JP2017220851A - 計算機 - Google Patents

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秀成 松永
Hidenari Matsunaga
秀成 松永
泰昌 阿部
Yasumasa Abe
泰昌 阿部
俊一 加賀屋
Shunichi Kagaya
俊一 加賀屋
裕規 植田
Yuki Ueda
裕規 植田
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Abstract

【課題】通信の可用性や信頼性を向上すること。【解決手段】計算機1は、通信ネットワークCNとバス16との間に二重化して設けられた第1通信経路161および第2通信経路162と、第1ネットワークコントローラ141と第2ネットワークコントローラ142とを有する通信部14と、通信部と通信ネットワークとの間に設けられる通信経路切替部151と、第1通信経路の状態を監視する監視部152と、第2通信経路から通信経路切替部を介して受け取ったパケットを通信経路切替部を介して第2通信経路に返信するループバック部153と、通信ネットワークと送受信する制御部11とを備え、制御部は、監視部を用いて第1通信経路の健全性を監視すると共に、ループバック部からの返信状態に基づいて第2通信経路の健全性を監視する。【選択図】図1

Description

本発明は、計算機に関する。
例えば、交通管理システムや電力管理システム、水道管理システムなどのいわゆる社会基盤を支える制御システムでは、高い信頼性を求められるため、装置および通信経路を多重化することで可用性、保守性、耐障害性を向上している。このような制御システムでは、二重化した装置の一方を稼働系、他方を待機系として使用し、稼働系の装置と待機系の装置との間で相互に相手の状態を監視する。もしも稼働系の装置に障害が生じた場合、待機系の装置が稼働系の装置に成り代わって動作する。
しかし、稼働系の装置と待機系の装置とを単一のLAN(Local Area Network)で接続する場合、その単一のLANが故障すると、稼働系の装置と待機系の装置のいずれの装置で障害が発生したかを特定することができない。
そこで、特許文献1では、自装置および対向装置のそれぞれにおいて、通信回路と伝送路の間に通信監視部を設け、故障箇所を論理的に判定する。これにより、特許文献1では、故障した装置を特定することができる。
特開2012−242995号公報
特許文献1に記載の技術では、自装置と対向装置の両方に、通信監視部などの特別な回路を設ける必要があり、コストが増大する。また特許文献1に記載の技術では、自装置内の通信回路に障害が発生すると、動作を継続することができない。
そこで、本発明では自装置内の通信経路を二重化し、二重化した経路の監視を行い障害検出することで、対向装置によらず自装置内の通信回路に障害が発生した場合に、その障害を検知し、動作を継続することを実現する。本発明により対向装置によらない様々なシステム構成に対応できる装置かつ通信の可用性を向上させた装置の提供を目的とする。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、その目的は、自装置内の通信経路を二重化して監視することで、可用性や信頼性を向上できるようにした計算機を提供することにある。
上記課題を解決すべく、本発明に従う計算機は、通信ネットワークに接続される計算機であって、通信ネットワークと内部バスとの間に二重化して設けられた第1通信経路および第2通信経路と、第1通信経路に設けられる第1ネットワークコントローラと、第2通信経路に設けられる第2ネットワークコントローラとを有する通信部と、通信部と通信ネットワークとの間に設けられ、通常の場合は第1通信経路を通信ネットワークへ接続し、切替が指示された場合は第1通信経路から第2通信経路に切り替えて、第2通信経路を通信ネットワークへ接続する通信経路切替部と、第1通信経路の状態を監視する監視部と、第2通信経路に通信経路切替部を介して接続され、第2通信経路から通信経路切替部を介して受け取ったパケットを通信経路切替部を介して第2通信経路に返信するループバック部と、第1ネットワークコントローラまたは第2ネットワークコントローラのいずれかを用いて、通信ネットワークと送受信する制御部と、を備え、制御部は、監視部を用いて第1通信経路の健全性を監視すると共に、ループバック部からの返信状態に基づいて第2通信経路の健全性を監視する。
