JP2018108788A - タイヤ - Google Patents
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Abstract
【課題】 外周面に異なる弾性率を有するゴムを用いても、路面に対する接地圧が不均一になることを抑制できるタイヤを提供する。
【解決手段】 タイヤにおいては、トレッドゴムは、外周面が路面に接地する第1層と、外周面が第1層の内周面と接合する第2層と、を備え、第1層は、異なる弾性率を有するゴムが接合される接合部を備え、第2層は、第1層を構成するゴムの少なくとも一つの弾性率よりも大きい弾性率のゴムで形成される。
【選択図】 図5
【解決手段】 タイヤにおいては、トレッドゴムは、外周面が路面に接地する第1層と、外周面が第1層の内周面と接合する第2層と、を備え、第1層は、異なる弾性率を有するゴムが接合される接合部を備え、第2層は、第1層を構成するゴムの少なくとも一つの弾性率よりも大きい弾性率のゴムで形成される。
【選択図】 図5
Description
本発明は、外周面が路面に接地するトレッドゴムを備えるタイヤに関する。
従来、タイヤとして、所望の効果を期待して、異なる弾性率を有する二つのゴムから形成されるトレッドゴムを備えるタイヤが、知られている(例えば、特許文献1)。ところで、異なる弾性率に起因して、剛性差が存在しているため、走行時の変形にも差が生じてしまう。例えば、弾性率の小さい方のゴムの変形が大きくなる。その結果、路面に対する接地圧が不均一となるため、操縦安定性能が低下していた。
そこで、課題は、外周面に異なる弾性率を有するゴムを用いても、路面に対する接地圧が不均一になることを抑制できるタイヤを提供することである。
タイヤは、外周面が路面に接地するトレッドゴムを備え、前記トレッドゴムは、外周面が路面に接地する第1層と、外周面が前記第1層の内周面と接合する第2層と、を備え、前記第1層は、異なる弾性率を有するゴムが接合される接合部を備え、前記第2層は、前記第1層を構成するゴムの少なくとも一つの弾性率よりも大きい弾性率のゴムで形成される。
また、タイヤにおいては、前記トレッドゴムは、外周面が前記第2層の内周面と接合する第3層を備え、前記第3層は、異なる弾性率を有するゴムが接合される接合部を備える、という構成でもよい。
また、タイヤにおいては、前記トレッドゴムは、タイヤ周方向に沿って延びる周溝を備え、前記第3層は、タイヤ径方向において、前記周溝の溝底の位置を含むように、配置される、という構成でもよい。
また、タイヤにおいては、前記接合部は、異なる弾性率を有するゴムがタイヤ周方向で接合される周接合部と、異なる弾性率を有するゴムがタイヤ幅方向で接合される幅接合部と、を含む、という構成でもよい。
また、タイヤにおいては、前記第2層を形成するゴムの弾性率は、前記第1層を形成する全てのゴムの弾性率と異なる、という構成でもよい。
また、タイヤにおいては、前記第2層を形成するゴムの弾性率は、前記第1層を形成する全てのゴムの弾性率よりも、大きい、という構成でもよい。
以上の如く、タイヤは、外周面に異なる弾性率を有するゴムを用いても、路面に対する接地圧が不均一になることを抑制できる、という優れた効果を奏する。
以下、タイヤにおける一実施形態について、図1〜図8を参照しながら説明する。なお、各図(図9〜図11も同様)において、図面の寸法比と実際の寸法比とは、必ずしも一致しておらず、また、各図面の間での寸法比も、必ずしも一致していない。
図1に示すように、本実施形態に係るタイヤ1は、ビードを有する一対のビード部21と、各ビード部21からタイヤ径方向D2の外側に延びるサイドウォール部22と、一対のサイドウォール部22のタイヤ径方向D2の外端部に連接され、タイヤ径方向D2の外周面(トレッド面)が路面に接地するトレッド部23とを備えている。本実施形態においては、タイヤ1は、内部に空気が入れられる空気入りタイヤであって、リム30に装着される。
