JP2018113894A - 害獣防護用網およびその使用方法 - Google Patents

害獣防護用網およびその使用方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 十分な強度と適度な柔軟性を有する防護用網を提供することと、その使用方法を提供し、害獣による被害の低減を実現する。【解決手段】 害獣防護用網1は、忌避剤を含有した樹脂を金属線材に被覆してなる線状部材10a〜10hによって構成され、所定方向に配置された複数の線状部材のそれぞれが隣接する線状部材の間で規則的かつ複数個所において相互に捻転された状態で係止されており、係止された領域を一つの辺とする六角形の網目20a〜30bが構成されている。使用方法は、同種の害獣防護用網を複数積層させるとともに、積層する側の害獣防護用網の網目を形成する六角形の辺によって、積層される側の害獣防護用網の六角形の内部を横断または縦断させ、侵入経路を積層体によって閉鎖する。【選択図】 図1

Description

本発明は、獣害の侵入を阻むための防護用網およびその使用方法であって、特に、齧歯類動物のように、物を齧る習性を有する動物のうち植物の成長や動物の飼育に害を及ぼすものの侵入を阻むための防護用網およびその使用方法に関するものである。
一般的に、野菜、果実および花卉などは、害虫による被害を回避するためにビニルハウスなどの施設内で栽培され、また、鶏や鶉などは、養鶏場または養鶉場において飼育されている。これらの施設内において栽培または飼育する場合には、外部からの侵入を概ね阻むことができるものであるが、僅かな隙間から侵入する小動物に対する防護が十分なものではなかった。
また、施設外において植物を栽培し、または家畜を飼育する場合は、フェンス等による遮蔽が可能であるとしても、カラスなどの飛来に対する防護が十分でなく、樹木に至っては、全く防御の方法はなく、野生動物による樹皮の破損や剥離の被害から防護すべき手段がなかった。
そこで、織物または編み物の基布として、当該織物または編み物の表面に樹脂組成物による鳥獣忌避層を形成するシート材(特許文献1参照)、または平織りされたメッシュシートを基布として、これを忌避剤が含有される軟質塩化ビニル樹脂ペースト組成物液内に浸漬して、基布の全体を前記樹脂で被覆する構成のメッシュシート(特許文献2参照)が提案されている。
他方において、電気コードなどがネズミによって齧られる被害を防止するために、繊維の編み物によって構成された網目状の芯材に忌避剤を含有する塩化ビニル樹脂を塗布する構成のシート体(特許文献3参照)が提案されている。
特開2013−95728号公報 特開2014−162757号公報 特開2015−8726号公報
前掲の各文献に開示されるシート材は、織物または編み物を基材として、これに忌避剤による忌避層を付加し、または塗布する構成とするものであった。しかしながら、織物または編み物の表面に忌避層を形成する形態(特許文献1)は、結果的に表面全体が熱可塑性樹脂によって覆われる状態となり、織物または編み物における特有の柔軟性を発揮することができず、所定の空隙率を有するメッシュ状の織物または編み物に対して、軟質塩化ビニル樹脂ペースト組成物液に忌避剤を含有して忌避層を形成する形態(特許文献2)においても、全体がメッシュ状となるとしても、その柔軟性を利用することはできなかった。
他方、繊維の編み物によって構成された網目状の芯材に忌避剤を含有する塩化ビニル樹脂を塗布する形態(特許文献3)は、前述の忌避層を形成するものに比べて柔軟性を維持させることができるものであるが、繊維による編み物を基材とするため、その編み糸の崩壊により、網目が拡大し得ることがあり、動物の侵入を防ぐことができなかった。そのため、電気コードを被覆する(齧りを防止する)ことを目的とすることに限定されていた。
