JP2018117434A - 車載用電源装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】出力側に接続される負荷のインピーダンスをより正確に反映して、フィードバック制御に用いるゲインを設定し得る車載用電源装置を提供する。【解決手段】車載用電源装置1において、ゲイン変更部15bは、目標値設定部19が第1目標値に設定しているときの電圧検出部12の検出値である第1電圧値及び電流検出部11の検出値である第1電流値と、目標値設定部19が第2目標値に設定しているときの電圧検出部12の検出値である第2電圧値及び電流検出部11の検出値である第2電流値と、に基づき、演算部15で用いるゲインを設定変更する。【選択図】図2

Description

本発明は、車載用電源装置に関するものである。
従来から、定電圧出力する電源回路として、検出した出力電流の電流値と目標値との偏差に基づき、予め設定されたゲインに従って操作量を算出し、この算出した操作量に基づいて出力電圧を目標値に近づけるフィードバック制御を行う構成が知られている。例えば、特許文献1のスイッチング電源回路は、検出電流値と目標電流値との偏差をそれぞれ個別に比例演算(PゲインKp)、積分演算(IゲインKi)、及び微分演算(DゲインKd)したものを加え合わせて操作量とするPID演算が行われる。また、PID演算した操作量は、PWM信号に変換され、スイッチング回路は、その変換されたPWM信号に基づき、入力された電力を電力変換して定電流出力する。
この特許文献1のスイッチング電源回路は、PID演算部を備えたプロセッサの処理負荷量を検出し、検出した処理負荷量に基づき、ゲイン変更部によってPID演算に係るゲインを変更する構成となっている。
特開2016−146732号公報
ところで、PID演算方式を用いてフィードバック演算を行い、電源装置の出力を目標値に近づけるように制御を行う場合、出力側に接続された負荷のインピーダンスに合わせた適正なゲインを設定すれば、より適切な制御を行うことができるものと考えられる。この方法を採用するためには、電源装置の動作時に負荷のインピーダンスがどの程度であるかを実測できることが望ましいといえる。
しかし、電源装置の出力側にはバッテリなどが出力される場合もあるため、単純に電源装置の出力電流と出力電圧とを測定してオームの法則によってインピーダンスを算出しても、正確なインピーダンスを導出することは困難となる。
本発明は、上記のような事情に基づいて完成されたものであって、出力側に接続される負荷のインピーダンスをより正確に反映して、フィードバック制御に用いるゲインを設定し得る車載用電源装置を提供することを目的とする。
本発明の一例である車載用電源装置は、
第1導電路に印加された電圧を昇圧又は降圧して第2導電路に印加する電圧変換部と、
前記第2導電路の電圧を検出する電圧検出部と、
前記第2導電路の電流を検出する電流検出部と、
前記電圧変換部から前記第2導電路に出力する出力電流の目標値を、少なくとも第1目標値又は第2目標値に切り替えて設定する目標値設定部と、
前記電流検出部が検出した電流値と前記目標値設定部によって設定された目標値との偏差及び設定されたゲインに基づいて前記出力電流を目標値に近づけるための操作量を算出する処理を、繰り返し行う演算部と、
前記演算部が前記操作量を算出したときに前記操作量に応じた制御信号を前記電圧変換部に出力する制御部と、
前記目標値設定部が前記第1目標値に設定しているときの前記電圧検出部の検出値である第1電圧値と、前記目標値設定部が前記第2目標値に設定しているときの前記電圧検出部の検出値である第2電圧値と、前記第1目標値又は前記目標値設定部が前記第1目標値に設定しているときの前記電流検出部の検出値のいずれかである第1電流値と、前記第2目標値又は前記目標値設定部が前記第2目標値に設定しているときの前記電流検出部の検出値のいずれかである第2電流値とに基づき、前記演算部で用いる前記ゲインを設定変更するゲイン変更部と、
