JP7452872B2 - 通信装置、方法及びプログラム - Google Patents

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本発明は通信装置、ルータ、方法及びプログラムに関する。
特許文献1では、IP(Internet Protocol)パケット等を用いてデータ通信する第1、第2の通信端末と、当該データ通信を中継し、かつインターネットにそれぞれ接続する第1、第2の通信装置(ルータ)とを備え、第1、第2の通信装置間の通信経路において異常があるか否かの監視を行う技術が開示されている。具体的には、第1の通信装置は、第2の通信装置との間のメインの通信経路の障害/復旧を検知し、検知されたメインの通信経路の状態に応じて迂回するための通信経路への切り替え/切り戻しの判断を動的に行う。この際、第1の通信装置は、第2の通信装置との間でやり取りされるICMP(Internet Control Message Protocol)エコー要求に対するICMPエコー応答の有無(いわゆる、ping応答による死活監視)に応じて通信経路の障害発生の判断を行う。
特開2016-152534号公報
近年では、通信端末がインターネットを経由して他の通信端末と通信する場合、IPSec(Security Architecture for IP)などのインターネットプロトコルによって通信装置間で構築されるトンネルを使用することが増えている。そのため、トンネルを用いた通信において障害があるか否かの監視の強化が必要とされる。
特許文献1に係る技術では、第1の通信装置は、第2の通信装置との間の通信経路(トンネルに対応)を監視する。しかしながら、当該技術では、第2の通信装置と第2の通信装置に接続する第2の通信端末との間の通信経路、すなわちトンネルの先の通信経路を監視できないという課題があった。
本開示は、そのような課題を鑑みることによって、通信装置間で構築されるトンネルの監視だけではなく、トンネルの先の通信経路を監視できる通信装置、ルータ、方法及びプログラムを提供することを目的とする。
本開示の通信装置は、
通信端末が接続された相手通信装置と通信経路を介して接続する通信装置であって、
前記通信装置と前記通信端末との間の通信経路における障害状態を確認する経路状態確認部を備え、
前記経路状態確認部は、
前記通信端末に第1の要求メッセージを送信し、
前記第1の要求メッセージに対する応答メッセージを前記通信端末から受信しなかった場合、前記相手通信装置に到達した際に生存時間が0になるように設定された第2の要求メッセージを前記通信端末に送信し、
前記第2の要求メッセージに対する応答メッセージを受信しなかった場合、前記通信装置と前記相手通信装置との間の通信経路で障害が発生したと判断し、
前記第2の要求メッセージに対する応答メッセージを受信した場合、前記相手通信装置と前記通信端末との間の通信経路で障害が発生したと判断する。
本開示のルータは、
通信端末が接続された相手ルータとインターネット上に構築されたトンネルを介して接続するルータであって、
前記ルータと前記通信端末との間の通信経路における障害状態を確認する経路状態確認部を備え、
前記経路状態確認部は、
前記通信端末に第1の要求メッセージを送信し、
前記第1の要求メッセージに対する応答メッセージを前記通信端末から受信しなかった場合、前記相手ルータに到達した際に生存時間が0になるように設定された第2の要求メッセージを前記通信端末に送信し、
前記第2の要求メッセージに対する応答メッセージを受信しなかった場合、前記ルータと前記相手ルータとの間の通信経路で障害が発生したと判断し、
前記第2の要求メッセージに対する応答メッセージを受信した場合、前記相手ルータと前記通信端末との間の通信経路で障害が発生したと判断する。
本開示の方法は、
通信端末が接続された相手通信装置と通信経路を介して接続する通信装置を制御する方法であって、
前記通信装置と前記通信端末との間の通信経路における障害状態を確認することを含み、
前記通信装置と前記通信端末との間の通信経路における障害状態を確認することは、
前記通信端末に第1の要求メッセージを送信し、
前記第1の要求メッセージに対する応答メッセージを前記通信端末から受信しなかった場合、前記相手通信装置に到達した際に生存時間が0になるように設定された第2の要求メッセージを前記通信端末に送信し、
前記第2の要求メッセージに対する応答メッセージを受信しなかった場合、前記通信装置と前記相手通信装置との間の通信経路で障害が発生したと判断し、
前記第2の要求メッセージに対する応答メッセージを受信した場合、前記相手通信装置と前記通信端末との間の通信経路で障害が発生したと判断する、ことを含む。
本開示のプログラムは、
通信端末が接続された相手通信装置と通信経路を介して接続する通信装置に実行させるプログラムであって、
前記通信装置と前記通信端末との間の通信経路における障害状態を確認する処理を含み、
前記通信装置と前記通信端末との間の通信経路における障害状態を確認する処理は、
前記通信端末に第1の要求メッセージを送信し、
前記第1の要求メッセージに対する応答メッセージを前記通信端末から受信しなかった場合、前記相手通信装置に到達した際に生存時間が0になるように設定された第2の要求メッセージを前記通信端末に送信し、
前記第2の要求メッセージに対する応答メッセージを受信しなかった場合、前記通信装置と前記相手通信装置との間の通信経路で障害が発生したと判断し、
前記第2の要求メッセージに対する応答メッセージを受信した場合、前記相手通信装置と前記通信端末との間の通信経路で障害が発生したと判断する、処理を含む。
本開示によって、トンネルの監視だけではなく、トンネルの先の通信経路を監視できる通信装置、ルータ、方法及びプログラムを提供することができる。
第1の実施形態に係る通信装置の構成を示すブロック図である。 第2の実施形態に係る通信装置の構成を示すブロック図である。 第2の実施形態に係る通信装置の切り替え動作を示すフロチャートである。 第2の実施形態に係る通信装置の切り戻し動作を示すフロチャートである。 第2の実施形態に係る通信装置の切り替え動作を示すフロチャートである。 本実施形態に係るコンピュータの構成を示すブロック図である。
