JP6593577B2 - 洗浄器 - Google Patents
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請求項1に記載の発明によれば、乾燥工程では、排水弁を閉じた状態で、洗浄槽内に熱風を流通させるので、熱を排水路へ逃がさない。一方、終了工程では、少なくとも洗浄槽内に通風中、排水弁を開くことで、洗浄槽内底部の残留水を排水することができる。これにより、被洗浄物への結露を一層確実に防止することができる。なお、終了工程では、ヒータを停止しているので、排水弁を開いても、無駄に熱を排水路へ逃すおそれはない。
請求項2に記載の発明は、前記洗浄槽は、少なくとも左右の側壁に、前記洗浄槽内の下方へ開口する空洞部を備え、前記送風機からの空気は、前記ヒータおよび前記循環配管を介して、前記洗浄ノズルから噴射されると共に、前記ヒータおよび前記空洞部を介して、左右の前記空洞部の下端部から前記洗浄槽内へ供給されることを特徴とする請求項1に記載の洗浄器である。
予洗工程は、薬液を投入しない水で、被洗浄物を洗浄する工程である。具体的には、まず、給水弁16を開けて、液貯留部4に給水する。液貯留部4に設定水位(たとえば図1の液位X)まで水が貯留されると、液位検出器によりそれを検知して給水弁16を閉じる。その後、循環ポンプ23を作動させて、液貯留部4からの水を、循環配管24および支持部材13を介して洗浄ノズル3へ供給し、洗浄ノズル3を回転させながら、洗浄ノズル3のノズル孔から被洗浄物に噴射する。これにより、被洗浄物は、上下の洗浄ノズル3から噴射される水で洗浄される。各洗浄ノズル3から噴射された水は、洗浄槽2下部の液貯留部4へ戻される。設定時間だけ水を循環させた後、循環ポンプ23を停止する。そして、排水弁19を開けて液貯留部4から排水し、排水完了後には排水弁19を閉じる。なお、水の循環中、液貯留部4内の液位は、たとえば図1の液位Yとされる。また、予洗工程では、本実施例では常温水を循環させるが、場合により第一ヒータ10などにより所定温度に加熱した温水を循環させてもよい。
洗浄工程は、薬液(洗剤)を投入した水(洗浄液)で、被洗浄物を洗浄する工程である。洗浄工程は、基本的には予洗工程と同様である。そこで、ここでは、洗浄工程が予洗工程と異なる点について説明する。洗浄工程では、液貯留部4に設定水位まで水を貯留後または貯留中、薬液ポンプ22を作動させて、液貯留部4内の貯留水に洗剤を投入する。さらに、第一ヒータ10を作動させて、液貯留部4内の貯留水を設定温度(たとえば40℃)まで加熱する。但し、循環ポンプ23を作動させながら、液貯留部4内の貯留水を設定温度まで加熱してもよい。また、給水路14または熱水路42により、設定温度の温水を給水できる場合には、その温水を利用してもよい。いずれにしても、液貯留部4内に洗浄液を準備した後、循環ポンプ23を作動させて、被洗浄物を洗浄液により洗浄する。洗浄液の循環中、第一温度センサ45の検出温度に基づき第一ヒータ10を制御して、洗浄液の温度を設定温度に維持する。設定時間だけ洗浄液を循環させた後、循環ポンプ23を停止する。そして、排水弁19を開けて液貯留部4から排水し、排水完了後には排水弁19を閉じる。なお、設定温度を変えて(あるいは変えずに)、洗浄工程を複数回行ってもよい。その際、設定温度を変えるごとに、洗浄槽2内の洗浄液を入れ替えてもよいし、入れ替えなくてもよい。また、ここでは第一ヒータ10で洗浄液を加熱する例を示したが、場合により洗浄液の加熱を省略してもよい。
