JP2018127125A - 船舶 - Google Patents

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正規 中村
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崇 中田
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英明 花上
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Abstract

【課題】液化ガス運搬船の建造に際して、船体、液化ガスタンク、ガス関連機器群などの建造パーツに分解し、各建造パーツの一部、若しくは全部を専門ヤード若しくは専門メーカーに発注し、最終組み上げの造船所で完成させることができる液化ガス運搬船の建造方法及び船体下部構造体を提供する。【解決手段】第1建造ドック2内でトップサイドタンク11が無く、かつ、上甲板12が無い状態の船体10である船体下部構造体10Aを建造し、浮上させて第1建造ドックから出渠した後、この船体下部構造体10Aを浮上させた状態で液化ガスタンク20を船体下部構造体10Aに搭載し、この液化ガスタンク20を搭載した船体下部構造体10Bを第1建造ドック2又は第2建造ドック3にドック入りさせて、ドック入りした状態で、トップサイドタンク11と上甲板12を建造することを含む。【選択図】図4

Description

本発明は、液化ガス運搬船の建造方法および船体下部構造体に関する。
液化ガスを運搬する船舶は、一般の商船の船体に液化ガスタンク及びガス関連機器などを搭載して建造されている。この液化ガス運搬船は、一般的に、技術集約の面から同一建造所で建造されている。しかし、この液化ガス運搬船を完成させるためには、比較的高度な技術が必要であり、タンク設計/製造能力、ガス関連機器の設計及び搭載能力をもった造船所での建造が主体になっている。
しかしながら、このような比較的高い技術を持つ造船所では、一般の商船の船体を建造する費用が高くなる傾向になり、そのため、液化ガス運搬船の建造は高価なものとなってしまう。
これに関連して、船殻工事を分割する例であるが、船首部構造体と船尾部構造体を独立させると共に、船首部構造体と船尾部構造体を接続して航行可能な移動構造体にして、洋上を移動した後、移動構造体を船首部構造体と船尾部構造体に分離して、中央部構造体に船首部構造体と船尾部構造体を接合して船形構造物を建造する船形構造物の建造方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
この船形構造物の建造方法を採用することで、マザーヤードが船首部と船尾部を建造し、中間部の建造及び船首部、中間部、船尾部の接合は建造ヤードを選ばずに行うことができるようになり、より低コストかつ効率的に船形構造物の完成形を提供できる。一方、液化ガス運搬船においては、液化ガスタンク、ガス関連機器群、居住区、上甲板上配管、船体などに、技術的な分野が分かれており、それぞれを得意とする造船所やメーカーがあるので、液化ガス運搬船の建造方法においてより効率化を図るためには、さらに工夫する必要がある。
特開2014−121920号公報
この液化ガス運搬船の建造費用の高コスト化の問題に対して、本発明者らは、船体、液化ガスのタンク関連等の、各パーツを最も得意とする各造船所若しくはメーカーにそれぞれ発注して、最終的に1社で責任もって全体をとりまとめて建造することにより、高品質で信頼性が高く、しかも、効率的に建造が行えるとの知見を得た。
つまり、液化ガス運搬船の建造方法において、最も効率的な建造を行うために、とりまとめとなる主造船所が主体となって、液化ガスタンク、ガス関連機器、一般の船舶の船体を、それぞれの建造が最も得意な造船所に自由にばらばらに発注し、さらに最終組み立て造船所にて建造させれば、最も効率的でかつ信頼される液化ガス運搬船の建造を行うことができると考えた。また、これらの造船所は予めの各種の審査に通った造船所であることを条件とする必要があると考えた。
