JP2010144025A - 洗浄艶出し剤 - Google Patents

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Abstract

【課題】優れた洗浄効果および艶出し効果を発現させることができるとともに、良好な撥水性と防汚性とを兼ね備え、さらには、作業性および耐久性にも優れる洗浄艶出し剤を提供すること。
【解決手段】洗浄艶出し剤を、ワックス、乳化剤、シリコーンオイル、シリコーン樹脂およびフッ素樹脂を含有する樹脂、プロピレングリコールエーテル類を含有する有機溶剤および水を含む、W/O型エマルションとして調製する。この洗浄艶出し剤によれば、優れた洗浄効果および艶出し効果を発現させることができるとともに、撥水性および防汚性の向上を図ることができ、さらには、優れた作業性および耐久性を確保することができる。
【選択図】なし

Description

本発明は、洗浄艶出し剤、詳しくは、車両などの洗浄および艶出しに好適に用いられる洗浄艶出し剤に関する。
従来より、艶と光沢を付与する目的で、艶出し組成物を自動車の塗装面などに塗布することが実施されている。
このような艶出し組成物として、例えば、ロウ成分、乳化剤、シリコーン化合物、有機溶媒および水を必須成分として含有する車両用艶出し組成物において、前記ロウ成分としてオレフィン系、オレフィン系の誘導体、パラフィン系、パラフィン系の誘導体およびアマイド系より選ばれる1種または2種以上の融点90℃以上の高融点ロウを該艶出し組成物中に0.1〜5重量%含有させ、かつ、前記乳化剤としてソルビタン系界面活性剤を該艶出し組成物中に0.5〜10重量%含有させた車両用W/O型エマルジョン艶出し剤が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特公平2−9634号公報
しかしながら、特許文献1における車両用W/O型エマルジョン艶出し剤は、作業性および耐久性には優れるものの、防汚性に劣り、長時間にわたって艶を維持することができない場合がある。一方で、防汚性の向上を図ることのできる艶出し剤の開発も検討されているが、一般に、防汚性に優れる艶出し剤は、撥水性に劣ることが知られている。
本発明の目的は、優れた洗浄効果および艶出し効果を発現させることができるとともに、良好な撥水性と防汚性とを兼ね備え、さらには、作業性および耐久性にも優れる洗浄艶出し剤を提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明の洗浄艶出し剤は、ワックス、乳化剤、シリコーンオイル、樹脂、有機溶剤および水を含む、W/O型エマルションとして調製され、前記樹脂が、シリコーン樹脂およびフッ素樹脂を含有し、前記有機溶剤が、プロピレングリコールエーテル類を含有することを特徴としている。
また、本発明の洗浄艶出し剤では、前記洗浄艶出し剤100重量部に対して、前記樹脂を、0.1〜10重量部、前記プロピレングリコールエーテル類を、0.1〜5重量部含有することが好適である。
また、本発明の洗浄艶出し剤では、前記ワックスが、マイクロクリスタリンワックスと、ポリエチレンワックスまたはカルナバワックスとを含有することが好適である。
また、本発明の洗浄艶出し剤では、前記フッ素樹脂が、フッ素変性アクリル樹脂を含有することが好適である。
また、本発明の洗浄艶出し剤では、前記シリコーンオイルが、動粘度が100000〜500000mm/sのジメチルシリコーンオイルを含有することが好適である。
また、本発明の洗浄艶出し剤では、前記洗浄艶出し剤100重量部に対して、動粘度が100000〜500000mm/sの前記ジメチルシリコーンオイルを、0.05〜0.5重量部含有することが好適である。
また、本発明の洗浄艶出し剤では、前記シリコーン樹脂が、水酸基を有するトリメチルシロキシケイ酸誘導体、または、ポリプロピルシルセスキオキサンを含むことが好適である。
また、本発明の洗浄艶出し剤では、前記洗浄艶出し剤100重量部に対して、水酸基を有する前記トリメチルシロキシケイ酸誘導体、または、ポリプロピルシルセスキオキサンを、0.1〜10.0重量部含有することが好適である。
本発明の洗浄艶出し剤によれば、優れた洗浄効果および艶出し効果を発現させることができるとともに、撥水性および防汚性の向上を図ることができ、さらには、優れた作業性および耐久性を確保することができる。
本発明の洗浄艶出し剤は、ワックス、乳化剤、シリコーンオイル、樹脂、有機溶剤および水を含む、W/O型エマルションとして調製される。
