JP2018118183A - 被洗浄物洗浄装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】この発明は、被洗浄物に付着する有機EL用の材料を洗浄液体により洗浄し除去することができる被洗浄物洗浄装置の提供を目的とする。【解決手段】本発明の被洗浄物洗浄装置10は、リンス処理に使用された有機EL用の材料Eが拡散するリンス液Rをリンス槽51から材料分離槽710へ供給し、リンス液R中の材料Eを材料分離槽710に貯留された溶解水W中に溶け込ませる。リンス液Rをリンス槽51から材料分離槽710へ返還する際に、バッグフィルタ720により材料Eを捕獲してリンス液Rから取り除いた後、油水分離フィルタ730により溶解水Wをリンス液Rから分離し、溶解水Wが分離されたリンス液Rをリンス槽51へ返還する。【選択図】図1

Description

この発明は、例えば有機EL用の有機材料又は無機材料、あるいは、両材料を複合した複合材料等の材料が付着したマスク、硝子基板、液晶表示板、電子部品、光学部品、精密部品、金属部品等の被洗浄物を洗浄処理する際に用いられる被洗浄物洗浄装置に関する。
上述の被洗浄物を洗浄処理する洗浄装置としては、様々なものが多数提案されており、特許文献1に開示の洗浄装置も、このような洗浄装置の一つである。
特許文献1の洗浄装置は、例えば有機EL用の有機材料が付着したマスク等の被洗浄物を、洗浄槽内に貯留された炭化水素系溶剤(HC)の洗浄液に浸漬し洗浄処理した後、リンス槽内に貯留された非塩素系有機溶剤(HFE)のリンス液に浸漬してリンス処理する。
しかし、例えばイリジウム、リチウム等の燐光材料、あるいは、無機の金属イオンの周りに有機物が付着した金属錯体等を主な材料とする有機材料は、非塩素系有機溶剤のリンス液に接触するとコロイド状に変化するため、被洗浄物の隙間や微小な孔等に残留しやすく、リンス液に浸漬するだけでは、コロイド状の有機材料を被洗浄物から確実に除去することが難しい。また、被洗浄物をリンス処理する回数が多くなるのに伴って、リンス液中に拡散する有機材料の量が増加するため、リンス液の洗浄力が徐々に低下することになる。
コロイド状の有機材料をリンス液から取り除く方法として、例えば所定の濾過精度を有するフィルタで濾過する方法が考えられるが、コロイド状の有機材料のナノ粒子が小さく、フィルタを通り抜けてしまうため、有機材料をリンス液から取り除くことが難しく、被洗浄物に付着する有機材料を除去するのに必要な洗浄力に保つことが困難である。
特開2006−100264号公報
この発明は、被洗浄物に付着する有機EL用の材料を洗浄液体により洗浄し除去することができる被洗浄物洗浄装置を提供することを目的とする。
この発明は、被洗浄物に付着した有機EL用の材料を洗浄液体により洗浄し除去する被洗浄物洗浄装置であって、前記材料を前記被洗浄物から除去するための前記洗浄液体が貯留された洗浄液体貯留槽と、前記材料を溶解可能な溶解水が貯留された材料分離槽とを備え、前記洗浄液体貯留槽と前記材料分離槽とを、前記洗浄液体貯留槽から前記材料分離槽へ前記洗浄液体を液送する液送路と、前記材料分離槽から前記洗浄液体貯留槽へ前記洗浄液体を返還する返還路とで接続し、前記返還路を、前記溶解水から前記材料を分離する材料分離手段と、前記洗浄液体から前記溶解水を分離する溶解水分離手段とを介して前記洗浄液体貯留槽に接続されたことを特徴とする。
上述の被洗浄物は、例えば有機EL用の有機材料が付着したマスク、硝子基板、液晶表示板、電子部品、光学部品、精密部品、金属部品等で構成してもよい。また、材料は、例えば有機材料又は無機材料、あるいは、両材料を複合した複合材料、具体的にはイリジウム、リチュウム等の燐光材料、あるいは、イリジウム、リチュウムなどの無機の金属イオンの周りに有機物が付着した金属錯体等を含む概念である。
上述の洗浄液体は、例えば非塩素系有機溶剤(HFE)、あるいは、その他の溶剤等で構成してもよい。また、溶解水は、例えば純水(DIW)や水道水等で構成してもよい。
上述の材料分離手段は、例えば所定の濾過精度を有するフィルタ、あるいは、材料を溶解水から遠心力により分離する遠心分離装置等で構成してもよい。また、溶解水分離手段は、例えば油水分離フィルタ、あるいは、既に市販の油水分離装置等で構成してもよい。
この発明によれば、被洗浄物に付着する有機EL用の材料を洗浄液体により洗浄し除去することができる。
詳しくは、有機EL用の材料が付着する被洗浄物を、洗浄液体貯留槽内に貯留された洗浄液体に浸漬し、被洗浄物に付着する材料を洗浄液体により洗浄し除去した際に、被洗浄物から除去された材料が拡散する洗浄液体を、液送路を介して洗浄液体貯留槽から材料分離槽へ供給し、洗浄液体中に拡散する材料を溶解水に溶け込ませて、材料を洗浄液体から分離する。
洗浄液体を、返還路を介して材料分離槽から洗浄液体貯留槽へ返還する際に、材料分離手段により材料を洗浄液体から分離した後、溶解水分離手段により溶解水を洗浄液体から分離して、材料及び溶解水が分離された清浄な洗浄液体を洗浄液体貯留槽へ返還する。
これにより、洗浄液体の洗浄力を有機EL用の材料が混入する前の状態に回復させることができるとともに、洗浄液体を被洗浄物の洗浄処理に繰り返し使用することができる。
この結果、被洗浄物を良好な状態に洗浄処理することができるとともに、被洗浄物に付着する材料を除去するのに必要な洗浄力が長期に亘り安定して得られるため、被洗浄物を洗浄する際のランニングコストを低減することができる。
この発明の態様として、前記洗浄液体から水分を比重分離する水分離槽を前記液送路の途中に接続し、前記返還路を、前記材料分離手段と、前記溶解水分離手段と、及び前記水分離槽とを接続する第1返還路と、前記材料分離槽と前記洗浄液体貯留槽とを接続する第2返還路とで構成してもよい。
この発明によれば、有機EL用の材料を洗浄液体から確実に分離することができる。
詳しくは、有機EL用の材料が拡散する洗浄液体を、材料分離手段及び溶解水分離手段を介して材料分離槽と水分離槽との間で循環させ、材料分離槽において洗浄液体中に拡散する材料を溶解水に溶け込ませる処理と、材料分離手段により材料を洗浄液体から分離する処理と、溶解水分離手段により溶解水を洗浄液体から分離する処理とを繰り返し行う。
これにより、洗浄液体中に拡散する材料を溶解水に効率よく溶け込ませることができるため、材料を洗浄液体から確実に分離することができる。