本発明によれば、計算機内の通信経路を二重化し、各通信経路の状態を監視するため、相手方の計算機の構成を変えずに、相手方の計算機と自計算機のいずれで障害が生じたのかを検出することができる。
本実施例に係る計算機のハードウェア構成図。 本実施例に係る計算機と他の計算機を接続したシステムの全体図。 本実施例に係る計算機と複数の他の計算機を接続したシステムの全体図。 計算機の持つソフトウェア構成図。 計算機が相手方の計算機と通信する際に、従系通信経路の健全性も検査する処理を示すタイムチャート。 計算機内の第1,第2ネットワークコントローラおよび監視部の生存を監視する処理のタイムチャート。 主系通信経路の健全性を監視する処理のタイムチャート。 従系通信経路の健全性を監視する処理のタイムチャート。 各監視処理の結果に基づいて通信装置の動作モードを制御する処理を示すフローチャート。 各監視処理の結果を管理する状態管理表の構成図。
以下、図面に基づいて、本発明の実施の形態を説明する。本実施形態では、計算機内の通信経路を二重化し、二重化した経路を監視し、障害を検出する。これにより、本実施形態では、通信相手の装置構成によらず、計算機内の通信回路に障害が発生した場合に、その障害を検知して、動作の継続を実現する。
すなわち本実施形態では、(1)他の計算機とLANで接続された本実施形態に係る計算機内の通信経路を二重化し、(2)本実施形態のLANドライバ(制御部)により、計算機内の各通信回路(ネットワークコントローラ、監視部)の生存と、二重化した通信経路の健全性とをそれぞれ監視し、(3)一方の通信経路に障害が生じた場合は、通信経路切替部にて他方の通信経路に切り替えることで、通信を継続できるようにする。
本実施形態によれば、計算機内の通信経路を二重化し、各通信経路の状態を計算機内で監視するため、計算機の外部に特別な装置を設けなくても、計算機の通信機能に障害が発生したか否かを容易に判定でき、さらに計算機内で通信経路を切り替えることで障害に対応できる。
つまり本実施形態によれば、計算機の内部に、通信経路を二重化してなる通信の高可用性のための構成と、二重化した通信経路の状態を診断するための自己診断機能との両方を内蔵させる。
したがってこのように構成される本実施形態によれば、例えば、計算機同士を単一のLANで接続した2台系システムにおいて通信障害が発生した場合に、自計算機で障害が生じているのか否かを速やかに判定できる。この結果、自計算機と相手方の計算機のいずれで障害が発生したのかを容易に特定することができる。さらに、本実施形態によれば、自計算機内で通信経路を二重化しているため、たとえ自計算機内で障害が発生した場合であっても、健全な方の通信経路に切り替えることで、相手方の計算機と通信を継続することができ、通信の可用性を向上することができる。
図1は、本実施例に係る計算機1のハードウェア構成を示す。計算機1は、例えば、中央演算処理装置(以下CPUと記す)11、メインメモリ12、入出力制御装置(以下、I/Oと記す)13を備える。メインメモリ12は、図4で後述するソフトウェア120を記憶する。メインメモリ12はCPU11の内部に設けてもよいし、CPU11の外部に設けてCPU11に接続してもよい。さらには、メインメモリ12をI/O 13に接続してもよい。この場合、CPU11は、I/O 13を介してメインメモリ12にアクセスする。
I/O 13は、通信部14および通信経路切替監視部15とバス16を通じて接続される。「内部バス」としてのバス16には、計算機1の機能を拡張するための回路を接続することができる。以上に述べた各構成要素によって、計算機1は、基本的な制御処理や入出力制御処理などのソフトウェア処理を行う機能を有する。
計算機1は、以下に述べるように通信機能を備える。他の計算機である汎用計算機2,3(図2,図3参照)と通信するための外部ネットワークCNは、「通信ネットワーク」の例である。外部ネットワークCNとしては、例えばEthernet(登録商標)等がある。
