JP2018126225A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】設定により指示機能の性能に差異を付け、メリハリのある出玉特性を打ち出す。【解決手段】内部抽せん手段は、設定の高い高設定よりも設定の低い低設定の方が、特定の役物CBB1,CBB2の作動開始から作動終了までの特定役物遊技期間の割合が増える抽せん仕様を含み、特定役物遊技期間中、有利区間への移行処理及び上乗せによる指示機能に係る処理を含む有利区間関連処理を実行せず、特定役物遊技期間の経過後、非RT,RT1,RT2で有利区間関連処理の実行を許容する仕様にした。【選択図】図4

Description

本発明は、回胴式遊技機、その他のスロットマシン、アーケードゲーム機等の遊技機に関する。
特許文献1に、第一種特別役物に係る役物連続作動装置RBBが作動していない一般遊技におけるRBBの当せん確率や、RBB作動中の一般遊技における第一種特別役物RBの当せん確率等、遊技状態に応じた籤の当せん確率を、設定1〜6の複数段階について変化させ、当せん確率に設定差のあるRBB等により、設定に応じた出玉が得られるようにしている(図22、図27等)。
ここに、「設定」とは、規定数(遊技の結果を1回得るために投入をする必要がある遊技メダル等の数として遊技の種類ごとに定められたもの)に応じた入賞、再遊技、役物又は役物連続作動装置の作動に係るそれぞれの条件装置が作動する確率の組合せをいう(遊技機規則第6条別表第二(3)ヘ)。要するに、定義した籤の当せん確率の組合せを意味する。当せん確率の組合せの違いにより、最低出玉となる設定1から最高出玉となる設定6まで、6段階に変更できるのが一般的である。遊技店側は設置遊技機の設定を適宜変更することにより、遊技者に程度に楽しむ遊びを提供できながら店舗全体の出玉を適正に管理可能となる。
特開2015−150347号公報
ところで、高配当が得られる正解押し順が左第1停止、中第1停止、右第1停止の3択や、左中右、左右中、中左右、中右左、右左中、右中左の6択となり、その正解押し順等を報知する有利区間での所謂アシストタイムATによる指示機能は、基本的に全ての条件装置及び全ての遊技状態で作動可能なため、入賞、再遊技、役物又は役物連続作動装置の上位の性能として位置付けられる。よって、指示機能に係る性能は、設定の違いによらず一定の当せん確率で当せんさせる籤、例えば設定差のないチャンス役等の当せんを契機に変動させるのが適切と考えられる。しかし、このように設定差のない籤の当せんに紐付けて指示機能の作動等を決定するのみでは、有利区間でのアシストタイムATに関して設定差による優劣はなくなるため、メリハリのない面白味に欠ける遊技性に陥る恐れがある。
本発明の課題は、高設定よりも低設定の方が役物作動遊技期間が増える特定の役物を設けて、これを活用し、実質的に、設定により指示機能の性能に差異を付け、メリハリのある出玉特性を打ち出し得る遊技機を提供する点にある。
図面の符号を括弧内に付記して例示する。
複数コマの図柄を可変表示させる複数の可変表示要素(左リール1L,中リール1C,右リール1R)を有し、
遊技媒体の投入下における可変表示開始操作を契機に内部抽せん用の乱数値を抽出し、抽出した乱数値に基づいて予め定義した複数の籤の中から当せんを決定する内部抽せん手段(K)と、
前記可変表示要素の可変表示を、対応する停止操作に基づいて、前記内部抽せん手段で当せんと決定した籤に含まれる役に対応した図柄の組合せの表示を許容させる可変表示制御手段(リール制御手段V)とを含み、
前記籤の当せん確率の組合せである設定を変更可能にしていると共に、前記停止操作についての指示機能を作動可能とする有利区間を生起可能にしている遊技機を前提とする。
「可変表示要素」は、リール(回胴)、ベルト、画像を含む。
「遊技媒体」は、遊技メダル、遊技球、貯留装置の電磁的記録を含む。
「籤(くじ)」は、当せんエリアともいう。また、籤自体を条件装置あるいは条件装置グループということもできる。
「指示機能」とは、遊技媒体の獲得を補助する目的として行う可変表示要素に対する停止操作位置(押下位置)や停止順序(押し順)を指示する機能をいう。主制御装置(主基板)で管理するメインモニタに、指示情報信号を識別する番号等を表示すると共に、周辺制御装置(周辺基板)で管理する液晶表示装置等に、ストップボタンの配置に対応させて、例えば指示情報信号が「左中右」の停止順序を指示するものなら、「123」等と該当するナビ情報を表示するのが一般的である。
「有利区間」とは、最大獲得数が得られる当せんに係る入賞役についての押下位置や停止順序の指示を原則1回以上行う、指示機能に係る性能を有する遊技区間をいう。原則としているのは、有利区間の遊技数が所定上限遊技数(1500回)を超えるまでに、あるいは、有利区間中に作動した第一種特別役物又は役物連続作動装置の作動終了後の任意に定める有利区間の終了時までに、最大獲得数が得られる当せんに係る入賞役についての押下位置や停止順序を指示する機会がなかった場合は、その指示を行わないことがあり得るからである。この有利区間中は、「指示機能に係る処理」を行うことができる。
「指示機能に係る処理」とは、指示機能の上乗せ、継続等の指示権利に係る直接的な処理、抽せん状態やその状態移行の遷移等(遊技数減算等)の間接的な処理及び有利区間を終了させる処理をいう。指示機能に係る処理は、遊技履歴等の抽せんに係らないものも含め、すべての設定において同一である限り自由に定めることができる。指示機能に係る処理には、指示機能の上乗せ等、遊技者に有利なものと、有利区間の終了等、遊技者に不利なものとを含む。
なお、有利区間でない非有利区間は、原則として、「通常区間」となる。
「通常区間」とは、指示機能により獲得性能に差異が生じる条件装置作動状態に係る信号(指示情報信号)を周辺基板に送信してはならない区間であり、かつ指示機能に係る性能(但し、有利区間へ移行する抽せんを除く)に一切影響を及ぼさない、指示機能に係る性能を有さない遊技区間をいう。原則としているのは、役物連続作動装置又は第一種特別役物に係る条件装置に紐付いて有利区間移行抽せんに当せんした際、当該条件装置の内部中(所定のシミュレーション試験による出玉率が1以上の場合を除く)、当該役物連続作動装置又は第一種特別役物の作動時まで有利区間の開始を待機することができる「待機区間」を除く趣旨である。
以上のものにおいて、
前記内部抽せん手段(K)は、前記設定の高い高設定よりも前記設定の低い低設定の方が、特定の役物(CBB1,CBB2)の作動開始から作動終了までの特定役物遊技期間の割合が増える抽せん仕様を含み、
前記特定役物遊技期間中、前記有利区間への移行処理及び前記指示機能に係る処理を含む有利区間関連処理を実行せず、前記特定役物遊技期間の経過後、前記有利区間関連処理の実行を許容する仕様にしている。
なお、「割合」とは、全体に対してそれが占める分量をいい、ここでいう「割合」は、特定役物遊技期間と特定役物遊技期間以外の遊技期間とを合わせた全体の遊技数(ゲーム数)に対して特定役物遊技期間が占める遊技数(ゲーム数)を意味する。
