JP2007110987A - 保護具 - Google Patents

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JP2007110987A JP2005306722A JP2005306722A JP2007110987A JP 2007110987 A JP2007110987 A JP 2007110987A JP 2005306722 A JP2005306722 A JP 2005306722A JP 2005306722 A JP2005306722 A JP 2005306722A JP 2007110987 A JP2007110987 A JP 2007110987A
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Hozumi Okunishi
穂積 奥西
Hideo Noguchi
秀夫 野口
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幸治 山本
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Abstract

【課題】野菜や穀類および/あるいは草木の苗を育てるにあたり、殺虫剤などの薬剤の散布をすることなく、なめくじやアブラムシなどの害虫の食害から野菜や穀類および/あるいは草木の苗を保護する。
【解決手段】一端に1つ以上の凸状体の害虫返し部2を有する板状体の保護具を、畝の周囲に害虫返し部2が畝の外側を向くように板状体1を育成土壌に差し込み、害虫返し部2先端部に、カバー押え体6と嵌合する凹状体4を有し、保護対象の植物上にネット7を緩やかにかぶせて、ネット7の周囲を凹状体4に差し込み、その上からカバー押え体6で凹状体4に嵌合させることにより、なめくじやアブラムシなどの這い回る害虫や飛来害虫から野菜や穀類および/あるいは草木の苗を守る保護具を提供する。
【選択図】
図3

