JP2018106051A - カメラコントローラ、および補正レンズのキャリブレーション方法 - Google Patents

カメラコントローラ、および補正レンズのキャリブレーション方法 Download PDF

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Abstract

【課題】オープンループ制御では補正レンズの変位を検出することができないので、補正レンズの変位を適切に補正できない。
【解決手段】第1の記憶部103は、カメラモジュール108の傾きに応じて、カメラ座標系で作用する方向が変化する第1の力に対する補正量であって、カメラモジュール108の標準の傾きでの第1の補正量を記憶する。制御部107は、手振れ補正量を算出し、カメラモジュール108の傾きと第1の補正量とに基づいて、カメラモジュール108の傾きでの傾き補正量を求め、手振れ補正量と、傾き補正量とに基づいて、光学系109に含まれる補正レンズ110が光軸に垂直な面内でシフトするように補正レンズ110の位置を制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、カメラコントローラ、およびカメラの補正レンズのキャリブレーション方法に関し、たとえば、カメラの傾きに応じて変化する力、または補正レンズを支持するサスペンションなどによって補正レンズ位置が変化するのを調整する方法に関する。
従来から、手振れ補正の補正レンズの位置をクローズドループ制御する技術が知られている。たとえば、特許文献1に記載の撮影装置において、補正レンズは、撮影レンズを介して受光した被写体像の振れを光学的に軽減する。位置検出部は、補正レンズの位置を検出し、検出された位置を示す位置検出信号を出力する。目標位置演算部は、振動検出部からの検出信号に基づいて振れ補正部の目標位置を演算する。駆動制御部は、位置検出部からの位置検出信号に基づき、目標位置へ補正レンズを駆動するよう制御する。
特開2009−168938号公報
オープンループ制御では、位置検出素子を設ける必要がないため、クローズドループ制御よりも、低コスト化できるという利点がある。
補正レンズは、重力などのカメラの傾きに依存する力によって変位する。また、補正レンズは、サスペンションなどのカメラの傾きに依存しない力によっても変位する。
補正レンズの位置を検出するクローズドループ制御では、これらの力による補正レンズの変位を適切に補正できる。一方、オープンループ制御では補正レンズの変位を検出することができないので、これらの力による補正レンズの変位を適切に補正できない。
その他の課題と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
一実施形態のカメラコントローラによれば、カメラモジュールの傾きに応じてカメラ座標系で作用する方向が変化する第1の力に対する検出されたカメラモジュールの傾きでの傾き補正量と、手振れ補正量とに基づいて、光学系に含まれる補正レンズが光軸に垂直な面内でシフトするように補正レンズの位置を制御する。
一実施形態によれば、手振れ補正のための補正レンズの位置を検出する素子を設けなくても、重力などのカメラの傾きに依存する力による補正レンズの変位を適切に補正することができる。
第1の実施形態のカメラコントローラおよびカメラモジュールの構成を表わす図である。 第1の参考例のカメラシステムの構成を表わす図である。 第2の参考例のカメラシステムの構成を表わす図である。 (a)は、第1の参考例のカメラシステムにおける手振れ補正なしのときの補正レンズの位置を表わす図である。(b)は、第2の参考例のカメラシステムにおける手振れ補正なしのときの補正レンズの位置を表わす図である。 第2の実施形態のカメラシステムの構成を表わす図である。 光学系の構成を表わす図である。 カメラモジュールの傾きの例を表わす図である。 (a)は、カメラモジュール4を表わす図である。(b)は、第3の実施形態における補正レンズの位置のキャリブレーション時のカメラモジュールおよびチャートの位置を表わす図である。 第3の実施形態における補正レンズの位置のキャリブレーションの手順を表わす図である。 第3の実施形態における補正レンズの位置のキャリブレーションの手順を表わす図である。 第3の実施形態における補正レンズの位置のキャリブレーションの手順を表わす図である。 第3の実施形態における補正レンズの位置のキャリブレーションの手順を表わす図である。 第3の実施形態における補正レンズの位置のキャリブレーションの手順を表わす図である。 第3の実施形態における補正レンズの位置のキャリブレーションの手順を表わす図である。 キャリブレーションの第1処理時の補正レンズの位置を説明するための図である。 キャリブレーションの第2理時の補正レンズの位置を説明するための図である。 キャリブレーションの第4処理時の補正レンズの位置を説明するための図である。 キャリブレーションの第5処理時の補正レンズの位置を説明するための図である。 第4の実施形態における補正レンズの位置のキャリブレーション時のカメラモジュールおよびチャートの位置を表わす図である。 第4の実施形態における補正レンズの位置のキャリブレーションの手順を表わす図である。 第4の実施形態における補正レンズの位置のキャリブレーションの手順を表わす図である。 第4の実施形態における補正レンズの位置のキャリブレーションの手順を表わす図である。 第4の実施形態における補正レンズの位置のキャリブレーションの手順を表わす図である。 第5の実施形態における補正レンズの位置のキャリブレーションの手順の一部を表わす図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
[第1の実施形態]
図1は、第1の実施形態のカメラコントローラおよびカメラモジュールの構成を表わす図である。
カメラコントローラ100は、光学式手振れ補正を制御する。カメラコントローラ100は、制御部107と、第1の記憶部103と、第2の記憶部104とを備える。カメラモジュール108は、補正レンズ110を含む光学系109を備える。
第1の記憶部103は、カメラモジュール108の傾きに応じて、カメラ座標系で作用する方向が変化する第1の力に対する補正量であって、カメラモジュール108の標準の傾きでの第1の補正量を記憶する。カメラ座標系とは、カメラモジュール108に設定された固有の座標系である。
第2の記憶部104は、カメラモジュール108の傾きに応じて、カメラ座標系で作用する方向が変化しない第2の力に対する第2の補正量を記憶する。
制御部107は、振動検出センサ101による検出結果に基づいて光学系109における光軸のブレを検出し、ブレを補正するために、光学式手振れ補正量を算出する。制御部107は、傾き検出センサ102により検出されたカメラモジュール108の傾きと標準の傾きとの差と、第1の補正量とに基づいて、検出されたカメラモジュール108の傾きでの傾き補正量を求める。制御部107は、光学式手振れ補正量と、検出されたカメラモジュール108の傾きでの傾き補正量と、第2の補正量とに基づいて、光学系109に含まれる補正レンズ110が光軸に垂直な面内でシフトするように補正レンズ110の位置を制御する。
以上のように、本実施の形態によれば、予め記憶されたカメラモジュールの傾きに応じて、カメラ座標系で作用する方向が変化する第1の力に対する補正量であって、カメラモジュールの標準の傾きでの第1の補正量と、カメラモジュールの傾きに応じて、カメラ座標系で作用する方向が変化しない第2の力に対する第2の補正量を用いる。これによって、手振れ補正のための補正レンズの位置を検出する素子を設けなくても、重力などのカメラの傾きに依存する力およびサスペンションなどのカメラの傾きに依存しない力による補正レンズの変位を適切に補正することができる。
本実施の形態では、光学式手振れ補正量と、第1の補正量から求めた検出されたカメラモジュール108の傾きでの傾き補正量と、第2の補正量とに基づいて、補正レンズ110が光軸に垂直な面内でシフトするように補正レンズ110の位置を制御するものとしたが、これに限定するものではない。カメラモジュール108の傾きに応じて、カメラ座標系で作用する方向が変化しない第2の力を補正レンズ110が受けない場合には、第2の補正量は不要である。したがって、制御部107は、振動検出センサ101による検出結果に基づいて手振れ補正量を算出し、傾き検出センサ102により検出されたカメラモジュール108の傾きと標準の傾きとの差と第1の補正量とに基づいて、検出されたカメラモジュール108の傾きでの傾き補正量を求める。制御部107は、手振れ補正量と、傾き補正量とに基づいて、光学系109に含まれる補正レンズ110が光軸に垂直な面内でシフトするように補正レンズ110の位置を制御する。
[第2の実施形態]
本実施の形態では、光学系に含まれる補正レンズ21が、第1の力と第2の力とを受けるものとする。第1の力は、カメラの傾きに応じてカメラ座標系での作用する方向が変化する。本実施の形態では、第1の力は、重力とする。重力によって、補正レンズ21が重力方向に変位する。第2の力は、カメラの傾きに応じて、カメラ座標系での作用する方向が変化しない。本実施の形態では、第2の力は、サスペンション20が補正レンズ21を支持する力である。サスペンションを支持する力が補正レンズ21の部位によって相違する(以下、サスペンションの不平衡という)ことによって、補正レンズ21が変位する。
図2は、第1の参考例のカメラシステムの構成を表わす図である。
