JP2018131155A - 長尺部材支持装置、バックシェル、及びバックシェル付きシート - Google Patents

長尺部材支持装置、バックシェル、及びバックシェル付きシート Download PDF

Info

Publication number
JP2018131155A
JP2018131155A JP2017028016A JP2017028016A JP2018131155A JP 2018131155 A JP2018131155 A JP 2018131155A JP 2017028016 A JP2017028016 A JP 2017028016A JP 2017028016 A JP2017028016 A JP 2017028016A JP 2018131155 A JP2018131155 A JP 2018131155A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
support
support device
long member
seat
holding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017028016A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6920829B2 (ja
Inventor
佳典 阿佐
Yoshinori Asa
佳典 阿佐
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koito Electric IndustriesLtd
Original Assignee
Koito Electric IndustriesLtd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Koito Electric IndustriesLtd filed Critical Koito Electric IndustriesLtd
Priority to JP2017028016A priority Critical patent/JP6920829B2/ja
Priority to TW107104525A priority patent/TWI756362B/zh
Priority to CN201810150035.1A priority patent/CN108420219B/zh
Publication of JP2018131155A publication Critical patent/JP2018131155A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6920829B2 publication Critical patent/JP6920829B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Passenger Equipment (AREA)

Abstract

【課題】本発明の目的は、傘等の長尺部材をぐらつかせることなく保持可能な長尺部材支持装置、バックシェル、及びバックシェル付きシートを提供することにある。
【解決手段】
長尺部材支持装置11は、対象物に対して長尺部材としての傘Aを上下に延びた状態で保持するためのものであり、対象物に設けられる支持部20と、該支持部20に進退可能に設けられて、該支持部20との間に前記長尺部材を挟んで保持可能な保持部30と、該保持部30を支持部20に向けて付勢する付勢手段40と、を備える。これによれば、傘A等の長尺部材をぐらつかせることなく支持することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、長尺部材支持装置、バックシェル、及びバックシェル付きシートに関する。
従来、列車等の車両室内において傘を支持するための構造が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1には、車両用シートの背面に展開、格納自在に設けられたテーブルに傘を支持させる車両用テーブル装置が開示されている。特許文献1に開示された従来の車両用テーブル装置にあっては、格納位置にあるテーブルの上端面に、傘の柄を挿入可能な開口穴が設けられている。このような従来の車両用テーブル装置では、開口穴に傘の柄を挿入させることで、傘の柄が開口穴に引っ掛けられて支持される。
特開2013−112173号公報
このような従来の車両用テーブル装置にあっては、傘は、柄が引っ掛けられることで支持されるので、柄を除く部分が垂れ下がり、車両の移動や振動によって傘の先端が前後左右に揺れることがある。
本発明の目的は、傘等の長尺部材をぐらつかせることなく保持可能な長尺部材支持装置、バックシェル、及びバックシェル付きシートを提供することにある。
本発明の長尺部材支持装置は、対象物に対して長尺部材を上下に延びた状態で保持するための長尺部材支持装置であって、前記対象物に設けられる支持部と、該支持部に進退可能に設けられて、該支持部との間に前記長尺部材を挟んで保持可能な保持部と、該保持部を前記支持部に向けて付勢する付勢手段と、を備えることを特徴とする。