超音波洗浄工程は、被洗浄物を超音波洗浄する工程である。具体的には、まず、給水弁16を開けて、洗浄槽2内に給水する。この際、洗浄槽2内の被洗浄物が水没(つまり洗浄液に被洗浄物を浸漬)するまで、洗浄槽2内に給水する。洗浄槽2内の被洗浄物が水没するのであれば、必ずしも洗浄槽2内の上部まで給水する必要はない。洗浄槽2内に所望水位まで水が貯留されると、液位検出器によりそれを検知して給水弁16を閉じる。その後、超音波振動子44を作動させることで、被洗浄物を超音波洗浄する。但し、超音波振動子44の作動は、場合により、洗浄槽2内への給水中(特に少なくとも一部の被洗浄物を浸漬後)において開始してもよい。また、超音波洗浄中、循環ポンプ23を作動させて、洗浄ノズル3からの水の噴射を併用してもよい。洗浄槽2内の上方に配置された被洗浄物は、場合により超音波が当たり難く洗浄効果が薄れる場合があるが、洗浄ノズル3からのジェット洗浄を併用することで、洗浄ノズル3からの液体の噴射とそれによる貯留水の流動とにより、すべての被洗浄物を効果的に洗浄することができる。なお、超音波洗浄工程では、洗浄工程と同様に、貯留液に薬液を混入してもよいし、第一ヒータ10により貯留液を所望温度に加熱してもよい。設定時間だけ超音波洗浄を行った後、超音波振動子44や循環ポンプ23を停止する。そして、排水弁19を開けて洗浄槽2および液貯留部4から排水し、排水完了後には排水弁19を閉じる。
濯ぎ工程は、予洗工程と同様の工程であり、液貯留部4に水を貯留した後、循環ポンプ23を作動させて、洗浄ノズル3から水を噴射して、被洗浄物を濯ぐ工程である。この際、第一ヒータ10により貯留水を設定温度まで加熱してもよい。また、場合により、貯留水に薬剤を投入してもよい。設定時間だけ水を循環させた後、循環ポンプ23を停止する。そして、排水弁19を開けて液貯留部4から排水し、排水完了後には排水弁19を閉じる。
除染工程も、基本的には予洗工程と同様であるが、水温が異なる。除染工程では、循環水は、熱水(80℃以上100℃未満の高温水)とされる。第一ヒータ10で熱水まで加熱してもよいが、予め加熱タンク37において熱水を用意しておき、給水路14からの給水の代わりに、加熱タンク37から熱水を給水すれば、運転時間の短縮を図ることができる。除染工程では、被洗浄物に噴射される液体の温度を確実に消毒温度に維持できるように、循環ポンプ23の出口側にも第一温度センサ45を設けておき、その温度に基づき第一ヒータ10を制御するようにしてもよい。なお、除染工程後、所望により、仕上げ工程を行ってもよい。仕上げ工程は、前記洗浄工程と同様であるが、洗剤の代わりに潤滑防錆剤および/または乾燥促進剤を用いる点が異なる。
乾燥工程は、被洗浄物を熱風により乾燥させる工程である。具体的には、送風機9を作動させると共に給気弁32を開放すればよい。また、第二ヒータ11を作動させることで、洗浄槽2内へ熱風を送り込むことができる。この際、第二温度センサ46の検出温度に基づき第二ヒータ11を制御することで、熱風の温度を所定温度に維持することができる。送風機9からの熱風は、第一給気路31a、循環配管24および支持部材13を介して、洗浄ノズル3を回転させながら、洗浄ノズル3のノズル孔から噴射される。また、これと並行して、送風機9からの熱風は、第二給気路31bおよびジャケット12を介して、洗浄槽2内の底部へ供給される。これら熱風は、洗浄槽2の上部の排気路33から導出され、前述したように一部を入れ替えながら送風機9により循環される。
終了工程は、被洗浄物への結露の発生を防止すると共に、被洗浄物の温度を下げて取出し時のやけどを防止するためになされる工程である。具体的には、送風機9を作動させて、洗浄槽2内に間欠的または連続的に通風する。たとえば、10分ごとに1分だけ送風機9を運転することを繰り返すか、連続的に送風機9を運転し続ける。この際、第二ヒータ11は作動させない。これにより、被洗浄物に結露が生じるのを防止できると共に、被洗浄物の温度を下げて洗浄槽2内から被洗浄物を取り出す際のやけどを防止できる。
