JP2018110634A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】最上位高確遊技状態に移行した場合、有利区間が終了しても、低確遊技状態に移行することなく、そのままの遊技状態とし、獲得利益を遊技者に有効に還元させる。【解決手段】籤の仕様が異なる遊技状態に、再遊技確率が低い少なくとも一の低確遊技状態たる非RT,RT1と、低確遊技状態との間で移行可能な再遊技確率が高い複数の高確遊技状態RT2〜12とを有し、一の高確遊技状態RT12は、他の高確遊技状態RT2〜11に比べて、低確遊技状態に移行することなく遊技状態を維持したまま、遊技者に有利となる前記指示機能に係る処理を実行する確率が高い仕様にしている。【選択図】図4

Description

本発明は、回胴式遊技機、その他のスロットマシン、アーケードゲーム機等の遊技機に関する。
特許文献1に、再遊技確率が8978/65536≒1/7.3と低い低確遊技状態(一般遊技状態)と、再遊技確率が51680/65536≒1/1.27等と高い複数の高確遊技状態RT1〜7とを有し、低確遊技状態から所定出目(SBこぼし目)の表示により第1段階の高確遊技状態RT1に移行させ、有利区間たるアシストタイムAT中の指示機能の作動下、低確転落リプレイ(リプ1,2)の表示を回避しつつ昇格リプレイ(リプ3〜7)を表示させることにより、第2,第3段階の高確遊技状態RT2,RT3を経て、50ゲーム継続する高確遊技状態RT4又は100ゲーム継続する高確遊技状態RT5若しくは150ゲーム継続する高確遊技状態RT6の何れかに到達させるか、或いは、第1〜第3段階の高確遊技状態から特定昇格リプレイ(リプ8)を表示させることにより300ゲーム継続する高確遊技状態RT7に到達させ、到達した高確遊技状態RT4〜7での各ゲーム数の消化後に低確遊技状態に復帰させる仕様をもつ遊技機が記載されている(図2等)。
特開2014−4448号公報
上記文献記載のものは、到達した最上位の高確遊技状態RT4〜7において、各ゲーム数の消化によりATフラグを0にするまでアシストタイムAT中にあるため(段落0406)、押し順小役についての高配当の入賞を積み重ねることができる。しかし、最も有利なRT7でも、300ゲーム経過後は低確遊技状態からのやり直しとなる。上記文献記載のものは、最上位の高確遊技状態RT4〜7のとき、低確遊技状態及び第1〜第3段階の高確遊技状態RT1〜3での累積消化ゲーム数が1000回に達し、天井フラグがオンされていると、AT潜伏フラグをオンにしてアシストタイムATを潜伏させる仕様を付加するが(図104)、遊技者によっては、その潜伏の利益を享受しないまま、最上位の高確遊技状態RT4〜7が終了して低確遊技状態に復帰したときに遊技を止めてしまい、せっかくの利益を捨ててしまう恐れがある。
本発明の課題は、特定の高確遊技状態に移行できた場合、そのままの遊技状態で、遊技者に獲得利益を有効かつ効果的に還元できる遊技機を提供する点にある。
複数コマの図柄を可変表示させる複数の可変表示要素(左リール1L,中リール1C,右リール1R)を有し、
遊技媒体の投入下における可変表示開始操作を契機に内部抽せん用の乱数値を抽出し、抽出した乱数値に基づいて予め定義した複数の籤の中から当せんを決定する内部抽せん手段(K)と、
前記可変表示要素の可変表示を、対応する停止操作に基づいて、前記内部抽せん手段で当せんと決定した籤に含まれる役に対応した図柄の組合せの表示を許容させる可変表示制御手段(リール制御手段V)とを含み、
前記籤の当せん確率の組合せである設定の違いによらない当せん確率にて当せんさせる籤の当せんを契機に、停止操作についての指示機能を作動可能とする有利区間に移行可能にした遊技機を前提とする。
「可変表示要素」は、リール(回胴)、ベルト、画像を含む。
「遊技媒体」は、遊技メダル、遊技球、貯留装置の電磁的記録を含む。
「籤(くじ)」は、当せんエリアともいう。また、籤自体を条件装置あるいは条件装置グループということもできる。
「設定」とは、規定数(遊技の結果を1回得るために投入をする必要がある遊技メダル等の数として遊技の種類ごとに定められたもの)に応じた入賞、再遊技、役物又は役物連続作動装置の作動に係るそれぞれの「条件装置」が作動する確率の組合せをいう(遊技機規則第6条別表第二(3)ヘ)。要するに、定義した籤の当せん確率の組合せを意味する。当せん確率の組合せの違いにより、最低出玉となる設定1から最高出玉となる設定6まで、6段階に変更できる仕様が一般的である。ただし、6段階以下なら、5段階、4段階、3段階、2段階の各変更仕様でもよい。
「指示機能」とは、遊技媒体の獲得を補助する目的として行う可変表示要素に対する停止操作位置(押下位置)や停止順序を指示する機能をいう。主制御装置(主基板)で管理するメインモニタに、指示情報信号を識別する番号等を表示すると共に、周辺制御装置(周辺基板)で管理する液晶表示装置等に、ストップボタンの配置に対応させて、例えば指示情報信号が「左中右」の停止順序を指示するものなら、「123」等と該当するナビ情報を表示するのが一般的である。
「条件装置」とは、その作動が「入賞」、「再遊技」、「役物」又は「役物連続作動装置」の作動に係る図柄の組合せが表示されるために必要な条件とされている装置で、内部抽せん(遊技機内で行われる電子計算機によるくじ)に当せんした場合に作動するものをいう(遊技機規則第6条別表第二(3)ホ)。要するに、当せんフラグを意味する。
「入賞」とは、図柄について遊技メダル等(遊技メダル又は遊技球(遊技機規則第6条別表第二(1)ハ)を獲得するため必要な組合せとしてあらかじめ定められたものが表示されることをいう(遊技機規則第6条別表第二(3)ニ)。
「再遊技」とは、遊技メダル等の投入をすることによらずに行うことができる遊技をいう(遊技機規則第6条別表第二(3)イ)。
なお、再遊技、役物及び役物連続作動装置の作動は、入賞でない(平成16年(2004年)5月26日警察庁丁生環発155「技術上の規格解釈基準」の二.各論の(四)の(1)ロ(ハ))。
「役物」とは、入賞を容易にするための特別の装置をいう(風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律施行規則第9条)。
「役物連続作動装置」とは、「第一種特別役物」又は「第二種特別役物」を連続して作動させることができる装置で、特定の図柄の組合せが表示された場合に作動しあらかじめ定められた場合に作動を終了するものをいう(遊技機規則第6条別表第二(3)チ)。
「第一種特別役物」とは、規定数ごとの入賞に係る図柄の組合せの数を増加させ、又は規定数ごとの入賞に係る条件装置が作動する確率を上昇させる役物で、あらかじめ定められた場合に作動し12回を超えない回数の遊技の結果が得られるまで作動を継続することができるものをいう(遊技機規則第6条別表第二(3)ト)。
「第二種特別役物」とは、内部抽せんの結果にかかわらず入賞に係る条件装置を作動させることとなる役物で、あらかじめ定められた場合に作動し1回の遊技の結果が得られた場合に作動を終了するものをいう(遊技機規則第6条別表第二(3)ヌ)。