以上のような本発明によれば、長尺部材支持装置は、付勢手段の付勢力により、長尺部材が支持部と保持部との間に挟まれて、軸が上下になるように対象物に保持されるので、保持された長尺部材の搖動を抑制できる。
また、付勢手段の付勢力により、保持部が支持部に向けて常に付勢されているから、長尺部材が保持された使用時も、保持されていない非使用時も、長尺部材支持装置をコンパクトにできる。また、付勢手段の付勢力により保持部が使用位置から非使用位置に自動的に移動されるので、使い勝手をよいものとすることができる。
また、本発明の長尺部材支持装置では、前記保持部が、弧状部を有し、該弧状部が、前記支持部に近接する非使用位置と、前記支持部から離隔して前記支持部との間に前記長尺部材を挟む使用位置と、に変位可能に設けられ、前記付勢手段は、板バネを備えて構成された定荷重バネであり、前記板バネの復元力により、前記弧状部が非使用位置に付勢されることが好ましい。これによれば、定荷重バネが用いられることで、一定の付勢力が付与されるから、長尺部材を衝撃無く保持できる。従って、利便性の向上を図ることができる。
また、本発明の長尺部材支持装置では、前記保持部が、前記支持部を貫通して当該支持部の貫通方向に移動可能に設けられた長尺材と、該長尺材に連続された弧状部と、を有して構成されていることが好ましい。これによれば、長尺材が支持部に対して進退することで、支持部から弧状部全体が接離され、長尺部材を支持部と保持部との間に設けるためのスペースを確保することができ、より一層、利便性の向上を図ることができる。
また、本発明の長尺部材支持装置では、前記付勢手段の付勢力を減衰させる減衰手段を有していることが好ましい。これによれば、付勢手段の付勢力が減衰手段により減衰されるから、保持部の支持部に近付く際の移動速度が減速される。従って、保持部が支持部に近付くように移動する際、ゆっくりと上品な動作をすることで、高級感を演出することができる。また、保持部が支持部に近付くように移動する際、支持部と保持部との間に手を挟む可能性を低くすることができ、長尺部材支持装置を安全性が高いものとすることができる。
また、本発明の長尺部材支持装置では、前記減衰手段は、前記保持部に回転自在に支持されたギアを含むロータリーダンパーと、前記支持部に設けられて前記ギアに歯合するラックと、を有して構成されていることが好ましい。これによれば、ロータリーダンパーとラックにより、付勢手段の付勢力が減衰されるから、保持部の支持部に近付く際の移動速度が減速される構造を実現できる。
また、本発明のバックシェルでは、座部及び該座部の後端に背もたれを備えたシートの後方を覆うバックシェルであって、請求項1〜請求項5のうち何れか一項に記載の長尺部材支持装置を備えたことを特徴とする。
以上のような本発明によれば、長尺部材支持装置の支持部がバックシェルに固定されていることで、例えば、バックシェルが前後または左右に並んで設けられる状況(例えば、移動体の乗員室内や映画館等の劇場)にあって、長尺部材を、軸が上下になるように対象物に支持させることができる。また、付勢手段の付勢力により、保持部が支持部に向けて常に付勢されるから、長尺部材を支持した使用時も、支持していない非使用時も、長尺部材支持装置をコンパクトにできるから、例えば、乗員室内や映画館等の劇場のように限られたスペースにあっても、使い勝手をよいものとすることができる。
また、本発明のバックシェル付きシートでは、請求項6に記載のバックシェルと、前記シートと、を備えたことを特徴とする。
以上のような本発明によれば、長尺部材支持装置の支持部がバックシェルに固定されていることで、例えば、バックシェルが前後または左右に並んで設けられる状況(例えば、移動体の乗員室内や映画館等の劇場)にあって、長尺部材を、軸が上下になるように対象物に支持させることができる。また、付勢手段の付勢力により、保持部が支持部に向けて常に付勢されるから、長尺部材を支持した使用時も、支持していない非使用時も、長尺部材支持装置をコンパクトにできるから、例えば、乗員室内や映画館等の劇場のように限られたスペースにあっても、使い勝手をよいものとすることができる。
本発明によれば、傘等の長尺部材をぐらつかせることなく支持可能な長尺部材支持装置、バックシェル、及びバックシェル付きシートを提供することができる。
本発明の一実施形態に係るバックシェル付きシートを示す斜視図である。 前記バックシェル付きシートを構成する長尺部材支持装置により長尺部材が支持された使用状態を示す斜視図である。 前記長尺部材支持装置により長尺部材が支持されていない非使用状態を示す斜視図である。 前記長尺部材支持装置を示す上面図であり(A)は、弧状部が非使用位置にある図であり、(B)は、弧状部が使用位置にある図である。 前記長尺部材支持装置を示す側面図であり、(A)は、弧状部が非使用位置にある図であり、(B)は、弧状部が使用位置にある図である。 前記長尺部材支持装置の変形例を示す上面図である。 前記長尺部材支持装置の変形例を示す上面図である。
