JP2003295938A - 保全作業支援装置 - Google Patents
保全作業支援装置Info
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- JP2003295938A JP2003295938A JP2002104036A JP2002104036A JP2003295938A JP 2003295938 A JP2003295938 A JP 2003295938A JP 2002104036 A JP2002104036 A JP 2002104036A JP 2002104036 A JP2002104036 A JP 2002104036A JP 2003295938 A JP2003295938 A JP 2003295938A
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- Indicating And Signalling Devices For Elevators (AREA)
- Maintenance And Inspection Apparatuses For Elevators (AREA)
- Alarm Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 保全対象となる設備機器の保全作業を保全作
業員が安全に行なうことができる保全作業支援装置の提
供。 【解決手段】 携帯作業端末手段4に、設備機器2から
の運転状態を信号として取り込む設備状態点検部9と、
この運転状態信号に基づいて安全な状態であることを確
認する作業状態管理部10と、安全な作業手順や注意事
項を喚起する作業指示管理部11とを備えた。これによ
り、設備機器2が安全な状態であることを確認するとと
もに、安全な作業手順や注意事項を喚起し、これらを保
全作業員3が確認した後、始めて保全作業を進めること
が許可される。
業員が安全に行なうことができる保全作業支援装置の提
供。 【解決手段】 携帯作業端末手段4に、設備機器2から
の運転状態を信号として取り込む設備状態点検部9と、
この運転状態信号に基づいて安全な状態であることを確
認する作業状態管理部10と、安全な作業手順や注意事
項を喚起する作業指示管理部11とを備えた。これによ
り、設備機器2が安全な状態であることを確認するとと
もに、安全な作業手順や注意事項を喚起し、これらを保
全作業員3が確認した後、始めて保全作業を進めること
が許可される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、保全作業支援装置
に係り、特に、保全対象となる設備機器を保全する際や
点検情報を記録する際に作業の安全性を確保するのに好
適な保全作業支援装置に関する。
に係り、特に、保全対象となる設備機器を保全する際や
点検情報を記録する際に作業の安全性を確保するのに好
適な保全作業支援装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に昇降機等の設備機器を保全する場
合、作業手順や注意事項を念頭において作業を進めるこ
とが安全上極めて重要である。しかしながら、保全作業
員の作業経験が少ない場合や、設備機器の設置台数が少
ない場合、あるいは設置場所に特化した条件等が存在す
る場合、作業手順や注意事項を忘れてしまったり知らな
いまま保全作業をしてしまう恐れがあり危険である。具
体的には、保全作業員の不注意によって安全スイッチを
ONにせず作業を進めたため、保全作業中に機械が動き
出してしまい、保全作業員の指や手足の切断といった事
態に発展する危険が懸念されている。
合、作業手順や注意事項を念頭において作業を進めるこ
とが安全上極めて重要である。しかしながら、保全作業
員の作業経験が少ない場合や、設備機器の設置台数が少
ない場合、あるいは設置場所に特化した条件等が存在す
る場合、作業手順や注意事項を忘れてしまったり知らな
いまま保全作業をしてしまう恐れがあり危険である。具
体的には、保全作業員の不注意によって安全スイッチを
ONにせず作業を進めたため、保全作業中に機械が動き
出してしまい、保全作業員の指や手足の切断といった事
態に発展する危険が懸念されている。
【0003】そこで、このような従来の問題を解決する
一手段として、例えば特開平11−228047号公報
に記載されているように、保全作業中に危険が発生し、
例えば保全作業員が「危ない」等の言葉を発した場合
