JP2018135840A - 流路切替弁 - Google Patents

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Abstract

【課題】第1流路に対して第2流路と第3流路を弁体で切り替えて連通させる流路切替弁において、第2流路と第3流路との間のシール性をより向上させることができる流路切替弁を提供する。【解決手段】流路切替弁10は、第1流路20と第2流路21と第3流路22が形成されたハウジング11と、第2流路と第3流路を仕切る隔壁と、2つの弁翼部を有する弁体30とを有する。一方の弁翼部における第2流路側弁翼面には、弁体が第1流路と第2流路を連通する場合に第2流路側弁翼面と第2流路側隔壁面とを非接触状態に保持するとともに第2流路から第3流路へと至る隙間を閉じるように第2流路側隔壁面に接触する第2流路側凸状部が、第2流路側弁翼面に沿って連続するように設けられている。同様に、他方の弁翼部における第3流路側弁翼面には、第3流路側凸状部が、第3流路側弁翼面に沿って連続するように設けられている。【選択図】図5

Description

本発明は、1方向からの流体の流路を分岐した2方向の流路の1つへ切り替える、あるいは2方向からの流体の流路の1つを1方向の流路へ切り替える、流路切替弁に関する。
例えば、内燃機関を搭載した車両には、排気経路内の排気ガスの一部を吸気経路内に戻して燃焼温度を低下させて、排気ガス中の窒素酸化物の発生量を抑制する排気ガス再循環システム(以下、EGR装置と記載する)が搭載されている。なお、排気経路から吸気経路に排気ガスの一部を戻すEGR経路には、燃焼温度を低下させる効果をより大きくするためにEGR経路内の排気ガスの温度を低下させるEGRクーラが設けられている場合がある。
EGRクーラが設けられている場合、EGRクーラには、例えば冷却用のクーラントが供給されており、当該クーラントによってEGRクーラを通過する排気ガスが冷却される。しかし、例えば低温環境下での内燃機関の始動時では、暖機後の内燃機関に対して燃焼室を形成しているシリンダ等の温度が低く、燃焼室内の燃料が気化しにくい場合がある。燃焼室内の燃料が気化しにくい場合、失火等の発生により燃焼が不安定になり易く、始動性が悪化する。従って、このような場合では、EGR経路内の排気ガスをEGRクーラで冷却しない方が好ましい。なお、内燃機関の暖機後では、燃焼室の温度が充分高くなり燃焼室内の燃料が適切に気化されて燃焼が安定するので、EGR経路内の排気ガスをEGRクーラで冷却する方が好ましい。このため、EGR経路を、必要に応じて、EGRクーラを通過する経路と、EGRクーラをバイパスする経路と、に切り替える種々の流路切替弁が提案されている。
例えば特許文献1には、ハウジング内の弁通路に入口ポート、第1出口ポート、第2出口ポートが形成され、入口ポートに対し第1出口ポートと第2出口ポートを切り替えて連通させる流路切替弁が開示されている。第1出口ポートと第2出口ポートの間には、隔壁が形成されており、当該隔壁の近傍位置に弁軸が回動可能に支持されている。そして、2枚の弁翼部がL字状に配置された弁体(第1出口ポートの側に配置された第1弁翼部と、第2出口ポートの側に配置された第2弁翼部と、がL字状に配置された弁体)が、弁軸に取り付けられている。入口ポートを第1出口ポートに連通するように弁体が回動した場合、第1出口ポートの側の第1弁翼部は、隔壁の第1出口ポート側の壁面に対して密着して第1出口ポートの側を開口する。このとき、第2出口ポートの側の第2弁翼部は、入口ポートとの連通を遮断するように第2出口ポートの側を閉鎖する。
特開2004−190693号公報
内燃機関の排気ガス中には、燃料やエンジンオイルの不完全燃焼生成物が含まれており、排気ガスの一部を吸気経路に戻すEGR経路中における種々の箇所に、不完全燃焼生成物が、いわゆるデポジットとなって堆積する場合がある。従って、EGR経路中に特許文献1に記載の流路切替弁を用いた場合、当該流路切替弁の内部の種々の箇所にも不完全燃焼生成物が堆積する場合がある。
特許文献1に記載の流路切替弁は、例えば入口ポートを第1出口ポートに連通させる場合、第1出口ポートの側の第1弁翼部を、隔壁の第1出口ポート側の壁面に密着させ、第1出口ポートからの流体が第2出口ポートへ漏れることを防いでいる。このとき、第1出口ポートの側の第1弁翼部における隔壁の側の面である弁翼部第1ポート側平面と、隔壁の第1出口ポートの側の壁面である隔壁第1ポート側平面と、にて平面と平面を密着させている。しかし、弁翼部第1ポート側平面あるいは隔壁第1ポート側平面に不完全燃焼生成物が堆積して凹凸が生じている場合、シール性が低下して密着させることができなくなる可能性がある。この場合、第1出口ポートからの流体が第2出口ポートへ漏れる可能性があるので、好ましくない。
つまり、平面状の弁翼部と、平面状の隔壁表面と、を密着させた場合では、平面と平面とを密着させているため単位面積あたりの圧力が小さくなる。従って、不完全燃焼生成物の堆積物を押し潰すための圧力が不足して、不完全燃焼生成物の堆積による凹凸を平坦にできない可能性があり、シール性が低下する可能性がある。
