JPH10121099A - スプレー式容器入り液体洗浄剤組成物 - Google Patents

スプレー式容器入り液体洗浄剤組成物

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JPH10121099A
JPH10121099A JP8277776A JP27777696A JPH10121099A JP H10121099 A JPH10121099 A JP H10121099A JP 8277776 A JP8277776 A JP 8277776A JP 27777696 A JP27777696 A JP 27777696A JP H10121099 A JPH10121099 A JP H10121099A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スプレーノズルに詰まりを生ずることがな
く、長期間の使用においても良好なスプレー特性を維持
しうる洗浄剤組成物の提供。 【解決手段】 平均粒径0.01〜15μmの水不溶性球状粒
子(A)、界面活性剤(B)及び水を含有し、(A) 成分の含有
量が0.1 〜20重量%、(B) 成分の含有量が0.1〜30重量
%、20℃における粘度が1〜2000cps の洗浄剤組成物で
あって、噴射ノズルの噴口径 0.1〜2mmのスプレー式容
器から泡状、霧状、あるいは微小な液滴状に被洗浄面に
噴射して使用されることを特徴とするスプレー式容器入
り液体洗浄剤組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は改良された新規な、
特に硬質表面の洗浄に適したスプレー式容器入り液体洗
浄剤組成物に関する。更に詳しくは、水不溶性の球状粒
子を含有し、スプレー式容器から泡状、霧状もしくは微
小な液滴状に被洗浄面に噴射して使用される洗浄剤組成
物であり、スプレーノズルに詰まりを生ずることがな
く、長期間の使用においても良好なスプレー特性を維持
しうるスプレー式容器入り液体洗浄剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】液体洗
浄剤において、洗浄力を増強する目的で研磨剤等の水不
溶性粒子を配合したり、合成樹脂エマルション等の不透
明化剤を配合して濃厚な液感を与え、嗜好性を高める等
の技術は既に知られており、そのような製品も広く流通
している。このような固体分散系の液体洗浄剤組成物で
は、洗浄剤組成物を増粘させることにより固体粒子の分
散安定化を図り、均一な分散状態を保つことが一般に行
われている。
【0003】一方、最近の洗浄剤は、ユーザーの利便性
を配慮して、洗浄液を被洗浄面の広い範囲に、直接かけ
られるスプレー式容器入りのものが広く普及してきてい
る。スプレー式容器入り洗浄剤において、洗浄剤組成物
中に前記のような目的で水不溶性粒子を含有させた場
合、洗浄剤組成物の粘度が高い場合はスプレーすること
が不可能であり、粘度が低い場合にはスプレー可能とな
るが、使用期間中に噴射ノズルに詰まりを生じスプレー
不能となる事態が度々生ずるという問題がある。詰まり
にくくするために噴射ノズルの口径を大きくすることが
考えられるが、口径を大きくしすぎるとスプレーした時
に直線的に液が噴射されてしまい、被洗浄面の広い範囲
に液をかけるというスプレー容器本来の利便性が失われ
てしまうという問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、スプレー
式容器にて使用に供する液体洗浄剤において、固体粒子
を含有してもスプレー性が阻害されず、噴射ノズルの詰
まり等のトラブルのない洗浄剤組成物を得るべく鋭意検
討を行った結果、特定の粒径を有する球状の水不溶性粒
子を含有し、特定の粘度を有する洗浄剤組成物を、特定
の噴射ノズル口径を有するスプレー式容器にて使用に供
すれば、かかる課題が解決できることを見い出し本発明
を完成するに至った。
【0005】即ち、本発明は、次の成分(A) 、(B) 及び
(C) を含有し、(A) 成分の含有量が0.1 〜20重量%、
(B) 成分の含有量が0.1 〜30重量%、20℃における粘度
が1〜2000cps の洗浄剤組成物であって、噴射ノズルの
噴口径 0.1〜2mmのスプレー式容器から泡状、霧状、あ
るいは微小な液滴状に被洗浄面に噴射して使用されるこ
とを特徴とするスプレー式容器入り液体洗浄剤組成物を
提供するものである。 (A) 平均粒径0.01〜15μmの水不溶性球状粒子 (B) 界面活性剤 (C) 水
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を詳細
に説明する。
【0007】本発明の(A) 成分は、平均粒径0.01〜15μ
mの水不溶性球状粒子である。この球状粒子の平均粒径
が0.01μm未満では、洗浄力増強、不透明な外観の付与
等の粒子としてのパフォーマンスが発揮できず、15μm
を超えるとスプレー容器の噴射ノズルに詰まり易くなり