このカメラシステムは、クローズドループ制御によって、補正レンズ21の位置を制御する。制御IC52内の減算器57が、手振れ補正部8からの手振れ補正量と、カメラモジュール54内の位置検出素子56a、56bによって検出された補正レンズ21の位置との偏差を検出する。PID(Proportional-Integral-Differential)制御部53が、減算器57から出力される偏差に基づいて、補正レンズ21の位置をPID制御する。
図3は、第2の参考例のカメラシステムの構成を表わす図である。
このカメラシステムは、オープンループ制御によって、補正レンズ21の位置を制御する。このカメラシステムは、位置検出素子を備えない。そのため、制御IC62は、ADC55、減算器57、およびPID53を備えない。オープンループ制御では、補正レンズ21の位置を検出しないで、補正レンズ21の位置が制御される。
図4(a)は、第1の参考例のカメラシステムにおける手振れ補正なしのときの補正レンズ21の位置を表わす図である。
補正レンズ21は、重力の方向に力を受けて変位する。また、補正レンズ21は、サスペンションの不平衡によっても変位する。位置検出素子56a、56bによって補正レンズ21の位置を検出し、クローズドループ制御することによって、補正レンズ21の位置を中央位置に調整することができる。
図4(b)は、第2の参考例のカメラシステムにおける手振れ補正なしのときの補正レンズ21の位置を表わす図である。
オープンループ制御では、補正レンズ21の位置を検出することができないので、補正レンズ21の位置を中央位置に調整することができない。
図5は、第2の実施形態のカメラシステムの構成を表わす図である。本実施の形態のカメラシステムも、オープンループ制御によって、補正レンズ21の位置を制御する。
図5に示すように、カメラシステムは、振動検出センサ6と、傾き検出センサ7と、制御IC2と、カメラモジュール4と、Host_CPU3とを備える。このカメラシステムは、デジタルカメラ、またはスマートフォンのカメラなどに搭載される。
振動検出センサ6は、たとえばジャイロセンサによって構成される。振動検出センサ6は、カメラモジュール4の振動を検出する。
傾き検出センサ7は、たとえば加速度センサによって構成される。傾き検出センサ7はカメラモジュール4の傾きを検出する。
カメラモジュール4は、コイル17X,17Yと、マグネット18X,18Yと、光学系81と、イメージセンサ19と、信号処理回路16とを備える。
図6は、光学系81の構成を表わす図である。
光学系81は、ズームレンズ211、補正レンズ21、絞り213、およびフォーカスレンズ214を含む。ズームレンズ211は、被写体の像の倍率を変化させる。補正レンズ21は、被写体の像のブレを補正する。補正レンズ21は、カメラモジュール4のブレを相殺する方向に移動することにより、イメージセンサ19上の被写体の像のブレを小さくする。絞り213は、光学系81を通過する光の量を調整する。フォーカスレンズ214は、イメージセンサ19に形成される被写体の像のフォーカス状態を変化させる。
図6は、光学系81の構成を表わす図である。
図6に示すように、カメラ座標系のZ軸が、光軸に沿って設定される。Z軸の正方向Z+が光軸の光が進む方向に設定され、Z軸の負方向Z-が光軸の光が進む方向と逆方向に設定される。補正レンズ21が第1の力を受けず、かつ第2の力による不均衡を受けないときの補正レンズ21と光軸との交点がカメラ座標系の原点に設定される。光軸と垂直にカメラ座標系のX軸(正方向がX+、負方向がX-)およびY軸(正方向がY+、負方向がY-)に設定される。補正レンズ21は、光学系81の光軸に垂直な面内(すなわち、XY平面内)で駆動される。
イメージセンサ19は、光学系81を介して入射した光を光電変換することによって、撮像画像を生成する。イメージセンサ19は、たとえば、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサである。CMOSイメージセンサは、2次元に配列された複数の単位画素を含み、それぞれの単位画素は、フォトダイオードと、フォトダイオードに蓄積された電荷を浮遊拡散領域(FD(Floating Diffusion))に転送する転送ゲートと、浮遊拡散領域の電荷をリセットするリセットトランジスタとを備える。イメージセンサ19は、画像データを出力する。
コイル17X,17Yと、マグネット18X,18Yと、光学系81と、イメージセンサ19とは、ソケット23に収容されている。弾性体で構成されるサスペンション20は、補正レンズ21を支持するためにカメラモジュール4のレンズホルダ内に設けられる。
コイル17Xとマグネット18Xとは、補正レンズ21をX軸方向に駆動する第1のアクチュエータを構成する。コイル17Yとマグネット18Yは、補正レンズ21をY軸方向に駆動する第2のアクチュエータを構成する。
コイル17Xに流れる電流と、マグネット18Xが発生する磁界とによって電磁力が発生し、補正レンズ21がX軸方向に移動する。コイル17Xに流れる電流の向きを逆にすると、補正レンズ21がX軸方向の逆向きに移動する。コイル17Xに流れる電流が大きくなるほど、補正レンズ21のX軸方向への移動量が大きくなる。
コイル17Yに流れる電流と、マグネット18Yが発生する磁界とによって電磁力が発生し、補正レンズ21がY軸方向に移動する。コイル17Yに流れる電流の向きを逆にすると、補正レンズ21がY軸方向の逆向きに移動する。コイル17Yに流れる電流が大きくなるほど、補正レンズ21のY軸方向への移動量が大きくなる。
信号処理回路16は、イメージセンサ19から出力される画像データのA/D変換、増幅などを行なう。
制御IC2は、制御部51と、第1メモリ11と、第2メモリ12とを備える。制御部51は、ドライバ10と、テスト回路9と、スイッチSWと、手振れ補正部8と、傾き補正部13と、加算器14と、加算器15とを備える。
手振れ補正部8は、振動検出センサ6による検出結果に基づいて光学系81における光軸のブレを検出し、ブレを補正するために、X軸方向の補正レンズ21の位置補正量とY軸方向の補正レンズ21の位置補正量を算出する。手振れ補正部8は、X軸方向の補正レンズ21の位置補正量に対応するX軸方向に対するドライバ出力値TXと、Y軸方向の補正レンズ21の位置補正量に対応するY軸方向に対するドライバ出力値TYとを求める。
第1メモリ11は、カメラモジュール4の標準の傾きでの第1の力に対するX軸方向の補正レンズ21の位置補正量に対応するX軸方向に対するドライバ出力値GX(以下、X軸方向重力補正量)とY軸方向の補正レンズ21の位置補正量に対応するY軸方向に対するドライバ出力値GY(以下、Y軸方向重力補正量)を記憶する。
第2メモリ12は、第2の力に対するX軸方向の補正レンズ21の位置補正量に対応するX軸方向に対するドライバ出力値MX(以下、X軸方向サスペンション不平衡補正量)とY軸方向の補正レンズ21の位置補正量に対応するY軸方向に対するドライバ出力値MY(以下、Y軸方向サスペンション不平衡補正量)を記憶する。
傾き補正部13は、傾き検出センサ7により検出されたカメラモジュール4の傾きと、第1メモリ11に記憶されているドライバ出力値GXとドライバ出力値GYとに基づいて、検出されたカメラモジュール4の傾きでの第1の力に対するX軸方向の補正レンズ21の位置補正量に対応するX軸方向に対するドライバ出力値GX′を算出する。傾き補正部13は、さらに、Y軸方向の補正レンズ21の位置補正量に対応するY軸方向に対するドライバ出力値GY’を算出する。
図7は、カメラモジュール4の傾きの例を表わす図である。
第1の力である重力とX軸の正方向(X+)とのなす角度がθであり、重力とY軸の正方向(Y+)とのなす角度がφのときに、以下の式が成り立つ。θおよびφは、傾き検出センサ7から傾き補正部13に供給される。θおよびφが0のときのカメラモジュール4の傾きが、カメラモジュール4の標準の傾きである。
GX′=GXcos(θ)…(A1)
GY′=GYcos(φ)…(A2)
加算器14は、手振れ補正部8の出力(ドライバ出力値TX、TY)と、傾き補正部13の出力(ドライバ出力値GX′、GY′)とを加算する。
加算器15は、加算器14の出力(TX+GX′、TY+GY′)と、第2メモリ12に記憶されているドライバ出力値MX、MYとを加算する。
スイッチSWは、通常動作時には、加算器15の出力(TX+GX′+MX、TY+GY′+MY)をドライバ10に供給する。スイッチSWは、補正レンズ21の位置のキャリブレーション時には、テスト回路9の出力をドライバ10に供給する。
ドライバ10は、補正レンズ21を駆動する。ドライバ10は、スイッチSWからの出力に基づいて、コイル17X,17Yに電流を供給する。ドライバ10は、スイッチSWから出力されるX軸方向に対するドライバ出力値に応じた電流をコイル17Xに供給する。ドライバ10は、スイッチSWから出力されるY軸方向に対するドライバ出力値に応じた電流をコイル17Yに供給する。
コイル17Xに電流が供給されることによって、補正レンズ21が光軸に垂直な面内で電流の大きさに応じた分だけX軸方向にシフトする。コイル17Yに電流が供給されることによって、補正レンズ21が光軸に垂直な面内で電流の大きさに応じた分だけY軸方向にシフトする。
テスト回路9は、補正レンズ21の位置のキャリブレーション時に、Host_CPU3からの指示信号に従って、補正レンズ21を駆動するドライバ10にドライバ出力値を出力する。
テスト回路9は、補正レンズ21の位置のキャリブレーション時に、Host_CPU3からの信号に従って、X軸方向重力補正量GXと、Y軸方向重力補正量GYとを第1メモリ11に書き込む。テスト回路9は、補正レンズ21の位置のキャリブレーション時に、Host_CPU3からの信号に従って、X軸方向サスペンション不平衡補正量MXと、軸方向サスペンション不平衡補正量MYとを第2メモリ12に書き込む。
