JP2011236888A - 低圧egrバルブユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】バルブハウジングが車両搭載上の制約を受けても、吸気絞弁体の組付け性の悪化を招かない低圧EGRバルブユニットを提供する。
【解決手段】バルブハウジング4を、EGR側ハウジング15と吸気側ハウジング16とに分けて形成し、両者の接合面Mを低圧EGRシャフト11と吸気絞シャフト13の間に設ける。これにより、バルブハウジング4の低圧EGR流路2および吸気通路3が、車両搭載上の制約を受けて、長くなったり曲がったりするような場合であっても、「吸気側ハウジング16だけの状態」であれば、低圧EGR流路2を成す開口部から吸気絞シャフト13までの工具類の到達が容易になり、且つ目視も容易になり、ネジ34を用いて吸気絞シャフト13に吸気絞弁体14を締結する作業を容易に実施できる。また、吸気側ハウジング16を樹脂材料によって形成できるため、コストを抑え、軽量にできる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、低圧EGR装置に用いられるものであり、低圧EGR調整弁と吸気負圧発生弁の両方を搭載する低圧EGRバルブユニットに関する。
〔従来技術〕
エンジンの燃焼温度を抑えることで、排気ガス中におけるNOx(窒素酸化物)の発生を抑える高圧EGR装置が知られている。
この高圧EGR装置は、従来より一般的にEGR装置と呼ばれているものであり、排気通路を流れる排気ガスの一部をEGRガスとして、吸気通路におけるスロットルバルブの吸気下流側(高吸気負圧発生範囲)に戻すことで、吸気の一部に不燃ガスであるEGRガスを混入させて、エンジン燃焼室の燃焼温度を抑え、効果的にNOxの発生を抑える技術である。
なお、高圧EGR装置においてEGRガスを吸気側へ戻す高圧EGR流路には、高圧EGR流路の開度調整を行なう高圧EGR調整弁が設けられており、この高圧EGR調整弁は、エンジンの運転状態(エンジン回転数、エンジン負荷など)に応じたEGR量(単位時間あたりの排気ガス還流量)が得られるようにECU(エンジン・コントロール・ユニットの略)により開度制御される。
一方、エンジンには、NOxの発生をより少なくするための技術が常に要求されている。
近年では、広い運転範囲でNOxの発生を少なくするための技術として、高圧EGR装置とは別に、低圧EGR装置を搭載する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
低圧EGR装置は、排気通路における低排気圧範囲(排気圧が低い範囲)の排気ガスの一部を、吸気通路における低吸気負圧発生範囲(吸気負圧の発生が弱い範囲)に戻すことで、少量のEGRガスをエンジンの吸気側へ戻す装置である。
このため、高圧EGR装置では実現困難であった、例えばエンジン負荷の大きい運転領域など、低濃度のEGRガスが求められる運転領域であってもNOxの発生を抑えることが可能になる。
なお、低圧EGR装置においてEGRガスを吸気側へ戻す低圧EGR流路には、低圧EGR流路の開度調整を行なう低圧EGR調整弁が設けられており、この低圧EGR調整弁も、上述した高圧EGR調整弁と同様、エンジンの運転状態(エンジン回転数、エンジン負荷など)に応じたEGR量が得られるように、ECUにより開度制御される。
〔従来技術の問題点1〕
低圧EGR装置は、排気通路における低排気圧範囲の排気ガスの一部を、吸気通路における低吸気負圧発生範囲に戻すものである。
このため、低圧EGR装置を用いて多量のEGRガスをエンジンに戻すことが要求されるエンジンの運転領域が存在しても、その要求に対応することができなかった。
そこで、低圧EGR装置がEGRガスを戻す部位の吸気通路に、吸気負圧を発生可能な吸気負圧発生弁(吸気絞り弁)を設け、低圧EGR装置を用いて多量のEGRガスをエンジンへ戻したい運転領域では、吸気負圧発生弁を閉じる方向(吸気負圧が発生する方向)に制御することが考えられる。即ち、低圧EGR装置を用いて大きなEGR量を得たい運転領域では、吸気負圧発生弁で吸気負圧を発生させて多量のEGRガスをエンジンに戻すことが考えられる。
このため、低圧EGR調整弁と吸気負圧発生弁とを、共通のバルブハウジングに設けてユニット化することが考えられる。
即ち、低圧EGR調整弁と吸気負圧発生弁を、1つの低圧EGRバルブユニットとして設けることが考えられる。
ここで、低圧EGR調整弁は、組付け上の制約から、バルブハウジングに対して回動自在に支持される低圧EGRシャフトと、低圧EGR流路内に配置される低圧EGR弁体とが分離して設けられており、低圧EGR流路の内部において、低圧EGRシャフトに低圧EGR弁体を取り付けている。
