JP2001122661A - サーミスタ用焼結体及びその製造方法 - Google Patents
サーミスタ用焼結体及びその製造方法Info
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- JP2001122661A JP2001122661A JP30153399A JP30153399A JP2001122661A JP 2001122661 A JP2001122661 A JP 2001122661A JP 30153399 A JP30153399 A JP 30153399A JP 30153399 A JP30153399 A JP 30153399A JP 2001122661 A JP2001122661 A JP 2001122661A
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- Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
- Thermistors And Varistors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 低温において焼結することができ、且つ10
00℃までの高温において使用することができ、更に、
高い耐久性を有するサーミスタ用焼結体を提供する。 【解決手段】 組成式(Ya1Sra2)(Crb1Alb2Z
rb3Feb4)O3 ーδで表され、a1=0.999、a2
=0.001、b1=0.6387、b2=0.159
7、b3=0.01、b4=0.1916となるよう
に、市販の純度99.9%のY2O3、SrCO3、Cr2
O3、Al2O3、ZrO2及びFe2O3の各原料粉末を湿
式混合し、大気雰囲気下1300℃で5時間仮焼し、2
0〜70体積%となるように、平均粒径0.05〜0.
25μmの不可避不純物含有量1000ppm以下のガ
ラス粉末を配合し、湿式混合し、造粒した粉末を、等方
静水圧プレスにより成形し、大気雰囲気下1300℃で
2時間保持して焼成する。
00℃までの高温において使用することができ、更に、
高い耐久性を有するサーミスタ用焼結体を提供する。 【解決手段】 組成式(Ya1Sra2)(Crb1Alb2Z
rb3Feb4)O3 ーδで表され、a1=0.999、a2
=0.001、b1=0.6387、b2=0.159
7、b3=0.01、b4=0.1916となるよう
に、市販の純度99.9%のY2O3、SrCO3、Cr2
O3、Al2O3、ZrO2及びFe2O3の各原料粉末を湿
式混合し、大気雰囲気下1300℃で5時間仮焼し、2
0〜70体積%となるように、平均粒径0.05〜0.
25μmの不可避不純物含有量1000ppm以下のガ
ラス粉末を配合し、湿式混合し、造粒した粉末を、等方
静水圧プレスにより成形し、大気雰囲気下1300℃で
2時間保持して焼成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サーミスタ用焼結
体及びその製造方法に関する。更に詳しくは、低温での
焼成が可能であり、且つ1000℃までの温度域での使
用においても高い耐久性を有するサーミスタ用焼結体及
びその製造方法に関する。このサーミスタ用焼結体は、
燃焼器具や、自動車の排気ガス温度測定等に用いられる
サーミスタとして特に好適に用いることができる。
体及びその製造方法に関する。更に詳しくは、低温での
焼成が可能であり、且つ1000℃までの温度域での使
用においても高い耐久性を有するサーミスタ用焼結体及
びその製造方法に関する。このサーミスタ用焼結体は、
燃焼器具や、自動車の排気ガス温度測定等に用いられる
サーミスタとして特に好適に用いることができる。
【0002】
【従来の技術】サーミスタに使用される焼結体は、高温
において長期間使用されるため、高い耐久性が要求され
る。このような要求を満たす技術として、特開平10−
70011号公報のスピネル型酸化物、特開平7−33
5409号公報のコランダム型酸化物、及び、特開平1
1−8103号公報のペロブスカイト型酸化物等が開示
されている。しかし、これらはいずれも1500〜16
00℃という高温での焼成が必要である。
において長期間使用されるため、高い耐久性が要求され
る。このような要求を満たす技術として、特開平10−
70011号公報のスピネル型酸化物、特開平7−33
5409号公報のコランダム型酸化物、及び、特開平1
