JP2014060311A - 太陽電池 - Google Patents

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友亮 松野
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Abstract

【課題】熱処理時の収縮に耐えるだけでなく、太陽電池間の配線からの応力にも耐えるバスバー電極を有する太陽電池を提供する。
【解決手段】受光面にメイン電極108およびサブ電極107を備え、裏面に電流を集電する集電極と集電極で集めた電流を取り出す取り出し電極を備えた太陽電池101であって、メイン電極108内に1以上の開口部113を有し、メイン電極108に占める開口部113の割合はメイン電極108の第1の端部領域において、その他の領域より小さい。
【選択図】図3

Description

本発明は、メイン電極とサブ電極を具備する太陽電池に関するものである。
太陽光エネルギーを直接電気エネルギーに変換する太陽電池は、近年、特に地球環境問題の観点から、次世代のエネルギー源としての期待が急速に高まっている。太陽電池としては、化合物半導体または有機材料を用いたものなど様々な種類があるが、現在、主流となっているのは、単結晶又は多結晶の半導体シリコンを基板に用いた太陽電池である。
前記結晶シリコン太陽電池には、一般的に、PN接合が形成された半導体基板の受光面上に、その半導体基板から電力を取り出すための櫛歯状のフィンガー電極と、そのフィンガー電極に接続して電力を取り出すバスバー電極が、集電電極として形成される。バスバー電極には半田付けにより配線が接続され、他の太陽電池と直列に接続される。集電電極の形成方法としては、銀ペーストをスクリーン印刷法などで印刷し、熱処理を行って基板と接着する方法が広く利用されている。
太陽電池の高効率化のためには、基板表面にできるだけ多くの光を吸収させるように、基板表面の電極の幅を狭くすることが望ましい。一方、基板表面の電極の配線抵抗をできるだけ低くすることも望ましい。従って、基板表面の電極は幅が狭くかつ厚い、すなわち高アスペクト比の電極とすることが望ましい。
しかしながら、バスバー電極を高く形成すると、熱処理の際の収縮が大きく、基板や配線から剥離してしまうという問題があった。
この問題に対する解決策が、特許文献1に開示されている。
図9は、特許文献1に記載の従来の太陽電池の構造を示した図である。図9(a)が太陽電池1000の受光面全体を示した図であり、図9(b)はその一部を拡大して示した図である。太陽電池1000は、PN接合が形成された半導体基板1013と、半導体基板1013の少なくとも片面上に櫛歯状に形成されたフィンガー電極1011と、フィンガー電極1011に接続するバスバー電極1010を具備し、バスバー電極1010がその電極内に開口部1012があるパターンを有する。このように、バスバー電極1010内に開口部1012を設けることにより、熱処理の際のバスバー電極1010の収縮を低減させ、基板や配線からの剥離を防止している。
特開2010−27778号公報
しかしながら、バスバー電極の剥離は、熱処理時の収縮により発生するだけではなく、太陽電池間の配線によりバスバー電極に加わる応力によっても発生する。
図10は、図9に示した太陽電池1000を直列接続した時の断面模式図である。右側の太陽電池1000の表側、すなわち光入射側に設けられたバスバー電極1010に、インターコネクタ1015の一端が接続されている。インターコネクタ1015の他端は、隣接する左側の太陽電池1000の裏側に設けられた裏側電極1014に接続されている。この配線構造が、複数の太陽電池1000の間で繰り返される。インターコネクタ1015は、銅箔材料を主原料としその表面両面に半田層をコートした構造となっている。これはインターコネクタ1015と電極との間で半田付け接続を実現するためであり、半田付け接続とすることで電気接続と機械的接続とを両立できる。