に、その音声を認識する音声入力機能を備えて、前記の
音声の入力に応じて昇降機等の設備機器の運転を停止さ
せるようにしたものが提案されている。
一手段として、例えば特開平11−228047号公報
に記載されているように、保全作業中に危険が発生し、
例えば保全作業員が「危ない」等の言葉を発した場合
に、その音声を認識する音声入力機能を備えて、前記の
音声の入力に応じて昇降機等の設備機器の運転を停止さ
せるようにしたものが提案されている。
【0004】また、例えば特開2000−1274号公
報に記載されているように、音声入力によって保全作業
の項目を登録すると、保全対象となる設備機器の機種や
設置現場等に応じた安全な作業手順を音声ガイダンスで
提供するものも提案されている。この従来技術では、保
全作業員は音声ガイダンスに従うことで安全に保全作業
を行なうことができる。
報に記載されているように、音声入力によって保全作業
の項目を登録すると、保全対象となる設備機器の機種や
設置現場等に応じた安全な作業手順を音声ガイダンスで
提供するものも提案されている。この従来技術では、保
全作業員は音声ガイダンスに従うことで安全に保全作業
を行なうことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術にあって、音声を認識する音声入力機能を備えた
ものでは、あらかじめ登録されていない言葉を保全作業
員が叫んだ場合や、保全作業員が危険を察知することが
できなかった場合には設備機器を停止させることができ
ないという問題がある。
来技術にあって、音声を認識する音声入力機能を備えた
ものでは、あらかじめ登録されていない言葉を保全作業
員が叫んだ場合や、保全作業員が危険を察知することが
できなかった場合には設備機器を停止させることができ
ないという問題がある。
【0006】また、保全対象となる設備機器の機種や設
置現場等に応じた安全な作業手順を音声ガイダンスで提
供するものでは、安全な手順が案内されたとしても、保
全作業員の判断で危険な手順を採用する可能性があるた
め、確実に保全作業時の安全性を保証することができな
いという問題がある。
置現場等に応じた安全な作業手順を音声ガイダンスで提
供するものでは、安全な手順が案内されたとしても、保
全作業員の判断で危険な手順を採用する可能性があるた
め、確実に保全作業時の安全性を保証することができな
いという問題がある。
【0007】本発明は、このような従来技術における実
情を鑑みてなされたもので、その目的は、保全対象とな
る設備機器の保全作業を保全作業員が行なう際に安全性
を確保することのできる保全作業支援装置を提供するこ
とにある。
情を鑑みてなされたもので、その目的は、保全対象とな
る設備機器の保全作業を保全作業員が行なう際に安全性
を確保することのできる保全作業支援装置を提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、携帯作業端末手段を有し、保全対象となる設
備機器の保全点検作業を支援する保全作業支援装置にお
いて、前記携帯作業端末手段に、前記設備機器からの運
転状態を信号として取り込む設備状態点検部と、この取
り込んだ運転状態信号に基づいて前記設備機器の保全作
業を進められる安全な状態であることを確認する作業状
態管理部と、安全な作業手順や注意事項を喚起する作業
指示管理部とを備えた構成にしてある。
本発明は、携帯作業端末手段を有し、保全対象となる設
備機器の保全点検作業を支援する保全作業支援装置にお
いて、前記携帯作業端末手段に、前記設備機器からの運
転状態を信号として取り込む設備状態点検部と、この取
り込んだ運転状態信号に基づいて前記設備機器の保全作
業を進められる安全な状態であることを確認する作業状
態管理部と、安全な作業手順や注意事項を喚起する作業
指示管理部とを備えた構成にしてある。
【0009】このように構成した本発明では、保全対象
となる設備機器の保全作業を行なう際に、設備状態点検
部により設備機器からの運転状態を信号として取り込
み、この取り込んだ運転状態信号に基づいて設備機器の
保全作業を進められる安全な状態であることを作業状態
管理部で確認するとともに、作業指示管理部により安全
な作業手順や注意事項を喚起し、これらの安全な作業手
順や注意事項を保全作業員が確認した後、始めて保全作
業を進めることが許可される。これによって、保全対象
となる設備機器の保全作業を保全作業員が安全に行なう
ことができる。
