JP2018135165A - 受電システム - Google Patents

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Abstract

【課題】昇降装置に関する依頼や問い合わせを受けてからの対応を迅速にでき、且つ、依頼や問い合わせがあった昇降装置に関する情報が自動的に送信先に伝わる受電システムを提供する。【解決手段】受電システム1では、公衆回線に接続され、且つ二局間の通話音声を認識して該認識した通話音声からエレベータの所在地に関する情報を含む特定のキーワードを抽出する音声認識部40と、送信先の情報を複数記憶する第一記憶部50と、抽出した所在地に関する情報を基に第一記憶部50から送信先の情報を抽出する処理部60と、を備える。処理部60は、音声認識部40によって抽出された特定のキーワード及び該特定のキーワードに関連する情報の少なくとも一方を抽出した送信先の情報に基づいて送信する。【選択図】図1

Description

本発明は、昇降装置に関する依頼や問い合わせを受け付ける受電システムに関する。
従来から、昇降装置の動作状況を監視する遠隔監視システムが提供されている。遠隔監視システムは、動作を制御するための制御マイコンを含む昇降装置と、昇降装置の制御マイコンに対して通信可能に接続され、昇降装置の動作を遠隔で監視するための監視端末とを備える(特許文献1参照)。
かかる遠隔監視システムでは、監視センターの監視端末が、昇降装置(制御マイコン)からの信号を基に、監視センターの監視員に昇降装置の動作状況(運転停止等)を報知する。これに伴い、監視員は、技術員に現場(昇降装置)への出向を要請する。
また、監視センターの監視員に対し、利用者や管理者から電話等の通信手段によって昇降装置に関する依頼や問い合わせが入ることがある。この場合、監視センターの監視員は、依頼や問い合わせの内容を確認した後、技術員にその内容を伝えると共に出向を要請する。
このように、従来の方法では、監視センターの監視員が依頼や問い合わせの内容を確認した後、技術員に出向を要請するため、技術員への出向の要請が遅れるおそれがあり、その結果、技術員の対応も遅れるおそれがある。また、監視センターの監視員が依頼や問い合わせの内容を技術員に伝える等の手間がかかる。以上のように、従来の方法では、利用者や管理者からから技術員への情報伝達に監視センターの監視員が介在するため、技術員の初動が遅れるおそれや、依頼や問い合わせがあった昇降装置に関する情報が伝わるまでに手間がかかるおそれがある。
特開2016−44054号公報
そこで、本発明は、昇降装置に関する依頼や問い合わせを受けてからの対応を迅速にでき、且つ、依頼や問い合わせがあった昇降装置に関する情報が自動的に送信先に伝わる受電システムを提供する。
本発明の受電システムは、公衆回線に接続され、且つ二局間の通話音声を認識して該認識した通話音声から昇降装置の所在地に関する情報を含む特定のキーワードを抽出する音声認識部と、送信先の情報を複数記憶する記憶部と、抽出した前記所在地に関する情報を基に前記記憶部から送信先の情報を抽出する処理部と、を備え、前記処理部は、前記音声認識部によって抽出された特定のキーワード及び該特定のキーワードに関連する情報の少なくとも一方を、抽出した前記送信先の情報に基づいて送信することを特徴とする。
上記受電システムによれば、通話音声から昇降装置の所在地に関する情報を含むキーワードを認識し、この所在地に関する情報に基づいて送信先が自動的に抽出されるため、送信先の選択に手間がかからず、昇降装置に関する依頼や問い合わせを受けてからの対応を迅速にできる。また、通話音声から認識された依頼や問い合わせがあった昇降装置に関する情報(音声認識部によって抽出された特定のキーワードや該特定のキーワードに関連する情報)が送信先に送信されるため、依頼や問い合わせがあった昇降装置に関する情報が自動的に送信先に伝わる。
前記受電システムは、前記二局のうちの一方の局である監視員用の通話装置を備えてもよい。
かかる構成によれば、監視員が通話者に対して特定のキーワードを話すように誘導できるため、送信先にとって必要な情報を漏れなく伝えることができる。
前記受電システムは、前記二局のうちの一方の局である音声自動応答装置を備えてもよい。
