JP2018131347A - 導電性酸化物焼結体、それを用いたサーミスタ素子及び温度センサ - Google Patents

導電性酸化物焼結体、それを用いたサーミスタ素子及び温度センサ Download PDF

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Hirofumi Watanabe
洋史 渡邊
慎二 坂
Shinji Saka
慎二 坂
朋紀 山口
Tomonori Yamaguchi
朋紀 山口
沖村 康之
Yasuyuki Okimura
康之 沖村
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Abstract

【課題】高耐熱性要求を満足する導電性酸化物焼結体の提供。
【解決手段】M1M2MnAlCr(M1が、Pr,Nd,Smから選ばれる1種以上、M2は、Mg,Ca,Sr,Baから選ばれる1種以上)で表記されるペロブスカイト相101と、MeOで表記される金属酸化物相102とを含み、a,b,c,d,e,fが、0.600≦a<1.000、0<b≦0.400、0≦c<0.150、0.400≦d<0.950、0.050<e≦0.600、0.50<e/(c+e)≦1.00、2.80≦f≦3.30を満たす導電性酸化物焼結体。
【選択図】図4

Description

本発明は導電性酸化物焼結体、それを用いたサーミスタ素子及び温度センサに関する。
従来より、抵抗値が温度によって変化する導電性酸化物焼結体を利用したサーミスタ素子、さらには、このサーミスタ素子を用いた温度センサが知られている(特許文献1参照)。サーミスタ素子、温度センサの用途として、自動車エンジンなどの内燃機関からの排ガスの温度測定がある。この用途では、近年、排ガス浄化システムの高精度化に伴い、サーミスタ素子に対して、900℃付近の高温域における耐熱性要求がますます高まっている。その一方、車載式故障診断システム(OBDシステム)などにおける温度センサの故障(断線)検知のため、エンジンの始動時やキーオン時などの低温下でもその温度を検知可能とすることも望まれている。この場合、特に寒冷地では、始動時の温度が氷点下となる場合もあるため、−40℃でも測温可能なサーミスタ素子が望まれている。
特許第5053564号公報
前述の特許文献1に開示されている導電性酸化物焼結体は、ペロブスカイト型結晶構造のBサイト元素として、M3(Mn,Feから選ばれる1種またはそれ以上の元素),Al,Crを規定しており、元素比からM3が導電に寄与する主元素であることが分かる。しかしながら、MnやFeは比較的価数変化を起こし易い元素であるため、特許文献1に開示されている導電性酸化物焼結体では近年の高耐熱性要求を満足できない恐れがある。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。
(1)本発明の一形態によれば、ペロブスカイト相と、金属酸化物相と、
を含む導電性酸化物焼結体が提供される。この導電性酸化物焼結体は、3族元素から選ばれる1種以上の元素をM1とし、
Mg(マグネシウム),Ca(カルシウム),Sr(ストロンチウム),Ba(バリウム)から選ばれる1種以上の元素をM2としたとき、
組成式:M1M2MnAlCrで表記され、
前記元素M1が、Pr(プラセオジム),Nd(ネオジム),Sm(サマリウム)から選ばれる1種以上の元素を主として含み、
前記a,b,c,d,e,fが下記条件式を満たし、
ペロブスカイト型結晶構造を有する導電性のペロブスカイト相と、
前記ペロブスカイト相よりも導電性が低く、
前記ペロブスカイト相を構成する金属元素から選択された少なくとも1種の金属元素をMeとしたとき、
組成式MeOで表記される結晶構造を有する少なくとも1種の金属酸化物相と、
を含む。
0.600≦a<1.000
0<b≦0.400
0≦c<0.150
0.400≦d<0.950
0.050<e≦0.600
0.50<e/(c+e)≦1.00
2.80≦f≦3.30