本発明は、上記の状況を鑑みてなされたものであり、その目的は、液化ガス運搬船の建造に際して、船体、液化ガスタンク、ガス関連機器群などの建造パーツに分解し、各建造パーツの一部、若しくは全部を専門ヤード若しくは専門メーカーに発注し、最終組み上げの造船所で完成させることができる液化ガス運搬船の建造方法及び船体下部構造体を提供することにある。
上記のような目的を達成するための液化ガス運搬船の建造方法は、船舶建造用の第1建造ドック内で、トップサイドタンクが無く、かつ、上甲板が無い状態の船体である船体下部構造体を建造する第1建造ステップと、前記船体下部構造体を浮上させて前記第1建造ドックから出渠する浮上ステップと、前記船体下部構造体を浮上させた状態で液化ガスタンクを前記船体下部構造体に搭載するタンク搭載ステップと、前記液化ガスタンクを搭載した前記船体下部構造体を前記第1建造ドック又は前記第1建造ドックとは異なる第2建造ドックにドック入りさせる再入渠ステップと、前記再入渠ステップ後の前記第1建造ドック又は前記第2建造ドックにドック入りした状態で、前記トップサイドタンクと前記上甲板を建造する第2建造ステップとを含む方法である。
この方法によれば、液化ガス運搬船の建造に際して、船体、液化ガスタンク、ガス関連機器群、居住区などの建造パーツに分解し、各建造パーツの一部、又は全部を専門の造船所(ヤード)若しくはメーカーに発注し、最終組み上げの造船所で完成させることができる。
上記の液化ガス運搬船の建造方法において、前記再入渠ステップ後の前記第1建造ドック又は前記第2建造ドックにドック入りした状態で、機関室に主推進装置を含む重量物を搭載すると、液化ガスタンクを搭載する際には、この重量物が搭載されていない状態であるので、船体のスタビリティを容易に保持することができる。なお、この重量物としては、主機などがある。
上記の液化ガス運搬船の建造方法において、前記再入渠ステップ後の前記第1建造ドック又は前記第2建造ドックにドック入りした状態で、前記液化ガスタンクの位置を調整するタンク位置調整ステップを含むと、洋上での浮遊状態で固定する場合に比べて船体動揺の影響を排除でき、より精度よく固定作業を行うことができる。
上記の液化ガス運搬船の建造方法において、前記タンク搭載ステップにおいて、クレーン船のクレーンを使用して前記液化ガスタンクを前記船体下部構造体に搭載するようにすると、建造中の船体下部構造体を建造ドックから岸壁等に移送し、この船体下部構造体にクレーン船(洋上クレーン)で液化ガスタンクを搭載することになるので、建造ドックや岸壁のクレーンの能力が小さい造船所でも、大きな液化ガスタンクを一体で搭載できるようになる。
上記の液化ガス運搬船の建造方法において、前記タンク搭載ステップにおいて、前記液化ガスタンクの水平方向の位置決めをすると共に、高さ方向は前記液化ガスタンクの位置決め完了時における高さに対して0mmを超えかつ200mm以下の範囲で上側に配置した状態に前記液化ガスタンクを前記船体下部構造体に搭載するように構成すると、搭載した後に再入渠し、建造ドックでジャッキを使い、タンクの据え付け高さを微調整できるようになるので、精密な工作精度を必要とする液化ガスタンクを船体に固定する工程を建造ドックにドック入りしてから行うことと同じ結果を実現できる。
上記の液化ガス運搬船の建造方法において、前記液化ガスタンクが、MOSS型タンク、方形型タンク、円筒型タンク、バイローブ型タンクのいずれかの独立式タンクであると、液化ガスタンク製造者で製作した完成済の独立式タンクの液化ガスタンクをクレーン船のクレーンで搭載するので、液化ガスタンクの品質を高い状態に維持できる。また、船体の建造と並行して液化ガスタンクを独立して製造できるので、工程管理を単純化することができる。