を備える。
上記車載用電源装置において、第1電流値と第2電流値の差と、それぞれの電流値に制御しているときの各電圧値の差(第1電圧値と第2電圧値との差)とが得られれば、それらの値は、車載用電源装置が実際に動作している時の出力側の負荷(第2導電路又はこれに接続された負荷)のインピーダンスを高精度に推定し得る値となる。よって、これらの値に基づいて演算部で用いるゲインを設定すれば、出力側の負荷のインピーダンスをより正確に反映してフィードバック制御に用いるゲインを設定することができる。
図1は、実施例1の車載用電源装置の使用形態を概略的に示すブロック図である。 図2は、図1の車載用電源装置を概略的に示すブロック図である。 図3は、図2の演算部の内部構成例を概略的に示すブロック図である。 図4は、図1の車載用電源装置の動作例を示すフローチャートである。 図5は、図1の車載用電源装置におけるインピーダンス測定動作時のタイミングチャートである。 図6は、図5のタイミングチャートの各測定タイミングにおける出力電流及び出力電圧の測定結果の例を示す説明図である。
ここで、発明の望ましい例を示す。
第1電流値は、目標値設定部が第1目標値に設定しているときの電流検出部の検出値であってもよい。第2電流値は、目標値設定部が第2目標値に設定しているときの電流検出部の検出値であってもよい。
この車載用電源装置は、第1電流値及び第2電流値として、電流検出部による検出値、即ち、車載用電源装置の動作時に実際に測定された出力側の各電流値を用いることができる。例えば、第1電流値は、第1電圧値が得られるときの実際の電流値を高精度に示す値であり、第2電流値は、第2電圧値が得られるときの実際の電流値を高精度に示す値である。よって、これらの値を用いれば、車載用電源装置が実際に動作しているときのインピーダンスをより正確に反映し得る方法で、フィードバック制御に用いるゲインを設定することができる。
目標値設定部は、出力電流の目標値を第1目標値に設定している場合において所定の検査期間が到来したときに出力電流の目標値を第2目標値に切り替え、検査期間の到来後に第1目標値に切り替えるように動作し、ゲイン変更部は、検査期間前に目標値設定部によって第1目標値に設定されたときの電圧検出部の検出値と、検査期間後に目標値設定部によって第1目標値に設定されたときの電圧検出部の検出値との差が所定値以上である場合にゲインの設定変更を行わない構成であってもよい。
この車載用電源装置において、検査期間前に目標値設定部によって第1目標値に設定されたときの電圧検出部の検出値と、検査期間後に目標値設定部によって第1目標値に設定されたときの電圧検出部の検出値との差が所定値以上となる場合、検査期間前と後で第2導電路又はこれに接続された負荷のインピーダンスに変動が生じている可能性が高い。このような場合、第1電流値、第2電流値、第1電圧値、第2電圧値によってインピーダンスが推定できない可能性が高くなる。つまり、第1電流値、第2電流値、第1電圧値、第2電圧値がインピーダンスを反映した関係になっていない可能性がある。よって、このような場合にゲインの設定変更を行わないようにすれば、負荷のインピーダンスに基づかない設定変更を防ぐことができる。
<実施例1>
以下、本発明を具体化した実施例1について説明する。
図1で示す車載用電源装置1は、車両に搭載されており、図示しないエンジンに連動してオルタネータ(交流発電機)4が発電し整流した電力を与えられ、与えられた電力を目標電圧(例えば13V)又は目標電流に電力変換して定電圧出力又は定電流出力する。車載用電源装置1が出力した電力は、負荷7に与えられると共に、蓄電装置8に充電される。
オルタネータ4が発電し整流した電力は、車載用電源装置1に与えられる一方、負荷5にも与えられ、また、バッテリ6に充電される。
