JP2018109847A - 評価システム、評価方法、及びプログラム - Google Patents

評価システム、評価方法、及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2018109847A
JP2018109847A JP2016256884A JP2016256884A JP2018109847A JP 2018109847 A JP2018109847 A JP 2018109847A JP 2016256884 A JP2016256884 A JP 2016256884A JP 2016256884 A JP2016256884 A JP 2016256884A JP 2018109847 A JP2018109847 A JP 2018109847A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
evaluation
facility
user
predetermined period
usage information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016256884A
Other languages
English (en)
Inventor
武史 上野
Takeshi Ueno
武史 上野
隆明 青木
Takaaki Aoki
隆明 青木
村上 薫
Kaoru Murakami
薫 村上
中島 博文
Hirobumi Nakajima
博文 中島
智樹 高添
Tomoki Takazoe
智樹 高添
浩茂 中谷
Hiroshige Nakatani
浩茂 中谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority to JP2016256884A priority Critical patent/JP2018109847A/ja
Publication of JP2018109847A publication Critical patent/JP2018109847A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

【課題】施設の一時的な利用者がどのように施設を利用したかを、利用者以外の者が把握することのできる評価システム、評価方法、及びプログラムを提供する。【解決手段】評価システム10は、取得部11と、出力部12とを備える。取得部11は、施設に用いられる機器から、所定の期間における施設の利用に関する利用情報を取得する。出力部12は、施設の利用者の評価を出力する。施設の利用者には、所定の期間が割り当てられている。利用者の評価は、利用情報に基づいて得られる。【選択図】図1

