JP2003061554A - 小動物忌避用具 - Google Patents

小動物忌避用具

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JP2003061554A
JP2003061554A JP2001256814A JP2001256814A JP2003061554A JP 2003061554 A JP2003061554 A JP 2003061554A JP 2001256814 A JP2001256814 A JP 2001256814A JP 2001256814 A JP2001256814 A JP 2001256814A JP 2003061554 A JP2003061554 A JP 2003061554A
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repellent device
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frame
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Hiroaki Kishi
弘明 岸
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Abstract

(57)【要約】 【課題】配置作業及び効果の維持に手間がかからず、人
の進行を阻害せず、少ない費用で小動物を忌避する。 【解決手段】小動物忌避用具1は、小動物に対して忌避
効果を発揮する形状の樹脂糸を網状に形成した網状体2
と、この網状体2の周縁部に取り付けた状態で、地面に
固定することが可能な複数の固定具3とから構成されて
いる。前記網状体2は全体の平面形状が長方形に形成さ
れている。前記網状体2の周縁部にはフレーム4が取り
付けられている。フレーム4は、網状体2の形を安定さ
せている。前記固定具3は、基端側がリング状に湾曲さ
れてフレーム4を挟み込むことで、フレーム4に取り付
ける取り付け部31となっている。前記固定具3の取り
付け部31より先端側は、下方向に向いて地面に突き刺
される足32を設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、小動物を忌避する
小動物忌避用具に係り、特に低コストで小動物を忌避で
きる小動物忌避用具に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、子供の遊び場、特に砂場や、農作
物生産地等において、小動物、特に猫類が排泄した糞尿
による汚濁、大腸菌、回虫卵などによる汚染が大きな社
会問題となっている。
【0003】このことに対応して、従来から小動物の侵
入による被害を防ぐための小動物忌避方法が各種考案さ
れている。
【0004】このような従来の小動物忌避方法のうち小
動物忌避剤を散布する方法では、定期的に小動物忌避剤
を塗布、または散布する。
【0005】他の従来方法としては、進入防止用の常設
網、フェンス、シャッター等を設置する方法がある。
【0006】さらに他の方法として、有刺鉄線等をつか
った網も考案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したような従来の
小動物の侵入を防止する小動物忌避方法の内、小動物忌
避剤を散布する方法では、経済的、または労力的な負担
があり、小動物忌避効果が持続せず安定しなかった。
【0008】進入防止用の常設網、フェンス、シャッタ
ー等を設置する方法では、一時的、あるいは繰り返し多
種な場所への設置は困難であった。
【0009】有刺鉄線等をつかった網では、人の進行ま
でも阻害してしまうという問題があった。
【0010】本発明は、これらの事情に鑑みてなされた
ものであり、配置作業及び効果の維持に手間がかから
ず、人の進行を阻害せず、少ない費用で小動物を忌避で
きる小動物忌避用具を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