1−8103号公報のペロブスカイト型酸化物等が開示
されている。しかし、これらはいずれも1500〜16
00℃という高温での焼成が必要である。
【0003】このため、電極材料との同時焼成を行う場
合に、この焼成体が厚みの大きな成形体である場合は、
サーミスタ用焼成体と電極材との熱膨張差により、剥が
れ及びクラック等を生じ易いという問題がある。一方、
熱膨張差の影響を受け難い薄膜状とした場合であって
も、サーミスタ用焼成体と電極材料とが焼成時に反応し
易く、導電特性が変化してしまうという問題がある。
尚、特開昭54−98949号公報に、薄膜状のものに
関して、低温での焼成を可能とするための技術が開示さ
れているが、使用可能温度域は600℃以下である。こ
のため、600℃以上の高温で使用することができ、更
には、このような温度域において、長期に渡る使用に耐
え得る耐久性を備えるものではない。
合に、この焼成体が厚みの大きな成形体である場合は、
サーミスタ用焼成体と電極材との熱膨張差により、剥が
れ及びクラック等を生じ易いという問題がある。一方、
熱膨張差の影響を受け難い薄膜状とした場合であって
も、サーミスタ用焼成体と電極材料とが焼成時に反応し
易く、導電特性が変化してしまうという問題がある。
尚、特開昭54−98949号公報に、薄膜状のものに
関して、低温での焼成を可能とするための技術が開示さ
れているが、使用可能温度域は600℃以下である。こ
のため、600℃以上の高温で使用することができ、更
には、このような温度域において、長期に渡る使用に耐
え得る耐久性を備えるものではない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題を
解決するものであり、低温での焼成が可能であり、10
00℃までの高温域においても長期に渡る使用に耐え得
る耐久性を有するサーミスタ用焼結体及びその製造方法
を提供することを目的とする。
解決するものであり、低温での焼成が可能であり、10
00℃までの高温域においても長期に渡る使用に耐え得
る耐久性を有するサーミスタ用焼結体及びその製造方法
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本第1発明のサーミスタ
用焼結体は、組成式(A1 a1A2 a2)(B1 b1B2 b2…B n
bn)O3 ーδで表した場合に、n=1〜4、A1は周期表
3族元素、A2は周期表2族元素、Bnは周期表4〜16
族元素、a1+a2=1、b1+b2+…+bn=1、
(a1+a2)/(b1+b2+…+bn)=1、−
0.15≦δ≦0.15を充足するペロブスカイト型結
晶構造を呈する導電性酸化物を30〜80体積%含有
し、ガラス相を20〜70体積%含有することを特徴と
する。但し、a1、a2、b1〜bnは各々の元素のモ
ル比を表す。
用焼結体は、組成式(A1 a1A2 a2)(B1 b1B2 b2…B n
bn)O3 ーδで表した場合に、n=1〜4、A1は周期表
3族元素、A2は周期表2族元素、Bnは周期表4〜16
族元素、a1+a2=1、b1+b2+…+bn=1、
(a1+a2)/(b1+b2+…+bn)=1、−
0.15≦δ≦0.15を充足するペロブスカイト型結
晶構造を呈する導電性酸化物を30〜80体積%含有
し、ガラス相を20〜70体積%含有することを特徴と
する。但し、a1、a2、b1〜bnは各々の元素のモ
ル比を表す。
【0006】本発明でいう上記「周期表」は、1989
年のIUPAC無機化学命名法改訂版に示される族番号
に従う。また、ペロブスカイト型結晶構造をABO3と
して表し、AをAサイト、BをBサイトとすると、上記
「組成式」におけるA1及びA2はAサイトに含有される
ことを示す。また、B1、B2、B3及びB4はBサイトに
含有されることを表す。
年のIUPAC無機化学命名法改訂版に示される族番号
に従う。また、ペロブスカイト型結晶構造をABO3と
して表し、AをAサイト、BをBサイトとすると、上記
「組成式」におけるA1及びA2はAサイトに含有される
ことを示す。また、B1、B2、B3及びB4はBサイトに
含有されることを表す。
【0007】A1としては、3族元素の中でもY、L
a、Ce、Pr、Nd、Sm、Eu、Gd、Tb、D
y、Ho、Er、Tm、Yb及びLuのうちのいずれか
であることが好ましく、Yであることが特に好ましい。
A2としては、2族元素の中でもMg、Ca、Sr及び
Baのうちのいずれかであることが好ましく、Mg、C
a及びSrのいずれかであることが特に好ましい。ま