車載用電源装置1は、マイクロコンピュータ2と、電圧変換部3と、を備えている。この電圧変換部3は、車載用電源装置1の上流側の第1導電路に印加された電圧を昇圧又は降圧して下流側の第2導電路に印加する。具体的には、マイクロコンピュータ2に制御された電圧変換部3が、入力された電力をスイッチング素子を用いて電力変換し、平滑して定電流出力又は定電圧出力する。
図2は、図1の車載用電源装置1を概略的に示すブロック図である。
この車載用電源装置1は、電圧変換部3、電流検出部11、電圧検出部12、電流制御・電圧制御マルチプレクサ13、電流制御・電圧制御調停部14、演算部15、インピーダンス算出部15a、ゲイン変更部15b、スイッチング周波数出力部16、制御部16b、演算周波数出力部17、処理負荷検出部17b、加え合わせ点18及び目標値設定部19を備えている。これらの内、電圧変換部3、電流検出部11及び電圧検出部12以外は、マイクロコンピュータ(プロセッサ)2内の機能ブロックで表現されている。
電流検出部11は、電圧変換部3がスイッチングして電力変換し平滑して定電流出力又は定電圧出力した電力の電流値を検出し、電流制御・電圧制御マルチプレクサ13、電流制御・電圧制御調停部14及びスイッチング周波数出力部16にそれぞれ与える。
電圧検出部12は、電圧変換部3がスイッチングして電力変換し平滑して定電流出力又は定電圧出力した電力の電圧値を検出し、電流制御・電圧制御マルチプレクサ13及び電流制御・電圧制御調停部14にそれぞれ与える。
電流制御・電圧制御調停部14は、電流検出部11及び電圧検出部12からそれぞれ与えられた電流値及び電圧値と、目標値設定部19から与えられた目標電流値及び目標電圧値との高低関係に基づき、電流制御又は電圧制御を選択する。次いで、その選択結果を示す選択信号を電流制御・電圧制御マルチプレクサ13、演算部15及び目標値設定部19に与える。
電流制御・電圧制御調停部14は、車載用電源装置1が出力電流値及び出力電圧値が目標電流値及び目標電圧値を超えないように制御しており、例えば、出力電圧値が目標電圧値より十分低いときは、電流制御を主として選択する。
電流制御・電圧制御マルチプレクサ13は、電流検出部11及び電圧検出部12からそれぞれ与えられた電流値及び電圧値の内、選択信号が電流制御を選択しているときは電流値を、選択信号が電圧制御を選択しているときは電圧値を選択し加え合わせ点18に与える。
目標値設定部19は、外部から設定された目標電流値及び目標電圧値を記憶しており、記憶している目標電流値及び目標電圧値を電流制御・電圧制御調停部14に与える。
目標値設定部19は、また、電流制御・電圧制御調停部14から与えられた選択信号が、電流制御を示すときは目標電流値を、電圧制御を示すときは目標電圧値を、加え合わせ点18に与える。
加え合わせ点18は、目標値設定部19から与えられた目標電流値又は目標電圧値と、電流制御・電圧制御マルチプレクサ13から与えられた電流値又は電圧値との偏差を演算し、演算部15に与える。
スイッチング周波数出力部16は、電流検出部11から与えられる電流値に対応するスイッチング周波数を記憶したテーブル16aを有しており、与えられた電流値に対応したスイッチング周波数をテーブル16aから読出して、ゲイン変更部15b及び制御部16bに与える。
スイッチング周波数は、電流値の高低に応じて高低に定められている。
演算周波数出力部17は、処理負荷検出部17bから与えられる処理負荷量に対応する演算周波数を記憶したテーブル17aを有しており、与えられた処理負荷量に対応した演算周波数をテーブル17aから読出して、ゲイン変更部15bへ与える。
演算周波数は、処理負荷量の高低に応じて低高に定められている。
処理負荷検出部17bは、演算部15、加え合わせ点18及び処理負荷検出部17b自身等を含むマイクロコンピュータ(プロセッサ)2の処理負荷量を検出し、演算周波数出力部17に与える。