また、タイヤ1は、一対のビードの間に架け渡されるカーカス層24と、カーカス層24の内側に配置され、空気圧を保持するために、気体の透過を阻止する機能に優れるインナーライナー25とを備えている。カーカス層24及びインナーライナー25は、ビード部21、サイドウォール部22、及びトレッド部23に亘って、タイヤ内周に沿って配置されている。
図1(以下の図も同様)において、第1の方向D1は、タイヤ幅方向D1であり、第2の方向D2は、タイヤ1の直径方向であるタイヤ径方向D2であり、第3の方向D3(図2〜図4参照)は、タイヤ回転軸周りの方向であるタイヤ周方向D3である。なお、タイヤ径方向D2のうち、一方向D2aは、タイヤ径方向外側方向であり、他方向D2bは、タイヤ径方向内側方向である。
また、タイヤ赤道面S1は、タイヤ回転軸に直交する面で且つタイヤ幅方向D1の中心に位置する面である。そして、タイヤ子午面S2(図2〜図4参照)は、タイヤ回転軸を含む面で且つタイヤ赤道面S1と直交する面である。
トレッド部23は、外周面が路面に接地するトレッドゴム2と、トレッドゴム2とカーカス層24との間に配置されるベルト層26とを備えている。また、トレッドゴム2は、外周面に、タイヤ周方向D3に沿って延びる複数の周溝27と、タイヤ周方向D3と交差するように延びる複数の陸溝(図示していない)とを備えている。
トレッドゴム2は、外周面が路面に接地するキャップゴム3と、キャップゴム3とベルト層26との間に配置されるベースゴム4とを備えている。そして、キャップゴム3は、外周面が路面に接地する第1層3aと、外周面が第1層3aの内周面と接合する第2層3bと、外周面が第2層3bの内周面と接合する第3層3cとを備えている。
したがって、本実施形態においては、トレッドゴム2は、第1層3a、第2層3b、第3層3c、及びベースゴム4の四層構造となっている。そして、キャップゴム3は、第1層3a、第2層3b、及び第3層3cの三層構造となっている。
図2〜図5に示すように、キャップゴム3は、第1及び第2リボンゴム5,6がタイヤ周方向D3に沿って螺旋状に巻かれて、形成されている。また、キャップゴム3は、第1及び第2リボンゴム5,6がタイヤ径方向D2で三層となるように巻かれて、形成されている。これにより、キャップゴム3は、第1層3a、第2層3b、及び第3層3cの三層構造となっている。
なお、図2は、第1層3aの第1及び第2リボンゴム5,6の配置を示しており、図3は、図2と同じ位置における、第2層3bの第1及び第2リボンゴム5,6の配置を示しおり、図4は、図2と同じ位置における、第3層3cの第1及び第2リボンゴム5,6の配置を示している。また、図2〜図4において、平面S2は、所定(同一)のタイヤ子午面S2を示している。
第1及び第2リボンゴム5,6の断面形状は、略同じである。即ち、第1及び第2リボンゴム5,6の各方向D1,D2の寸法は、略同じである。なお、第1及び第2リボンゴム5,6の断面形状は、成形対象となるトレッドゴム2(キャップゴム3)の形態に応じた種々の断面形状とすることができる。例えば、第1及び第2リボンゴム5,6の断面形状は、略三角形状、略台形状、平板形状等とすることができる。
ところで、キャップゴム3は、異なる弾性率を有する第1〜第3ゴム7〜9で形成されている。そして、第2ゴム8の弾性率は、第1ゴム7の弾性率よりも、大きくなっている。また、第3ゴム9の弾性率は、第1ゴム7及び第2ゴム8の弾性率よりも、大きくなっている。
図2〜図5(以下の図も同様)において、第1ゴム7は、網掛け線領域で図示され、第2ゴム8は、無地領域で図示され、第3ゴム9は、(左上がり)斜線領域で図示されている。また、図2〜図5(以下の図も同様)において、リボンゴム5,6が接合されている部分のうち、異なるゴムが接合されている接合部10〜12は、実線で図示され、同じゴムが接合されている境界部は、破線で図示されている。
なお、弾性率は、引張弾性率であって、JIS K6251に規定されている方法に準じて室温(25℃)で測定した値である。例えば、第2ゴム8の弾性率は、第1ゴム7の弾性率の1.2倍〜5.0倍であることが好ましく、また、例えば、第3ゴム9の弾性率は、第1ゴム7の弾性率の1.3倍〜5.5倍であることが好ましい。