しかし、害獣の侵入経路は、施設の内外を連絡するための僅かな貫通孔等(通気孔や配水管等)であり、本来は密閉されるべき部分でないことから、全面的に閉鎖させることができない。そのため、所定の空隙率を有するメッシュ状のシート材を用いることが要求される。ところが、当該メッシュ状のシート材が柔軟でなければ、侵入を防止すべき部分の形状に応じて変形させることができず、しかも、織物または編み物による本来の柔軟性を発揮させる場合は、強度が低く、害獣の齧りによる崩壊以外の要素によって破壊されることが懸念されていた。
また、これらの害獣は、往々にして何らかのウイルスを保持し、当該害獣を媒介してウイルスが人や家畜等に伝染することがある。鳥インフルエンザなどは、その最たるものである。しかし、前掲の従来技術では、害獣を媒介して伝染するウイルス等の侵入を防止できるものではなかった。
本発明は、上記諸点にかんがみてなされたものであって、その目的とするところは、十分な強度と適度な柔軟性を有する防護用網を提供することと、その使用方法を提供し、害獣による被害の低減を実現することである。
そこで、害獣防護用網に係る本発明は、忌避剤を含有した樹脂を金属線材に被覆してなる線状部材によって構成され、所定方向に配置された複数の該線状部材のそれぞれが隣接する該線状部材の間で規則的かつ複数個所において相互に捻転された状態で係止されており、該係止された領域を一つの辺とする六角形の網目が構成されていることを特徴とするものである。
上記構成によれば、網を構成する線状部材は、金属線材を被覆する樹脂に忌避剤が含有されていることから、齧歯類動物の齧り付きに対する忌避効果を発揮させることができる。そのうえ、基材となる金属線材は、それ自体の柔軟性により変形が可能であり、また、網目を形成するために、隣接する線状部材との間で相互に係止された領域が形成され、当該領域が網目の六角形の一つの辺を構成するものであるから、当該網目の形状が安定するものとなる。従って、害獣忌避効果を有する適宜な網目の網材によって、全体の形状を適宜変形させつつ、閉鎖すべき害獣の侵入経路を閉鎖するように設置することが可能となる。また、網目の形状が安定していることから、獣害による変形、特に網目の拡大を抑制し、害獣の侵入防護に効果を奏する。
害獣防護用網に係る本発明は、前記構成の発明において、前記忌避剤が、カプサイシン、わさび、マスタードおよびハーブの中から選択された一種類または複数の種類を混合したものとすることができる。
カプサイシンは、唐辛子の成分であり、わさび、マスタードおよびハーブと同様に、齧歯類動物の齧り付きにより、その辛み成分が作用するものであり、齧歯類動物の齧り付きが繰り返されることを防ぐことにより、網目の崩壊を抑止し得るものである。
また、害獣防護用網に係る本発明は、忌避剤として選択されるカプサイシン、わさび、マスタードおよびハーブについて、個別にマイクロカプセルに封入し、または、複数の種類を混合した状態でマイクロカプセルに封入してなる構成としてもよい。
上記構成によれば、忌避剤はマイクロカプセルに封入されていることから、網を素手によって触った場合であっても、忌避剤の成分が皮膚や粘膜へ付着することがなく、また、齧歯類動物による齧り付きの際には、マイクロカプセルが破壊され、封入された忌避剤が齧歯類動物に作用することとなる。
ここで、マイクロカプセルは、壁材としてメラミン樹脂やポリエステル樹脂などを使用することができ、概ね10μm〜30μm程度の粒子を形成させたものとすることができ、このマイクロカプセルに忌避剤を封入させるためには、忌避剤をアルコール系の溶媒を用いた溶液とし、この溶液を前述のマイクロカプセルによって被覆させるように構成するものがある。
さらに、害獣防護用網に係る本発明においては、前記樹脂が、表面にウイルス不活性能を有する物質を担持させたものを用いることが好ましい。具体的には、金属線材を被覆した状態の樹脂表面に、ウイルス不活性能物質を塗布するなどにより、担持させることによるものである。
上記構成によれば、齧歯類動物による侵入からの防護に加え、これらの動物が媒介するウイルスの侵入に対する抑止効果をも同時に発揮させることができる。すなわち、齧歯類動物は、基本的に、害獣防護用網によって侵入が阻まれ、当該網が設置された位置よりも施設等の内部まで侵入しないこととなるから、当該設置場所においてウイルスの不活性がなされれば、施設等の内側へのウイルスの侵入をも阻む効果を得ることができるのである。
