JP2010507312A - ネットワークベースのインスタントリプレイとタイムシフトプレイバック - Google Patents

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    • H04L45/50Routing or path finding of packets in data switching networks using label swapping, e.g. multi-protocol label switch [MPLS]

Abstract

パケット・スイッチ・ネットワークにおいて多セグメント擬似回線の接続性を検証する方法であって、(a)第1プロバイダ端デバイスから第2プロバイダ端デバイスへ、第1プロバイダ端デバイスと第2プロバイダ端デバイスとの間にある、多セグメント擬似回線の第1セグメントに対してエコー要求メッセージを送信するステップと、(b)当該エコー要求メッセージに応答して第2プロバイダ端デバイスからエコー応答メッセージを受信するステップとを含み、当該エコー応答メッセージは、第1セグメントの接続性を確認し、多セグメント擬似回線において第2プロバイダ端デバイスと第3プロバイダ端デバイスとの間に第2セグメントが存在するか否かを示し、第2セグメントが存在する場合、第2セグメントに関する情報を含む、接続性検証方法。

Description

本発明は、ネットワーク管理及びサービス・プロバイディングの分野に関する。より詳細には、パケット・スイッチ・ネットワークにおける多セグメント擬似回線用の、接続性検証方法及び接続性検証システムに関する。
マルチプロトコル・ラベル・スイッチング(MPLS)は、ネットワーク(たとえば、パケット・スイッチ・ネットワーク)を通してネットワーク・パケットをどのように転送するかを記述する、ショート・ラベルをネットワーク・パケットに割り当てる、ネットワーク・トラフィック・パターンを処理するメカニズムを提供する。MPLSネットワークにおいて、ノード、スイッチ又はルータは、一般的にラベル・スイッチング・ルータ(LSR)として知られており、MPLSネットワーク端部(入り口又は出口)におけるLSRは、一般的にラベル・エッジ・ルータ(LER)として知られている。
一般的に、無接続ネットワーク層プロトコル(たとえば、インターネット・プロトコル「IP」)のデータ・フレームは、送信元ノードから目的ノードまで、ネットワークを通して隣接ノードに移動しながら移動する。各ノードは、そのパケットに対して、独立した転送決定を行う。すなわち、各ノードは、パケットを次にどこに転送するかを定めるように、データ・フレームのヘッダーを分析する。転送決定は、各ノードに存在し、該ノードで実行されるネットワーク層ルーチング・アルゴリズムによって生成される転送テーブルによって行われる。したがって、各ルータは、パケットのヘッダー及びルーチング・アルゴリズムの実行の結果の分析に基づいて、データ・フレーム用の次のホップを独立に選択する。
フレーム・ヘッダーは、単に、経路に沿った次のホップを選択することのみに必要な情報よりもかなり多くの情報を含む。したがって、次のホップを選択することは、二つの機能の組み合わせと考えることができる。第1の機能は、ありうるパケットの全体を、転送等価クラス(FEC)のセットへ分割する。従来のIP転送において、FECは、サブネットIPアドレス・プリフィックスである。したがって、ルータのルーチング・テーブルに何らかのアドレス・プリフィックス「X」が存在し、2個のパケットのうちの各パケットの目的アドレスに対して、「X」が「最長の一致」である場合には、特定のノードは、2個のパケットが、同一のFEC内にあると考える。第2の機能は、各FECを次のホップにマップすることである。転送決定に関する限り、同じFECにマップされた異なるパケットは、区別が付かない。特定のFECに属し、特定のノードから異動するする全てのデータ・フレームは、同じ経路を経て進む(あるいは、ある種の多パスのルーチングが使用される場合は、全てのデータ・フレームは、FECに関連した経路のセットのうちの一つを経て進む)。データ・フレームがネットワークを移動するにしたがって、各ホップは、順番にパケットを再調査し、次のホップを定めるように、該パケットをFECに対応付ける。
MPLSにおいて、特定のデータ・フレームの特定のFECへの割り当ては、データ・フレームがネットワークに入るときに一回だけ行われる。パケットが割り当てられるFECは、「ラベル」として知られる、短い固定長の値としてコード化される。パケットが次のホップへ転送されるとき、ラベルはパケットとともに送られる。すなわち、パケットは転送される前に、「ラベル付け」される。後続のホップにおいて、データ・フレームのネットワーク層ヘッダーのさらなる分析は行われない。フレーム・ヘッダーのラベルは、ノードにおけるテーブルへのインデクスとして使用される。テーブルエントリは、次のホップ及び新たなラベルを指定する。フレーム・ヘッダーにおける古いラベルは、新たなラベルと置き換えられ、データ・フレームは、次のホップへ転送される。このように、MPLSの転送方法において、一旦パケットがFECに割り当てられると、後続のルータによって、さらなるネットワーク層ヘッダー分析は行われない。全ての転送は、ラベルによって駆動される。
参考として、MPLSヘッダーは、32ビット・ラベルのスタックから構成される。MPLS「ラベル」は、20ビット長であり、LSRに対してローカルに重要な識別子である。「実験的ビット」フィールドは、3ビット長であり、データ・フレームに適用されるサービスの質(QoS)を定めるのに使用される。「スタック」フィールドは、1ビットを占め、ヘッダー内に他のラベル・スタック・エントリがあるかどうか定めるのに使用される。生存時間(「TTL」)フィールドは、8ビット長であり、IPヘッダーで実行されるTTLヘッダーと同様であり、フレームが何回のホップを経ることができるかを定めるのに使用される。IPフレームは、MPLSネットワークの入口端において、MPLSヘッダーに規格化(encapsulate)される。出口端において、IPフレームは、MPLSヘッダーを取り除くことによって回復される。
ラベル分配プロトコル(「LDP」)は、MPLSネットワークを通してトラフィックを転送するのに使用されるMPLSデータベースを構築し、維持するのに使用される。LDPは、本明細書に参考用に組み入れるInternet Engineering Task Force(“IETF”) documents request for comment(“RFC”) 3036, “LDP Specification”, January 2001 及び RFC 3037, “LDP Applicability”, January 2001に規定されている。上述のように、MPLSは、パケットを転送するための方法であり、パケットの次のホップを定めるのに、ラベルと呼ばれる、パケットに運ばれ、短く、固定長の値を使用する。MPLSの基本的な考えは、2個のLSRは、その間またはそこを通してトラフィックを転送するのに使用されるラベルの意味について一致している必要があることである。この共通の理解は、1個のLSRが、それが作成したラベルの拘束を、他方に知らせる一連の手順(たとえば、LDP)を使用して達成される。このように、LDPは、一方のLSRが、LSR間またはLSRを通して、トラフィックを転送するのに使用されるラベルの意味を他方のLSRに知らせる、一連の手順である。
