JP2018126686A - 洗浄装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 洗浄槽12と、洗浄液を噴射する噴射ノズル16と、洗浄槽12内の洗浄液を加温する加温装置22と、洗浄槽下部20と各噴射ノズル16とを連結して、洗浄槽12内の洗浄液を各噴射ノズル16へ流通させる洗浄液流通管30と、洗浄液流通管30に設けられた送水ポンプ32と、洗浄液流通管30を流通する洗浄液量を調整する液量調整部36と、処理槽12内に水を供給する給水管42と、給水管42に設けられた給水制御弁43と、洗浄槽12内へ洗浄剤を供給する洗浄剤導入ポンプ55,56と、給水弁43及び洗浄剤導入ポンプ55,56を制御して洗浄槽12へ貯留させる洗浄液量を調整し、且つ液量調整部36を制御して噴射ノズル16へ流通させる洗浄液量を調整する制御装置60とを具備する。
【選択図】 図1
Description
例えば、特許文献1には、洗浄槽内に収納された洗浄対象となる医療用器材に、洗剤入りの水(洗浄液)を噴射するノズルを設けてジェット洗浄を施すとともに、洗浄液に貯留された器材を超音波発振器によって超音波洗浄し、加熱ヒータによって加熱された空気を洗浄後の医療用器材に送風して医療用器材を乾燥させることができる洗浄装置が開示されている。
しかし、被洗浄物である医療用器材の種類によっては、洗浄液量が少なくても確実な洗浄が行える場合もある。この場合に、設定された一定量の洗浄液で洗浄すると洗浄液の量が無駄であるし、また洗浄液を加温するための加温エネルギーも無駄であるという課題がある。
この構成を採用することによって、被洗浄物である医療用器材の種類や量に基づいて、洗浄液量が少なくても確実な洗浄が行えると判断できる場合、制御装置によって洗浄槽内に導入する水量及び洗浄剤量を減らすことができる。なお、本明細書では、洗浄槽内に導入された水と洗浄剤とが混合したものを洗浄液と称している。さらに、制御装置は、液量調整部を制御して噴射ノズルへ流通させる洗浄液量を減らす。
このようにして、水及び洗浄剤の量、並びに加温装置による加温エネルギーを適正な量で使用することができ、ランニングコストを減少させ、省エネに寄与することができる。また加温時間の短縮による洗浄工程全体の時間短縮にも寄与する。
この構成によれば、開閉弁が開いているときには一方の流路から洗浄液が噴射ノズルへ流通し、開閉弁が閉じているときには他方の流路から洗浄液の流量が絞られて噴射ノズルへ流通する。
この構成によれば、洗浄液制御弁の開度を調整することで、洗浄液の流量を絞って噴射ノズルへ流通させることができる。
この構成によれば、送水ポンプの回転数を制御することで洗浄液の流量を絞って噴射ノズルへ流通させることができる。
図1に本実施形態にかかる洗浄装置の配管系統図を示す。
本実施形態の洗浄装置10は、洗浄槽と乾燥槽を兼ねた1つの槽(以下、洗浄槽12と称する)を有する単槽タイプである、洗浄装置10は、筐体11内に洗浄槽12が配置されており、洗浄槽12内で洗浄対象物を洗浄する。
ただし、本発明の洗浄装置10としては必ずしもラックを設けなくてもよい。
超音波発振器57を駆動することによって、貯留された洗浄液を超音波振動させて超音波洗浄することができる。
また、凹部20において排水管24が接続されている個所よりも上部には、凹部20内の洗浄液を噴射ノズル16へ導入するための洗浄液流通管30の一端が接続されている。
複数の導入管35aのうち、最上部の導入管35aには、ラックの上方に配置される噴射ノズル16aが接続され、最下部の導入管35aには、ラックの下方に配置される噴射ノズル16bが接続される。
本実施形態の液量調整部36は、2回路に分岐する分岐部37が設けられ、分岐した第1流路36aには開閉弁38が設けられ、第2流路36bの中途部には絞り弁40が設けられている。第2流路36bは、第1流路36aよりも小径の管で構成される。絞り弁40を経た第2流路36bは、再度第1流路36aに合流する。
