JP2921341B2 - 通信システム - Google Patents

通信システム

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JP2921341B2
JP2921341B2 JP16354493A JP16354493A JP2921341B2 JP 2921341 B2 JP2921341 B2 JP 2921341B2 JP 16354493 A JP16354493 A JP 16354493A JP 16354493 A JP16354493 A JP 16354493A JP 2921341 B2 JP2921341 B2 JP 2921341B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、TDMA(Time Div
ision Multiple Access:時分割多元接続)方式を用いた
コードレス電話機の子機間通信システムに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】TDMA通信方式は、通信伝送路容量を
物理的に位置の異なる複数の局が分割して使用する方式
のひとつであり、分割の手段として時間を用いたもので
ある。TDMA通信の詳細については、山本,加藤共
著:”TDMA通信”(電子情報通信学会)に詳しく述
べられている。図12にTDMA方式の概念を示す。1
21,122,12iは子機、123は親機である。T
DMA方式は、信号の送受信の基本周期としてTDMA
フレームを定め、さらにこのフレーム内を一定の時間幅
であるタイムスロットに分割する。子機(121,12
2,12i)はこのフレーム内の特定のスロットを用い
て用いて親機(123)へ信号を送出する。従って、1
フレーム内でi局(t1 〜ti )の子機が同時に送信可
能である。
【0003】コードレス電話機の子機間通信方式は、日
本標準方式として規格化されている(財団法人電波シス
テム開発センター(RCR):「第二世代コードレス電
話システム標準規格RCR STD-28第6章」)。この規格で
示されている子機間通信方式は、親機を介さない、子機
間同士の一一直接通信に関するものである。図13に
一対一の子機間通信を表した概念図を示す。131は呼
が発生し、呼び出しを行う発信子機、132は呼び出さ
れる着信子機である。
【0004】子機間直接通信は親機を介さないため、い
わゆるトランシーバのような使用形態となる。このた
め、RCRでは親機を介さない子機間通信を、親機を介
した通常の通信と区別して取り扱うこととし、別個のプ
ロトコルを規定している。
【0005】ところで、子機間通信方式としては親機を
介して通信を行う方法もあり、この方法はアナログコー
ドレス電話において一般的に用いられている。図14に
親機を介した子機間通信の例を示す。141は親機、1
42は親機の通信エリアである。子機1(131)と子
機2(132)との通話は通話エリア(142)内での
み可能である。発信子機(131)は、スロット番号1
(以下スロット1と呼ぶ)を使用して信号を親機に向
け送信し、これを受信した親機(141)はスロット6
で着信子機2(132)に信号として転送する。一
方、着信子機2(132)はスロット2を使い信号を
親機(141)に向け送信し、親機は同様にしてスロッ
ト5で信号として発信子機1(131)に転送する。
以下、フレーム単位で同様の操作を繰り返し、通信を継
続する。
【0006】このため子機1(131)と子機2(13
2)とが、親機を介した子機間通信中に通話エリアの外
に移動した場合、一度終話し、再度子機間直接通信用の
プロトコルを用いて通信を継続する必要がある。図15
に子機間直接通信を開始する場合のシーケンスを示す。
子機1(131)が子機2(132)を直接呼び出す場
合、最初に呼出し信号(151)を送信し、子機2(1
32)は同期信号(152)を返し、これを受けて子機
1(131)は同期信号(153)を返し、これを受け
て子機2(132)は応答信号(154)を送信する。
引き続き、子機1(131)、子機2(132)はそれ
ぞれ1回ずつアイドル信号(155,156)を交換し
た後、通話状態に移行し、通話信号(157)の送受信
を行う。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】親機の通話エリア内に
子機があったとしても、子機−子機の物理的距離によっ