この結果、被洗浄物を仕上げ洗浄する際に、有機EL用の材料が取り除かれた清浄な洗浄液体を用いることができる。
またこの発明の態様として、前記材料分離槽に、前記溶解水を前記材料分離槽内へ供給する溶解水供給手段と、前記材料分離槽内に貯留された前記洗浄液体と前記溶解水とを撹拌する撹拌手段とを設けてもよい。
上述の溶解水供給手段は、例えば溶解水を供給する溶解水供給源や貯水タンク等で構成してもよい。また、撹拌手段は、例えば循環ポンプ、液送路、あるいは、撹拌体(例えば羽根やスクリュー等)と、撹拌体を回転するモータ等で構成してもよい。
この発明によれば、有機EL用の材料を洗浄液体から積極的に分離することができる。
詳しくは、洗浄液体貯留槽から材料分離槽内へ供給される洗浄液体と、溶解水供給手段から材料分離槽内へ供給される溶解水とを撹拌手段により撹拌して、洗浄液体中の材料(具体的には、イリジウム、リチュウムなどの無機の金属イオンの周りに有機物が付着した金属錯体)を溶解水に溶け込ませるとともに、洗浄液体中に拡散する材料の粒子同士を互いに合体させて、材料の粒子を洗浄液体及び溶解水の粒子より大きくする。
これにより、洗浄液体中に拡散する材料を溶解水に対して積極的に溶け込ませることができるとともに、材料を洗浄液体から確実に取り除くことができる。
この結果、被洗浄物を、有機EL用の材料が取り除かれた清浄な洗浄液体を用いて良好な状態に洗浄処理することができる。
またこの発明の態様として、前記材料分離槽内に貯留された前記洗浄液体と前記溶解水との割合を、前記洗浄液体:前記溶解水=1:2以上に設定してもよい。
この発明によれば、有機EL用の材料を洗浄液体からより確実に分離することができる。
詳しくは、洗浄液体の貯留量に対して、溶解水の貯留量が倍以上となるように設定しているため、上述の材料分離槽内に貯留された洗浄液体と溶解水とを撹拌手段により撹拌する際に、溶解水を、例えば洗浄液体中に拡散する略全ての有機EL用の材料に対して積極的に接触させることができる。
これにより、洗浄液体中に拡散する材料を溶解水に対してより積極的に溶け込ませることができるとともに、略全ての材料を洗浄液体から確実に取り除くことができる。
この結果、被洗浄物を、有機EL用の材料が取り除かれた清浄な洗浄液体を用いてより良好な状態に洗浄処理することができる。
またこの発明の態様として、前記洗浄液体を、前記溶解水より比重が重く、前記材料が溶け込みにくい液体で構成してもよい。
上述の材料が溶け込みにくい液体とは、例えば有機EL用の材料が溶け込みにくい溶剤、あるいは、材料の溶け込みが不可能な溶剤(具体的には非塩素系有機溶剤)等を含む概念である。
この発明によれば、有機EL用の材料及び溶解水を洗浄液体から確実に分離することができる。
詳しくは、被洗浄物から除去された有機EL用の材料が拡散した洗浄液体を洗浄液体貯留槽から材料分離槽へ供給し、材料分離槽内に貯留された洗浄液体と、有機EL用の材料と、溶解水とを比重差により分離する。
例えば溶解水を比重1、洗浄液体を比重1.47とした場合、溶解水より比重の重い洗浄液体の層が、溶解水より下方の下部領域に形成される。また、溶解水の層が洗浄液体より上方の上部領域に形成される。
洗浄液体と溶解水とが上下に分離されるのに伴い、溶解水に溶け込ませた材料が徐々に析出されるが、材料は洗浄液体に溶け込みにくいため、材料の層が、洗浄液体の層と溶解水の層との間の中間領域に形成される。
材料分離槽内に貯留された下部領域の洗浄液体と、中間領域の材料と、上部領域の溶解水とを、領域毎に材料分離槽から材料分離手段へ供給し、材料分離手段により材料を洗浄液体から分離した後、溶解水分離手段により溶解水を洗浄液体から分離して、材料及び溶解水が取り除かれた清浄な洗浄液体を洗浄液体貯留槽へ返還する。
この結果、有機EL用の材料及び溶解水が取り除かれた清浄な洗浄液体を用いて、被洗浄物を良好な状態に洗浄処理することができる。
しかも、材料分離槽内に貯留された洗浄液体と、有機EL用の材料と、溶解水とを層状に分離しておくため、有機EL用の材料を混ぜ合わされた洗浄液体及び溶解水から分離するよりも、材料をより確実に分離することができる。
またこの発明の態様として、前記洗浄液体貯留槽と前記材料分離槽とを、前記材料分離槽内の上部領域に貯留された前記溶解水の層と、該材料分離槽内の下部領域に貯留された前記洗浄液体の層との間の中間領域に貯留された前記材料の層との境界より下方で、該境界側に寄って設定した基準線を基準として、該基準線より上方の領域に貯留された前記洗浄液体の一部と、前記材料と、前記溶解水とを前記洗浄液体貯留槽から前記材料分離槽へ液送する前記液送路で接続することができる。
この発明によれば、有機EL用の材料及び溶解水を洗浄液体からより確実に分離することができる。
詳しくは、被洗浄物から除去された有機EL用の材料が拡散した洗浄液体を洗浄液体貯留槽から材料分離槽へ供給し、材料分離槽内に貯留された洗浄液体と、有機EL用の材料と、溶解水とを比重差により分離する。
基準線より下方の領域に貯留された洗浄液体を、液送路を介して材料分離槽から材料分離手段へ供給する。あるいは、基準線より上方の領域に貯留された洗浄液体の一部と、有機EL用の材料と、溶解水とを、液送路を介して材料分離槽から材料分離手段へ供給する。
基準線より下方の領域に貯留された洗浄液体には有機EL用の材料が殆んど含まれておらず、溶解水分離手段により溶解水を洗浄液体から取り除くだけで、洗浄液体を被洗浄物の洗浄処理に繰り返し使用することができる。
基準線より下方の領域に貯留された洗浄液体の貯留量に比べて、基準線より上方の領域に貯留された洗浄液体の貯留量が少なく、上方領域の洗浄液体に拡散した材料の量も極めて少ないため、材料分離手段により材料を上方領域の洗浄液体から短い時間で取り除くことができる。
溶解水を溶解水分離手段により洗浄液体から分離し、材料及び溶解水が取り除かれた清浄な洗浄液体を洗浄液体貯留槽へ返還する。
この結果、有機EL用の材料及び溶解水が取り除かれた清浄な洗浄液体を用いて、被洗浄物をより良好な状態に洗浄処理することができる。
またこの発明の態様として、前記撹拌手段を、前記材料分離槽の下部側に一端が接続され、該材料分離槽の上部側に他端が接続された循環用液送路と、前記循環用液送路の一端側と他端側との間に設けられ、前記材料分離槽に貯留された前記洗浄液体及び前記溶解水を前記循環用液送路の一端側から他端側に向けて液送する循環手段とで構成してもよい。