インピーダンス算出部15aは、出力側の負荷(第2導電路又はこれに接続された負荷であり、例えば、第2導電路の負荷、負荷7、蓄電装置8の負荷等)のインピーダンス(以下、単にインピーダンスともいう)を、意図的に出力電流の電流値を変更したときの電圧変化量と電流変化量とに基づいて算出する。インピーダンス算出部15aは、目標値設定部19が出力電流の目標値を第1目標値に設定しているときの電圧検出部12の検出値である第1電圧値と、目標値設定部19が第2目標値に設定しているときの電圧検出部12の検出値である第2電圧値と、目標値設定部19が第1目標値に設定しているときの電流検出部11の検出値である第1電流値と、目標値設定部19が第2目標値に設定しているときの電流検出部11の検出値である第2電流値と、に基づき、出力側のインピーダンスを算出する。インピーダンス算出部15aによる具体的なインピーダンスの算出方法は、後述する。また、インピーダンス算出部15aは、算出した出力側のインピーダンスをゲイン変更部15bに与える。なお、図2において、インピーダンス算出部15aに対する、電流検出部11、電圧検出部12等からの信号ラインは省力している。
ゲイン変更部15bは、与えられた演算周波数、スイッチング周波数、及びインピーダンスに基づいて、演算部15によるPID演算に用いるゲインを設定変更する。また、ゲイン変更部15bは、設定変更したゲインを演算部15へ与える。
演算部15は、与えられたゲインにより、加え合わせ点18から与えられた偏差に基づくPID演算(以下の(1)式)を行い、その演算結果を操作量として制御部16bに与える。
制御部16bは、演算部15から与えられた操作量をPWM制御のデューティに変換し、変換したデューティ、及び与えられたスイッチング周波数に基づき、スイッチングパルス(PWM信号)を作成し、電圧変換部3に与える。
電圧変換部3は、与えられたスイッチングパルスに基づきスイッチング素子をスイッチングすることにより、入力された電力を電力変換し平滑して定電流出力又は定電圧出力する。
図3は、図2のゲイン変更部15b及び演算部15の内部構成例を概略的に示すブロック図である。
ゲイン変更部15bは、切替部20、電流制御用のPゲインテーブル21、Iゲインテーブル22、Dゲインテーブル23、電圧制御用のPゲインテーブル24、Iゲインテーブル25、及びDゲインテーブル26を備えている。演算部15は、アンプ27,28,29、比例要素31、積分要素32、微分要素33及び加え合わせ点30を備えている。
切替部20は、電流制御・電圧制御調停部14から与えられた選択信号が電流制御を示すときは、演算周波数出力部17から与えられた演算周波数、スイッチング周波数出力部16から与えられたスイッチング周波数、及びインピーダンス算出部15aで算出した出力側のインピーダンスを、Pゲインテーブル21、Iゲインテーブル22及びDゲインテーブル23側へ切替え出力する。また、選択信号が電圧制御を示すときは、演算周波数出力部17から与えられた演算周波数、スイッチング周波数出力部16から与えられたスイッチング周波数、及びインピーダンス算出部15aで算出したインピーダンスを、Pゲインテーブル24、Iゲインテーブル25及びDゲインテーブル26側へ切替え出力する。
Pゲインテーブル21は、スイッチング周波数、演算周波数、及びインピーダンスに対応してPゲインKpが設定されており、Kp=ax+by+cz+d(a,b,c,d;定数、x;スイッチング周波数、y;演算周波数、z;インピーダンス)で表現される。PゲインKpは、数値シミュレーション又は実際の試行錯誤により求められ、例えば、スイッチング周波数、演算周波数、及びインピーダンスの高低に関係なく略一定になるように設定されている。
Iゲインテーブル22は、スイッチング周波数、演算周波数、及びインピーダンスに対応してIゲインKiが設定されており、Ki=ex+fy+gz+h(e,f,g,h;定数、x;スイッチング周波数、y;演算周波数、z:インピーダンス)で表現される。IゲインKiは、数値シミュレーション又は実際の試行錯誤により求められ、例えば、スイッチング周波数、演算周波数、及びインピーダンスの高低に対応して高低となるように設定されている。