好ましくない。より好ましい平均粒径の範囲は0.1〜10
μm、更に好ましくは1〜5μmである。
【0008】尚、本発明において、球状粒子の平均粒径
とは以下に示す方法により測定したものである。
【0009】<平均粒径の測定方法>粒子を水、メタノ
ール、1%C12H25O(CH2CH2O)6H水溶液のいずれかの分散
媒中で超音波照射により完全に分散を行った上で、光拡
散型の粒径分布測定器(HORIBA LA-500 等)により粒径
を測定する。得られた粒径より、体積基準の平均粒径を
算出し、本発明における平均粒径とする。ただし、平均
粒径をaとした時、測定された粒径の最大値がa+a/
2以上、もしくは最小値がa−a/2以下である場合、
測定した粒子の標準偏差δをもとに、a−δからa+δ
の範囲に粒径をもつ粒子のみで再度体積基準の平均粒径
を算出し、本発明における平均粒径とする。
【0010】本発明の洗浄剤組成物中の(A) 成分の配合
割合は、 0.1〜20重量%である。配合割合が 0.1重量%
未満では、研磨力等の固体粒子由来の性能が発揮でき
ず、20重量%を超えると組成物が著しく増粘するため好
ましくない。
【0011】(A) 成分の形状は球状である必要があり、
不定形の場合にはスプレー容器の噴射ノズルに詰まり易
くなり好ましくない。更に詳細には、個数パーセントで
90%以上の粒子の投影像が真円、もしくは投影像の外接
円を描かせ、外接円の半径の90%の半径を有する同心円
と外接円との間に投影像の輪郭がすべて含まれる形状を
有していることが特に好ましい。
【0012】(A) 成分の材質は特に限定されるものでは
ないが、スプレー式容器で使用時のスプレー特性に影響
を与え、粒子表面が疎水性のものほど詰まりトラブルを
生じにくい傾向がある。この為、球状粒子の主成分が、
それ単独の平面で測定した表面エネルギーが60mN/m以下
であることが好ましい。
【0013】(A) 成分は使用時に適度に分散しておく必
要があるが、低粘度の組成物中で分散させるには(A) 成
分の真比重が 0.5〜2.5 の範囲内であることが好まし
い。この範囲を逸脱すると、洗浄剤組成物中での分離が
速くなり、使用時に分離を生じスプレーされた洗浄剤の
組成が著しく変化するため好ましくない。特に好ましい
真比重は 0.5〜1.5 の範囲である。
【0014】更に、(A) 成分の洗浄剤組成物中での分散
性には粒径の影響も大きく、粒径が小さすぎると粒子が
凝集しやすくなり好ましくない、また粒径が大きすぎる
と分離が速くなるため好ましくない。このため、組成物
中での良好な分散状態を得るには真比重 0.5〜1.5 であ
り、且つ平均粒径が1〜5μmの範囲であることが特に
好ましい。
【0015】本発明の(A) 成分につき上記条件を満足さ
せるための構成材としては下記の(A-1) 〜(A-5) からな
る群より選ばれる1種又は2種以上を構成成分とするも
のが好ましく、特に(A-2) から選ばれるものが好まし
い。
【0016】(A-1):炭素数1〜8のアルキルアクリレー
ト及びメタクリレート、モノ及びジ−アルキル(アルキ
ル基の炭素数1〜5)イタコネート及びフマレート、マ
レイン酸無水物、ビニリデンクロライド、スチレン、ジ
ビニルベンゼン、塩化ビニル、酢酸ビニル、ビニルアセ
タール、エチレン、プロピレン、ブテン、ブチレン、メ
チルペンテン、ブタジエン、ビニルトルエン、アクリロ
ニトリル、メタアクリロニトリル、アクリルアミド、ア
クリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、フマル酸、シト
ラコン酸、クロトン酸、ベータアクリロキシプロピオン
酸、ヒドロキシアルキル(アルキル基の炭素数1〜6)
アクリレート及びメタクリレートよりなる群から選ばれ
た少なくとも1種のエチレン性不飽和モノマーを含むモ
ノマー、あるいはこれらモノマーを重合して得られるポ
リマー。
【0017】(A-2):下記一般式(I)又は(I’)で表
される構成単位からなるシリコーン樹脂
【0018】
【化7】
【0019】(式中、R1、R2及びR3は同一又は異なっ
て、炭素数1〜100 のアルキル基、アルコキシ基、ハイ
ドロキシアルキル基、OH基、カルボキシル基、カルボキ
シアルキル基、N−(2−アミノアルキル)アミノアル
キル基、アミノアルキル基、アミノ基、エポキシアルキ
ル基、エポキシ基、メチルポリオキシエチレンアルキル
基、ハイドロキシポリオキシエチレンアルキル基、メチ
ルポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレン基、ハイ
ドロキシポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレン
基、アルキルポリオキシエチレン基、ポリオキシエチレ
ン基、フェニル基又はフッ化アルキル基を示す。)。
【0020】(A-3):ナイロン、ポリエステル、エポキ
シ、アミノアルキッド、ウレタン、ポリアセタール又は
ポリカーボネートのいずれか1種以上の樹脂。
【0021】(A-4):メチルトリアルコキシシラン又はそ