例えば、第1ゴム7の100%引張弾性率は、0.5MPa〜3.5MPaであることが好ましい。例えば、第2ゴム8の100%引張弾性率は、0.6MPa〜17.5MPaであることが好ましい。例えば、第3ゴム9の100%引張弾性率は、0.7MPa〜19.3MPaであることが好ましい。
図2〜図4に示すように、各リボンゴム5,6は、タイヤ周方向D3と平行に配置される平行部5a,6aと、タイヤ周方向D3に対して傾斜して配置される傾斜部5b,6bとを備えている。そして、各リボンゴム5,6は、平行部5a,6aと傾斜部5b,6bとが繰り返すように連接して、配置されている。
また、第1及び第2リボンゴム5,6の平行部5a,6a及び傾斜部5b,6bのそれぞれは、タイヤ幅方向D1で交互に配置されている。なお、平行部5a,6aのタイヤ周方向D3の寸法は、傾斜部5b,6bのタイヤ周方向D3の寸法よりも、大きくなっている。
図2及び図4に示すように、第1層3a及び第3層3cは、第1ゴム7と第2ゴム8とがタイヤ周方向D3で接合される複数の周接合部10を備えている。なお、周接合部10は、第1リボンゴム5の第1ゴム7で形成される傾斜部5bと第2リボンゴム6の第2ゴム8で形成される傾斜部6bとがタイヤ周方向D3で接合されて、形成されている。
そして、周接合部10は、タイヤ周方向D3に対して交差するように配置されている。具体的には、周接合部10は、タイヤ周方向D3に対して傾斜して交差するように配置されている。例えば、周接合部10は、タイヤ周方向D3との交差角度が20°以上であることが好ましく、また、30°以上であることがより好ましく、さらに、45°以上であることが非常に好ましい。
本実施形態においては、複数の周接合部10は、タイヤ幅方向D1に並列されており、それぞれ所定のタイヤ子午面S2の位置に配置されている。即ち、周接合部10の第1の群(図2及び図4の上方側の周接合部10)は、周接合部10の第2の群(図2及び図4の下方側の周接合部10)に対して、タイヤ周方向D3において、略180°に相当する距離だけ離れて配置されている。
また、第1層3a及び第3層3cは、第1ゴム7と第2ゴム8とがタイヤ幅方向D1で接合される複数の幅接合部11を備えている。なお、幅接合部11は、第1リボンゴム5の第1ゴム7で形成される平行部5aと第2リボンゴム6の第2ゴム8で形成される平行部6aとがタイヤ幅方向D1で接合されて、形成されている。
そして、幅接合部11は、タイヤ幅方向D1に対して交差するように配置されている。なお、幅接合部11は、タイヤ周方向D3に対して僅かに交差するように配置されているものも含まれる。例えば、幅接合部11は、タイヤ周方向D3との交差角度が10°未満であるものも含まれる。
図3に示すように、第2層3bは、第3ゴム9のみで形成されている。具体的には、第2層3bは、第1リボンゴム5の第3ゴム9で形成される平行部5a及び傾斜部5bと第2リボンゴム6の第3ゴム9で形成される平行部6a及び傾斜部6bとが接合されて、形成されている。
図5に示すように、キャップゴム3は、第1層3a及び第2層3b間に、第1ゴム7又は第2ゴム8と第3ゴム9とがタイヤ径方向D2で接合される径接合部12を備えている。また、キャップゴム3は、第2層3b及び第3層3c間に、第1ゴム7又は第2ゴム8と第3ゴム9とがタイヤ径方向D2で接合される径接合部12を備えている。
第2層3bのタイヤ径方向D2の寸法は、第1層3aのタイヤ径方向D2の寸法以下であり、第3層3cのタイヤ径方向D2の寸法以下である。そして、第2層3bの外周面は、周溝27の溝底27aよりも、タイヤ径方向D2の外側に配置されている。具体的には、第2層3bの全体は、周溝27の溝底27aの位置P1よりも、タイヤ径方向D2の外側に配置されている。そして、第3層3cは、タイヤ径方向D2において、周溝27の溝底27aの位置P1を含むように、配置されている。