上述の循環手段は、例えば循環用のポンプや液送路、あるいは、その他の液送装置等で構成してもよい。
この発明によれば、被洗浄物に付着する有機EL用の材料をより効率良く洗浄除去することができる。
詳しくは、循環手段の移送力により、材料分離槽に貯留された洗浄液体及び溶解水を、循環用液送路を介して材料分離槽の下部側から槽外へ流出させるとともに、材料分離槽の上部側から槽内へ返還する。
これにより、洗浄液体と溶解水とを循環させる際に積極的に撹拌して混ぜ合わせるため、洗浄液体中に拡散する有機EL用の材料を溶解水に対して積極的に溶け込ませることができる。
この結果、有機EL用の材料を洗浄液体から取り除く際の処理時間が短くて済み、材料を洗浄液体から効率良く取り除くことができるとともに、清浄な洗浄液体を用いて、被洗浄物に付着する材料を効率良く洗浄除去することができる。
しかも、例えば羽根やスクリュー等の撹拌体を設けたり、撹拌体を回転するためのモータ等を設けたりする必要がなく、循環させるだけの簡単な構成にて材料を洗浄液体からより確実に取り除くことができる。
この発明によれば、被洗浄物に付着する有機EL用の材料を洗浄液体により洗浄し除去することができる。
実施例1の材料分離装置を備えた被洗浄物洗浄装置の模式図。 実施例1の被洗浄物洗浄装置に備えられた材料分離装置の模式図。 有機EL用の材料を中間領域に貯留した状態の模式図。 実施例2の被洗浄物洗浄装置に備えた材料分離装置の模式図。 有機EL用の材料を中間領域に貯留した状態の模式図。 実施例3の材料分離装置を備えた被洗浄物洗浄装置の模式図。 実施例3の被洗浄物洗浄装置に備えられた材料分離装置の模式図。
この発明の一実施形態を以下図面に基づいて詳述する。
(実施例1)
図1は実施例1の材料分離装置69を備えた被洗浄物洗浄装置10の模式図、図2は実施例1の被洗浄物洗浄装置10に備えられた材料分離装置69の模式図であり、詳しくは、リンス液Rと溶解水Wを材料分離槽710内に貯留した状態の模式図である。図3は有機EL用の材料Eを中間領域eに貯留した状態の模式図である。
本発明の被洗浄物洗浄装置10は、被洗浄物Aを、炭化水素系溶剤(HC)の洗浄液Sにて洗浄処理する洗浄工程20と、非塩素系有機溶剤(HFE)のリンス液Rにてリンス処理するリンス工程50とを、この順に行うものである。
洗浄工程20には、被洗浄物Aを浸漬し洗浄するための洗浄液Sが貯留された洗浄槽21,22,23を、この順に所定間隔を隔てて配置している。洗浄槽21の一側上部に所定間隔を隔てて配置した貯留槽211と、洗浄槽22の一側上部に配置した貯留槽221と、洗浄槽23の一側上部及び他側上部に配置した貯留槽231は、洗浄槽21,22,23からオーバーフローされる洗浄液Sを貯留する(図1参照)。
洗浄槽21,22,23の底部と、貯留槽211,221,231の底部には、循環ポンプ24と、フィルタ25と、バルブ26とを介して、循環路27の一端側を2本に分岐してそれぞれ接続している。
洗浄槽21〜23の貯留槽211〜231より下方の側部上下には、循環路27の他端側を2本に分岐してそれぞれ接続している。洗浄槽21,22内の下部には、洗浄槽21,22に貯留された洗浄液Sに超音波振動を誘起するための超音波振動子28を配置している。
さらに洗浄工程20には、未使用の洗浄液Sを、蒸留再生された洗浄液Sに加えて洗浄槽23へ供給する洗浄液供給槽29と、洗浄処理に使用された洗浄液Sを蒸留再生する真空圧型の蒸留再生装置30とを配置している(図1参照)。
洗浄液供給槽29は、貯留槽211にオーバーフローされた洗浄液Sと、洗浄液補給源40から供給される未使用の洗浄液Sとを貯留するための回収槽291と、蒸留再生装置30により蒸留再生された洗浄液Sを貯留するための補給槽292とを備えている。
回収槽291の上部には、バルブ293を介して液送路294の一端を接続している。液送路294の他端は貯留槽211に接続している。回収槽291の一側上部には、バルブ41及び液送路42を介して未使用の洗浄液Sを補給する洗浄液補給源40を接続している。
補給槽292の底部には、バルブ295を介して補給路296の一端を接続している。補給路296の他端は、洗浄槽23と循環ポンプ24との間の循環路27に接続している(図1参照)。
蒸留再生装置30は、蒸留再生される洗浄液Sを貯留する図示しない未再生液貯留部と、蒸留再生された洗浄液Sを貯留する図示しない再生液貯留部とを備えている。回収槽291から供給される洗浄液Sを貯留する未再生液貯留部側には、バルブ31を介して液送路32の一端を接続している。
液送路32の他端は回収槽291に接続している。蒸留再生した洗浄液Sを貯留する再生液貯留部側には、液送路33の一端を接続している。液送路33の他端は補給槽292に接続している(図1参照)。
つまり、回収槽291から供給される洗浄液Sを、蒸留再生装置30の略真空状態に減圧された槽内で蒸留し気化して、洗浄液Sから図示しない被除去物を分離した後、気化した洗浄液Sを凝縮し液化して再生する。
リンス工程50には、被洗浄物Aを浸漬し洗浄するためのリンス液Rが貯留されたリンス槽51,52を、この順に所定間隔を隔てて配置している。リンス槽51の一側上部に所定間隔を隔てて配置した貯留槽511と、リンス槽52の一側上部及び他側上部に配置した貯留槽521は、リンス槽51,52からオーバーフローされるリンス液Rを貯留する(図1、図2参照)。
リンス槽51,52の底部と、貯留槽511,521の底部には、循環ポンプ54と、フィルタ55と、バルブ56とを介して、循環路57の一端側を2本に分岐してそれぞれ接続している。リンス槽51,52の貯留槽511,521より下方の側部上下には、循環路57の他端側を2本に分岐してそれぞれ接続している。
さらにリンス工程50には、未使用のリンス液Rを、蒸留再生されたリンス液Rに加えてリンス槽52へ供給するリンス液供給槽59と、リンス処理に使用されたリンス液Rを蒸留再生する常圧型の蒸留再生装置60と、水分をリンス液Rから分離する水分離槽61と、リンス液Rを洗浄液Sから分離する液分離槽62と、コロイド状の有機EL用の材料Eをリンス液Rから分離する材料分離装置69とを配置している(図1、図2参照)。
上述の材料Eは、有機材料の燐光材料又は無機材料の金属錯体、あるいは、両材料を複合した複合材料で構成することができる。