外部ネットワークCNとバス16との間には、主系通信経路161と従系通信経路162が設けられている。つまり、外部ネットワークCNとバス16は、後述のように、二重化された通信経路161,162のいずれかを介して接続される。主系通信経路161は「第1通信経路」に該当し、従系通信経路162は「第2通信経路」に該当する。
通信部14は、第1ネットワークコントローラ141と第2ネットワークコントローラ142を備える。第1ネットワークコントローラ141は主系通信経路161に、第2ネットワークコントローラ142は従系通信経路162に、それぞれ設けられている。通信部14は、計算機1内の通信経路を二重化する。
通信経路切替監視部15は、通信部14と外部ネットワークCNとの間に設けられており、例えば、通信経路切替部151、監視部152および従系通信経路ループバック部153を備える。
通信経路切替部151は、主系通信経路161と従系通信経路162とを切り替えて、いずれか一方を外部ネットワークCNに接続する回路である。通信経路切替部151は、電気的手段または機械的手段により伝送媒体上で通信を行うための送受信インタフェース処理を行い、外部ネットワークCNに対して送受信する機能を有する。
通信経路切替部151と各通信経路161,162、外部ネットワークCN等との接続関係を説明する。
通信経路切替部151のポートCP1は、主系通信経路161に接続されており、ポートCP2は従系通信経路162に接続されている。通信経路切替部151のポートCP3は、経路17を介して外部ネットワークCNに接続されている。各ポートCP1,CP2のうちいずれか一方がポートCP3を介して外部ネットワークCNへ接続される。
通信経路切替部151のポートCP4には、経路154を介して、監視部152のポートCP7が接続される。監視部152は、ポートCP7、経路154、ポートCP4およびポートCP1を介して、主系通信経路161に接続される。
通信経路切替部151のポートCP5には、経路155を介して、従系通信経路ループバック部153が接続される。従系通信経路ループバック部153は、経路153、ポートCP5およびポートCP2を介して、従系通信経路162に接続される。
後述する生存監視と通信経路監視により主系通信に関わる障害が検出された場合、通信経路切替部151は、主系通信経路161から従系通信経路162へ通信経路を切替える機能を有する。すなわち、通信経路切替部151内において、ポートCP3はポートCP2に接続される。ポートCP3とポートCP1との接続は断たれる。
通信経路切替部151は、通信経路を主系通信経路161から従系通信経路162へ切替える際に、監視部152および従系通信経路ループバック部153の接続先に関しても切替える機能を有する。すなわち、監視部152の接続先は通信経路161から通信経路162に変更されると共に、従系通信経路ループバック部153の接続先は通信経路162から通信経路161へ変更される。つまり、通信経路切替部151の内部において、ポートCP4はポートCP2に接続され、ポートCP5はポートCP1に接続される。系切替機能については、図9および図10で後述する。
監視部152は、主系通信経路161を監視する回路である。従系通信経路ループバック部153は、従系通信経路162の健全性を確認する回路である。監視部152は、通信経路切替部151とバス16とに接続されている。すなわち、監視部152の一方のポートCP6はバス16に接続されており、他方のポートCP7は経路154を介して通信経路切替部151のポートCP4に接続されている。
従系通信経路ループバック部153は、上述の通り、通信経路切替部151に接続されており、通常の場合、従系通信経路162から通信経路切替部151を介して受信したパケットを、その発行元(後述のLANドライバ)に向けて返信する。
図2は、計算機1と他の計算機である汎用計算機2を含む情報処理システムの全体概要を示す。本実施例の計算機1は、外部ネットワークCNを介して、汎用計算機2に接続されている。汎用計算機2とは、本実施例に特徴的な構成(通信経路161,162の二重化、監視部152と従系通信経路ループバック部153とが接続される通信経路切替部151など)を備えていない通常の計算機である。