Description

本発明は、一般に評価システム、評価方法、及びプログラムに関し、より詳細には、施設の利用者を評価する評価システム、評価方法、及びプログラムに関する。
従来、各家庭の消費電力量等から、その家庭でなされている行動を推定して情報を提供する技術が知られており、例えば特許文献1に開示されている。特許文献1に記載の行動分析装置は、行動特徴抽出部と、行動傾向推定部と、出力部とを備える。行動特徴抽出部は、複数日における時間帯別の特定の生活行動の発生有無に基づいて、複数日にわたる特定の生活行動の時間的な変化の特徴を抽出する。行動傾向推定部は、行動特徴抽出部が抽出した特徴に基づいて、特定の生活行動の傾向を推定する。出力部は、行動傾向推定部が推定した特定の生活行動の傾向に基づいて、特定の生活行動に関連するユーザに提供する情報を出力する。
特開2016−58029号公報
しかしながら、上記従来例では、家庭(つまり、施設の定住者)の生活行動を推定することはできるが、施設の一時的な利用者がどのように施設を利用したかを、利用者以外の者が把握することができないという問題があった。
本発明は、上記の点に鑑みてなされており、施設の一時的な利用者がどのように施設を利用したかを、利用者以外の者が把握することのできる評価システム、評価方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る評価システムは、評価システムは、取得部と、出力部とを備える。前記取得部は、施設に用いられる機器から、所定の期間における前記施設の利用に関する利用情報を取得する。前記出力部は、前記施設の利用者の評価を出力する。前記施設の前記利用者には、前記所定の期間が割り当てられている。前記利用者の前記評価は、前記利用情報に基づいて得られる。
本発明の一態様に係る評価方法は、取得ステップと、出力ステップとを含む。前記取得ステップは、施設に用いられる機器から、所定の期間における前記施設の利用に関する利用情報を取得するステップである。前記出力ステップは、前記利用情報に基づいて、前記施設の利用者の評価を出力するステップである。前記施設の前記利用者には、前記所定の期間が割り当てられている。前記利用者の前記評価は、前記利用情報に基づいて得られる。
本発明の一態様に係るプログラムは、コンピュータシステムに、取得処理と、出力処理とを実行させるためのプログラムである。前記取得処理は、施設に用いられる機器から、所定の期間における前記施設の利用に関する利用情報を取得する処理である。前記出力処理は、前記利用情報に基づいて、前記施設の利用者の評価を出力する処理である。前記施設の前記利用者には、前記所定の期間が割り当てられている。前記利用者の前記評価は、前記利用情報に基づいて得られる。
本発明は、施設の一時的な利用者がどのように施設を利用したかを、利用者以外の者が把握することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る評価システムの構成を示すブロック図である。 図2は、同上の評価システムを示すシステム構成図である。 図3は、同上の評価システムにおいて、宿泊施設の利用者に関する評価画面の一例を示す図である。 図4は、同上の評価システムにおいて、ホームヘルパーの予約画面の一例を示す図である。
(1)概要
以下、本実施形態の評価システム10について図1、図2を用いて説明する。本実施形態の評価システム10は、所定の期間が割り当てられている施設5の利用者を評価するシステムである。言い換えれば、本実施形態の評価システム10は、施設5の定住者ではなく、施設5を一時的に利用する利用者を評価するシステムである。例えば、施設5が宿泊施設であれば、宿泊者は、宿泊施設(施設5)の定住者ではなく、宿泊施設での1乃至数日の宿泊の許可を受けている者、つまり、所定の期間を割り当てられている利用者である。また、例えば、訪問介護を行うホームヘルパーは、訪問先の住宅(施設5)の定住者ではなく、訪問先の高齢者の介護を所定の期間行う者、つまり、所定の期間を割り当てられている利用者である。
ここでいう「所定の期間」は、利用者が施設5を利用する期間である。本実施形態では、施設5の一例として、民泊サービスを提供する宿泊施設と、高齢者の居住する住宅を挙げる。ここでいう「民泊」には、個人所有の施設5の宿泊施設としての賃貸と、法人による賃貸事業とのいずれもが含まれる。
本実施形態の評価システム10は、施設5の外部に設置されたサーバ1、及び施設5に設置されたローカル装置40を主構成として備えている。サーバ1及びローカル装置40は、ネットワーク4を介して互いに通信可能に構成されている。ネットワーク4には、更に情報端末3が接続される。情報端末3は、ネットワーク4を介して、サーバ1との間で互いに通信可能に構成されている。
本実施形態の評価システム10は、取得部11と、出力部12とを備えている。取得部11は、施設5に用いられる機器から、所定の期間における施設5の利用に関する利用情報を取得する。本実施形態では、施設5に用いられる機器は、例えば照明器具51、エアーコンディショナ52、コンセント(アウトレット)53、トイレ54、シャワー55、風呂56、給湯機57、騒音センサ58等のように、施設5に設置される種々の機器である。つまり、施設5に用いられる機器は、電力を消費する電気機器に限られず、電力以外の資源(例えば、水、ガス等)を消費する機器であってもよい。また、施設5に用いられる機器は、利用者が使用する機器に限られず、利用者の状態を監視するセンサであってもよい。その他、施設5に用いられる機器には、例えば壁スイッチなどが含まれる。以下、個々の機器を特に区別しない場合は、各機器を単に「機器50」という。
出力部12は、所定の期間が割り当てられている施設5の利用者の評価を出力する。そして、利用者の評価は、取得部11で取得した利用情報に基づいて得られる。つまり、本実施形態の評価システム10は、施設5の利用者による機器50の利用状況のデータ等を取得し、取得したデータ等に基づいて利用者が施設5をどのように利用しているかを評価する。そして、本実施形態の評価システム10は、利用者の評価を出力する。利用者の評価の出力先は、例えば施設5の所有者、施設5を用いたサービスの運営業者などである。これらの者は、利用者の評価を取得することで、施設5の利用者がどのように施設5を利用したかを把握することができる。このように、本実施形態の評価システム10は、施設5の一時的な利用者がどのように施設5を利用したかを、利用者以外の者が把握することができる。
本実施形態の評価システム10は、例えばコンピュータシステムにより実現される。本実施形態では、コンピュータシステムは、サーバ1及びローカル装置40を備えている。また、本実施形態では、ローカル装置40は、ルータ7を介してネットワーク4に接続されているが、ルータ7はコンピュータシステムに必須の構成ではない。
また、本実施形態の評価システム10は、実際には、複数の施設5に導入される。複数の施設5には、それぞれ複数の機器50が設置される。そして、これら複数の機器50が、ネットワーク4を介してサーバ1に接続される。本実施形態では、説明を簡単にするために、1つの施設5に着目して説明する。
(2)詳細
以下、本実施形態に係る評価システム10、及び評価システム10と併せて用いられる計測システム20の構成について図1、図2を用いてより詳細に説明する。
(2.1)計測システム
まず、計測システム20について図2を用いて説明する。計測システム20は、計測ユニット21と、通信アダプタ22と、電流センサ23,24とを備えている。計測ユニット21、通信アダプタ22、及び電流センサ23,24は、いずれも分電盤6のキャビネット内に配置されている。分電盤6は、系統電源8に電気的に接続される主幹ブレーカ61と、主幹ブレーカ61の二次側に電気的に接続された複数の分岐ブレーカ62とをキャビネット内に備えている。
計測ユニット21は、電流センサ23,24に電気的に接続されている。電流センサ23は、主幹ブレーカ61の一次側に設けられ、幹線を流れる電流の値を計測する。複数の電流センサ24は、複数の分岐ブレーカ62に対応して設けられ、複数の分岐回路70に流れる電流の値をそれぞれ計測する。ここでいう「分岐回路」は、複数の分岐ブレーカ62にて幹線から分岐された各回路を意味する。1つの分岐回路70には、1つの機器50が含まれてもよいし、複数の機器50が含まれてもよい。
計測ユニット21は、電流センサ23,24の出力を用いて、幹線及び複数の分岐回路70の各々について、消費電力と消費電力量との少なくとも一方を計測する。つまり、計測システム20の電力に関する計測値は、施設5における幹線及び複数の分岐回路70の各々について、計測ユニット21で計測される消費電力と消費電力量との少なくとも一方を含んでいる。幹線の消費電力及び消費電力量は、施設5全体での総消費電力及び総消費電力量に相当する。つまり、計測データは、瞬時電力を表す消費電力であってもよいし、一定時間における電力の消費量(使用量)を表す消費電力量であってもよい。また、計測データは、消費電力と消費電力量との両方であってもよい。本実施形態では一例として、計測データは、消費電力を一定時間間隔(例えば2分間隔)で積算した消費電力量である。
また、計測ユニット21は、水道メータ91に電気的に接続されている。本実施形態では、水道メータ91は、パルス発信器を有している。計測ユニット21は、水道メータ91が発信するパルスを計数することにより、施設5における水道の使用量を計測する。本実施形態では、計測ユニット21は、トイレ54、シャワー55、及び風呂56等での水の使用量を計測する。
また、計測ユニット21は、ガスメータ92に電気的に接続されている。本実施形態では、ガスメータ92は、パルス発信器を有している。計測ユニット21は、ガスメータ92が発信するパルスを計数することにより、施設5におけるガスの使用量を計測する。本実施形態では、計測ユニット21は、給湯機57等でのガスの使用量を計測する。
通信アダプタ22は、計測ユニット21で計測された計測値を、計測システム20の計測データとしてローカル装置40へ送信する。つまり、計測システム20の計測データには、電気の使用量に関する計測値と、水道の使用量に関する計測値と、ガスの使用量に関する計測値が含まれている。
(2.2)評価システム
次に、本実施形態の評価システム10の構成について、図1、図2を参照して説明する。本実施形態の評価システム10は、上述したようにサーバ1及びローカル装置40を主構成として備えている。更に、本実施形態では、情報端末3についても、評価システム10の構成要素に含まれることとして説明する。
(2.2.1)サーバ
サーバ1は、CPU(Central Processing Unit)、メモリ、及び通信インタフェース
を有するコンピュータを主構成とする。サーバ1は、ネットワーク4を介してローカル装置40との間で様々な情報を授受したり、ネットワーク4を介して情報端末3との間で様々な情報を授受したりする。
サーバ1は、図1に示すように、取得部11と、出力部12とを備えている。本実施形態では、出力部12は、評価部13を更に有している。また、本実施形態では、サーバ1は、通信部14と、設定部15とを更に備えている。コンピュータを主構成とするサーバ1は、所定のプログラムを実行することにより、コンピュータを、取得部11、出力部12、評価部13、通信部14、及び設定部15として機能させる。