なお、ベースゴム4は、ベルト層26の外周面とタイヤ径方向D2で接合され、所定の弾性率を有する1つのゴムで形成されている。例えば、ベースゴム4は、一枚の帯状ゴムがタイヤ周方向D3に沿って配置するように巻かれることで、形成されている。本実施形態においては、第1〜第3ゴム7〜9の弾性率は、ベースゴム4を形成するゴムの弾性率よりも、大きくなっている。なお、図5(以下の図も同様)において、ベースゴム4のゴムは、(右上がり)斜線領域で図示されている。
本実施形態に係るタイヤ1の構成については以上の通りであり、次に、本実施形態に係るタイヤ1の作用効果について説明する。
まず、トレッドゴム2の温度が低い稼働初期においては、トレッドゴム2が充分に弾性変形できない場合がある。これにより、例えば、トレッドゴム2が、全体に亘って路面に充分に接地できないため、周溝27、陸溝等の溝によるエッジ効果(走行時にエッジが路面を引っ掻くことにより、路面に対するグリップ力を生じさせる効果)が充分に発揮できない場合がある。
それに対して、キャップゴム3の第1層3a及び第3層3cは、周接合部10及び幅接合部11を備えている。さらに、キャップゴム3は、第1層3a及び第2層3b間と第3層3c及び第2層3b間とに、径接合部12を備えている。
これにより、車両が走行する際に、タイヤ1が各方向D1〜D3の力を受けるため、各接合部10〜12が弾性変形する。このとき、各接合部10〜12は、異なる弾性率を有するゴム7〜9が接合されて形成されているため、歪むように弾性変形する。したがって、各接合部10〜12が発熱するため、稼働初期において、トレッドゴム2の温度を上昇させることができる。
また、図6に示すように、タイヤ1は、路面100に接地した際に、溝の近傍で変形し易い。例えば、周溝27においては、溝底27aが圧縮変形の起点となり、溝壁27bが内側に膨らむように変形する。したがって、溝底領域A1は、圧縮の弾性変形と復元とを繰り返すことになる。
それに対して、第3層3cは、タイヤ径方向D2において、周溝27の溝底27aの位置P1を含むように、配置されている。これにより、圧縮の弾性変形と復元とを繰り返す溝底領域A1に、第3層3cの周接合部10及び幅接合部11が配置されているため、第3層3cで効果的に発熱させることができる。したがって、稼働初期において、トレッドゴム2の温度を効果的に上昇させることができる。
このように、稼働初期において、トレッドゴム2は、充分な温度を有するため、充分に弾性変形できる。その結果、トレッドゴム2の外周面を全体に亘って路面に接地させることができる。これにより、溝(周溝27、陸溝)によるエッジ効果が充分に発揮できるため、稼働初期の操縦安定性能を向上させることができる。
ところで、第1層3aが、異なる弾性率を有する第1及び第2ゴム7,8で形成されているため、異なる弾性率に起因して、剛性差が存在している。それに対して、第2層3bを形成する第3ゴム9の弾性率は、第1層3aを形成する第1及び第2ゴム7,8の弾性率よりも、大きくなっている。これにより、第1層3aの第1及び第2ゴム8,9の異なる弾性率に起因する剛性差を緩和することができる。
したがって、車両が走行する際に、第1層3aの剛性差に起因する変形差が大きくなることを抑制できるため、路面に対する接地圧が不均一になることを抑制できる。その結果、タイヤ1が飽和温度に到達した後でも、操縦安定性能を向上させることができる。このように、本実施形態に係るタイヤ1は、稼働初期でも、タイヤ1が飽和温度に到達した後でも、操縦安定性能を向上させることができる。
次に、本実施形態に係るタイヤ1の製造方法について、図7及び図8を参照しながら説明する。
図7に示すように、成形装置40は、第1リボンゴム5を押し出す第1押出装置41と、第2リボンゴム6を押し出す第2押出装置42とを備えている。また、成形装置40は、各押出装置41,42から押し出されて形成される紐状のリボンゴム5,6が巻き付けられる巻付部43を備えている。