また給水管42には、給水弁43が設けられており、給水弁43の開閉によって給水量を調整できる。
各洗浄剤タンク50、51には、それぞれ洗浄剤配管53、54が接続され、各洗浄剤配管53、54には洗浄剤を洗浄槽12内に導入するための洗浄剤導入ポンプ55、56が設けられている。
制御装置60には凹部20内に設けられている水位計61が接続されている。また本実施形態では、水位計61としては圧力センサを採用している。制御装置60は、水位計61からの圧力信号を受けて、制御装置60では水頭圧に基づいて現在の洗浄液の貯留量を算出することができる。
まず、作業者が操作盤63を操作して洗浄液量を設定すると、制御装置60は設定された洗浄液量が洗浄槽12内に貯留されるように、水位計61の水位を検出しつつ、給水弁43を制御して設定量の水を洗浄槽12内に導入する。
また、制御装置60は、洗浄液が所定の濃度となるように洗浄剤導入ポンプ55、56を制御して所定量の洗浄剤を洗浄槽12内に導入する。
作業者が操作盤63を操作して、洗浄液流通管30を流通する洗浄液量を、通常設定よりも減らすよう設定した場合、制御装置60は液量調整部36の開閉弁38を全閉にして、凹部20内の洗浄液を、第2流路36bを経て絞り弁40によって流量を絞ってから配管パイプ35に向けて流通させる。
このように、噴射ノズル16で噴射させるための洗浄液の流通量を減らすことによって、水及び洗浄剤の節約、加温エネルギーの節約、加温時間短縮に基づく洗浄工程全体の時間短縮に寄与することができる。
作業者は、全体動作開始前に、操作盤63を操作して洗浄槽12内に貯留される洗浄液量の設定と、洗浄液流通管30を流通する洗浄液量の設定を行う。
作業者は、洗浄対象物の種類や量に基づいて、これら洗浄液量の設定を行う。
予備洗浄により、洗浄対象物表面の埃等を落とすことができる。予備洗浄においては、洗浄対象物を水又は温水に浸漬させておくだけの浸漬洗浄、水又は温水を洗浄対象物に噴射させるジェット洗浄、水又は温水に洗浄対象物を浸漬させておき水又は温水に超音波振動をかける超音波洗浄のいずれかを採用することができる。
また、制御装置60は、噴射ノズル16へ流通する洗浄液量を通常よりも減らす設定がなされている場合、液量調整部36の開閉弁38を全閉とし、送水ポンプ32を駆動させて、洗浄液を第2流路36bと絞り弁40を経由させて噴射ノズル16へ流通させる。
制御装置60は、すすぎ実行時において、水(又は温水)を洗浄槽12内に最初に設定した所定量導入するように給水弁43を制御する。
また、すすぎの際に噴射ノズル16へ流通する洗浄液量を通常よりも減らす設定がなされている場合、液量調整部36の開閉弁38を全閉とし、送水ポンプ32を駆動させて、洗浄液を第2流路36bと絞り弁40を経由させて噴射ノズル16へ流通させる。
この熱水殺菌工程において、制御装置60は、水(又は温水)を洗浄槽12内に最初に設定した所定量導入するように給水弁43を制御する。
次に、洗浄装置の第2の実施形態について、図2に基づいて説明する。
なお、上述した実施形態と同一の構成要素については同一の符号を付し、説明を省略する場合もある。
本実施形態では、液量調整部36として洗浄液流通管30を流れる洗浄液の流量を調整する洗浄液制御弁64を採用している。洗浄液制御弁64は、全開と全閉の間で開度を調整できる構成となっている。
洗浄液制御弁64は、制御装置60からの制御信号に基づいて、開度を調整する。
このように、噴射ノズル16で噴射させるための洗浄液の流通量を減らすことによって、水及び洗浄剤の節約、加温エネルギーの節約、加温時間短縮に基づく洗浄工程全体の時間短縮に寄与することができる。
次に、洗浄装置の第3の実施形態について、図3に基づいて説明する。
なお、上述した実施形態と同一の構成要素については同一の符号を付し、説明を省略する場合もある。
本実施形態では、液量調整部36として、送水ポンプ32の回転数を制御する回転数制御回路66を採用している。
