JP2018158051A - 遊技機 - Google Patents

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Takeshi Yukie
武史 雪江
将郎 平河
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将郎 平河
大輔 河江
Daisuke Kawae
大輔 河江
裕史 山下
Yasushi Yamashita
裕史 山下
彰 石井
Akira Ishii
彰 石井
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正典 前原
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Abstract

【課題】遊技の公正さを保ちながら、チャンスゾーンからアシストリプレイタイムへの移行を効果的に煽る。【解決手段】通常区間から設定差なしの籤の当せんを契機に移行可能なチャンスゾーンCZと、CZの開始からの消化遊技数が継続見込み遊技数n回に所定値α回を加えた遊技数n+α以上になったとき移行可能なアシストリプレイタイムARTとを含み、役物に係る籤CBBに当せんした遊技の後、役物の作動が終了するまでの間の遊技数により、CZの継続見込み遊技数の残りは更新することなく、CZの開始からの消化遊技数は更新する。【選択図】図5

Description

本発明は、回胴式遊技機、その他のスロットマシン、アーケードゲーム機等の遊技機に関する。特に、停止操作についての指示機能を作動可能とするアシストタイムAT等による有利区間を設けている遊技機に係る。
特許文献1の段落0083に、「アシスト作動判定手段Hは、予め定めた条件具備により、本実施例では、前回のAT終了時に周辺制御装置SCで定義する天井遊技数抽選用乱数による抽選により数十回〜千数百回の間で定める天井遊技数に到達できるか、又は、主制御装置MCでの内部当選確率が比較的低いスイカやチェリー、チャンス目等のレア小役の当選を契機に周辺制御装置SC上で移行させる10ゲーム程度のエスケープゾーンと称する遊技期間内に周辺制御装置SCで定義する転落抽選用乱数による抽選で当たることなくエスケープゾーンを完走できるか、何れかの条件具備により、アシスト表示手段Gの作動を許可する。」とあり、エスケープゾーンと称するチャンスゾーンCZを設け、転落抽せんに当たらずにチャンスゾーンCZを完走できるという特定の条件具備によりアシストタイムATを生起させる遊技機が記載されている。
特開2015−29741号公報
ところで、チャンスゾーンCZは、より有利なアシストタイムATを勝ち取ることができるかを煽る役割を果たすため、例えば、液晶表示装置等において敵と味方が対戦するバトル演出等を展開させ、10ゲーム等の所定の継続見込み遊技数の後に味方の勝利でATの獲得を、敵の勝利でATの獲得失敗を導出させるが好ましい。しかし、上記従来のものは、10ゲーム間に転落抽せんに当たると、その時点で完走不可となってチャンスゾーンCZが終了するため、ATの成否を効果的に煽ることができない。
しかも、遊技の公正さの観点から、本来、遊技機規則上、役物の作動により遊技媒体を増やすことを想定しており、また、CZやATを含む有利区間は基本的に全条件装置及び全遊技状態で生起可能となることを容認しており、役物の作動と有利区間が競合する場合があり得る。しかし、上記従来のものは、役物の作動と有利区間が競合した場合の処理を欠き、有利区間と役物の作動とを有機的に結合させて遊技興趣を高める発想がないため、利益の競合により遊技者に籤の引き損感等を与えかねず、遊技興趣を低下させる恐れがある。
本発明の課題は、遊技の公正さを保ちながら、遊技者にとって、より有利な有利区間に移行する前段階のチャンスゾーン等による有利区間中、役物の作動を有機的に結合させることにより、さらに有利な有利区間への移行を効果的に煽ることができる遊技興趣に富む遊技機を提供する点にある。
図面の符号を括弧内に付記して例示する。
複数コマの図柄を可変表示させる複数の可変表示要素(左リール1L,中リール1C,右リール1R)を有し、
遊技媒体の投入下における可変表示開始操作を契機に内部抽せん用の乱数値を抽出し、抽出した乱数値に基づいて予め定義した複数の籤の中から当せんを決定する内部抽せん手段(K)と、
前記可変表示要素の可変表示を、対応する停止操作に基づいて、前記内部抽せん手段で当せんと決定した当せん籤に含まれる役に対応した図柄の組合せの表示を許容させる可変表示制御手段(リール制御手段V)とを含み、
前記籤の当せん確率の組合せである設定を変更可能にしていると共に、前記可変表示要素に対する停止操作についての指示機能を作動可能とする有利区間を設けている遊技機を前提とする。
「可変表示要素」は、リール(回胴)、ベルト、画像を含む。
「遊技媒体」は、遊技メダル、遊技球、貯留装置の電磁的記録を含む。
「籤(くじ)」は、当せんエリアともいう。また、籤自体を条件装置あるいは条件装置グループということもできる。
「設定」とは、規定数(遊技の結果を1回得るために投入をする必要がある遊技メダル等の数として遊技の種類ごとに定められたもの)に応じた入賞、再遊技、役物又は役物連続作動装置の作動に係るそれぞれの条件装置が作動する確率の組合せをいう(遊技機規則第6条別表第二(3)ヘ)。要するに、定義した籤の当せん確率の組合せを意味する。当せん確率の組合せの違いにより、最低出玉率となる設定1から最高出玉率となる設定6まで、6段階に変更できるのが一般的である。
「指示機能」とは、遊技媒体の獲得を補助する目的として行う可変表示要素に対する停止操作位置(押下位置)や停止順序(押し順)を指示する機能をいう。
主制御装置(主基板)で管理するメインモニタ(表示器)に、指示機能により獲得性能に差異が生じる条件装置作動状態に係る信号である指示情報信号を識別する番号すなわち例えば指示情報信号が第1番目に左ストップボタンを押し、第2番目に中ストップボタンを押し、第3番目に右ストップボタンを押す「左中右」の停止順序を指示するものなら、番号「1」等を表示すると共に、周辺制御装置(周辺基板)で管理する液晶表示装置等に、ストップボタンの配置に対応させて「123」等と該当するナビ情報を表示するのが一般的である。
また、第1番目に左ストップボタンを押すべき左第1停止を指示するものなら、メインモニタ(表示器)に番号「7」等を表示すると共に、液晶表示装置等に「1××」等と表示するのも一般的である。
「有利区間」とは、最大獲得数が得られる当せんに係る入賞役についての押下位置や停止順序の指示を原則1回以上行う、指示機能に係る性能を有する遊技区間をいう。原則としているのは、有利区間の遊技数(有利区間連続滞在ゲーム数)が所定上限遊技数(1500回)を超えるまでに、あるいは、有利区間中に作動した第一種特別役物又は役物連続作動装置の作動終了後の任意に定める有利区間の終了時までに、最大獲得数が得られる当せんに係る入賞役についての押下位置や停止順序を指示する機会がなかった場合は、その指示を行わないことがあり得るからである。有利区間への移行は、「設定」の違いによらない当せん確率にて抽せんする籤の当せんに紐付いて決定するのが好ましい。また、有利区間中は、「指示機能に係る処理」を行うことができる。
「指示機能に係る処理」とは、指示機能の上乗せ、継続等の指示権利に係る直接的な処理、抽せん状態やその状態移行の遷移等(遊技数減算等)の間接的な処理及び有利区間を終了させる処理をいう。指示機能に係る処理には、指示機能の上乗せ等、遊技者に有利なものと、有利区間の終了等、遊技者に不利なものとを含む。
有利区間でない非有利区間は、原則として、「通常区間」となる。
「通常区間」とは、指示機能により獲得性能に差異が生じる条件装置作動状態に係る信号(指示情報信号)を周辺基板に送信してはならない区間であり、かつ指示機能に係る性能(但し、有利区間へ移行する抽せんを除く)に一切影響を及ぼさない、指示機能に係る性能を有さない遊技区間をいう。原則としているのは、役物連続作動装置又は第一種特別役物に係る条件装置に紐付いて有利区間移行抽せんに当せんした際、当該条件装置の内部中(所定のシミュレーション試験による出玉率が1以上の場合を除く)、当該役物連続作動装置又は第一種特別役物の作動時まで有利区間の開始を待機することができる「待機区間」を除く趣旨である。
以上のものにおいて、前記有利区間には、有利区間でない非有利区間から前記設定の違いによらない当せん確率にて抽せんする設定差なしの籤(スイカ、チェリーA)の当せんを契機に移行可能な第1有利区間(チャンスゾーンCZ)と、前記第1有利区間の開始からの消化遊技数が前記第1有利区間について予め定める継続見込み遊技数(n;例えばn=10回)に所定値(α;例えばα=1回)を加えた遊技数以上(例えば、≧11)になったとき移行可能な前記第1有利区間よりも遊技者にとって有利な第2有利区間(アシストリプレイタイムART)とを含み、
前記第1有利区間中に遊技媒体を獲得できる入賞を容易にするための特別の装置である特定の役物に係る籤(CBB)に当せんした遊技の後、前記特定の役物についての作動が終了するまでの間の遊技数により、前記第1有利区間の継続見込み遊技数の残りは更新することなく、前記第1有利区間の開始からの消化遊技数は更新する仕様にしている。