ては親機を介さない子機間直接通信が有利な場合もあ
る。一方、子機間直接通信は通話エリアが親機の近傍に
限定されないという魅力を持つが、例えば、子機どうし
が見通し外にあり、しかし親機からは両子機が見える場
合には親機を介した方が通話品質が良い可能性もある。
すなわち、子機間直接通信と親機を介した子機間通信と
は、少なくとも使用上は区別せずに使用できるほうが利
点が多いと考えられる。
【0008】ところが、上述したように、子機間直接通
信用プロトコルは独立に規定されているため、親機を介
した子機間通信と子機間直接通信との切替えは、一度終
話してから再度発呼し直すという手順を踏まなければな
らず、使用者にとっては例えば親機を介した子機間通信
が途絶えた場合あるいは回線品質が劣化し通話が困難と
なった場合には必要に応じ手動で子機間直接通信に切替
えなければならず、利便性の面で改善の余地があると考
えられる。
【0009】この発明は、上述した問題を解決するため
になされたものであり、その目的とするところは、親機
を介した子機間通信と子機間直接通信とを自動的に切替
える方式を供えた通信システムを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明による通信シス
テムは、第一の通信手段(例えば親機、以後親機として
説明する。)を介した第二の通信手段(例えば子機、以
後子機として説明する。)間通信機能による通話ルート
と、親機を介さない子機間直接通信機能による通話ルー
トとを有し、回線品質の良いルートを自動的に選択する
ことにより子機間通信を継続する。
【0011】回線品質の良いルートを選択するため、相
手子機および親機の送信信号レベルを比較し、信号レベ
ルの高い方を選択するルート切替判定手段を設ける。
【0012】また、信号レベル検出によるルート切替判
定手段に加えて、相手子機および親機の受信信号の中に
含まれている固定パターンを検出し、その不検出率がよ
り少ないほうを選択するルート切替判定手段を設ける。
【0013】さらに、受信データの誤り検出機能を用
い、相手子機および親機のデータ誤りの少ない方のルー
トを選択するルート切替判定手段を設ける。
【0014】
【作用】この発明においては、ルート選択手段により子
機間通信のルートとして、親機を介した子機間通話ルー
トと、親機を介さない子機間直接通信ルートの2つのル
ートの中から回線品質のよいルートを選ぶ。
【0015】
【実施例】実施例1.以下、本発明の実施例を図面を参
照して説明する。図1は、本発明の概念を示す図であ
る。10は親機、11は子機1、12は子機2、13は
親機10の通話ゾーン、14は親機を介した子機間通信
方式による通信ルート、15は子機間直接通信方式によ
る通信ルートである。
【0016】子機1(11)と子機2(12)との間で
行われる子機間通信は、ルート14とルート15の回線
品質を比較し、品質のよいルートを自動的に選択する。
図1における親機(10)および子機(11,12)は
それぞれ図2、図3に示すように構成される。図2、3
は本発明の説明に必要な機能のみ示している。
【0017】図2において、21は子機からの信号を受
信・復調する受信部、22は復調された信号から最終的
にデータを抽出する受信信号解析部、23は送信データ
に無線信号として送信するために必要なオーバヘッド信
号を付加する送信信号生成部、24は無線信号を変調・
送信する送信部であり、25はルート14が選択された
場合にそれぞれの子機から送られたデータを相手子機に
転送するための回路、26は送受信切替スイッチ、27
はアンテナである。子機からの受信信号はアンテナ(2
7)から受信部(21)にもたらされた後復調され、受
信信号解析部(22)で受信処理が行われ音声などの受
信信号として出力される。一方、音声信号などの送信デ
ータは、送信信号生成部(23)にて送信処理されさら
にオーバヘッド信号などが付加され、送信部(24)に
もたらされ、アンテナ(27)を介して子機に送信され
る。子機間通信データ転送部(25)は受信データを折
返して送信信号生成部(23)に転送するためのもので
必要に応じて転送を行う。
【0018】図3において、受信部(31)、受信信号
解析部(32)、送信信号生成部(33)、送信部(3
4)、送受信切替スイッチ(36)、アンテナ(37)
は、図2における(21)〜(24)、(26)、(2
7)とそれぞれ同一である。35は受信信号の受信レベ
