JP2010088080A - 通信装置および通信方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 MPLS網の利用効率を向上させることができる通信装置および通信方法を提供する。
【解決手段】 通信装置(100)は、Ethernet(IEEE 802.3 委員会によって標準化されたもの)フレームのヘッダ情報ごとに擬似回線ラベルを保持する送出ラベルテーブルを格納可能な送出ラベルテーブル格納部(22)と、受信したEthernet(IEEE 802.3 委員会によって標準化されたもの)フレームのヘッダ情報が送出ラベルテーブルに保持されているヘッダ情報と一致する場合に、Ethernet(IEEE 802.3 委員会によって標準化されたもの)フレームからヘッダ情報を削除し、Ethernet(IEEE 802.3 委員会によって標準化されたもの)フレームに擬似回線ラベルおよびMPLSトンネルラベルを付加して擬似回線を介してMPLS網に送出するカプセル化部(21)と、を備える。
【選択図】 図1
【解決手段】 通信装置(100)は、Ethernet(IEEE 802.3 委員会によって標準化されたもの)フレームのヘッダ情報ごとに擬似回線ラベルを保持する送出ラベルテーブルを格納可能な送出ラベルテーブル格納部(22)と、受信したEthernet(IEEE 802.3 委員会によって標準化されたもの)フレームのヘッダ情報が送出ラベルテーブルに保持されているヘッダ情報と一致する場合に、Ethernet(IEEE 802.3 委員会によって標準化されたもの)フレームからヘッダ情報を削除し、Ethernet(IEEE 802.3 委員会によって標準化されたもの)フレームに擬似回線ラベルおよびMPLSトンネルラベルを付加して擬似回線を介してMPLS網に送出するカプセル化部(21)と、を備える。
【選択図】 図1
Description
本発明は、通信装置および通信方法に関する。
MPLS(Multi Protocol Label Switching)上の擬似回線(Pseudo wire)を用いてEthernet(IEEE 802.3 委員会によって標準化されたもの)フレームの伝送サービスを提供する通信網が開発されている(例えば、非特許文献1〜4参照)。
RFC3031
RFC3032
RFC3985
IEEE 802.3
Ethernet(IEEE 802.3 委員会によって標準化されたもの)フレームを透過的に伝送するために、MPLS網内ではEthernet(IEEE 802.3 委員会によって標準化されたもの)フレームに対して、擬似回線ラベル、トンネルラベルおよび物理層を用いてカプセル化する必要がある。従来技術では、ユーザから受信したEthernet(IEEE 802.3 委員会によって標準化されたもの)サービスフレーム全体を擬似回線ラベルでカプセル化してMPLS網で伝送していた。そのため、MPLS網の利用効率が低く、より多くのサービスを収容することができなかった。
本発明は上記課題に鑑みなされたものであり、MPLS網の利用効率を向上させることができる通信装置および通信方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、明細書開示の通信装置は、Ethernet(IEEE 802.3 委員会によって標準化されたもの)フレームの中に含まれるヘッダ情報ごとに擬似回線ラベルを保持する送出ラベルテーブルを格納可能な送出ラベルテーブル格納部と、受信したEthernet(IEEE 802.3 委員会によって標準化されたもの)フレームの中に含まれるヘッダ情報が送出ラベルテーブルに保持されているヘッダ情報と一致する場合に、Ethernet(IEEE 802.3 委員会によって標準化されたもの)フレームからヘッダ情報を削除し、Ethernet(IEEE 802.3 委員会によって標準化されたもの)フレームに擬似回線ラベルおよびMPLSトンネルラベルを付加して擬似回線を介してMPLS網に送出するカプセル化部と、を備えるものである。
また、明細書開示の他の通信装置は、Ethernet(IEEE 802.3 委員会によって標準化されたもの)フレームのヘッダ情報ごとに擬似回線ラベルを保持する受信ラベルテーブルを格納可能な受信ラベルテーブル格納部と、受信したラベル付きパケットが所定のヘッダ情報に対して割り当てられたものである場合に、ラベル付きパケットからラベルを削除し、ヘッダ情報を追加した上でEthernet(IEEE 802.3 委員会によって標準化されたもの)に送出するデカプセル化部と、を備えるものである。
また、明細書開示の通信方法は、Ethernet(IEEE 802.3 委員会によって標準化されたもの)レイヤおよび上位のレイヤのヘッダ情報を参照するステップと、共通のヘッダ情報を持つフローに対して擬似回線ラベルを割り当てるステップと、MPLS網の入口エッジノードにおいてEthernet(IEEE 802.3 委員会によって標準化されたもの)フレームを擬似回線ラベルでカプセル化する際に共通のヘッダ情報を削除するステップと、擬似回線を介して入口エッジノードと接続された出口エッジノードにおいて擬似回線ラベル付きのパケットからEthernet(IEEE 802.3 委員会によって標準化されたもの)フレームを取り出す際に共通ヘッダ情報を再度付加するステップと、を含むものである。
明細書開示の通信装置および通信方法によれば、MPLS網の利用効率を向上させることができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施例について説明する。