さて、擬似回線(pseudowire又は「PW」)は、パケット・スイッチ・ネットワーク(「PSW」)上の特定のシステム用のサービスのエミュレーションである。特定のシステム用のサービスは、非同期転送モード(ATM)、フレーム・リレー、イーサネット、低速時分割多重(「TDM」)または同期光ネットワーク/同期デジタル階層(「SONET/SDH」)であり、PSNは、MPLS、IP又はネットワークに基づくレイヤー2トンネル・プロトコル(「L2TP」)であってもよい。PWは、特定のシステム用のサービスを実行する「透明な回線」の動作をエミュレーションする。換言すれば、PWは、ポイント・ツー・ポイント・リンクをエミュレーションし、選択されたサービスの共有されていないリンクまたは回線として、そのユーザによって知覚される単一のサービスを提供する。
一般的に、PWは、二つの付属回線(「AC」)を接続する、二つのプロバイダ端(「PE」)の間の接続である。ACは、フレーム・リレー・データリンク接続識別子(「DLCI」)、ATM仮想経路識別子/仮想チャネル識別子(「VPI/VCI」)、イーサネット・ポート、仮想LAN(「VLAN」)、高レベルデータリンク制御(「HDLC」)リンク、物理インターフェースにおけるポイント・ツー・ポイント・プロトコル(「PPP」)、L2TPトンネルからのPPPセッション、MPLSラベル・スイッチ経路(LSP)などでありうる。PWを設定する間に、二つのPEは、後で他方端から来るパケットをどのように処理するかを知ることができるように、構成され、またはエミュレーションされるサービスについての情報を自動的に交換する。二つのPE間においてPWが設定された後に、ACから一方のPEによって受けたられたフレームは、規格化(encapsulate)され、PWを経由して遠隔のPEへ送られ、そこで特定のシステム用のフレームが再構築され、他方のACを経由して転送される。PEデバイスは、たとえば、MPLSスイッチ、LERまたはLSRであってもよい。
LDPへのPWの拡張は、参考として組み入れられる、IETFドキュメント、RFC 4447, “Pseudowire Setup and Maintenance Using the Label Distribution Protocol (LDP), April 2006 に記載されている。RFC 4447によれば、(フレーム・リレー、ATM及びイーサネットなどの)レイヤー2サービスは、レイヤー2プロトコル・データ・ユニット(PDU)を規格化(encapsulate)し、PWを経由して伝送することによってMPLSバックボーン上でエミュレーションすることができる。換言すれば、PWは、MPLSネットワークを横断して異なったタイプのトラフィックを搬送するように生成され、PWは、それが輸送するレイヤー2サービスの透明性を提供するMPLS上のポイント・ツー・ポイント・ネットワーク接続である。
RFC 4447は、LDPへの拡張を利用して、PWを確立し維持するためのプロトコルを規定している。RFC 4447は、新しいタイプ長値(「TLV」)、FECエレメント、パラメータ及び、LDPがPWを識別し、PWの属性を信号で伝えることができるようにする、LDP用のコードを定める。RFC 4447は、どのようにPW端点が、LDPにおけるこれらのTLVを使用して、PWに対するデマルチプレクサ・フィールド値(たとえば、上述のMPLSラベル)を取り決めるか、及び、どのようにPW端点が、遠隔の端点にその取り決めを知らせるかを規定する。RFC 4447は、また、PW状態の変化を報告する方法、必要な場合にPWについての追加情報を伝える方法及びその取り決めを解除する方法を規定する。
以下のRFC 4447シナリオを考察する。入口LSR PE1出口LSR PEへ、介在するMPLS動作可能ネットワークを横断して、レイヤー2PDUを伝達することが所望されていると仮定する。PE1からPEへのMPLSトンネルがあると想定する。すなわち、PE1は、パケットを「MPLSトンネル・ヘッダー」内に規格化しその結果を隣接端の一つに送ることによって、パケットがPEへ配送されるようにすることができる。MPLSトンネルは、MPLSラベル・スイッチ経路(「LSR」)である。このように、MPLSトンネル規格化を行うことは、MPLSラベルを付けることである。また、単一のMPLSトンネルを通して多数のPWを搬送することができると仮定する。このように、個々のPWに対してネットワークの状態を維持することは全く必要ではない。MPLSトンネルがポイント・ツー・ポイントであることは前提とされていない。PWは、ポイント・ツー・ポイントであるが、MPLSトンネルは、マルチポイント・ツー・ポイントであってよい。PEが、受け取られるパケットがそこを通して伝送されるMPLSトンネルを定めることができることも前提とされていない。(たとえば、MPLSトンネルがLSPであり、最後から2番目のホップ・ポッピングが使用される場合に、パケットがPEに到着したときに、パケットはそのトンネルを識別する情報を含まない。)PEがPW上でパケットを受け取ったときに、PW上で実際にそのパケットが受け取られたことを判断することができる必要があり、そのパケットを特定のPWと関連付けることができる必要がある。PEは、PWデマルチプレクサ・フィールドとして機能するMPLSラベルを調べることによりこれを行うことができる。このラベルは、「PWラベル」と呼んでもよい。PE1がレイヤー2PDUをPEへ送るときに、パケットにPWラベルを加えることによってMPLSパケットを生成し、このようにしてラベル・スタックの第1のエントリを生成する。PSNトンネルがMPLSLSPである場合には、PE1は、ラベル・スタックの第2のエントリとして他のラベル(すなわち、トンネル・ラベル)をそのパケットに付ける。PWラベルは、MPLSパケットがPEへ到達するまで、見ることはできない。そのパケットのPEの処置は、PWラベルに基づいている。
このように、PWは、二つのラベルのスタックによって識別される、MPLSネットワークを横断するポイント・ツー・ポイント接続である。第1のラベルは、「外側」ラベルと呼ばれる。「外側」ラベルは、外側トンネル又は「外側」ラベル外側LSPを表す。この外トンネル内において、「内側」接続(すなわち、PW)は、マルチプレクス化されてもよい。これらの内側接続の各々は、通常「内側」ラベルと呼ばれる、第2のラベルによって識別される。外側トンネルは、通常、LDP又はリソース保存プロトコル・トラフィック拡張(「RSVP−TE」)などのプロトコルを使用して、信号を送られる。内側接続は、下流非要求モード(「DU」)におけるLDP(すなわち、「LDP−DU」)を使用して、信号を送られる。LDP−DUモードが機能しているときに、LSR(たとえば、MPLSスイッチ)は、明示的に要求していない他のLSRに、MPLSラベルの取り決めを分配することができる。このラベル管理動作は、RFC 3036に記載されている。このように、PW拡張を伴う、MPLSLDP−DU信号化プロトコルは、MPLSネットワークを横断する双方向のPWを確立するのにこのように使用される。