以下では、本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図面において、同一要素には同一の符号が付されており、説明の明確化のため、必要に応じて重複説明は省略する。
(第1の実施形態)
まず、図1を用いて、第1の実施形態に係る通信装置1Aの構成を説明する。
通信装置1Aは、通信端末が接続された相手通信装置と通信経路を介して接続する。通信装置1Aは、通信装置1Aと通信端末との間の通信経路における障害状態を確認する経路状態確認部11を備える。
経路状態確認部11は、通信端末に第1の要求メッセージを送信し、第1の要求メッセージに対する応答メッセージを通信端末から受信しなかった場合、相手通信装置に到達した際に生存時間が0になるように設定された第2の要求メッセージを通信端末に送信する。経路状態確認部11は、第2の要求メッセージに対する応答メッセージを受信しなかった場合、通信装置1Aと相手通信装置との間の通信経路で障害が発生したと判断する。一方、経路状態確認部11は、第2の要求メッセージに対する応答メッセージを受信した場合、相手通信装置と通信端末との間の通信経路で障害が発生したと判断する。
したがって、通信装置1Aと相手通信装置の間で構築されるトンネルの監視だけではなく、トンネルの先の相手通信装置と無線端末との間の通信経路を監視できる。
(第2の実施形態)
続いて、図2を用いて、第2の実施形態に係る通信システム100の構成を説明する。通信システム100は、通信装置1(通信装置1-1、通信装置1-2)、メイン経路2、迂回経路3及び通信端末4(通信端末4-1、通信端末4-2)によって構成されている。通信システム100における通信装置1-1は、第1の実施形態に係る通信装置1Aを具体化したものである。
通信端末4-1及び通信端末4-2は、例えばPC(Personal Computer)などの固定型端末やスマートフォンやタブレットなどの移動型端末である。通信端末4-1は、通信装置1-1と通信装置1-2とを中継して、通信端末4-2とIP(Internet Protocol)パケット等を用いたデータ通信を行う。ここで、通信端末4-1は、各々割り当てられたローカルアドレスを用いて通信装置1-1と通信する。通信端末4-2も同様に、各々割り当てられたローカルアドレスを用いて通信装置1-2と通信する。
通信装置1-1及び通信装置1-2は、通信端末4-1と通信端末4-2との間のデータ通信を中継するルータなどの中継装置である。通信装置1-1は、各々割り当てられたグローバルアドレスを用いて通信装置1-2と通信する。例えば、通信装置1-1は、IPSec(Security Architecture for IP)などのプロトコルによってインターネット上に構築されたトンネルを介して通信装置1-2と通信する。また、通信装置1-1は、IPv4 over IPv6などのプロトコルによって構築されたトンネルを介してインターネット上に通信装置1-2と通信してもよい。
ここで、通信装置1-1は、障害状況に応じてメイン経路2と迂回経路3とのいずれかを選択し、選択された通信経路で通信装置1-2と通信する。メイン経路2は、通常時に選択される通信経路である。迂回経路3は、メイン経路2において障害が発生した場合に選択される通信経路である。
続いて、第2の実施形態に係る通信装置1の構成を説明する。以下、通信装置1-1の構成を例に挙げて説明するが、通信装置1-2も通信装置1-1と同様の構成を備えるため、通信装置1-2の構成の説明を省略する。
通信装置1-1は、経路状態確認部11、切替判断部12と、経路選択部13、正常カウンタ14、異常カウンタ15及びタイマー16を備える。
経路状態確認部11は、通信装置1-1と通信端末4―2の間の通信経路(通信装置1-1と通信装置1-2の間のメイン経路2と、通信装置1-2と通信端末4―2の間の通信経路)における通信の障害状態を確認する。
具体的には、経路状態確認部11は、通信装置1-2を中継して通信端末4-2に複数のICMP ECO_REQUEST(第1の実施形態に係る第1の要求メッセージ)を送信する。そして、経路状態確認部11は、送信された複数のICMP ECO_REQUESTに対するICMP ECO_REPLY(応答メッセージ)の受信状況に基づいて、通信装置1-1と通信端末4―2の間の通信経路に障害が発生しているかどうかを確認する。
さらに詳細には、経路状態確認部11は、通信端末4-2に複数のICMP ECO_REQUESTを送信する。
経路状態確認部11は、複数のICMP ECO_REQUESTに対するICMP ECO_REPLYを通信端末4-2から所定時間内に全て受信しなかった場合、通信装置1-1と通信端末4―2の間の通信経路で障害が発生したと判断する。その場合、通信装置1-2に到達した際に生存時間(TTL:Time To Live)が0になるように設定されたICMP ECO_REQUEST(第1の実施形態に係る第2の要求メッセージ)を通信端末4-2に送信する。具体的には、経路状態確認部11は、TTL=1のICMP ECO_REQUESTを通信端末4-2に送信する。ここで、TTLが0になった場合、TTL=1のICMP ECO_REQUESTに対する応答メッセージが生成される。そして、経路状態確認部11は、TTL=1のICMP ECO_REQUESTに対する応答メッセージを所定時間内に受信しなかった場合、通信装置1-1と通信装置1-2との間のメイン経路2で障害が発生したと判断する。一方、経路状態確認部11は、TTL=1のICMP ECO_REQUESTに対する応答メッセージを所定時間内に受信した場合、通信装置1-2と通信端末4-2との間の通信経路で障害が発生したと判断する。
また、経路状態確認部11は、複数のICMP ECO_REQUESTに対するICMP ECO_REPLYを通信端末4-2から所定時間内に一部受信した場合、通信装置1-1と通信装置1―2の間の通信経路で障害が発生したと判断する。
また、経路状態確認部11は、複数のICMP ECO_REQUESTに対するICMP ECO_REPLYを通信端末4-2から所定時間内に全て受信した場合、通信装置1-1と通信端末4―2の間の通信経路で障害が発生していないと判断する。
切替判断部12は、通信装置1-1と通信端末4―2の間の通信経路における障害状態に基づいて、通信装置1-1と通信装置1-2の間の通信経路をメイン経路2から迂回経路3に切り替える判断をし、判断した結果を経路選択部13へ指示する。