かかる構成によれば、音声自動応答により通話者に対して特定のキーワードを話すように誘導できるため、一方の局に人員を配置しなくても、送信先にとって必要な情報を漏れなく伝えることができる。
前記受電システムでは、前記二局のうちの一方の局は、表示部を有し、前記抽出された特定のキーワード及び該特定のキーワードに関連する情報が不足する場合に、不足する情報を前記表示部に表示してもよい。
かかる構成によれば、監視員が表示部の表示に基づいて通話者に対して不足する情報を話すように誘導できるため、送信先にとって必要な情報を確実に漏れなく伝えることができる。
以上より、本発明によれば、昇降装置に関する依頼や問い合わせを受けてからの対応を迅速にでき、且つ、依頼や問い合わせがあった昇降装置に関する情報が自動的に送信先に伝わる受電システムを提供できる。
図1は、本発明の一実施形態に係る受電システムのブロック図である。 図2は、本発明の変形例に係る受電システムのブロック図である。 図3は、本発明の変形例に係る受電システムのブロック図である。
以下、本発明に係る受電システムについて説明する。受電システムは、昇降装置の利用者が監視センターの監視員に対して昇降装置のトラブル等に関する依頼や問い合わせを行った場合、両者の通話音声から抽出される特定のキーワードに基づいて選択した送信先(例えば、技術員携帯端末)に対して、依頼や問い合わせがあった昇降装置に関する情報(例えば、昇降装置の識別情報や利用者の連絡先、及び、トラブルの内容等)を自動的に送信するシステムである。尚、昇降装置にはエレベータ、エスカレータ等があるが、以下では、エレベータの受電システムを説明する。
受電システム1は、図1に示すように、公衆回線(電話回線)に接続された音声認識部40と、送信先に関する情報を複数記憶する第一記憶部(記憶部)50と、第一記憶部50から送信先の情報を抽出する処理部60とを備える。
本実施形態の受電システム1は、通話分配器8を備え、通話分配器8は二局間を接続可能な通信系統R1に含まれている。二局のうちの一方の局は特定の局であり、二局のうちの他方の局は一方の局に通信可能な任意の局である。具体的に、二局のうちの一方の局は、受電端末2である。二局のうちの他方の局は、一方の局(受電端末2)に対し、エレベータのトラブル等に関する依頼や問い合わせのため通信を行うために公衆回線を介して接続を行う客先端末3である。通信系統R1は、例えば、受電端末2から順に通話分配器8と公衆回線(電話回線)とを介して客先端末3に通信可能であり、且つ、客先端末3から逆に公衆回線(電話回線)と通話分配器8とを介して受電端末2に通信可能な通信系統である。
本実施形態の受電システム1では、音声認識部40は音声認識サーバー4に備えられ、第一記憶部50はデータサーバー5に備えられ、処理部60は処理サーバー6に備えられている。また、本実施形態の受電システム1では、受電端末2は、公衆回線(電話回線)及び遠隔監視ユニット10を介して、エレベータ9の制御マイコン90に接続されている。さらに、本実施形態の受電システム1では、処理サーバー6にインターネットを介して技術員携帯端末(以下、技術員端末)7が接続可能である。
尚、図1では一台のエレベータ9が示されているが、本実施形態の受電システム1は、複数のエレベータを備える。また、図1では、二台の技術員端末7A,7Bが示されているが、本実施形態の受電システム1には、三台以上の技術員端末7が接続可能である。
エレベータ9は、エレベータ9の動作状況に関する情報を出力する制御マイコン90、及び、昇降路を昇降するかご等を含む動作部91等を有する。本実施形態の受電システム1のかごには、エレベータ9の動作状況を検知すると共に、この検知結果をエレベータ9の動作状況に関する情報として出力可能な各種センサが設けられている。
制御マイコン90は、センサにより出力された情報に基づいて、エレベータ9の動作状況に関する情報として、例えば、かごの位置情報、かごのドアの開閉情報、かごを昇降させるモーターの駆動情報、及び、停電等を示すイベントコードや、かご内の撮像画像及び各種ログデータといった状況情報を出力する。