「有利区間」とは、最大獲得数が得られる当せんに係る入賞役についての押下位置や停止順序の指示を原則1回以上行う、指示機能に係る性能を有する遊技区間をいう。原則としているのは、有利区間の遊技数が所定上限遊技数(1500回)を超えるまでに、あるいは、有利区間中に作動した第一種特別役物又は役物連続作動装置の作動終了後の任意に定める有利区間の終了時までに、最大獲得数が得られる当せんに係る入賞役についての押下位置や停止順序を指示する機会がなかった場合は、その指示を行わないことがあり得るからである。この有利区間中は、「指示機能に係る処理」を行うことができる。
「指示機能に係る処理」とは、指示機能の上乗せ、継続等の指示権利に係る直接的な処理、抽せん状態やその状態移行の遷移等(遊技数減算等)の間接的な処理及び有利区間を終了させる処理をいう。指示機能に係る処理は、遊技履歴等の抽せんに係らないものも含め、すべての設定において同一である限り自由に定めることができる。指示機能に係る処理には、指示機能の上乗せ等、遊技者に有利なものと、有利区間の終了等、遊技者に不利なものとを含む。
なお、有利区間でない非有利区間は、原則として、「通常区間」となる。
「通常区間」とは、指示機能により獲得性能に差異が生じる条件装置作動状態に係る信号(指示情報信号)を周辺基板に送信してはならない区間であり、かつ指示機能に係る性能(但し、有利区間へ移行する抽せんを除く)に一切影響を及ぼさない、指示機能に係る性能を有さない遊技区間をいう。原則としているのは、役物連続作動装置又は第一種特別役物に係る条件装置に紐付いて有利区間移行抽せんに当せんした際、当該条件装置の内部中(所定のシミュレーション試験による出玉率が1以上の場合を除く)、当該役物連続作動装置又は第一種特別役物の作動時まで有利区間の開始を待機することができる「待機区間」を除く趣旨である。
以上の遊技機において、
前記籤の仕様が異なる遊技状態として、次遊技を新たな遊技媒体の投入なしで行える再遊技の確率が相対的に低い少なくとも一の低確遊技状態(非RT,RT1)と、前記低確遊技状態との間で移行可能な前記再遊技の確率が相対的に高い複数の高確遊技状態(RT2〜12)とを有し、
前記高確遊技状態のうち少なくとも一の高確遊技状態(RT12)は、この一の高確遊技状態を除く他の高確遊技状態(RT2〜11)に比べて、前記低確遊技状態(非RT,RT1)に移行することなく遊技状態を維持したまま、遊技者に有利となる前記指示機能に係る処理(上乗せ等)を実行する確率が高い仕様にしている。
これにより、一の高確遊技状態に移行できた場合、そのままの遊技状態で遊技者に有利となる指示機能に係る処理を行うことが他の高確遊技状態のときよりも高確率で期待できる。このため、遊技者の遊技継続意思を持続させたまま、獲得した利益を遊技者に有効かつ効果的に還元できる。
以上のもので、前記他の高確遊技状態(RT2〜11)は、前記指示機能の非作動下で表示の回避が困難な転落契機図柄の組合せ(ブランクBLK1〜6)の表示により前記低確遊技状態(RT1)に移行し、前記一の高確遊技状態(RT12)は、前記転落契機図柄の組合せの表示による前記低確遊技状態への移行はなく、所定上限回数(17500G(G;ゲーム))の遊技を経た後に前記低確遊技状態(非RT)に移行する仕様にしている。
これにより、所定上限回数をある程度多く確保することにより、一の高確遊技状態が継続する遊技数を多くできる。このため、一の高確遊技状態では、設定の違いによらない当せん確率にて当せんさせる籤の当せんを契機とした有利区間への移行機会が、他の高確遊技状態よりも増える。よって、一の高確遊技状態において遊技状態を維持したまま指示機能を再作動させる確率を効果的に高め得る。
さらに、前記他の高確遊技状態(RT2〜11)は、前記転落契機図柄の組合せ(ブランクBLK1〜6)を表示可能とする籤(左ベル、中ベル、右ベル)とは異なる籤(特殊リプ1〜10)の当せんにより表示可能な昇格契機図柄の組合せ(REP10〜19)の表示により上位段階に昇格する複数段階の遊技状態から成り、前記一の高確遊技状態(RT12)へは、前記他の高確遊技状態における最上段の遊技状態(RT11)から昇格する仕様にしている。
これにより、一の高確遊技状態に到達する前の複数段階の高確遊技状態で転落契機図柄の組合せを表示してしまうと低確遊技状態からのやり直しとなるが、指示機能の作動下、転落契機図柄の組合せの表示を回避しつつ、転落契機図柄の組合せを表示可能とする籤とは異なる籤の当せんを得て昇格契機図柄の組合せを表示させる遊技数を多く確保できる。そして、首尾よく昇格契機図柄の組合せを表示させることができると、一段階ずつ上位段階に昇格でき、最終的に一の高確遊技状態への到達を目指すことになる。このため、一段階ずつ上位段階に昇格させながら出玉を増やすスリリングな遊技性を創出できる。
加えて、前記昇格契機図柄の組合せ(REP10〜19)を表示可能とする籤(特殊リプ1〜10)は、前記設定の違いによらない当せん確率にて当せんさせる仕様にしていると共に、前記有利区間中、この籤の当せんを契機に遊技者に有利となる前記指示機能に係る処理を実行する仕様にしている。
昇格契機図柄の組合せを表示可能とする籤は、遊技状態の移行を伴うため、有利区間にないときに有利区間に移行させる契機とすることはできないが、設定の違いによらない当せん確率にて当せんさせる仕様のため、有利区間中にあるときは、この籤の当せんを契機に遊技者に有利となる上乗せ等の指示機能に係る処理を実行することができる。このため、上位段階の高確遊技状態に昇格しても直ぐに指示機能が非作動となって低確遊技状態に転落するといった弊害を未然に防止でき、さらに上位段階への昇格に期待できる状況を効果的に作り出すことができる。
さらに加えて、前記有利区間が最大限継続可能な所定上限遊技数(1500G)を定めており、この所定上限遊技数について前記有利区間が継続するとした場合に、前記一の高確遊技状態(RT12)に到達可能なように、前記他の高確遊技状態(RT2〜11)の段数及び前記昇格契機図柄の組合せを表示させる籤(特殊リプ1〜10)の当せん確率を定めている。
これにより、有利区間が最大限継続可能な上限遊技数について有利区間が継続するとした場合には、目標とする一の高確遊技状態への到達が現に可能になり、遊技興趣を効果的に高め得る。
また、以上のそれぞれに加えて、前記一の高確遊技状態(RT12)では、前記設定の違いによらない当せん確率にて当せんさせ且つ前記指示機能に係る処理を実行可能にする籤の種類を、前記他の高確遊技状態(RT2〜11)よりも増加させている(専用リプ(REP20)を追加)。
これにより、一の高確遊技状態では、設定の違いによらない当せん確率にて当せんさせ且つ前記指示機能に係る処理を実行可能にする籤の種類が増えるため、一の高確遊技状態において遊技状態を維持したまま遊技者に有利な指示機能の上乗せ等をする確率を効果的に高め得る。
さらに、以上のそれぞれに加えて、前記一の高確遊技状態(RT12)は、前記指示機能の非作動下でも、単位投入遊技媒体数(メダル1枚)に対する獲得遊技媒体数の比率である期待値(eo)が1以上となる仕様にしている。