2 洗浄槽
3 洗浄ノズル
4 液貯留部
5 給水手段
6 排水手段
7 薬液供給手段
8 循環手段
9 送風機
10 第一ヒータ
11 第二ヒータ
13 支持部材
18 排水路
19 排水弁
23 循環ポンプ
24 循環配管
44 超音波振動子
Claims (5)
- 洗浄槽内に被洗浄物を収容して、被洗浄物に液体を噴射するか液体に被洗浄物を浸漬して洗浄する洗浄工程と、前記被洗浄物を熱風で乾燥させる乾燥工程とを、順次に含んで実行する洗浄器であって、
被洗浄物が収容される洗浄槽と、この洗浄槽内の被洗浄物へ液体を噴射する洗浄ノズルと、前記洗浄槽内の下部に連接された液貯留部と、この液貯留部への給水手段と、前記液貯留部からの排水手段と、前記液貯留部の液体を循環配管を介して前記洗浄ノズルへ循環供給する循環手段と、前記洗浄槽内へ空気を送り込む送風機と、この送風機による前記洗浄槽内への空気を加熱するヒータと、前記各手段ならびに前記送風機および前記ヒータを制御する制御手段とを備え、
前記送風機からの空気は、前記ヒータおよび前記循環配管を介して、前記洗浄ノズルから噴射可能とされ、
前記乾燥工程後の終了工程として、前記洗浄槽内に間欠的または連続的に通風し、
前記乾燥工程では、前記洗浄槽内への空気をヒータで加熱する一方、前記終了工程では、前記洗浄槽内への空気をヒータで加熱せず、
前記洗浄槽内下部の液貯留部からの排水路に排水弁を備え、
前記乾燥工程では、前記排水弁を閉じる一方、前記終了工程では、少なくとも前記洗浄槽内に通風中、前記排水弁を開く
ことを特徴とする洗浄器。 - 前記洗浄槽は、少なくとも左右の側壁に、前記洗浄槽内の下方へ開口する空洞部を備え、
前記送風機からの空気は、前記ヒータおよび前記循環配管を介して、前記洗浄ノズルから噴射されると共に、前記ヒータおよび前記空洞部を介して、左右の前記空洞部の下端部から前記洗浄槽内へ供給される
ことを特徴とする請求項1に記載の洗浄器。 - 前記液貯留部への薬液供給手段をさらに備え、
前記洗浄工程では、前記給水手段による水に前記薬液供給手段による洗剤を混入して洗浄液として、この洗浄液を前記循環手段により循環させて前記被洗浄物を洗浄後、前記排水手段により洗浄液を排水し、
その後の濯ぎ工程では、前記給水手段による水を濯ぎ水として、この濯ぎ水を前記循環手段により循環させて前記被洗浄物を濯ぎ後、前記排水手段により濯ぎ水を排水し、
その後の乾燥工程では、前記ヒータを作動させた状態で前記送風機を作動させて、前記被洗浄物を熱風で乾燥させ、
その後の終了工程では、前記ヒータを停止させた状態で前記送風機を作動させて、前記洗浄槽内に通風する動作を、間欠的または連続的に行う
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の洗浄器。 - 前記洗浄槽内の下部に、超音波振動子をさらに備え、
前記洗浄工程では、前記被洗浄物を液体に浸漬した状態で、前記循環手段の作動に代えてまたはそれに加えて、前記超音波振動子を作動させる
ことを特徴とする請求項3に記載の洗浄器。 - 前記洗浄槽の扉が開放されたことを検知するか、前記終了工程の開始から設定時間経過すると、前記終了工程を終了する
ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の洗浄器。
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