となる設備機器の保全作業を行なう際に、設備状態点検
部により設備機器からの運転状態を信号として取り込
み、この取り込んだ運転状態信号に基づいて設備機器の
保全作業を進められる安全な状態であることを作業状態
管理部で確認するとともに、作業指示管理部により安全
な作業手順や注意事項を喚起し、これらの安全な作業手
順や注意事項を保全作業員が確認した後、始めて保全作
業を進めることが許可される。これによって、保全対象
となる設備機器の保全作業を保全作業員が安全に行なう
ことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の保全作業支援装置
の実施の形態を図に基づいて説明する。
の実施の形態を図に基づいて説明する。
【0011】図1は本発明の一実施形態に係る保全作業
支援装置の構成を示すブロック図、図2は本実施形態に
より安全確認を行なう際の処理手順を示すフローチャー
ト、図3は本実施形態により安全作業手順を確認するた
めのデータを説明する図である。
支援装置の構成を示すブロック図、図2は本実施形態に
より安全確認を行なう際の処理手順を示すフローチャー
ト、図3は本実施形態により安全作業手順を確認するた
めのデータを説明する図である。
【0012】図1に示す管理対象ビル1はビルオーナや
管理者により管理されており、この管理対象ビル1に、
保全対象となる昇降機、受変電装置、空調および給排水
装置等の設備機器2が設置されている。
管理者により管理されており、この管理対象ビル1に、
保全対象となる昇降機、受変電装置、空調および給排水
装置等の設備機器2が設置されている。
【0013】そして、本実施形態の保全作業支援装置
は、保全作業員3が携帯する携帯作業端末手段4と、中
央管理センタ5に設置され、設備機器2に設備状態監視
部6および通信部7を介して接続される保全作業データ
ベース管理部8とからなっている。この保全作業データ
ベース管理部8は、設備機器2の保全作業手順や注意事
項、さらに安全スイッチ入切等の運転状態に関するデー
タを管理するようになっている。
は、保全作業員3が携帯する携帯作業端末手段4と、中
央管理センタ5に設置され、設備機器2に設備状態監視
部6および通信部7を介して接続される保全作業データ
ベース管理部8とからなっている。この保全作業データ
ベース管理部8は、設備機器2の保全作業手順や注意事
項、さらに安全スイッチ入切等の運転状態に関するデー
タを管理するようになっている。
【0014】携帯作業端末手段4は、設備機器2からの
運転状態を信号として取り込む設備状態点検部9と、こ
の設備状態点検部9において取り込んだ運転状態信号に
対して作業を進められる安全な状態であることを確認す
る作業状態管理部10と、安全な作業手順や注意事項を
喚起する作業指示管理部11とから構成されており、こ
の携帯作業端末手段4に、保全作業員3の頭部に装着す
るヘッドセット部12が接続されている。また、携帯作
業端末手段4は、PDA、ハンドヘルドPC、携帯電
話、PHS等で構成され、保全作業員3に対して作業手
順のガイダンスや注意事項を提供したり点検情報の登録
環境を提供する。なお、携帯作業端末手段4は保全作業
員3が携帯せずに、後述するように無線で音声入出力す
ることもできる。
運転状態を信号として取り込む設備状態点検部9と、こ
の設備状態点検部9において取り込んだ運転状態信号に
対して作業を進められる安全な状態であることを確認す
る作業状態管理部10と、安全な作業手順や注意事項を
喚起する作業指示管理部11とから構成されており、こ
の携帯作業端末手段4に、保全作業員3の頭部に装着す
るヘッドセット部12が接続されている。また、携帯作
業端末手段4は、PDA、ハンドヘルドPC、携帯電
話、PHS等で構成され、保全作業員3に対して作業手
順のガイダンスや注意事項を提供したり点検情報の登録
環境を提供する。なお、携帯作業端末手段4は保全作業
員3が携帯せずに、後述するように無線で音声入出力す
ることもできる。
【0015】設備状態監視部6は、設備機器2の安全状
態データを管理し、Bluetooth、無線LAN、
IrDAといった通信手段や通信部7経由で、設備状態
点検部9や、保全作業データベース管理部8に安全状態
データを送信する機能を有している。
態データを管理し、Bluetooth、無線LAN、
IrDAといった通信手段や通信部7経由で、設備状態
点検部9や、保全作業データベース管理部8に安全状態
データを送信する機能を有している。
【0016】通信部7は、携帯作業端末手段4や設備機