取得部11は、施設5に用いられる機器50から利用情報を取得する。ここでいう「利用情報」は、上述のように、所定の期間における施設5の利用に関する情報である。例えば、利用情報は、所定の期間における施設5全体での消費電力量、又は所定の期間における施設5の特定の機器50(例えば、エアーコンディショナ52)での消費電力量などである。
本実施形態では、取得部11は、ローカル装置40から計測システム20の計測データを定期的に(例えば、30分間隔で)取得し、計測データを解析することによって、電気についての利用情報を取得する。つまり、計測システム20の計測データを一定期間にわたって蓄積することで、施設5における幹線及び複数の分岐回路70の各々について、消費電力量の時間経過に伴う変化(時系列データ)が観測される。ディスアグリゲーション(Disaggregation)の技術を適用すれば、このようにして得られる時系列データから、特定の機器50の消費電力量を分離することできる。
本実施形態では、利用情報は、上述の消費電力量の他に、所定の期間における施設5全体での水道の使用量(例えば、トイレ54、シャワー55、及び風呂56での水道の使用量)を含んでいる。また、本実施形態では、利用情報は、所定の期間における施設5全体でのガスの使用量(例えば、給湯機57でのガスの使用量)を含んでいる。本実施形態では、取得部11は、ローカル装置40から計測システム20の計測データを定期的に取得し、計測データを解析することによって、水道及びガスについての利用情報を取得する。
その他、取得部11は、所定の期間において、ローカル装置40から騒音センサ58などのセンサの検知結果を定期的に取得する。また、取得部11は、所定の期間において、ローカル装置40から施設5に設置されている機器50の動作確認の結果を定期的に取得する。このように、本実施形態において、利用情報は、所定の期間における施設5の状態に関する情報を含んでいる。
出力部12は、評価部13で作成された利用者の評価を受けて、利用者の評価を出力する。ここでいう「利用者の評価」は、所定の期間が割り当てられている施設5の利用者の評価である。出力部12は、情報端末3からの要求に応じて、又は定期的に、通信部14から情報端末3へ利用者の評価を出力する。本実施形態では、利用者以外の者、例えば施設5の所有者が所有する情報端末3A、及び運営業者が所有する情報端末3Bが、利用者の評価の出力(送信)先となる。
評価部13は、利用情報(ここでは、電気の使用量に関する計測値、水道の使用量に関する計測値、及びガスの使用量に関する計測値)に基づいて、施設5の利用者を評価し、評価した結果に基づいて利用者の評価を作成する。つまり、評価部13は、利用者が施設5をどのように利用したかを分析し、分析結果に応じて利用者の評価を作成する。例えば、評価部13は、所定の期間における施設5全体での消費電力量に応じて、利用者を評価する。例えば、施設5での標準的な消費電力量に対して、所定の期間における利用者の消費電力量が多ければ多い程評価が低くなり、少なければ少ない程評価が高くなる。ここでいう「標準的な消費電力量」は、例えば、施設5の所有者が所定の期間、施設5で生活をしたときの消費電力量に設定される。
また、例えば、評価部13は、所定の期間における特定の機器50の利用状況に応じて、利用者を評価する。例えば、利用者が照明器具51を所定の期間にわたって連続的に使用(点灯)している場合、利用者の評価は低くなる。一方、例えば、所定の期間における照明器具51の点灯時間の割合が小さければ小さい程、利用者の評価は高くなる。その他、例えば、利用を禁止されている特定の機器50(例えば、風呂56など)を利用した場合、利用者の評価は低くなる。
また、例えば、特定の機器50が騒音センサ58のようなセンサである場合、評価部13は、所定の期間におけるセンサの監視状況に応じて、利用者を評価する。例えば、所定の期間において、騒音センサ58が基準値以上の音圧レベルを検知した場合、音圧レベルが高ければ高い程、又は検知回数が多ければ多い程、利用者の評価は低くなる。また、利用者が夜間に騒ぐ等して、夜間において騒音センサ58が基準値以上の音圧レベルを検知した場合、近所迷惑となる可能性が高いので、利用者の評価は特に低くなる。一方、このような場合でも、音圧レベルが小さければ小さい程、又は検知回数が少なければ少ない程、利用者の評価は高くなる。また、例えば所定の期間において、騒音センサ58が基準値以上の音圧レベルを検知しない場合も、利用者の評価は高くなる。ここでいう「基準値」は、例えば、施設5の所有者が所定の期間、施設5で生活したときの音圧レベルの最大値に設定される。
また、例えば、評価部13は、所定の期間における施設5全体での水道(又はガス)の使用量に応じて、利用者を評価する。例えば、施設5での標準的な水道(又はガス)の使用量に対して、所定の期間における利用者の使用量が多ければ多い程評価が低くなり、少なければ少ない程評価が高くなる。ここでいう「標準的な水道(又はガス)の使用量」は、例えば、施設5の所有者が所定の期間、施設5で生活をしたときの水道(又はガス)の使用量に設定される。
通信部14は、情報端末3及びローカル装置40との通信を行うための通信インタフェースである。本実施形態では、通信部14は、インターネット等のネットワーク4に接続されており、情報端末3及びローカル装置40の各々との間で、ネットワーク4を介して双方向の通信を行う。その他、通信部14は、ネットワーク4を介して、利用者の使用する情報端末(例えば、スマートフォン)との間でも通信可能である。
設定部15は、情報端末3の表示部31に表示する評価画面100,200(図3、図4参照)の内容などについて、情報端末3の操作部32が受け付けた人の操作に従って決定する。例えば、利用者の評価が後述するように複数の項目に分類されている場合、施設5の所有者又は運営業者は、設定部15により、評価画面100,200に表示させたい項目を決定することが可能である。また、例えば、施設5の所有者又は運営業者は、設定部15により、利用者の評価の基準値(例えば、上述の標準的な消費電力量など)を所望の値に変更することが可能である。具体的には、施設5が宿泊施設である場合、標準的な消費電力量は、宿泊者の人数に応じて設定される。もちろん、利用者の評価の基準値は、施設5の所有者又は運営業者により設定されるだけでなく、例えば外部から基準値を取得することで設定されてもよい。
(2.2.2)ローカル装置
ローカル装置40は、CPU、メモリ、及び通信インタフェースを有するコンピュータを主構成とする。ローカル装置40は、施設5に設置されている。ローカル装置40は、いわゆるHEMS(Home Energy Management System)コントローラであって、施設5に設置されているHEMS対応の機器50と通信し、機器50の動作状態の監視及び制御を行う。
ローカル装置40は、第1通信部41と、第2通信部42と、処理部43と、を備えている。コンピュータを主構成とするローカル装置40は、所定のプログラムを実行することにより、コンピュータを、第1通信部41、第2通信部42、及び処理部43として機能させる。
第1通信部41は、例えばイーサネット(登録商標)規格に準拠した通信インタフェースである。本実施形態では、第1通信部41は、ルータ7を介してネットワーク4に接続されており、サーバ1との間で、ネットワーク4を介して双方向の通信を行う。
第2通信部42は、主として施設5に設置される機器50との通信を行うための通信インタフェースである。つまり、ローカル装置40は、施設5に設置される機器50との通信機能を有している。ローカル装置40(第2通信部42)と機器50との間の通信方式は、例えば、有線通信、又は、Wi−Fi(登録商標)及び免許を必要としない小電力無線(特定小電力無線)等の無線通信である。この種の小電力無線については、用途等に応じて使用する周波数帯域や空中線電力などの仕様が各国で規定されている。日本国においては、920MHz帯又は420MHz帯の電波を使用する小電力無線が規定されている。
本実施形態では、ローカル装置40(第2通信部42)は、施設5に設置される機器50の他、計測システム20(通信アダプタ22)との通信機能を有している。また、本実施形態では、ローカル装置40は、第2通信部42により施設5に設置される機器50と通信することにより、機器50の動作確認を定期的に行う機能を有している。
処理部43は、第2通信部42を介した計測システム20(通信アダプタ22)との通信により、計測システム20の計測データを取得する。計測システム20から計測データを取得し、取得した計測データを記憶部に一時的に記憶する。処理部43は、記憶部に蓄積されている計測システム20の計測データを、定期的に第2通信部42からサーバ1に送信する。
また、本実施形態では、ローカル装置40には、利用情報の取得対象となる機器50の情報が登録されている。具体的には、ローカル装置40は、機器50について、例えば、種別(照明器具51、エアーコンディショナ52、コンセント53、又はトイレ54等)、個々の機器50を識別するための識別子(アドレス等)、及び機器50の名称等の情報を記憶している。機器50の名称については、情報端末3等を用いてユーザが任意に設定でき、基本的には、例えば「リビング北東側・エアコン」のように、機器50が設置されている場所(エリア)と機器の種別との両方を特定可能な名称が設定される。もちろん、上記の機器50の情報は、ローカル装置40に記憶されていなくてもよく、例えば、サーバ1に記憶されていてもよい。
(2.2.3)情報端末
情報端末3は、ユーザの操作を受け付ける機能、及びユーザに情報を提示(表示)する機能を有する端末である。情報端末3は、CPU、メモリ、及び通信インタフェースを有するコンピュータを主構成とする。本実施形態では、施設5の所有者が所有する情報端末3Aは、スマートフォンである。また、本実施形態では、運営業者が所有する情報端末3Bは、パーソナルコンピュータである。
情報端末3は、通信部33と、処理部34と、を備えている。コンピュータを主構成とする情報端末3は、専用のアプリケーションソフトをインストールし、このアプリケーションソフトを起動することにより、コンピュータを、通信部33、及び処理部34として機能させる。また、情報端末3は、コンピュータからなる通信部33及び処理部34の他に、少なくとも、表示部31及び操作部32を有している。
表示部31は、ユーザに情報を提示するための画面(画像等)を表示するように構成される。表示部31は、例えば、液晶ディスプレイ、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等の画像表示装置により実現される。操作部32は、人(ユーザ)の操作を受け付ける機能を有している。表示部31及び操作部32は、処理部34に接続されている。これにより、表示部31は、処理部34から出力される映像信号に従って画面を表示でき、操作部32が受け付けた操作に対応する電気信号が、処理部34に入力されることになる。
本実施形態では、情報端末3Aはタッチパネルディスプレイを搭載しており、タッチパネルディスプレイが表示部31及び操作部32として機能する。ただし、操作部32は、タッチパネルディスプレイに限らず、例えばキーボードやポインティングデバイス、メカニカルなスイッチなどであってもよい。また、情報端末3Bの操作部32は、キーボード及びポインティングデバイスである。
