JP2018129612A - 冗長構成を有する通信装置及びその稼働待機切替方法 - Google Patents

冗長構成を有する通信装置及びその稼働待機切替方法 Download PDF

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Abstract

【課題】CPU輻輳状態が起きたとき通信状態を維持する冗長構成の通信装置を提供する。【解決手段】通信装置の第1及び第2の通信部各々は、外部接続ポートの第1及び第2のスイッチ部と、自身の通信部から第1及び第2の通信経路の一方の通信経路を介して他方の通信部のヘルスチェックを行う第1のヘルスチェック手段と、第1のヘルスチェック手段の結果が他方の通信部の異常であるとき自身の通信部から第1及び第2の通信経路の他方の通信経路を介して他方の通信部のヘルスチェックを行う第2のヘルスチェック手段と、を有し、第2のヘルスチェック手段の結果が他方の通信部の異常であるとき第1及び第2のスイッチヘルスチェック手段のうちの一方から自身の通信部についてのヘルスチェック結果を確認し、自身の通信部についてヘルスチェック結果が正常であるとき他方の通信部の第1及び第2のスイッチ部への接続ポートをシャットダウンさせる。【選択図】図7

Description

本発明は、通信装置に関し、特に、1つの通信システムの中で1+1冗長化構成等の冗長構成を有する通信装置及びその稼働待機切替方法に関する。
通信装置では、実装規格としてCompactPCI(cPCI)或いはAdvancedTCA(ATCA)等が使用される。これらの規格に従った実装の場合には、目的別の機能と共に通信機能を有する通信ボードが装着されるが、2つ以上の同一の通信ボードで、1+1(稼働:ACTIVE(以下、ACTとも称する)/(待機:STANDBY(以下、SBYとも称する)、又はACT/ACT)冗長構成や、N+1(ACT/SBY)冗長構成を取ることが多い。
一般に、このような冗長構成を有する通信装置の内、特に、ACT/SBYの1+1冗長構成をとる通信装置においては、ACT状態の通信ボード及びSBY状態の通信ボードが各々相手の異常状態をヘルスチェックによって検出し、異常検出時にはACT/SBYの状態を切替制御する。
また、装置外部及び内部の通信用のスイッチ機能を持ったスイッチボードが2つ装着され、ACT/ACTの1+1冗長構成をとり、通信装置内のボード間通信は、スイッチボードを経由する構成となっている。更に、各ボードには1つのスイッチボードと物理的に接続するインターフェースが2つ以上実装される。例えば、2つの物理インターフェースをACT/SBYで1つの冗長経路とし、2つのスイッチボードに各々接続する構成をとることが多い。
図1は、特許文献1に記載の1+1冗長構成の通信装置を示している。この通信装置は、通信機能を有する冗長構成の通信部である2つの通信ボード100及び200と、2つのスイッチボード300及び400とを有している。通信ボード100はボードコントローラ101、インターフェースコントローラ(以下、IFインターフェースとも称する)111、及び2つのポート121,122を備えている。ボードコントローラ101はIFコントローラ111に接続され、IFコントローラ111はポート121,122に個別に接続されている。同様に、通信ボード200はボードコントローラ201、IFコントローラ211、及び2つのポート221,222を備え、同様に接続されている。
ボードコントローラ101は通信ボード100内の各デバイスのヘルスチェック(自身ヘルスチェック)、及び冗長構成のうちの他ボードとなる通信ボード200のヘルスチェック、並びに自ボードとなる自身の通信ボード100のACT(稼働)/SBY(待機)状態を切替え制御する機能を持つ。同様に、ボードコントローラ201は通信ボード200内の各デバイスの自身ヘルスチェック、冗長構成のうちの他ボードとなる通信ボード100のヘルスチェック、及び自ボードとなる自身の通信ボード200のACT/SBY状態を切替え制御する機能を持つ。図1の通信装置では、通信ボード100がACT状態にされ、通信ボード200がSBY状態にされた場合を示している。IFコントローラ111はボード間通信の際にポート121,122を制御し、IFコントローラ211はボード間通信の際にポート221,222を制御する。ポート121,122及び221,222は外部通信インターフェースポート(以下、接続ポートとも称する)であり、通信ボード内でACT/SBYの冗長構成をとっている。図1の通信装置ではポート121,221がACT状態にされ、ポート122,222がSBY状態にされた場合を示している。