これにより、一の高確遊技状態に移行できると、有利区間が終了して指示機能が非作動となっても、遊技媒体の減少を防止できる。よって、一の高確遊技状態では、低確遊技状態に移行し難い有利な状況下、いわゆる万枚超えも夢でない極めて多い遊技媒体の獲得も可能になり、遊技者の遊技意欲を効果的に高め得る。
本発明遊技機の斜視図。 可変表示要素を構成するリールの展開図。 個々の条件装置等の一覧表。 同時当せんさせる条件装置毎に区分した籤(当せんエリア)一覧表。 遊技状態別の籤の当せん値数等の一覧表。 制御装置のブロック図。
図1に、本発明を適用する回胴式遊技機を示す。回胴式遊技機は、一般にパチスロと呼ばれ、遊技機規則、すなわち平成16年(2004年)1月30日の国家公安委員会規則第1での改正を経た昭和60年(1985年)2月12日の国家公安委員会規則第4「遊技機の認定及び型式の検定等に関する規則」に適合するスロットマシンである。なお、用語及びその技術内容は現行の遊技機規則に準じている。
遊技機筐体8Bは、ハニカムリアキャビネット8R及びキャビネット枠8W、扉状の上下フロントキャビネット8E,8Fを備える。上フロントキャビネット8Eには、演出動画や、有利区間たるアシストタイムAT中の指示情報信号に対応したナビ等をフルカラーで映し出す上部液晶表示装置71、サーチライトを模したドットマトリクス表示装置73、リールパネル8、展開及び収納可能な組ランプe1〜3をもつ左上可動ランプE1,同組ランプe4〜6をもつ右上可動ランプE2,同組ランプe7〜9をもつ左下可動ランプE3,同組ランプe10〜12をもつ右下可動ランプE4、左上ランプE5,右上ランプE6、リールパネル8を囲む門型ランプE7〜E11を備える。なお、左右は、遊技機に対面した遊技者目線における左右を意味する。
下フロントキャビネット8Fには、操作部8S、演出用の下部液晶ボタンABを兼用し且つ上部液晶表示装置71と協働した演出動画等を表示させる可動式ビジョンATVから成る下部液晶表示装置72、その両脇のサイドランプE12,E13を備える。91〜94はBGMや各種効果音等を出音するスピーカ、8Mはメダル払出口、8Gはメダル受皿である。筐体8Bの内部には、「ド、ド、ド、ドォー」等の重低音の再生により振動を発生させるウーハー90を内蔵している。
リールパネル8の透明な表示窓80の内部には、複数の回胴すなわち可変表示要素となる左リール1L、中リール1C、右リール1Rを備え、それぞれのリール帯10L,10C,10Rの外周に全部で20コマ配列した図柄のうち連続する3コマを窓越しに臨ませている。定常回転時を含む通常の正転時、各図柄は上から下にスクロールする。表示窓80の窓越しに表示される複数列及び複数段の図柄表示位置、すなわち、左・中・右リール1L,1C,1Rの3列とそれぞれの上・中・下の3段との、列と段で特定される3×3=9個の図柄表示位置において、例えば中段ライン(左中−中中−右中)のみを有効ラインとしている。なお、他のラインを含めて2本以上のラインを有効ラインとしてもよい。
操作部8Sには、遊技媒体たる遊技メダルを投入するメダル投入口2i、開始ボタンbi・上下左右の移動ボタンb1〜4・終了ボタンboをもち、音量、光量、BGM、キャラクター等を選択変更できる実機カスタマイズ用の十字キーユニットBT、貯留装置の電磁的記録すなわちクレジットから一回の遊技に必要な規定数例えば3枚(3BET)の掛けメダルを引き落とすベットボタン3、クレジット等に残る数のメダルをメダル受皿8Gに落す精算ボタン4、各リール1L,1C,1Rの可変表示(回転)を開始させるスタートスイッチとなるスタートレバー5、各リール1L,1C,1Rに対応して設け、対応するリールの可変表示(回転)を個別に停止させるストップスイッチとなる左ストップボタン6L、中ストップボタン6C、右ストップボタン6R、メダル投入口2i下流のメダル詰り時に押すリジェクトボタン2R、ドアキーの操作穴8Kを備える。
また、現時のクレジット数を表示させるクレジット表示器DL1、入賞による払出メダル枚数を表示させると共に有利区間たるアシストタイムATによる指示機能の作動時に指示情報信号のコード(番号等)を表示させるメインモニタMAを兼ねるペイアウト表示器DL2、そのドットを利用し、有利区間への移行が決定された次遊技から有利区間中にあるとき点灯させ、有利区間が終了した次遊技からの通常区間中に消灯させる区間表示器Ek、充当掛けメダルが1枚、2枚、3枚になる毎に点灯させる1〜3枚ランプEL1〜3、掛けメダルが受付可能なとき点灯させるベットランプELb、スタートレバー5による始動操作が可能なとき点灯させるスタートランプELs、再遊技に係る図柄の組合せが表示されて再遊技が作動したとき点灯させるリプレイランプELrを含む遊技基本ランプ類30を備える。
ベットランプELbの点灯時、掛けメダルが0の状態でメダル投入口2iからメダル1枚を入れると1枚ランプEL1が点灯し、さらに1枚入れると2枚ランプEL2が点灯し、さらに1枚入れると3枚ランプEL3が点灯し、規定数に達する。規定数の掛けメダルになると、スタートランプELsが点灯し、スタートレバー5による始動操作が可能になる。規定数に達した状態からスタートレバー5を操作しないでメダル投入口2iにさらにメダルを入れると、クレジット表示器DL1のカウンタを進め、所定上限数である50枚まで貯留可能となる。入賞により払出されたメダルも50枚まではクレジットに加算され、50枚を超えて払出されたメダルは、メダル払出口8Mからメダル受皿8Gに受止められる。
図2に示すように、各リール帯10L,10C,10Rの外周面には、赤7、黒バー、白バー、チェリー、スイカ、ブドウ、ベル1、ベル2、リプレイ、ブランクの全10種類の図柄を、図柄番号0,1〜19に対応させ且つ独特の縦の並びに従って印刷等により描いている。各リール帯10L,10C,10Rの上端と下端は結ばれて輪状になり、エンドレスに図柄をスクロールさせる。なお、各リール1L,1C,1Rのブドウ図柄は、スイカ図柄に似せたスイカ2図柄としてもよい。
各リール1L,1C,1Rは20コマの図柄を配する20コマリールである。各リール1L,1C,1Rの駆動には、21コマリール駆動用の1ステップ角が約1.43度、1−2相励磁により504ステップで一回転する仕様のステッピングモータSMを用いている。21コマリールの場合、一図柄あたり504/21=24ステップの均等ステップ数を割付けることができるが、20コマリールでは、504/20=25.2で整数解にならないため、不均等ステップ数を割付けている。ステップ数の多い方を26、ステップ数の少ない方を24とし、図柄番号0〜19を5で割った整数解の余りが奇数となる図柄番号1,3,6,8,11,13,16,18の図柄に少ない方の24ステップを割付け、その他の図柄番号0,2,4,5,7,9,10,12,14,15,17,19の図柄に多い方の26ステップを割付けている。
なお、ステッピングモータSMは、鉄芯外周に多数のロータ小歯をもつ永久磁石内蔵式のロータRmと、磁極内周に複数のステータ小歯をもつ複数組の磁極にA相、B相、C相(Aバー相(Aの反転相))、D相(Bバー相(Bの反転相))の巻線を巻回したステータSwとを有し、定常回転時、一の巻線をオンにする1相励磁と、一の巻線及び隣接する他の巻線をオンにする2相励磁とを、一割込み時間例えばt=1.49ms毎に交互に繰返す1−2相励磁により、励磁パルスの1ステップ更新により半ステップ角(2ステップ更新により1ステップ角)ずつ変位させ、504のステップ更新で一回転させる。また、励磁パルスのステップ更新方向を変更することにより正転と逆転とを可能にしている。
