JP2018137250A - 太陽電池モジュール - Google Patents

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直宏 月出
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    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy
    • Y02E10/548Amorphous silicon PV cells

Abstract

【課題】商品寿命内でのトータルの出力を高めた上で、太陽電池素子及びタブ配線のストレスを低減することができる太陽電池モジュールを提供する。
【解決手段】隣り合う2つの太陽電池素子11と、2つの太陽電池素子11を電気的に接続する長尺状のタブ配線20と、を備え、2つの太陽電池素子11のそれぞれは、タブ配線20の長尺方向に沿って形成され、タブ配線20と重なって接合する長尺状のバスバー電極40を有し、バスバー電極40は、太陽電池素子11で生成された受光電荷をタブ配線20に伝達する電荷伝達部41と、複数の開口部42とを有し、複数の開口部42は、長尺方向に沿って並んで設けられ、複数の開口部42には、平面視における面積が異なる開口部42が含まれる。
【選択図】図2

Description

本発明は、太陽電池モジュールに関する。
従来、光エネルギーを電気エネルギーに変換する光電変換装置として、太陽電池モジュールの開発が進められている。太陽電池モジュールは、太陽光を直接電気に変換できることから、また、化石燃料による発電と比べて環境負荷が小さくクリーンであることから、新しいエネルギー源として期待されている。
太陽電池モジュールは、例えば、表面保護部材と裏面保護部材との間に複数の太陽電池素子が充填部材で封止された構造となっている。太陽電池モジュールにおいて、複数の太陽電池素子は、マトリクス状に配置されている。行方向又は列方向の一方に沿って直線状に配列された複数の太陽電池素子は、隣り合う2つの太陽電池素子どうしのバスバー電極に接合されたタブ配線によって連結されていき、ストリングを構成している。特許文献1には、このような太陽電池モジュールに関する技術が記載されている。
ところで、特許文献1に記載の太陽電池モジュールでは、バスバー電極とタブ配線とが、タブ配線の長尺方向におけるバスバー電極の全域にわたり一様に接着されている。このため、温度サイクル等により太陽電池素子及びタブ配線が膨張及び収縮を繰り返すと、太陽電池素子及びタブ配線にストレスが生じる可能性がある。
そこで、特許文献2には、バスバー電極にタブ配線が一部半田で接続されない部分を作り、太陽電池素子及びタブ配線に生じるストレスを緩和してセル割れなどを防ぐ構成が開示されている。
特開2011−187882号公報 特許第4174545号公報
しかしながら、特許文献2における太陽電池モジュールの構成においては、バスバー電極とタブ配線とが接続されていない部分が一様に存在することから、セル割れなどの不具合が発生していない状態であっても、バスバー電極とタブ配線とが接続されていない部分の電気的ロスによってモジュール出力が低下する。したがって、セル割れなどの不具合は常に発生する訳ではないので、不具合が発生していない場合にはタブ配線とバスバー電極とが接続する部分を増やすことで電気的ロスを低減し、万が一ストレスなどでセル割れなどの不具合が発生するような状況になった場合に、ストレスを緩和する構造に変化させることができた方が良い。
そこで、本発明は、商品寿命内でのトータルの出力を高めた上で、上記の様なストレスが生じた場合でも太陽電池素子及びタブ配線のストレスを低減することができる太陽電池モジュールを提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る太陽電池モジュールは、隣り合う2つの太陽電池素子と、前記2つの太陽電池素子を電気的に接続する長尺状のタブ配線と、を備え、前記2つの太陽電池素子のそれぞれは、前記タブ配線の長尺方向に沿って形成され、前記タブ配線と重なって接合する長尺状のバスバー電極を有し、前記バスバー電極は、前記太陽電池素子で生成された受光電荷を前記タブ配線に伝達する電荷伝達部と、複数の開口部とを有し、前記複数の開口部は、前記長尺方向に沿って並んで設けられ、前記複数の開口部には、平面視における面積が異なる開口部が含まれる。
本発明の一態様に係る太陽電池モジュールは、隣り合う2つの太陽電池素子と、前記2つの太陽電池素子を電気的に接続する長尺状のタブ配線と、を備え、前記2つの太陽電池素子のそれぞれは、前記タブ配線の長尺方向に沿って形成され、前記タブ配線と重なって接合する長尺状のバスバー電極を有し、前記バスバー電極は、前記太陽電池素子で生成された受光電荷を前記タブ配線に伝達する電荷伝達部と、複数の開口部とを有し、前記複数の開口部は、前記長尺方向及び当該長尺方向と平面視において交差する交差方向に沿って並んで設けられ、前記複数の開口部の前記交差方向に沿って並んで設けられる数は、前記長尺方向に沿って異なる。
本発明の一態様に係る太陽電池モジュールは、隣り合う2つの太陽電池素子と、前記2つの太陽電池素子を電気的に接続する長尺状のタブ配線と、を備え、前記2つの太陽電池素子のそれぞれは、前記タブ配線の長尺方向に沿って形成され、前記タブ配線と重なって接合する長尺状のバスバー電極を有し、前記バスバー電極は、前記太陽電池素子で生成された受光電荷を前記タブ配線に伝達する電荷伝達部と、前記長尺方向と平面視において交差する交差方向に沿って並ぶ複数の分岐部に当該電荷伝達部を分岐させる開口部とを有し、前記分岐部の前記交差方向の幅は、前記長尺方向に沿って変化する。
本発明に係る太陽電池モジュールによれば、商品寿命内でのトータルの出力を高めた上で、太陽電池素子及びタブ配線のストレスを低減することができる。
実施の形態1に係る太陽電池モジュールの概観平面図である。 実施の形態1に係る太陽電池素子の平面図である。 実施の形態1に係る太陽電池素子の積層構造を表す断面図である。 実施の形態1に係る太陽電池モジュールの列方向における構造断面図である。 実施の形態1に係るバスバー電極の構成の一例を示す平面図である。 実施の形態1に係るバスバー電極の構成の一例を示す平面図である。 実施の形態1に係るバスバー電極の構成の一例を示す平面図である。 実施の形態2に係るバスバー電極の構成の一例を示す平面図である。 実施の形態2に係るバスバー電極の構成の一例を示す平面図である。 実施の形態2に係るバスバー電極の構成の一例を示す平面図である。 実施の形態3に係るバスバー電極の構成の一例を示す平面図である。 実施の形態3に係るバスバー電極の構成の一例を示す平面図である。 実施の形態3の変形例に係るバスバー電極の構成の一例を示す平面図である。 実施の形態3の変形例に係るバスバー電極の構成の一例を示す平面図である。 実施の形態3及びその変形例に係る太陽電池素子における受光電荷の流れを説明する模式図である。 実施の形態4に係るバスバー電極の構成の一例を示す平面図である。 実施の形態4に係るバスバー電極の構成の一例を示す平面図である。 実施の形態4に係るバスバー電極の構成の一例を示す平面図である。 その他の実施の形態に係るバスバー電極の構成の一例を示す平面図である。 その他の実施の形態に係るバスバー電極の構成の一例を示す平面図である。 その他の実施の形態に係るバスバー電極の構成の一例を示す平面図である。
以下では、本発明の実施の形態に係る太陽電池モジュールについて、図面を用いて詳細に説明する。以下に説明する実施の形態は、いずれも本発明の好ましい一具体例を示すものである。したがって、以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置及び接続形態などは、一例であり、本発明を限定する趣旨ではない。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
また、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、同じ構成部材については同じ符号を付している。
本明細書において、太陽電池素子の「表面」とは、その反対側の面である「裏面」に比べ、例えば、光が多く内部へ入射可能な面を意味(50%超過〜100%の光が表面から内部に入射する)、し、「裏面」側から光が内部に全く入らない場合も含む。また太陽電池モジュールの「表面」とは、太陽電池素子の「表面」と対向する側の光が入射可能な面を意味し、「裏面」とはその反対側の面を意味する。また、「第1の部材上に第2の部材を設ける」などの記載は、特に限定を付さない限り、第1及び第2の部材が直接接触して設けられる場合のみを意図しない。即ち、この記載は、第1及び第2の部材の間に他の部材が存在する場合を含む。また、「略**」との記載は、「略同一」を例に挙げて説明すると、全く同一はもとより、実質的に同一と認められるものを含む意図である。
(実施の形態1)
実施の形態1に係る太陽電池モジュールについて、図1〜7を用いて説明する。
[1−1.太陽電池モジュールの基本構成]
本実施の形態に係る太陽電池モジュールの基本構成の一例について、図1を用いて説明する。
図1は、実施の形態1に係る太陽電池モジュール1の概観平面図である。同図に示された太陽電池モジュール1は、複数の太陽電池素子11と、タブ配線20と、わたり配線30と、枠体60とを備える。