具体的には、切替判断部12は、通信装置1-1と通信装置1-2との間のメイン経路2において障害が発生した場合、障害の状態に基づいてメイン経路2を迂回経路3に切り替える判断をし、判断した結果を経路選択部13へ指示する。さらに詳細には、切替判断部12は、メイン経路2において障害が発生した場合、後述する異常カウンタ15の値を更新し、異常カウンタ15の値が所定の閾値以上の場合に、メイン経路2を迂回経路に切り替える判断をする。
一方、切替判断部12は、通信装置1-2と通信端末4-2との間の通信経路において障害が発生した場合、メイン経路2を迂回経路3に切り替える判断をしない。なお、通信装置1-2と通信端末4-2との間の通信経路において障害が発生した場合でも、他の処理によってメイン経路2を迂回経路3に切り替える判断をし、判断した結果を経路選択部13へ指示してもよい。
また、切替判断部12は、メイン経路2の障害状態に基づいて、通信経路の切り戻しを判断し、判断した結果を経路選択部13へ指示する。ここで、通信経路の切り替えとは、通信経路をメイン経路2から迂回経路3へ変更することを示す。また、通信経路の切り戻しとは、通信経路を迂回経路3からメイン経路2へ変更することを示す。
経路選択部13は、切替判断部12からの指示に基づいて、メイン経路2と迂回経路3とのいずれかの通信経路を選択する。つまり、経路選択部13は、切替判断部12からの指示に基づいて、通信経路の切り替え/切り戻しを行う。
正常カウンタ14は、経路状態確認部11が送信した複数のICMP ECO_REQUESTに対して全てのICMP ECO_REPLYを所定時間内に受信した回数をカウントする。
異常カウンタ15は、経路状態確認部11が送信した複数のICMP ECO_REQUESTに対する複数のICMP ECO_REPLYのうち少なくとも1つを所定時間内に受信しなかった回数をカウントする。異常カウンタ15は、TTL=1のICMP ECO_REQUESTのTTLが0になった場合に生成される応答メッセージを所定時間内に受信した場合、カウントしない。つまり、異常カウンタ15は、通信装置1-1と通信装置1-2との間の通信経路において障害が発生した回数をカウントする。
タイマー16は、経路状態確認部11が、ICMP ECO_REQUESTを送信してから当該ICMP ECO_REQUESTに対するICMP ECO_REPLYを受信するまでの応答時間を計測する。
なお、通信装置1-2も、通信装置1-1同様の構成要素(経路状態確認部11、切替判断部12と、経路選択部13、正常カウンタ14、異常カウンタ15及びタイマー16)を備える。
続いて、図3を用いて、第2の実施形態に係る通信装置1-1の切り替え動作について説明する。切り替え動作とは、通信装置1-1が通信装置1-2との間の通信経路をメイン経路2から迂回経路3に変更する動作を示す。
図3に示すように、通信装置1-1の経路状態確認部11は、複数のICMP ECHO_REQUESTを通信端末4-2に送信する。その後、経路状態確認部11は、送信された複数のICMP ECHO_REQUESTに対するICMP ECHO_REPLYを通信端末4-2から所定時間内に受信したか否かの判断を行う。
経路状態確認部11は、送信された複数のICMP ECHO_REQUESTに対するICMP ECHO_REPLYを通信端末4-2から所定時間内に全て受信しなかったと判断した場合(ステップS20)、通信装置1-1と通信端末4-2との間の通信経路で障害が発生したとする。そして、経路状態確認部11は、次のステップS21の処理を実行する。同様に、経路状態確認部11は、送信された複数のICMP ECHO_REQUESTに対するICMP ECHO_REPLYを通信端末4-2から所定時間内に一部受信したと判断した場合(ステップS20)、メイン経路2で障害が発生したとする。そして、経路状態確認部11は、次のステップS21の処理を実行する。
次に、切替判断部12は、異常カウンタ15の初期値の設定を行う(ステップS21)。
具体的には、通信装置1-1の切替判断部12は、現在選択されている通信装置1-2との間の通信経路がメイン経路2であるか否かを判定する(ステップS211)。
通信経路がメイン経路2であると判定された場合(ステップS211のYES)、切替判断部12は、異常カウンタ15の値が0か否かを判定する(ステップS212)。
そして、異常カウンタが0であると判定された場合(ステップS212のYES)、切替判断部12は、マージン値+1より正常カウンタ14の値が小さいか否かを判定する(ステップS213)。マージン値は、メイン経路2の断続的な品質低下を表した値である。ここで、マージン値+1より正常カウンタ14が小さい場合とは、メイン経路2の断続的な品質低下が発生していることを示す。一方、マージン値+1より正常カウンタが小さくない場合とは、メイン経路2の断続的な品質低下が発生していないを示す。そして、マージン値+1より正常カウンタ14の値が小さいと判定された場合(ステップS213のYES)、切替判断部12は、異常カウンタ15の値を現在のマージン値+1から正常カウンタ14の値を引いた値にする(ステップS214)。すなわち、切替判断部12は、初期化処理を実行する。つまり、切替判断部12は、メイン経路2の断続的な品質低下が発生している場合でも、異常カウンタ15を初期化することによって、迂回経路3への切り替えができる。そして、切替判断部12は、ステップS22の処理に進む。
なお、通信経路がメイン経路2でないと判定された場合(ステップS211のNO)、異常カウンタ15が0でないと判定した場合(ステップS212のNO)、及びマージン値+1より正常カウンタ14が小さくないと判定した場合(ステップS213のNO)、切替判断部12は、ステップS214の異常カウンタを初期化する処理を行わず、ステップS22の処理に進む。
次に、切替判断部12は、マージン値の更新を行う(ステップS22)。
具体的には、切替判断部12は、通信端末4-2に送信された複数のICMP ECHO_REQUESTに対するICMP ECHO_REPLYを通信端末4-2から所定時間内に一部受信したか否かを判定する(ステップS221)。一部のICMP ECHO_REPLYを受信した場合(ステップS221のYES)、切替判断部12は、マージン値が0より大きいか否かを判定する(ステップS222)。マージン値が0より大きいと判定した場合(ステップS222のYES)、切替判断部12は、マージン値から1を引く(ステップS223)。そして、切替判断部12は、ステップS23の処理に進む。