「役物」とは、入賞を容易にするための特別の装置をいい(風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律施行規則第9条)、本発明でいう役物には、当せんゲームで役物作動図柄の組合せを表示できなかった場合、役物に係る当せんフラグを持ち越した状態すなわち内部中の遊技状態となることが可能な、第一種特別役物、第一種特別役物に係る役物連続作動装置、第二種特別役物に係る役物連続作動装置を意味する。役物に係る当せんフラグを持ち越すことのない第二種特別役物又は普通役物、或は、アシストタイムATの作動による所謂擬似ボーナスは含まない。
「役物連続作動装置」とは、「第一種特別役物」又は「第二種特別役物」を連続して作動させることができる装置で、特定の図柄の組合せが表示された場合に作動しあらかじめ定められた場合に作動を終了するものをいう(遊技機規則第6条別表第二(3)チ)。第一種特別役物に係る役物連続作動装置は、一種ビッグボーナスや単に一種ビッグともいい、RBBやBB等で表記される。第二種特別役物に係る役物連続作動装置は、二種ビッグボーナスや単に二種ビッグともいい、CBBやMB等で表記される。
「第一種特別役物」とは、規定数ごとの入賞に係る図柄の組合せの数を増加させ、又は規定数ごとの入賞に係る「条件装置」が作動する確率を上昇させる役物で、あらかじめ定められた場合に作動し12回を超えない回数の遊技の結果が得られるまで作動を継続することができるものをいう(遊技機規則第6条別表第二(3)ト)。第一種特別役物は、レギュラーボーナスともいい、RB等で表記される。
「第二種特別役物」とは、内部抽せんの結果にかかわらず入賞に係る条件装置を作動させることとなる役物で、あらかじめ定められた場合に作動し1回の遊技の結果が得られた場合に作動を終了するものをいう(遊技機規則第6条別表第二(3)ヌ)。第二種特別役物は、チャレンジボーナスともいい、CB等で表記される。
「普通役物」とは、規定数ごとの入賞に係る図柄の組合せの数を増加させ、又は規定数ごとの入賞に係る条件装置が作動する確率を上昇させる役物で、特定の図柄の組合せが表示された場合に作動し1回の遊技の結果が得られた場合に作動を終了することとされているものをいう(遊技機規則第6条別表第二(3)リ)。普通役物は、シングルボーナスともいい、SB等で表記される。
「条件装置」とは、その作動が「入賞」、「再遊技」、役物又は役物連続作動装置の作動に係る図柄の組合せが表示されるために必要な条件とされている装置で、内部抽せん(遊技機内で行われる電子計算機によるくじ)に当せんした場合に作動するものをいう(遊技機規則第6条別表第二(3)ホ)。要するに、当せんフラグを意味する。
「入賞」とは、図柄について遊技メダル等(遊技メダル又は遊技球(遊技機規則第6条別表第二(1)ハ)を獲得するため必要な組合せとしてあらかじめ定められたものが表示されることをいう(遊技機規則第6条別表第二(3)ニ)。「入賞」に係る役すなわち入賞役は、小役ともいう。
「再遊技」とは、遊技メダル等の投入をすることによらずに行うことができる遊技をいう(遊技機規則第6条別表第二(3)イ)。「再遊技」に係る役は、再遊技役ともいう。
入賞と再遊技とを含めて役物ではないという意味で非役物といい、入賞役(小役)と再遊技役とを含めて非役物に係る役ともいう。
なお、再遊技、役物及び役物連続作動装置の作動は、入賞でない(平成16年(2004年)5月26日警察庁丁生環発155「技術上の規格解釈基準」の二.各論の(四)の(1)ロ(ハ))。
以上により、非有利区間から第1有利区間へは、設定の違いによらない当せん確率にて抽せんする設定差なしの籤の当せんを契機に移行可能にしており、第1有利区間から第2有利区間へは、第1有利区間の開始からの消化遊技数が第1有利区間について予め定める継続見込み遊技数に所定値を加えた遊技数以上になったとき移行可能にしている。これらの移行に、設定自体や設定の違いによる当せん確率等の設定に依存する処理は関与しない。よって、設定に依存しない共通の処理により、非有利区間から第1有利区間への移行、第1有利区間から第2有利区間への移行が各々されるため、遊技の公正さを担保できる。
しかも、より有利な第2有利区間に移行する前の第1有利区間中に、特定の役物に係る籤に当せんできると、この特定の役物に係る籤の当せん後、前記特定の役物についての作動が終了するまでの間の遊技数により、第1有利区間の継続見込み遊技数の残りは更新することなく、第1有利区間の開始からの消化遊技数は更新する仕様にしている。このため、第1有利区間の継続見込み遊技数の残りを少なくすることなく、第1有利区間の開始からの消化遊技数を有効に進めることができる。よって、第1有利区間中に特定の役物に係る籤に当せんできると、役物の作動により遊技媒体を獲得できる期待感だけでなく、さらに有利な第2有利区間に移行する期待感を高めることができる相乗効果が生まれる。したがって、第1有利区間から第2有利区間への移行を効果的に煽ることができ、遊技興趣を効果的に高め得る。
以上のもので、前記第1有利区間についての前記継続見込み遊技数の残りを記憶する第1カウンタ(CT1)と、前記第1有利区間の開始からの消化遊技数を記憶する第2カウンタ(CT2)とを設け、前記第1有利区間中に前記特定の役物に係る籤に当せんした遊技の後、該特定の役物についての作動が終了するまでの遊技中、前記第1カウンタ(CT1)の記憶の更新を停止させ、前記第2カウンタ(CT2)の記憶の更新を継続させる仕様にしている。
これにより、2つのカウンタにより、第1有利区間での処理が簡易かつ適切に行え、所期の目的が効果的に達成できる。
また、以上のもので、前記設定の違いにより、前記特定の役物に係る籤(CBB)の当せんに基づく役物作動中の遊技数が相対的に少なくなる場合と多くなる場合とを生起可能な仕様にしている。
これにより、役物作動中の遊技数が多いほど、第1有利区間中の消化遊技数が多く進むため、第2有利区間への移行の期待感がより高まる。よって、第1有利区間から第2有利区間への移行は、第1有利区間の開始からの消化遊技数が第1有利区間について予め定める継続見込み遊技数に所定値を加えた遊技数以上になったときという設定差の関与しない処理により行う公正な仕様でありながら、実質的に第2有利区間への移行頻度に設定差を付与でき、メリハリのある出玉性能を打ち出すことができる。
さらに、以上のもので、前記特定の役物(CBB)は、前記設定の違いに応じた当せん確率にて抽せんする設定差ありとしている。
これにより、設定に応じて特定の役物に当せんし易いほど、第1有利区間から第2有利区間に移行する期待感がより高まる。よって、第1有利区間から第2有利区間への移行は、第1有利区間の開始からの消化遊技数が第1有利区間について予め定める継続見込み遊技数に所定値を加えた遊技数以上になったときという設定差の関与しない処理により行う公正な仕様でありながら、実質的に第2有利区間への移行頻度に設定差を付与でき、メリハリのある出玉性能を打ち出すことができる。
本発明遊技機の斜視図。 可変表示要素を構成するリールの展開図。 個々の条件装置等の一覧表。 同時当せんさせる条件装置毎に区分した籤(当せんエリア)一覧表。 区間移行処理のフローチャート。 制御装置のブロック図。
図1に、本発明を適用する回胴式遊技機を示す。回胴式遊技機は、一般にパチスロと呼ばれ、遊技機規則、すなわち平成16年(2004年)1月30日の国家公安委員会規則第1での改正を経た昭和60年(1985年)2月12日の国家公安委員会規則第4「遊技機の認定及び型式の検定等に関する規則」に適合するスロットマシンである。なお、用語及びその技術内容は現行の遊技機規則に準じている。
遊技機筐体8Bは、ハニカムリアキャビネット8R及びキャビネット枠8W、扉状の上下フロントキャビネット8E,8Fを備える。上フロントキャビネット8Eには、演出動画や、有利区間中のアシストタイムATによる指示情報信号に対応したナビ等をフルカラーで映し出す上部液晶表示装置71、サーチライトを模したドットマトリクス表示装置73、リールパネル8、展開及び収納可能な組ランプe1〜3をもつ左上可動ランプE1,同組ランプe4〜6をもつ右上可動ランプE2,同組ランプe7〜9をもつ左下可動ランプE3,同組ランプe10〜12をもつ右下可動ランプE4、左上ランプE5,右上ランプE6、リールパネル8を囲む門型ランプE7〜E11を備える。なお、左右は、遊技機に対面した遊技者目線における左右を意味する。
下フロントキャビネット8Fには、操作部8S、演出用の下部液晶ボタンABを兼用し且つ上部液晶表示装置71と協働した演出動画等を表示させる可動式ビジョンATVから成る下部液晶表示装置72、その両脇のサイドランプE12,E13を備える。91〜94はBGMや各種効果音等を出音するスピーカ、8Mはメダル払出口、8Gはメダル受皿である。筐体8Bの内部には、「ド、ド、ド、ドォー」等の重低音の再生により振動を発生させるウーハー90を内蔵している。
リールパネル8の透明な表示窓80の内部には、複数の回胴すなわち可変表示要素となる左リール1L、中リール1C、右リール1Rを備え、それぞれのリール帯10L,10C,10Rの外周に全部で20コマ配列した図柄のうち連続する3コマを窓越しに臨ませている。定常回転時を含む通常の正転時、各図柄は上から下にスクロールする。表示窓80の窓越しに表示される複数列及び複数段の図柄表示位置、すなわち、左・中・右リール1L,1C,1Rの3列とそれぞれの上・中・下の3段との、列と段で特定される3×3=9個の図柄表示位置において、例えば中段ライン(左中−中中−右中)のみを有効ラインとしている。なお、他のラインを含めて2本以上のラインを有効ラインとしてもよい。