通信部33は、ネットワーク4に接続されることにより、サーバ1と通信可能に構成される。ここでは、情報端末3Aは、通信事業者が提供する携帯電話網(キャリア網)を介して、ネットワーク4に接続される。携帯電話網には、例えば3G(第3世代)回線、LTE(Long Term Evolution)回線等がある。情報端末3Aは、無線LAN(Local Area Network)を介してネットワーク4に接続されてもよい。また、情報端末3Bは、有線LAN又は無線LANを介してネットワーク4に接続される。
処理部34は、表示部31を制御して表示部31に画面を表示させる機能だけでなく、操作部32からの電気信号を受けて動作するように構成されている。したがって、情報端末3は、操作部32に対するユーザの操作に応じて、表示部31に表示させる画面を変化させたり、機器50の制御のために必要な指示情報を発生(生成)したりすることが可能である。
(3)利用者の評価の具体例
以下、本実施形態の評価システム10における利用者の評価の具体例について説明する。ここでは、評価システム10の具体例として、利用者が民泊サービスを提供する宿泊施設に宿泊する宿泊者である場合と、利用者が高齢者の訪問介護を行うホームヘルパーである場合とについて説明する。
(3.1)利用者が宿泊者である場合
まず、利用者が宿泊者である場合について説明する。この場合、施設5は、宿泊施設である。また、この場合、所定の期間は、宿泊者が宿泊施設に宿泊している期間である。取得部11は、宿泊施設に用いられる機器50から利用情報を取得する。評価部13は、取得部11で取得した利用情報に基づいて、宿泊者(利用者)を評価する。ここでは、宿泊者の評価は、複数の項目に分類されている。評価部13は、複数の項目の各々について宿泊者の評価を行い、これら複数の項目の評価に基づいて、宿泊者を総合的に評価する。つまり、評価部13は、宿泊者の評価として、複数の項目の各々の評価と、総合評価とを作成する。
評価部13で作成された宿泊者の評価は、例えば表1に示すような宿泊者リストのデータとしてサーバ1の記憶部に記憶されている。
Figure 2018109847
表1において、「m」は、4以上の自然数である。また、表1に示すように、ここでは、宿泊者は、総合評価の他に、「丁寧度」、「騒音度」、及び「省エネ度」の計3つの項目により評価される。総合評価は、宿泊者(利用者)が最も高く評価された場合を100%とする百分率により表されている。また、総合評価以外の各項目は、宿泊者(利用者)の評価が最も高い場合を「A」、最も低い場合を「G」とする7段階のアルファベットにより表されている。総合評価、及び総合評価以外の各項目の表示形式については、後述する表2においても同様である。
「丁寧度」は、宿泊者が宿泊施設の設備(例えば、トイレ54、風呂56など)及び備品(例えば、ドライヤー、電子レンジ、テレビ受像機など)を丁寧に扱ったか否かの度合を示す。例えば、「丁寧度」の評価が高ければ、宿泊者が宿泊施設の設備及び備品を丁寧に扱ったことを示し、評価が低ければ、宿泊者が宿泊施設の設備及び備品を乱暴に扱ったことを示す。例えば、所定の期間にわたって特定の機器50(例えば、電子レンジ)の動作を確認できない場合、特定の機器50が宿泊者の扱いにより故障したと判断できるため、「丁寧度」の評価は低くなる。一方、例えば、所定の期間にわたって全ての機器50の動作を確認できる場合、宿泊者が設備及び備品を丁寧に扱ったと判断できるため、「丁寧度」の評価は高くなる。また、例えば、騒音センサ58で突発的な騒音が複数回検知され、かつ、騒音の音圧レベルが過大な場合、宿泊者によるドアの開閉が乱暴であると判断できるため、「丁寧度」の評価は低くなる。
また、「騒音度」は、宿泊者が宿泊施設において騒音を発生したか否かの度合を示す。例えば、「騒音度」の評価が高ければ、宿泊者が宿泊施設において静かに過ごしたことを示し、評価が低ければ、宿泊者が宿泊施設において酒宴を開く等して意図的に騒音を発生したことを示す。例えば、所定の期間において騒音センサ58が一定の期間、基準値以上の音圧レベルの騒音を検知した場合、宿泊者が意図的に騒音を発生したと判断できるため、「騒音度」の評価は低くなる。一方、例えば、所定の期間にわたって騒音センサ58が基準値以上の音圧レベルの騒音を検知しなかった場合、宿泊者が静かに過ごしたと判断できるため、「騒音度」の評価は高くなる。
「省エネ度」は、宿泊者が宿泊施設において電気、水道、及びガスの使用を控えたか否かの度合を示す。例えば、標準的な消費電力量に対して、所定の期間における宿泊者の消費電力量が過大であれば、宿泊者が電気を無駄遣いしていると判断できるため、「省エネ度」の評価は低くなる。一方、例えば、標準的な消費電力量に対して、所定の期間における宿泊者の消費電力量が小さければ、宿泊者が電気の無駄遣いを極力避けていると判断できるため、「省エネ度」の評価は高くなる。ここで、予約したのに宿泊者が施設5に滞在していない等の理由により、所定の期間における消費電力量が極端に少ない場合は、宿泊者が電気の無駄遣いを避けているわけではない。このような場合、評価部13は、「省エネ度」の評価が高くならないように宿泊者を評価してもよい。また、特定の機器50の利用状況からも「省エネ度」を評価することが可能である。例えば、エアーコンディショナ52の設定温度が標準的な温度に対して高すぎる(又は低すぎる)場合、「省エネ度」の評価は低くなる。その他、例えば、標準的な水道及びガスの使用量に対して、所定の期間における宿泊者の水道及びガスの使用量が過大であれば、宿泊者がシャワー55及び風呂56を無駄に使用していると判断できるため、「省エネ度」は低くなる。
そして、出力部12は、施設5の所有者又は運営業者からの要求に応じて、又は宿泊の予約希望者からの予約申請を受け付けると、宿泊者の評価に応じた宿泊者リストのデータを読み出し、読み出したデータを情報端末3に送信(出力)する。情報端末3の処理部34は、通信部33で受信したデータを処理することで評価画面100を作成し、図3に示すように、作成した評価画面100を表示部31に表示させる。
ここで、総合評価が基準を満たさない予約希望者を評価画面100に表示させないようにすることも可能である。例えば、総合評価が70%以上の予約希望者だけを評価画面100に表示させてもよい。その他、宿泊施設の所有者が特に騒音に拘るのであれば、「騒音度」が「A」の予約希望者だけを評価画面100に表示させてもよい。例えば宿泊施設の所有者又は運営業者は、情報端末3を操作することにより、このような予約希望者のフィルタリングを行うことが可能である。
したがって、施設5の所有者又は運営業者は、評価画面100に表示される予約希望者(宿泊者)の総合評価、及び総合評価以外の各項目を見ながら、どの予約希望者に宿泊の許可を与えるかを決定することができる。つまり、本実施形態において、利用者(宿泊者)の評価は、利用者に対して施設5(宿泊施設)の利用を許可するか否かの判断材料を含んでいるといえる。
判断材料は、例えば施設5の所有者の主観に依存する。例えば、ある宿泊施設に宿泊した宿泊者の評価において、宿泊施設の所有者が「丁寧度」を重視していると仮定する。このとき、宿泊者の評価において「丁寧度」が高かった場合、宿泊施設の所有者は、再度、同じ宿泊者に対して宿泊の許可を与える判断を下すことができる。一方、宿泊者の評価において「丁寧度」が低かった場合、宿泊施設の所有者は、同じ宿泊者に対しては宿泊の許可を与えない判断を下すことができる。
ここで、判断材料は、施設5の所有者ごとに異なっていてもよい。例えば、ある宿泊施設の所有者は、宿泊者の評価のうち「騒音度」を判断材料とするが、他の宿泊施設の所有者は、宿泊者の評価のうち「省エネ度」を判断材料としてもよい。もちろん、施設5の所有者は、例えば「丁寧度」だけを判断材料とするのではなく、「騒音度」、「省エネ度」など複数の項目を判断材料としてもよい。つまり、判断材料は、利用情報に応じて分類された複数の項目を含んでいてもよい。
また、宿泊者の評価は、宿泊者(予約希望者)が宿泊施設を予約する際にも用いることが可能である。この場合、予約可能な宿泊施設が宿泊者の評価に応じて異なっていてもよい。例えば、宿泊者の評価が高くなればなる程、予約可能な宿泊施設の数が多くなり、宿泊者の評価が低くなればなる程、予約可能な宿泊施設の数が少なくなってもよい。また、この場合、宿泊施設の宿泊料金が宿泊者の評価に応じて異なっていてもよい。例えば、宿泊者の評価が高くなればなる程、宿泊料金が安くなり、宿泊者の評価が低くなればなる程、宿泊料金が高くなってもよい。
(3.2)利用者がホームヘルパーである場合
次に、利用者がホームヘルパーである場合について説明する。この場合、施設5は、訪問介護を受ける高齢者の居住する住宅である。また、この場合、所定の期間は、ホームヘルパーの予約期間である。取得部11は、高齢者の居住する住宅に用いられる機器50から利用情報を取得する。評価部13は、取得部11で取得した利用情報に基づいて、ホームヘルパー(利用者)を評価する。ここでは、ホームヘルパーの評価は、複数の項目に分類されている。評価部13は、複数の項目の各々についてホームヘルパーの評価を行い、これら複数の項目の評価に基づいて、ホームヘルパーを総合的に評価する。つまり、評価部13は、ホームヘルパーの評価として、複数の項目の各々の評価と、総合評価とを作成する。
ここでは、評価部13は、利用情報の他に、外部から取得した評価条件も用いて、ホームヘルパーを評価する。言い換えれば、利用者の評価は、外部から取得した利用情報とは異なる評価条件と、利用情報とに基づいて得られる。評価条件は、例えばホームヘルパーの日報、介助を受けた高齢者の家族に対するアンケートである。その他、ホームヘルパーの所有する資格、実行可能な介助の種類などの情報をホームヘルパーの登録サイトから取得し、取得した情報を評価条件としてもよい。ここでは、評価条件は、利用者(ホームヘルパー)に関する情報を含んでいる。
出力部12は、評価部13で作成したホームヘルパーの評価を、例えば表2に示すようなホームヘルパーリストのデータとして記憶している。
Figure 2018109847
表2において、「n」は、4以上の自然数である。また、表2に示すように、ここでは、ホームヘルパーは、総合評価の他に、「介助の丁寧度」、「対話の丁寧度」、及び「予約期間の遵守度」の計3つの項目により評価される。
「介助の丁寧度」は、ホームヘルパーが高齢者の介助を丁寧に行ったか否かの度合を示す。例えば、「介助の丁寧度」の評価が高ければ、高齢者に対するホームヘルパーの介助が丁寧であることを示し、評価が低ければ、高齢者に対するホームヘルパーの介助が雑であることを示す。例えば、ホームヘルパーが日報にて入浴介助を行ったと報告しているにも関わらず、予約期間において水道・ガスの使用が全く無い場合、又は水道・ガスを使用しているが入浴に必要な使用量から程遠い場合、ホームヘルパーが虚偽の報告をしていると判断できる。この場合、「介助の丁寧度」の評価は低くなる。その他、「介助の丁寧度」は、例えば、介助を受けた高齢者の家族に対するアンケートの結果に基づいて評価される。
また、「対話の丁寧度」は、ホームヘルパーによる高齢者との対話が丁寧であったか否かの度合を示す。例えば、「対話の丁寧度」の評価が高ければ、高齢者に対してホームヘルパーが親切な態度で対話したことを示し、評価が低ければ、高齢者に対してホームヘルパーが横柄な態度で対話したことを示す。「対話の丁寧度」は、例えば、介助を受けた高齢者の家族に対するアンケートの結果に基づいて評価される。