なお、ステップS222の処理においてマージン値が0以下と判定した場合(ステップS222のNO)、切替判断部12は、ステップS223におけるマージン値から1を引く処理を行わず、ステップS23の処理に進む。
一方、ステップS221の処理において通信端末4-2に送信された複数のICMP ECHO_REQUESTに対するICMP ECHO_REPLYを所定時間内に一部受信していない、すなわちICMP ECHO_REPLYを所定時間内に全て受信していないと判定した場合(ステップS221のNO)、切替判断部12は、TTL=1のICMP ECHO_REQUESTを通信端末4-2に送信する(ステップS224)。ここで、TTLのカウントは、TTL=1のICMP ECHO_REQUESTが通信装置を中継するごとに減る。TTL=0になった際に、TTL=1のICMP ECHO_REQUESTに対する応答メッセージが生成される。つまり、本実施形態では、通信装置1-2にTTL=1のICMP ECHO_REQUEST が到達した際に、TTL=0となり応答メッセージが通信装置1-1に対して送信される。
そして、切替判断部12は、ステップS23の処理に進まずに後述する図5に示すステップS40の処理に進む。
なお、通信端末4-2に送信された複数のICMP ECHO_REQUESTに対するICMP ECHO_REPLYを一部受信した場合と判定した場合(ステップS221のYES)、切替判断部12は、ステップS222の処理に進まずに、TTL=1のICMP ECHO_REQUESTを通信端末4-2に送信してもよい(ステップS224)。
次に、切替判断部12は、正常カウンタ14の値及び異常カウンタ15の値の更新する(ステップS23)。
具体的には、まず、切替判断部12は、正常カウンタ14の値を0にする(ステップS231)。次に、切替判断部12は、異常カウンタ15の値に1を加える(ステップS232)。そして、切替判断部12は、ステップS24の処理に進む。
次に、切替判断部12は、異常カウンタ15の値に応じて迂回経路3への切り替えの判断を行う(ステップS24)。
具体的には、まず、切替判断部12は、異常カウンタ15の値が切り替え閾値以上か否かを判定する(ステップS241)。異常カウンタ15の値が切り替え閾値以上であると判定された場合(ステップS241のYES)、切替判断部12は、通信経路をメイン経路2から迂回経路3へ切り替える指示(以下、切り替え指示)を経路選択部13に対して供給する(ステップS242)。経路選択部13は、切替判断部12から当該切り替え指示を取得した場合、通信経路をメイン経路2から迂回経路3に変更する。一方、異常カウンタ15の値が切り替え閾値より小さいと判定された場合(ステップS241のNO)、切替判断部12は、切り替え指示を経路選択部13に供給しない。つまり、経路選択部13は、通信経路をメイン経路2から迂回経路3に変更しない。そして、通信装置1-1は、本動作を終了する。
続いて、図4を用いて、第2の実施形態に係る通信装置1-1の切り戻し動作について説明する。切り戻し動作は、通信装置1-1が通信装置1-2との間の通信経路を迂回経路3からメイン経路2に変更する動作を示す。
まず、通信装置1-1の経路状態確認部11は、複数のICMP ECHO_REQUESTを通信装置1-2に送信する。その後、経路状態確認部11は、複数のICMP ECHO_REQUESTに対する複数のICMP ECHO_REPLYに対するICMP ECHO_REPLYを所定時間内に通信装置1-2から全て受信した(全て応答あり)と判断する(ステップS30)。
次に、通信装置1-1の切替判断部12は、ICMP ECHO_REPLYの受信速度に基づいてマージン値を更新する(ステップS31)。
具体的には、まず、切替判断部12は、通信装置1-2に送信した複数のICMP ECHO_REQUESTの最大応答時間が所定の応答閾値以内であるか否かを判定する(ステップS311)。ICMP ECHO_REQUESTの最大応答時間が所定の応答閾値以内であると判定された場合(ステップS311のYES)、切替判断部12は、マージン値が0より大きいか否かを判定する(ステップS312)。マージン値が0より大きいと判定された場合(ステップS312のYES)、切替判断部12は、マージン値から1を引く(ステップS313)。そして、切替判断部12は、ステップS32の処理に進む。
一方、ステップS311においてICMP ECHO_REQUESTの最大応答時間が所定の応答閾値以内でないと判定された場合(ステップS311のNO)、またはステップS312においてマージン値が0以下と判定された場合(ステップS312のNO)、切替判断部12は、ステップS32の処理に進む。
次に、切替判断部12は、以前のICMP ECHO_REPLYの応答有無に基づいてマージン値を更新する(ステップS32)。
具体的には、まず、切替判断部12は、異常カウンタ15の値が0より大きいか否かを判定する(ステップS321)。
異常カウンタ15の値が0より大きいと判定された場合(ステップS321のYES)、切替判断部12は、異常カウンタ15の値が切り替え閾値以上であるか否かを判定する(ステップS322)。異常カウンタ15の値が切り替え閾値以上であると判定された場合(ステップS322のYES)、切替判断部12は、マージン値を0にする(ステップS323)。そして、切替判断部12は、ステップS33の処理に進む。つまり、切替判断部12は、異常カウンタ15の値が切り替え閾値以上の場合、メイン経路2の突発的な異常と判断して、マージン値を0にしている。異常カウンタ15が切り替え閾値より小さいと判定された場合(ステップS322のNO)、切替判断部12は、マージン値を現在のマージン値と異常カウンタ15の値の平均値(小数点以下切り上げ)する(ステップS324)。そして、切替判断部12は、ステップS33の処理に進む。つまり、異常カウンタ15が切り替え閾値より小さい場合、切替判断部12は、メイン経路が断続的に品質低下していると判断して、マージン値を再計算し更新している。