太陽電池素子11は、受光面に平行な方向で2次元状に配置され、光照射により電力を発生する平板状の光起電力セルである。ここで、受光面とは、後述する受光面電極102の面を意味する。以下の説明では、特に限定を付さない限り、「平面視」とは、受光面に垂直な方向から見ることを意味する。
タブ配線20は、隣り合う2つの太陽電池素子11の一方の表面及び他方の裏面に配置され、隣接する太陽電池素子11を電気的に接続する長尺状の配線部材である。タブ配線20は、例えば列方向に隣接する太陽電池素子11を後述する図4に示されるように電気的に接続する。
わたり配線30は、太陽電池ストリングどうしを接続する配線部材である。なお、太陽電池ストリングとは、列方向に配置されタブ配線20により接続された複数の太陽電池素子11の集合体である。
枠体60は、複数の太陽電池素子11が2次元配列されたパネルの外周部を覆う外枠部材である。
[1−2.太陽電池素子の構造]
太陽電池モジュール1の主たる構成要素である太陽電池素子11の構造について説明する。
図2は、実施の形態1に係る太陽電池素子11の平面図である。同図に示すように、太陽電池素子11は、平面視において略正方形状である。太陽電池素子11は、例えば、縦125mm×横125mm×厚み200μmである。また、太陽電池素子11の表面上には、ストライプ状の複数のバスバー電極40が互いに平行に形成され、バスバー電極40と直交するようにストライプ状の複数のフィンガー電極50が互いに平行に形成されている。なお、複数のバスバー電極40のそれぞれの間隔及び複数のフィンガー電極50のそれぞれの間隔は図2に示されるものに限定されない。
バスバー電極40の上には、図2において点線で示されるようにタブ配線20が接合されている。バスバー電極40及びタブ配線20は、例えば略同一の線幅を有する。太陽電池素子11で生成された受光電荷は、フィンガー電極50で集電される。そして、フィンガー電極50で集電された受光電荷は、バスバー電極40へ伝達され、さらに、バスバー電極40の直上に接合されたタブ配線20へ伝達される。また、バスバー電極40は、例えば図2に示されるような開口部を有する。バスバー電極40が有する開口部の詳細については後述する。バスバー電極40及びフィンガー電極50は、集電極100を構成する。集電極100は、例えば、Ag(銀)などの導電性粒子を含む導電性ペーストにより形成される。なお、図2では、バスバー電極40及びフィンガー電極50にハッチングを付加しているが、ここでのハッチングは、開口部と区別するために付加したものであって、断面を意味するものではない。同様に後述する図5〜21に示されるバスバー電極及びフィンガー電極に付加されたハッチングも断面を意味するものではない。
図3は、実施の形態1に係る太陽電池素子11の積層構造を表す断面図である。なお、同図は、図2における太陽電池素子11のIII−III断面図である。図3に示されるように、n型単結晶シリコンウエハ101の主面上にi型非晶質シリコン膜121及びp型非晶質シリコン膜122が、この順で形成されている。n型単結晶シリコンウエハ101、i型非晶質シリコン膜121及びp型非晶質シリコン膜122は、光電変換層を形成し、n型単結晶シリコンウエハ101が主たる発電層となる。さらに、p型非晶質シリコン膜122上に、受光面電極102が形成されている。図3に示されるように、受光面電極102上には、複数のバスバー電極40及び複数のフィンガー電極50からなる集電極100が形成されている。なお、図3では、集電極100のうち、フィンガー電極50のみが示されている。
また、n型単結晶シリコンウエハ101の裏面には、i型非晶質シリコン膜123及びn型非晶質シリコン膜124が、この順で形成されている。さらに、n型非晶質シリコン膜124上に、受光面電極103が形成され、受光面電極103上に、複数のバスバー電極40及び複数のフィンガー電極50からなる集電極100が形成されている。
なお、p型非晶質シリコン膜122がn型単結晶シリコンウエハ101の裏面側に、n型非晶質シリコン膜124がn型単結晶シリコンウエハ101の受光面側にそれぞれ形成されていてもよい。
集電極100は、例えば、樹脂材料をバインダとし、銀粒子などの導電性粒子をフィラーとした熱硬化型である樹脂型導電性ペーストを用いて、スクリーン印刷などの印刷法により形成することができる。
なお、図3に示されるように、裏面のフィンガー電極50のピッチは、表面のフィンガー電極50のピッチと同じであるが、裏面のフィンガー電極50のピッチが表面のフィンガー電極50のピッチよりも小さくてもよい。言い換えると、裏面のフィンガー電極50の本数は、表面のフィンガー電極50の本数よりも多くてもよい。つまり、裏面に形成された集電極100の面積占有率は、表面に形成された集電極の面積占有率よりも高くてもよい。ここで、集電極の面積占有率とは、平面視における太陽電池素子11の面積に対する、平面視におけるバスバー電極40及びフィンガー電極50のトータル面積の割合である。
裏面におけるフィンガー電極50の本数が多い場合、裏面における集電効率は増加するが、表面に比べて遮光ロスが増加する。しかしながら、本実施の形態に係る太陽電池素子11は受光面が表面である片面受光型であるので、裏面における遮光ロスの増加が与える影響よりも、裏面における集電効率の増加が与える影響のほうが大きい。よって、太陽電池素子11の集電効率を向上させることが可能となる。
本実施の形態に係る太陽電池素子11は、pn接合特性を改善するために、n型単結晶シリコンウエハ101とp型非晶質シリコン膜122又はn型非晶質シリコン膜124との間に、i型非晶質シリコン膜121を設けた構造を有している。
本実施の形態に係る太陽電池素子11は、片面受光型であり、n型単結晶シリコンウエハ101の表面側の受光面電極102が受光面となる。n型単結晶シリコンウエハ101において発生したキャリアは、光電流として表面側及び裏面側の受光面電極102及び103に拡散し、集電極100で収集される。
受光面電極102及び103は、例えば、ITO(インジウム錫酸化物)、SnO(酸化錫)、ZnO(酸化亜鉛)などからなる透明電極である。なお、裏面側の受光面電極103は、透明でない金属電極であってもよい。
なお、本実施の形態に係る太陽電池素子11は、両面受光型であってもよい。この場合には、n型単結晶シリコンウエハ101の表面側の受光面電極102及び裏面側の受光面電極103がそれぞれ受光面となる。n型単結晶シリコンウエハ101において発生したキャリアは、光電流として表面側及び裏面側の受光面電極102及び103に拡散し、集電極100で収集される。また、受光面電極102及び103は、透明電極である。
また、太陽電池素子11は、光起電力としての機能を有するものであればよく、太陽電池素子11の構造は上述した構造に限定されない。
[1−3.太陽電池モジュールの構造]
次に、本実施の形態に係る太陽電池モジュール1の具体的構造について説明する。
図4は、実施の形態1に係る太陽電池モジュール1の列方向における構造断面図である。図4は、図1の太陽電池モジュール1におけるIV−IV断面図である。同図に示された太陽電池モジュール1は、太陽電池素子11と、タブ配線20と、表面充填部材70A及び裏面充填部材70Bと、表面保護部材80及び裏面保護部材90とを備える。
タブ配線20は、長尺状の導電性配線であって、例えば、リボン状の金属箔である。タブ配線20は、例えば、銅箔や銀箔等の金属箔の表面全体を半田や銀等で被覆したものを所定の長さに短冊状に切断することによって作製することができる。列方向に隣接する2つの太陽電池素子11において、一方の太陽電池素子11の表面に配置されたタブ配線20は、他方の太陽電池素子11の裏面にも配置される。より具体的には、タブ配線20の一端部の下面は、一方の太陽電池素子11の表面側のバスバー電極40(図4では図示せず)に接合される。また、タブ配線20の他端部の上面は、他方の太陽電池素子11の裏面側のバスバー電極40(図4では図示せず)に接合される。これにより、列方向に配置された複数の太陽電池素子11からなる太陽電池ストリングは、当該複数の太陽電池素子11が列方向に直列接続された構成となっている。タブ配線20とバスバー電極40とは、例えば、ハンダ材により接合される。
また、図4に示されるように、複数の太陽電池素子11の表面側には表面保護部材80が配設され、裏面側には裏面保護部材90が配設されている。そして、複数の太陽電池素子11を含む面と表面保護部材80との間には表面充填部材70Aが配置され、複数の太陽電池素子11を含む面と裏面保護部材90との間には裏面充填部材70Bが配置されている。表面保護部材80及び裏面保護部材90は、それぞれ、表面充填部材70A及び裏面充填部材70Bにより固定されている。
表面保護部材80は、太陽電池素子11の表面側に配置された保護部材である。表面保護部材80は、太陽電池モジュール1の内部を風雨や外部衝撃、火災などから保護し、太陽電池モジュール1の屋外暴露における長期信頼性を確保するための部材である。この観点から表面保護部材80は、例えば、透光性及び遮水性を有するガラス、フィルム状又は板状の硬質の透光性及び遮水性を有する樹脂部材などを用いることができる。
裏面保護部材90は、太陽電池素子11の裏面側に配置された保護部材である。裏面保護部材90は、太陽電池モジュール1の裏面を外部環境から保護する部材であり、例えば、ポリエチレンテレフタレートなどの樹脂フィルム、又は、Al箔を樹脂フィルムでサンドイッチした構造を有する積層フィルムなどを用いることができる。