特定の役物の一作動毎の遊技数に差はないが、特定の役物の当せん確率に差を設けることにより、低設定の方が特定役物遊技期間の割合を高くしたもの、或は、特定の役物の当せん確率に差はないが、特定の役物の一作動毎の遊技数に差を設けることにより、低設定の方が特定役物遊技期間の割合を高くしたもの、或はまた、特定の役物の当せん確率及び特定の役物の一作動毎の遊技数の双方に差を設けることにより、低設定の方が特定役物遊技期間の割合を高くしたもの等が含まれる。
「役物」とは、入賞を容易にするための特別の装置をいい(風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律施行規則第9条)、本発明でいう役物には、「役物連続作動装置」を含める。
「役物連続作動装置」とは、「第一種特別役物」又は「第二種特別役物」を連続して作動させることができる装置で、特定の図柄の組合せが表示された場合に作動しあらかじめ定められた場合に作動を終了するものをいう(遊技機規則第6条別表第二(3)チ)。第一種特別役物に係る役物連続作動装置は、一種ビッグボーナスともいい、RBBやBB等で表記される。第二種特別役物に係る役物連続作動装置は、二種ビッグボーナスともいい、CBBやMB等で表記される。
「第一種特別役物」とは、規定数ごとの入賞に係る図柄の組合せの数を増加させ、又は規定数ごとの入賞に係る「条件装置」が作動する確率を上昇させる役物で、あらかじめ定められた場合に作動し12回を超えない回数の遊技の結果が得られるまで作動を継続することができるものをいう(遊技機規則第6条別表第二(3)ト)。第一種特別役物は、レギュラーボーナスともいい、RB等で表記される。
「第二種特別役物」とは、内部抽せんの結果にかかわらず入賞に係る条件装置を作動させることとなる役物で、あらかじめ定められた場合に作動し1回の遊技の結果が得られた場合に作動を終了するものをいう(遊技機規則第6条別表第二(3)ヌ)。第二種特別役物は、チャレンジボーナスともいい、CB等で表記される。
「普通役物」とは、規定数ごとの入賞に係る図柄の組合せの数を増加させ、又は規定数ごとの入賞に係る条件装置が作動する確率を上昇させる役物で、特定の図柄の組合せが表示された場合に作動し1回の遊技の結果が得られた場合に作動を終了することとされているものをいう(遊技機規則第6条別表第二(3)リ)。普通役物は、シングルボーナスともいい、SB等で表記される。
「条件装置」とは、その作動が「入賞」、「再遊技」、役物又は役物連続作動装置の作動に係る図柄の組合せが表示されるために必要な条件とされている装置で、内部抽せん(遊技機内で行われる電子計算機によるくじ)に当せんした場合に作動するものをいう(遊技機規則第6条別表第二(3)ホ)。要するに、当せんフラグを意味する。
「入賞」とは、図柄について遊技メダル等(遊技メダル又は遊技球(遊技機規則第6条別表第二(1)ハ)を獲得するため必要な組合せとしてあらかじめ定められたものが表示されることをいう(遊技機規則第6条別表第二(3)ニ)。
「再遊技」とは、遊技メダル等の投入をすることによらずに行うことができる遊技をいう(遊技機規則第6条別表第二(3)イ)。
なお、再遊技、役物及び役物連続作動装置の作動は、入賞でない(平成16年(2004年)5月26日警察庁丁生環発155「技術上の規格解釈基準」の二.各論の(四)の(1)ロ(ハ))。
以上により、高設定よりも低設定の方が特定の役物の作動開始から作動終了までの特定役物遊技期間の割合が増え、特定役物遊技期間の経過まで、有利区間への移行処理及び指示機能に係る処理を含む有利区間関連処理を実行しないため、指示機能の性能について、実質的に、高設定が有利で、低設定が不利になり、メリハリのある出玉特性を打ち出し得て、面白味を増すことができる。
前記特定の役物(CBB1,CBB2)の作動中、前記設定の違いに応じた当せん確率にて当せんさせる設定差有りの籤(SB)により、前記高設定よりも前記低設定の方が、一作動の終了までの遊技数が多くなる仕様にしている。
これにより、高設定よりも低設定の方が、特定の役物の一作動毎の遊技数が多くなるため、設定によって特定役物遊技期間の長短の差を効果的に付けることができ、所期の目的を良好に達成できる。
本発明遊技機の斜視図。 可変表示要素を構成するリールの展開図。 個々の条件装置等の一覧表。 同時当せんさせる条件装置毎に区分した籤(当せんエリア)一覧表。 制御装置のブロック図。
図1に、本発明を適用する回胴式遊技機を示す。回胴式遊技機は、一般にパチスロと呼ばれ、遊技機規則、すなわち平成16年(2004年)1月30日の国家公安委員会規則第1での改正を経た昭和60年(1985年)2月12日の国家公安委員会規則第4「遊技機の認定及び型式の検定等に関する規則」に適合するスロットマシンである。なお、用語及びその技術内容は現行の遊技機規則に準じている。
遊技機筐体8Bは、ハニカムリアキャビネット8R及びキャビネット枠8W、扉状の上下フロントキャビネット8E,8Fを備える。上フロントキャビネット8Eには、演出動画や、有利区間中のアシストタイムATによる指示情報信号に対応したナビ等をフルカラーで映し出す上部液晶表示装置71、サーチライトを模したドットマトリクス表示装置73、リールパネル8、展開及び収納可能な組ランプe1〜3をもつ左上可動ランプE1,同組ランプe4〜6をもつ右上可動ランプE2,同組ランプe7〜9をもつ左下可動ランプE3,同組ランプe10〜12をもつ右下可動ランプE4、左上ランプE5,右上ランプE6、リールパネル8を囲む門型ランプE7〜E11を備える。なお、左右は、遊技機に対面した遊技者目線における左右を意味する。
下フロントキャビネット8Fには、操作部8S、演出用の下部液晶ボタンABを兼用し且つ上部液晶表示装置71と協働した演出動画等を表示させる可動式ビジョンATVから成る下部液晶表示装置72、その両脇のサイドランプE12,E13を備える。91〜94はBGMや各種効果音等を出音するスピーカ、8Mはメダル払出口、8Gはメダル受皿である。筐体8Bの内部には、「ド、ド、ド、ドォー」等の重低音の再生により振動を発生させるウーハー90を内蔵している。
リールパネル8の透明な表示窓80の内部には、複数の回胴すなわち可変表示要素となる左リール1L、中リール1C、右リール1Rを備え、それぞれのリール帯10L,10C,10Rの外周に全部で20コマ配列した図柄のうち連続する3コマを窓越しに臨ませている。定常回転時を含む通常の正転時、各図柄は上から下にスクロールする。表示窓80の窓越しに表示される複数列及び複数段の図柄表示位置、すなわち、左・中・右リール1L,1C,1Rの3列とそれぞれの上・中・下の3段との、列と段で特定される3×3=9個の図柄表示位置において、例えば中段ライン(左中−中中−右中)のみを有効ラインとしている。なお、他のラインを含めて2本以上のラインを有効ラインとしてもよい。
操作部8Sには、遊技媒体たる遊技メダルを投入するメダル投入口2i、開始ボタンbi・上下左右の移動ボタンb1〜4・終了ボタンboをもち、音量、光量、BGM、キャラクター等を選択変更できる実機カスタマイズ用の十字キーユニットBT、貯留装置の電磁的記録すなわちクレジットから一回の遊技に必要な規定数例えば3枚(普通役物SB又は第二種特別役物CB1,2作動中以外)又は1枚(SB、CB1、CB2作動中)の掛けメダルを引き落とすベットボタン3、クレジット等に残る数のメダルをメダル受皿8Gに落す精算ボタン4、各リール1L,1C,1Rの可変表示(回転)を開始させるスタートスイッチとなるスタートレバー5、各リール1L,1C,1Rに対応して設け、対応するリールの可変表示(回転)を個別に停止させるストップスイッチとなる左ストップボタン6L、中ストップボタン6C、右ストップボタン6R、メダル投入口2i下流のメダル詰り時に押すリジェクトボタン2R、ドアキーの操作穴8Kを備える。