本発明は、このような点に鑑みて創案されたものであり、第1流路に対して第2流路と第3流路を弁体で切り替えて連通させる流路切替弁において、第2流路と第3流路との間のシール性をより向上させることができる流路切替弁を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、第1の発明は、第1流路、第2流路及び第3流路が形成されたハウジングと、第1流路に対して、第2流路と3流路を切り替えて連通させる弁体と、弁体を回動可能に支持する弁軸と、を有する流路切替弁において、ハウジングには、第1流路に連通する第1開口部と、第2流路に連通する第2開口部と、第3流路に連通する第3開口部と、が設けられており、ハウジング内には、第1流路と第2流路と第3流路とが接続された領域である連通領域が設けられており、第1開口部から連通領域までが第1流路として形成され、第2開口部から連通領域までが第2流路として形成され、第3開口部から連通領域までが第3流路として形成され、連通領域は、第1流路と第2流路との接続部である第2流路連通領域と、第1流路と第3流路との接続部である第3流路連通領域と、を有しており、第2流路と第3流路は、第2開口部と第3開口部との間から連通領域に至るように設けられた隔壁にて仕切られており、隔壁における第2流路の側には平面状の第2流路側隔壁面が形成され、隔壁における第3流路の側には平面状の第3流路側隔壁面が形成されており、弁体は、平板状の2つの弁翼部を有し、弁軸の回動によって、第2流路連通領域を開口するとともに第3流路連通領域を閉鎖する第2流路連通位置と、第3流路連通領域を開口するとともに第2流路連通領域を閉鎖する第3流路連通位置と、に回動され、一方の弁翼部は、弁体が第2流路連通位置に回動された場合に第2流路側隔壁面と対向するように接近する平面状の第2流路側弁翼面を有し、第2流路側弁翼面には、弁体が第2流路連通位置に回動された場合に接近した第2流路側弁翼面と第2流路側隔壁面とを非接触状態に保持するとともに第2流路から第3流路へと至る隙間を閉じるように第2流路側隔壁面に接触する第2流路側凸状部が、第2流路側弁翼面に沿って連続するように設けられており、他方の弁翼部は、弁体が第3流路連通位置に回動された場合に第3流路側隔壁面と対向するように接近する平面状の第3流路側弁翼面を有し、第3流路側弁翼面には、弁体が第3流路連通位置に回動された場合に接近した第3流路側弁翼面と第3流路側隔壁面とを非接触状態に保持するとともに第3流路から第2流路へと至る隙間を閉じるように第3流路側隔壁面に接触する第3流路側凸状部が、第3流路側弁翼面に沿って連続するように設けられている、流路切替弁である。
次に、第2の発明は、上記第1の発明に係る流路切替弁であって、弁体が、弁軸方向視で、一方の弁翼部と他方の弁翼部にてL字状に形成されている、流路切替弁である。
次に、第3の発明は、上記第1の発明又は第2の発明に係る流路切替弁であって、弁体に設けられている第2流路側凸状部と第3流路側凸状部は、弁体とは別の部材である別部材にて形成されている、流路切替弁である。
次に、第4の発明は、上記第1〜第3のいずれかの発明に係る流路切替弁であって、一方端が内燃機関の排気管に接続され、他方端が第1主流路を2つの流路に分岐させる分岐部の第1主流路に接続された排気導入路と、分岐部と、2つの流路と、2つの流路の一方に設けられて当該流路内を流れる排気ガスを冷却するEGRクーラと、2つの流路を第2主流路へと合流させる合流部と、一方端が合流部の第2主流路に接続され、他方端が内燃機関の吸気管に接続された吸気導入路と、を有するEGR経路において、分岐部又は合流部に用いられる、流路切替弁である。
第1の発明によれば、弁体の切り替えに際し、弁体が第2流路連通位置とされた場合、第1流路と第2流路が連通して第3流路が閉鎖される。このとき、第2流路側弁翼面と第2流路側隔壁面は非接触状態とされ、第2流路側弁翼面に設けられている第2流路側凸状部が第2流路側隔壁面に接触する。従って、第2流路側弁翼面と第2流路側隔壁面とを接触させた場合と比較して、接触面積を非常に小さくすることができので、接触部における単位面積あたりの圧力を非常に大きくすることができる。これにより、隔壁表面にある不完全燃焼生成物の堆積物の凹凸を押し潰し、第2流路と第3流路との間のシール性を向上させることができる。なお、弁体が第3流路連通位置とされた場合も、同様に、第3流路側弁翼面と第3流路側隔壁面は非接触状態とされ、第3流路側弁翼面に設けられている第3流路側凸状部が第3流路側隔壁面に接触する。従って、接触部における単位面積あたりの圧力を非常に大きくすることができるので、第2流路と第3流路との間のシール性を向上させることができる。
第2の発明によれば、2つの弁翼部をL字状とすることで、一方の弁翼部で第2流路連通領域を開口するとともに他方の弁翼部で第3流路連通領域を閉鎖することと、一方の弁翼部で第2流路連通領域を閉鎖するとともに他方の弁翼部で第3流路連通領域を開口することを、容易に実現可能な形状とすることができる。