上述のPWは、単一セグメント疑似回線(「SS−PW」)が二つの終端PE(「T−PE」)の間で直接に設定された際には、信号セグメント疑似回線と呼称してもよい。このように、T−PEは、顧客対応付属回路(「AC」)がPW転送装置に接続されるPEである。PWは、多数のセグメントを有してもよい。そのようなPWは、多セグメント擬似回線(「MS−PW」)と呼称してもよい。このように、MS−PWは、単一のポイント・ツー・ポイントPWとして動作し機能する二つ以上の接続しているPWセグメントの、静的なまたは動的に構成されたセットである。定義によるMS−PWの各端は、T−PEにおいて終端する。すなわち、T−PEは、MS−PWの最初および最後のセグメントに存在する。MS−PWのTPE間に位置するPEは、スイッチPE(「S−PE」)と呼称される。S−PEは、MS−PWにおける先行するPWセグメント及び後続するPWセグメントの制御プレーンおよびデータプレーンをスイッチングすることができるPEである。S−PEは、MS−PWの先行するPWセグメント及び後続するPWセグメントを輸送するPSNトンネルを終端する。S−PEは、MS−PW用のPWスイッチング・ポイントである。PWスイッチング・ポイントは、同一のMS−PWに対して、S−PE及びT−PEではありえない。PWスイッチング・ポイントは、他のPWスイッチング・ポイント及びT−PEと、PWセグメントを設定し管理するのに必要なプロトコルを実行する。
さて、サービス・プロバイダー(「SP」)がPWサービスを展開する際に、特に、ネットワークのPSN部分に対する故障検出及び診断機構が重要である。具体的に、エミュレーションされるサービスに対して、ポイント・ツー・ポイントに故障検出および診断を供給する能力が、SPに対する重要な考察である。仮想回路接続確認(「VCCV」)という用語は、SS−PWと関連する制御チャネルを呼称し、その制御チャネル上で使用される接続性確認などの、対応する動作および管理機能を呼称するのに使用されている。一般的に、VCCVは、SS−PWの接続性を確認するように、PEの間で交換されるメッセージのセットを定める。VCCVパケットが、SS−PWデータ・フローと同じ経路に従うのを確実にするように、VCCVパケットは、通常、同じSS−PWデマルチプレクサで規格化され、同じPSNトンネルで輸送される。たとえば、MPLSが使用中のPSNであれば、同じラベル・シム・ヘッダー(及びラベル・スタック)が通常組み込まれる。VCCVは、SS−PWに対する故障検出及び/又は診断ツールとして使用することができる。オペレータは、事前の接続性確認用に、周期的にVCCVを呼び出すことができ、あるいは、特にそのために又は必要に応じて、マニュアルの接続性確認の手段として呼び出すことができる。VCCVを呼び出すときに、オペレータは、種々の接続性チェック(CC)タイプの一つと種々の接続性確認(CV)タイプの一つとの組み合わせを駆動させる。これらは、ラベル・スイッチ経路(「LSP」)、LSTP又はインターネット制御メッセージ・プロトコル(「ICPM」)pingモードを含み、基礎をなすPSNに応じて適用される。参考として、「ping」という用語は、ネットワークにおける接続性をテストするのに使用される動作をさす。ping動作は、あるアドレスへエコー要求パケットを送り、その後応答を待つ。ping動作の結果は、SPが、経路・ホストの信頼性、経路上の遅れ、及びホストに到達することが可能であるかどうか、ホストが機能しているかを評価するのに役立つ。たとえば、ping動作は、要求された宛先(もし、存在すれば)に到達するのに、ICMPトラフィックに基づいてもよいし、公共のルーチング・テーブルを使用してもよい。参考として、参考用に組み入れられる、IETF RFC 4379,”Detecting Multi-Protocol Label Switched (MPLS) Data Plane Failure”, February 2006は、MPLSラベル・スイッチ経路(LSP」)に対する故障検出および隔離のための、MPLS「エコー要求」及び「エコー応答」を記載している。
しかし、新しいMS−PWサービスに対して、簡単に故障のポイントの正確な位置を示し、MS−PWの端間接続性を確認する効果的な方法は現在のところ存在しない。特に、現在のMS−PWネットワークの一つの問題は、MS−PWの入口ノード(すなわち、T−PE)の制御プレーンは、VCCVエコー要求(又はping)をフォーマットし、MS−PWの次のセグメントにおけるエコー要求を首尾よく確認できるように備えるために、MS−PWの次のセグメントに関する必要な情報にアクセスできない。ネットワークのオペレータは、MS−PWの各々個別のセグメントに対するVCCVpingを、一度に一つずつマニュアルで実行することができるが、このことは時間がかかり、ユーザ・フレンドリーではなく、オペレータが、MS−PW全体の各々のセグメントの詳細な知識を有することを要求する。さらに、そのようなマニュアル手法は、オペレータがMS−PWの全てのセグメントにアクセスできなければ(たとえば、MS−PWが異なるSPのPSNに及ばなければ)、可能ではないかもしれない。
故に、パケット・スイッチ・ネットワークにおける多セグメント擬似回線接続の接続性を確認する、改良された方法及びシステムに対するニーズがある。したがって、上記及び他の欠点に、少なくとも部分的に対処する解決策が所望されている。
本発明の一態様によれば、パケット・スイッチ・ネットワークにおいて多セグメント擬似回線の接続性を検証する方法を提供し、本方法は、(a)第1プロバイダ端デバイスから第2プロバイダ端デバイスへ、第1プロバイダ端デバイスと第2プロバイダ端デバイスとの間にある、多セグメント擬似回線の第1セグメントに対してエコー要求メッセージを送信するステップと、(b)当該エコー要求メッセージに応答して第2プロバイダ端デバイスからエコー応答メッセージを受信するステップとを含んでいて、当該エコー応答メッセージは、第1セグメントの接続性を確認し、多セグメント擬似回線において第2プロバイダ端デバイスと第3プロバイダ端デバイスとの間に第2セグメントが存在するか否かを示し、第2セグメントが存在する場合、第2セグメントに関する情報を含んでいる。
本方法は更に、第2セグメントが存在する場合、(c)第1プロバイダ端デバイスから第3プロバイダ端デバイスへ第2エコー要求メッセージを送信するステップと、(d)第2エコー要求メッセージに応答して第3プロバイダ端デバイスから第2エコー応答メッセージを受信するステップとを含んでいて、第2エコー要求メッセージは、第2セグメントの接続性を確認し、多セグメント擬似回線において第3プロバイダ端デバイスと第4プロバイダ端デバイスとの間に第3セグメントが存在するか否かを示し、第3セグメントが存在する場合、第3セグメントに関する情報を含んでいる。第1プロバイダ端デバイスが第1セグメントに関する情報を含んでいてよい。エコー要求メッセージが第1セグメントに関する情報を含んでいてよい。第2エコー要求メッセージが第2セグメントに関する情報を含んでいてよい。パケット・スイッチ・ネットワークがマルチプロトコル・ラベル・スイッチング(「MPLS」)ネットワークであってよい。第1および第2セグメントに関する情報が擬似回線転送等価クラス(「FEC」)用のタイプ長値(「TLV」)を含んでいてよい。多セグメント擬似回線において第2プロバイダ端デバイスと第3プロバイダ端デバイスとの間に第2セグメントが存在するか否かを示すステップは、第2セグメントに関する情報を含んでいるエコー応答メッセージと、第1および第2のリターンコードとの少なくとも一つにより実行可能であって、第1リターンコードは第2セグメントが存在することを示し、第2リターンコードは第2セグメントが存在しないことを示す。パケット・スイッチ・ネットワークは第1および第2のパケット・スイッチ・ネットワークを含んでいてよく、第1および第2セグメントは各々第1および第2のパケット・スイッチ・ネットワークに存在してよく、その場合第1および第2のパケット・スイッチ・ネットワークは第1および第2のサービス・プロバイダにより制御される。また、第2プロバイダ端デバイスは第kプロバイダ端デバイスであり、第3プロバイダ端デバイスは第(k+1)プロバイダ端デバイスであり、第1セグメントは第1プロバイダ端デバイスと第kプロバイダ端デバイスとの間にある、多セグメント擬似回線のn個のセグメントの第(k−1)セグメントであり、第2セグメントは第kプロバイダ端デバイスと第(k+1)プロバイダ端デバイスとの間にある、多セグメント擬似回線のn個のセグメントの第kセグメントであってよく、kおよびnは整数、kはn以下であり、更にk=3からnまでステップ(a)および(b)を繰り返す。
