JP2018131826A - 外壁板 - Google Patents

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Abstract

【課題】凸部を強調することのできる外壁板を提供すること。【解決手段】外壁板10は、基板12の表面に、該表面から突出する複数の矩形状の凸部18が設けられている。凸部18は、各々が基板12の表面に対して傾斜する水平方向に沿って延びる上側傾斜側壁面20U、水平方向に沿って延びる下側傾斜側壁面20D、及び鉛直方向に沿って延びる一対の縦傾斜辺の4辺を有している。さらに、基板12には、上側傾斜側壁面20Usの傾斜角度αが、下側傾斜側壁面20Dsの傾斜角度βよりも小さく設定された強調凸部18Sが、互いに離間して複数設けられている。強調凸部18Sの上側に隣接する凸部18Uと強調凸部18Sとの間の横目地16における目地底部の幅をa、強調凸部18Sの下側に隣接する凸部18Dと強調凸部18Sとの間の横目地16における目地底部の幅をbとしたときに、a>bに設定されている。【選択図】図4

Description

本発明は、建物等に使用される外壁板に関する。
従来、板表面に、上下方向、及び水平方向に延びる複数の目地によって区画された矩形のブロック状の凸部を上下方向、及び水平方向に複数配置した構成の外壁板がある(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−184262号公報
従来の外壁板では、複数枚の外壁板を配置した場合に、外壁板間における目地ずれによる外観の違和感を低減して意匠性を高くすることを目的としているが、外壁板全体を見たときに比較的単調な外観であり、凸部が強調された意匠性を有するものではなかった。
本発明は上記問題を考慮し、凸部を強調することのできる外壁板を提供することが目的である。
請求項1に記載の外壁板は、矩形状の基板と、前記基板の表面に設けられ、鉛直方向、及び水平方向に沿って延びる複数の目地によって区画され、前記表面から突出する複数の矩形状の凸部と、を備え、前記凸部は、各々が前記表面に対して傾斜し、水平方向に沿って延びる上側傾斜側壁面、水平方向に沿って延びる下側傾斜側壁面、及び鉛直方向に沿って延びる一対の縦傾斜辺の4辺を有し、前記基板には、前記上側傾斜側壁面の前記表面を基準とした傾斜角度αが、下側傾斜側壁面の前記表面を基準とした傾斜角度βよりも小さく設定された強調凸部が、互いに離間して複数設けられており、前記強調凸部の上側に隣接する上側凸部と前記強調凸部との間の上側横目地における目地底部の幅をa、前記強調凸部の下側に隣接する下側凸部と前記強調凸部との間の下側横目地における目地底部の幅をbとしたときに、a>bに設定されている。
請求項1に記載の外壁板には、基板の表面に、鉛直方向、及び水平方向に沿って延びる複数の目地によって区画され、表面から突出する複数の矩形状の凸部を備えており、その凸部は、各々が基板表面に対して傾斜する水平方向に沿って延びる上側傾斜側壁面、水平方向に沿って延びる下側傾斜側壁面、及び鉛直方向に沿って延びる一対の縦傾斜辺の4辺を有し、基板には、上側傾斜側壁面の前記表面を基準とした傾斜角度αが、下側傾斜側壁面の前記表面を基準とした傾斜角度βよりも小さく設定された強調凸部が、互いに離間して複数設けられ、強調凸部の上側に隣接する上側凸部と強調凸部との間の上側目地における目地底部の幅をa、前記強調凸部の下側に隣接する下側凸部と強調凸部との間の下側目地における目地底部の幅をbとしたときに、a>bに設定されているため、強調凸部が無い場合に比較して、強調凸部を強調して見せることができる。
ここで、強調して見せることができる理由としては、日中の、外壁板よりも上側からの自然光(例えば、太陽からの光、及び空からの光)が外壁板に当たった場合、強調凸部の上側傾斜側壁面は上向きに傾斜しているため、強調凸部の上側傾斜側壁面に当たった自然光は比較的水平方向に向けて反射させることができるが、強調凸部の下側傾斜側壁面は下向きに傾斜しているため強調凸部自身の影になって自然光を水平方向に反射することが困難となる。
したがって、例えば、正面側から外壁板を見たときに、強調凸部の上側傾斜側壁面は自然光を正面側に反射することができるため比較的明るく見えるが、強調凸部の下側傾斜側壁面は自然光を反射することが困難であるため、上側傾斜側壁面に対して相対的に暗く見える。