ここで、ウイルス不活性能を有する物質としては、例えば、ヨウ化白金、ヨウ化パラジウム、ヨウ化銀、ヨウ化銅およびチオシアン酸銅から1種以上選択される物質があり、また、2−ヒドロキシ−1,3,5−トリアジンナトリウム、ジアミノベンゼンスルフォン酸ナトリウムおよび塩化ジデシルジメチルアンモニウムを共存させた液体を使用することもできる。
害獣防護用網の使用方法に係る本発明は、前記の害獣防護用網に係る発明を使用するものであって、同種の前記害獣防護用網を複数積層させるとともに、積層する側の該害獣防護用網の網目を形成する前記六角形の辺が、積層される側の該害獣防護用網の該六角形の内部を横断または縦断するように配置することにより、網目が有する中空領域を小さくした積層体を構成し、害獣の侵入経路を前記積層体によって閉鎖するように設置することを特徴とするものである。
上記構成によれば、害獣防護用網が形成する六角形の網目の大きさを自在に変更することができ、しかも、複数枚の網地が積層された状態となり、強度を向上させることができる。これにより、侵入を阻む対象となる獣害の大きさ等に応じて侵入経路を塞ぐことができる。
また、害獣防護用網の使用方法に係る本発明は、前記の害獣防護用網に係る発明を使用するものであって、単一の前記害獣防護用網を折り曲げることにより複数の網地を積層させるとともに、積層する側の該害獣防護用網の網目を形成する前記六角形の辺が、積層される側の該害獣防護用網の該六角形の内部を横断または縦断するように配置することにより、網目が有する中空領域を小さくした積層体を構成し、害獣の侵入経路を前記積層体によって閉鎖するように設置することを特徴とするものである。
上記構成によれば、連続する1枚状の害獣防護用網を折り曲げることにより複数の網地が積層された状態となるから、害獣防護用網が形成する六角形の網目の大きさを自在に変更することができる。また、獣害防護用網を構成する線状部材は、金属線材を使用するものであり、折り曲げた(塑性変形された)状態が維持されることとなり、積層された状態においても一枚の網地で構成され、その一体性が安定することとなる。なお、網地が複数によって積層された状態であるため、積層しない場合に比較すれば強度が向上することとなる。
さらに、害獣防護用網の使用方法に係る本発明は、前記の害獣防護用網に係る発明を使用するものであって、前記害獣防護用網を幾重にも折り曲げもしくは折り返し、またはロール状とし、略柱状体を設け、筒状に形成される害獣の侵入経路内に前記略柱状体を挿入することによって該侵入経路を閉鎖するように設置することを特徴とする害獣防護用網の使用方法。
上記構成によれば、雨水等の排水口のように開口部が外部に存在しないような連通部においても害獣防護用網によって閉鎖することができる。この場合、通水用でれば、水の流通を可能にしつつ害獣の侵入を阻み、通気用であれば、空気の流通を可能にしつつ獣害の侵入を阻むことができる。また、獣害の侵入経路において、適度な範囲に害獣防護用網を配置させることから、齧歯類動物による齧り付きに対する防護が可能であるとともに、樹脂にウイルス不活性能を有する物質を担持させた形態の害獣防護用網を使用する場合は、侵入経路の初期において、ウイルスの侵入を阻むような効果を得ることができる。
害獣防護用網の使用方法に係る本発明は、上記構成の発明において、前記略柱状体が、前記害獣防護用網を複数積層し、または単一の前記害獣防護用網を折り曲げて複数の網地を積層させてなる積層体によって構成されているものであってもよく、また、前記略柱状体が、折り曲げもしくは折り返し、またはロール状とした際に、隣接する前記害獣防護用網の間隔が、前記網目の大きさ、または前記積層体により小さくした中空領域の大きさよりも僅少な状態としてもよい。
上記構成によれば、網目の大きさおよび略柱状体が有する間隔を好適な状態とすることができることから、防護対象の害獣の大きさ等に応じて適宜変更が自在となる。特に、微小な動物の侵入に際しては、網目の大きさおよび間隙を適宜小さくすることによって、その侵入を阻むことが可能となる。