Dゲインテーブル23は、スイッチング周波数、演算周波数、及びインピーダンスに対応してDゲインKdが設定されており、Kd=ix+jy+kz+m(i,j,k,m;定数、x;スイッチング周波数、y;演算周波数、z:インピーダンス)で表現される。DゲインKdは、数値シミュレーション又は実際の試行錯誤により求められ、例えば、スイッチング周波数、演算周波数、及びインピーダンスの高低に対応して低高となるように設定されている。
電圧制御用のPゲインテーブル24、Iゲインテーブル25、Dゲインテーブル26についても、スイッチング周波数、演算周波数、及びインピーダンスに対応して、それぞれのイメージで設定されている。
電流制御用のPゲインテーブル21、Iゲインテーブル22、Dゲインテーブル23は、スイッチング周波数、演算周波数、及びインピーダンスが与えられると、与えられたスイッチング周波数、演算周波数、及びインピーダンスに対応するゲインKp,Ki,Kdをそれぞれ読出し、読出したゲインKp,Ki,Kdにより、アンプ27,28,29の各ゲインをそれぞれ設定変更する。
電圧制御用のPゲインテーブル24、Iゲインテーブル25、Dゲインテーブル26は、スイッチング周波数、演算周波数、及びインピーダンスが与えられると、与えられたスイッチング周波数、演算周波数、及びインピーダンスに対応するゲインKp,Ki,Kdをそれぞれ読出し、読出したゲインKp,Ki,Kdにより、アンプ27,28,29の各ゲインをそれぞれ設定変更する。
尚、電流制御用のPゲインテーブル21、Iゲインテーブル22、Dゲインテーブル23、電圧制御用のPゲインテーブル24、Iゲインテーブル25、Dゲインテーブル26の代わりに、与えられたスイッチング周波数、演算周波数、及びインピーダンスにより、Kp=ax+by+cz+d,Ki=ex+fy+gz+h,Kd=ix+jy+kz+m等の演算を行う演算子を設けても良い。
アンプ27,28,29は、加え合わせ点18から与えられた偏差を、設定変更された各ゲインKp,Ki,Kdにより増幅して、それぞれ比例要素31、積分要素32、微分要素33に与える。
比例要素31は、ゲインKpにより増幅され与えられた偏差を比例演算し、加え合わせ点30に与える。
積分要素32は、ゲインKiにより増幅され与えられた偏差を積分演算し、加え合わせ点30に与える。
微分要素33は、ゲインKdにより増幅され与えられた偏差を微分演算し、加え合わせ点30に与える。
加え合わせ点30は、与えられた比例演算された偏差、積分演算された偏差及び微分演算された偏差を加え合わせて、操作量として電圧変換部3(図2)に与える。
以下に、このような構成の車載用電源装置1の動作の例を、それを示す図4のフローチャートを参照しながら説明する。
先ず、電流制御・電圧制御調停部14が、電流検出部11及び電圧検出部12がそれぞれ検出した電流値及び電圧値を取得し、スイッチング周波数出力部16が、電流検出部11が検出した電流値を取得する(S1)。
次に、スイッチング周波数出力部16が、電流検出部11から与えられた電流値に対応したスイッチング周波数をテーブル16aから読出して、制御部16bへ与えることにより、スイッチング周波数を変更する(S3)。また、スイッチング周波数出力部16は、読出したスイッチング周波数をゲイン変更部15bへも与える。
電流制御・電圧制御調停部14は、次に、取得した電流値及び電圧値と、目標値設定部19から与えられた目標電流値及び目標電圧値との高低関係に基づき、電流制御又は電圧制御を選択する。次いで、その選択結果を示す選択信号を電流制御・電圧制御マルチプレクサ13、演算部15、ゲイン変更部15b、及び目標値設定部19に与える。そして、電流制御・電圧制御マルチプレクサ13は、電流検出部11及び電圧検出部12からそれぞれ与えられた電流値及び電圧値の内、選択信号に応じて電流値又は電圧値を選択し、加え合わせ点18に与える(S6)。