上記の液化ガス運搬船の建造方法において、前記第1建造ドックと前記第2建造ドックとが異なる造船所の建造ドックであると、それぞれ得意な造船所で工事を行うことができる。
上記の液化ガス運搬船の建造方法において、艤装用配管ユニットを予め船体に取り付けておいた支持部材に搭載する際に、前記艤装用配管ユニットの脚部を受ける前記支持部材の受け面を船体の取り付け面よりも高い位置にするとともに、前記受け面を平面形状に形成して構成すると、ユニット脚部を直接、甲板に溶接することなく、かつ、多種多様な脚部を受け面で受けて支持できるようになり、ユニット脚部が多少ずれて搭載されても受け面の上に載せることができ、脚部の溶接熱を遮断し甲板の塗装を保護することが可能となる。
そして、上記のような目的を達成するための船体下部構造体は、船舶の建造途中の船体であって、トップサイドタンクが無く、かつ、上甲板が無い状態で浮上及び移動するように構成されると、液化ガスタンクの搭載に邪魔となるトップサイドタンク及び上甲板が無いので、容易に、船体下部構造体を浮遊させている状態で液化ガスタンクを搭載できるようになる。
そして、上記の船体下部構造体において、液化ガスタンクを搭載して構成されていると、次の建造ドックにおける工程に入ることができる。
そして、上記の船体下部構造体において、前記液化ガスタンクの水平方向の位置決めが完了していると共に、高さ方向は前記液化ガスタンクの建造完成時における高さに対して0mmを超えかつ200mm以下の範囲で上側に配置された状態にあると、次の建造ドックにおける工程で、液化ガスタンクの固定作業を精度よく行うことができる。
本発明の液化ガス運搬船の建造方法及び船体下部構造体によれば、液化ガス運搬船の建造に際して、船体、液化ガスタンク、ガス関連機器群などの建造パーツに分解し、各建造パーツの一部若しくは全部を専門ヤード若しくは専門メーカーに発注し、最終組み上げの造船所で完成させることができる。
本発明の実施の形態の液化ガス運搬船の建造方法における各ステップの構成を模式的に示す図である。 図1のパーツ設計ステップを構成するステップを示す図である。 図1のパーツ製造ステップを構成するステップを示す図である。 図1のパーツ組み立てステップを構成するステップを示す図である。 第1建造ステップを実施するための建造施設を示す平面図である。 タンク搭載ステップを実施するための建造施設を示す平面図である。 タンク位置調整ステップと第2建造ステップを実施するための建造施設を示す平面図である。 船体下部構造体の構造の一例を示す側面図及び船体中央横断面図である。 船体下部構造体に第2番のタンクを搭載した構成を示す側面図及び船体中央横断面図である。 図9の船体下部構造体に第3番のタンクを搭載した構成を示す側面図及び船体中央横断面図である。 図10の船体下部構造体に第1番のタンクを搭載した構成を示す側面図及び船体中央横断面図である。 液化ガス運搬船の建造パーツを示す模式的な側面図及び船体中央横断面図である。 マルチパイプラックサポートの構成を示す斜視図である。
以下、本発明に係る実施の形態の液化ガス運搬船の建造方法及び船体下部構造体について、図面を参照しながら説明する。この船体下部構造体は、本発明の液化ガス運搬船の建造方法の建造途中における船体の一形態である。
本発明に係る実施の形態の液化ガス運搬船の建造方法S1では、図12に示すように、建造パーツを、船体10、液化ガスタンク20、ガス関連機器群30、居住区40、上甲板配管50に分割して取り扱うものとする。そして、主契約者A、船体製造者B、液化ガスタンク製造者C、ガス関連機器メーカー(若しくは調達者)D、居住区製造者E、液化ガスシステム取扱者Fによって、それぞれの建造パーツを製作し、最終組み上げ者Gが完成するものとしている。つまり、建造に際しての役割を分離して各造船所若しくはメーカーに分担させる。
