JP2018108059A - 作業車輌 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構造でかつ比較的低い寸法精度でも作業機を緩み無く取り付けることができる作業車輌を提供する。【解決手段】作業機を昇降するリンク機構6の後端部に配置されて、作業機が取り付けられるベース部材20に、上方が開放してかつ作業機の取付軸部33、34を支持する受部21a、22aと、ベース部材20に所定量の遊びを有して支持され、取付軸部33、34が受部21a、22aから離脱することを規制するロック部材25と、ロック部材25を介して取付軸部33、34を受部21a、22aに向けて押圧する押圧部材29と、を設けた。【選択図】図2

Description

本発明は、トラクタや乗用田植機等の作業車輌に係り、詳しくは走行機体と作業機との連結機構に関する。
一般に、トラクタや乗用田植機等の作業車輌は、車輪やクローラ等に支持されている走行機体の後方に作業機を連結し、圃場を走行しながら作業機により耕耘や苗の移植等の作業を行う。従来、特許文献1に示すように、乗用田植機本体の本機側連結部と植付作業機の作業機側連結部とを介して、乗用田植機本体と植付作業機とが係脱自在に接続されている乗用田植機が知られている。この乗用田植機は、本機側連結部には上方が開口した溝状の上部係止部とU字型で回動可能な係合体とを備え、作業機側連結部にはピン状に形成された上部係止受体及び下部係止受体を備え、上部係止受体が上部係止部に、下部係止受体が係合体に、それぞれ係脱自在に構成されている。これにより、乗用田植機本体に対して植付作業機を交換することで、植付の条数変更等の作業内容の変更に対応することができる他、老朽化等を考慮した保守と管理を、乗用田植機本体と植付作業機とで別々に行うことができる。
特許第2846648号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の乗用田植機は、本機側連結部及び作業機側連結部に高い寸法精度が要求されるので、コストが上昇する虞があった。また、本機側連結部は比較的に部品点数が多く構造が複雑であった。
そこで、本発明は、簡単な構造でかつ比較的低い寸法精度でも作業機を緩み無く取り付けることができる作業車輌を提供することを目的とするものである。
本発明は、走行装置(2、3)に支持された走行機体(5)と、該走行機体(5)の後部に設けられて作業機(8)を昇降するリンク機構(6)と、を備える作業車輌(1)において、
前記リンク機構(6)の後端部に設けられたベース部材(20)と、
該ベース部材(20)に固定され、上方が開放してかつ作業機(8)の取付軸部(33、34)を支持する受部(21a、22a)と、
前記ベース部材(20)に所定量の遊びを有して支持され、前記取付軸部(33、34)が前記受部(21a、22a)から離脱することを規制するロック部材(25)と、
該ロック部材(25)を下方向へ押圧する押圧部材(29)と、を備え、
前記押圧部材(29)により前記ロック部材(25)が前記取付軸部を前記受部(21a)に向けて押圧してなる、
ことを特徴とする。
例えば図2及び図6を参照して、前記ロック部材(25)は、前記受部(21a)に係合した前記取付軸部(33)の上方への移動を規制可能な上規制面(25a)及び前記上規制面に対向する下規制面(25b)を有してなる。
例えば図2、図3、図4及び図6を参照して、前記ベース部材(20)に上下方向に離間して配置された少なくとも2個の受部(21a、22a)を有し、そのうちの1個の受部(21a)に向けて前記取付軸部を押圧する前記ロック部材(25)を配置してなる。
例えば図2及び図6を参照して、前記ベース部材(20)は、前記ロック部材(25)に立設された支持軸(23)を遊びを有して案内する孔(20e)が形成され、
前記押圧部材(29)は、前後方向へ移動可能に設けられると共に後方への移動により前記支持軸(23)を下方に押圧する傾斜面(29d)を有してなる。
なお、上述カッコ内の符号は、図面と対照するためのものであるが、何ら本発明の構成を限定するものではない。
請求項1に係る本発明によると、押圧部材によりロック部材が取付軸部を受部へ向けて下方へ押圧しているので、ロック部材、受部及び取付軸部の寸法精度によらず、作業機をリンク機構へ取り付ける際の遊びを減少させて緩み無く取り付けることができると共に、走行機体に対する作業機の取り付け位置の精度を向上することができる。また、比較的に少ない部品点数で構成されていることにより、簡単な構成で保守の手間を省くことができる。