た、B1〜B4としては、(B 1、B2、…、Bn)として
表すと、例えば、(Cr、Zr)、(Cr、Al、Z
r)、(Cr、Zr、Fe)及び(Cr、Al、Zr、
Fe)等を挙げることができる。この組成式で表すこと
のできる導電性酸化物は30〜80体積%、即ち、ガラ
ス相を20〜70体積%含有することが好ましく、40
〜70体積%、即ち、ガラス相を30〜60体積%含有
することがより好ましい。
a、Ce、Pr、Nd、Sm、Eu、Gd、Tb、D
y、Ho、Er、Tm、Yb及びLuのうちのいずれか
であることが好ましく、Yであることが特に好ましい。
A2としては、2族元素の中でもMg、Ca、Sr及び
Baのうちのいずれかであることが好ましく、Mg、C
a及びSrのいずれかであることが特に好ましい。ま
た、B1〜B4としては、(B 1、B2、…、Bn)として
表すと、例えば、(Cr、Zr)、(Cr、Al、Z
r)、(Cr、Zr、Fe)及び(Cr、Al、Zr、
Fe)等を挙げることができる。この組成式で表すこと
のできる導電性酸化物は30〜80体積%、即ち、ガラ
ス相を20〜70体積%含有することが好ましく、40
〜70体積%、即ち、ガラス相を30〜60体積%含有
することがより好ましい。
【0008】特に、第2発明のように、A1はYであ
り、A2はMg、Ca及びSrのいずれかであり、B1は
Cr、B2はAl、B3はZr、B4はFeであることが
好ましく、且つ0.001≦a2≦0.1、0.001
≦b2/b1≦0.67、0.001≦b3≦0.2、
0.01≦b4/b1≦0.5を満たすことが好まし
い。
り、A2はMg、Ca及びSrのいずれかであり、B1は
Cr、B2はAl、B3はZr、B4はFeであることが
好ましく、且つ0.001≦a2≦0.1、0.001
≦b2/b1≦0.67、0.001≦b3≦0.2、
0.01≦b4/b1≦0.5を満たすことが好まし
い。
【0009】上記「a2」は0.001≦a2≦0.0
5であることがより好ましく、0.001≦a2≦0.
04であることが特に好ましい。このa2が0.001
未満であると、不可避不純物等の影響を受け易く、誘電
特性が不安定になることがあるため好ましくない。一
方、0.1を超えると、固溶しきらない余剰のA2が大
気中の水分と反応し、サーミスタ用焼結体に亀裂を生じ
させることがあるため好ましくない。上記「b2/b
1」は0.001≦b2/b1≦0.55であることが
より好ましく、0.001≦b2/b1≦0.43であ
ることが特に好ましい。このb2/b1が0.001未
満であると、不純物による導電特性に対する影響が大き
く好ましくない。一方、0.67を超えると温度変化に
対する抵抗値の変動が過大となり易く、また、高温に長
時間曝した場合に強度が低下し易く好ましくない。
5であることがより好ましく、0.001≦a2≦0.
04であることが特に好ましい。このa2が0.001
未満であると、不可避不純物等の影響を受け易く、誘電
特性が不安定になることがあるため好ましくない。一
方、0.1を超えると、固溶しきらない余剰のA2が大
気中の水分と反応し、サーミスタ用焼結体に亀裂を生じ
させることがあるため好ましくない。上記「b2/b
1」は0.001≦b2/b1≦0.55であることが
より好ましく、0.001≦b2/b1≦0.43であ
ることが特に好ましい。このb2/b1が0.001未
満であると、不純物による導電特性に対する影響が大き
く好ましくない。一方、0.67を超えると温度変化に
対する抵抗値の変動が過大となり易く、また、高温に長
時間曝した場合に強度が低下し易く好ましくない。
【0010】上記「b3」は0.001≦b3≦0.0
5であることがより好ましく、0.001≦b3≦0.
03であることが特に好ましい。このb3が0.001
未満であると、不純物による導電特性に対する影響が大
きく好ましくない。一方、0.2を超えると温度変化に
対する抵抗値の変動が過大となり易く、また、高温に長
時間曝した場合に強度が低下し易く好ましくない。上記
「b4/b1」は0.001≦b4/b1≦0.45で
あることがより好ましく、0.001≦b4/b1≦
0.4であることが特に好ましい。このb4/b1が
0.001未満であると、不純物による導電特性に対す
る影響が大きく好ましくない。一方、0.67を超える
と温度変化に対する抵抗値の変動が過大となり易く、ま
た、高温に長時間曝した場合に強度が低下し易く好まし
くない。
5であることがより好ましく、0.001≦b3≦0.
