JP2018111285A - 液体吐出装置及びインクジェット記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ワイパーブレードに付着した液体が飛散することを抑制する液体吐出装置を提供する。【解決手段】液体吐出装置は、ワイパーブレードを、第1閾値T1を超える速度V2を含む速度で移動させる第1モード90と、ワイパーブレードを拭取位置又は待機位置の一方である移動開始位置L1から徐々に速くして第1閾値T1以下の第1速度V1とし、拭取位置又は待機位置の他方である移動停止位置L2の手前で第1速度V1から徐々に遅くして移動停止位置L2でワイパーブレードを停止させる第2モード91と、を実行可能な制御部を備える。そして、ワイパーブレードを移動させる場合、ワイパーブレードが吐出面を拭き取ってから所定時間以内であれば、制御部は第2モードを実行する。【選択図】図8

Description

本発明は、液体吐出装置及びインクジェット記録装置に関する。
特許文献1には、インクを吐出する複数のノズルが形成されたノズル形成面を有する記録ヘッドと、ノズル形成面に押圧された状態で当接し、ノズル形成面を拭き取る弾性を有するワイパーブレードとを搭載したインクジェット記録装置が開示されている。そして、第1速度で記録ヘッドを移動させてワイパーブレードによってノズル形成面に付着したインクを拭き取った後、第1速度よりも低速である第2速度でワイパーブレードがノズル形成面から離れるように移動させている。これにより、ワイパーブレードはノズル形成面から離れた後、ゆっくりと復元するので、ワイパーブレードが復元する際にインクが装置内に飛散するのを抑制している。
特許第5050732号公報
特許文献1の技術によれば、ワイパーブレードがノズル形成面から離れるときのインクの飛散を抑制することはできるが、他の状況においてワイパーブレードに付着したインクの飛散を抑制することについては記載されていない。インクが装置内に飛散する他の状況としては、ワイパーブレードがノズルに接触する拭取位置とノズルから離間した待機位置との間で移動する場合が想定される。特に、ワイパーブレードに拭き取った直後のインクが付着している場合、ワイパーブレードが移動することによりインクが飛散する可能性が高い。
ここで、インクジェット記録装置に限らず、液体を吐出するノズルと、ノズルに付着した液体を拭き取るワイパーブレードとを搭載した液体吐出装置であれば、同様にワイパーブレードに付着した液体が装置内に飛散するおそれがある。
本発明は、ワイパーブレードに付着した液体が飛散することを抑制する液体吐出装置を提供することを目的とする。また、その液体吐出装置を備えたインクジェット記録装置を提供することも目的とする。
本発明の液体吐出装置は、液体を吐出するノズルと、前記ノズルに接触可能な拭取位置と前記ノズルから離間した待機位置との間で移動し、前記拭取位置において前記ノズルに付着した前記液体を拭き取るワイパーブレードと、前記ワイパーブレードを、第1閾値を超える速度を含む速度で移動させる第1モードと、前記ワイパーブレードを前記第1閾値以下の速度で移動させる第2モードと、を実行可能な制御部とを備え、前記ワイパーブレードを移動させる場合、前記ワイパーブレードが前記ノズルを拭き取ってから所定時間以内であれば、前記制御部は前記第2モードを実行することを特徴とする。
また本発明の液体吐出装置は、液体を吐出するノズルと、前記ノズルに接触可能な拭取位置と前記ノズルから離間した待機位置との間で移動し、前記拭取位置において前記ノズルに付着した前記液体を拭き取るワイパーブレードと、前記ワイパーブレードを、第2閾値を超える加速度及び第3閾値を超える減速度を含む加速度及び減速度で移動させる第1モードと、前記ワイパーブレードを前記第2閾値以下の加速度及び前記第3閾値以下の減速度で移動させる第2モードと、を実行可能な制御部とを備え、前記ワイパーブレードを移動させる場合、前記ワイパーブレードが前記ノズルを拭き取ってから所定時間以内であれば、前記制御部は前記第2モードを実行することを特徴とする。
また本発明の液体吐出装置は、液体を吐出するノズルと、前記ノズルに接触可能な拭取位置と前記ノズルから離間した待機位置との間で移動し、前記拭取位置において前記ノズルに付着した前記液体を拭き取るワイパーブレードと、前記ワイパーブレードを、第2閾値を超える加速度で加速させて第1閾値を超える速度とし、前記第1閾値を超える速度から第3閾値を超える減速度で減速させる第1モードと、前記ワイパーブレードを、前記第2閾値以下の加速度で加速させて前記第1閾値以下の速度とし、前記第1閾値以下の速度から前記第3閾値以下の減速度で減速させる第2モードと、を実行可能な制御部とを備え、前記ワイパーブレードを移動させる場合、前記ワイパーブレードが前記ノズルを拭き取ってから所定時間以内であれば、前記制御部は前記第2モードを実行することを特徴とする。
このように、ワイパーブレードがノズルを拭き取ってから所定時間以内の場合、ワイパーブレードに液体が付着したまま残っている可能性が高いため、第2モードを実行する。
本発明によれば、第2モードにおいてワイパーブレードを第1閾値以下の速度でゆっくり移動させることにより、ワイパーブレードに付着している液体が飛散することを抑制することができる。
また本発明によれば、第2モードにおいてワイパーブレードを第2閾値以下の加速度及び前記第3閾値以下の減速度でゆっくり速度変化させることにより、ワイパーブレードに付着している液体が飛散することを抑制することができる。
また本発明によれば、第2モードにおいてワイパーブレードを第2閾値以下の加速度でゆっくり速度変化させ、第1閾値以下の速度でゆっくり移動させ、第3閾値以下の減速度でゆっくり速度変化させることにより、ワイパーブレードに付着している液体が飛散することを抑制することができる。
一実施形態の複合機の斜視図である。 図1に示すプリンタ部の内部構造を示す概略側面図である。 図1に示すプリンタ部の概略的な平面図である。 メンテナンス部の概略側面図である。 制御に関するブロック図である。 ワイパー部材が待機位置から拭取位置に配置され、ワイパーブレードで吐出面を拭き取った後、ワイパー部材が拭取位置から待機位置に戻されるまでの動作状況を示す図である。 PCから記録指示が入力されたときの制御部の動作を示すフローチャートである。 第1実施形態の一例の第1モード及び第2モードにおける移動開始位置から移動停止位置までのワイパーブレードの速度変化を示す図である。 第2実施形態の一例の第1モード及び第2モードにおける移動開始位置から移動停止位置までのワイパーブレードの加速度及び減速度の変化を示す図である。
