JP2000029943A - 顧客勧誘支援方法 - Google Patents

顧客勧誘支援方法

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JP2000029943A
JP2000029943A JP21180298A JP21180298A JP2000029943A JP 2000029943 A JP2000029943 A JP 2000029943A JP 21180298 A JP21180298 A JP 21180298A JP 21180298 A JP21180298 A JP 21180298A JP 2000029943 A JP2000029943 A JP 2000029943A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 顧客候補の選定にあたり、利用実績データを
整理した利用客データからさらに抽出した優良客の中か
ら容易且つ短時間に顧客候補を選べ、予約時に顧客候補
や優良客の情報を参照することで顧客勧誘及び個人情報
獲得の能率が上がり、顧客勧誘がより効率的に行える顧
客勧誘支援方法を提供する。 【解決手段】 所定期間における利用実績がまとめられ
て実績データとなると同時に、利用客毎に情報を整理し
た利用客データを作成又は更新し、その都度所定条件を
満たす利用客を優良客として絞り込みを行うことによ
り、顧客候補の選定にあたっては膨大な利用実績データ
を参照せずに済むこととなり、利用客データの優良客の
みの情報を参照して容易且つ短時間に顧客候補を選ぶこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、施設又は設備を利
用した利用客のデータから多数回利用客(以下、リピー
タ)を抽出し、さらに顧客として勧誘すべき候補を抽出
して顧客勧誘業務の支援を行う顧客勧誘支援方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ホテル、旅館等の宿泊業においては、利
用客に対し、種々の特典のある顧客(会員)になっても
らい、割安感を与えてさらなる利用を促すことで宿泊施
設の利用客増加を図ることが一般的である。こうした勧
誘の方法としては、利用客に対するダイレクトメール
(以下、DM)等が一般的である。
【0003】このような勧誘は、不特定多数に行われる
ものではなく、主に宿泊利用の多いリピータを顧客候補
として抽出し、この顧客候補に対して勧誘を行うことで
顧客獲得を確実なものとする方法が採られていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の顧客勧誘は以上
のように行われており、顧客候補の選定にあたっては、
できるだけ正確にリピータを把握することが必要となっ
てくるが、顧客候補選定において参照する宿泊利用実績
データの基となる宿泊名簿の名前や電話番号、住所には
誤記、未記入、あるいは虚偽記載も少なからずあるた
め、そのままでは顧客候補の情報としての利用は難しい
という課題を有していた。
【0005】また、宿泊利用実績のデータは、従来から
コンピュータによるデータベース化が図られている場合
が多かったが、この宿泊利用実績のデータから顧客候補
名を集めたデータを抽出しようとしても、宿泊利用実績
のデータは極めて膨大であるため、顧客候補の選定にあ
たって所定の条件で絞り込みを行おうとしても著しく時
間がかかり、現実に顧客候補を選び出す作業が非常に困
難なものとなるという課題を有した。
【0006】さらに、ある利用客が顧客候補と推定され
ても、住所や電話番号が十分に記載されていない場合に
はDM等による勧誘が実施しにくいという課題を有し
た。このため、利用客と確実に接触が図れる予約受付時
に顧客勧誘を行おうとする試みがあった。
【0007】予約受付においても、予約客名や電話番号
等を記録するのにコンピュータを用いることが一般的で
あるが、従来、予約受付部門と、宿泊利用実績処理部門
及び顧客候補選定部門との間にはデータに関して有効な
連係が図られていないことが多く、予約受付時に予約客
の情報と宿泊利用実績データや顧客候補データ等とを照
合して予約客が顧客候補かどうかを調べる仕組みもほと
んどなかった。このため、予約受付時に予約客が顧客候
補であるかどうかを予約受付オペレータが知ることは難