また、現時のクレジット数を表示させるクレジット表示器DL1、入賞による払出メダル枚数を表示させると共に有利区間中のアシストタイムATによる指示機能の作動時に指示情報信号のコード(番号等)を表示させるメインモニタMAを兼ねるペイアウト表示器DL2、そのドットを利用し、有利区間への移行が決定された次遊技から有利区間中にあるとき点灯させ、有利区間が終了した次遊技からの通常区間中に消灯させる区間表示器Ek、充当掛けメダルが1枚、2枚、3枚になる毎に点灯させる1〜3枚ランプEL1〜3、掛けメダルが受付可能なとき点灯させるベットランプELb、スタートレバー5による始動操作が可能なとき点灯させるスタートランプELs、再遊技に係る図柄の組合せが表示されて再遊技が作動したとき点灯させるリプレイランプELrを含む遊技基本ランプ類30を備える。
ベットランプELbの点灯時、掛けメダルが0の状態でメダル投入口2iからメダル1枚を入れると1枚ランプEL1が点灯し、SB、CB1、CB2作動中の規定数となり、さらに1枚入れると2枚ランプEL2が点灯し、さらに1枚入れると3枚ランプEL3が点灯し、通常の規定数に達する。規定数の掛けメダルになると、スタートランプELsが点灯し、スタートレバー5による始動操作が可能になる。規定数に達した状態からスタートレバー5を操作しないでメダル投入口2iにさらにメダルを入れると、クレジット表示器DL1のカウンタを進め、所定上限数である50枚まで貯留可能となる。入賞により払出されたメダルも50枚まではクレジットに加算され、50枚を超えて払出されたメダルは、メダル払出口8Mからメダル受皿8Gに受止められる。
図2に示すように、各リール帯10L,10C,10Rの外周面には、赤7、青7、白7、黒バー、白バー、チェリー、ベル、リプレイ1、リプレイ2、ブランクの全10種類の図柄を、図柄番号0,1〜19に対応させ且つ独特の縦の並びに従って印刷等により描いている。各リール帯10L,10C,10Rの上端と下端は結ばれて輪状になり、エンドレスに図柄をスクロールさせる。
各リール1L,1C,1Rは20コマの図柄を配する20コマリールである。各リール1L,1C,1Rの駆動には、21コマリール駆動用の1ステップ角が約1.43度、1−2相励磁により504ステップで一回転する仕様のステッピングモータSMを用いている。21コマリールの場合、一図柄あたり504/21=24ステップの均等ステップ数を割付けることができるが、20コマリールでは、504/20=25.2で整数解にならないため、不均等ステップ数を割付けている。ステップ数の多い方を26、ステップ数の少ない方を24とし、図柄番号0〜19を5で割った整数解の余りが奇数となる図柄番号1,3,6,8,11,13,16,18の図柄に少ない方の24ステップを割付け、その他の図柄番号0,2,4,5,7,9,10,12,14,15,17,19の図柄に多い方の26ステップを割付けている。
なお、ステッピングモータSMは、鉄芯外周に多数のロータ小歯をもつ永久磁石内蔵式のロータRmと、磁極内周に複数のステータ小歯をもつ複数組の磁極にA相、B相、C相(Aバー相(Aの反転相))、D相(Bバー相(Bの反転相))の巻線を巻回したステータSwとを有し、定常回転時、一の巻線をオンにする1相励磁と、一の巻線及び隣接する他の巻線をオンにする2相励磁とを、一割込み時間例えばt=1.49ms毎に交互に繰返す1−2相励磁により、励磁パルスの1ステップ更新により半ステップ角(2ステップ更新により1ステップ角)ずつ変位させ、504のステップ更新で一回転させる。定常回転中のリール1L,1C,1Rを停止させるには、例えばA,B,C,D相を全てオンにする全相励磁による停止パルスを供給している。また、励磁パルスのステップ更新方向を変更することにより正転と逆転とを可能にしている。
定常回転時、各リール1L,1C,1Rは、504ステップと1割込時間1.49msを乗じた750.96msで一回転する。1分間に約80回転となる。図柄が一コマ移動するのに要する時間は、平均約37.55msとなる。遊技機規則において通常時のリール停止操作から停止までの第1規定時間「190ms以内」というのは、((190÷37.55)−1)の整数解=4コマが許容される最大滑りコマ数となる。よって、各リール帯10L,10C,10Rにおいて、4コマ以下の図柄を間に挟んで表示対象の図柄が上下に変位する場合、その表示対象の図柄は必ず有効ラインに表示でき、表示確率は1となる。
また、第二種特別役物CB作動中の1以上のリール(本実施形態では右リール1R)について、その停止操作から停止までに第2規定時間「75ms以内」が課される場合、停止パルスの供給タイミングを数ステップ微調整することにより最大1コマ滑りを許容させている。なお、ステッピングモータSMには、1−2相励磁により20の倍数である400等のステップ更新により一回転させる仕様のものを用い、1割込時間を1.875ms等としてもよい。
図3に、内部抽せんで引く籤(当せんエリア)の構成役となる個々の条件装置(当せんフラグ)に対応する有効ライン上の図柄の組合せ等を示す。役物には、第一種特別役物に係る役物連続作動装置RBBと、このRBB中の一般遊技で抽せんするシフト仕様の第一種特別役物RBと、第二種特別役物に係る役物連続作動装置による貫通型の第1の二種ビッグボーナスCBB1と、同じく第二種特別役物に係る役物連続作動装置による貫通型の第2の二種ビッグボーナスCBB2と、普通役物SBと、CBB1中の一般遊技で抽せんするシフト仕様の第1の第二種特別役物CB1と、CBB2中の一般遊技で抽せんするシフト仕様の第2の第二種特別役物CB2とを定義している。
役物でない非役物には、再遊技に係る役(再遊技役)REP1〜3と、入賞に係る役(入賞役(小役))NML1〜12を定義している。規定数3枚下、NML9〜12は8枚、その他のNML1〜8は1枚のメダルを払出す。ブランクBLK1〜6は、次記左ベル1,2、中ベル1,2、右ベル1,2の何れかの択役の籤の当せん時に払出し0となる取りこぼし時に表示可能となる。一欄に複数の図柄を列挙しているものが多いが、例えばNML12については、右リール図柄は黒バー又はチェリー又はベル又はブランク又はリプレイ1又はリプレイ2という意味である。配当欄の二重丸は役物の作動、同一重丸は再遊技の作動を意味する。備考欄に各役の表示出目を示す。
図4に、内部抽せんで引く籤、すなわち同時当せん(重複当せん)させる条件装置の内訳が異なるように定義した当せんエリアを示す。例えば、移行リプ3がREP1+2+3というのは、移行リプ3の籤が、REP1とREP2とREP3とを同時当せんさせることを意味する。内部抽せんでは、スタートレバー5の操作時、主制御装置MCのRWM上で所定範囲例えば0〜65535の2バイトの数値範囲内で高速更新するカウンタから一つの乱数値を抽出し、この抽出した乱数値が、乱数範囲内0〜65535において籤に対応した当せん値数の数値幅により区分したどのエリアに属するかにより、当せんに係る籤、従ってその籤に含まれる条件装置の当せん即ち当せんフラグを決定する。