スイッチSWは、キャリブレーション時にテスト回路9とドライバ10とを接続する。スイッチSWは、キャリブレーション時にテスト回路9の出力をドライバ10に供給する。スイッチSWは、通常動作時に加算器15とドライバ10とを接続する。スイッチSWは、通常動作時に加算器15の出力をドライバ10に供給する。
以上のように、本実施の形態によれば、予め記憶された重力に対する補正量と、サスペンションから受ける力に対する補正量とを用いることによって、手振れ補正のための補正レンズの位置を検出する素子を設けなくても、重力およびサスペンションから受ける力による補正レンズの変位を適切に補正することができる。
[第3の実施形態]
図8(a)は、カメラモジュール4を表わす図である。カメラモジュール4は、補正レンズ21を含む光学系、および光学系を制御する制御IC2を備える。 図8(b)は、第3の実施形態における補正レンズ21の位置のキャリブレーション時のカメラモジュールおよびチャートの位置を表わす図である。
図8に示すように、光学系81の光軸が重力方向に垂直になるように設定される。Z-方向に光学系81の光軸に対して垂直にチャートシート5が設けられる。チャートシート5上にチャート71が印刷されている。カメラモジュール4が組み込まれているソケット23がロール方向に回転可能に設定される。
図9〜図14は、第3の実施形態における補正レンズ21の位置のキャリブレーションの手順を表わす図である。
図15は、キャリブレーションの第1処理時の補正レンズ21の位置を説明するための図である。図16は、キャリブレーションの第2処理時の補正レンズ21の位置を説明するための図である。図17は、キャリブレーションの第4処理時の補正レンズ21の位置を説明するための図である。図18は、キャリブレーションの第5処理時の補正レンズ21の位置を説明するための図である。
ステップS100において、Host_CPU3は、テスト回路9を有効にするように指示する信号を制御IC2に出力する。これにより、制御IC2は、テスト回路9を有効にする。また、Host_CPU3は、スイッチSWを制御して、テスト回路9とドライバ10とを接続させる。
ステップS101において、カメラモジュール4のソケット23は、X+方向が重力方向と一致するような傾きに設定される。
次に、ステップS102〜S113の第1処理が実行される。
ステップS102において、Host_CPU3は、補正レンズ21をX-方向の端へ移動させるための指示値PXを制御IC2に送信する。
ステップS103において、制御IC2のテスト回路9は、指示値とドライバ出力値の対応テーブルに従って、受信した指示値PXに基づいて、補正レンズ21をX方向の端へ移動させるドライバ出力値IXを特定し、特定したトライバ出力値IXを表わす制御信号をドライバ10へ送る。ドライバ10は、制御信号で表されるドライバ出力値(電流)IXをコイル17Xに供給する。コイル17Xから発生する磁界の変化で補正レンズ21がX-方向に変位する(図15(a)に示す)。
ステップS104において、カメラモジュール4のイメージセンサ19は、チャート71を撮影して画像データを出力し、カメラモジュール4の信号処理回路は、画像データを信号処理(増幅、ノイズ除去、A/D変換など)して、Host_CPU3に送る。
ステップS105において、Host_CPU3は、受信した画像データからチャート71のX座標X1を判断する。
ステップS106において、Host_CPU3は、補正レンズ21をX+方向の端へ移動させるための指示値PXを制御IC2に送信する。
ステップS107において、制御IC2のテスト回路9は、指示値とドライバ出力値の対応テーブルに従って、受信した指示値PXに基づいて、補正レンズ21をX+方向の端へ移動させるドライバ出力値IXを特定し、特定したトライバ出力値IXを表わす制御信号をドライバ10へ送る。ドライバ10は、制御信号で表されるドライバ出力値(電流)IXをコイル17Xに供給する。コイル17Xから発生する磁界の変化で補正レンズ21がX+方向に変位する(図15(b)に示す)。
ステップS108において、カメラモジュール4のイメージセンサ19は、チャート71を撮影して画像データを出力し、カメラモジュール4の信号処理回路は、画像データを信号処理(増幅、ノイズ除去、A/D変換など)して、Host_CPU3に送る。
ステップS109において、Host_CPU3は、受信した画像データからチャート71のX座標X2を判断する。
ステップS110において、Host_CPU3は、カメラモジュール4のイメージセンサ19から出力される画像データのチャート71のX座標が(X1+X2)/2となるようにテスト回路9への指示値PXを順次変化させる。
ステップS111において、制御IC2のテスト回路9が、指示値とドライバ出力値の対応テーブルに従って、順次受信する指示値PXに基づいて、ドライバ出力値IXが順次変化するように制御信号を順次変化させる。ドライバ10は、順次変化する制御信号で表されるドライバ出力値(電流)IXをコイル17Xに供給する。コイル17Xから発生する磁界の変化で補正レンズ21が順次X方向に変位する(図15(c)に示す)。
ステップS112において、カメラモジュール4のイメージセンサ19は、順次チャート71を撮影して画像データを順次出力し、カメラモジュール4の信号処理回路は、順次生成される画像データを信号処理(増幅、ノイズ除去、A/D変換など)して、Host_CPU3に送る。
ステップS113において、Host_CPU3は、受信した画像データからチャート71のX座標が(X1+X2)/2のときの指示値OUT1を保持する。
次に、ステップS114〜S126の第2処理が実行される。
ステップS114において、カメラモジュール4のソケット23は、X-方向が重力方向と一致するような傾きに設定される。
ステップS115において、Host_CPU3は、補正レンズ21をX+方向の端へ移動させるための指示値PXを制御IC2に送信する。
ステップS116において、制御IC2のテスト回路9は、指示値とドライバ出力値の対応テーブルに従って、受信した指示値PXに基づいて、補正レンズ21をX+方向の端へ移動させるドライバ出力値IXを特定し、特定したトライバ出力値IXを表わす制御信号をドライバ10へ送る。ドライバ10は、制御信号で表されるドライバ出力値(電流)IXコイル17Xに供給する。コイル17Xから発生する磁界の変化で補正レンズ21がX-方向に変位する(図16(a)に示す)。
ステップS117において、カメラモジュール4のイメージセンサ19は、チャート71を撮影して画像データを出力し、カメラモジュール4の信号処理回路は、画像データを信号処理(増幅、ノイズ除去、A/D変換など)して、Host_CPU3に送る。
ステップS118において、Host_CPU3は、受信した画像データからチャート71のX座標X3を判断する。
ステップS119において、Host_CPU3は、補正レンズ21をX-方向の端へ移動させるための指示値PXを制御IC2に送信する。
ステップS120において、制御IC2のテスト回路9は、指示値とドライバ出力値の対応テーブルに従って、受信した指示値PXに基づいて、補正レンズ21をX-方向の端へ移動させるドライバ出力値IXを特定し、特定したトライバ出力値IXを表わす制御信号をドライバ10へ送る。ドライバ10は、制御信号で表されるドライバ出力値(電流)IXをコイル17Xに供給する。コイル17Xから発生する磁界の変化で補正レンズ21がX-方向に変位する(図16(b)に示す)。
ステップS121において、カメラモジュール4のイメージセンサ19は、チャート71を撮影して画像データを出力し、カメラモジュール4の信号処理回路は、画像データを信号処理(増幅、ノイズ除去、A/D変換など)して、Host_CPU3に送る。
ステップS122において、Host_CPU3は、受信した画像データからチャート71のX座標X4を判断する。
ステップS123において、Host_CPU3は、カメラモジュール4のイメージセンサ19から出力される画像データのチャート71のX座標が(X3+X4)/2となるようにテスト回路9への指示値PXを順次変化させる。
ステップS124において、制御IC2のテスト回路9が、指示値とドライバ出力値の対応テーブルに従って、順次受信する指示値PXに基づいて、ドライバ出力値IXが順次変化するように制御信号を順次変化させる。ドライバ10は、順次変化する制御信号で表されるドライバ出力値(電流)IXをコイル17Xに供給する。コイル17Xから発生する磁界の変化で補正レンズ21が順次X方向に変位する(図16(c)に示す)。
ステップS125において、カメラモジュール4のイメージセンサ19は、順次チャート71を撮影して画像データを順次出力し、カメラモジュール4の信号処理回路は、順次生成される画像データを信号処理(増幅、ノイズ除去、A/D変換など)して、Host_CPU3に送る。
ステップS126において、Host_CPU3は、受信した画像データからチャート71のX座標が(X3+X4)/2のときの指示値OUT2を保持する。
次に、ステップS127〜S129の第3処理が実行される。