表面充填部材70Aは、複数の太陽電池素子11と表面保護部材80との間の空間に充填された充填材であり、裏面充填部材70Bは、複数の太陽電池素子11と裏面保護部材90との間の空間に充填された充填材である。表面充填部材70A及び裏面充填部材70Bは、太陽電池素子11を外部環境から遮断するための封止機能を有している。表面充填部材70A及び裏面充填部材70Bの配置により、屋外設置が想定される太陽電池モジュール1の高耐熱性及び高耐湿性を確保することが可能となる。
表面充填部材70Aは、封止機能を有する透光性の高分子材料からなる。表面充填部材70Aの高分子材料は、例えば、エチレンビニルアセテート(EVA)等の透光性樹脂材料が挙げられる。
裏面充填部材70Bは、封止機能を有する高分子材料からなる。ここで、裏面充填部材70Bは、白色加工されている。裏面充填部材70Bの高分子材料は、例えば、EVA等が白色加工された樹脂材料が挙げられる。
なお、製造工程の簡素化及び表面充填部材70Aと裏面充填部材70Bとの界面の密着性といった観点から、表面充填部材70Aと裏面充填部材70Bとは、同じ材料系であることが好ましい。表面充填部材70A及び裏面充填部材70Bは、複数の太陽電池素子11(セルストリング)を挟んだ2つの樹脂シート(透光性のEVAシートと白色加工されたEVAシート)をラミネート処理(ラミネート加工)することで形成される。
[1−4.実施の形態1に係るバスバー電極の構成]
図5〜7は、実施の形態1に係るバスバー電極40の構成の一例を示す平面図である。
図5〜7には、バスバー電極40の他にフィンガー電極50が図示されている。なお、太陽電池素子11の表面及び裏面のうちの少なくとも一方におけるバスバー電極が、図5〜7に示されるバスバー電極40の構成を有する。つまり、図5〜7に示されるバスバー電極40の構成を太陽電池素子11の表面のみ、裏面のみ、又は、両面のバスバー電極が有してもよい。なお、後述する図8〜14、図16〜21についても同様である。
バスバー電極40は、タブ配線20の長尺方向に沿って形成され、タブ配線20と重なって接合する長尺状の電極である。バスバー電極40は、太陽電池素子11で生成された受光電荷をタブ配線20に伝達する電荷伝達部41を有する。また、バスバー電極40は、複数の開口部42を有する。複数の開口部42は、長尺方向(バスバー電極40の長手方向)に沿って並んで設けられる。
また、複数の開口部42には、平面視における面積が異なる開口部42が含まれる。具体的には、複数の開口部42のうちの面積の異なる開口部42の長尺方向の幅及び長尺方向と平面視において交差する交差方向(バスバー電極40の短手方向)の幅の少なくとも一方が異なる。なお、複数の開口部42全ての平面視における面積が異なってもよい。また、複数の開口部42の平面視における面積は、長尺方向におけるバスバー電極40の中央及び両端のうちのどちらか一方に近いほど大きくてもよい。
図5では、複数の開口部42の平面視における面積は、長尺方向におけるバスバー電極40の両端に近いほど大きい。例えば、複数の開口部42の、交差方向の幅は同じであり、長尺方向の幅が異なる。具体的には、複数の開口部42の長尺方向の幅が、長尺方向におけるバスバー電極40の両端に近いほど大きい。これにより、複数の開口部42の平面視における面積は、長尺方向におけるバスバー電極40の両端に近いほど大きくなる。
また、図6では、複数の開口部42の平面視における面積は、長尺方向におけるバスバー電極40の中央に近いほど大きい。例えば、複数の開口部42の交差方向の幅は同じであり、長尺方向の幅が異なる。具体的には、複数の開口部42の長尺方向の幅が、長尺方向におけるバスバー電極40の中央に近いほど大きい。これにより、複数の開口部42の平面視における面積は、長尺方向におけるバスバー電極40の中央に近いほど大きくなる。
また、図7では、複数の開口部42の平面視における面積は、長尺方向におけるバスバー電極40の両端に近いほど大きい。例えば、複数の開口部42の交差方向の幅及び長尺方向の幅の少なくとも一方が異なる。具体的には、長尺方向におけるバスバー電極40の両端に近い位置にある開口部42の長尺方向及び交差方向の幅が、その他の開口部42の長尺方向及び交差方向の幅よりも大きい。また、その他の開口部42の交差方向の幅は、長尺方向におけるバスバー電極40の中央に近いほど小さい。これにより、複数の開口部42の平面視における面積は、長尺方向におけるバスバー電極40の両端に近いほど大きくなる。
このように、バスバー電極40は、長尺方向に沿って並んで設けられ、平面視における面積が長尺方向に沿って不均一な複数の開口部42を有する。これにより、バスバー電極40は、例えば、図5〜7に示される第1の領域及び第2の領域のように、それぞれの領域に対する電荷伝達部41の面積占有率が異なる領域を有する。例えば、第1の領域における電荷伝達部41の面積占有率は、第2の領域における電荷伝達部41の面積占有率よりも大きい。ただし、第1の領域及び第2の領域の大きさは、それぞれ同じ大きさを有する。また、第1の領域及び第2の領域の大きさは、所定の大きさ以上である必要がある。例えば、所定の大きさは、少なくとも1つの開口部42を含む大きさである。
また、複数の開口部42の平面視における面積は、長尺方向におけるバスバー電極40の中央及び両端のうちのどちらか一方に近いほど大きい。これにより、バスバー電極40は、例えば、図5及び図7に示される第1の領域及び第2の領域のように、長尺方向におけるバスバー電極40の中央側の領域ほど、長尺方向におけるバスバー電極40の両端側の領域よりもそれぞれの領域に対する電荷伝達部41の面積占有率が大きくなる領域を有する。または、バスバー電極40は、例えば、図6に示される第1の領域及び第2の領域のように、長尺方向におけるバスバー電極40の両端側の領域ほど、長尺方向におけるバスバー電極40の中央側の領域よりもそれぞれの領域に対する電荷伝達部41の面積占有率が大きくなる領域を有する。
なお、第1の領域及び第2の領域は、図5〜7に示される領域に限らず、図5〜7に示される領域とは異なる位置の領域であってもよい。
[1−5.効果等]
従来の太陽電池モジュールでは、バスバー電極とタブ配線とが接続されていない部分が一様に存在することから、セル割れなどの不具合が発生していない状態であっても、バスバー電極とタブ配線とが接続されていない部分の電気的ロスによってモジュール出力が低下する。したがって、セル割れなどの不具合は常に発生する訳ではないので、不具合が発生していない場合にはタブ配線とバスバー電極とが接続する部分を増やすことで電気的ロスを低減し、万が一ストレスなどでセル割れなどの不具合が発生するような状況になった場合に、ストレスを緩和する構造に変化させることができた方が良い。
そこで、本実施の形態に係る太陽電池モジュール1は、隣り合う2つの太陽電池素子11と、2つの太陽電池素子11を電気的に接続する長尺状のタブ配線20とを備える。2つの太陽電池素子11のそれぞれは、タブ配線20の長尺方向に沿って形成され、タブ配線20と重なって接合する長尺状のバスバー電極40を有する。バスバー電極40は、太陽電池素子11で生成された受光電荷をタブ配線20に伝達する電荷伝達部41と、複数の開口部42とを有する。複数の開口部42は、長尺方向に沿って並んで設けられ、複数の開口部42には、平面視における面積が異なる開口部42が含まれる。
これにより、バスバー電極40は、例えば、図5〜7に示される第1の領域及び第2の領域のように、それぞれの領域に対する電荷伝達部41の面積占有率が異なる領域を有する。つまり、電荷伝達部41の面積占有率は、長尺方向に沿って不均一になる。言い換えると、バスバー電極40は、タブ配線20と電荷伝達部41との接着強度が低い領域(第2の領域)と高い領域(第1の領域)とを有する。従来の太陽電池モジュールでは、タブ配線とバスバー電極とが接続しない部分が一様に設けられており、電気的ロスが一様に発生していた。一方、実施の形態1に係る太陽電池モジュール1では、タブ配線20とバスバー電極40とが接続しない部分が不均一に設けられるため、電気的ロスを小さくしている。つまり、実施の形態1に係る太陽電池モジュール1では、タブ配線20とバスバー電極40とが接続しない部分を場所によって小さくしているため、電気的ロスを小さくしている。したがって、温度サイクル等によりセル割れなどの不具合が発生するような状況になるまでは電気的ロスは抑制され、太陽電池素子11及びタブ配線20にストレスが生じたとしても、タブ配線20と電荷伝達部41との接着強度が低い領域のタブ配線20が剥がれる。これにより、タブ配線20のバスバー電極40との接合が剥がれた領域にストレスを吸収させることができるため、以降は、太陽電池素子11及びタブ配線20のストレスを低減することができる。また、タブ配線20と電荷伝達部41との接着強度が高い領域では、タブ配線20と電荷伝達部41とが接合しているため、集電効率の低下を抑制することができる。つまり、商品寿命内でのトータルの出力を高めた上で、太陽電池素子11及びタブ配線20のストレスを低減することができる。
また、バスバー電極40は、開口部42においてタブ配線20と接合していない。したがって、温度サイクル等により太陽電池素子11及びタブ配線20にストレスが生じたとしても、タブ配線20のバスバー電極40と接合していない領域にストレスを吸収させることができるので、太陽電池素子11及びタブ配線20のストレスを低減することができる。
また、複数の開口部42のうちの面積の異なる開口部42の長尺方向の幅及び長尺方向と平面視において交差する交差方向の幅の少なくとも一方は、異なる。
これにより、複数の開口部42の長尺方向の幅及び交差方向の幅の少なくとも一方を変えることで、複数の開口部42の平面視における面積を変えることができる。