操作部8Sには、遊技媒体たる遊技メダルを投入するメダル投入口2i、開始ボタンbi・上下左右の移動ボタンb1〜4・終了ボタンboをもち、音量、光量、BGM、キャラクター等を選択変更できる実機カスタマイズ用の十字キーユニットBT、貯留装置の電磁的記録すなわちクレジットから一回の遊技に必要な規定数例えば3枚の掛けメダルを引き落とすベットボタン3、クレジット等に残る数のメダルをメダル受皿8Gに落す精算ボタン4、各リール1L,1C,1Rの可変表示(回転)を開始させるスタートスイッチとなるスタートレバー5、各リール1L,1C,1Rに対応して設け、対応するリールの可変表示(回転)を個別に停止させるストップスイッチとなる左ストップボタン6L、中ストップボタン6C、右ストップボタン6R、メダル投入口2i下流のメダル詰り時に押すリジェクトボタン2R、ドアキーの操作穴8Kを備える。
また、現時のクレジット数を表示させるクレジット表示器DL1、入賞による払出メダル枚数を表示させると共に有利区間中のアシストタイムATによる指示機能の作動時に指示情報信号を識別する番号を表示させるメインモニタMAを兼ねるペイアウト表示器DL2、そのドットを利用し、有利区間への移行が決定された次遊技から有利区間中にあるとき点灯させ、有利区間が終了した次遊技からの通常区間中に消灯させる区間表示器Ek、充当掛けメダルが1枚、2枚、3枚になる毎に点灯させる1〜3枚ランプEL1〜3、掛けメダルが受付可能なとき点灯させるベットランプELb、スタートレバー5による始動操作が可能なとき点灯させるスタートランプELs、再遊技に係る図柄の組合せが表示されて再遊技が作動したとき点灯させるリプレイランプELrを含む遊技基本ランプ類30を備える。
ベットランプELbの点灯時、掛けメダルが0の状態でメダル投入口2iからメダル1枚を入れると1枚ランプEL1が点灯し、さらに1枚入れると2枚ランプEL2が点灯し、さらに1枚入れると3枚ランプEL3が点灯し、規定数に達する。規定数の掛けメダルになると、スタートランプELsが点灯し、スタートレバー5による始動操作が可能になる。規定数に達した状態からスタートレバー5を操作しないでメダル投入口2iにさらにメダルを入れると、クレジット表示器DL1のカウンタを進め、所定上限数である50枚まで貯留可能となる。入賞により払出されたメダルも50枚まではクレジットに加算され、50枚を超えて払出されたメダルは、メダル払出口8Mからメダル受皿8Gに受止められる。
図2に示すように、各リール帯10L,10C,10Rの外周面には、赤7、黒バー、チェリー、スイカ、ベル、リプレイ、ブランク1、ブランク2、ブランク3、ブランク4の全10種類の図柄を、図柄番号0,1〜19に対応させ且つ独特の縦の並びに従って印刷等により描いている。各リール帯10L,10C,10Rの上端と下端は結ばれて輪状になり、エンドレスに図柄をスクロールさせる。
各リール1L,1C,1Rは20コマの図柄を配する20コマリールである。各リール1L,1C,1Rの駆動には、21コマリール駆動用の1ステップ角が約1.43度、1−2相励磁により504ステップで一回転する仕様のステッピングモータSMを用いている。21コマリールの場合、一図柄あたり504/21=24ステップの均等ステップ数を割付けることができるが、20コマリールでは、504/20=25.2で整数解にならないため、不均等ステップ数を割付けている。ステップ数の多い方を26、ステップ数の少ない方を24とし、図柄番号0〜19を5で割った整数解の余りが奇数となる図柄番号1,3,6,8,11,13,16,18の図柄に少ない方の24ステップを割付け、その他の図柄番号0,2,4,5,7,9,10,12,14,15,17,19の図柄に多い方の26ステップを割付けている。
なお、ステッピングモータSMは、鉄芯外周に多数のロータ小歯をもつ永久磁石内蔵式のロータRmと、磁極内周に複数のステータ小歯をもつ複数組の磁極にA相、B相、C相(Aバー相(Aの反転相))、D相(Bバー相(Bの反転相))の巻線を巻回したステータSwとを有し、定常回転時、一の巻線をオンにする1相励磁と、一の巻線及び隣接する他の巻線をオンにする2相励磁とを、一割込み時間例えばt=1.49ms毎に交互に繰返す1−2相励磁により、励磁パルスの1ステップ更新により半ステップ角(2ステップ更新により1ステップ角)ずつ変位させ、504のステップ更新で一回転させる。また、励磁パルスのステップ更新方向を変更することにより正転と逆転とを可能にしている。
定常回転時、各リール1L,1C,1Rは、504ステップと1割込時間1.49msを乗じた750.96msで一回転する。1分間に約80回転となる。図柄が一コマ移動するのに要する時間は、平均約37.55msとなる。遊技機規則において通常時のリール停止操作から停止までの第1規定時間「190ms以内」というのは、((190÷37.55)−1)の整数解=4コマが許容される最大滑りコマ数となる。よって、各リール帯10L,10C,10Rにおいて、4コマ以下の図柄を間に挟んで表示対象の図柄が上下に変位する場合、その表示対象の図柄は必ず有効ラインに表示でき、表示確率は1となる。
また、第二種特別役物に係る役物連続作動装置の作動による第二種特別役物の作動中の1以上のリール(本実施形態では右リール1R)について、その停止操作から停止までに第2規定時間「75ms以内」が課される場合、全相励磁等による停止パルスの供給タイミングを数ステップ微調整することにより最大1コマ滑りを許容させている。なお、ステッピングモータSMには、1−2相励磁により20の倍数である400等のステップ更新により一回転させる仕様のものを用い、1割込時間を1.875ms等としてもよい。
図3に、内部抽せんで引く籤(当せんエリア)の構成役となる個々の条件装置(当せんフラグ)に対応する有効ライン上の図柄の組合せ等を示す。役物には、第一種特別役物に係る役物連続作動装置RBB(以下、一種ビッグRBBという)と、第二種特別役物に係る役物連続作動装置CBB(以下、二種ビッグCBBという)と、普通役物SBを定義している。
RBBに当せんしたゲームでRBB作動図柄の組合せである「赤7」−「赤7」−「赤7」を表示できなかった場合、RBBの当せんフラグが持ち越されたRBB内部中の遊技状態となる。RBBの当せんゲーム又はRBB内部中にRBB作動図柄の組合せを表示できると、RBB作動中の遊技状態となり、RBB作動中は常に第1種特別役物RBの作動中となる。RBBの作動は、作動開始からの獲得メダル枚数が所定の上限例えば297枚を超過すると終了し、RBの作動も終了する。
CBBは、当せんを契機に対応する作動図柄の組合せを表示するまで当せんの権利が持ち越される役物に属するが、RBBと異なり、その作動図柄の組合せの表示確率1としており、当せんゲームでCBB作動図柄の組合せである「スイカ」−「スイカ」−「リプレイ」を表示でき、次ゲームからCBB作動中となる。また、CBB作動中は常に第二種特別役物CBの作動中となる。CBBの作動は、作動開始からの獲得メダル枚数が所定の上限例えば90枚を超過すると終了し、CBの作動も終了する。CBB及びCBは、90枚超過の91枚以上で終了し、CBB作動中は毎遊技9枚のメダルを獲得できる仕様にしているため、11ゲームで終了することになる。本実施形態のCBBは、当せん、この当せんに基づくCBBの作動、及び、CBBの作動終了の何れによっても、再遊技の確率を変動させる契機とはしていない貫通型仕様にしている。CBBの作動終了後、本実施形態のものでは、CBBの当せんを得た元の遊技状態に復帰する。
SBの当せんゲームでSB作動図柄の組合せである「ブランク2」−「ブランク2」−「ブランク2」を表示できると、次の1ゲームのみについてSB作動中となる。SBの当せんゲームでSB作動図柄の組合せを表示できなかった場合、SBの当せんフラグは持ち越されることなくクリアされる。CBB作動中以外の遊技状態でSBに当せんしてSB作動図柄の組合せを表示できると、SBの作動終了後、SBに当せんした遊技状態に復帰する。CBB作動中にSBに当せんした場合は、SBに当せんしたゲーム限りでCBBの作動が強制終了し、次ゲームからCBBに当せんした遊技状態に復帰する。遊技機規則第6条別表第五(1)ト(ワ)に「第二種特別役物に係る一の役物連続作動装置は、その作動中に、普通役物若しくは第一種特別役物の作動に係る条件装置が作動したとき又は遊技メダルにあっては253枚を、遊技球にあっては1265個を、それぞれ超えない数のうちからあらかじめ定められた一の数を超える遊技メダル等が獲得されたときは、その作動を終了するものであること。」と定められており、普通役物SBの作動図柄の組合せを表示させて普通役物SBを作動させるか、普通役物SBの作動図柄の組合せを表示させずに普通役物SBを作動させないかにかかわらず、普通役物SBの作動に係る条件装置が作動したとき即ち普通役物SBに当せんして普通役物SBに係る当せんフラグが成立したとき、作動中にある第二種特別役物に係る役物連続作動装置CBBの作動が終了することになる。
