JP5169346B2 - 中継装置及び系切り替え方法 - Google Patents

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本発明は、中継装置及び系切り替え方法に関する。
通信装置では、実装規格としてcPCI(compactPCI)あるいはATCA(AdvancedTCA)などを使用することが多い。これらの規格に従った実装の場合には、センターボードを挟んでフロントボードとリアボードとを組み合わせてシステムを構成したり、バックボードにフロントボードを装着してシステムを構成したりする。
例えば、メディアゲートウェイ装置などでは、cPCIやATCAの実装の場合には、PSTN(Public Switched Telephone Network)回線のTDM(Time Division Multiplexing)インターフェース部分を搭載したボードを設置し、音声処理をするCodec(coder/decoder)部分を搭載したボードを設置し、さらに別のスロットに余分なCodec部分を搭載したボードを追加して、N(ACTIVE)+1(STANDBY)構成をとるN+1冗長構成としている場合が多い。
また、TDMインターフェース部は、STM−0/STM−1などのように回線を2本使用し、1(ACTIVE)+1(STANDBY)構成の冗長化を実施し、Codec部分の他、TDM処理部分、IPインターフェース部分及びコントローラ部分を実装することが多い。
一般に、N+1冗長構成をとるACTIVEボード内の部品故障の場合、ボード故障とみなして、即座にSTANDBYボードへの切り替えを実施する。
特許文献1に開示された技術によれば、メディアゲートウェイ装置において、系の切り替えに伴って待機系が運用系に切り替わった後に、それまで運用系で実施していた通信を継続することが可能である。
特開2005−57461号公報
しかし、特許文献1に開示された技術は、N+1冗長構成と、1+1冗長構成とが、同一のボード(機能部)で構成された場合の技術ではない。
また、従来技術においては、N+1冗長構成と、1+1冗長構成とが、同一の機能部で構成された中継装置において、N+1冗長構成をとる機能部内の部品故障時に、サービスを継続することができなくなることがあるという問題があった。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、N+1冗長構成と、1+1冗長構成とが、同一の機能部で構成された中継装置において、N+1冗長構成をとる機能部内の部品故障時に、サービスを継続することができる中継装置及び系切り替え方法を提供することにある。
上記問題を解決するために、本発明のある観点によれば、第1処理部と第2処理部とを有する、1以上の現用系機能部及び1の待機系機能部を備えるとともに、1以上の現用系機能部が有する第1処理部のそれぞれに接続された第1セレクタ部と、1以上の現用系機能部が有する第2処理部のそれぞれに接続された第2セレクタ部とを備え、待機系機能部が有する第1処理部は待機系機能部が有する第3セレクタ部を介して第1セレクタ部のそれぞれと接続され、待機系機能部が有する第2処理部は待機系機能部が有する第4セレクタ部を介して第2セレクタ部のそれぞれと接続され、第1セレクタ部のそれぞれには現用系通信回線が接続され、第2セレクタ部のそれぞれには待機系通信回線が接続され、1以上の現用系機能部が有する第1処理部、第1処理部と接続された第1セレクタ部及び第1セレクタ部と接続された現用系通信回線によって、通信装置間のデータの送受信を中継する中継装置であって、第1処理部のいずれかに故障が発生したことを検出すると、第1処理部と第1セレクタ部を介して接続されている現用系通信回線を待機系に切り替えるとともに、第1処理部と同一の待機系機能部に含まれる第2処理部と第2セレクタ部を介して接続されている待機系通信回線を現用系に切り替えてから、第1処理部を有する現用系機能部を待機系に、その待機系である待機系機能部を現用系に切り替えるとともに、故障が発生した第1処理部と同一の現用系機能部に含まれる第2処理部と接続された第2セレクタ部は、第4セレクタ部とのラインを、第4セレクタ部は、第2セレクタ部とのラインを現用系に切り替えるように制御を行うコントローラ部を備える中継装置が提供される。