次に、インピーダンス算出部15aは、出力側のインピーダンスを算出する(S7)。ここで、図5、図6を用いて、出力側のインピーダンスの算出方法について詳述する。図5は、図1の車載用電源装置1におけるインピーダンス測定動作時のタイミングチャートである。図6は、図5のタイミングチャートの各測定タイミングにおける出力電流及び出力電圧の測定結果の例を示す説明図である。出力側のインピーダンスの算出は、目標値設定部19から与えられる目標電流値を変化させた際に検出される出力電流値及び出力電圧値を用いることで行われる。目標値設定部19は、出力電流の目標値を第1目標値(大きさがI1の目標電流値)に設定している通常出力状態において、所定の検査期間が到来したときに出力電流の目標値を第2目標値(大きさがI2の目標電流値)に切り替えるようになっている。図5に示すように、通常出力状態において、所定の時間t1(検査期間の到来前の時間)で検出される出力電流Iоutの大きさはI1(第1電流値)であり、出力電圧Vоutの大きさはV1(第1電圧値)である。また、所定の検査期間が到来した後の所定の時間t2(検査期間の到来後の時間)で検出される出力電流Iоutの大きさはI2(第2電流値)であり、出力電圧Vоutの大きさはV2(第2電圧値)である。
また、インピーダンスは、出力電流の目標値を第1目標値に設定しているときの第1電流値I1及び第1電圧値V1と、出力電流の目標値を第2目標値に設定しているときの第2電流値I2及び第2電圧値V2と、に基づいて、(V2−V1)/(I2−I1)の式で推定することができる。例えば、図6に示す具体的な測定電流値及び測定電圧値を用いてインピーダンスの値を求めると、(12.4−12.0)/(220−200)=0.02となる。
ゲイン変更部15bは、上記のように算出したインピーダンス、演算周波数出力部17から与えられた演算周波数、スイッチング周波数出力部16から与えられたスイッチング周波数に対応するPゲイン、Iゲイン、Dゲインを、選択信号に応じてPゲインテーブル21、Iゲインテーブル22、Dゲインテーブル23、又はPゲインテーブル24、Iゲインテーブル25、Dゲインテーブル26を参照して読出して演算部15に送信し、演算部15は、PID演算の各アンプ27,28,29に設定変更する(S9)。
また、目標値設定部19は、検査期間の到来後、さらに第1目標値に切り替えるように動作する。そして、検査期間前に目標値設定部19によって第1目標値に設定されたときの電圧検出部12の検出値と、検査期間後に目標値設定部19によって第1目標値に設定されたときの電圧検出部12の検出値との差が所定値以上である場合にゲインの設定変更を行わない構成となっている。例えば、時間t1における出力電圧と時間t3における出力電圧との差が0.1V以上である場合に、ゲインの設定変更を行わない構成とすることができる。この場合、図6に示すような測定値であれば、時間t1における出力電圧と時間t3における出力電圧との差が0.1V以下であるため、演算部15によってインピーダンスが変更されることになる。
加え合わせ点18は、目標電流値又は目標電圧値と、電流制御・電圧制御マルチプレクサ13から与えられた電流値又は電圧値との偏差を演算し、演算部15に与える(S11)。
演算部15は、加え合わせ点18から与えられた偏差に基づくPID演算を、与えられた演算周波数により、アンプ27,28,29、比例要素31、積分要素32及び微分要素33において行い、その演算結果を操作量として制御部16bに与える(S13)。
制御部16bは、演算部15から与えられた操作量をデューティに変換し、変換したデューティとスイッチング周波数出力部16から与えられたスイッチング周波数とに基づき、スイッチングパルス(PWM信号)を作成して、電圧変換部3に与える(S15)。電圧変換部3は、入力された電力をスイッチング素子を用いて電流制御又は電圧制御して出力する(S17)。次いで、再び電流制御・電圧制御調停部14が、電流検出部11及び電圧検出部12がそれぞれ検出した電流値及び電圧値を取得し、スイッチング周波数出力部16が、電流検出部11が検出した電流値を取得する(S1)。