上記形態の導電性酸化物焼結体は、ペロブスカイト型結晶構造のBサイト元素として、Mn(マンガン),Al(アルミニウム),Cr(クロム)を規定している。そして、元素比から分かるようにCrが主に導電性に寄与している。MnやFeに比べ、Crは価数が安定な元素であるため、熱履歴に対する電気特性の変化を小さくすることができる。そのため、従来に比べて高い耐熱性を持つ導電性酸化物焼結体を提供することができる。また、元素M1としてPr,Nd,Smから選ばれる1種以上の元素を主として含むことにより、導電性酸化物焼結体の耐熱性を向上させることができる。更には、ペロブスカイト相よりも導電性が低い金属酸化物相MeOを含むため、MeOの占める割合を適宜変化させることで、温度勾配定数(B定数)を維持しつつ、導電性酸化物焼結体全体の比抵抗の値をシフトさせることができる。
(2)上記導電性酸化物焼結体において、前記c,eが、
0.65≦e/(c+e)≦1.00
を満たすものとしてもよい。
この構成によれば、更に高い耐熱性を有する導電性酸化物焼結体を提供することができる。
(3)上記導電性酸化物焼結体において、前記a,b,c,d,e,fが、
0.700≦a<1.000
0<b≦0.300
0≦c<0.140
0.500<d<0.950
0.050<e≦0.500
0.65<e/(c+e)≦1.00
2.80≦f≦3.30
を満たすものとしてもよい。
この構成によれば、更に高い耐熱性を有する導電性酸化物焼結体を提供することができる。
(4)上記導電性酸化物焼結体において、前記元素M1が、Pr,Nd,Smから選ばれる1種以上の元素であり、前記元素M2が、Ca,Srから選ばれる1種以上の元素であるものとしてもよい。
この構成によれば、更に高い耐熱性を有する導電性酸化物焼結体を提供することができる。
(5)上記導電性酸化物焼結体において、前記導電性酸化物焼結体の断面(断面積S)に現れた前記ペロブスカイト相の断面積をSPとしたとき、S及びSPが下記条件式を満たすものとしてもよい。
0.20≦SP/S≦0.90
この構成によれば、ペロブスカイト相の占める割合が適度であり、十分な導電パスを形成することができる。
(6)上記導電性酸化物焼結体において、金属酸化物相に複酸化物を含むものとしてもよい。
この構成によれば、更に高い耐熱性を有する導電性酸化物焼結体を提供することができる。
本発明は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば、導電性酸化物焼結体を用いて、サーミスタ素子、サーミスタ素子を用いた温度センサなどの各種の装置、及び、導電性酸化物焼結体やサーミスタ素子の製造方法等の形態で実現することができる。
本発明の導電性酸化物焼結体、及び、それを用いたサーミスタ素子を用いることにより、−40℃の低温下から900℃以上の高温域までの温度範囲において、適切に温度検知ができ、且つ、高い耐熱性を持つ温度センサを提供することができる。
本発明の一実施形態としての温度センサの一例を示す部分破断断面図である。 本発明の一実施形態としてのサーミスタ素子の一例を示す斜視図である。 サーミスタ素子の製造方法の一例を示すフローチャートである。 サンプルS3の断面のSEM写真である。
〔1〕導電性酸化物焼結体
本発明の導電性酸化物焼結体は、導電性のペロブスカイト相と、ペロブスカイト相よりも導電性が低い金属酸化物相と、を含む。
〔1.1〕ペロブスカイト相
導電性酸化物焼結体は、下記(1)式の組成で表記され、ペロブスカイト型結晶構造を有する導電性のペロブスカイト相を含む。
(M1M2)(MnAlCr)O …(1)
ここで、M1は、3族元素から選ばれる1種以上の元素であり、M2はMg,Ca,Sr,Baから選ばれる1種以上の元素であり、a〜fは係数である。
本明細書において、「3族元素」とは、スカンジウム(21Sc)、イットリウム(39Y)、ランタノイド(57La〜71Lu)、及びアクチノイド(89Ac〜103Lr)で構成される元素群を意味する。