以下、本発明の一実施形態に係るバックシェル付きシートを、図1〜図5を参照して説明する。図1は、実施形態に係るバックシェル付きシート1を示す斜視図である。
本実施形態のバックシェル付きシート1は、図1に示すように、左右に並ぶ一対のシート2と、一対のシート2を覆うとともにこれらシート2の背もたれを覆うバックシェル4と、を有して構成されている。
図1に示されたバックシェル付きシート1は、列車の乗車空間において、左右に並んだ一対のシート2が、縦列するように車両の進行及び後退方向(前後方向)に等間隔をあけて設置されている。各シート2は、乗車空間を構成するフロアに対向する座部3と、座部3の後端に支持された不図示の背もたれと、座部3の前端に支持された不図示のレッグレストと、を有しているとともに、背もたれを後方へ傾倒させる機構(以下、「リクライニング機構」と記す)を有して構成されている。
バックシェル4は、リクライニング機構により各シート2の背もたれを傾倒させた際に、後方のバックシェル付きシートに着座した人(乗員)に圧迫感を感じさせ難くするための固定式バックシェルである。
このバックシェル4は、図1に示すように、各シート2の背もたれを覆う一対の覆い部5A、5Bと、一対のシート2の左右の両側に設けられて肘掛け80として機能する一対の側板部8A、8Bと、一対の覆い部5A、5Bの間から前方に延出される仕切り部9と、各覆い部5A、5Bにおいて後方のバックシェル付きシートに着座した人(乗員)に対向する各面に設けられたポケット10A、10B、傘A(長尺部材)を支持する2つの傘支持装置11(長尺部材支持装置)、及び複数(図示例では4個)のフック12と、を有して構成されている。ポケット10A、10Bは、長辺方向が左右方向と略平行になるような長方形状に設けられ、短辺方向と略平行な上下方向の中間部が肘掛け80と略同じ高さ位置になるように設けられている。即ち、傘支持装置11(長尺部材支持装置)は、バックシェル4(対象物)に設けられている。
一対の覆い部5A、5Bは、図1に示すように、一対の覆い部本体6A、6Bと、一対の覆い部本体6A、6Bの左右方向の両端から一対のシート2を挟むように前方に延出された一対の延出部7A、7Bと、を有して上面視略コ字状に形成されている。各覆い部本体6A、6Bは、各シート2の背もたれの傾倒を許容するように、所定の寸法だけ各シート2から後方に離間して設けられている。
傘支持装置11は、各シート2に着座する各乗員に対して1つずつ設けられ、フック12は、各乗員に対して2つずつ設けられている。各2つのフック12は、各覆い部本体6A、6Bの上端部でかつ左右の両端部に設けられている。
2つの傘支持装置11は、一対の覆い部5A、5Bの間に肘掛け80と略同じ高さ(位置)に、左右に隣接して設けられている。
傘支持装置11は、図1〜図3に示すように、各覆い部5A、5B(図1に示す)に固定される支持部20と、支持部20に移動可能(進退可能)に設けられて、支持部20との間に傘Aを挟んで保持する保持部30と、保持部30を支持部20に向けて付勢する付勢手段40と、付勢手段40の付勢力を減衰させる減衰手段50と、を有して構成されている。
支持部20は、図3に示すように、貫通孔21を有する長方形板状の支持部本体22と、貫通孔21の周縁から筒状でかつ前方に立設される角筒部23と、を有して一体に構成されている。支持部本体22は、長辺方向が左右に延在し、短辺方向が上下に延在するように、各覆い部5A、5Bの各後面50にボルト固定されている。貫通孔21及び角筒部23は、支持部本体22の左右方向の一端部に設けられて、保持部30の(後述の)板状部31(長尺材)を挿入可能に形成されている。角筒部23は、板状部31を前後方向に案内する。
保持部30は、図3〜図5に示すように、支持部20の貫通孔21及び角筒部23に挿入される板状部31と、板状部31の後端に連続されるとともに傘Aを保持可能な弧状部32と、を一体に有して構成されている。このような保持部30は、板状部31が支持部20に対して進退移動することで、弧状部32が、支持部20に近接する(傘Aを支持していない)非使用位置(図4(A)、図5(A)に示す)と、支持部20から離隔して支持部20との間に傘Aを挟む使用位置(図4(B)、図5(B)に示す)と、に変位可能に設けられている。この弧状部32は、支持部20から離隔した際に、支持部20から最も遠い位置に引き出された引出し位置と、傘Aを挟む使用位置と、に2段階に変位する。
弧状部32は、図4、図5に示すように、支持部本体22と対向する面が所定の幅を有するように平面視矩形状に形成されている。また、弧状部32において、支持部本体22と反対側の面には、図2等に示すように傘マークが表示されている。こうして、傘支持装置11の使用例の一例を使用者に図示している。
付勢手段40は、図3に示すように、板バネ41が巻かれることで得られる定荷重バネを含むバネ支持体42と、支持部本体22に固定されつつバネ支持体42を収容するケース43と、を有して構成されている。