本発明の更なる態様によれば、データ処理システム(たとえば、MPLSルータまたはスイッチ、ネットワーク要素、ネットワーク管理システムその他)等の装置、本システムを適合させる方法、並びに本発明の方法を実施すべくプログラムされた命令が記録されたコンピュータ可読媒体等の製品が提供される。
本発明の実施形態の更なる特徴および利点が添付の図面と合せて以下の詳細説明から明らかになる。
本発明の実施形態による多セグメント擬似回線を用いる通信ネットワークを示すブロック図である 本発明の実施形態を実装すべく適合されたデータ処理システムを示すブロック図である。 本発明の実施形態に従い、パケット・スイッチ・ネットワークにおいて多セグメント擬似回線の接続性を検証するデータ処理システムのメモリ内のモジュールの動作を示す流れ図である。
添付の図面全体を通じて、同一の特徴には同一の参照番号が付与されている点に注意されたい。
以下の説明において、詳細は、発明を理解させるように述べられている。発明をわかりにくくしないように、所定のソフトウェア、回路、構造及び技術は、詳細に記述されず、示されていない場合もある。「データ処理システム」という用語は、本明細書では、本明細書に記載されるネットワーク・エレメント及びネットワーク管理システムを含む、データを処理するためのどのようなマシンをも指す。本発明は、データ処理システムのオペレーティング・システムが、本発明の要請をサポートする機能を供給する限り、どのようなコンピュータ・プログラム言語によっても実現されてもよい。どのような制約も、特定のタイプのオペレーティング・システム又はコンピュータ・プログラム言語の結果であり、本発明の制約ではない。本発明は、ハードウェアによって実現されてもよい。
図1は、本発明の実施形態による、多セグメント擬似回線による通信ネットワーク100を説明するブロック図である。通信ネットワーク(すなわち、システム)100は、第1の擬似回線(「PW」)セグメントPW1を経由して、第1のパケット・スイッチ・ネットワーク([PSN」)PSN1上で第2のPEデバイスPE2に結合されている第1プロバイダ端(「PE」)デバイスPE1を含む。さらに、第2のPEデバイスPE2は、第3のPWセグメントPW3を経由して、第2のPSNネットワークPSN2上で第3のPEデバイスPE3に結合されている。顧客端末(「CE」)デバイスCE1、CE2は、それぞれの付属回路(「AC」)AC1、AC2によってそれぞれのPEデバイスPE1、PEに結合されている。PSNネットワークPSN1、PSN2は、MPLSネットワーク、IPネットワークなどであってもよい。PEデバイスPE1、PE2、PE3は、MPLSスイッチ、ノード、エレメント、スイッチ、ルータなどであってもよい。PEデバイスPE1、PE2、PE3は、CEデバイスCE1、CE2を経由してサブスクライバ又はユーザへレイヤー2サービスを供給するように、少なくとも一つのサービス・プロバイダ(「SP」)によって維持されてもよい。一実施形態によれば、PEデバイスPE1、PE2、PE3は、制御または監視目的のためにネットワーク管理システム(「NMS」)(図示せず)に結合されてもよい。NMSは、SPの中央オフィス(「CO」)又は他の場所に配置してもよい。
このように、PE1及びPE3は、CE1及びCE2にPWサービスを供給し、終端PE(「T−PE」)T−PE1、T−PE2と呼称してもよい。これらのPEは、異なるPSNドメイン、それぞれ、PSN1及びPSN2に存在する。PSNトンネルは、PSN1を横断してPE1からPE2へ伸びており、第2のPSNトンネルは、PSN2を横断してPS2からPS3へ伸びる。PWは、PE1へ付属したAC AC1をPE3へ付属した対応するAC AC2へ接続するのに使用される。PSN1を横断するトンネル上の各々のPW(すなわち、PW1、PW2)は、PE1及びPE3の間で多セグメント擬似回線(「MS−PW」)110、120を完成するように、PE2においてPS2を横断するトンネルにおけるPW(すなわち、PW3、PW4)へ組み合わされる。PE2は、PWスイッチ・ポイントであり、PWスイッチ・プロバイダー端(「S−PE」)S−PEと呼称してもよい。PW1及びPW3は、同じMS−PW110セグメントであり、PW2及びPW4は、他のMS−PW120セグメントである。同じMS−PW(たとえば、110)のセグメント(たとえば、PW1及びPW3)は、同じPWタイプ又は異なるタイプであってよく、PSNトンネル(たとえば、PSN1及びPSN2)は、同じ技術又は異なる技術であってもよい。S−PEは、PW識別子(たとえば、MPLSPWの場合のPWラベル)に基づいて、MS−PW(たとえば、110)を一つのセグメントから他のセグメントへ切り替える。このように、図1は、スイッチ・ポイントPE2(S−PE)を通してPE1からPE3(ともにT−PE)への接続性を供給するMS−PW110を示す。
図2は、本発明の実施形態を実現するように構成されたデータ処理システム300を説明するブロック図である。データ処理システム300は、PEデバイスPE1、PE2、PE3、CEデバイスCE1、CE2、又はNMSとしての動作に適している。データ処理システム300は、中央処理システム(「CPU」)320、メモリ330及びインターフェース・デバイス350を含み、オプションとして入力デバイス310及びディスプレイ340を含んでもよい。CPU320は、専用の共同プロセッサ及びメモリ・デバイスを含んでもよい。CPU320は、システム300の一般的な管理のための(図示しない)オペレーティング・システムを格納するメモリ330に機能的に結合される。メモリ330は、RAM、ROM、ディスク・デバイスおよびデータベースを含んでもよい。メモリ330は、当業者に理解されるように、典型的には階層構造に構成された外部大容量記憶及び内部メモリを含む。インターフェース・デバイス350は、一つまたは複数のネットワーク接続を含んでもよい。データ処理システム300は、ネットワーク100、インターフェース・デバイス350を経由したPSN1、PSN2上の他のデータ処理システム(PE2に対するPE1及びPE2)と通信するように構成されている。入力デバイス310は、キーボード、マウス、トラックボールまたは同様のデバイスを含んでもよい。さらに、ディスプレイ340は、コンピュータ・スクリーン、端末デバイス、又はプリンタ又はプロッタなどのハードコピー生成出力デバイスを含んでもよい。システム300のCPU320は、ユーザの指令または問い合わせを受け取り、これらの指令または問い合わせの結果をディスプレイ340上でユーザに表示するための、一つまたは複数の入力デバイス310に通常結合される。指令及び問い合わせを、ネットワーク接続を経由して受け取り、結果を、ネットワーク接続を経由して伝達してもよい。データ処理システム300は、ネットワーク・トポロジー及びプログラム情報を格納し、アクセスするためのデータベース・システム332を含んでもよい。データベース・システム332は、データベース管理システム(「DBMS」)及びデータベースを含み、データ処理システム300のメモリ330に格納されてもよい。データ処理システム300は、その中に、実行されたときに本明細書に記載された方法を実施させる命令シーケンスを表すデータを格納している。もちろん、データ処理システム300は、その説明が本発明の理解に必要ではない、その他のソフトウェアおよびハードウェアを含んでもよい。