第3の発明によれば、第2流路側凸状部と第3流路側凸状部を別部材にすることで、第2流路側凸状部と第3流路側凸状部の形状・材質の自由度と弁体への第2流路側凸状部と第3流路側凸状部の取り付け位置の自由度を持つことができる。
第4の発明によれば、ディーゼルエンジン等におけるEGRクーラを有するEGR装置において、EGRクーラを通過する経路と、EGRクーラをバイパスする経路と、を必要に応じて切替可能であり、かつ、第2流路と第3流路との間の排気ガスの漏れが少ない、良好なEGR装置を実現することができる。
本発明の流路切替弁をEGR経路に適用した内燃機関の概略構成を説明する図である。 第1の実施の形態における流路切替弁の外観を説明する斜視図である。 図2に示す流路切替弁の下面図である。 図2に示す流路切替弁の正面図である。 図2のV−V断面図である。 流路切替弁の内部に設けられている第1流路、第2流路、第3流路、隔壁、弁体の配置をハウジングの上下方向に誇張して示す透視図(斜視図)である。 第1の実施形態における弁体の外観を説明する斜視図である。 図7のVIII−VIII断面図である。 弁翼部に設けた第2流路側凸状部と第3流路側凸状部の形成方法の例(その1)を説明する断面斜視図である。 弁翼部に設けた第2流路側凸状部と第3流路側凸状部の形成方法の例(その2)を説明する断面斜視図である。 弁翼部に設けた第2流路側凸状部と第3流路側凸状部の形成方法の例(その3)を説明する断面斜視図である。 第2の実施形態における弁体の外観を説明する斜視図である。 図5に示す断面図に対して、弁体を図12に示す弁体とした、第2の実施の形態における流路切替弁の断面図である。 図12のXIV−XIV断面図である。
●[内燃機関の燃料供給装置の概略全体構成(図1)]
以下、本発明の流路切替弁を図面を用いて詳細に説明する。まず、図1を用いて、本発明の「流路切替弁10」をEGR経路130に適用した内燃機関(図1の例は、ディーゼルエンジン)の概略構成を説明する。
図1は、自動車等に搭載されているディーゼルエンジン(内燃機関)の概略構成の例を示している。このディーゼルエンジンは、図1に示すように、エンジン100、排気管110a、110b、110c、吸気管120a、120b、120c、ターボ過給機150、EGR経路130等を備えている。燃料タンクから供給された燃料は、コモンレール112とインジェクタ113を経由して各気筒114内に噴射される。なお、内燃機関の運転状態を検出する各種の検出手段や、当該検出手段からの検出信号に基づいてインジェクタ113等の各アクチュエータを制御する制御装置については記載を省略している。
吸気経路は、吸入した空気(吸入空気)をエンジン100に供給する通路であり、吸気管120a、吸気管120b、吸気管120cにて構成されている。吸気管120aに流入した燃焼前の吸入空気は、ターボ過給機150を構成するターボコンプレッサ152によって、吸気管120aから、ターボコンプレッサ152を経由して、吸気管120bへと圧送される。このターボコンプレッサ152は、排気ガスで駆動されるターボタービン151に接続されている。吸気管120b内を流通している吸入空気は、後述するEGR経路130を経由してきた排気ガスと混合されて、吸気管120cへと流入する。吸入空気と排気ガスが混合された当該ガスは、エンジン100の各気筒へ吸気される。なお吸気管120aには、吸入した空気の流量を検出する流量検出手段154(流量センサ等)が設けられている。
排気経路は、エンジン100から排出された排気ガスが流通する通路であり、排気管110a、排気管110b、排気管110cにて構成されている。具体的には、燃焼後の排気ガスは、エンジン100の各気筒から排気管110aに排出されて、排気管110bを経由して、ターボタービン151側へと流れる。ターボタービン151に到達した排気ガスは、ターボタービン151を回転させた後、排気管110cを通じて排気ガス浄化装置153へと導かれて浄化される。排気管110aに排出された排気ガスの一部は、EGR排気導入路111に流入し、EGRクーラ通路131、またはバイパス通路134、の一方と、EGR吸気導入路121を経由して吸気管120cへと導かれる。
EGR経路130は、EGR排気導入路111、EGRクーラ通路131、バイパス通路134、EGR吸気導入路121にて形成されている。EGR排気導入路111の上流側は、排気管110aに接続されている。EGR排気導入路111の下流側は、EGRクーラ通路131及びバイパス通路134の上流側に接続され、その接続部には流路切替弁10が設けられている。EGRクーラ通路131には、EGRクーラ135が設けられている。EGRクーラ通路131及びバイパス通路134の下流側は、合流部133にて合流されてEGR吸気導入路121の上流側に接続されている。EGR吸気導入路121には、EGR吸気導入路121内を流れる排気ガスの流量を調整可能なEGRバルブ140が設けられている。そしてEGR吸気導入路121の下流側は、吸気管120cに接続されている。以下、流路切替弁10について詳細に説明する。
