JP2010271825A - エネルギー管理システム - Google Patents
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Abstract
【課題】部署毎の消費エネルギーについて、意識向上を目的とした部署間の順位比較の表示を可能とするエネルギー管理システムを実現する。
【解決手段】複数部署のエネルギー消費データを収集し、部署毎のエネルギー消費順位を表示するエネルギー管理システムにおいて、収集された前記エネルギー消費データの所定期間の合計値に対し、前記部署別に設定された原単位基準データに基づいて原単位計算し、計算値の大きさの順位での並び替えを実行して格納する原単位処理部と、前記格納された順位表示データを取得して順位表示する表示処理部と、を備える。
【選択図】図１
【解決手段】複数部署のエネルギー消費データを収集し、部署毎のエネルギー消費順位を表示するエネルギー管理システムにおいて、収集された前記エネルギー消費データの所定期間の合計値に対し、前記部署別に設定された原単位基準データに基づいて原単位計算し、計算値の大きさの順位での並び替えを実行して格納する原単位処理部と、前記格納された順位表示データを取得して順位表示する表示処理部と、を備える。
【選択図】図１
Description
本発明は、複数部署のエネルギー消費データを収集し、部署毎のエネルギー消費順位を表示するエネルギー管理システムに関するものである。
プラント等の設備毎に消費エネルギーを計測して集計するエネルギー管理システムは、特許文献１等で周知である。しかしながら、組織を構成する部署毎におけるエネルギー消費（照明等の電力消費）のトップテンやワーストスリー等の順位表示は、組織のメンバーの意識付けが主たる目的であるために、従来のエネルギー管理システムのユーザインタフェースには、このような順位表示機能はなく、部署毎にどれだけのエネルギーを使用しているかというデータを数値またはグラフ表示しているにすぎない。
従来のエネルギー管理システムでは、部署毎のエネルギー使用量を定期的に収集し、そのデータをそのまま数値表示またはグラフ表示していた。従って、部署毎に固有の条件（占有面積等）を考慮して単位面積当たりの消費エネルギーを表す原単位の表示ができないため、意識向上を目的とした部署間の比較ができない問題がある。
本発明の目的は、部署毎の消費エネルギーについて、意識向上を目的とした部署間の順位比較の表示を可能とするエネルギー管理システムを実現することにある。
このような課題を達成するために、本発明は次の通りの構成になっている。
（１）複数部署のエネルギー消費データを収集し、部署毎のエネルギー消費順位を表示するエネルギー管理システムにおいて
収集された前記エネルギー消費データの所定期間の合計値に対し、前記部署別に設定された原単位基準データに基づいて原単位計算し、計算値の大きさの順位での並び替えを実行して格納する原単位処理部と、
前記格納された順位表示データを取得して順位表示する表示処理部と、
を備えたことを特徴とするエネルギー管理システム。
（１）複数部署のエネルギー消費データを収集し、部署毎のエネルギー消費順位を表示するエネルギー管理システムにおいて
収集された前記エネルギー消費データの所定期間の合計値に対し、前記部署別に設定された原単位基準データに基づいて原単位計算し、計算値の大きさの順位での並び替えを実行して格納する原単位処理部と、
前記格納された順位表示データを取得して順位表示する表示処理部と、
を備えたことを特徴とするエネルギー管理システム。
（２）前記原単位処理部は、前記部署毎に設定されている前記原単位基準データを補正する原単位補正演算式に基づいて原単位計算の補正処理を実行することを特徴とする（１）に記載のエネルギー管理システム。
（３）前記原単位基準データは、前記部署の占有面積であることを特徴とする（１）または（２）に記載のエネルギー管理システム。
（４）前記表示処理部は、所定個数のトップまたはワースト順位を表示することを特徴とする（１）乃至（３）のいずれかに記載のエネルギー管理システム。
本発明によれば、企業内で部署毎に推進している省エネルギーの成果を、部署間の順位比較で表示して明確にすることができる。これによって、従業員の省エネ意識の向上を効果的に推進することができる。
以下本発明を、図面を用いて詳細に説明する。図１は、本発明を適用したエネルギー管理システムの一実施例を示す機能ブロック図である。
ネットワーク１０を介してエネルギー管理サーバ２０と電力モニタインターフェース３０が通信し、電力モニタインターフェース３０がエネルギー管理対象部署４０の複数の電力モニタ４０ａ，４０ｂ，４０ｃ…４０ｎが収集する部署毎のエネルギーデータをエネルギー管理サーバ２０に渡す。