遠隔監視ユニット10は、制御マイコン90からイベントコードや状況情報が入力されると、これらの入力元のエレベータに関する情報(例えば、エレベータ9の機番)及びイベントコードや状況情報を、受電端末2に出力する。本実施形態の受電システム1では、遠隔監視ユニット10は、必要に応じて(例えば、後述する処理部60から出力される信号に応じて)、イベントコードや状況情報を処理部60にも出力する。
客先端末3は、二局のうちの他方の局であり、例えば、携帯電話や固定電話といった端末である。客先端末3は、例えば、エレベータ9を利用する利用者や、エレベータ9の管理者により所持される。
通話分配器8は、二局間のうちの他方の局(例えば、客先端末3)からの着信を検知すると、通話音声を受電端末2及び音声認識サーバー4に自動的に分配する。また、通話分配器8は、二局間の通話が終了すると、この処理(通話音声の分配処理)を自動的に終了する。
音声認識サーバー4は、通話分配器8を介して公衆回線(電話回線)に接続される音声認識部40と、特定のキーワードを記憶している第二記憶部41とを有する。第二記憶部41は、書き換え可能である。
具体的に、第二記憶部41は、特定のキーワードとして、第一キーワードと、第二キーワードとを記憶している。第一キーワードは、エレベータの所在地に関する情報(例えば、エレベータ機番)である。本実施形態の受電システム1では、第二キーワードは、利用者に関する第二キーワード、故障発生部位に関する第二キーワード、故障発生内容に関する第二キーワード、閉じ込めの有無に関する第二キーワード、及び、エレベータの現在の状況に関する第二キーワード等である。
より具体的に、第二キーワードである利用者に関する第二キーワードは、「利用者の氏名」、「利用者の連絡先(電話番号、メールアドレス等)」を含む。故障発生部位に関する第二キーワードは、「かごドア」、「乗り場ドア」、「呼び出し釦」、及び、「インジケーター」等の第二キーワードを含む。第二キーワードである故障発生内容に関する第二キーワードは、「ドアが閉まらない」、及び、「ドアが開かない」等の第二キーワードを含む。閉じ込めに関する第二キーワードは、「閉じ込め有り」、及び、「閉じ込め無し」の第二キーワードを含む。第二キーワードであるエレベータの現在の状態に関する第二キーワードは、「かごが移動している」、「かごが停止している」、「ドアが動かない」、「ドアが閉まらない」、及び、「ドアが開かない」等の第二キーワードを含む。尚、本実施形態の受電システム1では、記憶されている特定の第二キーワードは、テキスト(文字情報)として記憶されている。
また、本実施形態の受電システム1における第二記憶部41は、各通話における特定のキーワードの抽出履歴を記憶している。具体的に、第二記憶部41は、後述するように、音声認識部40が通話音声から特定のキーワードを抽出する度に、各通話における特定のキーワードの抽出履歴に、抽出した特定のキーワードを反映させた上で記憶している。尚、各通話は、二局間での通話の開始から終了までの通話である。
音声認識部40は、二局間(例えば、受電端末2と客先端末3との間)で通話が開始すると、この二局間の通話音声を認識する。音声認識部40は、二局間の通話が終了するまで、認識した通話音声と第二記憶部41に記憶されている特定のキーワードとを比較し、通話音声に含まれる単語と第二記憶部41に記憶されている特定のキーワードとが一致する度に、通話音声から一致した特定のキーワードを抽出する。音声認識部40は、通話音声から特定のキーワードを抽出する度に、随時(リアルタイムで)処理サーバー6にこの特定のキーワードを出力する。
具体的に、音声認識部40は、通話音声をテキスト化し、テキスト化した通話音声に含まれる単語と第二記憶部41に記憶されている特定のキーワードとを比較し、一致する特定のキーワードがあれば、この特定のキーワードを処理部60に出力する。第二記憶部41は、上述のように、第一キーワード(エレベータの所在地に関する情報(例えば、エレベータ機番))、及び、第二キーワード(故障発生部位等に関するキーワード)を記憶しているため、音声認識部40は、通話音声からこれらの特定のキーワード(第一キーワード(エレベータ機番に関する情報)や第二キーワード(故障発生部位等に関するキーワード))を抽出し、処理サーバー6にこれらの特定のキーワードを出力する。尚、音声認識部40は、一回の通話音声から同一の特定のキーワードが複数回抽出された場合には、特定のキーワードが初めて抽出されたとき処理サーバー6に出力し、この特定のキーワードが二回目以降に抽出された場合には処理サーバー6に出力しない。尚、通話音声のテキスト化については、公知の方法によって行えばよい。
