以下に説明する各実施形態及び変形例は、本発明の一例に過ぎず、本発明は、各実施形態及び変形例に限定されない。これらの実施形態及び変形例以外であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
(実施形態1)
本実施形態に係る旅行提案システム10及び第1サーバ100(情報生成装置)について、図1,2を用いて説明する。
(1)概要
本実施形態に係る旅行提案システム10は、図2に示すように、施設5のユーザに対して旅行を提案するためのシステムである。本実施形態における施設5は、電力の需要家の施設を意味しており、電力会社等の電気事業者から電力の供給を受ける施設だけでなく、太陽光発電設備等の自家発電設備から電力の供給を受ける施設も含む。本実施形態の施設5は、一例として戸建住宅である。
旅行提案システム10は、図1,2に示すように、第1サーバ100と第2サーバ200とを備える。第1サーバ100と第2サーバ200とは、ネットワーク4を介して互いに通信可能に構成されている(図2参照)。
施設5には、図2に示すように、計測システム20、ローカル装置40、複数の機器50及び複数のセンサ80が設けられている。機器50は、例えば、照明器具51、エアーコンディショナ52、電気給湯器、炊飯器及び洗濯機等のように、施設5に設置される様々な電気機器、設備機器等である。以下、個々の機器(照明器具51、エアーコンディショナ52、炊飯器及び洗濯機等)を特に区別しない場合には、各機器を「機器50」という。なお、機器50の各々は、ECHONET Lite(登録商標)に準拠した通信インタフェースを有しており、ローカル装置40と通信可能である。センサ80は、例えば電池から電力で動作する人感センサである。
旅行提案システム10の第1サーバ100は、機器50及びセンサ80の動作に関する機器関連情報を分析してユーザの属性情報を生成する。第1サーバ100は、生成した属性情報を第2サーバ200へネットワーク4を介して送信する。ここで、属性情報は、生活属性情報及び旅行属性情報のうちいずれかを含む情報である。生活属性情報は、ユーザの趣味、関心及び日常における生活状況のうち少なくともいずれかを含んでいる。旅行属性情報は、ユーザの旅行に関する情報であって旅行期間、時期及び旅行の日程のうち少なくともいずれかを含んでいる。機器関連情報とは、機器50の電力データ、機器50の稼働に関する情報(機器稼働情報)、及びセンサ80の検知結果のうち少なくともいずれかを含む情報である。機器関連情報に含まれる電力データは、系統電源9から電力の供給を受けて動作する機器(機器50)に対する電力データであり、電池の電力で動作する機器(センサ80)に対する電力データは含まれない。
旅行提案システム10の第2サーバ200は、第1サーバ100で生成された属性情報を取得する。第2サーバ200は、取得した属性情報に基づいた旅行情報を、ユーザに対して出力(提示)する。例えば、旅行情報は、情報端末3及び情報端末3aの少なくともいずれかで表示される。ここで、旅行情報は、ユーザに旅行の計画を提案する情報であって少なくとも旅行先を含んでいる。旅行情報は、例えば、旅行会社店が販売する旅行商品として企画された旅行プランである。旅行プランは、上述した旅行先の他、旅行の時期(日程)、宿泊先の情報、価格、食事の内容、施設情報、及びサービス等を含んでいる。ここで、施設情報とは、例えば露天風呂の有無を表す情報、施設内にレクレーション設備の有無を表す情報等である。また、サービスとは、オプションとしてマッサージのサービスである。なお、旅行情報は、旅行先(お出掛け先)の概念のみを含んでもよい。
(2)構成
次に、本実施形態に係る旅行提案システム10、計測システム20及びローカル装置40の構成について説明する。
(2.1)計測システム
まず、本実施形態に係る旅行提案システム10と併せて用いられる計測システム20の構成について、図2を参照しながら説明する。
計測システム20は、計測ユニット21と、通信アダプタ22と、電流センサ23,24とを備えている。計測ユニット21、通信アダプタ22、及び電流センサ23,24は、分電盤6のキャビネット内に配置されている。分電盤6は、系統電源9に電気的に接続される主幹ブレーカ61と、主幹ブレーカ61の二次側に電気的に接続された複数の分岐ブレーカ62とをキャビネット内に備えている。
計測ユニット21は、電流センサ23,24に電気的に接続されている。電流センサ23は、主幹ブレーカ61の一次側に設けられ、幹線を流れる電流の値を計測する。複数の電流センサ24は、複数の分岐ブレーカ62に対応して設けられ、複数の分岐回路70に流れる電流の値をそれぞれ計測する。ここでいう「分岐回路」は、複数の分岐ブレーカ62にて幹線から分岐された各回路を意味する。分岐回路70には、分岐ブレーカ62に接続される配線、照明器具や調理家電等の機器50、コンセント(アウトレット)、壁スイッチなどを含んでいる。このような分岐回路70は、本実施形態のように住宅からなる施設5においては、例えばリビング、寝室、玄関、トイレ、子供部屋、キッチン等の部屋ごと、又は機器50の種類ごとに設けられる。1つの分岐回路70には、1つの機器50が含まれてもよいし、複数の機器50が含まれてもよい。
計測ユニット21は、電流センサ23,24の出力を用いて、幹線及び複数の分岐回路70の各々について、消費電力と消費電力量との少なくとも一方を計測する。通信アダプタ22は、計測ユニット21で計測された計測値を、計測システム20の計測データ(電力データ)として施設5に設けられたローカル装置40へ送信する。
要するに、計測システム20の計測データは、施設5における幹線及び複数の分岐回路70の各々について、計測ユニット21で計測される消費電力と消費電力量との少なくとも一方を含んでいる。幹線の消費電力及び消費電力量は、施設5全体での総消費電力及び総消費電力量に相当する。つまり、計測データは、瞬時電力を表す消費電力であってもよいし、一定時間における電力の消費量(使用量)を表す消費電力量であってもよい。また、計測データは、消費電力と消費電力量との両方であってもよい。本実施形態では一例として、計測データは、消費電力を一定時間間隔(例えば2分間隔)で積算した消費電力量である。
(2.2)ローカル装置
ローカル装置40は、CPU(Central Processing Unit)、メモリ、及び通信インタフェースを有するコンピュータを主構成とする。ローカル装置40は、施設5に設置されている。ローカル装置40は、いわゆるHEMS(Home Energy Management System)コントローラであって、施設5に設置されているHEMS対応の機器50と通信し、機器50の動作状態の監視及び制御を行う。
ローカル装置40は、図1に示すように、第1通信部41と、第2通信部42と、処理部43とを備えている。コンピュータを主構成とするローカル装置40は、所定のプログラムを実行することにより、コンピュータを、第1通信部41、第2通信部42、及び処理部43として機能させる。
第1通信部41は、例えばイーサネット(登録商標)規格に準拠した通信インタフェースである。本実施形態では、第1通信部41は、ルータ7(図2参照)を介してネットワーク4に接続されており、第1サーバ100との間で、ネットワーク4を介して双方向の通信を行う。