エネルギー管理サーバ２０において、データ収集部２１は、電力モニタインターフェース３０よりから部署毎のエネルギーデータを取得して、部署別計量データ保持部２２に保存する。
部署毎の原単位計算の基準となるデータ（部署毎の占有面積等）は、原単位計算基準データ保持部２３に予めエンジニアリングされて保存されている。部署間の公平を確保するための原単位補正情報も同様に予めエンジニアリングされて原単位補正演算式保持部２４に保存されている。
原単位処理部２５は、部署別計量データ保持部２２に保存されたデータ及び原単位計算基準データ保持部２３の基準データを取得し、収集されたエネルギー消費データの所定期間（日，週，月等）の合計値に対し、部署毎に設定された原単位基準データに基づいて原単位計算し、計算値の大きさの順位での昇順または降順での並び替えを実行し、順位表示データ保持部２６に保存する。
原単位処理部２５は、原単位計算に際して、原単位補正演算式保持部２４に保存されている原単位補正演算式を取得し、部署毎に設定されている原単位基準データを補正し、原単位計算の補正処理を実行する。
表示処理部２７は、順位表示データ保持部２６より順位データを取得し、トップテンまたはワーストスリー等の順位を数値またはグラフ等で表示する。表示情報は、ネットワーク１０に接続されたクライアントＰＣ等に広報される。
図２は、原単位処理部２５及び表示処理部２７の処理手順を示すフローチャートである。
原単位処理部２５において、ステップＳ１で指定された演算期間（日、周、月等）毎の演算要求処理がスタートすると、ステップＳ２で部署別計量データ保持部２２に保存されたデータを読み込む。
原単位処理部２５において、ステップＳ１で指定された演算期間（日、周、月等）毎の演算要求処理がスタートすると、ステップＳ２で部署別計量データ保持部２２に保存されたデータを読み込む。
ステップＳ３で所定期間のエネルギー計量データの合計が演算され、ステップＳ４で原単位計算基準データ保持部２３の基準データを取得した原単位計算並びに原単位補正演算式保持部２４に保存されている原単位補正演算式を取得した補正処理が実行される。
ステップＳ５では、ステップＳ４の処理結果に基づき、昇順または降順に並び替えを実行し、ステップＳ６で並び替えの結果を順位表示データ保持部２６に格納し、ステップＳ７で所定期間の計量データに対する原単位処理の演算ルーチンを終了する。次の期間の計量データに対する同様な演算処理が繰り返し実行される。
表示処理部２７において、ステップＳ８で画面表示要求処理がスタートすると、ステップＳ９で順位表示データ保持部２６に格納された順位データを読み込み、ステップＳ１０ｄで順位表示グラフの表示処理を行い、ステップＳ１１でＷｅｂ画面等への順位表示処理を実行して終了する。
以下、図３乃至図７により処理データの例を説明する。図３は、部署Ａ乃至Ｆの２００９年３月１日の午前０時より２４時までの１時間毎の電力消費量の一覧データである。図４は、図１に示す２００９年３月１日の部署Ａ乃至Ｆの合計結果を示す。
図５は、原単位計算基準データ保持部２３に保持される、部署Ａ乃至Ｆに設定される原単位基準データ例を示す表である。原単位計算の基準データとしては占有面積の他、人数、売り上げ目標、受注目標等があげられる。
図６は、占有面積を原単位基準データとする原単位演算結果の例を示す表である。原単位計算式は、例えば、
原単位＝合計値／（0.7×占有面積＋0.1×人数＋0.1×売上目標＋0.1×受注目標）
で原単位計算を実行する。
原単位＝合計値／（0.7×占有面積＋0.1×人数＋0.1×売上目標＋0.1×受注目標）
で原単位計算を実行する。
図７は、計算結果の値を原単位計算値の小さい順に並び替えた結果を示す表である。部署Ａ乃至Ｆのエネルギー消費を占有面積で原単位計算すると共に、公平にための補正演算を実施した順位情報を取得することができる。
図８は、画面からの表示要求に従って計算された順位を表示した画面例である。この画面表示では、サーバ名が照明電力監視、順位表示種類が照明電力トップ３、トップ／ワーストはトップ、表示順位は３の設定で、部署Ｄ、Ｅ，Ｂの３部署の照明電力が棒グラフ表示されている。
以上説明した本発明エネルギー表示システムの機能を集約すれば、
（１）部署毎の専有面積等の原単位の基準となるデータを内蔵し、これによって部署毎のエネルギー消費量を除することで消費原単位を求めて公平に比較することができる。
（２）部署毎のエネルギー消費量を収集、蓄積する機能を持つ。
（３）部署毎の専有面積や人数、売上など原単位の基準となるデータを登録、蓄積する仕組みをもつ。