計算機1と汎用計算機2とは、外部ネットワークCNを介してパケット通信を行うことにより、所定のアプリケーション処理を実行する。また、計算機1と汎用計算機2とは、定期的にハートビート通信(S1)を行うことで、互いの生存を監視している。
図3は、計算機1と汎用計算機2,3を含む情報処理システムの全体概要を示す。図3のシステムでは、計算機1は、外部ネットワークCNを介して、汎用計算機2,3と接続されている。
図3の例では、一方の汎用計算機2は稼働系の汎用計算機であり、他方の汎用計算機3は待機系の計算機である。各汎用計算機2,3は、計算機1との間でそれぞれ定期的にハートビート通信を行う(S1,S2)。これにより、計算機1は、汎用計算機2,3が生存していることを確認する。すなわち計算機1は、各汎用計算機2,3の状態を監視するための監視用計算機である。もしも一方の汎用計算機2が障害で停止すると、他方の汎用計算機3が待機系から稼働系に切り替わり、図外の端末からの要求を処理する。なお、図3において、汎用計算機2と汎用計算機3とがハートビート通信を行ってもよい。
図4は、メインメモリ12内に格納されるソフトウェア120の構成を示す。ソフトウェア120には、例えば、オペレーティングシステム(以下OSと記す)121、構成制御プログラム122、アプリケーションプログラム123がある。アプリケーションプログラム123および構成制御プログラム122は、OS121上で実行される。
構成制御プログラム122は、状態管理表T1を保持する。構成制御プログラム122は、後述のLANドライバ1213が実施する生存監視の結果および通信経路監視の結果を状態管理表T1に記録し、それら監視結果に基づいて通信回路の構成を制御する。
なお、生存監視や通信経路の健全性の確認に使用する電文やパケットの送受信には、汎用通信プロトコルが用いられる。汎用通信プロトコルとは、例えば、物理層1211やトランスポート層1212などである。
LANドライバ1213は、ネットワークコントローラ141,142などの生存監視や通信経路の健全性監視を行うための制御部である。構成制御プログラム122は、通信経路の状態に応じて通信経路を切り替えるための制御部である。これらのコンピュータプログラム1213,122は、CPU11により実行されることで実現するため、最終的にはCPU11が制御部となる。
図5から図9には、前述のLANドライバ1213による生存監視および通信経路の健全性監視について示す。
図5は、計算機1から汎用計算機2に対して、パケットP10を送信する場合のタイムチャートを示している。図中では、表示領域の大きさの制約から、主体となる機能または回路の名称を一部略記する。
アプリケーションプログラム123は、LANドライバ1213に対して、汎用計算機2へパケットP10を送信するよう指示する(S10)。LANドライバ1213は、パケットP10から2つのパケットP11、P12を複製する。
パケットP11は、主系通信経路161として動作しているネットワークコントローラ(この場合、ネットワークコントローラ141)を経由して運ばれる(S11)。正常動作時では、通信経路切替部151により、主系通信経路161と外部ネットワークCNとは接続されている。したがって、パケットP11は、主系通信経路161から外部ネットワークCNを介して汎用計算機2へ送られる(S12,S13)。
パケットP12は、従系通信経路162として動作しているネットワークコントローラ(この場合、ネットワークコントローラ142)を経由して運ばれる(S20)。前述のとおり、正常動作時では、通信経路切替部151により、主系通信経路161と外部ネットワークCNとが接続されており、従系通信経路162と外部ネットワークCNとは接続されていない。したがって、パケットP12は、外部ネットワークCN上へ送信されることはない。
正常動作時では、通信経路切替部151により、従系通信経路162と従系通信経路ループバック部153は接続されているため、パケットP12は、ネットワークコントローラ142から経路162,155を通って従系通信経路ループバック部153へ入り(S21,S22)、ループバックされる。この結果、パケットP12は、従系通信経路ループバック部153から経路155,162を通ってネットワークコントローラ142へ戻る(S23,S24)。LANドライバ1213は、従系通信経路162の健全性を確認するためのパケットP12が正常に戻ってきたことを確認する(S25)。