吸気負圧発生弁も、低圧EGR調整弁と同様に、バルブハウジングに対して回動自在に支持される吸気絞シャフトと、吸気通路内に配置される吸気絞弁体とが分離して設けられており、吸気通路の内部において、吸気絞シャフトに吸気絞弁体を取り付けている。
一方、低圧EGR調整弁と吸気負圧発生弁が組付けられるバルブハウジングは、車両に搭載されるものであるため、バルブハウジングは車両搭載上の制約を受ける。
その結果、バルブハウジングに形成される低圧EGR流路および吸気通路も、車両搭載上の制約を受ける。
このように、バルブハウジングに形成される低圧EGR流路および吸気通路が車両搭載上の制約を受けることにより、吸気絞弁体の組付け性が悪化する問題があった。
具体的に、吸気絞弁体は、バルブハウジングの奥方に配置される。そして、バルブハウジングに形成される低圧EGR流路および吸気通路が、車両搭載上の制約から、曲がったり、長くなったりすることで、バルブハウジングの外部から吸気絞シャフトまで工具類が到達し難くなり、且つ目視も困難になる。その結果、バルブハウジングに組付けられた吸気絞シャフトに吸気絞弁体を固定する作業が困難となる。
〔従来技術の問題点2〕
EGRガスは、排気ガスの一部であるため、温度が高い。このため、低圧EGR流路を形成する部材を金属で設ける必要があり、吸気通路側も金属(アルミニウム等)によって製作される。
その結果、バルブハウジングの重量が増加するとともに、コストアップの要因になってしまう。
〔従来技術の問題点3〕
低圧EGR調整弁または吸気負圧発生弁の一方が故障した場合には、低圧EGRバルブユニットの全てを交換することになる。このため、故障に対する交換コスト(修理に要するコスト)が高いものになる不具合があった。
〔従来技術の問題点4〕
バルブハウジングは、上述したように、車両搭載上の制約を種々受ける。このため、エンジンの仕様毎、メーカや車種の仕様毎に応じたバルブハウジングが要求される。即ち、異なる仕様に応じて複雑なバルブハウジングの形状(複雑な低圧EGR流路および吸気通路)を設ける必要がある。
このため、仕様変更をする毎に、複雑で大きいバルブハウジングの全てを新規に作成しなければならず、複雑で大型の成形型の制作コストなどが必要になり、仕様変更に要するコストが高くなってしまう不具合があった。
〔従来技術の問題点5〕
低圧EGR調整弁と吸気負圧発生弁とをリンク装置を介して連結して、1つのアクチュエータで駆動する場合、リンク装置が共通のバルブハウジングに設けられるため、リンク装置におけるリンク結合部(例えば、カムプレートのカム溝と、従動ピンとの結合部など)の組付けの自由度が無い。
このため、リンク装置におけるリンク結合部の組付けや、組外し(分離)が難しいものになってしまい、組付け性およびメンテナンス性の悪化を招く不具合があった。
特開2008−150955号公報
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、バルブハウジングに形成される低圧EGR流路および吸気通路が車両搭載上の制約を受けても、吸気絞弁体の組付け性の悪化を招かない低圧EGRバルブユニットの提供にある。
[請求項1の手段]
請求項1の手段を採用する低圧EGRバルブユニットにおいて、低圧EGR調整弁と吸気負圧発生弁を搭載するバルブハウジングは、2つの部材を結合して設けられるものであり、2つの部材の接合面が吸気絞シャフトの近傍に設けられる。
このため、バルブハウジングに形成される低圧EGR流路および吸気通路が、車両搭載上の制約を受けるような場合であっても、「2つの部材を結合する前の状態(2つの部材を分離した状態)」であれば、2つの部材の接合面から吸気絞シャフトまでの工具類の到達が容易になり、且つ目視も容易になる。その結果、「一方の部材」に組付けられた吸気絞シャフトに吸気絞弁体を固定する作業を容易に実施できる。
即ち、バルブハウジングの低圧EGR流路および吸気通路が、車両搭載上の制約を受けて、長くなったり曲がったりするような場合であっても、吸気絞弁体の組付け性の悪化を回避することができる。
[請求項2の手段]
請求項2の手段を採用する低圧EGRバルブユニットにおける2つの部材は、低圧EGR流路を形成するEGR側ハウジング、および吸気通路を形成する吸気側ハウジングである。
このため、「EGR側ハウジングと吸気側ハウジングとを結合する前の状態」であれば、低圧EGR流路を成す開口部から吸気絞シャフトまでの工具類の到達が容易になり、且つ目視も容易になる。その結果、吸気側ハウジングに組付けられた吸気絞シャフトに吸気絞弁体を固定する作業を容易に実施できる。