押出装置41,42は、リボンゴム5,6の断面形状が一定の形状となるように、ゴム7〜9を押し出している。そして、押出装置41,42は、単位時間当たりのゴム7〜9の押し出し量が一定となるように、ゴム7〜9を押し出している。また、第1押出装置41と第2押出装置42とは、巻付部43を介在させて、巻付部43の直径方向で対向するように配置されている。
第1押出装置41は、第1ゴム7を押し出す第1押出部41aと、第3ゴム9を押し出す第2押出部41bと、外部に押し出すゴム7,9を切り替える切替部41cとを備えている。そして、第1押出装置41は、第1層3a及び第3層3cを形成する第1ゴム7と第2層3bを形成する第3ゴム9とが交互に連接される第1リボンゴム5を押し出している。
第2押出装置42は、第2ゴム8を押し出す第1押出部42aと、第3ゴム9を押し出す第2押出部42bと、外部に押し出すゴム8,9を切り替える切替部42cとを備えている。そして、第2押出装置42は、第1層3a及び第3層3cを形成する第2ゴム8と第2層3bを形成する第3ゴム9とが交互に連接される第2リボンゴム6を押し出している。
巻付部43は、円柱状に形成されており、軸周り(回転方向D4)に回転可能である。これにより、巻付部43は、回転することで、押し出されて成形されたリボンゴム5,6が外周部に巻き付けられる。また、巻付部43は、軸方向に移動可能であるため、押出装置41,42に対して、軸方向に相対変位可能である。
そして、巻付部43が押出装置41,42に対して不動である際には、リボンゴム5,6の平行部5a,6aが形成され、巻付部43が押出装置41,42に対して軸方向に移動している際には、リボンゴム5,6の傾斜部5b,6bが形成される。これにより、図8に示すように、リボンゴム5,6は、平行部5a,6aと傾斜部5b,6bとが繰り返すように連接して、配置され、また、第1及び第2リボンゴム5,6の平行部5a,6a及び傾斜部5b,6bは、タイヤ幅方向D1で交互に配置される。
そして、第1リボンゴム5の第1ゴム7で形成される傾斜部5bと第2リボンゴム6の第2ゴム8で形成される傾斜部6bとがタイヤ周方向D3で接合されることで、周接合部10が形成される。また、第1リボンゴム5の第1ゴム7で形成される平行部5aと第2リボンゴム6の第2ゴム8で形成される平行部6aとがタイヤ幅方向D1で接合されて、幅接合部11が形成される。なお、周接合部10は、タイヤ周方向D3において、180°に相当する距離だけ離れて配置されている。
なお、図8においては、キャップゴム3以外の部材は、図示されていない。例えば、ベースゴム4を構成するゴム部材が巻付部43に巻き付けられており、リボンゴム5,6は、当該ゴム部材の上から、巻き付けられていてもよい。
その後、図示していないが、第1及び第2リボンゴム5,6がタイヤ径方向D2で三層となるように巻かれる。そして、例えば、拡径変形される工程を経ることで、未加硫のタイヤが成形される。そして、未加硫のタイヤが加硫装置で加硫されることで、加硫されたタイヤ1が製造される。
以上より、本実施形態に係るタイヤ1は、外周面が路面に接地するトレッドゴム2を備え、前記トレッドゴム2は、外周面が路面に接地する第1層3aと、外周面が前記第1層3aの内周面と接合する第2層3bと、を備え、前記第1層3aは、異なる弾性率を有するゴム7,8が接合される接合部10,11を備え、前記第2層3bは、前記第1層3aを構成するゴム7,8の少なくとも一つの弾性率よりも大きい弾性率のゴム9で形成される。
斯かる構成によれば、第1層3aは、異なる弾性率を有するゴム7,8が接合される接合部10,11を備えている。そして、接合部10,11は、タイヤ1の走行時に、歪むように弾性変形するため、発熱する。これにより、稼働初期において、トレッドゴム2の温度を上昇させることができる。
また、第2層3bの外周面は、第1層3aの内周面と接合している。そして、第2層3bは、第1層3aを構成するゴム7,8の少なくとも一つの弾性率よりも大きい弾性率のゴム9で形成されている。これにより、第1層3aのゴム7,8の異なる弾性率に起因する剛性差を緩和することができる。したがって、タイヤ1の走行時において、第1層3aのゴム7,8の異なる弾性率に起因する変形差が大きくなることを抑制できるため、路面に対する接地圧が不均一になることを抑制できる。
