JP2010216365A - 内燃機関の過給システム - Google Patents
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Abstract
【課題】高圧タービンを迂回して排気バイパス通路を通過する排気のエネルギを活用することが可能な内燃機関の過給システムを提供する。
【解決課題】低圧ターボ過給機4及び高圧ターボ過給機5と、高圧ターボ過給機5のタービン5bを経由して排気を導く排気主通路3aと、高圧ターボ過給機5のタービン5bを迂回して低圧ターボ過給機4のタービン4bよりも上流で排気主通路3aと合流する排気バイパス通路3bとを備えた過給システムにおいて、排気主通路3aと排気バイパス通路3bとの合流部10に流路切替弁11を設け、その流路切替弁11には、合流部10の角部10aに設けられた軸11dを中心として、排気主通路3aを閉鎖する第1の閉位置と排気バイパス通路3bを閉鎖する第2の閉位置との間で回転可能、かつ、排気主通路3a及び排気バイパス通路3bの両者を開く位置でも停止可能な弁体11aを設ける。
【選択図】図4
【解決課題】低圧ターボ過給機4及び高圧ターボ過給機5と、高圧ターボ過給機5のタービン5bを経由して排気を導く排気主通路3aと、高圧ターボ過給機5のタービン5bを迂回して低圧ターボ過給機4のタービン4bよりも上流で排気主通路3aと合流する排気バイパス通路3bとを備えた過給システムにおいて、排気主通路3aと排気バイパス通路3bとの合流部10に流路切替弁11を設け、その流路切替弁11には、合流部10の角部10aに設けられた軸11dを中心として、排気主通路3aを閉鎖する第1の閉位置と排気バイパス通路3bを閉鎖する第2の閉位置との間で回転可能、かつ、排気主通路3a及び排気バイパス通路3bの両者を開く位置でも停止可能な弁体11aを設ける。
【選択図】図4
Description
本発明は、低圧ターボ過給機と高圧ターボ過給機とが直列的に設けられた内燃機関の過給システムに関する。
低圧ターボ過給機と高圧ターボ過給機とを直列的に配置した過給システムでは、高圧タービン及び低圧タービンを順次通過する排気主通路に、高圧タービンを迂回する高圧バイパス通路を接続し、そのバイパス通路の開度を切替弁にて変化させることにより高圧タービンの排気流量を制御することが一般に行われている。この種の過給システムとしては、例えば、高圧バイパス通路と排気主通路との合流部に低圧タービンを迂回する低圧バイパス通路をさらに接続し、その合流部に、切替弁を設置してその弁体を合流部の中心の回りに回転させて、高圧バイパス通路又は低圧バイパス通路を選択的に閉じるシステムが知られている(特許文献1参照)。その他、本発明に関連する先行技術文献として特許文献2が存在する。
上述した二段式の過給システムとしては、高圧バイパス通路の開度調整をその高圧バイパス通路の途中の切替弁にて行う構成のシステムも存在する。しかしながら、そのような構成では、切替弁を中間開度に設定した際に、切替弁を通過した直後の高速の排気のエネルギが合流部に達する迄の間の圧力損失で無駄に消費され、その排気のエネルギを活用することが困難である。上述した特許文献1のシステムでは合流部に切替弁が設けられているものの、その切替弁の弁体が合流部の中心位置にある軸として回転する構造であるために、高圧バイパス通路からの排気のエネルギを有効に活用することは困難である。
そこで、本発明は、高圧タービンを迂回して排気バイパス通路を通過する排気のエネルギを活用することが可能な内燃機関の過給システムを提供することを目的とする。
本発明の内燃機関の過給システムは、低圧ターボ過給機と、前記低圧ターボ過給機のタービンよりも排気通路の上流に配置されたタービン及び前記低圧ターボ過給機のコンプレッサよりも吸気通路の下流に配置されたコンプレッサをそれぞれ有する高圧ターボ過給機と、前記高圧ターボ過給機のタービンを経由して排気を導く排気主通路と、前記高圧ターボ過給機のタービンを迂回して前記低圧ターボ過給機のタービンよりも上流で前記排気主通路と合流する排気バイパス通路と、前記排気主通路と前記排気バイパス通路との合流部の角部に設けられた軸を中心として、前記排気主通路を閉鎖する第1の閉位置と前記排気バイパス通路を閉鎖する第2の閉位置との間で回転可能、かつ、前記第1の閉位置及び前記第2の閉位置から離れて前記排気主通路及び前記排気バイパス通路の両者を開く位置でも停止可能な弁体を有する流路切替弁とを備えたものである(請求項1)。
本発明の過給システムによれば、合流部に設けられた弁体を第1の閉位置と第2の閉位置との間の位置で停止させた場合、高圧ターボ過給機のタービンを通過した排気と、排気バイパス通路を通過する排気とが弁体の表裏に沿って流れることにより、合流部における排気の流れ方向が概略一致する。そのため、高圧ターボ過給機のタービンから合流部を経由して排気主通路の下流側に向かう排気を、排気バイパス通路からの排気によって加速することができる。しかも、弁体が合流部に設けられているので、排気バイパス通路に導かれた排気が流路切替弁による絞り位置から合流部に至るまでのエネルギ損失が最小に抑えられる。よって、排気バイパス通路からの排気のエネルギを有効に活用することができる。