また、低圧EGR調整弁がEGR側ハウジングに設けられ、吸気負圧発生弁が吸気側ハウジングに設けられるため、低圧EGR調整弁または吸気負圧発生弁の一方が故障したとしても、低圧EGRバルブユニットの全てを交換する必要がなく、一方(故障側)のみの交換で済む。このため、故障に対する交換コストを低く抑えることが可能になる。
さらに、車種等に応じて低圧EGR流路または吸気通路の仕様変更を行なう場合、バルブハウジングの全てを仕様変更する必要がなく、一方(仕様変更が要求される側のハウジング)のみを変更することで対応が可能になる。
即ち、複雑で大きいバルブハウジングの全てを新規に作成する必要がなく、EGR側ハウジングまたは吸気側ハウジングの一方のみを仕様変更することで済む。これにより、成形型の制作コストなどを抑えることが可能になり、仕様変更に要するコストを低く抑えることが可能になる。
[請求項3の手段]
請求項3の手段を採用する低圧EGRバルブユニットは、EGR側ハウジングが金属材料によって形成され、吸気側ハウジングが樹脂材料によって形成される。
このように、バルブハウジングのうち、吸気側ハウジングを樹脂材料によって設けることにより、バルブハウジングの重量を低下させ、結果的に低圧EGRバルブユニットを軽量化させることができる。
また、吸気側ハウジングを樹脂材料によって設けることにより、バルブハウジングの材料コストを抑え、結果的に低圧EGRバルブユニットのコストを抑えることができる。
[請求項4の手段]
請求項4の手段を採用する低圧EGRバルブユニットは、低圧EGR調整弁を駆動する1つのアクチュエータと、このアクチュエータの出力特性を変化させる特性変換部を有し、この特性変換部で変化させた出力により吸気負圧発生弁を駆動するリンク装置とを備えるものである。
また、この請求項4を上記請求項2(低圧EGR調整弁がEGR側ハウジングに設けられ、吸気負圧発生弁が吸気側ハウジングに設けられる技術)と組み合わせることにより、リンク装置におけるリンク結合部(例えば、カムプレートのカム溝と、従動ピンとの結合部)の組付け、および組外し(メンテナンス等における脱着等)を容易に実施できる。このため、低圧EGRバルブユニットの組付け性を向上できるとともに、低圧EGRバルブユニットのメンテナンス性を向上できる。
低圧EGRバルブユニットの断面斜視図である。 低圧EGRバルブユニットの上視図および要部断面図である。 吸気絞弁体の組付けを示す説明図である。 エンジンの吸排気システムの概略説明図である。 低圧EGR調整弁の回転角度に応じたEGR流量と吸気流量との関係を示すグラフである。 高圧/低圧EGR量制御プログラムにおけるEGR制御の説明図である。
図面を参照して[発明を実施するための形態]を説明する。
低圧EGRバルブユニット1は、低圧EGR流路2と吸気通路3の合流部を備えるバルブハウジング4と、このバルブハウジング4に設けられて低圧EGR流路2の開度調整を行なう低圧EGR調整弁5と、このバルブハウジング4に設けられて吸気通路3の合流部に吸気負圧を発生させる吸気負圧発生弁6とを具備する。
また、低圧EGRバルブユニット1は、低圧EGR調整弁5を駆動する1つの電動アクチュエータ7と、この電動アクチュエータ7の出力特性を変化して吸気負圧発生弁6を駆動するリンク装置8とを備える。そして、1つの電動アクチュエータ7で低圧EGR調整弁5を駆動するとともに、1つの電動アクチュエータ7の出力をリンク装置8を介して吸気負圧発生弁6に伝える。
ここで、リンク装置8には、電動アクチュエータ7の出力特性を変化して吸気負圧発生弁6へ伝達する特性変換部9が設けられており、低圧EGR調整弁5が所定開度より大きくなってから低圧EGR調整弁5の開度アップに連動させて吸気負圧発生弁6の開度を小さくする(吸気通路3を絞って負圧アップする)。
低圧EGR調整弁5は、バルブハウジング4に対して回動自在に支持される低圧EGRシャフト11と、低圧EGR流路2内に配置される低圧EGR弁体12とを備える。そして、低圧EGR流路2の内部において、低圧EGRシャフト11に低圧EGR弁体12を取り付けるものである。
吸気負圧発生弁6は、バルブハウジング4に対して回動自在に支持される吸気絞シャフト13と、吸気通路3内に配置される吸気絞弁体14とを備える。そして、吸気通路3の内部において、吸気絞シャフト13に吸気絞弁体14を取り付けるものである。
バルブハウジング4は、低圧EGR流路2を形成するEGR側ハウジング15と、吸気通路3を形成する吸気側ハウジング16とを結合して設けられる。即ち、この実施形態では、低圧EGR調整弁5が設けられるEGR側ハウジング15と、吸気負圧発生弁6が設けられる吸気側ハウジング16とを結合することで、低圧EGRバルブユニット1が設けられる。そして、EGR側ハウジング15と吸気側ハウジング16との接合面Mは、EGR側ハウジング15と吸気側ハウジング16との間(吸気絞シャフト13に近い部位)に設けられる。
