JP2016144784A - 洗浄器 - Google Patents
洗浄器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2016144784A JP2016144784A JP2015022908A JP2015022908A JP2016144784A JP 2016144784 A JP2016144784 A JP 2016144784A JP 2015022908 A JP2015022908 A JP 2015022908A JP 2015022908 A JP2015022908 A JP 2015022908A JP 2016144784 A JP2016144784 A JP 2016144784A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cleaning
- liquid
- tank
- water
- overflow
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000005406 washing Methods 0.000 title claims abstract description 50
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 175
- 239000007788 liquid Substances 0.000 claims abstract description 141
- 238000005507 spraying Methods 0.000 claims abstract description 6
- 238000004140 cleaning Methods 0.000 claims description 260
- 238000004506 ultrasonic cleaning Methods 0.000 claims description 21
- 238000003860 storage Methods 0.000 abstract description 54
- 238000000034 method Methods 0.000 abstract description 37
- 238000007654 immersion Methods 0.000 abstract description 6
- 238000007599 discharging Methods 0.000 abstract description 5
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 21
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 20
- 238000005202 decontamination Methods 0.000 description 10
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 9
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 9
- 238000001035 drying Methods 0.000 description 7
- 239000003599 detergent Substances 0.000 description 5
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 description 5
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 4
- 239000008400 supply water Substances 0.000 description 4
- 239000007921 spray Substances 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000007730 finishing process Methods 0.000 description 2
- JEIPFZHSYJVQDO-UHFFFAOYSA-N iron(III) oxide Inorganic materials O=[Fe]O[Fe]=O JEIPFZHSYJVQDO-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 230000001050 lubricating effect Effects 0.000 description 2
- 102000004190 Enzymes Human genes 0.000 description 1
- 108090000790 Enzymes Proteins 0.000 description 1
- 230000005856 abnormality Effects 0.000 description 1
- 239000003795 chemical substances by application Substances 0.000 description 1
- 230000000249 desinfective effect Effects 0.000 description 1
- 239000003112 inhibitor Substances 0.000 description 1
- 238000002360 preparation method Methods 0.000 description 1
- 230000003449 preventive effect Effects 0.000 description 1
- 238000009751 slip forming Methods 0.000 description 1
- 238000002791 soaking Methods 0.000 description 1
- 239000008234 soft water Substances 0.000 description 1
- 238000010025 steaming Methods 0.000 description 1
- 238000004659 sterilization and disinfection Methods 0.000 description 1
- 239000008399 tap water Substances 0.000 description 1
- 235000020679 tap water Nutrition 0.000 description 1
- 239000002351 wastewater Substances 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Cleaning By Liquid Or Steam (AREA)
Abstract
