JP2018126970A - 中空成形品の内蔵部品の取付構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】内蔵部品の溶着箇所を少なくして、ブロー成形金型のスライドコアを少なくして、コストを削減することができるブロー成形品の内蔵部品の取付構造を提供する。【解決手段】中空成形品の内蔵部品20の取付構造において、中空成形品は、外壁から内部に突出する突出部又は、上下の外壁の内面を保持する柱状部を有する。内蔵部品20は、本体部21と、本体部21からスライド又は回動可能に中空成形品の内部を移動する移動部23を有する。本体部21は、固定のために中空成形品の外壁の内面に溶着する溶着面22aを有し、移動部23は、突出部又は柱状部と係止する係止部24を有する。内蔵部品20は、中空成形品の外壁の内面に溶着面22aが溶着されるとともに、移動部23の係止部24が中空成形品の突出部又は柱状部に係止される。【選択図】図3
Description
本発明は、熱可塑性合成樹脂製の燃料タンク等の中空成形品に内蔵部品を取付ける取付構造に関するものであり、特に、熱可塑性合成樹脂部材をブロー成形することにより形成される中空成形品の外壁の内部に内蔵部品を有する、中空成形品の内蔵部品の取付構造に関するものである。
従来、自動車用等の燃料タンクの構造としては、金属製のものが用いられていたが、近年、車両の軽量化や、錆が発生しないこと、所望の形状に成形しやすいことなどによって熱可塑性合成樹脂製のものが用いられるようになってきた。
熱可塑性合成樹脂製の自動車用燃料タンクの製造は、中空体を成形することの容易性からブロー成形方法が多く用いられてきた。ブロー成形方法では、溶融した熱可塑性合成樹脂部材のパリソンを円筒状にして上から押出して、そのパリソンを金型で挟みパリソン中に空気を吹き込み、自動車用燃料タンクを製造していた。
熱可塑性合成樹脂製の自動車用燃料タンクの製造は、中空体を成形することの容易性からブロー成形方法が多く用いられてきた。ブロー成形方法では、溶融した熱可塑性合成樹脂部材のパリソンを円筒状にして上から押出して、そのパリソンを金型で挟みパリソン中に空気を吹き込み、自動車用燃料タンクを製造していた。
燃料タンク等の中空成形品の内部に内蔵部品を設けるには、図36〜図37に示すように行っている場合もある(例えば、特許文献1参照。)。
それは、まず、図36に示すように、パリソン108がブロー成形金型140内に入る前に内蔵部品120を支持棒141に載せて、ブロー成形金型140を開いて、その内部に位置させる。その後、ブロー成形金型140を開いたままで、パリソン108を下降させて、パリソン108の内部に内蔵部品120が位置するようにする。
それは、まず、図36に示すように、パリソン108がブロー成形金型140内に入る前に内蔵部品120を支持棒141に載せて、ブロー成形金型140を開いて、その内部に位置させる。その後、ブロー成形金型140を開いたままで、パリソン108を下降させて、パリソン108の内部に内蔵部品120が位置するようにする。
その後、図37に示すように、ブロー成形金型140を閉じる前に、ブロー成形金型140の両側から押圧ピン142を出し、パリソン108を押圧して、パリソン108を内蔵部品120の接合面133に押付ける。このとき、パリソン108の内面はまだ固化していないので、パリソン108と内蔵部品120の側端の接合面133は、融着することができる。
そして、支持棒141を下降させて、ブロー成形金型140を閉じて、空気を吹き込み、ブロー成形を行う。
そして、支持棒141を下降させて、ブロー成形金型140を閉じて、空気を吹き込み、ブロー成形を行う。
また、図38に示すように、内蔵部品220が大きくなると、内蔵部品220を溶着するための溶着部222やスライドコア242の数も多く必要となり、ブロー成形金型240の構造も複雑になり、コストも増加する。さらに、図39に示すように、ブロー成形前に、支持棒241に取付けた内蔵部品220をブロー成形機の下に保持するピット250も深くする必要がある。
そのため、図40に示すように、ブロー成形前の内蔵部品320に折りたたみ部321を設けて、ブロー成形中に折りたたみ部321を広げるものもある(例えば、特許文献2及び3参照。)。
しかし、この場合には、折りたたみ部321を含めて、内蔵部品320の固定は全て溶着により行われているため、内蔵部品320が大きくなるほど、溶着部の数も増えて、ブロー成形金型の構造も複雑になり、コストも増加する。
しかし、この場合には、折りたたみ部321を含めて、内蔵部品320の固定は全て溶着により行われているため、内蔵部品320が大きくなるほど、溶着部の数も増えて、ブロー成形金型の構造も複雑になり、コストも増加する。
そのため、本発明は、内蔵部品の溶着箇所を少なくして、ブロー成形金型のスライドコアを少なくして、コストを削減し、ピットも小さくすることができるブロー成形品の内蔵部品の取付構造を提供することを課題とする。