害獣防護用網に係る本発明によれば、金属線材を基材としつつ被覆した樹脂に忌避剤を含有させる構成により、変形可能かつ強度を有する網材を構成するとともに忌避剤による害獣の侵入に対して防護し得ることができる。さらに、金属線材を基材とする線状部材は、隣接して配置される相互間において捻転された係止する領域を有し、この係止領域を一つの辺とする六角形の網目を形成することから、形成される網目の形状が強固に維持されることとなり、かかる網目の変形による獣害の侵入を許容させることがないという特有の効果を奏するものである。さらに、ウイルス不活性能を有する物質を樹脂に担持させた構成の発明によれば、害獣そのものの侵入のみならず、害獣が媒介するウイルスの侵入に対する防護作用をも有することとなり、害獣に起因して発生する植物(作物)や動物(家畜)への被害を低減させることができる。
また、害獣防護用網の使用方法に係る本発明によれば、害獣防護用網が有する網目の大きさを、当該害獣防護用網を積層することにより、小さくしつつ使用できることとなり、防護対象とする害獣の大きさ等に応じて好適な状態による防護を可能にするものである。さらに、基材の金属線材は塑性変形自在であるため、折り曲げ等により、その全体形状を変更させることができるため、筒状開口部への挿入を可能とし、これらを侵入経路とする獣害に対する防御が可能となる。
害獣防護用網にかかる本発明の実施形態を示す説明図である。 線状部材の状態を示す説明図である。 線状部材の詳細を示す説明図である。 獣害防護用網の使用形態を示す説明図である。 獣害防護用網の使用形態を示す説明図である。 獣害防護用網の使用形態における折り曲げ方法を示す説明図である。 獣害防護用網の使用形態における折り曲げ方法を示す説明図である。 獣害防護用網の他の使用形態を示す説明図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、害獣防護用網にかかる実施形態の概要を示す図である。この図に示されるように、本実施形態の網1は、複数の線状部材10a,10b,・・・によって、六角形の網目20a,20b・・・30a,30b・・・を形成した構成となっている。
これら六角形の網目20a,・・・は、複数の線状部材10a,・・・が隣接する相互間において、部分的に係止させることによって構成されるものであり、係止される領域(係止領域)21a,22aでは、相互に捻転する(同時に軸回りに捻る)ことにより、個々が螺旋状を形成し、絡み合って係止される状態となっている。複数回(具体的には偶数回)の捻転により、個々の線状部材10a,・・・は、全体として同じ方向へ(図の紙面上部から下部へ)連続することとなり、一般的な網地のように素線が斜め方向に連続させないようになっている。なお、図は、2回捻転させた状態を例示している。
また、これらの網目20a,・・・を形成する六角形は、係止領域21a,22aを一辺(対向する両辺)としつつ、線状部材10a,・・・を斜状に折曲させた折曲領域11b,11c,12b,12cを残りの辺として構成している。すなわち、各線状部材10a,・・・は、左右に折曲されつつ部分的に捻転されることにより、直線状に連続するものではなく、折曲領域11b〜12cまたは係止領域21a,22aのいずれかを形成するような状態で連続しているのである。従って、六角形状の網目20a,・・・は、一方向(例えば、図中横方向)に揃って整列して連続的に形成され、次順位の列(例えば、図中下位の列)は、六角形の幅寸法の1/2だけ横方向にずれた状態で同様に整列しており、これらの複数の列によって、同様の構成が繰り返し整列されるものである。
ところで、上記網目20a,・・・を構成する線状部材10a,・・・を分離した状態を図2に示す。図は代表的に4本の線状部材10a,10b,10c,10dを示している。この図に示されるように、各線状部材10a〜10dは、折曲領域11b〜12cのように斜状に折曲された部分と、捻転により係止に供される係止領域21a,22aが形成されるが、これらの領域を形成する(変形する)前は、線状部材10a〜10dは直線状としたものであり、これを平行に配置した後各領域を形成(変形)したものである。