次に、低圧EGRバルブユニット1の具体的な一例を、図1〜図6を参照して説明する。なお、本実施例において、上記[発明を実施するための形態]と同一符号は、同一機能物を示すものである。
〔エンジン吸排気システムの概略説明〕
先ず、図4〜図6を参照してエンジン吸排気システムを説明する。
エンジン吸排気システムには、高圧EGR装置21と低圧EGR装置22が設けられている。
高圧EGR装置21は、高排気圧範囲(DPF23の排気上流側で、高い排気圧が発生する範囲)の排気通路24の内部と、高吸気負圧発生範囲(スロットルバルブ25の吸気下流側で、高い吸気負圧が発生する範囲)の吸気通路3の内部とを接続して、多量のEGRガスをエンジンへ戻すことを得意とする排気ガス再循環装置であり、排気ガスの一部をEGRガスとして吸気通路3の吸気下流側へ戻す高圧EGR流路26を備えている。
具体的な一例として、図4の高圧EGR流路26は、排気通路24側がエキゾーストマニホールドに接続され、吸気通路3側がインテークマニホールドのサージタンクに接続されている。
図4に示す高圧EGR装置21では、高圧EGR流路26の途中に、高圧EGR流路26の開度を調整することでEGRガスの流量調整を行なう高圧EGR調整弁27と、吸気側に戻されるEGRガスの冷却を行なう高圧EGRクーラ28と、吸気側に戻されるEGRガスを高圧EGRクーラ28から迂回させる高圧クーラバイパス29と、高圧EGRクーラ28と高圧クーラバイパス29の切り替えを行なう高圧EGRクーラ切替弁30とが設けられている。
なお、図4は具体例であり、高圧EGRクーラ28、高圧クーラバイパス29および高圧EGRクーラ切替弁30を搭載しないものであっても良い。
低圧EGR装置22は、低排気圧範囲(DPF23の排気下流側で、低い排気圧が発生する範囲)の排気通路24の内部と、低吸気負圧発生範囲(スロットルバルブ25の吸気上流側で、低い吸気負圧が発生する範囲)の吸気通路3の内部とを接続して、少量のEGRガスをエンジンに戻すことを得意とする排気ガス再循環装置であり、排気ガスの一部をEGRガスとして吸気通路3の吸気上流側に戻す低圧EGR流路2を備えている。
具体的な一例として、図4の低圧EGR流路2は、排気通路24側がDPF23より排気下流側の排気管に接続され、吸気通路3側がターボチャージャのコンプレッサ31より吸気上流側の吸気管に接続されている。
低圧EGR装置22には、低圧EGR流路2の途中に、低圧EGR流路2の開度を調整することでEGRガスの流量調整を行なう低圧EGR調整弁5と、吸気側に戻されるEGRガスの冷却を行なう低圧EGRクーラ32とが設けられている。
また、低圧EGR装置22は、吸気通路3と低圧EGR流路2の合流部に吸気負圧を発生させるための吸気負圧発生弁6を設けている。
この吸気負圧発生弁6は、吸気通路3を最大に絞った状態であっても、吸気通路3の一部を開放するように設けられるものである。具体的には、吸気負圧発生弁6が吸気通路3を最大に絞った状態であっても、吸気通路3の例えば10%ほどを開放するように設けられるものである(図5の実線Yの最小流量参照)。
次に、高圧EGR装置21および低圧EGR装置22の制御を行なうECUを説明する。
ECUは、高圧EGR装置21および低圧EGR装置22の運転制御を行なうEGR制御プログラムが搭載されている。
このEGR制御プログラムは、
(i)エンジンの暖気状態(例えば、エンジン冷却水の温度)に基づいて高圧EGRクーラ切替弁30の切り替えを行なう高圧EGRクーラ切替プログラムと、
(ii)エンジン回転数とエンジン負荷(エンジントルク)に応じて高圧EGR調整弁27、低圧EGR調整弁5および吸気負圧発生弁6の開度制御を行なう高圧/低圧EGR量制御プログラムとを備えている。
高圧/低圧EGR量制御プログラムの概略を、図6を参照して説明する。
高圧/低圧EGR量制御プログラムは、
(i)図6に示す実線α以下における運転領域(エンジン回転数とエンジントルクの関係によるエンジン運転領域)の時に、低圧EGR装置22を停止させ、高圧EGR装置21の高圧EGR調整弁27の開度制御のみによってEGR制御を行ない(具体的には、低圧EGR流路2を低圧EGR調整弁5によって閉塞させ、高圧EGR調整弁27をエンジン回転数とエンジントルクの関係に応じた開度に制御する)、
(ii)図6に示す実線αと実線βの間の運転領域の時に、高圧EGR装置21の高圧EGR調整弁27の開度制御と、低圧EGR装置22の低圧EGR調整弁5および吸気負圧発生弁6の開度制御の両方によってEGR制御を行ない(具体的には、高圧EGR調整弁27をエンジン回転数とエンジントルクの関係に応じた開度に制御するとともに、低圧EGR調整弁5および吸気負圧発生弁6をエンジン回転数とエンジントルクの関係に応じた開度に制御する)、