一方、異常カウンタ15の値が0以下と判定された場合(ステップS321のNO)、マージン値を更新せず、切替判断部12は、ステップS33の処理に進む。
次に、切替判断部12は、正常カウンタ14に1を加える(ステップS33)。そして、切替判断部12は、異常カウンタ15を0にする(ステップS34)。
次に、切替判断部12は、通信経路を迂回経路3からメイン経路2へ切り戻すか否かの判断を行う(ステップS35)。
具体的には、まず、切替判断部12は、正常カウンタ14の値からマージン値を引いた値が切り戻し閾値以上であるか否かを判定する(ステップS351)。
正常カウンタ14の値からマージン値を引いた値が切り戻し閾値以上であると判定された場合(ステップS351のYES)、切替判断部12は、通信装置1-2との間の通信経路を迂回経路3からメイン経路2に切り戻す指示(以下、切り戻し指示)を経路選択部13に供給する(ステップS352)。経路選択部13は、切替判断部12から切り戻し指示を受けた場合、当該通信経路を迂回経路3からメイン経路2に切り戻す。ここで、通信装置1-1は、メイン経路2への切り戻し判断にマージン値を含むことで、メイン経路2が断続的な品質低下中の切り戻しを抑止している。そして、切替判断部12は、マージン値を0にし、マージン値を初期化する(ステップS353)。そして、通信装置1-1は、本処理を終了する。
一方、正常カウンタ14の値からマージン値を引いた値が切り戻し閾値より小さいと判定された場合(ステップS351のNO)、切替判断部12は、切り戻し指示を経路選択部13に供給しない。つまり、経路選択部13は、通信経路を迂回経路3からメイン経路2に切り戻さない。そして、通信装置1-1は、本処理を終了する。
続いて、図5を用いて、第2の実施形態に係る切り替え動作おいてステップS224のTTL=1のICMP ECHO_REQUESTを送信した後の動作を説明する。
まず、経路状態確認部11は、TTL=1のICMP ECHO_REQUESTへの応答メッセージを所定時間内に受信したか否か(応答ありか否か)を確認する(ステップS40)。
TTL=1のICMP ECHO_REQUESTへの応答がない場合(ステップS40のNO)、経路状態確認部11は、メイン経路2において障害が発生したとする。切替判断部12は、各カウンタの値を更新する処理を行う(ステップS41)。ステップS41では、具体的には、切替判断部12は、正常カウンタ14の値を0にする(ステップS411)。次に、切替判断部12は、異常カウンタ15の値に1を加える(ステップS412)。
一方、TTL=1のICMP ECHO_REQUESTへの応答がある場合(ステップS40のNO)、経路状態確認部11は、メイン経路2において障害が発生しておらず、メイン経路2の先で障害が発生していたとする。よって、通信装置1-1は、後述するステップS41の処理及びステップS42の処理を行わず、本動作を終了する。
ステップS41の後、切替判断部12は、通信装置1-1との間の通信経路をメイン経路2から迂回経路3に切り替える判断を行う(ステップS42)。
具体的には、まず、切替判断部12は、異常カウンタ15の値が切り替え閾値以上か否かを判定する(ステップS421)。
異常カウンタ15の値が切り替え閾値以上であると判定された場合(S421のYES)、切替判断部12は、通信装置1-1と通信装置1-2との間の通信経路をメイン経路2から迂回経路3へ切り替える指示(以下、切り替え指示)を経路選択部13に供給する(ステップS422)。経路選択部13は、切替判断部12から当該切り替え指示を取得した場合、通信経路をメイン経路2から迂回経路3に変更する。
一方で、異常カウンタ15の値が切り替え閾値より小さいと判定された場合(S421のNO)、経路選択部13は、切り替え指示を経路選択部13に供給しない。つまり、経路選択部13は、通信経路をメイン経路2から迂回経路3に変更しない。そして、通信装置1-1は、本動作を終了する。
上述の説明より、第2の実施形態に係る通信装置1-1は、TTL=1のICMP ECHO_REQUESTへの応答の有無を判断する。そうすることで、通信装置1-1は、通信装置1-1と通信装置1-2との間のメイン経路2において障害が発生したのか、または、メイン経路2の先の通信装置1-2と通信端末4-2との間の通信経路において障害が発生したのかを判断することができる。つまり、通信装置1-1と通信装置1-2との間のトンネルの監視だけではなく、トンネルの先の通信経路を監視できる。
加えて、通信装置1-1は、メイン経路2において障害が発生した場合、異常カウンタ15の値に1を加え、異常カウンタ15の値に応じてメイン経路2から迂回経路3への切り替えを行うことができる。つまり、通信装置1-1は、トンネルの障害時の迂回路へのすばやい切り替えを可能としている。
<ハードウェア構成>
続いて、図6を用いて、通信装置1-1又は通信装置1-2に係るコンピュータ1000のハードウェア構成例を説明する。図6においてコンピュータ1000は、プロセッサ1001と、メモリ1002とを有している。プロセッサ1001は、例えば、マイクロプロセッサ、MPU(Micro Processing Unit)、又はCPU(Central Processing Unit)であってもよい。プロセッサ1001は、複数のプロセッサを含んでもよい。メモリ1002は、揮発性メモリ及び不揮発性メモリの組み合わせによって構成される。メモリ1002は、プロセッサ1001から離れて配置されたストレージを含んでもよい。この場合、プロセッサ1001は、図示されていないI/Oインターフェースを介してメモリ1002にアクセスしてもよい。
また、上述の実施形態における各構成は、ハードウェア又はソフトウェア、もしくはその両方によって構成され、1つのハードウェア又はソフトウェアから構成してもよいし、複数のハードウェア又はソフトウェアから構成してもよい。上述の実施形態における各構成の機能(処理)を、コンピュータにより実現してもよい。例えば、メモリ1002に実施形態における方法を行うためのプログラムを格納し、各機能を、メモリ1002に格納されたプログラムをプロセッサ1001で実行することにより実現してもよい。