【課題】ジェット洗浄と浸漬洗浄とを実施可能な洗浄器において、各洗浄に応じたオーバーフロー路を構成して、無駄な給水および貯水を防止する。
【解決手段】洗浄槽2内に被洗浄物を収容して、被洗浄物に液体を噴射するか液体に被洗浄物を浸漬して洗浄する洗浄器1である。被洗浄物が収容される洗浄槽2と、洗浄槽2内の被洗浄物へ液体を噴射する洗浄ノズル3と、洗浄槽2内の下部に連接された液貯留部4と、液貯留部4への給水手段5と、液貯留部4からの排水手段6と、液貯留部4の液体を洗浄ノズル3へ循環供給する循環手段8とを備える。洗浄槽2には、複数の高さに、洗浄槽2外へ液体を排出するオーバーフロー路17a,17bが接続されており、複数のオーバーフロー路の内、最上部以外のオーバーフロー路17bには、オーバーフロー弁18が開閉可能に設けられている。
【選択図】図1
【解決手段】洗浄槽2内に被洗浄物を収容して、被洗浄物に液体を噴射するか液体に被洗浄物を浸漬して洗浄する洗浄器1である。被洗浄物が収容される洗浄槽2と、洗浄槽2内の被洗浄物へ液体を噴射する洗浄ノズル3と、洗浄槽2内の下部に連接された液貯留部4と、液貯留部4への給水手段5と、液貯留部4からの排水手段6と、液貯留部4の液体を洗浄ノズル3へ循環供給する循環手段8とを備える。洗浄槽2には、複数の高さに、洗浄槽2外へ液体を排出するオーバーフロー路17a,17bが接続されており、複数のオーバーフロー路の内、最上部以外のオーバーフロー路17bには、オーバーフロー弁18が開閉可能に設けられている。
【選択図】図1
Description
本発明は、被洗浄物に液体を噴射するか、液体に被洗浄物を浸漬して洗浄する洗浄器に関するものである。
従来、下記特許文献1に開示されるように、チャンバ(3)内にスプレー・アーム(8)を回転自在に設け、そのスプレー・アーム(8)のノズルから被洗浄物に液体を噴射して、被洗浄物の洗浄や消毒を図る洗浄器が知られている。この装置では、スプレー・アーム(8)から噴射された液体は、チャンバ(3)下部の収集スペース(10)に集められ、循環ポンプ(12)により循環パイプ(16)を介してスプレー・アーム(8)へ循環供給される。
この種の洗浄器に関連して、出願人は、被洗浄物への液体噴射によるジェット洗浄に代えてまたはそれに加えて、被洗浄物を液体に浸漬して超音波洗浄を行うことのできる洗浄器について特許出願済である(特願2014−205162)。
洗浄器には、万一の給水系統の故障などに備えて、所定水位以上の水を外部へ溢れさせるオーバーフロー路が設けられる。ところが、先願発明のように、ジェット洗浄と超音波洗浄とを実施できる洗浄器の場合、ジェット洗浄時には被洗浄物を浸漬しない水位とする一方、超音波洗浄時には被洗浄物を浸漬する水位とする必要がある。そのため、超音波洗浄時を考慮して、オーバーフロー路を比較的高い位置に設けている。
しかしながら、そのような構成では、ジェット洗浄時に、本来の水位で給水を止めることができない場合、オーバーフロー路から水を逃がす(そしてそれを検知する)までに時間を要し、無駄に給水および貯水することになる。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、ジェット洗浄と浸漬洗浄とを実施可能な洗浄器において、各洗浄に応じたオーバーフロー路を構成して、無駄な給水および貯水を防止することにある。
本発明は、前記課題を解決するためになされたもので、請求項1に記載の発明は、洗浄槽内に被洗浄物を収容して、被洗浄物に液体を噴射するか液体に被洗浄物を浸漬して洗浄する洗浄器であって、被洗浄物が収容される洗浄槽と、この洗浄槽内の被洗浄物へ液体を噴射する洗浄ノズルと、前記洗浄槽内の下部に連接された液貯留部と、この液貯留部への給水手段と、前記液貯留部からの排水手段と、前記液貯留部の液体を前記洗浄ノズルへ循環供給する循環手段とを備え、前記洗浄槽には、複数の高さに、前記洗浄槽外へ液体を排出するオーバーフロー路が接続されており、前記複数のオーバーフロー路の内、最上部以外のオーバーフロー路には、オーバーフロー弁が開閉可能に設けられていることを特徴とする洗浄器である。
請求項1に記載の発明によれば、洗浄槽の複数の高さにオーバーフロー路が接続されており、最上部以外のオーバーフロー路はオーバーフロー弁で開閉可能とされている。従って、オーバーフロー弁の開閉により、オーバーフローさせる水位を変更することができる。洗浄内容に応じてオーバーフロー水位を変更することで、無駄な給水および貯水を防止することができる。
請求項2に記載の発明は、前記洗浄ノズルは、前記洗浄槽内に上下複数段に設けられ、前記オーバーフロー路は、前記洗浄槽の上下二箇所に接続され、上方のオーバーフロー路は、最上段の洗浄ノズルより上方位置に接続され、下方のオーバーフロー路は、前記洗浄槽内に被洗浄物を載置するための最下段の網棚よりも下方位置に接続され、下方のオーバーフロー路にのみ、前記オーバーフロー弁が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の洗浄器である。
請求項2に記載の発明によれば、下方のオーバーフロー路は、最下段の網棚よりも下方位置に接続されるので、このオーバーフロー路のオーバーフロー弁を開けておくことで、ジェット洗浄時に被洗浄物を浸漬するおそれがない。一方、上方のオーバーフロー路は、最上段の洗浄ノズルより上方位置に接続されるので、前記下方のオーバーフロー路に設けたオーバーフロー弁を閉じておくことで、浸漬洗浄時に被洗浄物を浸漬しつつ、所定水位以上の水は外部へ溢れさせることができる。
請求項3に記載の発明は、前記洗浄槽内の下部に、超音波振動子をさらに備え、ジェット洗浄として、前記被洗浄物を浸漬しない水位まで貯留した液体を、前記循環手段により前記洗浄ノズルから噴射して前記被洗浄物を洗浄するか、超音波洗浄として、前記被洗浄物を浸漬する水位まで液体を貯留した状態で、前記超音波振動子を作動させて前記被洗浄物を洗浄し、前記オーバーフロー弁は、前記ジェット洗浄時には開かれる一方、前記超音波洗浄時には閉じられることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の洗浄器である。
請求項3に記載の発明によれば、被洗浄物を浸漬しない水位まで液体を貯留してジェット洗浄を行うことができると共に、被洗浄物を浸漬する水位まで液体を貯留して超音波洗浄を行うことができる。そして、ジェット洗浄時にはオーバーフロー弁を開く一方、超音波洗浄時にはオーバーフロー弁を閉じることで、それぞれの洗浄に適したオーバーフロー路を構成することができる。
さらに、請求項4に記載の発明は、前記オーバーフロー路に排水があったことを検知した場合、その旨報知するか、前記給水手段による給水を停止することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の洗浄器である。
請求項4に記載の発明によれば、オーバーフロー路に排水があったことを検知して、その旨報知により知ることができるか、給水手段による給水を停止して無駄な給水および貯水を防止することができる。