●[第1の実施の形態における流路切替弁10(図2〜図11)]
次に、第1の実施形態における、流路切替弁10の詳細な構成及び動作を図2〜図11を用いて説明する。なお、説明の都合上、図2に示したX軸、Y軸、Z軸の各方向を定めて説明をする。また、ハウジング面でアクチュエータ12が設けられている面を「正面」とする。図中のX軸、Y軸、Z軸は、互いに直交しており、ハウジングの背面から正面に向かう方向をX軸方向、左側面から右側面に向かう方向をY軸方向、下面から上面へ向かう方向をZ軸方向とする。各方向に対して、Z軸方向を「上」、Z軸方向と反対方向を「下」、X軸方向を「前」、X軸方向と反対側を「後」、Y軸方向を「右」、Y軸方向と反対方向を「左」として説明する。
●[流路切替弁10の外観(図2〜図4)]
まず図2〜図4を用いて、第1の実施の形態における流路切替弁10の外観について説明する。図2は流路切替弁10の外観を示す斜視図であり、図3は流路切替弁10の下面図であり、図4は流路切替弁10の正面図である。ハウジング11の上面には第1開口部16が面の中央部に設けられており、第1開口部16にはEGR排気導入路111(図1参照)の下流側が接続される。また、ハウジング11の前側面には、前後方向に延びる貫通孔が設けられており、弁軸15は回転可能な状態で当該貫通孔に挿通されている。弁軸15は、弁体30に設けられている弁軸受孔34(図7参照)に挿通されて、弁体30と一体となって回動する(図4参照)。また、弁軸15におけるハウジング11の前側の端部は、ハウジング11の前面から突出されており、リンク部材14、14aとロッド13を介しアクチュエータ12(例えばダイアフラム)に接続されている。アクチュエータ12は、ハウジング11に設けられているステー12aに固定されている。アクチュエータ12は、ロッド13を長手方向に往復移動させることで、リンク部材14、14aを介して弁軸15を回動する(図4参照)。
図3に示すように、ハウジング11の下面には、第2開口部17と第3開口部18が設けられており、例えば、第2開口部17にはEGRクーラ通路131(図1参照)の上流側が接続され、第3開口部18にはバイパス通路134(図1参照)の上流側が接続される。また図3に示すように、第2開口部17と第3開口部18との間には、弁軸15と平行となるように隔壁19が設けられており、隔壁19によって、第2開口部17と第3開口部18とが仕切られている。
●[流路切替弁10の内部構造等(図5〜図11)]
まず図5を用いて、第1流路20、第2流路21、第3流路22について説明する。図5に示すように、隔壁19は、第1開口部16と第3開口部18との間から、連通領域25に至るように(弁軸15に接近する位置まで)延ばされている。また、図5に示すように、ハウジング11には、第1開口部16に連通する第1流路20と、第2開口部17に連通する第2流路21と、第3開口部18に連通する第3流路22が設けられている。連通領域25は、第1流路20と第2流路21と第3流路22とが接続された領域であって、第1流路20と第2流路21との接続部である第2流路連通領域23と、第1流路20と第3流路22との接続部である第3流路連通領域24と、を有している。第1開口部16から連通領域25までの流路が第1流路20であり、第2開口部17から連通領域25までの流路が第2流路21であり、第3開口部18から連通領域25までの流路が第3流路22である。また図6に示すように、第1流路20と第2流路21との境界部には、弁翼部31aが第2流路21を閉鎖する際に当接する面である第2流路弁翼当接面26aが内壁面に沿って連続するように設けられている。同様に、第1流路20と第3流路22との境界部には、弁翼部31bが第3流路22を閉鎖する際に当接する面である第3流路弁翼当接面26bが内壁面に沿って連続するように設けられている。
次に、隔壁19の構造について説明する。ハウジング11の第2開口部17と第3開口部18の間には、隔壁19が設けられている。隔壁19は、図5に示すように、弁軸15の近傍まで設けられている。つまり、第2流路と第3流路は、第2開口部と第3開口部との間から連通領域25に至るように設けられた隔壁19にて仕切られている。隔壁19における第2流路21の側には平面状の第2流路側隔壁面19aが形成され、隔壁19における第3流路22の側には平面状の第3流路側隔壁面19bが形成されている。
次に、図7を用いて弁体30の構造について説明する。図7に示すように、弁体30は、平板状の2つの弁翼部31a、31bを有し、弁翼部31aと弁翼部31bが弁軸受孔34を挟んで、角度θを有する略L字状になるように形成されている。例えば、角度θは、90度に設定されている。図7に示すように、弁翼部31bの外周の輪郭形状は、直線状に平行とされた側部S4、S5と、円弧状の形状を有する頂部S6と、を有する。側部S4、S5と、頂部S6は、図6に示す第3流路弁翼当接面26bと重なる形状とされている。同様に、弁翼部31aの外周の輪郭形状は、直線状に平行とされた側部S1、S2と、円弧状の形状を有する頂部S3と、を有する。側部S1、S2と、頂部S3は、図6に示す第2流路弁翼当接面26aと重なる形状とされている。