役物でない非役物には、再遊技に係る役(再遊技役)REP1〜6と、入賞に係る役(入賞役(小役))NML1〜16を定義している。NML13〜16は9枚、その他のNML1〜12は1枚のメダルを払出す。ブランクBLK1〜3は、後記左ベル1〜4、中ベル1〜4、右ベル1〜4の何れかの択役の籤の当せん時に払出し0となる取りこぼし時に表示される。一欄に複数の図柄を列挙しているものがあるが、例えばREP2については、右リール1Rに対応する表示対象となる右図柄は、赤7又は黒バー又はスイカという意味である。配当欄の二重丸は役物の作動、同一重丸は再遊技の作動を意味する。備考欄に各役の表示出目を示す。
図4に、内部抽せんで引く籤、すなわち同時当せん(重複当せん)させる条件装置の内訳が異なるように定義した当せんエリアを示す。例えば、左ベル1がNML5+9+14というのは、左ベル1の籤が、NML5とNML9とNML14とを同時当せんさせることを意味する。内部抽せんでは、スタートレバー5の操作時、主制御装置MCのRWM上で所定範囲例えば0〜65535の2バイトの数値範囲内(全部で65536個の数値)で高速更新するカウンタから一つの乱数値を抽出し、この抽出した乱数値が、乱数範囲内0〜65535において籤に対応した当せん値数の数値幅により区分したどのエリアに属するかにより、当せんに係る籤、従ってその籤に含まれる条件装置の当せん即ち当せんフラグを決定する。
籤の仕様は遊技状態により異なる。遊技状態は、次の7種類あり、備考欄の遊技状態遷移図のとおり移行する。
[1]一種ビッグRBBの作動終了後の復帰先となり、再遊技確率を、例えば合算した当せん値数が8978で8978/65536≒1/7.3と相対的に低くした低確遊技状態の第1リプレイタイムRT1、
[2]RT1からブランクBLK1〜3何れかの表示により移行し、再遊技に係る籤の仕様はRT1と異なるが、合算した当せん値数は8978と同じで、再遊技確率を同じく1/7.3と相対的に低くした低確遊技状態の非RT(非リプレイタイム)、
[3]非RTからREP3又はREP4の表示により昇格し、REP2の表示又はブランクBLK1〜3何れかの表示により非RTに転落する、再遊技確率を、例えば合算した当せん値数が32764で32764/65536≒1/2と相対的に高くした高確遊技状態の第2リプレイタイムRT2、
[4]RT2からREP5の表示により昇格し、ブランクBLK1〜3何れかの表示により非RTに転落する、再遊技に係る籤の仕様はRT2と異なるが、再遊技確率を同じく約1/2と相対的に高くした高確遊技状態の第3リプレイタイムRT3、
[5]当せんした遊技状態すなわち非RT、RT1、RT2、RT3の何れであるかにかかわらず、再遊技の当せん値数が8978で再遊技確率を約1/7.3と相対的に低くしたRBB内部中、
[6]全当せんエリアについて、全小役の当せんフラグを成立させるRBB作動中、
[7]全当せんエリアについて、事実上、全小役の当せんフラグを成立させることになると共に、SBの抽せんは行うCBB作動中。
なお、低確遊技状態及び/又は高確遊技状態は、少なくとも一つの状態があればよく、また、再遊技に係る籤の内訳及び当せん値数がそれぞれ異なるもっと複数の状態があってもよい。
また、備考欄の区間遷移図に示すように、ストップボタン6L,6C,6Rによる停止操作についての指示機能を作動可能とする有利区間には、有利区間でない非有利区間の通常区間において、設定の違いによらない当せん確率にて抽せんする後記する設定差なしの特定の籤であるスイカ又はチェリーAの当せんを契機にチャンスゾーンCZに当せんしたとき、通常区間から移行する第1有利区間を含む。第1有利区間は、チャンスゾーンCZに位置づけている。
また、有利区間には、第1有利区間の開始からの消化遊技数が第1有利区間について予め定める継続見込み遊技数n回例えばn=10回に所定値α回例えばα=1回を加えた遊技数以上になったとき即ち消化遊技数がn+α=11回以上になったとき、又は、n回の遊技中に設定差なしの特定の籤の当せんを契機に、液晶表示装置71,72で展開させる敵味方が対戦するバトル演出において最終的に味方が勝利するバトル勝利が決定されたとき、第1有利区間から移行する第1有利区間よりも遊技者にとってより有利な第2有利区間を含む。この第2有利区間へは、通常区間又は第1有利区間において、設定差無しの他の特定の籤であるフリーズリプ、共通ベル、RBB、RBB+チェリーAの何れの当せんを契機に所謂ART直撃当せんを得たとき、通常区間又は第1有利区間から直ちに移行する。第2有利区間は、最終的に高確遊技状態のRT3において、例えば1セット50ゲームについて指示機能を作動させる、再遊技確率の高いリプレイタイム中のアシストタイムAT、つまりアシストリプレイタイムARTの実行を可能にしている。
籤番号0の不当せんは、RBB作動中を除く遊技状態で抽せんする。非RT、RT1、RT2、RT3、RBB内部中において、設定1〜6の違いにより当せん確率(当せん値数)が異なる設定差ありとしている。有利区間への移行抽せん籤としても上乗せ抽せん籤としても機能させていない。籤番号0の不当せんに当せんすること、すなわち不当せんを引くことは、当該ゲームで条件装置の当せんがなかったことを意味し、原則的には、役に対応した何れの図柄の組合せも表示させないが、RBB内部中に不当せんを引くと、持ち越しに係るRBB作動図柄の組合せを表示でき、4コマ滑りの範囲内でRBB作動図柄の組合せを表示できなかった場合、例えば「黒バー」−「赤7」−「赤7」等のRBB内部中の限定出目となる所定のリーチ目を有効ライン上に表示可能とする。
また、CBB作動中の不当せんというのは、抽せん結果にかかわらず全小役の当せんフラグをオンにし、SBの当せんがない場合も、SBの当せんがある場合も、最大1コマ滑りで右リール図柄を必ず有効ラインの中段に引き込むことができるNML16を優先的に入賞させて9枚のメダルを払出す。SBの当せんがある場合は、全小役の条件装置とSBの条件装置とが作動することとなるが、SBに係る図柄の組合せを表示させる機会をなるべく減らしたいことから、小役に係る図柄の組合せをSBに係る図柄の組合せよりも優先して表示させる停止制御をするものとしているため、結局、SBの当せんがない場合と同様にNML16を入賞させる。このため、CBB作動中に、その作動を強制終了させるSBに当せんした場合、NML16を入賞させた後、CBBの当せんを得た遊技状態に復帰する。
籤番号1の通常リプ(REP1の単独当せん)は、非RT、RT1、RT3、RBB内部中において抽せんし、設定差はないが、遊技状態により当せん確率が異なる。通常リプに当せんすると、次遊技は再遊技となる。
籤番号2〜7のRT2移行リプ1〜6は、非RTのみで抽せんする。RT2移行リプ1〜6の合算当せん確率は、例えば5460/65536≒1/12としており、設定差もなく、移行リプ1〜6の6種類について均等に按分した確率910/65536≒1/72で当せんさせる。6択による押し順正解時にREP3又はREP4を表示してRT2に昇格できるが、押し順不正解時はREP1を表示して非RTを維持する。表示結果に関係なく、次遊技は再遊技となる。
アシストリプレイタイムARTを実行可能な第2有利区間にある場合、非RTでRT2移行リプ1〜6に当せんすると、上部液晶表示装置71に、ストップボタン6L,6C,6Rの配置に対応させて、
正解押し順が「左中右」の移行リプ1なら、青色の丸中に「123」と付したナビを、
正解押し順が「左右中」の移行リプ2なら、青色の丸中に「132」と付したナビを、
正解押し順が「中左右」の移行リプ3なら、青色の丸中に「213」と付したナビを、
正解押し順が「中右左」の移行リプ4なら、青色の丸中に「312」と付したナビを、
正解押し順が「右左中」の移行リプ5なら、青色の丸中に「231」と付したナビを、
正解押し順が「右中左」の移行リプ6なら、青色の丸中に「321」と付したナビを
それぞれ表示する。これら昇格ナビ表示による指示機能の作動によりREP3又はREP4を表示させてRT2に容易に昇格できる。青色の丸は、リプレイ図柄の一般的な色である青色に対応させたものである。
籤番号8〜10のRT3移行リプ1〜3は、RT2のみで抽せんする。RT3移行リプ1〜3の合算当せん確率は、例えば32760/65536≒1/2としており、設定差もなく、RT3移行リプ1〜3の3種類について均等に按分した確率10920/65536≒1/6で当せんさせる。3択による押し順正解時にREP5を表示してRT3に昇格できるが、押し順不正解時はREP2を表示して非RTに転落させる。表示結果に関係なく、次遊技は再遊技となる。
アシストリプレイタイムARTを実行可能な第2有利区間にある場合、RT2でRT3移行リプ1〜3に当せんすると、上部液晶表示装置71に、ストップボタン6L,6C,6Rの配置に対応させて、
正解押し順が左第1停止の移行リプ1なら、青色の丸中に「1××」と付したナビを、
正解押し順が中第1停止の移行リプ2なら、青色の丸中に「×1×」と付したナビを、
正解押し順が右第1停止の移行リプ3なら、青色の丸中に「××1」と付したナビを、
それぞれ表示する。これら昇格ナビ表示による指示機能の作動によりREP5を表示させてRT3に容易に昇格できる。