03であることが特に好ましい。このb3が0.001
未満であると、不純物による導電特性に対する影響が大
きく好ましくない。一方、0.2を超えると温度変化に
対する抵抗値の変動が過大となり易く、また、高温に長
時間曝した場合に強度が低下し易く好ましくない。上記
「b4/b1」は0.001≦b4/b1≦0.45で
あることがより好ましく、0.001≦b4/b1≦
0.4であることが特に好ましい。このb4/b1が
0.001未満であると、不純物による導電特性に対す
る影響が大きく好ましくない。一方、0.67を超える
と温度変化に対する抵抗値の変動が過大となり易く、ま
た、高温に長時間曝した場合に強度が低下し易く好まし
くない。
【0011】本第1発明及び第2発明に示すサーミスタ
用焼結体によると、その性能を評価することのできる9
00℃と600℃の間におけるB定数と900℃と30
0℃の間におけるB定数の差は、350以下(通常10
以上)とすることができ、更には300以下とすること
ができ、特に250以下とすることができる。但し、こ
のB常数は下記実施例におけると同様にして算出した値
である。更に、このサーミスタ用焼結体を大気雰囲気に
おいて、高温で長時間曝した場合、例えば1000℃で
50時間保持した場合の耐久性能は、ΔR率を温度換算
した温度換算値で評価され、この温度換算値は、−18
〜+18℃とすることができ、更には−15〜+15℃
とすることができ、特に−12〜+12℃とすることが
できる。但し、この温度換算値は下記実施例におけると
同様にして算出した値である。
用焼結体によると、その性能を評価することのできる9
00℃と600℃の間におけるB定数と900℃と30
0℃の間におけるB定数の差は、350以下(通常10
以上)とすることができ、更には300以下とすること
ができ、特に250以下とすることができる。但し、こ
のB常数は下記実施例におけると同様にして算出した値
である。更に、このサーミスタ用焼結体を大気雰囲気に
おいて、高温で長時間曝した場合、例えば1000℃で
50時間保持した場合の耐久性能は、ΔR率を温度換算
した温度換算値で評価され、この温度換算値は、−18
〜+18℃とすることができ、更には−15〜+15℃
とすることができ、特に−12〜+12℃とすることが
できる。但し、この温度換算値は下記実施例におけると
同様にして算出した値である。
【0012】また、本発明のサーミスタ用焼結体をサー
ミスタとして使用する場合、100〜1000℃の間に
おける使用が好ましく、200〜950℃の間での使用
がより好ましく、300〜900℃の間での使用が特に
好ましい。この温度域における使用であれば、サーミス
タとしての使用に十分に一定な抵抗変化を示し、且つ高
い耐久性を有する。
ミスタとして使用する場合、100〜1000℃の間に
おける使用が好ましく、200〜950℃の間での使用
がより好ましく、300〜900℃の間での使用が特に
好ましい。この温度域における使用であれば、サーミス
タとしての使用に十分に一定な抵抗変化を示し、且つ高
い耐久性を有する。
【0013】本第3発明のサーミスタ用焼結体の製造方
法は、第1発明又は第2発明に記載のサーミスタ用焼結
体の製造方法であって、上記組成式で表される組成とな
るように所定の原料粉末を混合し、仮焼して得られる仮
焼粉末と、主成分が非晶質のSiO2であり、平均粒径
が0.05〜0.25μmであるガラス粉末と、を混合
し、その後、成形し、焼成する工程を備えることを特徴
とする。
法は、第1発明又は第2発明に記載のサーミスタ用焼結
体の製造方法であって、上記組成式で表される組成とな
るように所定の原料粉末を混合し、仮焼して得られる仮
焼粉末と、主成分が非晶質のSiO2であり、平均粒径
が0.05〜0.25μmであるガラス粉末と、を混合
し、その後、成形し、焼成する工程を備えることを特徴
とする。
【0014】上記「所定の粉末」としては、含有される
各元素の酸化物の他、これらの元素を含有する炭酸塩、
シュウ酸塩、硫酸塩及び水酸化物等のように焼成により
酸化物を生成する化合物の粉末を使用することができ
る。上記「非晶質のSiO2」は易焼結性であり好まし
い。上記「ガラス粉末」は、90重量%以上(より好ま
しくは95重量%以上、更に好ましくは98重量%以
上、通常100重量%以下)のSiO2を含有すること
が好ましい。SiO2の含有量が90重量%未満である
と、不純物の影響によりサーミスタ用焼結体の特性が変
化する可能性があり、また、耐久性の低下を招き易く好
ましくない。
各元素の酸化物の他、これらの元素を含有する炭酸塩、