定常回転時、各リール1L,1C,1Rは、504ステップと1割込時間1.49msを乗じた750.96msで一回転する。1分間に約80回転となる。図柄が一コマ移動するのに要する時間は、平均約37.55msとなる。遊技機規則において通常時のリール停止操作から停止までの規定時間「190ms以内」というのは、((190÷37.55)−1)の整数解=4コマが許容される最大滑りコマ数となる。よって、各リール帯10L,10C,10Rにおいて、4コマ以下の図柄を間に挟んで表示対象の図柄が上下に変位する場合、その表示対象の図柄は必ず有効ラインに表示でき、表示確率は1となる。なお、ステッピングモータSMには、1−2相励磁により20の倍数である400等のステップ更新により一回転させる仕様のものを用い、1割込時間を1.875ms等としてもよい。
図3に、内部抽せんで引く籤(当せんエリア)の構成役となる個々の条件装置(当せんフラグ)に対応する有効ライン上の図柄の組合せ等を示す。本実施形態のものでは役物及び役物連続作動装置は搭載してない。ただし、役物及び/又は役物連続作動装置を搭載してもよい。役物でない非役物として、再遊技に係る役(再遊技役)REP1〜20と、入賞に係る役(入賞役(小役))NML1〜11を定義している。
再遊技役REP2,5,10〜19の表示により、再遊技役についての籤の仕様(内訳、当せん値数)が異なる遊技状態(リプレイタイムRT)の移行を伴う。入賞役NML1〜3は8枚、同NML10,11は3枚、同NML4〜9は1枚のメダルを払出す。ブランクBLK1〜6は、次記左ベル、中ベル、右ベルの何れかの籤の当せん時に払出し0となる取りこぼし時に表示可能となる。一欄に複数の図柄を列挙しているものが多いが、例えばREP2については、左リール図柄はベル1又はベル2という意味である。配当欄の丸印は、再遊技の作動を意味する。備考欄に各役の出目を示す。REP3,4は、表示することを意図していない制御変更役である。
図4に、内部抽せんで引く籤、すなわち同時当せん(重複当せん)させる条件装置の内訳が異なるように定義した当せんエリアを示す。例えば、移行リプ1がREP2+3+5というのは、移行リプ1の籤が、REP2とREP3とREP5とを同時当せんさせることを意味する。内部抽せんでは、スタートレバー5の操作時、主制御装置MCのRWM上で所定範囲例えば0〜65535の2バイトの数値範囲内で高速更新するカウンタから抽出する乱数値が、その数値範囲内0〜65535において籤に対応した当せん値数(置数ともいう)の数値幅により区分したどのエリアに属するかにより、当せんに係る籤、従ってその籤に含まれる条件装置の当せん(当せんフラグ)を決定する。
籤の仕様が異なる遊技状態として、再遊技確率が約1/7.3と相対的に低い少なくとも一の、本実施形態では非リプレイタイムたる非RT、及び、この非RTからブランクBLK1〜6何れかの表示により移行し且つREP2の表示により非RTに移行する低確の第1リプレイタイムたるRT1の二つの低確遊技状態と、低確遊技状態との間で移行可能で且つ再遊技確率が1/7.3よりも数倍高い複数の、本実施形態では再遊技確率の高い第2〜第12リプレイタイムRT2〜12の全部で11段階の高確遊技状態とを有する。
籤0の不当せんは、RT12以外で抽せんし、遊技状態及び設定1〜6の違いにより当せん確率(当せん値数)が異なる。籤0に当せんすること、すなわち不当せんを引くことは、当該ゲームで条件装置の当せんがなかったことを意味する。不当せんを引いた場合、役に対応した何れの図柄の組合せも表示させずに、ブランクBLK1〜6以外の外れ図柄の組合せを有効ラインに表示させる。
籤1の通常リプ(REP1の単独当せん)は、遊技状態及び設定1〜6の違いにより当せん確率が異なる場合があるが、全ての遊技状態で抽せんする。設定の違いにより当せん確率が異なる設定差有りの籤のため、有利区間たるアシストタイムATへの移行抽せん契機にも、アシストタイムAT中の継続ゲーム数の上乗せ等の指示機能に係る処理の契機にも用いていない。次遊技は再遊技となるだけである。
籤2〜7の移行リプ1〜6は、RT1のみで抽せんする。設定1〜6の違いによらず同一当せん確率で抽せんする設定差無しの籤であるが、遊技状態の移行を伴うため、通常区間から有利区間たるアシストタイムATへの移行抽せん契機に用いていない。ストップボタン6L,6C,6Rの押し順が、左中右、左右中、中左右、中右左、右左中、右中左の何れか一の6択による押し順正解時にREP5を表示し、次遊技は再遊技となり且つ次遊技から第1段階の高確遊技状態RT2となる。一方、押し順不正解時にはREP2を表示し、次遊技は再遊技となり且つ次遊技から非RTとなる。
RT1中に移行リプ1〜6に当せんすると、有利区間たるアシストタイムAT中は、上部液晶表示装置71に、ストップボタン6L,6C,6Rの配置に対応させて、
正解押し順が「左中右」の移行リプ1なら、青色の丸中に「123」と付したナビを、
正解押し順が「左右中」の移行リプ2なら、青色の丸中に「132」と付したナビを、
正解押し順が「中左右」の移行リプ3なら、青色の丸中に「213」と付したナビを、
正解押し順が「中右左」の移行リプ4なら、青色の丸中に「312」と付したナビを、
正解押し順が「右左中」の移行リプ5なら、青色の丸中に「231」と付したナビを、
正解押し順が「右中左」の移行リプ6なら、青色の丸中に「321」と付したナビを
それぞれ表示し、非RTへの移行を回避しつつRT2に容易に昇格できる。青色の丸は、リプレイ図柄の一般的な色である青色に対応させたものである。
RT2に昇格以後、RT2〜12の再遊技確率の高いリプレイタイムRT中における有利区間たるアシストタイムATが、所謂アシストリプレイタイムARTとなる。低確遊技状態である非RT又はRT1中に有利区間たるアシストタイムATに移行できた場合(ほとんどの場合、AT移行は非RT又はRT1でされる)、RT2に昇格以後のARTの開始時から継続ゲーム数の減算を始めることになる。
籤8〜10のチャンリプ1〜3は、全ての遊技状態において同一当せん確率で、且つ設定差無しで、抽せんする。各当せん確率は、数百分の一〜数千分の一程度、例えば40/65536≒1/1638と低くしている。合計で120/65536≒1/546となる。何れかのチャンリプ1〜3に当せんできると、引き続いてする内部振分抽せん(2段階抽せん)により、例えば4/5(80%)の確率で、アシストタイムAT中にない非ATの通常区間では、1セット分(50G継続)のアシストタイムATに移行させ、AT中の有利区間では、1セット分を上乗せ(ストック)する。振分抽せんに外れると、AT移行や上乗せはなく、次遊技は再遊技となるだけである。
籤11の確定リプは、全ての遊技状態において同一当せん確率で、且つ設定差無しで、抽せんする。その当せん確率は、数千分の一〜1/17500、例えば4/65536=1/16384と極めて低くしている。確定リプに当せんできると、遊技進行を一時中断させる所謂フリーズ下での回胴演出を伴わせ、非ATの通常区間では、10セット分の500G継続する優遇的なアシストタイムATへの移行を確定させ、AT中の有利区間では、10セット分をストックする優遇的な上乗せを確定させる。勿論、次遊技は再遊技となる。