第2通信部42は、施設5に設置された複数の機器50、計測システム20(通信アダプタ22)、及び複数のセンサ80との通信を行うための通信インタフェースである。すなわち、ローカル装置40は、施設5に設置された複数の機器50、計測システム20(通信アダプタ22)、及び複数のセンサ80との通信機能を有している。ローカル装置40(第2通信部42)と複数の機器50、計測システム20(通信アダプタ22)、及び複数のセンサ80との間の通信方式は、例えば、有線通信、又は、Wi−Fi(登録商標)及び免許を必要としない小電力無線(特定小電力無線)等の無線通信である。この種の小電力無線については、用途等に応じて使用する周波数帯域や空中線電力などの仕様が各国で規定されている。日本国においては、920MHz帯又は420MHz帯の電波を使用する小電力無線が規定されている。
また、ローカル装置40においては、少なくとも機器50の情報が登録されている。具体的には、ローカル装置40は、機器50について、例えば、種別(炊飯器、エアーコンディショナ、照明器具、又は洗濯機等)、個々の機器50を識別するための識別子(アドレス等)、及び機器50の名称等の情報を記憶している。機器50の名称については、情報端末3a等を用いてユーザが任意に設定でき、基本的には、例えば「リビング北東側・エアコン」のように、機器50が設置されている場所(エリア)と機器の種別との両方を特定可能な名称が設定される。
処理部43は、計測システム20から計測データを機器関連情報として取得し、取得した計測データに日時を対応付けて記憶部に一時的に記憶する。処理部43は、記憶部に蓄積されている計測システム20の計測データ及び対応付けられた日時を、定期的に第1通信部41から第1サーバ100に送信する。
処理部43は、各機器50から、機器50の動作に変化がある度に、機器50の状態を表す機器稼働情報を機器関連情報として第2通信部42を介して受信する。例えば、機器50がオフ状態からオン状態に切り替わると機器50がオン状態であることを表す機器稼働情報を、機器50から受け取る。機器50がオン状態からオフ状態に切り替わると機器50がオフ状態であることを表す機器稼働情報を、機器50から受け取る。処理部43は、機器50から受け取った機器稼働情報に、当該機器稼働情報を受け取った日時及び種別を対応付けて記憶する。処理部43は、記憶部に蓄積されている機器稼働情報と、対応付けられた日時及び種別とを、定期的に第1通信部41から第1サーバ100に送信する。
処理部43は、センサ80(人感センサ)から、検知結果を機器関連情報として第2通信部42を介して受信する。処理部43は、センサ80から受け取った検知結果に、当該検知結果を受け取った日時を対応付けて記憶する。処理部43は、記憶部に蓄積されているセンサ80の検知結果及び対応付けられた日時を、定期的に第1通信部41から第1サーバ100に送信する。
(2.3)旅行提案システム
まず、本実施形態に係る旅行提案システム10の構成について、図1,2を参照しながら説明する。
旅行提案システム10は、上述したように、第1サーバ100と第2サーバ200とを備える。
(2.3.1)第1サーバ
まず、第1サーバ100の構成について説明する。
第1サーバ100は、CPU、メモリ、及び通信インタフェースを有するコンピュータを主構成とする。第1サーバ100は、ネットワーク4を介してローカル装置40との間で様々な情報を授受したり、ネットワーク4を介して第2サーバ200との間で様々な情報を授受したりする。
第1サーバ100は、図1に示すように、処理部101と、記憶部102と、通信部103とを備える。コンピュータを主構成とする第1サーバ100は、所定のプログラムを実行することで、コンピュータを、処理部101(特に、後述する生成部110及び出力部111)、及び通信部103として機能させる。
処理部101は、定期的にローカル装置40から受信した計測データ及び対応付けられた日時を、記憶部102に記憶する。処理部101は、定期的にローカル装置40から受信した機器50の機器稼働情報と、対応付けられた日時及び種別とを、記憶部102に記憶する。処理部101は、定期的にローカル装置40から受信したセンサ80の検知結果及び対応付けられた日時を、記憶部102に記憶する。
処理部101は、図1に示すように、生成部110及び出力部111を有している。
生成部110は、ローカル装置40から受け取った計測データ、機器稼働情報及びセンサ80の検知結果のうち少なくともいずれかを用いて、上述した属性情報を生成する。本実施形態では、生成部110は、属性情報として、生活属性情報及び旅行属性情報の双方を生成する。属性情報を生成する詳細な動作については、後述する。
出力部111は、生成部110で生成された属性情報(生活属性情報及び旅行属性情報)を、通信部103を介して第2サーバ200へ送信する。
記憶部102は、例えばフラッシュメモリなどの電気的に書換可能な不揮発性の半導体メモリで構成される。記憶部102は、ローカル装置40から受け取った計測データ、機器稼働情報及び複数のセンサ80の検知結果を、施設5ごとに対応付けて記憶している。
通信部103は、第2サーバ200及びローカル装置40との通信を行うための通信インタフェースである。本実施形態では、通信部103は、インターネット等のネットワーク4に接続されており、第2サーバ200及びローカル装置40の各々との間で、ネットワーク4を介して双方向の通信を行う。
(2.3.2)第2サーバ
次に、第2サーバ200の構成について説明する。
第2サーバ200は、CPU、メモリ、及び通信インタフェースを有するコンピュータを主構成とする。第2サーバ200は、ネットワーク4を介して第1サーバ100との間で様々な情報を授受したり、ネットワーク4を介して情報端末3,3aとの間で様々な情報を教授したりする。
第2サーバ200は、図1に示すように、処理部201と、記憶部202と、通信部203とを備える。第2サーバ200は、上述したようにコンピュータを主構成としている。第2サーバ200は、所定のプログラムを実行することで、コンピュータを、処理部201(特に、後述する第1取得部210、第2取得部211、判断部212、出力部213、評価部214及び報知部215)、及び通信部203として機能させる。
処理部201は、図1に示すように、第1取得部210(情報取得部)、第2取得部211(状況取得部)、判断部212(提案判断部)、出力部213、評価部214及び報知部215を有している。
第1取得部210は、第1サーバ100で生成された属性情報を、第1サーバ100から通信部203を介して取得する。第1取得部210は、取得した属性情報に適した1つ以上の旅行情報(旅行プラン)を記憶部202から取得する。
第2取得部211は、第1取得部210で取得した1つ以上の旅行情報に含まれる旅行先の各々について、当該旅行先の状況を、外部のサーバから取得する。ここで、旅行先の状況とは、提案する旅行の時期における旅行先の混雑の度合、旅行先のお土産店、飲食店等の店での割引情報、又は気候等である。提案する旅行の時期における旅行先の混雑の度合は、過去の同時期の宿泊先の稼働率、宿泊状況等から分析可能である。気候は、過去の同時期の天気(特に気温)から分析可能である。