ルを検出する受信レベル検出部、38は受信レベル情
報、あるいは親機の指示によりルート14とルート15
との選択を行うと共に、親機に対し子機間通信データ転
送停止を指示するための信号を送出するよう送信信号生
成部(33)に指示し、さらにルート14とルート15
との周波数が異なる場合、受信レベル測定のため周波数
切替えを指示するルート切替判定部、39は送受信スロ
ットタイミングをルート選択により指示されたスロット
に変更する送受信スロット変更部である。送受信信号の
流れは図2に示した親機(10)と同一なので説明を省
略する。受信レベル検出部(35)は、受信部(31)
からもたらされる受信信号の受信レベルを検出・測定す
る。ルート切替判定部(38)では、この測定結果をも
とに、あるいは親機の指示によりルート14とルート1
5との選択を行うと同時に、親機に対し子機間通信デー
タ転送停止を指示するための信号を送出するよう送信信
号生成部(33)に指示する。さらに受信部(31)に
対しルート14とルート15とが異なる周波数の場合、
各ルートの受信レベル測定のため周波数切替えを指示す
る。
【0019】図1、図2、図3、および図4により子機
1(11)が子機2(12)と子機間通信を行う場合を
例にその動作を詳しく説明する。子機1(11)は、親
機(10)との通話時には親機(10)からの受信信号
レベルRBS(i)(1≦iN:Nは測定回数、以下同
様)を、非通話時には他の子機向けに親機(10)が送
出している送信信号レベルRBS(i)を受信レベル検出
部(35)にて検出し、検出値をルート切替判定部(3
8)に渡すことにより親機(10)からの信号レベルを
常に把握する。子機1(11)は子機2(12)と子機
間通信を行う場合、送信に先立ち子機2(12)の受信
レベルRPS(i)を測定する。子機2(12)のレベル
は、子機2(12)がたとえば親機(10)向けに信号
を送信しているときにはその信号をモニタすることによ
り行い(後述する図4のスロット番号2で子機2(1
2)が親機(10)向けに送信している信号)、送信し
ていないときには親機を介し子機2(12)に信号送出
を促すことにより子機1(11)は子機2(12)の信
号レベルを検出する。異なる周波数の受信レベル検出・
測定が必要な場合には、ルート切替判定部(38)が受
信部(31)に対し、周波数の変更を指示する。
【0020】子機1(11)のルート切替判定部(3
8)は親機(10)と子機2(12)の受信レベルをも
とにルートを選択する。ルート選択は基本的に受信レベ
ルのより高いほうを選ぶことにより行う。フェージング
伝送路で通信を行う場合、受信レベルが変動し正確な測
定ができない可能性があるので受信レベル検出部(3
5)では同一の受信信号を複数スロット受信し受信レベ
ルを平均化し平均値(<RBS>,<RPS>)を求めるこ
とで測定精度を向上させる。さらにルート切替判定部
(38)は受信信号解析部(32)で受信された親機
(10)からの指示によりルート切替を行う。これは、
相手子機主導でルート切替えが行われる時に生じる。
【0021】通話中、子機1(11)は、親機(10)
からの受信レベルと子機2(12)が親機(10)に向
け送信する信号とを随時モニタし、ルート切替判定部に
おいてルート14とルート15の回線状態を把握する。
たとえば、子機1(11)が親機(10)の通話エリア
の外に移動することにより受信レベルがルート15のそ
れよりも低下した場合には、子機1(11)は親機(1
0)に対しルートの切替要求を行い、それを受けた親機
(10)は子機2(12)に対し通信路をルート15に
切替えることを指示した後、子機間通信データ転送部
(25)の折返し機能を停止する。
【0022】子機1(11)は親機(10)による自局
送信信号の子機2(12)への転送が停止したことを
スロット6で信号の受信レベルの変化を検出すること
で知ることができる。この検出は受信レベル検出部(3
5)で行われ、この結果を受けたルート切替判定部(3
8)は、停止を確認後送受信スロット変更部(39)に
対して自局の送受信スロットを子機2(12)に変更す
るよう指示する。すなわち、子機1(11)はスロット
2で信号を受信しスロット6で信号を送信する。子
機2(12)の動作はこの間変化しない。以上によりル
ート14からルート15への切替が行われ子機間通信が
継続される。子機間通信データ転送部(25)が子機間
のデータ折返しを停止する機能を有することで、親機が