本発明において、ワックスとしては、例えば、カルナバワックス、キャンデリラワックス、モンタンワックス、セレシン、パラフィン、マイクロクリスタリンワックス、オゾケライトなどに代表される天然ワックス、α−オレフィンワックス、フィッシャー・トロプッシュワックスおよびその誘導体、ポリオレフィンワックス(例えば、ポリエチレンワックスなど)およびその誘導体、酸化パラフィン、酸化マイクロクリスタリンワックス、カスターワックス、モンタンワックスをベースにした酸ワックスおよびエステルワックスおよびその誘導体、ラノリン誘導体、石油系のオレフィンベースのオレフィンと無水マレイン酸あるいはアクリル酸、または、酢酸ビニルからなるワックス、金属石鹸、油脂、高級脂肪酸、高級アルコール、硬化油、脂肪酸アマイド、ポリエーテルなどに代表されるワックス様物、あるいは、フッ素変性ワックス、シリコーン変性ワックス、樹脂変性ワックスなどの種々の変性ワックスなどが挙げられる。
これらワックスは、単独使用または2種類以上併用することができる。
ワックスとして、好ましくは、マイクロクリスタリンワックスと、ポリオレフィンワックスまたはカルナバワックスとの併用が挙げられ、より具体的には、マクロクリスタリンワックスと、ポリエチレンワックスまたはカルナバワックスとの併用が挙げられる。
これらワックスを配合することにより、艶出し性を向上させることができる。
ワックスの配合割合は、本発明の洗浄艶出し剤100重量部に対して、例えば、0.01〜10.0重量部、好ましくは、0.1〜6.0重量部である。
また、ワックスとして、マイクロクリスタリンワックスと、ポリエチレンワックスまたはカルナバワックスとを併用する場合には、それらの配合割合は、本発明の洗浄艶出し剤100重量部に対して、マイクロクリスタリンワックスが、例えば、0.1〜4重量部であり、ポリエチレンワックスまたはカルナバワックスが、例えば、3〜9重量部である。
また、ワックスにおける、マイクロクリスタリンワックスと、ポリエチレンワックスまたはカルナバワックスとの配合割合は、マイクロクリスタリンワックスに対して、ポリエチレンワックスまたはカルナバワックスが過剰割合であって、より具体的には、マイクロクリスタリンワックス1重量部に対して、ポリエチレンワックスまたはカルナバワックスが、例えば、1.1〜10重量部である。
本発明において、乳化剤としては、例えば、ノニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、アニオン界面活性剤、両性界面活性剤などの公知の界面活性剤が挙げられる。
ノニオン界面活性剤としては、特に限定されず、各種のノニオン界面活性剤が挙げられる。具体的には、例えば、アルキルポリグルコシド、アルキルグルコシド、アルキルグルコシドのポリオキシエチレン付加物、アルキルグルコシドの脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル(例えば、ソルビタンセスキオレートなど)、ソルビトール脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸ジエステル、ポリオキシエチレン樹脂酸エステル、脂肪酸アルカノールアミド(例えば、脂肪酸ジエタノールアミドなど)、ポリオキシエチレン脂肪酸アミド、ポリオキシエチレンアルキルアミン、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテルホルマリン縮合物、ポリオキシエチレンジアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンブロックポリマー、ポリオキシエチレン脂肪酸ビスフェニルエーテル、ポリオキシアルキレンベンジルフェニルエーテル、ポリオキシアルキレンフェニルフェニルエーテル、ポリオキシアルキレンスチリルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンヒマシ油、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油などのノニオン界面活性剤が挙げられる。
上記ノニオン界面活性剤におけるアルキル基としては、例えば、オクタン、ノナン、デカン、ウンデカン、ドデカン、トリデカン、テトラデカン、ペンタデカン、ヘキサデカン、ヘプタデカン、オクタデカン、ノナデカン、イコサン、ヘンイコサン、ドコサン、10−ウンデセン、シス−9−オクタデセン、トランス−9−オクタデセン、シス−9,シス−12−オクタデカジエン、トランス−9,トランス−12−オクタデカジエンなどの、炭素数8〜22のアルキルが挙げられる。
上記ノニオン界面活性剤における脂肪酸としては、例えば、カプリル酸、ノナン酸、カプリン酸、ウンデカン酸、ラウリン酸、トリデカン酸、ミリスチン酸、ペンタデカン酸、パルミチン酸、ヘプタデカン酸、ステアリン酸、ノナデカン酸、アラキン酸、ヘンイコサン酸、ベヘン酸などの、炭素数8〜22の飽和脂肪酸や、例えば、ウンデシレン酸、オレイン酸、エライジン酸、リノール酸、リノエライジン酸、α−リノレン酸、γ−リノレン酸、ステアロール酸、アラキドン酸、エルカ酸、ブラシジン酸、セトレイン酸などの、炭素数8〜22の不飽和脂肪酸が挙げられる。