器2と保全作業データベース管理部8との間でのデータ
のやり取りを実現するものであり、携帯電話回線、アナ
ログ公衆回線、ADSL回線、専用線、衛星通信、無線
LAN、PHS、光ファイバ等の中の少なくとも1つか
ら構成されている。
器2と保全作業データベース管理部8との間でのデータ
のやり取りを実現するものであり、携帯電話回線、アナ
ログ公衆回線、ADSL回線、専用線、衛星通信、無線
LAN、PHS、光ファイバ等の中の少なくとも1つか
ら構成されている。
【0017】保全作業データベース管理部8では、図3
に示すように作業項目データ13a〜13nと運転状態
データ14a〜14mとを管理するようになっている。
作業項目データ13a〜13nは、設備機器2を保全す
るための安全な手順に従って実施される作業内容であ
り、具体的には製品ID、保全作業員ID、作業名称、
点検項目や、測定項目といった作業内容、現場特有の注
意事項、ガイダンス内容等によって構成されている。ま
た、運転状態データ14a〜14mは、設置された製品
ごとの現時点での設備機器2の運転状況のデータであ
り、製品ID、顧客ID、安全スイッチ等の動作状況に
ついて格納されている。この運転状態データ14a〜1
4mの安全スイッチ等の動作状況データは、通信部7を
経由して設備機器2から獲得するようになっている。
に示すように作業項目データ13a〜13nと運転状態
データ14a〜14mとを管理するようになっている。
作業項目データ13a〜13nは、設備機器2を保全す
るための安全な手順に従って実施される作業内容であ
り、具体的には製品ID、保全作業員ID、作業名称、
点検項目や、測定項目といった作業内容、現場特有の注
意事項、ガイダンス内容等によって構成されている。ま
た、運転状態データ14a〜14mは、設置された製品
ごとの現時点での設備機器2の運転状況のデータであ
り、製品ID、顧客ID、安全スイッチ等の動作状況に
ついて格納されている。この運転状態データ14a〜1
4mの安全スイッチ等の動作状況データは、通信部7を
経由して設備機器2から獲得するようになっている。
【0018】設備状態点検部9は、設備機器2の音響、
振動、熱、光、電圧および電流等の状態を安全状態を確
認するための信号として格納する機能と、設備状態監視
部6が管理する設備機器2の安全スイッチ入切等の安全
状態データをBluetooth、無線LAN、IrD
Aといった通信手段によって獲得し格納する機能と、保
全作業データベース管理部8が管理する設備機器2の安
全スイッチ入切等の安全状態データを通信部7経由で獲
得し格納する機能とを有している。
振動、熱、光、電圧および電流等の状態を安全状態を確
認するための信号として格納する機能と、設備状態監視
部6が管理する設備機器2の安全スイッチ入切等の安全
状態データをBluetooth、無線LAN、IrD
Aといった通信手段によって獲得し格納する機能と、保
全作業データベース管理部8が管理する設備機器2の安
全スイッチ入切等の安全状態データを通信部7経由で獲
得し格納する機能とを有している。
【0019】作業指示管理部11は、保全作業員3に対
して作業状態管理部10からの作業手順および注意事項
データに従って音声等のガイダンスを提供し、さらに、
保全作業員3からの音声等による点検項目等の入力を実
現する機能を有している。具体的には、「次は、安全ス
イッチの点検です」といった各設備機器2固有のガイダ
ンスを提供したり、測定値「15mm」といった音声を
認識することによって、携帯作業端末手段4への点検デ
ータの格納を実現する。
して作業状態管理部10からの作業手順および注意事項
データに従って音声等のガイダンスを提供し、さらに、
保全作業員3からの音声等による点検項目等の入力を実
現する機能を有している。具体的には、「次は、安全ス
イッチの点検です」といった各設備機器2固有のガイダ
ンスを提供したり、測定値「15mm」といった音声を
認識することによって、携帯作業端末手段4への点検デ
ータの格納を実現する。
【0020】ヘッドセット部12は、図示しないマイク
およびスピーカとBluetooth等の通信インタフ
ェースによって構成され、携帯作業端末手段4と有線あ
るいは無線によって接続されており、保全作業員3に対
して音声ガイダンスを提供したりマイクからの音声入力
環境を提供している。
およびスピーカとBluetooth等の通信インタフ
ェースによって構成され、携帯作業端末手段4と有線あ