籤12〜21の特殊リプ1〜10は、それぞれRT2〜11のみで抽せんする。
特殊リプ1の当せんでREP10を表示し、RT2からRT3に昇格させる。
特殊リプ2の当せんでREP11を表示し、RT3からRT4に昇格させる。
特殊リプ3の当せんでREP12を表示し、RT4からRT5に昇格させる。
特殊リプ4の当せんでREP13を表示し、RT5からRT6に昇格させる。
特殊リプ5の当せんでREP14を表示し、RT6からRT7に昇格させる。
特殊リプ6の当せんでREP15を表示し、RT7からRT8に昇格させる。
特殊リプ7の当せんでREP16を表示し、RT8からRT9に昇格させる。
特殊リプ8の当せんでREP17を表示し、RT9からRT10に昇格させる。
特殊リプ9の当せんでREP18を表示し、RT10からRT11に昇格させる。
特殊リプ10の当せんでREP19を表示し、RT11からRT12に昇格させる。
特殊リプ1〜10のそれぞれの当せん確率に設定差は無く、各当せん確率は、数十分の一〜数百分の一、例えば655/65536≒1/100としている。これらは、遊技状態の移行を伴うため、通常区間から有利区間たるアシストタイムATへの移行抽せん契機に用いていないが、設定差がないことから、AT中の有利区間では、1セット分(50G)をストックする上乗せを確定させる。これにより、一つ上位の段階に昇格するのと同時に、有利区間たるアシストタイムATが1セット分付与されるため、さらに上位段階への昇格に期待できる有利な状況を作り出せる。なお、各特殊リプ1〜10に係る再遊技役REP10〜19の表示確率は、他の再遊技役と同様に1である。勿論、次遊技は再遊技となる。
籤22の専用リプ(REP20)は、RT12のみで抽せんする。その当せん確率は、数百分の一〜数千分の一、例えば64/65536=1/1024と低くしているが、極端に低い確定リプの1/16384よりも高くしている。専用リプの当せん確率に設定差はなく、REP20の表示による遊技状態(RT)の移行もない。RT12において専用リプに当せんできると、確定リプの場合と同様なフリーズ下での回胴演出を伴わせ、表示確率1のREP20を表示して再遊技とすると共に、AT中の有利区間にある場合、10セット分の500Gをストックする優遇的な上乗せを確定させる。なお、専用リプの当せんにより、所定上限遊技数の1500Gに到達するまで継続を保証した極めて高優遇の上乗せをしてもよい。
籤23の共通ベルは、全ての遊技状態で抽せんし、設定1〜6の違いにより当せん確率が異なる設定差有りとしているが、設定を特定すると、全ての遊技状態で同一の当せん確率としている。役物が作動している場合を除き、入賞役の確率変動は禁止されているからである(遊技機規則第6条別表第五(1)ロ(カ))。押し順に関係なく、表示確率1のNML1〜8の何れかを入賞させ、8枚のメダルを払出す。設定差有りの籤のため、アシストタイムATへの移行抽せん契機にも、AT中の上乗せ抽せん契機にも用いていない。
籤24の左ベルは、NML1の入賞により8枚のメダルを獲得できる正解押し順が第1番目に左ストップボタン6Lを押す左第1停止となり、籤25の中ベルは、NML2の入賞により8枚のメダルを獲得できる正解押し順が第1番目に中ストップボタン6Cを押す中第1停止となり、籤26の右ベルは、NML3の入賞により8枚のメダルを獲得できる正解押し順が第1番目に右ストップボタン6Rを押す右第1停止となる。押し順不正解時は、各当せんエリアで重複当せんさせる1枚役NML4〜9の何れかを表示確率1/2で入賞させるか、表示確率1/2でブランクBLK1〜6の何れかを表示させる。
左ベル、中ベル、右ベルの各択役は、全ての遊技状態で抽せんし、設定差無しで全遊技状態において同一の均等に按分した当せん確率で当せんさせる。設定差無しで且つ遊技状態の移行も伴わないが、アシストタイムATへの移行抽せん契機にも、AT中の上乗せ抽せん契機にも用いていない。有利区間たるアシストタイムAT中は、上部液晶表示装置71に、ストップボタン6L,6C,6Rの配置に対応させて、
正解押し順が左第1停止の左ベルなら、黄色の丸中に「1××」と付したナビを、
正解押し順が中第1停止の中ベルなら、黄色の丸中に「×1×」と付したナビを、
正解押し順が右第1停止の右ベルなら、黄色の丸中に「××1」と付したナビを
それぞれ表示し、ブランクBLK1〜6の表示を回避しつつ容易に8枚払出しを受け得る。
籤27のスイカ及び籤28のチェリーは、全ての遊技状態で、設定差無しで抽せんする。スイカは、数十分の一の当せん確率例えば2048/65536=1/32で当せんさせ、表示確率1のNML10を入賞させて3枚のメダルを払出す。チェリーは、同じく数十分の一の当せん確率例えば1024/65536=1/64で当せんさせ、表示確率1のNML11を入賞させて3枚のメダルを払出す。スイカに当せんできると、引き続いてする内部振分抽せんにより、例えば1/20(5%)の確率で、非AT中は1セット分(50G)のATに移行させ、AT中は1セット分を上乗せする。チェリーに当せんできると、引き続いてする内部振分抽せんにより、例えば1/10(10%)の確率で、非AT中は1セット分のATに移行させ、AT中は1セット分を上乗せする。
以上のもので、高確遊技状態のうち少なくとも一の高確遊技状態たる最上段の第12リプレイタイムRT12は、このRT12を除く他の高確遊技状態RT2〜11に比べて、継続中に有利区間たるアシストタイムATが1セット50Gとした継続ゲーム数の消化を含む所定終了条件の具備により終了した場合に、低確遊技状態に移行することなくRT12の遊技状態を維持したまま有利区間たるアシストタイムATに再移行して指示機能を再作動させる確率が高い仕様にしている。
すなわち、RT12を除く他の高確遊技状態RT2〜11は、有利区間たるアシストタイムATでない非AT下、指示機能の非作動下で表示の回避が困難なブランクBLK1〜6の何れかの表示による転落契機図柄の組合せの表示により低確遊技状態たる第1リプレイタイムRT1に移行するが、一の高確遊技状態RT12は、非AT下でブランクBLK1〜6を表示したとしても、このブランクの表示による低確遊技状態への移行はなく、所定上限回数として定める、1日の営業時間内(10時〜23時)では到達不可な約20時間相当の17500Gの遊技を経た後に低確遊技状態たる非RTに移行する仕様にしている。
RT12を除く他の高確遊技状態RT2〜11は、ブランクBLK1〜6を表示可能とする左ベル、中ベル、右ベルの籤とは異なる特殊リプ1〜10に係る籤の当せんにより表示される各再遊技役REP10〜19による何れかの昇格契機図柄の組合せの表示により上位段階に一段階ずつ昇格し、一の高確遊技状態RT12へは、このRT12を除く他の高確遊技状態RT2〜11における最上段のRT11から昇格する。このため、一段階ずつ上位段階に昇格させながら出玉を増やすスリリングな遊技性を創出できる。