また、これら脂肪酸は、例えば、パーム油、パーム核油、牛脂、ヤシ油、米糠油、大豆油などの天然油脂より供給される、単独または2種以上の脂肪酸であってもよい。
カチオン界面活性剤としては、特に限定されず、各種のカチオン界面活性剤が挙げられる。具体的には、例えば、アルキルアミン塩、アルキルアンモニウム塩、アルキルピリジニウム塩などが挙げられる。
アニオン界面活性剤としては、特に限定されず、各種のアニオン界面活性剤が挙げられる。具体的には、例えば、カルボン酸塩系(例えば、脂肪酸セッケン、N−アシルアミノ酸塩、ポリオキシエチレンカルボン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテルカルボン酸塩など)、スルホン酸塩系(例えば、アルキルスルホン酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩、ナフタレンスルホン酸塩−ホルマリン重縮合物、スルホコハク酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、N−アシルスルホン酸塩など)、硫酸エステル塩(例えば、アルキル硫酸塩、アルキルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレン硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルアリルエーテル硫酸塩、アルキルアミド硫酸塩)、リン酸エステル塩系(例えば、アルキルリン酸塩、ポリオキシエチレンリン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルアリルエーテルリン酸塩など)などのアニオン界面活性剤が挙げられる。
上記アニオン界面活性剤におけるアルキル基や、脂肪酸としては、上記したアルキル基や、脂肪酸と同様のものが用いられる。
また、上記アニオン界面活性剤における塩としては、例えば、リチウム塩、ナトリウム塩、カリウム塩、トリエタノールアミン塩、ジエタノールアミン塩、モノエタノールアミン塩などが挙げられ、好ましくは、ナトリウム塩、カリウム塩、トリエタノールアミン塩が挙げられる。
両性界面活性剤としては、特に限定されず、各種の両性界面活性剤が挙げられる。具体的には、例えば、アルキルベタイン、アルキルジメチルアミノ酢酸ベタイン、アルキルアミドプロピルベタイン、アルキルスルホベタインなどのベタイン系界面活性剤、例えば、アルキルイミダゾリンの誘導型両性界面活性剤であるイミダゾリン系両性界面活性剤、例えば、N−アルキルアミノ酸またはその塩からなるアミノ酸型両性界面活性剤、例えば、アルキルジアミノエチルグリシン、アルキルポリアミノエチルグリシンのナトリウム塩や塩酸塩である両性界面活性剤が挙げられる。
また、乳化剤としては、上記例示の界面活性剤に加え、例えば、ノニオン界面活性剤、アニオン界面活性剤および両性界面活性剤のいずれかに分類される、アミノ酸系界面活性剤や、例えば、天然油脂(例えば、ヤシ油、パーム油、パーム核油など)から得られる脂肪酸の界面活性剤などを例示することもできる。
アミノ酸系界面活性剤としては、例えば、ココイルグルタミン酸塩、ラウリルグルタミン酸塩、ミリスチングルタミン酸塩、天然タンパク質の加水分解物(例えば、シルク(絹)から得られるアミノ酸系界面活性剤)などが挙げられる。
天然油脂脂肪酸の界面活性剤としては、例えば、ヤシ油脂アミノ酸塩、ヤシ油脂肪酸塩などが挙げられる。
これら乳化剤は、単独使用または2種類以上併用することができる。
乳化剤として、好ましくは、ノニオン界面活性剤が挙げられ、より好ましくは、ソルビタン脂肪酸エステルが挙げられる。
なお、本発明において、乳化剤がノニオン界面活性剤である場合には、そのHLBは、例えば、2.0〜10.0、好ましくは、3.0〜9.0である。
乳化剤の配合割合は、本発明の洗浄艶出し剤100重量部に対して、0.1〜20重量部、好ましくは、0.2〜2重量部である。
本発明において、シリコーンオイルとしては、例えば、ジメチルポリシロキサンなどのジメチルシリコーンオイル、例えば、メチルフェニルポリシロキサンなどのメチルフェニルシリコーンオイル、例えば、メチルハイドロジエンポリシロキサンなどのメチルハイドロジエンシリコーンオイル、例えば、アルキル変性ポリシロキサンなどのアルキル変性シリコーンオイル、例えば、アルキルアラルキル変性ポリシロキサンなどのアルキルアラルキル変性シリコーンオイル、例えば、フッ素変性ポリシロキサンなどのフッ素変性シリコーンオイル、例えば、エポキシ変性ポリシロキサンなどのエポキシ変性シリコーンオイル、例えば、エポキシポリエーテル変性ポリシロキサンなどのエポキシポリエーテル変性シリコーンオイル、例えば、フェノール変性ポリシロキサンなどのフェノール変性シリコーンオイル、例えば、アクリル変性ポリシロキサンなどのアクリル変性シリコーンオイルなどの撥水性のシリコーンオイル、例えば、ポリエーテル変性ポリシロキサンなどのポリエーテル変性シリコーンオイル、例えば、アルコール変性ポリシロキサンなどのアルコール変性シリコーンオイル、例えば、アミノ変性ポリシロキサンなどのアミノ変性シリコーンオイル、例えば、カルボキシル変性ポリシロキサンなどのカルボキシル変性シリコーンオイル、例えば、メルカプト変性ポリシロキサンなどのメルカプト変性シリコーンオイルなどの親水性のシリコーンオイルが挙げられる。