判断部212は、ユーザの属性情報に応じてユーザに旅行の計画を推奨するタイミングを判断する。具体的には、判断部212は、生活属性情報に基づいて、旅行情報をユーザに提示するかタイミングを判断する。例えば、属性情報からユーザが旅行好きであると推定される場合には、ユーザは、提案された旅行情報(旅行プラン)が提案されるたびに検討する可能性が高い。そのため、属性情報からユーザが旅行好きであることが推定される場合には、判断部212は、旅行情報を頻繁にユーザに提案すると判断する。例えば、判断部212は、旅行情報を1週間に1回提案すると判断する。ユーザが旅行好きと推定されない場合には、判断部212は、旅行情報を1ヶ月に1回提案すると判断する。
出力部213は、第1取得部210で取得された1つ以上の旅行情報を、判断部212で判断された提案のタイミングで通信部203を介してユーザに通知する。ここでは、出力部213は、通信部203を介して情報端末3又は情報端末3aの少なくともいずれかに旅行情報を出力する。出力部213は、第2取得部211で取得した旅行先の状況を、さらに通信部203を介してユーザに通知する。
評価部214は、ユーザに提案した旅行情報に対する評価を行う。例えば、評価部214は、ユーザに提案した旅行情報である旅行プランの実行又は不実行を特定する。評価部214は、旅行プランの実行又は不実行を特定するに限らず、例えば旅行プランに対するユーザからの旅行会社への問い合わせの有無を特定してもよい。
報知部215は、評価部214での評価結果と、ユーザの属性情報との相関関係を報知する。例えば、報知部215は、相関関係を表示装置300へ出力する。表示装置300は、例えば旅行会社に備えられた装置である。ここで、相関関係は、ユーザの属性情報と、ユーザに提案した旅行情報である旅行プランの実行又は不実行とを対応付けた情報である。なお、報知部215は、相関関係を表示装置300へ出力することに限らず、ユーザに相関関係を出力してもよい。
記憶部202は、例えばフラッシュメモリなどの電気的に書換可能な不揮発性の半導体メモリで構成される。記憶部202は、ユーザに提案するための複数の旅行情報(旅行プラン)と、属性情報とを対応付けた情報を記憶している。
また、記憶部202は、機器関連情報を分析することで得られたユーザに対する属性情報と、ユーザに提案した旅行情報とを対応付けた情報を記憶している。
通信部203は、第1サーバ100及び情報端末3,3aとの通信を行うための通信インタフェースである。本実施形態では、通信部203は、インターネット等のネットワーク4に接続されており、第1サーバ100及び情報端末3,3aの各々との間で、ネットワーク4を介して双方向の通信を行う。
(2.4)情報端末
情報端末3は、計測ユニット21の計測結果および旅行情報等を表示する専用のモニターである。情報端末3は、ユーザに情報を提示(表示)する機能を有する端末である。情報端末3は、CPU、メモリ、及び通信インタフェースを有するコンピュータを主構成とする。情報端末3は、専用のアプリケーションソフトをインストールし、このアプリケーションソフトを起動することにより、コンピュータを、表示制御部として機能させる。
情報端末3は、表示部31を有している。表示部31は、ユーザに情報を提示するための画面(画像等)を表示するように構成される。表示部31は、例えば、液晶ディスプレイ、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等の画像表示装置により実現される。
情報端末3は、例えばルータ7とケーブルにより接続されている。情報端末3は、ケーブルでルータ7に接続されることで、ルータ7及びネットワーク4を介して第2サーバ200と通信可能となる。これにより、情報端末3は、第2サーバ200で生成された旅行情報を表示部31で表示することができる。
情報端末3aは、一例として表示部31aを備えるスマートフォンである。情報端末3aは、CPU、メモリ、及び通信インタフェースを有するコンピュータを主構成とする。情報端末3aは、専用のアプリケーションソフトをインストールし、このアプリケーションソフトを起動することにより、コンピュータを、表示制御部として機能させる。また、情報端末3aは、ユーザの操作を受け付ける機能(操作部)を有している。
本実施形態では、情報端末3aはタッチパネルディスプレイを搭載しており、タッチパネルディスプレイが表示部31a及び操作部として機能する。ただし、操作部は、タッチパネルディスプレイに限らず、例えばキーボードやポインティングデバイス、メカニカルなスイッチなどであってもよい。
情報端末3aは、例えばルータ7との間でWi−Fi(登録商標)に準拠した近距離無線通信の機能を有している。情報端末3aが施設5内にある場合には、情報端末3aは、短距離無線通信によりルータ7およびネットワーク4を介して第2サーバ200と接続される。
情報端末3aが、施設5外にある場合には、通信事業者が提供する携帯電話網(キャリア網)を介して、ネットワーク4に接続される。携帯電話網には、例えば3G(第3世代)回線、LTE(Long Term Evolution)回線等がある。情報端末3は、公衆無線LAN(Local Area Network)を介してネットワーク4に接続されてもよい。
情報端末3aは、施設5の内外において、第2サーバ200で生成された旅行情報を表示部31aで表示することができる。
(3)旅行提案システムの動作
ここでは、旅行提案システム10の動作について説明する。
(3−1)第1サーバの動作
第1サーバ100の動作、具体的には、第1サーバ100が属性情報を生成する動作について、説明する。
まず、生活属性情報の生成の動作について説明する。
第1サーバ100の生成部110は、計測データ(機器関連情報)を用いて、過去1年間において施設5のユーザが特定の時間帯において不在となっている期間が現れる回数を取得する。例えば、生成部110は、計測データを分析して、特定の時間帯(例えば、19:00〜翌07:00)における総電力量が所定値(総待機電力量)以下であるか否かを判断する。総電力量が所定値以下である場合には、生成部110は、特定の時間帯においてユーザは不在である(外泊している)と判断する。例えば、8月1日における特定の時間帯(8月1日19:00〜翌07:00)及び8月2日における特定の時間帯(8月2日19:00〜翌07:00)では総電力量が所定値以下であると仮定する。8月3日における特定の時間帯(8月3日19:00〜翌07:00)のうちある時間帯では総電力量が所定値より大きい場合には、生成部110は、特定の時間帯で不在となる期間(2日間)を特定することができる。このようにして、生成部110は、過去1年間の計測データを分析して、ユーザが特定の時間帯において不在となっている期間(不在期間)が現れる回数を取得する。なお、期間には1日の場合も含まれる。
生成部110は、計測データ(機器関連情報)を用いて、過去1年間のうち休日におけるユーザの生活状況(休日生活状況)を取得する。例えば、生成部110は、過去1年間の計測データのうち休日の計測データを分析して、ユーザが休日には施設5に在宅する時間が長いか、外出する時間が長いかを特定し、その結果を休日生活状況とする。生成部110は、休日での特定の時間帯(例えば10:00〜19:00)における総電力量が所定値(総待機電力量)以下である場合には外出していると判断する。生成部110は、休日での特定の時間帯のうち総電力量が所定値より大きい時間帯が存在する場合にはユーザが施設5に在宅していると判断する。生成部110は、休日ごとに、当該休日の特定の時間帯におけるユーザの在・不在を判断して、在宅している日数と、外出している日数とを比較し、その結果を休日生活状況とする。