ペロブスカイト型結晶構造は、一般に組成式ABOで表記される。上記(1)式では、元素M1,M2がAサイト元素であり、他の元素Mn,A1,CrがBサイト元素である。上記(1)式の組成を有する結晶が典型的なペロブスカイト型結晶構造を取る場合には、a+b=1,c+d+e=1が成立することが好ましく、fは3±x(xは約0.3)の範囲の値をとることが好ましい。但し、これらの関係は、温度特性に影響が生じない範囲で多少変動してもよい。
元素M1としては、3族元素から選ばれる1種以上の元素を利用可能である。但し、元素M1としてPr,Nd,Smから選ばれる1種以上の元素を主とすること、すなわち、元素M1のうち、Pr,Nd,Smから選ばれる1種以上の元素がモル分率で50%以上であることが好ましい。元素M1として主にPr,Nd,Smから選ばれる1種以上の元素を利用すれば、広い温度範囲に亘って安定した特性を得ることが可能であり、また、耐熱性を向上させることができる。元素M1として主にPr,Nd,Smから選ばれる1種以上の元素を含む場合に特性が安定する理由は、3族元素の中でPr,Nd,Smのイオン半径が比較的大きく、元素M2(特にCaやSr)のイオン半径との差が小さいので、ペロブスカイト型結晶構造が安定するからであると推定される。
上記(1)式の係数a〜fとしては、それぞれ以下を満たす。
0.600≦a<1.000 …(2a)
0<b≦0.400 …(2b)
0≦c<0.150 …(2c)
0.400≦d<0.950 …(2d)
0.050<e≦0.600 …(2e)
0.50<e/(c+e)≦1.00 …(2f)
2.80≦f≦3.30 …(2g)
上記(1)、(2a)〜(2g)式を満たす組成のペロブスカイト型結晶構造のペロブスカイト相を有する導電性酸化物焼結体は、ペロブスカイト型結晶構造のBサイト元素としてMn,A1,Crを含んでおり、MnとCrの合計量に対するCrの含有割合e/(c+e)が0.50〜1.00の範囲となっている。従って、この導電性酸化物焼結体では、Mnでは無く、Crが主に導電性に寄与している。MnやFeに比べてCrは価数が安定な元素であるため、本導電性酸化物焼結体では、熱履歴に対する電気特性の変化を小さくすることができる。そのため、従来に比べて高い耐熱性を有する導電性酸化物焼結体を提供することが可能である。以下では、上記の含有割合e/(c+e)を「Cr含有比e/(c+e)」とも記載する。
なお、耐熱性の観点からは、上記(2f)式の代わりに、
0.65≦e/(c+e)≦1.00
を満たすことが更に好ましい。こうすれば、Crの含有割合が更に高まるので、更に耐熱性を高めることが可能である。
また、上記係数a〜fとして、上記(2a)〜(2g)の代わりに以下を満たすことが更に好ましい。
0.700≦a<1.000 …(3a)
0<b≦0.300 …(3b)
0≦c<0.140 …(3c)
0.500<d<0.950 …(3d)
0.050<e≦0.500 …(3e)
0.65<e/(c+e)≦1.00 …(3f)
2.80≦f≦3.30 …(3g)
この組成では、更に高い耐熱性を有する導電性酸化物焼結体を提供することができる。
さらに、上記(3d)〜(3f)については、以下の(4d)〜(4f)を満たすことがより高い耐熱性を有する導電性酸化物焼結体を提供する観点から好ましい。
0.600≦d≦0.920 …(4d)
0.080≦e<0.400 …(4e)
0.75≦e/(c+e)≦1.00 …(4f)
〔1.2〕金属酸化物相
導電性酸化物焼結体は、金属酸化物相を含む。金属酸化物相は、ペロブスカイト相よりも導電性が低く、ペロブスカイト相を構成する金属元素から選択された少なくとも1種の金属元素をMeとしたとき、組成式MeOで表記される結晶構造を有するものであればよい。具体的には、単一金属元素の酸化物、例えば、Y,Pr11,Nd,Sm,Yb,SrO,CaO,MnO,Al,Crなどが挙げられる。また、複数の金属元素からなる複酸化物、例えば、Ca−Al系酸化物(CaAl1219、CaAl等)、Nd−Al系酸化物(NdAl1118、NdAlO)なども挙げられる。導電性酸化物焼結体は、金属酸化物相として1種を単独で含有してもよく、2種以上(複数種)を含有してもよい。