オプションとして、ユーザは、オプションのグラフィカル・ユーザ・インターフェース(「GUI」)380を使用してデータ処理システム300及びそのハードウェアおよびソフトウェアモジュールと情報を交換してもよい。GUI380は、データ処理システム300の監視、管理及びアクセス用に使用してもよい。GUIは、一般的なオペレーティング・システムによってサポートされ、マウス310などの入力又はユーザ指示デバイスを使用して、アイコンとして知られる絵のような表現を選択し、又はメニューからアイテムを選択することによって、ユーザが、命令を選択し、アプリケーション・プログラムを実行し、コンピュータ・ファイルを管理し、他の機能を実施することができるようにする、ディスプレイ・フォーマットを供給する。一般的に、GUIは、ユーザへ情報を運びユーザから命令を受け取るのに使用され、アイコン、ツールバー、ドロップ・ダウン・メニュー、テキスト、ダイアログ・ボックス、ボタンなどの、種々のGUIオブジェクトまたはコントロールを含む。ユーザは、通常、ポインタ又はカーソル390をオブジェクト391上に位置させ、そのオブジェクト391を「クリックする」ために入力又は指示デバイス(たとえば、マウス)310を使用することによって、ディスプレイ340に示されたGUI380と情報を交換する。
通常、GUIベースのシステムは、ディスプレイ340に現れる「ウィンドウ」内で、アプリケーション、システム状態及び他の情報をユーザへ提供する。ウィンドウ392は、ディスプレイ340においてほほ矩形の領域であり、ユーザは、その中でアプリケーション又はドキュメントを眺める。そのようなウィンドウ392は、開き、閉じ、全画面に表示し、アイコンへ縮小し、サイズを増加または減少し、ディスプレイ340の異なる領域へ移動させることができる。他のウィンドウ内のウィンドウ、他のウィンドウに重なるウィンドウ,表示領域に重ならないように配置されたウィンドウなど多くのウィンドウを同時に表示することができる。
このように、データ処理システム300は、データ処理システム300に本発明の実施形態を実装させるべくコンピュータ実行可能なようにプログラムされた命令を含んでいる。プログラムされた命令は、データ処理システム300のメモリ330に常駐可能な1個以上のハードウェアモジュールまたはソフトウェアモジュール331に実装することができる。あるいは、プログラムされた命令は、プログラムされた命令をデータ処理システム300のメモリ330へ移送すべく使用可能なコンピュータ可読媒体(CDディスクまたはフロッピーディスク等)に実装することができる。あるいは、プログラムされた命令は、プログラムされた命令の販売元または供給元によりネットワーク100へアップロードされたコンピュータ可読信号または信号を搭載した媒体に埋め込むことができ、エンドユーザまたは潜在的な買い手によりこの信号または信号搭載媒体をネットワーク100からデータ処理システム300へインターフェース(たとえば、350)を介してダウンロードすることができる。
上述のように、新規MS−PWサービスについて、故障箇所を容易に指摘して、MS−PW(たとえば、PW1およびPW3からなる110)のエンド・ツー・エンドの接続性を検証する効果的な方法は今のところ無い。特に、現行MS−PWネットワーク(たとえば、100)に関する問題の一つは、VCCVエコー要求(またはping)をフォーマット化して、MS−PW110の次のセグメントPW3でエコー要求を首尾よく検証できるようにするために、MS−PW110の入り口ノード(たとえば、PW1の場合T−PE1)の制御プレーンからMS−PW110の次のセグメント(たとえば、PW3)に関する必要情報にアクセスできないことである。ネットワーク100のオペレータはMS−PW110の個々のセグメントPW1、PW3に対してVCCVpingを手操作で一度に1回ずつ実行できるものの、これには時間を要し、使い勝手が悪く、MS−PW110全体の各セグメントPW1、PW3に関する詳細な知識をオペレータが有している必要がある。また、このような手操作によるアプローチは、オペレータがMS−PW110の全てのセグメントPW1、PW3へアクセスできない限り可能ですらない(たとえば、MS−PW110が異なる複数のSPの複数のPSNであるPSN1、PSN2にまたがる場合)。
本発明の一実施形態によれば、MS−PW110のエンド・ツー・エンド接続性およびデータ経路をユーザ(たとえば、SPオペレータ)が検証できるようにする自動化されたVCCVトレース方法が提供される。故障があった場合、MS−PW110内のどのセグメントPW1、PW3が故障の原因であるかをユーザが単一の動作コマンドを介して容易に特定できる。
一実施形態によれば、MS−PW(たとえば、110)の各セグメント(たとえば、PW1)の各対象ノードまたは遠端(たとえば、S−PE)が、VCCVエコー要求(たとえば、T−PE1からの)に対してリターンコード8(すなわちスタックの深さでラベル・スイッチされた)、FEC128サブTLV、および次のセグメント(たとえば、PW3)に関する他の任意の必要な情報を含んでいるエコー応答を返す。最初エコー要求の発信元ノード(たとえば、T−PE1)は、FEC128サブTLV(たとえば、S−PEからの)と共にエコーを受信したならば、受信したFEC128サブTLVと共に次のVCCVエコー要求を構成して、これをMS−PW110の次のセグメント(たとえば、PW3)に送信する。これらのステップを、MS−PW110の他のセグメント(図示せず)について繰り返す。MS−PW110の宛先ノード(たとえば、T−PE2)または最後のセグメントPW3の遠端は、VCCVエコー要求に対しリターンコード3(すなわち、スタックの深さにおける出口ルータ)を示すエコー応答を返すが、FEC128サブTLVは返さない。これは、MS−PW110の終端であって、本方法が終了したことを発信元ノード(たとえば、T−PE1)に知らせる。好都合なことに、本方法はRFC 4379に記載されているLSPping環境に準拠している。また、本方法はMS−PWを介してVCCVエコーパケットを転送するために採用されたデータ経路方式にかかわらず機能する。
このように、一実施形態によれば、VCCVトレースは、以下の方法ステップによる単一動作コマンドにより、PEl(またはT−PEl)から生じたMS−PW110に対して実行することができる。