るいは無線によって接続されており、保全作業員3に対
して音声ガイダンスを提供したりマイクからの音声入力
環境を提供している。
【0021】この実施形態の保全作業支援装置にあって
は、図2に示す処理手順にしたがって保全作業員3が安
全性を確保しながら設備機器2の保全作業を行なうよう
になっている。すなわち、まず手順S1として、保全作
業データベース管理部8で管理される作業項目データを
通信部7経由で携帯作業端末手段4に格納するか、ある
いは、通信部7を経由せずに保全作業データベース管理
部8から携帯作業端末手段4に直接格納する。次に手順
S2として、あらかじめ決められた順序にしたがって作
業項目を実施するために次の作業項目の手順に進む。ま
た、任意の作業項目を選択することもできる。
は、図2に示す処理手順にしたがって保全作業員3が安
全性を確保しながら設備機器2の保全作業を行なうよう
になっている。すなわち、まず手順S1として、保全作
業データベース管理部8で管理される作業項目データを
通信部7経由で携帯作業端末手段4に格納するか、ある
いは、通信部7を経由せずに保全作業データベース管理
部8から携帯作業端末手段4に直接格納する。次に手順
S2として、あらかじめ決められた順序にしたがって作
業項目を実施するために次の作業項目の手順に進む。ま
た、任意の作業項目を選択することもできる。
【0022】次に手順S3として、設備機器2の安全ス
イッチの点検といった作業内容や、作業上の注意点を音
声や文字、映像等によって保全作業員に通知し、手順S
4として、安全確保のために安全スイッチが入っている
かどうかといった設備機器2の状態データを確認する必
要があるかどうかを作業内容によって判断し、必要があ
る場合には手順S5へ進み、必要がない場合には手順S
7へ進む。
イッチの点検といった作業内容や、作業上の注意点を音
声や文字、映像等によって保全作業員に通知し、手順S
4として、安全確保のために安全スイッチが入っている
かどうかといった設備機器2の状態データを確認する必
要があるかどうかを作業内容によって判断し、必要があ
る場合には手順S5へ進み、必要がない場合には手順S
7へ進む。
【0023】次に手順S5として、設備機器2の音響、
振動、熱、光、電圧および電流等の状態を設備状態点検
部9に図示しない各種センサを利用して取り込み、例え
ば、設備機器2の安全スイッチが働いているかどうかの
確認信号としての電圧値等を、センサを所定位置に接触
させることによって取り込むことにより、安全確保のた
めに設備機器2の状態データを取得する。このとき、設
備状態監視部6が管理する設備機器2の安全スイッチ入
切状態等の安全状態データをBluetooth、無線
LAN、IrDA等の通信手段によって設備状態点検部
9で獲得し格納することもできる。また、まず保全作業
データベース管理部8で設備機器2の安全スイッチ入切
状態等の安全状態データを通信部7経由で獲得し、次
に、同様に保全作業データベース管理部8から通信部7
経由で安全状態データを設備状態点検部9で獲得するこ
ともできる。
振動、熱、光、電圧および電流等の状態を設備状態点検
部9に図示しない各種センサを利用して取り込み、例え
ば、設備機器2の安全スイッチが働いているかどうかの
確認信号としての電圧値等を、センサを所定位置に接触
させることによって取り込むことにより、安全確保のた
めに設備機器2の状態データを取得する。このとき、設
備状態監視部6が管理する設備機器2の安全スイッチ入
切状態等の安全状態データをBluetooth、無線
LAN、IrDA等の通信手段によって設備状態点検部
9で獲得し格納することもできる。また、まず保全作業
データベース管理部8で設備機器2の安全スイッチ入切
状態等の安全状態データを通信部7経由で獲得し、次
に、同様に保全作業データベース管理部8から通信部7
経由で安全状態データを設備状態点検部9で獲得するこ
ともできる。
【0024】次に手順S6として、手順S5で獲得した
設備機器2の状態データが安全な状態であるかどうかを
確認し、安全性が確認されれば手順S7へ進み、安全性
が確認できない場合には手順S3へ戻るようになってい
る。
設備機器2の状態データが安全な状態であるかどうかを
確認し、安全性が確認されれば手順S7へ進み、安全性
が確認できない場合には手順S3へ戻るようになってい
る。
【0025】次に手順S7として、設備機器2の異常や
故障、劣化状況について点検、整備を実施してブレーキ
効き具合等の値を測定し、手順S8として、手順S7で