請求項1に記載の小動物忌避用具は、小動物に対して忌
避効果を発揮する形状の樹脂糸を網状に形成した網状体
と、この網状体の周縁部に取り付けた状態で、地面に固
定することが可能な固定具と、を具備したことを特徴と
する。
【0012】請求項2に記載の小動物忌避用具は、請求
項1に記載の小動物忌避用具であって、前記固定具は、
下方向に向いて地面に突き刺される足を有することを特
徴とする。
【0013】請求項3に記載の小動物忌避用具は、請求
項1または2に記載の小動物忌避用具であって、前記網
状体の周縁部にフレームを取り付けることで、前記網状
体の形を安定させることを特徴とする。
【0014】請求項4に記載の小動物忌避用具は、請求
項3に記載の小動物忌避用具であって、前記フレーム
は、前記網状体よりも曲がり難い紐であることを特徴と
する。
【0015】請求項5に記載の小動物忌避用具は、請求
項3または4に記載の小動物忌避用具であって、前記固
定具は前記フレームに取り付けたことを特徴とする。
【0016】請求項6に記載の小動物忌避用具は、小動
物に対して忌避効果を発揮する形状の樹脂糸を網状に形
成した網状体と、この網状体を壁または柵に固定する固
定具と、を具備したことを特徴とする。
【0017】請求項7に記載の小動物忌避用具は、請求
項1乃至6のいずれか一に記載の小動物忌避用具であっ
て、前記樹脂糸には、螺旋状または波状に形状記憶をし
たものを用いたことを特徴とする。
【0018】請求項8に記載の小動物忌避用具は、請求
項1乃至7のいずれか一に記載の小動物忌避用具であっ
て、前記網状体は、前記樹脂糸を複数本より込んで網状
に形成したことを特徴とする。
【0019】請求項9に記載の小動物忌避用具は、請求
項1乃至8のいずれか一に記載の小動物忌避用具であっ
て、前記網状体に粘着物質を塗布したことを特徴とす
る。
【0020】請求項10に記載の小動物忌避用具は、請
求項1乃至9のいずれか一に記載の小動物忌避用具であ
って、前記網状体に高分子忌避剤を塗布したことを特徴
とする。
【0021】請求項11に記載の小動物忌避用具は、請
求項10に記載の小動物忌避用具であって、前記高分子
忌避剤はリモネンであることを特徴とする。
【0022】請求項12に記載の小動物忌避用具は、請
求項1乃至11のいずれか一に記載の小動物忌避用具で
あって、前記樹脂糸はナイロン糸であることを特徴とす
る。
【0023】請求項13に記載の小動物忌避用具は、請
求項1乃至11のいずれか一に記載の小動物忌避用具で
あって、前記樹脂糸は生分解可能な物質で作られた糸で
あることを特徴とする。
【0024】請求項1乃至13に記載の構成によれば、
網状体は、小動物に対して忌避効果を発揮する形状の樹
脂糸を網状に形成し、この網状体を固定具により地面、
壁または柵に固定しているので、配置作業及び効果の維
持に手間がかからず、人の進行を阻害せず、少ない費用
で小動物を忌避できる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1乃至図3は本発明の第1の実
施の形態に係り、図1は小動物忌避用具の斜視図、図2
は小動物忌避用具を地面に固定した場合の斜視図、図3
は小動物忌避用具の網状体を拡大して示す斜視図であ
る。
【0026】図1において、小動物忌避用具1は、小動
物に対して忌避効果を発揮する形状の樹脂糸を網状に形
成した網状体2と、この網状体2の周縁部(本実施の形
態の場合、長辺側周縁部)に取り付けた状態で、地面に
固定することが可能な複数の固定具3とから構成されて
いる。
【0027】前記網状体2は全体の平面形状が長方形に
形成されている。前記網状体2の周縁部にはフレーム4
が取り付けられている。フレーム4は、網状体2の形を
安定させている。
【0028】前記固定具3は、鉄で形成されており、基
端側がリング状に湾曲されてフレーム4を挟み込むこと
で、フレーム4に取り付ける取り付け部31となってい
る。前記固定具3の取り付け部31より先端側は、下方
向に向いて図2に示す地面5に突き刺される足32を設
けている。
【0029】図3に示すように、網状体2は、横の樹脂