図1は、実施例1に係る通信装置100の全体構成を示す模式図である。図1に示すように、通信装置100は、擬似回線10を介して入口エッジノード20と出口エッジノード30とが接続された構造を有する。なお、擬似回線10は、MPLS網40のMPLSトンネル50内に実現される。図1においては、ユーザ1およびユーザ2に対するEthernet(IEEE 802.3 委員会によって標準化されたもの)フレーム伝送サービスが示されている。
図2は、入口エッジノード20の動作を示す模式図である。入口エッジノード20は、カプセル化部21と、送出ラベルテーブルを格納する送出ラベルテーブル格納部22とを備えている。送出ラベルテーブルは、サービス種別の他に異なるフロー種別およびフロー識別情報ごとに擬似回線ラベルおよびトンネルラベルを保持する。フロー種別とは、そのフローを識別するために利用するフィールドのことである。例えば、フロー種別は、MAC SAとMAC DAとの組のことである。フロー識別情報とは、具体的にフローを識別するためのフィルタ値である。例えば、フロー識別情報は、MAC SAおよびMAC DAの具体的な値のことである。
カプセル化部21は、ユーザ1のカスタマエッジ1からEthernet(IEEE 802.3 委員会によって標準化されたもの)フレームを受信する。カプセル化部21は、送出ラベルテーブルのユーザ1のVPN(Virtual Private Network)に対応するエントリから擬似回線ラベルの値およびトンネルラベルの値を決定する。カプセル化部21は、決定されたラベル値を持つMPLSパケットをMPLS網40に対して送出する。
本実施例においては、一例として、ユーザ1のVPNに対して擬似回線ラベル50番が割り当てられている。ユーザ1のVPNのMAC(Media Access Control) SA=xx、MAC DA=yyのフローに対しては、擬似回線ラベル51番が割り当てられている。
ユーザ1のVPN上のMAC SA=xx、MAC DA=yyの組合せを持つEthernet(IEEE 802.3 委員会によって標準化されたもの)フレームをカプセル化部21が受信したとする。受信したEthernet(IEEE 802.3 委員会によって標準化されたもの)フレームのサービス種別、フロー種別およびフロー識別情報が送出ラベルテーブルに保持されているサービス種別、フロー種別およびフロー識別情報と一致する。この場合、カプセル化部21は、ユーザ1のカスタマエッジから受信したEthernet(IEEE 802.3 委員会によって標準化されたもの)フレームからMAC SAおよびMAC DAを削除する。さらに、カプセル化部21は、Ethernet(IEEE 802.3 委員会によって標準化されたもの)フレームに擬似回線ラベルおよびトンネルラベルを付加し、パケットとしてMPLS網40に送出する。
図3は、出口エッジノード30の動作を示す模式図である。出口エッジノード30は、受信ラベルテーブルを格納する受信ラベルテーブル格納部32を備えている。受信ラベルテーブルは、サービス種別の他に異なるフロー種別およびフロー識別情報ごとに擬似回線ラベルを保持する。
デカプセル化部31は、パケットを受信すると、受信ラベルテーブルを参照する。受信したパケットが受信ラベルテーブルに格納されている擬似回線ラベル値と一致する擬似回線ラベルを持つ場合、デカプセル化部31は、パケットから擬似回線ラベルおよびトンネルラベルを削除する。さらに、デカプセル化部31は、フロー種別およびフロー識別情報に従ってパケットにヘッダ情報を追加した上で、サービス種別に従ってユーザ1を収容しているEthernet(IEEE 802.3 委員会によって標準化されたもの)ポートに対してEthernet(IEEE 802.3 委員会によって標準化されたもの)フレームを送出する。
具体的に、デカプセル化部31が擬似回線ラベル51番を受信したとする。本実施例においては、この擬似回線ラベル値はMAC SA=xx、MAC DA=yyのフローに対してのみ利用される。したがって、デカプセル化部31は、トンネルラベルおよび擬似回線ラベルを削除した後、MAC SA=xx、MAC DA=yyを付加してユーザ1のVPNに対してフォワーディングする。
次に、ユーザ1のVPN上で送出ラベルテーブルに設定されていないMAC SA=xx、MAC DA=zzの組合せを持つEthernet(IEEE 802.3 委員会によって標準化されたもの)フレームが入口エッジノード20に受信される場合について説明する。この場合、カプセル化部21は、ユーザ1のVPNのフロー識別情報を持たない擬似回線ラベル50番およびトンネルラベル60番を付加してMPLS網40に送出する。
MPLS網40は、トンネルラベル値を変換しながら出口エッジノード30までパケットを伝送する。デカプセル化部31は、擬似回線ラベル50番を持つパケットを受信すると、該パケットは受信ラベルテーブルからユーザ1のVPNに属するフロー識別されていないパケットであると判断する。この場合、デカプセル化部31は、トンネルラベルおよび擬似回線ラベルを削除してユーザ1のVPNに向けてフォワードする。
本実施例によれば、各サービストラフィックの中のフローを識別して各フローに対して擬似回線ラベルを割り当てることによって、MPLS網40内で伝送すべき情報を低減させることができる。本実施例においては、MAC SAおよびMAC DAが削除されている。それにより、MPLS網40の利用効率を向上させることができる。
実施例1のようなラベル割り当てを実現する方法として、ネットワーク管理者が入口エッジノード20および出口エッジノード30のラベルテーブルを手動で設定する方法が考えられる。実施例2においては、MAC SA/DAによって識別されるフローおよびこれに対応する擬似回線ラベル値をネットワーク管理者がラベルテーブルに手動で設定可能な例を説明する。図4を参照しつつ、本実施例について説明する。