図1は本発明の一形態に係る過給システムを示している。この過給システムは、内燃機関としてのディーゼルエンジン(以下、エンジンと称することがある。)に適用される。エンジンは、吸気通路2及び排気通路3を備えている。
吸気通路2には、低圧ターボ過給機4のコンプレッサ4aと、高圧ターボ過給機5のコンプレッサ5aとが設けられている。低圧ターボ過給機4のコンプレッサ4aは、高圧ターボ過給機5のコンプレッサ5aの上流に配置されている。吸気通路2には、低圧ターボ過給機4のコンプレッサ4a及び高圧ターボ過給機5のコンプレッサ5aを順次経由して吸気を導く吸気主通路2aと、低圧ターボ過給機4のコンプレッサ4aの下流から高圧ターボ過給機5のコンプレッサ5aを迂回して吸気主通路2aと合流する吸気バイパス通路2bとが設けられている。吸気バイパス通路2bには、この通路2bを通過する吸気の流量を調整するための吸気バイパス弁6が設けられている。
排気通路3には、高圧ターボ過給機5のタービン5bと、低圧ターボ過給機4のタービン4bとが設けられている。高圧ターボ過給機5のタービン5bは、低圧ターボ過給機4のタービン4bの上流に配置されている。排気通路3には、高圧ターボ過給機5のタービン5b及び低圧ターボ過給機4のタービン4bを順次経由して排気を導く排気主通路3aと、高圧ターボ過給機5のタービン5bを迂回して低圧ターボ過給機4のタービン4bよりも上流で排気主通路3aと合流する高圧側排気バイパス通路3bと、排気主通路3a及び高圧側排気バイパス通路3bの合流部10の下流から低圧ターボ過給機4のタービン4bを迂回して低圧ターボ過給機4のタービン4bの下流で排気主通路3aと合流する低圧側排気バイパス通路3cとが設けられている。低圧側排気バイパス通路3cには、この通路3cを通過する排気の流量を調整するための排気バイパス弁7が設けられている。
図2に示すように、排気主通路3aと高圧側排気バイパス通路3bとの合流部10には、流路切替弁11が設けられている。流路切替弁11は弁体11aを備えている。弁体11aは、平板状の本体11bとブラケット11cとを一体に結合した構成を有し、そのブラケット11cが合流部10の角部10aに軸11dを介して取り付けられている。弁体11aは、その軸11dを中心として、排気主通路3aを閉鎖する第1の閉位置と、高圧側排気バイパス通路3bの出口を閉鎖する第2の閉位置との間で回転可能である。図2には、弁体11aが第2の閉位置にある状態を実線で、第1の閉位置にある状態を想像線でそれぞれ示している。図3は弁体11aが第2の閉位置にある様子を示している。図4に示すように、弁体11aは、第1及び第2の閉位置から離れて両通路3a、3bを開く位置でも停止可能である。なお、弁体11aの停止位置は、第1及び第2の閉位置の間で連続的に調整可能であってもよいし、第1及び第2の閉位置との間に一又は複数段の停止位置が設定されてもよい。
弁体11aは不図示のアクチュエータによって回転駆動され、そのアクチュエータによる弁体11aの駆動はエンジンの運転状態に応じて制御される。エンジンが高速高負荷域で運転しているとき、吸気バイパス弁6は開放され、それに合わせて弁体11aは第1の閉位置に制御される。エンジンが低速低負荷域で運転しているとき、吸気バイパス弁6は閉鎖され、それに合わせて弁体11aは第2の閉位置又は両通路3a、3bを開く中間位置に制御される。
以上の過給システムにおいては、合流部10に設けられた弁体11aを中間位置で停止させた場合、排気主通路3a及び高圧側排気バイパス通路3bのそれぞれから合流部10に達した排気が、図4に矢印で示したように弁体11aの表裏面に沿って流れて合流する。従って、タービン5b側から合流部10を通過して排気主通路3aの下流域に向かう排気に対して、高圧側排気バイパス通路3bから合流部10に導かれる排気の流れ方向が概略一致する。しかも、弁体11aが合流部10に存在するため、弁体11による排気の絞り位置から合流部10に至る間の排気のエネルギ損失も最小である。そのため、バイパス通路3bから流出する高速の排気のエネルギにより、タービン5bを通過した排気を効率よく加速させることができる。これにより、低圧ターボ過給機4のタービン4bの入口の排気のエネルギを高めて、低圧ターボ過給機4のタービン4bの過給性能を向上させ、ひいてはエンジンの性能を向上させることができる。
