JPH09316500A - 粘性を有する液状洗浄剤 - Google Patents

粘性を有する液状洗浄剤

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JPH09316500A
JPH09316500A JP15482196A JP15482196A JPH09316500A JP H09316500 A JPH09316500 A JP H09316500A JP 15482196 A JP15482196 A JP 15482196A JP 15482196 A JP15482196 A JP 15482196A JP H09316500 A JPH09316500 A JP H09316500A
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detergent
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solution
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JP15482196A
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Yasushi Jo
靖 城
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 液状洗浄剤に水溶性の高分子化合物を含
有させて、その粘度が100センチポイズ〜400ポイ
ズとなるようにした。 【効果】 本発明の液状洗浄剤は、その粘性により塗布
面に粘り着くので、固体表面、殊に立面の固体表面の汚
れに対して洗剤成分を有効に作用させることができ、汚
れを効率よく除去することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は固体表面の汚れ、特
に頑固で除去困難な固体表面上の汚れを効率良く除去す
る液状の洗剤に関し、殊に立面の汚れの除去に効果を発
揮する洗浄剤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来固体表面に存在する汚れを除く手段
としては、石鹸、あるいは界面活性剤を用いて、汚れを
水に可溶化にして洗い流す方法、あるいは、研磨剤を用
いて機械的に汚れを取り除く方法、そしてこれらの組合
せが行なわれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】言うまでもなく、その
作業は手を汚すやっかいな仕事であるが、長年にわたっ
て新しい方法は提案されていない。殊に清掃すべき固体
表面が立面であるとき、例えば壁面、階段の立ち上がり
の面等のよごれ部分の清掃には、洗剤溶液が容易に流れ
落ちるために、効率が悪い上、周囲を汚すなど、決して
効果的とは言いがたく清掃作業員にとっての泣きどころ
になっている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明による液状洗浄剤
は、水溶性の高分子化合物を含有し、その粘度が100
センチポイズ〜400ポイズであることを特徴とする、
粘性を有する液状洗浄剤である。
【0005】本発明者は、固体表面、殊に立面の汚れの
清掃に有効な方法について種々検討を重ねた結果、立面
に付着した汚れとの接触時間を長くすること、およびこ
の汚れ成分を浮き上がらせるのに充分な容量をその汚れ
部分に確保すること、さらに汚れ成分をより水に溶けや
すい物質に変化させることの3点に着目し、鋭意検討を
重ねた結果、本発明に到達した。
【0006】本発明の第1の特徴は、従来品と異なり汚
れの除去剤としての、いわゆる洗剤を含む水溶液に適当
な粘度を持たせたことにある。粘度を有する洗浄剤は、
その高粘度の故に、極めて有効に流下を防ぐことが出来
る。すなわち、汚れが付着している部分にべっとりと付
着し、頑固に固着した汚れを充分に浮かせ、易溶解の状
態にすることが出来る。
【0007】また洗浄剤はその粘度のゆえに簡単には流
れ去らないので充分な量の洗剤を汚れの部分に保つこと
ができる。
【0008】
【実施例】従来、粘度を有する洗剤は全く市販されてい
ない。本発明は、洗剤を含む水溶液に、粘度を持たせる