ここで、図10の右側の太陽電池1000と左側の太陽電池1000の相対位置がずれた場合、P1やP2で示した部分には、インターコネクタ1015により応力が加わる。この応力により、太陽電池1000の端部であるP1やP2で示した部分で半導体基板1013から電極が剥がれやすい。特に受光面のバスバー電極1010は電極内に開口部1012を設けていることから接着面積が小さく、より剥がれやすい。従って、特許文献1に記載の太陽電池の構造では、バスバー電極1010の剥離を完全には防止できないという問題があった。
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、熱処理時の収縮に耐えるだけでなく、太陽電池間の配線からの応力にも耐えるバスバー電極を有する太陽電池を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様によれば、本発明にかかる太陽電池は、受光面にメイン電極およびサブ電極を備え、裏面に電流を集電する集電極と集電極で集めた電流を取り出す取り出し電極を備えた太陽電池であって、メイン電極は、メイン電極内に1以上の開口部を有し、メイン電極に占める開口部の割合は、メイン電極の第1の端部領域において、その他の領域より小さいことを特徴とする。
本発明の別の一態様によれば、開口部の面積は、メイン電極の第1の端部領域において、その他の領域より小さいことを特徴としても良い。
本発明の別の一態様によれば、開口部の面積は、メイン電極の第1の端部領域から第2の端部領域に向かうに従って、徐々にまたは段階的に大きくなることを特徴としても良い。
本発明の別の一態様によれば、開口部の面積は、メイン電極の第1の端部領域及び第2の端部領域において、中央領域より小さいことを特徴としても良い。
本発明の別の一態様によれば、本発明にかかる太陽電池モジュールは、上記のいずれかの太陽電池を複数備え、第1の太陽電池のメイン電極と第2の太陽電池の取り出し電極を電気的に接続するインターコネクタを備えた太陽電池モジュールであって、インターコネクタは、第1の太陽電池において、メイン電極の第1の端部領域から引き出されることを特徴とする。
本発明によれば、熱処理時の収縮に耐えるだけでなく、太陽電池間の配線からの応力にも耐えるバスバー電極を有する太陽電池を得ることができる。
本発明にかかる太陽電池の構造の概略を模式的に示した斜視図である。 本発明にかかる太陽電池を直列接続したときの断面模式図である。 本発明の実施形態1にかかる太陽電池の受光面を模式的に示した図である。 本発明の実施形態1にかかる太陽電池の変形例を3種類示した図である。 本発明の実施形態2にかかる太陽電池の受光面を模式的に示した図である。 本発明の実施形態2にかかる太陽電池の変形例を3種類示した図である。 本発明の実施形態3にかかる太陽電池の受光面を模式的に示した図である。 本発明の実施形態3にかかる太陽電池の変形例を3種類示した図である。 従来の太陽電池の構造を示した図である。 従来の太陽電池を直列接続した時の断面模式図である。
以下、本発明の一実施形態を図面を用いて説明する。図面や以下の記述中で示す内容は例示であって、本発明の範囲は,図面や以下の記述中で示すものに限定されない。なお、本発明の図面において、同一の参照符号は、同一部分または相当部分を表わすものとする。
<本発明にかかる太陽電池の構造>
図1は、本発明にかかる太陽電池1の構造の概略を模式的に示した斜視図である。太陽電池1において、p型シリコン基板2の受光面にはn型拡散層3が形成され、さらにその上には窒化シリコン膜等の反射防止膜4が形成されている。また、p型シリコン基板2の受光面には、光閉じ込めを目的とした微小なピラミッド形状の凹凸であるテクスチャ5が形成されている。
反射防止膜4の上には、銀ペーストをスクリーン印刷法やインクジェット法などで印刷して熱処理することにより、受光面電極6が形成されている。受光面電極6は、サブ電極7とメイン電極8から成る。サブ電極7とメイン電極8は、図9に示した従来の太陽電池のフィンガー電極111とバスバー電極110にそれぞれ相当する。サブ電極7は、太陽電池で発生したキャリアを収集する電極であり、太陽電池1の受光面側の全体に張り巡らされている。サブ電極7は、できるだけ太陽電池への入射光を遮らないように、細く形成される。また、n型拡散層3と接続させるため、反射防止膜4を貫通させている。一方、メイン電極8は、サブ電極7で収集したキャリアをさらに集め、それを外部に取り出すためのインターコネクタ(図示せず)を接続するための電極である。メイン電極8にはサブ電極7より多くの電流が流れるため、より太く形成される。サブ電極7とメイン電極8を合わせて、受光面電極6と呼ぶ。