ステップS127において、Host_CPU3は、保持している指示値OUT1とOUT2に基づいて、X軸方向重力補正量OUTGXと、X軸方向サスペンション不平衡補正量OUTMXを算出する。OUT1は、重力とサスペンション20の不平衡を補正しているため、OUT1=OUTMX+OUTGXとなる。OUT2は、重力とサスペンション20の不平衡を補正しており、かつ、カメラモジュール4のソケット23を180度回転させたことによってOUT1を測定した状態から重力の影響は反転しているので、OUT2=OUTMX−OUTGXとなる。従って、X軸方向重力補正量OUTGXと、X軸方向サスペンション不平衡補正量OUTMXとは、以下の式で表される。
OUTGX=(OUT1−OUT2)/2…(A3)
OUTMX=(OUT1+OUT2)/2…(A4)
ステップS128において、Host_CPU3は、X軸方向重力補正量OUTGXを制御IC2へ送る。制御IC2のテスト回路9は、指示値とドライバ出力値の対応テーブルに従って、受信したX軸方向重力補正量OUTGXをドライバ10の出力値に変換して変換した値GXを第1メモリ11へ書き込む。
ステップS129において、Host_CPU3は、X軸方向サスペンション不平衡補正量OUTMXを制御IC2へ送る。制御IC2のテスト回路9は、指示値とドライバ出力値の対応テーブルに従って、受信したX軸方向サスペンション不平衡補正量OUTMXをドライバ10の出力値に変換して、変換した値MXを第2メモリ12へ書き込む。
次に、ステップS130〜S142の第4処理が実行される。
ステップS130において、カメラモジュール4のソケット23は、Y+方向が重力方向と一致するような傾きに設定される。
ステップS131において、Host_CPU3は、補正レンズ21をY-方向の端へ移動させるための指示値PYを制御IC2に送信する。
ステップS132において、制御IC2のテスト回路9は、指示値とドライバ出力値の対応テーブルに従って、受信した指示値PYに基づいて、補正レンズ21をY方向の端へ移動させるドライバ出力値IYを特定し、特定したトライバ出力値IYを表わす制御信号をドライバ10へ送る。ドライバ10は、制御信号で表されるドライバ出力値(電流)IYをコイル17Yに供給する。コイル17Yから発生する磁界の変化で補正レンズ21がY-方向に変位する(図17(a)に示す)。
ステップS133において、カメラモジュール4のイメージセンサ19は、チャート71を撮影して画像データを出力し、カメラモジュール4の信号処理回路は、画像データを信号処理(増幅、ノイズ除去、A/D変換など)して、Host_CPU3に送る。
ステップS134において、Host_CPU3は、受信した画像データからチャート71のY座標Y1を判断する。
ステップS135において、Host_CPU3は、補正レンズ21をY+方向の端へ移動させるための指示値PYを制御IC2に送信する。
ステップS136において、制御IC2のテスト回路9は、指示値とドライバ出力値の対応テーブルに従って、受信した指示値PYに基づいて、補正レンズ21をY+方向の端へ移動させるドライバ出力値IYを特定し、特定したトライバ出力値IYを表わす制御信号をドライバ10へ送る。ドライバ10は、制御信号で表されるドライバ出力値(電流)IYをコイル17Yに供給する。コイル17Yから発生する磁界の変化で補正レンズ21がY+方向に変位する(図17(b)に示す)。
ステップS137において、カメラモジュール4のイメージセンサ19は、チャート71を撮影して画像データを出力し、カメラモジュール4の信号処理回路は、画像データを信号処理(増幅、ノイズ除去、A/D変換など)して、Host_CPU3に送る。
ステップS138において、Host_CPU3は、受信した画像データからチャート71のY座標Y2を判断する。
ステップS139において、Host_CPU3は、カメラモジュール4のイメージセンサ19から出力される画像データのチャート71のY座標が(Y1+Y2)/2となるようにテスト回路9への指示値PYを順次変化させる。
ステップS140において、制御IC2のテスト回路9が、指示値とドライバ出力値の対応テーブルに従って、順次受信する指示値PYに基づいて、ドライバ出力値IYが順次変化するように制御信号を順次変化させる。ドライバ10は、順次変化する制御信号で表されるドライバ出力値(電流)IYをコイル17Yに供給する。コイル17Yから発生する磁界の変化で補正レンズ21が順次Y方向に変位する(図17(c)に示す)。
ステップS141において、カメラモジュール4のイメージセンサ19は、順次チャート71を撮影して画像データを順次出力し、カメラモジュール4の信号処理回路は、順次生成される画像データを信号処理(増幅、ノイズ除去、A/D変換など)して、Host_CPU3に送る。
ステップS142において、Host_CPU3は、受信した画像データからチャート71のY座標が(Y1+Y2)/2のときの指示値OUT3を保持する。
次に、ステップS143〜S155の第5処理が実行される。
ステップS143において、カメラモジュール4は、Y-方向が重力方向と一致するような傾きに設定される。
ステップS144において、Host_CPU3は、補正レンズ21をY+方向の端へ移動させるための指示値PYを制御IC2に送信する。
ステップS145において、制御IC2のテスト回路9は、指示値とドライバ出力値の対応テーブルに従って、受信した指示値PYに基づいて、補正レンズ21をY+方向の端へ移動させるドライバ出力値IYを特定し、特定したトライバ出力値IYを表わす制御信号をドライバ10へ送る。ドライバ10は、制御信号で表されるドライバ出力値(電流)IYをコイル17Yに供給する。コイル17Yから発生する磁界の変化で補正レンズ21がY-方向に変位する(図18(a)に示す)。
ステップS146において、カメラモジュール4のイメージセンサ19は、チャート71を撮影して画像データを出力し、カメラモジュール4の信号処理回路は、画像データを信号処理(増幅、ノイズ除去、A/D変換など)して、Host_CPU3に送る。
ステップS147において、Host_CPU3は、受信した画像データからチャート71のY座標Y3を判断する。
ステップS148において、Host_CPU3は、補正レンズ21をY-方向の端へ移動させるための指示値PYを制御IC2に送信する。
ステップS149において、制御IC2のテスト回路9は、指示値とドライバ出力値の対応テーブルに従って、受信した指示値PYに基づいて、補正レンズ21をY-方向の端へ移動させるドライバ出力値IYを特定し、特定したトライバ出力値IYを表わす制御信号をドライバ10へ送る。ドライバ10は、制御信号で表されるドライバ出力値(電流)IYをコイル17Yに供給する。コイル17Yから発生する磁界の変化で補正レンズ21がY-方向に変位する(図18(b)に示す)。
ステップS150において、カメラモジュール4のイメージセンサ19は、チャート71を撮影して画像データを出力し、カメラモジュール4の信号処理回路は、画像データを信号処理(増幅、ノイズ除去、A/D変換など)して、Host_CPU3に送る。
ステップS151において、Host_CPU3は、受信した画像データからチャート71のY座標Y4を判断する。
ステップS152において、Host_CPU3は、カメラモジュール4のイメージセンサ19から出力される画像データのチャート71のY座標が(Y3+Y4)/2となるようにテスト回路9への指示値PYを順次変化させる。
ステップS153において、制御IC2のテスト回路9が、指示値とドライバ出力値の対応テーブルに従って、順次受信する指示値PYに基づいて、ドライバ出力値IYが順次変化するように制御信号を順次変化させる。ドライバ10は、順次変化する制御信号で表されるドライバ出力値(電流)IYをコイル17Yに供給する。コイル17Yから発生する磁界の変化で補正レンズ21が順次Y方向に変位する(図18(c)に示す)。
ステップS154において、カメラモジュール4のイメージセンサ19は、順次チャート71を撮影して画像データを順次出力し、カメラモジュール4の信号処理回路は、順次生成される画像データを信号処理(増幅、ノイズ除去、A/D変換など)して、Host_CPU3に送る。
ステップS155において、Host_CPU3は、受信した画像データからチャート71のY座標が(Y3+Y4)/2のときの指示値OUT4を保持する。
次に、ステップS156〜S159の第6処理が実行される。
ステップS156において、Host_CPU3は、保持している指示値OUT3とOUT4に基づいて、重力補正量OUTGYと、サスペンション20不平衡補正量OUTMYを算出する。OUT3は、重力とサスペンション20の不平衡を補正しているため、OUT3=OUTMY+OUTGYとなる。OUT4は、重力とサスペンション20の不平衡を補正しており、かつ、カメラモジュール4のソケット23を180度回転させたことによってOUT3を測定した状態から重力の影響は反転しているので、OUT4=OUTMY−OUTGYとなる。従って、Y軸方向重力補正量OUTGYと、Y軸方向サスペンション不平衡補正量OUTMYとは、以下の式で表される。
OUTGY=(OUT3−OUT4)/2…(A5)
OUTMY=(OUT3+OUT4)/2…(A6)
ステップS157において、Host_CPU3は、Y軸方向重力補正量OUTGYを制御IC2へ送る。制御IC2のテスト回路9は、指示値とドライバ出力値の対応テーブルに従って、受信したY軸方向重力補正量OUTGYをドライバ10の出力値に変換して、変換した値GYを第1メモリ11へ書き込む。
ステップS158において、Host_CPU3は、Y軸方向サスペンション不平衡補正量OUTMYを制御IC2へ送る。制御IC2のテスト回路9は、指示値とドライバ出力値の対応テーブルに従って、受信したY軸方向サスペンション不平衡補正量OUTMYをドライバ10の出力値に変換して、変換した値MYを第2メモリ12へ書き込む。