これらのプログラムは、コンピュータに読み込まれた場合に、実施形態で説明された1又はそれ以上の機能をコンピュータに行わせるための命令群(又はソフトウェアコード)を含む。プログラムは、非一時的なコンピュータ可読媒体又は実体のある記憶媒体に格納されてもよい。限定ではなく例として、コンピュータ可読媒体又は実体のある記憶媒体は、random-access memory(RAM)、read-only memory(ROM)、フラッシュメモリ、solid-state drive(SSD)又はその他のメモリ技術、CD-ROM、digital versatile disc(DVD)、Blu-ray(登録商標)ディスク又はその他の光ディスクストレージ、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスクストレージ又はその他の磁気ストレージデバイスを含む。プログラムは、一時的なコンピュータ可読媒体又は通信媒体上で送信されてもよい。限定ではなく例として、一時的なコンピュータ可読媒体又は通信媒体は、電気的、光学的、音響的、またはその他の形式の伝搬信号を含む。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
通信端末が接続された相手通信装置と通信経路を介して接続する通信装置であって、
前記通信装置と前記通信端末との間の通信経路における障害状態を確認する経路状態確認部を備え、
前記経路状態確認部は、
前記通信端末に第1の要求メッセージを送信し、
前記第1の要求メッセージに対する応答メッセージを前記通信端末から受信しなかった場合、前記相手通信装置に到達した際に生存時間が0になるように設定された第2の要求メッセージを前記通信端末に送信し、
前記第2の要求メッセージに対する応答メッセージを受信しなかった場合、前記通信装置と前記相手通信装置との間の通信経路で障害が発生したと判断し、
前記第2の要求メッセージに対する応答メッセージを受信した場合、前記相手通信装置と前記通信端末との間の通信経路で障害が発生したと判断する、
通信装置。
(付記2)
前記通信装置と前記通信端末との間の通信経路における前記障害状態に基づいて、前記通信装置と前記相手通信装置との間の通信経路を迂回経路に切り替える判断をする切替判断部を備え、
前記切替判断部は、
前記通信装置と前記相手通信装置との間の通信経路において障害が発生した場合、前記障害に基づいて前記通信装置と前記相手通信装置との間の通信経路を迂回経路に切り替える判断をし、
前記相手通信装置と前記通信端末との間の通信経路において障害が発生した場合、前記通信装置と前記相手通信装置との間の通信経路を迂回経路に切り替える判断をしない、
付記1に記載の通信装置。
(付記3)
前記通信装置と前記相手通信装置との間の通信経路において障害が発生した回数をカウントする異常カウンタをさらに備え、
前記切替判断部は、
前記通信装置と前記相手通信装置との間の通信経路において障害が発生した場合、前記異常カウンタの値を更新し、前記異常カウンタの値が所定の閾値に到達した場合に、前記通信装置と前記相手通信装置との間の通信経路を迂回経路に切り替える判断をする、
付記2に記載の通信装置。
(付記4)
前記経路状態確認部は、
前記通信端末に複数の第1の要求メッセージを送信し、
前記複数の第1の要求メッセージに対する応答メッセージを前記通信端末から全て受信しなかった場合、前記相手通信装置に到達した際に生存時間が0になるように設定された第2の要求メッセージを前記通信端末に送信し、
前記第2の要求メッセージに対する応答メッセージを受信しなかった場合、前記通信装置と前記相手通信装置との間の通信経路で障害が発生したと判断し、
前記第2の要求メッセージに対する応答メッセージを受信した場合、前記相手通信装置と前記通信端末との間の通信経路で障害が発生したと判断し、
前記複数の第1の要求メッセージに対する応答メッセージを前記通信端末から一部受信した場合、前記通信装置と前記相手通信装置との間の通信経路で障害が発生したと判断する、
付記1乃至3のいずれか1項に記載の通信装置。
(付記5)
前記経路状態確認部は、
前記複数の第1の要求メッセージに対する応答メッセージを前記通信端末から全て受信した場合、前記通信装置と前記通信端末との間の通信経路で障害が発生していないと判断する、
付記4に記載の通信装置。
(付記6)
前記相手通信装置とインターネットを介して接続し、
前記通信装置と前記相手通信装置との間でトンネルを構築する、
付記1乃至5のいずれか1項に記載の通信装置。
(付記7)
前記トンネルは、IPSec(Security Architecture for IP)に基づいて構築される、
付記6に記載の通信装置。
(付記8)
通信端末が接続された相手ルータとインターネット上に構築されたトンネルを介して接続するルータであって、
前記ルータと前記通信端末との間の通信経路における障害状態を確認する経路状態確認部を備え、
前記経路状態確認部は、
前記通信端末に第1の要求メッセージを送信し、
前記第1の要求メッセージに対する応答メッセージを前記通信端末から受信しなかった場合、前記相手ルータに到達した際に生存時間が0になるように設定された第2の要求メッセージを前記通信端末に送信し、
前記第2の要求メッセージに対する応答メッセージを受信しなかった場合、前記ルータと前記相手ルータとの間の通信経路で障害が発生したと判断し、
前記第2の要求メッセージに対する応答メッセージを受信した場合、前記相手ルータと前記通信端末との間の通信経路で障害が発生したと判断する、
ルータ。
(付記9)
前記ルータと前記通信端末との間の通信経路における前記障害状態に基づいて、前記ルータと前記相手ルータとの間の通信経路を迂回経路に切り替える判断をする切替判断部を備え、
前記切替判断部は、
前記ルータと前記相手ルータとの間の通信経路において障害が発生した場合、前記障害に基づいて前記ルータと前記相手ルータとの間の通信経路を迂回経路に切り替える判断をし、
前記相手ルータと前記通信端末との間の通信経路において障害が発生した場合、前記ルータと前記相手ルータとの間の通信経路を迂回経路に切り替える判断をしない、
付記8に記載のルータ。
(付記10)
通信端末が接続された相手通信装置と通信経路を介して接続する通信装置を制御する方法であって、
前記通信装置と前記通信端末との間の通信経路における障害状態を確認することを含み、