籤の仕様は遊技状態により異なる。遊技状態として、大きくは、次の1]〜10]の10種類を設けている。
1]第一種特別役物に係る役物連続作動装置RBBの作動終了後の移行先となり、再遊技確率が例えば1/7.3と相対的に低い低確遊技状態の非RT(非リプレイタイム)
2]非RTからブランクBLK1〜3の表示により移行し、再遊技確率が同じく1/7.3と相対的に低い低確遊技状態の第1リプレイタイムRT1
3]RT1からREP2,3の表示により昇格し、ブランクBLK1〜3の表示によりRT1に転落する再遊技確率が低確遊技状態よりも相対的に高い高確遊技状態の第2リプレイタイムRT2
4]RBB内部中(RBB内部)
5]RBB作動中の一般中(RBB一般)
6]RBB作動中のRB作動中(RB中)
7]CBB1作動中の一般中(CBB1一般)
8]CBB1作動中のCB1作動中(CB1中)
9]CBB2作動中の一般中(CBB2一般)
10]CBB2作動中のCB2作動中(CB2中)
非RT中に普通役物SBに当せんし、当せんゲームでSB作動図柄の組合せを表示すると、次の1ゲームについて非RT中のSB作動中(SB中)となり、1回の遊技の結果が得られると終了する。遊技状態は非RTのままである。
RT1中に普通役物SBに当せんし、当せんゲームでSB作動図柄の組合せを表示すると、次の1ゲームについてRT1中のSB作動中(SB中)となり、1回の遊技の結果が得られると終了する。遊技状態はRT1のままである。
RT2中に普通役物SBに当せんし、当せんゲームでSB作動図柄の組合せを表示すると、次の1ゲームについてRT2中のSB作動中(SB中)となり、1回の遊技の結果が得られると終了する。遊技状態はRT2のままである。
なお、低確遊技状態及び/又は高確遊技状態は、少なくとも一つの状態があればよく、また、再遊技に係る籤の内訳及び当せん値数がそれぞれ異なるもっと複数の状態があってもよい。
籤番号0の不当せんは、RBB一般を除く遊技状態で抽せんする。CB1中、CB2中の不当せんは、当せんエリアに関係なく、全小役の条件装置を作動させる、事実上の小役ALL状態とする。非RT、RT1、RT2、これら非RT,RT1,RT2何れかのSB中、CBB1一般、CBB2一般では、設定1〜6の違いにより当せん確率(当せん値数)が異なる設定差有りとしている。CB1中、CB2中以外で不当せんを引くことは、当該ゲームで条件装置の当せんがなかったことを意味する。RBB内部中以外で不当せんを引くと、役に対応した何れの図柄の組合せも表示させずに、ブランクBLK1〜3以外の外れ図柄の組合せを有効ラインに表示させ、RBB内部中に不当せんを引くと、持ち越しに係るRBBの作動図柄の組合せを表示できる。
籤番号1の通常リプ(REP1の単独当せん)は、非RT、RT2、これら非RT又はRT2のSB中、RBB内部、RBB一般で抽せんし、設定差はないが、遊技状態により当せん確率が異なる。通常リプに当せんすると、次遊技は再遊技となる。なお、RBB内部中の通常リプの当せん確率は低確遊技状態と同じ約1/7.3とし、RBB作動図柄の組合せを表示できる不当せんエリアを十分に確保している。
籤番号2,3,4の移行リプ1,2,3は、RT1のみで抽せんする。移行リプ1〜3の合算当せん確率は、非RTの通常リプと同じ確率1/7.3としており、設定差もない。3択による押し順正解時にREP2又はREP3を表示してRT2に昇格できる。表示結果に関係なく、次遊技は再遊技となる。
有利区間でのアシストタイムAT中、RT1で移行リプ1〜3に当せんすると、上部液晶表示装置71に、ストップボタン6L,6C,6Rの配置に対応させて、
正解押し順が左第1停止の移行リプ1なら青色の丸中に「1××」と付したナビを、
正解押し順が中第1停止の移行リプ2なら青色の丸中に「×1×」と付したナビを、
正解押し順が右第1停止の移行リプ3なら青色の丸中に「××1」と付したナビを
それぞれ表示し、REP2又はREP3の表示によりRT2に容易に昇格できる。青色の丸は、リプレイ図柄の一般的な色である青色に対応させたものである。
RT2への昇格後、再遊技確率の高いリプレイタイムRT中における有利区間中のアシストタイムATが、所謂アシストリプレイタイムARTとなる。RT2に昇格以後のARTの開始時からATの継続ゲーム数の減算を始める。有利区間は、RT2に昇格後のARTから減算する継続ゲーム数が残0となったとき、又は、有利区間が最大限継続可能な所定上限遊技数1500回に到達したことを主制御装置MCの内部カウンタで構成する監視カウンタで検出したとき、終了させる。1500回に到達すると、ARTの継続ゲーム数が残っていても、有利区間を強制終了させる。
継続ゲーム数の消化又は1500回の到達により有利区間を終了させるとき、指示機能に係る性能に影響を及ぼす全ての変数、すなわち有利区間の発生及び消滅に係る主制御装置MCのRWMの記憶情報を全て初期化し、通常区間に移行させる。通常区間では、RT1からRT2への昇格は困難で、RT1で移行リプ1〜3の押し順にたまたま正解できてRT2に移行しても、ブランクBLK1〜3の表示によりRT1に転落し易い。
籤番号5,6の左ベル1,2は、NML10の入賞により8枚のメダルを獲得できる正解押し順が第1番目に左ストップボタン6Lを押す左第1停止となり、籤番号7,8の中ベル1,2は、NML9の入賞により8枚のメダルを獲得できる正解押し順が第1番目に中ストップボタン6Cを押す中第1停止となり、籤番号9,10の右ベル1,2は、NML9の入賞により8枚のメダルを獲得できる正解押し順が第1番目に右ストップボタン6Rを押す右第1停止となる。押し順不正解時は、各当せんエリアで重複当せんさせる1枚役NML1〜8の何れかを表示確率1/2で入賞させるか、表示確率1/2でブランクBLK1〜3の何れかを表示させる。
左ベル1,2、中ベル1,2、右ベル1,2の各択役は、非RT、RT1、RT2、これら非RT,RT1,RT2何れかのSB中、RBB内部、RBB一般、CBB1一般、CBB2一般にて設定差無しで抽せんし、左、中、右ぞれぞれについて均等に按分した当せん確率で当せんさせる。設定差無しで且つ遊技状態の移行も伴わないが、有利区間への移行抽せん役としても指示機能に係る処理抽せん役としても機能させていない。
有利区間におけるアシストタイムAT中は、上部液晶表示装置71に、ストップボタン6L,6C,6Rの配置に対応させて、
正解押し順が左第1停止の左ベル1,2なら黄色の丸中に「1××」と付したナビを、
正解押し順が中第1停止の中ベル1,2なら黄色の丸中に「×1×」と付したナビを、
正解押し順が右第1停止の右ベル1,2なら黄色の丸中に「××1」と付したナビを
それぞれ表示し、これらのベルナビにより容易に8枚払出しを受け得る。黄色の丸は、ベル図柄の一般的な色である黄色に対応させたものである。ただし、有利区間中でも、非RTの遊技状態にあるときは、ベルナビを表示させず、ブランクBLK1〜3の表示によるRT1への移行を促す。