の部分加水分解・縮合物をアンモニア又はアミン類の水
溶液中で加水分解・縮合して得られるポリオルガノシル
セスキオキサン (A-5):シリカ又は多孔質シリカ。
【0022】本発明の(A) 成分である球状粒子を合成等
により製造する方法は特に限定されるものではないが、
球状粒子の構成材がポリマーである場合には、目的とす
る球状粒子を得易いということから、モノマーを水中に
おいて分散もしくは乳化した状態で重合して得られたも
のが好ましい。
【0023】本発明の(B)成分の界面活性剤はそれ自身
洗浄の主成分として働くが、更に(A)成分の球状粒子を
水に濡れやすくし、水中に均一に分散させる働きを持
つ。このため、配合量が足りないと洗浄力が不十分であ
るだけでなく、(A) 成分の水に対する濡れ性の改善能が
不十分であり、水中に均一分散させることができない。
また配合量が多過ぎると、組成物が著しく増粘し、スプ
レー容器での使用に適さなくなる。このため本発明の洗
浄剤組成物中の(B) 成分の好ましい配合率は 0.1〜30重
量%の範囲であり、より好ましくは 0.5〜5重量%の範
囲である。
【0024】本発明で用いられる界面活性剤は特に限定
されるものではないが、下記の(B-1) 〜(B-4) からなる
群より選ばれる1種又は2種以上を構成成分とするもの
が好ましい。
【0025】(B-1):下記の一般式(II)、(III) 又は
(IV) で表される化合物、炭素数8〜20の直鎖又は分岐
鎖の脂肪酸塩、炭素数8〜20のα−オレフィンスルホン
酸塩、炭素数8〜20のアルカンスルホン酸塩、及び直鎖
アルキル(炭素数6〜18)ベンゼンスルホン酸塩からな
る群より選ばれる1種又は2種以上のアニオン性界面活
性剤(但し、塩は、アルカリ金属塩、アルカリ土類金属
塩、アンモニウム塩又は炭素数1〜5のアルカノールア
ミン塩である。)。
【0026】
【化8】
【0027】(式中、R4は炭素数8〜20の直鎖又は分岐
鎖のアルキル基又はアルケニル基、R5は炭素数2〜4の
直鎖又は分岐鎖のアルキレン基、g は0又は1の数、h
は0〜5の数、i は平均値として0〜10の数、M はアル
カリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム又は炭素数
1〜5のアルカノールアミン、R6は炭素数5〜15の直鎖
又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基、R7はR6と同
じもの又は水素原子を示す。) 一般式(II)、(III) 又は (IV) で表される化合物とし
ては、アルキル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエ
ーテル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル酢
酸塩、アルキルジフェニルエーテルジスルホン酸塩等が
挙げられる。
【0028】(B-2):下記の一般式(V)又は (VI) で表
される化合物からなる群より選ばれる1種又は2種以上
のカチオン性界面活性剤。
【0029】
【化9】
【0030】(式中、R4、g 及びh は前記と同じ意味を
示し、R8はメチル基又は炭素数6〜11の直鎖もしくは分
岐鎖のアルキル基もしくはアルケニル基を示し、X はハ
ロゲン原子又はアルキル硫酸残基を示す。) これらのカチオン性界面活性剤としては、アルキルトリ
メチルアンモニウム塩、アルキルジメチルベンジルアン
モニウム塩、ジアルキルジメチルアンモニウム塩等が挙
げられる。
【0031】(B-3):下記の一般式(VII) 、(VIII)、(IX)
又は(X)で表される化合物からなる群より選ばれる1
種又は2種以上のノニオン性界面活性剤。
【0032】
【化10】
【0033】(式中、R4、g 、h 及びR5は前記と同じ意
味を示し、j は平均値で1〜100の数、R9は水酸基又は
炭素数1〜18の直鎖もしくは分岐鎖のアルコキシ基、n
は平均値で1〜10の数、p は平均値で0〜10の数、k は
平均値で0〜5の数、G は炭素数5〜6を有する還元糖
に由来する残基、m は平均値で1〜5の数、R10 、R11
及びR12 はそれぞれ炭素数8〜22のアシル基又は水素原
子、q 、r 及びs は平均値で0〜100 の数を示す。但
し、(X)式において、R10 、R11 、R12 の少なくとも
1つは炭素数8〜22のアシル基である。) これらのノニオン性界面活性剤としては、ポリオキシエ
チレンアルキルエーテル、アルキルポリグリコシド、脂
肪酸ジエタノールアミド、脂肪酸モノグリセリド等が挙
げられる。
【0034】(B-4):下記の一般式(XI)又は(XII) で表さ
れる化合物からなる群より選ばれる1種又は2種以上の
両性界面活性剤。
【0035】
【化11】
【0036】(式中、R4、g 及びh は前記と同じ意味を
示し、R13 及びR14 はそれぞれ炭素数1〜3のアルキル
基もしくはアルカノール基、t は0又は1の数、Y は水