p型シリコン基板2の受光面とは反対側の裏面には、BSF(Back Surface Field)層9が形成され、さらにその外には、電流を集電する集電極10および集電極で集めた電流を取り出す取り出し電極11が形成されている。例えば、集電極10はアルミニウムを、取り出し電極11は銀を主成分とした電極である。
図2は、複数の太陽電池1を直列に接続した場合の断面模式図である。図1の矢印Aで示した一点鎖線部分の断面を示している。右側の太陽電池1の受光面のメイン電極8に、インターコネクタ12の一端が接続されている。インターコネクタ12の他端は、隣接する左側の太陽電池1の取り出し電極11に接続されている。この配線構造が、複数の太陽電池1の間で繰り返される。インターコネクタ12は、銅箔材料を主原料としその表面両面に半田層をコートした構造である。これはインターコネクタ12とメイン電極8や取り出し電極11と半田付け接続を実現するためであり、半田付け接続とすることで電気接続と機械的接続とを両立できる。
以下では、右側の太陽電池1の受光面において、矢印Bで示している部分をインターコネクタ先端部分と呼ぶ。また、矢印Cで示している部分をインターコネクタ引出部分と呼ぶ。
<実施形態1>
図3は、本発明の実施形態1にかかる太陽電池101の受光面を模式的に示した図である。図3において、図の上部がインターコネクタ先端部分であり、図の下部がインターコネクタ引出部分であるとする。そこで、太陽電池101を3つの領域にわけ、インターコネクタ先端部分の端部領域を領域I、中央領域を領域II、インターコネクタ引出部分の端部領域を領域IIIとする。以下の図面においても同様である。
太陽電池101の受光面には、サブ電極107とメイン電極108が形成されている。さらに、メイン電極108の内部には、複数の開口部113が形成されている。開口部113においては、反射防止膜104が露出している。隣接する開口部113の間の部分は、メイン電極108の右端と左端を橋渡しして接続している。これをブリッジ部114と呼ぶ。
ここで、開口部113について、メイン電極108の延伸方向(図3の縦方向)を長さ、それに垂直な方向(図3の横方向)を幅と定義する。また、ブリッジ部114についても、メイン電極108の延伸方向を長さと定義する。以下の図面においても同様である。
図3において、メイン電極108の幅は一定である。また、領域IIIに形成された開口部113の長さは、領域Iおよび領域IIに形成された開口部113の長さより短い。一方、開口部113の幅は全て同一である。また、ブリッジ部114の長さも全て同一である。従って、領域IIIでは領域Iおよび領域IIより多数のブリッジ部114が存在し、メイン電極108に占める開口部113の割合が小さい。逆に言えば、領域IIIでは領域Iおよび領域IIより、メイン電極108において実際に電極が存在する部分の割合が大きい。実際に電極が存在する部分により、反射防止膜104とメイン電極108や、メイン電極108とインターコネクタ(図示せず)は接着されている。従って、このようなメイン電極108によれば、領域IIIでは領域Iおよび領域IIより、反射防止膜104とメイン電極108の接着面積や、メイン電極108とインターコネクタの接着面積が大きく、より強固に接着される。
上記のように、インターコネクタ引出部分の端部領域である領域IIIは、インターコネクタにより外部から与えられる応力(これを以下では外部応力と呼ぶ)を受ける。これに対し、領域IIIでインターコネクタとメイン電極108の接着を強固にすることで、外部応力によってインターコネクタがメイン電極108から剥離することや、メイン電極108が反射防止膜104から剥離することを防止できる。また、外部応力を受けやすい領域IIIのみ接着面積を大きくしていることから、単純に全体の接着面積を大きくした場合に比べて太陽電池101の製造に要する材料を削減できる。さらには、メイン電極108の全体に開口部113を有していることから、熱処理の際のメイン電極108の収縮を低減するという従来からの効果も失わない。
