JP6454202B2 - プロペラシャフト脱落防止ブラケット - Google Patents

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本発明は、自動車等の車両に用いられるプロペラシャフト脱落防止ブラケットに関する。
図6は、従来の自動車におけるプロペラシャフト脱落防止ブラケット及びその近傍の構成を模式的に示す正面図である。
図6に示すように、自動車の車体100の前後方向に延在する左右のサイドレール120を連結するクロスメンバ130の下方にプロペラシャフト140が配置されている。プロペラシャフト脱落防止ブラケット150は、帯状の鉄板をU字状に成形した板金製の部材で、車体100の下部において、プロペラシャフト140をその軸回りに囲繞するように配設され、両端がクロスメンバ130のフランジ部130aにボルト160及びナット170により固定される。なお、プロペラシャフト140は、プロペラシャフト脱落防止ブラケット150の略中央に位置している。
このようなプロペラシャフト脱落防止ブラケット150は、プロペラシャフト140が折損した場合、当該プロペラシャフト140をU字状の空間内に支持する。これによりプロペラシャフト140が路面に落下、干渉することを防止し、あるいは、上方へ跳ね上がり、車体100又は車体100側に配設されているブレーキ配管等の部材に接触することを防止する、とされる(例えば特許文献1を参照)。
特開平10−329559号公報
上記従来のプロペラシャフト脱落防止ブラケットには以下のような課題があった。すなわち、プロペラシャフト140は、プロペラシャフト脱落防止ブラケット150の略中央に位置することから、プロペラシャフト脱落防止ブラケット150を車体100に固定するボルト160及びナット170の組は、プロペラシャフト140を跨いでプロペラシャフト脱落防止ブラケット150の両端にそれぞれ位置している。
したがって、プロペラシャフト脱落防止ブラケット150を車体100に組付ける作業は、プロペラシャフト140の両側から行う必要があり、作業性を低下させることとなっていた。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、組付け時の作業性を向上させることが可能なプロペラシャフト脱落防止ブラケットを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の第1の側面は、車両のプロペラシャフトを囲繞する本体部と、前記プロペラシャフトを間に挟んだ複数の固定面にて前記本体部を前記車両に固定する固定部とを備え、前記固定面の複数の垂線は、前記固定面から延出して前記プロペラシャフトに隣接する左右の空間のいずれか一方のみに達している、プロペラシャフト脱落防止ブラケットである。
なお、本発明は他の側面として、前記固定部の前記固定面は互いに異なる角度を有し、各々の前記固定面の複数の垂線が、前記プロペラシャフトに隣接する前記一方の空間にて交差しているものとしてもよい。
更に、本発明は他の側面として、前記固定部は前記固定面にて締結により固定され、前記固定面の前記複数の垂線は締結の軸方向に一致しているものとしてもよい。
以上のような本発明は、組付け時の作業性を向上させることが可能になるという効果を奏する。
本発明の実施の形態に係るプロペラシャフト脱落防止ブラケットの構成を示す斜視図 本発明の実施の形態に係るプロペラシャフト脱落防止ブラケットの構成を示す正面図 本発明の実施の形態に係るプロペラシャフト脱落防止ブラケットの構成を示す平面図 本発明の実施の形態に係るプロペラシャフト脱落防止ブラケットの構成を示す側面図 本発明の実施の形態に係るプロペラシャフト脱落防止ブラケットの他の構成例を示す正面図 従来のプロペラシャフト脱落防止ブラケットの構成を示す正面図
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係るプロペラシャフト脱落防止ブラケット1及びその周辺の構成を示す斜視図であり、図2は同正面図であり、図3は同平面図であり、図4は同側面図である。
プロペラシャフト脱落防止ブラケット1は、各図に示すように、車両、自動車の例としての貨物自動車の車体下部に位置し、トランスミッション30に連結されたプロペラシャフト20の軸周りを囲繞する略U字状の平面形状を有する本体部10と、本体部10の両端に位置した一対の固定部11a及び11bを主要な構成として備える。
