JP2018114104A - 連結ピンおよびバンド駒の連結構造 - Google Patents

連結ピンおよびバンド駒の連結構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2018114104A
JP2018114104A JP2017006669A JP2017006669A JP2018114104A JP 2018114104 A JP2018114104 A JP 2018114104A JP 2017006669 A JP2017006669 A JP 2017006669A JP 2017006669 A JP2017006669 A JP 2017006669A JP 2018114104 A JP2018114104 A JP 2018114104A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pin
band
piece
connecting pin
band piece
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2017006669A
Other languages
English (en)
Inventor
庄介 大川
Shiyousuke Okawa
庄介 大川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
BAMBI KK
Original Assignee
BAMBI KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by BAMBI KK filed Critical BAMBI KK
Priority to JP2017006669A priority Critical patent/JP2018114104A/ja
Publication of JP2018114104A publication Critical patent/JP2018114104A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Clamps And Clips (AREA)

Abstract

【課題】連結ピンに螺旋状の溝部を形成するための加工が容易で、連結ピンとバンド駒のピン穴とに高い寸法精度が要求されず、連結ピンの挿入に熟練技術を必要とせず、連結ピンとバンド駒との溶接を確実に行うことができる連結ピンを提供することにある。【解決手段】バンドを構成するバンド駒を連結させるための連結ピン10は、ピン長手方向の両端部に、バンド駒のピン穴の内壁と接触しない螺旋状の溝部11を備え、溝部の形状を湾曲状または矩形状の凹型とした。【選択図】図1