有利区間たるアシストタイムATが最大限継続可能な所定上限遊技数を1500回(1500G)と定めている。この所定上限遊技数に達すると、アシストタイムATのセット数又は継続ゲーム数が残っていても、有利区間たるアシストタイムATを強制終了させる。この所定上限遊技数について有利区間たるアシストタイムATが中断なく継続するとした場合に、一の高確遊技状態たるRT12に到達可能なように、他の高確遊技状態RT2〜11の段数を10段に、REP10〜19による何れかの昇格契機図柄の組合せを表示させる特殊リプ1〜10に係る籤の当せん確率を1/100に定めている。このため、目標とするRT2への到達が現に可能となる。なお、段数が少ないと当せん確率を低くし、段数が多いと当せん確率を高くすることも可能である。
非ATの通常区間から有利区間たるアシストタイムATに移行できる籤は、非RT1,RT2〜12で共通のチャンリプ1〜3、確定リプ、スイカ、チェリーとなるが、遊技者に有利となる指示機能に係る処理として上乗せを行い且つ遊技状態の移行を伴わない籤は、RT12以外の遊技状態すなわち非RT1,RT2〜11では、チャンリプ1〜3、確定リプ、スイカ、チェリーとなるが、RT12では、さらに専用リプREP20が加わる。よって、RT12において遊技状態を維持したまま遊技者に有利となる指示機能に係る処理を実行する確率が効果的に高まる。
なお、有利区間たるアシストタイムATを、セット数又は継続ゲーム数の消化、若しくは所定上限遊技数の1500回到達により終了させるとき、指示機能に係る性能に影響を及ぼす全ての変数、すなわちアシストタイムATの発生及び消滅に係る主制御装置MCのRWMの記憶情報を全て初期化し、通常区間に移行させる。
図6に遊技状態別の籤についての設定毎の当せん値数等を示す。
有利区間たるアシストタイムAT中にない非AT下、単位投入遊技媒体数(メダル1枚)あたりの獲得遊技媒体数の期待値eoは、入賞に係る各籤の当せん値数と、任意の順序及び任意のタイミングで停止操作をした場合に190msの規定時間内(最大4コマ滑りの範囲内)に当せんに係る入賞役に対応した図柄の組合せを有効ラインに表示できる表示確率と、有効ラインに表示された入賞役についての図柄の組合せによる獲得遊技媒体数を投入遊技媒体数で割った配当比とを掛算して求める入賞役定数を入賞に係る全籤について合算した総入賞役定数をs、再遊技役の当せん値数をr、内部抽せん用の乱数の数値範囲をMとおくと、eo=s/(M−r)で求められる。
期待値eoがs/(M−r)で求められるのは、規定数ここでは3枚のメダルを投入して再遊技になっても、有利区間への移行等の可否は別として、遊技者は3枚のメダルを手にすることはできず、再遊技の結果を得た時点では、「もう一回」という次回遊技が可能となる権利を得るだけであり、次回遊技以降に、入賞役を引いてその入賞役に対応した表示確率に従って入賞する場合はメダルを獲得でき、入賞とならない場合或は不当せんを引いた場合はメダルを獲得できず、この時点でメダルの獲得枚数が確定するものであり、結局、M個の玉の入った抽せん箱の中から再遊技の玉(再遊技の当り籤)を取り除いて籤を引くことと等価になり、抽せん用乱数の範囲Mから再遊技の当せん値数rを差し引いものを分母として期待値を求めるのが理論的に正しいからである。
総入賞役定数sは、遊技状態によらず、設定に応じて次のとおりとなる。
1)設定1
s=7260×(1/3×8/3+2/3×1/2×1/3)×3;択役
+2346×1×8/3 ;共通ベル
+2048×1×3/3 ;スイカ
+1024×1×3/3 ;チェリー
=7260×3+6256+2048+1024=31108
2)設定2
共通ベルのみが2379×1×8/3となるためs=31196
3)設定3
共通ベルのみが2412×1×8/3となるためs=31284
4)設定4
共通ベルのみが2448×1×8/3となるためs=31380
5)設定5
共通ベルのみが2481×1×8/3となるためs=31468
6)設定6
共通ベルのみが2517×1×8/3となるためs=31564
[A]低確遊技状態の非RT,RT1の期待値eo
再遊技役の当せん値数r=8978は同一で、設定に応じて次のとおりとなる。
(A−1)設定1 eo=31108/(65536−8978)≒0.550
(A−2)設定2 eo=31196/(65536−8978)≒0.552
(A−3)設定3 eo=31284/(65536−8978)≒0.553
(A−4)設定4 eo=31380/(65536−8978)≒0.555
(A−5)設定5 eo=31468/(65536−8978)≒0.556
(A−6)設定6 eo=31564/(65536−8978)≒0.558
[B]高確遊技状態のRT2〜RT11の期待値eo
再遊技役の当せん値数r=33654は同一で、設定に応じて次のとおりとなる。
(B−1)設定1 eo=31108/(65536−33654)≒0.976
(B−2)設定2 eo=31196/(65536−33654)≒0.978
(B−3)設定3 eo=31284/(65536−33654)≒0.981
(B−4)設定4 eo=31380/(65536−33654)≒0.984
(B−5)設定5 eo=31468/(65536−33654)≒0.987
(B−6)設定6 eo=31564/(65536−33654)≒0.990
[C]高確遊技状態のRT12の期待値eo
再遊技役の当せん値数rにも設定差があり、設定に応じて次のとおりとなる。
(C−1)設定1 eo=31108/(65536−38338)≒1.144
(C−2)設定2 eo=31196/(65536−38305)≒1.146
(C−3)設定3 eo=31284/(65536−38272)≒1.147
(C−4)設定4 eo=31380/(65536−38236)≒1.149
(C−5)設定5 eo=31468/(65536−38203)≒1.151
(C−6)設定6 eo=31564/(65536−38167)≒1.153
最上位の高確遊技状態RT12は、有利区間たるアシストタイムAT中にない非AT下であって、択役についての正解押し順をナビする指示機能の非作動下でも、単位投入遊技媒体数(メダル1枚)に対する獲得遊技媒体数の比率である期待値eoが1以上となる仕様にしている。よって、RT12に到達できると、遊技媒体の減少を防止でき、低確遊技状態に移行し難い有利な状況下で有利区間中の上乗せ性能を向上させていることとが相俟ち、いわゆる万枚超えも夢でない極めて多い遊技媒体の獲得も可能になる。
図6に示すように、遊技機筐体8Bの内部に組込む制御装置CNは、遊技の進行を管理し、内部抽せん、入賞によるメダルの払出し、再遊技の作動、役物の作動、有利区間たるアシストタイムATの移行、上乗せ等の遊技者利益に関係する主遊技制御を実行させる所謂メイン側と呼ばれる遊技機規則でいう主基板に対応する主制御装置MCと、この主制御装置MCから一方向性通信仕様に従って送信する情報を受信して主制御装置MCでの決定事項に基づいて演出制御を実行させる所謂サブ側と呼ばれる遊技機規則でいう周辺基板に対応する周辺制御装置SCとを含む。一方向性通信仕様とは、主基板に関して遊技機規則で規定する「周辺基板が送信する信号を受信することができるものでないこと」を満たす通信仕様をいう。