上記課題を解決するための請求項1の本発明は、合成樹脂で形成された中空成形品の外壁の内部に内蔵部品が取付けられた、中空成形品の内蔵部品の取付構造において、
中空成形品は、外壁から内部に突出する突出部又は、上下の外壁の内面を保持する柱状部を有し、
内蔵部品は、中空成形品の外壁の内面に固定される本体部と、本体部からスライド又は回動可能に中空成形品の内部を移動する移動部を有し、
本体部は、固定のために中空成形品の外壁の内面に溶着する溶着面を有し、移動部は、突出部又は柱状部と係止する係止部を有し、
内蔵部品は、中空成形品の外壁の内面に溶着面が溶着されるとともに、移動部の係止部が中空成形品の突出部又は柱状部に係止されていることを特徴とする中空成形品の内蔵部品の取付構造である。
中空成形品は、外壁から内部に突出する突出部又は、上下の外壁の内面を保持する柱状部を有し、
内蔵部品は、中空成形品の外壁の内面に固定される本体部と、本体部からスライド又は回動可能に中空成形品の内部を移動する移動部を有し、
本体部は、固定のために中空成形品の外壁の内面に溶着する溶着面を有し、移動部は、突出部又は柱状部と係止する係止部を有し、
内蔵部品は、中空成形品の外壁の内面に溶着面が溶着されるとともに、移動部の係止部が中空成形品の突出部又は柱状部に係止されていることを特徴とする中空成形品の内蔵部品の取付構造である。
請求項1の本発明では、合成樹脂で形成された中空成形品の外壁の内部に内蔵部品が取付けられた、中空成形品の内蔵部品の取付構造において、中空成形品は、外壁から内部に突出する突出部又は、上下の外壁の内面を保持する柱状部を有する。このため、中空成形品の内部の突出部又は柱状部が、上下の外壁を保持して、上下の外壁の膨張と収縮防ぎ、外壁の剛性を向上させることができる。
内蔵部品は、中空成形品の外壁の内面に固定される本体部と、本体部からスライド又は回動可能に中空成形品の内部を移動する移動部を有する。このため、内蔵部品を中空成形品の内部に取付けるときは、移動部を畳んだままで中空成形品に取付けることができ、取付作業が容易であるとともに、ブロー成形機の内蔵部品を取付ける機構をコンパクトにすることができる。
内蔵部品の本体部は、固定のために中空成形品の外壁の内面に溶着する溶着面を有し、移動部は、突出部又は柱状部と係止する係止部を有する。このため、中空成形品の成形時には、溶着面のみを中空成形品の外壁の内面に固定させるため、内蔵部品の取付が容易である。また、移動部の係止部で内蔵部品の溶着面から離れた部分を突出部又は柱状部と係止することができ、内蔵部品を安定して取付けることができる。
内蔵部品は、本体部の溶着面を中空成形品の内面に溶着させることで、固定させて、内蔵部品の一方を中空成形品の内部に取付けた後に、移動部を本体部から移動させて、伸長させて、大きくして、中空成形品内で内蔵部品の作用を広げることができるとともに、移動部の係止部で内蔵部品の溶着面から離れた部分を突出部又は柱状部と係止することができる。
請求項2の本発明は、内蔵部品の移動部の係止部は、対向する2枚の部材の先端が鉤状に形成され、2枚の鉤状の間の隙間が設けられて、2枚の部材の鉤状の間の隙間で突出部又は柱状部を係止した中空成形品の内蔵部品の取付構造である。
請求項2の本発明では、内蔵部品の移動部の係止部は、対向する2枚の部材の先端が鉤状に形成され、2枚の鉤状の間の隙間が設けられて、2枚の部材の鉤状の間の隙間で突出部又は柱状部を係止している。このため、2枚の鉤状の間の隙間から突出部又は柱状部を2枚の部材の間に挿入して、先端が鉤状の対向する2枚の部材の間に、中空成形品の内部の突出部又は柱状部を挟持して、係止することができる。
請求項3の本発明は、内蔵部品の移動部の係止部は、対向する2枚の部材の対向面に凹部を形成し、又は、一方の部材に1個の凹部を形成し、2個または1個の凹部で突出部又は柱状部を挟持して係止した中空成形品の内蔵部品の取付構造である。
請求項3の本発明では、内蔵部品の移動部の係止部は、対向する2枚の部材の対向面に凹部を形成し、又は、一方の部材に1個の凹部を形成し、2個または1個の凹部で突出部又は柱状部を挟持して係止している。このため、対向する2枚の部材の対向面の凹部に突出部又は柱状部を挿入して、挟持して、安定して係止することができる。また、1個の凹部でも突出部又は柱状部を挿入して、挟持して、安定して係止することができる。
請求項4の本発明は、内蔵部品の移動部は、本体部の複数個所に設けられたブロー成形品の内蔵部品の取付構造である。
請求項4の本発明では、内蔵部品の移動部は、本体部の複数個所に設けられたため、本体部から複数方向に移動部を伸長して取り付けることができ、大きな内蔵部品でも安定して取り付けることができる。また、内蔵部品を成形時に中空成形品に取付けるときは、内蔵部品を小さくして、取付けやすくして、成形後に、内蔵部品を大きく広げることができる。
請求項5の本発明は、移動部の係止部は、対向する2枚の部材の対向面に上下2段に鉤状部または凹部を形成したブロー成形品の内蔵部品の取付構造である。