籤番号11の共通ベルは、全小役NML1〜12を重複当せんさせ、非RT、RT1、RT2、これら非RT,RT1,RT2何れかのSB中、RBB内部、RB中、RBB一般、RB中、CBB1一般、CBB2一般において、設定差無しで抽せんする。当せんすると、押し順に関係なく、配当の多いNML9〜12の何れかを入賞させ、8枚のメダルを払出す。非RT、RT1、RT2(これら非RT,RT1,RT2でのSB中は除く)に限り、共通ベルに当せんすると、引き続いて主制御装置MCでする内部振分抽せん(2段階抽せん)により、所定確率で、有利区間でない通常区間では、所定初期ゲーム数例えば40GについてARTを継続可能とする有利区間に移行させ、有利区間では、所定上乗せゲーム数例えば40Gを上乗せする。振分抽せんに外れると、有利区間への移行や上乗せはない。RB中は、当せんエリアの全範囲を共通ベルの当せんとする。
籤番号12のチェリーは、非RT、RT1、RT2、これら非RT,RT1,RT2何れかのSB中、RBB内部、RBB一般、CBB1一般、CBB2一般において、設定差無しで抽せんする。当せんすると、左リール1Lに二つしかないチェリー図柄を最大4コマ滑りで中段に引き込むことができる適タイミングで停止操作した場合にNML12を入賞させ、8枚のメダルを払出す。非RT、RT1、RT2(これら非RT,RT1,RT2でのSB中は除く)に限り、チェリーに当せんすると、引き続いて主制御装置MCでする内部振分抽せん(2段階抽せん)により、所定確率で、有利区間でない通常区間では、所定初期ゲーム数例えば40GについてARTを継続可能とする有利区間に移行させ、有利区間では、所定上乗せゲーム数例えば40Gを上乗せする。振分抽せんに外れると、有利区間への移行や上乗せはない。
籤番号5〜12の入賞に係る籤(米印の小役)は、役物が作動していない、非RT、RT1、RT2、RBB内部、RBB一般、CBB1一般、CBB2一般において同一の当せん確率としている。役物が作動している場合を除き、入賞役についての確率変動は禁止されているからである(遊技機規則第6条別表第五(1)ロ(カ))。RBB一般、CBB1一般、CBB2一般も、シフト仕様のRB、CB1、CB2が未作動のため、役物が作動していない場合に該当する。SB中は、籤番号5〜12の何れか一以上の入賞に係る籤の当せん値数を1以上増加させている(例えば、籤番号11の共通ベルの当せん値数を1だけ増加させている)。
籤番号13のSBは、非RT、RT1、RT2、これら非RT,RT1,はRT2何れかのSB中、CBB1一般、CB1中、CBB2一般、CB2中において設定差有りで抽せんする。籤番号14のRBは、RBB一般のみで設定差無しで抽せんする。籤番号15のCB1は、CBB1一般のみで設定差無しで抽せんする。籤番号16のCB2は、CBB2一般のみで設定差無しで抽せんする。籤番号17のRBBは、非RT、RT1、RT2、これら非RT,RT1,RT2何れかのSB中で設定差無しで抽せんする。籤番号18のCBB1は、非RT、RT1、RT2、これら非RT,RT1,RT2何れかのSB中で設定差無しで抽せんする。籤番号19のCBB2は、非RT、RT1、RT2、これら非RT,RT1,RT2何れかのSB中で設定差有りで抽せんする。
RBBは、設定の違いによらない当せん確率にて当せんさせる設定差無しで、その当せん確率は、例えば、設定1〜6共通で、数十分の一〜数百分の一、例えば当せん値数が218で、218/65536≒1/300.6としている。RBBの当せんゲームでRBB作動図柄の組合せ「赤7」−「赤7」−「赤7」を表示できなかった場合、RBBの当せんフラグが持ち越されたRBB内部中の遊技状態(RBB内部)となる。RBB作動図柄の組合せを表示した次ゲームから、RBB中の一般遊技中の遊技状態(RBB一般)となる。
RBB一般で抽せんするRBは、設定の違いによらない当せん確率にて当せんさせる設定差無しで、その当せん確率は、例えば、設定1〜6共通で、数分の一、例えば当せん値数が30000で、30000/65536≒1/2.2と高くしている。RBB一般中にRBに当せんすると、RBの作動図柄の組合せ「ベル」−「ベル」−「リプレイ1又はリプレイ2」は表示確率1のため、当せんゲームでRB作動図柄の組合せを表示でき、次ゲームからRB作動中(RB中)となる。RBの作動は、8回以下の所定回例えば8回の入賞により一旦終了し、RBB一般に戻る。
RBBの作動は、RBBの作動開始からの総獲得メダル枚数が所定上限例えば296枚を超過すると終了し、RBが作動中の場合、作動中のRBも終了する。RBB一般では、籤番号5〜12の入賞に係る籤の当せん確率を上昇させていないが、不当せんエリアをRBと通常リプの当せんエリアで埋め、RBの当せん確率を1/2.2等と比較的高くし、RB中は毎遊技8枚払出しを受け得るため、RBBの作動開始から作動終了までに、総投入メダル枚数を上回る数のメダルを速攻的に獲得できる。
CBB1は、設定の違いによらない当せん確率にて当せんさせる設定差無しで、その当せん確率は、例えば、設定1〜6共通で、数十分の一〜数百分の一、例えば当せん値数が2000で、2000/65536≒1/32.8としている。CBB1の作動図柄の組合せ「ベル」−「ベル」−「黒バー」の表示確率は1で、CBB1に当せんすると、当せんゲームでCBB1の作動図柄の組合せを表示できる。よって、CBB1内部中はなく、次ゲームからCBB1一般中の遊技状態(CBB1一般)となる。
CBB1一般で抽せんするCB1は、設定の違いによらない当せん確率にて当せんさせる設定差無しで、その当せん確率は、例えば、設定1〜6共通で、数分の一〜数百分の一、例えば当せん値数が8000で、8000/65536≒1/8.2としている。CB1の作動図柄の組合せ「白7」−「青7」−「青7」は表示確率1でなく、CB1の作動図柄の組合せを表示できると次の1ゲームについてCB1作動中となるが、CB1の作動図柄の組合せを表示できなかった場合はCB1は作動せず、CBB1一般中を維持する。CB1内部中という遊技状態もない。
CBB1の作動は、CBB1の作動開始からの総獲得メダル枚数が所定上限例えば64枚を超過すると終了し、CB1が作動していた場合、そのCB1の作動も終了し、CBB1の当せんを得た遊技状態すなわち非RT,RT1,RT2の何れかに復帰する。CB1中は、規定数は1枚で、入賞による払出枚数も1枚に限定している。また、CBB1一般中は、籤番号5〜12の入賞に係る籤の当せん確率を上昇させていない。よって、CBB1の作動開始から作動終了までに、投入メダル枚数を上回るメダルの獲得はほぼ期待できない。もっとも、CBB1中の出玉性能は、総投入メダル枚数よりも総払出メダル枚数が若干増える仕様にしてもよい。
CBB2は、設定の違いに応じた当せん確率にて当せんさせる設定差有りで、その当せん確率は、数十分の一〜数百分の一の範囲内において設定1>2>3>4>5>6と、低設定ほど高く、高設定ほど低くしている。低えば、
設定1では、当せん値数が3250で、3250/65536≒1/20.2、
設定2では、当せん値数が3000で、3000/65536≒1/21.8、
設定3では、当せん値数が2750で、2750/65536≒1/23.8、
設定4では、当せん値数が2500で、2500/65536≒1/26.2、
設定5では、当せん値数が2250で、2250/65536≒1/29.1、
設定6では、当せん値数が2000で、2000/65536≒1/32.8
としている。CBB2の作動図柄の組合せ「ベル」−「黒バー」−「黒バー」の表示確率は1で、CBB2に当せんすると、当せんゲームでCBB2の作動図柄の組合せを表示できる。よって、CBB2内部中はなく、次ゲームからCBB2一般中の遊技状態(CBB2一般)となる。