リンス液供給槽59は、貯留槽511にオーバーフローされたリンス液Rと、後述するリンス液補給源70から供給される未使用のリンス液Rとを貯留するための回収槽591と、蒸留再生装置60により蒸留再生されたリンス液Rを貯留するための補給槽592とを備えている。
回収槽591の上部には、バルブ593を介して液送路594の一端を接続している。液送路594の他端は貯留槽511に接続している。回収槽591の一側上部には、バルブ71及び液送路72を介して未使用のリンス液Rを補給するリンス液補給源70を接続している。
補給槽592の底部には、バルブ595を介して液送路596の一端を接続している。液送路596の他端は、リンス槽52と循環ポンプ54との間の循環路57に接続している。
蒸留再生装置60は、蒸留再生されるリンス液Rを貯留する未再生液貯留部と、蒸留再生されたリンス液Rを貯留する再生液貯留部とを備えている。未再生液貯留部の一側壁部には、液送ポンプ601及びバルブ602を介して液送路603の一端を接続している。液送路603の他端はリンス液供給槽59の回収槽591に接続している(図1参照)。
再生液貯留部の底部には、液送ポンプ604及びバルブ605を介して液送路606の一端を接続している。液送路606の他端は後述する水分離槽61の第1分離槽611の一側上部に接続している。
つまり、回収槽591から供給されるリンス液Rを、蒸留再生装置60の略常圧状態に保たれた槽内で蒸留し気化して、リンス液Rから図示しない被除去物を分離した後、気化したリンス液Rを凝縮し液化して再生する。
さらに未再生液貯留部の底部には、液送ポンプ607及びバルブ608を介して液送路609の一端を接続している。液送路609の他端は、2本に分岐した両端部のうち一方の端部を洗浄液供給槽29の回収槽291に接続している。他方の端部は後述する液分離槽62の一側上部に接続している(図1参照)。
水分離槽61は、蒸留再生装置60により蒸留再生されたリンス液Rを貯留する第1分離槽611と、水分が比重分離されたリンス液Rを貯留する第2分離槽612とを備えており、蒸留再生装置60により蒸留再生されたリンス液Rを、水分とリンス液Rとに比重分離する(図1参照)。
第1分離槽611の一側上部には、蒸留再生装置60の液送路606の他端を接続している。第2分離槽612の底部には、液送ポンプ613及びバルブ614を介して液送路615の一端を接続している。液送路615の他端は上述したリンス液供給槽59の補給槽592の一側上部に接続している。
液分離槽62は、リンス液Rが分離された洗浄液Sを貯留する洗浄液貯留槽621と、洗浄液Sが分離されたリンス液Rを貯留するリンス液貯留槽622と、リンス液Rを回収するリンス液回収槽623とを備えており、蒸留再生装置60により蒸留再生されたリンス液Rを、洗浄液Sとリンス液Rとに分離する(図1参照)。
洗浄液貯留槽621の底部には、バルブ624を介して液送路625の一端を接続している。液送路625の他端はリンス液回収槽623の一側上部に接続している。リンス液貯留槽622の一側上部には、バルブ626を介して液送路627の一端を接続している。液送路627の他端は上述したリンス液供給槽59の回収槽591に接続している。
リンス液回収槽623の底部には、バルブ628を介して液送路629の一端を接続している。液送路629の他端は上述した蒸留再生装置60と液送ポンプ607との間の液送路609に接続している。
材料分離装置69は、有機EL用の材料Eが溶け込み可能な溶解水W(以下、溶解水と略記する)が所定量貯留される材料分離槽710と、リンス液R及び溶解水Wを濾過するためのバッグフィルタ720と、溶解水Wなどの水分をリンス液Rから分離するための油水分離フィルタ730と、溶解水Wを材料分離槽710内に供給する溶解水供給源740とを備えている(図1、図2参照)。
なお、溶解水Wは、イリジウムやリチュウムなどの金属イオンの周りに有機物が付着した金属錯体を主な材料とする有機EL用の材料Eを溶け込ませることが可能な純水(DIW)で構成している。
また、リンス液Rは、材料Eが溶け込みにくい、あるいは、溶け込みが不可能な非塩素系有機溶剤(HFE)で構成している。また、油水分離フィルタ730は、旭化成株式会社製の油水分離フィルタで構成している。
材料分離槽710の上部には、バルブ711を介して液送路712の一端を接続している。液送路712の他端はリンス槽51と循環ポンプ54との間の循環路57に接続している。材料分離槽710の左側底部には、循環ポンプ713と、濾過精度1μmのフィルタ714と、バルブ715とを介して循環用液送路716の一端を接続している。循環用液送路716の他端は材料分離槽710の一側上部に接続している(図2参照)。
材料分離槽710の右側底部には、バルブ721を介して液送路722の一端を接続している。液送路722の他端は濾過精度1μmのバッグフィルタ720の上部に接続している。バッグフィルタ720の下部には、液送ポンプ731と、濾過精度0.45μmのフィルタ732と、濾過精度0.02μmのフィルタ733とを介して液送路734の一端を接続している。液送路734の他端は油水分離フィルタ730の一側部に接続している。
油水分離フィルタ730の他側部には、バルブ735を介して排水路736の一端を接続するとともに、バルブ737を介して液送路738の一端を接続している。排水路736の他端は水及び汚れを排水する図示しない排水部に接続している。また液送路738の他端はリンス液供給槽59の回収槽591に接続している(図2参照)。
さらに材料分離槽710の他側下部には、液送ポンプ741と、バルブ742と、給水路743とを介して、溶解水Wを材料分離槽710内に供給する溶解水供給源740を接続している。
上述の被洗浄物洗浄装置10を用いて、被洗浄物A(具体的には有機EL用の材料Eが付着したマスク)を洗浄処理する際の洗浄方法について説明する。
先ず、被洗浄物Aを運搬台Bに載置したまま、洗浄工程20の洗浄槽21,22,23に貯留された洗浄液Sに順次浸漬する。超音波振動子28が発生する超音波振動を洗浄槽21,22の洗浄液Sに誘起して、被洗浄物Aに付着した図示しない被除去物を洗浄除去する(図1参照)。