請求項5の本発明では、移動部の係止部は、対向する2枚の部材の対向面に上下2段に鉤状部または凹部を形成したため、移動部の係止部が中空成形品の突出部又は柱状部の上下2か所を強く挟持して、安定して係止することができる。
請求項6の本発明は、中空成形品は、自動車用燃料タンクであり、内蔵部品は、バッフル部が形成されたブロー成形品の内蔵部品の取付構造である。
請求項6の本発明では、中空成形品は、自動車用燃料タンクであり、内蔵部品は、バッフル部が形成された。このため、成形時に燃料タンク内に内蔵部品を取付けるときは、バッフル部を畳んで取付けて、成形後にバッフル部を広げて、大きなバッフル部を設けることができ、バッフル部の作用を大きくすることができる。
請求項7の本発明は、中空成形品の柱状部は、自動車用燃料タンクのスタンドオフ部であるブロー成形品の内蔵部品の取付構造である。
請求項7の本発明では、中空成形品の柱状部は、自動車用燃料タンクのスタンドオフ部であるため、内蔵部品を取付けるために、燃料タンクに別部材を設ける必要がなく、燃料タンクの内部に内蔵部品を確実に固定することができる。
本体部は、固定のために中空成形品の外壁の内面に溶着する溶着面を有し、移動部は、突出部又は柱状部と係止する係止部を有するため、中空成形品の成形時には、溶着面のみを中空成形品の外壁の内面に固定させ、成形後は、移動部の係止部で内蔵部品の他方を突出部又は柱状部と係止することができ、内蔵部品を安定して取付けることができる。
内蔵部品は、中空成形品の外壁の内面に溶着面が溶着されるとともに、移動部の係止部が中空成形品の突出部又は柱状部に係止されるため、本体部の溶着面を中空成形品の内面に固定させて、移動部を本体部から移動させて、伸長させて、大きくして、中空成形品内で内蔵部品の作用を広げることができるとともに、移動部の係止部で内蔵部品の溶着面から離れた部分を突出部又は柱状部と係止することができる。
内蔵部品は、中空成形品の外壁の内面に溶着面が溶着されるとともに、移動部の係止部が中空成形品の突出部又は柱状部に係止されるため、本体部の溶着面を中空成形品の内面に固定させて、移動部を本体部から移動させて、伸長させて、大きくして、中空成形品内で内蔵部品の作用を広げることができるとともに、移動部の係止部で内蔵部品の溶着面から離れた部分を突出部又は柱状部と係止することができる。
本発明の実施の形態である中空成形品の内蔵部品20の取付構造について、中空成形品である自動車用の燃料タンク1に内蔵部品20を取付ける構造を例にとり説明する。
本発明は、自動車用の燃料タンク1以外でも、合成樹脂で成形されるブロー成形品に内蔵部品20を取付けた構造について広く実施することができる。
本発明は、自動車用の燃料タンク1以外でも、合成樹脂で成形されるブロー成形品に内蔵部品20を取付けた構造について広く実施することができる。
まず、本実施の形態で内蔵部品20を取付ける自動車用の燃料タンク1について説明する。
図1は、本発明の実施の形態の燃料タンク1の斜視図であり、図2は、熱可塑性合成樹脂製の燃料タンク1のタンク外壁10の一部断面図であり、タンク外壁10の多層構造の構成を示すものである。
図1は、本発明の実施の形態の燃料タンク1の斜視図であり、図2は、熱可塑性合成樹脂製の燃料タンク1のタンク外壁10の一部断面図であり、タンク外壁10の多層構造の構成を示すものである。
本発明の実施の形態では、燃料タンク1は、図1に示すように、その燃料タンク1に燃料ポンプ(図示せず)等を出し入れするためにポンプユニット取付孔4が上面に形成されている。また、燃料タンク1の側面又は上面には、インレットパイプ(図示せず)から燃料を注入する燃料注入孔5が形成されている。
ポンプユニット取付孔4から手を入れて、後述する内蔵部品20の内蔵部品係止部24を燃料タンク1のスタンドオフ部11やタンク支柱に係止させることができる。
ポンプユニット取付孔4から手を入れて、後述する内蔵部品20の内蔵部品係止部24を燃料タンク1のスタンドオフ部11やタンク支柱に係止させることができる。
また、燃料タンク1の周囲には外周リブ2が全周に亘り形成されており、外周リブ2のコーナー部等の所定箇所には、数箇所に亘り取付用孔3が形成され、取付用孔3と車体をボルト締めすることにより、燃料タンク1を車体に取付けている。
さらに、燃料タンク1の上面には、内部の燃料蒸気を回収するホース等を接続する各所の取付部6が形成されている。
さらに、燃料タンク1の上面には、内部の燃料蒸気を回収するホース等を接続する各所の取付部6が形成されている。
本実施の形態において、燃料タンク1は、ブロー成形で形成され、そのタンク外壁10は、図2に示すように、外側から順に表皮層10a、外部本体層10b、外部接着層10c、バリヤ層10d、内部接着層10e及び内部本体層10fから形成されている。
ブロー成形においては、上記の6層から構成されるパリソン8が使用される。6層以上の層構成を有するパリソン8を使用することもできる。また、後述するように、表皮層10aは外部本体層10bに再生部材や、フィラー等を混入する場合に使用されるが、表皮層10aを省略することもできる。更に、単層構成のパリソン8を使用することもできる。内部本体層10fに、後述する内蔵部品20が溶着して取り付けられる。