CBB2一般で抽せんするCB2は、設定の違いによらない当せん確率にて当せんさせる設定差無しで、その当せん確率は、例えば、設定1〜6共通で、数分の一〜数百分の一、例えば当せん値数が8000で、8000/65536≒1/8.2としている。CB2の作動図柄の組合せ「黒バー又は白バー」−「ベル」−「ベル」は表示確率1で、CB2の当せんゲームでCB2の作動図柄の組合せを表示でき、次の1ゲームについてCB2作動中となり、CB2作動終了後にCBB2一般中に戻る。CB2内部中という遊技状態はない。
CBB2の作動は、CBB2の作動開始からの総獲得メダル枚数が所定上限例えば64枚を超過すると終了し、CB2が作動していた場合、そのCB2の作動も終了し、CBB2の当せんを得た遊技状態すなわち非RT,RT1,RT2の何れかに復帰する。CB2中は、規定数は1枚で、入賞による払出枚数も1枚に限定している。また、CBB2一般中は、籤番号5〜12の入賞に係る籤の当せん確率を上昇させていない。よって、CBB2の作動開始から作動終了までに、投入メダル枚数を上回るメダルの獲得はほぼ期待できない。もっとも、CBB2中の出玉性能は、総投入メダル枚数よりも総払出メダル枚数が若干増える仕様にしてもよい。
SBは、設定の違いに応じた当せん確率にて当せんさせる設定差有りで、その当せん確率は、数十分の一〜数百分の一の範囲内において設定1<2<3<4<5<6と、低設定ほど低く、高設定ほど高くしている。低えば、
設定1では、当せん値数が500で、500/65536≒1/131.1、
設定2では、当せん値数が1000で、1000/65536≒1/65.5、
設定3では、当せん値数が1500で、1500/65536≒1/43.7、
設定4では、当せん値数が2000で、2000/65536≒1/32.8、
設定5では、当せん値数が2500で、2500/65536≒1/26.2、
設定6では、当せん値数が3000で、3000/65536≒1/21.8
としている。
SBの作動図柄の組合せ「白7」−「白7」−「青7」は表示確率1でなく、SBの作動図柄の組合せを表示できると次の1ゲームについてSB作動中(SB中)となるが、SBの作動図柄の組合せを表示できなかった場合はSBは作動しない。また、CBB1一般とCB1中を含むCBB1作動中又はCBB2一般とCB2中を含むCBB2作動中にSBに当せんすると、SBの作動図柄の組合せを表示できるか否かに関係なく、CBB1又はCBB2の作動を上限枚数超過前でも終了(パンク終了)させ、CBB1又はCBB2の当せんを得た遊技状態すなわち非RT,RT1,RT2の何れかに復帰させる。SB作動中の規定数は1枚で、入賞による払出枚数も1枚に限定している。よって、SBは、出玉調整役として機能させていると共に、CBB1又はCBB2の強制終了役(パンク役)として機能させている。
なお、非RT、RT1、RT2に限り、設定差のないRBB又はCBB1の当せん時、引き続いて主制御装置MCでする内部振分抽せん(2段階抽せん)により、所定確率で、有利区間でない通常区間では、所定初期ゲーム数例えば40GについてARTを継続可能とする有利区間に移行させ、有利区間では、所定上乗せゲーム数例えば40Gを上乗せする。また、ART中、SBに当せんすると、上部液晶表示装置71に例えば「赤7を狙え」等の回避ナビを表示し、SB作動図柄の組合せ「白7」−「白7」−「青7」の表示によりRT2から非RTに転落するのを回避可能にしている。赤7を狙うと、白7や青7を引き込むことができず、SB作動図柄の組合せの表示を容易に回避することができる。
アシストリプレイタイムART中を含む有利区間中、RBB又はCBB1若しくはCBB2による役物連続作動装置に当せんすると、ART中にある場合は次ゲームからARTの継続ゲーム数の減算を中断し、ART前の準備段階(REP2,3によるRT2昇格前)にある場合はARTの権利を保証する。有利区間中にRBB一般、CBB1一般、CBB2一般に突入しても、指示情報信号の出力は可能なため、左ベル1,2、中ベル1,2、右ベル1,2の当せん時、ベルナビを表示させる。RBB又はCBB1若しくはCBB2による役物連続作動装置の作動終了時、ARTの継続ゲーム数に残りがある場合、作動が終了した次ゲームからARTの継続ゲーム数の減算を再開し、残存継続ゲーム数についてARTを継続させる。ARTの権利が保証された場合、ARTに突入させる。
ARTの残り継続ゲーム数が0になると、有利区間を終了させて次ゲームから通常区間とする。左ベル1,2、中ベル1,2、右ベル1,2の正解押し順の報知がなくなることにより、数ゲームのうちにブランクBLK1〜3が表示され、再遊技確率の低いRT1に転落する。なお、継続ゲーム数0の後、RT2からRT1への転落時(ブランクBLK1〜3が表示されたとき)に有利区間を終了させる仕様に変えてもよい。通常区間中は、非RT,RT1,RT2何れかにおいて、設定差無しの籤である、共通ベル又はチェリー若しくはRBB又はCBB1の当せんを得て、有利区間への移行に期待することになる。
以上のもので、役物のうち、特定の役物CBB1は、当せん確率に設定差はなく、総遊技期間内での発生頻度自体に設定差は付かないが、CBB1一般及びCB1中において抽せんし且つCBB1を強制終了させるSBは、低設定ほど当せん確率が低い(高設定ほど当せん確率が高い)。よって、特定の役物CBB1の作動開始から作動終了までのCBB1による特定役物遊技期間は、高設定よりも低設定の方が、一作動毎の遊技数が多くなることから増加する。CBB1中の出玉性能は、総投入メダル枚数よりも多い総払出メダル枚数は期待できない仕様にしているため、CBB1による特定役物遊技期間は、長ければ長いほど、出玉についても遊技者に不利となる。
CBB1による特定役物遊技期間への突入時、設定差無しのCBB1の当せんに引き続く内部振分抽せんに当せんできると通常区間から有利区間への移行又は有利区間中の上乗せがされるが、CBB1による特定役物遊技期間中には、そのCBB1一般で共通ベル又はチェリーに当せんしても、通常区間から有利区間への移行処理も有利区間中の指示機能に係る処理としての上乗せもせず、これら移行処理及び上乗せ処理を含む有利区間関連処理は一切実行しない仕様(本来実行可能だが敢えてしない仕様)にしている。CBB1がSBの当せんによる強制終了を含む終了条件により終了すると、CBB1の当せんを得た遊技状態すなわち非RT,RT1,RT2何れかに復帰し、SB作動図柄の組合せを表示すると、復帰後の遊技状態でSB中となる。SB当せんによりCBB1の当せんを得た遊技状態に復帰した後、つまりCBB1よる特定役物遊技期間の経過後、非RT、RT1、RT2で設定差無しの共通ベル、チェリー、RBB、CBB1の当せんを契機に通常区間から有利区間への移行及び有利区間中の上乗せを含む有利区間関連処理の実行が許容されることになる。
また、役物のうち、特定の役物CBB2は、低設定ほど当せん確率が高く(高設定ほど当せん確率が低く)、しかも、CBB2一般及びCB2中において抽せんし且つCBB2を強制終了させるSBは、低設定ほど当せん確率が低い(高設定ほど当せん確率が高い)。よって、特定の役物CBB2の作動開始から作動終了までのCBB2による特定役物遊技期間は、高設定よりも低設定の方が、総遊技期間内の発生頻度が高くなること及び一作動毎の遊技数が多くなることから増加する。CBB2中の出玉性能は、総投入メダル枚数よりも多い総払出メダル枚数は期待できない仕様にしているため、CBB2による特定役物遊技期間は、長ければ長いほど、出玉についても遊技者に不利となる。