Description

本願発明は、バンド駒を連結ピンによって連結して時計バンド等を構成するバンド駒の連結構造、詳しくは、一体の金属(異形線)を切断して作ったバンド駒(ムク)を連結ピンでつないだもの(ピン立てムク)に関する技術である。
図5及び図6は、ピン立てムクの構造を示す説明図である。
図5に示すように、バンド90を構成する外駒70,70と中駒60とにそれぞれ設けられたピン穴71,71,61に連結ピン80を挿入することで、外駒70,70と中駒80とが略凸字形に連結される。
図6は、外駒70と中駒60との連結状態の一部を水平断面図で示したものである。この時、外駒70のピン穴71は外駒70を貫通せず、途中までピン穴が形成される非貫通のものである。このピン穴71の先端部分72は、穿孔の関係上、先端の尖った円錐形をしている。
一方、連結ピン80の両端部81,81は尖ってはいないが、角がなくつぼめた形状となっている。従って、連結ピン80を外駒70のピン穴71に挿入した場合には、連結ピン80の端部81とピン穴71の先端部分72との形状は一致せず、隙間75が生じる。
基本的には、連結ピン80は外駒70のピン穴71の内径をしぼることによる応力で外駒70と固着されるが、この固着をさらに強固なものとするために、この部分を熱処理して金属製の連結ピン80と金属製の外駒70とを溶接させることが行われる。
しかし、熱処理することによって、前記隙間75にある空気が膨張して、連結ピン80が外駒70のピン穴71内でピン穴71の開口側へずれてしまったり、場合によっては、連結ピン80が外駒70から外れてしまうことがあった。
そのため、従来は、図7に図示するような連結ピン85を使用して、バンド駒のピン穴の内壁と接触しない非接触面86を形成し、これによって、隙間にあって膨張した空気を逃がすことができて、上記不具合の発生を防止するようにしていた。なお、本願出願人による同様の開発技術として特許文献1がある。
特開2003−180415号公報
しかしながら、図7に図示するような従来の連結ピン85には、以下のような課題を有していた。
(1)連結ピン85は、バンド駒のピン穴に挿入するのが難しい。具体的には、連結ピン85とバンド駒のピン穴との間に摩擦(抵抗)が発生するために、簡単には挿入できない。万一、無理に連結ピン85をバンド駒のピン穴に挿入しようとすると、連結ピン85が屈曲してしまう場合もあるからである。このため、連結ピン85の挿入には、熟練した技術が必要となっている。
(2)連結ピン85とバンド駒のピン穴との寸法に高い精度が要求される。
(3)連結ピン85に非接触面86を形成するための加工が大変である。
上記課題を解決するために、第1の発明は、バンドを構成するバンド駒を連結させるための連結ピンであって、ピン長手方向の両端部に、バンド駒のピン穴の内壁と接触しない螺旋状の溝部を備えたことを特徴とするものである。
第2の発明は、溝部が湾曲状の凹型であることを特徴とする同連結ピンである。
第3の発明は、溝部が矩形状の凹型であることを特徴とする同連結ピンである。
第4の発明は、バンドを構成するバンド駒のピン穴に連結ピンを挿入してバンド駒の外駒どうしを連結させるバンド駒の連結構造であって、挿入された連結ピンと外駒のピン穴との間に、ピン穴長手方向に沿って螺旋状の非接触空間を有することを特徴とするものである。
本願発明によれば、以下のような効果を有する。
(1)連結ピンのピン長手方向の両端部に、バンド駒のピン穴の内壁と接触しない螺旋状の溝部を備えたことで、連結ピンとそれを挿通するバンド駒のピン穴との間に空気を逃がす逃がし空間が形成され、連結ピンとバンド駒とを熱処理した場合でも、隙間にあって膨張した空気を逃がし、連結ピンとバンド駒との溶接を確実に行うことができる。
(2)連結ピンのピン長手方向の両端部に螺旋状の溝部を備えたことで、バンド駒のピン穴に挿入するのが容易となる。すなわち、連結ピンとバンド駒のピン穴との間に発生する摩擦(抵抗)が分散するので、ピン穴に挿入しやすくなるのである。このため、連結ピンの挿入に、熟練した技術が必ずしも必要とはならない。
(3)連結ピンとバンド駒のピン穴とに高い寸法精度が要求されず、その寸法精度を緩和できる。
(4)連結ピンに螺旋状の溝部を形成するための加工が容易である。
本願発明の実施形態を示す説明図(1)。 本願発明の実施形態を示す説明図(2)。 本願発明の実施形態を示す説明図(3)。 本願発明の実施形態を示す説明図(4)。 従来の技術を示す説明図(1)。 従来の技術を示す説明図(2)。 従来の技術を示す説明図(3)。
図1は、本願発明の実施形態を示す説明図(1)であり、連結ピンの全体構造を示す。
図1に図示するように、断面略円形状の連結ピン10のピン長手方向の両端部に螺旋状の溝部11を備え、これが連結ピン10を挿通するピン穴の内壁と接触しない非接触部を構成する。このように、連結ピン10に螺旋状の溝部11を備えることで、連結ピン10とバンド駒(図示省略)を熱処理した場合でも、隙間にあって膨張した空気がこの溝部11を通過して外に排出されるので、連結ピン10とバンド駒との溶接を確実に行うことができる。なお、溝部11は、長さ15.0mm(図示aの寸法)の連結ピン10に対して、その端縁から2.5mm以上設けることが好ましい(図示bの寸法)。
図2は、本願発明の実施形態を示す説明図(2)であり、螺旋状の溝部を示す。
図2に図示するように、溝部11は、連結ピン10のピン長手方向の両端部に螺旋状に形成されるが、そのピッチ(図示cの寸法)は1.0〜1.5mm、好ましくは1.2mmが好ましい。溝11の幅(図3及び図4の図示dの寸法)は0.3〜0.4mm、深さ(図3及び図4の図示eの寸法)は0.15m(±0.05m)が好ましい。
図3及び図4は、本願発明の実施形態を示す説明図(3)及び(4)であり、溝部形状の例示である。
図3に例示した溝部11Aの形状は、湾曲状の凹型であることを特徴としている。
図4に例示した溝部11Bの形状は、矩形状の凹型であることを特徴としている。
なお、溝部11の形状は、図示されたものに限定されるものではない。
以上のような連結ピン10であれば、上記した連結ピン10とバンド駒との溶接を確実に行うことができることの他に、バンド駒の組み立て工程において、バンド駒のピン穴に挿入するのが容易となる(連結ピンとピン穴に発生する摩擦(抵抗)が分散するために、連結ピンの屈曲を防止できる)ので、熟練していない作業員でもバンド駒(ピン立てムク)の組み立て工程を行える。
また、連結ピン10とバンド駒のピン穴とに高い寸法精度が要求されず、その寸法精度を緩和できるので、連結ピンやバンド駒の製造効率が向上する。
さらに、自動旋盤機などを利用できるので、連結ピン10に螺旋状の溝部11を形成するための加工が極めて容易である。
以上のような効果を有していながらも、連結ピン10は、図7に図示したような従来の連結ピン85と同等のピン保持力を維持できる。なお、連結ピン10の材質はチタン製のものに限られず、ステンレス製(SS製)のものでも可能である。
本願発明の連結ピンは、金属製時計バンド、特にピン立てムク用の外駒連結ピンとして利用できるものであるが、これに限られるものではなく、広く金属製バンド類の連結ピンに利用できるものである。
10 連結ピン 11 溝部