本発明によれば、ジェット洗浄と浸漬洗浄とを実施可能な洗浄器において、各洗浄に応じたオーバーフロー路を構成して、無駄な給水および貯水を防止することができる。
以下、本発明の具体的実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施例の洗浄器1を示す概略図であり、一部を断面にして示している。本実施例の洗浄器1は、ウォッシャーディスインフェクターとして利用できるものである。
本実施例の洗浄器1は、被洗浄物が収容される洗浄槽2と、この洗浄槽2内の被洗浄物へ液体を噴射する洗浄ノズル3と、洗浄槽2内の下部に連接された液貯留部4と、この液貯留部4さらには必要に応じて洗浄槽2内にまで水を貯留するための給水手段5と、液貯留部4ひいては洗浄槽2内から排水する排水手段6と、給水手段5による貯留液への薬液供給手段7と、液貯留部4の液体を洗浄ノズル3へ循環供給する循環手段8と、前記各手段5〜8などを制御する制御手段(図示省略)とを備える。さらに、洗浄器1は、洗浄槽2内へ空気を送り込む送風機9と、液貯留部4に設けられて液体を加熱する第一ヒータ10と、送風機9による洗浄槽2内への空気を加熱する第二ヒータ11とを備えるのが好ましい。
被洗浄物は、特に問わないが、たとえば鉗子などの医療器具である。洗浄槽2内には、上下複数段に洗浄ノズル3が設けられるが、被洗浄物は上下の洗浄ノズル3間に配置される。この際、洗浄槽2内に上下複数段に設けられる網棚(図示省略)に、被洗浄物が載せられる。また、被洗浄物は、所望によりバスケットなどに収容されていてもよい。
洗浄槽2は、被洗浄物が収容される中空容器である。洗浄槽2は、本実施例では略矩形の中空ボックス状である。洗浄槽2は、扉(図示省略)により開閉可能とされる。扉を開けることで、洗浄槽2に対し被洗浄物を出し入れすることができる。扉は、洗浄槽2の正面に設けられるが、洗浄槽2の正面および背面の双方に設けられてもよい。
洗浄槽2は、少なくとも左右の側壁に、洗浄槽2内の下方へ開口する空洞部としてのジャケット12を備えるのが好ましい。本実施例では、洗浄槽2の上壁と左右側壁とに、連続的にジャケット12が形成されている。具体的には、洗浄槽2の上壁および左右側壁は、内壁と外壁との二重構造とされており、内壁と外壁との間に隙間を開けてジャケット12が構成される。その際、ジャケット12は、洗浄槽2の前後においては閉じられており、左右側壁において下方へ開口している。このように、左右のジャケット12は、洗浄槽2内の下部へ開口している。なお、洗浄槽2が背面に扉を備えない場合、洗浄槽2の背面にもジャケット12を設けてもよい。
洗浄ノズル3は、洗浄槽2内に、上下複数段に設けられる。本実施例では、洗浄槽2の一側部に、上下複数段にアーム状の支持部材13の基端部が保持され、各支持部材13は、洗浄槽2の一側部から左右方向中央部へ向けて延出する。そして、その延出先端部に、洗浄ノズル3の長手方向中央部が垂直軸まわりに回転自在に保持される。洗浄ノズル3は、支持部材13内を介して供給される流体(液体や空気)を噴射させるノズル孔(図示省略)を複数形成されている。支持部材13を介して洗浄ノズル3内に流体が供給されると、その流体は洗浄ノズル3のノズル孔から噴射される。この噴流により、洗浄ノズル3は、支持部材13の端部の軸受部まわりに回転する。なお、洗浄槽2内の上端部に設けられる洗浄ノズル3は、下方へのみ流体を噴射し、洗浄槽2内の下端部に設けられる洗浄ノズル3は、上方へのみ流体を噴射し、上下両端部以外の洗浄ノズル3は、上下両方へ流体を噴射する。
液貯留部4は、洗浄槽2内の下部に連接される。言い換えれば、洗浄槽2は、下部に液貯留部4を備える。本実施例では、洗浄槽2の下壁は、左右両端部が左右方向内側へ行くに従って下方へ傾斜する傾斜面2aに形成されており、左右方向中央部は下方へ略矩形状に凹んで形成されており、この凹部2bは前後方向へ延出する。そして、凹部2bを含んだ形で、洗浄槽2内の下部が液貯留部4とされる。循環手段8の作動中、洗浄ノズル3から洗浄槽2内へ噴射された液体は、洗浄槽2内の下方へ落下し、傾斜面2aにより凹部2bに集められる。
給水手段5は、洗浄槽2下部の液貯留部4さらには必要に応じて洗浄槽2内にまで水を貯留するために、給水路14を介して給水する。本実施例では、給水路14は、洗浄槽2の上部に接続され、洗浄槽2へ向けて、逆止弁15と給水弁16とが設けられる。また、本実施例では、給水路14を介した洗浄槽2内への給水は、洗浄槽2の上部からジャケット12内へ行われる。従って、給水路14からの水は、左右のジャケット12を介して、洗浄槽2内下部へ排出され、液貯留部4へ供給され、液貯留部4を満たした後は洗浄槽2内に貯留される。
図示例では、給水路14を一本のみ示しているが、所望により常温水と温水の各給水路14を並列に設けてもよい。その際、常温水と温水の各給水路14を途中で合流させて、所望温度として洗浄槽2内へ給水可能としてもよい。さらに、水道水の他、軟水またはRO水など、異なる種類の液体から選択したものを洗浄槽2内へ給水可能に、給水路14を並列に設けてもよい。
液貯留部4付きの洗浄槽2には、液位検出器(図示省略)が設けられる。液位検出器は、その構成を特に問わないが、たとえば、液貯留部4の底部に設置した圧力センサから構成される。この場合、液貯留部4(および洗浄槽2)内の液位に応じて、水圧が変わることを利用して液位を把握する。なお、洗浄槽2には、所定以上の液体を外部へ排出するオーバーフロー路17(17a,17b)が設けられる。
本実施例では、オーバーフロー路17は、洗浄槽2の上下二箇所に接続されている。具体的には、洗浄槽2の上部に、第一オーバーフロー路17aが接続される一方、洗浄槽2の下部に、第二オーバーフロー路17bが接続されている。なお、各オーバーフロー路17a,17bは、下流において合流して、共通管路17cとされている。
第一オーバーフロー路17aは、後述する超音波洗浄時の運転水位(水位を段階的に変更可能な場合には最大水位)よりも上方に接続されている。具体的には、本実施例では、第一オーバーフロー路17aは、最上段の洗浄ノズル3より所定寸法だけ上方位置に接続されている。
第二オーバーフロー路17bは、後述するジェット洗浄(予洗工程、洗浄工程、濯ぎ工程、除染工程)時の運転水位(液貯留部4に設定水位まで水を貯留後に循環手段8を作動させて循環を開始する場合には循環開始前水位)よりも上方に接続されている。具体的には、本実施例では、第二オーバーフロー路17bは、最下段の洗浄ノズル3よりも所定寸法だけ下方位置に接続されている。但し、本実施例において、第二オーバーフロー路17bの洗浄槽2に対する接続高さは、ジェット洗浄時の循環開始前水位(初期貯留水位)よりも高ければ、場合により最下段の洗浄ノズル3よりも上方であってもよい。いずれにしても、第二オーバーフロー路17bは、洗浄槽2内に被洗浄物を載置するための網棚の内、最下段の網棚よりも下方位置に接続されるのがよい。
第二オーバーフロー路17bには、第一オーバーフロー路17aとの合流部よりも上流に、オーバーフロー弁18が開閉可能に設けられている。このオーバーフロー弁18は、第二オーバーフロー路17bの上流側(つまり洗浄槽2からの出口部)に設けられるのが好ましい。一方、第一オーバーフロー路17aには、第二オーバーフロー路17bとの合流部よりも上流に、オーバーフロー弁18は設けられないのが好ましい。