糸21を複数より込んだ束22と縦の樹脂糸23を複数
より込んだ束24で網目を形成したものである。横の樹
脂糸21は比較的波長が短い波状に形状記憶されて形成
されている。縦の樹脂糸23は比較的波長が長い波状に
形状記憶されて形成されている。縦の樹脂糸23の束2
4は、横の樹脂糸21の束22の樹脂糸21の隙間に挿
入されている。これにより、網目の形を崩れないように
している。網状体2の最も外周となる横の樹脂糸21の
束22と一つ内側の束22の間の縦の樹脂糸23はルー
プ形状となっており、このループ形状にフレーム4が通
されるようになっている。フレーム4は前記網状体2よ
りも曲がり難いナイロン製の紐となっている。なお、フ
レーム4は、金属、プラスチックからなる棒状部材等で
もよい。
【0030】ここで、小動物、特に猫類はその足に粘着
性、または引っかかり感のある異物が付着したり、絡ま
ったりすることに、非常に嫌悪感を覚えるという習性を
もっている。
【0031】小動物忌避用具1を使用する場合、図2に
示すように、小動物(忌避対象動物、特に猫類)の進入
を防止したい場所の地面5に網状体2に敷き、固定具3
の図1に示した足32を地面5に突き刺し、取り付け部
31のみ地面5から露出した状態にする。この状態で猫
等の小動物が網状体2に足を踏み入れると、横の樹脂糸
21と縦の樹脂糸23が波状に形成されているため、樹
脂糸21や樹脂糸23に足、特に爪にひっかかりが引っ
掛かり嫌悪感を受けることになり、小動物は、それ以上
の進入をしなくなり、網状体2から離れる。これによ
り、網状体2は小動物に対して忌避効果を発揮する。こ
れにより小動物、特に猫類の侵入による被害を防ぐこと
ができる。
【0032】以上、説明したように本実施の形態によれ
ば、網状体2は、小動物に対して忌避効果を発揮する形
状の樹脂糸21,23を網状に形成し、この網状体2を
固定具3により地面に固定しているので、配置作業及び
効果の維持に手間がかからず、また、網状体2を地面5
に敷いたので人の進行を阻害せず、転倒することもな
く、少ない費用で小動物を忌避できる。
【0033】図4及び図5は本発明の第2の実施の形態
に係り、図4は小動物忌避用具の斜視図、図5は小動物
忌避用具を地面に固定した場合の斜視図である。図4及
び図5の実施の形態において、図1乃至図3の実施の形
態と同様の構成要素に同じ符号を付して説明を省略して
いる。
【0034】図4及び図5に示すように、小動物忌避用
具6は、図1と同様の網状体2と、この網状体2の周縁
部に取り付けた状態で、地面に固定することが可能な複
数の固定具7とから構成されている。
【0035】固定具7は、網状体2のフレーム4に取り
付ける網状体側取り付け部71と、地面5に取り付ける
地面取り付け部73とをワイヤ74を介して接続した構
造になっている。
【0036】網状体側取り付け部71は、リング状に湾
曲されてフレーム4を挟み込んで取り付けるとともに、
ワイヤ74の一端側が結びつけられている。
【0037】地面取り付け部73は、鉄で形成されてお
り、基端側がリング状に湾曲されて取り付け部75が形
成されている。取り付け部75にはワイヤ74の他端側
が結びつけられている。前記固定具7の取り付け部75
より先端側は、下方向に向いて図5に示す地面5に突き
刺される足72を設けている。
【0038】このような第2の実施の形態によれば、図
1及び図3に示した実施の形態と同様の効果が得られる
とともに、固定具7は、網状体側取り付け部71と地面
取り付け部73とをワイヤ74を介して接続する構造に
なっているので、固定具7を地面に取り付ける位置の自
由度が高まるという効果も得られる。
【0039】図6及び図7は本発明の第3の実施の形態
に係り、図6は小動物忌避用具の斜視図、図7は小動物
忌避用具を地面に固定した場合の斜視図である。図6及
び図7の実施の形態において、図1乃至図3の実施の形
態と同様の構成要素に同じ符号を付して説明を省略して
いる。
【0040】図6及び図7に示すように、小動物忌避用
具8は、図1と同様の網状体2と、この網状体2の周縁
部に取り付けた状態で、地面に固定することが可能な複
