JP2018118641A - 車両用コンソール - Google Patents

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Abstract

【課題】車両用シートに着座した乗員の側方側においてより適切な位置に配置させることができる車両用コンソールを得る。【解決手段】センタコンソール10は、乗員の臀部を支持するシートクッション及び乗員の背部を支持するシートバックを有する車両用シートの側方側に設けられたセンタコンソール本体12と、センタコンソール本体12に設けられたアームレスト部14及び操作部16と、センタコンソール本体12を移動させるアクチュエータ18及びECU20と、を備えている。アクチュエータ18及びECU20は、車両用シートの車両前後方向の位置及びシートバックのシートクッションに対する角度と対応する位置にセンタコンソール本体12を移動させる。【選択図】図1

Description

本発明は、車両用コンソールに関する。
下記特許文献1には、車両前後方向への位置が調節可能な車両用シートの側方側に設けられたアームレストが開示されている。このアームレストは、車両用シートの前後方向への移動に連動して前後方向へ移動されるようになっている。これにより、車両用シートの前後の位置に応じてより適切な位置にアームレストを配置させることが可能となっている。
特開2005−297666号公報
ところで、上記特許文献1に記載されたアームレストでは、車両用シートのシートバックの角度(リクライニング角度)が考慮されていない。そのため、適切な位置にアームレスト等を配置させるという観点で改善の余地がある。
本発明は上記事実を考慮し、車両用シートに着座した乗員の側方側においてより適切な位置に配置させることができる車両用コンソールを得ることが目的である。
請求項1記載の車両用コンソールは、乗員の臀部を支持するシートクッション及び乗員の背部を支持するシートバックを有する車両用シートの側方側に設けられたコンソール本体と、前記コンソール本体に設けられ、前記車両用シートに着座した乗員によって使用又は操作される機能部と、前記車両用シートの車両前後方向の位置及び前記シートバックの前記シートクッションに対する角度と対応する位置に前記コンソール本体を移動させる駆動部と、を備えている。
請求項1記載の車両用コンソールは、車両用シートに着座した乗員の側方側に配置される。このコンソールは、コンソール本体と、コンソール本体に設けられた機能部と、を備えている。そのため、車両用シートに着座した乗員は、コンソール本体に設けられた機能部を使用又は操作することができる。
ここで、請求項1記載の発明では、駆動部が、車両用シートの車両前後方向の位置及びシートバックのシートクッションに対する角度と対応する位置にコンソール本体を移動させる。これにより、コンソール本体を車両用シートに着座した乗員の側方側においてより適切な位置に配置させることができる。
本発明に係る車両用コンソールは、車両用シートに着座した乗員の側方側においてより適切な位置に当該車両用コンソールを配置させることができる、という優れた効果を有する。
車両用シートに着座した標準体型の男性及びセンタコンソールを示す側面図である。 車両用シートに着座した小柄な女性及びセンタコンソールを示す側面図である。 車両用シートに着座した大柄な男性及びセンタコンソールを示す側面図である。 車両用シートに着座した標準体型の男性及びセンタコンソールを示す側面図であり、シートバックが寝かされた状態を示している。 車両用シートに着座した標準体型の男性及びセンタコンソールを示す側面図であり、車両のイグニッションがオフの状態を示している。 車両用シートに着座した標準体型の男性及びセンタコンソールを示す側面図であり、車両のイグニッションがオンの状態を示している。 車両用シートに着座した標準体型の男性及びセンタコンソールを示す側面図であり、シートバックが寝かされる過程を示している。 車両用シートに着座した標準体型の男性及びセンタコンソールを示す側面図であり、車両のイグニッションがオンからオフとされた状態を示している。
図1を用いて本発明の実施形態に係る車両用コンソールについて説明する。なお、各図に適宜記す矢印UP、矢印FRは、車両の上方向及び車両の上方向をそれぞれ示している。また以下、単に前後、左右、上下の方向を用いて説明する場合は、特に断りのない限り、車両前後方向の前後、車両左右方向(車幅方向)の左右、車両上下方向の上下を示すものとする。
図1に示されるように、本実施形態の車両用コンソールとしてのセンタコンソール10は、右ハンドル車の運転席(車両用シート)の側方側(左側)に設けられている。このセンタコンソール10は、コンソール本体としてのセンタコンソール本体12と、センタコンソール本体12の上部に設けられた機能部としてのアームレスト部14及び操作部16と、を含んで構成されている。なお、機能部としての収納装置やカップホルダ等をセンタコンソール本体12に設けてもよい。また、本実施形態のセンタコンソール10は、運転席に着座した乗員がハンドル操作等を行わなくても走行可能な車両(自動運転が可能な車両)に適用されている。
センタコンソール本体12は、図示しないレール等を介して車体のフロア等に前後方向に移動可能に支持されている。また、センタコンソール本体12の内部には、当該センタコンソール本体12を前後方向に移動させる(センタコンソール10を前後方向に移動させる)ための駆動部の一部を構成するアクチュエータ18及び駆動部の他の一部を構成しかつアクチュエータ18を作動させるECU20が設けられている。また、アクチュエータ18は、運転席の前後方向の位置及び運転席のシートバックのシートクッションに対する角度(リクライニング角度)に基づいてECU20によって作動されるようになっている。