通信ボード100,200各々はスイッチボード300又は400を経由して外部網であるIP(インターネットプロトコル)網800と接続可能にされている。また、通信ボード100,200間の通信はスイッチボード300又は400を経由して行われる。スイッチボード300及び400はIP網800を介した装置外部との通信及び通信ボード間の通信を中継するためのスイッチ機能を備えている。スイッチボード300はポート121及び221に各々接続され、スイッチボード400はポート122及び222に各々接続されている。
図1の通信装置では、スイッチボード300及び400は共にACT状態にされた場合を示している。ヘルスチェックの際には図2に太線Aで示すように、通信ボード100,200間の通信ではスイッチボード300を介した通信経路がACT経路として優先的に使用される。一方、スイッチボード400を介した通信経路は、ACT経路が異常状態であるときに切替えて使用されるSBY経路とされる。
各自ボード内の自身ヘルスチェックにおいて、通信ボード100のボードコントローラ101及び通信ボード200のボードコントローラ201各々は、自身ヘルスチェックのために自ボード内の各デバイスに対してヘルスチェック要求を生成し、それに対する応答を受信したか否かを判別する。各デバイスはヘルスチェック要求を受信すると、それに対する応答をボードコントローラに送信する機能を有している。ボードコントローラ101,201はヘルスチェック要求の送信後、所定時間に亘って応答受信が無いデバイスを異常状態と判断する。異常状態とされたデバイスが自ボード内で冗長構成であるか否かを判別し、冗長構成でない場合には自ボードがACT状態にあるか否かを判別する。ACT状態にあるならば、自ボードと共に冗長構成をなす他ボードにACTへの切替えを指示し、自ボードをSBY状態に切替え設定すると共に異常状態としての記憶を残す。
上記ヘルスチェック要求で各デバイスから応答受信があり各デバイスが正常状態であった場合、上記異常状態とされたデバイスがボード内で冗長構成である場合、或いは上記自ボードがSBY状態にある場合には、各自ボード外の他ボードに対するヘルスチェック処理が開始される。
図3は図1の通信装置での他ボードに対するヘルスチェック処理を示している。
当該ヘルスチェック処理において、通信ボード100のボードコントローラ101及び通信ボード200のボードコントローラ201各々は、現在のACT経路を介して冗長構成の他ボードに対してヘルスチェック要求を送信する(ステップS1)。そして、そのヘルスチェック要求に対する応答を受信したか否かを判別する(ステップS2)。ボードコントローラ101,201各々はヘルスチェック要求を受信すると、それに対する応答を他ボードのボードコントローラに送信する機能を有している。よって、ヘルスチェック要求の送信後、所定時間に亘って応答受信が無いときには現在のACT経路を異常状態と判断することができるので、ボードコントローラ101,201は現在のACT経路をSBY経路に切替え設定し(ステップS3)、現在のSBY経路をACT経路に切替え設定する(ステップS4)。その後、新たに設定されたACT経路を介して冗長構成の他ボードに対してヘルスチェック要求を送信し(ステップS5)、そのヘルスチェック要求に対する応答を受信したか否かを判別する(ステップS6)。所定時間に亘って応答受信が無いときには現在のACT経路を異常状態と判断することができるので、ボードコントローラ101,201は次に、スイッチボード300,400のヘルスチェックの結果を確認する(ステップS7)。このスイッチボード300,400のヘルスチェックは後述のスイッチボードヘルスチェック処理で実行され、ステップS7ではその結果の獲得が行われる。
ステップS7の実行後、スイッチボード300,400のヘルスチェックの結果に応じて自ボードが正常であるか否かを判別する(ステップS8)。スイッチボードヘルスチェック処理で自ボードが正常状態と判別されたならば、他ボードの異常状態と判断し(ステップS9)、自ボードが異常状態と判別されたならば、自ボードの異常状態と判断する(ステップS10)。
