JP2018127132A - プロペラシャフトの支持構造 - Google Patents

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【課題】車両前突時におけるプロペラシャフトの支持状態の解除を良好に行うことができるプロペラシャフトの支持構造を提供する。【解決手段】プロペラシャフト1を、センタサポートブラケット3を介して車体パネル2に回転自在に支持する。センタサポートブラケット3のフランジ部32bを車体パネル2の下面にボルト止めする。車体パネル2におけるフランジ部32bの左右両側に凸部23,23を形成する。車両前突時、プロペラシャフト1のディフレクタ12がセンタサポートブラケット3に当接した際、凸部23,23によって、センタサポートブラケット3の曲がりが規制され、センタサポートブラケット3が車両前後方向に沿って移動する。これにより、フランジ部32bの車体パネル2からの離脱を良好に行い、プロペラシャフト1の支持状態の解除を良好に行うことができる。【選択図】図1

Description

本発明は、自動車等の車両におけるプロペラシャフトの支持構造に係る。特に、本発明は、車両前突時にプロペラシャフトの支持状態を解除するための構造の改良に関する。
従来、例えば特許文献1に開示されているように、自動車等の車両にあっては、プロペラシャフトの長手方向の中間部が車体に回転自在に支持されている。
このプロペラシャフトの支持構造としては、図6(a)(従来のプロペラシャフトcの支持部分を下側から見た図)に示すように、フロアパネルaにボルト止めされたセンタサポートブラケットbによってプロペラシャフトcの長手方向の中間部が回転自在に支持されている。具体的に、センタサポートブラケットbは、プロペラシャフトcの外周囲を囲み且つ図示しないベアリングやゴムブッシュを介してプロペラシャフトcを支持する包囲部dと、この包囲部dの車両幅方向外側端から水平方向外側に向かって延びるフランジ部e,eとを有している。そして、このフランジ部e,eに形成された長孔(車両前後方向に沿って延びる長孔)で成るボルト孔f,fおよびフロアパネルaに形成されたボルト孔(図示省略)に亘ってボルトg,gが挿通されることで、センタサポートブラケットbがフロアパネルaに取り付けられている。これによって、プロペラシャフトcがセンタサポートブラケットbを介してフロアパネルaに支持されている。また、プロペラシャフトcにおけるセンタサポートブラケットbの前側位置にはディフレクタhが一体的に設けられている。
そして、車両前突時には、センタサポートブラケットbに対してプロペラシャフトcが相対的に後方側に移動し、ディフレクタhがセンタサポートブラケットbの包囲部dに当接する。この際の理想的な動作としては、センタサポートブラケットbがディフレクタhからの荷重を受けることで、ボルトg,gがフランジ部e,eのボルト孔f,fの内縁前端に当接してフランジ部e,eが破損し(ボルト孔f,fが車両前方側に開放し)、ボルトg,gがボルト孔f,fから抜け出る。これにより、センタサポートブラケットbがフロアパネルaから分離され、プロペラシャフトcの支持状態が解除される。その結果、車体前部における変形可能領域が拡大し、車体の荷重吸収性能が高められることになる。
特開2013−103639号公報
しかしながら、実際の車両前突時にあっては、図6(b)に示すように、ディフレクタhがセンタサポートブラケットbの包囲部dに当接した際、センタサポートブラケットbに曲がりが生じることになる。具体的には、ボルトg,gの締結位置を中心としてセンタサポートブラケットbの中央部分が後方側へ移動するように曲がりが生じ(図6(b)に矢印で示すように、センタサポートブラケットbの中央部分よりも図中の上側はボルトgの締結位置を中心として図中の反時計回り方向に回動し、センタサポートブラケットbの中央部分よりも図中の下側はボルトgの締結位置を中心として図中の時計回り方向に回動し)、その後、センタサポートブラケットbのフランジ部e,eが破損することになる。
このような状況では、図6(c)に示すように、前記センタサポートブラケットbに曲がりが生じていることに起因して、センタサポートブラケットbに形成されている長孔で成るボルト孔f,fの長手方向が車両前後方向に対して傾斜することになり、フランジ部e,eが破損しても(ボルト孔f,fが開放されても)、ボルトg,gがボルト孔f,fから抜け出ず、センタサポートブラケットbがフロアパネルaから分離され難くなって、プロペラシャフトcの支持状態を解除できなくなる可能性がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、車両前突時におけるプロペラシャフトの支持状態の解除を良好に行うことができるプロペラシャフトの支持構造を提供することにある。