洗浄処理中において、循環ポンプ24の移送力により、被洗浄物Aから除去された被除去物を、洗浄液Sと一緒に洗浄槽21〜23から貯留槽211〜231へオーバーフローさせ、フィルタ25により被除去物が取り除かれた洗浄液Sを洗浄槽21〜23へ返還して循環させる。
貯留槽211に貯留された洗浄液Sを、洗浄液供給槽29の回収槽291を介して蒸留再生装置30へ供給し蒸留再生する。蒸留再生された洗浄液Sを、洗浄液供給槽29の補給槽292を介して洗浄槽23へ返還し、被洗浄物Aの洗浄処理に繰り返し使用する。
続いて、洗浄処理された被洗浄物Aを運搬台Bに載置したまま、洗浄工程20からリンス工程50へ移動した後、リンス工程50のリンス槽51,52に貯留されたリンス液Rに順次浸漬し、被洗浄物Aに残着する洗浄液Sや有機EL用の材料Eを除去する(図1参照)。
リンス処理中において、循環ポンプ54の移送力により、被洗浄物Aから除去された洗浄液Sや被除去物を、リンス液Rと一緒にリンス槽51,52から貯留槽511,521へオーバーフローさせ、フィルタ55により被除去物が取り除かれたリンス液Rをリンス槽51,52へ返還して循環させる。
リンス処理された被洗浄物Aを運搬台Bに載置したまま、リンス工程50から図示しない乾燥工程へ移動した後、例えば洗浄液Sやリンス液R等の蒸気を吹き付けて蒸気洗浄するか、図示しない減圧乾燥槽内で減圧乾燥する等して乾燥処理する。
この結果、被洗浄物Aの品質や精密度を損なうことなく、被洗浄物Aを良好な状態に洗浄処理することができる。
上述の被洗浄物洗浄装置10に備えられた材料分離装置69により有機EL用の材料Eをリンス液Rから取り除く方法について説明する。
リンス処理される被洗浄物Aに、金属錯体を主な材料とする材料Eが付着している場合、洗浄処理済みの被洗浄物Aをリンス槽51のリンス液Rに浸漬した際に、被洗浄物Aに付着する材料Eがリンス液Rに接触するとコロイド状となり、リンス液R中に拡散する。
循環ポンプ54を駆動して、リンス槽51に貯留されたリンス液Rをフィルタ55及び循環路57を介して循環させる際に、リンス液Rの一部を液送路712に分流して材料分離槽710内へ供給し、材料分離槽710内にて溶解水Wと混ぜ合わせる(図2参照)。
循環ポンプ713を駆動して、材料分離槽710内に貯留されたリンス液Rと溶解水Wを、循環用液送路716を介して材料分離槽710の下部から槽外へ流出させるとともに、フィルタ714で濾過したリンス液Rと溶解水Wを、循環用液送路716を介して材料分離槽710の上部から槽内へ返還する。
材料分離槽710内に貯留されるリンス液Rの貯留量と溶解水Wの貯留量との割合を、リンス液R:溶解水W=1:2以上となるように設定しているため、リンス液Rと溶解水Wを循環させる際に、溶解水Wをリンス液R中に拡散する略全ての材料Eに対して積極的に接触させることができる。
リンス液Rと溶解水Wを循環させる際に積極的に撹拌して混ぜ合わせるため、リンス液R中の材料E(特に金属錯体)を溶解水W中に対して効率良く溶け込ませることができる。
また、リンス液Rと溶解水Wを混ぜ合わせる際に、リンス液R中に拡散するコロイド状の材料Eのナノ粒子同士を互いに合体させて、材料Eの粒子の径を、リンス液R及び溶解水Wの粒子の径より大きくする。
具体的には材料Eのナノ粒子同士を互いに合体させて再結晶化させるか、あるいは、固形化することが好ましい。
所定時間撹拌した後、循環ポンプ713の駆動を停止し、リンス液Rと溶解水Wの撹拌を停止又は休止することにより、時間が経過するのに伴い、材料分離槽710内の下部領域rと上部領域wとに、リンス液Rと溶解水Wとが比重差により上下分離される(図3参照)。
つまり、比重1の溶解水Wに対して、比重1.47のリンス液Rの方が重いため、溶解水Wより比重が重いリンス液Rの層が、溶解水Wの層より下方の下部領域rに形成される。
リンス液Rと溶解水Wとが比重分離されるのに伴い、溶解水Wに溶け込ませた材料Eが徐々に析出されるが、材料Eは非塩素系有機溶剤(HFE)のリンス液Rに溶け込まないため、材料Eの層が、上部領域wに貯留された溶解水Wの層と、下部領域rに貯留されたリンス液Rの層との間の中間領域eに形成される(図3参照)。
バルブ721を開放した後、液送ポンプ731を駆動して、材料分離槽710内に貯留された下部領域rのリンス液Rと、中間領域eの材料Eと、上部領域wの溶解水Wとを、この順に液送路722を介してバッグフィルタ720及びフィルタ732,733へ供給し濾過する。
リンス液Rや溶解水Wなどの液体中に、1μm以上の大きな粒子が含まれていればバッグフィルタ720で確実に捕獲することができる。バッグフィルタ720で捕獲することが不可能なほど粒子が小さくても、フィルタ732又はフィルタ733で確実に捕獲することができる。
リンス液R中に拡散するコロイド状の材料Eのナノ粒子同士を互いに合体させて、材料Eの粒子の径を大きくするため、材料Eのナノ粒子の径が0.45μm以上であればフィルタ732で捕獲することができる(図3参照)。
材料Eのナノ粒子の径が0.45μm以下であっても、材料Eのナノ粒子同士を互いに合体させて、材料Eのナノ粒子の径を0.02μm以上に大きくするため、フィルタ733で確実に捕獲することができる。
これにより、略全ての材料Eをリンス液Rや溶解水Wから確実に取り除くことができるとともに、リンス液Rの洗浄力を材料Eが混入する前の状態に回復させることができる。
また、材料分離槽710内に貯留されたリンス液Rと、材料Eと、溶解水Wとを予め層状に分離しておくため、コロイド状の材料Eを混ぜ合わされたリンス液R及び溶解水Wから分離するよりも、材料Eをより確実に分離することができる。
この結果、材料Eが取り除かれた清浄なリンス液Rを用いて、被洗浄物Aを良好な状態に仕上げ洗浄することができる。
しかも、除去された材料Eが被洗浄物Aに再付着することを防止できるとともに、被洗浄物Aに付着する材料Eを除去するのに必要な洗浄力が長期に亘り安定して得られるため、被洗浄物Aを洗浄する際のランニングコストを低減することができる。
さらに、リンス液R中に拡散する材料Eのナノ粒子同士を互いに合体させて、材料Eの粒子の径をリンス液R及び溶解水Wの粒子より大きくするため、材料Eをフィルタ733で確実に捕獲することができるとともに、材料Eをリンス液Rから確実に取り除くことができる。
また材料Eをフィルタ733に捕獲したまま取り扱うことができるため、有機El用の材料Eを、図示しない廃棄装置や廃棄施設等で簡単に処理することができる。