無効な折返しを継続することがなくなり他の子機がその
スロットを有効に活用できる。また、この場合子機1
(11)は親機による子機間通信のルート切替えが行わ
れたことを受信レベル検出により直接認識できるのでル
ート切替えが確実になる。
【0023】つぎに図4を用い、送信に先立ち子機1
(11)がルート14を選択した場合を例に動作を説明
する。子機1(11)はスロット番号1(以下スロット
1と略す)で子機2(12)向けの信号を送出する。
同時に子機1(11)がルート14を選択したことを通
知しこれにより親機(10)は子機間通信データ転送部
25によりスロットで受信したデータを送信信号と
してスロット6で子機2(12)へ転送する。同様に子
機2(12)はスロット2で子機1(11)向けの信号
を送信し、これを受信した親機(10)は受信信号
を送信信号としてスロット5で子機(12)に転送す
る。
【0024】通話中のルート切替についてルート切替判
定部(38)の動作を図5〜図7のタイムチャートで説
明する。簡単のため、通話前(発呼前)にルート選択は
終了しているものとする。通話中、子機1(11)は親
機(10)並びに相手子機の受信レベルを測定・平均化
し(501、502)、平均値をもとにルートを判定す
る(503)。ルート14を使用している状態でルート
15と判定された場合には親機(10)に対し親機を介
した子機間通信データ転送停止を要求し(601)、切
替が完了したことを確認した後(602)、送受信スロ
ットを相手子機のスロットタイミングに変更する(60
3)。また、ルート15を使用中にルート14が判定さ
れた場合には相手子機に対してルート14に変更するこ
とを通知する信号を送出し(701)、親機(10)に
対し親機を介した子機間通信データ転送開始要求を送出
した後(702)、自局の送受信スロットタイミングを
親機(10)から指示されたタイミングに変更する(7
03)。以上の処理の後、通話が継続されている場合に
は再度(501)に戻り平均化処理を繰返す。判定の結
果、ルート変更が生じない場合には(601〜603,
701〜703)の処理は行わない。
【0025】上記実施例1のルート切替判定部(38)
ではNフレーム(N:整数)毎の平均化処理によりルー
ト14とルート15の判定を行っているが、ランニング
アベレージを取る方法も考えられる。図16にランニン
グアベレージの一例を示す。フレーム毎に最新の受信ス
ロットNスロット分の平均値を求める方式で、すなわ
ち、フレーム毎に最新の受信レベル値を追加し、Nフレ
ーム前の値を削除して平均化を行うことでフレーム単位
で受信レベルの判定が可能である。また、ルート判定の
手段として平均値ではなく中央値を用いることも考えら
れ、平均値を求めるのに比べ、演算量が削減できる。さ
らに、実施例1では子機1(11)主導でルート切替を
行ったが、着信子機である子機2(12)で行ってもよ
い。
【0026】さらに、(601),(701),(70
2)で親機、子機が送信する切替制御信号は、通話に用
いるフォーマット以外の信号を使用することにより実現
可能である。すなわち、一例として上記RCR標準規格
を用いるならば、FACCHや他のオプション信号を利
用することで容易に実現できる。実施例2.本発明の他
の実施例を示す。図8に子機の概念図を示す。図中、ル
ート切替判定部(88)を除き図3と同一の構成であ
る。ルート切替判定部(88)の動作で図3との差異
は、ルート切替の判定条件として受信レベル検出部(8
5)からもたらされる受信レベル情報に加え受信信号解
析部(82)からもたらされる同期ワード検出情報を用
いる点にある。
【0027】TDMA通信方式では、バースト状の信号
を送受信することが不可欠であり、そのため、受信時に
バースト信号位置を時間的に特定することを目的とし
て、同期ワードと呼ばれる既知固定パターンを送信時に
埋め込むことが一般的に行われる。図10に上記RCR
標準規格における親機、子機の送信信号フォーマットの
例を簡略化して示す。
【0028】本発明では、受信信号解析部(82)で行
われる同期ワード検出情報を利用し、受信レベル情報と
組合わせてルート判定を行う。同期ワード検出情報は同
期ワードに含まれるビット誤り数があらかじめ設定され
た一定値を越えた場合に同期ワード不検出を、そうでな
い場合には検出とするものである。これにより受信レベ
ルがそのルートの回線品質を正しく表現していない場