素原子又は水酸基、u は0〜5の数、Z は COO- 又は S
O3 - を示す。) これらの両性界面活性剤としては、アルキルベタイン、
アルキルヒドロキシスルホベタイン、アミドプロピルベ
タイン、第三級アミンオキサイド等が挙げられる。
【0037】本発明において、特に好ましい(B) 成分
は、上記 (B-1)〜(B-4) のうち、経済性、洗浄力、(A)
成分に対する分散能の点で、直鎖アルキルベンゼンスル
ホン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸
塩、脂肪酸塩、アルキルポリグリコシド、ポリオキシエ
チレンアルキルエーテルからなる群より選ばれる1種又
は2種以上を構成成分とするものである。
【0038】本発明の洗浄剤組成物は、スプレー式容器
に入れて使用しても噴射ノズルに詰まりを生ずることな
く良好なスプレー特性を維持しうるものであるが、この
ような特徴は、組成物中に(D) 成分としてポリオルガノ
シロキサンオイルを含有せしめることで更に良好とな
る。この詳細な理由は明らかではないが、使用時にポリ
オルガノシロキサンオイルが潤滑剤として作用し、噴射
ノズル近傍における球状粒子の固着を防いでいるものと
考えられる。
【0039】上記目的における(D) 成分の配合量は(A)
成分の球状粒子 100重量部に対し、1〜1000重量部であ
ることが好ましい。1重量部未満では(D) 成分の添加効
果が不十分であり、多すぎても効果は飽和してしまい、
1000重量部を超える添加は無駄であり経済的に好ましく
ない。但し、(D) 成分のポリオルガノシロキサンオイル
は洗浄剤組成物中に配合されると、被洗浄面に残留し様
々な性質を付与しうる。例えば、作業時の拭き取りが軽
くなる、洗浄後被洗浄面にツヤを与える、被洗浄面に濃
色化効果を与える等々である。これらの目的で(D) 成分
を配合する際は、その配合量は上記の限りではない。
【0040】(D) 成分のポリオルガノシロキサンオイル
としては、上記の一般式(I)又は(I’)で表される
構成単位から選ばれる基を少なくとも1個有するものが
挙げられ、ポリオルガノシロキサンオイルのオルガノ基
が炭素数1〜80のアルキル基もしくはフェニル基から選
ばれる1種以上の基であるものが好ましい。また球状粒
子の運動性を高めるためには、該ポリオルガノシロキサ
ンオイルの25℃における粘度が2〜5000csであることが
更に好ましい。
【0041】本発明で用いられるポリオルガノシロキサ
ンオイルの具体例としては、ジアルキルシロキサン、ア
ルキルフェニルシリコーン、アルキル変性シリコーン、
アルコキシ変性シリコーン、ヒドロキシ変性シリコー
ン、カルボキシ変性シリコーン、エポキシ変性シリコー
ン、アミノ変性シリコーン等が挙げられ、下記一般式(X
III)で表される化合物が特に好ましい。
【0042】
【化12】
【0043】(式中、a1及びa2は0〜100 、b は1〜50
00の整数を示す。) 本発明の洗浄剤組成物は、スプレー式容器に入れて使用
しても噴射ノズルに詰まりを生ずることなく良好なスプ
レー特性を維持しうるものであるが、噴射ノズルの詰ま
り防止に、(A) 成分、(B) 成分との併用で、(E) 成分と
して高分子分散剤を配合すると顕著な添加効果を示す。
【0044】(E) 成分の高分子分散剤の配合量は(A) 成
分の球状粒子 100重量部に対し、1〜100 重量部である
ことが好ましく、1重量部未満では(E) 成分の明確な添
加効果が発現せず、100 重量部を超えると逆に凝集を起
こし易くなり好ましくない。
【0045】(E) 成分の好ましい例としては、炭素数1
〜8のアルキルアクリレート及びメタクリレート、モノ
及びジ−アルキル(アルキル基の炭素数1〜5)イタコ
ネート及びフマレート、マレイン酸無水物、ビニリデン
クロライド、スチレン、ジビニルベンゼン、塩化ビニ
ル、酢酸ビニル、ビニルアセタール、エチレン、プロピ
レン、ブテン、ブチレン、メチルペンテン、ブタジエ
ン、ビニルトルエン、アクリロニトリル、メタアクリロ
ニトリル、アクリルアミド、アクリル酸、メタクリル
酸、イタコン酸、フマル酸、シトラコン酸、クロトン
酸、ベータアクリロキシプロピオン酸、ヒドロキシアル
キル(アルキル基の炭素数1〜6)アクリレート及びメタ
クリレート、ビニルピロリドン及びその誘導体よりなる
群から選ばれた少なくとも1種のエチレン性不飽和モノ
マーを含むモノマーを重合して得られたもの等が挙げら
れる。これらの高分子分散剤としては、その分子量が1,
000 〜100万、特に 5,000〜10万の範囲で、且つ水溶性
のものが好ましい。
【0046】また(E) 成分の好ましい例として高分子多
糖類も挙げられ、高分子多糖類としては、下記の (E-1)
〜(E-3) からなる群より選ばれる1種又は2種以上を構
成成分とするものが好ましい。
【0047】(E-1):グアーガム、ローカストビーンガ
ム、クインスシードガム、タラガム、カラギーナン、ア
ルギン酸(又はその塩)、ファーセラン、寒天、アラビ
ノガラクタガム、アラビアガム、トラガカントガム、カ