また、「予約期間の遵守度」は、ホームヘルパーが予約期間を守って介助を行ったか否かの度合を示す。例えば、「予約期間の遵守度」の評価が高ければ、ホームヘルパーが予約期間通りに介助を行ったことを示し、評価が低ければ、ホームヘルパーが遅刻する等して予約期間を守らずに介助を行ったことを示す。例えば、予約期間であるにも関わらず、電気、水道、及びガスの使用が一定期間全く無い場合、ホームヘルパーが遅刻していると判断できる。この場合、「予約期間の遵守度」の評価は低くなる。その他、「予約期間の遵守度」は、例えば、介助を受けた高齢者の家族に対するアンケートの結果に基づいて評価される。
そして、出力部12は、訪問介護を希望する高齢者の家族からの要求に応じて、ホームヘルパーリストのデータを読み出し、読み出したデータを情報端末3に送信(出力)する。情報端末3の処理部34は、通信部33で受信したデータを処理することで評価画面200を作成し、図4に示すように、作成した評価画面200を表示部31に表示させる。
したがって、訪問介護を希望する高齢者の家族は、評価画面200に表示されるホームヘルパーの総合評価、及び総合評価以外の各項目を見ながら、どのホームヘルパーを予約するかを決定することができる。つまり、本実施形態において、利用者(ホームヘルパー)の評価は、利用者に対して施設5(訪問介護を受ける高齢者の居住する住宅)の利用を許可するか否かの判断材料を含んでいるといえる。
ここで、総合評価が基準を満たさないホームヘルパーを評価画面200に表示させないようにすることも可能である。例えば、総合評価が80%以上のホームヘルパーだけを評価画面200に表示させてもよい。その他、介護を受ける高齢者の家族が特に介助の丁寧さに拘るのであれば、「介助の丁寧度」が「A」のホームヘルパーだけを評価画面200に表示させてもよい。例えば介護を受ける高齢者の家族は、情報端末3を操作することにより、このようなホームヘルパーのフィルタリングを行うことが可能である。
(4)変形例
ところで、本実施形態において、所定の期間は、利用者による施設5の1回の利用期間であってもよいし、利用者による施設5の複数回の利用期間であってもよい。例えば、利用者が宿泊者である場合、出力部12は、1回の宿泊期間における利用情報に基づく宿泊者の評価を出力してもよいし、複数回の宿泊期間における利用情報に基づく宿泊者の評価を出力してもよい。具体的には、出力部12は、これまでの全ての宿泊期間での利用情報に基づく宿泊者の評価を出力してもよいし、直近の1回又は複数回の宿泊期間での利用情報に基づく宿泊者の評価を出力してもよい。また、出力部12は、全ての宿泊期間のうち任意の1回又は複数回の宿泊期間での利用情報に基づく宿泊者の評価を出力してもよい。
その他、例えば、利用者がホームヘルパーである場合、出力部12は、これまでの全ての予約期間での利用情報に基づくホームヘルパーの評価を出力してもよいし、直近の1回又は複数回の予約期間での利用情報に基づくホームヘルパーの評価を出力してもよい。また、出力部12は、全ての予約期間のうち任意の1回又は複数回の予約期間での利用情報に基づくホームヘルパーの評価を出力してもよい。
本実施形態では、電気の使用量、水道の使用量、及びガスの使用量を区別して利用情報として用いているが、他の構成であってもよい。例えば、出力部12は、電気の使用量、水道の使用量、及びガスの使用量を「エネルギー」という1つのグループに分類し、「エネルギー」の使用量に基づいて利用者の評価を出力するように構成されていてもよい。また、例えば、施設5が機器50として電気錠及び電動シャッターを備えていると仮定する。この場合、出力部12は、電気錠の制御結果及び電動シャッターの制御結果を「セキュリティ」という1つのグループに分類し、「セキュリティ」の結果に基づいて利用者の評価を出力するように構成されていてもよい。つまり、利用情報は、複数の取得対象(例えば、電気、ガス等)を含んでいる。そして、出力部12は、複数の取得対象を1以上のグループ(例えば、「エネルギー」等)に分類し、グループごとの利用情報に基づいて利用者の評価を出力するように構成されていてもよい。
また、本実施形態では、利用情報は、所定の期間の経過後の施設5の状態に関する情報、及び所定の期間の前後における施設5の状態の変化に関する情報を含んでいてもよい。前者の情報は、例えば、施設5が宿泊施設である場合、宿泊期間(所定の期間)の経過後もエアーコンディショナ52の電源がオンになっているという情報である。後者の情報は、例えば、施設5が介護を受ける高齢者の居住する住宅である場合、予約期間の前に正常に動作していたドライヤーが、予約期間の経過後に故障したという情報である。
また、本実施形態においては、利用情報のうち少なくとも一部の情報は、施設5ごとに重み付けられていてもよい。例えば、電気の無駄遣いを極力避けたい施設5と、ガスの無駄遣いを極力避けたい施設5とが存在すると仮定する。この場合、電気の使用量が比較的多い利用者は、前者の施設5では総合評価が低くなるが、後者の施設5では総合評価が高くなる。
また、本実施形態において、特定の施設5での利用者の評価は、特定の施設5だけで用いられてもよいし、特定の施設5と同じグループに属する全ての施設5で用いられてもよい。例えば、「Xさん」の所有する宿泊施設を「Aさん」が利用した場合、「Aさん」の評価は、「Xさん」の所有する宿泊施設に用いられるだけでなく、他の全ての宿泊施設で用いられてもよい。この場合、「Aさん」が「Xさん」の所有する宿泊施設とは異なる他の宿泊施設を利用しようとする際に、他の宿泊施設の所有者は、「Aさん」の評価に基づいて、「Aさん」に宿泊の許可を与えるか否かを判断することができる。
また、本実施形態の評価システム10は、他のシステムと連携してもよい。つまり、本実施形態の評価システム10は、他のシステムから利用者の評価を取得して反映してもよいし、他のシステムに利用者の評価を出力(送信)してもよい。例えば、本実施形態の評価システム10が民泊サービスに用いられる場合、同業種である旅行代理店等が用いるシステムと連携してもよい。また、例えば、本実施形態の評価システム10が民泊サービスに用いられる場合、異業種であるEC(Electronic Commerce)サイトの運営業者が用いるシステムと連携してもよい。その他、本実施形態の評価システム10は、例えばSNS(Social Networking Service)の運営業者の用いるシステムと連携してもよい。
また、利用者の評価において、総合評価は、複数の項目の評価の単純な平均値であってもよいし、複数の項目ごとに重要度を設定して加重平均により求めた平均値であってもよい。また、利用者の評価において、総合評価以外の各項目は、例えばレーダーチャート等で表わされてもよい。また、利用者の評価において、総合評価がアルファベットで表され、総合評価以外の各項目が百分率で表されてもよい。その他、利用者の評価の表示態様は、百分率又はアルファベットに限らず、単なる数字の他、顔文字等の図形であってもよい。
また、出力部12は、利用者の評価として、総合評価だけを出力してもよいし、複数の項目の評価だけを出力してもよい。また、出力部12が出力する利用者の評価は、総合評価及び複数の項目の評価の中から選択できるようになっていてもよい。この場合、例えば、評価システム10の運用者は、評価システム10を利用する者(例えば、施設5の所有者、民泊サービスの運営業者)に対して、利用料金に応じて出力部12が出力する利用者の評価の種類又は数を変更することが可能である。具体的には、評価システム10の運用者は、利用料金が高ければ高い程、出力する利用者の評価の種類又は数を多くするように出力部12を設定することが可能である。
また、利用情報には、電気、水道、及びガスといった資源の使用量だけでなく、例えば、ネットワーク4の転送量が含まれていてもよい。例えば、機器50がパーソナルコンピュータ等の情報端末である場合、ネットワーク4の転送量に基づいて、利用者によるインターネットの利用状況を把握することが可能である。
また、取得部11は、例えば分電盤6の幹線の計測値(消費電力と消費電力量との少なくとも一方)だけから、電気についての利用情報を取得してもよい。この場合、計測システム20は、電流センサ24を有さずに、電流センサ23だけを有していてもよい。また、取得部11は、計測システム20の代わりに、スマートメータから電気についての利用情報を取得してもよい。また、取得部11は、幹線又はスマートメータの消費電力(消費電力量)から、いわゆるディスアグリゲーション技術により、特定の分岐回路70又は機器50の消費電力(消費電力量)を抽出してもよい。
また、情報端末3は、スマートフォン又はパーソナルコンピュータに限らず、タブレット端末等の携帯情報端末、又はスマートテレビ等のネットワーク4に接続可能な情報端末であってもよい。
また、施設5は、民泊サービスを提供する宿泊施設及び高齢者の居住する住宅に限られない。例えば、施設5は、ホテルなどの宿泊施設の他、インターネットカフェの個室、カラオケボックスの個室、病院の個室、及び貸会議室などであってもよい。例えば、施設5がインターネットカフェの個室である場合、評価システム10は、利用情報(例えば、個室に備え付けの照明器具、パーソナルコンピュータなどの利用状況)に基づいて、個室の利用者の評価を出力することが可能である。
また、施設5に設置される機器50は、照明器具51、エアーコンディショナ52、コンセント53、トイレ54、シャワー55、及び風呂56等に限らず、例えば、電気錠、電動シャッター、空気清浄機及び換気扇等を含んでいてもよい。また、施設5に設置される機器50のうちセンサは、騒音センサ58に限らず、例えば温度センサ、湿度センサ、人感センサ、加速度センサ、振動計、離床センサ、開閉センサ、及び環境センサ等であってもよい。つまり、センサは、利用者による施設5の利用に関する何らかの事象を検知する構成であればよい。
その他、施設5に設置される機器50は、例えばスマートメータ、水道メータ91、又はガスメータ92等の計測機器を含んでいてもよい。つまり、取得部11は、例えばスマートメータから計測データを取得することで、施設5全体での電気の使用量を利用情報として取得してもよい。この場合、利用情報は、例えば利用者が電気を使い過ぎているか否かについての評価に用いることが可能である。もちろん、既に述べたように、取得部11は、スマートメータから取得した計測データから、ディスアグリゲーション技術により、例えば照明器具51、エアーコンディショナ52といった特定の機器50の消費電力(消費電力量)を抽出してもよい。この場合、利用情報は、例えば利用者が特定の機器50を無駄に使用しているか否かについての評価に用いることが可能である。
同様に、取得部11は、水道メータ91(又はガスメータ92)から計測データを取得することで、施設5全体での水道(又はガス)の使用量を利用情報として取得してもよい。この場合、利用情報は、例えば水道(又はガス)を使い過ぎているか否かについての評価に用いることが可能である。
また、評価システム10は、上記実施形態では、サーバ1、ローカル装置40、及び情報端末3にて実現されているが、この構成に限らず、例えば、サーバ1、ローカル装置40、及び情報端末3のうちの1つ又は2つの装置で実現されてもよい。例えば、取得部11、出力部12(評価部13及び提案部を除く)、評価部13、提案部、及び設定部15のうちの少なくとも1つの機能が、ローカル装置40、又は情報端末3に設けられてもよい。更に、取得部11、出力部12(評価部13及び提案部を除く)、評価部13、提案部、及び設定部15のうちの少なくとも1つの機能が、サーバ1、ローカル装置40、及び情報端末3のうちの2つ以上の装置に分散して設けられてもよい。また、サーバ1、ローカル装置40、及び情報端末3の各々の機能が、複数の装置に分散して設けられていてもよい。例えば、サーバ1の機能が複数の装置(サーバ)に分散して設けられる場合には、取得部11と出力部12とが別々の装置に設けられてもよい。