以下、本発明の一実施形態のプリンタ部が採用された複合機1について説明する。複合機1は、図1に示す状態に設置されて使用される。本実施形態において、図1に矢印を付して示す3つの方向が、上下方向A1、前後方向A2、及び左右方向A3である。図1に示す3つの方向は、他の図面においても同様である。
<複合機1の概要>
図1に示すように、複合機1は、概ね薄型の直方体に形成されており、その上面に表示部及び操作ボタンなどを有する。液体吐出装置及びインクジェット記録装置の一例であるプリンタ部10が、複合機1の下部に設けられている。複合機1は、スキャナ機能及びプリント機能などの各種の機能を有している。
プリンタ部10は筐体11を有する。筐体11の前壁11aの略中央には、開口12が形成されている。開口12には給紙トレイ15及び排紙トレイ16が、上下2段に設けられている。給紙トレイ15は、開口12から前後方向A2に挿抜可能、すなわち、筐体11から着脱可能に構成されている。所望のサイズの用紙Pが給紙トレイ15に支持される。複合機1は、パーソナルコンピュータ(以下PCと称する)などの外部機器と接続可能であり、PCからの記録指示に基づいて記録動作を実行する。また、ユーザによる操作ボタンの操作によっても各種機能を実行する。
<プリンタ部10の内部構造>
次に、プリンタ部10の内部構造について説明する。図2及び図3に示すように、プリンタ部10は、給送部20と、搬送ローラ対35と、記録部40と、ホルダ17と、排紙ローラ対36と、ASF(Auto Sheet Feed)モータ20M(図5参照)と、LF(Line Feed)モータ35M(図5参照)と、メンテナンス部60と、制御部5(図5参照)とを含む。
給送部20は、給紙トレイ15に支持される用紙Pを搬送路25へ給送する。搬送ローラ対35は、給送部20によって給紙された用紙Pを記録部40に搬送する。記録部40は、例えば、インクジェット記録方式の構成を有し、搬送ローラ対35によって搬送された用紙Pに画像を記録する。排紙ローラ対36は、記録部40によって記録された用紙Pを排紙トレイ16に排紙する。
ホルダ17は、図3に示すように、筐体11内の前方右側に設けられている。ホルダ17には、4色(ブラック、イエロー、シアン、マゼンタ)のインクをそれぞれ貯留する4つのインクカートリッジ18a〜18dが取り外し可能に装着される。
<給送部20>
図2に示すように、給送部20が給紙トレイ15の上側に設けられている。給送部20は、給紙ローラ21とアーム22を有する。給紙ローラ21は、アーム22の先端に軸支されている。アーム22は、支軸22aに回動自在に支持され、バネなどにより付勢されて給紙ローラ21が給紙トレイ15に接触するように下側へ回動されている。また、アーム22は、給紙トレイ15の挿抜の際に上方へ退避可能に構成されている。給紙ローラ21は、伝達機構(不図示)を介してASFモータ20Mの動力が伝達されて回転し、給紙トレイ15内に積載された用紙Pが、搬送路25へ給送される。
<給紙トレイ15>
図2に示すように、給紙トレイ15は、斜壁部15aを有する。斜壁部15aは、給紙トレイ15に支持される用紙Pが給紙ローラ21によって給送されるときに、用紙Pを搬送路25に案内する。
<搬送路25>
搬送路25は、図2に示すように、所定間隔で対向する外側ガイド部材25a及び内側ガイド部材25bによって形成されている。搬送路25は、給紙トレイ15の後側の端部から上方且つプリンタ部10の前側へ曲がって構成されている。給紙トレイ15から給送された用紙Pは、搬送路25により下方から上方へUターンするように案内されて記録部40に至る。
<搬送ローラ対35及び排紙ローラ対36>
搬送ローラ対35は、下側に配置された搬送ローラ35aと上側に配置されたピンチローラ35bとを有する。搬送ローラ35aは、後述のようにLFモータ35Mの動力が伝達されて回転する。ピンチローラ35bは、搬送ローラ35aの回転に伴って連れ回る。搬送ローラ35aとピンチローラ35bとは、協働して用紙Pを上下方向A1から挟持し、用紙Pを記録部40へ搬送する。
排紙ローラ対36は、下側に配置された排紙ローラ36aと、上側に配置された拍車ローラ36bとを有する。排紙ローラ36aは、伝達機構(不図示)を介してLFモータ35Mの動力が伝達されて回転する。拍車ローラ36bは、排紙ローラ36aの回転に伴って連れ回る。排紙ローラ36aと拍車ローラ36bとは、協働して用紙Pを上下方向A1から挟持し、用紙Pを排紙トレイ16に搬送する。
<記録部40>
図2及び図3に示すように、記録部40は、記録ヘッド41と、ヘッド移動機構50と、プラテン45とを有する。ヘッド移動機構50は、キャリッジ51を含む。キャリッジ51は、走査方向(左右方向A3であって、用紙Pの搬送方向と直交する方向)へ往復移動する。記録ヘッド41は、キャリッジ51に支持されている。
記録ヘッド41は、ヘッド本体42と、4つのサブタンク43a〜43dとを有する。ヘッド本体42の下面は、記録ヘッド41の下方に搬送された用紙Pに対してインクを吐出する複数の吐出口41aが形成されたノズルの一例としての吐出面41bである。複数の吐出口41aは、図3に示すように、搬送方向に沿って配列された吐出口列が走査方向に4列形成されるように配置されている。
本実施形態において、図3中最も右側の吐出口列に属する吐出口41aからは、ブラックインクが吐出され、他の3列の吐出口列に属する吐出口41aからは、カラーインク(マゼンタ、シアン、イエロー)が吐出される。ヘッド本体42は、記録指示に基づく制御部5の制御により、吐出口41aから各色のインクを微小なインク滴として吐出する。なお、吐出口41aは吐出面41b以外の形態のノズル、例えば先端が尖った形状のノズル等に形成されていてもよい。
4つのサブタンク43a〜43dは、走査方向に沿って並べて配置されている。また、これら4つのサブタンク43a〜43dにはチューブジョイント44が一体的に設けられている。そして、チューブジョイント44に連結された可撓性の4本のチューブ(不図示)を介して、4つのサブタンク43a〜43dと4つのインクカートリッジ18a〜18dとがそれぞれ接続されている。4つのサブタンク43a〜43dは、ヘッド本体42に各色のインクを供給する。
記録ヘッド41の下方には、搬送ローラ対35によって搬送される用紙Pを支持するプラテン45が配設されている。プラテン45は、キャリッジ51の往復移動範囲のうち、用紙Pが通過する部分に配設されている。プラテン45の幅は、搬送可能な用紙Pの最大幅より十分に大きいので、搬送路25を搬送される用紙Pは常にプラテン45上を通過する。このプラテン45上の領域が画像記録領域G1となっている。