このように、噴射ノズル16で噴射させるための洗浄液の流通量を減らすことによって、水及び洗浄剤の節約、加温エネルギーの節約、加温時間短縮に基づく洗浄工程全体の時間短縮に寄与することができる。
11 筐体
12 洗浄槽
12a 内底面
16 噴射ノズル
16a 上部噴射ノズル
16b 下部噴射ノズル
20 凹部
22 ヒータ
24 排水管
26 排水弁
30 洗浄液流通管
32 送水ポンプ
35 配管パイプ
35a 導入管
36 液量調整部
36a 第1流路
36b 第2流路
37 分岐部
38 開閉弁
40 絞り弁
42 給水管
43 給水弁
50,51 洗浄剤タンク
53,54 洗浄剤配管
55,56 洗浄剤導入ポンプ
57 超音波発振器
60 制御装置
61 水位計
63 操作盤
64 洗浄液制御弁
66 回転数制御回路
Claims (4)
- 洗浄対象物を収納する洗浄槽と、
該洗浄槽内に洗浄液を噴射する複数の噴射ノズルと、
前記洗浄槽内の洗浄液を加温する加温装置と、
前記洗浄槽下部と各前記噴射ノズルとを連結して、前記洗浄槽内の洗浄液を各前記噴射ノズルへ流通させる洗浄液流通管と、
該洗浄液流通管に設けられた送水ポンプと、
前記洗浄液流通管を流通する洗浄液量を調整する液量調整部と、
前記洗浄槽内に水を供給する給水管と、
前記洗浄槽内への水の供給量を制御すべく前記給水管に設けられた給水制御弁と、
洗浄剤が貯留されている洗浄剤タンクと、
該洗浄剤タンクから前記洗浄槽内に洗浄剤を供給するための洗浄剤導入ポンプと、
前記給水弁及び前記洗浄剤導入ポンプを制御して前記洗浄槽へ貯留させる洗浄液量を調整し、且つ前記液量調整部を制御して前記噴射ノズルへ流通させる洗浄液量を調整する制御装置と、を具備することを特徴とする洗浄装置。 - 前記液量調整部は、
前記送水ポンプの下流側で前記洗浄液流通管が分岐して構成され、分岐した一方の流路には該一方の流路を開閉する開閉弁が設けられ、分岐した他方の流路には絞り弁が設けられていることを特徴とする請求項1記載の洗浄装置。 - 前記液量調整部は、
前記送水ポンプの下流側に設けられて前記洗浄液流通管の洗浄液流量を調整する洗浄液制御弁であることを特徴とする請求項1記載の洗浄装置。 - 前記液量調整部は、
前記送水ポンプの回転数を制御する回転数制御回路であることを特徴とする請求項1記載の洗浄装置。
Priority Applications (1)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN109821795A (zh) * | 2019-01-10 | 2019-05-31 | 老肯医疗科技股份有限公司 | 一种用于医用清洗机的清洗液调节系统及其调节方法 |
CN110038851A (zh) * | 2019-05-23 | 2019-07-23 | 科大科技(广州)有限公司 | 一种清洗设备 |
CN110201929A (zh) * | 2019-06-20 | 2019-09-06 | 徐娜娜 | 一种超声医学科用b超探头清洗消毒装置 |
CN112317443A (zh) * | 2020-10-15 | 2021-02-05 | 谢双 | 一种中医内科医疗器械用过滤装置 |
CN112427402A (zh) * | 2020-12-31 | 2021-03-02 | 王洪萍 | 超声波混合清洗机 |
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- 2017-02-08 JP JP2017021387A patent/JP2018126686A/ja active Pending
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CN112317443B (zh) * | 2020-10-15 | 2022-02-08 | 山东中医药大学附属医院 | 一种中医内科医疗器械用过滤装置 |
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