JP2018123270A - 万能洗浄材 - Google Patents

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Abstract

【課題】少量の水を使用して被洗浄面の表面を擦るだけで、被洗浄面を傷つけることなく、しかも、作業上ほとんど疲れることなく、簡便且つ短時間に広範囲にわたる汚れを除去または洗浄することができる、人体や環境に優しい洗浄材を提供すること。【解決手段】本洗浄材は、可塑剤またはオイルにより液状化された非水溶性の固形樹脂を粘結剤とし、当該粘結剤に、界面活性剤、粉末研磨剤および球状潤滑剤が分散された、粘土状または半固形状の洗浄材である。【選択図】なし

Description

本発明は、各種物体の表面(以下被洗浄面と記す)に付着した水アカ、油膜、カビ、錆、食品類の焦げ付き、泥等の汚れを、簡便且つ短時間に除去・洗浄できる洗浄材において、対象となる汚れが無機質の汚れから有機質の汚れまでの広範囲に適用でき、さらにその洗浄作業に要する労力を著しく軽減することができる、粘土状または半固形状の洗浄材に関するものである。
被洗浄面に付着した水アカ、油膜等の汚れを除去する方法として、洗剤を用い、タワシ、スポンジ、時にはナイロンタワシや金タワシ等を併用して物理的に除去するか、あるいは、酸又はアルカリ液、有機溶剤等の薬液で処理、洗浄する方法が知られている。
さらには、液状又は液状化した粘結剤に界面活性剤及び微粉末研磨剤を添加、混練して洗浄力及び凝集力を高め、粘土状から半固形状までの固さの混合物とし、これを洗浄材として使用することが提言されている(特許文献1を参照)。しかしこのような洗浄材は有機質の汚れに対する洗浄力が少し弱いうえ、被洗浄面との摩擦が強すぎて、作業性の点で問題があった。
前記の洗浄材において、有機質の汚れに対する洗浄性を高めるために有機溶剤や液状樹脂系洗浄剤等の配合成分を添加すると、洗浄材の粘着性が増大してしまい、その結果として洗浄材と被洗浄面との摩擦力が増加し洗浄時の作業性が著しく低下してしまうというジレンマがあった。それを回避するための従来法による潤滑性の調整にも限界があった。その対策として、洗浄材と被洗浄面との間に常時水を流すことにより摩擦力を低減する方法がとられるのが常套手段であるが、これには手数が大幅にかかるうえ、洗浄効率の低下にも繋がり、環境上も好ましくない。
特公平7−5920号公報
本発明はこれらの実情に鑑み、タワシやスポンジ等の洗浄用具を必要とせず、少量の水を使用して被洗浄面の表面を擦るだけで、被洗浄面を傷つけることなく、しかも、作業上ほとんど疲れることなく、簡便且つ短時間に広範囲にわたる汚れを除去または洗浄することができる、人体や環境に優しい洗浄材を提供することを目的とするものである。
更に本発明は、従来の洗浄材が包装フィルムに粘着して容易に取り出せないという欠点、及び作業中に手もしくは作業用手袋に強固に粘着してしまう欠点までも同時に解決しようとするものである。
本発明は、可塑剤もしくはオイルにより液状化された非水溶性の固形樹脂を粘結剤とし、当該粘結剤に、界面活性剤、粉末研磨剤および球状潤滑剤が分散された、粘土状または半固形状の洗浄材に関する。
前記洗浄材においては、液状樹脂系洗浄剤がさらに分散されていることが好ましい。また、前記液状樹脂系洗浄剤が、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリ(エチレンオキサイ・プロピレンオキサイド)共重合物、またはこれらのエーテル化合物からなる親水性洗浄剤であり、GPC法により測定した数平均分子量が400〜4000であり、前記洗浄材100重量部に対する前記液状樹脂系洗浄剤の含有量が1〜20重量部であることがより好ましい。
また、コールターカウンター法によって測定した前記球状潤滑剤の平均粒径が3〜100μmであり、前記洗浄材100重量部に対する前記球状潤滑剤の含有量が3〜50重量部であることが好ましい。
