データ伝送レートを導出する。
ステップS305において、UE100−1は、UE−UE間データ伝送レートの送信要求をUE100−2に送信する。UE100−2は、UE−UE間データ伝送レートをUE100−1に送信する(ステップS306)。
ステップS307において、UE100−1は、eNB−UE間データ伝送レートの送信要求をeNB200に送信する。eNB200は、第2のチャネル情報からeNB−UE間データ伝送レートを導出し(ステップS308)、eNB−UE間データ伝送レートをUE100−1に送信する(ステップS309)。
ステップS310において、UE100−1は、UE−UE間データ伝送レートに基づくD2D通信効率とeNB−UE間データ伝送レートに基づくセルラ通信効率とを比較し、切り替え判断を行う。UE100−1は、セルラ通信効率よりもD2D通信効率が高い場合に、通信モードとしてD2D通信を選択し、セルラ通信からD2D通信に切り替えると判断する。
ステップS311及びS312において、UE100−1は、D2D通信への切り替え要求をUE100−2及びeNB200に送信する。UE100−2及びeNB200は、切り替え要求に対する応答をUE100−1に返してもよい。
ステップS313において、UE100−1及びUE100−2は、セルラ通信からD2D通信に切り替えて、D2D通信を行う。
[その他の実施形態]
上述した各実施形態では、UE群に含まれるUE100が2つであったが、UE群に含まれるUE100は3つ以上であってもよい。
上述した各実施形態では、本発明に係るネットワーク装置の具体例としてeNB200を説明したが、本発明に係るネットワーク装置はeNB200に限らず、eNB200の上位装置(MME300又はOAMなど)であってもよい。
上述した各実施形態では、セルラ通信システムの一例としてLTEシステムを説明したが、LTEシステムに限定されるものではなく、LTEシステム以外のシステムに本発明を適用してもよい。
日本国特許出願第2013−144028号(2013年7月9日出願)の全内容が、参照により、本願明細書に組み込まれている。
本発明は、移動通信分野において有用である。

Claims (5)

  1. 基地局であって、
    直接的な端末間通信である直接通信をサポートするユーザ端末に対して、前記直接通信に利用可能な直接通信周波数帯に対する測定を行うための設定情報を送信する送信部であって、前記設定情報は、前記測定の結果を示すチャネル情報を前記基地局に送信するための周期を示す情報を含む、送信部と、
    前記チャネル情報を前記ユーザ端末から受信する受信部と、を備え、
    前記直接通信周波数帯は、複数のサブチャネルから構成され、前記複数のサブチャネルのそれぞれは、複数のリソースブロックから構成され、
    前記チャネル情報は、前記サブチャネルごとの受信強度に基づく統計情報であり、
    前記チャネル情報は、前記周期に従って前記ユーザ端末によって送信される基地局。
  2. 直接通信をサポートするユーザ端末であって、
    前記直接通信に利用可能な直接通信周波数帯に対する測定を行うための設定情報を、基地局から受信する受信部であって、前記設定情報は、前記測定の結果を示すチャネル情報を前記基地局に送信するための周期を示す情報を含む、受信部と、
    前記チャネル情報を前記基地局に送信する送信部と、を備え、
    前記直接通信周波数帯は、複数のサブチャネルから構成され、前記複数のサブチャネルのそれぞれは、複数のリソースブロックから構成され、
    前記チャネル情報は、前記サブチャネルごとの受信強度に基づく統計情報であり、
    前記送信部は、前記周期に従って前記チャネル情報を前記基地局に送信するユーザ端末。
  3. 通信方法であって、
    基地局が、直接的な端末間通信である直接通信をサポートするユーザ端末に対して、前記直接通信に利用可能な直接通信周波数帯に対する測定を行うための設定情報を送信する工程であって、前記設定情報は、前記測定の結果を示すチャネル情報を前記基地局に送信するための周期を示す情報を含む、工程と、
    前記基地局が、前記チャネル情報を前記ユーザ端末から受信する工程と、を備え、
    前記直接通信周波数帯は、複数のサブチャネルから構成され、前記複数のサブチャネルのそれぞれは、複数のリソースブロックから構成され、
    前記チャネル情報は、前記サブチャネルごとの受信強度に基づく統計情報であり、
    前記チャネル情報は、前記周期に従って前記ユーザ端末によって送信される通信方法。
  4. 基地局を制御するプロセッサであって、
    前記プロセッサは、
    直接的な端末間通信である直接通信をサポートするユーザ端末に対して、前記直接通信に利用可能な直接通信周波数帯に対する測定を行うための設定情報を送信する処理であって、前記設定情報は、前記測定の結果を示すチャネル情報を前記基地局に送信するための周期を示す情報を含む、処理と、
    前記チャネル情報を前記ユーザ端末から受信する処理と、を実行し、
    前記直接通信周波数帯は、複数のサブチャネルから構成され、前記複数のサブチャネルのそれぞれは、複数のリソースブロックから構成され、
    前記チャネル情報は、前記サブチャネルごとの受信強度に基づく統計情報であり、
    前記チャネル情報は、前記周期に従って前記ユーザ端末によって送信されるプロセッサ。
  5. 直接通信をサポートするユーザ端末を制御するプロセッサであって、
    前記直接通信に利用可能な直接通信周波数帯に対する測定を行うための設定情報を、基地局から受信する処理であって、前記設定情報は、前記測定の結果を示すチャネル情報を前記基地局に送信するための周期を示す情報を含む、処理と、
    前記チャネル情報を前記基地局に送信する処理と、を実行し、
    前記直接通信周波数帯は、複数のサブチャネルから構成され、前記複数のサブチャネルのそれぞれは、複数のリソースブロックから構成され、
    前記チャネル情報は、前記サブチャネルごとの受信強度に基づく統計情報であり、
    前記送信部は、前記周期に従って前記チャネル情報を前記基地局に送信するプロセッサ。
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