ステップS9で他ボードの異常状態と判断した場合には、自ボードがACT状態にあるか否かを判別する(ステップS11)。ACT状態になくSBY状態にあるならば、自ボードをACT状態への切替え設定し(ステップS12)、冗長構成の他ボードをSBY状態と設定する(ステップS13)。
ステップS10で自ボードの異常状態と判断した場合には、自ボードがACT状態にあるか否かを判別する(ステップS14)。ACT状態にあるならば、自ボードをSBY状態と設定する(ステップS15)。
ここで、図1の通信ボード100の非冗長デバイスであるIFコントローラ111が図4に符号Bで示すように故障した場合について説明する。この場合、IFコントローラ111が故障であるので、ステップS2の指示が通信ボード200に到達せず通信ボード200のACT状態への切替えは実行されない。
よって、IFコントローラ111が故障した場合には、通信ボード100がACT状態からSBY状態に切替わり、一方、通信ボード200がSBY状態からACT状態に切替わるので、IFコントローラ111が故障時であっても通信ボード100に代わって通信ボード200がACT状態となることにより正常な通信機能を確保することができ、外部網であるIP網800を介した通信サービスを提供し続けることができる。
次に、図1の通信ボード100の冗長構成のポート121が図5に符号Cで示すように故障した場合の処理を説明する。ボードコントローラ101は、自身ヘルスチェックによりポート121の異常が検出されると、ポート121は冗長構成であると判別されるので、直ちに、ヘルスチェック処理を開始する。ヘルスチェック処理でボードコントローラ101は、ステップS1及びS2の実行により通信ボード100の他ボードである通信ボード200への現在のACT経路が異常であると判断する。そこで、ステップS3で現在のACT経路をSBY経路に切替え設定し、ステップS4で現在のSBY経路をACT経路に切替え設定する。その後、ステップS5及びS6の実行により通信ボード100から通信ボード200への新たなACT経路では他ボードヘルスチェックの受信応答が得られるので、通信ボード200が正常であることが判断される。
よって、ポート121が故障した場合には通信ボード100はポート122をACTとして、スイッチボード400を介して装置外部又は通信ボード200との通信が可能とされる。
特開2011−193119号公報
しかしながら、特許文献1に記載された従来の通信装置においては、ACT側ボードのヘルスチェックを行うCPUが輻輳状態となった場合、SBY側ボードはACT側ボード異常を検出し、ACT状態へ遷移するが、CPU輻輳状態にあるボードはSBY状態へ遷移できないため、2つのボードがACT状態となり、サービスへの影響が出る可能性があることを発明者は発見した。例えば、図1の通信ボード100がACT状態からSBY状態に切替わり、一方、通信ボード200がSBY状態からACT状態に切替わる際に図6に符号Dで示すようにボードコントローラ101のCPUが輻輳状態となった場合、通信ボード100はSBY状態へ遷移できないため、2つの通信ボード100,200がACT状態となる可能性があり、自ボード及び他ボード共にACT状態となるという不具合が生じ、通信装置が外部網を介した適切な通信を維持できなくなる。
本発明は、以上の従来技術の問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、CPU輻輳状態が起きた場合にも適切な通信状態を維持できる冗長構成を有する通信装置及びその稼働待機切替方法を提供することである。
本発明の通信装置は、各々が通信機能を備えた少なくとも第1及び第2の通信部を有する冗長構成部と、前記第1の通信部と前記第2の通信部と装置外部網とのうちのいずれか2つの間を第1の通信経路を介して切替え接続する第1のスイッチ部と、前記第1の通信部と前記第2の通信部と前記装置外部網とのいずれか2つの間を前記第1の通信経路とは異なる第2の通信経路を介して切替え接続する第2のスイッチ部と、を備える通信装置であって、
前記第1のスイッチ部は前記第1の通信経路を介して前記第1及び前記第2の通信部各々のヘルスチェックを行ってそのヘルスチェック結果を記憶する第1のスイッチヘルスチェック手段を有し、
前記第2のスイッチ部は前記第2の通信経路を介して前記第1及び前記第2の通信部各々のヘルスチェックを行ってそのヘルスチェック結果を記憶する第2のスイッチヘルスチェック手段を有し、