役割別にみると、主契約者Aは、船主との営業窓口となり、液化ガス運搬船1の全体設計と建造構想を取りまとめ、最終組み上げ者Gに液化ガス運搬船1の建造を発注する。船体製造者Bは船体10を設計・建造する。液化ガスタンク製造者Cは、液化ガスタンク20を設計・製造する。ガス関連機器メーカー(若しくは調達者)Dはガス関連機器群30の設計・製造を担当する。居住区製造者Eは居住区40を設計・建造する。液化ガスシステム取扱者Fは上甲板12上の液化ガスおよびガス配管50を設計・製造する。
なお、建造パーツの製造者同士、又は、建造パーツの一部の製造者(B〜F)と最終組み上げ者Gが同じ者であってもよい。また、本発明においては、各建造パーツの製造者若しくは調達者がそれぞれ得意分野の造船所若しくはメーカーで行うのが好ましいが、本発明はこの形態に限定されず、全部の建造パーツの製造と最終組み上げを行うものが、一つの造船所や同じ製造グループに属している造船所であってもよい。
図1に示すように、本発明に係る実施の形態の液化ガス運搬船の建造方法S1は、建造契約締結ステップS10、全体設計ステップS20、パーツ設計ステップS30、パーツ製造ステップS40、パーツ組み立てステップS50、全体調整ステップS60、引き渡しステップS70を含んでいる。
この液化ガス運搬船の建造方法S1の建造契約締結ステップS10では、主契約者Aは、各建造パーツの製造者若しくはメーカーと緊密な連絡を取り合って、液化ガス運搬船の購入者及び運航者と主となる契約を締結する。なお、主契約者Aは、全体を取りまとめ、複数社から提供される建造パーツの組み合わせを可能とすべく、各建造パーツの基本構造や配管取り合い、造船所の作業要領を予め標準化しておくことが好ましい。
また、全体設計ステップS20では、各建造パーツの組み合わせによって貨物輸送時の船体強度や安定性(スタビリティ)が損なわれないように、初期の船体計画において、液化ガスタンク20の搭載順序等を含めて必要なチェックが漏れなくできるような設計ツールを用意することが好ましい。
特に、船体10の建造においては、建造ドック2(3)内のみならず船体を洋上に浮上させた状態の船体下部構造体10Aに、液化ガスタンク20を搭載できるように、また、全ての液化ガスタンク20を搭載した後の船体下部構造体10Bにおける強度、安定性、トリムを満足するように配慮して、バラストタンク等の船体の区画設計を行う。これにより、船体建造中に浮上状態で液化ガスタンク20を搭載することもできるようにする。
図2に示すように、パーツ設計ステップS30は、船体設計ステップS31、液化ガスタンク設計ステップS32、ガス関連機器設計ステップS33、居住区設計ステップS34、上甲板配管設計ステップS35、設計調整ステップS36を含んでいる。これらの各設計ステップS31〜S35は、それぞれ、船体製造者B、液化ガスタンク製造者C、ガス関連機器メーカー(若しくは調達者)D、居住区製造者E、液化ガスシステム取扱者Fによって、並行して設計作業が行われる。
また、図3に示すように、このパーツ製造ステップS40は、船体製造ステップS41、液化ガスタンク製造ステップS42、ガス関連機器製造・調達ステップS43、居住区製造ステップS44、上甲板配管製造ステップS45を含んでいる。これらの各製造ステップS41〜S45は、それぞれ、船体製造者B、液化ガスタンク製造者C、ガス関連機器メーカー(若しくは調達者)D、居住区製造者E、液化ガスシステム取扱者Fによって、並行して製造作業が行われる。
そして、図4に示すように、パーツ組み立てステップS50は、第1建造ステップS51と、浮上ステップS52と、タンク搭載ステップS53と、再入渠ステップS54と、タンク位置調整ステップS55と、第2建造ステップS56と、第3建造ステップS57を含んでいる。
第1建造ステップS51は、図5に示すような船舶建造用の第1建造ドック2内で、図8及び図12の上側の図に示すような、トップサイドタンク11が無く、かつ、上甲板12が無い状態の建造途中の船体10である船体下部構造体10Aを建造するステップである。浮上ステップS52は、船体下部構造体10Aを浮上させて第1建造ドック2から出渠するステップである。