バネ支持体42は、図3に示すように、所定の長さを有する長尺状の板バネ41と、上下に延在して板バネ41が巻かれる軸部44と、軸部44の上下の端部に対向して固定される一対の円盤45、46と、を有して構成されている。定荷重バネは、板バネ41の一端が軸部44に固定された状態で、当該軸部44に巻かれることで得られる。ケース43は、上下に対向する一対の対向板47、48と、一対の対向板47、48の間に連続される側板49と、を有してコ字状に形成されている。バネ支持体42は、一対の対向板47、48の間に一対の円盤45、46が設けられ、軸部44が各円盤45及び各対向板47、48を貫通した状態で回転可能に支持されている。
このようなバネ支持体42は、定荷重バネ(板バネ41)の一端が軸部44に固定され、他端が保持部30の板状部31の前端部に固定されている。そして、バネ支持体42は、保持部30の弧状部32が使用位置に位置した際に、付勢力を有した状態となり、弧状部32が非使用位置に位置した際に、自然状態となるように設置されている。
減衰手段50は、図3に示すように、保持部30に回転自在に支持されたギア51を含むロータリーダンパー52と、ギア51に歯合するラック53と、を有して構成されている。本実施形態のロータリーダンパー52は、オイルの抵抗によってギア51の回転を減速させるものである。ロータリーダンパー52は、保持部30において、板状部31の前端部に固定されている。ラック53は、ロータリーダンパー52のギア51に歯合するように、ケース43の上方側の対向板47に固定されている。
このような傘支持装置11は、弧状部32が非使用位置にある際には、図4(A)、図5(A)に示すように、定荷重バネは付勢力を有さない自然状態である。この非使用位置から、定荷重バネの付勢力に抗して弧状部32を後方に引っ張る。すると、ギア51がラック53上を回転して、弧状部32は、支持部20から最も遠い引出し位置に位置する。この状態で、支持部20の支持部本体22と弧状部32との間に傘Aを位置させる。ここで、弧状部32から手を放す。すると、定荷重バネの付勢力が保持部30に作用し、ギア51がラック53上を回転して、弧状部32が支持部本体22に近づくように前方に移動する。この際、定荷重バネにより一定の力が保持部30に作用する。さらに、ロータリーダンパー52がギア51の回転速度を減速させるから、弧状部32は、一定の速度でゆっくりと前方に移動される。こうして、図4(B)、図5(B)に示すように、弧状部32が使用位置に位置して、傘支持装置11に傘Aが支持される。傘支持装置11により、傘A(長尺部材)は、宙に浮いた状態(傘Aの先端がフロアから離間した状態)で上下かつ斜めに搖動不能に支持される。
これによれば、傘支持装置11(長尺部材支持装置)は、付勢手段40の付勢力により、傘A(長尺部材)が支持部20と保持部30との間に挟まれて、軸が上下になるように保持されるので、保持された傘A搖動を抑制できる。
また、傘支持装置11(長尺部材支持装置)は、付勢手段40の付勢力により、保持部30が支持部20に向けて常に付勢されているから、傘A(長尺部材)が保持された使用時も、保持されていない非使用時も、傘支持装置11をコンパクトにできる。また、付勢手段40の付勢力により、保持部30が使用位置から非使用位置に自動的に移動されるので、使い勝手をよいものとすることができる。
また、傘支持装置11(長尺部材支持装置)は、保持部30が弧状部32を有し、該弧状部32が、支持部20に近接する非使用位置と、支持部20から離隔して支持部20との間に傘A(長尺部材)を挟む使用位置と、に変位可能に設けられ、付勢手段40は、板バネ41であり、板バネ41の復元力により、弧状部32が非使用位置に付勢される。これによれば、定荷重バネが用いられることで、一定の付勢力が付与されるから、傘Aを衝撃無く保持できる。従って、利便性の向上を図ることができる。
また、傘支持装置11(長尺部材支持装置)は、保持部30が、支持部20を貫通して当該支持部20の貫通方向に移動可能に設けられた板状部31と、該板状部31に連続された弧状部32と、を有して構成されている。これによれば、板状部31が支持部20に対して進退することで、支持部20から弧状部32全体が接離され、傘A(長尺部材)を支持部20と保持部30との間に設けるためのスペースを確保することができ、より一層、利便性の向上を図ることができる。
また、傘支持装置11(長尺部材支持装置)は、付勢手段40の付勢力を減衰させる減衰手段50を有している。これによれば、付勢手段40の付勢力が減衰手段50により減衰されるから、保持部30の支持部20に近付く際の移動速度が減速される。従って、保持部30が支持部20に近付くように移動する際、ゆっくりと上品な動作をすることで、高級感を演出することができる。また、保持部30が支持部20に近付くように移動する際、支持部20と保持部30との間に手を挟む可能性を低くすることができ、傘支持装置11を安全性が高いものとすることができる。
また、傘支持装置11(長尺部材支持装置)において、減衰手段50は、保持部30に回転自在に支持されたギア51を含むロータリーダンパー52と、保持部30に設けられてギア51に歯合するラック53と、を有して構成されている。これによれば、ロータリーダンパー52とラック53により、付勢手段40の付勢力が減衰されるから、保持部30の支持部20に近付く際の移動速度が減速される構造を実現できる。
