JP2018114104A - 連結ピンおよびバンド駒の連結構造 - Google Patents
連結ピンおよびバンド駒の連結構造 Download PDFInfo
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図5に示すように、バンド90を構成する外駒70,70と中駒60とにそれぞれ設けられたピン穴71,71,61に連結ピン80を挿入することで、外駒70,70と中駒80とが略凸字形に連結される。
(1)連結ピン85は、バンド駒のピン穴に挿入するのが難しい。具体的には、連結ピン85とバンド駒のピン穴との間に摩擦(抵抗)が発生するために、簡単には挿入できない。万一、無理に連結ピン85をバンド駒のピン穴に挿入しようとすると、連結ピン85が屈曲してしまう場合もあるからである。このため、連結ピン85の挿入には、熟練した技術が必要となっている。
(2)連結ピン85とバンド駒のピン穴との寸法に高い精度が要求される。
(3)連結ピン85に非接触面86を形成するための加工が大変である。
第2の発明は、溝部が湾曲状の凹型であることを特徴とする同連結ピンである。
第3の発明は、溝部が矩形状の凹型であることを特徴とする同連結ピンである。
第4の発明は、バンドを構成するバンド駒のピン穴に連結ピンを挿入してバンド駒の外駒どうしを連結させるバンド駒の連結構造であって、挿入された連結ピンと外駒のピン穴との間に、ピン穴長手方向に沿って螺旋状の非接触空間を有することを特徴とするものである。
(1)連結ピンのピン長手方向の両端部に、バンド駒のピン穴の内壁と接触しない螺旋状の溝部を備えたことで、連結ピンとそれを挿通するバンド駒のピン穴との間に空気を逃がす逃がし空間が形成され、連結ピンとバンド駒とを熱処理した場合でも、隙間にあって膨張した空気を逃がし、連結ピンとバンド駒との溶接を確実に行うことができる。
(2)連結ピンのピン長手方向の両端部に螺旋状の溝部を備えたことで、バンド駒のピン穴に挿入するのが容易となる。すなわち、連結ピンとバンド駒のピン穴との間に発生する摩擦(抵抗)が分散するので、ピン穴に挿入しやすくなるのである。このため、連結ピンの挿入に、熟練した技術が必ずしも必要とはならない。
(3)連結ピンとバンド駒のピン穴とに高い寸法精度が要求されず、その寸法精度を緩和できる。
(4)連結ピンに螺旋状の溝部を形成するための加工が容易である。
図1に図示するように、断面略円形状の連結ピン10のピン長手方向の両端部に螺旋状の溝部11を備え、これが連結ピン10を挿通するピン穴の内壁と接触しない非接触部を構成する。このように、連結ピン10に螺旋状の溝部11を備えることで、連結ピン10とバンド駒(図示省略)を熱処理した場合でも、隙間にあって膨張した空気がこの溝部11を通過して外に排出されるので、連結ピン10とバンド駒との溶接を確実に行うことができる。なお、溝部11は、長さ15.0mm(図示aの寸法)の連結ピン10に対して、その端縁から2.5mm以上設けることが好ましい(図示bの寸法)。
図2に図示するように、溝部11は、連結ピン10のピン長手方向の両端部に螺旋状に形成されるが、そのピッチ(図示cの寸法)は1.0〜1.5mm、好ましくは1.2mmが好ましい。溝11の幅(図3及び図4の図示dの寸法)は0.3〜0.4mm、深さ(図3及び図4の図示eの寸法)は0.15m(±0.05m)が好ましい。
図3に例示した溝部11Aの形状は、湾曲状の凹型であることを特徴としている。
図4に例示した溝部11Bの形状は、矩形状の凹型であることを特徴としている。
なお、溝部11の形状は、図示されたものに限定されるものではない。
さらに、自動旋盤機などを利用できるので、連結ピン10に螺旋状の溝部11を形成するための加工が極めて容易である。
Claims (4)
- バンドを構成するバンド駒を連結させるための連結ピンであって、ピン長手方向の両端部に、バンド駒のピン穴の内壁と接触しない螺旋状の溝部を備えた連結ピン。
- 溝部は湾曲状の凹型であることを特徴とする請求項1記載の連結ピン。
- 溝部は矩形状の凹型であることを特徴とする請求項1記載の連結ピン。
- バンドを構成するバンド駒のピン穴に連結ピンを挿入してバンド駒の外駒どうしを連結させるバンド駒の連結構造であって、挿入された連結ピンと外駒のピン穴との間に、ピン穴長手方向に沿って螺旋状の非接触空間を有するバンド駒の連結構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017006669A JP2018114104A (ja) | 2017-01-18 | 2017-01-18 | 連結ピンおよびバンド駒の連結構造 |
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Publications (1)
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JP2018114104A true JP2018114104A (ja) | 2018-07-26 |
Family
ID=62983443
Family Applications (1)
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JP2017006669A Pending JP2018114104A (ja) | 2017-01-18 | 2017-01-18 | 連結ピンおよびバンド駒の連結構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2018114104A (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5801351A (en) * | 1995-12-22 | 1998-09-01 | Werthanor S.A. | Method for welding hinge pins onto elements intended to form hinged links of a wristlet |
JP3058276U (ja) * | 1998-10-07 | 1999-06-18 | セイコー株式会社 | 腕時計用バンド |
JP2003180415A (ja) * | 2001-12-17 | 2003-07-02 | Bambi:Kk | 連結ピン及びバンド駒の連結構造 |
JP2006304956A (ja) * | 2005-04-27 | 2006-11-09 | Citizen Watch Co Ltd | 金属バンド |
-
2017
- 2017-01-18 JP JP2017006669A patent/JP2018114104A/ja active Pending
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