しく、顧客候補に対する効果的な勧誘を行えないという
課題を有した。
【0008】加えて、参照する宿泊利用実績データが極
めて膨大であり、予約客に該当する情報を得るまでに著
しく時間がかかるだけでなく、その間予約客を待たせて
しまうことから、現実には予約受付時に予約客の情報と
宿泊利用実績データや顧客候補データとを照合すること
が困難であるという課題を有していた。
【0009】本発明は前記課題を解消するためになされ
たもので、顧客候補の選定にあたっては膨大な利用実績
データを整理した利用客データからさらに抽出した優良
客(=リピータ)の中から容易且つ短時間に顧客候補を
選ぶことができ、また、予約時にも顧客候補や優良客の
情報を参照することで顧客勧誘及び個人情報獲得の能率
が上がり、顧客勧誘がより効率的に行える顧客勧誘支援
方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る顧客勧誘支
援方法は、演算制御部が、利用客の施設又は設備の利用
に応じて逐次発生する利用実績情報を所定期間毎にまと
めて実績データとして記憶手段に順次格納、蓄積してい
くと共に、前記各実績データから利用客毎に内容情報を
整理した利用客データを作成して記憶手段に格納、蓄積
していき、且つ前記利用客データにおいて所定条件を満
たした利用客の情報に優良客判別情報を付加し、操作者
が入力手段より顧客候補の選定に必要な条件項目を入力
すると、演算制御部が前記記憶手段の利用客データから
優良客判別情報を有する利用客のうち前記条件項目に該
当する利用客の情報を抽出して表示手段に表示し、さら
に操作者が表示手段に表示された利用客情報を参照しつ
つ所定の利用客を顧客候補とするよう前記入力手段によ
り選択すると、演算制御部が前記記憶手段の利用客デー
タにおける前記選択された利用客の情報に顧客候補判別
情報を付加するものである。
【0011】このように本発明によれば、所定期間にお
ける利用実績がまとめられて実績データとなると同時
に、利用客毎に情報を整理した利用客データを作成又は
更新し、その都度所定条件を満たす利用客を優良客とし
て絞り込みを行うことにより、顧客候補の選定にあたっ
ては膨大な利用実績データを参照せずに済むこととな
り、利用客データの優良客のみの情報を参照して容易且
つ短時間に顧客候補を選ぶことができる。
【0012】また、本発明に係る顧客勧誘支援方法は必
要に応じて、前記施設又は設備利用の予約受付の際に操
作者が予約客の情報を入力手段より入力すると、前記演
算制御部が前記記憶手段の利用客データを読出して前記
入力された予約客情報と照合し、利用客データの中に予
約客情報に該当する利用客情報が存在し且つ当該利用客
情報に顧客候補判別情報を含む場合には、表示手段に前
記予約客が顧客候補であることを表示すると共に、利用
客データの中に予約客情報に該当する利用客情報が存在
し且つ当該利用客情報に顧客候補判別情報を含まないも
のの優良客判別情報を含む場合には、表示手段に前記予
約客が優良客であることを表示するものである。
【0013】このように本発明によれば、予約受付時に
予約客名と顧客候補又は優良客とを照合し、予約客が顧
客候補又は優良客である場合には表示手段に顧客候補又
は優良客であるという表示を行い、予約客が顧客候補又
は優良客であるかどうかを予約受付担当者が判別できる
ようにすることにより、予約受付担当者の顧客候補への
顧客勧誘を促し、実際に顧客勧誘を行うことで顧客獲得
の能率が大幅に向上する。また、優良客を判別できるこ
とにより、将来顧客候補として選定する場合に必要な個
人情報を獲得したい対象であることがすぐ識別でき、予
約受付担当者が予約受付応対中に予約客からの個人情報
の獲得を積極的に図ることで情報入手の効率が上がり、
顧客候補抽出時における優良客の特定を確実化できる。
【0014】また、本発明に係る顧客勧誘支援方法は必
要に応じて、前記利用客データの中に操作者が入力手段
より入力した予約客情報に該当する利用客情報が存在す
る場合で、且つ前記利用客情報に内容の欠落している個
人情報項目がある場合に、前記表示手段に前記欠落して
いる項目名を表示するものである。このように本発明に
よれば、予約客が顧客候補又は優良客である場合に顧客
候補又は優良客であるという表示を行うと共に、内容の
欠落している個人情報の項目名、例えば、住所や自宅電