さらにまた、リンス液Rと溶解水Wを循環させる際に積極的に撹拌して混ぜ合わせるとともに、リンス液R中に拡散するコロイド状の材料Eを溶解水Wに対して積極的に溶け込ませるため、材料Eをリンス液Rから取り除く際の処理時間が短くて済み、材料Eをリンス液Rから効率良く取り除くことができる。
これにより、清浄なリンス液Rを用いて、被洗浄物Aに付着する有機EL用の材料Eをより効率良く洗浄除去することができる。
また、例えば羽根やスクリュー等の撹拌体を設けたり、撹拌体を回転するためのモータ等を設けたりする必要がなく、リンス液Rと溶解水Wを循環させる簡単な構成にて材料Eをリンス液Rからより確実に取り除くことができる。
続いて、バッグフィルタ720及びフィルタ732,733で濾過されたリンス液Rを油水分離フィルタ730へ供給し、リンス液R中に拡散した微細な溶解水Wを油水分離フィルタ730内に配置したカートリッジ型の筒状フィルタ(図7参照)により捕獲し、凝縮して、粗大化させる。
これにより、溶解水Wをリンス液Rから分離するとともに、溶解水Wが分離されたリンス液Rをリンス液供給槽59の回収槽591へ供給する(図1参照)。
なお、リンス液Rから分離された汚れ等を含む溶解水Wは、排水路736を介して図示しない排水部へ排水し処理する。
回収槽591に貯留されたリンス液Rを蒸留再生装置60へ供給して蒸留再生した後、蒸留再生されたリンス液Rを水分離槽61及び液分離槽62を介して、水分が分離されたリンス液Rをリンス液供給槽59の補給槽592へ供給するとともに、再生されたリンス液Rを補給槽592からリンス槽52へ返還するため、リンス液Rを被洗浄物Aのリンス処理に繰り返し使用することができる。
一方、液分離槽62において洗浄液Sが分離されたリンス液Rをリンス液供給槽59の回収槽591へ供給し、液分離槽62においてリンス液Rから分離された洗浄液Sをリンス液回収槽623に一旦貯留した後、リンス液回収槽623から洗浄液供給槽29の回収槽291へ供給する。
回収槽291に回収された洗浄液Sを蒸留再生装置30へ供給して蒸留再生した後、蒸留再生装置30により蒸留再生された清浄な洗浄液Sを補給槽292に一旦貯留し、洗浄液Sを補給槽292から洗浄槽23へ返還するため、洗浄液Sを被洗浄物Aの洗浄処理に繰り返し使用することができる。
以下、上述の被洗浄物洗浄装置10における材料分離装置69のその他の例について説明する。この説明において、前記構成と同一または同等の部位については同一の符号を記してその詳しい説明を省略する。
(実施例2)
実施例1では材料分離槽710内に貯留された下部領域rのリンス液Rから順に取り出す材料分離装置69について説明したが、実施例2では、図4、図5に示すように、基準線Lより上方の領域に貯留された有機EL用の材料E及び溶解水Wから順に取り出す材料分離装置69について説明する。
図4は実施例2の被洗浄物洗浄装置10に備えられた材料分離装置69の模式図であり、詳しくは、リンス液Rと溶解水Wを材料分離槽710内に貯留した状態の模式図である。図5は有機EL用の材料Eを中間領域eに貯留した状態の模式図である。
実施例2の材料分離装置69は、液送路722の一端側を2本に分岐して、分岐した一方の端部722aを、バルブ721aを介して材料分離槽710内に設定した図4中及び図5中の一点鎖線で示す基準線Lより下方の下部領域rと対応して、材料分離槽710の底部に接続している(図4参照)。
他方の端部722bは、バルブ721bを介して材料分離槽710内に設定した図4中の一点鎖線で示す基準線Lより上方の中間領域eと対応して、材料分離槽710の側部に接続している。
なお、基準線Lは、材料分離槽710内に貯留された下部領域rのリンス液Rの層と、中間領域eの材料Eの層との境界より下方で、境界側に寄った位置に設定している。
実施例2の材料分離装置69により有機EL用の材料Eをリンス液Rから取り除く方法について説明する。
先ず、循環ポンプ54を駆動して、リンス槽51に貯留されたリンス液Rを循環させる際に、コロイド状の材料Eが拡散したリンス液Rの一部を液送路712に分流して材料分離槽710内へ供給し、材料分離槽710内にて溶解水Wと混ぜ合わせる(図4参照)。
循環ポンプ713を駆動して、リンス液Rと溶解水Wを循環させる際に積極的に撹拌し混ぜ合わせるため、溶解水Wをリンス液R中に拡散するコロイド状の材料Eに対して積極的に接触させて、リンス液R中の材料Eを溶解水W中に対して効率良く溶け込ませることができる。
また、リンス液Rと溶解水Wを撹拌して混ぜ合わせる際に、リンス液R中に拡散するコロイド状の材料Eのナノ粒子同士を互い合体させて、材料Eのナノ粒子の径を、リンス液R及び溶解水Wの粒子の径より大きくする。
所定時間撹拌した後、循環ポンプ713の駆動を停止し、リンス液Rと溶解水Wの撹拌を停止又は休止することにより、時間が経過するのに伴い、リンス液Rと溶解水Wとが比重差により上下分離され、溶解水Wより比重が重いリンス液Rの層が、溶解水Wの層より下方の下部領域rに形成される。
リンス液Rと溶解水Wとが分離されるのに伴い、溶解水Wに溶け込ませた材料Eが徐々に析出されるが、材料Eはリンス液Rに溶け込みにくい又は溶け込まないため、材料Eの層が、上部領域wに貯留された溶解水Wの層と、下部領域rに貯留されたリンス液Rの層との間の中間領域eに形成される(図5参照)。
バルブ721bを閉塞し、バルブ721aを開放した後、液送ポンプ731を駆動して、材料分離槽710内の基準線Lより上方の下部領域rに貯留されたリンス液Rの一部と、中間領域eに貯留された材料Eと、上部領域wに貯留された溶解水Wとを、液送路722の端部722bを介してバッグフィルタ720及びフィルタ732,733へ供給し濾過する。
基準線Lより下方の領域に貯留されたリンス液Rの貯留量に比べて、基準線Lより上方の領域に貯留されたリンス液Rの貯留量が少なく、上方領域のリンス液Rに拡散した材料Eの量も極めて少ないため、基準線Lより上方の領域に貯留されたリンス液R中の材料Eをフィルタ733で確実に捕獲することができるとともに、材料Eをリンス液Rから短い時間で確実に取り除くことができる。
フィルタ720,732,733で濾過されたリンス液R及び溶解水Wを油水分離フィルタ730へ供給し、材料E及び溶解水Wが取り除かれた清浄なリンス液Rをリンス液供給槽59の回収槽591内に一旦貯留する。