送出ラベルテーブル格納部22は、ネットワーク管理者によって設定された送出ラベルテーブルを格納する。また、受信ラベルテーブル格納部32は、ネットワーク管理者によって設定された受信ラベルテーブルを格納する。一例として、ネットワーク管理者によって、ユーザ1のVPNに対して擬似回線ラベル50番が割り当てられている。また、ユーザ1のVPNのMAC SA=xx、MAC DA=yyのフローに対しては、擬似回線ラベル51番が割り当てられている。
ここで、ユーザ1のVPN上のMAC SA=xx、MAC DA=yyの組合せを持つEthernet(IEEE 802.3 委員会によって標準化されたもの)フレームを入口エッジノード20が受信したとする。この場合、カプセル化部21は、Ethernet(IEEE 802.3 委員会によって標準化されたもの)フレームからフロー識別情報であるMAC SA/DAを削除して、対応する擬似回線ラベル51番およびトンネルラベル60番を付加してMPLS網40に送出する。
MPLS網40は、トンネルラベル値を変換しながら出口エッジノード30までパケットを伝送する。デカプセル化部31は、擬似回線ラベル51番を持つパケットを受信すると、受信ラベルテーブルを参照する。その結果、デカプセル化部31は、受信したパケットがユーザ1のVPNに属するMAC SA=xx、MAC DA=yyのフローに属するパケットであると判断する。この場合、デカプセル化部31は、トンネルラベルおよび擬似回線ラベルを削除して、MAC SA=xx、MAC DA=yyを追加してEthernet(IEEE 802.3 委員会によって標準化されたもの)フレームを再生し、ユーザ1のVPNに向けてフォワードする。
本実施例によれば、送出ラベルテーブルおよび受信ラベルテーブルを手動で設定可能である。それにより、各フローに対して手動で擬似回線ラベルを割り当てることによって、MPLS網40内で伝送すべき情報を低減させることができる。それにより、MPLS網40の利用効率を向上させることができる。
ラベル割り当てを実現する方法として、入口エッジノード20および出口エッジノード30が自動的にフローを識別してシグナリングによりラベルテーブルを設定する方法が考えられる。実施例3においては、フローが識別されるとそのフローに対してシグナリングを用いて擬似回線ラベルが自動的に割り当てられる例について説明する。図5を参照しつつ、本実施例について説明する。
図5は、出口エッジノード30がフローを識別して、シグナリングによりラベルテーブルを設定する場合の装置構成を示している。例えば、同じMAC SAとMAC DAとの組を持つEthernet(IEEE 802.3 委員会によって標準化されたもの)フレームが所定時間(例えば1秒間)に所定回数(例えば10回)以上流れたらフローを検出するように、フロー識別ルールが設定されている。また、このMAC SA/DAの組合せを持つEthernet(IEEE 802.3 委員会によって標準化されたもの)フレームが所定時間(例えば5秒間)流れなければフローが削除されるように、フロー識別ルールが設定されている。フロー識別ルールは、フロー識別ルール格納部35に格納されている。
このフロー識別ルールに基づいて、出口エッジノード30のフロー識別部34は、サービストラフィックの中からフローを識別する。出口エッジノード30のシグナリング処理部33は、フロー識別部34で識別された各フローに対して擬似回線を割り当てる。またシグナリング処理部33は、受信ラベルテーブルにフロー情報に対応する擬似回線を書き込むとともに、ラベルマッピングメッセージを介して入口エッジノード20に対して該擬似回線を通知する。
この場合、ラベルマッピングメッセージには図6に示すようなフロー種別およびフロー識別情報が付加される。入口エッジノード20のシグナリング処理部23は、これらの情報を含むラベルマッピングメッセージを受信すると、このフローに対する擬似回線ラベル値を送出ラベルテーブルに書き込む。それにより、カプセル化部21は、フロー識別情報を利用することができる。
図7および図8は、自動的にフローが識別される場合の具体例について説明するための模式図である。例えば、同じMAC SA/DAの組を持つEthernet(IEEE 802.3 委員会によって標準化されたもの)フレームが所定時間(例えば1秒間)に所定回(例えば10回)以上流れたらフロー種別MAC SA/DAおよびフロー識別情報として検出されたMAC SA/DAの値を持つフローが検出される。さらに、このMAC SA/DAの組合せを持つEthernet(IEEE 802.3 委員会によって標準化されたもの)フレームが所定時間(例えば5秒間)流れなければフローが削除される。
図7は、フローが検出される前の状態を示している。フローが検出される前は、ユーザ1のVPNに対してフロー情報およびフロー識別情報を持たない擬似回線ラベルのみが割り当てられている。このラベルは、既存の技術(例えばRFC4447のシグナリング)によって割り当てられる。
カプセル化部21は、ユーザ1のVPNに対してEthernet(IEEE 802.3 委員会によって標準化されたもの)フレームを受信すると、フロー情報およびフロー識別情報を持たない擬似回線ラベル50番およびトンネルラベル60番でカプセル化し、MPLS網40に送出する。MPLS網40は、トンネルラベルの値を変換しながら出口エッジノード30までパケットを伝送する。
デカプセル化部31は、擬似回線ラベル50番を持つパケットを受信すると、該パケットが受信ラベルテーブルからユーザ1のVPNに属するフロー識別されていないパケットであると判断する。この場合、デカプセル化部31は、トンネルラベルおよび擬似回線ラベルを削除してユーザ1のVPNに向けてフォワードする。本実施例においては、デカプセル化部31は、MAC SAおよびMAC DAの組合せが同じであるフレームが1秒間に10回流れるとフローを検出する。