Claims (4)

  1. バンドを構成するバンド駒を連結させるための連結ピンであって、ピン長手方向の両端部に、バンド駒のピン穴の内壁と接触しない螺旋状の溝部を備えた連結ピン。
  2. 溝部は湾曲状の凹型であることを特徴とする請求項1記載の連結ピン。
  3. 溝部は矩形状の凹型であることを特徴とする請求項1記載の連結ピン。
  4. バンドを構成するバンド駒のピン穴に連結ピンを挿入してバンド駒の外駒どうしを連結させるバンド駒の連結構造であって、挿入された連結ピンと外駒のピン穴との間に、ピン穴長手方向に沿って螺旋状の非接触空間を有するバンド駒の連結構造。
JP2017006669A 2017-01-18 2017-01-18 連結ピンおよびバンド駒の連結構造 Pending JP2018114104A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017006669A JP2018114104A (ja) 2017-01-18 2017-01-18 連結ピンおよびバンド駒の連結構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017006669A JP2018114104A (ja) 2017-01-18 2017-01-18 連結ピンおよびバンド駒の連結構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2018114104A true JP2018114104A (ja) 2018-07-26

Family

ID=62983443

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017006669A Pending JP2018114104A (ja) 2017-01-18 2017-01-18 連結ピンおよびバンド駒の連結構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2018114104A (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5801351A (en) * 1995-12-22 1998-09-01 Werthanor S.A. Method for welding hinge pins onto elements intended to form hinged links of a wristlet
JP3058276U (ja) * 1998-10-07 1999-06-18 セイコー株式会社 腕時計用バンド
JP2003180415A (ja) * 2001-12-17 2003-07-02 Bambi:Kk 連結ピン及びバンド駒の連結構造
JP2006304956A (ja) * 2005-04-27 2006-11-09 Citizen Watch Co Ltd 金属バンド

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5801351A (en) * 1995-12-22 1998-09-01 Werthanor S.A. Method for welding hinge pins onto elements intended to form hinged links of a wristlet
JP3058276U (ja) * 1998-10-07 1999-06-18 セイコー株式会社 腕時計用バンド
JP2003180415A (ja) * 2001-12-17 2003-07-02 Bambi:Kk 連結ピン及びバンド駒の連結構造
JP2006304956A (ja) * 2005-04-27 2006-11-09 Citizen Watch Co Ltd 金属バンド

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2016006516A1 (ja) ワイヤ保護シースの接続構造、連結部材、ワイヤ保護シース構造体、及びワイヤ保護シースの接続方法
JP5895648B2 (ja) ヘッド交換式切削工具
WO2013047472A1 (ja) 縫合針
JP5066438B2 (ja) 医療用縫合針
JP5831509B2 (ja) プレスフィット用コネクタ端子およびその製造方法
JP2016507711A (ja) 複合コイル形態を有するコイルバネ、コイルバネを用いるアセンブリ及び関連方法
JP5101383B2 (ja) 係止脚及びそれを用いたクランプ
JP5990459B2 (ja) 針に特徴部を設ける方法
JP2018114104A (ja) 連結ピンおよびバンド駒の連結構造
JP6382541B2 (ja) ワイヤ接合方法、調整部材、及び内視鏡用操作ワイヤ
JP2009095402A (ja) 装身用ボールチェーン及びその製造方法
JP5382340B2 (ja) ブラインドリベット
JP6984366B2 (ja) 玉軸受用波形保持器
US10980398B2 (en) Connection body including a wire for operating an endoscope
CN110114160B (zh) 金属板上的带翻边的扁平孔的加工方法
JP5979279B2 (ja) プレスフィット用コネクタ端子およびその製造方法
JP2009180347A (ja) ブラインドリベット
WO2018194021A1 (ja) リベット接合用金型
JP2008208899A (ja) ブラインドリベット
JP2008298187A (ja) ローラチェーン
JP2020020368A (ja) 凸形状部、凸形状部の製造方法、及び位置決め構造体
EP3205909B1 (en) Oil ring
JP2003180415A (ja) 連結ピン及びバンド駒の連結構造
JP2021142560A (ja) バーリング加工材の製造方法、バーリング加工用中子及びバーリング加工装置
JP2019096497A (ja) 圧着接続部材の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171101

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20181015

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181026

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20181221

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190225

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20190802