ラヤガム、ペクチン、澱粉、ザンサンガム、ザンコー
ト、ザンフロー、カードラン、サクシノグルカン、シゾ
フィラン、プルラン、ジェランガム、ウェランガム、ラ
ンザンガム、ガラクトマンナン、ヒアルロン酸(又はそ
の塩)、コンドロイチン硫酸(又はその塩)、キチン、
キトサン。
【0048】(E-2):(E-1) に示す多糖類の酸化、メチル
化、カルボキシメチル化、ヒドロキシエチル化、ヒドロ
キシプロピル化、硫酸化、リン酸化又はカチオン化誘導
体 (E-3):水溶性セルロース誘導体 上記の高分子多糖類としては、その分子量が 1,000〜1,
000 万、特に5,000 〜100 万の範囲で、且つ水溶性のも
のが好ましい。
【0049】本発明の洗浄剤組成物の粘度は、スプレー
容器にて使用するため、20℃における粘度が1〜2000cp
sの範囲である。粘度が1cps未満であると液滴状にスプ
レーされた液の粒径が細かくなりすぎて飛散し易くなる
ため好ましくなく、2000cpsを超えるとスプレー特性が
著しく損なわれるため好ましくない。
【0050】本発明の洗浄剤組成物を入れるスプレー式
容器は、噴射ノズルの噴口径が 0.1〜2mmの範囲にあ
り、洗浄液を泡状、霧状、あるいは微小な液滴状に被洗
浄面に噴射し得るものであれば、どのような形状のもの
でもかまわない。噴射ノズルの噴口径が 0.1mm未満で
は、球状粒子の有無にかかわらず洗浄液をスプレーし難
くなるため好ましくない。また2mmを超えると、噴射さ
れた液滴が荒くなったり直線状にスプレーされたりし
て、スプレーできる面積が極端に狭くなり好ましくな
い。より好ましい噴口径の範囲は 0.3〜1mmの範囲であ
る。
【0051】スプレー容器の例としては、トリガー式ス
プレー容器、ポンプ式スプレー容器、エアゾール等が挙
げられるが、一般消費者の認知度、経済性、環境適合性
等よりトリガー式スプレー容器が特に好ましい。
【0052】本発明の洗浄剤組成物の用途は特に限定さ
れるものではないが、住居内・外の壁、床、畳、天井、
屋根等の洗浄、浴室内の壁、床、ドア、浴槽、洗面器等
の浴室用の備品等の洗浄、台所の壁、床、流し周り、レ
ンジ周り、換気扇等の洗浄、食器棚、箪笥、テーブル、
机、椅子、本棚等の家具の洗浄、冷蔵庫、テレビ、パー
ソナルコンピューター、ステレオ、エアコン、電子レン
ジ、洗濯機、乾燥機、照明器具等の電化製品の表面の洗
浄、住居の窓、ドア、家具の戸、自動車のウィンドー等
に使用されているガラスの洗浄、網戸の洗浄、トイレの
床、壁、ドア、便器、洗浄機能付き便座、暖房便座等の
洗浄、食器、調理器具の洗浄、自動車、自転車、オート
バイ等の塗装表面、メッキ表面、プラスチック製表面の
洗浄、自動車のホイールの洗浄、エクステリアの玄関周
り、テラス、塀、フェンス、門周りの洗浄、その他硬質
表面全般の洗浄に適している。更には、自動車のボディ
の塗装面、メッキ表面、プラスチック製部品表面、ウィ
ンドーガラス、ホイールの洗浄に特に適している。
【0053】本発明の実施にあたっては、本発明の目的
とする効果が損なわれない範囲で、本発明の組成物中に
種々の物質を配合することができる。そのようなものの
例としては、香料、顔料、染料、殺菌剤、防黴剤、可溶
化剤、キレート剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、pH調
整剤、漂白剤、減粘剤、増粘剤、分散剤、溶剤等が挙げ
られる。
【0054】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に詳細に説明
するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものでは
ない。
【0055】実施例1〜14及び比較例1〜10 表1に示す配合処方で、表2に示す本発明の水不溶性球
状粒子又は比較の水不溶性粒子を用い、本発明又は比較
の洗浄剤組成物を調製した。得られた洗浄剤組成物につ
いて、下記の試験方法により、トリガー式スプレー容器
で使用した際の詰まりを評価した。結果を表3に示す。
なお、実施例及び比較例の洗浄剤組成物の粘度はすべ
て、20℃において1〜50cps の範囲内であった。
【0056】<詰まり試験>洗浄剤組成物 500mlを市販
のトリガー式スプレー容器(噴口径 0.8mm、かんたんマ
イペット(花王(株)製)に使用されているトリガー式
スプレー容器)に入れ、室温20℃、湿度65%の恒温室に
保存し試験サンプルとした。この試験サンプルを毎日1
回、実際に5回ずつスプレーし、詰まりの有無をチェッ
クし、このような試験を3ケ月間継続し、下記の判断基
準に従って詰まり易さを評価した。
【0057】判断基準 ◎:3ケ月間異常なし ○:2ケ月以上異常なしであるが、3ケ月終了時までに
詰まりを生ずる △:1ケ月以上異常なしであるが、2ケ月終了時までに
詰まりを生ずる ×:1ケ月未満で詰まりを生ずる 尚、上記判断基準のうち、○以上を合格とした。
【0058】
【表1】
【0059】注) *1:商品名KF−54,信越化学工業(株)製 *2:塩酸または水酸化ナトリウムを使用