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的が達成できる他の構成等を含み、以下に示すような変形例も本発明に含まれる。
上記実施形態では、長尺部材として傘Aを支持する構造を説明していたが、本発明はこれに限定されるものではない。長尺部材支持装置は、長尺部材として例えば杖、ペットボトル、飲料缶、コップ等の物品を支持してもよい。即ち、支持部と保持部との間に挟んで保持可能な物品であれば、如何なる物品も長尺部材の概念に含むものとする。
上記実施形態では、傘支持装置11(長尺部材支持装置)は、バックシェル4、及びバックシェル付きシート1の覆い部5A、5Bに設けられていたが、本発明はこれに限定されるものではない。長尺部材支持装置は覆い部に設けられていなくともよい。例えば、シート2の座部3や背もたれに設けられていてもよく、側板部8A、8Bに設けられていてもよく、何れの位置に設けられていてもよい。または、長尺部材支持装置は、乗車空間を構成する内壁に設けられていてもよく、例えば建造物の外壁や、居住空間の内壁に設けられていてもよい。
また、上記実施形態では、支持部20は、貫通孔21を有する支持部本体22が、弧状部32との間に傘Aを挟むように構成されているが、本発明はこれに限定されるものではない。支持部は、板状部31を前後方向に移動可能に支持するように構成されていればよく、例えば、バックシェル4の覆い部5A(5B)が支持部本体22の一部を担い、覆い部5A(5B)と弧状部32との間に傘Aを挟むように構成されていてもよい。
また、上記実施形態では、板状部31は板状に構成されているが、本発明はこれに限定されるものではない。長尺材は、円柱状や角柱状を含む柱状に構成されていてもよい。
また、上記実施形態では、傘支持装置11(長尺部材支持装置)は、減衰手段50が、保持部30に回転自在に支持されたギア51を含むロータリーダンパー52と、ケース43に設けられてギア51に歯合するラック53と、を有して構成されているが、本発明はこれに限定されるものではない。ギアを含むロータリーダンパーがケース43に設けられ、ギアに歯合するラックが、保持部30に設けられていてもよい。
また、上記実施形態では、傘支持装置11(長尺部材支持装置)は、減衰手段50が、オイルの抵抗によってギア51の回転を減速させるロータリーダンパー52から構成されているが、本発明はこれに限定されるものではない。ギア51とラック53との回転面同士の摩擦によって回転数を落とす方式の減衰手段が用いられていてもよく、付勢手段40の付勢力を減衰させるものであれば、如何なる構造のものが用いられてもよい。
また、上記実施形態では、保持部30は、板状部31と弧状部32とを有して略L字状に構成されていたが、本発明はこれに限定されるものではない。傘支持装置110(長尺部材支持装置)において、保持部130は、図6に示すように、一対の板状部131、131と、一対の板状部131の各後端に連続される弧状部132、132とを有して略コ字状に構成されていてもよい。この場合には、支持部120は、一対の貫通孔121を有する支持部本体122と、一対の角筒部123と、を有して構成されていれてもよい。これによれば、本実施形態と略同様の効果が奏される。
また、上記実施形態では、保持部30は、板状部31と弧状部32とを有して略L字状構成されていたが、本発明はこれに限定されるものではない。傘支持装置210(長尺部材支持装置)において、保持部230は、図7に示すように、弧状部232を有して構成されていてもよい。この場合には、弧状部232の一端部が、付勢手段としての捩じりコイルバネ240と減衰手段としてのダンパー250を介して支持部220に弾性的に支持されて、他端部が支持部220に近接する非使用位置と、支持部220から離隔する使用位置とに変位するように回動可能に設けられていてもよい。これによれば、本実施形態と略同様の効果が奏される。
その他、本発明を実施するための最良の構成、方法などは、以上の記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、且つ、説明されているが、本発明の技術的思想及び、目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、形状、材質、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。従って、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部、もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
1、110、210 バックシェル付きシート
2 シート
3 座部
4 バックシェル(対象物)
11 傘支持装置(長尺部材支持装置)
20、120、220 支持部
30、130、230 保持部
31、131 板状部(長尺材)
32、132、232 弧状部
40 付勢手段
41 板バネ
240 捩じりコイルバネ(付勢手段)
50、250 減衰手段
51 ギア
52 ロータリーダンパー
53 ラック
A 傘(長尺部材)