数の固定具9とから構成されている。
【0041】固定具9は、フレーム4に取り付けるリン
グ状の網状体側取り付け部91と、地面5に取り付ける
地面取り付け部93とを有している。
【0042】網状体側取り付け部91は、比較的大きな
リング状に湾曲されて形成ており、このリングの中にフ
レーム4を通すことでフレーム4を取り付けるようにな
っている。
【0043】地面取り付け部93は、鉄で形成されてお
り、基端側がフック状に湾曲されてフック部94が形成
されており、フック部94は網状体側取り付け部91を
係止可能になっている。前記固定具9のフック部94よ
り先端側は、下方向に向いて図7に示す地面5に突き刺
される足92を設けている。
【0044】このような第3の実施の形態によれば、図
1及び図3に示した実施の形態と同様の効果が得られる
とともに、地面取り付け部93のみ地面に固定しておけ
ば、網状体2を容易に地面5に配置したり地面5から外
したりすることができるので、時間帯や季節に応じて網
状体2を地面5に配置したり地面5から外したりする場
合に非常に便利なものになる。
【0045】図8乃至図10は本発明の第4の実施の形
態に係り、図8は小動物忌避用具の斜視図、図9は小動
物忌避用具を地面に固定した場合の斜視図、図10は小
動物忌避用具の網状体を拡大して示す斜視図である。図
8乃至図10の実施の形態において、図1乃至図3の実
施の形態と同様の構成要素に同じ符号を付して説明を省
略している。
【0046】図8及び図9において、小動物忌避用具1
01は、網状体102の周縁部に複数の固定具3を直接
取り付けたものである。網状体102には、図1に示し
たフレーム4を取り付けていない。
【0047】図10に示すように、網状体102の最も
外周となる横の樹脂糸21の束22と一つ内側となる束
22の間の縦の樹脂糸23は他の場所の樹脂糸23と同
様になっている。
【0048】このような実施の形態によれば、図1乃至
図3に示した実施の形態よりも網状体102の形を安定
させにくくなるが、構造が簡単になるので製造コストを
低減できる。他の効果については、図1乃至図3に示し
た実施の形態と同様である。
【0049】図11及び図12は本発明の第5の実施の
形態に係り、図11は小動物忌避用具の斜視図、図12
は小動物忌避用具を地面に固定した場合の斜視図であ
る。図11及び図12の実施の形態においては、図4及
び図5の実施の形態と同様の構成要素に同じ符号を付し
て説明を省略している。
【0050】図11及び図12示すように、小動物忌避
用具106は、図8と同様の網状体102の周縁部に図
4及び図5に示した複数の固定具7を直接取り付けたも
のである。
【0051】このような実施の形態によれば、図4及び
図5に示した実施の形態よりも網状体102の形を安定
させにくくなるが、構造が簡単になるので製造コストを
低減できる。他の効果については、図4及び図5に示し
た実施の形態と同様である。
【0052】図13及び図14は本発明の第6の実施の
形態に係り、図13は小動物忌避用具の斜視図、図14
は小動物忌避用具を地面に固定した場合の斜視図であ
る。図13及び図14の実施の形態においては、図6及
び図7の実施の形態と同様の構成要素に同じ符号を付し
て説明を省略している。
【0053】図13及び図14示すように、小動物忌避
用具108は、図8と同様の網状体102の周縁部に図
6及び図7に示した複数の固定具9を直接取り付けたも
のである。
【0054】このような実施の形態によれば、図6及び
図7に示した実施の形態よりも網状体102の形を安定
させにくくなるが、構造が簡単になるので製造コストを
低減できる。他の効果については、図6及び図7に示し
た実施の形態と同様である。
【0055】図15乃至図17は図1乃至図14に示し
た網状体2,102として適用可能な網目の第1乃至第
3の例についてそれぞれ示す平面図である。
【0056】図15において、第1の例の網状体211
は、横の樹脂糸の束22と縦の樹脂糸の束24で網目を
形成したものであり、横の樹脂糸の束22は網状体21
1の外形の長辺側周縁部213と平行に配置され、縦の