本発明の導電性酸化物焼結体では、金属元素Meは、ペロブスカイト相を構成する金属元素から選択されたものである。従って、このペロブスカイト相と金属酸化物相とが共存する本発明の導電性酸化物焼結体中に、予期しない副生成物が生成されるおそれが無く、副生成物の生成による特性の変動が生じる虞もない。
また、金属元素Meがペロブスカイト相をなす金属元素でない場合には、この金属元素Meがペロブスカイト相中に固溶することで、固溶前とは異なる元素からなるペロブスカイト相が生成される虞があるが、本発明の導電性酸化物焼結体では、このような組成変動も生じにくく、安定した組成を維持でき、導電性酸化物焼結体の諸特性の変動も抑制される。
金属酸化物相には、以下の理由から複酸化物が含まれていることが好ましい。導電性酸化物焼結体の焼成時あるいは900℃などの高温環境下において、複酸化物をなす複数の元素のうち、一の元素のみが、複酸化物から、ペロブスカイト相へ移動し、これに固溶する場合について考察すると次のようになる。すなわち、複酸化物から、複酸化物の一の元素のみがペロブスカイト相へ移動することは、単元素の酸化物から、これをなす金属元素(M1あるいはM2)がペロブスカイト相へ移動することに比べて、生じにくいと考えられる。従って、金属酸化物相に複酸化物を含めることにより、高温環境下でのペロブスカイト相の組成のズレを抑制し、耐熱性を高めることができると考えられる。
導電性酸化物焼結体の断面(断面積S)に現れたペロブスカイト相の断面積をSPとしたとき、S及びSPが下記条件式を満たすものが好ましい。
0.20≦SP/S≦0.90
この構成によれば、ペロブスカイト相の占める割合が適度であり、十分な導電パスを形成することができる。
より詳細に説明すると、金属酸化物相に対して相対的に高い導電性を示すペロブスカイト相の総断面積が20%以上90%以下であるため、焼結体の導電性が低下して比抵抗が上昇することが抑制される。よって、このような導電性酸化物焼結体は、標準的な形態のサーミスタ素子に使用する導電性酸化物焼結体として好適である。
なお、焼結体の断面積S中に占めるペロブスカイト相の総断面積SPの割合は、焼結体に含まれるペロブスカイト相の体積分率とも等しい値となる。
〔1.3〕その他
なお、導電性酸化物焼結体を構成する結晶粒子の大きさを示す平均粒径は、特に限定されないが、好ましくは7μm以下、より好ましくは0.1〜7μm、更に好ましくは0.1〜3μmである。結晶粒子の平均粒子径が大きくなりすぎると、焼結体あるいはこれを用いたサーミスタ素子の特性の不安定化を招く傾向があるためである。
〔2〕温度センサ
図1は、本発明の一実施形態としての温度センサ200の一例を示す部分破断断面図である。本実施形態の温度センサ200は、感温素子としてのサーミスタ素子202と、このサーミスタ素子202を先端に取り付けるシース部材206と、シース部材206とサーミスタ素子202とを収納する金属チューブ212と、金属チューブ212の一端に溶接された取付部材240と、取付部材240に一端が溶接された筒状部材260と、この筒状部材260に回動自在に外嵌されたナット部材250とを備えている。なお、金属チューブ212の内側には、サーミスタ素子202及びシース部材206の揺動を防止するためにセラミック製のセメント(図示せず)が充填されている。この温度センサ200は、例えば、内燃機関の排気管に装着されて使用される。温度センサ200の先端側に設けられたサーミスタ素子202は、排ガスが流れる排気管内に配置され、排ガスの温度を検出する。
〔3〕サーミスタ素子
図2は、サーミスタ素子202の外観を示す斜視図である。このサーミスタ素子202は、六角形の平面形状を有する板状のサーミスタ部203と、2本の素子電極線204とを備えている。サーミスタ部203は、上述のペロブスカイト相及び金属酸化物相を含む導電性酸化物焼結体で形成されている。
〔4〕本実施形態の効果
