JP2018105403A - 伝動装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】回転軸を支持する軸受を介して直接カバーへ振動が伝達されることを抑制することができる伝動装置を提供する。【解決手段】ケース4は、ハウジング5側の空間とカバー6側の空間とを隔てる第1壁部9を有し、第1壁部9に一体化されるとともに、第1壁部9と所定の間隔を空け、かつ第1壁部9に対向した第2壁部12aを有するサポート部材12を備え、回転軸11は、ハウジング6に設けられた第1軸受29と、第1壁部9に設けられた第2軸受30と、第2壁部12aに設けられた第3軸受32とにより保持されている。【選択図】図1
Description
この発明は、駆動力源の出力トルクを駆動輪に伝達する伝動装置に関し、特にその伝動装置に設けられた回転軸を支持する構造に関するものである。
特許文献1には、エンジンとモータとを駆動力源として備えたハイブリッド車両が記載されている。このハイブリッド車両は、エンジンの出力軸の回転中心軸と、そのトルクを駆動輪に伝達するギヤトレーン部の回転中心軸と、モータの回転中心軸と、デファレンシャルギヤユニットの回転中心軸とがそれぞれ平行に配置されており、それらの回転軸は、それらを収容したケースシングに回転可能に保持されている。また、ケースシングは、筒状に形成されたケースと、その一方の開口部を閉じるとともにエンジンボディが連結されるハウジングと、ケースの他方の開口部を閉じるカバーとにより構成されており、上記のそれぞれの回転軸の一方の端部は、そのカバーに取り付けられた軸受により支持されている。
特許文献1に記載されているようにカバーに取り付けられた軸受により、回転軸を支持すると、動力を伝達する際のギヤの噛み合いの変化や、トルクの変化などを要因として回転軸が振動した場合に、その振動が軸受を介してカバーに直接伝達される。上記のように各回転軸が平行に配置された複軸式の伝動装置では、ギヤなどの回転面に対して平行なカバーの面の面積が大きいため、軸受を介してカバーに振動が伝達された場合には、カバーが膜振動し、その振幅が大きくなり、異音が生じる可能性がある。
この発明は上記の技術的課題に着目してなされたものであって、回転軸を支持する軸受を介して直接カバーへ振動が伝達されることを抑制することができる伝動装置を提供することを目的とするものである。
上記の目的を達成するために、この発明は、駆動力源から出力されたトルクを駆動輪に伝達する回転軸と、前記回転軸を収容する筒状のケースと、前記ケースの一方の開口部を閉じるハウジングと、前記ケースの他方の開口部を閉じるカバーとを備えた伝動装置において、前記ケースは、前記ハウジング側の空間と前記カバー側の空間とを隔てる第1壁部を有し、前記第1壁部に一体化されるとともに、前記第1壁部と所定の間隔を空け、かつ前記第1壁部に対向した第2壁部を有するサポート部材を備え、前記回転軸は、前記ハウジングに設けられた第1軸受と、前記第1壁部に設けられた第2軸受と、前記第2壁部に設けられた第3軸受とにより保持されていることを特徴とするものである。
この発明によれば、筒状に形成されたケースに、そのケースの内部を二分する第1壁部が形成され、第1壁部に一体化されるとともに、第1壁部と所定の間隔を空け、かつ第1壁部に対向した第2壁部を有するサポート部材を備えている。そして、駆動力源のトルクを駆動輪に伝達する回転軸は、ケースの一方の端部を閉じるハウジングに設けられた第1軸受と、第1壁部に設けられた第2軸受と、第2壁部に設けられた第3軸受とにより保持されている。したがって、回転軸がトルクを伝達することによる振動や、回転軸に伝達された振動は、ハウジングやケースに伝達され、その後に、ケースの他方の端部を閉じるカバーに伝達される。そのように振動が伝達される過程で、ケースなどの剛性に応じて振動が低減されるため、カバーが振動することを抑制することや、その振動の振幅を低減することができる。
図1には、エンジンと二つのモータとを駆動力源として備えたハイブリッド車両の一例を示している。図1に示すハイブリッド車両Veは、エンジン1と、エンジン1の動力を駆動輪2に伝達する駆動装置Tとを備えており、その駆動装置Tは、ケーシング3に収容されている。このケーシング3は、筒状に形成されたケース4と、有底筒状に形成されたハウジング5と、有底筒状に形成されたカバー6とにより構成されている。上記のハウジング5は、ケース4の一方側の端部を閉じるようにケース4に図示しないボルトなどにより固定されている。また、カバー6は、ケース4の他方側の端部を閉じるようにケース4に図示しないボルトなどにより固定されている。
このケース4には、ハウジング5との間に囲われた空間(以下、第1収容部と記す)7と、カバー6との間に囲われた空間(以下、第2収容部と記す)8とを隔てる隔壁部9が形成されている。したがって、隔壁部9とハウジング5の底面、および隔壁部9とカバー6の底面とがそれぞれ対向して配置されている。そして、上記のカバー6の底面のうちのケーシング3の外側を向いた外表面には、マウント10が連結されており、そのマウント10を介してケーシング3が車体に取り付けられている。なお、上記隔壁部9が、この発明の実施形態における「第1壁部」に相当する。