ステップS159において、Host_CPU3は、テスト回路9を無効にするように指示する信号を制御IC2に出力する。これにより、制御IC2は、テスト回路9を無効にする。また、Host_CPU3は、スイッチSWを制御して、加算器15とドライバ10とを接続させる。
なお、Host_CPU3が、OUT1〜OUT4を制御IC2へ送り、制御IC2のテスト回路9が、OUT1〜OUT4から、OUTGX、OUTMX、OUTMX、OUTMYを算出することとしてもよい。
以上のように、本実施の形態によれば、重力およびサスペンション不平衡に基づく補正レンズの変位を補正するための補正量を第1メモリおよび第2メモリに書き込むことができる。これにより、カメラモジュールの実際の動作時(通常動作時)に、これらの補正量を用いることによって、手振れ補正時の補正レンズの位置を適切に制御することができる。
[第4の実施形態]
図19は、第4の実施形態における補正レンズ21の位置のキャリブレーション時のカメラモジュール4およびチャート71の位置を表わす図である。
図20〜図23は、第4の実施形態における補正レンズ21の位置のキャリブレーションの手順を表わす図である。
ステップS200において、Host_CPU3は、テスト回路9を有効にするように指示する信号を制御IC2に出力する。これにより、制御IC2は、テスト回路9を有効にする。また、Host_CPU3は、スイッチSWを制御して、テスト回路9とドライバ10とを接続させる。
ステップS201において、カメラモジュール4が組み込まれているソケット23は、上向きの状態、すなわちZ+方向が重力方向と一致するような傾きに設定される。チャートシート5は、カメラモジュール4のソケット23からZ-方向に所定距離だけ離れてZ軸に垂直に設置される(図19(a)に示す)。
ステップS202において、Host_CPU3は、補正レンズ21をX-方向の端へ移動させるための指示値PXを制御IC2に送信する。
ステップS203において、制御IC2のテスト回路9は、指示値とドライバ出力値の対応テーブルに従って、受信した指示値PXに基づいて、補正レンズ21をX方向の端へ移動させるドライバ出力値IXを特定し、特定したトライバ出力値IXを表わす制御信号をドライバ10へ送る。ドライバ10は、制御信号で表されるドライバ出力値(電流)IXをコイル17Xに供給する。コイル17Xから発生する磁界の変化で補正レンズ21がX-方向に変位する。
ステップS204において、カメラモジュール4のイメージセンサ19は、チャート71を撮影して画像データを出力し、カメラモジュール4の信号処理回路は、画像データを信号処理(増幅、ノイズ除去、A/D変換など)して、Host_CPU3に送る。
ステップS205において、Host_CPU3は、受信した画像データからチャート71のX座標X1を判断する。
ステップS206において、Host_CPU3は、補正レンズ21をX+方向の端へ移動させるための指示値PXを制御IC2に送信する。
ステップS207において、制御IC2のテスト回路9は、指示値とドライバ出力値の対応テーブルに従って、受信した指示値PXに基づいて、補正レンズ21をX+方向の端へ移動させるドライバ出力値IXを特定し、特定したトライバ出力値IXを表わす制御信号をドライバ10へ送る。ドライバ10は、制御信号で表されるドライバ出力値(電流)IXをコイル17Xに供給する。コイル17Xから発生する磁界の変化で補正レンズ21がX+方向に変位する。
ステップS208において、カメラモジュール4のイメージセンサ19は、チャート71を撮影して画像データを出力し、カメラモジュール4の信号処理回路は、画像データを信号処理(増幅、ノイズ除去、A/D変換など)して、Host_CPU3に送る。
ステップS209において、Host_CPU3は、受信した画像データからチャート71のX座標X2を判断する。
ステップS210において、Host_CPU3は、カメラモジュール4のイメージセンサ19から出力される画像データのチャート71のX座標が(X1+X2)/2となるようにテスト回路9への指示値PXを順次変化させる。
ステップS211において、制御IC2のテスト回路9が、指示値とドライバ出力値の対応テーブルに従って、順次受信する指示値PXに基づいて、ドライバ出力値IXが順次変化するように制御信号を順次変化させる。ドライバ10は、順次変化する制御信号で表されるドライバ出力値(電流)IXをコイル17Xに供給する。コイル17Xから発生する磁界の変化で補正レンズ21が順次X方向に変位する。
ステップS212において、カメラモジュール4のイメージセンサ19は、順次チャート71を撮影して画像データを順次出力し、カメラモジュール4の信号処理回路は、順次生成される画像データを信号処理(増幅、ノイズ除去、A/D変換など)して、Host_CPU3に送る。
ステップS213において、Host_CPU3は、受信した画像データからチャート71のX座標が(X1+X2)/2のときの指示値OUTMXを保持する。
ステップS214において、Host_CPU3は、補正レンズ21をY-方向の端へ移動させるための指示値PYを制御IC2に送信する。
ステップS215において、制御IC2のテスト回路9は、指示値とドライバ出力値の対応テーブルに従って、受信した指示値PYに基づいて、補正レンズ21をY方向の端へ移動させるドライバ出力値IYを特定し、特定したトライバ出力値IYを表わす制御信号をドライバ10へ送る。ドライバ10は、制御信号で表されるドライバ出力値(電流)IYをコイル17Yに供給する。コイル17Yから発生する磁界の変化で補正レンズ21がY-方向に変位する。
ステップS216において、カメラモジュール4のイメージセンサ19は、チャート71を撮影して画像データを出力し、カメラモジュール4の信号処理回路は、画像データを信号処理(増幅、ノイズ除去、A/D変換など)して、Host_CPU3に送る。
ステップS217において、Host_CPU3は、受信した画像データからチャート71のY座標Y1を判断する。
ステップS218において、Host_CPU3は、補正レンズ21をY+方向の端へ移動させるための指示値PYを制御IC2に送信する。
ステップS219において、制御IC2のテスト回路9は、指示値とドライバ出力値の対応テーブルに従って、受信した指示値PYに基づいて、補正レンズ21をY+方向の端へ移動させるドライバ出力値IYを特定し、特定したトライバ出力値IYを表わす制御信号をドライバ10へ送る。ドライバ10は、制御信号で表されるドライバ出力値(電流)IYをコイル17Yに供給する。コイル17Yから発生する磁界の変化で補正レンズ21がY+方向に変位する。
ステップS220において、カメラモジュール4のイメージセンサ19は、チャート71を撮影して画像データを出力し、カメラモジュール4の信号処理回路は、画像データを信号処理(増幅、ノイズ除去、A/D変換など)して、Host_CPU3に送る。
ステップS221において、Host_CPU3は、受信した画像データからチャート71のY座標Y2を判断する。
ステップS222において、Host_CPU3は、カメラモジュール4のイメージセンサ19から出力される画像データのチャート71のY座標が(Y1+Y2)/2となるようにテスト回路9への指示値PYを順次変化させる。
ステップS223において、制御IC2のテスト回路9が、指示値とドライバ出力値の対応テーブルに従って、順次受信する指示値PYに基づいて、ドライバ出力値IYが順次変化するように制御信号を順次変化させる。ドライバ10は、順次変化する制御信号で表されるドライバ出力値(電流)IYをコイル17Yに供給する。コイル17Yから発生する磁界の変化で補正レンズ21が順次Y方向に変位する。
ステップS224において、カメラモジュール4のイメージセンサ19は、順次チャート71を撮影して画像データを順次出力し、カメラモジュール4の信号処理回路は、順次生成される画像データを信号処理(増幅、ノイズ除去、A/D変換など)して、Host_CPU3に送る。
ステップS225において、Host_CPU3は、受信した画像データからチャート71のY座標が(Y1+Y2)/2のときの指示値OUTMYを保持する。
ステップS226において、X軸方向およびY軸方向には、重力が作用しないので、OUTMX、OUTMYがサスペンション20の不平衡による影響を補正するサスペンション不平衡補正量となるので、Host_CPU3は、X軸方向サスペンション不平衡補正量OUTMXと、Y軸方向サスペンション不平衡補正量OUTMYを制御IC2へ送る。制御IC2のテスト回路9は、指示値とドライバ出力値の対応テーブルに従って、受信したX軸方向サスペンション不平衡補正量OUTMXと、Y軸方向サスペンション不平衡補正量OUTMYをドライバ10の出力値に変換して、変換された値MX、MYと第2メモリ12へ書き込む。
ステップS227において、カメラモジュール4は、立てた状態、すなわちX-方向およびY-方向と重力方向との差が45度となるような一致するような傾きに設定される。チャートシート5は、カメラモジュール4のソケット23からZ-方向に所定距離だけ離れてZ軸に垂直に設置される(図19(b)、(c)に示す)。
ステップS228において、Host_CPU3は、補正レンズ21をX-方向の端へ移動させるための指示値PXを制御IC2に送信する。
ステップS229において、制御IC2のテスト回路9は、指示値とドライバ出力値の対応テーブルに従って、受信した指示値PXに基づいて、補正レンズ21をX方向の端へ移動させるドライバ出力値IXを特定し、特定したトライバ出力値IXを表わす制御信号をドライバ10へ送る。ドライバ10は、制御信号で表されるドライバ出力値(電流)IXをコイル17Xに供給する。コイル17Xから発生する磁界の変化で補正レンズ21がX-方向に変位する。