ブロー成形においては、上記の6層から構成されるパリソン8が使用される。6層以上の層構成を有するパリソン8を使用することもできる。また、後述するように、表皮層10aは外部本体層10bに再生部材や、フィラー等を混入する場合に使用されるが、表皮層10aを省略することもできる。更に、単層構成のパリソン8を使用することもできる。内部本体層10fに、後述する内蔵部品20が溶着して取り付けられる。
まず、本実施の形態である内蔵部品20について、図3〜図33に基づき説明する。内蔵部品20としては、例えば燃料タンク1内に取付けられるバッフル等がある。
図3に示すように、内蔵部品20は、内蔵部品本体部21と、内蔵部品本体部21から延設され、燃料タンク1の内面に取付けられる内蔵部品取付軸22と、内蔵部品本体部21の先端から平行にスライド可能に取付けられる2枚の内蔵部品移動部23と、内蔵部品移動部23の先端部分に対向して形成される内蔵部品係止部24から形成される。
図3に示すように、内蔵部品20は、内蔵部品本体部21と、内蔵部品本体部21から延設され、燃料タンク1の内面に取付けられる内蔵部品取付軸22と、内蔵部品本体部21の先端から平行にスライド可能に取付けられる2枚の内蔵部品移動部23と、内蔵部品移動部23の先端部分に対向して形成される内蔵部品係止部24から形成される。
内蔵部品本体部21は、長手方向に平行に形成された2枚の板状の内蔵部品本体部枠部21aと、2枚の内蔵部品本体部枠部21aの上下に取付けられて内蔵部品本体部枠部21aを連結する内蔵部品本体部連結部21bを有している。
上下の内蔵部品本体部連結部21bには、内蔵部品取付軸22が取付けられている。内蔵部品取付軸22の燃料タンク1の内面と当接する面は、内蔵部品取付軸溶着面22aが形成され、内蔵部品取付軸溶着面22aが燃料タンク1の内面と溶着される。内蔵部品取付軸22の実施例については後述する。
上下の内蔵部品本体部連結部21bには、内蔵部品取付軸22が取付けられている。内蔵部品取付軸22の燃料タンク1の内面と当接する面は、内蔵部品取付軸溶着面22aが形成され、内蔵部品取付軸溶着面22aが燃料タンク1の内面と溶着される。内蔵部品取付軸22の実施例については後述する。
本実施の形態では、平行に設けられた2枚の内蔵部品移動部23は、2枚の内蔵部品本体部枠部21aの内蔵部品本体部溝部21cからスライド可能に取付けられている。内蔵部品移動部23の実施例については後述する。
2枚の内蔵部品移動部23の対向する面に形成された内蔵部品係止部24は、対向する側に半円状に凹部が形成されている。
2枚の内蔵部品移動部23の対向する面に形成された内蔵部品係止部24は、対向する側に半円状に凹部が形成されている。
また、本実施の形態では、内蔵部品移動部23と内蔵部品係止部24は、内蔵部品本体部21の長手方向の両端にそれぞれ形成されている。内蔵部品本体部21に内蔵部品移動部23と内蔵部品係止部24を形成する実施例については後述する。
なお、図4に、内蔵部品移動部23が内蔵部品本体部21からスライドした後の形状を示し、図5に、内蔵部品移動部23が内蔵部品本体部21の内部に収納された状態を示している。後述するように、内蔵部品移動部23が収納された状態で燃料タンク1内に取付けられて、燃料タンク1成形後にスライドした状態になる。
なお、図4に、内蔵部品移動部23が内蔵部品本体部21からスライドした後の形状を示し、図5に、内蔵部品移動部23が内蔵部品本体部21の内部に収納された状態を示している。後述するように、内蔵部品移動部23が収納された状態で燃料タンク1内に取付けられて、燃料タンク1成形後にスライドした状態になる。
次に、本件発明の燃料タンク1へ内蔵部品20を取付けた状態について、図6〜図8に基づき説明する。
燃料タンク1の内部に内蔵部品20が取付けられると、図7に示すように、内蔵部品取付軸22の内蔵部品取付軸溶着面22aが燃料タンク1の内面にブロー成形時に溶着される。
燃料タンク1の内部に内蔵部品20が取付けられると、図7に示すように、内蔵部品取付軸22の内蔵部品取付軸溶着面22aが燃料タンク1の内面にブロー成形時に溶着される。
燃料タンク1が成形された後に、ポンプユニット取付孔4から手を入れて、図6〜図8に示すように、内蔵部品移動部23を引き出し、スタンドオフ部11に、内蔵部品係止部24を係止させて、内蔵部品20の両端を燃料タンク1に取付ける。なお、スタンドオフ部11以外でも、燃料タンク1内に設けられた支柱等に内蔵部品係止部24を係止することができる。
そうすると、図7と図8に示すように、燃料タンク1の内部に内蔵部品20が安定して取り付けられる。すなわち、内蔵部品20の中央部分は、内蔵部品取付軸22の内蔵部品取付軸溶着面22aが燃料タンク1のタンク外壁10の内面に溶着され、内蔵部品20の両端は、内蔵部品係止部24によりスタンドオフ部11に係止される。