(iii)図6に示す実線β以上における運転領域の時に、高圧EGR装置21を停止させ、低圧EGR装置22の低圧EGR調整弁5および吸気負圧発生弁6の開度制御のみによってEGR制御を行なう(具体的には、高圧EGR流路26を高圧EGR調整弁27によって閉塞させ、低圧EGR調整弁5および吸気負圧発生弁6をエンジン回転数とエンジントルクの関係に応じた開度に制御する)制御プログラムである。
低圧EGR装置22は、低排気圧範囲のEGRガスを、低吸気負圧発生範囲に戻すものであるため、少量のEGRガスをエンジンに戻すことを得意とする。しかるに、低圧EGR装置22を用いて多量のEGRガスをエンジンへ戻したい運転領域が存在しても、低吸気負圧発生範囲にEGRガスを戻す構造の低圧EGR装置22では多量のEGRガスをエンジンへ戻すことが困難である。
そこで、低圧EGR装置22は、EGRガスを戻す吸気通路3内に積極的に吸気負圧を発生させるための吸気負圧発生弁6を設け、低圧EGR装置22において大きなEGR量を得たい運転領域では、吸気負圧発生弁6を閉じる方向(吸気負圧が発生する方向)に開度制御し、低圧EGR装置22において多量のEGR量をコントロールすることを可能にしている。
しかし、(i)低圧EGR装置22を用いて少量のEGRガスをエンジンへ戻す「低濃度制御状態」の時に、吸気負圧発生弁6は負圧を発生させないように最大開度(全開開度)で固定されて、低圧EGR調整弁5のみを開度制御する必要があり、
(ii)低圧EGR装置22を用いて多量のEGRガスをエンジンへ戻す「高濃度制御状態」の時に、低圧EGR調整弁5の開度を増加するとともに、負圧を増加させるべく吸気負圧発生弁6の開度を小さくする必要がある。
このように、「低濃度制御状態」では吸気負圧発生弁6が全開に固定されて低圧EGR調整弁5のみが開度制御され、「高濃度制御状態」では低圧EGR調整弁5の開度に対応して吸気負圧発生弁6の開度も変化するものである。
このため、低圧EGR調整弁5を駆動するための専用のアクチュエータと、吸気負圧発生弁6を駆動するための専用のアクチュエータとが要求されるが、それぞれに専用のアクチュエータを搭載すると、コストアップ、体格アップ、重量アップの要因になってしまう。
そこで、この実施例1の低圧EGR装置22は、図2に示すように、低圧EGR調整弁5を駆動する1つの電動アクチュエータ7と、この電動アクチュエータ7の出力特性を変化して吸気負圧発生弁6を駆動するリンク装置8とを備え、リンク装置8を介して伝達された電動アクチュエータ7の出力によって吸気負圧発生弁6を駆動する。
リンク装置8には、電動アクチュエータ7の出力特性を変化して吸気負圧発生弁6へ伝達する特性変換部9が設けられ、低圧EGR調整弁5が所定開度より大きくなってから低圧EGR調整弁5の開度アップに連動させて吸気負圧発生弁6の開度を小さくするように設けられている(図5参照)。
なお、図5の実線Xは低圧EGR調整弁5の回転角度に対するEGR流量の変化を示し、図5の実線Yは低圧EGR調整弁5の回転角度に対する吸気負圧発生弁6による吸気流量の変化を示すものである。
〔低圧EGRバルブユニット1の説明〕
低圧EGR調整弁5と吸気負圧発生弁6は、上述したように、リンク装置8を介して連結して、共通の電動アクチュエータ7によって駆動されるものである。
このため、低圧EGR調整弁5と吸気負圧発生弁6は、1つの低圧EGRバルブユニット1として設けられる。
この低圧EGRバルブユニット1は、低圧EGR流路2と吸気通路3の合流部を備えるバルブハウジング4に、上述した低圧EGR調整弁5、吸気負圧発生弁6、電動アクチュエータ7およびリンク装置8を搭載するものである。
以下において、低圧EGRバルブユニット1に搭載される低圧EGR調整弁5、吸気負圧発生弁6、電動アクチュエータ7およびリンク装置8の概略を順次説明する。
低圧EGR調整弁5は、バタフライバルブであり、バルブハウジング4に対して回動自在に支持される低圧EGRシャフト11と、低圧EGR流路2内に配置される低圧EGR弁体12とを備える。そして、低圧EGR流路2の内部において、低圧EGRシャフト11にネジ33を用いて低圧EGR弁体12を取り付けたものである。
吸気負圧発生弁6は、バタフライバルブであり、バルブハウジング4に対して回動自在に支持される吸気絞シャフト13と、吸気通路3内に配置される吸気絞弁体14とを備える。そして、吸気通路3の内部において、吸気絞シャフト13にネジ34を用いて吸気絞弁体14を取り付けたものである。
そして、低圧EGRシャフト11と吸気絞シャフト13は、平行に配置されるものである。