主制御装置MCは、ROM及びRWMを内蔵したメインCPUを備える。メインCPUは、Z80互換チップから成り、基本的なZ80仕様に所定の遊技機用拡張仕様を適用しており、例えば12MHzのシステムクロック動作環境下で使用している。入力ポートI1には、各リールのインデックスセンサIDs、各ストップボタン6L,6C,6R、ベットボタン3、精算ボタン4、スタートレバー5、投入口2i下流のメダルセレクター2に設ける投入センサーSEN0及び通過センサーSEN1,2、メダルセレクター2からメダルを引き継ぐRシュートに設けるRシュートセンサーSEN3、メダル払出装置HPの出口に設ける払出センサーSEN4、メダル払出装置HPのバケット容量を超えて余剰に投入されたメダルを貯める補助収納庫に設けるオーバーフローセンサーSEN5、 フロントキャビネット8E,8Fの開放を検出するドア開閉スイッチSi1、遊技場係員による操作により設定1(低)〜設定6(高)の6段階何れかに定める設定変更スイッチSi2等の各信号を入力している。
出力ポートO1から、LEDドライバDr0を介して各ストップボタンに内蔵する停止表示器61,62,63すなわち停止不可表示時に点灯させる赤LED61R,62R,63R及び停止可能表示時に点灯させる青LED61B,62B,63Bを、モータドライバDr1を介して各リールに駆動軸SHを直結させるステッピングモータ12L,12C,12R(SM)を、LEDドライバDr2を介して遊技基本ランプ類30を、ソレノイドドライバDr3を介してメダルセレクター2からメダルを離脱させるブロッカー爪部28を突出させるブロッカーソレノイド28sを、モータドライバDr4を介してメダル払出装置HPのメダル払出モータHPmを各制御している。
各インデックスセンサIDsは、各リールの内側に取付ける半円帯状のインデックスID(1Li,1Ci,1Ri)のオンエッジとオフエッジとを半周毎に検出し、最先のオンエッジ又はオフエッジの検出が定常回転状態下にある各リールについてされた後、停止表示器61,62,63の赤LED61R,62R,63Rの点灯を青LED61B,62B,63Bの点灯に変え、ストップボタン6L,6C,6Rの操作を受付可能にする。
メインCPUのROM上には、規定数のメダルを投入するメダル投入手段T、スタートレバー5の操作を契機として図4の仕様に従う内部抽せんを実行する内部抽せん手段K、スタートレバー5の操作後で且つ前遊技の開始から4.1秒経過後に全リールを正転側に加速して定常回転に到達させる回胴回転装置制御手段V1と、回転中の各リールを停止表示器61,62,63の青LED61B,62B,63Bの点灯下でする対応するストップボタン6L,6C,6Rの操作に基づいて個別に停止させる回転停止装置制御手段V2とを含む可変表示制御手段を構成するリール制御手段Vを設けている。
さらに、遊技結果が入賞なら所定配当数のメダルを払出すメダル払出手段M、遊技結果が再遊技の作動なら掛けメダルを自動投入するメダル自動投入手段N、遊技結果が図4の仕様に従う遊技状態の移行を伴うのなら遊技状態を移行させる遊技状態移行手段J、当せんした籤に応じた0以上1以下の確率で遊技の進行を一時的に中断して各リールを逆回転や振動等により変則動作させる所定の回胴演出の当否を決定するフリーズ抽せん手段W、その当せんに係る回胴演出を実行させる回胴演出実行手段Qを設けている。
さらにまた、有利区間たるアシストタイムATへの移行を上記のとおり設定差のない当せん役と関連付けた所定作動条件下で決定するAT移行決定手段H1、アシストタイムATを延長させることとなるセット数ストックによる継続ゲーム数の上乗せを上記のとおり設定差のない当せん役と関連付けた所定上乗せ条件下で決定するAT上乗せ決定手段H2、アシストタイムATの開始から終了までを管理するAT継続管理手段H3、左ベル、中ベル、右ベルによる択役や移行リプ1〜6についての正解押し順等の指示情報信号を主制御装置MCで管理する ペイアウト表示器DL2の表示機能を借りて構築するメインモニタMAに出力させると共に周辺制御装置SCで管理する上部液晶表示装置71に出力させるAT指示情報出力手段H4を設けている。
周辺制御装置SCは、ROM及びRWMをもつサブCPUを備える。サブCPUは、32ビットRISC(Reduced Instruction Set Computer)チップマイコンから成り、例えば200MHzを超えるシステムクロック動作環境下で使用している。サブCPUは、リアルタイムオペレーティングシステムRTOS(Real−Time Operating System)の管理下、画像演出や音声演出等に関するタスクに割当てるCPU時間、優先順位を制御することにより、適切且つ効率的なタスクの並行処理を可能にしている。
サブCPUは、汎用ポート制御機能Po、調歩同期式シリアルUART( Universal Asynchronous Receiver Transmitter)及びクロック同期式シリアルによるシリアル通信機能Sr、I2C(Inter−Integrated Circuit)コントロール機能Ii等の、入出力ポートI2/O2を介した通信制御機能と共に、演出制御の対象デバイス毎の専用制御機能を統合した統合チップSOC(System On a Chip)から成るマイクロプロセッサである。
専用制御機能として、上下の液晶表示装置71,72に動画等を表示させる液晶表示機能Sy1、スピーカ91〜94及び/又はウーハー90から効果音等を出力させる音声出力機能Sy2、各種ランプE1〜E13及び表示窓80に臨む9つの図柄をリール帯の背面から照明するリールバックランプBL1〜9を点灯等させる電飾制御機能Sy3、可動ランプE1〜E4の展開及び収納用のモータm1〜m4を駆動させるモータ制御機能Sy4等の各種機能を内蔵する。RTCは、二次電池Btでバックアップするリアルタイムクロックであり、遊技待機中、同一機種間で、下部液晶表示装置72から上部液晶表示装置71に一斉に蝶が舞い上がる等の同期演出が行えるようにしている。
入力ポートI2には、主制御装置MCからの送信情報、十字キーユニットBT、下部液晶ボタンABの信号を入力している。主制御装置MCからの送信情報には、メイン側初期化完了情報、ベットボタン3の操作情報を含むメダル投入情報、スタートレバー5の操作情報を含むリール始動情報、内部抽せんによる当せんフラグ情報、ストップボタン6L,6C,6Rの操作情報、遊技結果情報、遊技状態情報、フリーズ及び回胴演出情報、AT移行情報、AT指示情報、AT上乗せ情報、AT終了情報、エラー情報等、主制御装置MCで検出し又は決定若しくは実行する各種制御情報が含まれる。
サブCPUによる演出制御の対象デバイスには、上下の液晶表示装置71,72の背後に配置する面光源ユニットであって、パルス幅変調PWMによるデューティ比の変更により輝度を調整可能としたLEDバックライトによるディスプレイ用バックライト71B,72Bも含む。各液晶表示装置71,72は、各LCDドライバDr5,6を介して制御し、各バックライト71B,72Bは、各LEDドライバDr7,8を介して制御している。