前記通信装置と前記通信端末との間の通信経路における障害状態を確認することは、
前記通信端末に第1の要求メッセージを送信し、
前記第1の要求メッセージに対する応答メッセージを前記通信端末から受信しなかった場合、前記相手通信装置に到達した際に生存時間が0になるように設定された第2の要求メッセージを前記通信端末に送信し、
前記第2の要求メッセージに対する応答メッセージを受信しなかった場合、前記通信装置と前記相手通信装置との間の通信経路で障害が発生したと判断し、
前記第2の要求メッセージに対する応答メッセージを受信した場合、前記相手通信装置と前記通信端末との間の通信経路で障害が発生したと判断する、ことを含む、
方法。
(付記11)
通信端末が接続された相手通信装置と通信経路を介して接続する通信装置に実行させるプログラムであって、
前記通信装置と前記通信端末との間の通信経路における障害状態を確認する処理を含み、
前記通信装置と前記通信端末との間の通信経路における障害状態を確認する処理は、
前記通信端末に第1の要求メッセージを送信し、
前記第1の要求メッセージに対する応答メッセージを前記通信端末から受信しなかった場合、前記相手通信装置に到達した際に生存時間が0になるように設定された第2の要求メッセージを前記通信端末に送信し、
前記第2の要求メッセージに対する応答メッセージを受信しなかった場合、前記通信装置と前記相手通信装置との間の通信経路で障害が発生したと判断し、
前記第2の要求メッセージに対する応答メッセージを受信した場合、前記相手通信装置と前記通信端末との間の通信経路で障害が発生したと判断する、処理を含む、
プログラム。
1、1A、1-1、1-2 通信装置(ルータ)
2 メイン経路
3 迂回経路
4、4-1、4-2 通信端末
11 経路状態確認部
12 切替判断部
13 経路選択部
14 正常カウンタ
15 異常カウンタ
16 タイマー
100 通信システム
1000 コンピュータ
1001 プロセッサ
1002 メモリ

Claims (11)

  1. 通信端末が接続された相手通信装置と通信経路を介して接続する通信装置であって、
    前記通信装置と前記通信端末との間の通信経路における障害状態を確認する経路状態確認部と、
    前記通信装置と前記通信端末との間の通信経路における前記障害状態に基づいて、前記通信装置と前記相手通信装置との間の通信経路を迂回経路に切り替える判断をする切替判断部と、を備え、
    前記経路状態確認部は、
    前記通信端末に第1の要求メッセージを送信し、
    前記第1の要求メッセージに対する応答メッセージを前記通信端末から受信しなかった場合、前記相手通信装置に到達した際に生存時間が0になるように設定された第2の要求メッセージを前記通信端末に送信し、
    前記第2の要求メッセージに対する応答メッセージを受信しなかった場合、前記通信装置と前記相手通信装置との間の通信経路で障害が発生したと判断し、
    前記第2の要求メッセージに対する応答メッセージを受信した場合、前記相手通信装置と前記通信端末との間の通信経路で障害が発生したと判断し、
    前記切替判断部は、
    前記通信装置と前記相手通信装置との間の通信経路において障害が発生した場合、前記障害に基づいて前記通信装置と前記相手通信装置との間の通信経路を迂回経路に切り替える判断をし、
    前記相手通信装置と前記通信端末との間の通信経路において障害が発生した場合、前記通信装置と前記相手通信装置との間の通信経路を迂回経路に切り替える判断をしない、
    通信装置。
  2. 前記通信装置と前記相手通信装置との間の通信経路において障害が発生した回数をカウントする異常カウンタをさらに備え、
    前記切替判断部は、
    前記通信装置と前記相手通信装置との間の通信経路において障害が発生した場合、前記異常カウンタの値を更新し、前記異常カウンタの値が所定の閾値以上の場合に、前記通信装置と前記相手通信装置との間の通信経路を迂回経路に切り替える判断をする、
    請求項に記載の通信装置。
  3. 前記経路状態確認部は、
    前記通信端末に複数の第1の要求メッセージを送信し、
    前記複数の第1の要求メッセージに対する応答メッセージを前記通信端末から全て受信しなかった場合、前記相手通信装置に到達した際に生存時間が0になるように設定された第2の要求メッセージを前記通信端末に送信し、
    前記第2の要求メッセージに対する応答メッセージを受信しなかった場合、前記通信装置と前記相手通信装置との間の通信経路で障害が発生したと判断し、
    前記第2の要求メッセージに対する応答メッセージを受信した場合、前記相手通信装置と前記通信端末との間の通信経路で障害が発生したと判断し、
    前記複数の第1の要求メッセージに対する応答メッセージを前記通信端末から一部受信した場合、前記通信装置と前記相手通信装置との間の通信経路で障害が発生したと判断する、
    請求項1又は2に記載の通信装置。
  4. 前記経路状態確認部は、
    前記複数の第1の要求メッセージに対する応答メッセージを前記通信端末から全て受信した場合、前記通信装置と前記通信端末との間の通信経路で障害が発生していないと判断する、
    請求項に記載の通信装置。
  5. 前記相手通信装置とインターネットを介して接続し、
    前記通信装置と前記相手通信装置との間でトンネルを構築する、
    請求項1乃至のいずれか1項に記載の通信装置。
  6. 前記トンネルは、IPSec(Security Architecture for IP)に基づいて構築される、
    請求項に記載の通信装置。
  7. 通信端末が接続された相手通信装置と通信経路を介して接続する通信装置を制御する方法であって、
    前記通信装置と前記通信端末との間の通信経路における障害状態を確認することと、
    前記通信装置と前記通信端末との間の通信経路における前記障害状態に基づいて、前記通信装置と前記相手通信装置との間の通信経路を迂回経路に切り替える判断をすることと、を含み、
    前記通信装置と前記通信端末との間の通信経路における障害状態を確認することは、
    前記通信端末に第1の要求メッセージを送信し、
    前記第1の要求メッセージに対する応答メッセージを前記通信端末から受信しなかった場合、前記相手通信装置に到達した際に生存時間が0になるように設定された第2の要求メッセージを前記通信端末に送信し、