RT3に昇格した以後、アシストリプレイタイムARTの継続ゲーム数の減算を開始し、その継続ゲーム数が0になるとアシストタイムATを終了させる。ATの終了に伴い、指示機能の作動はなくなり、ブランクBLK1〜3何れかの表示により非RTに転落し、非RT転落時に第2有利区間を終了させて通常区間に移行させる。第1,第2を問わず、有利区間は、連続滞在ゲーム数が所定上限遊技数の1500回を超過した場合にも終了し、1500回を超過すると、ARTの残り継続ゲーム数が1以上あっても、第2有利区間を終了させる。1500回超過による終了時も、指示機能の作動はなくなり、ブランクBLK1〜3何れかの表示により非RTに転落することになる。第1,第2を問わず、有利区間を終了させて通常区間に移行させるとき、指示機能に係る性能に影響を及ぼす全ての変数、すなわち有利区間の発生及び消滅を含む有利区間に関する主制御装置MCのRWMの記憶情報を全て初期化する。
籤番号11のフリーズリプは、非RT、RT1、RT2、RT3において、設定差なしで、同一当せん確率で抽せんする。その当せん確率は、数千分の一〜1/17500、例えば4/65536=1/16384と極めて低くしている。フリーズリプに当せんできると、内部抽せんに引き続いてする、内部抽せん用乱数とは別個独立に主制御装置MCのRWM上で高速更新する例えば1バイトカウンタ(0〜255)を用いた内部振分抽せん(2段階抽せん)により、所定確率例えば256/256(100%)の確率で、通常区間又は第1有利区間(チャンスゾーンCZ)にある場合は、優遇的な所定初期継続ゲーム数例えば300G(G;ゲーム)つまり1セットが50Gなら6セット分ついてアシストリプレイタイムARTを継続可能とした第2有利区間への移行を確定させ、第2有利区間にある場合は、優遇的な所定継続ゲーム数例えば300GについてアシストリプレイタイムARTを延長可能とした上乗せを確定させる。
なお、フリーズリプの当せん時、上下の液晶表示装置71,72の表示をブラックアウトさせる等の所定のサプライズ演出と共に、遊技の進行を一時中断させる所謂フリーズ下で各リール1L,1C,1Rについて逆回転等の所定の動作を行わせる回胴演出を伴わせる。また、REP6による「黒バー」揃いが可能であることから、サプライズ演出に引き続いて、上部液晶表示装置71に「黒バーを狙え!」の演出ナビを表示させる。勿論、次遊技は再遊技となる。
籤番号12のRBB中小役ALL(NML1〜16の重複当せん)は、RBB作動中のみで抽せんする。当せんエリアの全範囲について全ての小役NML1〜16の当せんフラグをオンにし、配当の多いNML13〜16の何れかを入賞させて、9枚のメダルを払い出す。
籤番号13の共通ベル(NML13と14の重複当せん)は、非RT、RT1、RT2、RT3、RBB内部中において、設定差なしで、同一当せん確率で抽せんする。数十分の一〜数百分の一の当せん確率例えば256/65536=1/256で当せんさせ、中段にベルが並ぶNML13の方を優先的に入賞させて9枚のメダルを払出す。NML14は必ずしも表示を意図していない制御変更役として機能させている。RBB内部中を除き、内部抽せんに引き続いてする前記内部振分抽せん(2段階抽せん)により、所定確率例えば64/256(25%)の確率で、通常区間又は第1有利区間(チャンスゾーンCZ)にある場合は、所定初期継続ゲーム数例えば50G(1セット分)ついてARTを継続可能とした第2有利区間への移行を可能とし、第2有利区間にある場合は、所定継続ゲーム数例えば50GについてARTを延長可能とした上乗せを可能にする。
籤番号14のスイカ(NML15の単独当せん)は、非RT、RT1、RT2、RT3、RBB内部中において、設定差なしで、同一当せん確率で抽せんする。数十分の一〜数百分の一の当せん確率例えば1024/65536=1/64で当せんさせ、9枚のメダルを払出す。RBB内部中を除き、内部抽せんに引き続く前記内部振分抽せん(2段階抽せん)により、通常区間にある場合、所定確率例えば64/256(25%)の確率で当せんできると、チャンスゾーンCZの当せんとし、第1有利区間(チャンスゾーンCZ)に移行させる。
籤番号15のチェリーA(NML16の単独当せん)は、非RT、RT1、RT2、RT3、RBB内部中において、設定差なしで、同一当せん確率で抽せんする。RBB内部中を除き、数十分の一〜数百分の一の当せん確率例えば512/65536=1/128で当せんさせ、9枚のメダルを払出す。RBB内部中は、後記籤番号31のRBB+チェリーAの当せん値数相当分(例えば100)を加えた612/65536≒1/107で当せんさせ、9枚のメダルを払い出す。RBB内部中を除き、内部抽せんに引き続く前記内部振分抽せん(2段階抽せん)により、通常区間にある場合、所定確率例えば128/256(50%)の確率で当せんできると、チャンスゾーンCZの当せんとし、第1有利区間(チャンスゾーンCZ)に移行させる。
RBB内部中を除き、籤番号14のスイカ又は籤番号15のチェリーAの当せんを契機として移行する第1有利区間(チャンスゾーンCZ)中は、前記内部振分抽せん(2段階抽せん)の当せん確率を通常区間よりも上昇させている。第1有利区間の継続見込み遊技数n回(10回)の消化中に、籤番号14のスイカ、籤番号15のチェリーAの何れかのレア籤(レア役)に当せんできると、前記内部振分抽せん(2段階抽せん)により、所定の高確率例えばスイカは192/256(75%)、チェリーAは256/256(100%)で、チャンスゾーンCZ中のバトル勝利を決定し、第1有利区間の開始からn回目(10回目)の遊技において味方が敵に勝利する祝福画面を出し、アシストリプレイタイムARTが可能な第2有利区間に移行させる。第1有利区間のn回消化中に、何れのレア籤の当せんもないか、内部振分抽せん(2段階抽せん)で外れると、n回目(10回目)の遊技において味方が敵に敗北する残念画面を出し、第2有利区間への移行はない。
なお、RBB内部中を除き、ART中又はARTへの突入が決定済の第2有利区間中に、籤番号14のスイカに当せんできると、前記内部振分抽せん(2段階抽せん)により所定確率例えば64/256(25%)の確率で、籤番号15のチェリーAに当せんできると、前記内部振分抽せん(2段階抽せん)により所定確率例えば128/256(50%)の確率で、所定継続ゲーム数例えば10Gについて上乗せを可能にしている。
籤番号16のチェリーB(NML13と16の重複当せん)は、非RT、RT1、RT2、RT3、RBB内部中において、設定1<2<3<4<5<6の正順位で当せん確率を高めた設定差ありの当せん確率で抽せんする。RBB内部中を除き、数十分の一〜数百分の一の当せん確率、例えば設定1は100/65536≒1/655、設定2は110/65536≒1/596、設定3は120/65536≒1/546、設定4は130/65536≒1/504、設定5は140/65536≒1/468、設定6は150/65536≒1/437で当せんさせ、チェリーAと同様に左リール1Lの下段にチェリーを表示できるNML16の方を優先的に入賞させて9枚のメダルを払出す。NML13は必ずしも表示を意図していない制御変更役として機能させている。RBB内部中は、後記籤番号32のRBB+チェリーBの当せん値数相当分(本例では、設定1は0、設定2は10、設定3は15、設定4は20、設定5は25、設定6は30)を加えた確率で当せんさせ、同じくNML16を入賞させて9枚のメダルを払い出す。チェリーBは、設定に応じた当せん確率にて当せんさせる設定差ありの籤のため、有利区間への移行抽せん籤としても上乗せ抽せん籤としても機能させていない。
籤番号17〜20の左ベル1〜4は、右下りにベルが並ぶNML14の入賞により9枚のメダルを獲得できる正解押し順が第1番目に左ストップボタン6Lを押す左第1停止となり、籤番号21〜24の中ベル1〜4は、中段にベルが並ぶNML13の入賞により9枚のメダルを獲得できる正解押し順が第1番目に中ストップボタン6Cを押す中第1停止となり、籤番号25〜28の右ベル1〜4は、中段にベルが並ぶNML13の入賞により9枚のメダルを獲得できる正解押し順が第1番目に右ストップボタン6Rを押す右第1停止となる。押し順不正解時は、各当せんエリアで重複当せんさせる1枚役NML1〜12の何れかを表示確率1/4で入賞させるか、表示確率3/4でブランクBLK1〜3の何れかを表示させる。
籤番号17〜28の各択役は、非RT、RT1、RT2、RT3、RBB内部中において設定差なしで抽せんし、各4種類の左ベル、中ベル、右ベルについて均等に按分した当せん確率、例えば各籤について1900/65536、トータル22800/65536で当せんさせる。設定差なしで且つ遊技状態の移行も伴わないが、通常区間から有利区間への移行抽せん籤等して機能させていない。チャンスゾーンCZたる第1有利区間中も、アシストリプレイタイムART中又はその突入が決定されている第2有利区間中も、上部液晶表示装置71に、ストップボタン6L,6C,6Rの配置に対応させて、
正解押し順が左第1停止の左ベルなら、黄色の丸中に「1××」と付したナビを、
正解押し順が中第1停止の中ベルなら、黄色の丸中に「×1×」と付したナビを、
正解押し順が右第1停止の右ベルなら、黄色の丸中に「××1」と付したナビを
それぞれ表示し、これらベルナビの表示により容易に9枚払出しを受け得る。黄色の丸は、ベル図柄の一般的な色である黄色に対応させたものである。ベルナビは、最大獲得数が得られる当せんに係る入賞役についての押下位置や停止順序の指示を原則1回以上行うべきとされている指示情報となる。
籤番号29のSBは、非RT、RT1、RT2、RT3、CBB作動中において、設定1>2>3>4>5>6の逆順位の当せん確率とした設定差ありの当せん確率にて抽せんする。数十分の一〜数百分の一の当せん確率、例えば、