図4は、図3に示した実施形態1の変形例を3種類示した図である。それぞれメイン電極部分のみを図示している。
図4(a)に示した変形例を、実施形態1aと呼ぶ。実施形態1aは、領域I〜IIIの全てにおいて、メイン電極108aに形成された開口部113aの長さおよび幅は同一である。一方、領域IIIでは領域Iおよび領域IIより、ブリッジ部114aの長さが長い。従って実施形態1と同様に、領域IIIでは領域Iおよび領域IIよりメイン電極108aに占める開口部113aの割合が小さい。よって実施形態1aも、上記の実施形態1と同様の効果を発揮する。
図4(b)に示した変形例を、実施形態1bと呼ぶ。実施形態1bは、領域I〜IIIの全てにおいて、メイン電極108bに形成された開口部113bの長さは同一であり、ブリッジ部114bの長さも同一である。一方、領域IIIでは領域Iおよび領域IIより、開口部113bの幅が小さい。従って実施形態1と同様に、領域IIIでは領域Iおよび領域IIよりメイン電極108bに占める開口部113bの割合が小さい。よって実施形態1bも、上記の実施形態1と同様の効果を発揮する。
図4(c)に示した変形例を、実施形態1cと呼ぶ。実施形態1cは、実施形態1と比較すると、領域Iおよび領域IIにおいてメイン電極108cに形成された開口部113cは、大きな一つの開口部である。このような開口部113cを有するメイン電極108cであっても、上記の実施形態1と同様の効果を発揮する。
なお、実施形態1および実施形態1a〜1cを組み合わせて用いてもよい。
また、図3で示した太陽電池101は、メイン電極108を2本有しているが、3本や4本など、これ以外の本数であっても構わない。
<実施形態2>
図5は、本発明の実施形態3にかかる太陽電池201の受光面を模式的に示した図である。実施形態2は、メイン電極に占める開口部の割合の変化を、実施形態1より滑らかにしたものである。
図5において、メイン電極208の幅は一定である。また、開口部213の長さは、領域Iから領域IIIにかけて、徐々に短くなる。一方、開口部213の幅は全て同一である。また、ブリッジ部214の長さも全て同一である。従って、領域Iから領域IIIに近付くほど、より多数のブリッジ部214が存在し、メイン電極208に占める開口部213の割合が小さい。逆に言えば、領域Iから領域IIIに近付くほど、メイン電極208において実際に電極が存在する部分の割合が大きい。実際に電極が存在する部分により、反射防止膜204とメイン電極208や、メイン電極208とインターコネクタ(図示せず)は接着されている。従って、このようなメイン電極208によれば、領域Iから領域IIIに近付くほど、反射防止膜204とメイン電極208の接着面積や、メイン電極208とインターコネクタの接着面積が大きく、より強固に接着される。
このようなメイン電極208によれば、実施形態1のメイン電極108と同様の効果を発揮するほか、以下の効果も得ることができる。
メイン電極208を上記のように形成することにより、インターコネクタによる外部応力が特定個所に集中的に加わることを防止でき、p型シリコン基板のクラック発生を防ぐことができる。また、実施形態1に比べて、開口部の幅をより広くしても十分な接着強度を確保できる。
図6は、図5に示した実施形態2の変形例を3種類示した図である。それぞれメイン電極部分のみを図示している。
図6(a)に示した変形例を、実施形態2aと呼ぶ。実施形態2aは、領域I〜IIIの全てにおいて、メイン電極208aに形成された開口部213aの長さおよび幅は同一である。一方、領域Iから領域IIIに近付くにつれ、ブリッジ部214aの長さが長い。従って実施形態2と同様に、領域Iから領域IIIに近付くほど、メイン電極208aに占める開口部213aの割合が小さい。よって実施形態2aも、上記の実施形態2と同様の効果を発揮する。