なお、オーバーフロー弁18として、好適には、ノーマルオープン型の電磁弁が用いられる。オーバーフロー弁18は、後述するように、ジェット洗浄時には開かれるが、超音波洗浄時には通電して閉じられる。また、オーバーフロー弁18としてノーマルオープン型の電磁弁を用いた場合、停電時にもオーバーフロー弁18は開かれることになる。
第一オーバーフロー路17aおよび第二オーバーフロー路17bは、それぞれ下方へ延出するよう配管され、両オーバーフロー路17a,17bの合流後の共通管路17cは、逆止弁19を介して、後述する排水路20(排水弁21よりも下流の排水路20)に合流するよう接続される。また、前記共通管路17cには、各オーバーフロー路17a,17bからの排水の有無を検知する排水検知手段22が設けられている。排水検知手段22は、特に問わず、たとえばフローセンサや流量計などでもよいが、本実施例では圧力スイッチが用いられる。具体的には、前記共通管路17cには、逆止弁の手前側(上流側)に圧力スイッチ22が設けられており、いずれかのオーバーフロー路17a,17bから排水があると、配管内の圧力が高まることを利用して、オーバーフローを検知する。
排水手段6は、洗浄槽2下部の液貯留部4から、排水路20を介して排水する。排水路20には、排水弁21が設けられている。排水弁21を開くことで、液貯留部4内の貯留水を外部へ排水することができる。
薬液供給手段7は、液貯留部4内の貯留水に、給液路23を介して薬液を供給する。具体的には、薬液が貯留された薬液タンク24が、給液路23を介して洗浄槽2と接続され、給液路23には薬液ポンプ25が設けられている。薬液ポンプ25の作動を制御することで、薬液タンク24から洗浄槽2内への薬液の供給量を調整することができる。なお、薬液タンク24および給液路23のセットを並列に複数設けておき、薬液の種類を変更可能としてもよい。たとえば、アルカリ性洗剤、酵素配合洗剤、潤滑防錆剤、乾燥促進剤など、所望の薬液を貯留した薬液タンク24を複数備え、被洗浄物や工程に応じて、使用する薬液を変更してもよい。
循環手段8は、液貯留部4内の貯留液を、洗浄ノズル3へ循環供給する。具体的には、循環手段8は、循環ポンプ26と循環配管27とを備える。循環ポンプ26は、液貯留部4の下方側部に設けられる。排水路20には、排水弁21より上流において、分岐路28が分岐して設けられており、その分岐路28が、循環ポンプ26の吸込口に接続される。一方、循環ポンプ26の吐出口は、適宜の循環配管27を介して、洗浄ノズル3の支持部材13に接続される。従って、循環ポンプ26を作動させると、液貯留部4内の液体を、循環配管27および支持部材13を介して洗浄ノズル3へ供給することができ、洗浄ノズル3から噴射された液体は、液貯留部4に戻される。
第一ヒータ10は、本実施例では液貯留部4に設けられて、貯留液を加熱する。第一ヒータ10は、電気ヒータであってもよいが、図示例では蒸気ヒータである。蒸気ヒータは、液貯留部4内に配置される蒸気管を備え、この蒸気管内には給蒸路29を介して蒸気が供給される。給蒸路29に設けた給蒸弁30の開閉または開度を制御することで、貯留液の温度を調整することができる。蒸気ヒータへ供給された蒸気の凝縮水は、ドレン排出路31を介して排出される。蒸気ヒータからのドレン排出路31には、蒸気トラップ32と逆止弁33とが設けられる。
送風機9は、洗浄槽2の上部に、給気路34を介して接続される。送風機9からの給気路34は、第二ヒータ11より下流において分岐され、第一給気路34aが給気弁35を介して前記循環配管27に接続され、第二給気路34bが洗浄槽2上部のジャケット12に接続される。送風機9からの空気は、第二ヒータ11で加熱された後、第一給気路34a、循環配管27および支持部材13を介して、洗浄ノズル3から噴射される一方、第二給気路34bおよびジャケット12を介して、左右のジャケット12の下端部から洗浄槽2内へ供給される。
洗浄槽2の上部には、外部への排気路36が接続される。排気路36からの排気は、一部が外部へ排気されつつ、残部が循環路37を介して送風機9の吸込口へ戻される。この戻し量を所望に保つために、排気路36にはオリフィス38が設けられる。従って、送風機9には、洗浄槽2からの排気と、フィルタ39を介した新規空気(外気)とが供給される。言い換えれば、空気を一部入れ替えながら、送風機9により、洗浄槽2との間で空気を循環させることができる。但し、洗浄槽2からの排気は、一部を入れ替えながら循環させる以外に、全量を外部へ排出してもよい。その場合、循環路37およびオリフィス38の設置は省略される。
洗浄器1は、さらに加熱タンク40を備えてもよい。加熱タンク40は、後の工程で用いる液体を予め加熱するのに用いられる。本実施例では、加熱タンク40は、設置スペースの関係上、洗浄槽2の上部(たとえば洗浄槽2の真上または上方側部)に設けられる。
加熱タンク40には、タンク給水路41を介して水が供給される。タンク給水路41にはタンク給水弁42が設けられており、タンク給水弁42の開閉を制御することで、加熱タンク40への給水を制御することができる。本実施例では、加熱タンク40には、水位検出器(図示省略)が設けられており、少なくとも満水状態(設定水位までの給水状態)と空水状態とが検知可能とされる。水位検出器の検出信号に基づきタンク給水弁42を制御して、加熱タンク40に設定水位まで給水することができる。なお、加熱タンク40には、所定以上の水を溢れされるオーバーフロー路43が設けられている。
加熱タンク40には、第三ヒータ44が設けられる。第三ヒータ44は、図示例では電気ヒータとされるが、場合により第一ヒータ10と同様の蒸気ヒータであってもよい。第三ヒータ44により、加熱タンク40内の液体を設定温度まで加熱することができる。典型的には、後述する除染工程で使用する熱水を製造することができる。
加熱タンク40と洗浄槽2とは、熱水路45により接続されており、熱水路45には熱水弁46が設けられている。熱水路45は、下流(洗浄槽2側)において、給水路14と共通管路とされている。熱水弁46を開くことで、加熱タンク40から洗浄槽2内へ熱水を供給することができる。加熱タンク40で加熱された熱水は、洗浄槽2の側壁に設けたジャケット12を介して液貯留部4へ送られるので、万一、洗浄槽2の扉が開いていても、高温の液体が洗浄槽2外へ飛び散るおそれがなく、安全である。
洗浄槽2には、さらに、超音波振動子47が設けられる。本実施例では、洗浄槽2の下壁の左右の傾斜面2aに、それぞれ超音波振動子47が設けられている。
液貯留部4(より具体的には凹部2b)には、第一温度センサ48が設けられる。第一温度センサ48の検出温度に基づき第一ヒータ10を制御(本実施例では給蒸弁30を制御)することで、液貯留部4内の貯留水、ひいては洗浄ノズル3から噴射する液体の温度を調整することができる。