前記の目的を達成するための本発明の解決手段は、プロペラシャフトに設けられたディフレクタよりも車両後方側で、車体部材の下面に取り付けられたセンタサポートブラケットによって前記プロペラシャフトを回転自在に支持し、前記プロペラシャフトと前記センタサポートブラケットとが車両前後方向で相対的に移動して前記ディフレクタが前記センタサポートブラケットに当接した際、該センタサポートブラケットが前記車体部材に対して相対的に車両後方側へ移動することにより、前記センタサポートブラケットにおける前記車体部材への取り付け部の取り付け状態が解除されるプロペラシャフトの支持構造を前提とする。そして、このプロペラシャフトの支持構造は、前記センタサポートブラケットの車両幅方向外側端に近接し且つ該車両幅方向外側端における車両後方側の部位に対向して、前記車体部材から下方に延びる凸部が設けられていることを特徴とする。
車両前突時、プロペラシャフトに設けられたディフレクタとセンタサポートブラケットとが当接した際、センタサポートブラケットはディフレクタからの荷重を受けることになる。本解決手段では、センタサポートブラケットの車両幅方向外側端に近接し且つ該車両幅方向外側端における車両後方側の部位に対向して、車体部材から下方に延びる凸部が設けられていることにより、この凸部がセンタサポートブラケットの曲がり(センタサポートブラケットの車両幅方向外側端が外側に変位する曲がり)を規制することになる。このため、センタサポートブラケットが曲がることに起因してセンタサポートブラケットにおける車体部材への取り付け部の取り付け状態が解除されなくなる、といった状況を回避することができる。つまり、センタサポートブラケットは、殆ど曲がりを生じることなく車両前後方向に沿って移動(車体部材に対して相対的に後方側に移動)することになり、このセンタサポートブラケットにおける車体部材への取り付け部の取り付け状態が良好に解除されることになる。このため、車両前突時におけるプロペラシャフトの支持状態の解除を良好に行うことができる。
本発明では、プロペラシャフトを回転自在に支持しているセンタサポートブラケットの車両幅方向外側端に近接し且つ該車両幅方向外側端における車両後方側の部位に対向して、車体部材から下方に延びる凸部を設けている。これにより、車両前突時におけるセンタサポートブラケットの曲がりを規制することができ、このセンタサポートブラケットにおける車体部材への取り付け部の取り付け状態を良好に解除することができる。その結果、車両前突時におけるプロペラシャフトの支持状態の解除を良好に行うことができる。
実施形態に係るプロペラシャフトの支持部分を下側から見た図である。 図1におけるII−II線に沿った断面図である。 車両前突時においてプロペラシャフトの支持が解除された状態を示す図1相当図である。 変形例1における図1相当図である。 変形例2における図1相当図である。 従来技術の課題を説明するためのプロペラシャフトの支持部分を下側から見た図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。本実施形態では、自動車に備えられたプロペラシャフトの支持構造として本発明を適用した場合について説明する。
−プロペラシャフトの支持構造−
図1は、本実施形態に係るプロペラシャフト1の支持部分を下側から見た図である。この図1では図中の左側が車両前方側である。また、図2は、図1におけるII−II線に沿った断面図である。
これらの図に示すように、プロペラシャフト1は、車体パネル2(例えばフロアパネル;本発明でいう車体部材)の下面に取り付けられたセンタサポートブラケット3によって回転自在に支持されている。
具体的に、前記プロペラシャフト1は、車両前後方向に延在し、図示しないエンジンからの回転駆動力を受けることによって軸線O回りに回転可能となっている。このプロペラシャフト1は、その後端に図示しないリヤプロペラシャフトを連結するためのフランジ部材11が設けられ、このフランジ部材11よりも車両前方側にディフレクタ12が設けられている。フランジ部材11およびディフレクタ12は軸線Oに対して直交する方向に延在する円板形状となっている。フランジ部材11はボルト等の取り付け手段によってプロペラシャフト1の後端に取り付けられている。また、ディフレクタ12は溶接等の手段によってプロペラシャフト1に一体的に接合されている。