上記中継装置は、コントローラ部が制御を行った後、制御において現用系に切り替えられた現用系機能部が有する第2処理部、第2処理部とラインを介して接続された第2セレクタ部及び制御において現用系に切り替えられた現用系通信回線によって、通信装置間のデータの送受信を中継することとしてもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、第1処理部と第2処理部とを有する、1以上の現用系機能部及び1の待機系機能部を備えるとともに、1以上の現用系機能部が有する第1処理部のそれぞれに接続された第1セレクタ部と、1以上の現用系機能部が有する第2処理部のそれぞれに接続された第2セレクタ部とを備え、待機系機能部が有する第1処理部は待機系機能部が有する第3セレクタ部を介して第1セレクタ部のそれぞれと接続され、待機系機能部が有する第2処理部は待機系機能部が有する第4セレクタ部を介して第2セレクタ部のそれぞれと接続され、第1セレクタ部のそれぞれには現用系通信回線が接続され、第2セレクタ部のそれぞれには待機系通信回線が接続され、1以上の現用系機能部が有する第1処理部、第1処理部と接続された第1セレクタ部及び第1セレクタ部と接続された現用系通信回線によって、通信装置間のデータの送受信を中継する中継装置による系切り替え方法であって、第1処理部のいずれかに故障が発生したことを検出すると、第1処理部と第1セレクタ部を介して接続されている現用系通信回線を待機系に切り替えるとともに、第1処理部と同一の待機系機能部に含まれる第2処理部と第2セレクタ部を介して接続されている待機系通信回線を現用系に切り替えてから、第1処理部を有する現用系機能部を待機系に、その待機系である待機系機能部を現用系に切り替えるとともに、故障が発生した第1処理部と同一の現用系機能部に含まれる第2処理部と接続された第2セレクタ部は、第4セレクタ部とのラインを、第4セレクタ部は、第2セレクタ部とのラインを現用系に切り替えるように制御を行う系切り替え方法が提供される。
以上説明したように本発明によれば、N+1冗長構成の冗長構成をとる通信装置において、N+1冗長構成をとり、且つインターフェース部分が1+1冗長構成をとる構成である構成システムである場合に、N+1冗長構成をとる機能部内の部品故障時、サービスを提供し続けることができる中継装置及び系切り替え方法を提供することができる。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
図1は、本発明の実施形態に適用される一般的なメディアゲートウェイ装置の構成を示す図である。図1を参照して、本発明の実施形態に適用される一般的なメディアゲートウェイ装置の構成について説明する。
メディアゲートウェイ装置10Aは、PSTN回線170〜173に接続された通信装置及びIP(Internet Protocol)網190に接続された通信装置の間で送受信されるデータを中継する。メディアゲートウェイ装置10Aには、メディアゲートウェイ部110〜112が実装され、メディアゲートウェイ部110と111は、ACTIVE状態、メディアゲートウェイ部112は、STANDBY状態である。TDMインターフェース部120が実装され、PSTN回線170〜173が接続されている。PSTN回線170がACTIVE状態、PSTN回線171がSTANDBY状態で一つの論理回線である。同様に、PSTN回線172がACTIVE状態、PSTN回線173がSTANDBY状態で一つの論理回線である。
メディアゲートウェイ部110内の部品故障時に、メディアゲートウェイ部112をACTIVE状態に切り替える処理として、まず、コントローラ部100Aは、メディアゲートウェイ部110内の部品故障を検出すると、メディアゲートウェイ部110が保持する通話などの接続中サービス情報をメディアゲートウェイ部112へ設定する。コントローラ部100Aは、設定完了後、メディアゲートウェイ部110をSTANDBY、メディアゲートウェイ部112をACTIVEへ切り替える制御と、メディアゲートウェイ部112のセレクタ164及びセレクタ165からのラインをそれぞれTDMインターフェース部120のセレクタ160及びセレクタ161へ切り替える制御と、TDMインターフェース部120のセレクタ160からメディアゲートウェイ部110へのラインをメディアゲートウェイ部112へ切り替えの制御を行う。これらにより、ACTIVE状態であったメディアゲートウェイ部110内の部品故障時に、予備ボードであるメディアゲートウェイ部112をACTIVE状態に切り替えることが可能となる。
図2は、本発明の実施形態に適用される一般的なメディアゲートウェイ装置の動作を示すフローチャートである。図2を参照して、本発明の実施形態に適用される一般的なメディアゲートウェイ装置の動作について説明する。