また、本実施形態の受電システム1では、音声認識部40は、通話音声から特定のキーワードを抽出する度に、抽出した特定のキーワードについての情報を第二記憶部41に出力している。第二記憶部41は、入力されたこの情報に基づいて、上述のように、各通話における特定のキーワードの抽出履歴を更新すると共に記憶することができる。
データサーバー5は、上述のように、第一記憶部50を備える。第一記憶部50は、書き換え可能である。また、第一記憶部50は、送信先の情報として、各エレベータを担当する技術員(担当者)の情報(例えば、担当者氏名及び担当者のメールアドレス)を、各エレベータに関する情報(例えば、エレベータ機番)に関連付けて記憶している。本実施形態の受電システム1では、第一記憶部50は、さらに、エレベータの所在地に関する情報(例えば、エレベータの所在地の住所及び地図)を、各エレベータに関する情報(例えば、エレベータ機番)に関連付けて記憶している。
処理サーバー6は、上述のように、第一記憶部50から送信先の情報を抽出する処理部60を有する。例えば、処理部60は、音声認識部40から出力されたエレベータの所在地に関する情報(例えば、エレベータ機番)を基に、第一記憶部50から送信先の情報を抽出する。具体的に、処理部60は、音声認識部40から出力されたエレベータ機番と第一記憶部50に記憶されているエレベータ機番とを比較し、エレベータ機番が一致する担当者の情報(例えば、担当者氏名及び担当者メールアドレス)を抽出する。
処理部60は、音声認識部40から第一キーワード(エレベータの所在地に関する情報(例えば、エレベータ機番))や第二キーワード(故障発生部位等に関するキーワード)が出力されると、この特定のキーワード及びこの特定のキーワードに関連する情報の少なくとも一方を、抽出した送信先の技術員端末7(例えば、技術員端末7A)に出力する。
処理部60は、例えば、かご内に人が閉じ込められている場合、特定のキーワード及びこの特定のキーワードに関連する情報の両方を送信先に出力する。具体的に、処理部60は、音声認識部40から第一キーワード(エレベータ機番)及び「閉じ込め有り」との第二キーワードが出力されると、第一記憶部50から特定のキーワードに関連する情報(エレベータの所在地の住所及び地図)を取得すると共に、音声認識部40から出力されたエレベータ機番に対応するエレベータに接続された遠隔監視ユニット10に、特定のキーワードに関連する情報(このエレベータのイベントコード及び状況情報)の出力を要請する信号を出力し、このエレベータのイベントコード及び状況情報を取得する。これにより、処理部60は、特定のキーワード(第一キーワード(エレベータ機番)及び第二キーワード(「閉じ込め有り」のキーワード))と共に、特定のキーワードに関連する情報として、第一記憶部50から取得したエレベータの所在地の住所及び地図に関する情報と、遠隔監視ユニット10から取得したイベントコード及び状況情報とを、技術員端末7に出力する。
尚、処理部60は、例えば、点検日の問い合わせの場合、特定のキーワードのみを送信先に出力する。また、処理部60は、例えば、故障状況の追加情報を送信する場合、特定のキーワードに関連する情報のみを送信先に出力する。
尚、本実施形態の受電システム1では、処理部60は、音声認識部40から、第一キーワード(エレベータの所在地に関する情報(例えば、エレベータ機番))が出力される前に、第一キーワード以外のキーワード(第二キーワード)が出力された場合には、第一キーワード(エレベータの所在地に関する情報(例えば、エレベータ機番))が出力されるまで、出力された第二キーワードを記憶する。この場合、処理部60は、音声認識部40から、第一キーワード(エレベータの所在地に関する情報(例えば、エレベータ機番))が出力され、この情報を基に第一記憶部50から送信先の情報を抽出した時点で、第一キーワードと記憶されていた第二キーワードとをまとめて技術員端末7に出力する。