フローが検出されると、フロー識別部34からシグナリング処理部33にフロー種別およびフロー識別情報を持つフロー検出信号が送信される。また、ラベルマッピングメッセージを用いて、検出されたフローに対する擬似回線ラベルが入口エッジノード20に通知される。この様子を図8に示す。
図8においては、フロー識別部34にMAC SA=xx、MAC DA=yyのEthernet(IEEE 802.3 委員会によって標準化されたもの)フレームが1秒間に10回流れた場合が想定されている。フロー識別部34はフロー識別ルール格納部35に格納されたフロー識別ルールに従ってフローを検出する。また、フロー識別部34は、フロー種別MAC SA/DA、フロー識別情報MAC SA=xx、MAC DA=yyを持つフロー検出信号をシグナリング処理部33に送信する。
シグナリング処理部33は、このフローに対して擬似回線ラベルを1個割り当てて、ラベルマッピングメッセージにより入口エッジノード20に通知する。また、シグナリング処理部33は、フロー種別およびフロー識別情報と対応する擬似回線ラベルを受信ラベルテーブルに書き込む。
入口エッジノード20では、シグナリング処理部23がラベルマッピングメッセージを受信する。シグナリング処理部23は、受信したフロー種別、フロー識別情報、および対応する擬似回線ラベル値を送出ラベルテーブルに書き込む。このような動作により、送出ラベルテーブルおよび受信ラベルテーブルが書き換えられた後の様子を図9に示す。
この状態でユーザ1のVPN上で送出ラベルテーブルに設定されているMAC SA=xx、MAC DA=yyの組合せを持つEthernet(IEEE 802.3 委員会によって標準化されたもの)フレームを入口エッジノード20が受信するとする。この場合、カプセル化部21は、Ethernet(IEEE 802.3 委員会によって標準化されたもの)フレームからフロー識別情報のMAC SA/DAを削除して、対応する擬似回線ラベル51番およびトンネルラベル60番を付加してMPLS網40に送出する。MPLS網40は、トンネルラベルの値を変換しながら出口エッジノード30までパケットを伝送する。
デカプセル化部31は、擬似回線ラベル51番を持つパケットを受信すると、該パケットが受信ラベルテーブルからユーザ1のVPNに属するMAC SA=xx、MAC DA=yyのフローに属するパケットであると判断する。この場合、デカプセル化部31は、トンネルラベルおよび擬似回線ラベルを削除して、MAC SA=xx、MAC DA=yyを追加してEthernet(IEEE 802.3 委員会によって標準化されたもの)フレームを再生し、ユーザ1のVPNに向けてフォワードする。
MAC SA=xx、MAC DA=yyを持つMACフレームが所定時間流れなくなると、フロー識別部34は、このフローがなくなったと判断する。この場合、フロー識別部34からシグナリング処理部33にフロー情報およびフロー識別情報を持つフロー解除信号が送られる。それにより、入口エッジノード20に向けてフロー種別及びフロー識別情報を運ぶように拡張されたラベルウィズドゥローメッセージを用いて、フローに対する擬似回線ラベルの解除が通知される。この様子を図10に示す。
図10は、MAC SA=xx、MAC DA=yyを持つEthernet(IEEE 802.3 委員会によって標準化されたもの)フレームがフロー識別部34においてフローとして識別されている状態で、MAC SA=xx、MAC DA=yyを持つEthernet(IEEE 802.3 委員会によって標準化されたもの)フレームが5秒以上フロー識別部34を通過しなかった場合を想定した図である。
フロー識別部34は、フロー識別ルール格納部35に格納されたフロー識別ルールに従ってフローを解除する。また、フロー識別部34は、フロー種別MAC SA/DA、フロー識別情報MAC SA=xx、MAC DA=yyを持つフロー削除信号をシグナリング処理部33に送る。シグナリング処理部33は、このフローに対して割り当てられている擬似回線ラベルを開放してラベルウィズドローメッセージにより入口エッジノード20に通知する。また、シグナリング処理部33は、フロー種別およびフロー識別情報と対応する擬似回線ラベルを受信ラベルテーブルから削除する。
入口エッジノード20では、シグナリング処理部23がラベルウィズドローメッセージを受信すると、受信したフロー種別、フロー識別情報を持つエントリを送出ラベルテーブルから削除する。このような動作により、送出ラベルテーブルおよび受信ラベルテーブルが書き換えられると、図7の状態に戻る。
本実施例によれば、送出ラベルテーブルおよび受信ラベルテーブルが自動で設定される。各フローに対して擬似回線ラベルが割り当てられることによって、MPLS網40内で伝送すべき情報を低減させることができる。それにより、MPLS網40の利用効率を向上させることができる。
実施例4においては、入口エッジノード20がフロー識別ルール格納部24およびフロー識別部25を備えている。本実施例においては、フローが識別されるとそのフローに対してシグナリングを用いて動的に擬似回線ラベルが割り当てられる。本実施例においては、同じMAC SA/DAの組合せを持つEthernet(IEEE 802.3 委員会によって標準化されたもの)フレームが所定時間(例えば1秒間)に所定回(例えば10回)以上流れるとフロー種別MAC SA/DA、フロー識別情報として検出されたMAC SAおよびMAC DAの値を持つようなフローが検出される。また、このMAC SA/DAの組合せを持つEthernet(IEEE 802.3 委員会によって標準化されたもの)フレームが所定時間(例えば5秒間)流れなければフローが削除される。