また、本実施形態に係るタイヤ1においては、前記トレッドゴム2は、外周面が前記第2層3bの内周面と接合する第3層3cを備え、前記第3層3cは、異なる弾性率を有するゴム7,8が接合される接合部10,11を備える、という構成である。
斯かる構成によれば、第3層3cの外周面は、第2層3bの内周面と接合している。そして、第3層3cは、異なる弾性率を有するゴム7,8が接合される接合部10,11を備えている。これにより、接合部10,11は、タイヤ1の走行時に、歪むように弾性変形するため、発熱する。したがって、第1層3aだけでなく第3層3cでも発熱するため、稼働初期において、トレッドゴム2の温度をさらに上昇させることができる。
また、本実施形態に係るタイヤ1においては、前記トレッドゴム2は、タイヤ周方向D3に沿って延びる周溝27を備え、前記第3層3cは、タイヤ径方向D2において、前記周溝27の溝底27aの位置P1を含むように、配置される、という構成である。
斯かる構成によれば、第3層3cは、タイヤ径方向D2において、周溝27の溝底27aの位置P1を含むように、配置されている。これにより、圧縮変形の起点となり易い周溝27の溝底27aに、第3層3cの接合部10,11が配置されることになるため、第3層3cで効果的に発熱させることができる。これにより、稼働初期において、トレッドゴム2の温度を効果的に上昇させることができる。
また、本実施形態に係るタイヤ1においては、前記接合部10,11は、異なる弾性率を有するゴム7,8がタイヤ周方向D3で接合される周接合部10と、異なる弾性率を有するゴム7,8がタイヤ幅方向D1で接合される幅接合部11と、を含む、という構成である。
斯かる構成によれば、周接合部10は、異なる弾性率を有するゴム7,8をタイヤ周方向D3で接合しているため、タイヤ1がタイヤ周方向D3で変形することにより、発熱する。また、幅接合部11は、異なる弾性率を有するゴム7,8をタイヤ幅方向D1で接合しているため、タイヤ1がタイヤ幅方向D1で変形することにより、発熱する。これにより、稼働初期において、タイヤ1がタイヤ周方向D3やタイヤ幅方向D1で変形することにより、トレッドゴム2の温度を効果的に上昇させることができる。
また、本実施形態に係るタイヤ1においては、前記第2層3bを形成するゴム9の弾性率は、前記第1層3aを形成する全てのゴム7,8の弾性率と異なる、という構成である。
斯かる構成によれば、第1層3aを形成するゴム7,8と第2層3bを形成するゴム9との弾性率が異なるため、第1層3aと第2層3bとの間に、異なる弾性率を有するゴム7〜9をタイヤ径方向D2で接合する径接合部12が形成される。そして、径接合部12は、タイヤ1がタイヤ径方向D2で変形することにより、発熱する。これにより、稼働初期において、トレッドゴム2の温度をさらに効果的に上昇させることができる。
また、本実施形態に係るタイヤ1においては、前記第2層3bを形成するゴム9の弾性率は、前記第1層3aを形成する全てのゴム7,8の弾性率よりも、大きい、という構成である。
斯かる構成によれば、第2層3bを形成するゴム9の弾性率が、第1層3aを形成する全てのゴム7,8の弾性率よりも、大きいため、第1層3aのゴム7,8の異なる弾性率に起因する剛性差をさらに緩和することができる。したがって、タイヤ1の走行時において、第1層3aのゴム7,8の異なる弾性率に起因する変形差が大きくなることをさらに抑制できるため、路面に対する接地圧が不均一になることをさらに抑制できる。
なお、タイヤ1は、上記した実施形態の構成に限定されるものではなく、また、上記した作用効果に限定されるものではない。また、タイヤ1は、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。例えば、下記する各種の変更例に係る構成や方法等を任意に一つ又は複数選択して、上記した実施形態に係る構成や方法等に採用してもよいことは勿論である。