また、複数の開口部42の平面視における面積は、長尺方向におけるバスバー電極40の中央及び両端のうちのどちらか一方に近いほど大きい。
これにより、長尺方向におけるバスバー電極40の中央及び両端のうちのどちらか一方側をタブ配線20とバスバー電極40との接着強度が低い領域にすることができる。
例えば、長尺方向におけるバスバー電極40の中央側をタブ配線20とバスバー電極40との接着強度が低い領域にすることで、中央側でタブ配線20を剥がれやすくすることができる。したがって、太陽電池素子11とタブ配線20との接合強度が高いと、温度サイクル等によるストレスの逃げ場がないので、太陽電池素子11に対するストレスが高まるが、中央側でタブ配線20が剥がれることで、太陽電池素子11に対するストレスが緩和される。
また、例えば、長尺方向におけるバスバー電極40の両端側をタブ配線20とバスバー電極40との接着強度が低い領域にすることで、両端側でタブ配線20が剥がれやすくすることができる。したがって、タブ配線20の両端での自由度が高まるので、タブ配線20の両端でのストレスを低減できる。
なお、図5〜7に示される複数の開口部42の平面視における面積は、長尺方向におけるバスバー電極40の中央及び両端のうちのどちらか一方に近いほど大きかったが、これに限らない。例えば、複数の開口部42の平面視における面積は、異なる面積であればよく、長尺方向におけるバスバー電極40の中央及び両端のうちのどちらか一方から他方に向けて順番に大きくならなくてもよい。つまり、バスバー電極40の中央及び両端のうちのどちらか一方の領域ではなく、バスバー電極40の任意の領域をタブ配線20とバスバー電極40との接着強度が低い領域にしてもよい。これにより、温度サイクル等により太陽電池素子11及びタブ配線20にストレスが生じたとしても、タブ配線20と電荷伝達部41との接着強度が低い領域のタブ配線20が剥がれる。したがって、タブ配線20のバスバー電極40との接合が剥がれた領域にストレスを吸収させることができるため、太陽電池素子11及びタブ配線20のストレスを低減することができる。
(実施の形態2)
次に、実施の形態2に係る太陽電池モジュールについて、図8〜10を用いて説明する。
本実施の形態に係る太陽電池モジュールは、隣り合う2つの太陽電池素子11と、2つの太陽電池素子11を電気的に接続する長尺状のタブ配線20とを備える。2つの太陽電池素子11のそれぞれは、タブ配線20の長尺方向に沿って形成され、タブ配線20と重なって接合する長尺状のバスバー電極140を有する。バスバー電極140は、太陽電池素子11で生成された受光電荷をタブ配線20に伝達する電荷伝達部141と、複数の開口部142とを有する。
このように、本実施の形態に係る太陽電池モジュールの構造、及び、太陽電池素子11の構造については、実施の形態1に係るそれらと同様であるため詳細な説明を省略し、以下、実施の形態1と異なるバスバー電極140を中心に説明する。
[2−1.実施の形態2に係るバスバー電極の構成]
図8〜10は、実施の形態2に係るバスバー電極140の構成の一例を示す平面図である。
本実施の形態では、複数の開口部142は、長尺方向及び長尺方向と平面視において交差する交差方向に沿って並んで設けられ、複数の開口部142の交差方向に沿って並んで設けられる数は、長尺方向に沿って異なる。なお、複数の開口部142の平面視における面積は、長尺方向におけるバスバー電極140の中央及び両端のうちのどちらか一方に近いほど大きくてもよい。また、複数の開口部142が交差方向に沿って並んで設けられる数は、長尺方向におけるバスバー電極140の中央及び両端のうちのどちらか一方に近いほど多くてもよい。
図8では、複数の開口部142の交差方向に沿って並んで設けられる数は、長尺方向におけるバスバー電極140の両端に近いほど多い。例えば、長尺方向におけるバスバー電極140の両端では、開口部142は4つ設けられ、長尺方向におけるバスバー電極140の中央では、開口部142は1つ設けられる。また、長尺方向におけるバスバー電極140の両端の開口部142の平面視における面積が、その他の開口部142の面積よりも大きい。例えば、複数の開口部142のそれぞれの交差方向の幅は同じであり、長尺方向におけるバスバー電極140の両端の開口部142の長尺方向の幅が、その他の開口部142の長尺方向の幅よりも大きい。
また、図9では、複数の開口部142の交差方向に沿って並んで設けられる数は、長尺方向におけるバスバー電極140の中央に近いほど多い。例えば、長尺方向におけるバスバー電極140の両端では、開口部142は1つ設けられ、長尺方向におけるバスバー電極140の中央では、開口部142は4つ設けられる。また、長尺方向におけるバスバー電極140の中央の開口部142の平面視における面積が、その他の開口部142の面積よりも大きい。例えば、複数の開口部142のそれぞれの交差方向の幅は同じであり、長尺方向におけるバスバー電極140の中央の開口部142の長尺方向の幅が、その他の開口部142の長尺方向の幅よりも大きい。
また、交差方向に沿って隣り合う2つの開口部142の間隔は、交差方向におけるバスバー電極140の中央に近いほど大きくてもよい。ここで、交差方向におけるバスバー電極140の中央に近い隣り合う2つの開口部142の間隔とは、例えば、図10に示される電荷伝達部141aの交差方向の幅である。図10に示されるように、電荷伝達部141aの交差方向の幅は、電荷伝達部141aと交差方向に沿って並ぶ電荷伝達部141bの交差方向の幅よりも大きい。
このように、バスバー電極140は、長尺方向及び交差方向に沿って並んで設けられ、交差方向に沿って並んで設けられる数が長尺方向に沿って不均一な複数の開口部142を有する。これにより、バスバー電極140は、例えば、図8〜10に示される第1の領域及び第2の領域のように、それぞれの領域に対する電荷伝達部141の面積占有率が異なる領域を有する。例えば、第1の領域における電荷伝達部141の面積占有率は、第2の領域における電荷伝達部141の面積占有率よりも大きい。ただし、第1の領域及び第2の領域の大きさは、それぞれ同じ大きさを有する。また、第1の領域及び第2の領域の大きさは、所定の大きさ以上である必要がある。例えば、所定の大きさは、交差方向に沿って並ぶ複数の開口部142及び交差方向におけるバスバー電極140の両端を含む大きさである。
また、複数の開口部142の交差方向に沿って並んで設けられる数は、長尺方向におけるバスバー電極140の中央及び両端のうちのどちらか一方に近いほど多い。これにより、バスバー電極140は、例えば、図8及び図10に示される第1の領域及び第2の領域のように、長尺方向におけるバスバー電極140の中央側の領域ほど、長尺方向におけるバスバー電極140の両端側の領域よりもそれぞれの領域に対する電荷伝達部141の面積占有率が大きくなる領域を有する。または、バスバー電極140は、例えば、図9に示される第1の領域及び第2の領域のように、長尺方向におけるバスバー電極140の両端側の領域ほど、長尺方向におけるバスバー電極140の中央側の領域よりもそれぞれの領域に対する電荷伝達部141の面積占有率が大きくなる領域を有する。
また、複数の開口部142の平面視における面積は、長尺方向におけるバスバー電極40の中央及び両端のうちのどちらか一方に近いほど大きい。これにより、バスバー電極40は、例えば、図8及び図10に示される第1の領域及び第2の領域のように、長尺方向におけるバスバー電極140の中央側の領域ほど、長尺方向におけるバスバー電極140の両端側の領域よりもそれぞれの領域に対する電荷伝達部141の面積占有率が大きくなる領域を有する。または、バスバー電極140は、例えば、図9に示される第1の領域及び第2の領域のように、長尺方向におけるバスバー電極140の両端側の領域ほど、長尺方向におけるバスバー電極140の中央側の領域よりもそれぞれの領域に対する電荷伝達部141の面積占有率が大きくなる領域を有する。
なお、第1の領域及び第2の領域は、図8〜10に示される領域に限らず、図8〜10に示される領域とは異なる位置の領域であってもよい。
[2−2.効果等]
本実施の形態に係る太陽電池モジュールは、隣り合う2つの太陽電池素子11と、2つの太陽電池素子11を電気的に接続する長尺状のタブ配線20とを備える。2つの太陽電池素子11のそれぞれは、タブ配線20の長尺方向に沿って形成され、タブ配線20と重なって接合する長尺状のバスバー電極140を有する。バスバー電極140は、太陽電池素子11で生成された受光電荷をタブ配線20に伝達する電荷伝達部141と、複数の開口部142とを有する。複数の開口部142は、長尺方向及び長尺方向と平面視において交差する交差方向に沿って並んで設けられ、複数の開口部142の交差方向に沿って並んで設けられる数は、長尺方向に沿って異なる。