タンク搭載ステップS53は、図6に示すような第1建造ドック2の岸壁2a若しくは別の第2建造ドック3の岸壁3aで、船体下部構造体10Aを浮上させた状態で液化ガスタンク20を船体下部構造体10Aに搭載するステップである。つまり、建造中の船体10である船体下部構造体10Aを建造ドック2から岸壁2a(3a)に移送し、クレーン船(洋上クレーン)6にて液化ガスタンク20を搭載し、また建造ドック2(3)へ引き戻した後、船体10の上甲板12及びトップサイドタンク11を搭載する。
この液化ガスタンク20は、特殊でかつ高度の技術が必要なため、液化ガスタンク製造者Cで製造する。この液化ガスタンク20としては、MOSS型タンク、方形型タンク、円筒型タンク、バイローブ型タンク等の独立式タンクが採用されることが多く、このような独立式タンクを採用する場合に、この液化ガス運搬船の建造方法S1の効果が大きくなる。
このタンク搭載ステップS53では、液化ガスタンク製造者Cで製作して完成した独立式タンクの液化ガスタンク20をクレーン船6のクレーン6aで搭載するので、液化ガスタンク20の品質を高い状態に維持できる。また、船体10の建造と並行して液化ガスタンク20を独立して製造できるので、工程管理を単純化することができる。
さらに、クレーン船6の使用により、建造ドック2のクレーンの能力が小さい造船所でも、液化ガスタンク20を一体の状態で搭載できるようになる。その際に、船体10の強度、特に縦強度を保つため、機関室4の重量を軽減しておく必要があるため、船体下部構造体10Aの状態では主機等の重量物の搭載は行う前の状態とし、これらの重量物の搭載は液化ガスタンク20の搭載後に再入渠した建造ドック2(3)で搭載することとする。
このタンク搭載ステップS53では、船体下部構造体10Aの縦強度を考慮して、図9〜図11に示すような順序で液化ガスタンク20を搭載する。なお、バラストタンクとしては液化ガスタンク20が搭載される場所の下の二重底に設けられた船首から数えて第1〜第4のバラストタンクが用いられる。最初に、図9に示すように、第2番のタンク20−2を搭載する場所の下の前後の第2と第3バラストタンクを満杯とする注水をし、第1番のタンク20−1を搭載する場所の下の前側の第1バラストタンクへの注水量でトリム調整を行う。その後、第2番のタンク20−2を搭載し、さらに、第3番のタンク20−3を搭載する場所の下の後側の第4バラストタンクへの注水量でトリム調整を行う。
次に、図10に示すように、船尾側の第3番のタンク20−3を搭載する。このとき、第1バラストタンクの注水量を調整してトリム調整を行う。そして、最後に、図11に示すように、船首側の第1番のタンク20−1を搭載する。このとき、第4バラストタンクの注水量を調整してトリム調整を行う。
図6に示すように、このタンク搭載ステップS53では、建造中の船体10である船体下部構造体10Aを建造ドック2から岸壁2a(3a)等に移送し、クレーン船6のクレーン6aを使用して、液化ガスタンク20を船体下部構造体10Aに搭載するので、建造ドック2(3)や岸壁2a(3a)のクレーンの能力が小さい造船所でも液化ガスタンク20を一体の状態で搭載できるようになる。
このタンク搭載ステップS53において、液化ガスタンク20の水平方向の位置決めを正確にすると共に、高さ方向は液化ガスタンク20の位置決め完了時における高さに対して0mmを超えかつ200mm以下の範囲で上側に配置した状態に液化ガスタンク20を船体下部構造体10Aに搭載し、ジャッキ等を用いて仮止めを行う。
これにより、精密な工作精度を必要とする、液化ガスタンク20を船体下部構造体10Bの船体10に固定する工程を建造ドック2(3)にドック入りしてから行うので、洋上における浮遊状態で固定する場合に比べて船体動揺の影響を排除でき、より精度よく固定作業を行うことができるようになる。