これらシリコーンオイルは、単独使用または2種類以上併用することができる。
シリコーンオイルとして、好ましくは、撥水性のシリコーンオイルが挙げられ、より好ましくは、ジメチルシリコーンオイルが挙げられる。
本発明において、シリコーンオイルの動粘度(25℃)は、例えば、1〜1000000mm/s、好ましくは、5〜500000mm/sである。
シリコーンオイルの配合割合は、本発明の洗浄艶出し剤100重量部に対して、例えば、0.05〜20重量部、好ましくは、0.5〜10重量部である。
本発明の洗浄艶出し剤100重量部に対して、シリコーンオイルが、0.05〜20重量部の範囲内で含有されると、塗布面に良好な艶が得られるとともに、洗浄に対しても、十分な艶が保持される。0.05重量部未満では塗布面に十分な皮膜が形成されない場合があり、20重量部を超過すると、塗布面に過剰にオイルが残り、皮膜の均一性が低下するとともに、汚れが付着しやすくなる場合がある。
また、本発明において、シリコーンオイルとしては、動粘度が、例えば、1〜5000mm/s、好ましくは、100〜3000mm/sのジメチルシリコーンオイル(以下、低粘度ジメチルシリコーンオイルとする。)と、動粘度が100000〜700000mm/s、好ましくは、100000〜500000mm/sのジメチルシリコーンオイル(以下、高粘度ジメチルシリコーンオイルとする。)とを併用することが好ましい。これらを併用することにより、洗浄に対する撥水性の持続性(耐久性)を向上させることができる。
低粘度ジメチルシリコーンオイルと高粘度ジメチルシリコーンオイルとを併用する場合には、それらの配合割合は、シリコーンオイル100重量部に対して、低粘度ジメチルシリコーンオイルが、例えば、90〜99重量部、好ましくは、97〜99重量部であり、高粘度ジメチルシリコーンオイルが、例えば、1〜10重量部、好ましくは、1〜3重量部である。
また、低粘度ジメチルシリコーンオイルと高粘度ジメチルシリコーンオイルとを併用する場合には、シリコーンオイルは、本発明の洗浄艶出し剤100重量部に対して、低粘度ジメチルシリコーンオイルが、例えば、0.04〜19.5重量部、好ましくは、0.5〜10重量部となり、高粘度ジメチルシリコーンオイルが、例えば、0.05〜0.5重量部、好ましくは、0.05〜0.1重量部となるように配合される。
本発明において、樹脂は、必須成分として、シリコーン樹脂およびフッ素樹脂を含有している。
本発明において、シリコーン樹脂としては、例えば、トリメチルシロキシケイ酸(シリコーンレジン)、水酸基を有するトリメチルシロキシケイ酸誘導体、ポリプロピルシルセスキオキサン(プロピル変性シリコーン樹脂)などが挙げられる。
これらシリコーン樹脂は、単独使用または2種類以上併用することができる。
また、本発明において、シリコーン樹脂は、水酸基を有するトリメチルシロキシケイ酸誘導体、または、ポリプロピルシルセスキオキサンを含有することが好ましい。
シリコーン樹脂に水酸基を有するトリメチルシロキシケイ酸誘導体を含有させることにより、洗浄に対する撥水性の持続性(耐久性)が向上する。また、シリコーン樹脂にポリプロピルシルセスキオキサンを含有させることにより、艶出し性および作業性が向上する。
本発明において、フッ素樹脂としては、例えば、ポリテトラフルオロエチレン、フッ素変性アクリル樹脂などが挙げられる。
これらフッ素樹脂は、エマルションや樹脂溶液として調製されていてもよく、単独使用または2種類以上併用することができる。
フッ素樹脂として、好ましくは、フッ素変性アクリル樹脂が挙げられる。
フッ素変性アクリル樹脂は、例えば、アクリル酸および/またはメタクリル酸(以下、(メタ)アクリル酸とする。)のアルキルエステルおよびその誘導体から選択される1種または2種以上と、(メタ)アクリル酸の部分フッ素化アルキルエステルおよびその誘導体から選択される1種または2種以上とを重合させてなる共重合体などが挙げられる。
また、本発明において、樹脂は、本発明の優れた効果を阻害しない範囲において、その他の樹脂を含有することもできる。