生成部110は、計測データ(機器関連情報)及びセンサ80(人感センサ)の検出結果(機器関連情報)を用いて、最近(例えば、過去1カ月間)でのユーザの帰宅時間を特定する。ここで、複数のセンサのうち1つのセンサ80(人感センサ)は施設5の玄関先に設けられているとする。生成部110は、計測データ及び玄関先に設けられたセンサ80の検出結果を分析して、ユーザの帰宅時間を取得する。具体的には、玄関先のセンサ80が人を検知してから所定時間内(例えば、3分以内)に施設5での総電力量が総待機電力量より大きくなった場合に、生成部110は、ユーザが帰宅したと推定する。生成部110は、玄関先のセンサ80が人を検知した時刻を帰宅時間とする。このようにして、生成部110は、過去1ヶ月間の計測データ及びセンサ80の検知結果を分析して、ユーザの日ごとの帰宅時間を推定する。生成部110は、推定した1ヶ月分の帰宅時間の平均値である平均帰宅時間を求める。なお、生成部110は、過去1ヶ月のうちユーザが仕事に出勤した日(例えば、平日)についての帰宅時間を推定することが好ましい。
生成部110は、計測データ(機器関連情報)を用いて、最近(例えば、過去1ヶ月間)でのユーザの睡眠時間を特定する。例えば、生成部110は、夜間、施設5のうち寝室に対する計測データを分析して、寝室における電力量が待機電力量以下となった時間から、寝室における電力が待機電力より大きくなった時間までを睡眠時間とする。このようにして、生成部110は、過去1ヶ月の日ごとの睡眠時間を取得する。生成部110は、日ごとの睡眠時間から過去1ヶ月の平均睡眠時間を求める(特定する)。
生成部110は、計測データ(機器関連情報)を用いて、最近(例えば、過去1ヶ月間)でのユーザの入浴時間を特定する。例えば、生成部110は、浴室の照明器具51の計測データを解析して、浴室の照明器具51の電力量が待機電力量より大きい時間帯を入浴時間とする。このようにして、生成部110は、過去1ヶ月の日ごとの入浴時間を取得する。生成部110は、日ごとの入浴時間から過去1ヶ月の平均入浴時間を求める(特定する)。なお、生成部110は、機器50として電気給湯器が施設5に備えられている場合には、例えば、浴室の照明器具51の電力が待機電力より大きく、かつ浴室のシャワー等により電気給湯器が使用されている場合に、ユーザは入浴していると特定してもよい。
生成部110は、機器50ごとの機器稼働情報(機器関連情報)を用いて、最近(例えば、過去1ヶ月間)での機器50ごとの使用状況を特定する。生成部110は、機器50の機器稼働情報を解析して、過去1ヶ月間において機器50が使用された回数をカウントする。例えば、生成部110は、機器50の機器稼働情報を解析して、機器50の状態がオフ状態からオン状態に切り替わった場合に、使用回数として1をカウントする。このようにして、生成部110は、最近(例えば、過去1ヶ月間)での機器50ごとの使用状況を特定する。
生成部110は、過去1年間で不在期間が現れる回数、過去1年間の休日生活状況、過去1か月間での平均帰宅時間、平均睡眠時間、平均入浴時間及び機器50ごとの使用状況のうち少なくとも1つを含む生活属性情報を、第2サーバ200へ送信する。なお、生活属性情報に機器50ごとの使用状況を含める場合には、使用状況と対応する機器50との組として生活属性情報に含める。
上述したように、生成部110は、過去1年間で不在期間が現れる回数を特定している。この不在期間は、旅行している期間と推定することができるので、過去1年間で不在期間が現れる回数を過去1年間での旅行回数と推定することができる。つまり、不在期間の回数はユーザが旅行好きであるか、言い換えると旅行を趣味としているかを表す情報として捉えることができる。
生成部110は、過去1年間の休日生活状況を特定している。例えば、休日の生活状況が外出している日数よりも在宅している日数が多い場合には、ユーザは施設5内でリラックスして休日を過ごしていると判断することができる。逆に、休日の生活状況が在宅している日数よりも外出している日数が多い場合には、ユーザは施設5外でアクティブに活動を行って休日を過ごしていると判断することができる。つまり、休日生活状況は、ユーザの休日の過ごし方を表す情報、言い換えるとユーザの休日における生活状況を表す情報として捉えることができる。
また、生成部110は、過去1か月間の平均入浴時間を特定している。平均入浴時間が長いと、ユーザは、長風呂(お風呂好き)といった生活状況(生活習慣)の持ち主と推定することができる。つまり、平均入浴時間は、日常におけるユーザの入浴に関する生活状況を表す情報として捉えることができる。
生成部110は、過去1ヶ月間での機器50ごとの使用状況を特定している。例えば、機器50は、美容関連の機器(美容関連機器)であると仮定する。この場合、美容関連機器が過去1ヶ月間において非常によく使用されている場合(例えば、1日1回使用されている場合)、ユーザは美容に関心があると推定することができる。また、機器50は、マッサージ機であると仮定する。この場合、ユーザは仕事、又は家事等で忙しく疲れが溜まっているためマッサージ機を使用していると推定できる。マッサージ機の使用回数が多いと、マッサージ好きである、又は普段の生活において忙しく疲れが溜まっている状況であると推定できる。つまり、機器50ごとの使用状況は、当該機器50に関連する事項に関心がある情報、又は日常における生活状況を表す情報として捉えることができる。
生成部110は、過去1か月間の平均帰宅時間及び平均睡眠時間を特定している。例えば、平均帰宅時間が遅い場合には、ユーザは忙しい生活を送っていると推定することができる。また同様に、平均睡眠時間が短い場合も、ユーザは忙しい生活を送っていると推定することができる。つまり平均帰宅時間及び平均睡眠時間は、ユーザの過去1か月間における日常の生活状況を表す情報として捉えることができる。
以上により、生活属性情報は、ユーザの趣味、関心及び日常の生活状況の少なくともいずれかを含む情報として捉えることができる。
次に、旅行属性情報の生成の動作について説明する。
第1サーバ100の生成部110は、計測データ(機器関連情報)を用いて、過去1年間において現れるユーザの不在期間すべてを取得する。不在期間の取得方法については、回数を取得する動作を説明した際に既に説明しているので、ここでの説明は省略する。生成部110は、取得した不在期間ごとに、当該不在期間の日数を求める。例えば、8月1日〜8月2日の期間が不在期間である場合には、不在期間の日数は2となる。生成部110は、求めたすべての日数及びすべての不在期間を用いて、日数と当該日数からなる不在期間の数とを対応付けた情報(例えば、ヒストグラム)を作成する。以下、日数と当該日数からなる不在期間の数とを対応付けた情報を、旅行期間ヒストグラムという場合がある。
生成部110は、計測データに対応付けられた日時を基に、取得したすべての不在期間に対して、不在期間が現れる時期を特定する。時期は、例えば季節、月である。不在期間が8月に現れている場合には、“夏”又は“8月”を当該不在期間が現れる時期として特定する。
生成部110は、計測データに対応付けられた日時を基に、取得したすべての不在期間に対して、不在期間の開始曜日と終了曜日とを特定する。
生成部110は、日数と当該日数からなる不在期間の数とを対応付けた情報、取得したすべての不在期間のそれぞれに対応するすべての時期及びすべての開始曜日と終了曜日との組のうち少なくとも1つを含む旅行属性情報を、第2サーバ200へ送信する。