図6は、LANドライバ1213による所定回路141,142,152に対する生存監視を示すタイムチャートである。
LANドライバ1213は、定期的にネットワークコントローラ141,142および監視部152に対して生存を監視する。LANドライバ1213は、疎通確認電文を用いることで、生存監視を実施する。疎通確認電文には、例えばPing等がある。
LANドライバ1213は、ネットワークコントローラ141用の疎通確認電文P20を生成し、ネットワークコントローラ141へ送信する(S30)。ネットワークコントローラ141は、LANドライバ1213から疎通確認電文P20を受信すると、その電文に対する応答である、疎通確認電文応答P21を返す(S31)。LANドライバ1213は、ネットワークコントローラ141から疎通確認電文応答P21を受信することで、ネットワークコントローラ141の生存を確認する。LANドライバ1213は、監視結果を構成制御プログラム122内の状態管理表T1に格納する(S32)。
以上と同様に、LANドライバ1213は、ネットワークコントローラ142用の疎通確認電文P30を生成してネットワークコントローラ142に送信し(S33)、ネットワークコントローラ142からの疎通確認電文応答P31を受信する(S34)。LANドライバ1213は、ネットワークコントローラ142から疎通確認電文応答P31を受信することで、ネットワークコントローラ142の生存を確認し、監視結果を状態管理表T1に格納する(S35)。
同様に、LANドライバ1213は、監視部152用の疎通確認電文P40を生成して監視部152へ送信し(S36)、監視部152からの疎通確認電文応答P41を受信する(S37)。LANドライバ1213は、監視部152から疎通確認電文応答P41を受信することで、監視部152の生存を確認し、監視結果を状態管理表T1に格納する(S38)。
図7は、主系通信経路161の健全性を確認する処理のタイムチャートである。LANドライバ1213は、主系通信経路161の健全性を定期的にまたは不定期に確認することができる。LANドライバ1213は、疎通確認電文を用いることで、主系通信経路161の健全性を確認する。
LANドライバ1213は、監視部152に対して、ネットワークコントローラ141用の疎通確認電文P50を生成してネットワークコントローラ141へ送信するように指示する(S40)。この指示を受けて、監視部152は、ネットワークコントローラ141用の疎通確認電文P50を生成し(S41)、ネットワークコントローラ141へ送信する(S42,S43)。この疎通確認電文P50は、監視部152から通信経路切替部151を介して、ネットワークコントローラ141へ送られる(図1のCP7→CP4→CP1→141)。
ネットワークコントローラ141は、疎通確認電文P50を受信すると、疎通確認電文応答P51を返す。疎通確認電文応答P51は、通信経路切替部151を経由して監視部152へ送信される(S44,S45)。疎通確認電文応答P51は、監視部152を経由してLANドライバ1213へ届けられる(S46)。
LANドライバ1213は、その疎通確認電文応答P51を受信すると、主系通信経路161の健全性を確認し、監視結果を状態管理表T1に記録する(S47)。
以上が主系通信経路161に障害が発生していない場合の流れである。これに対し、主系通信経路161に障害が発生している場合での健全性確認について説明する。
LANドライバ1213が監視部152に指示すると(S50)、監視部152は、ネットワークコントローラ141用の疎通確認電文P50を生成して(S51)、ネットワークコントローラ141へ送信する(S52)。ところが、もしも例えば通信経路切替部151内に障害が発生していた場合、その疎通確認電文P50はネットワークコントローラ141には届かない。したがって、ネットワークコントローラ141は疎通確認電文応答P51を返信しない。
LANドライバ1213は、ネットワークコントローラ141からの疎通確認電文応答P51を所定時間内に受信できなかったと判定すると(S53)、主系通信経路161の健全性が失われていると判定する。LANドライバ1213は、健全性確認の結果を状態管理表T1に格納する(S54)。