上記実施形態に係るタイヤ1においては、第1層3a及び第3層3cは、周接合部10及び幅接合部11を備えている、という構成である。しかしながら、タイヤ1は、斯かる構成に限られない。
例えば、第1層3a及び第3層3cの少なくとも一方は、図9に示すように、タイヤ周方向D3との交差角度が10°未満である幅接合部11のみを備え、周接合部10を備えていない、という構成でもよい。また、例えば、第1層3a及び第3層3cの少なくとも一方は、図10に示すように、周接合部10のみを備え、幅接合部11を備えていない、という構成でもよい。
また、上記実施形態に係るタイヤ1においては、周接合部10は、タイヤ周方向D3に対して傾斜して交差するように配置されている、という構成である。しかしながら、タイヤ1は、斯かる構成に限られない。例えば、図10に示すように、周接合部10は、タイヤ周方向D3に対して直交して交差するように配置されている、という構成でもよい。
また、上記実施形態に係るタイヤ1においては、トレッドゴム2の一部(キャップゴム3)は、紐状のリボンゴム5,6が巻かれて、形成されている、という構成である。しかしながら、タイヤ1は、斯かる構成に限られない。例えば、トレッドゴム2の少なくとも一部は、図10に示すように、シート状のシートゴム13,14がタイヤ周方向D3に連接されて、形成されている、という構成でもよい。
また、上記実施形態に係るタイヤ1においては、第1層3aにおける、第1ゴム7と第2ゴム8とのタイヤ径方向D2の寸法は、一定(完全に同じだけでなく、略同じも含む)である、という構成である。しかしながら、タイヤ1は、斯かる構成に限られない。例えば、図11に示すように、第1層3aにおける、第1ゴム7と第2ゴム8とのタイヤ径方向D2の寸法は、異なる、という構成でもよい。
図11に係る第1層3aにおいては、弾性率の小さい第1ゴム7のタイヤ径方向D2の寸法は、弾性率の大きい第2ゴム8のタイヤ径方向D2の寸法よりも、小さくなっている。斯かる構成によれば、第1層3aのゴム7,8の異なる弾性率に起因する剛性差を効果的に緩和することができる。したがって、タイヤ1の走行時において、第1層3aのゴム7,8の異なる弾性率に起因する変形差が大きくなることを効果的に抑制できるため、路面に対する接地圧が不均一になることを効果的に抑制できる。
また、上記実施形態に係るタイヤ1においては、トレッドゴム2は、キャップゴム3の第1〜第3層3a〜3cとベースゴム4との四層構造である、という構成である。しかしながら、タイヤ1は、斯かる構成に限られない。例えば、トレッドゴム2は、二層構造でもよく、三層構造でもよく、五層以上の層構造である、という構成でもよい。
また、上記実施形態に係るタイヤ1においては、第3層3cは、タイヤ径方向D2において、周溝27の溝底27aの位置P1を含むように、配置されている、という構成である。しかしながら、タイヤ1は、斯かる構成に限られない。例えば、第3層3cは、タイヤ径方向D2において、周溝27の溝底27aの位置P1から外れて、配置されている、という構成でもよい。
また、上記実施形態に係るタイヤ1においては、第2層3bを形成するゴム9の弾性率は、第1層3aを形成する全てのゴム7,8の弾性率と異なる、という構成である。しかしながら、タイヤ1は、斯かる構成に限られない。例えば、第2層3bを形成するゴム9の弾性率は、第1層3aを形成するゴム7,8の一つの弾性率と同じであって、第1層3aを構成するゴム7,8の少なくとも一つの弾性率よりも大きい、という構成でもよい。
また、上記実施形態に係るタイヤ1においては、第2層3bを形成するゴム9の弾性率は、第1層3aを形成する全てのゴム7,8の弾性率よりも、大きい、という構成である。しかしながら、タイヤ1は、斯かる構成に限られない。例えば、第2層3bを形成するゴム9の弾性率は、第1層3aを形成するゴム7,8の一つの弾性率よりも、大きく、その他の弾性率よりも、小さい、という構成でもよい。