本実施形態の導電性酸化物焼結体、それを用いたサーミスタ素子を用いることにより、−40℃の低温下から900℃以上の高温域までの温度範囲において、適切に温度検知ができ、且つ、耐熱性に優れ、長期信頼性の高い温度センサを提供することができる。
実施例により本発明を更に具体的に説明する。
なお、サンプルS1〜S7、S9〜S21は、本発明の実施例に該当し、サンプルS8は、比較例に該当する。
〔1〕サンプルの製造
〔1.1〕サンプルS1〜S7、S9〜S21の製造
図3は、サンプルS1〜S7、S9〜S21のサーミスタ素子の製造方法を示すフローチャートである。まず、工程T1では、サンプルS1〜S7、S9〜S21にかかるペロブスカイト相用の原料粉末として、元素M1を含む原料粉末(Y,Pr11,Nd(OH),Sm,Yb等)と、元素M2を含む原料粉末(MgCO,CaCO,SrCO,BaCO)と、その他の元素Mn,Al,Crを含む原料粉末(MnO,Al,Cr等)のうちから選択された粉末材料(全て純度99%以上の市販品)を秤量し、これらの原料粉末を湿式混合して乾燥することにより、ペロブスカイト相用の原料粉末混合物を調製する。次いで、工程T3において、この原料粉末混合物を大気雰囲気下1400℃で2時間仮焼し、仮焼粉末を得る。
一方、工程T5において、サンプルS1〜S7、S9〜S21にかかる金属酸化物相用の原料粉末として、Nd(OH)と、CaCOと、Alのうちから選択された粉末材料(全て純度99%以上の市販品)を秤量し、これらの原料粉末を湿式混合して乾燥することにより、金属酸化物相用の原料粉末混合物を調整する。次いで、工程T7において、この原料粉末混合物を大気雰囲気下1400℃で2時間仮焼し、仮焼粉末を得る。
次いで、工程T9を行う。サンプルS1〜S7、S9〜S21にかかるペロブスカイト相用の仮焼粉末と金属酸化物相用の仮焼粉末とを秤量し、これらの仮焼粉末を樹脂ポットと高純度アルミナ球石とを用い、エタノールを分散媒として、湿式混合粉砕を行う。次いで、得られたスラリーを湯煎乾燥して、合成粉末を得る。その後、この合成粉末の100重量部に対し、ポリビニルブチラールを主成分とするバインダーを20重量部添加して混合・乾燥する。更に、目開き250μmの篩を通して造粒し、造粒粉末を得る。
なお、使用しうるバインダーとしては、上述のポリビニルブチラールに特に限定されず、例えばポリビニルアルコール、アクリル系バインダー等の他の種類のバインダーも利用可能である。バインダーの配合量は、合成粉末100重量部に対して、通常は5〜20重量部であり、10〜20重量部とすることが好ましい。また、バインダーと混合するにあたり、合成粉末の平均粒子径は特に限定されないが、2.0μm以下としておくのが好ましい。これによって均一に混合することができる。なお、合成粉末の平均粒子径は、レーザー回折・散乱法を用いて測定される球相当径である。
次いで、工程T11、T13を行う。詳細には、上述の造粒粉末を用いて、金型成型法にてプレス成形(プレス圧:4500kg/cm)を行い、図2に示したように、Pt−Rh合金製の一対の素子電極線204の一端側が埋設された六角形板状の成形体を得る。その後、大気中1500℃〜1600℃で2〜4時間焼成することによって、サーミスタ素子202を作製する。
〔1.2〕サンプルS8の製造
次の点以外は、サンプルS1〜S7、S9〜S21と同様にしてサーミスタ素子を製造する。
サンプルS8の製造では、図3における工程T5及び工程T7を省略する。すなわち、サンプルS8の製造の場合には、上述と同様の工程T1、及び工程T3を行った後、ペロブスカイト相用の仮焼粉末のみを用いて、工程T9を行い、続いて、工程T11、工程T13を行う。
詳細には、工程T9において、ペロブスカイト相用の仮焼粉末のみを用い、エタノールを分散媒として湿式混合粉砕を行う。次いで、得られたスラリーを湯煎乾燥して、合成粉末を得る。その後、この合成粉末の100重量部に対し、ポリビニルブチラールを主成分とするバインダーを20重量部添加して混合・乾燥する。更に、目開き250μmの篩を通して造粒し、造粒粉末を得る。