ヘッド移動機構50は、図3に示すように、一対のガイドレール52及びベルト伝達機構53を含む。一対のガイドレール52は、前後方向A2に離隔して配置され、左右方向A3に互いに平行に延在している。キャリッジ51は、これら一対のガイドレール52を跨ぐように配置され、一対のガイドレール52上を左右方向A3に沿って往復移動される。
また、ベルト伝達機構53は、2つのプーリ54、55と、無端状のタイミングベルト56と、CRモータ50Mとを含む。2つのプーリ54、55は、左右方向A3に互いに離隔して配置され、タイミングベルト56が架け渡されている。プーリ54は、CRモータ50Mの駆動軸と連結されており、CRモータ50Mが駆動されることで、タイミングベルト56が走行し、キャリッジ51とともに記録ヘッド41が走査方向に移動する。
記録ヘッド41は、記録指示に基づく制御部5の制御により、吐出口41aから各色のインクを吐出する。つまり、キャリッジ51が左右方向A3へ往復移動することにより、記録ヘッド41が用紙Pに対して走査されるとともに、吐出口41aから、各色のインクを吐出することで、プラテン45上を搬送される用紙Pに画像が記録される。
なお、プリンタ部10内には、走査方向に間隔を空けて配列された多数の透光部(スリット)を有するリニアエンコーダ(不図示)が設けられている。一方、キャリッジ51には、発光素子と受光素子とを有する透過型の位置検出センサ(不図示)が設けられている。そして、プリンタ部10は、キャリッジ51の移動中に位置検出センサが検出したリニアエンコーダの透光部の計数値から、キャリッジ51の走査方向に関する現在位置を認識できるようになっており、CRモータ50Mの回転駆動が制御される。
<メンテナンス部60>
次に、メンテナンス部60について、図3、図4及び図6を参照しつつ説明する。メンテナンス部60は、吐出面41bに形成された吐出口41aのインク乾燥の防止や記録ヘッド41内の気泡及び異物の除去を行う。メンテナンス部60は、図3に示すように、プラテン45の右側に設けられている。メンテナンス部60が配置される具体的な位置は、画像記録領域G1から右側に外れるメンテナンス領域G2に配置されている。メンテナンス部60は、キャップ機構61と、ワイパー部材62と、移動機構64と、メンテフレーム65と、吸引ポンプ66と、切換機構67と、廃液タンク68とを含む。
メンテフレーム65は、底板65aと、本体部65bとを有する。本体部65bは、底板65aの左端部に設けられている。底板65aは、キャップ機構61を下方から支持する。本体部65bはワイパー部材62を支持する。本体部65bには、上下方向A1に延在するガイド溝65b1を有する。
キャップ機構61は、図3及び図4に示すように、吸引キャップ71と、吸引キャップ71を支持するキャップホルダ72と、キャップホルダ72を昇降させるキャップ昇降機構73とを有する。吸引キャップ71は、図4に示すように、ゴムや合成樹脂などの可撓性を有する材料で形成されており、2つの凹部71a、71bを構成するように2つに仕切られている。吸引キャップ71は、各凹部71a、71bの底部に形成された2つの連通口71a1、71b1を有する。
そして、図4中に二点鎖線で示すように、メンテナンス位置に記録ヘッド41(キャリッジ51)が移動してきたときに、この吸引キャップ71は、吐出面41bと対向する。メンテナンス位置は、後述のワイパーブレード75が吐出面41bを拭き取る拭取方向に関して記録ヘッド41がワイパー部材62よりも下流にある下流位置である。この状態で、キャップホルダ72がキャップ昇降機構73によって上方に移動されることにより、吸引キャップ71は、吐出面41bに密着し、複数の吐出口41aを覆う。
このとき、吐出面41bの3色のカラーインクを吐出する吐出口41aが形成された領域が凹部71aによって覆われた密閉空間と、吐出面41bのブラックインクを吐出する吐出口41a形成された領域が凹部71bによって覆われた密閉空間が形成される。
キャップホルダ72は、吸引キャップ71を下方から支持する。キャップホルダ72の下面には、下方に突出した板状の突出部72aが形成されている。突出部72aの先端部には、左右方向A3に突出した一対の突起72bが形成されている。一対の突起72bは、円柱形状を有する。
キャップ昇降機構73は、図4に示すように、一対のスライドカム73aと、ギヤ(不図示)と、ギヤとスライドカム73aとを連結するリンク(不図示)とを有する。一対のスライドカム73aは、板状部材から構成されており、左右方向A3に突出部72aを挟んで配置されている。一対のスライドカム73aは、前後方向A2に延在する連結部材(不図示)によって連結されている。
また、一対のスライドカム73aは、メンテフレーム65の底板65a上に立設された状態で、前後方向A2にスライド可能に支持されている。各スライドカム73aには、左右方向A3に貫通し、突起72bが配置可能なガイド孔(不図示)が形成されている。
このキャップ昇降機構73の構成により、ギヤを駆動するASFモータ20Mを制御することでキャップホルダ72を昇降させ、吸引キャップ71の配置位置(離隔位置又は当接位置)を制御することができる。離隔位置とは、吸引キャップ71がメンテナンス位置に配置された記録ヘッド41の吐出面41bと離隔する位置である。一方、当接位置とは、吸引キャップ71がメンテナンス位置に配置された記録ヘッド41の吐出面41bと当接可能な位置である。
ワイパー部材62は、図4に示すように、ワイパーブレード75と、ワイパーブレード75を支持するワイパーホルダ76とを有する。ワイパーブレード75は、ゴムや合成樹脂などの可撓性を有する材料で形成された板状の部材である。ワイパーブレード75は、前後方向A2に関して、吐出面41bよりも長尺に形成されている。ワイパーブレード75は、吐出面41bを拭き取るための先端部分75c(ワイパー部材62の先端部)を有する。
ワイパーホルダ76には、左方に突出した一対の突起76a2が形成されている。一対の突起76a2は、前後方向A2に離隔して配置されている。この一対の突起76a2は、後述のようにワイパー部材62を拭取位置に移動させたときに、メンテフレーム65の本体部65bと係止してワイパー部材62を拭取位置に保持する。