前記第1及び第2の通信部各々は、自身の通信部から前記第1及び第2の通信経路のうちのいずれか一方の通信経路を介して他方の通信部のヘルスチェックを行う第1のヘルスチェック手段と、
前記第1のヘルスチェック手段の結果が前記他方の通信部の異常であるとき前記自身の通信部から前記第1及び第2の通信経路のうちの他方の通信経路を介して前記他方の通信部のヘルスチェックを行う第2のヘルスチェック手段と、
前記第2のヘルスチェック手段の結果が前記他方の通信部の異常であるとき前記第1及び第2のスイッチヘルスチェック手段のうちの少なくとも一方から前記自身の通信部についての前記ヘルスチェック結果を得る確認手段と、
前記自身の通信部について前記確認手段によって得られた前記ヘルスチェック結果が正常であるとき前記自身の通信部を稼働状態に設定し、前記自身の通信部について前記確認手段によって得られた前記ヘルスチェック結果が正常でないとき前記自身の通信部を待機状態に設定する設定手段と、
前記自身の通信部について前記確認手段によって得られた前記ヘルスチェック結果が正常であるとき前記他方の通信部の前記第1のスイッチ部及び前記第2のスイッチ部への接続ポートをシャットダウンさせる停止手段と、
を有することを特徴としている。
本発明の稼働待機切替方法は、各々が通信機能を備えた少なくとも第1及び第2の通信部を有する冗長構成部と、前記第1の通信部と前記第2の通信部と装置外部網とのうちのいずれか2つの間を第1の通信経路を介して切替え接続する第1のスイッチ部と、前記第1の通信部と前記第2の通信部と前記装置外部網とのいずれか2つの間を前記第1の通信経路とは異なる第2の通信経路を介して切替え接続する第2のスイッチ部と、を備える通信装置の稼働待機切替方法であって、
前記第1のスイッチ部において前記第1の通信経路を介して前記第1及び前記第2の通信部各々のヘルスチェックを行ってそのヘルスチェック結果を記憶する第1のスイッチヘルスチェックステップと、
前記第2のスイッチ部において前記第2の通信経路を介して前記第1及び前記第2の通信部各々のヘルスチェックを行ってそのヘルスチェック結果を記憶する第2のスイッチヘルスチェックステップと、を備え、
前記第1及び第2の通信部各々において、
自身の通信部から前記第1及び第2の通信経路のうちのいずれか一方の通信経路を介して他方の通信部のヘルスチェックを行う第1のヘルスチェックステップと、
前記第1のヘルスチェックステップの結果が前記他方の通信部の異常であるとき前記自身の通信部から前記第1及び第2の通信経路のうちの他方の通信経路を介して前記他方の通信部のヘルスチェックを行う第2のヘルスチェックステップと、
前記第2のヘルスチェックステップの結果が前記他方の通信部の異常であるとき前記第1及び第2のスイッチヘルスチェックステップのうちの少なくとも一方から前記自身の通信部についての前記ヘルスチェック結果を得る確認ステップと、
前記自身の通信部について前記確認ステップによって得られた前記ヘルスチェック結果が正常であるとき前記自身の通信部を稼働状態に設定し、前記自身の通信部について前記確認ステップによって得られた前記ヘルスチェック結果が正常でないとき前記自身の通信部を待機状態に設定する設定ステップと、
前記自身の通信部について前記確認ステップによって得られた前記ヘルスチェック結果が正常であるとき前記他方の通信部の前記第1のスイッチ部及び前記第2のスイッチ部への接続ポートをシャットダウンさせる停止ステップと、
を備えることを特徴としている。
本発明の通信装置及びその稼働待機切替方法によれば、冗長構成をなす第1及び第2の通信部のうちのSBY状態にある通信部内のデバイスにおいてCPUが輻輳状態にある場合に、ACT/SBY冗長システムとしてACT切替及び1つのACTボードだけが存在することが可能となるので、CPUが輻輳状態であっても正常な通信機能を確保することができ、外部網を介した通信サービスを提供し続けることができる。
通信装置の構成を示すブロック図である。 図1の通信装置のACT経路を示す図である。 ヘルスチェック処理を示すフローチャートである。 図1の通信装置のIFコントローラの故障を示す図である。 図1の通信装置のACT状態のポートの故障を示す図である。 図1の通信装置のボードコントローラにおけるCPU輻輳状態を示す図である。 本発明が適用されたヘルスチェック処理を示すフローチャートである。 本発明におけるスイッチボードヘルスチェック処理を示すフローチャートである。