コントローラ部100Aは、TDM処理部150の故障を検出する(ステップS901)。コントローラ部100Aは、以下のステップS902〜S903を実行するとともに、ステップS904〜S907を実行する。ステップS902〜S903では、PSTN回線171のACTIVE切り替え(ステップS902)を行い、PSTN回線171のACTIVE切り替えを完了する(ステップS903)。ステップS904〜S907では、STANDBY状態のメディアゲートウェイ部112への接続中サービス情報の設定(ステップS904)をした後、メディアゲートウェイ部112のACTIVE切り替え(ステップS905)、メディアゲートウェイ部112のセレクタ164〜165及びTDMインターフェース部120のセレクタ161のライン切り替え(ステップS906)を行い、メディアゲートウェイ部112のACTIVE切り替えを完了する(ステップS907)。
上記構成のメディアゲートウェイ装置による切り替え技術においては、ACTIVE状態のメディアゲートウェイ部110内の故障部品がTDM処理部150で、かつ、状態がACTIVEであった場合、図2に示す通り、故障検出(ステップS901)後、メディアゲートウェイ部110の故障切り替え(ステップS902〜ステップS905)と同時に、PSTN回線171のACTIVE切り替え(ステップS906〜ステップS907)も発生し、メディアゲートウェイ部112をACTIVEに切り替えた後に、PSTN回線171の状態がSTANDBYである可能性があった。この場合、例えば、PSTN回線171の接続先の通信装置とのACTIVE回線が異なり状態不一致となるため、続けてのPSTN回線のACTIVE切替えができない。また、メディアゲートウェイ部112の切り替えを優先した場合、PSTN回線171の接続先の通信装置においてメディアゲートウェイ装置10Aに故障が発生したと判断し、通話などのサービスを切断してしまう可能性があった。
(メディアゲートウェイ装置10のネットワーク構成)
まず、図3を参照して、本発明の実施形態に係るメディアゲートウェイ装置のネットワーク構成について説明する。図3は、本発明の実施形態に係るメディアゲートウェイ装置(故障発生前)のネットワーク構成を示す図である。
図3に示すように、本実施形態に係る中継装置の一例としてのメディアゲートウェイ装置10のネットワーク構成は、IP網190と、イーサネット(登録商標)スイッチ180と、コントローラ部100と、メディアゲートウェイ部110〜112と、TDMインターフェース部120と、PSTN回線170〜173とを含んで構成される。メディアゲートウェイ装置10は、コントローラ部100と、メディアゲートウェイ部110〜112と、TDMインターフェース部120で構成される。
IP網190は、図示しない通信装置同士を接続するネットワークであり、メディアゲートウェイ装置10のIPインターフェース部130〜132とイーサネット(登録商標)スイッチ180を経由して接続されている。ここでは、IP網190を用いることとしたが、IP網190は、他の通信回線であってもよい。
IPインターフェース部130〜132は、イーサネット(登録商標)スイッチ180と接続され、イーサネット(登録商標)スイッチ180は、IP網190に接続された図示しない通信装置と接続されている。また、IPインターフェース部130〜132は、VoIP処理部140〜142とそれぞれ1対1で接続されている。
メディアゲートウェイ部110〜112は、1以上の現用系ボード部と、1の待機系ボード部を含んで構成される。ここでは、一例として、メディアゲートウェイ部110〜111が現用系ボード部(ACTIVE)、メディアゲートウェイ部112が待機系ボード部(STANDBY)であるとしている。また、ここでは、メディアゲートウェイ部110〜112は、2(現用系)+1(待機系)の冗長構成であるが、1+1やその他のN+1、M+Nに冗長化した場合にも同様の構成をとる。
メディアゲートウェイ部110は、IPインターフェース部130と、VoIP処理部140と、第1処理部の一例としてのTDM処理部150と、第2処理部の一例としてのTDM処理部151とを含んで構成される。同様に、メディアゲートウェイ部111は、IPインターフェース部131と、VoIP処理部141と、TDM処理部152と、TDM処理部153とを含み、メディアゲートウェイ部112は、IPインターフェース部132と、VoIP処理部142と、TDM処理部154と、TDM処理部155と、セレクタ164と、セレクタ165とを含んで構成される。
IPインターフェース部130〜132は、IP網と通信を行うためのスイッチ機能を有する。IPインターフェース部130〜132は、イーサネット(登録商標)スイッチ180と接続されている。また、IPインターフェース部130〜132は、VoIP処理部140〜142にそれぞれ接続されている。