次に、本構成の効果を例示する。
車載用電源装置1において、第1電流値と第2電流値の差と、それぞれの電流値に制御しているときの各電圧値の差(第1電圧値と第2電圧値との差)とが得られれば、それらの値は、車載用電源装置1が実際に動作している時の出力側の負荷(第2導電路又はこれに接続された負荷)のインピーダンスを高精度に推定し得る値となる。よって、これらの値に基づいて演算部15で用いるゲインを設定すれば、出力側のインピーダンスをより正確に反映してフィードバック制御に用いるゲインを設定することができる。
また、インピーダンスの算出において、意図的に出力電流の電流値を変更したときの電圧変化量と電流変化量とを用いる構成であるため、蓄電装置8が失陥して、出力側の負荷のインピーダンスが大きく変動するような場合でも、出力側のインピーダンスを高精度に推定することができる。また、蓄電装置が接続されていない車載用電源装置において、蓄電装置を後付けした場合であっても、当該蓄電装置が接続された状態におけるインピーダンスを高精度に推定することができる。
車載用電源装置1は、目標値設定部19が第1目標値に設定しているときの電流検出部11の検出値を、第1電流値とし、目標値設定部19が第2目標値に設定しているときの電流検出部11の検出値を第2電流値とする。
このように、車載用電源装置1は、第1電流値及び第2電流値として、電流検出部による検出値、即ち、車載用電源装置の動作時に実際に測定された出力側の各電流値を用いることができる。例えば、第1電流値は、第1電圧値が得られるときの実際の電流値を高精度に示す値であり、第2電流値は、第2電圧値が得られるときの実際の電流値を高精度に示す値である。よって、これらの値を用いれば、車載用電源装置1が実際に動作しているときのインピーダンスをより正確に反映し得る方法で、フィードバック制御に用いるゲインを設定することができる。
また、目標値設定部19は、出力電流の目標値を第1目標値に設定している場合において所定の検査期間が到来したときに出力電流の目標値を第2目標値に切り替え、検査期間の到来後に第1目標値に切り替えるように動作し、演算部15は、検査期間前に目標値設定部によって第1目標値に設定されたときの電圧検出部12の検出値と、検査期間後に目標値設定部19によって第1目標値に設定されたときの電圧検出部12の検出値との差が所定値以上である場合にゲインの設定変更を行わない構成である。
この車載用電源装置1において、検査期間前に目標値設定部19によって第1目標値に設定されたときの電圧検出部12の検出値と、検査期間後に目標値設定部19によって第1目標値に設定されたときの電圧検出部12の検出値との差が所定値以上となる場合、検査期間前と後で第2導電路又はこれに接続された負荷のインピーダンスに変動が生じている可能性が高い。このような場合、第1電流値、第2電流値、第1電圧値、第2電圧値の関係だけでは、インピーダンスが推定できない可能性が高くなる。つまり、第1電流値、第2電流値、第1電圧値、第2電圧値が実際のインピーダンスを反映した関係になっていない可能性があるため、このような場合にゲインの設定変更を行わないようにすれば、負荷のインピーダンスに基づかない設定変更を防ぐことができる。
<他の実施例>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような実施例も本発明の技術的範囲に含まれる。また、上述した実施例や後述する実施例は矛盾しない範囲で組み合わせることが可能である。