リンス液Rから分離された汚れ等を含む溶解水Wは、排水路736を介して図示しない排水用の装置や施設等で処理する。またリンス液R及び溶解水Wから分離された材料Eは、フィルタ733に捕獲したまま図示しない廃棄装置や廃棄施設等で処理する。
続いて、バルブ721aを閉塞し、バルブ721bを開放して、材料分離槽710内の基準線Lより下方の領域に貯留されたリンス液Rを、液送路722の端部722aを介してバッグフィルタ720及びフィルタ732,733へ供給する。
フィルタ720,732,733で濾過された清浄なリンス液Rをリンス液供給槽59の回収槽591内に一旦貯留した後、液送路596を介してリンス液供給槽59の補給槽592からリンス槽52へ返還する。
すなわち、材料分離槽710内の基準線Lより下方の領域に貯留されたリンス液Rには材料Eが殆んど含まれておらず、油水分離フィルタ730により溶解水Wをリンス液Rから分離するだけで、リンス処理に繰り返し使用することができる。
この結果、有機EL用の材料Eが含まれない清浄なリンス液R、あるいは、材料Eが取り除かれた清浄なリンス液Rを用いて、被洗浄物Aをより良好な状態にリンス処理することができるため、実施例1に加えた作用及び効果を奏することができる。
(実施例3)
実施例1,2では有機EL用の材料Eをリンス液Rから分離してリンス液供給槽59からリンス槽52へ返還する材料分離装置69について説明したが、実施例3では、図6、図7に示すように、リンス液Rを水分離槽61と材料分離槽710との間で循環させる際に、有機EL用の材料Eをリンス液Rから分離する材料分離装置69について説明する。
図6は実施例3の材料分離装置69を備えた被洗浄物洗浄装置10の模式図、図7は実施例3の被洗浄物洗浄装置10に備えられた材料分離装置69の模式図である。
実施例3の材料分離装置69は、有機EL用の材料Eをリンス処理用のリンス液Rから分離する材料分離槽710と、溶解水Wをリンス液Rから分離する油水分離フィルタ730とを備えている(図6、図7参照)。
水分離槽61は、第2分離槽612の底部に、液送ポンプ741と、バルブ742と、給水路743とを介して、溶解水Wを定期的に供給する溶解水供給源740を接続しており、リンス液R中に拡散する材料Eを溶解するのに必要な量の溶解水Wを第2分離槽612内に供給する(図7参照)。
材料分離槽710は、水分離槽61から供給される溶解水Wが拡散したリンス液Rを貯留する第1分離槽710aと、溶解水Wが比重分離されたリンス液Rを貯留する第2分離槽710bとを備えている。
第1分離槽710aの一側上部には、バルブ614を介して液送路615の一端を接続している。液送路615の他端は水分離槽61における第2分離槽612の一側部に接続している(図7参照)。
第1分離槽710a内に設定された下部領域には、リンス液Rが積極的に浸透する紙製のセパレータ710cを配置している。第2分離槽710bの底部には、液送ポンプ718と、バルブ717とを介して液送路719の一端を接続している。液送路719の他端はリンス液供給槽59の回収槽591に接続している(図7参照)。
油水分離フィルタ730は、筒状に形成されたカートリッジ型の筒状フィルタ730aを油水分離フィルタ730内の底部中央に配置している。油水分離フィルタ730の一側上部には、バルブ735を介して排水路736の一端を接続している。排水路736の他端は図示しない排水部に接続している(図7参照)。
油水分離フィルタ730における筒状フィルタ730aより外側の底部には、液送ポンプ739と、バルブ737とを介して、液送路738の一端を接続している。液送路738の他端は水分離槽61における第1分離槽611の上部に接続している(図7参照)。
油水分離フィルタ730の底部中央には、筒状フィルタ730aの内部と連通させて、バッグフィルタ720と、液送ポンプ731とを介して液送路734(734a,734b)の一端を接続している。
液送路734の他端は、2本に分岐した端部734a,734bのうち一方の端部734aを、バルブ731aを介して第1分離槽710a内の中央部領域に接続している。他方の端部734bは、バルブ731bを介して第2分離槽710b内の下部領域に接続している(図7参照)。
なお、端部734aは、2本に分岐して第1分離槽710a内の中央部領域に接続している。
実施例3の材料分離装置69により有機EL用の材料Eをリンス液Rから取り除く方法について説明する。
リンス工程50において、被洗浄物Aのリンス処理に使用された材料Eが拡散するリンス液Rを、リンス液供給槽59及び蒸留再生装置60を介して水分離槽61の第1分離槽611へ供給する。リンス液Rと溶解水Wとを第1分離槽611内において比重分離し、溶解水Wが比重分離されたリンス液Rを第2分離槽612に一旦貯留する(図7参照)。
第2分離槽612に貯留されたリンス液Rは、材料分離槽710の第1分離槽710aへ供給する際に、リンス液R中に拡散するコロイド状の材料Eを溶解水W中に溶け込ませるとともに、第1分離槽710a内においてリンス液Rと溶解水Wとに積極的に比重分離し、溶解水Wが比重分離されたリンス液Rを第2分離槽710bに一旦貯留する(図7参照)。
第2分離槽710bに貯留されたリンス液Rは、リンス液供給槽59の回収槽591へ返還した後、補給槽592からリンス槽52へ返還して、被洗浄物Aのリンス処理に繰り返し使用する(図6参照)。
第1分離槽710a及び第2分離槽710bのうちいずれか一方、あるいは、両方に貯留されたリンス液Rは、バッグフィルタ720を介して油水分離フィルタ730へ供給する際に、溶解水W中に含まれる材料Eをバッグフィルタ720で捕獲し、材料Eが取り除かれたリンス液R及び溶解水Wを油水分離フィルタ730へ供給する。
なお、バッグフィルタ720に加えて、図示しない複数のフィルタを用いて材料Eを捕獲してもよい。
リンス液R中に拡散した微細な溶解水Wは、油水分離フィルタ730内の筒状フィルタ730aを通過させる際に捕獲し凝縮して粗大化させるとともに、粗大化した溶解水Wを浮き上がらせ、油水分離フィルタ730内の上部領域に貯留する。
油水分離フィルタ730内の上部領域に貯留された溶解水Wは、排水路736を介して図示しない排水部へ排水する。筒状フィルタ730aを通過したリンス液Rは油水分離フィルタ730内の下部領域に貯留し、液送路738を介して水分離槽61の第1分離槽611へ返還する(図7参照)。