VoIP処理部140〜142は、メディア変換を行う機能を有する。VoIP処理部140は、TDM処理部150〜151のそれぞれに接続されており、VoIP処理部141は、TDM処理部152〜153のそれぞれに接続されており、VoIP処理部142は、TDM処理部154〜155のそれぞれに接続されている。
現用系であるメディアゲートウェイ部110〜111が有するTDM処理部150〜153は、PSTN回線170〜173をそれぞれ終端処理する機能を有する。TDM処理部150〜153は、セレクタ(セレクタ部)160〜163にそれぞれ接続されている。
待機系であるメディアゲートウェイ部112が有するTDM処理部154〜155は、セレクタ(第3セレクタ部)164、セレクタ(第4セレクタ部)165にそれぞれ接続され、セレクタ164は、TDMインターフェース部120が有するセレクタ160(第1セレクタ部)及びTDMインターフェース部120が有するセレクタ162(第1セレクタ部)のそれぞれと接続されている。同様に、セレクタ165は、TDMインターフェース部120が有するセレクタ161(第2セレクタ部)及びTDMインターフェース部120が有するセレクタ163(第2セレクタ部)のそれぞれと接続されている。
TDMインターフェース部120は、セレクタ160〜163を含んで構成され、内部にセレクタ160と161で、1+1冗長化されている。同様に、セレクタ162と163で、1+1冗長化されている。
セレクタ160〜163は、現用系であるメディアゲートウェイ部110〜111が有するTDM処理部150〜153にそれぞれ接続されている。また、セレクタ160、162は、待機系であるメディアゲートウェイ部112が有するセレクタ164と接続され、セレクタ161、163は、待機系であるメディアゲートウェイ部112が有するセレクタ165と接続されている。また、セレクタ160〜163は、PSTN回線170〜173のそれぞれに接続されている。ここでは、PSTN回線170、172が現用系(現用系通信回線)であり、PSTN回線171、173が待機系(待機系通信回線)であるとしている。
セレクタ160及びセレクタ161は、コントローラ部100の制御により、それぞれ現用系および待機系のメディアゲートウェイ部からのどちらか一方のデータが出力可能となり、メディアゲートウェイ部へのデータは、現用系および待機系の両方に入力され、TDM処理部150及びTDM処理部151は、それぞれデータ入出力が可能となる。また、VoIP処理部140は、コントローラ部100の制御により、TDM処理部150及びTDM処理部151のいずれか一方とのデータ入出力が可能となる。
PSTN回線170〜173は、図示しない通信装置と接続されている。ここでは、PSTN回線170〜173を用いることとしたが、PSTN回線170〜173は、他の通信回線であってもよい。
メディアゲートウェイ部110を使用する場合を説明する。PSTN回線170から入ってきた音声などのデータは、TDMインターフェース部120、メディアゲートウェイ部110、イーサネット(登録商標)スイッチ180を経由してIP網190に送信される。また、逆方向のデータは、その逆のルートを経由してPSTN回線170に送信される。
コントローラ部100は、別の機能部又はメディアゲートウェイ部110〜112のいずれかに実装され、各機能部及び部品の故障検出、メディアゲートウェイ部110〜112が処理する音声などデータ情報を持つN+1冗長状態監視、制御及びデータ設定、また、PSTN回線170〜173の1+1冗長状態監視、TDMインターフェース部120のセレクタ160〜163の制御、メディアゲートウェイ部112のセレクタ164〜165の制御を行う。
例えば、コントローラ部100、イーサネット(登録商標)スイッチ180及び各機能部内の構成は、メモリに格納されたプログラムを、CPU(Central Processing Unit)が実行することによって実現される。
図4を参照して、本発明の実施形態に係るメディアゲートウェイ装置のコントローラ部100について説明する。図4は、本発明の実施形態に係るメディアゲートウェイ装置(故障発生後)の構成を示す図である。
コントローラ部100は、現用系であるメディアゲートウェイ部110、111が有するTDM処理部150、152のいずれかに故障が発生したことを検知すると(例えば、メディアゲートウェイ部110で故障が発生したことを検知すると)、それに対応する現用系通信回線であるPSTN回線170を待機系に切り替えるとともに、その待機系であるPSTN回線171を現用系に切り替える。