樹脂糸の束24は網状体212の外形の短辺側周縁部2
15と平行に配置されている。これにより、網状体21
1は、網目の穴216が四角形になっている。
【0057】図16において、第2の例の網状体221
は、第1の方向の樹脂糸の束222と第2の方向の樹脂
糸の束224を交差させて網目を形成したものであり、
第1及び第2の方向の樹脂糸の束222,224は網状
体221の外形の長辺側周縁部223及び短辺側周縁部
225に対して斜め方向に配置されている。これによ
り、網状体221は、網目の穴226が菱形になってい
る。これら樹脂糸は波状に形成されている。
【0058】図17おいて、第3の例の網状体231
は、網目の穴226が円形になるように樹脂糸の束23
2を編み込んでいる。
【0059】また、網状体2,102として適用可能な
網目の例としては、上記以外にも格子型やハチの巣型
等、各種適用が可能である。
【0060】図18は本発明の第7の実施の形態に係る
小動物忌避用具の平面図である。図18において、図1
乃至図3に示した実施の形態と同様の構成要素に同じ符
号を付して説明を省略している。
【0061】図18において、小動物忌避用具301
は、ドーナッツ型の網状体302の周縁部に複数の固定
具3を直接取り付けたものである。網状体302は、樹
脂糸によって図1乃至図3に示した網状体2と同様の網
目が形成されている。網状体302には、図1に示した
フレーム4を取り付けても取り付けなくてもよい。
【0062】ドーナッツ型の網状体302の穴303に
は、植木鉢などの小動物に触れられたくないものを配置
する。
【0063】実施の形態によれば、一つの小動物忌避用
具301によって、網状体302の穴303から見て水
平360°全方向からの小動物に侵入を防止できる。
【0064】図19は図1乃至図3に示した実施の形態
を砂場用に適用したものを示す斜視図である。
【0065】図19において、砂場300は、前後左右
の小動物忌避用具321,331,341,351によ
り取り囲まれている。小動物忌避用具321,331,
341,351の固定金具3は、砂場300の外側の地
面325に突き刺して固定されている。
【0066】小動物忌避用具321,331,341,
351は、網状体2及びフレーム4を有している。
【0067】このように、砂場300の回りに小動物忌
避用具321,331,341,351を配置すること
で、猫等の小動物の侵入を防止できる。また、網状体2
の網目の穴の大きさは、子供の足の裏よりも十分小さく
形成しているので、この状態でも子供は砂場の内と外を
自由に出入りできる。
【0068】尚、図4乃至図13に示した実施の形態に
ついても、図19に示す小動物忌避用具321,33
1,341,351と同様のサイズに形成することで砂
場用に適用できる。
【0069】図20は本発明の第8の実施の形態に係る
小動物忌避用具の斜視図である。図20において、図1
乃至図3に示した実施の形態と同様の構成要素に同じ符
号を付して説明を省略している。
【0070】図20において、小動物忌避用具361
は、ドーナッツ型の網状体362の周縁部のフレーム3
64に複数の固定具3を取り付けたものである。網状体
362は、樹脂糸によって図1乃至図3に示した網状体
2と同様の網目が形成されている。網状体362は、木
371の幹372が配置される穴365を有するととも
に、ドーナッツ形状の外周と内周を連通させるスリット
366が形成されている。
【0071】網状体362には、ドーナッツ形状の外周
及び内周と、前記スリット366を介して対向する縁部
にフレーム364を取り付けている。
【0072】小動物忌避用具361を配置する場合に
は、スリット366に木371の幹372を通し、穴3
65に幹372を挿入する。この後、網状体362を幹
372の周りの地面375に敷き、複数の固定具3を地
面375に刺して固定する。これにより、小動物、特に
猫を木371の幹372に近付かないようにすることが
できる。
【0073】このような実施の形態によれば、木371
の幹372に対しても、一つの小動物忌避用具361に