シュウ酸塩、硫酸塩及び水酸化物等のように焼成により
酸化物を生成する化合物の粉末を使用することができ
る。上記「非晶質のSiO2」は易焼結性であり好まし
い。上記「ガラス粉末」は、90重量%以上(より好ま
しくは95重量%以上、更に好ましくは98重量%以
上、通常100重量%以下)のSiO2を含有すること
が好ましい。SiO2の含有量が90重量%未満である
と、不純物の影響によりサーミスタ用焼結体の特性が変
化する可能性があり、また、耐久性の低下を招き易く好
ましくない。
【0015】上記「平均粒径」は0.1〜0.25μm
であることが好ましく、0.1〜0.2μmであること
がより好ましい。平均粒径が0.05μm未満である
と、上記「成形」して得られる成形体の密度が低くなり
易く、焼成により気孔を生じ易く好ましくない。一方、
平均粒径が0.25μmを超えると、十分な焼結を行う
ために焼成温度を高くする必要があるため好ましくな
い。
であることが好ましく、0.1〜0.2μmであること
がより好ましい。平均粒径が0.05μm未満である
と、上記「成形」して得られる成形体の密度が低くなり
易く、焼成により気孔を生じ易く好ましくない。一方、
平均粒径が0.25μmを超えると、十分な焼結を行う
ために焼成温度を高くする必要があるため好ましくな
い。
【0016】尚、サーミスタ用焼結体の焼結性は非晶質
のSiO2により大きく影響されるため、ガラス粉末以
外の原料粉末の平均粒径は特に限定されないが、900
〜1500℃で仮焼した後、必要により粉砕することに
より得られる仮焼粉末の平均粒径は0.1〜0.5μm
(より好ましくは0.1〜0.3μm、更に好ましくは
0.1〜0.2μm)であることが好ましい。この範囲
であると焼結性が向上し、緻密な焼結体とすることがで
きる。更に、導電性酸化物を構成する各元素を均一に混
合させ易く、これらを添加したことによる効果を十分に
発揮させることができる。
のSiO2により大きく影響されるため、ガラス粉末以
外の原料粉末の平均粒径は特に限定されないが、900
〜1500℃で仮焼した後、必要により粉砕することに
より得られる仮焼粉末の平均粒径は0.1〜0.5μm
(より好ましくは0.1〜0.3μm、更に好ましくは
0.1〜0.2μm)であることが好ましい。この範囲
であると焼結性が向上し、緻密な焼結体とすることがで
きる。更に、導電性酸化物を構成する各元素を均一に混
合させ易く、これらを添加したことによる効果を十分に
発揮させることができる。
【0017】本発明のサーミスタ用焼結体は第4発明の
ように、1150〜1450℃(より好ましくは120
0〜1400℃、更に好ましくは1250〜1350
℃)において、相対密度55%以上(更には60〜80
%、特に70〜80%)に焼結することができる。
ように、1150〜1450℃(より好ましくは120
0〜1400℃、更に好ましくは1250〜1350
℃)において、相対密度55%以上(更には60〜80
%、特に70〜80%)に焼結することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、実施例により本発明を具体
的に説明する。 実施例 (1)サーミスタ用焼結体の製造 組成式(Ya1Sra2)(Crb1Alb2Zrb3Feb4)O
3 ーδで表され、a1=0.999、a2=0.001、
b1=0.6387、b2=0.1597、b3=0.
01、b4=0.1916となるように、市販の純度9
9.9%のY2O3、SrCO3、Cr2O3、Al2O3、
ZrO2及びFe2O3の各粉末を各々秤量した。これら
の各原料粉末を湿式混合し、乾燥させた後、大気雰囲気
下1300℃で5時間仮焼し、平均粒径1〜2μmの仮
焼粉末を得た。その後、この仮焼粉末に、表1に示す割
合となるように、平均粒径0.2μmの不可避不純物含
有量1000ppm以下のガラス粉末を配合し、樹脂ポ
ットと窒化珪素玉石を用い、エタノールを分散媒として
湿式混合した。次いで、得られたスラリーを80℃で2
時間乾燥し、250メッシュのふるいを通して、造粒し
た後、0.3トンに加圧した等方静水圧プレス(CI
P)により直径9mm、高さ10mmの円柱状の成形体
を形成した。この成形体を、大気雰囲気下1300℃で
2時間保持して焼成し、実験例1〜8のサーミスタ用焼
結体を得た。
的に説明する。 実施例 (1)サーミスタ用焼結体の製造 組成式(Ya1Sra2)(Crb1Alb2Zrb3Feb4)O
3 ーδで表され、a1=0.999、a2=0.001、
b1=0.6387、b2=0.1597、b3=0.