確認した測定値等を保全作業員3の音声等によって作業
指示管理部11から携帯作業端末手段4に取り込む。こ
こで音声認識のプログラムは、携帯作業端末手段4で動
作するが、保全作業データベース管理部8で動作しても
よい。また、入力された測定値等のデータを携帯作業端
末手段4あるいは保全作業データベース管理部8に格納
する。
故障、劣化状況について点検、整備を実施してブレーキ
効き具合等の値を測定し、手順S8として、手順S7で
確認した測定値等を保全作業員3の音声等によって作業
指示管理部11から携帯作業端末手段4に取り込む。こ
こで音声認識のプログラムは、携帯作業端末手段4で動
作するが、保全作業データベース管理部8で動作しても
よい。また、入力された測定値等のデータを携帯作業端
末手段4あるいは保全作業データベース管理部8に格納
する。
【0026】次に手順S9として、すべての作業項目が
実施された場合に終了となり、未実施の作業項目が存在
する場合に手順S2へ戻るようになっている。
実施された場合に終了となり、未実施の作業項目が存在
する場合に手順S2へ戻るようになっている。
【0027】このように構成した実施形態にあっては、
設備機器2の保全作業を行なう際、設備機器2からの運
転状態を信号として取り込み、この取り込んだ運転状態
信号に基づいて設備機器2の保全作業を進められる安全
な状態であることを確認するともに、安全な作業手順や
注意事項を喚起し、これらの安全な作業手順や注意事項
を保全作業員3が確認した後に、始めて保全作業を進め
ることが許可されるので、設備機器2の保全作業を保全
作業員3が安全に行なうことができる。
設備機器2の保全作業を行なう際、設備機器2からの運
転状態を信号として取り込み、この取り込んだ運転状態
信号に基づいて設備機器2の保全作業を進められる安全
な状態であることを確認するともに、安全な作業手順や
注意事項を喚起し、これらの安全な作業手順や注意事項
を保全作業員3が確認した後に、始めて保全作業を進め
ることが許可されるので、設備機器2の保全作業を保全
作業員3が安全に行なうことができる。
【0028】また、本実施形態にあっては、作業指示管
理部11により安全な作業手順や注意事項を喚起する作
業指示を文字や映像によって出力するので、騒音などが
発生している作業環境でも、保全作業員3が安全な作業
手順や注意事項を喚起する作業指示を確実に受けること
ができる。
理部11により安全な作業手順や注意事項を喚起する作
業指示を文字や映像によって出力するので、騒音などが
発生している作業環境でも、保全作業員3が安全な作業
手順や注意事項を喚起する作業指示を確実に受けること
ができる。
【0029】また、本実施形態にあっては、作業指示管
理部11により安全な作業手順や注意事項を喚起する作
業指示を音声によっても出力するので、保全作業で目が
離せない作業環境でも、保全作業員3が安全な作業手順
や注意事項を喚起する作業指示を確実に受けることがで
きる。
理部11により安全な作業手順や注意事項を喚起する作
業指示を音声によっても出力するので、保全作業で目が
離せない作業環境でも、保全作業員3が安全な作業手順
や注意事項を喚起する作業指示を確実に受けることがで
きる。
【0030】また、本実施形態にあっては、作業指示管
理部11により保全作業員3の音声による点検情報を取
り込むので、設備機器2の保全作業を円滑に行なうこと
ができる。
理部11により保全作業員3の音声による点検情報を取
り込むので、設備機器2の保全作業を円滑に行なうこと
ができる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、保全対
象となる設備機器の保全作業を行なう際、設備機器から
の運転状態を信号として取り込み、この取り込んだ運転
状態信号に基づいて設備機器の保全作業を進められる安
全な状態であることを確認するとともに、作業指示管理
部により安全な作業手順や注意事項を喚起し、これらの
安全な作業手順や注意事項を保全作業員が確認した後、
始めて保全作業を進めることが許可されるので、設備機
器の保全作業を保全作業員が安全に行なうことができ
る。
象となる設備機器の保全作業を行なう際、設備機器から
の運転状態を信号として取り込み、この取り込んだ運転
状態信号に基づいて設備機器の保全作業を進められる安
全な状態であることを確認するとともに、作業指示管理
部により安全な作業手順や注意事項を喚起し、これらの
安全な作業手順や注意事項を保全作業員が確認した後、