強調凸部の上側傾斜側壁面の傾斜角度αは、強調凸部の下側傾斜側壁面の傾斜角度βに比較して小さいため、外壁板を正面側から見たときに、上側傾斜側壁面は下側傾斜側壁面に比較して幅広に見え、下側傾斜側壁面は上側傾斜側壁面に比較して相対的に幅狭に見える。
また、強調凸部の上方に位置する上側目地の目地底部の幅は、強調凸部の下方に位置する下側目地の目地底部の幅に比較して幅広であるため自然光を反射する面積が広いが、強調凸部の下方に位置する下側目地の目地底部の幅は、強調凸部の上方に位置する上側目地の目地底部の幅に比較して幅狭であるため自然光を反射する面積が狭い。
このため、この外壁板を自然光下において正面側から見たときに、強調凸部の上側部分では、明るく見え、かつ明るく見える面積が大となるのに対し、強調凸部の下側部分では、上側部分に比較して相対的に幅狭で暗く見えるため、強調凸部に陰影感が生まれ、自然光下において、強調凸部を視覚的、即ち、意匠的に強調することできる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の外壁板において、複数の前記強調凸部が、前記基板の表面において斜め方向に離間して設けられている。
請求項2に記載の外壁板では、複数の強調凸部が、基板の表面において斜め方向に離間して設けられているため、上下方向に離間して設けた場合に比較して、強調凸部の配置にゆらぎ感を与えることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の外壁板において、前記上側傾斜側壁面の目地底部側の傾斜角度をα1、前記上側傾斜側壁面の凸部頂面側の傾斜角度をα2としたときに、α1>α2に設定されており、前記下側傾斜側壁面の目地底部側の傾斜角度をβ1、前記下側傾斜側壁面の凸部頂面側の傾斜角度をβ2としたときに、β1≧β2に設定されている。
強調凸部において、上側傾斜側壁面の傾斜角度、及び下側傾斜側壁面の傾斜角度は、目地底部側から凸部頂面側に向けて一定であってもよく、異なっていてもよい。上側傾斜側壁面の傾斜角度、及び下側傾斜側壁面の傾斜角度が、目地底部側と凸部頂面側とで異なっていても強調凸部に陰影感を与えることができる。また、上側傾斜側壁面の傾斜角度、及び下側傾斜側壁面の傾斜角度が、目地底部側と凸部頂面側とで異ならせることで、上側傾斜側壁面の中、及び上側傾斜側壁面の中で陰影感を与えることができ、意匠性を更に向上することができる。
以上説明したように、本発明の外壁板は、陰影感を与えて凸部を強調することができる、という優れた効果を有する。
本発明の第1の実施形態に係る外壁板の正面図である。 (A)は第3ユニットの正面図であり、(B)は第2ユニットの正面図であり、(C)は第1ユニットの正面図である。 第1ユニットの正面図である。 第1ユニットの強調凸部付近の縦断面図(図3の4−4線断面図)である。 外壁板に光が当たった場合の光路を示す外壁板の要部を示す縦断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る外壁板の、強調凸部付近の縦断面図である。
[第1の実施形態]
以下、図1〜図5を用いて、本発明の第1の実施形態に係る外壁板10について説明する。図1には、建物の外装材として使用される本実施形態の外壁板10が正面図で示されている。
図1〜図4に示すように、この外壁板10は、鉛直方向(上下方向)の寸法が、水平方向(横方向)の寸法よりも長く、一定厚さで正面視の形状が矩形状とされた平板状の基板12を備えている。
基板12の表面12Aには、図1〜5の中に示す鉛直方向に沿って延びる縦目地14、及び水平方向に沿って延びる横目地16によって区画され、水平方向の寸法が鉛直方向の寸法よりも長い矩形状とされた凸部18が複数形成されている。なお、本実施形態の外壁板10においては、縦目地14、及び横目地16の深さ寸法、言い換えれば凸部18の高さ寸法は、全て同一寸法である(図4参照)。なお、図4に示す2点鎖線は、基板12と凸部18との仮想の境界線を示しており、基板12は凸部18に対して一体化している。
図1、及び図2に示すように、基板12には、基本的に横幅寸法の異なる複数の凸部18の集合体からなる第1ユニットU1、第2ユニットU2、及び第3ユニットU3が複数設けられている。複数の凸部18は、基本的に横幅寸法の長いものと、横幅寸法の長いものに比較して、相対的に横幅寸法が略半分の横幅寸法の短いものとで構成されている。さらに、複数の凸部18は、基本的に上下方向の寸法は略同一であるが、配置される位置によって、隣接する他の凸部18との関係で微妙に上下寸法の長さが異なっている。