更にまた、コンピュータシステムが、情報端末3、ローカル装置40、及びサーバ1を備えることは必須ではない。コンピュータシステムは、例えば、情報端末3とローカル装置40とサーバ1とのうちの少なくとも1つの装置によって構成されてもよい。評価システム10の少なくとも一部の機能は、例えば、クラウド(クラウドコンピューティング)によって実現されてもよい。
(5)評価システム以外の具現手段
上述した本実施形態に係る評価システム10と同等の機能は、システムという手段に限らず、下記の各手段によっても具現化することができる。下記の各手段によって本実施形態に係る評価システム10が具現化される場合でも、上述した種々の構成、及び変形例を適宜組み合わせて適用可能である。
(5.1)評価方法
本実施形態に係る評価方法は、取得ステップと、出力ステップとを含む。取得ステップは、施設5に用いられる機器50から、所定の期間における施設5の利用に関する利用情報を取得するステップである。出力ステップは、所定の期間が割り当てられている施設5の利用者の評価を出力するステップである。利用者の評価は、利用情報に基づいて得られる。
このような評価方法は、例えばコンピュータシステムの1つ又は複数のコンピュータにおいて、CPUがプログラムを実行することによって実現される。
(5.2)プログラム
本実施形態に係るプログラムは、コンピュータシステムに、取得処理と、出力処理とを実行させるためのプログラムである。取得処理は、施設5に用いられる機器50から、所定の期間における施設5の利用に関する利用情報を取得する処理である。出力処理は、所定の期間が割り当てられている施設5の利用者の評価を出力する処理である。利用者の評価は、利用情報に基づいて得られる。
このようなプログラムは、例えばコンピュータシステムの1つ又は複数のコンピュータにて実行される。プログラムは、インターネットなどの電気通信回線を通じて、又はメモリカードなどの記録媒体に記録されて提供されてもよいし、コンピュータのメモリに予め記録されていてもよい。
(6)まとめ
以上述べたように、第1の態様の評価システム10は、取得部11と、出力部12とを備える。取得部11は、施設5に用いられる機器50から、所定の期間における施設5の利用に関する利用情報を取得する。出力部12は、施設5の利用者の評価を出力する。施設5の利用者には、所定の期間が割り当てられている。利用者の評価は、利用情報に基づいて得られる。
この構成によると、例えば施設5の所有者、運営業者などは、出力部12から出力された利用者の評価を見ることで、施設5の利用者がどのように施設5を利用したかを把握することができる。つまり、この構成によると、施設5の一時的な利用者がどのように施設5を利用したかを、利用者以外の者が把握することができる。
また、第2の態様の評価システム10では、第1の態様において、利用情報は、複数の取得対象を含んでいる。複数の取得対象は、1以上のグループに分類される。利用者の評価は、グループごとの利用情報に基づいて得られる。
この構成によると、施設5ごとに取得対象が異なっていたとしても、取得対象が同じグループに属する施設5であれば、いずれの施設5に対しても同じ利用者の評価を適用することができる。例えば、ガスを使用しないオール電化の施設5と、ガスを使用する施設5とが宿泊施設として混在している場合、ガスの使用量に基づく利用者の評価は、オール電化の施設5の利用者の評価に適用することができない。一方、この構成によると、電気の使用量、及びガスの使用量を一括してエネルギーの使用量として利用者を評価する。このため、ガスを使用する施設5に対する利用者の評価は、オール電化の施設5に対する利用者の評価として用いることができ、逆も同様である。ただし、この構成は必須ではなく、利用者の評価は、取得対象に関する利用情報ごとに得られてもよい。
また、第3の態様の評価システム10では、第1又は第2の態様において、利用情報は、所定の期間の経過後の施設5の状態に関する情報、及び所定の期間の前後における施設5の状態の変化に関する情報の少なくとも1つを含む。
この構成によると、所定の期間の経過後に利用者が施設5を利用したか否かを反映した利用者の評価を出力することができる。例えば、所定の期間が経過して利用者が施設5から離れるときに、利用者が施設5の照明器具を消灯し忘れていた場合などに、利用者の評価に反映することができる。また、この構成によると、所定の期間における利用者の機器50の使用により、機器50が故障したか否かを反映した利用者の評価を出力することができる。例えば、ある機器50について所定の期間の前には動作を確認できたにも関わらず、所定の期間の経過後には動作を確認できない場合などに、利用者の評価に反映することができる。ただし、この構成は必須ではなく、利用情報は、所定の期間の経過後の施設5の状態に関する情報、及び所定の期間の前後における施設5の状態の変化に関する情報のいずれも含んでいなくてもよい。
また、第4の態様の評価システム10では、第1〜第3のいずれかの態様において、利用情報は、所定の期間における施設5の状態に関する情報を含む。
この構成によると、所定の期間において利用者が施設5をどのように利用したか否かを反映した利用者の評価を出力することができる。例えば、所定の期間において、利用者が電気、水道、及びガスを無駄遣いしていたか否かを、利用者の評価に反映することができる。ただし、この構成は必須ではなく、利用情報は、所定の期間における施設5の状態に関する情報を含んでいなくてもよい。
また、第5の態様の評価システム10では、第1〜第4のいずれかの態様において、利用者の評価は、外部から取得した利用情報とは異なる評価条件と、利用情報とに基づいて得られる。
この構成によると、取得部11から得られる利用情報だけでなく、外部から得られる評価条件も利用者の評価に反映されるので、より精度の高い利用者の評価を出力することができる。ただし、この構成は必須ではなく、利用者の評価は、利用情報だけに基づいて得られてもよい。
また、第6の態様の評価システム10では、第5の態様において、評価条件は、利用者に関する情報を含む。
この構成によると、利用情報だけでなく評価条件からも利用者に関する情報を得られるので、より精度の高い利用者の評価を出力することができる。例えば、利用者がホームヘルパーの場合、介護を受けた高齢者のホームヘルパーに対する印象は、利用情報に含まれないため、ホームヘルパーの評価に反映され難い。一方、この構成によると、例えばアンケートによりホームヘルパーに対する印象を評価条件として取得すれば、ホームヘルパーに対する印象を、ホームヘルパーの評価に反映することができる。ただし、この構成は必須ではなく、評価条件は、利用者に関する情報を含んでいなくてもよい。
また、第7の態様の評価システム10では、第1〜第6のいずれかの態様において、利用者の評価は、利用者に対して施設5の利用を許可するか否かの判断材料を含む。
この構成によると、例えば施設5の所有者、施設5を用いたサービスの運営業者などの利用者以外の者は、判断材料に基づいて、どの利用者に施設5の利用を許可するかを決定することができる。ただし、この構成は必須ではなく、例えば施設5の所有者又は運営業者は、判断材料に依らず、利用者に対して施設5の利用を許可してもよい。
また、第8の態様の評価システム10では、第7の態様において、判断材料は、利用情報に応じて分類された複数の項目を含む。
この構成によると、例えば施設5の所有者、施設5を用いたサービスの運営業者などの利用者以外の者は、多角的な視点で利用者の評価を考慮した上で、どの利用者に施設5の利用を許可するかを決定することができる。例えば、利用者が宿泊者の場合、宿泊施設の所有者は、総合評価だけでなく、「丁寧度」などの他の項目も判断材料として、どの宿泊者に宿泊の許可を与えるかを決定することができる。ただし、この構成は必須ではなく、判断材料は1つの項目だけで構成されていてもよい。
また、第9の態様の評価システム10は、第1〜第8のいずれかの態様において、提案部(出力部12)を更に備えている。提案部は、利用者の評価に応じて、利用者に提供するサービスに関する情報を提供する。
この構成によると、利用者は、自己の評価に応じたサービスを選択することができる。例えば、提案部は、利用者の評価が高ければ、提案するサービスの種類を増やしたり、特別な待遇を受けることが可能である旨を提示したりする。具体的には、利用者が宿泊者である場合、宿泊者は、自己の評価が高ければ、宿泊したい宿泊施設を多くの選択肢から選択したり、例えばマッサージの無料券が付いた宿泊施設を選択したりすることができる。その他、宿泊者は、自己の評価が高ければ、宿泊料金の割引金額が大きくなったり、宿泊料金の割引率が大きくなったりすることで、宿泊料金を安く済ますことができる。
また、第10の態様の評価システム10では、第9の態様において、サービスに関する情報は、利用者の評価に応じて制限される情報である。
この構成によると、利用者は、提案されたサービスに基づいて、自己の評価がどのような評価であるかを判断することができる。例えば、利用者が宿泊者の場合、提案部は、宿泊者の評価が低ければ、予約画面に表示する宿泊施設の種類を減らす。この場合、宿泊者は、自己の要望に合った宿泊施設が予約画面に表示されていなければ、自己の評価が低いと判断することが可能である。この場合、宿泊者に対して自己の評価を高めるように意識させることが可能である。
また、第11の態様の評価システム10では、第1〜第10のいずれかの態様において、利用情報のうち少なくとも一部の情報は、施設5ごとに重み付けされている。
この構成によると、施設5ごとに利用者の評価を異ならせることが可能である。例えば、電気の使用量が比較的多い利用者は、電気の使用量を重視する施設5では総合評価が低くなるが、電気よりも水道、ガスの使用量を重視する施設5では総合評価が高くなる。ただし、この構成は必須ではなく、利用情報は、施設5ごとに重み付けられていなくてもよい。
また、第12の態様の評価方法は、取得ステップと、出力ステップとを含む。取得ステップは、施設5に用いられる機器50から、所定の期間における施設5の利用に関する利用情報を取得するステップである。出力ステップは、所定の期間が割り当てられている施設5の利用者の評価を出力するステップである。利用者の評価は、利用情報に基づいて得られる。
この方法によると、施設5の一時的な利用者がどのように施設5を利用したかを、利用者以外の者が把握することが可能になる。
また、第13の態様のプログラムは、コンピュータシステムに、取得処理と、出力処理とを実行させるためのプログラムである。取得処理は、施設5に用いられる機器50から、所定の期間における施設5の利用に関する利用情報を取得する処理である。出力処理は、所定の期間が割り当てられている施設5の利用者の評価を出力する処理である。利用者の評価は、利用情報に基づいて得られる。
このプログラムによると、施設5の一時的な利用者がどのように施設5を利用したかを、利用者以外の者が把握することが可能になる。
以上、本実施形態に係る評価システム10、評価方法、及びプログラムについて説明した。ただし、以上に説明した実施形態は、上記の変形例を含めて本発明の様々な実施形態の一つに過ぎず、上記の実施形態は、本発明の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
10 評価システム
11 取得部
12 出力部
5 施設
50 機器