次いで、工程T11、T13を行う。詳細には、上述の造粒粉末を用いて、金型成型法にてプレス成形(プレス圧:4500kg/cm)を行い、図2に示したように、Pt−Rh合金製の一対の素子電極線204の一端側が埋設された六角形板状の成形体を得る。その後、大気中1500℃〜1600℃で2〜4時間焼成することによって、サーミスタ素子202を作製する。
〔2〕評価方法
〔2.1〕B定数(温度勾配係数)の測定
B定数は、以下のように測定した。まず、各サンプルのサーミスタ素子202を−40℃(絶対温度T(−40)=233K)の環境下に放置し、その状態での素子電極線204間の初期抵抗値Rs(−40)を測定した。次いで、サーミスタ素子202を、900℃(絶対温度T(900)=1173K)の環境下に放置し、その状態での素子電極線204間の初期抵抗値Rs(900)を測定した。B定数B(−40〜900)は、以下の式に従って算出した。

B(−40〜900)=ln[Rs(900)/Rs(−40)]/[1/T(900)−1/T(−40)]
〔2.2〕高温耐久試験前後の指示温度変化の換算値CT(900)の測定
高温耐久試験前後の指示温度変化の換算値CT(900)は、以下のように測定した。まず、高温耐久試験前の各サンプルを900℃の環境下に放置し、その状態での初期抵抗値Rs(900)を測定した。その後、高温耐久試験として、大気中にて1050℃×50時間保持した。その後、上述と同様にして高温耐久試験後の抵抗値Ra(900)を測定した。そして、高温耐久試験前の初期抵抗値Rsと高温耐久試験後の抵抗値Raから、高温耐久試験による抵抗変化の指示温度変化量の換算値CT(900)を、次式に従って算出した。

CT(900)=[(B(−40〜900)×T(100))/[ln(Ra(900)/Rs(900))×T(900)+B(−40〜900)]]−T(900)

以下では、この換算値CT(900)を、「温度変化換算値CT(900)」とも記載する。
〔2.3〕面積分率SP/Sの算出
以下のようにして、導電性酸化物焼結体の断面組織写真を撮影し、面積分率SP/Sを算出した。
まず、断面を鏡面研磨した試料を作製し、走査型電子顕微鏡により、断面を倍率1500倍で写真撮影する。図4にサンプルS3にかかる導電性酸化物焼結体の断面写真を示す。なお、EDSによる組成分析から、明るい灰色部分がペロブスカイト相、暗い灰色部分が金属酸化物相(具体的には、CaAl1219)である。また、黒色部分は気孔である。撮影した組織写真を画像解析装置にて解析し、視野(断面積S)に対するペロブスカイト相の断面積SPの占める割合(面積分率)SP/Sを求めた。なお、視野は、80μm×60μmとした。
〔3〕実験結果
実験結果を表1に示す。表1に示した各元素の係数a〜eは、工程T1(図3)の原料混合時における成分を示している。なお、表1には係数fの値を記載していないが、蛍光X線分析を用いた各元素の組成比から、2.80≦f≦3.30の範囲内であることを確認した。
表1に示すように、サンプルS1〜S7、S9〜S21は、B定数が2000K〜3000Kの好ましい範囲内にあるため、このような導電性酸化物焼結体を用いたサーミスタ素子では、−40℃〜900℃に亘る広い温度範囲において、適切に温度測定を行うことが可能である。また、サンプルS1〜S7、S9〜S21では、温度変化換算値CT(900)の絶対値がすべて3.0deg以下であり、十分に小さい点で非常に良好である。この結果から、サンプルS1〜S7、S9〜S21のサーミスタ素子は、900℃を超える高温域までの広い範囲に亘り、長期的に安定した温度測定が可能であることが分かる。
しかも、サンプルS1〜S7、S9〜S21の導電性酸化物焼結体には、ペロブスカイト相の他に、ペロブスカイト相よりも導電性が低い金属酸化物相も混在しているので、ペロブスカイト相のみからなる焼結体(サンプルS8)と比較して、B定数を維持しつつ初期抵抗値を増加させることができており、ペロブスカイト相と金属酸化物相の量比によって、抵抗値を適宜の値に調整することが可能である。