受電端末2は、二局のうち一方の局であり、例えば、複数の地域に設置された多数のエレベータの監視を行う。また、受電端末2は、対象となるエレベータと離れた建物である監視センター等に設置されている。本実施形態の監視センターには、監視員(オペレータ)が常駐している。受電端末2は、客先端末3と接続可能な監視員用の通話部(通話装置)20を備える。
また、受電端末2は、遠隔監視ユニット10から入力されたイベントコードや状況情報等を表示可能な表示部21を備える。本実施形態の受電システム1の表示部21は、イベントコード等に加えて、音声認識サーバー4から入力された信号に基づいて、音声認識サーバー4における特定のキーワードの抽出履歴(例えば、音声認識サーバー4において抽出可能であり且つ抽出された特定のキーワードと、音声認識サーバー4において抽出可能であり且つ抽出されていない特定のキーワードの情報)とを表示できる。そのため、監視員は、表示部21に表示された特定のキーワードの抽出履歴に基づいて、客先端末3を所持している利用者に対して、特定のキーワードを話すよう会話を誘導することができる。
技術員端末7は、例えば、PDA(Personal Digital Assistant)、ノートパソコン等といった端末である。技術員端末7は、例えば、出向の要請を受けると、エレベータ9のトラブルに対応するためにエレベータ9に出向する技術員により所持される。
本実施形態の受電システム1では、技術員端末7は、情報出力部として、それぞれ表示部70を有する。表示部70は、処理サーバー6から情報(例えば、特定のキーワード及びこの特定のキーワードに関連する情報)が出力されると、この情報を表示する。技術員端末7を所持する技術員は、表示部70の表示を確認することで、例えば、利用者からの問い合わせや依頼等に対応するために必要な情報を把握することができる。
以上の受電システム1によれば、監視員と利用者との通話音声から昇降装置の所在地に関する情報を含むキーワードを認識し、この所在地に関する情報に基づいて送信先が自動的に抽出されるため、送信先の選択に手間がかからず、エレベータに関する依頼や問い合わせを受けてからの対応を迅速にできる。また、技術員端末7(例えば、技術員端末7A)に通話音声から認識された依頼や問い合わせがあったエレベータ9に関する情報(音声認識部40によって抽出された特定のキーワードや該特定のキーワードに関連する情報)が送信されるため、技術員端末7(例えば、技術員端末7A)に依頼や問い合わせがあったエレベータ9に関する情報が自動的に伝わる。
本実施形態の受電システム1では、監視員が、表示部21におけるキーワード履歴の表示に基づいて、通話部20を介して利用者に対して特定のキーワードを話すように会話を誘導できる。これにより、必要な特定のキーワードを抽出して送信先の技術員端末7(例えば、技術員端末7A)に送信することができるため、技術員にとって必要な情報を確実に漏れなく技術員に伝えることができる。
また、本実施形態の受電システム1では、技術員が、利用者に関する特定のキーワード(例えば、利用者氏名や利用者の連絡先)を技術員端末7(例えば、技術員端末7A)により確認できるため、技術員が利用者に直接連絡し、利用者からの問い合わせに応じることができる。
尚、本発明の受電システム1は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。例えば、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を追加することができ、また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることができる。さらに、ある実施形態の構成の一部を削除することができる。
例えば、受電システム1は、遠隔監視ユニット10及びエレベータ9の制御マイコン90に接続されていたが、処理部60がイベントコードや状況情報を技術員端末7Aに送信しない場合、図2に示すように、遠隔監視ユニット10及びエレベータ9の制御マイコン90に接続されていなくてもよい。この場合であっても、通話音声からエレベータの所在地に関する情報を含む特定のキーワードを認識し、この所在地に関する情報に基づいて送信先が自動的に抽出されるため、送信先の選択に手間がかからず、エレベータに関する依頼や問い合わせを受けてからの対応を迅速にできる。また、技術員端末7Aに通話音声から認識された依頼や問い合わせがあったエレベータ9に関する情報(音声認識部40によって抽出された特定のキーワード)が送信されるため、技術員端末7Aに依頼や問い合わせがあったエレベータ9に関する情報が自動的に伝わる。