その他の樹脂としては、例えば、石油系樹脂、テルペン樹脂、脂環族炭化水素樹脂、アルキド樹脂、ポリアミド樹脂、ポリウレタン系樹脂、フェノール系樹脂、尿素メラミン樹脂、ポリエステル樹脂、アミノ樹脂、メラミン樹脂、アクリル樹脂、ビニール系樹脂、尿素樹脂、エポキシ樹脂、ロジン変性樹脂、アミノアルキド樹脂、変性アルキド樹脂、天然樹脂、ケトン樹脂、ロジン系樹脂などが挙げられる。
これらその他の樹脂は、単独使用または2種類以上併用することができる。
上記各樹脂(すなわち、必須成分としてシリコーン樹脂およびフッ素樹脂、任意成分としてその他の樹脂)の配合割合は、本発明の洗浄艶出し剤100重量部に対して、例えば、0.1〜10.0重量部、好ましくは、0.1〜5.0重量部である。
本発明の洗浄艶出し剤100重量部に対する樹脂の配合割合が、0.1重量部未満では、防汚性、撥水性、および、撥水性の持続性(耐久性)が低下する場合があり、また、10.0重量部を超過すると、作業性が低下する場合がある。
また、必須成分として含有されるシリコーン樹脂およびフッ素樹脂の配合割合は、本発明の洗浄艶出し剤100重量部に対して、シリコーン樹脂が、例えば、0.05〜7重量部であり、フッ素樹脂が、例えば、0.01〜5重量部である。
また、樹脂における、シリコーン樹脂とフッ素樹脂との配合割合は、フッ素樹脂に対して、シリコーン樹脂が過剰割合であって、より具体的には、フッ素樹脂1重量部に対して、シリコーン樹脂が、例えば、1.1〜3重量部である。
また、シリコーン樹脂が、水酸基を有するトリメチルシロキシケイ酸誘導体を含有する場合には、樹脂は、本発明の洗浄艶出し剤100重量部に対して、水酸基を有するトリメチルシロキシケイ酸誘導体が、例えば、0.1〜10.0重量部、好ましくは、0.1〜5.0重量部となるように配合される。
シリコーン樹脂に水酸基を有するトリメチルシロキシケイ酸誘導体を含有させることによって、撥水性の持続性(耐久性)を向上させることができる。
また、樹脂に、その他の樹脂(シリコーン樹脂およびフッ素樹脂以外の樹脂)を含有させる場合には、その他の樹脂を、樹脂の全重量に対して、例えば、60重量%以下、好ましくは、40重量%以下、より好ましくは、20重量%以下となるように含有させる。
本発明において、有機溶剤は、必須成分として、プロピレングリコールエーテル類を含有する。
プロピレングリコールエーテル類としては、例えば、モノプロピレングリコールエーテル類(例えば、プロピレングリコールメチルエーテル、プロピレングリコールエチルエーテル、プロピレングリコールn−プロピルエーテル、プロピレングリコールイソプロピルエーテル、プロピレングリコールn−ブチルエーテル、プロピレングリコールエチルブチルエーテル混合異性体、プロピレングリコールブトキシエチルエーテル、プロピレングリコールフェニルエーテル、プロピレングリコールメチルエーテルなど)、ジプロピレングリコールエーテル類(例えば、ジプロピレングリコールエチルエーテル、ジプロピレングリコールn−プロピルエーテル、ジプロピレングリコールn−ブチルエーテルなど)、トリプロピレングリコールエーテル類(例えば、トリプロピレングリコールメチルエーテル、トリプロピレングリコールエチルエーテル、トリプロピレングリコールn−ブチルエーテルなど)、モノ,ジ,トリプロピレングリコールエーテル類(例えば、モノ,ジ,トリプロピレングリコールアリルエーテル、モノ,ジ,トリプロピレングリコールイソブチルエーテルなど)、ポリプロピレングリコールエーテル類(例えば、ポリプロピレングリコールブチルエーテルなど)などが挙げられる。
また、プロピレングリコールエーテル類は、市販品としても入手可能であり、例えば、プロピレングリコールn−ブチルエーテル(ダワノールPnB)、ジプロピレングリコールn−プロピルエーテル(ダワノールDPnP)、ジプロピレングリコールn−ブチルエーテル(ダワノールDPnB)、トリプロピレングリコールn−ブチルエーテル(ダワノールTPnB)などのダワノールPシリーズ(ダウ・ケミカル日本社製)などが挙げられる。
これらプロピレングリコールエーテル類は、単独使用または2種類以上併用することができる。
プロピレングリコールエーテル類として、好ましくは、ジプロピレングリコールエーテル類、より好ましくは、ジプロピレングリコールn−ブチルエーテルが挙げられる。
プロピレングリコールエーテル類の配合割合は、本発明の洗浄艶出し剤100重量部に対して、例えば、0.1〜5.0重量部、好ましくは、0.1〜3.0重量部である。
本発明の洗浄艶出し剤100重量部に対するプロピレングリコールエーテル類の配合割合の配合割合が、0.1重量部未満では、洗浄性が低下する場合があり、また、5.0重量部を超過すると、作業性、油分に対する洗浄性、撥水性などが低下する場合がある。
また、本発明において、有機溶剤は、本発明の優れた効果を阻害しない範囲において、その他の有機溶剤を含有することもできる。