ことによって、はじめて頑固に付着している汚れの深部
にまで汚れを浮き上がらせ、水に可溶化させる事を可能
にしたものであり、本発明の成果であると言える。
【0009】洗剤を含む水溶液に粘度を与える方法とし
ては、水溶性の高分子物質を溶解する方法が考えられ
る。この場合、洗剤の長期保存などの実用的な観点か
ら、長期にわたってゲル化しない高分子物質であること
が望ましい。
【0010】このような高分子物質としては、ポリアク
リル酸、ポリメタクリル酸、あるいはこれらの塩類、ポ
リビニールピロリドン、ポリエチレングリコール、ポリ
エチレンオキサイド、ポリビニールアルコール、アルギ
ン酸あるいはその塩などがある。
【0011】ここに挙げた例だけでなく、加水分解を受
けない水溶性の高分子物質がひろく用い得ることは本発
明の主旨から当然であり、本発明の範囲に含まれること
は当然である。上記の水溶性高分子のうちポリビニール
アルコールは、浄化槽の浄化菌に悪影響を及ぼさないこ
と、極めて水によく溶けること、安価であることなどか
ら、本発明の目的に最もふさわしいもののひとつであ
る。またポリビニールピロリドン、ポリエチレングリコ
ール、ポリエチレンオキサイドのように、高分子自体が
親水性と親脂性の両面を備えた、言い換えれば界面活性
剤的性質を持つ高分子物質は、粘度の付加と界面活性の
付加の両面の特徴を持ち、極めて本発明に適している。
これらの水溶性高分子物質は、単独で用いてもよく、ま
た2種以上混合して用いてもよい。
【0012】本発明に適用される粘度は、100センチ
ポイズ〜400ポイズの間にあることが好ましく、さら
に好ましくは、200センチポイズ〜300ポイズの
間、さらに好ましくは300センチポイズ〜250ポイ
ズが好ましい。これらの粘度は30°Cで測定した値で
ある。
【0013】粘度が100センチポイズより小さいと、
粘度不足のために該汚れ除去剤(洗浄剤に含まれる洗剤
成分)が短時間内に流れ去り、本発明の効果を充分に発
揮することが出来ない。また粘度が400ポイズを越え
ると、逆に、付着している汚れ除去剤(洗剤)を洗い流
すのに時間がかかりすぎて実用的でないことと、高粘度
の故に固着した汚れ部分の内部にまで洗剤が浸透しにく
くなり、効果を減じてしまう。
【0014】本発明の汚れ除去剤に用いられる洗剤とし
ては、いわゆる公知の石鹸、界面活性剤がひろく用いら
れ、それぞれ単独で用いてもよく混合して用いてもよ
い。界面活性剤としては用いるときは、陰イオン界面活
性剤、陽イオン界面活性剤、非イオン界面活性剤、両性
イオン界面活性剤のいずれも用いることが出来る。陰イ
オン界面活性剤としては、脂肪酸石鹸、N−アシルアミ
ノ酸およびその塩、アルキルエーテルカルボン酸塩、ア
シルペプチドなどのカルボン酸塩類、アルキルベンゼン
スルホン酸、アルキルナフタリンスルホン酸塩、ナフタ
リンスルホンサンの塩、メラミンスルホン酸の塩、ジア
ルキルスルホコハク酸エステル塩、アルキルスルホ酢酸
塩、α−オレフィンスルホン酸塩、N−アシルメチルタ
ウリンソーダなどのスルホン酸塩類、高級アルコール硫
酸エステル塩、アルキルエーテル硫酸塩、第2級高級ア
ルコールエトキシサルフェート、ポリオキシエチレンア
ルキルフェニールエーテル硫酸塩、モノグリサルフェー
ト脂肪酸アルキロールアマイド硫酸エステル塩などの硫
酸エステル類、アルキルエーテル燐酸エステル塩、アル
キル燐酸エステル塩などの燐酸エステル塩等がある。
【0015】陽イオン界面活性剤としては、脂肪族アミ
ン類、脂肪族4級アンモニウム塩、ベンザルコニウム
塩、塩化ベンゼトニウム、ピリジニウム塩、イミダゾリ
ニウム塩などが用いられる。両性イオン界面活性剤とし
ては、たとえば、アミノカルボン酸塩、イミダゾリニウ
ムベタイン、レシチンなどが挙げられる。
【0016】非イオン界面活性剤の例としては、エーテ
ル型のポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキ
シエチレン2級アルキルエーテル、ポリオキシエチレン
アルキルフェニールエーテル、ポリオキシエチレンステ
ロールエーテル、ポリオキシエチレンラノリン誘導体、
アルキルフェノールホルマリン縮合物の酸化エチレン誘
導体、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロッ
クポリマー、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン
アルキルエーテル、エチレングリコールブチルエーテ
ル、エーテルエステル型としては、ポリオキシエチレン
グリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンヒマシ
油および硬化ヒマシ油、エステル型としては、ポリエチ
レングリコール脂肪酸エステル、脂肪酸モノグリセリ
ド、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸
エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、しょ
糖脂肪酸エステルなどがある。
【0017】このほか、含窒素型として、脂肪酸アルカ
ノールアミド、ポリオキシエチレン脂肪酸アミド、ポリ
オキシエチレンアルキルアミン、アルキルアミンオキサ
イドなどがある。このほか、フッ素系界面活性剤、たと
えばフルオロアルキルカルボン酸、パーフルオロアルキ
ルカルボン酸、モノパーフルオロアルキルエチル燐酸エ
ステルやポリオキシエチレンアリルグリシジルノニルフ
ェニールエーテルの硫酸エステル塩などが用いられる。
【0018】さらに、水溶性、親脂性の両方の性質を有
する(換言すれば水にもエーテル/ベンゼンにも溶ける
低分子物、たとえば、グリセリン、ピロリドン、グリシ
ジルエーテル、ジグライム、ブチルオキシエチレンリコ
ール、エタノールアミン、メチルセロソルブのような洗
剤効果のある有機化合物も用いることができる。もちろ
ん市販のワックス剥離剤なども用いてもよいことは言う
までもない。
【0019】これらに加えて、金属類を補足し洗浄効果
をあげるエチレンジアミンテトラアセテートなどのキレ
ート剤や消泡剤を若干含有させることもできる。
【0020】本発明の特徴は、水溶性の高分子物質を含
有し、100センチポイズ〜400ポイズ(30°Cに
おける)の粘度を有する洗剤の水溶液からなる洗浄剤を
提供することにある。
【0021】本発明を実施するに当たって用いる高分子
の水溶液中の濃度は任意で良いが、通常3〜30%の範
囲で用いられる。この濃度が3%より少ないと、充分な
粘度を生じず、簡単に流動するので、立面の汚れの除去
には不適当であり、すぐに流れ落ちてしまい効果を減じ
てしまうため好ましくない。一方この濃度が30%をこ
えると、逆に溶液の付着量が多すぎて好ましくない。
【0022】本発明は、すでに述べたように洗浄剤に粘
度を与えたことに特徴があるので、用いる高分子物質の
濃度を云々するよりも、粘度で捉えるべきである。同一
の粘度を与える高分子の量は、その高分子物質の分子量
に依存し、分子量が高ければ高いほどその量は少なくて
すむことになる。
【0023】本発明は壁の洗浄や階段の各ステップの立
面のような所の汚れの除去に有効である。実際問題とし
て、このような立面に使える洗剤は実用化されていな
い。本発明の含高分子水溶液で処理する時間は、塗布し
たのち5分乃至1時間前後位が推奨される。しかし頑固
な汚れに対しては数時間から一晩おいて効果を上げるこ
とも出来る。
【0024】本発明を実施するには、立面の汚れた部分
に本発明の粘性を有する洗浄剤を塗り付け、一定時間そ
のまま放置してから、濡れた布等で拭き取り、必要なら
更に水を含む布で拭きあげるとよい。本発明の洗浄剤に
含まれる高分子物質は、水に溶けるので水拭きで完全に
除くことが出来る。
【0025】本発明は、汚れを除去するための洗剤成分
に水溶性の高分子を溶解して粘度を与え、立面の汚れ表
面に接触する時間を保ち、頑固な汚れをを柔らかく浮き
上がらせる充分な量を保持させて、その除去を容易に
し、従来困難で放置されてきた立面の汚れ除去に有効な
道を開いたもので極めて有用である。
【0026】以下実験例によって本発明をさらに詳細に
説明する。これらの実験例はあくまで説明のためのもの
であり、決して本発明の特許請求の範囲を限定するもの
ではない。
【0027】
【実験例1】長年まったく清掃していない汚れきった壁
面の清拭を試みた。通常の洗剤溶液による洗浄では汚れ
は全く落ちず、洗剤溶液は流下し周辺の床を濡らして作
業は困難を極めた。