話番号等を表示できることにより、獲得したい個人情報
が何であるかを予約受付担当者がすぐ識別でき、予約受
付担当者が予約客からの個人情報の獲得を必要最小限の
時間で済ませられることとなり、予約客に不必要な質問
で時間を費やしたという印象を与えることもなく、情報
入手の確率を大幅に向上させられる。
【0015】また、本発明に係る顧客勧誘支援方法は必
要に応じて、前記実績データが新たに記憶手段に格納さ
れる度に、前記演算制御部が前記実績データの各利用実
績情報を順次前記記憶手段の利用客データと照合し、当
該利用客データの中に前記利用実績情報に含まれる利用
客名に一致する利用客情報が存在すると、当該利用客情
報と前記利用実績情報それぞれに含まれる電話番号情報
を照合し、利用実績情報の電話番号が前記利用客情報と
して登録されている複数の電話番号のいずれかに一致す
れば同一利用客と判断し、また、前記利用実績情報と利
用客情報で電話番号が一致しなければさらに利用客情報
と利用実績情報それぞれに含まれる在住地域情報を照合
し、各々の在住地域が一致する場合に同一利用客と判断
して、同一利用客と判断した利用実績情報の内容を利用
客情報に追加する一方、同一利用客と判断できない場合
は前記利用実績情報に基づく別の新たな利用客情報を利
用客データに追加して登録するものである。
【0016】このように本発明によれば、膨大な利用実
績データから利用客データを導く際に、利用客毎に宿泊
利用状況を整理集約すると共に、同姓同名の場合でも電
話番号や在住地域により区別することにより、適切な利
用客の特定が可能となり、利用客を的確に識別してデー
タの混乱を防げる。また、電話番号は複数のうちのいず
れかが一致すれば良く、利用客の特定に柔軟性をもたせ
られると共に、電話番号の一致がなくても、在住地域の
一致により、同一利用客と判断することで、利用回数を
はじめとする利用客情報の取り漏れを低減できる。
【0017】
【本発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を
図1〜図5に基づいて説明する。本実施の形態はホテ
ル、旅館等の宿泊業における適用を示す。この図1は本
実施の形態に係る顧客勧誘支援方法を用いたシステムの
概略構成説明図、図2は本実施の形態に係る顧客勧誘支
援方法において取扱われる情報項目説明図、図3は本実
施の形態に係る顧客勧誘支援方法における利用客データ
処理フローチャート、図4は本実施の形態に係る顧客勧
誘支援方法における顧客候補選定フローチャート、図5
は本実施の形態に係る顧客勧誘支援方法における予約受
付処理フローチャートである。
【0018】前記各図において本実施の形態に係る顧客
勧誘支援方法を用いた顧客勧誘支援システムは、システ
ム全体を制御する演算を行う演算制御部11と、この演
算制御部11に演算動作の各種指令を入力する入力手段
12と、データベースとして登録されているデータを格
納すると共に、前記演算制御部11で用いられる各種プ
ログラムを格納し、且つ演算処理された結果の読出し、
書込みが行われる記憶装置13と、前記演算制御部11
で制御される所定の画像及び入力手段12からの入力に
対応する演算制御部11の演算処理結果を表示する表示
手段14とを備え、演算制御部11で記憶装置13に格
納したデータに対する所定の処理を行うと共に、操作者
の入力手段12からの入力に従って所定のデータを抽出
し、結果を表示手段14により逐次表示する構成であ
る。
【0019】本実施の形態に係る顧客勧誘支援方法を用
いた顧客勧誘支援システムは、宿泊実績処理部門、顧客
候補選定部門、及び予約受付部門の三部門にわたって配
設され、三つの相互間で連係してデータを取扱うもので
あり、各部門には演算制御部11と通信可能に接続され
た表示手段14及び入力手段12が独立した端末の形態
で配設されており、操作者はそれぞれ各端末において演
算制御部11から送られてくる情報を表示手段14の画
面で参照し入力手段12から入力操作することができる
仕組みとなっている。
【0020】この前記構成に基づく顧客勧誘支援方法を
用いた顧客勧誘支援システムの利用客データ処理、顧客
候補選定、及び予約受付時の勧誘支援の各動作につい
て、図3〜図5に示す各フローチャートに基づいて説明
する。前提として、利用客のチェックアウト毎に、担当
者が入力手段12を操作してチェックアウトした利用客