センタサポートブラケット3は、前記フランジ部材11とディフレクタ12との間であって、これらフランジ部材11およびディフレクタ12に対し軸線Oに沿う方向で所定間隔を存した位置に配置されている。つまり、このセンタサポートブラケット3はディフレクタ12よりも車両後方側に配設されている。センタサポートブラケット3はアッパブラケット31およびロアブラケット32によって構成されている。アッパブラケット31およびロアブラケット32は、それぞれ金属板のプレス加工によって成形され、断面半円弧状の包囲部31a,32aと、この包囲部31a,32aの両外側端(車両幅方向外側端)から水平方向外側に向かって延びる一対のフランジ部31b,32bとを有している。
プロペラシャフト1にはベアリング4が嵌合されており、このベアリング4の周囲には全周に亘ってゴムブッシュ5が嵌合されている。各包囲部31a,32aは互いに対向するよう配置され、互いに共働してベアリング4およびゴムブッシュ5を取り囲むよう実質的に半円筒形をなしている。
なお、前記ベアリング4は、フランジ部材11がプロペラシャフト1の後端から取り外された状態でセンタサポートブラケット3およびゴムブッシュ5と共にプロペラシャフト1に嵌め込まれることにより、プロペラシャフト1に取り付けられている。これにより、プロペラシャフト1から車体パネル2への振動の伝達はゴムブッシュ5によって抑制されるようになっている。
一対のフランジ部31b,32bは水平方向に延在する平板状をなし、溶接により互いに一体的に接合されている。なお、これらフランジ部31b,32bは互いに接合されていなくてもよい。
一対のフランジ部31b,32bそれぞれにはボルト孔31c,32cが設けられている。このボルト孔31c,32cは軸線Oに沿う方向に延在する長孔となっている。また、車体パネル2におけるセンタサポートブラケット3の取り付け位置にはボルト孔21,21が設けられている。また、このボルト孔21,21に対応して車体パネル2の上面にはナットN1,N1が接合されている。そして、車体パネル2の下面とアッパブラケット31のフランジ部31bの上面との間にスペーサ22が介在された状態で、フランジ部31b,32bのボルト孔31c,32cが車体パネル2のボルト孔21,21に位置決めされ、フランジ部31b,32bの下側からボルトB1,B1が挿通されると共に、このボルトB1,B1がナットN1,N1にねじ込まれることにより、センタサポートブラケット3が車体パネル2の下面に取り付けられている。このようにしてセンタサポートブラケット3が取り付けられた状態にあっては、ボルトB1,B1は、ボルト孔31c,32cの中央(車両前後方向の中央)よりも僅かに車両後方側の位置にある。
また、図1に示すように、ディフレクタ12の外径寸法は、センタサポートブラケット3の包囲部31a,32aの外径寸法よりも大きく設定されており、ディフレクタ12がセンタサポートブラケット3に対して相対的に後方側に移動した際(例えば、車両前突時においてセンタサポートブラケット3が車体パネル2と共にプロペラシャフト1に対して相対的に前方側に移動した際)には、このディフレクタ12の後端面とセンタサポートブラケット3の包囲部31a,32aの前端面とが当接する構造となっている。
−車体パネルの凸部−
本実施形態の特徴は、車体パネル2から下方に突出された略直方体形状の凸部23,23が設けられている点にある。この凸部23,23は、車体パネル2の加工時(プレス加工時)に一体成形されたものであって、前記センタサポートブラケット3のフランジ部31b,32bに対して車両幅方向外側に配設されている。
具体的に、この凸部23,23は、その前端面(車両前方側に位置する面)23a,23aが前記ボルトB1,B1の中心位置(図1における一点鎖線T1を参照)よりも僅かに車両前方側に位置している。また、凸部23,23の後端面(車両後方側に位置する面)23b,23bは前記フランジ部31b,32bの後端(図1における一点鎖線T2を参照)に一致した位置となっている。つまり、この凸部23,23の後端面23b,23bとフランジ部31b,32bの後端とは同一仮想平面上に位置している。