01、b4=0.1916となるように、市販の純度9
9.9%のY2O3、SrCO3、Cr2O3、Al2O3、
ZrO2及びFe2O3の各粉末を各々秤量した。これら
の各原料粉末を湿式混合し、乾燥させた後、大気雰囲気
下1300℃で5時間仮焼し、平均粒径1〜2μmの仮
焼粉末を得た。その後、この仮焼粉末に、表1に示す割
合となるように、平均粒径0.2μmの不可避不純物含
有量1000ppm以下のガラス粉末を配合し、樹脂ポ
ットと窒化珪素玉石を用い、エタノールを分散媒として
湿式混合した。次いで、得られたスラリーを80℃で2
時間乾燥し、250メッシュのふるいを通して、造粒し
た後、0.3トンに加圧した等方静水圧プレス(CI
P)により直径9mm、高さ10mmの円柱状の成形体
を形成した。この成形体を、大気雰囲気下1300℃で
2時間保持して焼成し、実験例1〜8のサーミスタ用焼
結体を得た。
【0019】
【表1】
【0020】(2)密度の測定 (1)で得られた各サーミスタ用焼結体の密度をアルキ
メデス法により測定し、組成から算出される理論密度に
対する百分率として表1に併記した。 (3)導電特性の評価 耐久前の比抵抗値及びB定数の測定 (1)で得られた各サーミスタ用焼結体を研磨し、直径
6mm、高さ5mmの円柱状とし、試料両端面に白金電
極をスクリーン印刷法により形成した。この試験片を用
いて、大気雰囲気において直流四端子法により温度90
0、600及び300℃において低抗値を測定し、この
抵抗値より比低抗値及びB定数を算出した。尚、各々の
温度において焼結体を20分間保持した後の測定値であ
り、B定数は以下の式に従って算出した値である。この
結果を表2及び3に示す。 B定数:BT2-T1=ln(ρT1/ρT2)/(1/T1−
1/T2) (T1、T2は別々の測定温度(K)を表し、ρT1、ρ
T2は各々温度T1、T2における大気中での比抵抗値
(kΩ・cm)である。)
メデス法により測定し、組成から算出される理論密度に
対する百分率として表1に併記した。 (3)導電特性の評価 耐久前の比抵抗値及びB定数の測定 (1)で得られた各サーミスタ用焼結体を研磨し、直径
6mm、高さ5mmの円柱状とし、試料両端面に白金電
極をスクリーン印刷法により形成した。この試験片を用
いて、大気雰囲気において直流四端子法により温度90
0、600及び300℃において低抗値を測定し、この
抵抗値より比低抗値及びB定数を算出した。尚、各々の
温度において焼結体を20分間保持した後の測定値であ
り、B定数は以下の式に従って算出した値である。この
結果を表2及び3に示す。 B定数:BT2-T1=ln(ρT1/ρT2)/(1/T1−
1/T2) (T1、T2は別々の測定温度(K)を表し、ρT1、ρ
T2は各々温度T1、T2における大気中での比抵抗値
(kΩ・cm)である。)
【0021】
【表2】
【0022】
【表3】
【0023】耐久後のB定数の測定 更に、このサーミスタ用焼結体を大気雰囲気下1000
℃において、50時間保持し、室温まで放冷した。この
耐久後のサーミスタ用焼結体の抵抗値を900℃、60
0℃及び300℃においてと同様にして測定し、同様
な式を用いてB定数を算出した。この結果を表2及び3
に併記する。
℃において、50時間保持し、室温まで放冷した。この
耐久後のサーミスタ用焼結体の抵抗値を900℃、60
0℃及び300℃においてと同様にして測定し、同様
な式を用いてB定数を算出した。この結果を表2及び3
に併記する。
【0024】耐久性の評価 また、耐久前後における比抵抗値より次式に従い、ΔR
率を算出した。 △R率(%)=(ρT’−ρT)/ρT×100 (ρTは耐久試験前の温度Tにおける大気雰囲気におけ
る比低抗値(kΩ・cm)であり、ρT’は耐久試験後
の温度Tにおける大気雰囲気における比低抗値(kΩ・
cm)である。) 更に、耐久前後で算出したB定数より、次式により温度
換算値を算出し、表に示した。 温度換算値=BT2-T1×T/{ln(ρT’/ρT)×T
+BT2-T1}−T (T、T1、T2は測定温度(K)を表し、ρTは耐久
試験前の温度Tにおける大気雰囲気における比低抗値
(kΩ・cm)であり、ρT’は耐久試験後の温度Tに
おける大気雰囲気における比低抗値(kΩ・cm)であ
り、BT2-T1は前記の式により算出されるB定数であ
る。)
率を算出した。 △R率(%)=(ρT’−ρT)/ρT×100 (ρTは耐久試験前の温度Tにおける大気雰囲気におけ
る比低抗値(kΩ・cm)であり、ρT’は耐久試験後