図11は、実施例4でフローが検出される前の状態を示している。フローが検出される前は、ユーザ1のVPNに対してフロー種別およびフロー識別情報を持たない擬似回線ラベルのみが割り当てられている。このラベルは、既存の技術(例えばRFC4447のシグナリング)によって割り当てられる。この状態では、カプセル化部21はユーザ1のVPNに対してEthernet(IEEE 802.3 委員会によって標準化されたもの)フレームを受信すると、このフロー種別およびフロー識別情報を持たない擬似回線ラベル50番およびトンネルラベル60番でカプセル化して、MPLS網40に送出する。MPLS網40は、トンネルラベルの値を変換しながら出口エッジノード30までパケットを伝送する。
デカプセル化部31は、擬似回線ラベル50番を持つパケットを受信すると、受信ラベルテーブルからユーザ1のVPNに属するフロー識別されていないパケットであると判断し、トンネルラベルおよび擬似回線ラベルを削除してユーザ1のVPNに向けてフォワードする。
本実施例においては、MAC SAおよびMAC DAの組合せが同じであるフレームが所定時間(例えば1秒間)に所定回(例えば10回)流れるとフローとして検出される。フローが検出されると、フロー識別部25は、シグナリング処理部23にフロー種別およびフロー識別情報を持つフロー検出信号を送る。また、フロー識別部25は、出口エッジノード30に向けてフロー種別およびフロー識別情報を運ぶように拡張されたラベルリクエストメッセージを用いて、検出されたフローに対する擬似回線ラベルの割り当てを要求する。出口エッジノード30のシグナリング処理部33は、要求されたフロー種別及びフロー識別番号に対して擬似回線ラベルを1つ割り当てて、ラベルマッピングメッセージを用いてこれを通知する。この様子を図12に示す。
図12は、フロー識別部25にMAC SA=xx、MAC DA=yyのEthernet(IEEE 802.3 委員会によって標準化されたもの)フレームが1秒間に10回流れた場合を想定した図である。フロー識別部25は、フロー識別ルール格納部24に格納されたフロー識別ルールに従ってフローを検出する。また、フロー識別部25は、フロー種別MAC SA/DA、フロー識別情報MAC SA=xx、MAC DA=yyを持つフロー検出信号をシグナリング処理部23に送る。
シグナリング処理部23は、このフローに対してラベルリクエストメッセージにより出口エッジノード30に擬似回線ラベルを要求する。シグナリング処理部33は、ラベルリクエストメッセージを受信すると、通知されたフロー種別およびフロー識別情報に対して擬似回線ラベル値を一つ割り当てる。シグナリング処理部33は、このフロー種別およびフロー識別情報と対応する擬似回線ラベルを受信ラベルテーブルに書き込む。また、シグナリング処理部33は、ラベルマッピングメッセージを用いて入口エッジノード20に通知する。
入口エッジノード20では、シグナリング処理部23がラベルマッピングメッセージを受信すると、受信したフロー種別、フロー識別情報および対応する擬似回線ラベル値を送出ラベルテーブルに書き込む。このような動作により、送出ラベルテーブルおよび受信ラベルテーブルが書き換えられた後の様子を図13に示す。
入口エッジノード20は、この状態でユーザ1のVPN上で送出ラベルテーブルに設定されているMAC SA=xx、MAC DA=yyという組合せを持つEthernet(IEEE 802.3 委員会によって標準化されたもの)フレームを受信する。この場合、Ethernet(IEEE 802.3 委員会によって標準化されたもの)フレームからフロー識別情報であるMAC SAおよびMAC DAを削除して、対応する擬似回線ラベル51番およびトンネルラベル60番を付加してMPLS網40に送出する。MPLS網40は、トンネルラベルの値を変換しながら出口エッジノード30までパケットを伝送する。
デカプセル化部31は、擬似回線ラベル51番を持つパケットを受信すると、受信ラベルテーブルからユーザ1のVPNに属するMAC SA=xx、MAC DA=yyのフローに属するパケットであると判断する。この場合、デカプセル化部31は、トンネルラベルおよび擬似回線ラベルを削除して、MAC SA=xx、MAC DA=yyを追加してEthernet(IEEE 802.3 委員会によって標準化されたもの)フレームを再生し、ユーザ1のVPNに向けてフォワードする。
MAC SA=xx、MAC DA=yyを持つMACフレームが流れなくなると、フロー識別部25はこのフローがなくなったと判断する。この場合、フロー識別部25からシグナリング処理部23にフロー種別およびフロー識別情報を持つフロー解除信号が送られる。また、シグナリング処理部23から、出口エッジノード30に向けてフロー種別及びフロー識別情報を運ぶように拡張されたラベルリリースメッセージを用いて、フローに対する擬似回線ラベルの解放が通知される。この様子を図14に示す。
図14は、フロー識別部25でMAC SA=xx、MAC DA=yyを持つEthernet(IEEE 802.3 委員会によって標準化されたもの)フレームフローとして識別されている状態で、MAC SA=xx、MAC DA=yyを持つEthernet(IEEE 802.3 委員会によって標準化されたもの)フレームが5秒以上フロー識別部25を通過しなかった場合を想定した図である。
フロー識別部25はフロー識別ルール格納部24に格納されたフロー識別ルールに従ってフローを解除する。さらに、フロー識別部25は、フロー種別MAC SA/DA、フロー識別情報MAC SA=xx、MAC DA=yyを持つフロー削除信号をシグナリング処理部23に送る。シグナリング処理部23は、このフローに対して割り当てられている擬似回線ラベルを開放してラベルリリースメッセージにより出口エッジノード30に通知する。さらに、シグナリング処理部23は、フロー種別およびフロー識別情報と対応する擬似回線ラベルを送出ラベルテーブルから削除する。
シグナリング処理部33は、入口エッジノード20からラベルリリースメッセージを受信すると、受信したフロー種別およびフロー識別情報を持つエントリを受信ラベルテーブルから削除する。このような動作により、送出ラベルテーブルおよび受信ラベルテーブルが書き換えられると図11の状態に戻る。