ステップS230において、カメラモジュール4のイメージセンサ19は、チャート71を撮影して画像データを出力し、カメラモジュール4の信号処理回路は、画像データを信号処理(増幅、ノイズ除去、A/D変換など)して、Host_CPU3に送る。
ステップS231において、Host_CPU3は、受信した画像データからチャート71のX座標X3を判断する。
ステップS232において、Host_CPU3は、補正レンズ21をX+方向の端へ移動させるための指示値PXを制御IC2に送信する。
ステップS233において、制御IC2のテスト回路9は、指示値とドライバ出力値の対応テーブルに従って、受信した指示値PXに基づいて、補正レンズ21をX+方向の端へ移動させるドライバ出力値IXを特定し、特定したトライバ出力値IXを表わす制御信号をドライバ10へ送る。ドライバ10は、制御信号で表されるドライバ出力値(電流)IXをコイル17Xに供給する。コイル17Xから発生する磁界の変化で補正レンズ21がX+方向に変位する。
ステップS234において、カメラモジュール4のイメージセンサ19は、チャート71を撮影して画像データを出力し、カメラモジュール4の信号処理回路は、画像データを信号処理(増幅、ノイズ除去、A/D変換など)して、Host_CPU3に送る。
ステップS235において、Host_CPU3は、受信した画像データからチャート71のX座標X4を判断する。
ステップS236において、Host_CPU3は、カメラモジュール4のイメージセンサ19から出力される画像データのチャート71のX座標が(X3+X4)/2となるようにテスト回路9への指示値PXを順次変化させる。
ステップS237において、制御IC2のテスト回路9が、指示値とドライバ出力値の対応テーブルに従って、順次受信する指示値PXに基づいて、ドライバ出力値IXが順次変化するように制御信号を順次変化させる。ドライバ10は、順次変化する制御信号で表されるドライバ出力値(電流)IXをコイル17Xに供給する。コイル17Xから発生する磁界の変化で補正レンズ21が順次X方向に変位する。
ステップS238において、カメラモジュール4のイメージセンサ19は、順次チャート71を撮影して画像データを順次出力し、カメラモジュール4の信号処理回路は、順次生成される画像データを信号処理(増幅、ノイズ除去、A/D変換など)して、Host_CPU3に送る。
ステップS239において、Host_CPU3は、受信した画像データからチャート71のX座標が(X3+X4)/2のときの指示値OUTXを保持する。
ステップS240において、Host_CPU3は、補正レンズ21をY-方向の端へ移動させるための指示値PYを制御IC2に送信する。
ステップS241において、制御IC2のテスト回路9は、指示値とドライバ出力値の対応テーブルに従って、受信した指示値PYに基づいて、補正レンズ21をY方向の端へ移動させるドライバ出力値IYを特定し、特定したトライバ出力値IYを表わす制御信号をドライバ10へ送る。ドライバ10は、制御信号で表されるドライバ出力値(電流)IYをコイル17Yに供給する。コイル17Yから発生する磁界の変化で補正レンズ21がY-方向に変位する。
ステップS242において、カメラモジュール4のイメージセンサ19は、チャート71を撮影して画像データを出力し、カメラモジュール4の信号処理回路は、画像データを信号処理(増幅、ノイズ除去、A/D変換など)して、Host_CPU3に送る。
ステップS243において、Host_CPU3は、受信した画像データからチャート71のY座標Y3を判断する。
ステップS244において、Host_CPU3は、補正レンズ21をY+方向の端へ移動させるための指示値PYを制御IC2に送信する。
ステップS245において、制御IC2のテスト回路9は、指示値とドライバ出力値の対応テーブルに従って、受信した指示値PYに基づいて、補正レンズ21をY+方向の端へ移動させるドライバ出力値IYを特定し、特定したトライバ出力値IYを表わす制御信号をドライバ10へ送る。ドライバ10は、制御信号で表されるドライバ出力値(電流)IYをコイル17Yに供給する。コイル17Yから発生する磁界の変化で補正レンズ21がY+方向に変位する。
ステップS246において、カメラモジュール4のイメージセンサ19は、チャート71を撮影して画像データを出力し、カメラモジュール4の信号処理回路は、画像データを信号処理(増幅、ノイズ除去、A/D変換など)して、Host_CPU3に送る。
ステップS247において、Host_CPU3は、受信した画像データからチャート71のY座標Y4を判断する。
ステップS248において、Host_CPU3は、カメラモジュール4のイメージセンサ19から出力される画像データのチャート71のY座標が(Y3+Y4)/2となるようにテスト回路9への指示値PYを順次変化させる。
ステップS249において、制御IC2のテスト回路9が、指示値とドライバ出力値の対応テーブルに従って、順次受信する指示値PYに基づいて、ドライバ出力値IYが順次変化するように制御信号を順次変化させる。ドライバ10は、順次変化する制御信号で表されるドライバ出力値(電流)IYをコイル17Yに供給する。コイル17Yから発生する磁界の変化で補正レンズ21が順次Y方向に変位する。
ステップS250において、カメラモジュール4のイメージセンサ19は、順次チャート71を撮影して画像データを順次出力し、カメラモジュール4の信号処理回路は、順次生成される画像データを信号処理(増幅、ノイズ除去、A/D変換など)して、Host_CPU3に送る。
ステップS251において、Host_CPU3は、受信した画像データからチャート71のY座標が(Y3+Y4)/2のときの指示値OUTYを保持する。
ステップS252において、Host_CPU3は、OUTX、OUTY、OUTMX、OUTMYから以下の式に従って、OUTGX、OUTGYを算出する。
OUTGX=√2*(OUTX−OUTMX)…(A7)
OUTGY=√2*(OUTY−OUTMY)…(A8)
ステップS226において、Host_CPU3は、X軸方向重力補正量OUTGX、Y軸方向重力補正量OUTGYを制御IC2へ送る。制御IC2のテスト回路9は、指示値とドライバ出力値の対応テーブルに従って、受信したX軸方向重力補正量OUTGX、Y軸方向重力補正量OUTGYをドライバ10の出力値に変換して、変換した値GX、GYを第1メモリ11へ書き込む。
ステップS227において、Host_CPU3は、テスト回路9を無効にするように指示する信号を制御IC2に出力する。これにより、制御IC2は、テスト回路9を無効にする。また、Host_CPU3は、スイッチSWを制御して、加算器15とドライバ10とを接続させる。
以上のように、本実施の形態によれば、第3の実施形態と同様に、重力およびサスペンション不平衡に基づく補正レンズの変位を補正するための補正量を第1メモリおよび第2メモリに書き込むことができる。これにより、カメラモジュールの実際の動作時(通常動作時)に、これらの補正量を用いることによって、手振れ補正時の補正レンズの位置を適切に制御することができる。
[第5の実施形態]
図24は、第5の実施形態における補正レンズ21の位置のキャリブレーションの手順の一部を表わす図である。
本実施の形態でも、第4の実施形態のステップS201〜S226を実行する。本実施の形態では、その後の処理が、第4の実施形態と相違する。以下、相違する処理について説明する。
ステップS327において、カメラモジュール4とチャートシート5との相対的な位置関係を維持するためにカメラモジュール4とチャートシート5の間に固定部材99a,99b,99cを取り付け、カメラモジュール4を前方に90度回転させ、その後横方向に45度回転させる。これによって、カメラモジュール4をチャートシート5との間の相対的な位置関係を維持しつつ、カメラモジュール4のX-方向およびY-方向と重力方向との差が45度となるような傾きに設定される。これによって、X3、X4、Y3、Y4を求める処理を省略できる(図19(b)に示す)。
ステップS328において、Host_CPU3は、カメラモジュール4のイメージセンサ19から出力される画像データのチャート71のX座標が(X1+X2)/2となるようにテスト回路9への指示値PXを順次変化させる。ここで、X1は、図20のステップS205で得られる値であり、X2は、図20のステップS209で得られる値である。
ステップS329において、制御IC2のテスト回路9が、指示値とドライバ出力値の対応テーブルに従って、順次受信する指示値PXに基づいて、ドライバ出力値IXが順次変化するように制御信号を順次変化させる。ドライバ10は、順次変化する制御信号で表されるドライバ出力値(電流)IXをコイル17Xに供給する。コイル17Xから発生する磁界の変化で補正レンズ21が順次X方向に変位する。
ステップS330において、カメラモジュール4のイメージセンサ19は、順次チャート71を撮影して画像データを順次出力し、カメラモジュール4の信号処理回路は、順次生成される画像データを信号処理(増幅、ノイズ除去、A/D変換など)して、Host_CPU3に送る。
ステップS331において、Host_CPU3は、受信した画像データからチャート71のX座標が(X1+X2)/2のときの指示値OUTXを保持する。
ステップS332において、Host_CPU3は、カメラモジュール4のイメージセンサ19から出力される画像データのチャート71のY座標が(Y1+Y2)/2となるようにテスト回路9への指示値PYを順次変化させる。ここで、Y1は、図21のステップS217で得られる値であり、Y2は、図21のステップS221で得られる値である。