電動アクチュエータ7は、通電により回転出力を発生する電動モータ(例えば、DCモータ)と、この電動モータの回転出力を減速して出力トルクを増大させる減速機構(例えば歯車減速機構)とを組み合わせたものである。そして、減速機構の出力により、低圧EGRシャフト11を駆動するとともに、リンク装置8を介して吸気絞シャフト13を駆動するものである。
なお、図1における符号7aは、後述するEGR側ハウジング15に形成された電動モータの収容空間である。
リンク装置8は、電動アクチュエータ7の出力特性(回転特性)を変化して吸気負圧発生弁6を駆動するものであり、低圧EGRシャフト11と一体に回転するカムプレート35と、吸気絞シャフト13と一体に回転する従動アーム36とを備える。
カムプレート35は、板形状を呈し、耐摩耗性に優れた材料(例えば、ナイロン系樹脂など)により成形されたものであり、低圧EGRシャフト11に対して直角に固定配置されている。
従動アーム36は、板形状を呈し、耐摩耗性に優れた材料(例えば、ナイロン系樹脂など)により成形されたものであり、従動アーム36の回動端側がカムプレート35に対して所定の隙間を隔てて重なるように、吸気絞シャフト13に対して直角に固定配置されている。
リンク装置8において電動アクチュエータ7の出力特性を変化する特性変換部9は、カムプレート35の回転中心から離れた位置に設けられたカム溝37と、従動アーム36の回転中心から離れた位置に設けられてカム溝37に嵌まり合う従動ピン38とによって構成される。
従動ピン38は、従動アーム36の回動端側に固定された軸部と、この軸部の外周に回転自在に装着されたローラ(回転差吸収体)とからなる。なお、ローラを支持する軸部は、従動アーム36と一体に設けられるものであっても良いし、別体に設けて従動アーム36に固定されるものであっても良い。
従動ピン38に対して駆動力を付与するカム溝37のカムプロフィールは、2つの溝形状を組み合わせたものである。
カム溝37における「一方の溝形状」は、カムプレート35の回転中心と同一中心の円弧溝であり、低圧EGR調整弁5の開度が低圧EGR流路2を最大に絞る開度(図5のEGR側回転角度=0°)から所定切替開度Zに至る開度範囲(開度0°〜開度Zの角度範囲)において、吸気負圧発生弁6の開度を最大開度に保つように設けられている。
カム溝37における「他方の溝形状」は、カムプレート35の回転中心と同一中心の円弧溝に対して所定の角度で変化する角度変化溝であり、低圧EGR調整弁5の開度が所定切替開度Zから最大開度(図5のEGR側回転角度=90°)に変化するに従い、従動アーム36を回動させて、吸気負圧発生弁6の開度を最大開度から吸気通路3を閉じる方向に回動させるように設けられている。
ここで、低圧EGR調整弁5と吸気負圧発生弁6が組付けられるバルブハウジング4は、車両に搭載されるものであるため、バルブハウジング4は車両搭載上の制約を受ける。このため、バルブハウジング4に形成される低圧EGR流路2および吸気通路3も、車両搭載上の制約を受ける。
このように、バルブハウジング4に形成される低圧EGR流路2および吸気通路3が車両搭載上の制約を受けることにより、吸気絞弁体14の組付け性が悪化してしまう。
具体的に、吸気絞弁体14は、バルブハウジング4の奥方に配置される。そして、バルブハウジング4に形成される低圧EGR流路2および吸気通路3が、車両搭載上の制約から、曲がったり、長くなることで、バルブハウジング4の外部から吸気絞シャフト13まで工具類が到達し難くなり、且つ目視も困難になる。その結果、バルブハウジング4に組付けられた吸気絞シャフト13に吸気絞弁体14を固定する作業が困難となっていた。
〔実施例1の特徴技術〕
上記の問題点を解決するべく、この実施例1の低圧EGRバルブユニット1では、2つの部材(15、16)を結合してバルブハウジング4を設け、且つ2つの部材(15、16)の接合面Mを吸気絞シャフト13の近傍に設けるものである。
具体的に、図1に示すように、低圧EGR流路2を形成するEGR側ハウジング15と、吸気通路3を形成する吸気側ハウジング16とをそれぞれ独立して設け、両者を結合することでバルブハウジング4を設けている。即ち、この実施例では、低圧EGR調整弁5が設けられるEGR側ハウジング15と、吸気負圧発生弁6が設けられる吸気側ハウジング16とを結合することで低圧EGRバルブユニット1を設けている。
EGR側ハウジング15と吸気側ハウジング16との接合面Mは、低圧EGRシャフト11と吸気絞シャフト13の間に設けられる。このように、接合面Mが低圧EGRシャフト11と吸気絞シャフト13の間に設けられることにより、接合面Mが吸気絞シャフト13の近傍に設けられる。
また、EGR側ハウジング15と吸気側ハウジング16との接合面Mは、低圧EGRシャフト11および吸気絞シャフト13と平行であり、さらに合流部における吸気通路3の流れ方向に対しても平行に設けられている。