本発明の粘土状または半固形状の洗浄材によれば、有機質、無機質を問わず広い範囲の汚れを除去することが可能である。さらに、特許文献1に記載の洗浄材において粘着性が高くなり洗浄時の作業性が低下してしまう不都合があったのを、本発明によれば、みごとに回避することができる。本発明の洗浄材によれば、優れた洗浄能力を達成できることに加えて、洗浄作業時の潤滑性向上による労力低減、洗浄材の被洗浄面への付着防止、手もしくは作業用手袋に対する付着防止(洗浄材の手離れ性)、および包装フィルムからの離型性改善等の、広範囲な作業性にかかわる諸問題を解決することができる。
好ましい実施形態による本発明の洗浄材によれば、被洗浄面の汚れを簡便かつ短時間に除去洗浄することができると共に、さらに洗浄作業と同時に撥水コーティング処理や艶出しコーティング処理を施すことも可能である。
また、本発明の洗浄材は、洗浄能力に優れ、被洗浄面に傷付き等の悪影響を与えることもないうえ、洗浄作業のために使用する水、および、洗浄後に被洗浄面をすすぐ際に使用する水がごく少量ですむため、環境への負荷が軽減される。本洗浄材が粘土状もしくは半固形状であることを生かし、本洗浄材を手で練り返すことで洗浄効果を新品同様に復活させることができるため、長期間使用できる経済性も併せ持ち、多方面、多分野への用途に応用できる万能洗浄材が提供される。
以下に本発明の実施形態について詳細に説明する。
本発明では、可塑剤もしくはオイルにより液状化された非水溶性の固形樹脂を粘結剤(バインダー)とする。この粘結剤に対し、界面活性剤、粉末研磨剤に加え、さらに球状潤滑剤を添加、混練して粘土状から半固形状までの固さの混合物とし、これを本発明の洗浄材とする。本発明の洗浄材は、広範囲の汚れに対する洗浄性に優れており、平らな被洗浄面だけでなく、凹凸のある被洗浄面に対しても使用できる。そして、球状潤滑剤の添加によって、洗浄材の粘着性に起因した作業性の悪さを改善し、洗浄作業性が著しく改善される。加えて、被洗浄面への洗浄材の付着性、手もしくは作業用手袋に対する付着性(洗浄材の手離れ性)、及び包装フィルムからの離型性といった、これまでこの種の洗浄材が宿命的にもっていた作業性の悪さを、優れた洗浄力を保持しながら画期的に改善できることを見出し、本発明の完成に至った。すなわち本発明は、粘土状または半固形状の洗浄材に作業性改善のための球状潤滑剤が配合された結果、洗浄材としての価値が飛躍的に向上したことにより完成されたものである。また、液状樹脂系洗浄剤を追加して添加すると、以上で説明した効果を保持したまま、洗浄材の洗浄力をさらに向上させることができる。
粘結剤のベース(母材)としては、非水溶性の固形樹脂が用いられる。固形樹脂とは、常温で固形の樹脂をいう。固形樹脂としては1種類を用いてもよいし、2種類以上を併用してもよい。このベースに、液状化剤または粘度調整剤として可塑剤やオイルを添加して、前記非水溶性の固形樹脂を液状化したものを、粘結剤とする。可塑剤とオイルはそれぞれを単独で使用してもよいし、両者を併用してもよい。粘結剤の粘度は、20℃で測定した時に50〜250000cpsが好ましく、500〜50000cpsがより好ましい。ここにいう粘結剤とは、本発明の洗浄材を構成するバインダーとなるもので、非水溶性の液状材料である。
本発明に用いる界面活性剤の性状は固形でも液状でもよいが、洗浄効果を最大限に発揮するために粘結剤に対して相溶しないものの方が望ましい。その際、液状界面活性剤の場合に見られる液の分離は全体構成上差しつかえない。界面活性剤の使用量は、粘結剤100重量部に対し1重量部以上で、固形状界面活性剤の場合は100重量部以下、液状界面活性剤の場合は50重量部以下が望ましい。
本発明に用いる粉末研磨剤は、被洗浄面をほぼ傷つけることなく、被洗浄面の汚れのみをかき取る作用を有する成分である。このような粉末研磨剤としては、広範囲にわたる被洗浄面を傷つけることが少ない木粉やタルク等の低硬度微粉末物質を使用することが望ましい。しかし、使用する研磨剤の硬度は被洗浄面の種類や状態に対応して選択することができるので特に制限されない。粉末研磨剤は1種類のみを単独で使用してもよいし、または必要に応じ2種以上の組み合わせで使用してもよい。粉末研磨剤の使用量は、粘結剤100重量部に対し100重量部以上200重量部以下が望ましい。