実施例1では、出力側のインピーダンスの算出方法において、第1電流値として、目標値設定部19が出力電流の目標値を第1目標値に設定しているときの電流検出部11の検出値を用い、第2電流値として、目標値設定部19が出力電流の目標値を第2目標値に設定しているときの電流検出部11の検出値を用いた。しかしながら、第1電流値として、第1目標値を用いる構成や、第2電流値として、第2目標値を用いる構成であってもよい。
実施例1では、インピーダンス、演算周波数、スイッチング周波数の3つの要素に基づいてPゲイン、Iゲイン、Dゲインを定めるようにPゲインテーブル21、Iゲインテーブル22、Dゲインテーブル23が構成されていたが、インピーダンス算出部15aによって算出されたインピーダンスのみに基づいてPゲイン、Iゲイン、Dゲインを定めるようにPゲインテーブル21、Iゲインテーブル22、Dゲインテーブル23が構成されていてもよい。例えば、Pゲインテーブル21については、インピーダンスの高低に関係なくPゲインKpが略一定になるように構成し、Iゲインテーブル22については、インピーダンスが高くなるほどIゲインKiが高くなるように定めるテーブル構成とし、Dゲインテーブル23は、インピーダンスが高くなるほどDゲインKdが低くなるように定めるテーブル構成としてもよい。
実施例1において、特開2016−146732号公報の第2実施形態における操作量の算出方法を適用する構成としてもよい。
1…車載用電源装置
3…電圧変換部
11…電圧検出部
12…電流検出部
15…演算部
15b…ゲイン変更部
16b…制御部
19…目標値設定部

Claims (3)

  1. 第1導電路に印加された電圧を昇圧又は降圧して第2導電路に印加する電圧変換部と、
    前記第2導電路の電圧を検出する電圧検出部と、
    前記第2導電路の電流を検出する電流検出部と、
    前記電圧変換部から前記第2導電路に出力する出力電流の目標値を、少なくとも第1目標値又は第2目標値に切り替えて設定する目標値設定部と、
    前記電流検出部が検出した電流値と前記目標値設定部によって設定された目標値との偏差及び設定されたゲインに基づいて前記出力電流を目標値に近づけるための操作量を算出する処理を、繰り返し行う演算部と、
    前記演算部が前記操作量を算出したときに前記操作量に応じた制御信号を前記電圧変換部に出力する制御部と、
    前記目標値設定部が前記第1目標値に設定しているときの前記電圧検出部の検出値である第1電圧値と、前記目標値設定部が前記第2目標値に設定しているときの前記電圧検出部の検出値である第2電圧値と、前記第1目標値又は前記目標値設定部が前記第1目標値に設定しているときの前記電流検出部の検出値のいずれかである第1電流値と、前記第2目標値又は前記目標値設定部が前記第2目標値に設定しているときの前記電流検出部の検出値のいずれかである第2電流値とに基づき、前記演算部で用いる前記ゲインを設定変更するゲイン変更部と、
    を備えることを特徴とする車載用電源装置。
  2. 前記第1電流値は、前記目標値設定部が前記第1目標値に設定しているときの前記電流検出部の検出値であり、
    前記第2電流値は、前記目標値設定部が前記第2目標値に設定しているときの前記電流検出部の検出値である請求項1に記載の車載用電源装置。
  3. 前記目標値設定部は、前記出力電流の目標値を前記第1目標値に設定している場合において所定の検査期間が到来したときに前記出力電流の目標値を前記第2目標値に切り替え、前記検査期間の到来後に前記第1目標値に切り替えるように動作し、
    前記ゲイン変更部は、前記検査期間前に前記目標値設定部によって前記第1目標値に設定されたときの前記電圧検出部の検出値と、前記検査期間後に前記目標値設定部によって前記第1目標値に設定されたときの前記電圧検出部の検出値との差が所定値以上である場合に前記ゲインの設定変更を行わないことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車載用電源装置。
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