また図7に示すように、弁翼部31aにおける弁翼部31bに近い側の平面を第2流路側弁翼面33aとして、弁翼部31bにおける弁翼部31aに近い側の平面を第3流路側弁翼面33bとする。第3流路側弁翼面33bには、直線状とされた側部S4から側部S5へと至る第3流路側凸状部32bが設けられている。第3流路側凸状部32bは、第3流路側弁翼面33bから突出する高さが一定とされて、側部S4から側部S5へと連続するように設けられている。なお図7に示す例では、第3流路側凸状部32bにおける側部S4から側部S5に至る経路は、側部S4から少し内方に延びた後、頂部S6の縁部よりやや内側に沿って側部S5の近傍に達した後、側部S5へと至る経路としているが、側部S4から側部S5に至る経路であれば、どのような経路であってもよい。同様に、第2流路側弁翼面33aには、直線状とされた側部S1から側部S2へと至る第2流路側凸状部32aが設けられている。第2流路側凸状部32aにおける側部S1から側部S2に至る経路は、側部S1から側部S2に至る経路であれば、どのような経路であってもよい。
次に図8〜図11を用いて、第3流路側凸状部32bの形成方法の例について説明する。なお第2流路側凸状部32aも同様であるので、第2流路側凸状部32aについては説明を省略する。図9に示す例は、径が一定(第3流路側弁翼面33bからの高さ38が一定)の線材35を、第3流路側弁翼面33bに溶接した例を示しており、溶接ビード36によって固定された線材35にて高さ38が一定の第3流路側凸状部32bを形成した例を示している。断面が円弧状の線材35を用いると、第3流路側隔壁面19bに接触した際に線接触状態となり、接触面積をさらに小さくすることができるので、好ましい。図10に示す例は、第3流路側弁翼面33bからの高さ38が一定となるように、溶接ビード36を形成(溶接ビードのみを形成)することで、高さ38が一定の第3流路側凸状部32bを形成した例を示している。図11に示す例は、第3流路側弁翼面33bからの高さ38が一定となるように、プレス成型にて、高さ38が一定の第3流路側凸状部32bを第3流路側弁翼面33bに一体成形した例を示している。このように、第2流路側凸状部32a、第3流路側凸状部32bの形成方法には、種々の方法がある。
●[流路切替弁10の動作]
図4を用いて、アクチュエータ12の動作を説明する。上述した構成を有することで、アクチュエータ12は、例えば、低温環境下の始動時では、ロッド13を縮めるように動作し、低温環境下での始動時でない場合は、ロッド13を延ばすように動作する。アクチュエータ12がロッド13を延ばすと(図4においてロッド13を下方に移動させると)、リンク部材14a(図2参照)、リンク部材14を介して弁軸15が回動され(図4において弁軸15が左回りに回動され)て、弁体30は図5において実線にて示す第2流路連通位置23aに回動される。これにより、弁体30は、第2流路21を開口するとともに第3流路22を閉鎖する。またアクチュエータ12がロッド13を縮めると(図4においてロッド13を上方に移動させると)、リンク部材14a(図2参照)、リンク部材14を介して弁軸15が回動され(図4において弁軸15が右回りに回動され)て、弁体30は図5において二点鎖線にて示す第3流路連通位置24aに回動される。これにより、弁体30は、第3流路22を開口するとともに第2流路21を閉鎖する。
弁体30が、図5において実線にて示す第2流路連通位置23aに回動された場合、弁翼部31aにおける第2流路側弁翼面33aに設けられた第2流路側凸状部32aは、(対向して接近している)第2流路側弁翼面33aと第2流路側隔壁面19aとを非接触状態に保持する。同時に、第2流路側凸状部32aは、図5及び図6に示すように、第2流路21から第3流路22へと至る隙間を閉じるように第2流路側隔壁面19aに接触する。上述したように、第2流路側凸状部32aは、第2流路側弁翼面33aの側部S1から側部S2へと至る高さが一定の連続した形状であるので、図6に示すように、第2流路21から第3流路22へと至る隙間を適切に閉じることができる。そして、弁翼部31bにおける第3流路側弁翼面33bの裏面の縁部は、図6に示すように、第3流路22の内壁に形成された第3流路弁翼当接面26bに圧着されて第3流路22を閉鎖する。
このように、図5に示すように、弁体30が第2流路連通位置23aに回動された場合、平面(第2流路側弁翼面33a)が平面(第2流路側隔壁面19a)に圧着するのでなく、第2流路側凸状部32aが平面(第2流路側隔壁面19a)に圧着するので、圧着箇所における単位面積あたりの圧力を大きくすることができる。これにより、第2流路側凸状部32aが第2流路側隔壁面19aの不完全燃焼物の堆積物の凹凸を潰して第2流路側隔壁面19aに圧着するため、第2流路21と第3流路22との間のシール性はより向上する。また、不完全燃焼物の堆積物は、粘着性を有しているため、平面と平面で圧着するような圧着面積が大きい場合、平面と平面の間の粘着力は大きく、弁体が隔壁から剥がれずに、いわゆる固着した状態となる可能性がある。しかし、本願の構造では、平面と凸状部の圧着であり、圧着面積が非常に小さいので、粘着力を小さくすることができ、弁体30が隔壁19へ固着することを防止できる。