ワイパーホルダ76は、上下方向A1の略中央に前後方向A2に突出した一対の突起76b1を有する。一対の突起76b1は、円柱形状を有している。ワイパーホルダ76は、図4に示すように、本体部65bを上下方向A1に貫通するように配置され、一対の突起76b1がメンテフレーム65のガイド溝65b1内に配置されている。一対の突起76b1は、ワイパー部材62の揺動軸を構成する。また、ワイパー部材62の上下方向A1の移動がガイド溝65b1によってガイドされる。
移動機構64は、図4に示すように、バネ81と、回転カム82と、回転カム82の下方に配置されたギヤ83とを有する。ギヤ83は、回転カム82と一体的に連結されており、ギヤ83が回転すると回転カム82も同方向に回転する。
バネ81は、その上端がワイパーホルダ76に取り付けられ、下端がメンテフレーム65の本体部65bの左下端部に取り付けられている。この左下端部は、ガイド溝65b1よりも左方且つ下方にある。このため、バネ81は、ワイパー部材62を左斜め下方に付勢する。
また、バネ81は、ワイパー部材62が待機位置に配置されているときに、一対の突起76b1を中心にワイパー部材62の上端(ワイパーブレード75の先端部分75c)が左方へ下端が右方へと回動する方向にワイパー部材62を付勢する。これにより、ワイパー部材62は、待機位置において、一対の突起76a2がメンテフレーム65の本体部65bに当接した状態で位置決めされる。
回転カム82は、上下方向A1に沿う回転軸Dを中心に回転可能にメンテフレーム65に支持されている。ギヤ83にAFSモータ20Mの動力が伝達されることで、回転カム82が回転する。なお、回転カム82は一方向にのみ回転する。
ワイパー部材62が待機位置(図6(a)参照)に配置されている状態で、回転カム82が回転すると、ワイパー部材62の下端部が回転カム82のカム面(不図示)と当接し、ワイパー部材62が上方に押し上げられる。そして、回転カム82の回転が進むに連れて、ワイパー部材62が拭取位置(図6(b)参照)に配置される。
切換機構67は、吸引ポンプ66と、吸引キャップ71の2つの連通口71a1、71b1との接続先を切り換えるためのものである。切換機構67は、ギヤ83の下方に配置された切換部材67aと、切換部材67aを収容するカバー67bを有している。
切換部材67aは、ゴムなどの弾性部材により形成された円柱状をし、回転カム82の下面中央に固定されている。切換部材67aには、切換流路(不図示)が形成されている。
カバー67bは、有底の円筒状である。カバー67bの底壁の中心には、吸気ポート(不図示)が形成されている。吸気ポートは、チューブ66a(図3参照)を介して吸引ポンプ66に接続されている。
回転カム82は、回転に伴って切換機構67を駆動させる。なお、回転カム82の回転方向に関する位置(すなわち、回転カム82の回転角度)もASFモータ20Mの回転量から検出可能であり、これにより、回転カム82の回転方向に関する位置を制御することで、ワイパー部材62に対する回転カム82の停止位置や切換機構67の制御をすることができる。
吸引ポンプ66は、公知のチューブポンプが採用されている。吸引ポンプ66のローターを回転させることで、密閉空間にインクを排出させることができる。吸引ポンプ66は、LFモータ35Mの動力が伝達されることで駆動される。図3に示すように、廃液タンク68は、吸引ポンプ66とチューブ68aで接続されており、吸引ポンプ66によって吸引された廃インクを貯留する。
次に、ASFモータ20Mの動力を、給紙ローラ21、キャップ昇降機構73、移動機構64及び切換機構67へ選択的に伝達し、LFモータ35Mの動力を、搬送ローラ35a及び吸引ポンプ66へ選択的に伝達する動力伝達機構100について説明する。動力伝達機構100は、図3に示すように、吸引キャップ71よりも後方に配置されている。また、動力伝達機構100は、ASFモータ20MとLFモータ35Mから独立に出力される2系統の動力を、各機構へ選択的に伝達するものである。
キャリッジ51がメンテナンス位置以外の例えば、画像記録領域G1にあるときは、LFモータ35M及びASFモータ20Mを制御することで、搬送ローラ対35、排紙ローラ対36、給紙ローラ21を回転させて、用紙Pを搬送することができる。そして、ASFモータ20M及びLFモータ35Mの動力がキャップ昇降機構73、移動機構64及び切換機構67のいずれにも伝達することができない非伝達状態となる。
一方、キャリッジ51がメンテナンス領域G2に移動し、記録ヘッド41がメンテナンス位置に配置されるときには、吐出口41aからインクを排出するパージ動作などのメンテナンスが実行可能となる。
<制御部5>
図5に示すように、制御部5は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)などを含み、これらが協働して、ASFモータ20M、LFモータ35M、CRモータ50M、記録ヘッド41等の動作を制御する。
例えば、制御部5は、PCから送信された記録指示に基づいて、記録ヘッド41、ASFモータ20M、LFモータ35M、CRモータ50M等を制御して、用紙Pに画像等を記録させる。また、制御部5は、CRモータ50M、ASFモータ20M、LFモータ35M等を制御して、吐出口41aからインクを排出させるパージ動作などのメンテナンス動作を行う。
なお、本実施形態の制御部5では、CPU及びASICを1つずつ有しているが、制御部5は、CPUを1つだけ含み、この1つのCPUが必要な処理を一括して行うものであってもよいし、CPUを複数含み、これら複数のCPUが必要な処理を分担して行うものであってもよい。また、制御部5は、ASICを1つだけ含み、この1つのASICが必要な処理を一括して行うものであってもよいし、ASICを複数含み、これら複数のASICが必要な処理を分担して行うものであってもよい。
<メンテナンス動作>
次に、プリンタ部10のメンテナンス動作について、図6を参照しつつ以下に説明する。制御部5は、吸引パージを実行するためのパージ信号を受信すると、まずはカラーインクを排出する第1吸引パージ処理を実行する。なお、パージ信号を受信する際に、記録ヘッド41(キャリッジ51)が画像記録領域G1に配置されている状態として以下説明する。
次に、制御部5は、CRモータ50Mを制御して記録ヘッド41が画像記録領域G1からメンテナンス領域G2のメンテナンス位置(吐出面41bと吸引キャップ71とが上下方向A1に対向する位置)に移動するように、キャリッジ51を移動させる。このとき、動力伝達機構100によってLFモータ35Mの動力が吸引ポンプ66に伝達可能となり、ASFモータ20Mの動力がキャップ昇降機構73、移動機構64、切換機構67に伝達可能となる。