本発明に用いる球状潤滑剤は作業性改善剤として働き、潤滑性を発揮する成分である。これを配合することにより、本発明の洗浄材の潤滑性を向上させると共に、被洗浄面に与える影響(傷の発生など)を軽減している。このためには、球状潤滑剤は、真球状に近い形状を備え、かつ表面が滑らかで洗浄材配合物に対して溶解または膨潤しないことが好ましい。球状潤滑剤の平均粒径は3〜100μmの範囲が望ましい。平均粒径が3μm以上であると良好な摩擦力低減効果を発揮することができ、100μm以下であると、良好な洗浄性を発揮し、かつ被洗浄面に傷をつけにくい。本願で、球状潤滑剤の平均粒径はコールターカウンター法によって測定したものである。球状潤滑剤の使用量は、洗浄材100重量部に対して3〜50重量部が望ましい。3重量部未満では摩擦低減効果に乏しく、50重量部を超えると、洗浄効果が低下する傾向があるほか、経済的に不利が生ずる。
本発明の洗浄材に対しては、追加の任意成分として液状樹脂系洗浄剤を分散させることで、洗浄材の洗浄力をさらに向上させることができる。具体的には、洗浄時に使用する水に液状樹脂系洗浄剤がわずかずつ溶出することで、被洗浄面の汚れを浮かせて汚れを除去しやすくする。これに加えて、液状樹脂系洗浄剤の配合により、本発明の洗浄材の潤滑性をさらに向上させ、被洗浄面に与える影響(傷の発生など)をより軽減することができる。液状樹脂系洗浄剤は、油状汚染物質を溶解もしくは膨潤させる能力のある分子量が400〜4000までの親水性を有する液状高分子物質であり、粘結剤のベース樹脂とある程度の親和性があり、かつ相溶しないものが望ましい。分子量が400未満では洗浄材表面に液状樹脂系洗浄剤がブリードする不都合が生じる場合があり、分子量が4000を超えると、汚れに対する洗浄力が低下する傾向がある。なお本願では、液状樹脂系洗浄剤の分子量とは、GPC法により測定した数平均分子量のことをいう。液状樹脂系洗浄剤の使用量は洗浄材100重量部に対して1重量部以上20重量部以下が望ましい。1重量部未満では液状樹脂系洗浄剤を添加する効果が得られない場合があり、20重量部を超えると洗浄材の粘着性が制御不能となる場合があるほか、ブリードの問題も生じる場合があるため望ましくない。
なお、本発明において、粉末研磨剤および球状潤滑剤に対して疎水性コーティング処理を施すと、粉末研磨剤もしくは球状潤滑剤が、洗浄作業中に使用する潤滑水に溶出しにくくなり、洗浄材の耐久性を飛躍的に向上させることができる。
本発明の洗浄材には、さらに、撥水剤や艶出し剤を単独もしくは併用して配合することができる。これにより、洗浄作業と同時に、撥水コーティング処理や艶出しコーティング処理を被洗浄面に施すことが可能となる。
本発明に係る洗浄材の使用方法は、被洗浄面または本洗浄材を水で濡らし、本洗浄材を手に保持し、被洗浄面を本洗浄材で擦ることにより、汚れを除去、洗浄するという極めて簡便なものである。従って、タワシやスポンジ等の洗浄用具を必要としない。この時、作業性改善剤として添加している球状潤滑剤のボールベアリング効果および存在する少量の水との相乗作用により、被洗浄面と本洗浄材との間の摩擦が適度に低減される結果、過度の労力を加えることもなく、洗浄効果を維持しながら洗浄作業が好適かつ円滑に行われる。この作業中、使用した少量の水に、本洗浄材内の界面活性剤および、含まれている場合には液状樹脂系洗浄剤がわずかずつ溶出して洗浄材表面に接触することで、種々の汚れに対して優れた洗浄作用を発揮する。
洗浄作業の後は、被洗浄面に付着している少量の潤滑水を水で洗い流すだけでよく、多量の洗剤や洗浄水を環境に流出させることはない。場合によっては洗浄水を用いずウエス等を用いた拭き取り操作だけで仕上げることもできる。また、本洗浄材は粘土状もしくは半固形状であることから、手によって練り返すことにより汚れを洗浄材内に取り込み、新たな洗浄材面を表面によみがえらせることができる。その結果、洗浄効果が低下することなく長期間にわたり繰り返し使用できるという特徴を有する。なお、本発明の洗浄材が粘土状または半固形状であるとは、本発明の洗浄材が、一般的な成人の手の力で練ることができる程度の硬さを有する固形物であることを意味する。