本体部10は、断面形状略円形のパイプ状の部材であって、各図中においては内壁を点線により表示し、内部が空洞である旨を示した。更に、固定部11a及び11bは、本体部10の両端をプレス加工等の周知の技術により平板状に成型してなる、平面形状矩形の部位である。なお、固定部11a及び11bはそれぞれ主面上に後述するボルト12a及び12bが挿入される貫通孔が設けられている。
プロペラシャフト脱落防止ブラケット1と車体との固定は、固定部11a及び11bがトランスミッションマウントブラケット50にボルト12a及びナット13a、並びにボルト12b及びナット13bがそれぞれ締結されることによりなされる。なお、トランスミッションマウントブラケット50は、車体の左右に延在するクロスメンバ40に装着され、トランスミッション30を固定する部材である。
固定部11a及び11bは、特に図2に示すように、プロペラシャフト20の中心を通り鉛直方向に延伸する基準線Aに対して図中左寄りにオフセットして配置される。したがって、本体部10の正面形状はU字の一対の上端がオフセットした左右非対称の態様を有する。
更に、固定部11a及び11bはトランスミッションマウントブラケット50との取付角がそれぞれ異なっている。具体的には、トランスミッションマウントブラケット50に対する固定部11aの座面は基準線Aに対して直交するのに対し、トランスミッションマウントブラケット50に対する固定部11bの座面は基準線Aに対して図中左側へ回転している。
また、固定部11a及び11bは、図3及び図4に示すように、本体部10に対して、車体の前後方向に沿って後方にオフセットして配置される。したがって、本体部10の側面形状は固定部11aに向かって湾曲した略L字状の態様を有する。
以上の構成において、プロペラシャフト脱落防止ブラケット1は本発明のプロペラシャフト脱落防止ブラケットに相当し、本体部10は本発明の本体部に、固定部11a及び11bは本発明の固定部にそれぞれ相当する。また、固定部11a及び11bの各座面は本発明の固定面に相当する。
このような本実施の形態に係るプロペラシャフト脱落防止ブラケット1は、固定部11a及び11bが、プロペラシャフト20の中心を通り鉛直方向に延伸する基準線Aに対して図中左寄りにオフセットして配置されるとともに、固定部11a及び11bの各座面がトランスミッションマウントブラケット50に対してそれぞれ異なる取付角により、プロペラシャフト20に隣接する一方の空間上に対して正対して固定されていることを特徴とする。
すなわち、プロペラシャフト脱落防止ブラケット1における固定部11a及び11bの配置は、図2に示すように、固定部11aの座面に対する垂線であってボルト12aの締結方向を示す基準線X1と、固定部11bの座面に対する垂線であってボルト12bの締結方向を示す基準線X2とが、基準線Aの左側の空間R1において交差するようなレイアウトとなっている。
したがって、固定部11a及び11bの各座面は空間R1側において基準線X1及びX2の交点に正対して露出することとなり、プロペラシャフト脱落防止ブラケット1のトランスミッションマウントブラケット50への組付け作業、具体的にはボルト12a及び12bの固定部11a及び11bへの挿入、締結の作業は、プロペラシャフト20の左右の空間R1及びR2を跨ぐことなく、空間R1側のみにて行うことができる。
これにより、組付け作業時における作業者等の移動を回避して、組付けの作業性を向上させることが可能となっている。更に、プロペラシャフト脱落防止ブラケット1の固定を、プロペラシャフト20とトランスミッション30との接続作業の前後によらず行うことができ、作業工程及び作業時間を短縮して、作業性を向上させることが可能となっている。
更に、本実施の形態に係るプロペラシャフト脱落防止ブラケット1は、固定部11a及び11が本体部10に対して、車体の前後方向に沿って後方にオフセットして配置されることにより、図3及び図4に示すように、固定部11a及び11bの直下の空間R1が開放されているため、更に組付けの作業性を向上させることが可能となっている。
更に、本実施の形態に係るプロペラシャフト脱落防止ブラケット1は、固定部11a及び11bの座面が異なる取付角により固定されたことにより以下の効果を奏する。すなわち、プロペラシャフト20の折損、脱落により本体部10が荷重を受けた場合において、当該荷重を固定部11a及び11b全体としてせん断応力及び引っ張り応力の合成として受けることができ、プロペラシャフト脱落防止ブラケット1の保持力が高められる。