図6(b)に示した変形例を、実施形態2bと呼ぶ。実施形態2bは、領域I〜IIIの全てにおいて、メイン電極208bに形成された開口部213bの長さは同一であり、ブリッジ部214bの長さも同一である。一方、領域Iから領域IIIに近付くにつれ、開口部213bの幅が小さい。従って実施形態2と同様に、領域Iから領域IIIに近付くほど、メイン電極208bに占める開口部213bの割合が小さい。よって実施形態2bも、上記の実施形態2と同様の効果を発揮する。
図6(c)に示した変形例を、実施形態2cと呼ぶ。実施形態2cにおいては、領域I〜IIIにわたって、メイン電極208c内に開口部213cが一つだけ形成されている。ブリッジ部214cは、メイン電極208cの上端と下端のみに存在する。また、領域Iから領域IIIに近付くにつれ、開口部213cの幅が徐々に小さくなっている。従って実施形態2と同様に、領域Iから領域IIIに近付くほど、メイン電極208cに占める開口部213cの割合が小さい。よって実施形態2cも、上記の実施形態2と同様の効果を発揮する。
なお、実施形態2および実施形態2a〜2cを組み合わせて用いてもよい。
また、実施形態2にかかるメイン電極208においては、領域Iから領域IIIに近付くにつれ徐々に開口部213の長さを短くしたが、2個毎や3個毎に開口部213の長さを短くするというように、段階的に短くしてもかまわない。実施形態2a〜2cも同様である。
また、図5で示した太陽電池201は、メイン電極208を2本有しているが、3本や4本など、これ以外の本数であっても構わない。
<実施形態3>
図7は、本発明の実施形態3にかかる太陽電池301の受光面を模式的に示した図である。実施形態3は実施形態1と比較して、さらに新たな効果を発揮するものである。図3に示した実施形態1と比較すると、領域Iと領域IIにおける開口部313の長さが異なる。より具体的には、メイン電極308において、領域Iに形成された開口部313の長さは、領域IIに形成された開口部313の長さより短い。その他の点は、実施形態1と同様である。
上記のように、実施形態3にかかるメイン電極308では、領域Iに形成された開口部313の長さが領域IIに形成された開口部313の長さより短いことから、領域Iでは領域IIより多数のブリッジ部314が存在し、メイン電極308に占める開口部313の割合が小さい。逆に言えば、領域Iでは領域IIより、メイン電極308において実際に電極が存在する部分の割合が大きい。実際に電極が存在する部分により、反射防止膜304とメイン電極308や、メイン電極308とインターコネクタ(図示せず)は接着されている。従って、このようなメイン電極308によれば、領域Iでは領域IIより、反射防止膜304とメイン電極308の接着面積や、メイン電極308とインターコネクタの接着面積が大きく、より強固に接着される。
このようなメイン電極308によれば、実施形態1のメイン電極108と同様の効果を発揮するほか、以下の効果も得ることができる。
前記のように、メイン電極308は、銀ペーストを熱処理することにより形成される。また、メイン電極308とインターコネクタは半田付けで接続されることから、接続時にはやはり熱が加わる。熱処理時には、p型シリコン基板、メイン電極308およびインターコネクタの熱膨張率が互いに異なることから内部に応力が発生し(これを以下では内部応力と呼ぶ)、剥離が発生しやすい。この内部応力は、メイン電極308の延伸方向における両端部領域にかかりやすい。これに対して、本実施形態のようにその両端部領域である領域Iおよび領域IIIにおいて、反射防止膜304とメイン電極308の接着面積や、メイン電極308とインターコネクタの接着面積を大きくし、より強固に接着することで、熱処理時の剥離をより効果的に防止できる。
なお、メイン電極308において、領域IIIに形成された開口部313の長さは、領域Iに形成された開口部213の長さより短いことが望ましい。すなわち、開口部213の長さは、領域III、領域I、領域IIの順に長くなることが望ましい。領域IIIのメイン電極308に加わる外部応力の方が、領域Iのメイン電極308に加わる内部応力より大きいためである。
図8は、図7に示した実施形態3の変形例を3種類示した図である。それぞれメイン電極部分のみを図示している。