以下、本発明に用いる各材料について詳細に説明する。
(1)粘結剤を構成する材料
(1−1)固形樹脂:
石油樹脂(芳香族系、脂肪族系、脂環族系等)、天然樹脂(ウッドロジン、ロジン・グリセリンエステル、テルペン樹脂等)、ポリオレフィン(エチレン系、プロピレン系、ブテン系、ブタシエン系等)、ポリエステル、アルキッド樹脂、アクリル樹脂、アミノ樹脂(メラミン系、グアナミン系、尿素系等)、ビニル樹脂及びその誘導体、クマロン・インデン樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、ポリアミド、フェノール樹脂、フラン樹脂、スチレン樹脂、カーボネート樹脂、キシレン樹脂、ジアリルフタレート樹脂、セルロース及びその誘導体、ポリアセタールなど。前記樹脂の共重合体や、混合物も使用できる。
(1−2)可塑剤(沸点:150℃以上、融点:35℃以下、水に対する溶解度:5Vol%以下を示す可塑剤が望ましい):
芳香族炭化水素系、鎖状脂肪族炭化水素系、環状脂肪族炭化水素系、不飽和炭化水素系、アルコール系、ケトン系、エーテル系、エステル系(脂肪酸、フタル酸、燐酸、その他の酸及び1価・多価アルコールエステル)、フェノール類系、脂肪酸等。
(1−3)オイル(沸点:150℃以上、水に対する溶解度:5Vol%以下を示す、常温で液状のオイルが好ましい):
鉱油(芳香族系、脂肪族系、脂環族系等)、動植物油(塩及びエステルを含む。)等。
(2)界面活性剤等:
(2−1)粉末(固形)界面活性剤:アルキルベンセンスルホン酸ソーダ(ABS)、アルキルベンゼンスルホン酸のアルカノールアミン、高級脂肪酸ソーダ(石鹸)、高級脂肪酸カリウム、アルキルフェノールエーテル、脂肪酸のアルカノールアミン塩、アルキルエーテル硫酸エステル、α−オレフィンスルホン酸ソーダおよびこれらの混合系で粉末状のもの。
(2−2)液状界面活性剤:ポリオキシエチレンアルキルフェノールエーテル、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンオレイルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレントリベンジルフェニルエ−テル、ソルビタンモノラウレート、ソルビタンモノオレエート、ソルビタントリオレエート、ソルビタンセスキオレエート、ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート、ポリオキシエチレンソルビタンモノパルミテート、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエート、ポリオキシエチレンソルビタントリオレエート、ポリオキシエチレンソルビタントリイソステアレート、テトラオレイン酸ポリオキシエチレンソルビット、グリセロールモノオレエート、ポリエチレングリコールモノラウレート、ポリエチレングリコールモノオレエート、ポリオキシエチレンアルキルアミン、アルキルアルカノールアミドおよびこれらの混合系で常温で液状のもの。
(3)粉末研磨剤:木粉、ヤシ殻粉、籾殻粉、貝殻粉、骨粉等動植物系粉末、タルク、ドロマイト、クレー、カオリン、水酸化アルミ、マイカ、ベントナイト、セピオライト、ゼオライト、モンモリロナイト、珪藻土、チョーク、ムライト、炭酸カルシウム、黒鉛、ラポナイト、三酸化アンチモン、ウォラスナイト、水酸化マグネシウム、酸化マグネシウム、硫酸バリウム、炭酸バリウム、塩化バリウム、酸化チタン、ホワイトカーボン、パーライトその他の無機系粉末、フェノール、メラミン、ユリア、エポキシ、ポリプロピレン、ウレタン等の樹脂系粉末、およびこれらの混合系。上記研磨剤に対し撥水コーティング処理を施したもの。
(4)球状潤滑剤:
(4−1)ポリメタクリル酸メチル、メタクリル酸エステル共重合体、アクリル酸エステル共重合体、メラミン樹脂、ポリスチレン、スチレン・アクリル酸エステル共重合体、スチレン・メタクリル酸エステル共重合体、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリカーボネート樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリジメチルシリコン、アクリル変性シリコーン樹脂、ウレタン変性アクリル樹脂、フッ素系樹脂、エポキシ樹脂、フェノール系樹脂等の熱可塑性ポリマー、熱硬化性ポリマー及びこれらの樹脂の架橋体から構成される球状微粒子。上記球状潤滑剤に対し撥水コーティング処理を施したもの。
(4−2)合成シリカ、ガラスビーズ、シラス、金属ビーズ等の無機系球状微粒子。
(5)液状樹脂系洗浄剤(任意成分):
ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリ(オキシエチレン・オキシプロピレン)共重合物およびこれらの高級アルコール類のアルコールエーテル、エチレングリコールポリオキシプロピレン付加物、エチレングリコール(ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレン共重合)付加物、プロピレングリコールポリオキシエチレン付加物、プロピレングリコールポリオキシプロピレン付加物、ポリプロピレングリコール(ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレン共重合)付加物、エチレンジアミンポリオキシエチレン付加物、エチレンジアミンポリオキシプロピレン付加物、エチレンジアミン(ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレン共重合)付加物、グリセリンポリオキシエチレン付加物、グリセリンポリオキシプロピレン付加物、グリセリン(ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレン共重合)付加物、ソルビトールポリオキシエチレン付加物、ソルビトールポリオキシプロピレン付加物、ソルビトール(ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレン共重合)付加物等高級アルコール類のエーテル化合物。
(6)被洗浄面に撥水コーティングを施すための撥水剤(任意成分):
カルナゥバワックス、ハニーパラフィン等動植物系、シリコーン系、フッ素系、パラフィン系等の各種ワックス及びシリコーンオイル。
(7)被洗浄面に艶出しコーティングを施すための艶出し剤(任意成分):
シリコーン系ワックス、フッ素系ワックス、パラフィン系ワックス、砿油グリース系艶出し剤、天然ワックス及びこれらの混合系。
(8)粉末研磨剤および球状潤滑剤に疎水性コーティング処理を施すための材料(任意成分):
(8−1)シラン系:
メチルトリメトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、ジメチルジメトキシシラン、ジメチルジエトキシシラン、トリメチルメトキシシラン、トリメチルエトキシシラン、テトラメトキシシラン、テトラエトキシシラン、メチルジメトキシシラン、メチルジエトキシシラン、ジメチルメトキシシラン、ジメチルエトキシシラン、メチルビニルジメトキシシラン、メチルビニルジエトキシシラン、ジメチルビニルメトキシシラン、ジメチルビニルエトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、フェニルトリメトキシシラン、フェニルトリエトキシシラン、ジフェニルジメトキシシラン、ジフェニルジエトキシシラン、トリフェニルメトキシシラン、トリフェニルエトキシシラン、クロロプロピルトリメトキシシラン、クロロプロピルトリエトキシシラン、クロロプロピルメチルジメトキシシラン、クロロプロピルメチルジエトキシシラン、クロロプロピルジメチルメトキシシラン、クロロプロピルジメチルエトキシシラン、アミノプロピルトリメトキシシラン、アミノプロピルトリエトキシシラン、アミノプロピルメチルジメトキシシラン、アミノプロピルメチルジエトキシシラン、アミノプロピルジメチルメトキシシラン、アミノプロピルジメチルエトキシシラン、アミノエチルアミノプロピルトリメトキシシラン、アミノエチルアミノプロピルトリエトキシシラン、アミノエチルアミノプロピルメチルジメトキシシラン、アミノエチルアミノプロピルメチルジエトキシシラン、アミノエチルアミノプロピルジメチルメトキシシラン、アミノエチルアミノプロピルジメチルエトキシシラン、メルカプトプロピルトリメトキシシラン、メルカプトプロピルトリエトキシシラン、メルカプトプロピルメチルジメトキシシラン、メルカプトプロピルメチルジエトキシシラン、メルカプトプロピルジメチルメトキシシラン、メルカプトプロピルジメチルエトキシシラン、グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、グリシドキシプロピルトリエトキシシラン、グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラン、グリシドキシプロピルメチルシエトキシシラン、グリシドキシプロピルジメチルメトキシシラン、グリシドキシプロピルジメチルエトキシシラン、メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、メタクリロキシプロピルトリエトキシシラン、メタクリロキシプロピルメチルジメトキシジラン、メタクリロキシプロピルメチルジエトキシシラン、メタクリロキシプロピルジメチルメトキシシラン、メタクリロシプロピルジメチルエトキシシラン、メチルトリクロロシラン、ジメチルジクロロシラ、メチルトリクロロシラン、メチルビニルジクロロシラン、ジメチルビニルクロロシラン、ビニルトリクロロシラン、メチルクロロジシラン、フェニルトリクロロシラン、ジフェニルジクロロシラン、トリフェニルクロロシラン、メチルジフェニルクロロシラン、ジメチルフェニルクロロシラン、メチルフェニルジクロロシラン、クロロメチルジメチルクロロシラン、クロロプロピルトリクロロシラン、クロロプロピルメチルジクロロシラン、クロロプロピルジメチルクロロシラン、ヘキサメチルジシラザン、サイクリックシラザン、その他のシラン系化合物。
(8−2)チタン系:
テトラアルコキシチタン化合物(テトライソプロポキシチタン、テトラ−n−ブトキシチタン、テトラステアロキシチタン)チタンアシレート化合物、チタンキレート化合物(ジイソプロポキシ・ビス(アセチルアセトナト)チタン、イソプロポキシ(2−エチルヘキサンジオラト)チタン、ジ−n−ブトキシ・ビス(トリエタノールアミナト)チタン、ヒドロキシ・ビス(ラクタト)チタン)その他(イソプロピルトリイソステアロイルチタネート、イソプロピルトリラウリルミリスチルチクネート、イソプロピルトリ−n−ドデシルベンゼンスルホニルチタネート、イソプロピルトリス(ジオクチルピロホスフェート)チタネート、テトライソプロピルビス(ジオクチルホスファイト)チタネート、テトラオクチルビス(ジトリデシルホスファイト)チタネート、テトラ(2,2−ジアシルオキシメチル−1−ブチル)ビス(ジートリデシル)ホスファイトチタネート、ビス(ジオクチルパイロホスフェート)オキシアセテートチタネート、ビス(ジオクチルパイロホスフェート)エチレンチタネート、イソプロピルトリオクタノイルチタネート、イソプロピルトリメタクリルチタネート、イソプロピルジメタクリルイソステアロイルチタネート、イソプロピルトリアクロイルチタネート、イソプロピルイソステアロイルジアクリルチタネート、イソプロピルトリス(ジオクチルホスフェート) チタネート、イソプロピルトリクミルフェニルチタネート、イソプロピルトリ(N−アミノエチル−アミノエチル)チタネート、その他のカップリング効果を持つチタン系化合物。
(8−3)その他パラフィン系、高級脂肪酸系、アルミニウム系、フッ素系等の、粉末研磨剤および球状潤滑剤に疎水性を与え得うるもの。
以下、実施例により本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
(実施例1〜7及び比較例1〜3)
次の表1に示した配合に従って各種材料を混合し、室温〜80℃でニーダーにより混練することで、粘土状の洗浄材を製造した。なお、表中の各数値は、重量基準の配合量である。
Figure 2018123270
表1中の各原料としては以下のものを使用した。