の利用に関する利用実績情報(図2参照)を入力し、且
つこの入力された利用実績情報を演算制御部11が前記
記憶装置13に一時的に記録するという処理が繰返さ
れ、一日の所定時に達したら、演算制御部11によりそ
の時点までの一日間に記録された全ての利用実績情報が
累積処理されて改めて当日分の実績データとして以前の
実績データに追加して記憶装置13に格納される。この
他、記憶装置13には、既存の実績データから導かれ、
利用実績情報を各利用客毎に内容整理した利用客データ
が格納されている。
【0021】図3において、当日分の実績データが得ら
れたら、この当日分実績データのうちのある利用実績情
報を演算制御部11が読出し(ステップ101)、この
読出された利用実績情報のうち、まず利用客名につい
て、記憶装置13に格納されている利用客データの既存
利用客名に同じものがあるかどうか照合する(ステップ
102)。
【0022】前記利用実績情報における利用客名が利用
客データに既に含まれている利用客名に一致する場合に
は、利用客データにおいてこの利用客名の利用客情報
(図2参照)に登録されている電話番号と前記利用実績
情報における電話番号が一致するか否かを演算制御部1
1が判断する(ステップ103)。
【0023】利用客データにおける利用客情報に登録さ
れている複数の電話番号のうちいずれかが、前記利用実
績情報における電話番号と一致する場合は、利用客デー
タにおける利用客情報に前記利用実績情報の内容(図2
参照)を追加して記録する(ステップ104)。前記ス
テップ103で前記利用客情報のいずれの電話番号も前
記利用実績情報における電話番号と一致しない場合は、
前記利用客情報に登録されている在住地域と前記利用実
績情報における在住地域とが一致するか否かを判断し
(ステップ105)、一致する場合には前記ステップ1
04へ移行し、前記同様利用客情報に前記利用実績情報
内容を追加して記録する。
【0024】前記ステップ104で情報内容を追加した
後、前記利用客情報の特定の項目(利用回数、総利用金
額)が新たに顧客候補選定の目安となる優良客の条件
(図2参照)を満たすようになったか否かを演算制御部
11で判断し(ステップ106)、条件を満たした場合
は前記利用客情報に優良客と判別可能なマーク情報を付
加し(ステップ107)、条件を満たさない場合は前記
利用客情報を変更しない。そして、前記ステップ106
及びステップ107の処理の後、当日分実績データの全
ての利用実績情報について利用客データへの追加処理が
終了したか否かを演算制御部11が判断し(ステップ1
08)、終了していないと判断された場合には再度ステ
ップ101に戻って別の利用実績情報について前記各ス
テップを繰返す(ステップ101〜108)。
【0025】一方、前記ステップ102で利用客名に一
致するものがない場合、並びに、前記ステップ105で
在住地域が一致しない場合には、前記利用実績情報を基
に新たな利用客情報を作成し、利用客データに追加する
(ステップ109)。そして、前記ステップ109で新
たな利用客情報が作成された後、前記ステップ108へ
移行し、前記同様照合終了か否かの判断を行い、終了し
ていないと判断された場合には再度ステップ101に戻
って別の利用実績情報について前記各ステップを繰返す
(ステップ101〜108)。前記ステップ108にお
いて照合が終了したと判断された場合には、一連の処理
が完了となる。
【0026】次に、前記処理により得た利用客データを
利用する顧客候補選定作業について、図4のフローチャ
ートを用いて説明する。まず、操作者が入力手段12を
操作して顧客候補選定作業の起動を指示すると、演算制
御部11が記憶装置13に記憶されている条件設定プロ
グラムを読出し、この条件設定プログラムに基づく抽出
条件項目(図2参照)のリストを表示手段14に表示す
る(ステップ201)。この表示手段14に表示された
抽出条件項目リストを見ながら、操作者は入力手段12
を操作して抽出条件項目を選択する(ステップ20
2)。選択された抽出条件項目が、具体的な条件として
さらに複数の選択肢の中からの選択を要するもの(例え
ば、在住地域、利用目的等)か、又は条件として数値範
囲やキーワードの入力を要するもの(例えば、利用回
数、総利用金額等)かを演算制御部11が判断し(ステ
ップ203)、選択肢の中からの選択を要するものにつ