請求項2に係る本発明によると、ロック部材の下規制面と受部とにより取付軸部から受ける作業機の重量を支えることができるので、強度を向上することができる。
請求項3に係る本発明によると、ベース部材には上下方向に離間して複数設けられている受部のうちの1個の受部に向けて取付軸部を押圧するロック部材を配置しているので、少ない部品数で作業機をリンク機構へ取り付ける際の遊びを減少させることができる。
請求項4に係る本発明によると、押圧部材は、後方への移動によりロック部材に立設された支持軸を下方に押圧する傾斜面を有しているので、単純な操作により作業機をリンク機構へ取り付ける際の遊びを減少させることができる。
本実施の形態に係る乗用田植機を示す側面図。 機体連結部を示す側面図。 機体連結部を示す正面図。 機体連結部を示す背面図。 機体連結部を示す図2のA−A断面図。 ロックプレートの開放状態を示す側面図。
以下、図面に沿って、本発明の実施の形態について説明する。図1に示すように、本実施の形態に係る作業車輌としての乗用田植機1は、左右一対の走行装置としての前輪2及び後輪3によって支持される走行機体5を有し、走行機体5の後部に設けられている昇降リンク機構6により植付作業機8が昇降可能に支持されている。昇降リンク機構6は、油圧により作動するリフトシリンダ9を有し、リフトシリンダ9の伸縮動作に応じて植付作業機8が昇降される。
植付作業機8は、図示しないマット苗が載置される苗載台10、マット苗から苗を掻き取って圃場に移植する植付機構11、圃場面を滑走するフロート12等を備えている。植付機構11は、走行機体5の走行に伴うフロート12の圃場面への追従により圃場面の凹凸や硬軟を検知し、適切な植付深さとなるように上下の高さが調節される。
上記走行機体5の中央部には、オペレータが搭乗して走行機体5や植付作業機8を操作する運転部14が配置されている。該運転部14には運転座席15が配置されており、運転座席15の前方には、走行機体5を操向操作するステアリングハンドル16及び植付作業機8を昇降操作する図示しない作業機操作具等が配置されている。なお、本実施の形態においては、水平面に載置された乗用田植機1の運転座席15に着座したオペレータが向いている正面方向を前方とし、これを基準に前後左右方向を定義する。走行機体5の前部には図示しないエンジン及びトランスミッションが搭載されている。エンジンが出力する動力は、トランスミッションで変速されて前輪2及び後輪3に伝達されると共に、図示しない油圧コントロール機構を介してリフトシリンダ9及び植付作業機8に伝達される。
図2から図5に示すように、昇降リンク機構6は、走行機体5の後部に固定されているリンクベース13と、リンクベース13から略後方へ延出するトップリンク6aと、トップリンク6aの下方に配置されてリンクベース13から略後方へ延出するロアリンク6bと、トップリンク6a及びロアリンク6bの後端部に設けられて、植付作業機8が着脱可能に取り付けられる機体連結部17と、を備えている。リンクベース13は、トップリンク6a及びロアリンク6bが略上下方向へ揺動可能となるようにトップリンク6a及びロアリンク6bの前端部を軸支している。
機体連結部17は、トップリンク6a及びロアリンク6bが略上下方向へ揺動可能となるようにトップリンク6a及びロアリンク6bの後端を軸支するトップリンク軸6c及びロアリンク軸6dと、トップリンク軸6c及びロアリンク軸6dを固定するベース部材としてのリンクホルダ20と、を備えており、リンクベース13、トップリンク6a、ロアリンク6b及びリンクホルダ20により、平行リンク機構が形成されている。また、リンクベース13は、リフトシリンダ9が揺動可能となるようにリフトシリンダ9の前端を軸支しており、ロアリンク6bは、リフトシリンダ9が揺動可能となるようにリフトシリンダ9の後端を軸支しており、リフトシリンダ9が収縮するとロアリンク6bが略上方へ傾動すると共にリンクホルダ20が上昇し、リフトシリンダ9が延伸すると、ロアリンク6bが略下方へ傾動すると共にリンクホルダ20が下降する。