具体的には、金属酸化物相を含まないサンプルS8は、B定数が2595Kであり、温度変化換算値CT(900)も0.9degと良好であるが、初期抵抗値がやや低い。この場合には、温度センサとして十分な検知精度を担保できない恐れがある。
これに対し、ペロブスカイト相の組成はサンプルS8と同じであるが、相対的に導電性の低い金属酸化物相を含み、ペロブスカイト相の面積分率を47%としたサンプルS3においては、金属酸化物相を増やした分(従って、ペロブスカイト相が減った分)、サンプルS8よりも抵抗値が高くなっているため、温度センサとして十分な検知精度を持たせることができる。
なお、サンプルS1〜S7、S9〜S21のうち、サンプルS2,S16,S18は、温度変化換算値CT(900)の絶対値が1.7deg以上であり、他のサンプルよりもやや大きい。これらのサンプルS2,S16,S18は、請求項3に示した組成範囲のいずれかから外れており、他のサンプルは、すべて満足している。従って、請求項3に示した組成範囲をすべて満足する組成とすれば、更に高い耐熱性を有する導電性酸化物焼結体及びサーミスタ素子を提供できることが理解できる。
なお、サンプルS1,S9は、元素M1としてNdの他にY又はYbをそれぞれ含んでいる点で、元素M1としてNdのみを含むサンプルS4と異なっており、他の組成はサンプルS4と同じである。温度変化換算値CT(900)の絶対値は、サンプルS4が0.6であるのに対して、サンプルS1,S9では1.2及び1.4とやや大きな値となっている。従って、耐熱性の観点からは、元素M1には、Y,Ybを含めずに、元素M1をPr,Nd,Smから選ばれる1種以上の元素から構成することが好ましい。元素M1としてPr,Nd,Smから選ばれる1種以上の元素を用いると耐熱性が向上する理由は、Pr,Nd,Smは元素M2とのイオン半径差が小さく、ペロブスカイト型結晶構造が安定なためであると推定される。
また、サンプルS5,S19,S20は、それぞれ元素M1としてNd,Pr,Smのみを含む点で異なっており、他の組成は同じである。温度変化換算値CT(900)の絶対値は、サンプルS5が0.2であり、サンプルS19が0.6であるのに対して、サンプルS20では1.1とやや大きな値となっている。従って、耐熱性の観点からは、元素M1をPr,Ndから選ばれる1種以上の元素から構成することが更に好ましい。元素M1としてSmを用いると耐熱性が劣る理由は、Pr,Nd,Smの中でSmが最もイオン半径が小さく、ペロブスカイト型結晶構造の安定性が劣るためであると推定される。
また、サンプルS10,13では、元素M2としてCaの他にMg又はBaをそれぞれ含んでいる点で、元素M2としてCaのみを含むサンプルS6と異なっており、他の組成はサンプルS6と同じである。温度変化換算値CT(900)の絶対値は、サンプルS6が0.1であるのに対して、サンプルS10,S13では1.2とやや大きな値となっている。従って、耐熱性の観点からは、元素M2としてCaを用いることが好ましい。なお、元素M2としてCaの他にSrを含むサンプルS11においても、温度変化換算値CT(900)の絶対値は0.4と小さい値に留まっている。従って、元素M2を、Ca,Srから選ばれる1種以上の元素から構成することが好ましく、Caを主として含むことが更に好ましく、Caのみで構成することが最も好ましい。元素M2としてCaやSrを用いると耐熱性が向上する理由は、CaやSrの方が元素M1(特にPr,Nd,Sm)とのイオン半径差が小さく、ペロブスカイト型結晶構造が安定なためであると推定される。
〔4〕他の実施形態(変形例)
なお、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能である。
(1)上記実施形態では、サーミスタ素子を利用した装置の例として、内燃機関の排ガス温度測定用の温度センサを説明したが、本発明によるサーミスタ素子は、これ以外の任意の装置に利用可能である。
(2)上記実施形態では、素子電極線204としてPt−Rh合金を用いたが、素子電極線の材質はこれに限定されない。例えば、Pt又はPt−Rh合金にSrを含有させた材質やPt―Ir合金を用いたり、Pt以外の他の貴金属を主にした合金を用いても良い。