制御部5は、ASFモータ20Mを逆転駆動し、図6(a)に示すように吸引キャップ71を離隔位置から当接位置に移動させる。この後、制御部5は、LFモータ35Mを駆動し、吸引ポンプ66を所定時間駆動させる。これにより、密閉空間K1内の圧力が低下し、吐出口41aから凹部71aにカラーインクが排出される。
次に、制御部5は、ASFモータ20Mを逆転駆動し、図6(b)に示すように吸引キャップ71を当接位置から離隔位置に移動させた状態で、LFモータ35Mを駆動し、吸引ポンプ66を所定時間駆動する。これにより、凹部71a内に残存するカラーインクが廃液タンク68に排出される。こうして、第1吸引パージ処理が終了する。
次に、制御部5は、ASFモータ20Mを正転駆動して回転カム82を回転させ、図6(b)に示すように、バネ81の付勢力に抗してワイパー部材62を拭取位置に移動させる。ワイパー部材62が拭取位置に移動すると、ワイパー部材62の一対の突起76a2がメンテフレーム65と係止し、ワイパー部材62が拭取位置に保持される。
次に、制御部5は、CRモータ50Mを制御して記録ヘッド41がメンテナンス領域G2から画像記録領域G1に移動するように、キャリッジ51を移動させる。これにより、図6(c)に示すように、記録ヘッド41が左方に移動する。このとき、吐出面41bがワイパーブレード75の先端部分75cと当接し、ワイパー部材62が吐出面41bに対して相対的に右方向へ移動し、吐出面41bに付着したカラーインクを拭き取る。なお、記録ヘッド41がメンテナンス位置以外の位置にあるときは、吸引ポンプ66、キャップ昇降機構73、移動機構64及び切換機構67に各モータ20M、35Mの動力が伝達されない。
次に、制御部5は、CRモータ50Mを制御して記録ヘッド41が画像記録領域G1からメンテナンス位置に移動するように、キャリッジ51を移動させる。つまり、記録ヘッド41を図6(d)に示す位置(ワイパー部材62よりも左方の位置)から右方(吐出面41bに対するワイパー部材62の相対移動方向が拭取方向とは逆方向となる方向)に移動させる。
すると、図6(e)に示すように、記録ヘッド41とワイパーブレード75の先端部分5cとが当接する。このとき、記録ヘッド41の移動による力によってワイパー部材62が一対の突起76b1を中心としてバネ81の付勢力に抗して回動する。この結果、ワイパー部材62の一対の突起76a2とメンテフレーム65と係止が解除され、ワイパー部材62がバネ81の付勢力によって待機位置に配置される。
その後、記録ヘッド41がメンテナンス位置に配置されることで、動力伝達機構100によってLFモータ35Mの動力が吸引ポンプ66に伝達可能となり、ASFモータ20Mの動力がキャップ昇降機構73、移動機構64、切換機構67に伝達可能となる。
また、制御部5は、第1吸引パージ処理と同様にして第2吸引パージ処理を行い、ブラックインクを排出させる。
上述の実施形態では特に触れられていないが、複合機1は、記録動作を実行せずにPCからの記録指示を待っているときには、キャリッジ51が動かないようにキャリッジ51を一時的に固定するロッカー(図示省略)を備えていてもよい。
ロッカーは、回転カム82に連動して動くように構成されており、回転カム82の回転に伴って、キャリッジ51を固定する状態とキャリッジ51の固定を解除する状態とになる。複合機1にPCから記録指示が入力されると、キャリッジ51の固定を解除するために回転カム82を回転させる。複合機1が記録動作を終えて一定時間が経過すると、ロッカーを、キャリッジ51を固定する状態にするために回転カム82を動かす。そして、しばらくして複合機1にPCから記録指示が入力されると、キャリッジ51の固定を解除するために回転カム82を再び回転させる。
このように、メンテナンス動作とは関係がないときに、回転カム82が回転する機会がある。回転カム82が回転すると、必然的にワイパー部材62が昇降する。このとき、ワイパーブレード75に拭き取った直後のインクが付着している場合、ワイパーブレード75が移動することによりインクが装置内に飛散する可能性が高い。このような状況に対応するため、本実施形態の制御部5は以下のような制御を行う。
<インクの飛散を抑制する制御>
制御部5は、ワイパー部材62を待機位置と拭取位置との間で移動させるときの制御として、ワイパーブレード75に付着しているインクの飛散を考慮しない第1モードと、ワイパーブレード75に付着しているインクの飛散を抑制する第2モードとを有している。第1モード及び第2モードは、ロッカーによるキャリッジ51の固定を解除するために回転カム82を回転させる際のASFモータ20Mの回転速度の調整方法をそれぞれ規定している。そして、制御部5は、図7のフローチャートにしたがって制御する。図7は、PCから記録指示が入力されたときの制御部5の動作を示すフローチャートである。
PCから記録指示が送信されると、ステップS10において制御部5は、ワイパーブレード75で吐出面41bを拭き取ってから所定時間以内か否かを判別する。つまり、メンテナンス動作を行ってから所定時間以内か否かを判別する。
所定時間はワイパーブレード75にインクが付着したまま残っている可能性が高い時間であり、例えば実験によって求められた時間に予め設定されている。通常、メンテナンス動作によってワイパーブレード75に付着したインクは、ワイパーブレード75から落下して下方に配設された吸収材に吸収されるか、ワイパーブレード75上で自然乾燥する。したがって、例えば自然乾燥するまでの時間を所定時間に設定することができる。
ステップS10において所定時間を超えていれば、ワイパーブレード75にインクが付着したまま残っている可能性は低く、ワイパーブレード75からインクが飛散する可能性が低いと判断し、ステップS11へ進んで制御部5は第1モードを実行する。ここで、ワイパーブレード75が拭取位置と待機位置との間を移動する時間は、第2モードを実行した場合より第1モードを実行した場合が短い。よって、第1モードを実行することにより、ワイパーブレード75の移動時間が短くなる。その結果、ファーストプリントタイムを短縮することができる。
一方、ステップS10において所定時間以内であれば、ワイパーブレード75にインクが付着したまま残っている可能性が高く、ワイパーブレード75からインクが飛散する可能性が高いと判断し、ステップS12へ進んで制御部5は第2モードを実行する。第2モードを実行することにより、ワイパーブレード75に付着しているインクの飛散を抑制することができる。
なお、ステップS11及びステップS12では、それぞれ第1モード及び第2モードに基づいてASFモータ20Mが制御される。これにより、回転カム82が回転し、ロッカーの固定が解除されるとともに、ワイパー部材62が待機位置と拭取位置との間で昇降する。