つまり、各線状部材10a〜10dは、その軸線を平行にしつつ、その軸線を所定方向(図中上下方向)にして配置し、隣接する線状部材10a〜10dの相互間において、規則的な間隔を有して複数の位置で係止させるように、適宜変形することにより、複数の網目が規則的に配置された網目構造を形成させているのである。
なお、図2において、捻転した部分(係止領域)11b〜12cは、単独で螺旋形状として示しているが、これは、図示の便宜のためであり、現実には隣接の係止領域とともに捻転されることから、各線状部材10a〜10dが、図示の状態で分離されるものではない。
ここで、網目の詳細について説明する。図3(a)は、六角形状の網目20aを拡大した図である。この図に示すように、一つの網目20aは、係止領域21a,22aを対向する二つの辺とし、他の4つの辺は、折曲領域11b〜12cによって、六角形を形成している。係止領域21a,22aは、隣接する線状部材の間で2回の捻転により、適度な長さ範囲に至って形成されている。そして、この係止領域21a,22aの長さを基準に六角形を略正六角形となるように、折曲領域11b〜12cの長さを決定することにより、網目の大きさを調整することができる。
本実施形態では、1辺の長さ(六角形の内側における長さ)を10mmとして構成しており、正六角形と仮定すれば、対角線の長さが20mmとなり、対向する辺の間隔は、20(√2)であり約=14mmとなる。この程度の間隔で六角形を形成すれば、カラスの侵入は不可能となり、さらに、ネズミの侵入についても概ね防止できる。さらに、子ネズミの侵入を阻む際には、六角形の各辺の長さ(基準となる係止領域の長さ)を小さくすることにより、網目の大きさを小さくすればよい。
さらに、図3(b)および(c)に示すように、上記のような網目を構成する線状部材10は、金属線材2を樹脂3で被覆したものである。金属線材2は、いわゆる針金と称される鉄製ワイヤが使用され、塑性変形が容易なものを使用している。なお、対象とすべき害獣に応じて好適な径のワイヤを選択することにより、所望の強度を得ることができる。
樹脂3には忌避剤4を含有することにより、齧歯類動物による齧り付きを防止している。齧歯類動物とは、ネズミやリスに代表される動物であるが、特に害獣としてのネズミの侵入を防止するために、忌避剤を含有する樹脂で被覆することが好適である。すなわち、ネズミが侵入に際して防護用網を齧ることにより、忌避剤に接触し、これによりネズミを接近させない効果を得ることができるのである。
また、鳥類、特にカラスなどにおいては、手足を使用することができないことから、くちばしを使用して防護用網を移動し、または変形させることがあるため、忌避剤を含有する樹脂をくちばしで突っつくことにより、くちばしが忌避剤に接触し、鳥類の接近をも回避させ得る効果が期待できる。
ところで、忌避剤としては、カプサイシン、わさび、マスタードおよびハーブの中から選択された一種類または複数の種類を混合したものがある。これらのうち、カプサイシンは、唐辛子成分であり、齧歯類動物に対する忌避効果は有効である。また、ハーブとしては、ローズマリー、セージ、タイム、オレガノなどの香草類があり、これらは、特有の臭気および刺激味を有するため、齧歯類動物でなくとも甘噛み状態による忌避効果が期待できるものである。少なくともカプサイシンとハーブの双方を含有させることにより、齧歯類動物および甘噛みするような動物を忌避させる効果がある。
害獣防護用網にかかる本発明の実施形態は上記のとおりであり、鉄製ワイヤ等の金属線材に樹脂を被覆した線状部材によって構成された防護用網は、十分な強度を有し、変形による害獣の侵入を阻むことができるうえ、適度な柔軟性(変形容易性)を有することから、侵入経路の形状に応じて、適宜変更させることができる。