上述したように、不在期間は、旅行している期間と推定することができる。そのため、生成部110で取得された不在期間の日数は、1回の旅行における旅行期間とみなすことができる。日数と当該日数からなる不在期間の数とを対応付けた情報を生成部110が生成することで、ユーザが好む旅行1回当たりの旅行の日数(旅行期間)を推定することができる。
生成部110は、不在期間が現れる時期を特定している。不在期間は、旅行期間とみなすことができるため、不在期間が現れる時期は旅行の時期とみなすことができる。つまり、不在期間が現れる期間を特定することで、ユーザが好んで旅行する時期を推定することができる。
生成部110は、不在期間の開始曜日及び終了曜日を特定している。不在期間は、旅行期間とみなすことができるため、不在期間の開始曜日及び終了曜日の組は、旅行日程とみなすことができる。つまり、不在期間の開始曜日及び終了曜日を特定することで、ユーザが好む旅行日程を推定することができる。
以上により、旅行属性情報は、ユーザの旅行に関する情報として捉えることができる。
(3−2)第2サーバの動作
ここでは、第2サーバ200の動作、具体的には、第2サーバ200がユーザに対して旅行情報を提案する動作について、説明する。
処理部201の第1取得部210は、通信部203を介して、属性情報を受け取る。第1取得部210は、取得した属性情報に適した1つ以上の旅行情報(旅行プラン)を記憶部202から取得する。
第1取得部210は、属性情報として生活属性情報を受け取り、当該生活属性情報に休日生活状況が含まれている場合には、休日生活情報に応じた1つ以上の旅行情報を取得する。例えば、休日生活情報が在宅している日数が多いことを表す場合には、第1取得部210は、ホテル内で楽しめる旅行プラン(レクレーション設備を保有しているホテルでの宿泊を含む旅行プラン等)を取得する。休日生活情報が外出している日数が多いことを表す場合には、第1取得部210は、アウトドアで楽しめる旅行プランを取得する。
第1取得部210は、属性情報として生活属性情報を受け取り、当該生活属性情報に平均帰宅時間が含まれている場合には、平均帰宅時間に応じた1つ以上の旅行情報を取得する。例えば、平均帰宅時間が所定の時刻(例えば、21:00)以降である場合には、第1取得部210は、例えばリラックスできる旅行情報を取得する。リラックスできる旅行情報とは、マッサージのサービスが含まれる旅行プランである。
第1取得部210は、属性情報として生活属性情報を受け取り、当該生活属性情報に平均睡眠時間が含まれている場合には、平均睡眠時間に応じた1つ以上の旅行情報を取得する。例えば、平均睡眠時間が所定時間(例えば、5時間)未満である場合には、第1取得部210は、例えばリラックスできる旅行情報を取得する。
第1取得部210は、属性情報として生活属性情報を受け取り、当該生活属性情報に平均入浴時間が含まれている場合には、平均入浴時間に応じた1つ以上の旅行情報を取得する。例えば、平均入浴時間が1時間以上である場合には、第1取得部210は、露天風呂が備えられている宿泊先を含む温泉付きの旅行情報を取得する。
第1取得部210は、属性情報として生活属性情報を受け取り、当該生活属性情報に機器50ごとの使用状況が含まれている場合には、複数の機器50のうち特定の機器50の使用状況に応じた1つ以上の旅行情報を取得する。例えば、特定の機器50がマッサージ機であると仮定する。過去1ヶ月間でのマッサージ機の使用回数が所定回数(例えば、20回)以上である場合には、第1取得部210は、マッサージ好きと推定されるユーザに提案する旅行情報してプランにマッサージのサービスが含まれる旅行情報を取得する。また、第1取得部210は、普段の生活において忙しく疲れが溜まっている状況であると推定されるユーザに提案する旅行情報してプランにマッサージのサービスが含まれる旅行情報、及び露天風呂が備えられている宿泊先を含む温泉付きの旅行情報を取得する。なお、第1取得部210は、プランにマッサージのサービスが含まれる旅行情報、及び露天風呂が備えられている宿泊先を含む温泉付きの旅行情報のうちいずれか一方を取得してもよい。また、例えば、特定の機器50が美容関連機器であると仮定する。第1取得部210は、過去1ヶ月間での美容関連機器の使用回数が所定回数(例えば、20回)以上である場合には、美肌に効果的な食事を提供する食事プランを含む旅行情報を取得する。
第1取得部210は、属性情報として旅行属性情報を受け取り、当該旅行属性情報に旅行期間ヒストグラムが含まれている場合には、過去1年間において出現回数が最も多い不在期間を宿泊数とする旅行情報を取得する。
第1取得部210は、属性情報として旅行属性情報を受け取り、当該旅行属性情報に不在期間の時期が含まれている場合には、不在となる時期が最も多い時期を旅行時期とする旅行情報を取得する。
第1取得部210は、属性情報として旅行属性情報を受け取り、当該旅行属性情報に不在期間ごとに当該不在期間の開始曜日と終了曜日との組が含まれている場合には、最も多い開始曜日と終了曜日との組み合わせを旅行日程とする旅行情報を取得する。
第2取得部211は、第1取得部210で取得された1つ以上の旅行情報各々について、当該旅行情報に含まれる旅行先の状況を、外部のサーバから取得する。
判断部212は、属性情報としての生活属性情報に過去1年間で不在期間が現れる回数が含まれている場合には、当該回数に応じて、旅行情報を提案するタイミングを判断する。例えば、判断部212は、当該回数が6以上である場合には、旅行好きであると推定し、旅行情報を1週間に1回提案すると判断する。
出力部213は、第1取得部210で取得した1つ以上の旅行情報、及び第2取得部211で取得した旅行先の状況を、判断部212で判断されたタイミングで、ユーザに通知する。
これにより、ユーザは、旅行提案システム10から旅行の提案を受けることができる。例えば、冬の時期に、金曜日を出発日として2泊3日の旅行を行うことが多いユーザは、旅行時期が冬であり、宿泊数が2泊であり、旅行日程として旅行の開始曜日を金曜日とし終了曜日を日曜日とする旅行情報(旅行プラン)の提案を受けることができる。または、上記ユーザは、宿泊数が2泊であり、旅行日程として旅行の開始曜日を金曜日とし終了曜日を日曜日とする旅行情報(旅行プラン)の提案を受けることができる。
次に、第2サーバ200が旅行の提案後に行う評価の動作について説明する。
第2サーバ200は、ユーザに提案した1つ以上の旅行情報を記憶部202に予め記憶している。また、ユーザに提案した1つ以上の旅行情報の各々には、当該旅行情報を取得する際の条件となった属性情報が対応付けられている。
評価部214は、ユーザによる旅行の申し込みの有無を他のサーバから取得する。ユーザによる旅行の申し込みがあった場合には、評価部214は、当該旅行に対する旅行情報を特定する。評価部214は、特定した旅行情報が、記憶部202で記憶しているユーザに提案した1つ以上の旅行情報のいずれかと同一であるか否かを判断する。特定した旅行情報がユーザに提案した1つ以上の旅行情報のいずれかと同一であると判断する場合、評価部214は、当該旅行情報に対する旅行プランが実行され、残りの旅行情報に対する旅行プランは不実行であると特定する。