ステップS11及びステップS12からはステップS13へ進んで、制御部5は、記録ヘッド41、ASFモータ20M、LFモータ35M、CRモータ50M等を制御して、キャリッジ51を画像記録領域G1に移動させて用紙Pに画像を記録させる。
以下に、第1モード及び第2モードについて3つの実施形態を例に説明する。
<第1実施形態>
図8は、第1実施形態の一例の第1モード90及び第2モード91における移動開始位置L1から移動停止位置L2までのワイパーブレード75の速度変化を示す図である。第1実施形態の第1モード90は、ワイパーブレード75を、第1閾値T1を超える速度V2を含む速度で移動させるモードである。また、第1実施形態の第2モード91は、ワイパーブレード75を第1閾値T1以下の速度で移動させるモードである。
上記の第1閾値T1は、インクが付着したまま残っているワイパーブレード75を移動させた場合にインクが飛散しにくい速度の上限値である。第1閾値T1は、例えば実験によって求めることができ、複合機1に予め設定された値である。また、移動開始位置L1は、ワイパーブレード75が待機位置から拭取位置へ移動する場合は待機位置を指し、ワイパーブレード75が拭取位置から待機位置へ移動する場合は拭取位置を指す。また、移動停止位置L2は、ワイパーブレード75が待機位置から拭取位置へ移動する場合は拭取位置を指し、ワイパーブレード75が拭取位置から待機位置へ移動する場合は待機位置を指す。
具体的には、制御部5が第1モード90を実行すると、ワイパーブレード75は移動開始位置L1で停止している状態から徐々に速くなり、移動開始位置L1と移動停止位置L2の間の第1位置L3で速度V2に到達する。その後、第1位置L3と移動停止位置L2の間の第2位置L4までワイパーブレード75は速度V2を維持し、第2位置L4から徐々に遅くなり移動停止位置L2で停止する。
また、制御部5が第2モード91を実行すると、ワイパーブレード75は移動開始位置L1で停止している状態から徐々に速くなり、第1位置L3で第1閾値T1以下の第1速度V1に到達する。その後、第2位置L4までワイパーブレード75は第1速度V1を維持し、第2位置L4から徐々に遅くなり移動停止位置L2で停止する。
なお、図8では一定の速度変化と一定の最高速度とを組み合わせて第1モード90及び第2モード91を形成しているが、上記の第1モード90及び第2モード91の要件を満たしていれば、速度変化は一定でなくてもよく、一定の速度部分はなくてもよい。
このように、第2モード91によってワイパーブレード75を第1閾値T1以下の速度で移動させることにより、ワイパーブレード75に付着しているインクが飛散することを抑制することができる。また、ワイパーブレード75が移動開始するときと移動停止するときの衝撃によって、特にワイパーブレード75に付着しているインクが飛散しやすいため、第2モード91においてワイパーブレード75の移動開始時及び移動停止時の速度変化を小さくすることにより、ワイパーブレード75に付着しているインクが飛散することをさらに抑制することができる。
<第2実施形態>
図9は、第2実施形態の一例の第1モード92及び第2モード93における移動開始位置L1から移動停止位置L2までのワイパーブレード75の加速度及び減速度の変化を示す図である。第2実施形態の第1モード92は、ワイパーブレード75を、第2閾値T2を超える加速度AC2及び第3閾値T3を超える減速度DE2を含む加速度及び減速度で移動させるモードである。また、第2実施形態の第2モード93は、ワイパーブレード75を第2閾値T2以下の加速度及び第3閾値T3以下の減速度で移動させるモードである。
上記の第2閾値T2及び第3閾値T3は、インクが付着したまま残っているワイパーブレード75を移動させた場合にインクが飛散しにくい加速度及び減速度の上限値である。第2閾値T2及び第3閾値T3は、例えば実験によって求めることができ、複合機1に予め設定された値である。
具体的には、制御部5が第1モード92を実行すると、ワイパーブレード75は移動開始位置L1で停止している状態から加速度AC2で加速して第1位置L3で加速度が0になることで一定速度となる。その後、第2位置L4までワイパーブレード75は一定速度で移動し、第2位置L4から減速度DE2で減速して移動停止位置L2で停止する。
また、制御部5が第2モード93を実行すると、ワイパーブレード75は移動開始位置L1で停止している状態から第2閾値T2以下の加速度AC1で加速して第1位置L3で加速度が0になることで一定速度となる。その後、第2位置L4までワイパーブレード75は一定速度で移動し、第2位置L4から第3閾値T3以下の減速度DE1で減速して移動停止位置L2で停止する。
なお、図9では等加速度及び等減速度を組み合わせて第1モード92及び第2モード93を形成しているが、上記の第1モード92及び第2モード93の要件を満たしていれば、加速度及び減速度は徐々に変化してもよい。
このように、第2モード93によってワイパーブレード75を第2閾値T2以下の加速度AC1及び第3閾値T3以下の減速度DE1でゆっくり速度変化させることにより、ワイパーブレード75に付着しているインクが飛散することを抑制することができる。また、ワイパーブレード75が移動開始するときと移動停止するときの衝撃によって、特にワイパーブレード75に付着しているインクが飛散しやすいため、第2モード93においてワイパーブレード75の移動開始時及び移動停止時の加速度の変化をなくすことにより、ワイパーブレード75に付着しているインクが飛散することをさらに抑制することができる。
<第3実施形態>
第3実施形態は第1実施形態及び第2実施形態を組み合わせた形態である。すなわち、図8及び図9に示すように、第3実施形態の第1モードは、ワイパーブレード75を、第2閾値T2を超える加速度AC2で加速させて第1閾値T1を超える速度V2とし、第1閾値T1を超える速度V2から第3閾値T3を超える減速度DE2で減速させるモードである。また、第3実施形態の第2モードは、ワイパーブレード75を、第2閾値T2以下の加速度で加速させて第1閾値T1以下の速度とし、第1閾値T1以下の速度から第3閾値T3以下の減速度で減速させるモードである。
具体的には、制御部5が第1モードを実行すると、ワイパーブレード75は移動開始位置L1で停止している状態から加速度AC2で加速して第1位置L3で速度V2となる。その後、第2位置L4までワイパーブレード75は速度V2で移動し、第2位置L4から減速度DE2で減速して移動停止位置L2で停止する。