なお、本実施の形態では、内蔵部品20の両端に内蔵部品移動部23と内蔵部品係止部24を設けたが、内蔵部品20は、一方の側のみに内蔵部品移動部23と内蔵部品係止部24を設けることもできる。
なお、本実施の形態では、内蔵部品20の両端に内蔵部品移動部23と内蔵部品係止部24を設けたが、内蔵部品20は、一方の側のみに内蔵部品移動部23と内蔵部品係止部24を設けることもできる。
内蔵部品20は、燃料タンク1のタンク外壁10と溶着可能な、耐燃料油性を有する材料、例えば、高密度ポリエチレン(HDPE)等の熱可塑性合成樹脂で形成することができる。これにより燃料タンク1のタンク外壁10の内面に溶着させることができるとともに、燃料タンク1の内部に取付けられても、燃料油による膨潤等で剛性が低下することがない。
次に、図9〜図32に基づき、内蔵部品20の実施の形態について説明する。
図9〜図14は、図4におけるA−A線に沿った断面図であり、内蔵部品20の内蔵部品取付軸22の部分の実施の形態について、実施例を示すものである。
図9〜図14は、図4におけるA−A線に沿った断面図であり、内蔵部品20の内蔵部品取付軸22の部分の実施の形態について、実施例を示すものである。
図9は、内蔵部品取付軸22がタンク外壁10の上壁から下壁まで1本の軸として形成され、タンク外壁10の上壁と下壁の両面に内蔵部品取付軸溶着面22aが溶着しているものである。1本の内蔵部品取付軸22の上下の両端で内蔵部品20を強固に保持することができる。
また、内蔵部品本体部21は、両側の内蔵部品本体部枠部21aが上下の内蔵部品本体部連結部21bで連結されているものである。両側の内蔵部品本体部枠部21aが上下の内蔵部品本体部連結部21bで連結されているため、内蔵部品本体部枠部21aを安定して保持することができる。
図10は、内蔵部品取付軸22がタンク外壁10の上壁から下壁まで1本の軸として形成され、タンク外壁10の上壁と下壁の両面に内蔵部品取付軸溶着面22aが溶着しているが、両側の内蔵部品本体部枠部21aが中央部分で1本の内蔵部品本体部連結部21bで連結されているものである。内蔵部品本体部枠部21aと内蔵部品本体部連結部21bの構造を簡単にすることができる。
図11は、内蔵部品取付軸22の内蔵部品取付軸溶着面22aがタンク外壁10の下壁のみに溶着されているものである。内蔵部品20の重量を低減することができるとともに、溶着部分が少なく、内蔵部品20をタンク外壁10に取付けることが容易である。
また、内蔵部品取付軸22の内蔵部品取付軸溶着面22aがタンク外壁10の上壁のみに溶着されてもよい。
また、内蔵部品取付軸22の内蔵部品取付軸溶着面22aがタンク外壁10の上壁のみに溶着されてもよい。
図12は、2本の内蔵部品取付軸22が上下の内蔵部品本体部連結部21bにそれぞれ取付けられて、2本の内蔵部品取付軸22がタンク外壁10の上壁と下壁の両面に内蔵部品取付軸溶着面22aで溶着されている。このため、タンク外壁10の膨張と収縮に応じて、内蔵部品本体部連結部21bが撓んで、内蔵部品20を保持することができる。
図13は、内蔵部品取付軸22の内蔵部品取付軸溶着面22aがタンク外壁10の下壁のみに溶着されて、内蔵部品本体部連結部21bは、内蔵部品本体部枠部21aの下端のみに連結しているものである。内蔵部品20の重量を低減することができるとともに、溶着部分が少なく、内蔵部品20をタンク外壁10に取付けることが容易である。
また、内蔵部品取付軸22の内蔵部品取付軸溶着面22aがタンク外壁10の上壁のみに溶着されて、内蔵部品本体部連結部21bは、内蔵部品本体部枠部21aの上端のみに連結しているものでもよい。
また、内蔵部品取付軸22の内蔵部品取付軸溶着面22aがタンク外壁10の上壁のみに溶着されて、内蔵部品本体部連結部21bは、内蔵部品本体部枠部21aの上端のみに連結しているものでもよい。
図14は、2本の内蔵部品取付軸22が上下の内蔵部品本体部枠部21aと内蔵部品本体部連結部21bの連結部分であるコーナー部にそれぞれ取付けられて、2本の内蔵部品取付軸22がタンク外壁10の上壁と下壁の両面に内蔵部品取付軸溶着面22aで溶着されている。
図15〜図23は、内蔵部品移動部23の取付けの形態について、実施例を示すものである。図15〜図16は、内蔵部品移動部23が回転するものであり、図17〜図23は、内蔵部品移動部23がスライドするものである。図18〜図21は、図5におけるB−B線に沿った断面図である。
図15に示すように、内蔵部品20において、内蔵部品本体部21の先端の両側に内蔵部品移動部23が内蔵部品本体部21に対して回転するように取付けられることができる。内蔵部品移動部23の回転後に対向する内面には内蔵部品係止部24が設けられて、2個の内蔵部品係止部24でスタンドオフ部11を挟持して、内蔵部品20を燃料タンク1内に取付けることができる。なお、内蔵部品取付軸22の取付方法は、図6の実施の形態と同じである。
次に、図16に示す実施の形態では、内蔵部品本体部21の先端の片側に内蔵部品移動部23が内蔵部品本体部21に対して回転するように取付けられることができる。内蔵部品移動部23の内面には内蔵部品係止部24が設けられている。この内蔵部品係止部24は、スタンドオフ部11が嵌合する略円形の入口部が設けられている。