報知部215は、評価部214での旅行情報ごとの評価結果(実行又は不実行)と、旅行情報ごとに対応付けられた属性情報との相関関係を生成し、生成した相関関係を表示装置300へ出力する。
なお、第1取得部210は、生活属性情報に複数の情報が含まれている場合には、各々の情報について旅行情報を取得する。例えば、生活属性情報に、休日生活状況及び平均帰宅時間が含まれている場合には、第1取得部210は、休日生活状況に応じた1つ以上の旅行情報、及び平均帰宅時間に応じた1つ以上の旅行情報を取得する。出力部213は、休日生活状況に応じた1つ以上の旅行情報、及び平均帰宅時間に応じた1つ以上の旅行情報をユーザに通知する。また、旅行属性情報に複数の情報が含まれている場合も同様に、第1取得部210は、各々の情報について旅行情報を取得する。さらに、属性情報として生活属性情報及び旅行属性情報が含まれている場合にも同様に、第1取得部210は、各々の情報について旅行情報を取得する。
なお、生活属性情報に複数の情報が含まれている場合、旅行属性情報に複数の情報が含まれている場合に、個々の情報で取得されたすべての旅行情報のうち共通する1つ以上の旅行情報を、出力部213は、出力してもよい。また同様に、属性情報に生活属性情報と旅行属性情報とが含まれている場合においても、個々の情報で取得されたすべての旅行情報のうち共通する1つ以上の旅行情報を、出力部213は、出力してもよい。例えば、生活属性情報に、休日生活状況及び平均帰宅時間が含まれている場合には、出力部213は、休日生活状況に応じた1つ以上の旅行情報及び平均帰宅時間に応じた1つ以上の旅行情報のうち共通する1つ以上の旅行情報をユーザに通知してもよい。
(実施形態2)
本実施形態では、第2サーバ200が第1取得部210で取得した1つ以上の旅行情報をさらに選別する点が、実施形態1とは異なる。以下、本実施形態では、実施形態1と異なる点を中心に説明する。なお、実施形態1と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を適宜省略する。
本実施形態の第2サーバ200は、図3に示すように、処理部201、記憶部202及び通信部203を備える。処理部201は、図3に示すように、第1取得部210(情報取得部)、第2取得部211(状況取得部)、出力部213、評価部214、報知部215、第1判断部216(提案判断部)及び第2判断部217(出力判断部)を有している。本実施形態の第2サーバ200は、実施形態1と同様に、コンピュータを主構成としている。本実施形態の第2サーバ200は、所定のプログラムを実行することで、コンピュータを、第1取得部210、第2取得部211、出力部213、評価部214、報知部215、第1判断部216、第2判断部217及び通信部203として機能させる。
第1判断部216は、実施形態1の判断部212と同様の機能を有しているので、ここでの説明は省略する。
第2判断部217は、第2取得部211で取得された旅行先の状況を基に、当該旅行先を含む旅行情報を、ユーザに通知するか否かを判断する。例えば、ユーザが年配の人であると仮定する。この場合、提案する旅行の時期での旅行先の気候が寒い場合には、当該旅行先を含む旅行情報の提案を止める。また、ユーザに小さい子供がいると仮定する。この場合、提案する旅行の時期での旅行先が混雑している場合には、当該旅行先を含む旅行情報の提案を止める。
出力部213は、第1取得部210で取得された1つ以上の旅行情報のうち第2判断部217で通知すると判断した旅行情報を、ユーザに通知する。このとき、出力部213は、通知すると判断された旅行情報に対応する旅行先の状況をもユーザに通知する。
ユーザが年配の人である場合、ユーザは旅行先として寒い地域を避ける傾向にある。また、ユーザに小さい子供がいる場合、ユーザは旅行先として混雑している場所を避ける傾向にある。そこで、本実施形態のように、第2サーバ200が旅行先の状況を基に当該旅行先を含む旅行情報をユーザに通知するか否かを判断することで、ユーザが避ける傾向にある旅行先を提案から除外することができる。
(変形例)
以下に、変形例について列記する。なお、以下に説明する変形例は、上記各実施形態と適宜組み合わせて適用可能である。
上記各実施形態では、第1サーバ100の生成部110は、機器関連情報を用いて属性情報を生成する構成としたが、この構成に限定されない。生成部110は、ユーザのスケジュールを基に、属性情報を生成してもよい。例えば、ユーザの過去のスケジュールに旅行が含まれている場合には、スケジュールに含まれる旅行の回数、期間(日数)、日程(開始曜日と終了曜日との組)を特定することができる。生成部110は、これらの情報のうち少なくとも1つの情報を含む旅行属性情報を生成する。
または、生成部110は、ユーザのスケジュールから生活属性情報を生成してもよい。例えば、スケジュールにゴルフが予定されていれば、ユーザの趣味はゴルフと特定する。また、作成部110は、仕事に関するスケジュールから仕事が忙しいか否かを判別して、ユーザの生活状況を特定してもよい。
または、生成部110は、機器関連情報及びユーザのスケジュールの双方を用いて、属性情報を生成してもよい。
つまり、生成部110は、施設5に備えられた機器50の動作に関する機器関連情報及び施設5のユーザのスケジュールのうち少なくともいずれかを分析して属性情報を生成してもよい。
上記各実施形態では、旅行情報は、旅行会社店が販売する旅行商品として企画された旅行プランとする構成としたが、この構成に限定されない。旅行情報は、旅行先のみの情報であってもよい。
上記各実施形態では、生成部110は、計測データ(電力データ)を基に旅行属性情報を生成する構成としたが、この構成に限定されない。生成部110は、機器50の機器稼働情報を基に旅行属性情報を生成してもよいし、センサ80の検知結果を基に旅行属性情報を生成してもよい。または、生成部110は、電力データ、機器稼働情報及びセンサ80の検知結果の組み合わせにより旅行属性情報を生成してもよい。例えば、生成部110は、特定の機器50(例えば照明器具51)が夜間利用されているか否かによりユーザの在、不在を判断する。具体的には、生成部110は、夜間電源がオフ状態である場合には、ユーザは不在と判断する。不在期間を求めた後の旅行属性情報の作成の動作については、既に説明しているので、ここでの説明は省略する。
上記各実施形態では、センサ80の検知結果は、生活属性情報を生成する際に機器50の計測データとともに用いられる構成としたが、この構成に限定されない。生成部110は、センサ80の検知結果のみで生活属性情報を生成してもよい。例えば、生成部110は、過去1か月間のセンサ80の検知結果のみでユーザの日ごとの帰宅時間を推定する。
また、生成部110は、生活属性情報を生成する際の情報の組み合わせは、センサ80の検知結果と機器50の計測データとの組み合わせに限らず、他の情報の組み合わせであってもよい。例えば、生成部110は、機器50の計測データと機器稼働情報との組み合わせから生活属性情報を生成してもよい。つまり、生成部110は、機器50の計測データ、機器稼働情報及びセンサ80の検知結果のうち少なくともいずれかの情報を機器関連情報として用いて生活属性情報を生成してもよい。