送風機9から洗浄槽2への給気路34には、第二ヒータ11の設置位置よりも下流側に、第二温度センサ49が設けられる。第二温度センサ49の検出温度に基づき第二ヒータ11を制御することで、洗浄槽2内への給気温度を調整することができる。
加熱タンク40には、第三温度センサ50が設けられる。第三温度センサ50の検出温度に基づき第三ヒータ44を制御することで、加熱タンク40内の貯留水を所望温度に調整することができる。
洗浄器1は、さらに制御手段としての制御器(図示省略)を備える。具体的には、給水弁16、オーバーフロー弁18、排水弁21、薬液ポンプ25、循環ポンプ26、送風機9、給気弁35、タンク給水弁42、熱水弁46、第一ヒータ10(給蒸弁30)、第二ヒータ11、第三ヒータ44、超音波振動子47、液貯留部4の液位検出器、加熱タンク40の水位検出器、排水検知手段(圧力スイッチ)22、第一温度センサ48、第二温度センサ49および第三温度センサ50などは、制御器に接続されている。そして、制御器は、以下に述べるように、所定の手順(プログラム)に従い、洗浄槽2内の被洗浄物の洗浄や濯ぎなどを図る。
以下、本実施例の洗浄器1の運転について具体的に説明する。初期状態において、各弁16,21,35,42,46は閉じられ、各ポンプ25,26、各ヒータ10,11,44、送風機9および超音波振動子47は停止している。なお、オーバーフロー弁18は、ノーマルオープン型の電磁弁の場合、この段階では開かれている。この状態で、洗浄槽2内には、被洗浄物が収容され、洗浄槽2の扉は気密に閉じられる。
本実施例の洗浄器は、予洗工程、洗浄工程、超音波洗浄工程、濯ぎ工程、除染工程および乾燥工程の内、選択された工程を実行する。どの工程をどのような順序で行うか(また各工程を何回行うか)は、運転開始に先立ち、ユーザにより制御器に設定される。典型的には、予洗工程を所望により行った後、洗浄工程および/または超音波洗浄工程を行い、所望により濯ぎ工程、さらには必要に応じて除染工程を行った後、最後に、乾燥工程を順次に実行する。いずれにしても、所定の運転開始ボタンにより運転開始が指示されると、制御器は、選択された工程を順次に実行する。以下、各工程の具体的内容を説明する。
≪予洗工程≫
予洗工程は、薬液を投入しない水で、被洗浄物を洗浄する工程である。具体的には、まず、給水弁16を開けて、液貯留部4に給水する。液貯留部4に設定水位(たとえば図1の液位X)まで水が貯留されると、液位検出器によりそれを検知して給水弁16を閉じる。その後、循環ポンプ26を作動させて、液貯留部4からの水を、循環配管27および支持部材13を介して洗浄ノズル3へ供給し、洗浄ノズル3を回転させながら、洗浄ノズル3のノズル孔から被洗浄物に噴射する。これにより、被洗浄物は、上下の洗浄ノズル3から噴射される水で洗浄(ジェット洗浄)される。各洗浄ノズル3から噴射された水は、洗浄槽2下部の液貯留部4へ戻される。設定時間だけ水を循環させた後、循環ポンプ26を停止する。そして、排水弁21を開けて液貯留部4から排水し、排水完了後には排水弁21を閉じる。なお、予洗工程では、本実施例では常温水を循環させるが、場合により第一ヒータ10などにより所定温度に加熱した温水を循環させてもよい。
予洗工程は、薬液を投入しない水で、被洗浄物を洗浄する工程である。具体的には、まず、給水弁16を開けて、液貯留部4に給水する。液貯留部4に設定水位(たとえば図1の液位X)まで水が貯留されると、液位検出器によりそれを検知して給水弁16を閉じる。その後、循環ポンプ26を作動させて、液貯留部4からの水を、循環配管27および支持部材13を介して洗浄ノズル3へ供給し、洗浄ノズル3を回転させながら、洗浄ノズル3のノズル孔から被洗浄物に噴射する。これにより、被洗浄物は、上下の洗浄ノズル3から噴射される水で洗浄(ジェット洗浄)される。各洗浄ノズル3から噴射された水は、洗浄槽2下部の液貯留部4へ戻される。設定時間だけ水を循環させた後、循環ポンプ26を停止する。そして、排水弁21を開けて液貯留部4から排水し、排水完了後には排水弁21を閉じる。なお、予洗工程では、本実施例では常温水を循環させるが、場合により第一ヒータ10などにより所定温度に加熱した温水を循環させてもよい。
ところで、予洗工程では、オーバーフロー弁18は開かれた状態に維持される。そのため、万一、給水系統の故障が生じても、洗浄槽2内への無駄な給水および貯水を防止することができる。たとえば、給水弁16の故障や、液貯留部4の液位検出器の故障などにより、給水を設定水位で停止できない場合でも、必要以上に洗浄槽2内に水が貯留されるおそれがない。そのため、被洗浄物が水に浸漬するおそれがない。そして、オーバーフローがあった場合には、排水検知手段(圧力スイッチなど)22がそれを検知するので、その検出信号を受信した制御器は、その旨報知(たとえば洗浄器1に付属のタッチパネル、ブザーまたはランプなどへの出力)により、ユーザにお知らせして、対策を講じるよう案内することができる。オーバーフロー弁18を開けておくことで、比較的低水位で検知可能となるから、迅速に異常を知ることができる。また、制御器は、このような報知に代えてまたはそれに加えて、給水手段5による給水を停止できる場合には、給水手段5による給水を停止する。さらに、必要に応じて、その後の運転継続を不能に、洗浄器1を停止させる。このような処理は、後述する洗浄工程、濯ぎ工程および除染工程でも同様である。
≪洗浄工程≫
洗浄工程は、薬液(洗剤)を投入した水(洗浄液)で、被洗浄物を洗浄する工程である。洗浄工程は、基本的には予洗工程と同様である。そこで、ここでは、洗浄工程が予洗工程と異なる点について説明する。洗浄工程では、液貯留部4に設定水位まで水を貯留後または貯留中、薬液ポンプ25を作動させて、液貯留部4内の貯留水に洗剤を投入する。さらに、第一ヒータ10を作動させて、液貯留部4内の貯留水を設定温度(たとえば40℃)まで加熱する。但し、循環ポンプ26を作動させながら、液貯留部4内の貯留水を設定温度まで加熱してもよい。また、給水路14または熱水路45により、設定温度の温水を給水できる場合には、その温水を利用してもよい。いずれにしても、液貯留部4内に洗浄液を準備した後、循環ポンプ26を作動させて、被洗浄物を洗浄液により洗浄(ジェット洗浄)する。洗浄液の循環中、第一温度センサ48の検出温度に基づき第一ヒータ10を制御して、洗浄液の温度を設定温度に維持する。設定時間だけ洗浄液を循環させた後、循環ポンプ26を停止する。そして、排水弁21を開けて液貯留部4から排水し、排水完了後には排水弁21を閉じる。なお、設定温度を変えて(あるいは変えずに)、洗浄工程を複数回行ってもよい。その際、設定温度を変えるごとに、洗浄槽2内の洗浄液を入れ替えてもよいし、入れ替えなくてもよい。また、ここでは第一ヒータ10で洗浄液を加熱する例を示したが、場合により洗浄液の加熱を省略してもよい。