また、この凸部23,23における車両幅方向の内側面23c,23cの位置は、センタサポートブラケット3のフランジ部31b,32bの外側端31d,32dに近接した位置に設定されている。この凸部23,23の内側面23c,23cとフランジ部31b,32bの外側端31d,32dとの間の間隔寸法は、実験またはシミュレーションによって設定されるものであり、車両前突時における凸部23,23とセンタサポートブラケット3との相対移動(車両前後方向での相対移動)に支障を来さない範囲でできるだけ短い寸法に設定されていることが好ましい。このように、凸部23,23は、車体パネル2から下方に延びており、センタサポートブラケット3の外側端(車両幅方向外側端)31d,32dに近接し且つ該外側端31d,32dにおける車両後方側の部位に対向して設けられている。
このような凸部23,23が形成されていることにより、車両前突時には、ディフレクタ12の当接によってセンタサポートブラケット3に曲がり(センタサポートブラケット3の外側端31d,32dが車両幅方向外側に変位する曲がり)が生じるような状況であっても、センタサポートブラケット3の外側端31d,32dが凸部23,23の内側面23c,23cに当接することで、このセンタサポートブラケット3の曲がりを規制することができるようになっている。また、凸部23,23の内側面23c,23cは車両前後方向に沿って延びているので、車両前突時におけるセンタサポートブラケット3の車両前後方向に沿った方向への移動をこの内側面23c,23cによって案内(ガイド)することができる。このように、凸部23,23は、センタサポートブラケット3の曲がりを規制するストッパ機能と、センタサポートブラケット3の車両前後方向への移動を案内するガイド機能とを備えている。
−車両前突時−
次に、車両前突時においてプロペラシャフト1の支持状態を解除する動作について説明する。
車両前突時には、エンジンおよびプロペラシャフト1に対して車体が前方側へ移動することになる。つまり、前記車体パネル2がプロペラシャフト1に対して前方側へ移動することになる。これにより、車体パネル2に取り付けられているセンタサポートブラケット3も、プロペラシャフト1に対して前方側へ移動し、ディフレクタ12に近づいていく。
そして、センタサポートブラケット3の包囲部31a,32aの前端面とディフレクタ12の後端面とが当接すると、センタサポートブラケット3の前方側への移動は停止するのに対し、車体パネル2の前方側への移動は継続される状況となる。つまり、センタサポートブラケット3のフランジ部31b,32bに設けられているボルト孔31c,32cの内側でボルトB1,B1が前方側へ移動していく。
本実施形態では、センタサポートブラケット3の外側端31d,32dに近接し且つ該外側端31d,32dにおける車両後方側の部位に対向して、車体パネル2から下方に延びる凸部23,23が設けられていることにより、この凸部23,23がセンタサポートブラケット3の曲がり(センタサポートブラケット3の外側端31d,32dが車両幅方向外側に変位する曲がり)を規制することになる。このため、長孔で成るボルト孔31c,32cの長手方向が車両前後方向に対して傾斜することは殆どない。
そして、前記ボルトB1,B1がボルト孔31c,32cの内縁前端に当接すると、図3に示すように、ボルトB1,B1によってボルト孔31c,32cが車両前方側に開放し、ボルトB1,B1がボルト孔31c,32cから抜け出る。これにより、センタサポートブラケット3が車体パネル2から分離され、プロペラシャフト1の支持状態が解除される。
このように、本実施形態では、センタサポートブラケットが曲がることに起因してセンタサポートブラケットにおける車体パネルへの取り付け部の取り付け状態が解除されなくなる、といった状況(図6(c)に示す状況)が回避される。つまり、センタサポートブラケット3は、殆ど曲がりを生じることなく車両前後方向に沿って移動(車体パネル2に対して相対的に後方側に移動)することになり、このセンタサポートブラケット3における車体パネル2への取り付け部の取り付け状態が良好に解除されることになる。このため、車両前突時におけるプロペラシャフト1の支持状態の解除を良好に行うことができる。その結果、車体前部における変形可能領域が拡大し、車体の荷重吸収性能を高めることができる。
(変形例1)
次に、変形例1について説明する。本変形例は凸部の位置が前記実施形態のものと異なっている。従って、ここでは凸部の位置についてのみ説明する。