いては、演算制御部11が表示手段14の一部にこれら
選択肢を追加して表示し(ステップ204)、操作者が
入力手段12を操作して適切な内容を選択する(ステッ
プ205)。他方、数値範囲やキーワードの入力を要す
るものについては、演算制御部11が表示手段14の一
部に入力スペースを追加して表示し(ステップ20
6)、操作者が入力手段12から適切な値を入力する
(ステップ207)。
【0027】必要な条件項目を全て定義するまで条件項
目選択を繰返し(ステップ208)、定義し終えたら、
操作者が入力手段12から抽出開始を入力指示する(ス
テップ209)と、演算制御部11が記憶装置13に格
納されている利用客データのうち、優良客の情報を含む
利用客の中から各抽出条件に該当する利用客を抽出し、
その利用客名と抽出条件項目に当てはまる登録情報を表
示手段14に表示する(ステップ210)。操作者は表
示手段14の表示を参照しつつ、顧客候補としたい利用
客を入力手段12により選択する(ステップ211)。
操作者が顧客候補としたい利用客を全て選択するまで選
択を繰返し(ステップ212)、選択を終えたら、入力
手段12から顧客候補確定を入力する(ステップ21
3)と、演算制御部11が記憶装置13の利用客データ
における前記選択された利用客に関する利用客情報に顧
客候補と判別可能なマーク情報を付加し(ステップ21
4)、一連の処理を完了する。
【0028】顧客候補とされた利用客については、その
情報を利用客データから容易に参照することができ、必
要に応じて、DMの発送及び予約受付時の顧客勧誘が行
われる。さらに、前記利用客データの顧客候補や優良客
の情報を参照しつつ行われる予約受付処理について、図
5のフローチャートを用いて説明する。
【0029】まず、予約受付担当者が入力手段12で予
約客の名前、電話番号を入力する(ステップ301)
と、演算制御部11がこれら入力した予約客情報を記憶
手段13に格納された利用客データと照合する(ステッ
プ302)。予約客の名前が利用客データに含まれる利
用客名に一致する場合には、さらにこの予約客である利
用客が顧客候補であるか否かを判断する(ステップ30
3)。予約客が顧客候補である場合、顧客候補であるこ
とを表示部に表示し、予約受付担当者の顧客勧誘を促す
(ステップ304)。予約受付担当者は表示手段14か
ら応対中の予約客が顧客候補であることを確認したら、
予約客に対して顧客勧誘を行う。勧誘結果に基づいて予
約客が顧客になることを承諾したかどうかを予約受付担
当者が入力手段により入力する(ステップ305)と、
入力内容が承諾か否かを演算制御部11が判断し(ステ
ップ306)、承諾である場合には、前記予約客の利用
客情報に顧客と判別可能なマーク情報を付加し(ステッ
プ307)、未承諾である場合には、前記予約客の利用
客情報には変更を加えない。前記ステップ306及びス
テップ307の後、前記予約客の予約受付処理を行い
(ステップ308)、処理を終了する。
【0030】一方、前記ステップ302で予約客が顧客
候補でないと判断された場合には、さらにこの予約客が
優良客であるか否かを演算制御部11が判断し(ステッ
プ309)、予約客が優良客である場合、優良客である
ことを表示手段14に表示すると共に、予約客の利用客
情報に欠落している個人情報があれば、その項目名も合
わせて表示し、予約受付担当者の情報入手を促す(ステ
ップ310)。予約受付担当者は表示手段14から応対
中の予約客が優良客で且つ欠落情報項目のあることを確
認したら、予約客との応対の中で必要な情報を聞出す。
前記情報を獲得した予約受付担当者がその内容を入力手
段12より入力すると(ステップ311)、演算制御部
11が利用客データにおける前記予約客の利用客情報に
獲得情報を付加した(ステップ312)後、前記ステッ
プ308へ移行する。前記ステップ301で一致する利
用客名を検出できない場合、また、前記ステップ309
で優良客でないと判断された場合には、そのまま前記ス
テップ308へ移行し、前記同様予約受付処理を行って
処理を終了する。
【0031】このように、本実施の形態に係る顧客勧誘
支援方法を用いた顧客勧誘支援システムにおいては、一
日の利用実績がまとめられて実績データとなると同時
に、利用客毎に情報を整理した利用客データを作成又は
更新し、その都度所定条件を満たす利用客を優良客とし