【0060】
【表2】
【0061】注) *1:真球度は、走査型電子顕微鏡にて固体粒子の電子顕
微鏡写真を撮り、粒子同士が重なり合っていないもの 1
00個を無作為に選び出し、粒子の投影像が真円、もしく
は投影像の外接円を描かせ、外接円の半径の90%の半径
を有する同心円と外接円との間に投影像の輪郭が全て含
まれる形状を有しているものの数をもって粒子の真球度
とした。以下、同様 *2:商品名トスパール105 、東芝シリコーン(株)製 *3:商品名トスパール130 、東芝シリコーン(株)製 *4:商品名トスパール3120、東芝シリコーン(株)製 *5:商品名トスパール240 、東芝シリコーン(株)製
【0062】
【表3】
【0063】実施例15〜20及び比較例11〜14 表4に示す組成を有する洗浄剤組成物を調製し、実施例
1と同様に詰まり試験を実施した。結果を表4に示す。
【0064】
【表4】
【0065】注) *1:商品名トスパール120 、東芝シリコーン(株)製、
平均粒径2μm,真比重 1.3、表面エネルギー28mN/m、
真球度95 *2:商品名KF−96、信越化学工業(株)製 *3:塩酸又はモノエタノールアミンを使用 実施例21〜25及び比較例15 表5に示す組成を有する洗浄剤組成物を調製し、実施例
1と同様に詰まり試験を実施した。結果を表5に示す。
【0066】
【表5】
【0067】注) *1:商品名 KMP-590、信越化学工業(株)製、平均粒径
2μm、真比重 1.3、表面エネルギー 28mN/m 、真球度
91 *2:商品名KF-96、信越化学工業(株)製 *3:商品名ケルザンAR、ケルコ社製 *4:商品名ゲニュガムRL-200、コペンハーゲンペクチン
ファクトリー社製 *5:商品名プライマルASE-95NP、ローム&ハース社製 *6:塩酸またはモノエタノールアミンを使用 実施例26〜28及び比較例16〜17 表6に示す組成を有する洗浄剤組成物を調製し、表7に
示したスプレーノズルの噴口径の異なるトリガー式スプ
レー容器にて、実施例1と同様の詰まり試験、及び下記
のスプレー特性試験を実施した。結果を表7に示す。
【0068】<スプレー特性試験>市販のトリガー式ス
プレー容器(かんたんマイペット(花王(株)製))に
使用されているトリガー式スプレー容器のノズル先端の
噴口径を変えたものに、洗浄剤組成物 500mlを入れ試験
サンプルとした。黒色のプラスチック板を水平に保ち、
その上方30cmの高さから、約90度の角度で洗浄液をスプ
レーし、スプレーし易さ、及びプラスチック板上にスプ
レーされた洗浄液のスプレーパターンを下記の判断基準
に従って評価した。尚、容器のスプレーパターンの切り
替えは『広泡』で使用した。
【0069】スプレーし易さ ○:トリガーの引きが軽く、楽にスプレーできる △:トリガーの引きが重く、スプレーし難い ×:スプレーできない(液がでない) スプレーパターン ○:直径10cm以上の範囲にスプレーできる ×:直径10cm未満の範囲にしかスプレーできない
【0070】
【表6】
【0071】注) *1:商品名トスパール 120、東芝シリコーン(株)製、
平均粒径2μm,真比重 1.3、表面エネルギー28mN/m、
真球度95 *2:商品名KF−54、信越化学工業(株)製 *3:塩酸または水酸化ナトリウムを使用
【0072】
【表7】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中澤 義幸 和歌山県和歌山市湊1334 花王株式会社研 究所内

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の成分(A) 、(B) 及び(C) を含有し、
    (A) 成分の含有量が0.1 〜20重量%、(B) 成分の含有量
    が0.1 〜30重量%、20℃における粘度が1〜2000cps の
    洗浄剤組成物であって、噴射ノズルの噴口径 0.1〜2mm
    のスプレー式容器から泡状、霧状、あるいは微小な液滴
    状に被洗浄面に噴射して使用されることを特徴とするス
    プレー式容器入り液体洗浄剤組成物。 (A) 平均粒径0.01〜15μmの水不溶性球状粒子 (B) 界面活性剤 (C) 水
  2. 【請求項2】 (A) 成分の球状粒子が、個数パーセント
    で90%以上の粒子の投影像が真円、もしくは投影像の外
    接円を描かせ、外接円の半径の90%の半径を有する同心
    円と外接円との間に投影像の輪郭が全て含まれる形状を
    有している請求項1記載の洗浄剤組成物。
  3. 【請求項3】 (A) 成分の球状粒子の主成分が、それ単
    独の平面で測定した表面エネルギーが60mN/m以下のもの
    である請求項1又は2記載の洗浄剤組成物。
  4. 【請求項4】 (A) 成分の球状粒子の平均粒径が 0.1〜
    10μmである請求項1〜3のいずれか一項に記載の洗浄
    剤組成物。
  5. 【請求項5】 (A) 成分の球状粒子の真比重が 0.5〜2.