なお、上記実施形態は、害獣防護用網に係る本発明の一例を示すものであって、本発明が上記実施形態に限定される趣旨ではない。すなわち、上記実施形態の一部を変更し、または付加することは可能である。例えば、係止領域における線状部材の捻転について、実施形態においては2回としたが、これ以上(例えば3回)の捻転を施してもよい。なお、2.5回の捻転の場合は、線状部材が同じ方向に連続して配置されないため、図示(図1参照)の防護用網に対して斜めに配置されることとなり、製造上多少の複雑さはあるものの製造は可能である。
また、他の実施形態としては、金属線材2を被覆する樹脂3の表面に、ウイルス不活性能を有する物質を担持させるものがある。ウイルス不活性能を有する物質としては、例えば、ヨウ化白金、ヨウ化パラジウム、ヨウ化銀、ヨウ化銅およびチオシアン酸銅から1種以上選択される物質がある。そのほかにも、繊維構造物に対し、2−ヒドロキシ−1,3,5−トリアジンナトリウム、ジアミノベンゼンスルフォン酸ナトリウムおよび塩化ジデシルジメチルアンモニウムを共存させた溶液を含浸させてなるものもある(特許第4832573号)。
これらの物質を接着剤とともに樹脂3の表面に塗布し、または、これらの物質が含浸された繊維構造物によって、さらに樹脂3を被覆するなどにより、ウイルス不活性能を有する物質を樹脂3の表面に担持させることができる。これにより、樹脂表面に接したウイルスは不活性化され、また、菌類の増殖を抑え、または菌類の死滅を促すことができる。従って、害獣を媒介とするウイルスの侵入を阻む効果をえることができるのである。また、害獣とは言えない鳥類等によって媒介される鳥インフルエンザウイルスの侵入を阻む効果が期待できるのである。
次に、使用方法に係る本発明の実施形態について説明する。図4および図5は、使用方法の一例を示すものである。防護対象とする害獣の種類に応じて、網目の大きさを変化させた複数の種類を作製することでもよいが、防護用網1の網目の基準の大きさを統一し(一種類とし)、これを重ねることにより網目の大きさを小さくして使用することも可能である。基準となる網目の大きさについては、例えば、前述のように、網目を正六角形と仮定し、1辺を10mmとする場合、対角線の長さが20mmとなる。そこで、図4に示すように、第1の防護用網1Aの網目20Aに対し、その対角線方向に1/2程度に位置を異ならせた状態で、第2の防護用網1Bの網目20Bを積層することにより、第2の網目20Bを構成する線状部材10Bが第1の網目10Aの中間に配置できる。これにより、対角線方向の網目の長さは約半分の約10mmとすることができる。
また、同様に、正六角形の1辺が10mmの場合、対向する係止領域間の間隔は約14mmとなっている。そこで、図5に示すように、第1の防護用網1Aの網目20Aに対し、その対向する係止領域21A,22Aの中間に、第2の防護用網1Bの係止領域21Bが配置されるように、第2の防護用網1Bを積層することにより、係止領域21A,22Aの間隙を約1/2の約7mmとすることができる。
これらの積層により、重ね合わせた状態における全体の網目の大きさ(網目が有する中空領域の範囲)は、当初の大きさを小さくした状態となり、対象とする害獣の大きさによって異なる網目の構成とすることなく、単一の網目によって種々の大きさの害獣に対する侵入防護用の網として使用することができる。
なお、上記実施形態は、2枚の防護用網1A,1Bを重ねた状態について説明したが、積層位置を少しずつ変化させ、3枚以上の防護用網を積層することも可能である。また、網目の対角線方向への位置の変化と、対向する係止領域方向への位置の変化とを組み合わせて3枚以上を積層してもよい。
ところで、防護用網の積層については、分離した(個別の)複数の網を単純に積層してもよいが、連続する1枚の網を折り曲げることにより、網目をずらせて積層することも可能である。例えば、図6に示すように、係止領域21,22の一部またはその端部から線状部材を折り曲げるように折曲位置Xを設定することにより、第1の網1Aに対し、その網目20Aの対角線方向の中間に線状部材10Bを配置させた積層状態を形成することができる。