ステップS333において、制御IC2のテスト回路9が、指示値とドライバ出力値の対応テーブルに従って、順次受信する指示値PYに基づいて、ドライバ出力値IYが順次変化するように制御信号を順次変化させる。ドライバ10は、順次変化する制御信号で表されるドライバ出力値(電流)IYをコイル17Yに供給する。コイル17Yから発生する磁界の変化で補正レンズ21が順次Y方向に変位する。
ステップS334において、カメラモジュール4のイメージセンサ19は、順次チャート71を撮影して画像データを順次出力し、カメラモジュール4の信号処理回路は、順次生成される画像データを信号処理(増幅、ノイズ除去、A/D変換など)して、Host_CPU3に送る。
ステップS335において、Host_CPU3は、受信した画像データからチャート71のY座標が(Y1+Y2)/2のときの指示値OUTYを保持する。
ステップS336において、Host_CPU3は、OUTX、OUTY、OUTMX、OUTMYから、OUTGX、OUTGYを算出する。OUTX、OUTYは、X軸方向およびY軸方向が重力方向と45度離れたときの重力とサスペンション20の不平衡を補正している。したがって、Host_CPU3は、以下の式を計算する。
OUTGX=√2*(OUTX−OUTMX)…(A9)
OUTGY=√2*(OUTY−OUTMY)…(A10)
ステップS337において、Host_CPU3は、X軸方向重力補正量OUTGX、Y軸方向重力補正量OUTGYを制御IC2へ送る。制御IC2のテスト回路9は、指示値とドライバ出力値の対応テーブルに従って、受信したX軸方向重力補正量OUTGX、Y軸方向重力補正量OUTGYをドライバ10の出力値に変換して、変換した値GX、GYを第1メモリ11へ書き込む。
ステップS338において、Host_CPU3は、テスト回路9を無効にするように指示する信号を制御IC2に出力する。これにより、制御IC2は、テスト回路9を無効にする。また、Host_CPU3は、スイッチSWを制御して、加算器15とドライバ10とを接続させる。
以上のように、本実施の形態によれば、第3および第4の実施形態と同様に、重力およびサスペンション不平衡に基づく補正レンズの変位を補正するための補正量を第1メモリおよび第2メモリに書き込むことができる。これにより、カメラモジュールの実際の動作時(通常動作時)に、これらの補正量を用いることによって、手振れ補正時の補正レンズの位置を適切に制御することができる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
2,52,62 制御IC、3,63 Host_CPU、4,54 カメラモジュール、5 チャートシート、6,101 振動検出センサ、7 傾き検出センサ、8 手振れ補正部、9 テスト回路、10 ドライバ、11 第1メモリ、12 第2メモリ、13 傾き補正部、14 加算器、15 加算器、16 信号処理回路、17X,17Y コイル、18X,18Y マグネット、19 イメージセンサ、20 サスペンション、21,110 補正レンズ、23 ソケット、51 信号処理部、53 PID制御部、55 ADC、56a,56b 位置検出素子、57 減算器、81 光学系、100 カメラコントローラ、102 傾き検出センサ、103 第1の記憶部、104 第2の記憶部、107 制御部、109 光学系、SW スイッチ。

Claims (16)

  1. カメラモジュールの手振れ補正を制御するカメラコントローラであって、
    前記カメラモジュールの傾きに応じて、カメラ座標系で作用する方向が変化する第1の力に対する補正量であって、前記カメラモジュールの標準の傾きでの第1の補正量を記憶する第1の記憶部と、
    振動検出センサによる検出結果に基づいて手振れ補正量を算出し、傾き検出センサにより検出されたカメラモジュールの傾きと前記標準の傾きとの差と前記第1の補正量とに基づいて、前記検出されたカメラモジュールの傾きでの傾き補正量を求め、前記手振れ補正量と、前記傾き補正量とに基づいて、光学系に含まれる補正レンズが光軸に垂直な面内でシフトするように前記補正レンズの位置を制御する制御部とを備えたカメラコントローラ。
  2. 前記カメラモジュールの傾きに応じて、カメラ座標系で作用する方向が変化しない第2の力に対する第2の補正量を記憶する第2の記憶部を備え、
    前記制御部は、前記手振れ補正量と、前記傾き補正量と、前記第2の補正量とに基づいて、光学系に含まれる補正レンズが光軸に垂直な面内でシフトするように前記補正レンズの位置を制御する、請求項1記載のカメラコントローラ。
  3. 前記制御部は、前記手振れ補正量と、前記検出されたカメラの傾きでの傾き補正量と、前記第2の補正量とを加算して得られる加算補正量に基づいて、前記補正レンズの位置を制御する、請求項2記載のカメラコントローラ。
  4. 前記第1の力は、重力であり、前記補正レンズが重力方向に変位し、
    前記第2の力は、サスペンションが前記補正レンズを支持する力であり、前記サスペンションを支持する力が前記補正レンズの部位によって相違することによって、前記補正レンズが変位する、請求項2記載のカメラコントローラ。
  5. 前記制御部は、
    前記補正レンズを駆動するためのドライバと、
    前記補正レンズの位置のキャリブレーション時に、ホストCPUからの指示信号に従って、前記補正レンズを駆動するドライバにドライバの出力値を出力するテスト回路と、
    前記キャリブレーション時に前記テスト回路の出力をドライバに供給し、通常動作時に前記加算補正量をドライバに供給するスイッチと備える、請求項2記載のカメラコントローラ。
  6. 前記テスト回路は、前記補正レンズの位置のキャリブレーション時に、前記ホストCPUからの信号に従って、前記第1の補正量を前記第1の記憶部に書き込み、前記ホストCPUからの信号に従って、前記第2の補正量を前記第2の記憶部に書き込む、請求項5記載のカメラコントローラ。
  7. カメラモジュールの手振れ補正に用いられる補正レンズのキャリブレーション方法であって、
    前記補正レンズには、第1の力と第2の力とが作用し、第1の力は、前記カメラモジュールの傾きに応じてカメラ座標系での作用する方向が変化する力であり、第2の力は、前記カメラモジュールの傾きに応じてカメラ座標系での作用する方向が変化しない力であり、前記補正レンズは、前記補正レンズを駆動するドライバの出力値によって変位量が変化し、前記カメラ座標系は、前記カメラモジュールの光学系の光軸と一致する第1軸と、前記第1軸と直交する第2軸および第3軸とを含み、
    前記カメラモジュールの第1軸の第1方向に所定距離離れて、前記カメラモジュールの前記第2軸および前記第3軸を含む平面と平行にチャートを含むシートを設置するステップと、
    前記第2軸の第1方向が前記第1の力の方向になるように前記カメラモジュールを回転させるステップと、
    前記補正レンズを前記第2軸の第1方向の端に移動させるように前記ドライバの出力値を設定したときのイメージセンサの出力画像中の前記チャートの前記第2軸の座標を第1座標として求めるステップと、
    前記補正レンズを前記第2軸の第2方向の端に移動させるように前記ドライバの出力値を設定したときの前記イメージセンサの出力画像中の前記チャートの前記第2軸の座標を第2座標として求めるステップと、
    前記補正レンズを前記第2軸に沿って移動させながら、前記イメージセンサの出力画像中の前記チャートの前記第2軸の座標が前記第1座標と前記第2座標の中点となるときの前記ドライバの出力値を第1のドライバの出力値とするステップと、
    前記第2軸の第2方向が前記第1の力の方向になるようにカメラモジュールを回転させるステップと、
    前記補正レンズを前記第2軸の第1方向の端に移動させるように前記ドライバの出力値を設定したときの前記イメージセンサの出力画像中の前記チャートの前記第2軸の座標を第3座標として求めるステップと、
    前記補正レンズを前記第2軸の第2方向の端に移動させるように前記ドライバの出力値を設定したときの前記イメージセンサの出力画像中の前記チャートの前記第2軸の座標を第4座標として求めるステップと、
    前記補正レンズを前記第2軸に沿って移動させながら、前記イメージセンサの出力画像中の前記チャートの前記第2軸の座標が前記第3座標と前記第4座標の中点となるときの前記ドライバの出力値を第2のドライバの出力値とするステップと、
    前記第1のドライバの出力値と前記第2のドライバの出力値とに基づいて、前記第1の力の方向が前記第2軸の第1の方向と一致したときの前記第1の力に対する前記第2軸の方向の補正量である第1の補正量と、前記第2の力に対する前記第2軸の方向の補正量である第2の補正量とを計算するステップとを備え、
    前記計算するステップは、
    前記第1のドライバの出力値と前記第2のドライバの出力値との和の1/2を計算して、前記第1の補正量とするステップと、
    前記第1のドライバの出力値から前記第2のドライバの出力値を減算した値の1/2を計算して、前記第2の補正量とするステップとを備える、補正レンズのキャリブレーション方法。
  8. 前記第3軸の第1方向が前記第1の力の方向になるように前記カメラモジュールを回転させるステップと、
    前記補正レンズを前記第3軸の第1方向の端に移動させるように前記ドライバの出力値を設定したときの前記イメージセンサの出力画像中の前記チャートの前記第3軸の座標を第5座標として求めるステップと、