これにより、バスバー電極140は、例えば、図8〜10に示される第1の領域及び第2の領域のように、それぞれの領域に対する電荷伝達部141の面積占有率が異なる領域を有する。つまり、電荷伝達部141の面積占有率は、長尺方向に沿って不均一になる。言い換えると、バスバー電極140は、タブ配線20と電荷伝達部141との接着強度が低い領域(第2の領域)と高い領域(第1の領域)とを有する。従来の太陽電池モジュールでは、タブ配線とバスバー電極とが接続しない部分が一様に設けられており、電気的ロスが一様に発生していた。一方、実施の形態2に係る太陽電池モジュールでは、タブ配線20とバスバー電極140とが接続しない部分が不均一に設けられるため、電気的ロスを小さくしている。つまり、実施の形態2に係る太陽電池モジュールでは、タブ配線20とバスバー電極140とが接続しない部分を場所によって小さくしているため、電気的ロスを小さくしている。したがって、温度サイクル等によりセル割れなどの不具合が発生するような状況になるまでは電気的ロスは抑制され、太陽電池素子11及びタブ配線20にストレスが生じたとしても、タブ配線20と電荷伝達部141との接着強度が低い領域のタブ配線20が剥がれる。これにより、タブ配線20のバスバー電極140との接合が剥がれた領域にストレスを吸収させることができるため、以降は、太陽電池素子11及びタブ配線20のストレスを低減することができる。また、タブ配線20と電荷伝達部141との接着強度が高い領域では、タブ配線20と電荷伝達部141とが接合しているため、集電効率の低下を抑制することができる。つまり、商品寿命内でのトータルの出力を高めた上で、太陽電池素子11及びタブ配線20のストレスを低減することができる。
また、バスバー電極140は、開口部142においてタブ配線20と接合していない。したがって、温度サイクル等により太陽電池素子11及びタブ配線20にストレスが生じたとしても、タブ配線20のバスバー電極140と接合していない領域にストレスを吸収させることができるので、太陽電池素子11及びタブ配線20のストレスを低減することができる。
また、複数の開口部142が交差方向に沿って並んで設けられる数は、長尺方向におけるバスバー電極140の中央及び両端のうちのどちらか一方に近いほど多い。
また、複数の開口部142の平面視における面積は、長尺方向におけるバスバー電極140の中央及び両端のうちのどちらか一方に近いほど大きい。
これにより、長尺方向におけるバスバー電極140の中央及び両端のうちのどちらか一方側をタブ配線20とバスバー電極140との接着強度が低い領域にすることができる。
例えば、長尺方向におけるバスバー電極140の中央側をタブ配線20とバスバー電極140との接着強度が低い領域にすることで、中央側でタブ配線20を剥がれやすくすることができる。したがって、太陽電池素子11とタブ配線20との接合強度が高いと、温度サイクル等によるストレスの逃げ場がないので、太陽電池素子11に対するストレスが高まるが、中央側でタブ配線20が剥がれることで、太陽電池素子11に対するストレスが緩和される。
また、例えば、長尺方向におけるバスバー電極140の両端側をタブ配線20とバスバー電極140との接着強度が低い領域にすることで、両端側でタブ配線20が剥がれやすくすることができる。したがって、タブ配線20の両端での自由度が高まるので、タブ配線20の両端でのストレスを低減できる。
なお、図8〜10に示される複数の開口部142の交差方向に沿って並んで設けられる数は、長尺方向におけるバスバー電極140の中央及び両端のうちのどちらか一方に近いほど多かったが、これに限らない。例えば、複数の開口部142の交差方向に沿って並んで設けられる数は、長尺方向に沿って異なればよく、長尺方向におけるバスバー電極140の中央及び両端のうちのどちらか一方から他方に向けて順番に多くならなくてもよい。つまり、バスバー電極140の中央及び両端のうちのどちらか一方の領域ではなく、バスバー電極140の任意の領域をタブ配線20とバスバー電極140との接着強度が低い領域にしてもよい。これにより、温度サイクル等により太陽電池素子11及びタブ配線20にストレスが生じたとしても、タブ配線20と電荷伝達部141との接着強度が低い領域のタブ配線20が剥がれる。したがって、タブ配線20のバスバー電極140との接合が剥がれた領域にストレスを吸収させることができるため、太陽電池素子11及びタブ配線20のストレスを低減することができる。
また、交差方向に沿って隣り合う2つの開口部142の間隔は、交差方向におけるバスバー電極140の中央に近いほど大きい。
これにより、タブ配線20とバスバー電極140との接合が、交差方向にずれた場合であっても、交差方向におけるバスバー電極140の中央に近い交差方向に沿って隣り合う2つの開口部142の間隔が大きいため、タブ配線20と電荷伝達部141とが接合している面積の低下は抑制される。したがって、集電効率の低下を抑制することができる。
(実施の形態3)
次に、実施の形態3に係る太陽電池モジュールについて、図11〜15を用いて説明する。
本実施の形態に係る太陽電池モジュールは、隣り合う2つの太陽電池素子11と、2つの太陽電池素子11を電気的に接続する長尺状のタブ配線20とを備える。2つの太陽電池素子11のそれぞれは、タブ配線20の長尺方向に沿って形成され、タブ配線20と重なって接合する長尺状のバスバー電極240を有する。バスバー電極240は、太陽電池素子11で生成された受光電荷をタブ配線20に伝達する電荷伝達部241と、長尺方向と平面視において交差する交差方向に沿って並ぶ複数の領域に電荷伝達部241を分岐させる開口部242とを有する。ここで、電荷伝達部241における、開口部242によって交差方向に並ぶように分岐させられた領域を分岐部241aと呼ぶ。
このように、本実施の形態に係る太陽電池モジュールの構造、及び、太陽電池素子11の構造については、実施の形態1に係るそれらと同様であるため詳細な説明を省略し、以下、実施の形態1と異なるバスバー電極240を中心に説明する。
[3−1.実施の形態3に係るバスバー電極の構成]
図11及び図12は、実施の形態3に係るバスバー電極240の構成の一例を示す平面図である。
電荷伝達部241は、開口部242によって、交差方向に沿って並ぶ複数の分岐部241aに分岐させられる。本実施の形態では、電荷伝達部241は、開口部242によって、交差方向に沿って並ぶ2つの分岐部241aに分岐させられる。また、開口部242は、長尺方向におけるバスバー電極240の両端のうちの少なくとも一端に設けられた切り欠きであってもよい。また、分岐部241aの交差方向の幅は、長尺方向に沿って変化する。なお、分岐部241aの交差方向の幅は、長尺方向におけるバスバー電極240の中央及び両端のうちのどちらか一方から他方に向けて大きくなってもよい。
図11では、バスバー電極240には、1つの開口部242が設けられる。開口部242は、図11に示されるように、分岐部241aの交差方向の幅が長尺方向におけるバスバー電極240の中央から両端に向けて大きくなるように設けられる。具体的には、開口部342は、長尺方向におけるバスバー電極240の中央から両端に向けて先細りになる形状を有する。これにより、分岐部241aは、分岐部241aの交差方向の幅が長尺方向におけるバスバー電極240の中央から両端に向けて大きくなるような逆テーパ形状を有する。
図12では、バスバー電極240には、長尺方向におけるバスバー電極240の両端のそれぞれに切り欠きとして開口部242が設けられる。開口部242は、図12に示されるように、分岐部241aの交差方向の幅が長尺方向におけるバスバー電極240の両端から中央に向けて大きくなるように設けられる。具体的には、開口部242は、長尺方向におけるバスバー電極240の両端から中央に向けて先細りになる形状を有する。これにより、分岐部241aは、分岐部241aの交差方向の幅が長尺方向におけるバスバー電極240の両端から中央に向けて大きくなるような逆テーパ形状を有する。
このように、バスバー電極240は、交差方向の幅が長尺方向に沿って不均一な開口部242を有する。言い換えると、バスバー電極240は、交差方向の幅が長尺方向に沿って不均一な分岐部241aを有する。これにより、バスバー電極240は、例えば、図11及び図12に示される第1の領域及び第2の領域のように、それぞれの領域に対する電荷伝達部241の面積占有率が異なる領域を有する。例えば、第1の領域における電荷伝達部241の面積占有率は、第2の領域における電荷伝達部241の面積占有率よりも大きい。ただし、第1の領域及び第2の領域の大きさは、それぞれ同じ大きさを有する。また、第1の領域及び第2の領域の大きさは、所定の大きさ以上である必要がある。例えば、所定の大きさは、開口部242の一部及び交差方向におけるバスバー電極240の両端を含む大きさである。
また、分岐部241aの交差方向の幅は、長尺方向におけるバスバー電極240の中央及び両端のうちのどちらか一方から他方に向けて大きくなる。これにより、バスバー電極240は、例えば、図11に示される第1の領域及び第2の領域のように、長尺方向におけるバスバー電極240の両端側の第1の領域ほど、長尺方向におけるバスバー電極240の中央側の第2の領域よりもそれぞれの領域に対する電荷伝達部241の面積占有率が大きい領域を有する。または、バスバー電極240は、例えば、図12に示される第1の領域及び第2の領域のように、長尺方向におけるバスバー電極240の中央側の第1の領域ほど、長尺方向におけるバスバー電極240の両端側の第2の領域よりもそれぞれの領域に対する電荷伝達部241の面積占有率が大きい領域を有する。
なお、第1の領域及び第2の領域は、図11及び図12に示される領域に限らず、図11及び図12に示される領域とは異なる位置の領域であってもよい。
[3−2.実施の形態3の変形例に係るバスバー電極の構成]
図13及び図14は、実施の形態3の変形例に係るバスバー電極240aの構成の一例を示す平面図である。
本変形例に係るバスバー電極240aの構成は、図11及び図12に示されるバスバー電極240の構成と比較して、分岐部241aが交差方向に沿って3つ以上並ぶ点が異なる。以下では、図11及び図12に示されるバスバー電極240の構成と同じ点は詳細な説明を省略し、異なる点を中心に説明する。