Claims (7)

  1. 対象物に対して長尺部材を上下に延びた状態で保持するための長尺部材支持装置であって、
    前記対象物に設けられる支持部と、
    該支持部に進退可能に設けられて、該支持部との間に前記長尺部材を挟んで保持可能な保持部と、
    該保持部を前記支持部に向けて付勢する付勢手段と、を備えることを特徴とする長尺部材支持装置。
  2. 前記保持部が、弧状部を有し、
    該弧状部が、前記支持部に近接する非使用位置と、前記支持部から離隔して前記支持部との間に前記長尺部材を挟む使用位置と、に変位可能に設けられ、
    前記付勢手段は、板バネを備えて構成された定荷重バネであり、
    前記板バネの復元力により、前記弧状部が非使用位置に付勢されることを特徴とする請求項1に記載の長尺部材支持装置。
  3. 前記保持部が、前記支持部を貫通して当該支持部の貫通方向に移動可能に設けられた長尺材と、該長尺材に連続された弧状部と、を有して構成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の長尺部材支持装置。
  4. 前記付勢手段の付勢力を減衰させる減衰手段を有していることを特徴とする請求項1〜請求項3のうちいずれか一項に記載の長尺部材支持装置。
  5. 前記減衰手段は、前記保持部に回転自在に支持されたギアを含むロータリーダンパーと、
    前記支持部に設けられて前記ギアに歯合するラックと、を有して構成されていることを特徴とする請求項4に記載の長尺部材支持装置。
  6. 座部及び該座部の後端に背もたれを備えたシートの後方を覆うバックシェルであって、
    請求項1〜請求項5のうち何れか一項に記載の長尺部材支持装置を備えたことを特徴とするバックシェル。
  7. 請求項6に記載のバックシェルと、
    前記シートと、を備えたことを特徴とするバックシェル付きシート。
JP2017028016A 2017-02-13 2017-02-17 長尺部材支持装置、バックシェル、及びバックシェル付きシート Active JP6920829B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017028016A JP6920829B2 (ja) 2017-02-17 2017-02-17 長尺部材支持装置、バックシェル、及びバックシェル付きシート
TW107104525A TWI756362B (zh) 2017-02-13 2018-02-08 長條部件支撐裝置、後殼以及帶後殼座椅
CN201810150035.1A CN108420219B (zh) 2017-02-13 2018-02-13 长条部件支承装置、后壳以及带后壳座椅