始めて保全作業を進めることが許可されるので、設備機
器の保全作業を保全作業員が安全に行なうことができ
る。
【図1】本発明の一実施形態に係る保全作業支援装置の
構成を示すブロック図である。
構成を示すブロック図である。
【図2】本実施形態により安全確認を行なう際の処理手
順を示すフローチャートである。
順を示すフローチャートである。
【図3】本実施形態により安全作業手順を確認するため
のデータを説明する図である。
のデータを説明する図である。
1 管理対象ビル
2 設備機器
4 携帯作業端末手段
5 中央管理センタ
6 設備状態監視部
7 通信部
8 保全作業データベース管理部
9 設備状態点検部
10 作業状態管理部
11 作業指示管理部
12 ヘッドセット部
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 中野 明男
東京都千代田区神田錦町1丁目6番地 株
式会社日立ビルシステム内
(72)発明者 清杉 浩
東京都千代田区神田錦町1丁目6番地 株
式会社日立ビルシステム内
(72)発明者 甫坂 光男
東京都千代田区神田錦町1丁目6番地 株
式会社日立ビルシステム内
(72)発明者 野瀬 尊之
東京都千代田区神田錦町1丁目6番地 株
式会社日立ビルシステム内
Fターム(参考) 3F303 BA01 CB42 DA08 DB26 DC34
3F304 BA01 BA22 BA26
5C087 AA10 AA24 AA25 AA37 BB12
BB13 BB20 BB65 BB73 DD08
DD23 EE05 EE18 FF01 FF05
FF17 FF19 FF20 GG11 GG18
GG19 GG21 GG32
5H223 AA09 BB05 DD07 DD09 EE08
EE30 FF04
Claims (4)
- 【請求項1】 携帯作業端末手段を有し、保全対象とな
る設備機器の保全点検作業を支援する保全作業支援装置
において、 前記携帯作業端末手段に、前記設備機器からの運転状態
を信号として取り込む設備状態点検部と、この取り込ん
だ運転状態信号に基づいて前記設備機器の保全作業を進
められる安全な状態であることを確認する作業状態管理
部と、安全な作業手順や注意事項を喚起する作業指示管
理部とを備えたことを特徴とする保全作業支援装置。 - 【請求項2】 前記作業指示管理部が、安全な作業手順
や注意事項を喚起する作業指示を文字や映像によって出
力することを特徴とする請求項1記載の保全作業支援装
置。 - 【請求項3】 前記作業指示管理部が、安全な作業手順
や注意事項を喚起する作業指示を音声によって出力する
ことを特徴とする請求項1記載の保全作業支援装置。 - 【請求項4】 前記作業指示管理部が、保全作業員の音
声による点検情報を取り込むことを特徴とする請求項1
記載の保全作業支援装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002104036A JP2003295938A (ja) | 2002-04-05 | 2002-04-05 | 保全作業支援装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002104036A JP2003295938A (ja) | 2002-04-05 | 2002-04-05 | 保全作業支援装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003295938A true JP2003295938A (ja) | 2003-10-17 |
Family
ID=29389507
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002104036A Pending JP2003295938A (ja) | 2002-04-05 | 2002-04-05 | 保全作業支援装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003295938A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
2002
- 2002-04-05 JP JP2002104036A patent/JP2003295938A/ja active Pending
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