その他の有機溶剤としては、例えば、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、イソオクタン、ノナン、デカン、ウンデカン、ドデカンなどの脂肪族炭化水素系溶剤、例えば、ベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素系溶剤、例えば、酢酸メチル、酢酸エチル、γ−ブチロラクトンなどのエステル系溶剤、ジメチルスルホキシド、スルホラン、ジメチルチオホルムアミド、N−メチルチオピロリドンなどの含硫黄系溶剤、例えば、ホルムアミド、N−メチルホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N−メチルアセトアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチルプロピオンアミド、ヘキサメチルリン酸トリアミド、N−メチル−2−ピロリドン、1,1,3,3,−テトラメチル尿素などのアミド系溶剤、例えば、アセトニトリル、プロピオニトリル、ブチロニトリル、イソブチロニトリル、ベンゾニトリルなどのニトリル系溶剤、例えば、アセトン、4−メチル−2−ペンタノン、アセチルアセトンなどのケトン系溶剤、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン、1,2−ジメトキシエタンなどのエーテル系溶剤、ミネラルスピリット(ミネラルターペン)などの石油系溶剤などが挙げられる。
これらその他の有機溶剤は、単独使用または2種類以上併用することができる。
その他の有機溶剤として、好ましくは、石油系溶剤が挙げられる。
上記有機溶剤(すなわち、必須成分としてプロピレングリコールエーテル類、任意成分としてその他の有機溶剤)の配合割合は、本発明の洗浄艶出し剤100重量部に対して、例えば、30〜80重量部、好ましくは、40〜70重量部である。
また、本発明の洗浄艶出し剤には、その他に、本発明の優れた効果を阻害しない範囲において、艶出し剤、界面活性剤、研磨剤、染料、顔料、香料、滑剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤など、通常添加される各種の添加剤を、必要に応じて適宜、配合することができる。例えば、シリコンパウダーやワックスパウダーなどの滑剤を配合することで、拭き取り性を向上させることができる。
本発明の洗浄艶出し剤を、W/O型エマルションとして調製するには、公知の方法を採用することができ、例えば、乳化剤を予め溶解させた油性成分(すなわち、ワックス、シリコーンオイル、樹脂および有機溶剤の混合物)中に、水を投入し、充分に撹拌する。
そして、このようにして得られた本発明の洗浄艶出し剤は、何ら制限されることなく、金属、プラスチック、ゴム、セラミック、木材などの、洗浄および艶出しに用いることができ、より具体的には、車両、航空機、船舶、重設機械、各種の産業機械、家具、家電、各種の家庭用機械などの塗装面の洗浄および艶出しに用いることができる。
そして、本発明の洗浄艶出し剤は、被処理面に塗り込んで、その後、拭き取らないドライブライトタイプの洗浄艶出し剤として用いることができ、本発明の洗浄艶出し剤によって被処理面を処理するには、特に制限されないが、例えば、洗浄艶出し剤を被処理面に接触させて拭けばよく、例えば、本発明の洗浄艶出し剤を、布やスポンジなどに含浸させて、洗浄艶出し剤を被処理面に塗り込めばよい。
なお、本発明の洗浄艶出し剤の塗布割合は、例えば、被処理面1.0m2あたり、約1〜50g、好ましくは、5〜30gである。
また、本発明の洗浄艶出し剤は、W/O型エマルションとして調製されるため、油性成分が被処理面に優位に付着する。そのため、本発明の洗浄艶出し剤は、油系の汚れと相溶し、通常の界面活性剤による洗浄によっては除去することが困難であったピッチ(例えば、排気ガス、エンジンオイルなどが混じり合い、車両に付着し、高温になった塗板上にこびりつくなどした強力な油系の汚れ)などの油系の汚れを良好に除去することができ、さらには、油層が優位であるため、ワックス、シリコーンオイルなどによる艶出し効果を良好に発現することができる。
また、本発明の洗浄艶出し剤は、綿タオルなどによって容易に塗り込むことができ、塗り込んだ際に、艶出し効果を発現する成分が残りやすいため、優れた作業性および艶出し効果を有する。
また、本発明の洗浄艶出し剤は、プロピレングリコールエーテル類を含有するため、水アカなどの汚れに対する洗浄効果を良好に発現することができる。
本発明の洗浄艶出し剤によれば、優れた洗浄効果および艶出し効果を発現させることができるとともに、撥水性および防汚性の向上を図ることができ、さらには、優れた作業性および耐久性を確保することができる。