合、例えば同一周波数干渉により受信レベル測定値が高
くなるような場合には同期ワードの検出率を調べ干渉検
出を行うことにより、不適切なルート切替えを防止する
ことができる。図11にこの現象を示す。図は子機1
(11)における各ルート(ルート14,ルート15)
の受信レベルの平均値と同期ワードの不検出率を示して
いる。図において区間Aは、同一周波数干渉が生じてい
る区間であり、ルート14に比べルート15の受信レベ
ルが高いにもかかわらず、同期ワード不検出率も高い状
態を示している。実施例1の子機ではこの状態を識別す
ることは不可能であり、結果として区間Aはルート15
を選択してしまうが、ルート切替判定部(88)の機能
を用いることで図11に示すルート判定結果が得られ回
線状態をより正確に把握したルート切替が可能となる。
【0029】また、本実施例では受信レベル情報と同期
ワード検出情報とを組み合わせてルート判定を行った
が、その変形として同期ワード検出情報のみでルート判
定を行ってもよい。
【0030】実施例3.本発明の他の実施例を示す。図
9に子機の概念図を示す。図中、ルート切替判定部(9
8)を除き図8と同一の構成である。ルート切替判定部
(98)の動作で図8との差異は、ルート切替の判定条
件として受信レベル検出部(95)からもたらされる受
信レベル情報と受信信号解析部(92)からもたらされ
る同期ワード検出情報に加え、さらに受信信号解析部
(92)からもたらされるデータの誤り検出情報を用い
る点にある。
【0031】受信信号に含まれるデータ部分が誤り無く
受信されたことを確認するため、誤り検出符号を送信時
に付加することが一般的に行われる。図10のフォーマ
ットではデータの最後に付加されており、受信信号解析
部(92)はこの符号を用いデータ部分に1ビット以上
の誤りがある場合には誤り検出情報を発生する。
【0032】本発明では、誤り検出情報を利用し、受信
レベル情報、同期ワード検出・不検出情報と組合わせて
ルート判定を行う。これにより同一周波数干渉などによ
り生じる回線品質劣化をさらに正確に把握することがで
きる。すなわち、誤り検出情報を用いることで長いデー
タ部分の誤り率を知ることができるため、短い同期ワー
ドを用いて同様の効果を期待する実施例2より確度の高
い判定が可能である
【0033】
【発明の効果】この発明は、以上説明したような方法を
取ることにより、以下に記載されるような効果を奏す
る。請求項第1項記載の本発明によれば親機を介した子
機間通信ルートと子機間直接通信ルートを選択すること
で品質のよい子機間通信が可能であり、また切替が自動
的に行われるため、利用者は子機間直接通信を行うため
の手動操作が不要になるという効果がある。
【0034】請求項第2項記載の本発明によれば、親機
内に、親機を介した子機間通信を行う場合は子機間通信
データを折返し子機間直接通信を行う場合には親機を介
した子機間通信データの折り返しを停止する機能を設け
たので、親機が無効な折返しを継続することがなくなり
他の子機がそのスロットを有効に活用でき、かつ本方式
による子機間通信のルート切替えを確実に行えるという
効果がある。
【0035】請求項第3項及び請求項第5項記載の本発
明によれば、子機におけるルート切替の判定条件に同期
ワード検出情報を加えたことで、同一周波数干渉が生じ
た場合などにも回線品質を正しく把握でき、品質のよい
子機間通信が可能になるという効果がある。
【0036】請求項第4項記載及び請求項第5項記載の
本発明によれば、子機におけるルート切替の判定条件に
誤り検出情報を加えることで、同一周波数干渉が生じた
場合の回線品質をより正しく把握できるので、より品質
のよい子機間通信が可能になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1を示す概念図である。
【図2】この発明の実施例1を実現する親機の構成図で
ある。
【図3】この発明の実施例1を実現する子機の構成図で
ある。
【図4】この発明の実施例1による子機間通信を説明す
る図である。
【図5】この発明の実施例1を実現するルート切替判定
部の動作を説明するフローチャートである。
【図6】この発明の実施例1を実現するルート切替判定
部の動作を説明するフローチャートである。
【図7】この発明の実施例1を実現するルート切替判定
部の動作を説明するフローチャートである。
【図8】この発明の実施例2を実現する子機の構成図で
ある。
【図9】この発明の実施例3を実現する子機の構成図で