1個の内蔵部品係止部24でスタンドオフ部11を挟持して、内蔵部品20を燃料タンク1内に取付けることができる。
1個の内蔵部品係止部24でスタンドオフ部11を挟持して、内蔵部品20を燃料タンク1内に取付けることができる。
次に、図17〜図23に基づき、内蔵部品移動部23がスライドするものについて説明する。図17は、内蔵部品20の内蔵部品移動部23の片側の部分を示す一部切欠き斜視図である。
図17に示すように、内蔵部品本体部21は、先端の両側から内蔵部品移動部23が、内蔵部品本体部溝部21cにスライド可能に取付けられている。両側の内蔵部品移動部23は、内蔵部品移動部保持軸23aにより一緒にスライドするように連結されている。2個の内蔵部品移動部23の対向する内面には内蔵部品係止部24が設けられて、2個の内蔵部品係止部24でスタンドオフ部11を挟持して、内蔵部品20を燃料タンク1内に取付けることができる。なお、内蔵部品移動部保持軸23aは省略することができる。
図17に示すように、内蔵部品本体部21は、先端の両側から内蔵部品移動部23が、内蔵部品本体部溝部21cにスライド可能に取付けられている。両側の内蔵部品移動部23は、内蔵部品移動部保持軸23aにより一緒にスライドするように連結されている。2個の内蔵部品移動部23の対向する内面には内蔵部品係止部24が設けられて、2個の内蔵部品係止部24でスタンドオフ部11を挟持して、内蔵部品20を燃料タンク1内に取付けることができる。なお、内蔵部品移動部保持軸23aは省略することができる。
図18は、図5におけるB−B線に沿った断面図であり、内蔵部品移動部23がスライドする前には、内蔵部品本体部枠部21aと内蔵部品本体部連結部21bとのコーナー部分に形成された内蔵部品本体部溝部21cに内蔵部品移動部23と内蔵部品係止部24がスライド可能に保持されている。
図19は、内蔵部品本体部溝部21cの他の実施の形態を示して、内蔵部品本体部枠部21aに内蔵部品本体部切欠き部21dが設けられているものである。
また、図20は、内蔵部品本体部溝部21cの他の実施の形態を示して、内蔵部品本体部枠部21aに内蔵部品本体部突条部21eが設けられて、内蔵部品移動部23がスライド可能に、内蔵部品移動部23に内蔵部品本体部突条部21eがはめ込まれる内蔵部品移動部溝部23bが設けられたものである。
また、図20は、内蔵部品本体部溝部21cの他の実施の形態を示して、内蔵部品本体部枠部21aに内蔵部品本体部突条部21eが設けられて、内蔵部品移動部23がスライド可能に、内蔵部品移動部23に内蔵部品本体部突条部21eがはめ込まれる内蔵部品移動部溝部23bが設けられたものである。
また、図21は、内蔵部品本体部溝部21cの他の実施の形態を示して、内蔵部品移動部23に内蔵部品移動部突条部23cが設けられている。内蔵部品移動部23には、内蔵部品移動部23がスライド可能に、内蔵部品本体部21に内蔵部品移動部突条部23cがはめ込まれる内蔵部品本体部溝部21cが設けられたものである。
次に、図22と図23の実施の形態について説明する。
この実施の形態は、内蔵部品移動部23に内蔵部品移動部係止爪部23eを設けたものである。内蔵部品移動部23を内蔵部品本体部21の内蔵部品本体部溝部21cからスライドさせたときに、内蔵部品本体部21の内蔵部品本体部枠部21aの端部に内蔵部品移動部係止爪部23eが係止されるものである。これにより、内蔵部品係止部24がスタンドオフ部11に係合したときに、内蔵部品移動部23が固定されて、安定して内蔵部品20が燃料タンク1内に保持されることができる。
この実施の形態は、内蔵部品移動部23に内蔵部品移動部係止爪部23eを設けたものである。内蔵部品移動部23を内蔵部品本体部21の内蔵部品本体部溝部21cからスライドさせたときに、内蔵部品本体部21の内蔵部品本体部枠部21aの端部に内蔵部品移動部係止爪部23eが係止されるものである。これにより、内蔵部品係止部24がスタンドオフ部11に係合したときに、内蔵部品移動部23が固定されて、安定して内蔵部品20が燃料タンク1内に保持されることができる。
次に、図24〜図28に基づき、内蔵部品係止部24がスタンドオフ部11に係合される構造について説明する。図24、図26及び図27は、図4のC−C線に沿った断面図である。
図24に示すように、内蔵部品移動部23がスライドして、内蔵部品係止部24が燃料タンク1のスタンドオフ部11に係合されると、内蔵部品移動部23に形成された内蔵部品係止部24がスタンドオフ部11を両側から挟持して、内蔵部品20が取付けられる。このとき、内蔵部品係止部24の片側のみに内蔵部品係止部24が設けられている場合には、1個の内蔵部品係止部24で係止することができる。