洗浄工程は、薬液(洗剤)を投入した水(洗浄液)で、被洗浄物を洗浄する工程である。洗浄工程は、基本的には予洗工程と同様である。そこで、ここでは、洗浄工程が予洗工程と異なる点について説明する。洗浄工程では、液貯留部4に設定水位まで水を貯留後または貯留中、薬液ポンプ25を作動させて、液貯留部4内の貯留水に洗剤を投入する。さらに、第一ヒータ10を作動させて、液貯留部4内の貯留水を設定温度(たとえば40℃)まで加熱する。但し、循環ポンプ26を作動させながら、液貯留部4内の貯留水を設定温度まで加熱してもよい。また、給水路14または熱水路45により、設定温度の温水を給水できる場合には、その温水を利用してもよい。いずれにしても、液貯留部4内に洗浄液を準備した後、循環ポンプ26を作動させて、被洗浄物を洗浄液により洗浄(ジェット洗浄)する。洗浄液の循環中、第一温度センサ48の検出温度に基づき第一ヒータ10を制御して、洗浄液の温度を設定温度に維持する。設定時間だけ洗浄液を循環させた後、循環ポンプ26を停止する。そして、排水弁21を開けて液貯留部4から排水し、排水完了後には排水弁21を閉じる。なお、設定温度を変えて(あるいは変えずに)、洗浄工程を複数回行ってもよい。その際、設定温度を変えるごとに、洗浄槽2内の洗浄液を入れ替えてもよいし、入れ替えなくてもよい。また、ここでは第一ヒータ10で洗浄液を加熱する例を示したが、場合により洗浄液の加熱を省略してもよい。
ところで、前述したように、洗浄工程でも、予洗工程と同様に、オーバーフロー弁18を開けておき、規定水位以上の洗浄槽2内への水の貯留が防止される。そして、排水検知手段22によりオーバーフローが検知された場合には、その旨報知したり、給水手段5により給水を停止したりする。
≪超音波洗浄工程≫
超音波洗浄工程は、被洗浄物を超音波洗浄する工程である。具体的には、まず、給水弁16を開けて、洗浄槽2内に給水する。この際、洗浄槽2内の被洗浄物が水没(つまり洗浄液に被洗浄物を浸漬)するまで(たとえば図1の液位Yまで)、洗浄槽2内に給水する。洗浄槽2内の被洗浄物が水没するのであれば、必ずしも洗浄槽2内の上部まで給水する必要はない。洗浄槽2内に所望水位まで水が貯留されると、液位検出器によりそれを検知して給水弁16を閉じる。その後、超音波振動子47を作動させることで、被洗浄物を超音波洗浄する。但し、超音波振動子47の作動は、場合により、洗浄槽2内への給水中(特に少なくとも一部の被洗浄物を浸漬後)において開始してもよい。また、超音波洗浄中、循環ポンプ26を作動させて、洗浄ノズル3からの水の噴射を併用してもよい。洗浄槽2内の上方に配置された被洗浄物は、場合により超音波が当たり難く洗浄効果が薄れる場合があるが、循環ポンプ26を作動させることで、洗浄ノズル3からの液体の噴射とそれによる貯留水の流動とにより、すべての被洗浄物を効果的に洗浄することができる。なお、超音波洗浄工程では、洗浄工程と同様に、貯留液に薬液を混入してもよいし、第一ヒータ10により貯留液を所望温度に加熱してもよい。設定時間だけ超音波洗浄を行った後、超音波振動子47や循環ポンプ26を停止する。そして、排水弁21を開けて洗浄槽2および液貯留部4から排水し、排水完了後には排水弁21を閉じる。
超音波洗浄工程は、被洗浄物を超音波洗浄する工程である。具体的には、まず、給水弁16を開けて、洗浄槽2内に給水する。この際、洗浄槽2内の被洗浄物が水没(つまり洗浄液に被洗浄物を浸漬)するまで(たとえば図1の液位Yまで)、洗浄槽2内に給水する。洗浄槽2内の被洗浄物が水没するのであれば、必ずしも洗浄槽2内の上部まで給水する必要はない。洗浄槽2内に所望水位まで水が貯留されると、液位検出器によりそれを検知して給水弁16を閉じる。その後、超音波振動子47を作動させることで、被洗浄物を超音波洗浄する。但し、超音波振動子47の作動は、場合により、洗浄槽2内への給水中(特に少なくとも一部の被洗浄物を浸漬後)において開始してもよい。また、超音波洗浄中、循環ポンプ26を作動させて、洗浄ノズル3からの水の噴射を併用してもよい。洗浄槽2内の上方に配置された被洗浄物は、場合により超音波が当たり難く洗浄効果が薄れる場合があるが、循環ポンプ26を作動させることで、洗浄ノズル3からの液体の噴射とそれによる貯留水の流動とにより、すべての被洗浄物を効果的に洗浄することができる。なお、超音波洗浄工程では、洗浄工程と同様に、貯留液に薬液を混入してもよいし、第一ヒータ10により貯留液を所望温度に加熱してもよい。設定時間だけ超音波洗浄を行った後、超音波振動子47や循環ポンプ26を停止する。そして、排水弁21を開けて洗浄槽2および液貯留部4から排水し、排水完了後には排水弁21を閉じる。
ところで、超音波洗浄工程では、洗浄槽2内に水を貯留するために、オーバーフロー弁18は閉じられた状態に維持される。しかしながら、洗浄槽2の上部には、オーバーフロー弁18のない第一オーバーフロー路17aが接続されているので、万一、必要以上に給水されても、その水を第一オーバーフロー路17aへ排出することができる。そして、予洗工程や洗浄工程と同様に、排水検知手段22によりオーバーフローが検知された場合には、その旨報知したり、給水手段5により給水を停止したりできる。
≪濯ぎ工程≫
濯ぎ工程は、予洗工程と同様の工程であり、液貯留部4に水を貯留した後、循環ポンプ26を作動させて、洗浄ノズル3から水を噴射して、被洗浄物を濯ぐ工程である。この際、第一ヒータ10により貯留水を設定温度まで加熱してもよい。また、場合により、貯留水に薬剤を投入してもよい。設定時間だけ水を循環させた後、循環ポンプ26を停止する。そして、排水弁21を開けて液貯留部4から排水し、排水完了後には排水弁21を閉じる。
濯ぎ工程は、予洗工程と同様の工程であり、液貯留部4に水を貯留した後、循環ポンプ26を作動させて、洗浄ノズル3から水を噴射して、被洗浄物を濯ぐ工程である。この際、第一ヒータ10により貯留水を設定温度まで加熱してもよい。また、場合により、貯留水に薬剤を投入してもよい。設定時間だけ水を循環させた後、循環ポンプ26を停止する。そして、排水弁21を開けて液貯留部4から排水し、排水完了後には排水弁21を閉じる。
本実施例では、濯ぎ工程を設定回数(少なくとも1回)繰り返す。具体的には、給水手段5による給水と、循環手段8による設定時間の循環と、排水手段6による排水とのセットを設定回数(たとえば2回または3回)繰り返す。
≪除染工程≫
除染工程も、基本的には予洗工程と同様であるが、水温が異なる。除染工程では、循環水は、熱水(80℃以上100℃未満の高温水)とされる。第一ヒータ10で熱水まで加熱してもよいが、予め加熱タンク40において熱水を用意しておき、給水路14からの給水の代わりに、加熱タンク40から熱水を給水すれば、運転時間の短縮を図ることができる。除染工程では、被洗浄物に噴射される液体の温度を確実に消毒温度に維持できるように、循環ポンプ26の出口側にも第一温度センサ48を設けておき、その温度に基づき第一ヒータ10を制御するようにしてもよい。なお、除染工程後、所望により、仕上げ工程を行ってもよい。仕上げ工程は、前記洗浄工程と同様であるが、洗剤の代わりに潤滑防錆剤および/または乾燥促進剤を用いる点が異なる。