EGR側ハウジング15と吸気側ハウジング16は、図2に示すように、複数のボルト39(締結部材の一例)によって結合されている。なお、吸気側ハウジング16は、後述するように樹脂材料によって設けられるものであり、図2(b)はボルト締結用のナット41(金属製の雌ネジ部材)が吸気側ハウジング16にインサート成形されている状態を示す。ここで、図2(b)は、図2(a)における矢印Aに示す部位の断面図である。
また、バルブハウジング4は、EGR側ハウジング15と吸気側ハウジング16との接合面Mからの漏れを防ぐシール部材42を備える。具体的に、図2(b)では、シール部材42の一例としてOリングを示すが、ガスケットなど他の部材を用いるものであっても良い。
(実施例1の効果1)
この実施例1に示すように、EGR側ハウジング15と吸気側ハウジング16とを締結することで、バルブハウジング4が形成されるものであるため、図3に示すように、「吸気側ハウジング16だけの状態」であれば、低圧EGR流路2を成す開口部から吸気絞シャフト13までの工具類の到達が容易になり、且つ目視も容易になる。その結果、吸気側ハウジング16に組付けられた吸気絞シャフト13に吸気絞弁体14を固定する作業(ネジ34を用いて吸気絞シャフト13に吸気絞弁体14を締結する作業)を容易に実施できる。
即ち、バルブハウジング4の低圧EGR流路2および吸気通路3が、車両搭載上の制約を受けて、長くなったり曲がったりするような場合であっても、吸気絞弁体14の組付け性の悪化を回避することができる。
なお、(i)図3(a)は、低圧EGR流路2を成す開口部から吸気絞シャフト13が見えることを示す図であり、
(ii)図3(b)は、低圧EGR流路2を成す開口部から吸気絞弁体14をネジ34で締結した状態が見えること示す図であり、
(iii)図3(c)は、図3(b)のI−I線に沿う断面図であり、低圧EGR流路2を成す開口部から吸気絞シャフト13までネジ34を締結する工具の進入が容易なことを示す図である。
また、図3(a)に示す符号34aはネジ34が螺合するネジ穴であり、吸気絞シャフト13における吸気絞弁体14の取付平面に形成されている。
(実施例1の効果2)
ここで、高温のEGRガスを流す低圧EGR流路2を形成するEGR側ハウジング15は、耐熱性を確保するためにアルミニウム等の金属材料によって形成する必要がある。
一方、吸気通路3は、低圧EGR流路2からEGRガスが供給されても、吸気にEGRガスが混ざり合うものであるため、吸気通路3を形成する部材を樹脂で設けることが可能となる。そこでこの実施例では、吸気側ハウジング16をナイロン系樹脂などの樹脂材料によって形成している。
このように、バルブハウジング4のうちの吸気側ハウジング16を樹脂材料によって設けることにより、バルブハウジング4の重量を低下させ、結果的に低圧EGRバルブユニット1を軽量化させることができる。
また、吸気側ハウジング16を樹脂材料によって設けることにより、バルブハウジング4の材料コストを抑えることができ、結果的に低圧EGRバルブユニット1のコストを抑えることができる。
(実施例1の効果3)
この実施例は、上述したように、低圧EGR調整弁5が設けられるEGR側ハウジング15と、吸気負圧発生弁6が設けられる吸気側ハウジング16とを締結することで低圧EGRバルブユニット1が設けられる。
このため、低圧EGR調整弁5または吸気負圧発生弁6の一方が何らかの要因によって故障したとしても、低圧EGRバルブユニット1の全てを交換する必要がなく、一方(故障側)のみを交換するだけで修理を行なうことができる。
即ち、故障側(「EGR側ハウジング15を含む低圧EGR調整弁5」または「吸気側ハウジング16を含む吸気負圧発生弁6」の一方)を交換し、故障していない正常側(「EGR側ハウジング15を含む低圧EGR調整弁5」または「吸気側ハウジング16を含む吸気負圧発生弁6」の他方)を交換せずに再利用することができる。
これにより、故障に対する交換コストを低く抑えることができる。
(実施例1の効果4)
この実施例は、上述したように、EGR側ハウジング15と吸気側ハウジング16とからバルブハウジング4が設けられる。
このため、車種等に応じて低圧EGR流路2または吸気通路3の仕様変更(形状変更や径変更等)を行なう場合、バルブハウジング4の全てを仕様変更する必要がなく、一方(仕様変更が要求されるEGR側ハウジング15または吸気側ハウジング16の一方)のみを変更することで対応が可能になる。
即ち、「EGR側ハウジング15または吸気側ハウジング16の一方」を仕様変更し、「EGR側ハウジング15または吸気側ハウジング16の他方」を既存のまま利用することができる。