Description

本発明は、野菜および穀類/あるいは草木の苗を、害虫から保護する保護具に関するものである。
従来、野菜および穀類/あるいは草木の苗を育てるにあたって、安全性が高く、殺虫力の高い殺虫剤などの薬剤の散布等により、なめくじやダンゴ虫、アブラムシ、ヨトウ蛾、モンシロチョウや甲虫類などを駆除して、これらの害虫の食害から該植物を守っていた。
特開平11−199410号公報 特開2001−64103号公報
しかし、食用の野菜および穀類/あるいは草木の苗には、殺虫剤などの薬剤はできるだけ用いないようにすることが望ましく、薬剤散布に代わる手軽で安価な手段が、営農農家や家庭菜園者などから広く熱望されている。
そこで本発明は、殺虫剤などを用いることなく、害虫の食害から野菜および穀類/あるいは草木の苗を守ることができるようにすることを目的とした、野菜および穀類/あるいは草木の苗の保護具を提供するものである。
第1の発明は、一端に1つ以上の凸状体を有する板状体であることを特徴とする野菜や穀類および/あるいは草木の苗用の保護具に関する。
第2の発明は、第1の発明の1つ以上の凸状体が、円弧状に曲げた板状体および/あるいは鋭角状に構成した板状体であること特徴とする野菜や穀類および/あるいは草木の苗用の保護具に関する。
第3の発明は、第1の発明乃至第2の発明の凸状体の先端部に、カバー押え体と嵌合する凹状体を有することを特徴とする野菜や穀類および/あるいは草木の苗用の保護具に関する。
第4の発明は、第3の発明のカバー押え体と嵌合する凹状体において、片側部にかえり部を設けたことを特徴とする野菜や穀類および/あるいは草木の苗用の保護具に関する。
本発明の保護具によれば、殺虫剤などを用いることなく、なめくじやダンゴ虫、アブラムシ、ヨトウ蛾、モンシロチョウや甲虫類などの害虫の食害から野菜および穀類/あるいは草木の苗を守ることができる。
本発明の保護具と、畑の畝の周囲に適応した実施例について、図1乃至図4にもとづいて以下に説明する。
図1(a)に本発明の円弧状に曲げた板状体2で害虫返し部を構成した保護具を示し、図1(b)に本発明の鋭角状に構成した板状体3で害虫返し部を構成した保護具を示す。尚、害虫返し部は、同じ大きさの円弧状体2および/あるいは鋭角状体3を複数個で構成してもよい(図示せず)。
図2(a)に本発明の円弧状に曲げた保護具の先端にカバー押え体6と嵌合する凹状体4を有するものを示し、図2(b)に本発明の鋭角状に構成した保護具の先端にカバー押え体6と嵌合する凹状体4を有するものを示す。
板状体1や害虫返し部2或いは害虫返し部3は、塩ビやプラスチック、発泡スチロール、木やベニヤ板、トタン等の金属など表面がツルツルしたものであれば材質は問わない。
また、板状体1と害虫返し部2或いは害虫返し部3や凹状体4、カバー押え体6は、組み合わせ自由なユニット式でも、一体成型物でも良い。これらの組合せは、ビニルハウスで使用するか、飛来害虫が多いか少ないなど、保護対象の野菜および穀類/あるいは草木の苗の育成環境によって使い分けても良い。
本発明の保護具は、長さ30cmから200cm程度、高さ15cmから50cm程度の人間が一人で持ち運べる程度の大きさのものである。
図3に示すように、本発明の保護具で、害虫からの保護対象である植物8を囲い込み、害虫返し部の先端を外側に向けて、直線部を下にして育成土壌に差し込む。
このように本発明の保護具で囲まれた植物に対して、外から近づいてくるナメクジやダンゴ虫などの這い回る害虫は、板状体1を下から這い上がってくるが、上部の害虫返し部2或いは害虫返し部3では、害虫は仰向けになり、自重で落下し、保護具の内側すなわち保護対象の植物に近寄ることができない。
この時、板状体2側と害虫返し先端側との水平間隔が、仰向けになった害虫の延びきった状態以上の距離であれば、害虫は確実にその場から落下する。
そして、本発明の保護具で囲まれた植物に対して、緩やかにネットをかぶせ、ネットの端々を凹状体4に差し込み、カバー押さえ体6を該凹状体4に嵌合させれば、風でめくれ上がる事がなく、アブラムシやヨトウ蛾、モンシロチョウ、甲虫類などの飛来害虫からも守ることができる。また、ネットの端々を凹状体4に差し込みやすく、またカバー押さえ体6を該凹状体4に嵌合させやすくするために、図4で示すようにかえり部5を設ける。
図3に、本発明の円弧状に曲げた保護具を畑の畝の周囲に用いた場合の実施例を示す。
この保護具は、塩ビで構成し、長さ100cm、高さ25cmのものであり、板状体1側と害虫返し先端側との水平間隔を5cmとした。これを、長さ5mのイチゴの畝の両サイドに図3に示すように育成土壌中に倒れないように差し込む。保護具と保護具の繋ぎ部は、エイチソケットで保護具同士の隙間が開かないように接続する。
また、畝の両端にも、幅50cmの保護具を上記と同様に設置し、畝全体を囲い込むようにした。
保護具で畝を囲いこんでから、長さ600cm、幅150cmのネットを畝上のいちご全体に緩やかにかぶせ、畝を囲んだ保護具全域の凹状体4にネット7の端を差し込み、円柱状のカバー押さえ体6と凹状体4とで嵌合した。このように、ネット周囲全域を円柱状のカバー押さえ体6で嵌合することにより、突風等でネットがめくれ上がることがなくなり、また隙間も生じないので、飛来害虫が入りこむことが無い。また、畝の四隅の保護具同士の隙間には、隅用の害虫返し部をエイチソケットで接続した(図示せず)。
カバー押さえ体6と嵌合する凹状体4の外側にかえり部5を設けているので、ネット7の端を差し込みやすく、またこのかえり部5は、円柱状のカバー押さえ体6のガイドの役目になり、円柱状のカバー押さえ体6を凹状体4に嵌合しやすくなる。尚、カバー押さえ体6は、円柱状のものでなくても良く、凹状体嵌合する棒状のものであれば良い。
上記ネット7は、網目がφ1mmのものを使用したが、φ1mmからφ2mmのものが最適である。また、ネットの材質は、木綿やビニルなど何でも良く、材質は問わない。
このように保護対象の植物全体に緩やかにネットをかける事で、植物の成長を妨げず、アブラムシ、ヨトウ蛾、モンシロチョウや甲虫類などの飛来害虫から野菜や草木の苗を保護できる。また、緩やかにしたネットで、隅用の害虫返し部を用いなくても畝の四隅の隙間をネット7で覆うようにしまいすることもできる。
本発明の保護具を設置した畝と、保護具を設置しない畝とを2週間の間、比較実験した結果、本発明の保護具を設置した畝のイチゴは、這い回る害虫や飛来害虫による食害は全く無かったが、保護具を設置しなかった畝には、ナメクジやアブラムシが大量にはびこり、葉や実も多大な食害を受けたので、保護具の有用性を実証できた。
本発明は、営農家においても大量に使う殺虫剤の代わりになり、生産作物の付加価値が向上する。また、家庭菜園や、ナメクジなどが大量発生し美観を損なう公園や公共の庭などの害虫駆除にも広く応用展開できる。
また、ネット7の代わりに、ビニルを全面にかぶせれば、ビニルハウスと同様、保温効果を実現できるので、晩秋から早春などの寒い時期においても野菜や穀物類および/あるいは草木の苗を冷害から保護することができる。
(a)本発明の一端を円弧状に曲げた板状体の保護具である。(b)本発明の一端を鋭角状に構成した板状体の保護具である。 (a)本発明の円弧状に曲げた保護具の先端にカバー押え体6と嵌合する凹状体4を有するものである。(b)本発明の一端を鋭角状に構成した保護具の先端にカバー押え体6と嵌合する凹状体4を有するものである。 本発明の一端を円弧状に曲げた保護具を畑の畝に用いた場合の実施例である。 本発明の片側部にかえり部を設けた保護具先端の凹状体である。
符号の説明
1 板状体
2 円弧状に曲げた害虫返し部
3 鋭角状に構成した害虫返し部
4 凹状体
5 かえり部
6 カバー押さえ体
7 ネット
8 保護対象の植物
9 害虫
10 畝

Claims (4)

  1. 一端に1つ以上の凸状体を有する板状体であることを特徴とする野菜や穀類および/あるいは草木の苗用の保護具。
  2. 請求項1記載の1つ以上の凸状体が、円弧状に曲げた板状体および/あるいは鋭角状に構成した板状体であることを特徴とする請求項1記載の野菜や穀類および/あるいは草木の苗用の保護具。
  3. 請求項1乃至請求項2記載の凸状体の先端部に、カバー押え体と嵌合する凹状体を有することを特徴とする請求項1乃至請求項2記載の野菜や穀類および/あるいは草木の苗用の保護具。
  4. 請求項3記載のカバー押え体と嵌合する凹状体において、片側部にかえり部を設けたことを特徴とする請求項3記載の野菜や穀類および/あるいは草木の苗用の保護具。
JP2005306722A 2005-10-21 2005-10-21 保護具 Withdrawn JP2007110987A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009011253A (ja) * 2007-07-05 2009-01-22 Tokyo Tobari Kk 乗越防止柵及び返し部材

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