図13に示されるバスバー電極240aでは、開口部242は、長尺方向における開口部242の両端のそれぞれに、電荷伝達部241を交差方向に沿って並ぶ4つの分岐部241aに分岐させる形状を有する。具体的には、開口部242は、長尺方向における開口部242の両端のそれぞれに、長尺方向におけるバスバー電極240の中央から両端に向けて先細りになる部分が交差方向に沿って3つ並ぶ形状を有する。これにより、交差方向に沿って並ぶ4つの分岐部241aは、分岐部241aの交差方向の幅が長尺方向におけるバスバー電極240の中央から両端に向けて大きくなるような逆テーパ形状を有する。なお、開口部242は、電荷伝達部241を交差方向に沿って並ぶ3つ又は5つ以上の分岐部241aに分岐させる形状を有してもよい。具体的には、開口部242は、長尺方向における開口部242の両端のそれぞれに、長尺方向におけるバスバー電極240の中央から両端に向けて先細りになる部分が交差方向に沿って2つ又は4つ以上並ぶ形状を有してもよい。これにより、交差方向に沿って並ぶ3つ又は5つ以上の分岐部241aは、分岐部241aの交差方向の幅が長尺方向におけるバスバー電極240の中央から両端に向けて大きくなるような逆テーパ形状を有してもよい。
図14に示されるバスバー電極240aでは、電荷伝達部241は、長尺方向におけるバスバー電極240aの両端のそれぞれにおいて、交差方向に沿って並ぶ2つの開口部(切り欠き)242によって、交差方向に沿って並ぶ3つの分岐部241aに分岐させられる。具体的には、交差方向に沿って並ぶ2つの開口部242は、長尺方向におけるバスバー電極240の両端から中央に向けて先細りになる形状を有する。これにより、交差方向に沿って並ぶ3つの分岐部241aは、分岐部241aの交差方向の幅が長尺方向におけるバスバー電極140の両端から中央に向けて大きくなるような逆テーパ形状を有する。なお、開口部242は、長尺方向におけるバスバー電極240aの両端のそれぞれにおいて、電荷伝達部241を交差方向に沿って並ぶ4つ以上の分岐部241aに分岐させるために、交差方向に沿って3つ以上並ぶように設けられてもよい。具体的には、長尺方向におけるバスバー電極240aの両端のそれぞれにおいて、長尺方向におけるバスバー電極240aの両端から中央に向けて先細りになる形状を有する開口部242が、交差方向に沿って3つ以上並ぶように設けられてもよい。これにより、交差方向に沿って並ぶ4つ以上の分岐部241aは、分岐部241aの交差方向の幅が長尺方向におけるバスバー電極240の両端から中央に向けて大きくなるような逆テーパ形状を有してもよい。
なお、図14に示されるバスバー電極240aのように、バスバー電極240aの交差方向の幅が、長尺方向に沿って変化してもよい。例えば、バスバー電極240aは、長尺方向におけるバスバー電極240aの両端から中央に向けて大きくなるような逆テーパ形状を有してもよい。
このように、バスバー電極240aは、交差方向の幅が長尺方向に沿って変化する分岐部241aを、交差方向に沿って3つ以上並ぶように有する。なお、バスバー電極240aが分岐部241aを交差方向に沿って3つ以上並ぶように有する場合であっても、図11及び図12と同様に、バスバー電極240aは、例えば、図13及び図14に示される第1の領域及び第2の領域のように、それぞれの領域に対する電荷伝達部241の面積占有率が異なる領域を有する。
[3−3.効果等]
本実施の形態に係る太陽電池モジュールは、隣り合う2つの太陽電池素子11と、2つの太陽電池素子11を電気的に接続する長尺状のタブ配線20とを備える。2つの太陽電池素子11のそれぞれは、タブ配線20の長尺方向に沿って形成され、タブ配線20と重なって接合する長尺状のバスバー電極240(240a)を有する。バスバー電極240(240a)は、太陽電池素子11で生成された受光電荷をタブ配線20に伝達する電荷伝達部241と、長尺方向と平面視において交差する方向である交差方向に沿って並ぶ複数の分岐部241aに電荷伝達部241を分岐させる開口部242とを有する。分岐部241aの交差方向の幅は、長尺方向に沿って変化する。
これにより、バスバー電極240(240a)は、例えば、図11〜14に示される第1の領域及び第2の領域のように、それぞれの領域に対する電荷伝達部241の面積占有率が異なる領域を有する。つまり、電荷伝達部241の面積占有率は、長尺方向に沿って不均一になる。言い換えると、バスバー電極240(240a)は、タブ配線20と電荷伝達部241との接着強度が低い領域(第2の領域)と高い領域(第1の領域)とを有する。従来の太陽電池モジュールでは、タブ配線とバスバー電極とが接続しない部分が一様に設けられており、電気的ロスが一様に発生していた。一方、実施の形態3に係る太陽電池モジュールでは、タブ配線20とバスバー電極240(240a)とが接続しない部分が不均一に設けられるため、電気的ロスを小さくしている。つまり、実施の形態3に係る太陽電池モジュールでは、タブ配線20とバスバー電極240(240a)とが接続しない部分を場所によって小さくしているため、電気的ロスを小さくしている。したがって、温度サイクル等によりセル割れなどの不具合が発生するような状況になるまでは電気的ロスは抑制され、太陽電池素子11及びタブ配線20にストレスが生じたとしても、タブ配線20と電荷伝達部241との接着強度が低い領域のタブ配線20が剥がれる。これにより、タブ配線20のバスバー電極240との接合が剥がれた領域にストレスを吸収させることができるため、以降は、太陽電池素子11及びタブ配線20のストレスを低減することができる。また、タブ配線20と電荷伝達部241との接着強度が高い領域では、タブ配線20と電荷伝達部241とが接合しているため、集電効率の低下を抑制することができる。
また、バスバー電極240(240a)は、開口部242においてタブ配線20と接合していない。したがって、温度サイクル等により太陽電池素子11及びタブ配線20にストレスが生じたとしても、タブ配線20のバスバー電極240(240a)と接合していない領域にストレスを吸収させることができるので、太陽電池素子11及びタブ配線20のストレスを低減することができる。つまり、商品寿命内でのトータルの出力を高めた上で、太陽電池素子11及びタブ配線20のストレスを低減することができる。
また、開口部242は、例えば、電荷伝達部241を交差方向に沿って3つ以上並ぶ分岐部241aに分岐させる。これにより、開口部242が電荷伝達部241を細かく分岐させるため、タブ配線20と電荷伝達部241とが接合する面積は増える。したがって、集電効率の低下を抑制することができる。
また、開口部242は、長尺方向におけるバスバー電極240の両端のうちの少なくとも一端に設けられた切り欠きである。
これにより、開口部242が電荷伝達部241を切り欠いた切り欠きであっても、バスバー電極240(240a)は、例えば、図12及び図14に示される第1の領域及び第2の領域のように、それぞれの領域に対する電荷伝達部241の面積占有率が異なる領域を有する。つまり、電荷伝達部241の面積占有率は、長尺方向に沿って不均一になる。言い換えると、バスバー電極240(240a)は、タブ配線20と電荷伝達部241との接着強度が低い領域(第2の領域)と高い領域(第1の領域)とを有する。したがって、温度サイクル等により太陽電池素子11及びタブ配線20にストレスが生じたとしても、タブ配線20と電荷伝達部241との接着強度が低い領域のタブ配線20が剥がれるため、太陽電池素子11及びタブ配線20のストレスを低減することができる。
また、分岐部241aの交差方向の幅は、長尺方向におけるバスバー電極240(240a)の中央及び両端のうちのどちらか一方から他方に向けて大きくなる。
これにより、長尺方向におけるバスバー電極240(240a)の中央及び両端のうちのどちらか一方側をタブ配線20とバスバー電極240(240a)との接着強度が低い領域にすることができる。
例えば、長尺方向におけるバスバー電極240(240a)の中央側をタブ配線20とバスバー電極240(240a)との接着強度が低い領域にすることで、中央側でタブ配線20を剥がれやすくすることができる。したがって、太陽電池素子11とタブ配線20との接合強度が高いと、温度サイクル等によるストレスの逃げ場がないので、太陽電池素子11に対するストレスが高まるが、中央側でタブ配線20が剥がれることで、太陽電池素子11に対するストレスが緩和される。
また、例えば、長尺方向におけるバスバー電極240(240a)の両端側をタブ配線20とバスバー電極240(240a)との接着強度が低い領域にすることで、両端側でタブ配線20が剥がれやすくすることができる。したがって、タブ配線20の両端での自由度が高まるので、タブ配線20の両端でのストレスを低減できる。
また、これにより、長尺方向におけるバスバー電極240(240a)の中央及び両端のうちのどちらか一方から他方に向けて、単位長さあたりの抵抗値を小さくすることができる。ここで、タブ配線20とバスバー電極240(240a)とが剥がれた場合の太陽電池素子11における受光電荷の流れを、図15を用いて説明する。
図15は、実施の形態3及びその変形例に係る太陽電池素子11における受光電荷の流れを説明する模式図である。図15は、図12のバスバー電極140におけるXV−XVから見た図である。ただし、図15には、バスバー電極240の周囲の構成についても示されている。また、図15に示される矢印は、受光電荷の流れを示しており、矢印が太いほど受光電荷の量が多いことを示している。