エンジン1の出力軸11は、ハウジング5を貫通して第1収容部7まで延出し、更に、隔壁部9および後述するサポート部材12を貫通してカバー6の底面近傍まで延出している。その出力軸11には、第1収容部7内で動力分割機構13が連結され、更に出力軸11の先端にオイルポンプ14が連結されている。このオイルポンプ14は、出力軸11が回転することにより駆動されて、図示しないオイルパンからオイルを汲み上げる機械式オイルポンプであって、ギヤなどの摺動部の潤滑や冷却のためにオイルを吐出するように構成されている。また、オイルポンプ14のハウジングは、カバー6に固定されている。なお、エンジン1の出力軸11におけるハウジング5よりもエンジン1側の部分に、従来知られているフライホイールやバネダンパ、あるいはトルクリミッタが連結され、それらの出力軸がハウジング5を貫通して配置されていてもよい。
図1に示す動力分割機構13は、シングルピニオン型の遊星歯車機構により構成された差動機構であって、そのキャリヤ15にエンジン1の出力軸11が連結されている。動力分割機構13のサンギヤ16は、環状に形成されており、その内周部分に中空状に形成されたサンギヤ軸17が連結されている。そのサンギヤ軸17は、第2収容部8まで延出しており、その端部に、第1モータ18が連結されている。この第1モータ18は、発電機能を備えており、従来知られている永久磁石形の同期電動機などで構成することができる。なお、エンジン1の出力軸11の端部は、サンギヤ軸17の端部から軸線方向に延出している。
また、動力分割機構13のリングギヤ19には、外歯の出力ギヤ20が連結されており、その出力ギヤ20にカウンタドリブンギヤ21が噛み合っている。カウンタドリブンギヤ21は、出力軸11やサンギヤ軸17と平行に配置されたカウンタシャフト22に連結されており、さらに、カウンタシャフト22には、カウンタドリブンギヤ21と並んだ位置にデフドライブギヤ23が一体に形成されている。
デフドライブギヤ23は、デファレンシャルギヤユニット24のリングギヤ25に噛み合っており、そのデファレンシャルギヤユニット24を介して一対の駆動輪2にトルクを伝達することができるように構成されている。なお、デファレンシャルギヤユニット24の回転軸線は、上記エンジン1の出力軸11や、カウンタシャフト22のそれぞれの回転軸線と平行に配置されている。
さらに、第2モータ26からカウンタドリブンギヤ21にトルクを伝達することができるように構成されている。この第2モータ26は、第1モータ18の半径方向における外側に設けられている。すなわち、第2収容部8に収容されている。また、第2モータ26の回転軸線が、カウンタシャフト22の回転軸線と平行になるように配置されている。そして、第2モータ26の出力軸27は、第1収容部7まで延出しており、その端部に、カウンタドリブンギヤ21に噛み合う出力ギヤ28が連結されている。この第2モータ26は、第1モータ18と同様に発電機能を有するものであって、従来知られている永久磁石形の同期電動機などで構成することができる。
上述したようにエンジン1の出力軸11の回転軸線と、カウンタシャフト22の回転軸線と、第2モータ26の出力軸27の回転軸線と、デファレンシャルギヤユニット24の回転軸線とのそれぞれが平行に配置されている。具体的には、図2に示すように、カウンタシャフト22の回転軸線を囲うように、エンジン1の出力軸11の回転軸線と、第2モータ26の出力軸27の回転軸線と、デファレンシャルギヤユニット24の回転軸線とが配置されている。
上記のように複数の回転軸線が平行に配置されているため、それらを収容するケース4の開口面積や、ハウジング5およびカバー6の底面の面積(投影面積)は、各回転軸を同一軸線上に配置した場合よりも大きな面積となっている。したがって、カバー6に振動が伝達された場合には、各回転軸を同一直線上に配置した場合よりも、振動の振幅が大きくなる。
そのため、上記のハイブリッド車両Veは、エンジン1の出力軸11からカバー6に振動が直接伝達されないように構成されている。ここで、エンジン1の出力軸11の支持構造について説明する。図1に示す例では、ハウジング5の底面をエンジン1の出力軸11が貫通しており、その部分をハウジング5に取り付けられた第1軸受29により回転可能に支持されている。
また、エンジン1の出力軸11のうち動力分割機構13よりも第1モータ18側に延出した部分は、サンギヤ軸17の中空部に挿入されており、その挿入された箇所、より具体的には、軸線方向における隔壁部9が設けられている箇所に、サンギヤ軸17と出力軸11との相対回転を可能にする第2軸受30が設けられている。また、サンギヤ軸17の外周面のうち軸線方向における第2軸受30が設けられている箇所には、隔壁部9に取り付けられた第3軸受31が嵌合している。すなわち、第2軸受30は、実質的に、隔壁部9に支持されており、その第2軸受30により出力軸11が回転可能に支持されている。