第1に、PE1は検証のため、第1PWセグメントPW1(すなわち、PE1とPE2の間にある)に関するPW情報を含んでいるFEC128サブTLVと共にVCCVエコー要求をPE2(またはS−PE)に送信する。TLVがRFC 4379のセクション7.2において定義されている点に注意されたい。用語「FEC128サブTLV」は、RFC 4379のセクション7.2に記載の通り「TLVタイプ1、サブタイプ9、数値フィールド「FEC128」擬似回線(廃止予定)」または「TLVタイプ1、サブタイプ10、数値フィールド「FEC128」擬似回線」を指す。(RFC 4379のセクション7.2に記載の通り、「TLVタイプ1、サブタイプ11、数値フィールド「FEC129」擬似回線」もまた使用できる点に注意されたい。)参考までに、データ通信プロトコル内では、オプションの情報をプロトコル内部のタイプ長値(「TLV」)要素として符号化することができる。タイプおよび長さフィールドは固定サイズ(たとえば、1−4バイト)であり、数値フィールドは可変サイズである。これらのフィールドは以下のように用いられる。すなわち、タイプはメッセージの当該部分が表わす種類のフィールドを示す数値コード、長さは数値フィールドのサイズ(通常はバイト)、および値はメッセージの当該部分のデータを含むバイトの可変サイズの集合である。また参考までに、転送等価クラス(「FEC」)は、同一の方法で転送することができる、すなわち同一のMPLSラベルに紐付けることができる類似または同一の特徴を有するパケットの組を記述するためにMPLSにおいて用いられる用語である。一実施形態によれば、内部ラベルのTTLは、エコー要求対象S−PEを制御する。一実施形態によれば、データ経路を介したVCCVエコーパケットの配信は、本明細書に引用している2006年6月発行のIETFドラフト文書 ”VCCV Extensions for Segmented Pseudo-Wire”(draft-hart-pwe3-segmented-pw-vccv-00.txt)に記載された内側VcラベルTTLの利用、あるいは、本明細書に引用している2006年3月発行のIETFドラフト文書”SegmentedPseudo-Wire”(draft-ietf-pwe3-segmented-pw-02.txt)に記載されたマルチホップTTL(「MH−TTL」)の利用等の方法を採用してもよい。
第2に、PE2はFEC128サブTLVを有するエコー要求を検証する。これは第1および第2セグメントPW1、PW3間のスイッチ位置(すなわちS−PE)であるため、第2セグメントPW3(すなわち、PE2とPE3との間)向けにリターンコード8を有するエコー応答およびFEC128サブTLVを生成してPE1へ返信する。リターンコードはRFC 4379のセクション3.1において定義されている点に注意されたい。値8のリターンコードは「スタックの深さ<RSC>でラベル・スイッチされた」ことを意味する一方、値3のリターンコードはRFC 4379のセクション3.1に記載の通り「応答ルータはスタックの深さ<RSC>におけるFECの出口である」ことを意味する。上記の「RSC」が、処理が終了したラベル・スタック内の位置を含む戻りサブコードを表わす点に注意されたい。RSCがゼロの場合、ラベルは処理されなかった。さもなければ、パケットは深さRSCでラベル・スイッチされているであろう。
第3に、PE1はPE2から応答のFEC128サブTLVに基づいて、第2のVCCVエコー要求を生成する。PE1は次いで、この第2のVCCVエコー要求をPE3へ送信する。
第4に、PE3はPE1からのFEC128サブTLVを有するエコー要求を検証する。PE3はMS−PW110の宛先ノードまたは出口ノード(すなわちT−PE2)であるため、FEC128サブTLVは含んでいないがリターンコード3(すなわち出口ルータ)を有するエコー応答をPE1へ返す。
第5に、PE1はPE3からエコー応答を受信する。PE1は、エコー応答が次のFEC128サブTLVを含んでおらず、且つそのリターンコードが3であるため、PE3がMS−PW110の宛先であることを認識している。次いで本方法は終了する。
上記においてFEC128サブTLVだけがスイッチされるものと仮定されている点に注意されたい。しかし、VCCVトレース方法はまた、他のTLVまたは対象FECサブTLV(たとえば、FEC129、LDPプレフィックス、RSVPLSP等)も使用できる。
一実施形態によれば、本方法はデータ処理システム300のGUI380を介して(たとえば、対応するコマンドを入力、対応するアイコン391をクリック、メニューから対応する部材を選択する等により)ユーザにより起動することができ、ユーザに対して本方法の結果をデータ処理システムのディスプレイ画面340上に表示することができる。別の実施形態によれば、本方法を自動的に起動することができる。
一実施形態によれば、本発明はMS−PWにおけるVCCVエコーメッセージの制御プレーン処理に対応している。制御プレーンにおける課題は、パケットの宛先である下流PWセグメントの対象FEC128PWサブTLV(FEC128)等の必要な情報を有するVCCVエコー要求パケットを生成できることである。上述のように、これはMS−PWが異なる複数のSPおよび自律システムにまたがっている場合がある点でより困難な場合がある。たとえば、図1を参照するに、T−PE1はPW1のFEC128を構成するために必要な情報を有しているが、VCCVエコー要求がT−PE2を宛先としている場合はPW3のFEC128を構成するために必要な情報を有していない。この問題は以下に記述する方法により解決することができる。
VCCVエコー要求の受信に関して、VCCVエコー要求を受信したならば、S−PE(またはMS−PW110の各セグメントPW1、PW3の対象ノード)が要求を検証して、当該要求に対して、次の下流のセグメントPW3のFEC128およびS−PEであってMS−PW110出口ルータではないことを示すリターンコード8(すなわち、スタックの深さでラベル・スイッチされた)で構成されるエコー応答を返す。当該ノードがMS−PW110のT−PE2または出口ノードである場合、エコー要求に対して、リターンコード3(すなわち出口ルータ)を有し、且つFEC128を含んでいないエコー応答を返す。
VCCVエコー応答の受信に関して、エコー応答を受信するノード(たとえば、T−PE1)が当該エコー要求に応答して実行する動作は、「ping」または「トレース」等の現行動作モードに依存する。「ping」モードにおいて、ノードT−PE1は、エコー応答における対象FEC128を無視して、ユーザ(たとえば、オペレータ)に対しリターンコードだけを報告すること選択することができる。しかし、「トレース」モードでは、ノードT−PE1は、後続するVCCVエコー要求を生成してエコー応答において受信した情報(下流FEC128等)と共に次の下流セグメントPW3に送信する。
VCCVトレース動作に関して、たとえば、図1において、VCCVトレースは、1個の動作コマンドによりT−PE1から発せられたMS−PW(たとえば、110)上で実行することができる。これは以下の方法ステップにより実現することができる。第1に、T−PE1は検証のため、第1セグメント(すなわちT−PE1とS−PEとの間のPW1)の擬似回線情報を含むFEC128を有するVCCVエコー要求をS−PEに送信する。第2に、S−PEはFEC128を有するエコー要求を検証する。これは第1および第2セグメントPW1、PW3間のスイッチ位置であるため、リターンコード8を有するエコー応答を生成して、これに第2セグメント(すなわちS−PEとT−PE2との間のPW3)のFEC128を含め、当該エコー応答をT−PE1に送信する。第3に、T−PE1は、S−PEからエコー応答内のFEC128に基づいて第2のVCCVエコー要求を生成する。T−PE1は、次エコー要求をT−PE2に送信する。一実施形態によれば、VCCVエコー要求パケットは、S−PEデータ経路でスイッチされて、制御プレーンが一切関与することなく次の下流セグメントPW3へ転送される。第4に、T−PE2は、PW3のFEC128を有するエコー要求をT−PE1から受信してこれを検証する。T−PE2はMS−PW110の宛先ノードまたは出口ノードであるため、リターンコード3(すなわち出口ルータ)を有するがFEC128は含んでいないエコー応答をT−PE1に返す。第5に、T−PE1はT−PE2からエコー応答を受信する。エコー応答がFEC128を一切含んでおらず、且つリターンコードが3であるため、T−PE1はT−PE2がMS−PW110の宛先であることを知らされる。次いでトレース方法は終了する。先の例ではFEC128サブTLVだけがスイッチされるが、スイッチされた情報もまた他のTLVまたは対象FECサブTLV(たとえば、FEC129、LDPプレフィクスまたはRSVP LSP)を含み得ることに注意されたい。VCCVエコーパケットのフォーマットに関する更なる詳細についてはRFC 4379を参照されたい。