タブ配線20とバスバー電極240とが剥がれていない場合、太陽電池素子11で発生した受光電荷は、フィンガー電極50で集電される。そして、フィンガー電極50で集電された受光電荷は、バスバー電極240へ伝達され、さらに、バスバー電極240の直上に接合されたタブ配線20へ伝達される。
一方、タブ配線20とバスバー電極240の一部とが剥がれている場合、太陽電池素子11で発生した受光電荷は、フィンガー電極50で集電される。そして、フィンガー電極50で集電された受光電荷は、バスバー電極240へ伝達される。しかし、タブ配線20とバスバー電極240の一部とが剥がれているため、バスバー電極240へ伝達された受光電荷は、タブ配線20とバスバー電極240とが剥がれていない箇所までバスバー電極240を流れる。このとき、バスバー電極240へ伝達された受光電荷は、各フィンガー電極で集電された受光電荷が加わりながら、タブ配線20とバスバー電極240とが剥がれていない箇所までバスバー電極240を流れる。つまり、図15に示される矢印のように、バスバー電極240とフィンガー電極50とが交差する毎に受光電荷の量が多くなる。したがって、受光電荷の量が多いほどバスバー電極240が有する抵抗成分による電力の損失が大きくなってしまう。
そこで、分岐部241aの交差方向の幅を長尺方向におけるバスバー電極240(240a)の中央及び両端のうちのどちらか一方から他方に向けて大きくする。これにより、バスバー電極240(240a)の単位長さあたりの抵抗値を、バスバー電極240(240a)の中央及び両端のうちのどちらか一方から他方に向けて小さくすることができる。例えば、図12に示されるように、分岐部241aの交差方向の幅を長尺方向におけるバスバー電極240の両端から中央に向けて大きくする(W1<W2<W3)。これにより、バスバー電極240の単位長さあたりの抵抗値が長尺方向におけるバスバー電極240の両端から中央に向けて小さくなる。
これにより、タブ配線20とバスバー電極240(240a)とが剥がれている領域において、バスバー電極240(240a)が有する抵抗成分による電力の損失を抑制することができる。
なお、図11〜14に示される分岐部241aの交差方向の幅は、長尺方向におけるバスバー電極240の中央及び両端のうちのどちらか一方から他方に向けて大きくなったが、これに限らない。例えば、分岐部241aの交差方向の幅が長尺方向に沿って変化すればよく、長尺方向におけるバスバー電極240(240a)の中央及び両端のうちのどちらか一方から他方に向けて大きくならなくてもよい。つまり、バスバー電極240(240a)の中央及び両端のうちのどちらか一方の領域ではなく、バスバー電極240(240a)の任意の領域をタブ配線20とバスバー電極240(240a)との接着強度が低い領域にしてもよい。これにより、温度サイクル等により太陽電池素子11及びタブ配線20にストレスが生じたとしても、タブ配線20と電荷伝達部241との接着強度が低い領域のタブ配線20が剥がれる。したがって、タブ配線20のバスバー電極240(240a)との接合が剥がれた領域にストレスを吸収させることができるため、太陽電池素子11及びタブ配線20のストレスを低減することができる。
また、バスバー電極240(240a)の交差方向の幅は、長尺方向に沿って変化する。
これにより、バスバー電極240(240a)の交差方向の幅、つまり、電荷伝達部241の交差方向における上端と下端との間の幅を長尺方向に沿って変化させることで、開口部242の形状を変化させなくても、タブ配線20と電荷伝達部241との接着強度が低い領域と高い領域とを作ることができる。
(実施の形態4)
次に、実施の形態4に係る太陽電池モジュールについて、図16〜18を用いて説明する。
本実施の形態に係る太陽電池モジュールの構造、及び、太陽電池素子11の構造については、実施の形態3に係るそれらと同様であるため詳細な説明を省略し、以下、実施の形態3と異なるバスバー電極340を中心に説明する。
[4−1.実施の形態4に係るバスバー電極の構成]
図16〜18は、実施の形態4に係るバスバー電極340の構成の一例を示す平面図である。
バスバー電極340は、開口部342を複数有する。開口部342は、長尺方向に沿って並んで設けられる。なお、分岐部341aの交差方向の幅は、長尺方向における開口部342の中央及び両端のうちのどちらか一方から他方に向けて大きくなってもよい。
図16及び図17では、バスバー電極340には、図11及び図13に示される開口部242の形状と類似した開口部342が、長尺方向に沿って4つ並んで設けられる。図16及び図17に示されるように、開口部342は、分岐部341aの交差方向の幅が長尺方向における開口部342の両端から中央に向けて大きくなるように設けられる。具体的には、開口部342は、長尺方向における開口部342の中央から両端に向けて先細りになる形状を有する。これにより、バスバー電極340は、分岐部341aの交差方向の幅が長尺方向における開口部342の中央から両端に向けて大きくなるような逆テーパ形状を有する分岐部341aを開口部342毎に有する。
図18では、バスバー電極340には、円形の形状の開口部342が4つ設けられる。図18に示されるように、開口部342は、長尺方向に沿って並んで設けられ、開口部342が円形の形状を有することで分岐部341aの交差方向の幅が長尺方向における開口部342の両端から中央に向けて大きくなるように設けられる。これにより、バスバー電極340は、分岐部341aの交差方向の幅が長尺方向における開口部342の中央から両端に向けて大きくなるような逆テーパ形状を有する分岐部341aを開口部342毎に有する。
このように、バスバー電極340は、交差方向の幅が長尺方向に沿って不均一な開口部342を複数有する。言い換えると、バスバー電極340は、交差方向の幅が長尺方向に沿って不均一な分岐部341aを複数有する。これにより、バスバー電極340は、例えば、図16〜18に示される第1の領域及び第2の領域のように、それぞれの領域に対する電荷伝達部341の面積占有率が異なる領域を有する。例えば、第1の領域における電荷伝達部341の面積占有率は、第2の領域における電荷伝達部341の面積占有率よりも大きい。ただし、第1の領域及び第2の領域の大きさは、それぞれ同じ大きさを有する。また、第1の領域及び第2の領域の大きさは、所定の大きさ以上である必要がある。例えば、所定の大きさは、開口部342の一部及び交差方向におけるバスバー電極340の両端を含む大きさである。
また、分岐部341aの交差方向の幅は、長尺方向における開口部342の中央及び両端のうちのどちらか一方から他方に向けて大きくなる。これにより、バスバー電極340は、例えば、図16〜18に示される第1の領域及び第2の領域のように、長尺方向における開口部342の両端側の第1の領域ほど、長尺方向における開口部342の中央側の第2の領域よりもそれぞれの領域に対する電荷伝達部341の面積占有率が大きい領域を有する。
なお、第1の領域及び第2の領域は、図16〜18に示される領域に限らず、図16〜18に示される領域とは異なる位置の領域であってもよい。
また、図16〜18に示される分岐部341aの交差方向の幅は、長尺方向における開口部342の中央及び両端のうちのどちらか一方から他方に向けて大きくなったが、これに限らない。例えば、分岐部341aの交差方向の幅が長尺方向に沿って変化すればよく、長尺方向における開口部342の中央及び両端のうちのどちらか一方から他方に向けて大きくならなくてもよい。
また、開口部342は、長尺方向に沿って4つ並んで設けられたが、これに限らない。例えば、開口部342は、長尺方向に沿って2つ、3つ又は5つ以上並んで設けられてもよい。
[4−2.効果等]
バスバー電極340は、開口部342を複数有し、開口部342は、長尺方向に沿って並んで設けられる。
これにより、バスバー電極340は、例えば、図16〜18に示される第1の領域及び第2の領域のように、それぞれの領域に対する電荷伝達部341の面積占有率が異なる領域を有する。つまり、電荷伝達部341の面積占有率は、長尺方向に沿って不均一になる。言い換えると、バスバー電極340は、タブ配線20と電荷伝達部341との接着強度が低い領域(第2の領域)と高い領域(第1の領域)とを有する。従来の太陽電池モジュールでは、タブ配線とバスバー電極とが接続しない部分が一様に設けられており、電気的ロスが一様に発生していた。一方、実施の形態4に係る太陽電池モジュールでは、タブ配線20とバスバー電極340とが接続しない部分が不均一に設けられるため、電気的ロスを小さくしている。つまり、実施の形態4に係る太陽電池モジュールでは、タブ配線20とバスバー電極340とが接続しない部分を場所によって小さくしているため、電気的ロスを小さくしている。したがって、温度サイクル等によりセル割れなどの不具合が発生するような状況になるまでは電気的ロスは抑制され、太陽電池素子11及びタブ配線20にストレスが生じたとしても、タブ配線20と電荷伝達部341との接着強度が低い領域のタブ配線20が剥がれる。これにより、タブ配線20のバスバー電極340との接合が剥がれた領域にストレスを吸収させることができるため、以降は、太陽電池素子11及びタブ配線20のストレスを低減することができる。また、タブ配線20と電荷伝達部341との接着強度が高い領域では、タブ配線20と電荷伝達部341とが接合しているため、集電効率の低下を抑制することができる。つまり、商品寿命内でのトータルの出力を高めた上で、太陽電池素子11及びタブ配線20のストレスを低減することができる。