設定1は、当せん値数6553で、6553/65536≒1/10.0、
設定2は、当せん値数6182で、6182/65536≒1/10.6、
設定3は、当せん値数5851で、5851/65536≒1/11.2、
設定4は、当せん値数5553で、5553/65536≒1/11.8、
設定5は、当せん値数5285で、5285/65536≒1/12.4、
設定6は、当せん値数5041で、5041/65536≒1/13.0
で当せんさせている。
SBの作動図柄の組合せは、左リール1Lについて見易い図柄番号18の黒バーが表示窓80の上段に現れるタイミングで停止操作をしている限り、表示は困難である。主に、SBはCBBの作動を強制終了させる機能を果たし、高設定ほど、当せん確率を低くしているため、CBB作動中のSB当せんによりCBBの作動が途中で終了する所謂パンクのリスクを低めている。SBは設定差ありの籤のため、有利区間への移行抽せん籤としても上乗せ抽せん籤としても機能させていない。
籤番号30のRBB(RBBの単独当せん)は、非RT、RT1、RT2、RT3において、設定差なしで、同一当せん確率で抽せんする。数百分の一〜数千分の一の当せん確率、例えば、当せん値数が18で、18/65536≒1/3641で当せんさせている。当せんゲームでRBBの作動図柄の組合せを表示できない場合、次ゲームからRBB内部中となり、当せんゲームでRBB作動図柄の組合せを表示できると次ゲームからRBB作動中となる。RBB当せんゲームにおいて、内部抽せんに引き続いてする前記内部振分抽せん(2段階抽せん)により、所定確率例えば256/256(100%)の確率で、通常区間又は第1有利区間(チャンスゾーンCZ)にある場合は、RBB作動終了後に所定初期継続ゲーム数例えば50G(1セット分)ついてARTを継続可能とした第2有利区間に移行させ、第2有利区間にある場合は、RBB作動終了後に所定継続ゲーム数例えば50GについてARTを延長させる上乗せをする。なお、RBB内部中に不当せんを引いた場合、上部液晶表示装置71に「赤7を狙え!」のナビを出す仕様を付加している。
籤番号31のRBB+チェリーAは、役物であるRBBと役物でない非役物の小役たるチェリーA(NML16)とを同時当せんさせる。数十分の一〜数百分の一の当せん確率、例えば、当せん値数が100で、100/65536≒1/655で当せんさせている。籤番号30の設定差なしのRBB単独当せんの場合と合せて、籤番号30,31による設定差なしのRBBの当せん確率は、118/65536≒1/555となる。
籤番号31の当せんゲームでは、RBBと同時当せんさせる非役物に係る役に対応した図柄の組合せを優先して表示させる停止制御をする。このため、表示確率1のNML16に対応した図柄の組合せを表示し、NML16の入賞により9枚のメダルを払出し、次ゲームからRBB内部中となる。籤番号31の当せんゲームにおいて、内部抽せんに引き続いてする前記内部振分抽せん(2段階抽せん)により、所定確率例えば256/256(100%)の確率で、通常区間又は第1有利区間(チャンスゾーンCZ)にある場合は、RBB作動終了後に所定初期継続ゲーム数例えば50GついてARTを継続可能とした第2有利区間に移行させ、第2有利区間にある場合は、RBB作動終了後に所定継続ゲーム数例えば50GについてARTを延長させる上乗せをする。
籤番号32のRBB+チェリーBは、役物であるRBBと役物でない非役物の小役たるチェリーB(NML13及びNML16)とを同時当せんさせ、籤番号31と構成役が異なるがNML16に係る同じ図柄の組合せを表示可能とする。設定の低い例えば設定1のみについては、当せん確率を0としている。その他は数百分の一〜数千分の一の確率、例えば、
設定2は、当せん値数10で、10/65536≒1/6554、
設定3は、当せん値数15で、15/65536≒1/4369、
設定4は、当せん値数20で、20/65536≒1/3277、
設定5は、当せん値数25で、25/65536≒1/2621、
設定6は、当せん値数30で、30/65536≒1/2185としている。
籤番号32の当せんゲームでは、RBBと同時当せんさせる非役物に係る役に対応した図柄の組合せ、しかも籤番号31と同じNML16を優先して表示させる停止制御をする。このため、表示確率1のNML16に対応した図柄の組合せを表示し、NML16の入賞により9枚のメダルを払出し、次ゲームからRBB内部中となる。籤番号32は設定差ありの籤のため、有利区間への移行抽せん籤としても上乗せ抽せん籤としても機能させていない。
籤番号33のCBBは、第1有利区間(チャンスゾーンCZ)中に当せんできると、CBBに当せん後の次ゲームからCBBの作動が終了するまでの間の遊技数により、第1有利区間の継続見込み遊技数の残りを減算により更新することはなく、第1有利区間の開始からの消化遊技数は加算により更新する特定の役物に係る籤に選定している。このCBBは、非RT、RT1、RT2、RT3において設定差なしで、同一当せん確率で抽せんする。数十分の一〜数百分の一の当せん確率、例えば、当せん値数が1310で、1310/65536≒1/50で当せんさせている。頻繁でなく稀でもないある程度の適正頻度について、第1有利区間(チャンスゾーンCZ)中にCBBに当せんできるものとしている。なお、CBBの当せん確率は、第1有利区間(チャンスゾーンCZ)の継続見込み遊技数nが多いと低くし、nが少ないと高くするのが適切となる。
なお、以上の仕様で、籤番号13〜28の入賞に係る籤は、非RT、RT1、RT2、RT3、RBB内部中において、設定を固定すると、同一の当せん確率としている。役物が作動している場合を除き、入賞役についての確率変動は禁止されているからである(遊技機規則第6条別表第五(1)ロ(カ))。また、SB作動中における籤の仕様は、SBの当せんを得た遊技状態、すなわち非RT又はRT1又はRT2又はRT3での籤の仕様と基本的には同じになる。しかし、SB作動中は有利区間への移行も上乗せも不可のため、有利区間への移行又は上乗せに期待等の持てる籤番号13,14,15の各籤の当せん値数を合算し、その合算値に1以上の所定値例えば1を加えた大きさの一つの当せんエリア内においてNML13及びNML14及びNML15及びNML16を重複当せんさせ、SB作動中にこの当せんエリアに当せんしたときは、有利区間への移行や上乗せに期待できないNML14の右下りベルを入賞させ、可能な限り遊技者のいらぬ疑義等を生じさせないようにしている。
図5に、通常区間、第1,第2有利区間、有利区間終了待機中を含む区間移行処理のサブルーチンを示す。このサブルーチンは、毎遊技、主制御装置MCで内部抽せん及び内部振分抽せん(2段階抽せん)を経た後に呼び出される。先ず、主制御装置MCのRWM上に確保した区間管理フラグFgの値を判定する(ステップS0)。Fg=0は通常区間を、Fg=1は第1有利区間を、Fg=2は第2有利区間を、Fg=8は、有利区間中にベルナビが1回もない場合の有利区間終了待機中を各々示す。設定変更後又はリセット処理後のFgの初期値は0(通常区間)としている。
Fg=0の通常区間の場合、内部抽せん及び2段階抽せんによりスイカ又はチェリーAの当せんを契機にチャンスゾーンCZの当せんが決定されている場合(S1でYES)、チャンスゾーンCZの継続見込み遊技数の残りを記憶する第1カウンタCT1に初期値n回(10回)をセットし(S2)、チャンスゾーンCZの開始からの消化遊技数を記憶する第2カウンタCT2に初期値0回をセットし(S3)、区間管理フラグFgに1をセットして(S4)、処理を終える。各カウンタCT1,CT2は、主制御装置MCのRWM上に設けている。チャンスゾーンCZの当せんがない場合(S1でNO)、ART直撃当せんが決定されている場合には(S5でYES)、1セット50ゲーム等のART初期継続ゲーム数をセットし(S6)、区間管理フラグFgに2をセットして(S7)、処理を終える。
Fg=1の第1有利区間(チャンスゾーンCZ)の場合、第2カウンタCT2の値をプラス1してチャンスゾーンCZ開始からの消化遊技数を更新し(S8)、特定の役物に選定したCBB作動中の遊技状態か否かを判定し(S9)、CBB作動中の遊技状態でない場合は(S9でNO)、第1カウンタCT1の値をマイナス1して残り継続見込み遊技数を更新する(S10)。CBB作動中の遊技状態にある場合は、チャンスゾーンCZ開始からの消化遊技数の更新は進むが、残り継続見込み遊技数の更新は止まることになる。
ステップS9のYES判定後、又は、ステップS10の後、ART直撃当せんが決定させている場合(S11でYES)、上記ステップS6,S7による第2有利区間への移行準備処理をして、処理を終える。この場合、チャンスゾーンCZからいきなりARTに当せんしたことを明示するため、例えば、上下の液晶表示装置71,72の表示をブラックアウトさせる等の所定のサプライズ演出を行う。ART直撃当せんが決定されていないとき(S11でNO)、第2カウンタCT2の現時点の消化遊技数がn+αすなわち本例では10+1=11以上かを判定する(S12)。11以上となるのは、途中で1ゲーム以上についてCBB作動中の遊技状態が挿入されたことを意味し、この場合、上記ステップS6,S7による第2有利区間への移行準備処理をして、処理を終える。なお、チャンスゾーンCZ中にCBBに当せんすると、ARTが確定するため、上下の液晶表示装置71,72において、バトル演出の背景を赤背景等に変更する。