このように、本実施の形態のプロペラシャフト脱落防止ブラケット1によれば、固定部11a及び11bが、プロペラシャフト20の中心を通り鉛直方向に延伸する基準線Aに対して図中左寄りにオフセットして配置されるとともに、固定部11a及び11bの各座面がトランスミッションマウントブラケット50に対してそれぞれ異なる取付角により、プロペラシャフト20に隣接する一方の空間上に対して正対して固定されている構成を備えたことにより、組付け時の作業性を向上させることが可能となる。
しかしながら、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではない。上記の説明においては、固定部11a及び11bはトランスミッションマウントブラケット50との取付角がそれぞれ異なっているものとしたが、本発明は、図5に示すようプロペラシャフト脱落防止ブラケット2のように、固定部11a及び11bの座面が、取付対象面Pに対して同一角度で固定される構成としてもよい。
この場合、固定部11a及び11bの各座面は空間R1側下方に平行して露出することとなり、プロペラシャフト脱落防止ブラケット1のトランスミッションマウントブラケット50への組付けは、図2の構成と同様、プロペラシャフト20の左右の空間R1及びR2を跨ぐことなく、空間R1側のみにて行うことができ、組付けの作業性を向上させる効果を奏する。
なお、プロペラシャフト脱落防止ブラケット2においては、固定部11aの座面に対する垂線であってボルト12aの締結方向を示す基準線X3と、固定部11bの座面に対する垂線であってボルト12bの締結方向を示す基準線X4とは平行であるが、プロペラシャフト20の中心を通る基準線Aの左側の空間R1内まで延出し、右側の空間R2に達することはない。
要するに、本発明は、プロペラシャフトを囲繞する本体部を固定する固定部の、車両との固定面の複数の垂線が、前記固定面から延出して前記プロペラシャフトに隣接する左右の空間のいずれか一方のみに達している構成であればよく、本体部及び固定部の具体的な配置や構成によって限定されるものではない。
したがって、固定部11a及び11bは、プロペラシャフト20の中心を通る基準線Aに対して対称に配置されて、固定面の角度のみが異なる構成であってもよい。更に、固定部11a及び11は、本体部10に対して、車体の前後方向に沿って後方にオフセットして配置されるものとしたが、平行に配置されるものとしてもよい。
更に、固定部と車両としてのトランスミッションマウントブラケット50との固定はボルト12a及び12bによる締結によるものとしたが、溶接その他の手段によるものであってもよい。更に、本発明の固定部としての固定部11a及び11bは一対であるとしたが、3つ以上であるとしてもよい。
以上のように、本発明は、プロペラシャフト脱落防止ブラケットであって、車両のプロペラシャフトを囲繞する本体部と、前記プロペラシャフトを間に挟んだ複数の固定面にて前記本体部を前記車両に固定する固定部とを備え、前記固定面の複数の垂線は、前記固定面から延出して前記プロペラシャフトに隣接する左右の空間のいずれか一方のみに達しているものであればよく、その他の具体的な目的、用途、構成によって限定されるものではない。
したがって、本発明は、その要旨を逸脱しない範囲内であれば、以上説明したものを含め、上記実施の形態に種々の変更を加えたものとして実施してもよい。
以上のような本発明は、組付け時の作業性を向上させることが可能になるという効果を有し、例えば貨物自動車その他自動車のプロペラシャフト脱落防止ブラケットへの適用において有用である。
1、2 プロペラシャフト脱落防止ブラケット
10 本体部
11a、11b 固定部
12a、12b ボルト
13a、13b ナット
20 プロペラシャフト
30 トランスミッション
40 クロスメンバ
50 トランスミッションマウントブラケット

Claims (1)

  1. 車両のプロペラシャフトを囲繞する本体部と、
    前記プロペラシャフトを間に挟んだ複数の固定面にて前記本体部を前記車両に固定する固定部とを備え、
    前記固定面の複数の垂線は、前記固定面から延出して前記プロペラシャフトに隣接する左右の空間のいずれか一方のみに達している、プロペラシャフト脱落防止ブラケット。
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