弁体30が、図5において二点鎖線にて示す第3流路連通位置24aに回動された場合、弁翼部31bにおける第3流路側弁翼面33bに設けられた第3流路側凸状部32bは、(対向して接近している)第3流路側弁翼面33bと第3流路側隔壁面19bとを非接触状態に保持する。同時に、第3流路側凸状部32bは、図5及び図6に示すように、第3流路22から第2流路21へと至る隙間を閉じるように第3流路側隔壁面19bに接触する。上述したように、第3流路側凸状部32bは、第3流路側弁翼面33bの側部S4から側部S5へと至る高さが一定の連続した形状であるので、図6に示すように、第3流路22から第2流路21へと至る隙間を適切に閉じることができる。そして、弁翼部31aにおける第2流路側弁翼面33aの裏面の縁部は、図6に示すように、第2流路21の内壁に形成された第2流路弁翼当接面26aに圧着されて第2流路21を閉鎖する。
このように、図5に示すように、弁体30が第3流路連通位置24aに回動された場合、平面(第3流路側弁翼面33b)が平面(第3流路側隔壁面19b)に圧着するのでなく、第3流路側凸状部32bが平面(第3流路側隔壁面19b)に圧着するので、圧着箇所における単位面積あたりの圧力を大きくすることができる。これにより、第3流路側凸状部32bが第3流路側隔壁面19bの不完全燃焼物の堆積物の凹凸を潰して第3流路側隔壁面19bに圧着するため、第2流路21と第3流路22との間のシール性はより向上する。また、平面と凸状部の圧着であり、圧着面積が非常に小さいので、粘着力を小さくすることができ、弁体30が隔壁19へ固着することを防止できる。
●[第2の実施の形態の流路切替弁10z(図12〜図14)]
次に図12〜図14を用いて、第2の実施の形態の流路切替弁10zについて説明する。第2の実施の形態の流路切替弁10zは、図5に示す第1の実施の形態の流路切替弁10に対して、図7に示す弁体30を、図12に示す弁体30zへと変更している点が異なる。以下、この相違点について主に説明する。
図12に示すように、第2の実施の形態における弁体30zは、図7に示す弁体30に対して、弁翼部31aにおける第2流路側弁翼面33aの裏面の縁部に凸状部32cが設けられ、弁翼部31bにおける第3流路側弁翼面33bの裏面の縁部に凸状部32dが設けられている点が異なる。凸状部32cと凸状部32dの形成方法は、図9から図11で示した第2流路側凸状部32aと第3流路側凸状部32bの形成方法と同様に、種々の方法がある。
図14を用いて、凸状部32dの形状について説明する。なお凸状部32cも同様であるので、凸状部32cについては説明を省略する。また、形成方法についても、第2流路側凸状部32aと第3流路側凸状部32bと同様であるため説明を省略する。
凸状部32dは、図14に示すように、第3流路側弁翼面33bの裏面において、高さ38zが一定となるように、連続して設けられている。また凸状部32dは、図12に示すように、弁軸受孔34に近接する側部S4の位置から、頂部S6を経由して、弁軸受孔34に近接する側部S5の位置まで、弁翼部31bの縁部に沿って設けられている。つまり、凸状部32dは、弁体30zが図13の二点鎖線にて示す第2流路連通位置23aに回動した場合に、弁翼部31bと、図13において第3流路弁翼当接面26bと、が接する位置に設けられている。これにより、弁体30zが第2流路連通位置23a(図13における二点鎖線にて示す弁体30zの位置)に回動された場合、図13に示す第3流路弁翼当接面26bに、凸状部32dが接触するとともに第3流路側弁翼面33bの裏面は非接触状態とされる。
凸状部32cは、図12に示すように、弁軸受孔34に近接する側部S1の位置から、頂部S3を経由して、弁軸受孔34に近接する側部S2の位置まで、弁翼部31aの縁部に沿って設けられている。つまり、凸状部32cは、弁体30zが図13の実線にて示す第3流路連通位置24aに回動した場合に、弁翼部31aと、図6において第2流路弁翼当接面26aと、が接する位置に設けられている。これにより、弁体30zが第3流路連通位置24a(図13における実線にて示す弁体30zの位置)に回動された場合、図6において第2流路弁翼当接面26aに、凸状部32cが接触するとともに第2流路側弁翼面33aの裏面は非接触状態とされる。
弁体30zが、図13において実線にて示す第3流路連通位置24aに回動された場合、弁翼部31aにおける第2流路側弁翼面33aの裏面に設けられた凸状部32cは、(対向して接近している)第2流路側弁翼面33aの裏面と第2流路側弁翼当接面26aとを非接触状態に保持する。同時に、凸状部32cは、図13に示すように、第1流路20から第2流路21へと至る隙間を閉じるように第2流路側弁翼当接面26aに接触する。上述したように、凸状部32cは、第2流路側弁翼面33aの裏面の弁軸受孔34に近接する側部S1の位置から、頂部S3を経由して、弁軸受孔34に近接する側部S2の位置へと至る高さが一定の連続した形状であるので、図6に示すように、第1流路20から第2流路21へと至る隙間を適切に閉じることができる。