コントローラ部100は、その後、TDM処理部150を有するメディアゲートウェイ部110を待機系に、その待機系であるメディアゲートウェイ部112を現用系に切り替えるとともに、故障が発生したTDM処理部150と同一のメディアゲートウェイ部110に含まれるTDM処理部151と接続されたセレクタ161の入力ラインは、メディアゲートウェイ部112が有するセレクタ165からのラインを、また、メディアゲートウェイ部112が有するTDM処理部155と接続されたVoIP処理部142内のセレクタの入力ラインは、TDM処理部155からのラインを現用系に切り替えるように制御を行う。
コントローラ部100による制御が終わった後は、PSTN回線171から入ってきた音声などのデータは、TDMインターフェース部120、メディアゲートウェイ部112、イーサネット(登録商標)スイッチ180を経由してIP網190に送信される。また、逆方向のデータは、その逆のルートを経由してPSTN回線171に送信される。
(メディアゲートウェイ装置10の動作)
図5を参照して(適宜図3及び図4参照)、本発明の実施形態に係るメディアゲートウェイ装置の動作について説明する。図5は、本発明の実施形態に係るメディアゲートウェイ装置の動作を示すフローチャートである。
まず、メディアゲートウェイ部110のTDM処理部150が故障した場合を考える。メディアゲートウェイ部111のTDM処理部152が故障した場合も同様の動作となる。
図5に示すように、コントローラ部100が、TDM処理部150の故障を検出又はメディアゲートウェイ部110から通知を受け取ることによって、故障を検出すると(ステップS101)、コントローラ部100は、PSTN回線170がACTIVEであることを判断し、PSTN回線171をACTIVEに切り替え制御を行う。(ステップS102)。
コントローラ部100は、PSTN回線170、171を介して接続された通信装置とのACTIVE切り替えが完了後(ステップS103)、接続中サービス情報(メディアゲートウェイ部110が通信中に保持する通話等のデータ)をSTANDBYボード(メディアゲートウェイ部112)に設定する(ステップS104)。
コントローラ部100は、設定完了後に、メディアゲートウェイ部110をSTANDBYに、メディアゲートウェイ部112をACTIVEに切り替え制御を行う。(ステップS105)。また、TDMインターフェース部120のセレクタ160、161に対して、メディアゲートウェイ部からの入力ラインをメディアゲートウェイ部110からメディアゲートウェイ部112に、また、メディアゲートウェイ部112のセレクタ164、165に対して、TDMインターフェース部120からの入力ラインをそれぞれセレクタ160、161に、また、メディアゲートウェイ部112のVoIP処理部142に対して、TDM処理部からの入力ラインをTDM処理部155に切り替え制御を行う(ステップS106)。
その結果、図4に示すように、メディアゲートウェイ部110はSTANDBY状態、メディアゲートウェイ部112はACTIVE状態となり、PSTN回線171、TDMインターフェース部120、メディアゲートウェイ部112、イーサネット(登録商標)スイッチ180、IP網190の順番に経路が確保される。
これらにより、PSTN回線170及びPSTN回線171に接続するPSTN側装置と、メディアゲートウェイ装置10とにおいて、PSTN回線のACTIVE状態の不一致や、PSTN側装置での回線の切断及び故障の判断がなくなり、サービス継続が可能となる。
以上のように、本実施形態によれば、図3に示したACTIVE状態のメディアゲートウェイ部110、111のそれぞれのACTIVE側のTDM処理部150、152の故障時において、メディアゲートウェイ装置10のサービスを継続して提供することが可能となる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明は掲げる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記実施形態では、中継装置が有する機能をメディアゲートウェイ装置に適用した例を説明したが、メディアゲートウェイ装置に限らず、cPCIやATCAに適用する装置や、N+1冗長構成をとっている場合で、PSTN回線のような1+1冗長構成をとるインターフェース部をもつものであれば、すべてのケースについて適用できる。
本発明の実施形態に適用される一般的なメディアゲートウェイ装置の構成を示す図である。 同実施形態に適用される一般的なメディアゲートウェイ装置の動作を示すフローチャートである。 同実施形態に係るメディアゲートウェイ装置(故障発生前)の構成を示す図である。 同実施形態に係るメディアゲートウェイ装置(故障発生後)の構成を示す図である。 同実施形態に係るメディアゲートウェイ装置の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
10 メディアゲートウェイ装置