CBB2による特定役物遊技期間中は、そのCBB2一般で共通ベル又はチェリーに当せんしても、通常区間から有利区間への移行処理も有利区間中の指示機能に係る処理としての上乗せもされず、これら移行処理及び上乗せ処理を含む有利区間関連処理は一切実行しない。設定差有りの役物のため、本来的にも実行不可である。CBB2がSBの当せんによる強制終了を含む終了条件により終了すると、CBB2の当せんを得た遊技状態すなわち非RT,RT1,RT2何れかに復帰し、SB作動図柄の組合せを表示すると、復帰後の遊技状態でSB中となる。SB当せんによりCBB2の当せんを得た遊技状態に復帰した後、つまりCBB2よる特定役物遊技期間の経過後、非RT、RT1、RT2で設定差無しの共通ベル、チェリー、RBB、CBB1の当せんを契機に通常区間から有利区間への移行及び有利区間中の上乗せを含む有利区間関連処理の実行が許容されることになる。
以上により、高設定よりも低設定の方が特定の役物たるCBB1又はCBB2の作動開始から作動終了までの特定役物遊技期間が増え、この期間の経過まで、有利区間への移行処理及び指示機能に係る処理を含む有利区間関連処理を実行しないため、指示機能の性能について、実質的に、高設定が有利で、低設定が不利になり、メリハリのある出玉特性を打ち出し得て、面白味を増すことができる。
また、設定差無しのCBB1及び設定差有りのCBB2を含め、これら特定の役物CBB1又はCBB2の作動中、設定差有りのSBによるパンク終了確率の違いにより、高設定よりも低設定の方が、一作動毎の遊技数が多くなる仕様にしているため、設定によって特定役物遊技期間の長短の差を効果的に付けることができる。
以上の実施形態では、設定差無しのCBB1及び設定差有りのCBB2に本発明を適用したが、CBB1、CBB2何れか一つに適用してもよい。また、CBB1、CBB2何れか一つのみを搭載する機種に適用してもよい。また、RBBを、RBB作動中の期間が長くなるほどメダルが減る抽せん仕様に変更し、この減るボーナスに係るRBBを低設定ほど高確率で当せんさせることにより、有利区間への移行も上乗せもされない特定役物遊技期間を低設定ほど増える仕様にしてもよい。
図5に示すように、遊技機筐体8Bの内部に組込む制御装置CNは、遊技の進行を管理し、内部抽せん、入賞によるメダルの払出し、再遊技の作動、役物の作動、有利区間への移行、上乗せ等の遊技者利益に関係する主遊技制御を実行させる所謂メイン側と呼ばれる遊技機規則でいう主基板に対応する主制御装置MCと、この主制御装置MCから一方向性通信仕様に従って送信する情報を受信して主制御装置MCでの決定事項に基づいて演出制御を実行させる所謂サブ側と呼ばれる遊技機規則でいう周辺基板に対応する周辺制御装置SCとを含む。一方向性通信仕様とは、主基板に関して遊技機規則で規定する「周辺基板が送信する信号を受信することができるものでないこと」を満たす通信仕様をいう。
主制御装置MCは、ROM及びRWMを内蔵したメインCPUを備える。メインCPUは、Z80互換チップから成り、基本的なZ80仕様に所定の遊技機用拡張仕様を適用しており、例えば12MHzのシステムクロック動作環境下で使用している。入力ポートI1には、各リールのインデックスセンサIDs、各ストップボタン6L,6C,6R、ベットボタン3、精算ボタン4、スタートレバー5、投入口2i下流のメダルセレクター2に設ける投入センサーSEN0及び通過センサーSEN1,2、メダルセレクター2からメダルを引き継ぐRシュートに設けるRシュートセンサーSEN3、メダル払出装置HPの出口に設ける払出センサーSEN4、メダル払出装置HPのバケット容量を超えて余剰に投入されたメダルを貯める補助収納庫に設けるオーバーフローセンサーSEN5、フロントキャビネット8E,8Fの開放を検出するドア開閉スイッチSi1、遊技場係員による操作により設定1(低)〜設定6(高)の6段階何れかに定める設定変更スイッチSi2等の各信号を入力している。
出力ポートO1から、LEDドライバDr0を介して各ストップボタンに内蔵する停止表示器61,62,63すなわち停止不可表示時に点灯させる赤LED61R,62R,63R及び停止可能表示時に点灯させる青LED61B,62B,63Bを、モータドライバDr1を介して各リールに駆動軸SHを直結させるステッピングモータ12L,12C,12R(SM)を、LEDドライバDr2を介して遊技基本ランプ類30を、ソレノイドドライバDr3を介してメダルセレクター2からメダルを離脱させるブロッカー爪部28を突出させるブロッカーソレノイド28sを、モータドライバDr4を介してメダル払出装置HPのメダル払出モータHPmを各制御している。
各インデックスセンサIDsは、各リールの内側に取付ける半円帯状のインデックスID(1Li,1Ci,1Ri)のオンエッジとオフエッジとを半周毎に検出し、最先のオンエッジ又はオフエッジの検出が定常回転状態下にある各リールについてされた後、停止表示器61,62,63の赤LED61R,62R,63Rの点灯を青LED61B,62B,63Bの点灯に変え、ストップボタン6L,6C,6Rの操作を受付可能にする。
メインCPUのROM上には、規定数のメダルを投入するメダル投入手段T、スタートレバー5の操作を契機として図4の仕様に従う内部抽せんを実行する内部抽せん手段K、スタートレバー5の操作後で且つ前遊技の開始から4.1秒経過後に全リールを正転側に加速して定常回転に到達させる回胴回転装置制御手段V1と、回転中の各リールを停止表示器61,62,63の青LED61B,62B,63Bの点灯下でする対応するストップボタン6L,6C,6Rの操作に基づいて個別に停止させる回転停止装置制御手段V2とを含む可変表示制御手段を構成するリール制御手段Vを設けている。
さらに、遊技結果が入賞なら所定配当数のメダルを払出すメダル払出手段M、遊技結果が再遊技の作動なら掛けメダルを自動投入するメダル自動投入手段N、遊技結果が図4の仕様に従う遊技状態の移行を伴うのなら遊技状態を移行させる遊技状態移行手段J、当せんした籤に応じた0以上1以下の確率で遊技の進行を一時的に中断して各リールを逆回転や振動等により変則動作させる所定の回胴演出の当否を決定するフリーズ抽せん手段W、その当せんに係る回胴演出を実行させる回胴演出実行手段Qを設けている。
さらにまた、有利区間への移行を上記のとおり設定差のない籤と関連付けた所定移行条件下で決定する有利区間移行決定手段H1、有利区間中のARTの継続ゲーム数の上乗せを上記のとおり所定上乗せ条件下で決定する上乗せ決定手段H2、有利区間の開始から終了までを管理する有利区間継続管理手段H3、左ベル1,2、中ベル1,2、右ベル1,2による択役や移行リプ1〜3についての正解押し順等の指示情報信号を主制御装置MCで管理するメインモニタMAに出力させると共に周辺制御装置SCで管理する上部液晶表示装置71に出力させる指示情報出力手段H4を設けている。