上記各実施形態では、第2サーバ200の第2取得部211が取得する旅行先の状況は、過去のデータから分析された情報であるとしたが、これに限定されない。例えば、旅行情報として旅行先のみを含む場合には、旅行先の現時点での状況、又は現時点から1週間以内の旅行先の状況を、旅行先の状況としてもよい。現時点から1週間以内の旅行先の状況とは、例えば、1週間以内に行われる旅行先での催し物の情報等である。これにより、ユーザに旅行先の状況としてリアルタイム性を有する情報を提供することができる。
上記各実施形態では、旅行提案システム10は、第1サーバ100と第2サーバ200とを含む構成としたが、この構成に限定されない。旅行提案システム10は、第1サーバ100を含まない構成であってもよい。
上記各実施形態では、記憶部102は、第1サーバ100に備えられている構成としたが、この構成に限定されない。記憶部102は、第1サーバ100とは異なる装置(外部装置)に設けられていてもよい。また、記憶部202も同様に、第2サーバ200とは異なる装置(外部装置)に設けられていてもよい。
上記各実施形態において、旅行提案システム10の少なくとも一部の機能は、例えばクラウド(クラウドコンピューティング)によって実現されてもよい。また、第1サーバ100、第2サーバ200及びローカル装置40の各々の機能は分散されて設けられていてもよい。
上記各実施形態において、機器50は、ECHONET Lite(登録商標)に準拠した通信インタフェースを有しているとしたが、この構成に限定されない。機器50は、他の規格に準拠した通信インタフェースを有して、ローカル装置40と通信可能であってもよい。または、機器50は、無線又は有線によってローカル装置40と通信可能であってもよい。
上記各実施形態では、第1サーバ100は、計測システム20から施設5の計測データを取得している。第1サーバ100は、分電盤6の幹線の計測値(消費電力と消費電力量との少なくとも一方)を施設5の計測データとして取得してもよい。この場合、計測システム20は、電流センサ24を有さずに、電流センサ23だけを有していてもよい。また、第1サーバ100は、計測システム20の代わりに、スマートメータから施設5の計測データ(消費電力量)を取得してもよい。また、第1サーバ100は、スマートメータで計測された幹線の消費電力(消費電力量)から、いわゆるディスアグリゲーション技術により、特定の分岐回路又は電気機器の消費電力(消費電力量)を抽出してもよい。
上記各実施形態では、「施設」は、電力の需要家の施設を意味しているが、これに限定されない。例えば、旅行提案システム10は、水の需要家の施設に用いられてもよい。この場合、施設の利用状況は、例えば、施設での水の消費量である。また、旅行提案システム10は、ガスの需要家の施設に用いられてもよい。この場合、施設の計測データは、例えば、施設でのガスの消費量である。要するに、旅行提案システム10が用いられる施設は、電力、水、ガス等の資源の供給を受ける施設であればよい。
(まとめ)
以上説明したように、第1の態様の旅行提案システム10は、第1取得部210(情報取得部)と、出力部213とを備える。第1取得部210は、施設5に備えられた機器50の動作に関する機器関連情報及び施設5のユーザのスケジュールのうち少なくともいずれかを分析して得られたユーザの属性情報を取得する。出力部213は、属性情報に基づいた情報であって少なくとも旅行先を含み、ユーザに旅行の計画を促せる旅行情報を出力する。
この構成によると、旅行提案システム10は、ユーザの属性情報を基に、ユーザに旅行の計画を提案することができる。旅行提案システム10は、機器関連情報及びユーザのスケジュールのうち少なくとも一方を管理することで、管理している情報から属性情報を基にしてユーザに旅行情報を提案することができる。つまり、旅行提案システム10は、ユーザの日々の生活において、別の行動(旅行)を行う計画を立てるきっかけを与えることができる。そのため、旅行提案システム10は、ユーザが旅行の機会を逃したり、旅行することで心身ともリフレッシュできなかったりすることで被る不利益を低くすることができる。
第2の態様の旅行提案システム10では、第1の態様において、属性情報は、ユーザの趣味、関心及び生活状況のうち少なくともいずれかを含む生活属性情報を含む。出力部213は、生活属性情報に適した旅行情報を出力する。この構成によると、旅行提案システム10は、ユーザの趣味、関心及び生活状況のうち少なくともいずれかに適した旅行の計画を提案することができる。
第3の態様の旅行提案システム10では、第1又は第2の態様において、属性情報は、ユーザの旅行に関する情報であってユーザが好む旅行期間、時期及び旅行の日程のうち少なくともいずれかを含む旅行属性情報を含む。出力部213は、旅行属性情報に適した旅行情報を出力する。この構成によると、旅行提案システム10は、ユーザが好む旅行期間、時期及び旅行の日程のうち少なくともいずれかに適した旅行の計画を提案することができる。
第4の態様の旅行提案システム10では、第1〜第3のいずれかの態様において、旅行情報は、旅行会社が企画する旅行の旅行プランである。出力部213は、属性情報に適した旅行プランを出力する。この構成によると、旅行提案システム10は、旅行会社が企画する旅行プランを、ユーザに提案することができる。
第5の態様の旅行提案システム10は、第1〜第4のいずれかの態様において、旅行情報に含まれる旅行先について提案する旅行の時期の旅行先の状況を取得する第2取得部211(状況取得部)を、さらに備える。出力部213は、さらに、旅行先の状況を出力する。この構成によると、旅行提案システム10は、さらに旅行先の状況を出力するので、ユーザは旅行先の状況を考慮して、旅行の計画を立てることができる。
第6の態様の旅行提案システム10は、第1〜第4のいずれかの態様において、第2取得部211(状況取得部)と、第2判断部217(出力判断部)とを、さらに備える。第2取得部211は、旅行情報に含まれる旅行先について提案する旅行の時期の当該旅行先の状況を取得する。第2判断部217は、旅行先の状況を基に、旅行情報を出力するか否かを判断する。第2判断部217で旅行情報を出力すると判断された場合に、出力部213は、旅行情報を出力する。この構成によると、旅行提案システム10は、旅行先の状況を基に、旅行情報の出力の判断を行うので、ユーザに不適切な旅行情報を通知することを抑止することができる。
第7の態様の旅行提案システム10は、第1〜第6のいずれかの態様において、属性情報と、出力部213で出力された旅行情報の評価との相関関係を報知する報知部215を、さらに備える。この構成によると、旅行提案システム10は、属性情報と旅行情報の評価との相関関係を報知する。そのため、相関関係の報知を受けた人は、属性情報と旅行情報の評価との相関関係を知ることができる。
第8の態様の旅行提案システム10では、第7の態様において、報知部215は、属性情報と、ユーザによる旅行情報に基づいた旅行の実行又は不実行とを対応付けた情報を、相関関係として報知する。この構成によると、相関関係の報知を受けた人は、ユーザがどのような状況である場合に、どのような旅行を行ったかを分析すること、つまりユーザが好む旅行を知ることができる。
第9の態様の旅行提案システム10では、第1〜第8のいずれかの態様において、属性情報は、ユーザの旅行の頻度を含む。旅行提案システム10は、ユーザの旅行の頻度に応じてユーザに旅行の計画を提案するタイミングを判断する判断部212(提案判断部、第1判断部216)を、さらに備える。出力部213は、判断部212(第1判断部216)で判断された提案のタイミングで旅行情報を出力する。この構成によると、旅行提案システム10は、ユーザに旅行情報を提案するタイミングを判断することができる。例えば、旅行好きなユーザに対しては、頻繁に提案を行うことができる。