一般に、VCCVトレースがエンド・ツー・エンドであるためには、ネットワーク100内の各S−PEが上述の方法に準拠している必要がある点に注意されたい。
本発明にはいくつかの利点がある。第1に、ユーザ(たとえば、SPオペレータ)は各SS−PW(すなわち各PWセグメント)に関する予備知識が無くても、MS−PWの制御およびデータ経路を動的に学習および検証することができる。第2に、MS−PWにおける問題を診断する際に、個々のセグメントを手動でpingするよりも効率的である。第3に、異なる複数のSPネットワークにまたがるMS−PWを扱う際の潜在的な困難さを克服する。第4に、ユーザ・フレンドリー且つ使い勝手がよい。第5に、MS−PWをセグメント毎に辿って、単一の動作コマンドで故障箇所を識別する自動化され方法を提供する。
上述の方法は、流れ図を用いて要約することができる。図3は、本発明の実施形態に従い、パケット・スイッチ・ネットワーク100内の多セグメント擬似回線110の接続性を検証するデータ処理システム300のメモリ330内のモジュール331の動作200を示す流れ図である。
ステップ201で動作200が開始される。
ステップ(a)で、エコー要求メッセージが、多セグメント擬似回線110において第1プロバイダ端デバイスPE1と第2プロバイダ端デバイスPE2との間にある第1セグメントPW1向けに第1プロバイダ端デバイスPE1から第2プロバイダ端デバイスPE2へ送信される。
ステップ(b)で、エコー要求メッセージに応答してエコー応答メッセージが、第2プロバイダ端デバイスPE2から受信され、当該エコー応答メッセージは、第1セグメントPW1の接続性を確認し、第2プロバイダ端デバイスPE2と第3プロバイダ端デバイスPE3との間に多セグメント擬似回線110の第2セグメントPW3が存在するか否かを示し、第2セグメントPW3が存在する場合、第2セグメントPW3に関する情報を含んでいる。
ステップ202で動作200が終了する。
本方法は更に、第2セグメントPW3が存在する場合、(c)第1プロバイダ端デバイスPE1から第3プロバイダ端デバイスPE3へ第2エコー要求メッセージを送信するステップ、および(d)第2エコー要求メッセージに応答して第3プロバイダ端デバイスPE3から第2エコー応答メッセージを受信するステップを含んでいてよく、第2エコー応答メッセージは、第2セグメントPW3の接続性を確認し、第3プロバイダ端デバイスPE3と第4プロバイダ端デバイス(図示せず)との間にある多セグメント擬似回線110に第3セグメント(図示せず)が存在するか否かを示し、第3セグメントが存在する場合、第3セグメントに関する情報を含んでいる。第1プロバイダ端デバイスPE1が第1セグメントPW1に関する情報を有していてよい。エコー要求メッセージが第1セグメントPW1に関する情報を含んでいてよい。第2エコー要求メッセージが第2セグメントPW3に関する情報を含んでいてよい。パケット・スイッチ・ネットワーク100がマルチプロトコル・ラベル・スイッチング(「MPLS」)ネットワークであってよい。第1および第2セグメントPW1、PW3に関する情報が擬似回線転送等価クラス(「FEC」)のタイプ長値(「TLV」)を含んでいてよい。第2プロバイダ端デバイスPE2と第3プロバイダ端デバイスPE3との間にある多セグメント擬似回線110に第2セグメントPW3が存在するか否かを示すステップは、第2セグメントに関する情報を含むエコー応答メッセージと、第1および第2リターンコードとの少なくとも一つにより実行可能であって、第1リターンコード(たとえば、「8」)は第2セグメントPW3が存在することを示し、第2リターンコード(たとえば、「3」)は第2セグメントPW3が存在しないことを示す。パケット・スイッチ・ネットワーク100は第1および第2のパケット・スイッチ・ネットワークPSN1、PSN2を含んでいてよく、第1および第2セグメントPW1、PW3は各々第1および第2のパケット・スイッチ・ネットワークPSN1、PSN2に存在し得ると共に、第1および第2のパケット・スイッチ・ネットワークPSN1、PSN2は各々第1および第2のサービス・プロバイダにより制御される。また、第2プロバイダ端デバイスPE2は第kプロバイダ端デバイスであってよく、第3プロバイダ端デバイスPE3は第(k+1)プロバイダ端デバイスであってよく、第1セグメントPW1は第1プロバイダ端デバイスPE1と第kプロバイダ端デバイスとの間にある、多セグメント擬似回線110のn個のセグメントの第(k−1)セグメントであってよく、第2セグメントPW3は第kプロバイダ端デバイスと第(k+1)プロバイダ端デバイスと間の多セグメント擬似回線110のn個のセグメントの第kセグメントであってよく、kおよびnは整数であってkはn以下であり、更にステップ(a)および(b)をk=3からnまで繰り返す。
本発明の一実施形態によれば、上述の方法はまた、複数のPEすなわち、PE1、PE2、PE3、300に代えて、あるいはこれらと組合せて、NMS(図示せず)により実装することができる。
本発明は主に方法として記述してきたが、当業者であればデータ処理システム300に関して上で述べた装置が、本発明の方法の実行を可能にすべくプログラミング可能であることが理解されよう。更に、データ処理システム300と合せて使用する製品、たとえば、プログラム命令が記録されている書き込み済み記憶装置その他同様のコンピュータ可読媒体により、データ処理システム300に本発明の方法の実行を可能にするよう指示できる。そのような装置および製品も本発明の範囲に含まれることを理解されたい。
特に、実行された際に本明細書に記述した方法をデータ処理システム300により実行させる命令シーケンスは、本発明の一実施形態によるデータ搬送製品に格納することができる。このデータ搬送製品は、データ処理システム300にロードして実行することができる。また、実行された際に本明細書に記述した方法をデータ処理システム300により実行させる命令シーケンスは、本発明の一実施形態によるコンピュータソフトウェア製品に格納することができる。このコンピュータソフトウェア製品は、データ処理システム300にロードして実行することができる。更に、実行された際に本明細書に記述した方法をデータ処理システム300により実行させる命令シーケンスは、本発明の一実施形態によるコプロセッサまたはメモリを含む集積回路製品(たとえば、ハードウェアモジュール)に格納することができる。この集積回路製品は、データ処理システム300に組み込むことができる。
上述の本発明の実施形態は、単に例示目的のものである。当業者であればこれらの実施形態に対し各種の細かい変更をなし得るが、その全てが本発明の範囲内にあることが理解されよう。

Claims (20)

  1. パケット・スイッチ・ネットワークにおいて多セグメント擬似回線の接続性を検証する接続性検証方法であって、
    (a)第1プロバイダ端デバイスから第2プロバイダ端デバイスへ、当該第1プロバイダ端デバイスと当該第2プロバイダ端デバイスとの間にある、当該多セグメント擬似回線の第1セグメントに対してエコー要求メッセージを送信するステップと、