図8(a)に示した変形例を、実施形態3aと呼ぶ。実施形態3aは、領域I〜IIIの全てにおいて、メイン電極308aに形成された開口部313aの長さおよび幅は同一である。一方、ブリッジ部314aの長さは、領域III、領域I、領域IIの順に短い。従って実施形態3と同様に、領域Iおよび領域IIIでは領域IIよりメイン電極308aに占める開口部313aの割合が小さい。よって実施形態3aも、上記の実施形態3と同様の効果を発揮する。
図8(b)に示した変形例を、実施形態3bと呼ぶ。実施形態3bは、領域I〜IIIの全てにおいて、メイン電極308bに形成された開口部313bの長さは同一であり、ブリッジ部314bの長さも同一である。一方、開口部313bの幅は、領域III、領域I、領域IIの順に小さい。従って実施形態3と同様に、領域Iおよび領域IIIでは領域IIよりメイン電極308bに占める開口部313bの割合が小さい。よって実施形態3bも、上記の実施形態3と同様の効果を発揮する。
図8(c)に示した変形例を、実施形態3cと呼ぶ。実施形態3cは、実施形態3と比較すると、領域IIにおいてメイン電極308cに形成された開口部313cは、大きな一つの開口部である。このような開口部313cを有するメイン電極308cであっても、上記の実施形態3と同様の効果を発揮する。
なお、実施形態3および実施形態3a〜3cを組み合わせて用いてもよい。
また、図7で示した太陽電池301は、メイン電極308を2本有しているが、3本や4本など、これ以外の本数であっても構わない。
なお、上記の実施形態1〜3においては、太陽電池はp型シリコン基板の受光面にn型拡散層を形成した構造であったが、p型とn型が逆の構造であってもかまわない。
また、本発明は上記の実施形態1〜3およびこれらの変形例に限定されるものではなく、本発明の範囲内で上記実施形態に多くの修正および変更を加え得ることはもちろんである。
1、101、201、301:太陽電池
2:p型シリコン基板
3:n型拡散層
4、104、204、304:反射防止膜
5:テクスチャ
6:受光面電極
7、107:サブ電極
8、108、108a、108b、108c、208、208a、208b、208c、308、308a、308b、306c:メイン電極
9:BSF(Back Surface Field)層
10:集電極
11:取り出し電極
12:インターコネクタ
113、113a、113b、113c、213、213a、213b、213c、313、313a、313b、313c:開口部
114、114a、114b、214、214a、214b、214c、314、314a、314b:ブリッジ部

Claims (5)

  1. 受光面にメイン電極およびサブ電極を備え、裏面に電流を集電する集電極と該集電極で集めた電流を取り出す取り出し電極を備えた太陽電池であって、
    前記メイン電極は、該メイン電極内に1以上の開口部を有し、
    前記メイン電極に占める前記開口部の割合は、前記メイン電極の第1の端部領域において、その他の領域より小さい
    ことを特徴とする太陽電池。
  2. 前記開口部の面積は、前記メイン電極の第1の端部領域において、その他の領域より小さいことを特徴とする請求項1に記載の太陽電池。
  3. 前記開口部の面積は、前記メイン電極の前記第1の端部領域から第2の端部領域に向かうに従って、徐々にまたは段階的に大きくなることを特徴とする請求項2に記載の太陽電池。
  4. 前記開口部の面積は、前記メイン電極の第1の端部領域及び第2の端部領域において、中央領域より小さいことを特徴とする請求項2に記載の太陽電池。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の太陽電池を複数備え、第1の前記太陽電池の前記メイン電極と第2の前記太陽電池の前記取り出し電極を電気的に接続するインターコネクタを備えた太陽電池モジュールであって、
    前記インターコネクタは、前記第1の太陽電池において、前記メイン電極の第1の端部領域から引き出されることを特徴とする
    太陽電池モジュール。
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