また、再入渠ステップS54は、液化ガスタンク20を搭載した船体下部構造体10Bを第1建造ドック2(又はこの第1建造ドック2とは異なる第2建造ドック3)にドック入りさせるステップである。この再入渠ステップS54で入渠した後は、船体下部構造体10Bに対して、各建造パーツを組み付けて、液化ガス運搬船1を完成させるので、入渠する建造ドック2(3)は最終組み上げ者Gが管理する建造ドックとする。
また、タンク位置調整ステップS55は、図7に示すように、第1建造ドック2(又は第2建造ドック3)に再度のドック入りをした状態で、液化ガスタンク20の搭載位置を調整するステップである。つまり、船体下部構造体10Bにおいて搭載された液化ガスタンク20を0mmを超えかつ200mm以下の範囲で上側に配置された状態から液化ガスを降下させて、貨物倉の底板上に固定する。
また、第2建造ステップS56は、第1建造ドック2(又は第2建造ドック3)にドック入りした状態で、図12の下側の図に示すように、トップサイドタンク11と上甲板12を建造するステップである。なお、上甲板12及びトップサイドタンク11は、液化ガスタンク20の搭載後に行うことになる。なお、タンク位置調整ステップS55は、液化ガスタンク20をジャッキアップした状態からジャッキダウンすることで行うので、この第2建造ステップS56の前に行うのが好ましいが、第2建造ステップS56と並行であっても、この第2建造ステップS56の後であってもよい。
そして、再入渠ステップ後の第1建造ドック2又は第2建造ドック3にドック入りした状態で、機関室に主推進装置を含む重量物を搭載する。これにより、液化ガスタンク20を搭載する際には、この重量物が搭載されていない状態となるので、船体10のスタビリティを容易に保持することができる。なお、この重量物としては、主機関などがある。
そして、第3建造ステップS57は、上甲板12の上にガス関連機器群30、居住区40を搭載し、上甲板配管50を行い、さらに、液化ガス運搬船1の完成に必要な工事を施すステップである。
この各建造パーツの製造及び組立の順序に関しては、完成した居住区40を船体製造者Bにて予め、船体下部構造体10A若しくは船体下部構造体10Bに搭載すると共に機関室4も完成させておき、これらを自走可能な状態に仕上げておくことで、第2建造ドック3への船体下部構造体10A若しくは船体下部構造体10Bを移動させる際の船体輸送費用の低減化を図ることもできる。
つまり、従来技術の液化ガス運搬船の建造方法のように一造船所で建造する場合は、液化ガス運搬船1の全体が同時に完成できるように、船体10、機関室4、居住区40等をほぼ同時進行で建造するが、これに比較して、本発明の液化ガス運搬船の建造方法S1では、機関室4と居住区40を液化ガスタンク20の搭載又はガス関連設備群30の搭載に先だって完成することもできる。
この機関室4と居住区40の先行完成により、液化ガスタンク20若しくはガス関連設備群30を搭載する場所まで船体10を自航することができるようになるので、船体10を曳航する必要が無くなり、船体10の輸送費用を削減することができる。なお、液化ガスタンク20の搭載は第1建造ドック2の岸壁2aで行い、ガス関連設備群30を第2建造ドック3の岸壁3aまたは第2建造ドック3内で行う構成にしてもよい。あるいは、液化ガスタンク20の搭載は第2建造ドック3の岸壁3aで行い、ガス関連設備群30を第3建造ドック(図示しない)の岸壁(図示しない)または第3建造ドック内で行う構成にしてもよい。
一般的に、このガス関連機器メーカー(若しくは調達者)Dによって製作されたガス関連機器群30の上甲板12への搭載と、液化ガスシステム取扱者Fによって行われる液化ガスシステムに関連する上甲板配管50の取り付けは、液化ガス運搬船1の建造の最終段階になるため、最終組み上げ時に、溶接等の火器使用による船体塗装のダメージを防ぐため、艤装用配管等の支持材は、予め上甲板12などの船体10に取り付けておくことが好ましい。