本実施例によれば、送出ラベルテーブルおよび受信ラベルテーブルが自動で設定される。各フローに対して擬似回線ラベルが割り当てられることによって、MPLS網40内で伝送すべき情報を低減させることができる。それにより、MPLS網40の利用効率を向上させることができる。
なお、上記各実施例においては、MAC SA/DAの組合せが同じであるフレームが一定回数以上流れた場合にフローが抽出されているが、それに限られない。例えば、MAC SA/DAおよびIP SA/DAの組合せが同じであるフレームが所定時間以内に所定回数以上流れた場合に、フロー識別情報として特定のMAC SA/DAの値および特定のIP SA/DAを持つフローが抽出されてもよい。さらに、MAC SA/DAおよびIP SA/DAの組合せが同じであり指定されたアプリケーションのアプリケーション情報を持つフレームを検出した場合に、フロー識別情報として特定のMAC SA/DAの値および特定のIP SA/DAの値を持つフローが抽出されてもよい。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
(付記)
(付記1)
Ethernet(IEEE 802.3 委員会によって標準化されたもの)フレームのヘッダ情報ごとに擬似回線ラベルを保持する送出ラベルテーブルを格納可能な送出ラベルテーブル格納部と、
受信したEthernet(IEEE 802.3 委員会によって標準化されたもの)フレームのヘッダ情報が前記送出ラベルテーブルに保持されているヘッダ情報と一致する場合に、前記Ethernet(IEEE 802.3 委員会によって標準化されたもの)フレームから前記ヘッダ情報を削除し、前記Ethernet(IEEE 802.3 委員会によって標準化されたもの)フレームに擬似回線ラベルおよびMPLSトンネルラベルを付加して擬似回線を介してMPLS網に送出するカプセル化部と、を備えることを特徴とする通信装置。
(付記2)
Ethernet(IEEE 802.3 委員会によって標準化されたもの)フレームのヘッダ情報ごとに擬似回線ラベルを保持する受信ラベルテーブルを格納可能な受信ラベルテーブル格納部と、
受信したラベル付きパケットが所定のヘッダ情報に対して割り当てられたものである場合に、前記ラベル付きパケットから前記ラベルを削除し、前記ヘッダ情報を追加した上でEthernet(IEEE 802.3 委員会によって標準化されたもの)ポートに送出するデカプセル化部と、を備えることを特徴とする通信装置。
(付記3)
前記ヘッダ情報は、変更可能であることを特徴とする付記1または2記載の通信装置。
(付記4)
前記ヘッダ情報は、フロー種別およびフロー識別情報を含むことを特徴とする付記1〜3のいずれかに記載の通信装置。
(付記5)
フローを識別するフロー識別部と、
所定のフロー識別ルールに従って、自動的に前記フローを抽出し、抽出された前記フローに対して自動的に擬似回線ラベルを割り当てて、対向エッジノードに通知する通知手段と、をさらに備えることを特徴とする付記4記載の通信装置。
(付記6)
前記通知手段は、前記フローが検出されなくなった場合に自動的に前記擬似回線ラベルの割り当てを解除し、前記対向エッジノードに通知することを特徴とする付記5記載の通信装置。
(付記7)
前記フロー識別ルールは、MAC SA/DAの組合せが同じであるフレームが所定時間以内に所定回数以上流れた場合に、前記フロー識別情報として特定のMAC SAの値および特定のMAC DAの値を持つフローを抽出するルールであることを特徴とする付記4記載の通信装置。
(付記8)
前記フロー識別ルールは、MAC SA/DAおよびIP SA/DAの組合せが同じであるフレームが所定時間以内に所定回数以上流れた場合に、前記フロー識別情報として特定のMAC SAの値、特定のMAC DAの値、特定のIP SAおよび特定のIP DAを持つフローを抽出するルールであることを特徴とする付記4記載の通信装置。
(付記9)
前記フロー識別ルールは、MAC SA/DAおよびIP SA/DAの組合せが同じであり、指定されたアプリケーションのアプリケーション情報を持つフレームを検出した場合に、フロー識別情報として特定のMAC SAの値、特定のMAC DAの値、特定のIP SAの値、および特定のIP DAの値を持つフローを抽出するルールであることを特徴とする付記4記載の通信装置。
(付記10)
Ethernet(IEEE 802.3 委員会によって標準化されたもの)レイヤおよび上位レイヤへのヘッダ情報を参照するステップと、
共通の前記ヘッダ情報を持つフローに対して擬似回線ラベルを割り当てるステップと、
MPLS網の入口エッジノードにおいてEthernet(IEEE 802.3 委員会によって標準化されたもの)フレームを擬似回線ラベルでカプセル化する際に前記共通のヘッダ情報を削除するステップと、
擬似回線を介して前記入口エッジノードと接続された出口エッジノードにおいて前記擬似回線ラベル付きのパケットからEthernet(IEEE 802.3 委員会によって標準化されたもの)フレームを取り出す際に前記共通ヘッダ情報を再度付加するステップと、を含むことを特徴とする通信方法。
(付記11)
前記ヘッダ情報は、フロー種別およびフロー識別情報を含むことを特徴とする付記10記載の通信方法。
(付記12)
フローを識別するステップと、
所定のフロー識別ルールに従って、自動的に前記フローを抽出し、抽出された前記フローに対して自動的に擬似回線ラベルを割り当てるステップと、をさらに含むことを特徴とする付記11記載の通信方法。
(付記13)
前記フローが検出されなくなった場合に自動的に前記擬似回線ラベルの割り当てを解除するステップをさらに含むことを特徴とする付記12記載の通信方法。