図4は本変形例における図1相当図である。この図4に示すように、本変形例における凸部24,24は、その前端面24a,24aが前記ボルトB1,B1の中心位置(図4における一点鎖線T1を参照)に一致した位置となっている。つまり、この凸部24,24の前端面24a,24aとボルトB1,B1の中心位置とは同一仮想平面上に位置している。また、この凸部24,24の後端面24b,24bは、前記実施形態の場合と同様に、前記フランジ部31b,32bの後端(図4における一点鎖線T2を参照)に一致した位置となっている。つまり、この凸部24,24の後端面24b,24bとフランジ部31b,32bの後端とは同一仮想平面上に位置している。
この構成によれば、前記実施形態の場合と同様の作用効果を得ながらも、凸部24,24における車両前後方向の長さ寸法を必要最小寸法とすることができる。
(変形例2)
次に、変形例2について説明する。本変形例も凸部の位置が前記実施形態のものと異なっている。従って、ここでも凸部の位置についてのみ説明する。
図5は本変形例における図1相当図である。この図5に示すように、本変形例における凸部25,25は、その前端面25a,25aが、前記変形例1の場合と同様に、前記ボルトB1,B1の中心位置(図5における一点鎖線T1を参照)に一致した位置となっている。つまり、この凸部25,25の前端面25a,25aとボルトB1,B1の中心位置とは同一仮想平面上に位置している。また、この凸部25,25の後端面25b,25bは、前記フランジ部32bの後端(図5における一点鎖線T2を参照)よりも僅かに車両後方側に位置している。この凸部25,25の後端面25b,25bとフランジ部32bの後端との間の長さ(図5における寸法β1)は、ボルト孔31c,32cの前端とボルトB1のネジ部(図示省略)の前端との間の長さ(図5における寸法β2)に略一致している。
この構成によれば、車両前突時にボルトB1がボルト孔31c,32cの内縁前端に当接した状況であってもフランジ部32bの車両幅方向外側に凸部25が存在することになり、センタサポートブラケット3の曲がり(センタサポートブラケット3の外側端が車両幅方向外側に変位する曲がり)を確実に規制することが可能になる。
−他の実施形態−
なお、本発明は、前記実施形態および前記各変形例に限定されるものではなく、特許請求の範囲および当該範囲と均等の範囲で包含される全ての変形や応用が可能である。
例えば、前記実施形態および各変形例では、凸部23(24,25)は車体パネル2の加工時に一体成形されたものとしていた。本発明はこれに限らず、凸部を構成する別部材(例えば金属製のブロック)を車体パネル2の下面に溶接によって接合したりボルト止め等によって取り付けたりしてもよい。
また、前記実施形態および各変形例では、センタサポートブラケット3のフランジ部31b,32bの外側端31d,32dと凸部23の内側面23cとの間に所定間隔を設けるようにしていた。本発明はこれに限らず、車両前突時における凸部23,23とセンタサポートブラケット3との相対移動(車両前後方向での相対移動)が可能な程度に、フランジ部31b,32bの外側端31d,32dと凸部23の内側面23cとを接触させておく構造としてもよい。
本発明は、車両前突時にプロペラシャフトの支持状態を解除するプロペラシャフト支持構造に適用可能である。
1 プロペラシャフト
12 ディフレクタ
2 車体パネル(車体部材)
23 凸部
3 センタサポートブラケット

Claims (1)

  1. プロペラシャフトに設けられたディフレクタよりも車両後方側で、車体部材の下面に取り付けられたセンタサポートブラケットによって前記プロペラシャフトを回転自在に支持し、前記プロペラシャフトと前記センタサポートブラケットとが車両前後方向で相対的に移動して前記ディフレクタが前記センタサポートブラケットに当接した際、該センタサポートブラケットが前記車体部材に対して相対的に車両後方側へ移動することにより、前記センタサポートブラケットにおける前記車体部材への取り付け部の取り付け状態が解除されるプロペラシャフトの支持構造において、
    前記センタサポートブラケットの車両幅方向外側端に近接し且つ該車両幅方向外側端における車両後方側の部位に対向して、前記車体部材から下方に延びる凸部が設けられていることを特徴とするプロペラシャフトの支持構造。
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