また、図7に示すように、係止領域21が一列に配置される線Y1と、これに最も接近する係止領域23が一列に配置される線Y2とを、それぞれ折曲位置とし、これを軸として折曲することにより、第1の網1Aに対し、その係止領域21A,22Aの中間に第2の網1Bの係止領域21Bを配置させた積層状態を形成し得る。なお、この折り曲げ方法の場合には、平行な二本の折曲位置Y1,Y2により、二箇所で折り曲げるため、折曲部分は局所的に密着できない部分も形成されるが、積層された状態のほぼ全域においては、網目の大きさ(網目が有する中空領域の範囲)を小さくすることができる。
なお、上記のような折曲による網の積層に際しても、複数回の折り曲げを行うことにより、3枚以上の網を積層させた状態とすることができる。この場合、複数の折曲位置を僅かに変更することにより、網目の大きさ(網目が有する中空領域の範囲)を更に小さくすることができる。このとき、折り曲げる方向を同じにすることもできるが、第2回目の折り曲げ方向を反対にして折り返すことによっても同様に3枚以上の積層体を形成することができる。
さらに、上記のような折り曲げまたは折り返しを多数回行うことにより、多数に積層された積層体を形成することもでき、折り曲げられる個々の網の幅をほぼ均等にする場合には、全体形状を直方体または立方体とする略角柱状の積層体を構成することも可能となる。
また、上述の防護用網1は、変形容易であるため、図8(a)に示すように、ロール状を形成させることも可能である。このようなロール状形成体Rは、中心部分から周辺部分までを積層した状態とすること、または相互の間隔Hをほぼ均等とすることにより、全体形状を円柱状とすることができる。このように、ロール状(円柱状)とした網の間隔Hが適度に小さければ、害獣の侵入を阻むことができることから、配管等により形成される円形空間に挿入することにより、害獣の侵入防止に寄与させることができる。また、ロール状形成体Rを円形空間に挿入した場合、その円形空間の入口(または出口)には網を構成する線状部材が配置されることとなる。さらに、線状部材は、前述のように、忌避剤を有する樹脂によって被覆されていることから、侵入しようとする害獣が齧歯類動物である場合に、その齧り付きによる忌避も可能となる。
なお、折り曲げもしくは折り返しによる角柱状、またはロール状による円柱状の柱状体は、1枚の防護用網によって構成してもよいが、予め積層してなる複数枚の積層体を使用してもよい。また、柱状体を挿入して害獣の侵入を防止する場合、配管等が排水用または吸排気用であるとしても、挿入される柱状体は、網目構造であるため、気体および液体の通過が容易であり、排水等に支障を生じさせないことは説明するまでもない。
さらに、防護用網1は変形容易であるため、図8(b)に示すように、樹木の周囲を覆うように設置することも可能である。シカやクマなどは、樹木の樹皮を齧ることがあるため、これらの行為から樹皮を防護するために、樹木の周囲に防護用網1を設置するのである。樹木に巻き付けられた防護用網は、末端をワイヤ等で連結するか、また周囲数ヶ所を金属製ワイヤWで縛るような方法で固定することができる。この場合においても、樹皮を被覆する防護用網1は1枚に限定されるものではなく、複数を積層しつつ被覆することができる。そして、その積層の状態は、網目の大きさを小さくするような状態で積層することも可能である。
なお、防護用網1を構成する線状部材は、前述のように針金等の金属線材を基材とするものであり、このような針金は、最も細いもので外径0.0254mmから市販されており、適宜必要な用途に応じて外径数mmのものまで製造されている。従って、ネズミ等の齧歯類動物からの防護用としては、外径約0.5mm程度の針金を使用すればよいが、樹皮の防護用については、外径1.5〜2.0mmの針金を用いた線状部材によって防護用網を構成することも可能である。