ドットマトリクス表示装置73は専用のLEDドライバDr9を介して制御している。各種ランプE1〜13及びリールバックランプBL1〜9は、I2C仕様のLEDドライバDr10〜13を介して制御している。モータm1〜m4は、モータドライバDr14を介して制御している。スピーカ91〜94及びウーハー90は、デジタル/アナログ変換機能付きアンプDr15,16を介して制御している。下部液晶ボタンABをロックしてその押圧を禁止する下部液晶ボタンロッカーARは、ソレノイドドライバDr17を介して制御している。
サブCPUのROM上には、主制御装置MCから受信する主遊技制御の情報、及び/又は、周辺制御装置SCの現在の演出制御の情報に基づいて、サブ側の演出状態を管理する演出状態管理手段Zを設けている。この演出状態管理手段Zは、主遊技制御の情報及び/又は演出制御の情報に基づいて、演出対象とする複数のデバイスで協働した演出、或は、特定のデバイスによる単独の演出を実行させる演出メッセージを決定する演出メッセージ決定手段Yを含む。
演出状態管理手段Zの統括下、演出メッセージ決定手段Yでの決定等に基づいて作動する次の各手段を設けている。すなわち、上部液晶表示装置71にAT指示情報出力手段H4から出力するAT指示情報信号に従ったナビ例えば正解押し順が「左第1停止」ならストップボタン位置に対応させて「1××」等を表示させる表示ナビ手段X1、この表示ナビに連動してスピーカ91〜94から操作すべきストップボタンが左か中か右かを音声で知らせる音声ナビ手段X2を設けている。
また、遊技状態、回胴演出、AT期間等に応じて液晶表示装置71,72及びドットマトリクス表示装置73に映し出す動画等を変更表示させる画像演出手段X3、これに連動して各種ランプE1〜13の点灯及び発光色を制御するランプ演出手段X4、スピーカ91〜94から効果音やBGMを出音させる音声演出手段X5、モータm1〜4により可動ランプE1〜E4の展開及び収納を制御するメカ演出手段X6、下部液晶ボタンABの押圧タイミング等に合わせてウーハー90を作動させる振動演出手段X7等を設けている。
以上の実施形態では、有利区間たるアシストタイムATを1セット50G単位で初期移行又は上乗せする仕様にしたが、例えば、スイカ又はチェリーの当せんを契機に、数ゲーム例えば8Gのチャンスゾーン的な有利区間に移行させ、このチャンスゾーン中に、スイカ又はチェリーを含むアシストタイムATの移行契機籤に当せんできると、非チャンスゾーンよりも高確率で、1セット50G等の一塊のアシストタイムATに昇格させる仕様にしてもよい。また、8Gのチャンスゾーン中に専用リプREP20に当せんできると、スイカ又はチェリーの当せん時よりも高確率で50G等のATへの移行を確定させたり、継続ゲーム数がより多い優遇的なATへの移行を確定させる仕様にしてもよい。
また、以上の実施形態では、RT12中に、専用リプの当せんで優遇的な上乗せを可能にしたが、RT12中の経過ゲーム数等、設定を参照せず、設定差によらない共通の処理によりAT移行又は上乗せを可能にしてもよい。
以上の説明中、確率等の具体的数字や図柄等は一例示に過ぎない。特に具体的数字は発明の特徴を明確化するためのものであり、遊技機規則に則った出玉試験にパスすることを必ずしも保証するものではない。
1L;左リール,1C;中リール,1R;右リール
2i;メダル投入口、2;メダルセレクター
3;ベットボタン、4;精算ボタン
5;スタートレバー、6L,6C,6R;各ストップスイッチ
71;上部液晶表示装置、72;下部液晶表示装置
8;リールパネル、80;表示窓
CN;制御装置、MC;主制御装置、SC;周辺制御装置
T;メダル投入手段、K;内部抽せん手段、V;リール制御手段
V1;回胴回転装置制御手段、V2;回転停止装置制御手段
M;メダル払出手段、N;メダル自動投入手段、J;遊技状態移行手段
W;フリーズ抽せん手段、Q;回胴演出実行手段
H1;AT移行決定手段、H2;AT上乗せ決定手段
H3;AT継続管理手段、H4;AT指示情報出力手段

Claims (7)

  1. 複数コマの図柄を可変表示させる複数の可変表示要素を有し、
    遊技媒体の投入下における可変表示開始操作を契機に内部抽せん用の乱数値を抽出し、抽出した乱数値に基づいて予め定義した複数の籤の中から当せんを決定する内部抽せん手段と、
    前記可変表示要素の可変表示を、対応する停止操作に基づいて、前記内部抽せん手段で当せんと決定した籤に含まれる役に対応した図柄の組合せの表示を許容させる可変表示制御手段とを含み、
    前記籤の当せん確率の組合せである設定の違いによらない当せん確率にて当せんさせる籤の当せんを契機に、停止操作についての指示機能を作動可能とする有利区間に移行可能にした遊技機において、
    前記籤の仕様が異なる遊技状態として、次遊技を新たな遊技媒体の投入なしで行える再遊技の確率が相対的に低い少なくとも一の低確遊技状態と、前記低確遊技状態との間で移行可能な前記再遊技の確率が相対的に高い複数の高確遊技状態とを有し、
    前記高確遊技状態のうち少なくとも一の高確遊技状態は、この一の高確遊技状態を除く他の高確遊技状態に比べて、前記低確遊技状態に移行することなく遊技状態を維持したまま、遊技者に有利となる前記指示機能に係る処理を実行する確率が高い仕様にしていることを特徴とする遊技機。
  2. 前記他の高確遊技状態は、前記指示機能の非作動下で表示の回避が困難な転落契機図柄の組合せの表示により前記低確遊技状態に移行し、前記一の高確遊技状態は、前記転落契機図柄の組合せの表示による前記低確遊技状態への移行はなく、所定上限回数の遊技を経た後に前記低確遊技状態に移行する仕様にしている請求項1記載の遊技機。
  3. 前記他の高確遊技状態は、前記転落契機図柄の組合せを表示可能とする籤とは異なる籤の当せんにより表示可能な昇格契機図柄の組合せの表示により上位段階に昇格する複数段階の遊技状態から成り、前記一の高確遊技状態へは、前記他の高確遊技状態における最上段の遊技状態から昇格する仕様にしている請求項2記載の遊技機。
  4. 前記昇格契機図柄の組合せを表示可能とする籤は、前記設定の違いによらない当せん確率にて当せんさせる仕様にしていると共に、前記有利区間中、この籤の当せんを契機に遊技者に有利となる前記指示機能に係る処理を実行する仕様にしている請求項3記載の遊技機。
  5. 前記有利区間が最大限継続可能な所定上限遊技数を定めており、この所定上限遊技数について前記有利区間が継続するとした場合に、前記一の高確遊技状態に到達可能なように、前記他の高確遊技状態の段数及び前記昇格契機図柄の組合せを表示させる籤の当せん確率を定めている請求項3又は4記載の遊技機。
  6. 前記一の高確遊技状態では、前記設定の違いによらない当せん確率にて当せんさせ且つ前記指示機能に係る処理を実行可能にする籤の種類を、前記他の高確遊技状態よりも増加させている請求項1〜5何れか一項に記載の遊技機。
  7. 前記一の高確遊技状態は、前記指示機能の非作動下でも、単位投入遊技媒体数に対する獲得遊技媒体数の比率である期待値が1以上となる仕様にしている請求項1〜6何れか一項に記載の遊技機。
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