よって、水平360°全方向からの小動物に侵入を防止
できる。
【0074】図21は本発明の第9の実施の形態に係る
小動物忌避用具の斜視図である。図21において、図1
乃至図3に示した実施の形態と同様の構成要素に同じ符
号を付して説明を省略している。
【0075】図21は、小動物忌避用具401を、柵4
06へ取り付けた場合を示す図である。網状体2の周縁
部には固定具であるフレーム404が取り付けられてい
る。フレーム404は、元々樹脂や金属等の弾性を有す
る素材で形成された変形可能なパイプにより長方形の枠
状に形成された枠部材を、長方形の短辺の中央部41
1,412において180°強湾曲させることで、柵4
06を前後から挟んで柵406に取り付け固定できるよ
うに形成したものである。
【0076】このような構成によれば、小動物、特に猫
が柵406の棒407,407の間をすり抜けたり柵4
06を登って越えたりして侵入するのを防止できる。
【0077】図22は本発明の第10の実施の形態に係
る小動物忌避用具の斜視図である。図22において、図
21に示した実施の形態と同様の構成要素に同じ符号を
付して説明を省略している。
【0078】図22に示すように、小動物忌避用具45
1は、固定具として、フレーム404に加え、紐42
1,422を設け、柵406の取り付けに適用したもの
である。フレーム404は、柵406に取り付けた後、
中央部411,412の前後の下側に設けられたに紐4
21,422を結ぶことで、柵406にさらに安定して
取り付け固定できる。
【0079】このような構成によれば、図21の実施の
形態と同様の効果が得られるとともに、柵406にさら
に安定して取り付け固定できるという効果も得られる。
【0080】図23は本発明の第11の実施の形態に係
る小動物忌避用具の斜視図である。図23において、図
1乃至図3に示した実施の形態と同様の構成要素に同じ
符号を付して説明を省略している。
【0081】図23において、小動物忌避用具501
は、壁506の取り付けに適用したものである。網状体
2の周縁部には固定具であるフレーム504が取り付け
られている。フレーム504は、樹脂や金属等の弾性を
有する素材で形成された変形可能なパイプにより長方形
の枠状に形成された枠部材を、長方形の短辺側周縁部の
中央部511,512の前後において壁506の上側の
形状に合わせてそれぞれ90°強湾曲させることで、壁
506に取り付け固定できるように形成したものであ
る。
【0082】このような構成によれば、壁506を登っ
て小動物、特に猫が侵入するのを防止できる。
【0083】図24は本発明の第12の実施の形態に係
る小動物忌避用具の斜視図である。図24において、図
1乃至図3に示した実施の形態と同様の構成要素に同じ
符号を付して説明を省略している。
【0084】図24に示すように、小動物忌避用具70
1は、固定具として、フレーム704に加え、紐72
1,722を設け、壁506の取り付けに適用したもの
である。網状体2の周縁部にはフレーム704が取り付
けられている。フレーム704は、樹脂の紐により長方
形の枠状に形成された枠部材を、壁506に取り付ける
場合、長方形の短辺側周縁部の中央部711,712の
前後において壁506の上側の形状に合わせてそれぞれ
90°湾曲させ、これら湾曲部の下側に設けられたに紐
721,722を結ぶことで、壁506に取り付け固定
できるよう形成したものである。
【0085】このような構成によれば、図23の実施の
形態と同様の効果が得られるとともに、紐721,72
2を結ぶことで壁に取り付けるので、フレーム704に
紐を用いた場合にも壁506に安定して取り付けること
ができ、小動物忌避用具701を収納する場合に小さく
折り畳むことができめ。
【0086】図25は本発明の第13の実施の形態に係
る小動物忌避用具の斜視図である。図25において、図
23に示した実施の形態と同様の構成要素に同じ符号を
付して説明を省略している。
【0087】図25において、小動物忌避用具601
は、壁506の取り付けに適用したものである。網状体
2の周縁部には固定具であるフレーム504が取り付け
られている。フレーム504の中央部511,512の
下側にも、網状体2と同様の構造の網状体602が設け
られている。
【0088】このような構成によれば、図22の実施の
形態と同様の効果が得られるとともに、壁506の側面
507を登って小動物、特に猫が侵入するのを防止でき
る。
【0089】図26は本発明の第14の実施の形態に係
る小動物忌避用具の斜視図である。図26において、図
25に示した実施の形態と同様の構成要素に同じ符号を
付して説明を省略している。
【0090】図26に示すように、小動物忌避用具65
1は、固定具として、フレーム604に加え、紐62
1,622を設け、壁506の取り付けに適用したもの
である。フレーム604は、中央部611,612の前
後の下側に設けられたに紐621,622を結ぶこと
で、壁506に取り付け固定できるよう形成したもので
ある。
【0091】このような構成によれば、図25の実施の
形態と同様の効果が得られるとともに、紐621,62
2を結ぶことで壁506に取り付けるので、壁506に
さらに安定して取り付け固定でき、フレーム604に紐
を用いた場合にも壁506に安定して取り付けることが
でる。
【0092】尚、図20の小動物忌避用具361では、
フレーム4に複数の固定具363を取り付けているが、
フレーム364を設けず網状体362に直接の固定具3
を取り付けてもよい。
【0093】図22、図24及び図26の小動物忌避用
具は、固定具の紐をフレームに取り付けているが、フレ
ームを設けずに、紐を網状体に直接取り付けてもよい。
【0094】図1乃至図20に示した実施の形態の固定
具としては、地面に突き刺すものを用いたが、重りによ
り地面に固定するものを用いてもよい。
【0095】図1乃至図26に示した実施の形態の樹脂
糸には、螺旋状に形状記憶をしたものを用いてもよい。
また、樹脂糸は生分解可能な物質で作られた糸でもよ
い。生分解可能な物質を用いることにより小動物忌避用
具の回収の手間を省いたり、処分する場合のコストを低
減することができる。
【0096】図1乃至図26に示した実施の形態の前記
網状体は、樹脂糸を束にして網状に形成したが、忌避効
果を発揮する形状に形成された単線の樹脂糸を網状に形
成してもよい。
【0097】図1乃至図26に示した実施の形態の前記
網状体には小動物に対する忌避効果を高めるためにシリ
コン系樹脂など粘着物質を塗布してもよい。シリコン系
樹脂など粘着性のあるものを前記網状体に塗布すること
によって、猫類の足、特に足先の毛や肉球に粘着し、忌
避効果を高めることができる。
【0098】図1乃至図26に示した実施の形態の前記
網状体には小動物に対する忌避効果を高めるためにリモ
ネン等の高分子忌避剤を塗布してもよい。リモネン等の
高分子忌避剤を塗布することによって、小動物、特に猫
類の忌避効果を高めることができる。
【0099】図1乃至図26に示した実施の形態の忌避
対象となる小動物としては、猫以外にもネズミ、タヌ
キ、キツネ等、各種適用できる。
【0100】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、配置
作業及び効果の維持に手間がかからず、人の進行を阻害
せず、少ない費用で小動物を忌避できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る小動物忌避用
具の斜視図。
【図2】図1の小動物忌避用具を地面に固定した場合の
斜視図。
【図3】図1の小動物忌避用具の網状体を拡大して示す
斜視図。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係る動物忌避用具
の斜視図。
【図5】図4の小動物忌避用具を地面に固定した場合の
斜視図。
【図6】本発明の第3の実施の形態に係る動物忌避用具
の斜視図。
【図7】図6の小動物忌避用具を地面に固定した場合の
斜視図。
【図8】本発明の第4の実施の形態に係る動物忌避用具
の斜視図。
【図9】図8の小動物忌避用具を地面に固定した場合の
斜視図。
【図10】図8の小動物忌避用具の網状体を拡大して示
す斜視図。