図8は、従系通信経路162の健全性を確認する処理のタイムチャートである。LANドライバ1213は、従系通信経路162の健全性を定期的にまたは不定期に確認することができる。LANドライバ1213は、図5で述べたパケットP12を用いて、従系通信経路162の健全性を確認する。従系通信経路162の健全性確認に用いるパケットP12は、計算機1から汎用計算機2へ送るパケットP10を複製したものである。
パケットP12は、従系通信経路162として動作しているネットワークコントローラ(この場合はネットワークコントローラ142)から、通信経路切替部151を経由して従系通信経路ループバック部153まで届けられる(S20,S21,S22)。
従系通信経路ループバック部153でループバックされたパケットP12は(S23)、通信経路切替部151からネットワークコントローラ142を経由して、LANドライバ1213まで送られる(S24,S25)。LANドライバ1213は、従系通信経路162を末端まで行って戻ってきたパケットP12を受信することで、従系通信経路162の健全性を確認する。LANドライバ1213は、監視結果を状態管理表T1に格納し(S26)、受信したパケットP12を破棄する。
従系通信経路162に障害が生じている場合を説明する。パケットP12は、LANドライバ1213から従系通信経路ループバック部153に向けて送られるが(S60)、従系通信経路162のどこかで障害が発生している場合(S61)、パケットP12は従系通信経路ループバック部153に届かない。
LANドライバ1213は、所定時間内にループバックされたパケットP12を受信できなかった場合、従系通信経路162の健全性が失われていると判定し(S62)、監視結果を状態管理表T1に記録する(S63)。
図9は、LANドライバ1213による生存監視および通信経路の健全性確認の監視処理を示すフローチャートである。図10の状態管理表T1は、図9の処理の結果をまとめたものである。
図9では、フローチャートの流れ上、ネットワークコントローラ142の生存監視をステップS102,S106の2箇所に示す。従系通信経路162の健全性監視をステップS103,S107の2箇所に示す。
LANドライバ1213での生存監視の結果および通信経路の健全性監視の結果によって、構成制御プログラム122の処理内容が変わる。
主系通信経路161として動作しているネットワークコントローラ141の生存監視結果(S100)がOKかつ、主系通信経路161の健全性確認結果(S101)がOKかつ、従系通信経路162として動作しているネットワークコントローラ142の生存監視結果(S102)がOKかつ、従系通信経路162の健全性確認結果(S103)がOKの場合、構成制御プログラム122の処理内容は、「正常動作(動作継続)」となる(S104)。
主系通信経路161として動作しているネットワークコントローラ141の生存監視結果(S100)がOKかつ、主系通信経路161の健全性確認結果(S101)がOKかつ、従系通信経路162として動作しているネットワークコントローラ142の生存監視結果(S102)がNGである場合は、構成制御プログラム122の処理内容は、縮退動作(動作継続)となる(S105)。縮退動作では、ネットワークコントローラ142または従系通信経路162のどちらかで障害が発生しているため、主系通信経路161に障害が生じた場合に対応できない。そこで、縮退動作時には、計算機1の通信動作は継続するが、次に障害が発生した場合は動作継続不可となるため、通信経路のバックアップ手段がないことをアプリケーションプログラム123へ通知する。アプリケーションプログラム123は、図外のシステム管理者などに警告を与えることができる。
主系通信経路161として動作しているネットワークコントローラ141の生存監視結果(S100)がOKかつ、主系通信経路161の健全性確認結果(S101)がOKかつ、従系通信経路162として動作しているネットワークコントローラ142の生存監視結果(S102)がOKかつ、従系通信経路162の健全性確認結果(S103)がNGだった場合も、構成制御プログラム122処理内容は、縮退動作(動作継続)となる(S105)。この場合も、次に障害が発生した場合は動作継続不可となるため、通信経路のバックアップ手段がないことをアプリケーションプログラム123へ通知する。