また、制御部5が第2モードを実行すると、ワイパーブレード75は移動開始位置L1で停止している状態から加速度AC1で加速して第1位置L3で第1速度V1となる。その後、第2位置L4までワイパーブレード75は第1速度V1で移動し、第2位置L4から減速度DE1で減速して移動停止位置L2で停止する。
なお、上記の第3実施形態では一定の速度変化と一定の最高速度とを組み合わせて第1モード及び第2モードを形成しているが、上記の第1モード及び第2モードの要件を満たしていれば、速度変化は一定でなくてもよく、一定の速度部分はなくてもよい。
このように、第2モードによってワイパーブレード75を第2閾値T2以下の加速度AC1でゆっくり速度変化させ、第1閾値T1以下の第1速度V1でゆっくり移動させ、第3閾値T3以下の減速度DE2でゆっくり速度変化させることにより、ワイパーブレード75に付着しているインクが飛散することを特に抑制することができる。また、ワイパーブレード75が移動開始するときと移動停止するときの衝撃によって、特にワイパーブレード75に付着しているインクが飛散しやすいため、第2モードにおいてワイパーブレード75の移動開始時及び移動停止時の速度変化を小さくすることにより、ワイパーブレード75に付着しているインクが飛散することをさらに抑制することができる。
<変形例>
なお、上記の実施形態では、用紙にインクを吐出して印刷を行っているが、これに限定されるものではない。例えば、配線基板の基材に導電材の液体を吐出して配線パターンを形成する産業用のプリンタや、布にインクを吐出して印刷するプリンタ等にも本発明を適用することができる。
また、上記の実施形態では吐出という文言を用いたが、本明細書において吐出とは広義に解釈すべきであり、例えば滴下の意味も含んでいる。
<実施形態の効果>
上記の第1実施形態に基づくインクジェット記録装置は、液体を吐出するノズルの一例としての吐出面41bと、吐出面41bに接触可能な拭取位置と吐出面41bから離間した待機位置との間で移動し、拭取位置において吐出面41bに付着したインクを拭き取るワイパーブレード75とを備える。またインクジェット記録装置は、ワイパーブレード75を、第1閾値T1を超える速度V2を含む速度で移動させる第1モード90と、ワイパーブレード75を第1閾値T1以下の速度で移動させる第2モード91と、を実行可能な制御部5を備える。そして、ワイパーブレード75を移動させる場合、ワイパーブレード75が吐出面41bを拭き取ってから所定時間以内であれば、制御部5は第2モード91を実行する。
ワイパーブレード75が吐出面41bを拭き取ってから所定時間以内の場合、ワイパーブレード75にインクが付着したまま残っている可能性が高いため、この構成のように、ワイパーブレード75を第1閾値T1以下の速度でゆっくり移動させることにより、ワイパーブレード75に付着しているインクが飛散することを抑制することができる。
また上記の第1実施形態に基づくインクジェット記録装置によれば、第2モード91は、ワイパーブレード75の速度を拭取位置又は待機位置の一方である移動開始位置L1から徐々に速くして第1閾値T1以下の第1速度V1とし、拭取位置又は待機位置の他方である移動停止位置L2の手前で第1速度V1から徐々に遅くして移動停止位置L2でワイパーブレード75を停止させるモードである。
ワイパーブレード75が移動開始するときと移動停止するときの衝撃によって、特にワイパーブレード75に付着しているインクが飛散しやすいため、この構成のように、ワイパーブレード75の速度変化を小さくすることにより、ワイパーブレード75に付着しているインクが飛散することをさらに抑制することができる。
また上記の第2実施形態に基づくインクジェット記録装置は、インクを吐出する吐出面41bと、吐出面41bに接触可能な拭取位置と吐出面41bから離間した待機位置との間で移動し、拭取位置において吐出面41bに付着したインクを拭き取るワイパーブレード75とを備える。またインクジェット記録装置は、ワイパーブレード75を、第2閾値T2を超える加速度AC2及び第3閾値T3を超える減速度DE2を含む加速度及び減速度で移動させる第1モード92と、ワイパーブレード75を第2閾値T2以下の加速度及び第3閾値T3以下の減速度で移動させる第2モード93と、を実行可能な制御部5を備える。そして、ワイパーブレード75を移動させる場合、ワイパーブレード75が吐出面41bを拭き取ってから所定時間以内であれば、制御部5は第2モード93を実行する。
ワイパーブレード75が吐出面41bを拭き取ってから所定時間以内の場合、ワイパーブレード75にインクが付着したまま残っている可能性が高いため、この構成のように、ワイパーブレード75を第2閾値T2以下の加速度及び第3閾値T3以下の減速度でゆっくり速度変化させることにより、ワイパーブレード75に付着しているインクが飛散することを抑制することができる。
また上記の第2実施形態に基づくインクジェット記録装置によれば、第2モード93は、ワイパーブレード75を拭取位置又は待機位置の一方である移動開始位置L1から第2閾値T2以下の等加速度AC1で加速して一定速度とし、拭取位置又は待機位置の他方である移動停止位置L2の手前で一定速度から第3閾値T3以下の等減速度DE1で減速して移動停止位置L2で停止させるモードである。
ワイパーブレード75が移動開始するときと移動停止するときの衝撃によって、特にワイパーブレード75に付着しているインクが飛散しやすいため、この構成のように、ワイパーブレード75の加速度の変化をなくすことにより、ワイパーブレード75に付着しているインクが飛散することをさらに抑制することができる。
また上記の第3実施形態に基づくインクジェット記録装置は、インクを吐出する吐出面41bと、吐出面41bに接触可能な拭取位置と吐出面41bから離間した待機位置との間で移動し、拭取位置において吐出面41bに付着したインクを拭き取るワイパーブレード75とを備える。またインクジェット記録装置は、ワイパーブレード75を、第2閾値T2を超える加速度AC2で加速させて第1閾値T1を超える速度V2とし、第1閾値T1を超える速度V2から第3閾値T3を超える減速度DE2で減速させる第1モードと、ワイパーブレード75を、第2閾値T2以下の加速度で加速させて第1閾値T1以下の速度とし、第1閾値T1以下の速度から第3閾値T3以下の減速度で減速させる第2モードと、を実行可能な制御部5とを備える。そして、ワイパーブレード75を移動させる場合、ワイパーブレード75が吐出面41bを拭き取ってから所定時間以内であれば、制御部5は第2モードを実行する。