除染工程も、基本的には予洗工程と同様であるが、水温が異なる。除染工程では、循環水は、熱水(80℃以上100℃未満の高温水)とされる。第一ヒータ10で熱水まで加熱してもよいが、予め加熱タンク40において熱水を用意しておき、給水路14からの給水の代わりに、加熱タンク40から熱水を給水すれば、運転時間の短縮を図ることができる。除染工程では、被洗浄物に噴射される液体の温度を確実に消毒温度に維持できるように、循環ポンプ26の出口側にも第一温度センサ48を設けておき、その温度に基づき第一ヒータ10を制御するようにしてもよい。なお、除染工程後、所望により、仕上げ工程を行ってもよい。仕上げ工程は、前記洗浄工程と同様であるが、洗剤の代わりに潤滑防錆剤および/または乾燥促進剤を用いる点が異なる。
≪乾燥工程≫
乾燥工程は、被洗浄物を熱風により乾燥させる工程である。具体的には、送風機9を作動させると共に給気弁35を開放すればよい。また、第二ヒータ11を作動させることで、洗浄槽2内へ熱風を送り込むことができる。この際、第二温度センサ49の検出温度に基づき第二ヒータ11を制御することで、熱風の温度を所定温度に維持することができる。送風機9からの熱風は、第一給気路34a、循環配管27および支持部材13を介して、洗浄ノズル3を回転させながら、洗浄ノズル3のノズル孔から噴射される。また、これと並行して、送風機9からの熱風は、第二給気路34bおよびジャケット12を介して、洗浄槽2内の底部へ供給される。これら熱風は、洗浄槽2の上部の排気路36から導出され、前述したように一部を入れ替えながら送風機9により循環される。
乾燥工程は、被洗浄物を熱風により乾燥させる工程である。具体的には、送風機9を作動させると共に給気弁35を開放すればよい。また、第二ヒータ11を作動させることで、洗浄槽2内へ熱風を送り込むことができる。この際、第二温度センサ49の検出温度に基づき第二ヒータ11を制御することで、熱風の温度を所定温度に維持することができる。送風機9からの熱風は、第一給気路34a、循環配管27および支持部材13を介して、洗浄ノズル3を回転させながら、洗浄ノズル3のノズル孔から噴射される。また、これと並行して、送風機9からの熱風は、第二給気路34bおよびジャケット12を介して、洗浄槽2内の底部へ供給される。これら熱風は、洗浄槽2の上部の排気路36から導出され、前述したように一部を入れ替えながら送風機9により循環される。
つまり、送風機9および第二ヒータ11の作動により、洗浄槽2内に熱風を循環させることができ、その際、オリフィス38を介して循環空気の一部を外部へ排出する一方、フィルタ39を介して送風機9に新規空気を取り込むことで、循環空気の一部の入れ替えが徐々になされる。水分を含んだ空気の外部への排出と、その排出分を補うための新規空気の取り込みにより、洗浄槽2内を乾燥に適した相対湿度に保つことができる。
なお、上述したように、送風機9から第二ヒータ11で加熱された熱風は、循環配管27および支持部材13を介して洗浄ノズル3から噴射されるだけでなく、ジャケット12を介して洗浄槽2内の下部へも供給される。そして、そのようにして供給された熱風は、洗浄槽2の上部の排気路36へと導出される。ジャケット12を介して洗浄槽2内の下部からも熱風を供給し、その熱風の排出口を洗浄槽2の上部に設けることで、洗浄ノズル3からだけ熱風を供給した場合と比較して、洗浄槽2内全体に熱風を通過させることができ、被洗浄物の乾燥を迅速および確実に図ることができる。また、洗浄ノズル3を介した給気流量は、洗浄ノズル3内を乾燥させる程度でよく、ジャケット12を介した給気流量をメインにすることができるので、配管の圧力損失を低減でき、送風機9の小型化を実現することができる。
本発明の洗浄器1は、前記実施例の構成(制御を含む)に限らず適宜変更可能である。特に、洗浄槽2内に被洗浄物を収容して、被洗浄物に液体を噴射するか液体に被洗浄物を浸漬して洗浄する洗浄器1であって、洗浄槽2、洗浄ノズル3、液貯留部4、給水手段5、排水手段6および循環手段8を備え、洗浄槽2には、複数の高さに、洗浄槽2外へ液体を排出するオーバーフロー路17が接続されており、複数のオーバーフロー路17の内、最上部以外のオーバーフロー路17には、オーバーフロー弁18が開閉可能に設けられているのであれば、その他の構成は、適宜に変更可能である。
たとえば、前記実施例では、上下二箇所において、洗浄槽2にオーバーフロー路17a,17bを接続したが、上方の第一オーバーフロー路17aと下方の第二オーバーフロー路17bとの内、一方または双方の高さを変更してもよい。また、上方の第一オーバーフロー路17aと下方の第二オーバーフロー路17bとの間の高さに、第三オーバーフロー路を設けてもよい。その場合、第三オーバーフロー路は、オーバーフロー弁18を介した後、その他のオーバーフロー路17a,17bと合流して、逆止弁19を介して排水路20へ接続される。そして、洗浄槽2内に貯留すべき水位に応じて、その必要水位よりも下方に配置されたオーバーフロー路17のオーバーフロー弁18は閉じる一方、その必要水位よりも高いが一番近い高さのオーバーフロー路17のオーバーフロー弁18は開いて運転すればよい。
また、前記実施例では、第一オーバーフロー路17aには、オーバーフロー弁18を設けなかったが、場合により、オーバーフロー弁18を設けてもよい。その場合、第一オーバーフロー路17aのオーバーフロー弁18は、少なくとも超音波洗浄時に開ければよい。
また、前記実施例では、洗浄槽2内に貯留した液体に被洗浄物を浸漬して洗浄する浸漬洗浄は、超音波洗浄としたが、場合により、これ以外の浸漬洗浄であってもよい。その場合、超音波振動子47の設置は省略される。
その他、前記実施例において、加熱タンク40は、場合により省略可能である。
さらに、前記実施例では、被洗浄物は、洗浄槽2内の網棚に対し出し入れされたが、洗浄槽2内に洗浄ラックを出し入れ可能とし、その洗浄ラックの網棚に被洗浄物を収容可能としてもよい。その場合、上下複数段に設けられる洗浄ノズル(特に最上部および/または最下部の洗浄ノズル以外の洗浄ノズル)3は、洗浄ラックに設けられる。洗浄ラックには、前記実施例と同様に、一側部に、上下複数段にアーム状の支持部材13が設けられ、各支持部材13に洗浄ノズル3が回転可能に保持される。そして、洗浄槽2に洗浄ラックを収容した状態で、循環ポンプ26からの液体(または送風機9からの空気)を洗浄ラックの洗浄ノズル3へ供給可能に、洗浄ラック側の支持部材13への流体供給口と、洗浄槽2側の循環ポンプ26からの配管の流体吐出口とが、着脱可能に接続される。なお、洗浄ラックは、下端部にキャスターが設けられたワゴン状とされてもよい。また、前記実施例において洗浄槽2内の上下両端部に設けられた洗浄ノズル3の内、一方または双方は、洗浄ラックに設けるのではなく、洗浄槽2の側に設けられてもよい。
1 洗浄器
2 洗浄槽
3 洗浄ノズル
4 液貯留部
5 給水手段
6 排水手段
7 薬液供給手段
8 循環手段
9 送風機
10 第一ヒータ
11 第二ヒータ
17 オーバーフロー路
17a 第一オーバーフロー路(上方のオーバーフロー路)
17b 第二オーバーフロー路(下方のオーバーフロー路)
18 オーバーフロー弁
22 排水検知手段
47 超音波振動子
2 洗浄槽
3 洗浄ノズル
4 液貯留部
5 給水手段
6 排水手段
7 薬液供給手段
8 循環手段
9 送風機
10 第一ヒータ
11 第二ヒータ
17 オーバーフロー路