本実施形態の基板12では、同一ユニットが隣接しないように、第1ユニットU1、第2ユニットU2、及び第3ユニットU3が下から順に配置されている。
各凸部18は、何れにおいても、鉛直方向に沿って断面にした縦断面形状、及び水平方向に沿って断面にした水平断面形状が、共に台形状とされている。以降、凸部18において、矩形の上側の辺に対応する側面を上側傾斜側壁面20U、矩形の下側の辺に対応する側面を下側傾斜側壁面20D、矩形の右側の辺に対応する側面を右側傾斜側壁面20RS、矩形の左側の辺に対応する側面を左側傾斜側壁面20LSと呼ぶ。
また、これらの凸部18を区画する縦目地14の目地底部(溝底)、及び横目地16の目地底部(溝底)は、基板12の裏面と平行に形成されている。
これら第1ユニットU1、第2ユニットU2、及び第3ユニットU3には、基本的に横幅寸法の長い凸部である強調凸部18Sが少なくとも1つ配置されている。第1ユニットU1には、横幅方向の中央よりもやや左寄りに強調凸部18Sが配置されている。第2ユニットU1には、横幅方向の両端側に強調凸部18Sが配置されている。また、第3ユニットU1には、横幅方向の中央よりもやや右寄りに強調凸部18Sが配置されている。
なお、図1〜3において、強調凸部18Sの位置が分かり易いように、強調凸部18Sと、その上下の凸部18(2つある場合は一方のみ)とに網点を付している。
本実施形態の第1ユニットU1では、強調凸部18Sの上側に、基本的に横幅寸法の短い凸部18Uと、基本的に横幅寸法の長い凸部18Uの半分の部分とが隣接しており、強調凸部18Sの下側に、基本的に横幅寸法の短い凸部18Dと基本的に横幅寸法の長い凸部18Dの半分の部分とが隣接している。
本実施形態の第2ユニットU2では、強調凸部18Sの上側に、基本的に横幅寸法の短い凸部18Uと、基本的に横幅寸法の長い凸部18Uの半分の部分とが隣接しており、強調凸部18Sの下側に、基本的に横幅寸法の短い凸部18Dが二つ隣接している。
また、本実施形態の第3ユニットU3では、強調凸部18Sの上側に、基本的に横幅寸法の短い凸部18Uと、基本的に横幅寸法の長い凸部18Uの半分の部分とが隣接しており、強調凸部18Sの下側に、基本的に横幅寸法の短い凸部18Dと、基本的に横幅寸法の長い凸部18Dの半分の部分とが隣接している。
図4は、図3に示す第1ユニットU1の4−4線断面図であり、図4には、強調凸部18S、強調凸部18Sの上側に位置する上側凸部18U、及び強調凸部18Sの下側に位置する下側凸部18Dの縦断面形状が示されている。
強調凸部18Sにおいては、目地底部を基準とする上側傾斜側壁面20Usの傾斜角度をα、目地底部を基準とする下側傾斜側壁面20Dsの傾斜角度をβとしたときに、α<βの関係を有している。
また、本実施形態の外壁板10においては、図1に示すように、強調凸部18Sを基準として鉛直方向に延びる仮想線FL上に、3つの強調凸部18Sが配置されており、仮想線FL上に配置されるこれらの3つの強調凸部18Sにおいて、以下の関係がある。
図4に示すように、強調凸部18Sと強調凸部18Sの上側に配置される凸部18Uとの間の横目地16の目地底部幅をa、強調凸部18Sと強調凸部18Sの下側に配置される凸部18Dとの間の横目地16の目地底部幅をbとしたときに、a>bの関係を有している。
強調凸部18Sの上側の凸部18Uにおいては、目地底部を基準とする上側傾斜側壁面20Uuの傾斜角度をβ、目地底部を基準とする下側傾斜側壁面20Duの傾斜角度をαとしたときに、α<βの関係を有している。
なお、仮想線FL上に、強調凸部18Sが含まれていない3つの凸部18が連続して配置されている場合、これら3つの凸部18においては、上記のα<βと、a>bとが同時に満足されていない。
本実施形態の外壁板10では、以上のように強調凸部18Sが設けられた第1ユニットU1、第2ユニットU2、及び第3ユニットU3が下から順に配置されることで、図1に示すように外壁板10全体を見たときに、複数の強調凸部18Sが、斜め方向(図1では、全体的に左上がり方向)に、不等間隔で、かつ配列方向の若干の変更を伴いながら、視覚的に揺らぎ感が得られるように配置されている。ここでの揺らぎ感とは、一定の規則性を有していないことを意味し、ある程度の不規則性を有するものを意味する。
(作用、効果)
次に、本実施形態の外壁板10の作用、効果を説明する。