【0028】重合度450(分子量約20000)のポ
リエチレングリコールの24%水溶液にアルキルベンゼ
ンスルホンサンを0.1%加えた。この溶液の粘度は1
160センチポイズであった。この溶液を塗装用のロー
ラーを用いて、この壁面に塗り付けた。溶液はその粘度
のために充分に壁面に保持可能であった。約15分後
に、湿った布で拭くと、頑固な汚れを容易に除去でき
た。そのあと、さらに水を含んだ布で拭きあげると、壁
面はきれいに仕上がった。
【0029】
【実験例2】和光純薬工業(株)のアルギン酸ナトリウ
ム600CPの14%水溶液500ミリリットルに市販
の洗剤、チャ−ミ−グリ−ン(ライオン(株):界面活
性剤21%、アルキルエーテル硫酸エステルナトリウ
ム、脂肪酸アルカノールアミド含有)を2ミリリットル
加えた洗浄剤を作った。この溶液の粘度を測定すると、
190ポイズであった。この溶液を、煙草のやにのため
に茶色くなった居室の壁の洗浄に用いた。
【0030】この居室は、壁に接して机があり、その上
に重要と思われる書類が置かれており、汚さないように
注意されていた。この溶液を塗装用のローラーを用い
て、この壁面に塗り付けた。溶液はその粘度のためにほ
とんど流動性がなく充分に壁面に保持可能であった。約
15分後に、湿った布で拭きとると、頑固な汚れを容易
に除くことが出来た。そのあと、さらに水を含んだ布で
拭きあげると、壁面はきれいに仕上がった。
【0031】本発明の洗浄剤は、このような立面の壁の
洗浄に極めて有用であることが証明された。
【0032】
【実験例3】メラミン加工の壁の汚れを除く作業を行っ
た。洗浄剤は次のように調整した。すなわち、和光純薬
製のポリビニールピロリドン、K−30,25%を含む
水溶液300ミリリットルに、アメリカ・ブルーリン社
製(Brulin & Company,Inc.輸入販売元東京キングラン
(株)) のUNICIDE(登録商標)256;有効成
分;ジメチルベンジン基アンモニウム塩、5.36%、
オクチルデシルジメチルアンモニウム塩化物静、4.0
2%、ディデチルジメチルアンモニウム塩、2.71
%、ジオクチルメチルアンモニウム塩化物、2.01
%、不活性成分85.90%)を3ミリリットル加え
た。
【0033】この溶液の粘度は156ポイズであった。
この溶液を汚れのある壁の全面に塗装用のローラーを用
いて塗りつけた。この洗剤はその高粘度のために壁面に
保たれて流れ落ちず、充分に壁面に保持されていた。1
5分経ってから、水を含む手拭いでこの溶液を拭き取っ
た。汚れはきれいに除去することができた。さらに水拭
きを行い、洗浄作業は成功裏に終了した。
【0034】
【実験例4】塩化ビニールタイルで出来ている階段で、
各ステップの水平面はとてもきれいになっているが、垂
直面(立面)の汚れが目立つところを綺麗にすることを
試みた。しかしこれまでこのような要望に応じる方法が
なかった。そこでポリビニールアルコール(重合度12
00)を水に溶解し、14%の水溶液を1リットル作っ
た。これにワックス剥離剤スーパーオールゴー(ジョン
ソン(株))を200ミリリットル加えた。この溶液の
粘度は340ポイズであった。
【0035】さらに、立面の部分に親和性を持たせるた
めに、1ミリリットルのマイペット(花王(株))を追
加した。この溶液を上記の階段の立面に塗りつけて15
分放置した。溶液が高粘度であるため、立面に粘り着い
て、殆ど流れ落ちなかった。この状態で金網ブラシでこ
すると立面の汚れがワックスとともにきれいに除去でき
た。充分に水拭きして乾燥後、ワックスを2層塗ると、
この立面は見違えるほどに美しくなった。
【0036】
【実験例5】汚れた白壁の清掃を試みた。そこでポリビ
ニールアルコール(重合度1500)を水に溶解し、1
0%の水溶液をつくった。これに洗剤ブラストオフ(マ
ックドナルド/ダグラス社製;輸入販売元(株)東京事
務光機)を0.5%加えた。この溶液の粘度は280ポ
イズであった。この溶液を上記の白壁の全面に塗りつけ
て15分以上放置した。溶液が高粘度であるため、立面
に粘り着いて、殆ど流れ落ちなかった。
【0037】この状態でブラシでこすると泡立ちながら
汚れをきれいに除くことが出来た。その後充分に水で洗
い、乾燥すると白壁は見違えるほどに美しくなった。
【0038】
【実験例6】重合度1850のポリビニールアルコール