    (b)当該エコー要求メッセージに応答して当該第2プロバイダ端デバイスからエコー応答メッセージを受信するステップと、を含み、当該エコー応答メッセージは、当該第1セグメントの接続性を確認し、当該多セグメント擬似回線において当該第2プロバイダ端デバイスと第3プロバイダ端デバイスとの間に第2セグメントが存在するか否かを示し、第2セグメントが存在する場合、当該第2セグメントに関する情報を含む、接続性検証方法。
  2. 第2セグメントが存在する場合、(c)当該第1プロバイダ端デバイスから当該第3プロバイダ端デバイスへ第2エコー要求メッセージを送信するステップと、(d)当該第2エコー要求メッセージに応答して当該第3プロバイダ端デバイスから第2エコー応答メッセージを受信するステップとを更に含み、当該第2エコー要求メッセージは、当該第2セグメントの接続性を確認し、当該多セグメント擬似回線において当該第3プロバイダ端デバイスと第4プロバイダ端デバイスとの間に第3セグメントが存在するか否かを示し、第3セグメントが存在する場合、第3セグメントに関する情報を含む、請求項1に記載の接続性検証方法。
  3. 当該第1プロバイダ端デバイスが当該第1セグメントに関する情報を有している、請求項2に記載の接続性検証方法。
  4. 当該エコー要求メッセージが当該第1セグメントに関する情報を有している、請求項3に記載の接続性検証方法。
  5. 当該第2エコー要求メッセージが当該第2セグメントに関する情報を有している、請求項4に記載の接続性検証方法。
  6. 当該パケット・スイッチ・ネットワークがマルチプロトコル・ラベル・スイッチング(「MPLS」)ネットワークである、請求項5に記載の接続性検証方法。
  7. 当該第1および第2セグメントに関する情報が擬似回線転送等価クラス(「FEC」)用のタイプ長値(「TLV」)を含んでいる、請求項6に記載の接続性検証方法。
  8. 当該多セグメント擬似回線において当該第2プロバイダ端デバイスと当該第3プロバイダ端デバイスとの間に第2セグメントが存在するか否かを示すステップが、当該第2セグメントに関する情報を含んでいる当該エコー応答メッセージと、第1および第2のリターンコードとの少なくとも一つにより実行可能であって、当該第1リターンコードは第2セグメントが存在することを示し、当該第2リターンコードは第2セグメントが存在しないことを示す、請求項6に記載の接続性検証方法。
  9. 当該パケット・スイッチ・ネットワークが第1および第2のパケット・スイッチ・ネットワークを含んでいて、当該第1および第2セグメントが各々当該第1および第2のパケット・スイッチ・ネットワークに存在し、当該第1および第2のパケット・スイッチ・ネットワークが第1および第2のサービス・プロバイダにより制御される、請求項2に記載の接続性検証方法。
  10. 当該第2プロバイダ端デバイスが第kプロバイダ端デバイスであり、当該第3プロバイダ端デバイスが第(k+1)プロバイダ端デバイスであり、当該第1セグメントが当該第1プロバイダ端デバイスと当該第kプロバイダ端デバイスとの間にある、当該多セグメント擬似回線のn個のセグメントの第(k−1)セグメントであり、当該第2セグメントが当該第kプロバイダ端デバイスと当該第(k+1)プロバイダ端デバイスとの間にある、当該多セグメント擬似回線のn個のセグメントの第kセグメントであって、kおよびnは整数、kはn以下であり、更にk=3からnまでステップ(a)および(b)を繰り返す、請求項1に記載の接続性検証方法。
  11. パケット・スイッチ・ネットワークにおいて多セグメント擬似回線の接続性を検証するシステムであって、
    メモリおよび当該ネットワークへのインターフェースに接続されたプロセッサと、
    当該メモリ内にあって当該プロセッサにより実行されるモジュールと、を含み、当該モジュールは、
    (a)第1プロバイダ端デバイスから第2プロバイダ端デバイスへ、当該第1プロバイダ端デバイスと当該第2プロバイダ端デバイスとの間にある、当該多セグメント擬似回線の第1セグメントに対してエコー要求メッセージを送信するモジュールと、
    (b)当該エコー要求メッセージに応答して当該第2プロバイダ端デバイスからエコー応答メッセージを受信するモジュールとを含み、当該エコー応答メッセージは、当該第1セグメントの接続性を確認し、当該多セグメント擬似回線において当該第2プロバイダ端デバイスと第3プロバイダ端デバイスとの間に第2セグメントが存在するか否かを示し、第2セグメントが存在する場合、当該第2セグメントに関する情報を含む、接続性検証システム。
  12. 第2セグメントが存在する場合、(c)当該第1プロバイダ端デバイスから当該第3プロバイダ端デバイスへ第2エコー要求メッセージを送信し、(d)当該第2エコー要求メッセージに応答して当該第3プロバイダ端デバイスから第2エコー応答メッセージを受信するための1個以上のモジュールを更に含み、当該第2エコー要求メッセージが、当該第2セグメントの接続性を確認し、当該多セグメント擬似回線において当該第3プロバイダ端デバイスと第4プロバイダ端デバイスとの間に第3セグメントが存在するか否かを示し、第3セグメントが存在する場合、第3セグメントに関する情報を含む、請求項11に記載の接続性検証システム。
  13. 当該第1プロバイダ端デバイスが当該第1セグメントに関する情報を有している、請求項12に記載の接続性検証システム。
  14. 当該エコー要求メッセージが当該第1セグメントに関する情報を有している、請求項13に記載の接続性検証システム。
  15. 当該第2エコー要求メッセージが当該第2セグメントに関する情報を有している、請求項14に記載の接続性検証システム。
  16. 当該パケット・スイッチ・ネットワークがマルチプロトコル・ラベル・スイッチング(「MPLS」)ネットワークである、請求項15に記載の接続性検証システム。
  17. 当該第1および第2セグメントに関する情報が擬似回線転送等価クラス(「FEC」)用のタイプ長値(「TLV」)を含んでいる、請求項16に記載の接続性検証システム。
  18. 当該多セグメント擬似回線において当該第2プロバイダ端デバイスと当該第3プロバイダ端デバイスとの間に第2セグメントが存在するか否かを示すステップが、当該第2セグメントに関する情報を含んでいる当該エコー応答メッセージと、第1および第2のリターンコードとの少なくとも一つにより実行可能であって、当該第1リターンコードは第2セグメントが存在することを示し、当該第2リターンコードは第2セグメントが存在しないことを示す、請求項16に記載の接続性検証システム。
  19. 当該パケット・スイッチ・ネットワークが第1および第2のパケット・スイッチ・ネットワークを含んでいて、当該第1および第2セグメントが各々当該第1および第2のパケット・スイッチ・ネットワークに存在し、当該第1および第2のパケット・スイッチ・ネットワークが第1および第2のサービス・プロバイダにより制御される、請求項12に記載の接続性検証システム。
  20. 当該第2プロバイダ端デバイスが第kプロバイダ端デバイスであり、当該第3プロバイダ端デバイスが第(k+1)プロバイダ端デバイスであり、当該第1セグメントが当該第1プロバイダ端デバイスと当該第kプロバイダ端デバイスとの間にある、当該多セグメント擬似回線のn個のセグメントの第(k−1)セグメントであり、当該第2セグメントが当該第kプロバイダ端デバイスと当該第(k+1)プロバイダ端デバイスとの間にある、当該多セグメント擬似回線のn個のセグメントの第kセグメントであって、kおよびnは整数、kはn以下であり、更にk=3からnまでステップ(a)および(b)を繰り返す、請求項11に記載の接続性検証システム。
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