ある。
【図10】親機、子機の送信信号フォーマットである。
【図11】この発明の実施例2によるルート切替判定部
動作を説明する図である。
【図12】TDMA通信方式の概念を説明する図であ
る。
【図13】従来の子機間直接通信を説明する図である。
【図14】従来の親機を介した子機間通信を説明する図
である。
【図15】子機間直接通信のプロトコルを説明する図で
ある。
【図16】ランニングアベレージを説明する図である。
【符号の説明】 10,123,141 親機 11,12,121,122,12i,131,132 子機 13,142 通話エリア 14 ルート14 15 ルート15 21,31,81,91 受信部 22,32,82,92 受信信号解析部 23,33,83,93 送信信号生成部 24,34,84,94 送信機 25 子機間通信データ転送部 35,85,95 受信レベル検出部 38,88,98 ルート切替判定部 39,89,99 送受信スロット変更部 26,36,96 送受切替スイッチ 27,37,97 アンテナ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04B 7/24 - 7/26 102 H04Q 7/00 - 7/38 H04M 1/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第一の通信手段と複数の第二の通信手段
    とから構成され、時分割により前記複数の第二の通信手
    段が共通のチャネルにて第一の通信手段にアクセスする
    通信方式において、第二の通信手段が相手第二の通信手
    段の送信信号レベルと第一の通信手段の送信信号レベル
    とを比較するルート切替判定部を備え、第一の通信手段
    を介した第二の通信手段間通信のルートと第二の通信手
    段間で直接通信を行うルートとを切替えるルート切替
    を備えたことを特徴とする通信システム。
  2. 【請求項2】 第一の通信手段は、第一の通信手段を介
    した第二の通信手段間通信ルートへの切替え時に第二の
    通信手段間データの折返しを行い、第二の通信手段間で
    直接通信を行うルートへの切替え時には上記第二の通信
    手段間データの折返しを行わないことを特徴とする通信
    システム。
  3. 【請求項3】 第一の通信手段と複数の第二の通信手段
    とから構成され、時分割により前記複数の第二の通信手
    段が共通のチャネルにて第一の通信手段にアクセスする
    通信方式において、第二の通信手段が相手第二の通信手
    段の送信信号レベルと第一の通信手段の送信信号レベル
    とを比較した情報及び又は同期ワード検出情報によるル
    ート切替判定部を備え、第一の通信手段を介した第二の
    通信手段間通信のルートと第二の通信手段間で直接通信
    を行うルートとを切替えるルート切替部を備えたことを
    特徴とする通信システム。
  4. 【請求項4】 第一の通信手段と複数の第二の通信手段
    とから構成され、時分割により前記複数の第二の通信手
    段が共通のチャネルにて第一の通信手段にアクセスする
    通信方式において、第二の通信手段が相手第二の通信手
    段の送信信号レベルと第一の通信手段の送信信号レベル
    とを比較した情報及び又は誤り検出情報によるルート
    判定部を備え、第一の通信手段を介した第二の通信手
    段間通信のルートと第二の通信手段間で直接通信を行う
    ルートとを切替えるルート切替部を備えたことを特徴と
    する通信システム。
  5. 【請求項5】 第一の通信手段と複数の第二の通信手段
    とから構成され、時分割により前記複数の第二の通信手
    段が共通のチャネルにて第一の通信手段にアクセスする
    通信方式において、第二の通信手段が相手第二の通信手
    段の送信信号 レベルと第一の通信手段の送信信号レベル
    とを比較した情報及び同期ワード検出情報及び誤り検出
    情報によるルート切替判定部を備え、第一の通信手段を
    介した第二の通信手段間通信のルートと第二の通信手段
    間で直接通信を行うルートとを切替えるルート切替部を
    備えたことを特徴とする通信システム。
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