（４）部署間の比較に公平さを保つために指定された演算式に従って比較用の原単位を複数の基準から組み合わせて算出する仕組みを持つ。
（５）指定周期（日、周、月等）毎に、（１）項の部署毎のエネルギー消費を（３）項の演算に基づいて部署毎のエネルギー消費原単位を算出し蓄積する仕組みを持つ。
（６）（４）項で求めた各部署のエネルギー消費原単位でソーティングして蓄積する機能を持つ。
（７）ソーティングされたエネルギー消費原単位を、ソーティングされた順に指定個数分をグラフに表示する機能を持つ。
（１）部署毎の専有面積等の原単位の基準となるデータを内蔵し、これによって部署毎のエネルギー消費量を除することで消費原単位を求めて公平に比較することができる。
（２）部署毎のエネルギー消費量を収集、蓄積する機能を持つ。
（３）部署毎の専有面積や人数、売上など原単位の基準となるデータを登録、蓄積する仕組みをもつ。
（４）部署間の比較に公平さを保つために指定された演算式に従って比較用の原単位を複数の基準から組み合わせて算出する仕組みを持つ。
（５）指定周期（日、周、月等）毎に、（１）項の部署毎のエネルギー消費を（３）項の演算に基づいて部署毎のエネルギー消費原単位を算出し蓄積する仕組みを持つ。
（６）（４）項で求めた各部署のエネルギー消費原単位でソーティングして蓄積する機能を持つ。
（７）ソーティングされたエネルギー消費原単位を、ソーティングされた順に指定個数分をグラフに表示する機能を持つ。
１０ ネットワーク
２０ エネルギー管理サーバ
２１ データ収集部
２２ 部署別計量データ保持部
２３ 原単位基準データ保持部
２４ 原単位補正演算式保持部
２５ 原単位処理部
２６ 順位表示データ保持部
２７ 表示処理部
３０ 電力モニタインターフェース
４０ エネルギー管理対象部署
４０ａ〜４０ｎ 電力モニタ
５０ クライアントＰＣ
２０ エネルギー管理サーバ
２１ データ収集部
２２ 部署別計量データ保持部
２３ 原単位基準データ保持部
２４ 原単位補正演算式保持部
２５ 原単位処理部
２６ 順位表示データ保持部
２７ 表示処理部
３０ 電力モニタインターフェース
４０ エネルギー管理対象部署
４０ａ〜４０ｎ 電力モニタ
５０ クライアントＰＣ
Claims (4)
- 複数部署のエネルギー消費データを収集し、部署毎のエネルギー消費順位を表示するエネルギー管理システムにおいて、
収集された前記エネルギー消費データの所定期間の合計値に対し、前記部署別に設定された原単位基準データに基づいて原単位計算し、計算値の大きさの順位での並び替えを実行して格納する原単位処理部と、
前記格納された順位表示データを取得して順位表示する表示処理部と、
を備えたことを特徴とするエネルギー管理システム。 - 前記原単位処理部は、前記部署毎に設定されている前記原単位基準データを補正する原単位補正演算式に基づいて原単位計算の補正処理を実行することを特徴とする請求項１に記載のエネルギー管理システム。
- 前記原単位基準データは、前記部署の占有面積であることを特徴とする請求項１または２に記載のエネルギー管理システム。
- 前記表示処理部は、所定個数のトップまたはワースト順位を表示することを特徴とする請求項１乃至３のいずれかに記載のエネルギー管理システム。
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Cited By (5)
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|---|---|---|---|---|
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| JP2013191160A (ja) * | 2012-03-15 | 2013-09-26 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 電力情報管理システムおよび電力情報管理方法 |
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-
2009
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| JPN6013027309; 染矢哲宏，外: 'ＩＴ機器エネルギー管理システム「Ｃｏｏｌ Ｃｌｏｖｅｒ」の概要' ＯＫＩテクニカルレビュー 第７６巻，第１号, 20090401, ｐｐ．１８-２１, 沖電気工業株式会社 * |
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