アームレスト部14は、乗員の腕を載せるための部分としてセンタコンソール本体12の上部における後方側の部分に設けられている。また、操作部16は、センタコンソール本体12の上部における前方側の部分から上方側へ向けて延びると共に運転席に着座した乗員によって把持されるようになっている。なお、操作部16には、図示しない操作スイッチが設けられている。
(本実施形態の作用並びに効果)
次に、本実施形態の作用並びに効果について説明する。
図1に示されるように、本実施形態のセンタコンソール10を備えた車両の運転席に乗員Pが着座して、運転席の前後の位置及びリクライニング角度が調節されると、当該運転席の前後の位置及びリクライニング角度と対応する位置にセンタコンソール10を移動させるために、ECU20がアクチュエータ18を作動させる。
一例として、平均的身長の男性(JM50ダミーと同体型の男性)が適切なドライビングポジションとなるように運転席の前後の位置及びリクライニング角度が調節されると、センタコンソール10が当該運転席の前後の位置及びリクライニング角度と対応する位置に移動される。すなわち、乗員Pがアームレスト部14に腕を置きやすく、かつ操作部16を把持し易い位置にセンタコンソール10が移動される。
また、図2に示されるように、小柄な女性(AF05ダミーと同体型の女性)が適切なドライビングポジションとなるように運転席の前後の位置及びリクライニング角度が調節されると、センタコンソール10が当該運転席の前後の位置及びリクライニング角度と対応する位置に移動される。すなわち、二点鎖線で示された平均的身長の男性が運転席に着座した場合よりも前方側にセンタコンソール10が移動される。
さらに、図3に示されるように、大柄な男性(AM95ダミーと同体型の男性)が適切なドライビングポジションとなるように運転席の前後の位置及びリクライニング角度が調節されると、センタコンソール10が当該運転席の前後の位置及びリクライニング角度と対応する位置に移動される。すなわち、二点鎖線で示された平均的身長の男性が運転席に着座した場合よりも後方側にセンタコンソール10が移動される。
以上説明したように、本実施形態では、乗員Pの体格に応じて、センタコンソール10をより最適な位置に移動させることができる。
また、図4に示されるように、本実施形態では、車両の自動運転時等に、二点鎖線で示された状態から(図1に示された状態から)シートバックを寝かせる方向にリクライニング角度が変更されると、センタコンソール10が後方側へ移動される。これにより、乗員Pは、シートバックが寝かされた姿勢においてもアームレスト部14に腕を置くことができると共に、操作部16を把持することができる。
次に、運転席の移動とセンタコンソール10の移動との連動について説明する。なお、本実施形態では、運転席はパワーシートであるため、当該運転席はアクチュエータにより自動で移動される。
図5に示されるように、イグニッションがオフの状態では、運転席は最も後方側に配置されていると共に、センタコンソール10も最も後方側に配置されている。そして、図6に示されるように、イグニッションをオンにして、運転席を前方側へ移動させると、センタコンソール10もこれに追従して前方側へ移動される。なお、運転席が移動されている際においては、運転席移動信号(シートスライド信号)がECU20に入力され、これにより、ECU20が、上記信号が変化している間においてアクチュエータ18を作動させることでセンタコンソール10を移動させる。
ここで、本実施形態では、運転席の移動速度とセンタコンソール10の移動速度とに差異が生じるように、運転席を移動させるアクチュエータ及びセンタコンソール10を移動させるアクチュエータ18の出力が調節されている。これにより、乗員Pの腕の長さの差が吸収され、あらゆる体格においてより最適な位置でセンタコンソール10を使用することができる。
図7に示されるように、車両の自動運転時等に、二点鎖線で示された状態からシートバックを寝かせる方向にリクライニング角度が変更されると、センタコンソール10もこれに追従して後方側へ移動される。なお、シートバックのリクライニング角度が変更されている際においては、リクライニング角度信号(角度センサからの信号)がECU20に入力され、これにより、ECU20が、上記信号が変化している間においてアクチュエータ18を作動させることでセンタコンソール10を移動させる。
図8に示されるように、イグニッションがオンの状態からオフの状態にされると、運転席が最も後方側へ移動されると共に、センタコンソール10もこれに追従して最も後方側へ移動される。
なお、本発明のセンタコンソール10を自動運転機能を備えていない車両に適用してもよい。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、その主旨を逸脱しない範囲内において上記以外にも種々変形して実施することが可能であることは勿論である。
10 センタコンソール(車両用コンソール)
12 センタコンソール本体(コンソール本体)
14 アームレスト部(機能部)
16 操作部(機能部)
18 アクチュエータ(駆動部)
20 ECU(駆動部)

Claims (1)

  1. 乗員の臀部を支持するシートクッション及び乗員の背部を支持するシートバックを有する車両用シートの側方側に設けられたコンソール本体と、
    前記コンソール本体に設けられ、前記車両用シートに着座した乗員によって使用又は操作される機能部と、
    前記車両用シートの車両前後方向の位置及び前記シートバックの前記シートクッションに対する角度と対応する位置に前記コンソール本体を移動させる駆動部と、
    を備えた車両用コンソール。
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