以下、図面を参照しつつ本発明による実施例の冗長構成を有する通信装置について詳細に説明する。なお、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。なお、実施例において、実質的に同一の機能及び構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
図7は本発明の実施例としてヘルスチェック処理を示している。このヘルスチェック処理は図1に示した通信装置に適用され、その通信装置内のボードコントローラ101,201各々によって実行される。また、ヘルスチェック処理は自身ヘルスチェックで自ボード内の各デバイスからヘルスチェック要求に対して応答受信があった場合に実行される。ここで、図6に示す通信ボード200に対して他ボードである通信ボード100のCPUが輻輳状態(符号D)である場合についても説明する。なお、図6に示したように元の状態において通信ボード100がACT状態であり、通信ボード200がSBY状態である。
なお、通信ボード100が第1の通信部に相当し、通信ボード200が第2の通信部に相当し、スイッチボード300が第1のスイッチ部に相当し、スイッチボード400が第2のスイッチ部に相当する。通信ボード100,200とスイッチボード300との間の経路が第1の通信経路に相当し、通信ボード100,200とスイッチボード400との間の経路が第2の通信経路に相当する。また、自ボードが自身の通信部に対応し、他ボードが他方の通信部に対応する。
ヘルスチェック処理において、通信ボード100のボードコントローラ101及び通信ボード200のボードコントローラ201各々は、現在のACT経路を介して冗長構成の他ボードに対してヘルスチェック要求を送信する(ステップS21)。そして、そのヘルスチェック要求に対する応答を受信したか否かを判別する(ステップS22)。ボードコントローラ101,201各々はヘルスチェック要求を受信すると、それに対する応答を他ボードのボードコントローラに送信する機能を有している。よって、ヘルスチェック要求の送信後、所定時間に亘って応答受信が無いときには現在のACT経路を異常状態と判断することができるので、ボードコントローラ101,201は現在のACT経路をSBY経路に切替え設定し(ステップS23)、現在のSBY経路をACT経路に切替え設定する(ステップS24)。その後、新たに設定されたACT経路を介して冗長構成の他ボードに対してヘルスチェック要求を送信し(ステップS25)、そのヘルスチェック要求に対する応答を受信したか否かを判別する(ステップS26)。所定時間に亘って応答受信が無いときには現在のACT経路を異常状態と判断することができるので、ボードコントローラ101,201は次に、スイッチボード300,400のヘルスチェックの結果を確認する(ステップS27)。このスイッチボード300,400のヘルスチェックは後述のスイッチボードヘルスチェック処理で実行され、ステップS27ではその結果の獲得が行われる。
なお、ステップS21及びS22の実行が第1のヘルスチェック手段に相当し、ステップS23〜S26の実行が第2のヘルスチェック手段に相当する。また、ステップS27の実行が確認手段に相当する。
ステップS27の実行後、スイッチボード300,400のヘルスチェックの結果に応じて自ボードが正常であるか否かを判別する(ステップS28)。スイッチボードヘルスチェック処理で自ボードが正常状態と判別されたならば、他ボードの異常状態と判断する(ステップS29)スイッチボードに接続する他ボードのポートを停止する(ステップS30)。例えば、図6に示す通信ボード200の他ボードである通信ボード100のCPUが輻輳状態である場合、ステップS29で他ボード100が異常状態と判別されたならば、自ボードである通信ボード200のボードコントローラ201からの制御により、スイッチボード300及びスイッチボード400に接続する通信ボード100のポート121及びポート122の接続ポートをシャットダウンする(ステップS30)。