そして、艤装用配管ユニット(パイプラック)を予め船体10に取り付けておいた支持部材61に搭載する際に、図13に示すように、艤装用配管ユニットの脚部62a(または、62b)を受ける支持部材61の受け面61aを支柱61bにより船体10側の取り付け面10aに設置される取り付け部材61cよりも上方に浮かせて船体10側の取り付け面10aよりも高い位置にするとともに、受け面61aを平面形状に形成して構成する。
艤装用配管ユニット(パイプラック)を搭載する場合、予め船体10に取り付けておいた支持部材61の位置や形状とユニットの脚部62a(または、62b)の位置や形状が互いにずれることがあるが、このずれを吸収するために船体10に取り付ける支持部材61を、図13に示すような構造とする。これにより、多種多様な脚部62a、62bを受け面61aで受けて支持できるようになるので、脚部62a、62bを直接デッキに溶接することなく、脚部の溶接熱を遮断し甲板の塗装を保護することができる。
貨物部の配管と電線は、上甲板12より高い位置に設けた配管、電線用のラック上に配置し、上甲板12の一般管のスペースと貨物管のスペースを分離する。電線は一本ものであるためパーツ間の渡り電線は、最終の工程で接続するのが望ましい。
その点でユニット毎に分離できる配管とは、作業工程が異なる。従い、配管用ラックと電線用ラックは分離しておき電線と配管との干渉がなくなるように配置する。また、同様に船体用配管と液化ガス配管のユニットも分離して配置することが好ましい。
上記の液化ガス運搬船の建造方法S1及び船体下部構造物10A、10Bによれば、液化ガス運搬船1の建造に際して、船体10、液化ガスタンク20、ガス関連機器群30、居住区40等の建造パーツに分解し、各建造パーツの一部、又は全部を専門の造船所(ヤード)若しくはメーカーに発注し、最終組み上げの造船所で完成させることができる。
従って、各造船所やメーカーで一番得意な分野の船体10、液化ガスタンク20、ガス関連機器群30、居住区40等の建造パーツを建造して、これらの建造パーツを寄せ集めることにより、建造パーツ毎に高い品質と信頼性を得られ、かつ、効率的な建造が可能となる。
また、主契約者Aとなる造船所が責任もって建造するので、1社で建造するのと同じ高レベルの信頼性を維持できる。さらには、各建造パーツを建造する造船所若しくはメーカーは同じまたは類似のパーツを連続して建造することが可能となるので、さらなる効率化を図ることができる。
そして、多くの造船所若しくはメーカーが参加することで、造船所若しくはメーカーの選択肢を多数確保でき、建造グループとして、多くの液化ガス運搬船に関するプロジェクトへの商談対応が可能となる。
その上、例えば、液化ガスタンク20やガス関連機器群30を組み付けの造船所Gだけで最終的な搭載するのではなく、船体10の建造所Bで予め搭載してしまうなどのように、建造パーツを自由自在に分割して発注し、建造時に組み合わせることにより、建造パーツの輸送距離を短縮したり、最適時期に建造パーツを積み込んだりすることが可能となる。
1 液化ガス運搬船
2 第1建造ドック
2a 第1建造ドックの岸壁
3 第2建造ドック
3a 第2建造ドックの岸壁
4 機関室
6 クレーン船
6a クレーン
10 船体
10A 船体下部構造体(液化ガスタンク搭載前)
10B 船体下部構造体(液化ガスタンク搭載済)
10a 船体側の取り付け面
11 トップサイドタンク
12 上甲板
20 液化ガスタンク
30 ガス関連機器群
40 居住区
50 上甲板配管
61 支持部材
62a、62b 艤装用配管ユニットの脚部
61a 支持部材の受け面
61b 支柱
61c 船体への取り付け部材
A 主契約者
B 船体製造者
C 液化ガスタンク製造者
D ガス関連機器メーカー(若しくは調達者)
E 居住区製造者
F 液化ガスシステム取扱者
G 最終組み上げ者
S1 液化ガス運搬船の建造方法
S10 建造契約締結ステップ
S20 全体設計ステップ
S30 パーツ設計ステップ
S40 パーツ製造ステップ
S50 パーツ組み立てステップ
S51 第1建造ステップ