主系通信経路161として動作しているネットワークコントローラ141の生存監視結果(S100)がNGかつ、従系通信経路162として動作しているネットワークコントローラ142の生存監視結果(S106)がOKかつ、従系通信経路162の健全性確認結果(S107)がOKだった場合は、構成制御プログラム122の処理内容は、通信経路切替(動作継続)となる(S108)。この場合も動作は継続するが、次に障害が発生した場合は動作継続不可となるため、通信経路のバックアップ手段がないことをアプリケーションプログラム123へ通知する。
主系通信経路161として動作しているネットワークコントローラ141の生存監視結果(S100)がNG、または主系通信経路161の健全性確認結果(S101)がNGであり、かつ、従系通信経路162として動作しているネットワークコントローラ142の生存監視結果(S102)がOKかつ、従系通信経路162の健全性確認結果(S107)がNGだった場合、構成制御プログラム122の処理内容は、停止(動作継続不可)となる(S109)。
主系通信経路161として動作しているネットワークコントローラ141の生存監視結果(S100)がNG、または主系通信経路161の健全性確認結果(S101)がNGかつ、従系通信経路162として動作しているネットワークコントローラ142の生存監視結果(S106)がNG、または従系通信経路162の健全性確認結果(S107)がNGだった場合は、構成制御プログラム122の処理内容は停止(動作継続不可)となる(S109)。
以上のLANドライバ1213による監視結果の組み合わせと構成制御プログラム122の処理内容との対応関係を図10に示す。状態管理表T1は、監視項目C10と、その結果C11と、構成制御プログラム122の処理内容(制御内容)とを対応付けて管理している。
上述のように、主系通信経路161およびネットワークコントローラ141、従系通信経路162およびネットワークコントローラ142のうち、どちらかの組合せが動作していれば、いずれか一方で異常を検出した場合においても、通信経路を他方に切替えることで通信を継続できる。
このように構成される本実施例によれば、外部ネットワークCNで接続された2台系システムでの通信において、例えばネットワークインタフェースのハードエラー(受信ポート異常)などが発生した場合においても、相手側の汎用計算機2で発生した障害であるか、計算機1で発生した障害であるかを容易に切り分けできる。そして、計算機1内の障害である場合は、図8,図9に示すように、通信経路を切替えることで計算機1,2間の通信を継続動作させることができる。
本実施例によれば、計算機1の内部に、通信経路161,162を二重化してなる通信の高可用性のための構成(ネットワークコントローラ141,142、通信経路切替部151)と、二重化した通信経路161,162の状態を診断するための自己診断機能(LANドライバ1213、監視部152、従系通信経路ループバック部153)との両方を内蔵させることができる。この結果、汎用計算機2の構成を変更せずに、情報処理システムの通信の可用性と信頼性を向上することができる。
本実施例によれば、アプリケーションプログラム123の処理に伴う通常パケットP10の送信時に、そのパケットP10を複製したパケットP12を従系通信経路ループバック部153へ送ることで、従系通信経路162の健全性を確認する。したがって、通常時における主系通信経路161を用いた通信の最中に、従系通信経路162の健全性もあらかじめ確認しておくことができる。したがって、万が一、主系通信経路161に障害が発生した場合でも、健全性を確認済の従系通信経路162へ直ちに切り替えて、通信を継続することができ、信頼性が向上する。
本実施例によれば、主系通信経路161に接続した監視部152を用いて主系通信経路161の健全性を監視するため、主系通信経路161の健全性確認のために主系通信経路ループバック部を設ける場合に比べて、通信の安全を確保でき、信頼性が向上する。