すなわち、有機EL用の材料Eが拡散するリンス液Rを、バッグフィルタ720及び油水分離フィルタ730を介して水分離槽61と材料分離槽710との間で循環させ、積極的に撹拌して混ぜ合わせるとともに、材料分離槽710においてリンス液R中に拡散する材料Eを溶解水W中に溶け込ませる処理と、バッグフィルタ720により材料Eをリンス液Rから分離する処理と、油水分離フィルタ730により溶解水Wをリンス液Rから分離する処理とを繰り返す。
これにより、リンス液R中に拡散する材料Eを溶解水W中に効率良く溶け込ませて、材料Eをリンス液Rからより確実に分離することができる。
この結果、有機EL用の材料Eが取り除かれた清浄なリンス液Rを用いて、被洗浄物Aをより良好な状態に仕上げ洗浄することができるため、実施例1,2に加えた作用及び効果を奏することができる。
また、リンス液Rと溶解水Wとを材料分離槽710内において比重分離する際に、溶解水Wに溶け込ませた材料Eを析出させて、材料Eの層を、上部領域wに貯留された溶解水Wの層と、下部領域rに貯留されたリンス液Rの層との間の中間領域eに形成してもよい(図3参照)。
これにより、実施例1,2で説明したように、リンス液R中に拡散された有機EL用の材料Eをより確実に取り除くことができる。
この発明の構成と、前記実施形態との対応において、
この発明の洗浄液体は、実施形態のリンス液Rに対応し、
以下同様に、
洗浄液体貯留槽は、リンス槽51,52に対応し、
液送路は、液送路594,603,606,615,712に対応し、
返還路、第1返還路、及び第2返還路は、液送路596,719,722,734,738に対応し、
材料分離手段は、バッグフィルタ720及びフィルタ732,733に対応し、
溶解水分離手段は、油水分離フィルタ730に対応し、
溶解水供給手段は、溶解水供給源740、液送ポンプ741、給水路743、及び溶解水供給源740に対応し、
撹拌手段は、循環ポンプ713、液送ポンプ731,739、液送路615,716,734,738に対応するも、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、請求項に示される技術思想に基づいて応用することができ、多くの実施の形態を得ることができる。
実施例1,2では、コロイド状の材料Eを濾過精度0.02μmのフィルタ733で捕獲する例について説明したが、例えば濾過精度0.02μm以下のフィルタを用いたり、あるいは、複数のフィルタを組み合わせる等してもよい。
また、例えば洗浄液供給源から供給される新しい洗浄液Sを、洗浄槽23の隣りに配置した洗浄槽に常時貯留しておき、洗浄槽23にて洗浄処理された被洗浄物Aを、洗浄槽に貯留された新しい洗浄液Sにて洗浄処理してもよい。
A…被洗浄物
S…洗浄液
R…リンス液
E…有機EL用の材料
W…溶解水
10…被洗浄物洗浄装置
21,22,23…洗浄槽
51,52…リンス槽
69…材料分離装置
70…リンス液補給源
710…材料分離槽
712,719…液送路
713…循環ポンプ
714…フィルタ
716…循環用液送路
720…バッグフィルタ
722,722a,722b…液送路
730…油水分離フィルタ
731…液送ポンプ
732,733…フィルタ
740…溶解水供給源
716,734,738…液送路
594,596,603,606,615…液送路

Claims (7)

  1. 被洗浄物に付着した有機EL用の材料を洗浄液体により洗浄し除去する被洗浄物洗浄装置であって、
    前記材料を前記被洗浄物から除去するための前記洗浄液体が貯留された洗浄液体貯留槽と、前記材料を溶解可能な溶解水が貯留された材料分離槽とを備え、
    前記洗浄液体貯留槽と前記材料分離槽とが、
    前記洗浄液体貯留槽から前記材料分離槽へ前記洗浄液体を液送する液送路と、
    前記材料分離槽から前記洗浄液体貯留槽へ前記洗浄液体を返還する返還路とで接続され、
    前記返還路が、
    前記溶解水から前記材料を分離する材料分離手段と、
    前記洗浄液体から前記溶解水を分離する溶解水分離手段とを介して前記洗浄液体貯留槽に接続された
    被洗浄物洗浄装置。
  2. 前記洗浄液体から水分を比重分離する水分離槽が前記液送路の途中に接続され、
    前記返還路が、
    前記材料分離手段と、前記溶解水分離手段と、及び前記水分離槽とを接続する第1返還路と、
    前記材料分離槽と前記洗浄液体貯留槽とを接続する第2返還路とで構成された
    請求項1に記載の被洗浄物洗浄装置。
  3. 前記材料分離槽に、
    前記溶解水を前記材料分離槽内へ供給する溶解水供給手段と、
    前記材料分離槽内に貯留された前記洗浄液体と前記溶解水とを撹拌する撹拌手段とが設けられた
    請求項1又は2に記載の被洗浄物洗浄装置。
  4. 前記材料分離槽内に貯留された前記洗浄液体と前記溶解水との割合が、
    前記洗浄液体:前記溶解水=1:2以上に設定された
    請求項1〜3のいずれか一つに記載の被洗浄物洗浄装置。
  5. 前記洗浄液体が、
    前記溶解水より比重が重く、前記材料が溶け込みにくい液体で構成された
    請求項1〜4のいずれか一つに記載の被洗浄物洗浄装置。
  6. 前記洗浄液体貯留槽と前記材料分離槽とが、
    前記材料分離槽内の上部領域に貯留された前記溶解水の層と、該材料分離槽内の下部領域に貯留された前記洗浄液体の層との間の中間領域に貯留された前記材料の層との境界より下方で、該境界側に寄って設定した基準線を基準として、
    該基準線より上方の領域に貯留された前記洗浄液体の一部と、前記材料と、前記溶解水とを前記洗浄液体貯留槽から前記材料分離槽へ液送する前記液送路で接続された
    請求項1〜5のいずれか一つに記載の被洗浄物洗浄装置。
  7. 前記撹拌手段が、
    前記材料分離槽の下部側に一端が接続され、該材料分離槽の上部側に他端が接続された循環用液送路と、
    前記循環用液送路の一端側と他端側との間に設けられ、前記材料分離槽に貯留された前記洗浄液体及び前記溶解水を前記循環用液送路の一端側から他端側に向けて液送する循環手段とで構成された
    請求項3に記載の被洗浄物洗浄装置。
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