以下に、実施例および比較例を挙げて、本発明を詳細に説明するが、本発明は、何らこれに限定されない。
実施例1〜13および比較例1〜4
表1および表2に示す配合処方に従って、ワックス、乳化剤、シリコーンオイル、樹脂および有機溶剤を混合し、それを108℃に加熱した。次いで、90℃の水を添加し、ホモミキサーで均一に撹拌し、各実施例および各比較例の洗浄艶出し剤を、W/O型エマルションとして得た。
なお、比較例4においては、乳化剤として、脂肪酸(オレイン酸)と、モノエタノールアミンの90重量%溶液とを用いることにより、O/W型エマルションとして洗浄艶出し剤を調製した。
各実施例および各比較例における配合処方を表1および表2に示す。
Figure 2010144025
Figure 2010144025
なお、表1および表2中の略号および製品名の詳細を下記に示す。なお、表1および表2において、各成分の配合処方は、固形分換算値として示す。
マイクロクリスタリンワックス:ワックス、滴点89〜94℃
ポリエチレンワックス:ワックス、滴点92〜101℃、酸価11〜21mgKOH/g
カルナバロウ:ワックス(カルナバワックス)、滴点83℃
ノニオン界面活性剤:乳化剤、ノニオン界面活性剤、ソルビタンセスキオレート、HLB=3.7
脂肪酸:乳化剤、オレイン酸、商品名 ルナック O−P、花王社製
モノエタノールアミン:乳化剤、モノエタノールアミンの90重量%溶液
低粘度ジメチルシリコーンオイル:シリコーンオイル、動粘度(25℃)350mm/s
高粘度ジメチルシリコーンオイル:シリコーンオイル、動粘度(25℃)500000mm/s
シリコーンレジン:樹脂、シリコーン樹脂、トリメチルシロキシケイ酸、商品名 KF−9021、信越化学社製
トリメチルシロキシケイ酸誘導体:樹脂、シリコーン樹脂、水酸基を有するトリメチルシロキシケイ酸誘導体、商品名 トレフィルR−910、東レダウコーニング社製
ポリプロピルシルセスキオキサン:樹脂、シリコーン樹脂(プロピル変性シリコーン樹脂)、商品名 670 Fluid、東レダウコーニング社製
フッ素変性アクリル樹脂:樹脂、フッ素樹脂(フッ素樹脂50重量%、ミネラルスピリット50重量%)、商品名 MXF−1、アクロス社製
フッ素樹脂:樹脂、フッ素樹脂、ポリテトラフロロエチレン20重量%分散品、商品名 ドライフィルムRA/W、デュポン社製
DPnB:有機溶剤、プロピレングリコールエーテル類、ジプロピレングリコールn−ブチルエーテル、商品名 ダワノールDPnB、ダウ・ケミカル日本社製
PEG:有機溶剤、ポリエチレングリコール
石油系溶剤:有機溶剤、ミネラルターペン、商品名 ターペン、エクソンモービル社製
評価
<作業性および汚れ落ち試験>
車種名ウイングロード(日産自動車社製、平成18年式、カラー:ホワイト)を、1ヶ月間屋外で使用、放置し、汚れを堆積させたものを用意した。
ボンネット部を16分割し、1箇所をブランク部分、15箇所を試験片とした。
試験片に、各実施例および各比較例の洗浄艶出し剤1gを、綿タオルで塗布した。
綿タオルを5往復させ、作業性および汚れ落ちを、体感および目視で評価した。その結果を表1および表2に示す。なお、評価の基準を下記に示す。
(作業性の評価基準)
◎:作業が非常にスムーズであり、液剤の残渣がなく、綺麗で均一な面が出ている。
○:作業は少し重いが、液剤の残渣が無く、綺麗で均一な面が出ている。
△:作業が重く、液剤の残渣が少しある。
×:作業が非常に重く、液剤の残渣があり、仕上がらない。
(汚れ落ちの評価基準)
◎:汚れが綺麗に拭き上げられ、綺麗で均一な面が出ている。
○:ほとんどの汚れが拭き上げられ、綺麗で均一な面が出ている。
△:汚れが少し残っており、不均一な面になっている。
×:汚れが取れずに残り、全体的にくすんだようになっている。
<艶出し性試験>
2μmのアルミナ粉末を水に10重量%分散させた液で、焼付け黒色塗板の光沢値(測定法:光沢度計による測定(測定部の反射光の強さと、基準板からの反射光の強さとの比によって定める。)。測定機器:ハンディ光度計<グロスチェッカ> IG−320(HORIBA社製))を60°±5まで下げた試験片を用意した。
洗浄艶出し剤を塗布する前の光沢度を測定した後、試験片に、各実施例および各比較例の洗浄艶出し剤1gを、綿タオルで塗布した。
綿タオルを5往復させ、洗浄艶出し剤を塗布した後の光沢度を測定し、光沢の増加度を、下記式(1)により算出し、光沢度の増加の度合いによって、艶出し性を評価した。その結果を表1および表2に示す。なお、評価の基準を下記に示す。
光沢の増加度=処理後の光沢値−処理前の光沢値 (1)
(艶出し性の評価基準)
◎:光沢の増加度が、20°以上であった。
○:光沢の増加度が、15°以上、20°未満であった。
△:光沢の増加度が、5°以上、15°未満であった。
×:光沢の増加度が、5°未満であった。
<油系汚れの汚れ落ち試験>