(付記14)
前記フロー識別ルールは、MAC SA/DAの組合せが同じであるフレームが所定時間以内に所定回数以上流れた場合に、前記フロー識別情報として特定のMAC SAの値および特定のMAC DAの値を持つフローを抽出するルールであることを特徴とする付記12記載の通信方法。
(付記15)
前記フロー識別ルールは、MAC SA/DAおよびIP SA/DAの組合せが同じであるフレームが所定時間以内に所定回数以上流れた場合に、前記フロー識別情報として特定のMAC SAの値、特定のMAC DAの値、特定のIP SAおよび特定のIP DAを持つフローを抽出するルールであることを特徴とする付記12記載の通信方法。
(付記16)
前記フロー識別ルールは、MAC SA/DAおよびIP SA/DAの組合せが同じであり、指定されたアプリケーションのアプリケーション情報を持つフレームを検出した場合に、フロー識別情報として特定のMAC SAの値、特定のMAC DAの値、特定のIP SAの値、および特定のIP DAの値を持つフローを抽出するルールであることを特徴とする付記12記載の通信方法。
(付記1)
Ethernet(IEEE 802.3 委員会によって標準化されたもの)フレームのヘッダ情報ごとに擬似回線ラベルを保持する送出ラベルテーブルを格納可能な送出ラベルテーブル格納部と、
受信したEthernet(IEEE 802.3 委員会によって標準化されたもの)フレームのヘッダ情報が前記送出ラベルテーブルに保持されているヘッダ情報と一致する場合に、前記Ethernet(IEEE 802.3 委員会によって標準化されたもの)フレームから前記ヘッダ情報を削除し、前記Ethernet(IEEE 802.3 委員会によって標準化されたもの)フレームに擬似回線ラベルおよびMPLSトンネルラベルを付加して擬似回線を介してMPLS網に送出するカプセル化部と、を備えることを特徴とする通信装置。
(付記2)
Ethernet(IEEE 802.3 委員会によって標準化されたもの)フレームのヘッダ情報ごとに擬似回線ラベルを保持する受信ラベルテーブルを格納可能な受信ラベルテーブル格納部と、
受信したラベル付きパケットが所定のヘッダ情報に対して割り当てられたものである場合に、前記ラベル付きパケットから前記ラベルを削除し、前記ヘッダ情報を追加した上でEthernet(IEEE 802.3 委員会によって標準化されたもの)ポートに送出するデカプセル化部と、を備えることを特徴とする通信装置。
(付記3)
前記ヘッダ情報は、変更可能であることを特徴とする付記1または2記載の通信装置。
(付記4)
前記ヘッダ情報は、フロー種別およびフロー識別情報を含むことを特徴とする付記1〜3のいずれかに記載の通信装置。
(付記5)
フローを識別するフロー識別部と、
所定のフロー識別ルールに従って、自動的に前記フローを抽出し、抽出された前記フローに対して自動的に擬似回線ラベルを割り当てて、対向エッジノードに通知する通知手段と、をさらに備えることを特徴とする付記4記載の通信装置。
(付記6)
前記通知手段は、前記フローが検出されなくなった場合に自動的に前記擬似回線ラベルの割り当てを解除し、前記対向エッジノードに通知することを特徴とする付記5記載の通信装置。
(付記7)
前記フロー識別ルールは、MAC SA/DAの組合せが同じであるフレームが所定時間以内に所定回数以上流れた場合に、前記フロー識別情報として特定のMAC SAの値および特定のMAC DAの値を持つフローを抽出するルールであることを特徴とする付記4記載の通信装置。
(付記8)
前記フロー識別ルールは、MAC SA/DAおよびIP SA/DAの組合せが同じであるフレームが所定時間以内に所定回数以上流れた場合に、前記フロー識別情報として特定のMAC SAの値、特定のMAC DAの値、特定のIP SAおよび特定のIP DAを持つフローを抽出するルールであることを特徴とする付記4記載の通信装置。
(付記9)
前記フロー識別ルールは、MAC SA/DAおよびIP SA/DAの組合せが同じであり、指定されたアプリケーションのアプリケーション情報を持つフレームを検出した場合に、フロー識別情報として特定のMAC SAの値、特定のMAC DAの値、特定のIP SAの値、および特定のIP DAの値を持つフローを抽出するルールであることを特徴とする付記4記載の通信装置。
(付記10)
Ethernet(IEEE 802.3 委員会によって標準化されたもの)レイヤおよび上位レイヤへのヘッダ情報を参照するステップと、
共通の前記ヘッダ情報を持つフローに対して擬似回線ラベルを割り当てるステップと、
MPLS網の入口エッジノードにおいてEthernet(IEEE 802.3 委員会によって標準化されたもの)フレームを擬似回線ラベルでカプセル化する際に前記共通のヘッダ情報を削除するステップと、
擬似回線を介して前記入口エッジノードと接続された出口エッジノードにおいて前記擬似回線ラベル付きのパケットからEthernet(IEEE 802.3 委員会によって標準化されたもの)フレームを取り出す際に前記共通ヘッダ情報を再度付加するステップと、を含むことを特徴とする通信方法。
(付記11)
前記ヘッダ情報は、フロー種別およびフロー識別情報を含むことを特徴とする付記10記載の通信方法。
(付記12)
フローを識別するステップと、
所定のフロー識別ルールに従って、自動的に前記フローを抽出し、抽出された前記フローに対して自動的に擬似回線ラベルを割り当てるステップと、をさらに含むことを特徴とする付記11記載の通信方法。
(付記13)
前記フローが検出されなくなった場合に自動的に前記擬似回線ラベルの割り当てを解除するステップをさらに含むことを特徴とする付記12記載の通信方法。
(付記14)