ワイパーブレード75が吐出面41bを拭き取ってから所定時間以内の場合、ワイパーブレード75にインクが付着したまま残っている可能性が高いため、この構成のように、ワイパーブレード75を第2閾値T2以下の加速度でゆっくり速度変化させ、第1閾値T1以下の速度でゆっくり移動させ、第3閾値T3以下の減速度でゆっくり速度変化させることにより、ワイパーブレード75に付着しているインクが飛散することを抑制することができる。
また上記の第3実施形態に基づくインクジェット記録装置によれば、第2モードは、ワイパーブレード75を拭取位置又は待機位置の一方である移動開始位置L1から第2閾値T2以下の等加速度AC1で加速して第1速度V1とし、拭取位置又は待機位置の他方である移動停止位置L2の手前で第1速度V1から第3閾値T3以下の等減速度DE1で減速して移動停止位置L2で停止させるモードである。
ワイパーブレード75が移動開始するときと移動停止するときの衝撃によって、特にワイパーブレード75に付着しているインクが飛散しやすいため、この構成のように、ワイパーブレード75の加速度の変化をなくすことにより、ワイパーブレード75に付着しているインクが飛散することをさらに抑制することができる。
また上記の第1実施形態から第3実施形態に基づくインクジェット記録装置によれば、ワイパーブレード75が拭取位置と待機位置との間を移動する時間は、第2モードを実行した場合より第1モードを実行した場合が短い。そして、ワイパーブレード75を移動させる場合、ワイパーブレード75が吐出面41bを拭き取ってから所定時間を超えていれば、制御部5は第1モードを実行する。
ワイパーブレード75が吐出面41bを拭き取ってから所定時間を超えている場合、ワイパーブレード75にインクが付着したまま残っている可能性が低いため、この構成のように、第1モードでワイパーブレード75を移動させることにより、ワイパーブレード75の移動時間が短くなる。よって、例えば印刷時であれば、ファーストプリントタイムを短縮することができる。
1 複合機(液体吐出装置)
5 制御部
41b 吐出面(ノズル)
75 ワイパーブレード
90、92 第1モード
91、93 第2モード
L1 移動開始位置
L2 移動停止位置
T1 第1閾値
T2 第2閾値
T3 第3閾値
V1 第1速度

Claims (8)

  1. 液体を吐出するノズルと、
    前記ノズルに接触可能な拭取位置と前記ノズルから離間した待機位置との間で移動し、前記拭取位置において前記ノズルに付着した前記液体を拭き取るワイパーブレードと、
    前記ワイパーブレードを、第1閾値を超える速度を含む速度で移動させる第1モードと、前記ワイパーブレードを前記第1閾値以下の速度で移動させる第2モードと、を実行可能な制御部とを備え、
    前記ワイパーブレードを移動させる場合、前記ワイパーブレードが前記ノズルを拭き取ってから所定時間以内であれば、前記制御部は前記第2モードを実行することを特徴とする液体吐出装置。
  2. 前記第2モードは、前記ワイパーブレードの速度を前記拭取位置又は前記待機位置の一方である移動開始位置から徐々に速くして前記第1閾値以下の第1速度とし、前記拭取位置又は前記待機位置の他方である移動停止位置の手前で前記第1速度から徐々に遅くして前記移動停止位置で前記ワイパーブレードを停止させるモードであることを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
  3. 液体を吐出するノズルと、
    前記ノズルに接触可能な拭取位置と前記ノズルから離間した待機位置との間で移動し、前記拭取位置において前記ノズルに付着した前記液体を拭き取るワイパーブレードと、
    前記ワイパーブレードを、第2閾値を超える加速度及び第3閾値を超える減速度を含む加速度及び減速度で移動させる第1モードと、前記ワイパーブレードを前記第2閾値以下の加速度及び前記第3閾値以下の減速度で移動させる第2モードと、を実行可能な制御部とを備え、
    前記ワイパーブレードを移動させる場合、前記ワイパーブレードが前記ノズルを拭き取ってから所定時間以内であれば、前記制御部は前記第2モードを実行することを特徴とする液体吐出装置。
  4. 前記第2モードは、前記ワイパーブレードを前記拭取位置又は前記待機位置の一方である移動開始位置から前記第2閾値以下の等加速度で加速して一定速度とし、前記拭取位置又は前記待機位置の他方である移動停止位置の手前で前記一定速度から前記第3閾値以下の等減速度で減速して前記移動停止位置で停止させるモードであることを特徴とする請求項3に記載の液体吐出装置。
  5. 液体を吐出するノズルと、
    前記ノズルに接触可能な拭取位置と前記ノズルから離間した待機位置との間で移動し、前記拭取位置において前記ノズルに付着した前記液体を拭き取るワイパーブレードと、
    前記ワイパーブレードを、第2閾値を超える加速度で加速させて第1閾値を超える速度とし、前記第1閾値を超える速度から第3閾値を超える減速度で減速させる第1モードと、前記ワイパーブレードを、前記第2閾値以下の加速度で加速させて前記第1閾値以下の速度とし、前記第1閾値以下の速度から前記第3閾値以下の減速度で減速させる第2モードと、を実行可能な制御部とを備え、
    前記ワイパーブレードを移動させる場合、前記ワイパーブレードが前記ノズルを拭き取ってから所定時間以内であれば、前記制御部は前記第2モードを実行することを特徴とする液体吐出装置。
  6. 前記第2モードは、前記ワイパーブレードを前記拭取位置又は前記待機位置の一方である移動開始位置から前記第2閾値以下の等加速度で加速して第1速度とし、前記拭取位置又は前記待機位置の他方である移動停止位置の手前で前記第1速度から前記第3閾値以下の等減速度で減速して移動停止位置で停止させるモードであることを特徴とする請求項5に記載の液体吐出装置。
  7. 前記ワイパーブレードが前記拭取位置と前記待機位置との間を移動する時間は、前記第2モードを実行した場合より前記第1モードを実行した場合が短く、
    前記ワイパーブレードを移動させる場合、前記ワイパーブレードが前記ノズルを拭き取ってから前記所定時間を超えていれば、前記制御部は前記第1モードを実行することを特徴とする請求項1から請求項6の何れか一項に記載の液体吐出装置。
  8. 請求項1から請求項7の何れか一項に記載の液体吐出装置を備えたインクジェット記録装置。
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