の温度Tにおける大気雰囲気における比低抗値(kΩ・
cm)である。) 更に、耐久前後で算出したB定数より、次式により温度
換算値を算出し、表に示した。 温度換算値=BT2-T1×T/{ln(ρT’/ρT)×T
+BT2-T1}−T (T、T1、T2は測定温度(K)を表し、ρTは耐久
試験前の温度Tにおける大気雰囲気における比低抗値
(kΩ・cm)であり、ρT’は耐久試験後の温度Tに
おける大気雰囲気における比低抗値(kΩ・cm)であ
り、BT2-T1は前記の式により算出されるB定数であ
る。)
【0025】表1の結果より、ガラス相の含有量が多く
なるに従い、相対密度が大きくなっていることが分か
る。即ち、ガラス相の含有量が多いほど、緻密度が増し
ており、焼結性が良いことを示している。また、表2の
結果より、本発明品である実験例2〜7においては、B
900-300とB900-600との差の絶対値は303以下であ
り、300℃から900℃にわたって抵抗値が比較的一
定に変化していることが分かる。更に、実験例3〜6に
おいては、その絶対値は190以下であり、特に、実験
例4及び5においては、その絶対値は65以下であり、
特に優れた抵抗変化を示していることが分かる。これに
対して、実験例8では、その絶対値は6361と大き
く、600℃付近において抵抗値が急激に変化し、サー
ミスタとしての特性を有し難いことが分かる。
なるに従い、相対密度が大きくなっていることが分か
る。即ち、ガラス相の含有量が多いほど、緻密度が増し
ており、焼結性が良いことを示している。また、表2の
結果より、本発明品である実験例2〜7においては、B
900-300とB900-600との差の絶対値は303以下であ
り、300℃から900℃にわたって抵抗値が比較的一
定に変化していることが分かる。更に、実験例3〜6に
おいては、その絶対値は190以下であり、特に、実験
例4及び5においては、その絶対値は65以下であり、
特に優れた抵抗変化を示していることが分かる。これに
対して、実験例8では、その絶対値は6361と大き
く、600℃付近において抵抗値が急激に変化し、サー
ミスタとしての特性を有し難いことが分かる。
【0026】更に、表3の結果より、実験例2〜7にお
けるΔR率は、−10.1〜+12.2%であり、高温
での耐久前後において抵抗値の変化率の変動が小さいこ
と分かる。即ち、優れた耐久性を備えることが分かる。
また、実験例2〜7における温度換算値の絶対値は15
℃以内であり、優れた耐久性を有することが分かる。
けるΔR率は、−10.1〜+12.2%であり、高温
での耐久前後において抵抗値の変化率の変動が小さいこ
と分かる。即ち、優れた耐久性を備えることが分かる。
また、実験例2〜7における温度換算値の絶対値は15
℃以内であり、優れた耐久性を有することが分かる。
【0027】尚、本発明においては、上記の具体的実施
例に示すものに限られず、目的、用途に応じて本発明の
範囲内で種々変更した実施例とすることができる。即
ち、Y、Sr、Cr、Al、Zr、Fe及びSi以外に
も、焼結性及び耐久性等に影響を及ぼさない範囲で、他
の成分等、或いは不可避不純物等が含まれていてもよ
い。
例に示すものに限られず、目的、用途に応じて本発明の
範囲内で種々変更した実施例とすることができる。即
ち、Y、Sr、Cr、Al、Zr、Fe及びSi以外に
も、焼結性及び耐久性等に影響を及ぼさない範囲で、他
の成分等、或いは不可避不純物等が含まれていてもよ
い。
【0028】
【発明の効果】本第1発明によると、低温における焼成
が可能であり、且つ1000℃までの高温において使用
することのでき、更に、高い耐久性を備えるサーミスタ
用焼結体を得ることができる。第3発明によると、上記
の優れたサーミスタ用焼結体を安定して得ることができ
る。
が可能であり、且つ1000℃までの高温において使用
することのでき、更に、高い耐久性を備えるサーミスタ
用焼結体を得ることができる。第3発明によると、上記
の優れたサーミスタ用焼結体を安定して得ることができ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 飯尾 聡 名古屋市瑞穂区高辻町14番18号 日本特殊 陶業株式会社内 Fターム(参考) 4G030 AA07 AA08 AA09 AA37 BA01 BA32 CA01 GA08 GA11 GA27 5E034 BA09 BB01 BC01 BC18 BC19 DA05 DE01 DE02 DE05 DE08
Claims (4)