    5 である請求項1〜4のいずれか一項に記載の洗浄剤組
    成物。
  6. 【請求項6】 (A) 成分の球状粒子の平均粒径が1〜5
    μmであり、且つ真比重が 0.5〜1.5 である請求項1〜
    5のいずれか一項に記載の洗浄剤組成物。
  7. 【請求項7】 (A) 成分の球状粒子が、下記の (A-1)〜
    (A-5) からなる群から選ばれる1種又は2種以上を構成
    成分とするものである請求項1〜6のいずれか一項に記
    載の洗浄剤組成物。 (A-1):炭素数1〜8のアルキルアクリレート及びメタク
    リレート、モノ及びジ−アルキル(アルキル基の炭素数
    1〜5)イタコネート及びフマレート、マレイン酸無水
    物、ビニリデンクロライド、スチレン、ジビニルベンゼ
    ン、塩化ビニル、酢酸ビニル、ビニルアセタール、エチ
    レン、プロピレン、ブテン、ブチレン、メチルペンテ
    ン、ブタジエン、ビニルトルエン、アクリロニトリル、
    メタアクリロニトリル、アクリルアミド、アクリル酸、
    メタクリル酸、イタコン酸、フマル酸、シトラコン酸、
    クロトン酸、ベータアクリロキシプロピオン酸、ヒドロ
    キシアルキル(アルキル基の炭素数1〜6)アクリレー
    ト及びメタクリレートよりなる群から選ばれた少なくと
    も1種のエチレン性不飽和モノマーを含むモノマー、あ
    るいはこれらモノマーを重合して得られるポリマー (A-2):下記一般式(I)又は(I’)で表される構成単
    位からなるシリコーン樹脂 【化1】 (式中、R1、R2及びR3は同一又は異なって、炭素数1〜
    100 のアルキル基、アルコキシ基、ハイドロキシアルキ
    ル基、OH基、カルボキシル基、カルボキシアルキル基、
    N−(2−アミノアルキル)アミノアルキル基、アミノ
    アルキル基、アミノ基、エポキシアルキル基、エポキシ
    基、メチルポリオキシエチレンアルキル基、ハイドロキ
    シポリオキシエチレンアルキル基、メチルポリオキシエ
    チレン・ポリオキシプロピレン基、ハイドロキシポリオ
    キシエチレン・ポリオキシプロピレン基、アルキルポリ
    オキシエチレン基、ポリオキシエチレン基、フェニル基
    又はフッ化アルキル基を示す。) (A-3):ナイロン、ポリエステル、エポキシ、アミノアル
    キッド、ウレタン、ポリアセタール又はポリカーボネー
    トのいずれか1種以上の樹脂 (A-4):メチルトリアルコキシシラン又はその部分加水分
    解・縮合物をアンモニア又はアミン類の水溶液中で加水
    分解・縮合して得られるポリオルガノシルセスキオキサ
    ン (A-5):シリカ又は多孔質シリカ
  8. 【請求項8】 球状粒子が水中において分散もしくは乳
    化された状態で重合して得られたものである請求項1〜
    7のいずれか一項に記載の洗浄剤組成物。
  9. 【請求項9】 (B) 成分の界面活性剤が、下記の (B-1)
    〜(B-4) からなる群より選ばれる1種又は2種以上を構
    成成分とするものである請求項1〜8のいずれか一項に
    記載の洗浄剤組成物。 (B-1):下記の一般式(II)、(III) 又は (IV) で表され
    る化合物、炭素数8〜20の直鎖又は分岐鎖の脂肪酸塩、
    炭素数8〜20のα−オレフィンスルホン酸塩、炭素数8
    〜20のアルカンスルホン酸塩、及び直鎖アルキル(炭素
    数6〜18)ベンゼンスルホン酸塩からなる群より選ばれ
    る1種又は2種以上のアニオン性界面活性剤(但し、塩
    は、アルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウ
    ム塩又は炭素数1〜5のアルカノールアミン塩であ
    る。)。 【化2】 (式中、R4は炭素数8〜20の直鎖又は分岐鎖のアルキル
    基又はアルケニル基、R5は炭素数2〜4の直鎖又は分岐
    鎖のアルキレン基、g は0又は1の数、h は0〜5の
    数、i は平均値として0〜10の数、M はアルカリ金属、
    アルカリ土類金属、アンモニウム又は炭素数1〜5のア
    ルカノールアミン、R6は炭素数5〜15の直鎖又は分岐鎖
    のアルキル基又はアルケニル基、R7はR6と同じもの又は
    水素原子を示す。) (B-2):下記の一般式(V)又は (VI) で表される化合物
    からなる群より選ばれる1種又は2種以上のカチオン性
    界面活性剤。 【化3】 (式中、R4、g 及びh は前記と同じ意味を示し、R8はメ
    チル基又は炭素数6〜11の直鎖もしくは分岐鎖のアルキ
    ル基もしくはアルケニル基を示し、X はハロゲン原子又
    はアルキル硫酸残基を示す。) (B-3):下記の一般式(VII) 、(VIII)、(IX)又は(X)で
    表される化合物からなる群より選ばれる1種又は2種以
    上のノニオン性界面活性剤。 【化4】 (式中、R4、g 、h 及びR5は前記と同じ意味を示し、j
    は平均値で1〜100の数、R9は水酸基又は炭素数1〜18
    の直鎖もしくは分岐鎖のアルコキシ基、n は平均値で1
    〜10の数、p は平均値で0〜10の数、k は平均値で0〜