    前記第2の要求メッセージに対する応答メッセージを受信しなかった場合、前記通信装置と前記相手通信装置との間の通信経路で障害が発生したと判断し、
    前記第2の要求メッセージに対する応答メッセージを受信した場合、前記相手通信装置と前記通信端末との間の通信経路で障害が発生したと判断する、ことを含み、
    前記通信装置と前記相手通信装置との間の通信経路を迂回経路に切り替える判断をすることは、
    前記通信装置と前記相手通信装置との間の通信経路において障害が発生した場合、前記障害に基づいて前記通信装置と前記相手通信装置との間の通信経路を迂回経路に切り替える判断をし、
    前記相手通信装置と前記通信端末との間の通信経路において障害が発生した場合、前記通信装置と前記相手通信装置との間の通信経路を迂回経路に切り替える判断をしない、ことを含む、
    方法。
  8. 通信端末が接続された相手通信装置と通信経路を介して接続する通信装置に実行させるプログラムであって、
    前記通信装置と前記通信端末との間の通信経路における障害状態を確認する処理と、
    前記通信装置と前記通信端末との間の通信経路における前記障害状態に基づいて、前記通信装置と前記相手通信装置との間の通信経路を迂回経路に切り替える判断をする処理と、を含み、
    前記通信装置と前記通信端末との間の通信経路における障害状態を確認する処理は、
    前記通信端末に第1の要求メッセージを送信し、
    前記第1の要求メッセージに対する応答メッセージを前記通信端末から受信しなかった場合、前記相手通信装置に到達した際に生存時間が0になるように設定された第2の要求メッセージを前記通信端末に送信し、
    前記第2の要求メッセージに対する応答メッセージを受信しなかった場合、前記通信装置と前記相手通信装置との間の通信経路で障害が発生したと判断し、
    前記第2の要求メッセージに対する応答メッセージを受信した場合、前記相手通信装置と前記通信端末との間の通信経路で障害が発生したと判断する、処理を含み、
    前記通信装置と前記相手通信装置との間の通信経路を迂回経路に切り替える判断をする処理は、
    前記通信装置と前記相手通信装置との間の通信経路において障害が発生した場合、前記障害に基づいて前記通信装置と前記相手通信装置との間の通信経路を迂回経路に切り替える判断をし、
    前記相手通信装置と前記通信端末との間の通信経路において障害が発生した場合、前記通信装置と前記相手通信装置との間の通信経路を迂回経路に切り替える判断をしない、処理を含む、
    プログラム。
  9. 通信端末が接続された相手通信装置と通信経路を介して接続する通信装置であって、
    前記通信装置と前記通信端末との間の通信経路における障害状態を確認する経路状態確認部を備え、
    前記経路状態確認部は、
    前記通信端末に複数の第1の要求メッセージを送信し、
    前記複数の第1の要求メッセージに対する応答メッセージを前記通信端末から全て受信しなかった場合、前記相手通信装置に到達した際に生存時間が0になるように設定された第2の要求メッセージを前記通信端末に送信し、
    前記第2の要求メッセージに対する応答メッセージを受信しなかった場合、前記通信装置と前記相手通信装置との間の通信経路で障害が発生したと判断し、
    前記第2の要求メッセージに対する応答メッセージを受信した場合、前記相手通信装置と前記通信端末との間の通信経路で障害が発生したと判断し、
    前記複数の第1の要求メッセージに対する応答メッセージを前記通信端末から一部受信した場合、前記通信装置と前記相手通信装置との間の通信経路で障害が発生したと判断する、
    通信装置。
  10. 通信端末が接続された相手通信装置と通信経路を介して接続する通信装置を制御する方法であって、
    前記通信装置と前記通信端末との間の通信経路における障害状態を確認することを含み、
    前記通信装置と前記通信端末との間の通信経路における障害状態を確認することは、
    前記通信端末に複数の第1の要求メッセージを送信し、
    前記複数の第1の要求メッセージに対する応答メッセージを前記通信端末から全て受信しなかった場合、前記相手通信装置に到達した際に生存時間が0になるように設定された第2の要求メッセージを前記通信端末に送信し、
    前記第2の要求メッセージに対する応答メッセージを受信しなかった場合、前記通信装置と前記相手通信装置との間の通信経路で障害が発生したと判断し、
    前記第2の要求メッセージに対する応答メッセージを受信した場合、前記相手通信装置と前記通信端末との間の通信経路で障害が発生したと判断し、
    前記複数の第1の要求メッセージに対する応答メッセージを前記通信端末から一部受信した場合、前記通信装置と前記相手通信装置との間の通信経路で障害が発生したと判断する、ことを含む、
    方法。
  11. 通信端末が接続された相手通信装置と通信経路を介して接続する通信装置に実行させるプログラムであって、
    前記通信装置と前記通信端末との間の通信経路における障害状態を確認する処理を含み、
    前記通信装置と前記通信端末との間の通信経路における障害状態を確認する処理は、
    前記通信端末に複数の第1の要求メッセージを送信し、
    前記複数の第1の要求メッセージに対する応答メッセージを前記通信端末から全て受信しなかった場合、前記相手通信装置に到達した際に生存時間が0になるように設定された第2の要求メッセージを前記通信端末に送信し、
    前記第2の要求メッセージに対する応答メッセージを受信しなかった場合、前記通信装置と前記相手通信装置との間の通信経路で障害が発生したと判断し、
    前記第2の要求メッセージに対する応答メッセージを受信した場合、前記相手通信装置と前記通信端末との間の通信経路で障害が発生したと判断し、
    前記複数の第1の要求メッセージに対する応答メッセージを前記通信端末から一部受信した場合、前記通信装置と前記相手通信装置との間の通信経路で障害が発生したと判断する、処理を含む、
    プログラム。
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