A:ポリスチレン・ポリイソブチレン(SIS樹脂)
B:鉱油型プロセスオイル
C:タルク
D:炭酸カルシウム
E:ステアリン酸コーティング炭酸カルシウム
F:ヤシ殻微粉末(マレーシア産)
G:粘性及び手離性調整剤(ステアリン酸亜鉛)
H:アルキルベンゼンスルホン酸ソーダ(粉末界面活性剤)
I:カルナバワックス(ブラジル産)
J:グリセリン(ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレン共重合)付加物(分子量3000)
K:プロピレングリコール
L:撥水架橋ポリメタクリル酸メチルビーズ(平均粒径18μm)
M:撥水架橋ポリスチレンビーズ(平均粒径30μm)
N:撥水合成球状シリカビーズ(平均粒径10μm)
材料A〜Bが洗浄材における粘結剤を構成する。材料C〜Fは粉末研磨剤にあたり、材料Hは界面活性剤にあたり、材料Iは任意成分の撥水剤にあたり、材料Jは洗浄力向上のために好ましい成分である液状樹脂系洗浄剤にあたり、材料L〜Nは球状潤滑剤にあたる。
評価試験は、ほぼ全ての部分に均一に有機系および無機系の汚れが付着している塗装綱板、ガラス板等の被洗浄面にごく少量の水を噴霧したのち、被洗浄面に対し、各実施形態又は比較例の洗浄材を用いて手作業にて適度な圧力をかけながら所定回数擦ることで行い、洗浄効果、および表2に示した項目に関して目視による官能試験により5段階評価を行った。
なお、粉末溶出度合とは、洗浄材に含まれる粉末成分が洗浄作業によって溶出しにくいことを評価したものであり、撥水性とは、洗浄材により洗浄した後の被洗浄面の撥水性を評価したものであり、潤滑性とは、洗浄作業中の洗浄材の滑りやすさ(擦る際の労力の少なさ)を評価したものである。また、手離れ性とは、洗浄材が手に付着しにくく手から離れやすいことを評価したものであり、包装離型性とは、洗浄材が包装フィルムから分離しやすいことを評価したものであり、被洗浄面への粘着性とは、洗浄材が被洗浄面に付着しにくいことを評価したものである。
結果を表2に示す。
Figure 2018123270
表2の結果から、実施例1〜7の洗浄材は、有機系汚れ(食品の焦付き)および無機系汚れ(金属粉)のいずれに対しても洗浄効果が優れていることに加え、比較例1〜3と比較してその作業性(潤滑性、手離れ性、包装離型性、被洗浄面への粘着性)においてはるかに優れていることが確認された。
さらに、実施例1〜7のなかでも、液状樹脂系洗浄剤を配合している実施例1〜3は洗浄効果が特に優れていることが確認された。これらの結果から、液状樹脂系洗浄剤の添加により洗浄材の洗浄能力が格段に向上することが判明した。一方、液状樹脂系洗浄剤を加えることによって引き起こされると予想される洗浄時の潤滑性低下、洗浄材の被洗浄面への付着、手もしくは作業用手袋に対する付着(洗浄材の手離れ性)、および包装フィルムからの離型性等の作業性の悪化についても、球状潤滑剤を添加することによって著しく改善されることが確認できた。

Claims (4)

  1. 可塑剤またはオイルにより液状化された非水溶性の固形樹脂を粘結剤とし、当該粘結剤に、界面活性剤、粉末研磨剤および球状潤滑剤が分散された、粘土状または半固形状の洗浄材。
  2. 液状樹脂系洗浄剤がさらに分散された、請求項1記載の洗浄材。
  3. 前記液状樹脂系洗浄剤が、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリ(エチレンオキサイド・プロピレンオキサイド)共重合物、またはこれらのエーテル化合物からなる親水性洗浄剤であり、GPC法により測定した数平均分子量が400〜4000であり、前記洗浄材100重量部に対する前記液状樹脂系洗浄剤の含有量が1〜20重量部である、請求項2記載の洗浄材。
  4. コールターカウンター法によって測定した前記球状潤滑剤の平均粒径が3〜100μmであり、前記洗浄材100重量部に対する前記球状潤滑剤の含有量が3〜50重量部である、請求項1記載の洗浄材。
















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