Claims (13)

  1. 施設に用いられる機器から、所定の期間における前記施設の利用に関する利用情報を取得する取得部と、
    前記所定の期間が割り当てられている前記施設の利用者の評価を出力する出力部とを備え、
    前記利用者の前記評価は、前記利用情報に基づいて得られることを特徴とする評価システム。
  2. 前記利用情報は、複数の取得対象を含んでおり、
    前記複数の取得対象は、1以上のグループに分類され、
    前記利用者の前記評価は、グループごとの前記利用情報に基づいて得られることを特徴とする請求項1記載の評価システム。
  3. 前記利用情報は、前記所定の期間の経過後の前記施設の状態に関する情報、及び前記所定の期間の前後における前記施設の状態の変化に関する情報の少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の評価システム。
  4. 前記利用情報は、前記所定の期間における前記施設の状態に関する情報を含むことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の評価システム。
  5. 前記利用者の前記評価は、外部から取得した前記利用情報とは異なる評価条件と、前記利用情報とに基づいて得られることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の評価システム。
  6. 前記評価条件は、前記利用者に関する情報を含むことを特徴とする請求項5記載の評価システム。
  7. 前記利用者の前記評価は、前記利用者に対して前記施設の利用を許可するか否かの判断材料を含むことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の評価システム。
  8. 前記判断材料は、前記利用情報に応じて分類された複数の項目を含むことを特徴とする請求項7記載の評価システム。
  9. 前記利用者の前記評価に応じて、前記利用者に提供するサービスに関する情報を提案する提案部を更に備えていることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の評価システム。
  10. 前記サービスに関する情報は、前記利用者の前記評価に応じて制限される情報であることを特徴とする請求項9記載の評価システム。
  11. 前記利用情報のうち少なくとも一部の情報は、施設ごとに重み付けされていることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の評価システム。
  12. 施設に用いられる機器から、所定の期間における前記施設の利用に関する利用情報を取得する取得ステップと、
    前記利用情報に基づいて得られる、前記所定の期間が割り当てられている前記施設の利用者の評価を出力する出力ステップとを含む評価方法。
  13. コンピュータシステムに、
    施設に用いられる機器から、所定の期間における前記施設の利用に関する利用情報を取得する取得処理と、
    前記利用情報に基づいて得られる、前記所定の期間が割り当てられている前記施設の利用者の評価を出力する出力処理とを実行させるためのプログラム。
JP2016256884A 2016-12-28 2016-12-28 評価システム、評価方法、及びプログラム Pending JP2018109847A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016256884A JP2018109847A (ja) 2016-12-28 2016-12-28 評価システム、評価方法、及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016256884A JP2018109847A (ja) 2016-12-28 2016-12-28 評価システム、評価方法、及びプログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2018109847A true JP2018109847A (ja) 2018-07-12