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017028016A JP6920829B2 (ja) 2017-02-17 2017-02-17 長尺部材支持装置、バックシェル、及びバックシェル付きシート

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018131155A true JP2018131155A (ja) 2018-08-23
JP6920829B2 JP6920829B2 (ja) 2021-08-18

Family

ID=63249332

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017028016A Active JP6920829B2 (ja) 2017-02-13 2017-02-17 長尺部材支持装置、バックシェル、及びバックシェル付きシート

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6920829B2 (ja)

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003127744A (ja) * 2001-08-13 2003-05-08 Johnson Controls Technol Co 格納式非直線衣類用フック
JP2004203284A (ja) * 2002-12-26 2004-07-22 Toyoda Gosei Co Ltd 収納式把持装置
JP2005001583A (ja) * 2003-06-13 2005-01-06 Shiroki Corp 車両用シートの荷物載置装置
JP2007022201A (ja) * 2005-07-13 2007-02-01 Toyota Boshoku Corp 車両用ドア
DE102008010032A1 (de) * 2007-03-30 2008-10-02 Lear Corporation, Southfield Fahrzeugsitzbaugruppe mit Zubehörsystem und Verfahren zur Herstellung dieser
JP3181938U (ja) * 2012-12-14 2013-02-28 Ykk株式会社 保持具
JP2013116710A (ja) * 2011-12-05 2013-06-13 Nifco Inc 棒状物用保持装置
JP2015020720A (ja) * 2013-07-23 2015-02-02 三菱自動車工業株式会社 傘の収納構造
KR20160094599A (ko) * 2015-02-01 2016-08-10 이영인 우산 걸이가 마련된 기차 좌석

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003127744A (ja) * 2001-08-13 2003-05-08 Johnson Controls Technol Co 格納式非直線衣類用フック
JP2004203284A (ja) * 2002-12-26 2004-07-22 Toyoda Gosei Co Ltd 収納式把持装置
JP2005001583A (ja) * 2003-06-13 2005-01-06 Shiroki Corp 車両用シートの荷物載置装置
JP2007022201A (ja) * 2005-07-13 2007-02-01 Toyota Boshoku Corp 車両用ドア
DE102008010032A1 (de) * 2007-03-30 2008-10-02 Lear Corporation, Southfield Fahrzeugsitzbaugruppe mit Zubehörsystem und Verfahren zur Herstellung dieser
JP2013116710A (ja) * 2011-12-05 2013-06-13 Nifco Inc 棒状物用保持装置
JP3181938U (ja) * 2012-12-14 2013-02-28 Ykk株式会社 保持具
JP2015020720A (ja) * 2013-07-23 2015-02-02 三菱自動車工業株式会社 傘の収納構造
KR20160094599A (ko) * 2015-02-01 2016-08-10 이영인 우산 걸이가 마련된 기차 좌석

Also Published As

Publication number Publication date
JP6920829B2 (ja) 2021-08-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9221370B2 (en) Vehicle seat
RU146964U1 (ru) Сиденье моторного транспортного средства и моторное транспортное средство
JP6615596B2 (ja) 自動車用シートクッションエクステンション装置
JP6000085B2 (ja) ロッキング機構付格納椅子
KR101501076B1 (ko) 차량용 시트의 목 받침 장치
KR20170142884A (ko) 차량을 위한 시트 장치
JP2018131155A (ja) 長尺部材支持装置、バックシェル、及びバックシェル付きシート
TWI756362B (zh) 長條部件支撐裝置、後殼以及帶後殼座椅
JP2004049717A (ja) 椅子における背凭れ等の傾動装置
JP6470035B2 (ja) 座席用テーブル装置
JP5982152B2 (ja) 折畳み式テーブルを備えた家具
JP5177368B2 (ja) 車両用シートのオットマン装置
JP4834730B2 (ja) 伸縮式足掛け付きアームチェア
KR101307280B1 (ko) 차량 시트용 레그 레스트 장치
JP2004049714A (ja) 椅子における背凭れ等の傾動装置
KR102417023B1 (ko) 자동차 시트의 레그 서포트 장치
JP2021037102A (ja) 乗合車両における車椅子搭載補助装置
JP2009172086A (ja) 椅子
JP2005000483A (ja) 腰掛用サイドテーブル装置
JP2004049713A (ja) 椅子における背凭れ等の傾動装置
JP7143149B2 (ja) 椅子
JP5378760B2 (ja) 椅子
JP6817057B2 (ja) 椅子を具備する移乗支援装置
ES1305398U (es) Butaca para auditorio
JP2004049715A (ja) 椅子における背凭れ等の傾動装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20180404

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20180809

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200205

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20200226

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210122

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210202

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210331

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210720

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210727

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6920829

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150