もしも主系通信経路161の健全性確認にもループバックを利用する場合は、ループバック中に汎用計算機2から届いたパケットを受け取ることができないタイミングを生じる可能性がある。これに対し、本実施例では、通常時に使用する主系通信経路161の健全性確認には監視部152を用い、通常時には使用しない従系通信経路162の健全性確認には従系通信経路ループバック部153を用いる。本実施例では、このように主系と従系それぞれの特徴に応じた監視を行うため、合理的に通信の可用性や信頼性を向上することができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されない。当業者であれば、本発明の範囲内で、種々の追加や変更等を行うことができる。上述の実施形態において、添付図面に図示した構成例に限定されない。本発明の目的を達成する範囲内で、実施形態の構成や処理方法は適宜変更することが可能である。
また、本発明の各構成要素は、任意に取捨選択することができ、取捨選択した構成を具備する発明も本発明に含まれる。さらに特許請求の範囲に記載された構成は、特許請求の範囲で明示している組合せ以外にも組み合わせることができる。
1:計算機、2,3:汎用計算機、13:ソフトウェア、14:通信部、15:通信経路切替監視部、122:構成制御プログラム、123:アプリケーションプログラム、141,142:ネットワークコントローラ、151:通信経路切替部、152:監視部、153:従系通信経路ループバック部、1213:LANドライバ

Claims (6)

  1. 通信ネットワークに接続される計算機であって、
    前記通信ネットワークと内部バスとの間に二重化して設けられた第1通信経路および第2通信経路と、
    前記第1通信経路に設けられる第1ネットワークコントローラと、前記第2通信経路に設けられる第2ネットワークコントローラとを有する通信部と、
    前記通信部と前記通信ネットワークとの間に設けられ、通常の場合は前記第1通信経路を前記通信ネットワークへ接続し、切替が指示された場合は前記第1通信経路から前記第2通信経路に切り替えて、前記第2通信経路を前記通信ネットワークへ接続する通信経路切替部と、
    前記第1通信経路の状態を監視する監視部と、
    前記第2通信経路に前記通信経路切替部を介して接続され、前記第2通信経路から前記通信経路切替部を介して受け取ったパケットを前記通信経路切替部を介して前記第2通信経路に返信するループバック部と、
    前記第1ネットワークコントローラまたは前記第2ネットワークコントローラのいずれかを用いて、前記通信ネットワークと送受信する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記監視部を用いて前記第1通信経路の健全性を監視すると共に、前記ループバック部からの返信状態に基づいて前記第2通信経路の健全性を監視する、
    計算機。
  2. 前記制御部は、前記第1通信経路の健全性が失われたと判定した場合、前記切替指示を前記通信経路切替部に与えることで、前記第1通信経路から前記第2通信経路に切り替えさせる、
    請求項1に記載の計算機。
  3. 前記制御部は、前記第1ネットワークコントローラと前記第2ネットワークコントローラおよび前記監視部の生存を監視する、
    請求項3に記載の計算機。
  4. 前記制御部は、前記第1ネットワークコントローラおよび前記第1通信経路を用いて前記通信ネットワークへパケットを送信する際に前記パケットを複製し、前記複製したパケットを前記第2ネットワークコントローラおよび前記第2通信経路を用いて前記ループバック部へ送信し、前記ループバック部から前記複製したパケットが戻ってきた場合に前記第2通信経路の健全性を確認する、
    請求項3に記載の計算機。
  5. 前記制御部は、前記第1通信経路および前記第2通信経路の健全性の監視結果と、前記第1ネットワークコントローラと前記第2ネットワークコントローラおよび前記監視部の生存監視の結果とに基づいて、前記第1ネットワークコントローラと前記第2ネットワークコントローラおよび前記通信経路切替部の動作を制御する、
    請求項4に記載の計算機。
  6. 前記監視部は、2つの通信口のうち一方が前記内部バスに接続され、他方が前記通信経路切替部を介して前記第1通信経路に接続されている、
    請求項5に記載の計算機。
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