車種名ウイングロード(日産自動車社製、平成18年式、カラー:ホワイト)を、1ヶ月間屋外で使用し、足回りにピッチやタールなどの通常の洗浄では取れないような油系の汚れを付着させたものを用意した。
足回りの汚れのついている部分を15分割し、試験片とした。
試験片に、各実施例および各比較例の洗浄艶出し剤1gを、綿タオルで塗布した。
綿タオルを5往復させ、油系の汚れ落ちを、体感および目視で評価した。その結果を表1および表2に示す。なお、評価の基準を下記に示す。
(油系汚れ落ちの評価基準)
◎:汚れが綺麗に拭き上げられた。
○:ほとんどの汚れが拭き上げられた。
△:汚れが少し残った。
×:汚れが取れずに残った。
<防汚性試験>
車種名ウイングロード(日産自動車社製、平成18年式、カラー:ホワイト)のボンネット部に、各実施例および各比較例の洗浄艶出し剤1gを、綿タオルを5往復させて塗布した。その後、1ヶ月間屋外で使用、放置し、汚れを堆積させた。
次いで、流水量100mL/secにて水をかけ、堆積している大きな埃などを洗い流し、その後、残っている汚れを目視により確認した。その結果を表1および表2に示す。なお、評価の基準を下記に示す。
(防汚性の評価基準)
◎:埃、水跡などの汚れが残っておらず、綺麗である。
○:ほとんどの埃、水跡などの汚れがなく、綺麗である。
△:埃、水跡などの汚れが少し残っており、汚れている。
×:埃、水跡などの汚れが全く取れず、全体的にくすんだようになっている。
<撥水性>
車種名ウイングロード(日産自動車社製、平成18年式、カラー:ホワイト)のボンネット部に、各実施例および各比較例の洗浄艶出し剤1gを、綿タオルで5往復させて塗布した。その後、処理面に水をかけたときの、水玉(水滴)の状態を目視で評価した。その結果を表1および表2に示す。なお、評価の基準を下記に示す。
(撥水性の評価基準)
◎:よく水をはじき、水玉になる。
○:はじきはあるが、水玉が変形している。
△:やや、はじきが鈍い。
×:ほとんど水をはじかない。
<耐久性(撥水性の持続性)>
車種名ウイングロード(日産自動車社製、平成18年式、カラー:ホワイト)のボンネット部を15分割し、1箇所をブランク部分、14箇所を試験片とし、各実施例および各比較例の洗浄艶出し剤1gを、綿タオルで5往復させて塗布した。その後、1ヶ月間屋外で使用、放置した。
次いで、水洗いを行い、その後、各試験片に水をかけ、各試験片の水玉(水滴)の状態を目視にて判定し、評価した。その結果を表1および表2に示す。なお、評価の基準を下記に示す。
(耐久性の評価基準)
◎:よく水をはじき、水玉になる。
○:はじきはあるが、水玉が変形している。
△:やや、はじきが鈍い。
×:ほとんど水をはじかない。

Claims (8)

  1. ワックス、乳化剤、シリコーンオイル、樹脂、有機溶剤および水を含む、W/O型エマルションとして調製され、
    前記樹脂が、シリコーン樹脂およびフッ素樹脂を含有し、
    前記有機溶剤が、プロピレングリコールエーテル類を含有することを特徴とする、洗浄艶出し剤。
  2. 前記洗浄艶出し剤100重量部に対して、
    前記樹脂を、0.1〜10重量部、
    前記プロピレングリコールエーテル類を、0.1〜5重量部含有することを特徴とする、請求項1に記載の洗浄艶出し剤。
  3. 前記ワックスが、マイクロクリスタリンワックスと、ポリエチレンワックスまたはカルナバワックスとを含有することを特徴とする、請求項1または2に記載の洗浄艶出し剤。
  4. 前記フッ素樹脂が、フッ素変性アクリル樹脂を含有することを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の洗浄艶出し剤。
  5. 前記シリコーンオイルが、
    動粘度が100000〜500000mm/sのジメチルシリコーンオイルを含有することを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の洗浄艶出し剤。
  6. 前記洗浄艶出し剤100重量部に対して、
    動粘度が100000〜500000mm/sの前記ジメチルシリコーンオイルを、0.05〜0.5重量部含有することを特徴とする、請求項5に記載の洗浄艶出し剤。
  7. 前記シリコーン樹脂が、水酸基を有するトリメチルシロキシケイ酸誘導体、または、ポリプロピルシルセスキオキサンを含むことを特徴とする、請求項1〜6のいずれかに記載の洗浄艶出し剤。
  8. 前記洗浄艶出し剤100重量部に対して、
    水酸基を有する前記トリメチルシロキシケイ酸誘導体、または、ポリプロピルシルセスキオキサンを、0.1〜10.0重量部含有することを特徴とする、請求項7に記載の洗浄艶出し剤。
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