【図11】本発明の第5の実施の形態に係る動物忌避用
具の斜視図。
【図12】図11の小動物忌避用具を地面に固定した場
合の斜視図。
【図13】本発明の第6の実施の形態に係る動物忌避用
具の斜視図。
【図14】図12の小動物忌避用具を地面に固定した場
合の斜視図。
【図15】図1乃至図14に示した網状体として適用可
能な網目の第1の例について示す平面図。
【図16】図1乃至図14に示した網状体として適用可
能な網目の第2の例について示す平面図。
【図17】図1乃至図14に示した網状体として適用可
能な網目の第3の例について示す平面図。
【図18】本発明の第7の実施の形態に係る小動物忌避
用具の平面図。
【図19】図1乃至図3に示した実施の形態の小動物忌
避用具を砂場用に適用したものを示す斜視図。
【図20】本発明の第8の実施の形態に係る小動物忌避
用具の平面図。
【図21】本発明の第9の実施の形態に係る小動物忌避
用具の斜視図。
【図22】本発明の第10の実施の形態に係る小動物忌
避用具の斜視図。
【図23】本発明の第11の実施の形態に係る小動物忌
避用具の斜視図。
【図24】本発明の第12の実施の形態に係る小動物忌
避用具の斜視図。
【図25】本発明の第13の実施の形態に係る小動物忌
避用具の斜視図。
【図26】本発明の第14の実施の形態に係る小動物忌
避用具の斜視図。
【符号の説明】
1 小動物忌避用具 2 網状体 3 固定具 4 フレーム

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 小動物に対して忌避効果を発揮する形状
    の樹脂糸を網状に形成した網状体と、 この網状体の周縁部に取り付けた状態で、地面に固定す
    ることが可能な固定具と、 を具備したことを特徴とする小動物忌避用具。
  2. 【請求項2】 前記固定具は、下方向に向いて地面に突
    き刺される足を有することを特徴とする請求項1に記載
    の小動物忌避用具。
  3. 【請求項3】 前記網状体の周縁部にフレームを取り付
    けることで、前記網状体の形を安定させることを特徴と
    する請求項1または2に記載の小動物忌避用具。
  4. 【請求項4】 前記フレームは、前記網状体よりも曲が
    り難い紐であることを特徴とする請求項3に記載の小動
    物忌避用具。
  5. 【請求項5】 前記固定具は前記フレームに取り付けた
    ことを特徴とする請求項3または4に記載の小動物忌避
    用具。
  6. 【請求項6】 小動物に対して忌避効果を発揮する形状
    の樹脂糸を網状に形成した網状体と、 この網状体を壁または柵に固定する固定具と、 を具備したことを特徴とする小動物忌避用具。
  7. 【請求項7】 前記樹脂糸には、螺旋状または波状に形
    状記憶をしたものを用いたことを特徴とする請求項1乃
    至6のいずれか一に記載の小動物忌避用具。
  8. 【請求項8】 前記網状体は、前記樹脂糸を複数本より
    込んで網状に形成したことを特徴とする請求項1乃至7
    のいずれか一に記載の小動物忌避用具。
  9. 【請求項9】 前記網状体に粘着物質を塗布したことを
    特徴とする請求項1乃至8のいずれか一に記載の小動物
    忌避用具。
  10. 【請求項10】 前記網状体に高分子忌避剤を塗布した
    ことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一に記載の
    小動物忌避用具。
  11. 【請求項11】 前記高分子忌避剤はリモネンであるこ
    とを特徴とする請求項10に記載の小動物忌避用具。
  12. 【請求項12】 前記樹脂糸はナイロン糸であることを
    特徴とする請求項1乃至11のいずれか一に記載の小動
    物忌避用具。
  13. 【請求項13】 前記樹脂糸は生分解可能な物質で作ら
    れた糸であることを特徴とする請求項1乃至11のいず
    れか一に記載の小動物忌避用具。
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