また、バスバー電極340は、開口部342においてタブ配線20と接合していない。したがって、温度サイクル等により太陽電池素子11及びタブ配線20にストレスが生じたとしても、タブ配線20のバスバー電極340と接合していない領域にストレスを吸収させることができるので、太陽電池素子11及びタブ配線20のストレスを低減することができる。
分岐部341aの交差方向の幅は、長尺方向における開口部342の中央及び両端のうちのどちらか一方から他方に向けて大きくなる。
これにより、開口部342毎に、長尺方向における開口部342の中央及び両端のうちのどちらか一方側をタブ配線20とバスバー電極340との接着強度が低い領域にすることができる。
また、タブ配線20とバスバー電極340とが剥がれている領域において、バスバー電極340が有する抵抗成分による電力の損失を抑制することができる。
(その他の実施の形態)
以上、本発明に係る太陽電池モジュールについて、上記実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、上記の実施に限定されるものではない。
例えば、上記実施の形態では、フィンガー電極50は、バスバー電極を貫通するように設けられなかったが、これに限らない。例えば、以下で説明する図19〜21に示されるフィンガー電極350のようにバスバー電極440を貫通してもよい。
図19〜21は、その他の実施の形態に係るバスバー電極440の構成の一例を示す平面図である。
図19には、フィンガー電極450が図13に示されるバスバー電極240aを交差方向に貫通した構成を有するバスバー電極440が示される。これにより、フィンガー電極450は開口部442を交差方向に縦断する。
同様に、図20には、フィンガー電極450が図14に示されるバスバー電極240aを交差方向に貫通した構成を有するバスバー電極440が示される。これにより、フィンガー電極450は開口部442を交差方向に縦断する。
同様に、図21には、フィンガー電極450が図17に示されるバスバー電極340を交差方向に貫通した構成を有するバスバー電極440が示される。これにより、フィンガー電極450は開口部442を交差方向に縦断する。
これにより、図13、14及び17では、フィンガー電極50に直接接続されていない分岐部241a、341aがあったが、図19〜21では、すべての分岐部441aがフィンガー電極450に直接接続される。したがって、タブ配線20とバスバー電極440とが剥がれている領域において、抵抗成分による電力の損失を考慮した複数の分岐部441aに受光電荷が分散されるため、バスバー電極440が有する抵抗成分による電力の損失をより抑制することができる。また、電荷伝達部441の面積占有率が長尺方向に沿って不均一になっている。言い換えると、バスバー電極440は、タブ配線20と電荷伝達部441との接着強度が低い領域と高い領域とを有する。従来の太陽電池モジュールでは、タブ配線とバスバー電極とが接続しない部分が一様に設けられており、電気的ロスが一様に発生していた。一方、その他の実施の形態に係る太陽電池モジュールでは、タブ配線20とバスバー電極440とが接続しない部分が不均一に設けられるため、電気的ロスを小さくしている。つまり、その他の実施の形態に係る太陽電池モジュールでは、タブ配線20とバスバー電極440とが接続しない部分を場所によって小さくしているため、電気的ロスを小さくしている。したがって、温度サイクル等によりセル割れなどの不具合が発生するような状況になるまでは電気的ロスは抑制され、太陽電池素子11及びタブ配線20にストレスが生じたとしても、タブ配線20と電荷伝達部441との接着強度が低い領域のタブ配線20が剥がれる。これにより、タブ配線20のバスバー電極440との接合が剥がれた領域にストレスを吸収させることができるため、太陽電池素子11及びタブ配線20のストレスを低減することができる。つまり、商品寿命内でのトータルの出力を高めた上で、太陽電池素子11及びタブ配線20のストレスを低減することができる。
また、上記実施の形態では、例えば図14に示されるバスバー電極240aの交差方向の幅は、長尺方向に沿って変化したが、これに限らず、その他のバスバー電極の交差方向の幅も長尺方向に沿って変化してもよい。
また、上記実施の形態では、フィンガー電極50は、直線であったが直線でなくてもよく、曲線であってもよい。
また、上記実施の形態では、太陽電池モジュールの構成は、複数の太陽電池素子11が面上に行列状配置された構成を示したが、行列状配置に限らない。例えば、太陽電池モジュールの構成は、円環状配置や1次元の直線状又は曲線状に配置された構成であってもよい。
その他、上記実施の形態に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態や、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で上記実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。
1 太陽電池モジュール
11 太陽電池素子
20 タブ配線
40、140、240、240a、340、440 バスバー電極
41、141、141a、141b、241、341、441 電荷伝達部
42、142、242、342、442 開口部
241a、341a、441a 分岐部

Claims (13)

  1. 隣り合う2つの太陽電池素子と、
    前記2つの太陽電池素子を電気的に接続する長尺状のタブ配線と、を備え、
    前記2つの太陽電池素子のそれぞれは、
    前記タブ配線の長尺方向に沿って形成され、前記タブ配線と重なって接合する長尺状のバスバー電極を有し、
    前記バスバー電極は、前記太陽電池素子で生成された受光電荷を前記タブ配線に伝達する電荷伝達部と、複数の開口部とを有し、
    前記複数の開口部は、前記長尺方向に沿って並んで設けられ、
    前記複数の開口部には、平面視における面積が異なる開口部が含まれる
    太陽電池モジュール。
  2. 前記複数の開口部のうちの面積の異なる開口部の前記長尺方向の幅及び当該長尺方向と平面視において交差する交差方向の幅の少なくとも一方は、異なる
    請求項1に記載の太陽電池モジュール。
  3. 前記複数の開口部の平面視における面積は、前記長尺方向における前記バスバー電極の中央及び両端のうちのどちらか一方に近いほど大きい
    請求項1又は2に記載の太陽電池モジュール。
  4. 隣り合う2つの太陽電池素子と、
    前記2つの太陽電池素子を電気的に接続する長尺状のタブ配線と、を備え、
    前記2つの太陽電池素子のそれぞれは、
    前記タブ配線の長尺方向に沿って形成され、前記タブ配線と重なって接合する長尺状のバスバー電極を有し、
    前記バスバー電極は、前記太陽電池素子で生成された受光電荷を前記タブ配線に伝達する電荷伝達部と、複数の開口部とを有し、
    前記複数の開口部は、前記長尺方向及び当該長尺方向と平面視において交差する交差方向に沿って並んで設けられ、
    前記複数の開口部の前記交差方向に沿って並んで設けられる数は、前記長尺方向に沿って異なる
    太陽電池モジュール。
  5. 前記複数の開口部が前記交差方向に沿って並んで設けられる数は、前記長尺方向における前記バスバー電極の中央及び両端のうちのどちらか一方に近いほど多い
    請求項4に記載の太陽電池モジュール。
  6. 前記複数の開口部の平面視における面積は、前記長尺方向における前記バスバー電極の中央及び両端のうちのどちらか一方に近いほど大きい
    請求項4又は5に記載の太陽電池モジュール。
  7. 前記交差方向に沿って隣り合う2つの開口部の間隔は、当該交差方向における前記バスバー電極の中央に近いほど大きい
    請求項4〜6のいずれか1項に記載の太陽電池モジュール。
  8. 隣り合う2つの太陽電池素子と、
    前記2つの太陽電池素子を電気的に接続する長尺状のタブ配線と、を備え、
    前記2つの太陽電池素子のそれぞれは、
    前記タブ配線の長尺方向に沿って形成され、前記タブ配線と重なって接合する長尺状のバスバー電極を有し、
    前記バスバー電極は、前記太陽電池素子で生成された受光電荷を前記タブ配線に伝達する電荷伝達部と、前記長尺方向と平面視において交差する交差方向に沿って並ぶ複数の分岐部に当該電荷伝達部を分岐させる開口部とを有し、
    前記分岐部の前記交差方向の幅は、前記長尺方向に沿って変化する
    太陽電池モジュール。
  9. 前記開口部は、前記長尺方向における前記バスバー電極の両端のうちの少なくとも一端に設けられた切り欠きである
    請求項8に記載の太陽電池モジュール。
  10. 前記分岐部の前記交差方向の幅は、前記長尺方向における前記バスバー電極の中央及び両端のうちのどちらか一方から他方に向けて大きくなる
    請求項8又は9に記載の太陽電池モジュール。
  11. 前記バスバー電極は、前記開口部を複数有し、
    前記開口部は、前記長尺方向に沿って並んで設けられる
    請求項8に記載の太陽電池モジュール。
  12. 前記分岐部の前記交差方向の幅は、前記長尺方向における前記開口部の中央及び両端のうちのどちらか一方から他方に向けて大きくなる
    請求項11に記載の太陽電池モジュール。
  13. 前記バスバー電極の前記長尺方向と平面視において交差する交差方向の幅は、前記長尺方向に沿って変化する
    請求項1〜12のいずれか1項に記載の太陽電池モジュール。
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