    前記補正レンズを前記第3軸の第2方向の端に移動させるように前記ドライバの出力値を設定したときの前記イメージセンサの出力画像中の前記チャートの前記第3軸の座標を第6座標として求めるステップと、
    前記補正レンズを前記第3軸に沿って移動させながら、前記イメージセンサの出力画像中の前記チャートの前記第3軸の座標が前記第5座標と前記第6座標の中点となるときの前記ドライバの出力値を第3のドライバの出力値とするステップと、
    前記第3軸の第2方向が前記第1の力の方向になるように前記カメラモジュールを回転させるステップと、
    前記補正レンズを前記第3軸の第1方向の端に移動させるように前記ドライバの出力値を設定したときの前記イメージセンサの出力画像中の前記チャートの前記第3軸の座標を第7座標として求めるステップと、
    前記補正レンズを前記第3軸の第2方向の端に移動させるように前記ドライバの出力値を設定したときの前記イメージセンサの出力画像中の前記チャートの前記第3軸の座標を第8座標として求めるステップと、
    前記補正レンズを前記第3軸に沿って移動させながら、前記イメージセンサの出力画像中の前記チャートの前記第3軸の座標が前記第7座標と前記第8座標の中点となるときの前記ドライバの出力値を第4のドライバの出力値とするステップと、
    前記第3のドライバの出力値と前記第4のドライバの出力値とに基づいて、前記第1の力の方向が前記第3軸の第1方向と一致したときの前記第1の力に対する前記第3軸の方向の補正量である第3の補正量と、前記第2の力に対する前記第3軸の方向の補正量である第4の補正量とを計算するステップとを備え、
    前記計算するステップは、
    前記第3のドライバの出力値と前記第4のドライバの出力値との和の1/2を計算して、前記第3の補正量とするステップと、
    前記第3のドライバの出力値から前記第4のドライバの出力値を減算した値の1/2を計算して、前記第4の補正量とするステップとを備える、請求項7記載の補正レンズのキャリブレーション方法。
  9. カメラモジュールの手振れ補正に用いられる補正レンズのキャリブレーション方法であって、
    前記補正レンズには、第1の力と第2の力とが作用し、第1の力は、前記カメラモジュールの傾きに応じてカメラ座標系での作用する方向が変化する力であり、第2の力は、前記カメラモジュールの傾きに応じてカメラ座標系での作用する方向が変化しない力であり、前記補正レンズは、前記補正レンズを駆動するドライバの出力値によって変位量が変化し、前記カメラ座標系は、前記カメラモジュールの光学系の光軸と一致する第1軸と、前記第1軸と直交する第2軸および第3軸とを含み、
    前記第1軸の第1方向が前記第1の力の方向になるようにカメラモジュールを回転させるステップと、
    前記カメラモジュールの前記第1軸の第1方向に所定距離離れて、前記カメラモジュールの前記第2軸および前記第3軸を含む平面と平行にチャートを含むシートを設置するステップと、
    前記補正レンズを前記第2軸の第1方向の端に移動させるように前記ドライバの出力値を設定したときのイメージセンサの出力画像中の前記チャートの前記第2軸の座標を第1座標として求めるステップと、
    前記補正レンズを前記第2軸の第2方向の端に移動させるように前記ドライバの出力値を設定したときの前記イメージセンサの出力画像中の前記チャートの前記第2軸の座標を第2座標として求めるステップと、
    前記補正レンズを前記第2軸に沿って移動させながら、前記イメージセンサの出力画像中の前記チャートの前記第2軸の座標が前記第1座標と前記第2座標の中点となるときの前記ドライバの出力値を前記第2の力に対する前記第2軸の方向の補正量とするステップとを備える、補正レンズのキャリブレーション方法。
  10. 前記補正レンズを前記第3軸の第1方向の端に移動させるように前記ドライバの出力値を設定したときの前記イメージセンサの出力画像中の前記チャートの前記第3軸の座標を第3座標として求めるステップと、
    前記補正レンズを前記第3軸の第2方向の端に移動させるように前記ドライバの出力値を設定したときの前記イメージセンサの出力画像中の前記チャートの前記第3軸の座標を第4座標として求めるステップと、
    前記補正レンズを前記第3軸に沿って移動させながら、前記イメージセンサの出力画像中の前記チャートの前記第3軸の座標が前記第3座標と前記第4座標の中点となるときの前記ドライバの出力値を前記第2の力に対する前記第3軸の方向の補正量とするステップとを備える、請求項9記載の補正レンズのキャリブレーション方法。
  11. 前記第1軸が前記第1の力の方向と直交し、かつ前記第2軸の第2方向と前記第1の力の方向とが所定の角度となるようにカメラモジュールを回転させるステップと、
    前記カメラモジュールの前記第1軸の第1方向に所定距離離れて、前記カメラモジュールの前記第2軸および前記第3軸を含む平面と平行にチャートを含むシートを設置するステップと、
    前記補正レンズを前記第2軸の第1方向の端に移動させるように前記ドライバの出力値を設定したときの前記イメージセンサの出力画像中の前記チャートの前記第2軸の座標を第5座標として求めるステップと、
    前記補正レンズを前記第2軸の第2方向の端に移動させるように前記ドライバの出力値を設定したときの前記イメージセンサの出力画像中の前記チャートの前記第2軸の座標を第6座標として求めるステップと、
    前記補正レンズを前記第2軸に沿って移動させながら、前記イメージセンサの出力画像中の前記チャートの前記第2軸の座標が前記第5座標と前記第6座標の中点となるときの前記ドライバの出力値を第1のドライバの出力値とするステップと、
    前記第2の力に対する前記第2軸の方向の補正量と、前記第1のドライバの出力値とに基づいて、前記第1の力の方向が前記第2軸の第1方向と一致したときの前記第1の力に対する前記第2軸の方向の補正量である第1の補正量を計算するステップとを備える、請求項10記載の補正レンズのキャリブレーション方法。
  12. 前記補正レンズを前記第3軸の第1方向の端に移動させるように前記ドライバの出力値を設定したときの前記イメージセンサの出力画像中の前記チャートの前記第3軸の座標を第7座標として求めるステップと、
    前記補正レンズを前記第3軸の第2方向の端に移動させるように前記ドライバの出力値を設定したときの前記イメージセンサの出力画像中の前記チャートの前記第3軸の座標を第8座標として求めるステップと、
    前記補正レンズを前記第3軸に沿って移動させながら、前記イメージセンサの出力画像中の前記チャートの前記第3軸の座標が前記第7座標と前記第8座標の中点となるときの前記ドライバの出力値を第2のドライバの出力値とするステップと、
    前記第2の力に対する前記第3軸の方向の補正量と、前記第2のドライバの出力値とに基づいて、前記第1の力の方向が前記第3軸の第1方向と一致したときの前記第1の力に対する前記第3軸の方向の補正量である第2の補正量を計算するステップとを備える、請求項11記載の補正レンズのキャリブレーション方法。
  13. 前記シートと前記カメラモジュールの相対的な位置関係を維持しつつ、前記第1軸が前記第1の力の方向と直交し、かつ前記第2軸の第2方向と前記第1の力の方向とが所定の角度となるようにカメラモジュールを回転させるステップと、
    前記補正レンズを前記第2軸に沿って移動させながら、前記イメージセンサの出力画像中の前記チャートの前記第2軸の座標が前記第1座標と前記第2座標の中点となるときの前記ドライバの出力値を第3のドライバの出力値とするステップと、
    前記第2の力に対する前記第2軸の方向の補正量と、前記第3のドライバの出力値とに基づいて、前記第1の力の方向が前記第2軸の第1方向と一致したときの前記第1の力に対する前記第2軸の方向の補正量を計算するステップとを備える、請求項10記載の補正レンズのキャリブレーション方法。
  14. 前記補正レンズを前記第3軸に沿って移動させながら、前記イメージセンサの出力画像中の前記チャートの前記第3軸の座標が前記第3座標と前記第4座標の中点となるときの前記ドライバの出力値を第4のドライバの出力値とするステップと、
    前記第2の力に対する前記第3軸の方向の補正量と、前記第4のドライバの出力値とに基づいて、前記第1の力の方向が前記第3軸の第1方向と一致したときの前記第1の力に対する前記第3軸の方向の補正量を計算するステップとを備える、請求項13記載の補正レンズのキャリブレーション方法。
  15. 前記所定の角度は、45度であり、
    前記第1の補正量を計算するステップは、
    前記第1のドライバの出力値から前記第2の力に対する前記第2軸の方向の補正量を減算して、√2倍した値を前記第1の補正量とするステップを備え、
    前記第2の補正量を計算するステップは、
    前記第2のドライバの出力値から前記第2の力に対する前記第3軸の方向の補正量を減算して√2倍した値を前記第2の補正量とするステップを備える、請求項11〜14のいずれか1項に記載の補正レンズのキャリブレーション方法。
  16. 前記第1の力は、重力であり、前記補正レンズが重力方向に変位し、
    前記第2の力は、サスペンションが前記補正レンズを支持する力であり、前記サスペンションを支持する力が前記補正レンズの部位によって相違することによって、前記補正レンズが変位する、請求項7〜15のいずれか1項に記載の補正レンズのキャリブレーション方法。
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