以上のように、害獣防護用網に係る実施形態によれば、忌避剤を含有する樹脂によって被覆させた線状部材の存在により、齧歯類動物の侵入を阻むことができ、ウイルス不活性能を有する物質の担持により、ウイルス侵入に対しても効果を発揮させることができる。他方、使用方法に係る実施形態によれば、網目の大きさ(網目が有する中空領域の範囲)を変化させる(小さくする)ことができることから、単一または極めて少ない種類の防護用網を製造することにより、各種の害獣から防護し得る網の使用を可能にするものである。
1,1A,1B 害獣防護用網
2 金属線材
3 樹脂
4 忌避剤
10a,10b,10c,10d,10e,10f,10g,10h 線状部材
11b,11c,12b,12c 折曲領域
20a,20b,20c,30a,30b,40a,40b,40c,50a,50b,60a,60b,60c,70a,70b,20A,20B 網目
21,22,23,21a,22a,21A,22A 係止領域
H 間隙
R 柱状体
T 樹木
X,Y1,Y2 折曲位置

Claims (10)

  1. 忌避剤を含有した樹脂を金属線材に被覆してなる線状部材によって構成され、所定方向に配置された複数の該線状部材のそれぞれが隣接する該線状部材の間で規則的かつ複数個所において相互に捻転された状態で係止されており、該係止された領域を一つの辺とする六角形の網目が構成されていることを特徴とする害獣防護用網。
  2. 前記忌避剤は、カプサイシン、わさび、マスタードおよびハーブの中から選択された一種類または複数の種類を混合したものである請求項1に記載の害獣防護用網。
  3. 前記忌避剤は、カプサイシン、わさび、マスタードおよびハーブの中から選択されるものについて、個別にマイクロカプセルに封入し、または、複数の種類を混合した状態でマイクロカプセルに封入してなる請求項2に記載の害獣防護用網。
  4. 前記樹脂は、表面にウイルス不活性能を有する物質を担持させてなる請求項1ないし3のいずれかに記載の害獣防護用網。
  5. 前記六角形の網目は、該六角形を形成する6つの辺のうち、対向する3組の辺の間隔を12mm〜20mmとしてなる請求項1ないし4のいずれかに記載の害獣防護用網。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載の害獣防護用網の使用方法であって、同種の前記害獣防護用網を複数積層させるとともに、積層する側の該害獣防護用網の網目を形成する前記六角形の辺が、積層される側の該害獣防護用網の該六角形の内部を横断または縦断するように配置することにより、網目が有する中空領域を小さくした積層体を構成し、害獣の侵入経路を前記積層体によって閉鎖するように設置することを特徴とする害獣防護用網の使用方法。
  7. 請求項1ないし5のいずれかに記載の害獣防護用網の使用方法であって、単一の前記害獣防護用網を折り曲げることにより複数の網地を積層させるとともに、積層する側の該害獣防護用網の網目を形成する前記六角形の辺が、積層される側の該害獣防護用網の該六角形の内部を横断または縦断するように配置することにより、網目が有する中空領域を小さくした積層体を構成し、害獣の侵入経路を前記積層体によって閉鎖するように設置することを特徴とする害獣防護用網の使用方法。
  8. 請求項1ないし5のいずれかに記載の害獣防護用網の使用方法であって、前記害獣防護用網を幾重にも折り曲げもしくは折り返し、またはロール状として、略柱状体を設け、筒状に形成される害獣の侵入経路内に前記略柱状体を挿入することによって該侵入経路を閉鎖するように設置することを特徴とする害獣防護用網の使用方法。
  9. 前記略柱状体は、前記害獣防護用網を複数積層し、または単一の前記害獣防護用網を折り曲げて複数の網地を積層させてなる積層体によって構成されている請求項8に記載の害獣防護用網の使用方法。
  10. 前記略柱状体は、折り曲げもしくは折り返し、またはロール状とした際に、隣接する前記害獣防護用網の間隔が、前記網目の大きさ、または前記積層体により小さくした中空領域の大きさよりも僅少な状態としている請求項8または9に記載の害獣防護用網の使用方法。
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