このように、図13に示すように、弁体30zが第3流路連通位置24aに回動された場合、平面(第2流路側弁翼面33aの裏面)が平面(第2流路側弁翼当接面26a)に圧着するのでなく、凸状部32cが平面(第2流路側弁翼当接面26a)に圧着するので、圧着箇所における単位面積あたりの圧力を大きくすることができる。これにより、凸状部32cが第2流路側弁翼当接面26aの不完全燃焼物の堆積物の凹凸を潰して第2流路側弁翼当接面26aに圧着するため、第2流路21と第3流路22との間のシール性はより向上する。また、平面と凸状部の圧着であり、圧着面積が非常に小さいので、粘着力を小さくすることができ、弁体30zが第2流路側弁翼当接面26aへ固着することを防止できる。
弁体30zが、図13において二点鎖線にて示す第2流路連通位置23aに回動された場合、弁翼部31bにおける第3流路側弁翼面33bの裏面に設けられた凸状部32dは、(対向して接近している)第3流路側弁翼面33bの裏面と第3流路側弁翼当接面26bとを非接触状態に保持する。同時に、凸状部32dは、図13に示すように、第1流路20から第2流路21へと至る隙間を閉じるように第3流路側弁翼当接面26bに接触する。上述したように、凸状部32dは、第3流路側弁翼面33bの裏面の弁軸受孔34に近接する側部S4の位置から、頂部S6を経由して、弁軸受孔34に近接する側部S5の位置へと至る高さが一定の連続した形状であるので、第1流路20から第3流路22へと至る隙間を適切に閉じることができる。
このように、図13に示すように、弁体30zが第2流路連通位置23aに回動された場合、平面(第3流路側弁翼面33bの裏面)が平面(第3流路側弁翼当接面26b)に圧着するのでなく、凸状部32dが平面(第3流路側弁翼当接面26b)に圧着するので、圧着箇所における単位面積あたりの圧力を大きくすることができる。これにより、凸状部32dが第3流路側弁翼当接面26bの不完全燃焼物の堆積物の凹凸を潰して第3流路側弁翼当接面26bに圧着するため、第1流路20と第3流路22との間のシール性はより向上する。また、平面と凸状部の圧着であり、圧着面積が非常に小さいので、粘着力を小さくすることができ、弁体30zが第3流路側弁翼当接面26bへ固着することを防止できる。
●[本願の効果]
以上に説明したように、第1の実施の形態における流路切替弁10において、例えば、第1流路20を第3流路22へ連通させる場合において、第3流路側弁翼面33bの第3流路側凸状部32bが、第3流路隔壁面19bに接触するため、従来の平面(第3流路側弁翼面33b)と平面(第3流路隔壁面19b)が接触する場合に比べて、単位面積当たりの圧力を上げることができ、第3流路隔壁面19bの不完全燃焼物の堆積物の凹凸を潰し、第3流路隔壁面19bにより圧着できる。これにより、流路切替弁10において、第2流路21と第3流路22の間のシール性を向上させることができる。
また、第2の実施の形態における流路切替弁10zにおいて、例えば、第1流路20を第3流路22へ連通させる場合において、上述した効果に加えて、第2流路弁翼面33aの凸状部32cが、第2流路弁翼当接面26aに接触するため、従来の平面(第2流路弁翼面33a)と平面(第2流路弁翼当接面26a)が接触する場合に比べて、単位面積当たりの圧力を上げることができ、第2流路弁翼当接面26aの不完全燃焼物の堆積物の凹凸を潰し、第2流路弁翼当接面26aにより圧着できる。これにより、流路切替弁10zにおいて、第1流路20と連通しない流路の間のシール性を向上させることができる。
本願の流路切替弁は、第1流路を第2流路または第3流路に切り替えて連通させる場合において、第2流路と第3流路の間のシール性を向上させるだけではなく、第2流路と第3流路との間のシール性もより向上させることができる。
本発明の、流路切替弁は、本実施の形態で説明した構成、構造等に限定されず、本発明の要旨を変更しない範囲で種々の変更、追加、削除が可能である。特に、弁体30の形状は本実施の形態に示した形状に限定されず、第1流路を第2流路または第3流路に切り替えにおいて、連通する側の流路を開放し、連通しない側の流路を閉鎖する形状であればよい。
本実施の形態にて説明した流路切替弁は、図1に示す内燃機関のEGR装置に限定されず、内燃機関の流体の流路の流路切替弁として適用することができる。また、図1による分岐部に適用した例を説明したが、分岐部でなく合流部133(図1参照)に流路切替弁を適用してもよい。
10、10z 流路切替弁
11 ハウジング
12 アクチュエータ
12a ステー
13 ロッド
14、14a リンク部材
15 弁軸
16 第1開口部
17 第2開口部
18 第3開口部
19 隔壁
19a 第2流路側隔壁面
19b 第3流路側隔壁面
20 第1流路
21 第2流路
22 第3流路
23 第2流路連通領域
23a 第2流路連通位置
24 第3流路連通領域