第10の態様の旅行提案システム10は、第1〜第9のいずれかの態様において、機器関連情報及びスケジュールのうち少なくとも一方を分析して属性情報を生成する生成部110を、さらに備える。この構成によると、旅行提案システム10は、機器関連情報及びスケジュールのうち少なくとも一方を分析して属性情報を生成することができる。
第11の態様の旅行提案システム10では、第10の態様において、機器関連情報は、機器50の電力データ(計測データ)、機器50が稼働しているか否かを表す稼働データ(機器稼働情報)、及びセンサ80の検知結果のうち少なくともいずれかを含んでいる。この構成によると、旅行提案システム10は、機器50の電力データ、機器50の稼働データ、及びセンサ80の検知結果を管理することで、属性情報を生成することができる。つまり、旅行提案システム10は、機器50の電力データ、機器50の稼働データ、及びセンサ80の検知結果を管理することで、ユーザに旅行の計画を提案することができる。
第12の態様の情報生成装置(第1サーバ100)は、生成部110と、出力部111とを備える。生成部110は、施設5に備えられた機器50の動作に関する機器関連情報及び施設5のユーザのスケジュールのうち少なくともいずれかを分析してユーザの属性情報を生成する。出力部111は、第1〜第9のいずれかの態様の旅行提案システム10に属性情報を出力する。
この構成によると、情報生成装置は、生成した属性情報を基に、旅行提案システム10に旅行の計画の提案を行わせることできる。つまり、情報生成装置は、ユーザの属性情報を基に、ユーザに旅行の計画を提案することができる。
第13の態様の情報生成装置では、第12の態様において、生成部110は、機器関連情報及びユーザのスケジュールのうち少なくともいずれかに基づいて、ユーザの生活に関する生活属性情報を、属性情報として生成する。この構成によると、情報生成装置は、機器関連情報及びスケジュールのうち少なくとも一方を分析して属性情報を生成することができる。
第14の態様の情報生成装置では、第13の態様において、機器関連情報は、機器50の電力データ、機器50が稼働しているか否かを表す稼働データ(機器稼働情報)、及びセンサ80の検知結果のうち少なくともいずれかを含む。生成部110は、機器関連情報を分析して、ユーザの趣味、関心及び生活状況のうち少なくともいずれかを含む生活属性情報を生成する。この構成によると、情報生成装置は、施設5に備えられた機器50の電力データ、機器50の稼働データ、及びセンサ80の検知結果を管理することで、属性情報を生成することができる。つまり、情報生成装置は、施設5に備えられた機器50の電力データ、機器50の稼働データ、及びセンサ80の検知結果を管理することで、ユーザに旅行の計画を提案することができる。
第15の態様の情報生成装置では、第13又は14の態様において、機器50の電力データ及びセンサ80の検知結果を分析して、ユーザの生活状況を少なくとも含む生活属性情報を生成する。この構成によると、情報生成装置は、機器50の電力データ及びセンサ80の検知結果を管理することで、属性情報を生成することができる。つまり、情報生成装置は、機器50の電力データ及びセンサ80の検知結果を管理することで、ユーザに旅行の計画を提案することができる。
第16の態様の情報生成装置では、第12〜15のいずれかの態様において、機器関連情報は、機器50の電力データを含んでいる。生成部110は、機器関連情報に基づいて、ユーザの旅行に関する旅行属性情報を、属性情報として生成する。この構成によると、情報生成装置は、機器の電力データを管理することで、属性情報を生成することができる。つまり、情報生成装置は、施設5に備えられた機器の電力データを管理することで、ユーザに旅行の計画を提案することができる。
第17の態様の情報生成装置では、第16の態様において、生成部110は、機器50の電力データに基づいてユーザの不在期間を特定する。生成部110は、不在期間をユーザが旅行した期間として、ユーザが好む旅行の日数、旅行の時期及び旅行の日程のうち少なくともいずれかを含む旅行属性情報を生成する。この構成によると、情報生成装置は、機器の電力データを管理することで、ユーザが好む旅行期間、時期及び旅行の日程のうち少なくとも含む旅行属性情報を生成することができる。
第18の態様の旅行提案方法は、情報取得ステップと、出力ステップとを含む。情報取得ステップは、施設5に備えられた機器50の動作に関する機器関連情報及び施設5のユーザのスケジュールのうち少なくともいずれかを分析して得られたユーザの属性情報を取得する。出力ステップは、属性情報に基づいた情報であって少なくとも旅行先を含み、ユーザに旅行の計画を促せる旅行情報を出力する。
この旅行提案方法によると、ユーザの属性情報を基に、ユーザに旅行の計画を提案することができる。旅行提案方法は、ユーザの日々の生活において、別の行動(旅行)を行う計画を立てるきっかけを与えることができる。そのため、旅行提案方法は、ユーザが旅行の機会を逃したり、旅行することで心身ともリフレッシュできなかったりすることで被る不利益を低くすることができる。
第19の態様の情報生成方法は、生成ステップと、出力ステップとを含む。生成ステップは、施設5に備えられた機器50の動作に関する機器関連情報及び施設5のユーザのスケジュールのうち少なくともいずれかを分析してユーザの属性情報を生成する。出力ステップは、第1〜第9のいずれか一項に記載の旅行提案システム10に属性情報を出力する。
この情報生成方法によると、生成した属性情報を基に、旅行提案システム10に旅行の計画の提案を行わせることできる。つまり、情報生成方法は、ユーザの属性情報を基に、ユーザに旅行の計画を提案することができる。
第20の態様のプログラムは、コンピュータシステムに、情報取得処理と、出力処理とを 実行させるためのプログラムである。情報取得処理は、施設5に備えられた機器50の動作に関する機器関連情報及び施設5のユーザのスケジュールのうち少なくともいずれかを分析して得られたユーザの属性情報を取得する。出力処理は、属性情報に基づいた情報であって少なくとも旅行先を含み、ユーザに旅行の計画を促せる旅行情報を出力する。
このプログラムによると、ユーザの属性情報を基に、ユーザに旅行の計画を提案することができる。このプログラムは、ユーザの日々の生活において、別の行動(旅行)を行う計画を立てるきっかけを与えることができる。そのため、このプログラムは、ユーザが旅行の機会を逃したり、旅行することで心身ともリフレッシュできなかったりすることで被る不利益を低くすることができる。
第21の態様のプログラムは、コンピュータシステムに、生成処理と、出力処理とを実行させるためのプログラムである。生成処理は、施設5に備えられた機器50の動作に関する機器関連情報及び施設5のユーザのスケジュールのうち少なくともいずれかを分析してユーザの属性情報を生成する。出力処理は、第1〜第9のいずれかの態様の旅行提案システム10に属性情報を出力する。
このプログラムによると、生成した属性情報を基に、旅行提案システム10に旅行の計画の提案を行わせることできる。つまり、このプログラムは、ユーザの属性情報を基に、ユーザに旅行の計画を提案することができる。