て絞り込みを行うことから、顧客候補の選定の際、利用
客データのうち優良客のみの利用客情報を参照して容易
且つ短時間に顧客候補を選ぶことができる。また、予約
受付時に予約客名と顧客候補又は優良客とを照合し、表
示手段14の表示から予約客が顧客候補又は優良客であ
るかどうかを予約受付担当者が判別できることにより、
予約受付担当者が顧客候補への勧誘を行うことで顧客獲
得の能率を大幅に向上させられると共に、予約客が優良
客である場合には優良客の表示に加えて、内容の欠落し
ている個人情報項目名を表示できることにより、予約受
付担当者が獲得する必要のある個人情報項目を把握で
き、予約客から聞出す項目を最小限にして予約客を手間
取らせることもなく、情報入手の確率を大幅に向上させ
られる。さらに、利用客データを作成する際に、同姓同
名の利用客を電話番号や在住地域で区別することで、利
用客の特定に柔軟性をもたせ、利用回数をはじめとする
利用客情報の取り漏れを低減しつつ、利用客を的確に識
別して利用客情報の混乱を防ぐことができる。
【0032】なお、前記顧客勧誘支援システムにおい
て、入力手段12及び表示手段14は、宿泊実績処理部
門、予約受付部門、及び顧客選定部門にそれぞれ配設さ
れる構成としているが、小規模の宿泊施設の場合など、
前記各部門が一つにまとまっており、入力手段12及び
表示手段14が一つずつ配設される構成であってもかま
わない。また、前記実施の形態に係る顧客勧誘支援方法
においては、ホテル、旅館等の宿泊業に適用した構成と
しているが、これに限らず、利用客の把握が可能な一般
の商業施設や設備の利用に対する顧客勧誘支援に用いる
こともできる。
【0033】
【発明の効果】以上のように本発明においては、所定期
間における利用実績がまとめられて実績データとなると
同時に、利用客毎に情報を整理した利用客データを作成
又は更新し、その都度所定条件を満たす利用客を優良客
として絞り込みを行うことにより、顧客候補の選定にあ
たっては膨大な利用実績データを参照せずに済むことと
なり、利用客データの優良客のみの情報を参照して容易
且つ短時間に顧客候補を選ぶことができるという効果を
奏する。また、本発明においては、予約受付時に予約客
名と顧客候補又は優良客とを照合し、予約客が顧客候補
又は優良客である場合には表示手段に顧客候補又は優良
客であるという表示を行い、予約客が顧客候補又は優良
客であるかどうかを予約受付担当者が判別できるように
することにより、予約受付担当者の顧客候補への顧客勧
誘を促し、実際に顧客勧誘を行うことで顧客獲得の能率
が大幅に向上するという効果を有する。さらに、優良客
を判別できることにより、将来顧客候補として選定する
場合に必要な個人情報を獲得したい対象であることがす
ぐ識別でき、予約受付担当者が予約受付応対中に予約客
からの個人情報の獲得を積極的に図ることで情報入手の
効率が上がり、顧客候補抽出時における優良客の特定を
確実化できるという効果を有する。また、本発明におい
ては、予約客が顧客候補又は優良客である場合に顧客候
補又は優良客であるという表示を行うと共に、内容の欠
落している個人情報の項目名、例えば、住所や自宅電話
番号等を表示できることにより、獲得したい個人情報が
何であるかを予約受付担当者がすぐ識別でき、予約受付
担当者が予約客からの個人情報の獲得を必要最小限の時
間で済ませられることとなり、予約客に不必要な質問で
時間を費やしたという印象を与えることもなく、情報入
手の確率を大幅に向上させられるという効果を有する。
また、本発明においては、膨大な利用実績データから利
用客データを導く際に、利用客毎に宿泊利用状況を整理
集約すると共に、同姓同名の場合でも電話番号や在住地
域により区別することにより、適切な利用客の特定が可
能となり、利用客を的確に識別してデータの混乱を防げ
るという効果を有する。さらに、電話番号は複数のうち
のいずれかが一致すれば良く、利用客の特定に柔軟性を
もたせられると共に、電話番号の一致がなくても、在住
地域の一致により、同一利用客と判断することで、利用
回数をはじめとする利用客情報の取り漏れを低減できる
という効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る顧客勧誘支援方法を
用いたシステムの概略構成説明図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る顧客勧誘支援方法に