Family

ID=62845130

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016256884A Pending JP2018109847A (ja) 2016-12-28 2016-12-28 評価システム、評価方法、及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2018109847A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021144664A (ja) * 2020-03-10 2021-09-24 株式会社tsumug 空間管理システム
JP2021144665A (ja) * 2020-03-10 2021-09-24 株式会社tsumug 空間管理システム
US20230162308A1 (en) * 2019-10-18 2023-05-25 Idependent-Urara Limited Liability Company Accommodation measure evaluation device, accommodation measure evaluation program, and accommodation measure evaluation method

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10156022A (ja) * 1996-11-27 1998-06-16 Amtex Kk 遊技場の会員管理システム
JP2000029943A (ja) * 1998-07-10 2000-01-28 Fujitsu Ltd 顧客勧誘支援方法
JP2007213324A (ja) * 2006-02-09 2007-08-23 Nissan Motor Co Ltd 運転評価サポートシステムおよび運転評価データ算出方法
JP2008250510A (ja) * 2007-03-29 2008-10-16 Fujitsu Ltd 評価情報管理装置、評価情報管理方法、評価情報管理プログラム
JP2010271825A (ja) * 2009-05-20 2010-12-02 Yokogawa Electric Corp エネルギー管理システム
JP2011227666A (ja) * 2010-04-19 2011-11-10 Fujitsu Ltd 施設管理支援装置、施設管理支援プログラム及び施設管理支援方法

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10156022A (ja) * 1996-11-27 1998-06-16 Amtex Kk 遊技場の会員管理システム
JP2000029943A (ja) * 1998-07-10 2000-01-28 Fujitsu Ltd 顧客勧誘支援方法
JP2007213324A (ja) * 2006-02-09 2007-08-23 Nissan Motor Co Ltd 運転評価サポートシステムおよび運転評価データ算出方法
JP2008250510A (ja) * 2007-03-29 2008-10-16 Fujitsu Ltd 評価情報管理装置、評価情報管理方法、評価情報管理プログラム
JP2010271825A (ja) * 2009-05-20 2010-12-02 Yokogawa Electric Corp エネルギー管理システム
JP2011227666A (ja) * 2010-04-19 2011-11-10 Fujitsu Ltd 施設管理支援装置、施設管理支援プログラム及び施設管理支援方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20230162308A1 (en) * 2019-10-18 2023-05-25 Idependent-Urara Limited Liability Company Accommodation measure evaluation device, accommodation measure evaluation program, and accommodation measure evaluation method
JP2021144664A (ja) * 2020-03-10 2021-09-24 株式会社tsumug 空間管理システム
JP2021144665A (ja) * 2020-03-10 2021-09-24 株式会社tsumug 空間管理システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Rafsanjani et al. Linking building energy consumption with occupants’ energy-consuming behaviors in commercial buildings: Non-intrusive occupant load monitoring (NIOLM)
Lee et al. An integrated cloud-based smart home management system with community hierarchy
US9721208B2 (en) Living activity inference device, program, and computer-readable recording medium
CN105210006B (zh) 用于管理需求响应事件的公共事业门户
JP2007048265A (ja) 住居の中の人物の遠隔人物追跡方法とその装置
CN109544746A (zh) 一种社区门禁系统控制方法及其装置
JP6350930B2 (ja) 生活サービス提案システム
JP6197258B2 (ja) 行動予測装置、プログラム
JP2018109847A (ja) 評価システム、評価方法、及びプログラム
Patrono et al. An innovative approach for monitoring elderly behavior by detecting home appliance's usage
JP6400834B2 (ja) 推薦装置、推薦決定方法、およびコンピュータプログラム
JP6493828B2 (ja) 外出支援装置、およびプログラム
KR20190028134A (ko) 비콘의 저전력 위치기반 통신 기술을 이용한 효율적인 호텔 서비스 대체 어플리케이션 장치 및 방법
JP2020155855A (ja) 宅内機器制御システム
JP2004108698A (ja) エネルギー監視システムおよびエネルギー監視装置
JP2011081673A (ja) 生活変化検出システムおよび生活変化検出方法
JP6846633B2 (ja) 情報配信システム、情報配信方法及びプログラム
JP6982815B2 (ja) 機器管理システム、機器管理方法及びプログラム
JP2018112888A (ja) 旅行提案システム、情報生成装置、旅行提案方法、情報生成方法及びプログラム
JP2017126134A (ja) 行動推定システム、情報端末の制御方法、プログラム及び行動推定方法
JP6811418B2 (ja) 報知システム、報知内容設定方法、及びプログラム
JP2016181274A (ja) 行動管理装置、プログラム、行動管理方法
JP6890304B2 (ja) 評価システム、評価方法、及びプログラム
JP7012278B2 (ja) 表示方法、プログラム及び表示システム
JP2016051404A (ja) 施錠管理装置、およびそれを用いた施錠管理システム

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20170117

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191021

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200831

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200929

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20210330