- 【請求項1】 組成式(A1 a1A2 a2)(B1 b1B2 b2…B
n bn)O3 ーδで表した場合に、n=1〜4、A1は周期表
3族元素、A2は周期表2族元素、Bnは周期表4〜16
族元素、a1+a2=1、b1+b2+…+bn=1、
(a1+a2)/(b1+b2+…+bn)=1、−
0.15≦δ≦0.15を充足するペロブスカイト型結
晶構造を呈する導電性酸化物を30〜80体積%含有
し、ガラス相を20〜70体積%含有することを特徴と
するサーミスタ用焼結体。 - 【請求項2】 上記A1はYであり、上記A2はMg、C
a及びSrのいずれかであり、上記nは4であり、上記
B1はCr、上記B2はAl、上記B3はZr、上記B4は
Feであり、0.001≦a2≦0.1、0.001≦
b2/b1≦0.67、0.001≦b3≦0.2、
0.01≦b4/b1≦0.5である請求項1記載のサ
ーミスタ用焼結体。 - 【請求項3】 請求項1又は2記載のサーミスタ用焼結
体の製造方法であって、上記組成式で表される組成とな
るように所定の原料粉末を混合し、仮焼して得られる仮
焼粉末と、主成分が非晶質のSiO2であり、平均粒径
が0.05〜0.25μmであるガラス粉末と、を混合
し、その後、成形し、焼成する工程を備えることを特徴
とするサーミスタ用焼結体の製造方法。 - 【請求項4】 上記焼成における焼成温度は、1150
〜1450℃である請求項3記載のサーミスタ用焼結体
の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30153399A JP2001122661A (ja) | 1999-10-22 | 1999-10-22 | サーミスタ用焼結体及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30153399A JP2001122661A (ja) | 1999-10-22 | 1999-10-22 | サーミスタ用焼結体及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001122661A true JP2001122661A (ja) | 2001-05-08 |
Family
ID=17898088
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30153399A Pending JP2001122661A (ja) | 1999-10-22 | 1999-10-22 | サーミスタ用焼結体及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001122661A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5421267B2 (ja) * | 2009-02-20 | 2014-02-19 | 日本特殊陶業株式会社 | 導電性酸化物焼結体、これを用いたサーミスタ素子、及びこれを用いた温度センサ |
JP2017122032A (ja) * | 2016-01-08 | 2017-07-13 | 日本特殊陶業株式会社 | 導電性酸化物焼結体、これを用いたサーミスタ素子、および、これを用いた温度センサ |
JP2018131347A (ja) * | 2017-02-14 | 2018-08-23 | 日本特殊陶業株式会社 | 導電性酸化物焼結体、それを用いたサーミスタ素子及び温度センサ |
-
1999
- 1999-10-22 JP JP30153399A patent/JP2001122661A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5421267B2 (ja) * | 2009-02-20 | 2014-02-19 | 日本特殊陶業株式会社 | 導電性酸化物焼結体、これを用いたサーミスタ素子、及びこれを用いた温度センサ |
JP2017122032A (ja) * | 2016-01-08 | 2017-07-13 | 日本特殊陶業株式会社 | 導電性酸化物焼結体、これを用いたサーミスタ素子、および、これを用いた温度センサ |
JP2018131347A (ja) * | 2017-02-14 | 2018-08-23 | 日本特殊陶業株式会社 | 導電性酸化物焼結体、それを用いたサーミスタ素子及び温度センサ |
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