とアルギン酸ソーダを水に溶解し、3リットルの水溶液
を調整した。ポリビニールアルコールの濃度は5%、ア
ルギン酸ソーダの濃度は2%である。粘度を測定すると
260ポイズであった。これにさらにソフトタッチクリ
ームソープ(ジョンソン(株)製)を3ミリリットル加
えた。効果を上げるために研磨剤として炭酸カルシウム
の粉末を1%さらに追加した。
【0039】このように調整した溶液で墓石の清掃を試
みた。この墓石は10年以上清掃を行っておらず、極め
て汚くなっていた。この墓石の全面に上記のポリビニー
ルアルコールを含む本水溶液を万遍なく塗布した。20
分後、タワシで上の方から擦ると墓石の汚れはきれいに
除かれ、墓石は驚くほどに綺麗になった。
【0040】
【実験例7】重合度1200のポリビニールアルコール
を水に溶解し、水溶液を調整した。ポリビニールアルコ
ールの濃度は7%である。粘度を測定すると310ポイ
ズであった。この溶液に、さらに使用したポリビニール
アルコールに対し17%のグリセリンと2%エターノー
ルアミンを加えた。これを用いて、実験例4と同じ階段
の一部の清掃を試みた。
【0041】この階段の立面の全面に上記のポリビニー
ルアルコールとグリセリン、エターノールアミンを含む
水溶液を均一に塗布した。10分後に拭き取るときれい
に汚れを除去できることが確認された。
【0042】
【実験例8】重合度1200のポリビニールアルコール
と分子量20000のポリエチレングリコールを水に溶
解し、水溶液を調整した。ポリビニールアルコールの濃
度は6%、ポリエチレングリコールの濃度は2%であ
る。粘度を測定すると300ポイズであった。この溶液
に、さらに使用したポリビニールアルコールに対し1%
のエチレンリコールブチルエーテルと2−ピロリドン2
%を加えた。
【0043】この溶液で実験例3と同じようメラミン加
工の白壁清掃を試みた。この壁は長年清掃を行っておら
ず、黄色く変色していた。この壁の全面に上記の溶液を
塗布した。約10分後、布で擦ると壁全面がきれいに新
品そのもののように綺麗になり、期待どうりの結果が得
られた。
【0044】
【発明の効果】本発明の粘性を有する液状洗浄剤は、そ
の粘性により塗布面に粘り着くので、固体表面、殊に立
面の固体表面の汚れに対して洗剤成分を有効に作用させ
ることができ、汚れを効率よく除去することができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水溶性の高分子化合物を含有し、その粘度
    が100センチポイズ〜400ポイズである粘性を有す
    る液状洗浄剤。
JP15482196A 1996-05-27 1996-05-27 粘性を有する液状洗浄剤 Pending JPH09316500A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
RU2629023C1 (ru) * 2016-11-02 2017-08-24 Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего образования "Чувашский государственный университет имени И.Н. Ульянова" Моющая композиция для очистки металлических поверхностей
JP2018123270A (ja) * 2017-02-03 2018-08-09 ガラード株式会社 万能洗浄材

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RU2629023C1 (ru) * 2016-11-02 2017-08-24 Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего образования "Чувашский государственный университет имени И.Н. Ульянова" Моющая композиция для очистки металлических поверхностей
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