また、上記実施形態に係るタイヤ1においては、第1層3a及び第3層3cが、異なる弾性率を有する複数のゴム7,8で形成されている、という構成である。しかしながら、タイヤ1は、斯かる構成に限られない。例えば、第1層3aのみが、異なる弾性率を有する複数のゴム7,8で形成されている、という構成でもよい。
また、上記実施形態に係るタイヤ1においては、第1層3a及び第3層3cの周接合部10は、タイヤ周方向D3において、180°に相当する距離だけ離れて配置されている、という構成である。しかしながら、タイヤ1は、斯かる構成に限られない。例えば、第1層3a及び第3層3cの周接合部10は、タイヤ周方向D3で隣接する周接合部10と、タイヤ周方向D3において、15°〜180°に相当する距離だけ離れて配置されている、という構成でもよい。
また、上記実施形態に係るタイヤ1においては、周接合部10は、弾性率の異なる二つのゴム7,8で形成されている、という構成である。しかしながら、タイヤ1は、斯かる構成に限られない。例えば、周接合部10は、弾性率の異なる三つ以上のゴムから選択された二つのゴムで、それぞれ形成されている、という構成でもよい。即ち、第1層3a及び第3層3cの少なくも一方は、弾性率の異なる三つ以上のゴムで形成されている、という構成でもよい。
また、タイヤ1は、加硫前のタイヤ(未加硫タイヤ)も、加硫後のタイヤ(加硫タイヤ)も含まれる。なお、加硫後のタイヤにおいては、タイヤ1を鋭利な刃物で切断し、その断面により、ゴム7〜9の境界面を観察することができる。これにより、ゴム7〜9の配置状態の特定は、可能である。
1…タイヤ、2…トレッドゴム、3…キャップゴム、3a…第1層、3b…第2層、3c…第3層、4…ベースゴム、5…第1リボンゴム、5a…平行部、5b…傾斜部、6…第2リボンゴム、6a…平行部、6b…傾斜部、7…第1ゴム、8…第2ゴム、9…第3ゴム、10…周接合部、11…幅接合部、12…径接合部、13…シートゴム、14…シートゴム、21…ビード部、22…サイドウォール部、23…トレッド部、24…カーカス層、25…インナーライナー、26…ベルト層、27…周溝、27a…溝底、27b…溝壁、30…リム、40…成形装置、41…第1押出装置、41a…第1押出部、41b…第2押出部、41c…切替部、42…第2押出装置、42a…第1押出部、42b…第2押出部、42c…切替部、43…巻付部、100…路面、D1…タイヤ幅方向、D2…タイヤ径方向、D3…タイヤ周方向、S1…タイヤ赤道面、S2…タイヤ子午面
Claims (6)
- 外周面が路面に接地するトレッドゴムを備え、
前記トレッドゴムは、外周面が路面に接地する第1層と、外周面が前記第1層の内周面と接合する第2層と、を備え、
前記第1層は、異なる弾性率を有するゴムが接合される接合部を備え、
前記第2層は、前記第1層を構成するゴムの少なくとも一つの弾性率よりも大きい弾性率のゴムで形成される、タイヤ。 - 前記トレッドゴムは、外周面が前記第2層の内周面と接合する第3層を備え、
前記第3層は、異なる弾性率を有するゴムが接合される接合部を備える、請求項1に記載のタイヤ。 - 前記トレッドゴムは、タイヤ周方向に沿って延びる周溝を備え、
前記第3層は、タイヤ径方向において、前記周溝の溝底の位置を含むように、配置される、請求項2に記載のタイヤ。 - 前記接合部は、異なる弾性率を有するゴムがタイヤ周方向で接合される周接合部と、異なる弾性率を有するゴムがタイヤ幅方向で接合される幅接合部と、を含む、請求項1〜3の何れか1項に記載のタイヤ。
- 前記第2層を形成するゴムの弾性率は、前記第1層を形成する全てのゴムの弾性率と異なる、請求項1〜4の何れか1項に記載のタイヤ。
- 前記第2層を形成するゴムの弾性率は、前記第1層を形成する全てのゴムの弾性率よりも、大きい、請求項5に記載のタイヤ。
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