24a 第3流路連通位置
25 連通領域
26a 第2流路弁翼当接面
26b 第3流路弁翼当接面
30、30z 弁体
31a、31b 弁翼部
32a 第2流路側凸状部
32b 第3流路側凸状部
32c、32d 凸状部
33a 第2流路側弁翼面
33b 第3流路側弁翼面
34 弁軸受孔
35 線材
36 溶接ビード
38、38z 高さ
100 エンジン(内燃機関)
110a、110b、110c 排気管
111 EGR排気導入路
112 コモンレール
113 インジェクタ
114 気筒
120a、120b、120c 吸気管
121 EGR吸気導入路
130 EGR経路
131 EGRクーラ通路
133 合流部
134 バイパス通路
135 EGRクーラ
140 EGRバルブ
150 ターボ過給機
151 ターボタービン
152 ターボコンプレッサ
153 排気ガス浄化装置
154 流量検出手段
S1、S2、S4,S5 側部
S3、S6 頂部

Claims (4)

  1. 第1流路、第2流路及び第3流路が形成されたハウジングと、
    前記第1流路に対して、前記第2流路と前記3流路を切り替えて連通させる弁体と、
    前記弁体を回動可能に支持する弁軸と、
    を有する流路切替弁において、
    前記ハウジングには、前記第1流路に連通する第1開口部と、前記第2流路に連通する第2開口部と、前記第3流路に連通する第3開口部と、が設けられており、
    前記ハウジング内には、前記第1流路と前記第2流路と前記第3流路とが接続された領域である連通領域が設けられており、前記第1開口部から前記連通領域までが前記第1流路として形成され、前記第2開口部から前記連通領域までが前記第2流路として形成され、前記第3開口部から前記連通領域までが前記第3流路として形成され、
    前記連通領域は、前記第1流路と前記第2流路との接続部である第2流路連通領域と、前記第1流路と前記第3流路との接続部である第3流路連通領域と、を有しており、
    前記第2流路と前記第3流路は、前記第2開口部と前記第3開口部との間から前記連通領域に至るように設けられた隔壁にて仕切られており、
    前記隔壁における前記第2流路の側には平面状の第2流路側隔壁面が形成され、前記隔壁における前記第3流路の側には平面状の第3流路側隔壁面が形成されており、
    前記弁体は、平板状の2つの弁翼部を有し、前記弁軸の回動によって、前記第2流路連通領域を開口するとともに前記第3流路連通領域を閉鎖する第2流路連通位置と、前記第3流路連通領域を開口するとともに前記第2流路連通領域を閉鎖する第3流路連通位置と、に回動され、
    一方の前記弁翼部は、前記弁体が前記第2流路連通位置に回動された場合に前記第2流路側隔壁面と対向するように接近する平面状の第2流路側弁翼面を有し、
    前記第2流路側弁翼面には、前記弁体が前記第2流路連通位置に回動された場合に接近した前記第2流路側弁翼面と前記第2流路側隔壁面とを非接触状態に保持するとともに前記第2流路から前記第3流路へと至る隙間を閉じるように前記第2流路側隔壁面に接触する第2流路側凸状部が、前記第2流路側弁翼面に沿って連続するように設けられており、
    他方の前記弁翼部は、前記弁体が前記第3流路連通位置に回動された場合に前記第3流路側隔壁面と対向するように接近する平面状の第3流路側弁翼面を有し、
    前記第3流路側弁翼面には、前記弁体が前記第3流路連通位置に回動された場合に接近した前記第3流路側弁翼面と前記第3流路側隔壁面とを非接触状態に保持するとともに前記第3流路から前記第2流路へと至る隙間を閉じるように前記第3流路側隔壁面に接触する第3流路側凸状部が、前記第3流路側弁翼面に沿って連続するように設けられている、
    流路切替弁。
  2. 請求項1に記載の流路切替弁であって、
    前記弁体が、弁軸方向視で、一方の前記弁翼部と他方の前記弁翼部にてL字状に形成されている、
    流路切替弁。
  3. 請求項1又は2に記載の流路切替弁であって、
    前記弁体に設けられている前記第2流路側凸状部と前記第3流路側凸状部は、前記弁体とは別の部材である別部材にて形成されている、
    流路切替弁。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の流路切替弁であって、
    一方端が内燃機関の排気管に接続され、他方端が第1主流路を2つの流路に分岐させる分岐部の前記第1主流路に接続された排気導入路と、
    前記分岐部と、
    2つの前記流路と、
    2つの前記流路の一方に設けられて当該流路内を流れる排気ガスを冷却するEGRクーラと、
    2つの前記流路を第2主流路へと合流させる合流部と、
    一方端が前記合流部の前記第2主流路に接続され、他方端が前記内燃機関の吸気管に接続された吸気導入路と、
    を有するEGR経路において、前記分岐部又は前記合流部に用いられる、
    流路切替弁。
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