周辺制御装置SCは、ROM及びRWMをもつサブCPUを備える。サブCPUは、32ビットRISC(Reduced Instruction Set Computer)チップマイコンから成り、例えば200MHzを超えるシステムクロック動作環境下で使用している。サブCPUは、リアルタイムオペレーティングシステムRTOS(Real−Time Operating System)の管理下、画像演出や音声演出等に関するタスクに割当てるCPU時間、優先順位を制御することにより、適切且つ効率的なタスクの並行処理を可能にしている。
サブCPUは、汎用ポート制御機能Po、調歩同期式シリアルUART(Universal Asynchronous Receiver Transmitter)及びクロック同期式シリアルによるシリアル通信機能Sr、I2C(Inter−Integrated Circuit)コントロール機能Ii等の、入出力ポートI2/O2を介した通信制御機能と共に、演出制御の対象デバイス毎の専用制御機能を統合した統合チップSOC(System On a Chip)から成るマイクロプロセッサである。
専用制御機能として、上下の液晶表示装置71,72に動画等を表示させる液晶表示機能Sy1、スピーカ91〜94及び/又はウーハー90から効果音等を出力させる音声出力機能Sy2、各種ランプE1〜E13及び表示窓80に臨む9つの図柄をリール帯の背面から照明するリールバックランプBL1〜9を点灯等させる電飾制御機能Sy3、可動ランプE1〜E4の展開及び収納用のモータm1〜m4を駆動させるモータ制御機能Sy4等の各種機能を内蔵する。RTCは、二次電池Btでバックアップするリアルタイムクロックであり、遊技待機中、同一機種間で、下部液晶表示装置72から上部液晶表示装置71に一斉に蝶が舞い上がる等の同期演出が行えるようにしている。
入力ポートI2には、主制御装置MCからの送信情報、十字キーユニットBT、下部液晶ボタンABの信号を入力している。主制御装置MCからの送信情報には、メイン側初期化完了情報、ベットボタン3の操作情報を含むメダル投入情報、スタートレバー5の操作情報を含むリール始動情報、内部抽せんによる当せんフラグ情報、ストップボタン6L,6C,6Rの操作情報、遊技結果情報、遊技状態情報、フリーズ及び回胴演出情報、有利区間移行情報、指示情報、上乗せ情報、有利区間終了情報、エラー情報等、主制御装置MCで検出し又は決定若しくは実行する各種制御情報が含まれる。
サブCPUによる演出制御の対象デバイスには、上下の液晶表示装置71,72の背後に配置する面光源ユニットであって、パルス幅変調PWMによるデューティ比の変更により輝度を調整可能としたLEDバックライトによるディスプレイ用バックライト71B,72Bも含む。各液晶表示装置71,72は、各LCDドライバDr5,6を介して制御し、各バックライト71B,72Bは、各LEDドライバDr7,8を介して制御している。
ドットマトリクス表示装置73は専用のLEDドライバDr9を介して制御している。各種ランプE1〜13及びリールバックランプBL1〜9は、I2C仕様のLEDドライバDr10〜13を介して制御している。モータm1〜m4は、モータドライバDr14を介して制御している。スピーカ91〜94及びウーハー90は、デジタル/アナログ変換機能付きアンプDr15,16を介して制御している。下部液晶ボタンABをロックしてその押圧を禁止する下部液晶ボタンロッカーARは、ソレノイドドライバDr17を介して制御している。
サブCPUのROM上には、主制御装置MCから受信する主遊技制御の情報、及び/又は、周辺制御装置SCの現在の演出制御の情報に基づいて、サブ側の演出状態を管理する演出状態管理手段Zを設けている。この演出状態管理手段Zは、主遊技制御の情報及び/又は演出制御の情報に基づいて、演出対象とする複数のデバイスで協働した演出、或は、特定のデバイスによる単独の演出を実行させる演出メッセージを決定する演出メッセージ決定手段Yを含む。
演出状態管理手段Zの統括下、演出メッセージ決定手段Yでの決定等に基づいて作動する次の各手段を設けている。すなわち、上部液晶表示装置71に指示情報出力手段H4から出力する指示情報信号に従ったナビ例えば正解押し順が「左第1停止」ならストップボタン位置に対応させて「1××」等を表示させる表示ナビ手段X1、この表示ナビに連動してスピーカ91〜94から操作すべきストップボタンが左か中か右かを音声で知らせる音声ナビ手段X2を設けている。
また、遊技状態、回胴演出、ART中等に応じて液晶表示装置71,72及びドットマトリクス表示装置73に映し出す動画等を変更表示させる画像演出手段X3、これに連動して各種ランプE1〜13の点灯及び発光色を制御するランプ演出手段X4、スピーカ91〜94から効果音やBGMを出音させる音声演出手段X5、モータm1〜4により可動ランプE1〜E4の展開及び収納を制御するメカ演出手段X6、下部液晶ボタンABの押圧タイミング等に合わせてウーハー90を作動させる振動演出手段X7等を設けている。
以上の説明中、確率等の具体的数字や図柄等は一例示に過ぎない。特に具体的数字は発明の特徴を明確化するためのものであり、遊技機規則に則った出玉試験にパスすることを必ずしも保証するものではない。
1L;左リール,1C;中リール,1R;右リール
2i;メダル投入口、2;メダルセレクター
3;ベットボタン、4;精算ボタン
5;スタートレバー、6L,6C,6R;各ストップスイッチ
71;上部液晶表示装置、72;下部液晶表示装置
8;リールパネル、80;表示窓
CN;制御装置、MC;主制御装置、SC;周辺制御装置
T;メダル投入手段、K;内部抽せん手段、V;リール制御手段
V1;回胴回転装置制御手段、V2;回転停止装置制御手段
M;メダル払出手段、N;メダル自動投入手段、J;遊技状態移行手段
W;フリーズ抽せん手段、Q;回胴演出実行手段
H1;有利区間移行決定手段、H2;上乗せ決定手段
H3;有利区間継続管理手段、H4;指示情報出力手段

Claims (2)

  1. 複数コマの図柄を可変表示させる複数の可変表示要素を有し、
    遊技媒体の投入下における可変表示開始操作を契機に内部抽せん用の乱数値を抽出し、抽出した乱数値に基づいて予め定義した複数の籤の中から当せんを決定する内部抽せん手段と、
    前記可変表示要素の可変表示を、対応する停止操作に基づいて、前記内部抽せん手段で当せんと決定した籤に含まれる役に対応した図柄の組合せの表示を許容させる可変表示制御手段とを含み、
    前記籤の当せん確率の組合せである設定を変更可能にしていると共に、前記停止操作についての指示機能を作動可能とする有利区間を生起可能にしている遊技機において、
    前記内部抽せん手段は、前記設定の高い高設定よりも前記設定の低い低設定の方が、特定の役物の作動開始から作動終了までの特定役物遊技期間の割合が増える抽せん仕様を含み、
    前記特定役物遊技期間中、前記有利区間への移行処理及び前記指示機能に係る処理を含む有利区間関連処理を実行せず、前記特定役物遊技期間の経過後、前記有利区間関連処理の実行を許容する仕様にしていることを特徴とする遊技機。
  2. 前記特定の役物の作動中、前記設定の違いに応じた当せん確率にて当せんさせる設定差有りの籤により、前記高設定よりも前記低設定の方が、一作動の終了までの遊技数が多くなる仕様にしている請求項1記載の遊技機。
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