リンクホルダ20は、トップリンク軸6c及びロアリンク軸6dを共に貫通させて支持する左板20a及び右板20bと、左板20aと右板20bとを接続する前板20c及び後板20dと、を有して、平面視において断面ロ字状の筒型に形成されている。後板20dには、上部固定板22と、上部固定板22に対して下方に所定距離離間して、後板20dの下部に配置されている下部固定板21と、が固定されている。上部固定板22及び下部固定板21は、それぞれ上方が開放して、右板20bから左板20aに亘って側面視においてU字状に形成されている受部としての上係合溝22a及び下係合溝21aを有している。
また、リンクホルダ20の左右には、平面板状に形成されている一対のロック部材としてのロックプレート25が配置されており、ロックプレート25は、左右方向に延設されている支持軸としての支点シャフト23を中心にリンクホルダ20に対して回動可能に軸支されている。支点シャフト23は、一方側のロックプレート25から他方側のロックプレート25に向けて立設されるように、それぞれのロックプレート25を接続しており、リンクホルダ20に形成されているロックガイド孔20eに遊嵌されている。ロックガイド孔20eは、上下方向を長径とし、左右方向を支点シャフト23の直径よりやや大きな長さの短径とする長孔に形成されて、支点シャフト23を上下方向に案内して、ロックプレート25は上下方向に所定量の移動が可能となっている。
ロックプレート25には、ロックプレート25が図2に示す方向Bへ傾動する際に所定の位置でリンクホルダ20に接触する図示しないストッパ部と、支点シャフト23の下方に位置している側面視においてコ字状のフック部25eと、が形成されている。フック部25eは、上規制面25aと、上規制面25aに対向する下規制面25bと、上規制面25aと下規制面25bとを接続する接続面25dと、を有して後方が開放するように形成されており、上規制面25aの後端から上方に向かって起立するガイド面25cが形成されている。上規制面25aが下係合溝21aの底面に対向する、図2におけるロックプレート25の回動位置において、支点シャフト23がロックガイド孔20eの最底部に接触している状態では、上規制面25aと下係合溝21aの最底部との距離は後述する作業機連結部19の取付軸部としての下部シャフト33の直径より小さくなるように設定されている。
ロックプレート25は、一端が左側のロックプレート25に接続され、他端がリンクホルダ20に接続されているロックプレートスプリング26により、方向Bへ付勢されており、昇降リンク機構6に植付作業機8が取り付けられていない状態においては、ロックプレートスプリング26の付勢力によりストッパ部がリンクホルダ20を押圧している。右側のロックプレート25には、支点シャフト23から前方へ延出する板状のロックレバー27が固定されている。ロックレバー27には左右方向へロックピン28が延設されており、ロックプレート25がストッパ部でリンクホルダ20に接触している状態からロックプレートスプリング26の付勢力に抗して方向Bと逆方向へ所定角度傾動すると、ロックピン28と前板の前面とが接触して、ロックプレート25は方向Bと逆方向への更なる傾動が規制される。
リンクホルダには、左右方向へリンクホルダ20を貫通するように延設されている円筒状の前スライドガイド軸36と、前スライドガイド軸36の後方に配置されて前スライドガイド軸36と平行でかつ略同径の後スライドガイド軸37とが固定されている。機体連結部17には、左板20aと左側のロックプレート25との間と、右板20bと右側のロックプレート25との間と、のそれぞれに、前後方向に延設されている一対の板状のスライドプレート29aを有する押圧部材としてのスライド部材29が設けられている。左右のスライドプレート29aは、スライドプレート29aの前端部に配置されている連結軸29eにより互いに接続されている。スライドプレート29aには、前後方向を長径とし、上下方向を前スライドガイド軸36及び後スライドガイド軸37の直径よりやや大きな長さの短径とする長孔であるスライドガイド29bが形成されている。スライドガイド29bは、前スライドガイド軸36及び後スライドガイド軸37を遊嵌して前スライドガイド軸36及び後スライドガイド軸37により前後方向に案内されて、スライド部材29は前後方向に所定量の移動が可能となっている。
スライド部材29は、一端がスライド部材29の前端部に接続され、他端が後スライドガイド軸37に接続されているスライドスプリング31の付勢力により、後方へ付勢されている。連結軸29eの左右方向における中央部には、作業者が把持してスライドスプリング31の付勢力に抗してスライド部材29を前方に操作するためのスライドグリップ29cが設けられている。左右それぞれのスライドプレート29aの下方後端部には、後端に近づくにつれて徐々に上方へ向かう傾斜面29dが形成されており、スライド部材29が作業者により操作されていない状態においては、傾斜面29dが支点シャフト23に接触して、スライドスプリング31の付勢力により、スライド部材29が支点シャフト23を下方へ押圧している。