100、100A コントローラ部
120 TDMインターフェース部
110〜112 メディアゲートウェイ部
130〜132 IPインターフェース部
140〜142 VoIP処理部
150〜155 TDM処理部
160〜163 セレクタ
170〜173 PSTN回線
180 イーサネット(登録商標)スイッチ
190 IP網

Claims (3)

  1. 第1処理部と第2処理部とを有する、1以上の現用系機能部及び1の待機系機能部を備えるとともに、
    前記1以上の現用系機能部が有する前記第1処理部のそれぞれに接続された第1セレクタ部と、前記1以上の現用系機能部が有する前記第2処理部のそれぞれに接続された第2セレクタ部とを備え、
    前記待機系機能部が有する前記第1処理部は前記待機系機能部が有する第3セレクタ部を介して前記第1セレクタ部のそれぞれと接続され、前記待機系機能部が有する前記第2処理部は前記待機系機能部が有する第4セレクタ部を介して前記第2セレクタ部のそれぞれと接続され、
    前記第1セレクタ部のそれぞれには現用系通信回線が接続され、前記第2セレクタ部のそれぞれには待機系通信回線が接続され、
    前記1以上の現用系機能部が有する前記第1処理部、当該第1処理部と接続された前記第1セレクタ部及び当該第1セレクタ部と接続された前記現用系通信回線によって、通信装置間のデータの送受信を中継する中継装置であって、
    前記第1処理部のいずれかに故障が発生したことを検出すると、
    当該第1処理部と前記第1セレクタ部を介して接続されている前記現用系通信回線を待機系に切り替えるとともに、当該第1処理部と同一の前記待機系機能部に含まれる前記第2処理部と前記第2セレクタ部を介して接続されている前記待機系通信回線を現用系に切り替えてから、
    当該第1処理部を有する前記現用系機能部を待機系に、その待機系である前記待機系機能部を現用系に切り替えるとともに、前記故障が発生した前記第1処理部と同一の前記現用系機能部に含まれる前記第2処理部と接続された前記第2セレクタ部は、前記第4セレクタ部とのラインを、前記第4セレクタ部は、前記第2セレクタ部とのラインを現用系に切り替えるように制御を行うコントローラ部を備える
    ことを特徴とする、中継装置。
  2. 前記中継装置は、
    前記コントローラ部が前記制御を行った後、
    前記制御において現用系に切り替えられた前記現用系機能部が有する前記第2処理部、当該第2処理部と前記ラインを介して接続された前記第2セレクタ部及び前記制御において現用系に切り替えられた前記現用系通信回線によって、通信装置間のデータの送受信を中継する
    ことを特徴とする、請求項1に記載の中継装置。
  3. 第1処理部と第2処理部とを有する、1以上の現用系機能部及び1の待機系機能部を備えるとともに、
    前記1以上の現用系機能部が有する前記第1処理部のそれぞれに接続された第1セレクタ部と、前記1以上の現用系機能部が有する前記第2処理部のそれぞれに接続された第2セレクタ部とを備え、
    前記待機系機能部が有する前記第1処理部は前記待機系機能部が有する第3セレクタ部を介して前記第1セレクタ部のそれぞれと接続され、前記待機系機能部が有する前記第2処理部は前記待機系機能部が有する第4セレクタ部を介して前記第2セレクタ部のそれぞれと接続され、
    前記第1セレクタ部のそれぞれには現用系通信回線が接続され、前記第2セレクタ部のそれぞれには待機系通信回線が接続され、
    前記1以上の現用系機能部が有する前記第1処理部、当該第1処理部と接続された前記第1セレクタ部及び当該第1セレクタ部と接続された前記現用系通信回線によって、通信装置間のデータの送受信を中継する中継装置による系切り替え方法であって、
    前記第1処理部のいずれかに故障が発生したことを検出すると、
    当該第1処理部と前記第1セレクタ部を介して接続されている前記現用系通信回線を待機系に切り替えるとともに、当該第1処理部と同一の前記待機系機能部に含まれる前記第2処理部と前記第2セレクタ部を介して接続されている前記待機系通信回線を現用系に切り替えてから、
    当該第1処理部を有する前記現用系機能部を待機系に、その待機系である前記待機系機能部を現用系に切り替えるとともに、前記故障が発生した前記第1処理部と同一の前記現用系機能部に含まれる前記第2処理部と接続された前記第2セレクタ部は、前記第4セレクタ部とのラインを、前記第4セレクタ部は、前記第2セレクタ部とのラインを現用系に切り替えるように制御を行う
    ことを特徴とする、系切り替え方法。


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