本実施形態の外壁板10を建築物の外壁として用いた場合、一例として、図5に示すように、太陽や空からの自然光SLは斜め上方等から外壁板10の表面に照射される。この外壁板10を正面側から見たときに、強調凸部18Sの上側傾斜側壁面20Usは自然光SLを主として正面側に反射することができるため比較的明るく見えるが、強調凸部18Sの下側傾斜側壁面20Dsは、自然光SLを正面側に反射することが困難であるため、上側傾斜側壁面20Usに対して相対的に暗く見える。
また、強調凸部18Sの上側傾斜側壁面20Usの傾斜角度α(図4参照)は、強調凸部18Sの下側傾斜側壁面20Dsの傾斜角度β(図4参照)に比較して小さいため、外壁板10を正面側から見たときに、上側傾斜側壁面20Usは下側傾斜側壁面20Dsに比較して相対的に幅広に見え(幅c)、下側傾斜側壁面20Dsは上側傾斜側壁面20Usに比較して相対的に幅狭に見える(幅d)。
さらに、強調凸部18Sの上方に位置する横目地16の目地底部の幅a(図4参照)は、強調凸部18Sの下方に位置する横目地16の目地底部の幅b(図4参照)に比較して幅広であるため、強調凸部18Sの上方に位置する横目地16は自然光SLが反射する面積が広いが、強調凸部18Sの下方に位置する横目地16の目地底部の幅bは、強調凸部18Sの上方に位置する横目地16の目地底部の幅aに比較して幅狭であるため、強調凸部18Sの下方に位置する横目地16は、自然光SLを反射する面積が狭い。
このため、この外壁板10を自然光下において正面側から見たときに、強調凸部18Sの上側部分は、明るく見え、かつ幅広で明るく見える面積が大となるのに対し、強調凸部18Sの下側部分では、上側部分に比較して相対的に暗く、かつ幅狭に見えるため、強調凸部18Sの上下の明暗差によって陰影感が生まれ、自然光下において、強調凸部18Sを視覚的、即ち、意匠的に強調することできる。
なお、強調凸部18S以外の凸部18では、強調凸部18Sのように上側傾斜側壁面20Usの傾斜角度α、下側傾斜側壁面20Dsの傾斜角度β、強調凸部18Sと強調凸部18Sの上側に配置される凸部18Uとの間の横目地16の目地底部幅a、強調凸部18Sと強調凸部18Sの下側に配置される凸部18Dとの間の横目地16の目地底部幅bの関係において、α<β、及びa>bを同時に満足していないため、例えば、凸部18の上側で明るく見えても幅が狭い、凸部18の下側で暗くなり難い等の理由によって、強調凸部18Sを含んだ領域部分(強調凸部18Sと、上側の凸部18Uと、下側の凸部18Uとの集合体)と比較して、凸部18の上下での明暗を大きくすることが困難となり、そのため、陰影感を強調することが困難となる。
さらに、本実施形態の外壁板10では、図1に示すように外壁板10全体を見たときに、複数の強調凸部18Sが、斜め方向(図1では、全体的に左上がり方向)に、不等間隔で、かつ配列方向の若干の変更を伴いながら配置されており、複数の外壁板10を横方向に繋げて配置すると、建築物の外壁面全体を見たときに、複数の強調凸部18Sが、1点鎖線Aで囲んだ部分で示すように、斜め方向に不等間隔で、かつ配列方向の若干の変更を伴いながら配置されるようになっている。したがって、複数の強調凸部18Sが、例えば、一定の間隔で上下方向に配置されている場合に比較して、視覚的に揺らぎ感が得られており、単調な意匠性になっていない。
さらに、本実施形態の外壁板10は、図1に示すように、複数の外壁板10を横方向に繋げて配置した場合、2点鎖線Bで囲んだ部分で示すように、一方の外壁板10の第2ユニットU2と他方の外壁板10の第2ユニットU2とが並んだ部分において、一方の第2ユニットU2の側部に配置される強調凸部18Sと他方の第2ユニットU2の側部に配置される強調凸部18Sとが一体化したように見え、陰影感をより強調することができる。
このように、本実施形態の外壁板10を横方向に連続して配置することで、一方の外壁板10の第2ユニットU2の強調凸部18Sが、隣接する他方の外壁板10の第2ユニットU2の強調凸部18Sと一体のようになると共に、複数の強調凸部18Sが間隔を開けて斜めに配置され、それによって複数の強調凸部18Sが壁面全体に万遍無く配置できる。
なお、複数の強調凸部18Sは左下がり方向に配置されていてもよく、上下方向に配置されていてもよく、互いに離間してランダムに配置されていてもよい。
[第2の実施形態]