植付作業機8の前部に設けられている作業機連結部19には、取付軸部としての上部シャフト34及び下部シャフト33を支持するホルダ32が固定されている。上部シャフト34及び下部シャフト35は共に左右方向に延びる円柱状に形成されて、上規制面25aと下規制面25bとの離間距離は、下部シャフト35の直径よりやや大きな長さとなっている。植付作業機8が昇降リンク機構6に取り付けられている状態においては、上係合溝22aに上部シャフト34が係合し、下係合溝21aに下部シャフト35が係合する。
作業者は、地面等に載置されている植付作業機8を昇降リンク機構6に取り付ける際、まず作業機操作具を下降操作して機体連結部17が地面等に近づくように下降させる。次いで、作業機連結部19に機体連結部17が対向するように走行機体5を移動させて、植付作業機8に向かって走行機体5をゆっくりと後進させながら近づける。機体連結部17と作業機連結部19とが十分に近接した状態で、作業者は、下部シャフト33よりわずかに低い位置に下係合溝21aが位置するように機体連結部17の高さを調節し、下部シャフト33が下係合溝21aに係合してかつ上部シャフト34を上係合溝22aに係合させることができる前後位置まで走行機体5を後進させる。このとき、下部シャフト33は、ガイド面25cをロックプレートスプリング26の付勢力に抗しながら前方へ押して、ロックプレート25を方向Bと逆方向へ傾動させる。この状態で、作業者は、下部シャフト33が下係合溝21aに係合してかつ上部シャフト34が上係合溝22aに係合する高さまで機体連結部17を上昇させる。
次いで作業者は、スライドスプリング31の付勢力に抗してスライドグリップ29cを前方に引きながらロックレバー27を操作してロックプレート25の上下位置及び回動位置を調節し、上規制面25aと下規制面25bとの間に下部シャフト33が位置するようにフック部25eを下部シャフト33に係合させて、スライドグリップ29cから手を離す。このようにすることで、スライドスプリング31によって傾斜面29dが支点シャフト23を下方へ押圧して、上規制面25aが下部シャフト33を下係合溝21aへ向けて下方へ押圧して下部シャフト33が上方へ移動して下係合溝21aから離脱することを規制すると共に、上部シャフト34が上係合溝22aを下方へ又は下部シャフト33が下係合溝21aを下方へ押圧して、作業機連結部19が機体連結部17に固定され、植付作業機8が昇降リンク機構6に取り付けられる。
作業者は、植付作業機8を昇降リンク機構6から取り外す際は、まず作業機操作具を下降操作して植付作業機8が接地する高さまで下降させ、ロックレバー27を方向Bと逆方向へ傾動させる。このとき、スライドスプリング31の付勢力によって支点シャフト23が下方へ押圧されているので、作業者がロックレバー27から手を離しても上規制面25aが下部シャフト33から離脱した状態が維持される。次いで、作業者は機体連結部17を下降させ、下部シャフト33と下係合溝21a及び上部シャフト34と上係合溝22aとの係合が解除されていることを確認した後、走行機体5を前進させて、作業機連結部19を機体連結部17から離して、植付作業機8が昇降リンク機構6から取り外される。
以上の構成により、本実施の形態によると、スライド部材29が支点シャフト23を介してロックプレート25を下方へ押圧し、ロックプレート25が下部シャフト33を下係合溝21aへ向けて下方へ押圧しているので、ロックプレート25、下係合溝21a及び下部シャフト33の寸法精度によらず、植付作業機8を昇降リンク機構6へ取り付ける際の遊びを減少させて緩み無く取り付けることができる。また、例えば、下部シャフト33と上部シャフト34との間隔のばらつき範囲の下限より、意図的に下係合溝21aと上係合溝22aとの間隔を小さく設定することで、昇降リンク機構6に対する植付作業機8の位置が植付作業機8に対する下部シャフト33の位置で定まるので、植付作業機8に対する上部シャフト34の位置について高い精度を要求する必要が無く、容易に走行機体5に対する植付作業機8の取り付け位置の精度を向上することができる。また、機体連結部17は、比較的に少ない部品点数で構成されていることにより、簡単な構成で保守の手間を省くことができる。