ステップS12でNO判定となり、第1カウンタCT1が0で残り継続見込み遊技数がない場合(S13でYES)、n回中にスイカ又はチェリーAの当せんを契機にバトル勝利が決定されたかを判定する(S14)。バトル勝利が決定されている場合、上記ステップS6,S7による第2有利区間への移行準備処理をして、処理を終える。S13でNO判定となる場合、そのまま処理を終える。S14でNO判定となる場合、籤番号17〜28の何れかの択役の籤の当せん時に表示させる上記ベルナビを最低1回は出したベルナビ済かを確認し(S15)、ベルナビ済の場合は、有利区間に関する主制御装置MCのRWMの記憶情報を全て初期化する初期化処理をし(S16)、区間管理フラグFgに0をセットして(S17)、処理を終える。n回中に一回もベルナビがなかった稀な場合、S15でNO判定となり、この場合、区間管理フラグFgに8をセットして(S18)、処理を終える。
Fg=2の第2有利区間(アシストリプレイタイムART)の場合、ARTの継続ゲーム数が0で(S19でYES)、かつ、ベルナビ済で(S20でYES)、遊技状態が非RTに転落している場合(S21でYES)、上記ステップS16,17を経て、通常区間に移行させる。ベルナビ済でない場合(S20でNO)、非RTに転落していない場合(S21でNO)、第2有利区間を維持したまま、処理を終える。
ARTの継続ゲーム数が0でない場合(S19でNO)、有利区間の連続滞在ゲーム数が上限遊技数1500回を超過したかを判定し(S22)、超過したなら、上記ステップS16,17を経て、通常区間に移行させる。1500回を超過していない場合(S22でNO)、上乗せの決定の有無を判定し(S23)、上乗せが決定されている場合は上乗せゲーム数をART継続ゲーム数に加算する(S24)。RT3への昇格途中段階でも、上乗せの決定がある場合は内部的に上乗せを潜伏させる。S23のNO判定後、又は、S24の後、遊技状態がRT3にあるかを判定し(S25)、RT3にある場合、ARTの継続ゲーム数をマイナス1して更新し(S26)、処理を終える。S25でNO判定となる場合、RT3への昇格途上にあることから、ARTの継続ゲーム数の減算はしないで処理を終える。
Fg=8の有利区間終了待機中の場合、ステップS15のベルナビ済の判定処理にジャンプし、ベルナビ済となることを条件に、上記ステップS16,17を経て、通常区間に移行させる。
以上、ステップS1〜4のとおり、通常区間から第1有利区間たるチャンスゾーンCZへは、設定の違いによらない当せん確率にて抽せんする設定差なしの籤であるスイカ又はチェリーAの当せんを契機とした2段階抽せんでCZに当せんしたことを条件に移行させている。また、ステップS12,S6,S7のとおり、チャンスゾーンCZからアシストリプレイタイムARTの一移行ルートに、チャンスゾーンCZの開始からの消化遊技数が予め定める継続見込み遊技数n回に所定値α回を加えた遊技数n+α以上になったときを含めている。これら何れの処理も、設定自体や設定の違いによる当せん確率等の設定に依存する要素はなく、公正さを担保できる。
しかも、ステップS9,S10のとおり、チャンスゾーンCZ中に、特定の役物CBBに当せんし、当せん遊技後、CBBの作動が終了するまでの間の遊技数によって、チャンスゾーンCZの継続見込み遊技数の残りは更新することなく、チャンスゾーンCZ開始からの消化遊技数は更新する。このため、CBBに当せんできると、CBBの作動によりメダルを増やせるだけでなく、さらに有利なアシストリプレイタイムARTを勝ち得るという相乗効果が生まれる。したがって、チャンスゾーンCZからアシストリプレイタイムARTへの移行を効果的に煽ることができ、遊技興趣を効果的に高めることができる。
なお、以上の実施形態では、所定値α=1とし、チャンスゾーンCZ中にCBBが当せんすると、100%アシストリプレイタイムARTを可能にする仕様にしたが、所定値αを2以上、例えばα=8とし、CBBの作動が途中でSBに当せんすることなく8ゲーム以上継続した場合に、ステップS12のYES判定がされ、アシストリプレイタイムARTを可能にする仕様にしてもよい。この場合、SBの当せん確率は、設定1>2>3>4>5>6の逆順位とし、低設定ほどSBに当せんし易く、高設定ほどSBに当せんし難くしているため、SBの当せんにより、低設定ほどCBBの作動が高確率でパンクしてCBB作動中の遊技数が相対的に少なくなり、高設定ほどCBBの作動がパンクし難くCBB作動中の遊技数が相対的に多くなる。このため、チャンスゾーンCZからARTへの移行は、チャンスゾーンCZの開始からの消化遊技数がチャンスゾーンCZの継続見込み遊技数に所定値を加えた遊技数以上になったときという設定差の関与しない処理により行う公正な仕様でありながら、実質的にARTへの移行頻度に設定差を付与でき、メリハリのある出玉性能を打ち出し得る。
また、以上の実施形態では、特定の役物としたCBBの当せん確率を設定の違いによらない一律確率1310/65536≒1/50としたが、例えば、設定1は1060/65536、設定2は1110/65536、設定3は1160/65536、設定4は1210/65536、設定5は1260/65536、設定6は1310/65536等とし、高設定ほどCBBに当たり易い設定差ありの仕様にしてもよい。この場合にも、チャンスゾーンCZからARTへの移行は、チャンスゾーンCZの開始からの消化遊技数がチャンスゾーンCZの継続見込み遊技数n回に所定値α回を加えた遊技数n+α以上になったときという設定差の関与しない処理により行う公正な仕様でありながら、実質的にARTへの移行頻度に設定差を付与でき、メリハリのある出玉性能を打ち出し得る。
図6に示すように、遊技機筐体8Bの内部に組込む制御装置CNは、遊技の進行を管理し、内部抽せん、入賞によるメダルの払出し、再遊技の作動、役物の作動、チャンスゾーンCZによる第1有利区間、ARTによる第2有利区間を含む有利区間への移行、上乗せ等の遊技者利益に関係する主遊技制御を実行させる所謂メイン側と呼ばれる遊技機規則でいう主基板に対応する主制御装置MCと、この主制御装置MCから一方向性通信仕様に従って送信する情報を受信して主制御装置MCでの決定事項に基づいて演出制御を実行させる所謂サブ側と呼ばれる遊技機規則でいう周辺基板に対応する周辺制御装置SCとを含む。一方向性通信仕様とは、主基板に関して遊技機規則で規定する「周辺基板が送信する信号を受信することができるものでないこと」を満たす通信仕様をいう。
主制御装置MCは、ROM及びRWMを内蔵したメインCPUを備える。メインCPUは、Z80互換チップから成り、基本的なZ80仕様に所定の遊技機用拡張仕様を適用しており、例えば12MHzのシステムクロック動作環境下で使用している。入力ポートI1には、各リールのインデックスセンサIDs、各ストップボタン6L,6C,6R、ベットボタン3、精算ボタン4、スタートレバー5、投入口2i下流のメダルセレクター2に設ける投入センサーSEN0及び通過センサーSEN1,2、メダルセレクター2からメダルを引き継ぐRシュートに設けるRシュートセンサーSEN3、メダル払出装置HPの出口に設ける払出センサーSEN4、メダル払出装置HPのバケット容量を超えて余剰に投入されたメダルを貯める補助収納庫に設けるオーバーフローセンサーSEN5、フロントキャビネット8E,8Fの開放を検出するドア開閉スイッチSi1、遊技場係員による操作により設定1(低)〜設定6(高)の6段階何れかに定める設定変更スイッチSi2等の各信号を入力している。
出力ポートO1から、LEDドライバDr0を介して各ストップボタンに内蔵する停止表示器61,62,63すなわち停止不可表示時に点灯させる赤LED61R,62R,63R及び停止可能表示時に点灯させる青LED61B,62B,63Bを、モータドライバDr1を介して各リールに駆動軸SHを直結させるステッピングモータ12L,12C,12R(SM)を、LEDドライバDr2を介して遊技基本ランプ類30を、ソレノイドドライバDr3を介してメダルセレクター2からメダルを離脱させるブロッカー爪部28を突出させるブロッカーソレノイド28sを、モータドライバDr4を介してメダル払出装置HPのメダル払出モータHPmを各制御している。
各インデックスセンサIDsは、各リールの内側に取付ける半円帯状のインデックスID(1Li,1Ci,1Ri)のオンエッジとオフエッジとを半周毎に検出し、最先のオンエッジ又はオフエッジの検出が定常回転状態下にある各リールについてされた後、停止表示器61,62,63の赤LED61R,62R,63Rの点灯を青LED61B,62B,63Bの点灯に変え、ストップボタン6L,6C,6Rの操作を受付可能にする。
メインCPUのROM上には、規定数のメダルを投入するメダル投入手段T、スタートレバー5の操作を契機として図4の仕様に従う内部抽せんを実行する内部抽せん手段K、スタートレバー5の操作後で且つ前遊技の開始から4.1秒経過後に全リールを正転側に加速して定常回転に到達させる回胴回転装置制御手段V1と、回転中の各リールを停止表示器61,62,63の青LED61B,62B,63Bの点灯下でする対応するストップボタン6L,6C,6Rの操作に基づいて個別に停止させる回転停止装置制御手段V2とを含む可変表示制御手段を構成するリール制御手段Vを設けている。