(3)サーミスタ素子202を金属チューブ212に収納するにあたり、サーミスタ素子202の周囲をガラス封止した状態で、サーミスタ素子202及びシース部材206を金属チューブ212の内側に収納して温度センサを構成するようにしてもよい。
(4)実施例では、仮焼、焼成の温度を特定温度としたが、仮焼、焼成の温度は、原料に応じて、適宜変更することができる。
(5)実施例では、仮焼、焼成の時間を特定時間としたが、仮焼、焼成の時間は、原料に応じて、適宜変更することができる。
101…ペロブスカイト相(明灰色部分)
102…金属酸化物相(暗灰色部分)
103…気孔(黒色部分)
200…温度センサ
202…サーミスタ素子
203…サーミスタ部
204…素子電極線
206…シース部材
212…金属チューブ
240…取付部材
250…ナット部材
260…筒状部材

Claims (8)

  1. 3族元素から選ばれる1種以上の元素をM1とし、
    Mg,Ca,Sr,Baから選ばれる1種以上の元素をM2としたとき、
    組成式:M1M2MnAlCrで表記され、
    前記元素M1が、Pr,Nd,Smから選ばれる1種以上の元素を主として含み、
    前記a,b,c,d,e,fが下記条件式を満たし、
    ペロブスカイト型結晶構造を有する導電性のペロブスカイト相と、
    前記ペロブスカイト相よりも導電性が低く、
    前記ペロブスカイト相を構成する金属元素から選択された少なくとも1種の金属元素をMeとしたとき、
    組成式MeOで表記される結晶構造を有する少なくとも1種の金属酸化物相と、
    を含む導電性酸化物焼結体。
    0.600≦a<1.000
    0<b≦0.400
    0≦c<0.150
    0.400≦d<0.950
    0.050<e≦0.600
    0.50<e/(c+e)≦1.00
    2.80≦f≦3.30
  2. 請求項1に記載の導電性酸化物焼結体であって、
    前記c,eが、
    0.65≦e/(c+e)≦1.00
    を満たすことを特徴とする導電性酸化物焼結体。
  3. 請求項1又は2に記載の導電性酸化物焼結体であって、
    前記a,b,c,d,e,fが、
    0.700≦a<1.000
    0<b≦0.300
    0≦c<0.140
    0.500<d<0.950
    0.050<e≦0.500
    0.65<e/(c+e)≦1.00
    2.80≦f≦3.30
    を満たすことを特徴とする導電性酸化物焼結体。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の導電性酸化物焼結体であって、
    前記元素M1が、Pr,Nd,Smから選ばれる1種以上の元素であり、
    前記元素M2が、Ca,Srから選ばれる1種以上の元素であることを特徴とする導電性酸化物焼結体。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の導電性酸化物焼結体であって、
    前記導電性酸化物焼結体の断面(断面積S)に現れた前記ペロブスカイト相の断面積をSPとしたとき、S及びSPが下記条件式を満たす導電性酸化物焼結体。
    0.20≦SP/S≦0.90
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の導電性酸化物焼結体であって、
    前記金属酸化物相に複酸化物を含む導電性酸化物焼結体。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の導電性酸化物焼結体を用いてなるサーミスタ素子。
  8. 請求項7に記載のサーミスタ素子を用いてなる温度センサ。
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