17a 第一オーバーフロー路(上方のオーバーフロー路)
17b 第二オーバーフロー路(下方のオーバーフロー路)
18 オーバーフロー弁
22 排水検知手段
47 超音波振動子
Claims (4)
- 洗浄槽内に被洗浄物を収容して、被洗浄物に液体を噴射するか液体に被洗浄物を浸漬して洗浄する洗浄器であって、
被洗浄物が収容される洗浄槽と、この洗浄槽内の被洗浄物へ液体を噴射する洗浄ノズルと、前記洗浄槽内の下部に連接された液貯留部と、この液貯留部への給水手段と、前記液貯留部からの排水手段と、前記液貯留部の液体を前記洗浄ノズルへ循環供給する循環手段とを備え、
前記洗浄槽には、複数の高さに、前記洗浄槽外へ液体を排出するオーバーフロー路が接続されており、
前記複数のオーバーフロー路の内、最上部以外のオーバーフロー路には、オーバーフロー弁が開閉可能に設けられている
ことを特徴とする洗浄器。 - 前記洗浄ノズルは、前記洗浄槽内に上下複数段に設けられ、
前記オーバーフロー路は、前記洗浄槽の上下二箇所に接続され、
上方のオーバーフロー路は、最上段の洗浄ノズルより上方位置に接続され、
下方のオーバーフロー路は、前記洗浄槽内に被洗浄物を載置するための最下段の網棚よりも下方位置に接続され、
下方のオーバーフロー路にのみ、前記オーバーフロー弁が設けられている
ことを特徴とする請求項1に記載の洗浄器。 - 前記洗浄槽内の下部に、超音波振動子をさらに備え、
ジェット洗浄として、前記被洗浄物を浸漬しない水位まで貯留した液体を、前記循環手段により前記洗浄ノズルから噴射して前記被洗浄物を洗浄するか、
超音波洗浄として、前記被洗浄物を浸漬する水位まで液体を貯留した状態で、前記超音波振動子を作動させて前記被洗浄物を洗浄し、
前記オーバーフロー弁は、前記ジェット洗浄時には開かれる一方、前記超音波洗浄時には閉じられる
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の洗浄器。 - 前記オーバーフロー路に排水があったことを検知した場合、その旨報知するか、前記給水手段による給水を停止する
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の洗浄器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2015022908A JP2016144784A (ja) | 2015-02-09 | 2015-02-09 | 洗浄器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2015022908A JP2016144784A (ja) | 2015-02-09 | 2015-02-09 | 洗浄器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2016144784A true JP2016144784A (ja) | 2016-08-12 |
Family
ID=56685199
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2015022908A Pending JP2016144784A (ja) | 2015-02-09 | 2015-02-09 | 洗浄器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2016144784A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110426693A (zh) * | 2019-07-29 | 2019-11-08 | 北京小马智行科技有限公司 | 激光雷达及具有其的车辆 |
| CN111979708A (zh) * | 2019-05-24 | 2020-11-24 | 青岛海尔滚筒洗衣机有限公司 | 一种洗衣机水盒及洗衣机 |
| WO2023202274A1 (zh) * | 2022-04-22 | 2023-10-26 | 合肥海尔洗衣机有限公司 | 一种超声波清洗装置及洗衣机 |
-
2015
- 2015-02-09 JP JP2015022908A patent/JP2016144784A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN111979708A (zh) * | 2019-05-24 | 2020-11-24 | 青岛海尔滚筒洗衣机有限公司 | 一种洗衣机水盒及洗衣机 |
| CN111979708B (zh) * | 2019-05-24 | 2023-05-30 | 青岛海尔洗涤电器有限公司 | 一种洗衣机水盒及洗衣机 |
| CN110426693A (zh) * | 2019-07-29 | 2019-11-08 | 北京小马智行科技有限公司 | 激光雷达及具有其的车辆 |
| WO2023202274A1 (zh) * | 2022-04-22 | 2023-10-26 | 合肥海尔洗衣机有限公司 | 一种超声波清洗装置及洗衣机 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2011528594A (ja) | 水を使用する家庭用機器、特に食器洗浄機又は洗濯機 | |
| KR20100023175A (ko) | 식기 세척기 | |
| KR20190026538A (ko) | 초음파 세정기 | |
| JP6712409B2 (ja) | 超音波洗浄器 | |
| JP2016140677A (ja) | 洗浄器 | |
| JP2016144784A (ja) | 洗浄器 | |
| JP6579368B2 (ja) | 洗浄器 | |
| JP2016073908A (ja) | 洗浄器 | |
| KR20090030988A (ko) | 식기세척기의 제어방법 | |
| JP6443729B2 (ja) | 洗浄器 | |
| JP2007130037A (ja) | 医療用器具洗浄装置、及び、医療用器具洗浄方法 | |
| JP2013005943A (ja) | 洗浄装置 | |
| JP2017070882A (ja) | 洗浄器 | |
| JP6593577B2 (ja) | 洗浄器 | |
| KR20180127911A (ko) | 세정기 | |
| JP2017023985A (ja) | 洗浄器 | |
| JP6871024B2 (ja) | 洗浄装置 | |
| JP2016073906A (ja) | 洗浄器 | |
| JP2021000583A (ja) | 洗浄器 | |
| JP2017018874A (ja) | 洗浄器 | |
| JP2016140853A (ja) | 洗浄器 | |
| JP2016073910A (ja) | 洗浄器 | |
| KR20130070277A (ko) | 식기세척기의 제어방법 | |
| JP2016073909A (ja) | 洗浄器 | |
| JP2020037075A (ja) | 洗浄器およびその運転方法 |