さらに、遊技結果が入賞なら所定配当数のメダルを払出すメダル払出手段M、遊技結果が再遊技の作動なら掛けメダルを自動投入するメダル自動投入手段N、遊技結果が図4の仕様に従う遊技状態の移行を伴うのなら遊技状態を移行させる遊技状態移行手段J、当せんした籤に応じた0以上1以下の確率で遊技の進行を一時的に中断して各リールを逆回転や振動等により変則動作させる所定の回胴演出の当否を決定するフリーズ抽せん手段W、その当せんに係る回胴演出を実行させる回胴演出実行手段Qを設けている。
さらにまた、通常区間、チャンスゾーンCZによる第1有利区間、ARTによる第2有利区間及び有利区間終了待機中を含む区間の移行及び継続を図5の処理に従って管理する区間移行継続管理手段H1、有利区間中のARTの継続ゲーム数の上乗せを上記のとおり所定上乗せ条件下で決定する上乗せ決定手段H2、左ベル1〜4、中ベル1〜4、右ベル1〜4による択役についての正解押し順等の指示情報信号を識別する番号を主制御装置MCで管理するメインモニタMAに出力させると共に対応するナビを周辺制御装置SCで管理する上部液晶表示装置71に出力させる指示情報出力手段H3を設けている。
周辺制御装置SCは、ROM及びRWMをもつサブCPUを備える。サブCPUは、32ビットRISC(Reduced Instruction Set Computer)チップマイコンから成り、例えば200MHzを超えるシステムクロック動作環境下で使用している。サブCPUは、リアルタイムオペレーティングシステムRTOS(Real−Time Operating System)の管理下、画像演出や音声演出等に関するタスクに割当てるCPU時間、優先順位を制御することにより、適切且つ効率的なタスクの並行処理を可能にしている。
サブCPUは、汎用ポート制御機能Po、調歩同期式シリアルUART(Universal Asynchronous Receiver Transmitter)及びクロック同期式シリアルによるシリアル通信機能Sr、I2C(Inter−Integrated Circuit)コントロール機能Ii等の、入出力ポートI2/O2を介した通信制御機能と共に、演出制御の対象デバイス毎の専用制御機能を統合した統合チップSOC(System On a Chip)から成るマイクロプロセッサである。
専用制御機能として、上下の液晶表示装置71,72に動画等を表示させる液晶表示機能Sy1、スピーカ91〜94及び/又はウーハー90から効果音等を出力させる音声出力機能Sy2、各種ランプE1〜E13及び表示窓80に臨む9つの図柄をリール帯の背面から照明するリールバックランプBL1〜9を点灯等させる電飾制御機能Sy3、可動ランプE1〜E4の展開及び収納用のモータm1〜m4を駆動させるモータ制御機能Sy4等の各種機能を内蔵する。RTCは、二次電池Btでバックアップするリアルタイムクロックであり、遊技待機中、同一機種間で、下部液晶表示装置72から上部液晶表示装置71に一斉に蝶が舞い上がる等の同期演出が行えるようにしている。
入力ポートI2には、主制御装置MCからの送信情報、十字キーユニットBT、下部液晶ボタンABの信号を入力している。主制御装置MCからの送信情報には、メイン側初期化完了情報、ベットボタン3の操作情報を含むメダル投入情報、スタートレバー5の操作情報を含むリール始動情報、内部抽せんによる当せんフラグ情報、ストップボタン6L,6C,6Rの操作情報、遊技結果情報、遊技状態情報、フリーズ及び回胴演出情報、CZ,ARTを含む有利区間移行情報、指示情報、上乗せ情報、有利区間終了情報、エラー情報等、主制御装置MCで検出し又は決定若しくは実行する各種制御情報が含まれる。
サブCPUによる演出制御の対象デバイスには、上下の液晶表示装置71,72の背後に配置する面光源ユニットであって、パルス幅変調PWMによるデューティ比の変更により輝度を調整可能としたLEDバックライトによるディスプレイ用バックライト71B,72Bも含む。各液晶表示装置71,72は、各LCDドライバDr5,6を介して制御し、各バックライト71B,72Bは、各LEDドライバDr7,8を介して制御している。
ドットマトリクス表示装置73は専用のLEDドライバDr9を介して制御している。各種ランプE1〜13及びリールバックランプBL1〜9は、I2C仕様のLEDドライバDr10〜13を介して制御している。モータm1〜m4は、モータドライバDr14を介して制御している。スピーカ91〜94及びウーハー90は、デジタル/アナログ変換機能付きアンプDr15,16を介して制御している。下部液晶ボタンABをロックしてその押圧を禁止する下部液晶ボタンロッカーARは、ソレノイドドライバDr17を介して制御している。
サブCPUのROM上には、主制御装置MCから受信する主遊技制御の情報、及び/又は、周辺制御装置SCの現在の演出制御の情報に基づいて、サブ側の演出状態を管理する演出状態管理手段Zを設けている。この演出状態管理手段Zは、主遊技制御の情報及び/又は演出制御の情報に基づいて、演出対象とする複数のデバイスで協働した演出、或は、特定のデバイスによる単独の演出を実行させる演出メッセージを決定する演出メッセージ決定手段Yを含む。
演出状態管理手段Zの統括下、演出メッセージ決定手段Yでの決定等に基づいて作動する次の各手段を設けている。すなわち、上部液晶表示装置71に指示情報出力手段H3から出力する指示情報信号に従ったナビ例えば正解押し順が「左第1停止」ならストップボタン位置に対応させて「1××」等を表示させる表示ナビ手段X1、この表示ナビに連動してスピーカ91〜94から操作すべきストップボタンが左か中か右かを音声で知らせる音声ナビ手段X2を設けている。
また、遊技状態、回胴演出、有利区間等に応じて液晶表示装置71,72及びドットマトリクス表示装置73に映し出す動画等を変更表示させる画像演出手段X3、これに連動して各種ランプE1〜13の点灯及び発光色を制御するランプ演出手段X4、スピーカ91〜94から効果音やBGMを出音させる音声演出手段X5、モータm1〜4により可動ランプE1〜E4の展開及び収納を制御するメカ演出手段X6、下部液晶ボタンABの押圧タイミング等に合わせてウーハー90を作動させる振動演出手段X7等を設けている。
以上の実施形態では、特定の役物としてCBBを選定して本発明を適用したが、これに代え、又は、これと組合せて、第一種特別役物又は第一種特別役物に係る役物連続作動装置を特定の役物に選定して本発明を適用してもよい。
以上の説明中、確率等の具体的数字や図柄等は一例示に過ぎない。特に具体的数字は発明の特徴を明確化するためのものであり、遊技機規則に則った出玉試験にパスすることを必ずしも保証するものではない。
1L;左リール,1C;中リール,1R;右リール
2i;メダル投入口、2;メダルセレクター
3;ベットボタン、4;精算ボタン
5;スタートレバー、6L,6C,6R;各ストップスイッチ
71;上部液晶表示装置、72;下部液晶表示装置
8;リールパネル、80;表示窓
CN;制御装置、MC;主制御装置、SC;周辺制御装置
T;メダル投入手段、K;内部抽せん手段、V;リール制御手段
V1;回胴回転装置制御手段、V2;回転停止装置制御手段
M;メダル払出手段、N;メダル自動投入手段、J;遊技状態移行手段
W;フリーズ抽せん手段、Q;回胴演出実行手段
H1;区間移行継続管理手段、H2;上乗せ決定手段
H3;指示情報出力手段

Claims (3)

  1. 複数コマの図柄を可変表示させる複数の可変表示要素を有し、
    遊技媒体の投入下における可変表示開始操作を契機に内部抽せん用の乱数値を抽出し、抽出した乱数値に基づいて予め定義した複数の籤の中から当せんを決定する内部抽せん手段と、
    前記可変表示要素の可変表示を、対応する停止操作に基づいて、前記内部抽せん手段で当せんと決定した当せん籤に含まれる役に対応した図柄の組合せの表示を許容させる可変表示制御手段とを含み、
    前記籤の当せん確率の組合せである設定を変更可能にしていると共に、前記可変表示要素に対する停止操作についての指示機能を作動可能とする有利区間を設けている遊技機において、
    前記有利区間には、有利区間でない非有利区間から前記設定の違いによらない当せん確率にて抽せんする設定差なしの籤の当せんを契機に移行可能な第1有利区間と、前記第1有利区間の開始からの消化遊技数が前記第1有利区間について予め定める継続見込み遊技数に所定値を加えた遊技数以上になったとき移行可能な前記第1有利区間よりも遊技者にとって有利な第2有利区間とを含み、
    前記第1有利区間中に遊技媒体を獲得できる入賞を容易にするための特別の装置である特定の役物に係る籤に当せんした遊技の後、前記特定の役物についての作動が終了するまでの間の遊技数により、前記第1有利区間の継続見込み遊技数の残りは更新することなく、前記第1有利区間の開始からの消化遊技数は更新する仕様にしていることを特徴とする遊技機。
  2. 前記設定の違いにより、前記特定の役物に係る籤の当せんに基づく役物作動中の遊技数が相対的に少なくなる場合と多くなる場合とを生起可能な仕様にしている請求項1記載の遊技機。
  3. 前記特定の役物は、前記設定の違いに応じた当せん確率にて抽せんする設定差ありとしている請求項1又は2記載の遊技機。
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