前記フロー識別ルールは、MAC SA/DAの組合せが同じであるフレームが所定時間以内に所定回数以上流れた場合に、前記フロー識別情報として特定のMAC SAの値および特定のMAC DAの値を持つフローを抽出するルールであることを特徴とする付記12記載の通信方法。
(付記15)
前記フロー識別ルールは、MAC SA/DAおよびIP SA/DAの組合せが同じであるフレームが所定時間以内に所定回数以上流れた場合に、前記フロー識別情報として特定のMAC SAの値、特定のMAC DAの値、特定のIP SAおよび特定のIP DAを持つフローを抽出するルールであることを特徴とする付記12記載の通信方法。
(付記16)
前記フロー識別ルールは、MAC SA/DAおよびIP SA/DAの組合せが同じであり、指定されたアプリケーションのアプリケーション情報を持つフレームを検出した場合に、フロー識別情報として特定のMAC SAの値、特定のMAC DAの値、特定のIP SAの値、および特定のIP DAの値を持つフローを抽出するルールであることを特徴とする付記12記載の通信方法。
10 擬似回線
20 入口エッジノード
21 カプセル化部
22 送出ラベルテーブル格納部
23 シグナリング処理部
24 フロー識別ルール格納部
25 フロー識別部
30 出口エッジノード
31 デカプセル化部
32 受信ラベルテーブル格納部
33 シグナリング処理部
34 フロー識別部
35 フロー識別ルール格納部
40 MPLS網
50 MPLSトンネル
100 通信装置
20 入口エッジノード
21 カプセル化部
22 送出ラベルテーブル格納部
23 シグナリング処理部
24 フロー識別ルール格納部
25 フロー識別部
30 出口エッジノード
31 デカプセル化部
32 受信ラベルテーブル格納部
33 シグナリング処理部
34 フロー識別部
35 フロー識別ルール格納部
40 MPLS網
50 MPLSトンネル
100 通信装置
Claims (10)
- Ethernetフレームのヘッダ情報ごとに擬似回線ラベルを保持する送出ラベルテーブルを格納可能な送出ラベルテーブル格納部と、
受信したEthernetフレームのヘッダ情報が前記送出ラベルテーブルに保持されているヘッダ情報と一致する場合に、前記Ethernetフレームから前記ヘッダ情報を削除し、前記Ethernetフレームに擬似回線ラベルおよびMPLSトンネルラベルを付加して擬似回線を介してMPLS網に送出するカプセル化部と、を備えることを特徴とする通信装置。 - Ethernetフレームのヘッダ情報ごとに擬似回線ラベルを保持する受信ラベルテーブルを格納可能な受信ラベルテーブル格納部と、
受信したラベル付きパケットが所定のヘッダ情報に対して割り当てられたものである場合に、前記ラベル付きパケットから前記ラベルを削除し、前記ヘッダ情報を追加した上でEthernetポートに送出するデカプセル化部と、を備えることを特徴とする通信装置。 - 前記ヘッダ情報は、変更可能であることを特徴とする請求項1または2記載の通信装置。
- 前記ヘッダ情報は、フロー種別およびフロー識別情報を含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の通信装置。
- フローを識別するフロー識別部と、
所定のフロー識別ルールに従って、自動的に前記フローを抽出し、抽出された前記フローに対して自動的に擬似回線ラベルを割り当てて、対向エッジノードに通知する通知手段と、をさらに備えることを特徴とする請求項4記載の通信装置。 - 前記通知手段は、前記フローが検出されなくなった場合に自動的に前記擬似回線ラベルの割り当てを解除し、前記対向エッジノードに通知することを特徴とする請求項5記載の通信装置。
- 前記フロー識別ルールは、MAC SA/DAの組合せが同じであるフレームが所定時間以内に所定回数以上流れた場合に、前記フロー識別情報として特定のMAC SAの値および特定のMAC DAの値を持つフローを抽出するルールであることを特徴とする請求項4記載の通信装置。
- 前記フロー識別ルールは、MAC SA/DAおよびIP SA/DAの組合せが同じであるフレームが所定時間以内に所定回数以上流れた場合に、前記フロー識別情報として特定のMAC SAの値、特定のMAC DAの値、特定のIP SAおよび特定のIP DAを持つフローを抽出するルールであることを特徴とする請求項4記載の通信装置。
- 前記フロー識別ルールは、MAC SA/DAおよびIP SA/DAの組合せが同じであり、指定されたアプリケーションのアプリケーション情報を持つフレームを検出した場合に、フロー識別情報として特定のMAC SAの値、特定のMAC DAの値、特定のIP SAの値、および特定のIP DAの値を持つフローを抽出するルールであることを特徴とする請求項4記載の通信装置。
- Ethernetレイヤおよび上位レイヤへのヘッダ情報を参照するステップと、
共通の前記ヘッダ情報を持つフローに対して擬似回線ラベルを割り当てるステップと、
MPLS網の入口エッジノードにおいてEthernetフレームを擬似回線ラベルでカプセル化する際に前記共通のヘッダ情報を削除するステップと、
擬似回線を介して前記入口エッジノードと接続された出口エッジノードにおいて前記擬似回線ラベル付きのパケットからEthernetフレームを取り出す際に前記共通ヘッダ情報を再度付加するステップと、を含むことを特徴とする通信方法。
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- 2008-10-03 JP JP2008258081A patent/JP2010088080A/ja active Pending
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2009
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