S52 浮上ステップ
S53 タンク搭載ステップ
S54 再入渠ステップ
S55 タンク位置調整ステップ
S56 第2建造ステップ
S57 第3建造ステップ
S60 全体調整ステップ
S70 引き渡しステップ

Claims (11)

  1. 船舶建造用の第1建造ドック内で、トップサイドタンクが無く、かつ、上甲板が無い状態の船体である船体下部構造体を建造する第1建造ステップと、
    前記船体下部構造体を浮上させて前記第1建造ドックから出渠する浮上ステップと、
    前記船体下部構造体を浮上させた状態で液化ガスタンクを前記船体下部構造体に搭載するタンク搭載ステップと、
    前記液化ガスタンクを搭載した前記船体下部構造体を前記第1建造ドック又は前記第1建造ドックとは異なる第2建造ドックにドック入りさせる再入渠ステップと、
    前記再入渠ステップ後の前記第1建造ドック又は前記第2建造ドックにドック入りした状態で、前記トップサイドタンクと前記上甲板を建造する第2建造ステップとを含むことを特徴とする液化ガス運搬船の建造方法。
  2. 前記再入渠ステップ後の前記第1建造ドック又は前記第2建造ドックにドック入りした状態で、機関室に主推進装置を含む重量物を搭載することを特徴とする請求項1に記載の液化ガス運搬船の建造方法。
  3. 前記再入渠ステップ後の前記第1建造ドック又は前記第2建造ドックにドック入りした状態で、前記液化ガスタンクの位置を調整するタンク位置調整ステップを含むことを特徴とする請求項1または2に記載の液化ガス運搬船の建造方法。
  4. 前記タンク搭載ステップにおいて、クレーン船のクレーンを使用して前記液化ガスタンクを前記船体下部構造体に搭載することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の液化ガス運搬船の建造方法。
  5. 前記タンク搭載ステップにおいて、前記液化ガスタンクの水平方向の位置決めをすると共に、高さ方向は前記液化ガスタンクの位置決め完了時における高さに対して0mmを超えかつ200mm以下の範囲で上側に配置した状態に前記液化ガスタンクを前記船体下部構造体に搭載することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の液化ガス運搬船の建造方法。
  6. 前記液化ガスタンクが、MOSS型タンク、方形型タンク、円筒型タンク、バイローブ型タンクのいずれかの独立式タンクであることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の液化ガス運搬船の建造方法。
  7. 前記第1建造ドックと前記第2建造ドックとが異なる造船所の建造ドックであることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の液化ガス運搬船の建造方法。
  8. 艤装用配管ユニットを予め船体に取り付けておいた支持部材に搭載する際に、前記艤装用配管ユニットの脚部を受ける前記支持部材の受け面を船体の取り付け面よりも高い位置にするとともに、前記受け面を平面形状に形成していることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の液化ガス運搬船の建造方法。
  9. 船舶の建造途中の船体であって、トップサイドタンクが無く、かつ、上甲板が無い状態で浮上及び移動することを特徴とする船体下部構造体。
  10. 液化ガスタンクを搭載していることを特徴とする請求項9に記載の船体下部構造体。
  11. 前記液化ガスタンクの水平方向の位置決めが完了していると共に、高さ方向は前記液化ガスタンクの建造完成時における高さに対して0mmを超えかつ200mm以下の範囲で上側に配置された状態にあることを特徴とする請求項10に記載の船体下部構造体。
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