おいて取扱われる情報項目説明図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る顧客勧誘支援方法に
おける利用客データ処理フローチャートである。
【図4】本発明の一実施形態に係る顧客勧誘支援方法に
おける顧客候補選定フローチャートである。
【図5】本発明の一実施形態に係る顧客勧誘支援方法に
おける予約受付処理フローチャートである。
【符号の説明】
11 演算制御部 12 入力手段 13 記憶装置 14 表示手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 演算制御部が、利用客の施設又は設備の
    利用に応じて逐次発生する利用実績情報を所定期間毎に
    まとめて実績データとして記憶手段に順次格納、蓄積し
    ていくと共に、前記各実績データから利用客毎に内容情
    報を整理した利用客データを作成して記憶手段に格納、
    蓄積していき、且つ前記利用客データにおいて所定条件
    を満たした利用客の情報に優良客判別情報を付加し、 操作者が入力手段より顧客候補の選定に必要な条件項目
    を入力すると、演算制御部が前記記憶手段の利用客デー
    タから優良客判別情報を有する利用客のうち前記条件項
    目に該当する利用客の情報を抽出して表示手段に表示
    し、 さらに操作者が表示手段に表示された利用客情報を参照
    しつつ所定の利用客を顧客候補とするよう前記入力手段
    により選択すると、演算制御部が前記記憶手段の利用客
    データにおける前記選択された利用客の情報に顧客候補
    判別情報を付加することを特徴とする顧客勧誘支援方
    法。
  2. 【請求項2】 前記請求項1に記載の顧客勧誘支援方法
    において、 前記施設又は設備利用の予約受付の際に操作者が予約客
    の情報を入力手段より入力すると、前記演算制御部が前
    記記憶手段の利用客データを読出して前記入力された予
    約客情報と照合し、利用客データの中に予約客情報に該
    当する利用客情報が存在し且つ当該利用客情報に顧客候
    補判別情報を含む場合には、表示手段に前記予約客が顧
    客候補であることを表示すると共に、利用客データの中
    に予約客情報に該当する利用客情報が存在し且つ当該利
    用客情報に顧客候補判別情報を含まないものの優良客判
    別情報を含む場合には、表示手段に前記予約客が優良客
    であることを表示することを特徴とする顧客勧誘支援方
    法。
  3. 【請求項3】 前記請求項2に記載の顧客勧誘支援方法
    において、 前記利用客データの中に操作者が入力手段より入力した
    予約客情報に該当する利用客情報が存在する場合で、且
    つ前記利用客情報に内容の欠落している個人情報項目が
    ある場合に、前記表示手段に前記欠落している項目名を
    表示することを特徴とする顧客勧誘支援方法。
  4. 【請求項4】 前記請求項1ないし3のいずれかに記載
    の顧客勧誘支援方法において、 前記実績データが新たに記憶手段に格納される度に、前
    記演算制御部が前記実績データの各利用実績情報を順次
    前記記憶手段の利用客データと照合し、当該利用客デー
    タの中に前記利用実績情報に含まれる利用客名に一致す
    る利用客情報が存在すると、当該利用客情報と前記利用
    実績情報それぞれに含まれる電話番号情報を照合し、利
    用実績情報の電話番号が前記利用客情報として登録され
    ている複数の電話番号のいずれかに一致すれば同一利用
    客と判断し、また、前記利用実績情報と利用客情報で電
    話番号が一致しなければさらに利用客情報と利用実績情
    報それぞれに含まれる在住地域情報を照合し、各々の在
    住地域が一致する場合に同一利用客と判断して、同一利
    用客と判断した利用実績情報の内容を利用客情報に追加
    する一方、同一利用客と判断できない場合は前記利用実
    績情報に基づく別の新たな利用客情報を利用客データに
    追加して登録することを特徴とする顧客勧誘支援方法。
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