植付作業機8が昇降リンク機構6に取り付けられている状態において、支点シャフト23がロックガイド孔20eの下端に接触している場合には、上係合溝22a及び下係合溝21aだけでなく、下規制面25bによっても下部シャフト33から受ける植付作業機8の重量を支えることができるので、機体連結部17の強度を向上することができる。ロックプレート25は、上係合溝22aに対しては設けられておらず、下係合溝21aに対してのみ設けられて下部シャフト33を下係合溝21aに向けて押圧するので、少ない部品点数で植付作業機8を昇降リンク機構6へ取り付ける際の遊びを減少させることができる。スライド部材29は、後方へ付勢されることにより支点シャフト23を介してロックプレート25を下方に押圧し、前方へ移動されることにより押圧を解除する傾斜面29dを有しているので、作業者による単純な操作により植付作業機8を昇降リンク機構6へ取り付ける際の遊びを減少させることができる。また、ロックレバー27やスライド部材29は、上下方向においてトップリンク軸6cとロアリンク軸6dとの間に設けられており、装置が大きくならず植付作業等の邪魔になる虞が低い。
なお、ロックプレート25は下係合溝21aに対して設けられていることとしたが、下係合溝21aに対しては設けず、上係合溝22aに対してのみ設けて上部シャフト34を上係合溝22aに向けて下方へ押圧するように構成してもよい。なお、上係合溝22a及び下係合溝21aはU字状である必要は無く、上方が開放したコ字状又は上方が開放したV字状でもよい。また、上係合溝22a及び下係合溝21aが共に上記U字状等である必要は無く、上係合溝22a及び下係合溝21aの何れか一方は、上部シャフト34又は下部シャフト33の前後方向への移動のみを規制して下方を支えない形状、例えば上部シャフト34又は下部シャフト33の前後方向への移動を規制する前壁及び後壁を備えて上方及び下方が開放している形状であってもよい。なお、走行装置はクローラでもよいし、車輪とクローラとの組み合わせであってもよい。なお、上記実施の形態は植付作業機8を備える乗用田植機1について説明したが、これに限られず、作業機は耕耘機や代掻き機等でもよいし、走行機体5はトラクタ等でもよい。
1 作業車輌(乗用田植機)
2 走行装置(前輪)
3 走行装置(後輪)
5 走行機体
6 リンク機構(昇降リンク機構)
8 作業機(植付作業機)
20 ベース部材(リンクホルダ)
20e 孔(ロックガイド孔)
21a 受部(下係合溝)
22a 受部(上係合溝)
23 支持軸(支点シャフト)
25 ロック部材(ロックプレート)
25a 上規制面
25b 下規制面
29 押圧部材(スライド部材)
29d 傾斜面
33 取付軸部(下部シャフト)
34 取付軸部(上部シャフト)

Claims (4)

  1. 走行装置に支持された走行機体と、該走行機体の後部に設けられて作業機を昇降するリンク機構と、を備える作業車輌において、
    前記リンク機構の後端部に設けられたベース部材と、
    該ベース部材に固定され、上方が開放してかつ作業機の取付軸部を支持する受部と、
    前記ベース部材に所定量の遊びを有して支持され、前記取付軸部が前記受部から離脱することを規制するロック部材と、
    該ロック部材を下方向へ押圧する押圧部材と、を備え、
    前記押圧部材により前記ロック部材が前記取付軸部を前記受部に向けて押圧してなる、
    ことを特徴とする作業車輌。
  2. 前記ロック部材は、前記受部に係合した前記取付軸部の上方への移動を規制可能な上規制面及び前記上規制面に対向する下規制面を有してなる、
    請求項1に記載の作業車輌。
  3. 前記ベース部材に上下方向に離間して配置された少なくとも2個の受部を有し、そのうちの1個の受部に向けて前記取付軸部を押圧する前記ロック部材を配置してなる、
    請求項1又は2に記載の作業車輌。
  4. 前記ベース部材は、前記ロック部材に立設された支持軸を遊びを有して案内する孔が形成され、
    前記押圧部材は、前後方向へ移動可能に設けられると共に後方への移動により前記支持軸を下方に押圧する傾斜面を有してなる、
    請求項1乃至3のいずれか1項に記載の作業車輌。
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