図24に示すように、内蔵部品移動部23がスライドして、内蔵部品係止部24が燃料タンク1のスタンドオフ部11に係合されると、内蔵部品移動部23に形成された内蔵部品係止部24がスタンドオフ部11を両側から挟持して、内蔵部品20が取付けられる。このとき、内蔵部品係止部24の片側のみに内蔵部品係止部24が設けられている場合には、1個の内蔵部品係止部24で係止することができる。
図25に示すように、内蔵部品係止部24の形状は、先端が鉤状に曲がっている場合や、円弧状に形成された凹部を有するものを使用することができる。鉤状に形成されている場合には、先端の鉤状の部分でスタンドオフ部11を係止して、円弧状に形成されている場合には、円弧状に形成された凹部でスタンドオフ部11を係止する。
図26に示す実施の形態では、内蔵部品移動部23は、内蔵部品本体部21の内蔵部品本体部枠部21aの内部をスライドして、内蔵部品係止部24がスタンドオフ部11を挟持する。
図27と図28に示す実施の形態では、左右の内蔵部品移動部23は、それぞれ上下に内蔵部品係止部24が形成され、上下の内蔵部品係止部24がスタンドオフ部11を挟持する。
図27と図28に示す実施の形態では、左右の内蔵部品移動部23は、それぞれ上下に内蔵部品係止部24が形成され、上下の内蔵部品係止部24がスタンドオフ部11を挟持する。
次に、図29〜図31に示す実施の形態について説明する。
図29に示す実施の形態では、左右の内蔵部品本体部21を連結する内蔵部品本体部連結部21bがX字形に形成され、X字形の交点に内蔵部品取付軸22が形成されている。
左右の内蔵部品本体部21のそれぞれの先端には、内蔵部品移動部23と内蔵部品係止部24が形成されている。
図29に示す実施の形態では、左右の内蔵部品本体部21を連結する内蔵部品本体部連結部21bがX字形に形成され、X字形の交点に内蔵部品取付軸22が形成されている。
左右の内蔵部品本体部21のそれぞれの先端には、内蔵部品移動部23と内蔵部品係止部24が形成されている。
図30に示す実施の形態では、内蔵部品本体部21に対して、内蔵部品移動部23と内蔵部品係止部24が直角方向に屈曲して形成されている。内蔵部品本体部21の屈曲は、直角でなくても、適宜の角度で形成することができる。
複数のスタンドオフ部11が屈曲した場所に形成されている場合に使用することができる。
複数のスタンドオフ部11が屈曲した場所に形成されている場合に使用することができる。
図31に示す実施の形態では、内蔵部品本体部21の3か所に内蔵部品移動部23と内蔵部品係止部24に形成されている。このため、3か所のスタンドオフ部11に内蔵部品係止部24を係止することができる。内蔵部品20が大きい場合には、3か所以上の内蔵部品移動部23と内蔵部品係止部24を形成することもできる。
次に、ブロー成形による本件発明の燃料タンク1の製造方法を、図32〜図35に基づき説明する。
まず、図33に示すように、内蔵部品20を支持棒41に保持して、ブロー成形機のピット50の内部に保持する。このとき、内蔵部品20の内蔵部品移動部23は、内蔵部品本体部21の内部に収納されている。このため、内蔵部品20を小さくすることができ、ピット50を小さくすることができる。
まず、図33に示すように、内蔵部品20を支持棒41に保持して、ブロー成形機のピット50の内部に保持する。このとき、内蔵部品20の内蔵部品移動部23は、内蔵部品本体部21の内部に収納されている。このため、内蔵部品20を小さくすることができ、ピット50を小さくすることができる。
次に、図32に示すように、内蔵部品20を支持棒41に保持して、ブロー成形金型40が開いた内部に位置させる。その後、パリソン8を下降させて、内蔵部品20をパリソン8の内部に位置させる。その時、内蔵部品20の内蔵部品取付軸22に対して、押圧ピン42が対向する位置にある。
パリソン8は、2枚のシート状又は円筒状に形成することができる。パリソン8が2枚のシート状に形成された場合には、パリソン8の間に内蔵部品20を挿入することが容易であり、ブロー成形中のパリソンと内蔵部品20の接触を防止できる。パリソン8が円筒状に形成された場合には、パリソン8内のシールが容易であり、パリソン8内に空気を吹き込むプリブローやブローが容易である。
そして、図34に示すように、第1ピンチ板43をスライドさせて、パリソン8の下端を支持棒41とともに挟持する。それとともに、ブロー成形金型40に設けられた押圧ピン42をスライドさせて、パリソン8と内蔵部品20の内蔵部品取付軸22を押圧ピン42で挟むように押圧する。2枚のシート状のパリソン8を使用する場合には、パリソン8をブロー成形金型40のキャビティー面に吸着して、押圧ピン42で内蔵部品取付軸22を押圧することができる。
そうすると、パリソン8の内面はまだ溶融状態にあるため、内蔵部品20の内蔵部品取付軸溶着面22aは、パリソン8と溶着することができる。このとき、内蔵部品20の内蔵部品取付軸溶着面22aを予め加熱することもできる。内蔵部品20は、支持棒41により保持されているので、内蔵部品20は、燃料タンク1のタンク外壁10の所定の位置に確実に取付けられることができる。