ステップS30で他ボードのポートをシャットダウンした後には、自ボードがACT状態にあるか否かを判別する(ステップS31)。ACT状態になくSBY状態にあるならば、自ボードをACT状態への切替え設定し(ステップS32)、冗長構成の他ボードをSBY状態と設定する(ステップS33)。例えば、図6に示す場合、自ボード200は、自ボードがSBY状態であるため、自ボードをACT切替し(ステップS32)、ボード100をSBY状態とし(ステップS33)、処理を終了する。
ステップS28の結果、自ボードの異常状態と判断した場合(ステップS34)には、自ボードがACT状態にあるか否かを判別する(ステップS35)。ACT状態にあるならば、自ボードをSBY状態と設定して(ステップS36)、処理を終了する。ステップS35にてACT状態でないならば処理を終了する。
なお、上記のステップS28〜S29及びステップS31〜S36の実行が設定手段に相当する。上記のステップS30の実行は、自身の通信部について確認手段によって得られたヘルスチェック結果が正常であるとき他方の通信部の第1のスイッチ部及び第2のスイッチ部への接続ポート(外部通信インターフェースポート)をシャットダウンさせる停止手段に相当する。
スイッチボード300,400各々は自身でヘルスチェックを実行してその結果を保持する機能を有している。また、スイッチボード300,400各々は上記のステップS27では通信ボード100,200のいずれからのヘルスチェック結果の確認要求に応答してその結果を送信する。
スイッチボード300,400各々のスイッチボードヘルスチェック処理は図示しない内部コントローラによって実行される。図8に示すように、先ず、通信ボード100に対してヘルスチェック要求を生成し(ステップS41)、それに対する応答を受信したか否かを判別する(ステップS42)。ヘルスチェック要求の送信後、所定時間に亘って応答受信が無いときには通信ボード100が異常状態にあるとみなすことができるので、スイッチボード300,400各々の内部コントローラは通信ボード100の異常状態を記憶する(ステップS43)。このステップS41〜S43の実行が第1のスイッチヘルスチェック手段に相当する。
通信ボード100に対するヘルスチェック後、同様に、通信ボード200に対してヘルスチェック要求を生成し(ステップS44)、それに対する応答を受信したか否かを判別する(ステップS45)。ヘルスチェック要求の送信後、所定時間に亘って応答受信が無いときには通信ボード200が異常状態にあるとみなすことができるので、スイッチボード300,400各々の内部コントローラは通信ボード200の異常状態を記憶する(ステップS46)。このステップS44〜S46の実行が第2のスイッチヘルスチェック手段に相当する。
従って、図6に示す通信ボード200の他ボードである通信ボード100のボードコントローラ101のCPUが輻輳状態である場合、通信ボード200がSBY状態からACT状態に切替わるので、通信ボード100がACT状態からSBY状態に切替わらなくとも、すなわち、通信ボード200のACT切替が完了した後、ボード100がACT状態のままとなったとしても、外部通信インターフェースポート(接続ポート)のシャットダウンにより通信ボード100がネットワークから切り離されることで、通信ボード200のみの外部網とのサービスを継続できる。
以上のように、実施例によれば、図6のボードコントローラ101がCPU輻輳になった場合でも、サービスへの影響がでることなくACT/SBY冗長システムとしてACT切替及び1つのACTボードだけが存在することが可能となる。
実施例では、cPCIやATCAでの構成例を説明したが、本発明は通信ボードをcPCIやATCAで構成する場合に限らない。冗長構成をとるボード間でヘルスチェックを行うものであれば本発明を適用することができる。
更に、上記した実施例おいては、第1及び第2の通信部が通信ボード100,200から構成されているが、特に、共通バスにコネクタを介して接続されるようにされたボードである必要はない。また、少なくとも2つの通信部が回路として形成されているならばボード以外のものであっても良い。
100,200 通信ボード
101,201 ボードコントローラ
111,211 IFコントローラ
121,122,221,222 ポート(接続ポート)
300,400 スイッチボード

Claims (2)