また、上記の隔壁部9のうちのカバー6の底面に対向した側面には、有底円筒状のサポート部材12が取り付けられている。具体的には、サポート部材12の開口部を隔壁部9が閉じ、かつサポート部材12の底面12aと隔壁部9との間に所定の間隔を空け、その空間に第1モータ18を収容するように、サポート部材12が隔壁部9の側面にボルトなどにより一体化されている。また、サポート部材12の底面12aには貫通孔が形成されており、その貫通孔を出力軸11が貫通している。そして、そのサポート部材12の貫通孔には、第4軸受32が設けられており、その第4軸受32に出力軸11が回転可能に支持されている。すなわち、出力軸11は、上記第1軸受29と第2軸受30と第4軸受32とにより回転可能に支持されている。なお、サポート部材12の底面12aが、この発明の実施形態における「第2壁部」に相当し、上記第4軸受32が、この発明の実施例における「第3軸受」に相当する。
上記のように出力軸11を支持することにより、エンジン1の出力トルクの変動を要因とした振動や、動力分割機構13を構成するギヤがトルクを伝達することにより生じる振動などが出力軸11に伝達されたとしても、その振動は、第1軸受29と第2軸受30と第4軸受32とを介して、ハウジング5やケース4に伝達される。ハウジング5やケース4は、比較的剛性の高い部材であるものの、少なからず弾性係数を有するため、ケース4やハウジング5に伝達された振動が減衰される。その後、ケース4からカバー6に振動が伝達される。そのため、カバー6には、ケース4やハウジング5により減衰された振動が伝達されるため、カバー6に軸受を設けて出力軸11を支持する構成と比較して、カバー6の振動を低減することができる。その結果、カバー6が振動することを要因とした異音を抑制することができる。さらに、カバー6からマウント10を介して車体に伝達される振動も低減できるため、車体が振動することを抑制することができる。
なお、上述したように各回転軸線が平行に配置された伝動装置は、各回転軸線が同一直線上に配置された伝動装置と比較してカバー6の振幅が大きくなる傾向にあるため、上記の効果が顕著に表れるものの、この発明の実施形態における伝動装置は、いわゆる複軸式の伝動装置でなくてもよい。また、サポート部材12により支持する回転軸は、エンジン1の出力軸11に限定されず、第2モータ26の出力軸27など他の回転軸であってもよい。
1…エンジン、 2…駆動輪、 3…ケーシング、 4…ケース、 5…ハウジング、 6…カバー、 9…隔壁部、 11,27…出力軸、 12…サポート部材、 17…サンギヤ軸、 29,30,31,32…軸受、 T…駆動装置。
Claims (1)
- 駆動力源から出力されたトルクを駆動輪に伝達する回転軸と、前記回転軸を収容する筒状のケースと、前記ケースの一方の開口部を閉じるハウジングと、前記ケースの他方の開口部を閉じるカバーとを備えた伝動装置において、
前記ケースは、前記ハウジング側の空間と前記カバー側の空間とを隔てる第1壁部を有し、
前記第1壁部に一体化されるとともに、前記第1壁部と所定の間隔を空け、かつ前記第1壁部に対向した第2壁部を有するサポート部材を備え、
前記回転軸は、前記ハウジングに設けられた第1軸受と、前記第1壁部に設けられた第2軸受と、前記第2壁部に設けられた第3軸受とにより保持されている
ことを特徴とする伝動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016251771A JP2018105403A (ja) | 2016-12-26 | 2016-12-26 | 伝動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016251771A JP2018105403A (ja) | 2016-12-26 | 2016-12-26 | 伝動装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2018105403A true JP2018105403A (ja) | 2018-07-05 |
Family
ID=62786944
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2016251771A Pending JP2018105403A (ja) | 2016-12-26 | 2016-12-26 | 伝動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2018105403A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020060079A (ja) * | 2018-10-12 | 2020-04-16 | 株式会社タカギ | 水栓装置 |
-
2016
- 2016-12-26 JP JP2016251771A patent/JP2018105403A/ja active Pending
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JP2020060079A (ja) * | 2018-10-12 | 2020-04-16 | 株式会社タカギ | 水栓装置 |
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