これにより、成形型の制作コストなどを抑えることが可能になり、仕様変更に要するコストを低く抑えることが可能になる。
(実施例1の効果5)
この実施例は、カムプレート35が設けられる低圧EGR調整弁5のEGR側ハウジング15と、従動ピン38が設けられる吸気負圧発生弁6の吸気側ハウジング16とを締結することで低圧EGRバルブユニット1が設けられる。
このため、リンク装置8におけるリンク結合部(この実施例では、カムプレート35のカム溝37と、このカム溝37に嵌まり合う従動ピン38との結合部)の組付け、および組外しを容易に実施できる。これにより、低圧EGRバルブユニット1の組付け性を向上できるとともに、低圧EGRバルブユニット1のメンテナンス性を向上できる。
上記実施例では、バルブハウジング4の接合面M(バルブハウジング4の分離面)を低圧EGRシャフト11と吸気絞シャフト13の間に設ける例を示した。
しかるに、上記実施例とは異なり、バルブハウジング4を、吸気通路3の上流側と下流側の2つの部材で設け、2つの部材の接合面Mを吸気絞シャフト13の近傍に設けても良い。このように、吸気通路3の上流側と下流側で分離しても、上記実施例1と同様、吸気絞弁体14の組付け性の悪化を回避することができる。
上記実施例では、具体的な一例として、ターボチャージャを搭載するエンジン吸排気システムに本発明を適用する例を示したが、ターボチャージャに代えて他の吸気過給機(スーパチャージャ等)を搭載するエンジンの吸排気システムに本発明を適用しても良いし、ターボチャージャ等の吸気過給機を搭載しないエンジンの吸排気システムに本発明を適用しても良い。
上記実施例では、ディーゼルエンジンの吸排気システムに本発明を適用する例を示したが、ディーゼルエンジンとは異なる他のエンジン(ガソリンエンジン等)の吸排気システムに本発明を適用しても良い。
上記の説明では、EGRガスを吸気へ戻して燃焼温度を下げることでNOxを低減させる例を示したが、EGRガスを吸気へ戻して燃焼温度を下げることでノッキングを防ぐものであっても良い。
1 低圧EGRバルブユニット
2 低圧EGR流路
3 吸気通路
4 バルブハウジング
5 低圧EGR調整弁
6 吸気負圧発生弁
7 電動アクチュエータ
8 リンク装置
9 特性変換部
13 吸気絞シャフト
14 吸気絞弁体
15 EGR側ハウジング(2つの部材の一方)
16 吸気側ハウジング(2つの部材の他方)
M 接合面

Claims (4)

  1. EGRガスが導かれる低圧EGR流路(2)と吸気が通過する吸気通路(3)の合流部を備えるバルブハウジング(4)と、
    このバルブハウジング(4)に設けられて前記低圧EGR流路(2)の開度調整を行なう低圧EGR調整弁(5)と、
    前記バルブハウジング(4)に設けられて前記吸気通路(3)の前記合流部に吸気負圧を発生させる吸気負圧発生弁(6)と、
    を具備する低圧EGRバルブユニット(1)において、
    前記吸気負圧発生弁(6)は、前記バルブハウジング(4)に対して回転自在に支持される吸気絞シャフト(13)および前記吸気通路(3)内に配置される吸気絞弁体(14)を備え、
    前記バルブハウジング(4)は、2つの部材(15、16)を結合して設けられ、
    この2つの部材(15、16)の接合面(M)は、前記吸気絞シャフト(13)の近傍に設けられることを特徴とする低圧EGRバルブユニット。
  2. 請求項1に記載の低圧EGRバルブユニット(1)において、
    前記2つの部材は、前記低圧EGR流路(2)を形成するEGR側ハウジング(15)、および前記吸気通路(3)を形成する吸気側ハウジング(16)であることを特徴とする低圧EGRバルブユニット。
  3. 請求項2に記載の低圧EGRバルブユニット(1)において、
    前記EGR側ハウジング(15)は、金属材料によって形成され、
    前記吸気側ハウジング(16)は、樹脂材料によって形成されることを特徴とする低圧EGRバルブユニット。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれかに記載の低圧EGRバルブユニット(1)において、
    この低圧EGRバルブユニット(1)は、
    前記低圧EGR調整弁(5)を駆動する1つのアクチュエータ(7)と、
    このアクチュエータ(7)の出力特性を変化させる特性変換部(9)を有し、この特性変換部(9)で変化させた出力により前記吸気負圧発生弁(6)を駆動するリンク装置(8)と、
    を備えることを特徴とする低圧EGRバルブユニット。
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