本発明は上述した形態に限定されることなく、種々の形態にて実施してよい。例えば、図5に示すように、弁体11aの先端部にR部11eが付されてもよい。これにより、バイパス通路3bから合流部10に流入する排気の流れ方向の均一性を高め、かつ、その流れ方向を高圧側のタービン5bからの排気の流れ方向に対してさらに一致させることができる。また、図6に示すように、弁体11aの先端部と密着する高圧側排気バイパス通路3bの弁座面3dを、バイパス通路3bの半径方向外側に向かうほどその通路3bの下流側にせり出すように傾斜させてもよい。これにより、バイパス通路3bから合流部10に流入する排気の流れ方向をタービン5bからの排気の流れ方向にさらに一致させることができる。なお、本発明の過給システムは、ディーゼルエンジンに限らず、ガソリンその他の各種の燃料を利用する内燃機関に適用することができる。
3 排気通路
3a 排気主通路
3b 高圧側排気バイパス通路
4 低圧ターボ過給機
4a コンプレッサ
4b タービン
5 高圧ターボ過給機
5a コンプレッサ
5b タービン
7 排気バイパス弁
10 合流部
10a 合流部の角部
11 流路切替弁
11a 弁体
11d 軸
3a 排気主通路
3b 高圧側排気バイパス通路
4 低圧ターボ過給機
4a コンプレッサ
4b タービン
5 高圧ターボ過給機
5a コンプレッサ
5b タービン
7 排気バイパス弁
10 合流部
10a 合流部の角部
11 流路切替弁
11a 弁体
11d 軸
Claims (1)
- 低圧ターボ過給機と、
前記低圧ターボ過給機のタービンよりも排気通路の上流に配置されたタービン及び前記低圧ターボ過給機のコンプレッサよりも吸気通路の下流に配置されたコンプレッサをそれぞれ有する高圧ターボ過給機と、
前記高圧ターボ過給機のタービンを経由して排気を導く排気主通路と、
前記高圧ターボ過給機のタービンを迂回して前記低圧ターボ過給機のタービンよりも上流で前記排気主通路と合流する排気バイパス通路と、
前記排気主通路と前記排気バイパス通路との合流部の角部に設けられた軸を中心として、前記排気主通路を閉鎖する第1の閉位置と前記排気バイパス通路を閉鎖する第2の閉位置との間で回転可能、かつ、前記第1の閉位置及び前記第2の閉位置から離れて前記排気主通路及び前記排気バイパス通路の両者を開く位置でも停止可能な弁体を有する流路切替弁と、
を備えた内燃機関の過給システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009063853A JP2010216365A (ja) | 2009-03-17 | 2009-03-17 | 内燃機関の過給システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009063853A JP2010216365A (ja) | 2009-03-17 | 2009-03-17 | 内燃機関の過給システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010216365A true JP2010216365A (ja) | 2010-09-30 |
Family
ID=42975456
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009063853A Pending JP2010216365A (ja) | 2009-03-17 | 2009-03-17 | 内燃機関の過給システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010216365A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014506646A (ja) * | 2011-02-11 | 2014-03-17 | アイ・エイチ・アイ チャージング システムズ インターナショナル ゲーエムベーハー | 排気ガスターボチャージャーのブリードバルブのための弁体機構 |
JP2017125431A (ja) * | 2016-01-13 | 2017-07-20 | 日野自動車株式会社 | 二段過給システム |
JP2020051394A (ja) * | 2018-09-28 | 2020-04-02 | ダイハツ工業株式会社 | ウェイストゲートバルブの構造 |
-
2009
- 2009-03-17 JP JP2009063853A patent/JP2010216365A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2014506646A (ja) * | 2011-02-11 | 2014-03-17 | アイ・エイチ・アイ チャージング システムズ インターナショナル ゲーエムベーハー | 排気ガスターボチャージャーのブリードバルブのための弁体機構 |
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JP2020051394A (ja) * | 2018-09-28 | 2020-04-02 | ダイハツ工業株式会社 | ウェイストゲートバルブの構造 |
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