受電端末2の表示部21は、特定のキーワードの抽出履歴(例えば、音声認識サーバー4において抽出可能であり且つ抽出された特定のキーワードと、音声認識サーバー4において抽出可能であり且つ抽出されていない特定のキーワードの情報)を表示していたが、音声認識サーバー4において抽出可能であり且つ抽出されていない特定のキーワードがある場合に、少なくともこの特定のキーワードの情報を表示すればよい。例えば、処理部60で抽出された特定のキーワード及び該特定のキーワードに関連する情報が不足する場合に、不足する情報を表示すればよい。この場合であっても、監視員が、表示部21における不足する情報の表示に基づいて、通話部20を介して利用者に対して特定のキーワードを話すように会話を誘導できる。これにより、必要な特定のキーワードを抽出して送信先の技術員端末7Aに送信することができるため、技術員にとって必要な情報を確実に漏れなく伝えることができる。
また、受電端末2の表示部21は、キーワードの抽出履歴以外にも、技術員が早く取得したい特定のキーワードについての情報を表示してもよい。例えば、処理部60が、音声認識部40から出力されたエレベータの所在地に関する情報(例えば、エレベータ機番)に基づき送信先の情報を抽出し、何らかの特定のキーワード又は特定のキーワードに関連する情報が送信先の技術員端末7Aに送信されている場合に、技術員端末7Aを所持する技術員が、早く取得したい特定のキーワード(例えば、出向の緊急性の観点から迅速に取得する必要がある「閉じ込め」に関するキーワード)についての情報を受電端末2に出力してもよい。この場合、表示部21によるこの特定のキーワードの表示(例えば、「技術員より「閉じ込め」に関するキーワードの要求あり」との表示)に基づいて、監視員が通話部20を介して利用者に対してこの特定のキーワードを話すように会話を誘導できる。これにより、技術員にとって必要な情報を迅速に技術員に伝えることができる。
尚、受電端末2の表示部21による不足する情報の表示が無くても、監視員が、利用者に対して特定のキーワードを話すように会話を誘導することで、必要な特定のキーワードを抽出して送信先の技術員端末7Aに送信することができるため、技術員にとって必要な情報を確実に漏れなく技術員に伝えることができる。
技術員端末7は、情報出力部として、特定のキーワード等を文字情報として出力する表示部70を有していたが、特定のキーワード等を音声情報として出力するスピーカーを有してもよい。この場合、技術員は、例えば、他の作業を実行しながら特定のキーワード等の情報を把握することができる。また、技術員端末7がスピーカーを有する携帯電話等である場合、処理サーバー6と技術員端末とは、インターネットの代わりに公衆回線(電話回線)で接続されていてもよい。
受電システム1は、二局のうちの一方の局として、図3に示すように、客先端末3に対して音声ガイダンスを行う音声自動応答装置12を備えてもよい。音声自動応答装置12は、客先端末3からの着信があると、例えば、第一キーワード(エレベータの所在地に関する情報)、利用者に関する第二キーワード、及び、故障発生部位に関する第二キーワード等を伝えるよう利用者に促す音声ガイダンスを行う。この場合であっても、音声自動応答により利用者に対して特定のキーワードを話すように誘導できるため、一方の局に人員を配置しなくても、送信先にとって必要な情報を確実に漏れなく技術員に伝えることができる。
処理部60は、音声認識部40からの第一キーワード(例えば、エレベータ機番)の出力以後は、音声認識部40から特定のキーワードが出力される度に、技術員端末7Aに特定のキーワードを出力していたが、音声認識部40から特定の出力されたキーワードが一定数蓄積される度に、蓄積された特定のキーワードを技術員端末7Aに出力してもよい。また、処理部60は、音声認識部40からの第一キーワード(例えば、エレベータ機番)の出力以後、音声認識部40から出力された特定のキーワードが蓄積され、且つ、前回、技術員端末7Aに特定のキーワードを出力してから(前回の技術員端末7Aへの特定のキーワードの出力から)一定期間が経過した場合に、技術員端末7Aに出力してもよい。