その後、図35に示すように、支持棒41を下降させてブロー成形金型40から抜き、第2ピンチ板44をスライドさせてパリソン8を閉じるとともに、ブロー成形金型40を閉じて、スライドカッター46でパリソン8を切断する。ブロー成形金型40を閉じるときには、押圧ピン42は、そのままパリソン8と内蔵部品20の内蔵部品取付軸22を押圧続ける。これにより、内蔵部品20は、パリソン8からずれることなく、所定位置に保持し続けることができる。
そして、エアノズル45からパリソン8の内部に空気を吹き込み、パリソン8の外面をブロー成形金型40に押圧して、燃料タンク1を形成する。このとき、押圧ピン42の先端面とブロー成形金型40のキャビティー内面とは同一平面になることができる。
その後、ブロー成形金型40を開き、燃料タンク1を取出す。
その後、ブロー成形金型40を開き、燃料タンク1を取出す。
次に、ブロー成形金型40から取り出された、パリソン8から形成された燃料タンク1は、内部に内蔵部品20を有する。
次に、ポンプユニット取付孔4から手をいれて、内蔵部品20の内蔵部品移動部23を回転又はスライドさせて、内蔵部品係止部24をスタンドオフ部11に取付けて、内蔵部品20を燃料タンク1内に固定する。
次に、ポンプユニット取付孔4から手をいれて、内蔵部品20の内蔵部品移動部23を回転又はスライドさせて、内蔵部品係止部24をスタンドオフ部11に取付けて、内蔵部品20を燃料タンク1内に固定する。
1 燃料タンク
8 パリソン
10 タンク外壁
11 スタンドオフ部11
20 内蔵部品
21 内蔵部品本体部
22 内蔵部品取付軸
23 内蔵部品移動部
24 内蔵部品係止部
40 ブロー成形金型
8 パリソン
10 タンク外壁
11 スタンドオフ部11
20 内蔵部品
21 内蔵部品本体部
22 内蔵部品取付軸
23 内蔵部品移動部
24 内蔵部品係止部
40 ブロー成形金型
Claims (7)
- 合成樹脂で形成された中空成形品の外壁の内部に内蔵部品が取付けられた、中空成形品の内蔵部品の取付構造において、
上記中空成形品は、上記外壁から内部に突出する突出部又は、上下の上記外壁の内面を保持する柱状部を有し、
上記内蔵部品は、上記中空成形品の外壁の内面に固定される本体部と、該本体部からスライド又は回動可能に中空成形品の内部を移動する移動部を有し、
上記本体部は、固定のために上記中空成形品の外壁の内面に溶着する溶着面を有し、上記移動部は、上記突出部又は上記柱状部と係止する係止部を有し、
上記内蔵部品は、上記中空成形品の外壁の内面に上記溶着面が溶着されるとともに、上記移動部の上記係止部が上記中空成形品の上記突出部又は上記柱状部に係止されていることを特徴とする中空成形品の内蔵部品の取付構造。 - 上記移動部の上記係止部は、対向する2枚の部材の先端が鉤状に形成され、2枚の鉤状の間に隙間が設けられて、2枚の部材の鉤状の間の隙間で上記突出部又は上記柱状部を係止した請求項1に記載の中空成形品の内蔵部品の取付構造。
- 上記移動部の上記係止部は、対向する2枚の部材の対向面に凹部を形成し、又は、一方の部材に1個の凹部を形成し、2個または1個の上記凹部で上記突出部又は上記柱状部を挟持して係止した請求項1に記載の中空成形品の内蔵部品の取付構造。
- 上記移動部は、上記本体部の複数個所に設けられた請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のブロー成形品の内蔵部品の取付構造。
- 上記移動部の上記係止部は、対向する2枚の部材の対向面に上下2段に鉤状部または凹部を形成した請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のブロー成形品の内蔵部品の取付構造。
- 上記中空成形品は、自動車用燃料タンクであり、上記内蔵部品は、バッフル部が形成された請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載のブロー成形品の内蔵部品の取付構造。
- 上記中空成形品の柱状部は、自動車用燃料タンクのスタンドオフ部である請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載のブロー成形品の内蔵部品の取付構造。
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2019163336A1 (ja) * | 2018-02-23 | 2019-08-29 | 八千代工業株式会社 | 燃料タンク |
CN111002822A (zh) * | 2019-12-30 | 2020-04-14 | 东风亚普汽车部件有限公司 | 一种可以自动补偿尺寸的防浪板 |
-
2017
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JPWO2019163336A1 (ja) * | 2018-02-23 | 2020-12-03 | 八千代工業株式会社 | 燃料タンク |
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