  1. 各々が通信機能を備えた少なくとも第1及び第2の通信部を有する冗長構成部と、前記第1の通信部と前記第2の通信部と装置外部網とのうちのいずれか2つの間を第1の通信経路を介して切替え接続する第1のスイッチ部と、前記第1の通信部と前記第2の通信部と前記装置外部網とのいずれか2つの間を前記第1の通信経路とは異なる第2の通信経路を介して切替え接続する第2のスイッチ部と、を備える通信装置であって、
    前記第1のスイッチ部は前記第1の通信経路を介して前記第1及び前記第2の通信部各々のヘルスチェックを行ってそのヘルスチェック結果を記憶する第1のスイッチヘルスチェック手段を有し、
    前記第2のスイッチ部は前記第2の通信経路を介して前記第1及び前記第2の通信部各々のヘルスチェックを行ってそのヘルスチェック結果を記憶する第2のスイッチヘルスチェック手段を有し、
    前記第1及び第2の通信部各々は、自身の通信部から前記第1及び第2の通信経路のうちのいずれか一方の通信経路を介して他方の通信部のヘルスチェックを行う第1のヘルスチェック手段と、
    前記第1のヘルスチェック手段の結果が前記他方の通信部の異常であるとき前記自身の通信部から前記第1及び第2の通信経路のうちの他方の通信経路を介して前記他方の通信部のヘルスチェックを行う第2のヘルスチェック手段と、
    前記第2のヘルスチェック手段の結果が前記他方の通信部の異常であるとき前記第1及び第2のスイッチヘルスチェック手段のうちの少なくとも一方から前記自身の通信部についての前記ヘルスチェック結果を得る確認手段と、
    前記自身の通信部について前記確認手段によって得られた前記ヘルスチェック結果が正常であるとき前記自身の通信部を稼働状態に設定し、前記自身の通信部について前記確認手段によって得られた前記ヘルスチェック結果が正常でないとき前記自身の通信部を待機状態に設定する設定手段と、
    前記自身の通信部について前記確認手段によって得られた前記ヘルスチェック結果が正常であるとき前記他方の通信部の前記第1のスイッチ部及び前記第2のスイッチ部への接続ポートをシャットダウンさせる停止手段と、
    を有することを特徴とする通信装置。
  2. 各々が通信機能を備えた少なくとも第1及び第2の通信部を有する冗長構成部と、前記第1の通信部と前記第2の通信部と装置外部網とのうちのいずれか2つの間を第1の通信経路を介して切替え接続する第1のスイッチ部と、前記第1の通信部と前記第2の通信部と前記装置外部網とのいずれか2つの間を前記第1の通信経路とは異なる第2の通信経路を介して切替え接続する第2のスイッチ部と、を備える通信装置の稼働待機切替方法であって、
    前記第1のスイッチ部において前記第1の通信経路を介して前記第1及び前記第2の通信部各々のヘルスチェックを行ってそのヘルスチェック結果を記憶する第1のスイッチヘルスチェックステップと、
    前記第2のスイッチ部において前記第2の通信経路を介して前記第1及び前記第2の通信部各々のヘルスチェックを行ってそのヘルスチェック結果を記憶する第2のスイッチヘルスチェックステップと、を備え、
    前記第1及び第2の通信部各々において、
    自身の通信部から前記第1及び第2の通信経路のうちのいずれか一方の通信経路を介して他方の通信部のヘルスチェックを行う第1のヘルスチェックステップと、
    前記第1のヘルスチェックステップの結果が前記他方の通信部の異常であるとき前記自身の通信部から前記第1及び第2の通信経路のうちの他方の通信経路を介して前記他方の通信部のヘルスチェックを行う第2のヘルスチェックステップと、
    前記第2のヘルスチェックステップの結果が前記他方の通信部の異常であるとき前記第1及び第2のスイッチヘルスチェックステップのうちの少なくとも一方から前記自身の通信部についての前記ヘルスチェック結果を得る確認ステップと、
    前記自身の通信部について前記確認ステップによって得られた前記ヘルスチェック結果が正常であるとき前記自身の通信部を稼働状態に設定し、前記自身の通信部について前記確認ステップによって得られた前記ヘルスチェック結果が正常でないとき前記自身の通信部を待機状態に設定する設定ステップと、
    前記自身の通信部について前記確認ステップによって得られた前記ヘルスチェック結果が正常であるとき前記他方の通信部の前記第1のスイッチ部及び前記第2のスイッチ部への接続ポートをシャットダウンさせる停止ステップと、
    を備えることを特徴とする稼働待機切替方法。
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