    5の数、G は炭素数5〜6を有する還元糖に由来する残
    基、m は平均値で1〜5の数、R10 、R11 及びR12 はそ
    れぞれ炭素数8〜22のアシル基又は水素原子、q 、r 及
    びs は平均値で0〜100 の数を示す。但し、(X)式に
    おいて、R10 、R11 、R12 の少なくとも1つは炭素数8
    〜22のアシル基である。) (B-4):下記の一般式(XI)又は(XII) で表される化合物か
    らなる群より選ばれる1種又は2種以上の両性界面活性
    剤。 【化5】 (式中、R4、g 及びh は前記と同じ意味を示し、R13
    びR14 はそれぞれ炭素数1〜3のアルキル基もしくはア
    ルカノール基、t は0又は1の数、Y は水素原子又は水
    酸基、u は0〜5の数、Z は COO- 又は SO3 - を示
    す。)
  10. 【請求項10】 更に(D)成分としてポリオルガノシロ
    キサンオイルを、(A)成分の球状粒子 100重量部に対
    し、1〜1000重量部含有する請求項1〜9のいずれか一
    項に記載の洗浄剤組成物。
  11. 【請求項11】 (D) 成分のポリオルガノシロキサンオ
    イルが上記一般式(I)又は(I’)で表される構成単
    位から選ばれる基を少なくとも1個有するものである請
    求項10記載の洗浄剤組成物。
  12. 【請求項12】 (D) 成分のポリオルガノシロキサンオ
    イルのオルガノ基が炭素数1〜80のアルキル基もしくは
    フェニル基から選ばれる1種以上の基である請求項10
    又は11記載の洗浄剤組成物。
  13. 【請求項13】 (D) 成分のポリオルガノシロキサンオ
    イルの25℃における粘度が2〜5000csである請求項10
    〜12のいずれか一項に記載の洗浄剤組成物。
  14. 【請求項14】 (D) 成分のポリオルガノシロキサンオ
    イルが下記の一般式(XIII)で表される化合物である請求
    項10〜13のいずれか一項に記載の洗浄剤組成物。 【化6】 (式中、a1及びa2は0〜100 、b は1〜5000の整数を示
    す。)
  15. 【請求項15】 更に(E) 成分として高分子分散剤を、
    (A) 成分の球状粒子100重量部に対し、1〜100 重量部
    含有する請求項1〜14のいずれか一項に記載の洗浄剤
    組成物。
  16. 【請求項16】 (E) 成分の高分子分散剤が、炭素数1
    〜8のアルキルアクリレート及びメタクリレート、モノ
    及びジ−アルキル(アルキル基の炭素数1〜5)イタコ
    ネート及びフマレート、マレイン酸無水物、ビニリデン
    クロライド、スチレン、ジビニルベンゼン、塩化ビニ
    ル、酢酸ビニル、ビニルアセタール、エチレン、プロピ
    レン、ブテン、ブチレン、メチルペンテン、ブタジエ
    ン、ビニルトルエン、アクリロニトリル、メタアクリロ
    ニトリル、アクリルアミド、アクリル酸、メタクリル
    酸、イタコン酸、フマル酸、シトラコン酸、クロトン
    酸、ベータアクリロキシプロピオン酸、ヒドロキシアル
    キル(アルキル基の炭素数1〜6)アクリレート及びメ
    タクリレート、ビニルピロリドン及びその誘導体よりな
    る群から選ばれた少なくとも1種のエチレン性不飽和モ
    ノマーを含むモノマーを重合して得られたものである請
    求項15記載の洗浄剤組成物。
  17. 【請求項17】 (E) 成分の高分子分散剤が高分子多糖
    類である請求項15記載の洗浄剤組成物。
  18. 【請求項18】 高分子多糖類が下記の (E-1)〜(E-3)
    からなる群より選ばれる1種又は2種以上を構成成分と
    するものである請求項17記載の洗浄剤組成物。 (E-1):グアーガム、ローカストビーンガム、クインスシ
    ードガム、タラガム、カラギーナン、アルギン酸(又は
    その塩)、ファーセラン、寒天、アラビノガラクタガ
    ム、アラビアガム、トラガカントガム、カラヤガム、ペ
    クチン、澱粉、ザンサンガム、ザンコート、ザンフロ
    ー、カードラン、サクシノグルカン、シゾフィラン、プ
    ルラン、ジェランガム、ウェランガム、ランザンガム、
    ガラクトマンナン、ヒアルロン酸(又はその塩)、コン
    ドロイチン硫酸(又はその塩)、キチン、キトサン (E-2):(E-1) に示す多糖類の酸化、メチル化、カルボキ
    シメチル化、ヒドロキシエチル化、ヒドロキシプロピル
    化、硫酸化、リン酸化又はカチオン化誘導体 (E-3):水溶性セルロース誘導体
  19. 【請求項19】 スプレー式容器が、噴射ノズルの噴口
    径 0.3〜1mmのトリガー式スプレー容器である請求項1
    〜18のいずれか一項に記載の洗浄剤組成物。
  20. 【請求項20】 自動車のボディの塗装面、プラスチッ
    ク製部品表面、メッキ表面、ウィンドーガラス、又はホ
    イールの洗浄に用いられる請求項1〜19のいずれか一
    項に記載の洗浄剤組成物。
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