以下、図6を用いて、本発明の第2の実施形態に係る外壁板10について説明する。なお、第1の実施形態と同一仕様には同一符号を付し、その説明は省略する。
図6に示すように、本実施形態の外壁板10では、強調凸部18Sの断面形状が第1の実施形態とは異なっている。図6に示すように、上側傾斜側壁面20Usにおいては、目地底部側と強調凸部18Sの凸部頂面側とで傾斜角度が異なっており、目地底部側の傾斜角度をα1、凸部頂面側の傾斜角度をα2としたときに、α1>α2とされている。また、下側傾斜側壁面20Dsにおいては、目地底部側の傾斜角度をβ1、凸部頂面側の傾斜角度をβ2としたときに、β1≧β2とされている。
このように、本実施形態のように、上側傾斜側壁面20Usの傾斜角度、及び下側傾斜側壁面20Dsの傾斜角度が目地底部側と強調凸部18Sの凸部頂面側とで異なっていても、第1の実施形態と同様に強調凸部18Sを意匠的に強調することできる。
本実施形態の外壁板10において、一例として、a>4mm、b<4mmとし、かつ、α1=60°、α2=40°(<α1)、β1=60°、β2=60°(=β1)または45°(<β1)とすることができる。
図6に示す外壁板10では、強調凸部18Sの上側傾斜側壁面20Usにおいて、横目地16の目地底部から2mmまでがα1とされ、その上がα2とされている。
なお、例えば、α1=60°のとき、α2は、例えば40°以上60°より小さい範囲とすることができ、強調凸部18S毎にα2が異なっていてもよい。
また、強調凸部18Sの下側傾斜側壁面20Dsにおいて、横目地16の目地底部から2mmまでがβ1とされ、その上がβ2とされている。
また、強調凸部18Sの陰影感を強調することができれば、上側傾斜側壁面20Us、及び下側傾斜側壁面20Dsは、本実施形態のように傾斜角度が2段階に変化することに限らず、3段階以上に変化していてもよく、徐々に変化していてもよい。
[その他の実施形態]
なお、本発明について実施形態の一例を説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態が可能である。
上記実施形態では、凸部の形状が基本的に2種類であったが、凸部の形状は3種類以上あってもよい。
また、目地底部の幅、上側傾斜外側機壁面の傾斜角度、下側傾斜外側機壁面の傾斜角度は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更が可能である。
上記実施形態の凸部、及び強調凸部の高さは全て同一寸法であったが、高さ寸法は凸部毎に異なっていてもよい。例えば、強調凸部の高さ寸法を、他の凸部の高さ寸法よりも高くしてもよい。
10 外壁板
18 凸部
18S 強調凸部
20U 上側傾斜側壁面
20D 下側傾斜側壁面
α 傾斜角度
β 傾斜角度
α1 傾斜角度(目地底部側)
α2 傾斜角度(凸部表面側)
β1 傾斜角度(目地底部側)
β2 傾斜角度(凸部表面側)

Claims (3)

  1. 矩形状の基板と、
    前記基板の表面に設けられ、鉛直方向、及び水平方向に沿って延びる複数の目地によって区画され、前記表面から突出する複数の矩形状の凸部と、
    を備え、
    前記凸部は、各々が前記表面に対して傾斜し、水平方向に沿って延びる上側傾斜側壁面、水平方向に沿って延びる下側傾斜側壁面、及び鉛直方向に沿って延びる一対の縦傾斜辺の4辺を有し、
    前記基板には、前記上側傾斜側壁面の前記表面を基準とした傾斜角度αが、下側傾斜側壁面の前記表面を基準とした傾斜角度βよりも小さく設定された強調凸部が、互いに離間して複数設けられており、
    前記強調凸部の上側に隣接する上側凸部と前記強調凸部との間の上側横目地における目地底部の幅をa、前記強調凸部の下側に隣接する下側凸部と前記強調凸部との間の下側横目地における目地底部の幅をbとしたときに、a>bに設定されている、外壁板。
  2. 複数の前記強調凸部が、前記基板の表面において斜め方向に離間して設けられている、請求項1に記載の外壁板。
  3. 前記上側傾斜側壁面の目地底部側の傾斜角度をα1、前記上側傾斜側壁面の凸部頂面側の傾斜角度をα2としたときに、α1>α2に設定されており、
    前記下側傾斜側壁面の目地底部側の傾斜角度をβ1、前記下側傾斜側壁面の凸部頂面側の傾斜角度をβ2としたときに、β1≧β2に設定されている、請求項1または請求項2に記載の外壁板。
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