第二記憶部41は、第一キーワードと第二キーワードとを記憶していたが、第一、第二キーワード以外のキーワードを記憶していてもよいし、第一キーワードのみを記憶していてもよい。
第二記憶部41は、かご内での閉じ込めを示す第二キーワードとして、「閉じ込め有り」の第二キーワードを記憶していたが、これに加えて、「出られない」、「閉じ込められた」等、かご内での閉じ込めを示す複数の第二キーワードを含んでいてもよい。また、第二記憶部41は、他の第二キーワード(故障発生部位、かごの移動等についての第二キーワード)についても同様に、同じ意味を示す複数の第二キーワードを含んでいてもよい。この場合、客先端末3を所持する利用者が、色々な単語でエレベータの状況(トラブル等)を説明したとしても、この情報が送信先(例えば、技術員端末7A)に伝わる。
音声認識部40は、二局間(例えば、受電端末2と客先端末3との間)の通話音声をテキスト化して通話音声から特定のキーワードを抽出していたが、通話音声と第二記憶部41に音声情報として記憶された特定のキーワードとを比較し、特定のキーワードを抽出してもよい。
制御マイコン90と受電端末2とは、公衆回線(電話回線)を介して接続されていたが、電話回線の代わりにインターネットを介して接続されていてもよい。この場合、制御マイコン90と受電端末2との間の通信系統と、処理サーバー6と技術員端末7とを接続可能な通信系統とは、一部(インターネット)で共通している。
上記実施形態の受電システム1は、音声認識部40を有する音声認識サーバー4と、第一記憶部50を有するデータサーバー5と、処理部60を有する処理サーバー6とを備えていたが、例えば、音声認識部40と第一記憶部50と処理部60とを有する一つのサーバーを備えていてもよいし、音声認識部40、第一記憶部50、及び、処理部60のうち二つを有するサーバーと、残りの一つを有するサーバーとを備えていてもよい。
上記実施形態の受電システム1は、複数台のエレベータを備えていたが、一台のエレベータを備えていてもよい。また、受電システム1は、複数台の客先端末3及び複数台の技術員端末7に通信可能であったが、一台の客先端末3及び複数台の技術員端末7に通信可能であってもよい。
また、上記実施形態の受電システム1は、エレベータを対象としていたが、エスカレータを対象としてもよい。
1…受電システム、2…受電端末、20…通話部、21…表示部、3…客先端末、4…音声認識サーバー、40…音声認識部、41…第二記憶部、5…データサーバー、50…第一記憶部、6…処理サーバー、60…処理部、7,7A,7B…技術員端末(技術員携帯端末)、8…通話分配器、9…エレベータ、90…制御マイコン、91…動作部、10…遠隔監視ユニット

Claims (4)

  1. 公衆回線に接続され、且つ二局間の通話音声を認識して該認識した通話音声から昇降装置の所在地に関する情報を含む特定のキーワードを抽出する音声認識部と、
    送信先の情報を複数記憶する記憶部と、
    抽出した前記所在地に関する情報を基に前記記憶部から送信先の情報を抽出する処理部と、を備え、
    前記処理部は、前記音声認識部によって抽出された特定のキーワード及び該特定のキーワードに関連する情報の少なくとも一方を、抽出した前記送信先の情報に基づいて送信する、
    ことを特徴とする受電システム。
  2. 前記二局のうちの一方の局である監視員用の通話装置を備える、請求項1に記載の受電システム。
  3. 前記二局のうちの一方の局である音声自動応答装置を備える、請求項1に記載の受電システム。
  4. 前記二局のうちの一方の局は、表示部を有し、前記抽出された特定のキーワード及び該特定のキーワードに関連する情報が不足する場合に、不足する情報を前記表示部に表示する、請求項2に記載の受電システム。
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